JP2003527768A - 異種の通信、信号処理規格およびサービスをプロファイリングする方法 - Google Patents

異種の通信、信号処理規格およびサービスをプロファイリングする方法

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JP2003527768A
JP2003527768A JP2000617667A JP2000617667A JP2003527768A JP 2003527768 A JP2003527768 A JP 2003527768A JP 2000617667 A JP2000617667 A JP 2000617667A JP 2000617667 A JP2000617667 A JP 2000617667A JP 2003527768 A JP2003527768 A JP 2003527768A
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ラヴィ サブラマニアン
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モーフィックス テクノロジー インコーポレイテッド
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service

Abstract

(57)【要約】 異種の通信および信号処理規格をプロファイリングする方法は、分析(32)のための1セットの規格を選択することで始まる。次に、規格セットで実施される機能が、識別され(34)、ランク付けされる(36)。次に、1セットの高ランク付の機能が、カーネル(38)として実施される。このカーネル・セットが、通信および信号処理規格(42)のセットのうち任意の1つを実施することができるプログラム可能なプロセッサを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、1999年5月7日に出願された、「Apparatus and Method for P
rofiling Disparate Communications and Signal Processing Standards and Se
rvices」なる名称の暫定出願、米国特許出願通し番号60/133,130から
の優先権を主張している。
【0002】 (発明の簡単な説明) 本発明は、全般的に、多機能デジタル装置の設計に関する。一層詳しくは、本
発明は、異種の通信および信号処理規格およびサービスをプロファイリングして
アプリケーション専用プロセッサの開発を容易にする技術に関する。
【0003】 (発明の背景) 信号処理プロトコルおよび規格は、無線通信装置およびサービスの進歩につれ
て普及してきた。現在の通信プロトコルは、周波数分割多重(FDM)、時分割
多重アクセス(TDMA)および符号分割多重アクセス方式(CDMA)を含む
。米国、ヨーロッパ、日本および韓国は、すべて、各通信プロトコルのための自
前の規格を開発している。TDMA規格は、暫定規格136(IS−136)、
モービル用グロ―バル・システム(GSM)および一般パケット・ラジオ・サー
ビス(GPRS)を含む。CDMA規格は、全地球位置測定システム(OPS)
、暫定規格−95(IS−95)および広帯域CDMA(WCDMA)を含む。
無線通信サービスは、ページング、音声、データ・アプリケーションを含む。
【0004】 最近まで、無線通信装置は、単一の通信規格をサポートしていた。理論的には
、無線通信装置は、アプリケーションのために最小性能要件を特定する1セット
の機能ブロックを実現するようにプログラムされる多目的デジタル信号プロセッ
サ(DSP)を使用して設計し得る。これらの最小性能要件を達成するために、
システム設計者は、信号をコード化、送信および復号化するアルゴリズム(算術
、三角法、論理、制御、メモリ・アクセス、割り出し動作などのシーケンス)を
設計する。これらのアルゴリズムは、代表的には、ソフトウェアで特定される。
目標性能・仕様を達成するアルゴリズムのセットは、実行可能な仕様と集合的に
呼ばれる。次いで、この実行可能な仕様が、代表的には、コンパイラを使用して
コンパイルされ、DSP上で稼働する。多目的DSPの計算パワーが増大し、メ
モリのコストおよびサイズが低減しているにもかかわらず、設計者は、多目的D
