JP2003526419A - 組織のタイプを区別するための電気的インピーダンス測定方法 - Google Patents

組織のタイプを区別するための電気的インピーダンス測定方法

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JP2003526419A JP2001566020A JP2001566020A JP2003526419A JP 2003526419 A JP2003526419 A JP 2003526419A JP 2001566020 A JP2001566020 A JP 2001566020A JP 2001566020 A JP2001566020 A JP 2001566020A JP 2003526419 A JP2003526419 A JP 2003526419A
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Abstract

(57)【要約】 癌の選別処理を可能にするデータを得るための方法として適した組織タイプを区別する方法であって、或る周波数範囲にわたって交流電流を組織の領域に印加するステップを含む。各々の周波数で組織のインピーダンスが測定され、その結果がColeの式に当てはめられる。本方法は異なるサイズの核、または細胞質に対する核の異なる容積比率を有する組織間での区別化に優れていることが見出された。これは細胞質を通って流れる電流に対する抵抗(S)と関係する。Sを細胞間の径路を通る電流に対して供される抵抗(R)と組み合わせることによって結果が改善される可能性がある。本方法はイン・ヴィヴォまたはイン・ヴィトロで使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、組織の電気的インピーダンスを測定することによって動物または植
物の組織のタイプを区別する方法に関する。本発明はまた、潜在的癌あるいは前
癌状態の選別を可能にするデータを集める方法にも関する。
【0002】 組織構造の様相を判定すべき場合、電気的インピーダンスを測定することは知
られている。或る技術は「電気的インピーダンス断層撮影法」として知られてお
り、そこでは人体の領域の間隔を置いた場所でいくつかのインピーダンスが読み
取られ、そのデータから画像が得られる。
【0003】 本発明の考案者は或る周波数範囲にわたるインピーダンス測定を使用する組織
タイプの区別の方法を述べた論文(IEEE/EMBS 20th Int.C
onf.Hong Kong 2886−2889)を発表した。その論文の主
な要点は、特別設計のプローブを使用した様々な組織の「イン・ヴィヴォ」のイ
ンピーダンス測定がキャパシタと抵抗のネットワークで構成される電気的モデル
によって予測されるものにまで整合するかどうかを判定することであった。これ
らのモデルは様々な組織のタイプについて、「イン・ヴィヴォ」の組織区別を可
能にするはずの様々な電気的パラメータを予測した。
【0004】 電極がプローブの先端と同一面となるようにした四極電極配列で直径5.5m
mのロッドを有するプローブを開発した。様々なタイプの正常組織の区別、およ
び癌または前癌状態組織と正常組織との区別をするプローブの能力の評価が必要
であった。この目的のために、被検者達の限定したサンプルについて癌または前
癌状態と疑われる子宮頚部組織の領域で本プローブを使用し、各々の被検者の子
宮頚部の8箇所についてインピーダンス値を記録した。
【0005】 正常な組織のタイプについて適切に多数のサンプル(各々のタイプで40個か
ら80個の間の読み取り値)をとり、正常な扁平上皮および円柱上皮組織につい
ての読み取りで良好な区別が達成された。癌組織からはずっと少ないサンプル(
12読み取り)を読み取り、正常な扁平上皮組織とは良好な程度の区別を得た。
【0006】 インピーダンス読み取り値を、それ自体知られている以下のColeの式と呼
ばれるものに当てはめた。
【0007】
【数2】
【0008】 ここでZ=インピーダンス(オーム) R∞=無限大周波数での抵抗(オーム) R0=直流での抵抗(オーム) F=周波数(ヘルツ) Fc=「臨界周波数」(ヘルツ) α=「分布定数」と呼ばれるもの(大きさ無し) である。
