JP2003526986A - 算術的に符号化された情報信号の算術復号化 - Google Patents

算術的に符号化された情報信号の算術復号化

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JP2003526986A
JP2003526986A JP2001566276A JP2001566276A JP2003526986A JP 2003526986 A JP2003526986 A JP 2003526986A JP 2001566276 A JP2001566276 A JP 2001566276A JP 2001566276 A JP2001566276 A JP 2001566276A JP 2003526986 A JP2003526986 A JP 2003526986A
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デル ヴルテン レナタス ジェイ ヴァン
ベルナルダス エイ エム ツワーンス
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Philips Electronics NV
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/40Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code
    • H03M7/4006Conversion to or from arithmetic code

Abstract

(57)【要約】 本発明は算術復号器を向上する処置に関する。算術的に符号化された情報信号をnビットシンボルの直列系列を有する情報信号に算術的に復号化する方法は、復号化されるべき第1のシンボルが最もありそうなシンボルを有する場合、1つの復号化サイクルにおいて情報信号の2つの連続するシンボルを復号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、算術的に符号化された情報信号をnビット(nは2以上の整数)の
シンボルの直列系列を有する情報信号に算術的に復号化する方法であって、前記
方法が、 (a)前記算術的に符号化された情報信号を受け取るステップ、 (b)有限サイズの第1及び第2のレジスタから、値区間のサイズと関係を有す
るAパラメータ及び前記区間の境界と関係を有するCパラメータに関する値を各
々取り出すステップ、 (c)復号化されるべき関連するシンボルに関する少なくとも1つの確率値を発
生するステップ、 (d)少なくとも1つの確率値に応答し、且つ前記第1及び前記第2のレジスタ
から取り出される前記A及びCパラメータに関する値に応答して、シンボルを得
るステップ、 (e)前記情報信号の次のシンボルを復号するための新たな区間のサイズを得る
ために、少なくともAパラメータを更新するステップ、 (i)前記符号化されたシンボルを出力するステップ、 (j)状況に応じて −再正規化されたAパラメータを得るために更新されたAパラメータを再正規化
し、及び −更新されたCパラメータを得るためにCパラメータを更新するステップ、並び
に (k)ステップ(j)において得られるAパラメータ及びCパラメータを前記第
1及び第2のレジスタに各々記憶するステップ、 を有する方法に関する。
【0002】 本発明は、算術的に符号化された情報信号を復号化するための装置にも関する
【0003】
【従来の技術】
冒頭の段落で規定される方法は、WO99/49579(出願人整理番号;P
HN16.822)から既知である。算術符号化は無損失符号化として周知の技
術であり、概要は現在の如何なるソース符号化ブックにおいても見つけることが
できる。本件に最も関連する算術符号化の構成を完全に理解するには[Lang84]を
参照されたい。この文献の付録には、算術符号化の歴史がよく記載されている。
【0004】 この既知の方法は、復号化されたシンボルを得るために、符号化された情報信
号から得られるシンボルを順に復号化している。本発明の主題である算術符号化
の実現には2つの有限サイズのレジスタが用いられ、これらのレジスタは通常C
及びAと呼ばれる。復号器の流れ図が図1に示されている。図2は、図1に示さ
れる“シンボルを出力し....”なるブロックの、2進シンボルが復号化され
なければならない場合の流れ図を示す。MPS及びLPSは、それぞれ、最もあ
りそうなシンボル及び最もありそうでないシンボルである。パラメータpはLP