SPを単に規格専用アプリケーションのための実行可能な仕様でプログラムする
だけでは、コスト、パワーおよび速度の要件を満たすことができなかった。
【0005】 付加的な専用の高速処理が必要であり、このようなことは、伝統的には、アプ
リケーション専用プロセッサを使用して満たされていた。ここで使用しているア
プリケーション専用プロセッサとは、アプリケーションに合わせて作成された1
セットのアルゴリズムの効果的な実行(パワー、面積、融通性)において優れて
いるプロセッサをいう。アプリケーション専用プロセッサは、意図されたアプリ
ケーション空間外にあるアルゴリズムに対して運用するには極めて不十分なもの
である。換言すれば、アプリケーション専用プロセッサの速度、パワー効率の向
上は機能融通性のコストを犠牲にする。
【0006】 現在、多数のアプリケーションおよび多数の規格にわたるサービスの種々のグ
レードをサポートする無線通信装置についての需要が大きくなりつつある。この
問題に対する今日の解決策は、本質的に、多数のアプリケーション専用プロセッ
サを相互に接続してマルチ規格動作を行わせ、それによって、設計リソースに関
するコスト、設計時間およびシリコン面積を加えることである。図1は、ブロッ
ク図形態において、この方法で設計した無線通信装置を示している。図1は、マ
イクロ・コントローラ・コア20と、メモリ24へのアクセスを有するDSP2
2とを含む。この無線通信装置は、また、1セットのアプリケーション専用固定
機能回路26A〜26D、すなわち、AMPS回路26A、CDMA回路26B
、IS−136回路26C、GSM回路26Dを包含する。
【0007】 前述のことに鑑みて、異種の通信および信号処理規格をプロファイリングし、
コスト、面積、パワーを効率的に使用して異種の通信、信号処理規格をサポート
する単一のプロセッサの実施を容易にする技術を得ることによって、アプリケー
ション専用の通信および信号プロセッサを排除することができれば非常に望まし
いであろう。
【0008】 (発明の概要) 本発明の方法は、異種の通信および信号処理規格をプロファイリングし、異種
の通信および信号処理規格の任意のものを実行するようにプログラムされ得るプ
ログラム可能なプロセッサを定める。この方法は、分析のために1セットの通信
および信号処理規格を選ぶ段階と、通信および信号処理規格の選択セットに共通
の機能を識別する段階とを含む。その後、共通機能を計算量に従ってランク付け
する。このランキングを使用することによって、1セットの高計算量の機能をカ
ーネルとして実施するために選ぶ。このカーネルのセットは、通信および信号処
理規格のセットの任意の1つを実施できるプログラム可能なプロセッサを形成す
る。
【0009】 本発明は、アプリケーション専用プロセッサの設計において使用するための最
適なデータ経路および制御状態機械の識別を可能にする。この方法は、既存のマ
イクロプロセッサおよびデジタル信号プロセッサによっては充分に実行されない
機能を識別するのに用いることができる。この技術は、また、機能を効率的に実
施するのに必要な新しいデータ経路および状態機械を定めることもできる。本発
明の方法は、多くのアプリケーションまたは規格全体にわたって機能を分析する
組織的方法を提供し、それによって、プロセッサ・アーキテクチャを定めるのに
要する時間を減らし、マルチ規格アプリケーションのデジタル信号処理のための
新しいプロセッサの設計で可能な設計再利用量を増大させることができる。
【0010】 本発明のより良く理解するために、添付図面に関連して行う以下の詳細な説明
を参照されたい。図面を通じて、類似の参照符号は対応する部品を示す。
【0011】 (発明の詳細な説明) 図2は、多くの信号処理アプリケーションにわたる機能をプロファイリングし
、分析して、プロファイリングされた信号処理規格またはアプリケーションのう
ちの任意のものと関連したアルゴリズムを効率的に実行するようにプログラムす
ることができるプロセッサを設計するための、本発明の方法のステップ30を示
している。図2のプロセスは、プロセッサ・アーキテクチャを構成する時間を短
縮し、マルチ規格アプリケーションのデジタル信号処理のための新しいプロセッ
サの設計において可能な設計再利用量を増大させることになる。簡単に言えば、
本発明の方法は、分析のための1セットの通信、信号処理規格およびサービスの