【0009】 インピーダンス測定は9.6kHzから1.2MHzの周波数範囲にわたって
10μAp−pの連続的な交流電流を短時間印加することによって行った。この
周波数範囲に「臨界周波数」と呼ばれる周波数が含まれていることは知られてい
た。かいつまんで話すと、これは組織内で細胞膜を通過し、そこから導電性の細
胞内液(細胞質)を通る通過電流が有意になる周波数である。細胞膜は電気的に
絶縁性であり、したがって電気的な用語でキャパシタを構成する。
【0010】 当てはめた結果から、組織内の細胞間の導電径路の本質的に容量性ではない抵
抗R値を推論することは可能である。これを「細胞外抵抗」と称する。それはC
oleの式のR0と等価である。細胞膜によって形成されるキャパシタンスに関
する臨界周波数を表わす定数Fc、および細胞内側の電気的抵抗を表わすSを推
論することもやはり可能である。
【0011】 その論文で示された結果は、FcとRを使用してどのようにして2つの異なる
正常組織を見分けることができるか、およびどのようにして正常な扁平上皮組織
を癌組織と見分けることができるかを示すものである。論文末尾の考察の節で、
2つの正常な組織タイプ、扁平上皮と円柱上皮の区別は良好と述べられる。これ
ら正常な組織の最良の区別がRのSに対する比率を使用することによって与えら
れることもやはりこの節で述べられるが、これらの結果は提示されていない。こ
れら正常な組織のタイプは類似したサイズの細胞核および核と細胞質の容積比率
を有することに気付くべきであり、これは本発明に最も近い先行技術であるこの
発表論文に対する本発明の性質と重大性を理解するうえで重要である。
【0012】 子宮頚部組織の前癌状態変化を選別するのに使用するために別のタイプのプロ
ーブを開発した。これは「極性プローブ」として知られるものである。このプロ
ーブは3つの電極を有し、短い持続時間の電流(〜100μSから200mS)
を組織にパルス通電することで作用し、その後に電荷の減衰をモニタし、これが
キャパシタンスの指標を与える。この極性プローブはRまたはSを測定しない。
このプローブを使用する臨床試験は現在のところ進行中であるが、まだ充分には
報告されていない。
【0013】 本発明は、極性プローブとは対称的に、上記で述べた四極プローブによる継続
的な研究から生じた。組織のうちの1つが他のタイプよりも細胞サイズとの比率
で大きな核を有するときに予想外に組織タイプの良好な区別が達成できることが
分かった。この差異を定義する別のやり方は、2つの組織タイプで細胞質容積に
対する核の比率が実質的に異なることである。細胞内の抵抗Sの値は所定の組織
内で核と細胞の相対的サイズによって有意に影響を受け、したがってSの値を導
き出すことは細胞質容積に対する核の容積が異なる組織を区別するのに優れた方
法を提供するということが分かった。どのような異なる組織でも概して異なるで
あろう細胞外抵抗のRの値とSの値とを組み合わせることによって結果はさらに
向上するかもしれない。
【0014】 これらの予想外に優れた結果の理論的根拠は、一定の周波数に至るまでは電流
は核を「貫通する」ことはなく、なぜならその膜が容量性であるためであろうと
考案者は提案する。実際のところ、核膜それ自体はおそらく細胞膜と殆ど同じ固
有キャパシタンスを有しているであろうが、核膜の形状と寸法は核膜に関する臨
界周波数が細胞膜に関するそれよりも実質的に高いことを意味する。したがって
約50kHzから始まって1MHzを超えて広がる周波数範囲で、細胞質の抵抗
Sの値は組織の全体としてのインピーダンスに有意な影響を有し、かつ核内物質
の抵抗は電流が核を殆ど貫通しないので全体的な組織インピーダンスにほとんど
またはまったく影響を与えない。
【0015】 核を通って有意の電流が流れる1MHzを充分に上回る値まで周波数スペクト
ルの上端を上昇させることによって結果を改善できるかもしれない。そのとき、
結果を分析して核の抵抗を表わす第3の抵抗値Tを与えることができるであろう
。この結果をS、おそらくならびにRと組み合わせることができるであろう。理
論的には、Tは細胞質容積に対する核容積の比率が上がるにつれて下がるが、そ
れに対してSは上がるであろう。