Sの確率である。復号化されるビット値がbに代入される。図3は、図1におい
て“再正規化し...”と示されている復号器のブロックの流れ図を示す。図1
の復号器の流れ図の中のブロックは、通常、受け取った情報を即時に復号化する
ことを可能にするための専用のハードウェアによって実現される。図1はループ
を示す。復号化処理がループを1回実行すると、1つの復号化されたシンボルが
出力される。1つの復号化されたシンボルを得るために必要な時間は、図1に示
されるループにおける3つの動作を実行するために必要な時間に依存する。動作
の実行は、ループ内の前の動作の実行が完了するまで開始されてはならない。実
行時間を減少させるためには、復号器は専用のハードウェアで実現される。ソフ
トウェアで実現する場合、“Aを再正規化する...”なるブロックの実行時間
は、Aパラメータの値に関係する。図3は、Aの値に依存して、ループが何度も
実行されなければならないことを示す。例えば、SACDのアプリケーションに
対しては、ループの回数は最大7回実行される。しかしながら、専用のハードウ
ェアで実現すると、実行時間は、最悪の状況、従ってループが最大回数実行され
なければならないという状況に関係する。この最悪の状況は復号化処理において
ほんの数回程度しか生じないため、“Aを再正規化する...”なるブロックは
、1つの復号化されたシンボルを連続的に得るために必要な時間に対する制約因
子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の算術復号器の改良を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、算術的に符号化された情報信号をn(nは1以上の整数)ビ
ットのシンボルの直列系列を有する情報信号に算術的に復号化する方法であって
、1回の復号化サイクルにおいて情報信号から2つの連続する出力シンボルを得
る前記方法は、 (a)前記算術的に符号化された情報信号を受け取るステップ、 (b)有限サイズの第1及び第2のレジスタから、値区間のサイズと関係を有す
るAパラメータ及び前記区間の境界と関係を有するCパラメータに関する値を各
々取り出すステップ、 (c)復号化されるべき第1のシンボルに関するの第1の確率値であって前記第
1のシンボルが最もありそうにない値を有する確率を示す第1の確率値を発生し
、且つ復号化されるべき次のシンボルに関する第2の確率値であって、前記第1
のシンボルが最もありそうな値を有すると仮定して第2のシンボルが前記最もあ
りそうにない値を有する確率を示す第2の確率値を発生するステップ、 (d)前記第1の確率値に応答し、且つ前記第1及び前記第2のレジスタから取
り出される前記A及びCに関する値に応答して、前記第1のシンボルを得るステ
ップ、 (e)更新されたAパラメータが得られるように前記Aパラメータを更新するス
テップ、 (f)復号により得られる前記第1のシンボルが最もありそうな値を有するとい
う仮定を用いて、前記第1のレジスタから取り出される前記Aに関する値を一時
的Aパラメータに更新するステップ、 (g)前記第2のレジスタから取り出される前記Cパラメータから一時的Cパラ
メータを得るステップ、 (h)前記第2の確率値に応答し、前記一時的Aパラメータ及び前記一時的Cパ
ラメータの値に応答して、前記第2のシンボルを得るステップ、 (i)前記第1のシンボルが最もありそうな値を有するとき前記第1及び第2の
シンボルの両方を出力し、前記第1のシンボルが前記最もありそうにない値を有
するとき前記第1のシンボルのみを出力するステップ、 (j)新しいAパラメータ及びCパラメータを得るステップ、並びに (k)前記新しいAパラメータ及びCパラメータを前記第1及び第2のレジスタ
に各々記憶するステップ、 を有する。
【0007】 本発明は以下の認識に基づいている。ループの実行の開始時において、Aパラ
メータの値は1/2以上であって、1より小さい。符号化されるべき第1のシン
ボルに関する確率値は最もありそうでないシンボル値p≦1/2である。復号
化されるべき第1のシンボルが最もありそうな値をもつと仮定すると、図2の流
れ図によれば、次のAパラメータの値はA−Zである。ここで、Z=A*p
ある。従って、Aの次の値=A*(1−p)であり、故に1/4≦次のAの値
<1である。このことは、復号化されるべき第1のシンボルが最もありそうなシ
ンボル値を有するとき、“Aを再正規化し...”なるブロックのループは多く
ても1回実行されるだけである。専用のハードウェアで当該“Aを再正規化し.