選択で始まる。次に、選択セットの通信および信号処理規格に共通の機能を識別
する。その後、共通機能に計算量に従ってランクを付け、1セットの高計算量の
機能を選び、プログラム可能なカーネルとして実施する。これらのカーネルが、
プログラム可能なマルチ規格プロセッサを形成する。
【0012】 まず、ステップ32で、1セットの通信および信号処理規格を、可能性のある
規格のセットから分析のために選ぶ。本発明によれば、任意の規格セットを選ぶ
ことができるが、選ばれる規格が設計されつつあるプログラム可能なプロセッサ
の目標マーケットによって影響されることはありそうである。たとえば、目標マ
ーケットとしては、日本での販売を意図した無線移動装置の製造業者がある。
【0013】 A.共通の標準機能を識別すること 図2をなお参照して、1セットの通信および信号処理規格を選んだ後、ステッ
プ34で、選定したアプリケーションについての1セットの共通機能ブロックを
識別する。一例として、図3が、選定アプリケーションがレシーバ用のベースバ
ンド・プロセッサ51であるときの機能ブロックを示している。実施されるべき
機能ブロックは、デジタル・フロントエンド・プロセッサ52、ディテクタ/デ
モジュレータ54、シンボル・デコーダ56、ソース・デコーダ58およびパラ
メータ・エスティメータ60である。ベースバンド・プロセッサ51の機能ブロ
ックの各々について、選択された通信および信号処理規格の各々は、多数の副機
能を特定することになる。たとえば、図4を考えると、この図は、多数の規格に
ついてパラメータ・エスティメータ60を実行する副機能のセットを表の形で示
している。多くのパラメータ評価副機能は、複数の規格に共通である。たとえば
、IS−136、GSM、GPR、EDGE、IS−95B、IS−2000お
よびWCDMA-FDDは、すべて、ウィンドウ化平均エネルギ・エスティメー
タを使用する。
【0014】 B.ランキング機能 図2は、ステップ36で、機能ブロックをランク付けして、多目的DSPのプ
ログラミングを経て実現するのにふさわしくない機能を識別することを示してい
る。換言すれば、機能は、アプリケーション専用マルチ規格プロセッサを経て実
施するのに適しているものを識別するようにランク付けされる。これは、選択さ
れた通信および信号処理規格にわたる各機能について実行可能な仕様を生成する
ことから始まる多ステップ・プロセスである。好ましくは、実行可能な仕様は、
C言語またはC++言語を使用して符号化される。次いで、各規格についての実
行可能な仕様が多数のメトリクスを用いてランク付けされ得る。1つの有用なメ
トリクスは、各機能の計算量である。各機能の計算量は、関連した毎秒百万回動
作(MOPS)の数を定量化するように各実行可能な仕様の動的なプロファイリ
ングを使用して決定され得る。これは、シミュレーションおよび自動化テスト・
ベンチを介して行われ得る。その結果は、どの機能が最高MOPSを有するかを
示す表に提示され得る。この特徴付けは、一般的なプロセッサあるいは或る特定
のデジタル信号プロセッサまたはマイクロプロセッサに関して行われ得る。特徴
付けが或る特定のプロセッサに関して行われる場合、実行可能な仕様が、プロフ
ァイリングの目的のためにそのプロセッサ上で稼働していなければならない。こ
の演習から生じる表は、ネイティブ・プロセッサの命令セット・アーキテクチャ
、データ経路またはメモリ・バンド幅が必ずしも適切ではない機能を示す。
【0015】 図5は、このような表の一部を示している。この表部分は、単一の規格のため
のMOPSおよびベースバンド・プロセッサ51の副機能のサブセットを含む(
図3参照)。各副機能の計算量は、ベースバンド・プロセッサ51でサポートさ
れるサブセットのチャネルに対して示されている。図5は、受信(Rx)フィル
タがここに示される副機能について最も計算量が大きく、したがって、プログラ
ム可能なアプリケーション専用プロセッサの実施に最も適していることを示して
いる。図5は、また、複合デスプレッダが計算的に強く、プログラム可能なアプ
リケーション専用プロセッサを実施するのに最も適していることも示している。
他の副機能も計算的に強いかも知れないが、いずれの図5には示していない。た
とえば、RAKEレシーバ、ターボ・コーダー、干渉キャンセラ、マルチユーザ
・ディテクタおよびサーチャがある。