【0016】 ヒトおよび動物の組織において分子構造のデータを得るために500MHzお
よびそれ以上の範囲の周波数を使用することが知られている。同様に、前述した
ように、Rを測定するために適切な周波数を使用することが知られている。上記
に関する論文で開示されているけれども概して知られていないことは、細胞膜は
貫通するが核膜を貫通しない周波数を使用することによるSの測定である。上述
したようにTの測定は出願人の知見に開示されておらず、他のキャパシタンス・
バリヤを貫通する点まで周波数を上げることによって得ることのできる他の抵抗
値が存在する可能性がある。
【0017】 子宮頚部癌または前癌状態と疑われる被検者のサンプルに本発明の方法を使用
して優れた結果を得た。癌および前癌状態の組織では細胞核のサイズの明らかな
増大ならびに細胞の形状とサイズおよび組織を形成する細胞の配列の変化が存在
する。しかしながら、サンプル中の2つの組織タイプの間で細胞質容積に対する
核容積の比率が著しく異なる他の組織サンプルで同様の結果が得られないという
根拠はない。また、細胞質容積に関する核容積の増大が全部ではなくても殆どの
癌および前癌状態の上皮細胞で、それらが円柱上皮であろうが扁平上皮であろう
が観察されることにも留意すべきである。
【0018】 参考資料がV.Backman等(Nature,Vol.406,6 Ju
ly 2000)によって癌および前癌状態の上皮組織を正常な上皮組織と区別
する光学的方法を考察した報告になされる。その報告は癌および前癌状態の組織
の拡大した核について考察を加えており、食道、結腸、膀胱および口腔の上皮に
ついて実験データが提示されている。
【0019】 したがって、ここに提示するインピーダンス法はすべての上皮組織、子宮頚部
上皮に加えてBackmanの参考資料に述べられた上皮組織の少なくとも4つ
の領域で効果的であるだろうと期待される。
【0020】 本技術が「イン・ヴィヴォ(in vivo)」状況と同様にバイオプシー・
サンプル(biopsy sample)、すなわち「イン・ヴィトロ」状況で
使用できないという理由はない。
【0021】 これらの結果の理論的根拠は子宮頚部扁平上皮の一領域の有限要素モデルを使
用することによって試験した。このモデルは100Hzから10MHzまでの周
波数範囲にわたるインピーダンスの実在成分を算出するのに使用し、正常な組織
モデルおよび細胞質容積に対する核容積の比率が増大する理論的ケースについて
これを実施した。期待したように、周波数に対するインピーダンスの作図曲線は
kHzの数十倍の周波数に至るまで一致しており、そこから正常組織と増大n:
c(核:細胞質)比率組織のプロットは離れ始めた。
【0022】 1つの態様での本発明は、細胞がサイズの異なる核を有する2つまたはそれ以
上の組織タイプの組織の所定の領域で区別化を行う方法であって、その方法は、 (a)ある範囲の周波数にわたって組織の領域に交流電流を印加するステップと
、 (b)各々の周波数で組織のインピーダンスを測定するステップと、 (c)その結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内の抵
抗値Sを導き出すステップと、 (d)S値に基づいて組織タイプを区別するステップとを含む。
【0023】 Sの値が異なる核のサイズをもつ組織タイプの予想外に良好な区別を供給する
ことが見出される。 場合によっては、上記の方法は実質的に異なる核と細胞質の容積比率を有する
組織タイプを区別するための方法と規定することができる。
【0024】 周波数の範囲は20kHz以上、好ましくは50kHzと1.5MHzとの間
、さらに好ましくは100kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは30
0kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは500kHzと1MHz間で
1つまたは複数の値を含むことが好ましい。
【0025】 好ましくはこの方法は、 (a)当てはめた結果から、組織内の細胞外電流径路によって提供される電気的
抵抗を表わす細胞外抵抗値Rを導き出すステップと、 (b)数値RとSの組み合わせに基づいて組織タイプを区別するステップとをさ