..”なる機能を実行するための実行時間は、1復号化サイクル当たり1つのシ
ンボルのみを復号化するときに“Aを再正規化し...”なる機能を実行するた
めの、当該機能において実行可能なループの最大回数に依存する実行時間よりも
かなり短くなる。故に、2つの連続する出力シンボルの第1の出力シンボルがM
PS値を有する場合、当該連続する出力シンボルを得るために必要となる時間は
、従来の復号化方法における1復号化サイクル当たり1つの出力シンボルを復号
化することにより出力シンボルの各々を順次に得るために必要となる時間よりも
短くなる。
【0008】 故に、本発明によれば、1復号化サイクル当たり1つの出力シンボルが得られ
る従来の復号化方法が実行され、且つ、復号化されるべき第1のシンボルが最も
ありそうな値を有すると仮定して1復号化サイクル当たり2つの出力シンボルが
得られる方法が並列に実行される。第1の復号化されたシンボルのシンボル値に
依存して、1復号化サイクル当たり1つ又は2つの復号化されたシンボルが得ら
れる。1つの復号化された出力シンボルを決定するステップと、第1の出力シン
ボルがMPS値を有すると仮定して2つの復号化された出力シンボルを決定する
ステップとを並列に実行する結果として、符号化された情報信号を復号化するた
めの時間が短縮される。
【0009】 本発明のこれら及び他の態様は、図面を基準にしてもっと詳細に記載されるだ
ろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図4は、復号化されるべき第1のビットの値に依存して、1ビット又は2ビッ
トを復号化する本発明による復号器の流れ図を示す。この第1のビットが“1”
(最もありそうでないシンボル,LPS)であることが分かると、当該単一ビッ
トのみが復号化される。しかしながら、第1のビットが“ゼロ”(最もありそう
なシンボル,MPS)であるとき、二つのビットが第2のビットの値に関わりな
く常に復号化される。このように、復号化されたビットのグループ(MPS,M
PS)=(0,0)及び(MPS,LPS)=(0,1)が用いられる。
【0011】 この流れ図は、2つの主分岐路を持つ。左側に示されている第1の分岐路は、
単一シンボルを復号化する通常の流れを示す。右側の第2の分岐路は、第2のビ
ットを、第1の復号化されたシンボルがMPS値を有すると仮定して、推測的に
復号化する。このような仮定をすることによって、第2のビットの復号を、第1
のビットが完全に復号化される前に開始することができる。従って、第1のビッ
トが確かにMPS値を有することが判明する場合、第2のビットも利用可能であ
り、出力部に送ることもできる。第1のビットがLPS値を有すると判明する場
合、第2の分岐路の結果は単純に破棄される。
【0012】 流れ図をもう少し詳細に記載する。
【0013】 図4の“p及びpを読み取る”なるブロックは、確率値p及びpを取
り出す。確率pは、単一ビットを復号化するために常に用いられる通常の値で
あり、復号化されるべき第1のシンボルがLPS値を有する確率である。確率p は、復号化されるべき第1のシンボルがMPS値を有すると仮定したときの、
復号化されるべき第2のシンボルがLPS値を有する確率である。外部モデルは
通常の方法で第2の確率pを生成するが、未知の第1のビットに関するMPS
値を埋めることによって1ステップ前に進む。
【0014】 左側の分岐路は、WO99/49579(出願人整理番号;PHN16.82
2)に記載されたような通常のやり方で進む。右側の分岐路は第1のビットの復
号化を飛ばし、第1のビットがMPS値を有するかの如く直ちにAを調整する。
次に、この調整された値AAは通常通りに再正規化される。しかしながら、2値
データに対して、MPS(この場合ゼロ)の確率は常に少なくとも1/2である
ので、再正規化ループは多くても一回繰り返されるだけであり、図5の流れ図に
示すように、ループは本質的に消える。“最適化されAAを再正規化し...”