【0016】 選定セットの通信および信号処理規格にわたって機能をランク付けするのに用
いることができる他のメトリクスとしては、電力消費量およびシリコン面積があ
る。各機能の電力消費を決定するには、1セットの動作タイプの各々についての
機能によって費やされる時間量を識別することが必要である。動作タイプのセッ
トとしては、移動・転送、ループ・制御、三角法および算術がある。各タイプの
動作は、1動作につき数mWを消費する。したがって、各タイプの動作数がわか
れば、選択セットの通信、信号処理規格にわたって各機能についての総電力消費
量が決定され得る。このような分析は、RAKEレシーバが他の副機能と比べて
多量のパワーを消費する傾向があることを明らかにしそうである。実行可能なコ
ードを記憶するのに必要なシリコン面積は、実行可能な仕様の各々について必要
な動作の数、タイプをカウントし、次に、各演算子についてのシリコン領域にお
けるコストを示すコスト表を用いることによって、選定セットの通信および信号
処理規格にわたる各機能について推定され得る。ここで再び、RAKEレシーバ
は、その実行可能なコードを記憶するのに、他の副機能よりも多くのゲートを必
要としそうである。
【0017】 ステップ38で選定セットのメトリクスを使用して機能をランク付けした後(
図2参照)、1セットの高いランクの機能を実施のために選定し、さらに分析す
る。
【0018】 C.高ランク機能の分析および割当て 図2を再び参照して、ステップ40で、選定セットの機能は、1つの機能につ
いてすべての例にわたって共通である計算カーネルを識別するようにマルチ規格
にわたる類似性について分析される。(ここで使用しているカーネルなる用語は
、制御データフロー・グラフで表され、ソフトウェアでもハードウェアでも実施
され得る一連の動作を意味している。図6は、カーネル65をブロック図形態で
示しており、このカーネルは、3つのモジュール、すなわち、シーケンサ66、
ローカル・メモリ67およびパラメータ表示可能で設定可能な算術論理ユニット
68を包含している。)換言すれば、ステップ40で、アプリケーション中心方
法よりはむしろ機能中心方法が、機能をプロファイリングするために採用されて
いる。
【0019】 機能をプロファイリングすることは、機能の各「規格専用」バージョンの実行
可能な仕様および全信号および可変ワード幅を最適化するシミュレーションで始
まる。機能をプロファイリングすることは、クリティカル動作シーケンスの識別
を含む。動作シーケンスは、移動・転送、ループ・制御、三角法または算術の動
作を含み得る。ここで使用しているクリティカル動作または成分シーケンスとは
、固定期間内で標準機能を実施するのにタイムリな完了が必要である動作シーケ
ンスである。一例として、図7A〜7Cが、機械実施式ヴィテルビ・アルゴリズ
ムの加算・比較・選択ループの成分を識別する方法を示している。機械実施式ヴ
ィテルビ・アルゴリズムとは、デジタル伝送システムにおける送信シンボルの最
もありそうなシーケンスを見つけるためにデジタル通信において使用されるダイ
ナミック・プログラミング・アルゴリズムのことである。図7Aは、コンピュー
タ実施式ヴィテルビ・アルゴリズムの最初の2ステップを示している。図7Bは
、機械実施式ヴィテルビ・アルゴリズムの第3ステップ、すなわち、計算ステー
ジおよび残存記憶ステージを含む加算・比較再帰を示している。図7Cは、コン
ピュータ実施式ヴィテルビ・アルゴリズムの加算・比較・選択再帰のデータフロ
ー、制御フローを示している。図7Cは、再帰中に使用される動作シーケンスを
有するループと、コンピュータ実施式ヴィテルビ・アルゴリズムの1回繰り返し
についての動作シーケンス間の関係を示している。
【0020】 標準機能の成分を識別するまた別の方法の例として、図8が、有限インパルス
応答フィルタ(FIR)についてのクリティカル動作シーケンスを識別する機械
実施式方法を示している。図示の式は、1セットのフィルタ係数α(n)での入力
シーケンスx(n)のコンボルーション(たたみ込み)を数学的に示している。図
8の式の下方に示す構造は、FIRの実現の際に最も共通のデータフロー、制御
フローのサブセットを示している。図8の強調表示は、FIRの単一ステージに
ついて必要とされる全計算を示している。
【0021】 機能をプロファイリングした後、マルチ規格にわたる標準機能を分析し、機能