らに含む。 Rは概して組織タイプの優れた区別要素であることが知られており、細胞外電流
径路によって提供される抵抗の目安である。SとRの組み合わせは異なる全体的
構造、すなわち異なる形状および/または配列の細胞をも有する異なる組織内で
異なる核サイズが発生する場所で優れた区別化を与える。
【0026】 周波数範囲はまた、1Hzと50kHzとの間、好ましくは1kHzと20k
Hzとの間で1つまたは複数の別々の周波数をも含むことが好ましい。これらの
周波数はRの値を供給する。したがって、RとSの値を得るためには、周波数範
囲の下端はこれらの値の範囲にあることが好ましく、それに対して周波数範囲の
上端は500kHz以上、さらに好ましくは700kHz、なおさらに好ましく
は1MHzであることが好ましい。
【0027】 やはり本発明に従うと、肥大した細胞核を有する細胞を含む潜在的な癌または
前癌状態組織の存在を選別する方法が供給され、その方法は、 (a)交流電流を印加する装置を生存しているヒトまたは動物の被検体と接触さ
せ、別々の周波数の範囲にわたって組織の一領域に電流を印加するステップと、 (b)各々の周波数で組織のインピーダンスを測定するステップと、 (c)被検体から前記装置を取り外すステップと、 (c)その結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内抵抗
値Sを導き出すステップと、 (d)Sの値に基づいて、バイオプシーまたはその他の方法によるさらなる調査
が必要かどうかを決定するステップとを含む。
【0028】 この技術でもって、正常な組織と前癌組織の良好な区別が可能であった。した
がって本技術は、核のサイズに変化が見られる前癌状態を選別する方法に適する
。今日まで為されてきた研究の中で、インピーダンスの生データは使用および記
録の間で装置から抽出された。その後、装置が被検体から取り外され、データが
コンピュータで処理されてSの値が導き出される。Sの値から、前癌状態組織の
存在を確定するのにさらに時間を要する処置が必要かどうかを判定することがで
きる。もちろん、癌に進展する潜在性をもつ組織の存在の最終確認は常にコルポ
スコピーおよび/またはバイオプシーによって供給される。本処置の有用性は、
さらなる査定を必要とするものから「正常」なケースを選び出すための選別法と
してである。
【0029】 本方法は癌または前癌状態の上皮組織を選別するのに特に適している。 周波数の範囲は20kHz以上、好ましくは50kHzと1.5MHzとの間
、さらに好ましくは100kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは30
0kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは500kHzと1MHzとの
間で1つまたは複数の値を含むことが好ましい。
【0030】 本方法は、 (a)結果から、組織の前記領域にある細胞間の電流径路によって提供される電
気的抵抗を表わす細胞外抵抗値Rを導き出すステップと、 (b)RとSの値の組み合わせに基づいてさらなる調査の必要性に前記判定を下
すステップとをさらに含むと有利である。
【0031】 前癌状態の組織はまた、変化した全体的構造、すなわち細胞の形状およびそれ
らの配列の変化をも有する。したがって、Rもまた前癌状態組織が存在する可能
性の優れた指標であり、RとSの組み合わせはさらに優れた結果を与える。
【0032】 周波数範囲はまた、1Hzと50kHzとの間、好ましくは1kHzと20k
Hzとの間で1つまたは複数の別々の周波数を含むことも好ましい。これらの周
波数はRの値を供給する。したがって、RとSの値を得るためには、周波数範囲
の下端はこれらの値の範囲にあることが好ましく、それに対して周波数範囲の上
端は500kHz以上、さらに好ましくは700kHz、なおさらに好ましくは
1MHzであることが好ましい。
【0033】 行われてきた研究の中で、様々な周波数でのインピーダンスのデータを次のC
oleの式に当てはめることによって適度に良好なRとSの値が確立できること
が見出された。
【0034】
【数3】