なるブロックの実行後、第2のビットが通常の方法で復号化される。
【0015】 2つの並列の分岐路は結合し、第1の復号化されたビットbの値が確かにM
PS値を有するかどうかが検査される。MPS値を有していなければ、第2の分
岐路の結果は完全に破棄され、第1のビットbのみが出力される。推測が正し
く、第1のビットはMPS値を有する場合、第1のビット(MPS)及び第2の
ビットの両方が出力されA及びCは訂正値(AA,CC)を保持するように調整
される。これら訂正値は、これらの訂正値が従来のシーケンシャル法において2
ビットを符号化した後に有するであろう値と同じである。
【0016】 最後に、次の1つ又は2つの復号化された出力シンボルを得るために、パラメ
ータA及びCは通常通り再正規化され処理される。
【0017】 図6は、本発明による復号化装置の一実施例を示す。この復号化装置は、符号
化された情報信号を受け取るための入力端子120を持つ。Aパラメータ及びC
パラメータそれぞれを記憶するための有限サイズの第1及び第2のレジスタ12
2及び124が存在する。
【0018】 処理ユニット126は、入力部134を通じてこの処理ユニット126に供給
される確率信号に応答して、入力部120を通じて受け取る符号化された情報信
号に算術復号化を実行するために利用可能である。確率信号は周知の方法で得る
ことができる。1ビットのオーディオ信号に対する確率を得る例が[Bruek97]に
示されている。本例では、確率は、出力部128に供給される復号化された出力
信号から、即ち復号化された出力信号に予測フィルタ136において予測フィル
タ処理を実行し、予測フィルタ136の出力信号に応答して確率決定ユニット1
38において確率信号を発生することにより得られる。処理ユニット126に関
して詳細には説明しないが、このユニットは、第1及び第2のレジスタからA及
びCパラメータに関する値を取り出す回路と、シンボルが復号された後にA及び
Cに関する更新され且つ再正規化された値を第1及び第2のレジスタ122及び
124に記憶するための回路とを有することを理解すべきである。このユニット
126は、図4、5、2及び3に示されるステップを実行するための回路を更に
有する。
【0019】 好ましくは、この復号化装置は、チャネル符号化された情報信号を算術復号器
126用に算術的に符号化された情報信号にチャネル復号する(及び、もし必要
であれば、誤り訂正をする)当業界で周知のチャネル復号ユニット132と、チ
ャネル符号化された信号を磁気記録担体116又は光学記録担体118のような
記録担体から読み取る読取ユニット130装置とを更に有する。
【0020】 算術符号化は、ビデオ及びオーディオ用のごく最近の無損失及び損失のある符
号化方法において適用される。この符号化は、(例えばテキストファイルのよう
な)コンピュータデータの圧縮に適用することもできる。ここで予想される応用
例は、1ビットのオーディオ信号の無損失符号化である。この点に関しては、ヨ
ーロッパ特許出願第97201680.2号(出願人整理番号;PHN1640
5)に対応する米国特許出願第08/966375号、国際特許出願IB97/
01156(出願人整理番号;PHN16452)に対応する米国特許出願第0
8/937435号を参照することができる。
【0021】 本発明は、その好適実施例に関して記載されているが、これらの例に限定され
ないことを理解すべきである。従って、当業者には、特許項に規定される本発明
の範囲から逸脱せずに、種々の変形が明らかである。
【0022】 更に、本発明は、如何なる新規の特徴又はこれらの特徴の組合わせにも存在す
る。 参考文献: [Lang84]1984年3月のIBM J. Res. Develop.、第28巻、第135〜14
9頁、G.G. Langdonによる“算術符号化の概説” [Bruek97]1997年9月26〜29日のAES第103回会議で提示された
、F. Buekers等による“1ビットオーディオ信号の改善された無損失符号化”、
予稿4563(I-6)
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の算術復号器の流れ図を示す。
【図2】 図1の復号器のブロック“シンボルを出力し...”に関する、2進の場合の
流れ図を示す。pはLPS確率であり、復号化されるビットの値がbに代入され
る。
【図3】 図1に“再正規化し...”で示される符号器ブロックの流れ図を示す。
【図4】 本発明による復号器の流れ図を示す。
【図5】 図4における“最適化され再正規化し...”に示される復号器ブロックの流
れ図である。