のすべての例にわたって共通である成分および可変である(variable)成分を識別
する。標準機能をプロファイリングするプロセスが、図9を参照すれば、より充
分に理解できる。図9の最下方には、無線アプリケーションのための1セットの
独立規格の一覧が示してあり、GPS、IS−95CDMA、W-CDMA、I
S−136TDMAおよびGSMを含む。或る特定のアプリケーション、この場
合、ベースバンド・プロセッサ51についての機能プロファイルが、図9の左側
に一覧で示してある。ベースバンド・プロセッサ51の標準機能は、MPSK周
波数エスティメータ、重畳(たたみ込み)デコーダ、RAKEレシーバおよびM
LSE等化ユニットを包含する。
【0022】 図9は、各標準機能を構成する機能成分コレクション70a−g、72a−d
、74a−d、76a−bを矩形で示している。各矩形の機能成分コレクション
は、多数の正方形に分割されており、各正方形が、単一の成分71、73を表し
ている。機能成分コレクション70、72、74、76が6つ成分71、73を
含んでいるように示してあるが、1機能成分コレクションあたりの成分71、7
3の数は、各標準機能によって変化する。各機能成分コレクション70、72、
74、76について、説明の目的で、任意数の成分71、73が含まれる。図9
において、1つの標準機能についての全機能成分コレクションに共通の成分73
は白であり、それと異なる成分71は黒である。任意数の変数および共通成分が
図示してある。1つのMPSK周波数エスティメータのための機能成分コレクシ
ョン70a−70dの分析は、全CDMA規格に共通の3つの成分73およびC
DMA規格と共に変化する3つの成分71を明らかにする。これは、単一セット
のカーネルを部分的にプログラムして可変成分71の実施を可能にすると仮定し
た場合、すべてのCDMA規格をサポートするようにカーネルのセットを設計し
得ることを示している。同様に、機能成分コレクション70e−70gの分析は
、すべてのTDMA規格に共通の3つの成分73およびTDMA規格と共に変化
する3つの成分71を明らかにする。これにより、単一のカーネル・セットが部
分的にプログラム可能であると仮定するならば、このカーネル・セットをプロフ
ァイリングされたすべてのTDMA規格をサポートするように設計することがで
きる。(可変成分73の実施を可能にするには部分的なプログラム可能性が必要
である。)実際に、プロファイリング作業は、すべてのCDMA、TDMA機能
成分コレクション70a−gをサポートするように単一セットの部分的にプログ
ラム可能なカーネル78を設計することができる。他の標準機能と関連する機能
成分コレクションの分析も同様の結論を出す。換言すれば、重畳デコーダ機能と
関連するすべての機能成分コレクション72a−72dをサポートするように単
一セットの部分的にプログラム可能なカーネル82を設計してもよいし、RAK
Eレシーバ機能と関連する機能成分コレクション74a−74dをサポートする
ように単一セットの部分的にプログラム可能なカーネル84を設計してもよいし
、MLSE等化機能と関連する機能成分コレクション76a-76bをサポートす
るように単一セットの部分的にプログラム可能なカーネル86を設計してもよい
【0023】 広範囲のオーバーラップを持つこれらの機能について、ステップ42(図2参
照)、部分的にプログラム可能なカーネル・セットは、各々、固定計算ユニット
およびプログラム可能なユニットを有するように設計される。図6に関して説明
したように、カーネル65は、計算ユニットを形成する3つのモジュール66、
67、68を含む。好ましくは、シーケンサ66およびALU68は、部分的に
プログラム可能である。したがって、シーケンサ66およびALUのそれらのプ
ログラム可能な部分は、プログラム可能な計算ユニットを形成し、メモリ67お
よびシーケンサ66、ALU68の固定部分は、固定計算ユニットを形成する。
カーネルのプログラム可能なユニットをプログラムすることによって、その成分
71、73のすべてが実現できる。
【0024】 図9を再び参照して、部分的にプログラム可能なカーネル78、82、84、
86のセットは、マルチ規格プロトコル専用エンジン90、94の創作を可能に
する。エンジン90は、アプリケーションの各標準機能のための1セットの部分
的にプログラム可能なカーネルを含む規格独立式CDMA専用プロセッサである