【0035】 ここでZ=インピーダンス(オーム) R∞=無限大周波数での抵抗(オーム) R0=直流での抵抗(オーム) F=周波数(ヘルツ) Fc=「臨界周波数」(ヘルツ) α=「分布定数」と呼ばれるもの(大きさ無し) である。
【0036】 本装置は開発中であり、そのうちに実用的な診断が可能となるような結果を供
給することが可能となるであろうと予想され、イン・ヴィヴォでもまたはバイオ
プシー・サンプルでもこれは可能になるかもしれない。実際のところ、Rを導き
出すための類似した技術が過度の困難なしにバイオプシー・サンプルで使用され
てきたのでこれが不可能と考えられる理由はない。
【0037】 本発明によると、肥大細胞核を有するかまたは実質的に正常とは異なる核と細
胞質の容積比率を有する細胞を含んだ癌または前癌状態組織の存在に関して、組
織のバイオプシー・サンプル、好ましくは上皮組織のバイオプシー・サンプルを
分析する方法が供給され、その方法は、 (a)ヒトまたは動物から組織バイオプシーを得るステップと、 (b)別々の周波数の範囲にわたって交流電流を組織に印加するステップと、 (c)各々の周波数で組織のインピーダンスを測定するステップと、 (d)結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内抵抗値S
を導き出すステップと、 (e)Sの値に基づいて癌または前癌状態の組織の存在の可能性を判定するステ
ップとを含む。
【0038】 周波数の範囲は20kHz以上、好ましくは50kHzと1.5MHzとの間
、さらに好ましくは100kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは30
0kHzと1MHzとの間、なおさらに好ましくは500kHzと1MHzとの
間で1つまたは複数の値を含むことが好ましい。
【0039】 本方法は、 (a)結果から、組織の前記領域にある細胞間の電流径路によって提供される電
気的抵抗を表わす細胞外抵抗値Rを導き出すステップと、 (b)RとSの値の組み合わせに基づいて癌または前癌状態の組織の存在の可能
性を判定するステップと、 周波数範囲はまた、1Hzと50kHzとの間、好ましくは1kHzと20k
Hzとの間で1つまたは複数の別々の周波数を含むことも好ましい。これらの周
波数はRの値を供給する。したがって、RとSの値を得るためには、周波数範囲
の下端はこれらの値の範囲にあることが好ましく、それに対して周波数範囲の上
端は500kHz以上、さらに好ましくは700kHz、なおさらに好ましくは
1MHzであることが好ましい。
【0040】 本発明のさらなる特徴および利点は添付の図面を参照しながら以下に述べる、
今日まで行ってきた本研究の説明から明らかになるであろう。 (プローブ) プローブの端面3と面一になり、かつ半径1.65mmの円上で等間隔となる
ように装着された四本の直径1mmの金電極2を備えた直径5.5mmのペンシ
ル・プローブ1(図1)を使用してインピーダンス測定を実施した。ピーク・ツ
ー・ピークで10μAの電流を隣接する電極の一対の間に流し、その結果として
生じる電位の実部分を残りの電極間で測定した。測定電流と印加電流の振幅との
比は伝達インピーダンスを決定する。4.8kHzから614kHzまでの間の
ステップで周波数を倍増させることによって8通りの周波数で測定を行った。測
定は毎秒67フレームで直列式に行い、コンピュータに入力した。測定の再現性
をチェックするために、殆どすべてのケースで2つの別々のセットのデータ(各
々が1.5秒にわたって記録される100測定値)を連続的に記録した。最初の
セットの測定値だけを使用して表1と2に結果として示す。プローブを既知の導
電率の生理食塩水に設置することによって較正を行った。伝達インピーダンス・
スペクトルの4電極測定は電極と組織との間の接触インピーダンス(およそ10
0Ωの伝達インピーダンスと比べてこれは1kΩのオーダーである)によって本
質的に影響を受けない。
【0041】 (被検体) 被検体の大多数は中程度または重度の核異型を示すパプ試験結果を有する女性
であった。しかしながら、3人の境界線上の変化および2人の軽度の核異型をも
つ女性もやはり調査した。コルポスコピーを目的として酢酸を塗布する前にイン