【図6】 復号化装置の実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァン デル ヴルテン レナタス ジェ イ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ツワーンス ベルナルダス エイ エム オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5J064 AA00 BA10 BC02 BC04 BC11 BC17 BC28 BC29 BD04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 算術的に符号化された情報信号をnビットのシンボルの直列
    系列を有する情報信号に算術的に復号化する方法であって、復号化サイクルにお
    いて前記直列系列を有する情報信号の2つの連続する出力シンボルを得る前記方
    法であって、前記方法が、 (a)前記算術的に符号化された情報信号を受け取るステップ、 (b)有限サイズの第1及び第2のレジスタから、値区間のサイズと関係を有す
    るAパラメータ及び前記区間の境界と関係を有するCパラメータに関する値を各
    々取り出すステップ、 (c)復号化されるべき第1のシンボルに関するの第1の確率値であって前記第
    1のシンボルが最もありそうにない値を有する確率を示す第1の確率値を発生し
    、且つ復号化されるべき次のシンボルに関する第2の確率値であって、復号化さ
    れるべき前記第1のシンボルが最もありそうな値を有すると仮定して第2のシン
    ボルが前記最もありそうにない値を有する確率を示す第2の確率値を発生するス
    テップ、 (d)前記第1の確率値に応答し、且つ前記第1及び前記第2のレジスタから取
    り出される前記A及びCパラメータに関する値に応答して、前記第1のシンボル
    を得るステップ、 (e)更新されたAパラメータが得られるように前記Aパラメータを更新するス
    テップ、 (f)復号により得られる前記第1のシンボルが最もありそうな値を有するとい
    う仮定を用いて、前記第1のレジスタから取り出される前記Aに関する値を一時
    的Aパラメータに関する値に更新するステップ、 (g)前記第2のレジスタから取り出される前記Cパラメータから一時的Cパラ
    メータを得るステップ、 (h)前記第2の確率値に応答し、且つ前記一時的Aパラメータ及び前記一時的
    Cパラメータの値に応答して、前記第2のシンボルを得るステップ、 (i)前記第1のシンボルが最もありそうな値を有するとき前記第1及び第2の
    シンボルの両方を出力し、前記第1のシンボルが前記最もありそうにない値を有
    するとき前記第1のシンボルのみを出力するステップ、 (j)新しいAパラメータ及びCパラメータを得るステップ、並びに (k)前記新しいAパラメータ及びCパラメータを前記第1及び第2のレジスタ
    に各々記憶するステップ、 を有する方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(d)は、前記ステップ(f),(g)及び(
    h)のシーケンスと並列に実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(i)において前記第1のシンボルのみが出力
    される場合、前記ステップ(j)が、 −前記ステップ(e)において得られる前記更新されたAパラメータから前記新
    しいAパラメータを得るサブステップ、及び −前記ステップ(d)において前記第2のレジスタから取り出される前記Cパラ
    メータから前記新しいCパラメータを得るサブステップ、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(i)において前記第1及び第2のシンボルの
    両方が出力される場合、前記ステップ(j)が、 −前記ステップ(f)において得られる前記一時的Aパラメータから前記新しい
    Aパラメータを得るサブステップ、及び −前記ステップ(g)において得られる前記一時的Cパラメータから前記新しい
    Cパラメータを得るサブステップ、 を有することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記新しいAパラメータ及び前記新しいCパラメータを得る
    ステップが、 −中間Aパラメータを得るために前記一時的Aパラメータを更新するサブステッ
    プ、 −前記ステップ(h)において得られる前記第2のシンボルが前記最もありそう
    にない値を有する場合、中間Cパラメータを得るために前記一時的Cパラメータ
    を更新するサブステップ、 −前記中間Aパラメータから前記新しいAパラメータを得るサブステップ、及び
    −前記中間Cパラメータから前記新しいCパラメータを得るサブステップ、 を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(f)が、 −第1のパラメータ値を得るために、前記第1のレジスタから取り出される前記
    Aパラメータに前記第1の確率値を乗算するサブステップ、 −第2のAパラメータ値を得るために、前記Aに関する値から前記第1のパラメ