。したがって、たとえば、エンジン90は、部分的にプログラム可能なカーネル
78、82、84、86のセットを含み得る。同様に、エンジン92は、アプリ
ケーションの各標準機能のための部分的にプログラム可能なカーネル・セットを
含む規格独立式TDMA専用プロセッサである。さらに、各標準機能のためのカ
ーネルの部分的にプログラム可能なセットが与えられたならば、マルチ規格プロ
トコル独立エンジン94を設計できる。
【0025】 図10は、プログラム可能なマルチ規格アプリケーション専用プロセッサ10
0をブロック図で示している。プロセッサ100は、プログラム制御ユニット1
02、カーネル・バンク104および再構成可能なデータ・ルータ106を含む
。プログラム制御ユニット102は、カーネル・バンク104および再構成可能
なデータ・ルータ106のプログラミングを制御し、その結果、プロセッサ10
0は、1セットのサポートテッド規格のうち任意の1つをサポートするように構
成され得る。プログラム制御ユニット102は、メモリ110を含み、このメモ
リは、コントローラ112およびバス・マネージャ114をプログラミングする
ための管理コードを記憶する。コントローラ112は、カーネル・バンク104
の各カーネル内のプログラム可能なユニットのプログラミングを制御し、バス・
マネージャ144は、再構成可能なデータ・ルータ106の構成を制御する。カ
ーネル・バンク104は、多数のカーネルを包含し、アプリケーションの各標準
機能について1つのカーネルを有する。再構成可能なデータ・ルータ106は、
或る特定の規格に従ってアプリケーションを実施するように必要に応じてカーネ
ル間でデータをやりとりする。再構成可能なデータ・ルータ106は、完全にプ
ログラム可能である必要はない。図11は、所与のアプリケーションについてプ
ログラム可能でなければならないカーネル間の相互接続の1例である。アプリケ
ーションのカーネルは、図11の最上部と左側に一覧で示してある。アプリケー
ションに対してサポートされなければならない相互接続は、xで示してある。各
カーネルについて、サポートされなければならない相互接続は比較的少ない。た
とえば、ターボ・デコーダ・コア・カーネルは、重畳デコーダ・コア・ユニット
・カーネルおよびメモリ管理ユニット・カーネルに接続することができることの
みが必要である。
【0026】 当業者であれば、本発明がマルチ規格、マルチ機能およびマルチ・パラメータ
のためのプロセッサを設計する組織的方法を提供することは了解できよう。それ
に加えて、本発明の技術は、多くのプロセッサにわたって再使用できるデータ経
路、制御状態機械エンジンの機能をプロファイリングし、構成することによりプ
ロセッサ設計サイクル時間を短縮できる。
【0027】 説明の目的で、上記の説明では、本発明の完全な理解を得るべく特定の命名法
を使用したが、当業者であれば、発明を実施する上でこのような特別な詳細が不
要であることは了解できよう。他の例において、周知の回路および装置をブロッ
ク図で示して、不要な混乱を避けている。したがって、本発明の特定の実施例に
ついての前述の説明は、説明のために提示されたものであり、開示した正確な形
態に発明を限定することを意図したものではなく、多くの修正、変更を上記教示
から行える。実施例は、発明の原理およびその実際の用途を最も良く説明するも
のとして選んだものであり、当業者であれば、本発明および種々の変更を施した
実施例を、意図した特定の用途にあわせて最良に利用することができる。発明の
範囲は以下のクレームおよびそれらの均等物によって定義されていると考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1セットのアプリケーション専用プロセッサを利用している従来
技術による通信および信号処理システムを例示している。
【図2】 本発明の一実施例による、マルチ規格全体にわたる通信および信
号処理機能をプロファイリングする段階を例示している。
【図3】 レシーバの標準機能ブロックを例示している。
【図4】 パラメータ・エスティメータを実施するための1セットの副機能
を例示している。
【図5】 計算量に従って副機能をランク付けする表を例示している。
【図6】 機能を実施するための1つのカーネルを例示している。
【図7A】 ヴィテルビ・アルゴリズムの加算・比較・選択ループの成分を
識別する方法の第1部分を例示している。