    ータ値を減算するサブステップ、及び −前記一時的Aパラメータの値を得るために、前記一時的Aパラメータを前記第
    2のパラメータに等しくするか、又は前記第2のパラメータ値に第1の定数を乗
    算するサブステップ、 を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ステップ(g)が、 (g1)前記第2のAパラメータ値を第2の定数値と比較し、前記第2のAパラ
    メータ値が前記第2の定数値よりも小さい場合、 (g2)前記算術的に符号化された情報信号の1ビットを読み取り、 (g3)前記Cパラメータのビットを1ビット位置だけシフトすることにより前
    記Cパラメータに前記第1の定数を乗算し、 (g4)前記一時的Cパラメータを得るために、前記(g2)において得られる
    前記算術的に符号化された情報信号の前記1ビットを、前記(g3)において得
    られるCパラメータに加え、前記第2のAパラメータ値が前記第2の定数値より
    も大きい又は等しい場合、 (g5)前記一時的Cパラメータを、前記ステップ(b)において前記第2のレ
    ジスタから取り出される前記Cパラメータに等しくする ようなサブステップを有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記先行する請求項のうちのいずれか1つの請求項に記載さ
    れた方法を実行するための復号化装置。
  9. 【請求項9】 算術的に符号化された情報信号をnビットシンボルの直列系
    列を有する情報信号に復号化するための請求項8に記載された復号化装置であっ
    て、前記装置が、復号化サイクルにおいて前記情報信号の2つの連続する出力シ
    ンボルを得るものであり、前記装置が、 −前記算術的に符号化された情報信号を受け取るための入力手段と、 −有限サイズの第1レジスタ及び第2のレジスタであって、値区間のサイズと関
    係を有するAパラメータを記憶するための前記第1のレジスタ及び前記区間の境
    界と関係を有するCパラメータを記憶するための前記第2のレジスタと、 −前記第1及び第2のレジスタから前記A及びCパラメータに関する値を各々取
    り出す取出手段と、 −復号化されるべき第1のシンボルに関する第1の確率値であって前記第1のシ
    ンボルが最もありそうにない値を有する確率を示す第1の確率値を発生し、且つ
    復号化されるべき次のシンボルに関する第2の確率値であって、前記符号化され
    るべき第1のシンボルが前記最もありそうな値を有すると仮定して前記第2のシ
    ンボルが前記最もありそうにない値を有する確率を示す第2の確率値を発生する
    発生器手段と、 −前記第1の確率値に応答し、且つ前記第1及び第2のレジスタから取り出され
    るA及びCに関する値に応答して、前記第1のシンボルを導出するための第1の
    導出手段と、 −更新されたAパラメータを得るために前記Aパラメータを更新する第1の更新
    手段と、 −復号により得られる前記第1のシンボルが前記最もありそうな値を有するとい
    う仮定を用いて、前記第1のレジスタから取り出される前記Aに関する値を一時
    的Aパラメータに関する値に更新する第2の更新手段と、 −前記第2のレジスタから取り出される前記Cパラメータから、一時的Cパラメ
    ータを導出するための第2の導出手段と、 −前記第2の確率値に応答して、且つ前記一時的Aパラメータ及び前記一時的C
    パラメータの値に応答して、前記第2のシンボルを導出するための第3の導出手
    段と、 −前記第1のシンボルが前記最もありそうな値を有するとき前記第1のシンボル
    と前記第2のシンボルとの両方を出力し、前記第1のシンボルが前記最もありそ
    うにない値を有する場合前記第1のシンボルのみを出力する出力手段と、 −新しいAパラメータ及びCパラメータを導出するための第4の導出手段と、 −前記新しいAパラメータ及びCパラメータを前記有限サイズの第1及び第2の
    レジスタに各々記憶する手段とを有する復号化装置。
  10. 【請求項10】 前記復号化装置が、算術復号化の前に、前記算術的に符号
    化された情報信号を得るためにチャネル符号化され算術的に符号化された情報信
    号をチャネル復号化するためのチャネル復号化手段を更に有することを特徴とす
    る請求項8又は9に記載の復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記復号化装置が、前記チャネル符号化され算術的に符号
    化された情報信号を記録担体から読み取るための読取手段を更に有することを特
    徴とする請求項10に記載の復号化装置。
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