【図7B】 ヴィテルビ・アルゴリズムの加算・比較・選択ループの成分を
識別する方法の第2部分を例示している。
【図7C】 ヴィテルビ・アルゴリズムの加算・比較・選択ループの成分を
識別する方法の第3部分を例示している。
【図8】 有限インパルス応答フィルタ(FIR)のためのクリティカル動
作シーケンスを識別する方法を例示している。
【図9】 標準機能をプロファイリングするプロセスを例示している。
【図10】 プログラム可能なマルチ規格アプリケーション専用プロセッサ
を例示している。
【図11】 所与のアプリケーションのための、カーネル間の必要なプログ
ラム可能な相互接続の一例を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5K011 BA00 DA00 JA01 KA01 5K022 AA11 EE01 GG00 5K041 AA08 BB08 CC01 CC07 FF01 FF02 FF03 FF32 HH12 HH21 HH22 JJ35 JJ38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異種の通信および信号処理規格をプロファイリングする方法
    であって、 分析のための1セットの通信および信号処理規格を選ぶ段階と、 通信および信号処理規格の前記セットによって実施される機能を識別する段階
    と、 計算量に従って前記機能をランク付けする段階と、 カーネルとして実施するための1セットの高計算量の機能を選ぶ段階と、を包
    含することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、 通信および信号処理規格の前記セットのすべてにわたる高計算量の機能をプロ
    ファイリングし、共通動作シーケンスのセットおよび可変動作シーケンスのセッ
    トを識別する段階と、 前記共通動作シーケンスのセットを実施するための固定計算ユニットおよび前
    記可変動作シーケンスのセットを実施するためのプログラム可能なユニットを含
    むように各カーネルを定める段階であって、当該カーネルは、通信および信号処
    理規格の前記セットのうちの任意のものを実施するようにプログラム可能である
    、そのような段階と、を包含することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 異種の通信および信号処理規格をプロファイリングする方法
    であって、 分析のための1セットの通信および信号処理規格を選ぶ段階と、 通信および信号処理規格の前記セットによって実施される機能を識別する段階
    と、 1セットのメトリクスに従って機能をランク付けする段階と、 プログラム可能なプロセッサで実施するために1セットの高ランク付けの機能
    を選ぶ段階と、を包含することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の方法において、 通信および信号処理規格の前記セット全体にわたる高ランク付けの機能をプロ
    ファイリングし、共通動作シーケンスのセットおよび可変動作シーケンスのセッ
    トを識別する段階と、 各高ランク付けの機能のためのカーネルを定める段階であって、各カーネルは
    、共通動作シーケンスのセットを実施するための固定計算ユニットおよび可変動
    作シーケンスのセットを実施するためのプログラム可能なユニットを包含する、
    そのような段階と、 高ランク付けの機能のためのカーネルを含むようにプログラム可能なプロセッ
    サを定める段階であって、当該カーネルは、前記プログラム可能なプロセッサが
    通信および信号処理規格の前記セットのうちのいずれか1つを実施することがで
    きるようにプログラム可能である、そのような段階と、をさらに包含することを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の方法において、メトリクスの前記セットは、計算
    量、電力消費およびシリコン面積のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る方法。
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