ピーダンス測定を行った。プローブは子宮頚部の8箇所の位置に設置した。これ
らは、子宮頚管内との境界に近い4つの位置にコンパスの主点を置き、残りの4
つの源泉を子宮頚部の正常な扁平上皮表面に置いた。プローブの位置決めを含め
たコルポスコピー試験は、コルポスコピー印象、コルコスコピー指向性のパンチ
・バイオプシーの組織病理学試験、およびインピーダンス測定から得られた結果
の間の相関をとれるようにビデオで記録した。
【0042】 124人の女性の756測定に関して明らかなコルポスコピー結果と良好なイ
ンピーダンス・データが利用可能であった。測定値の最大可能数は8×124、
すなわち992であった。221のケースで、プローブが設置された点で組織は
バイオプシーやコルポスコピーのいずれによっても明らかに識別されなかった。
さらなる15測定値は技術的背景で否定された。殆どすべてのケースで、これは
データ収集の間にプローブが動いたせいであった。
【0043】 コルポスコピーと組織学的結果の比較の後、正常な扁平上皮から370の測定
値、浸潤性の癌から1、CIN2/3(重度)から126、およびCIN1(軽
度)から63であることが見出された。付け加えると64ヵ所の点は発達しきっ
た異形成として、98は未成熟の異形成として、34は円柱組織として分類され
た。「正常」と性質決定するためには、扁平上皮は変形ゾーンの外にあり、酢酸
で変化の兆候を示さず、かつルゴール・ヨードで陽性の染色を有していなければ
ならない。
【0044】 (分析) 各々の測定位置で記録した第1のデータのセットを形成する100測定値を平
均化して8通りの周波数各々でインピーダンスの平均値を得た。その後、インピ
ーダンス・スペクトルを形成するこれらのデータを最小二乗偏差法で以下のCo
leの式に当てはめ、
【0045】
【数4】
【0046】 R0、R∞およびFcの概算値を得た。R0とR∞はそれぞれ極めて低い周波数お
よび極めて高い周波数でのインピーダンス(実部分)であり、Fcは周波数であ
り、αは定数である。組織の異質性と共にαは増大するが、Fcの評価の精度を
向上させると分かったので我々は値をゼロと仮定した。このケースでは抵抗Sと
並列でキャパシタCと直列に抵抗Rが配置されて構成される等価電気回路は上記
の等式で与えられるインピーダンスZを有し、ここで、
【0047】
【数5】
【0048】 である。したがってパラメータR、SおよびCは当てはめたColeの式から決
定される。プローブを既知の導電率の生理食塩水で較正したので、RとSは導電
率に反比例し、Ωmの単位を有する。それらはそれぞれ細胞外および細胞内の空
間に関係する可能性がある。Cは細胞膜のキャパシタンスに関係し、μFm-1
単位で与えられる。
【0049】 この種のデータを分析してR、SおよびFcまたはCの値を与える方法はCo
leの式ばかりではない。実際にもっと正確なR、SおよびFcまたはCの値を
与えることのできる他のもっと洗練された方法が当該技術で知られている。
【0050】 (結果) 4つの組織グループについて導き出したColeの式のパラメータR、Sおよ
びCが表1に与えられている。統計学的パラメータ範囲もまた示されている。平
均値の95%信頼度(95%CI)が手引きのために与えられているが、これら
はガウス分布を仮定している。また、ノンパラメトリックのマン・ウイトニー両
側検定も実施し、いくつかの有意のグループ分けが存在することを示した。Rお
よびSの値はCIN2/3組織から正常な偏平上皮組織を分ける(両方のケース
でp<0.0001)。RとSはまた、CIN1組織からも正常偏平上皮を分け
る(両方のケースでp<0.0001)。SはCIN2/3組織からCIN1を
分ける(p=0.0009)。Cの値は何ら有意の変化を示さない。浸潤性の癌
に対応する組織サンプルは1つだけであった。このケースでの測定値はR、Sお
よびCについてそれぞれ8.0、5.1および0.28であった。
【0051】 100測定値の2回繰り返し測定値の組は測定の再現性をチェックするのに使
用した。測定値の変動係数(標準偏差/平均値)はR、SおよびCについてそれ
ぞれ0.108、0.263および0.253であった。
【0052】 RとSの算定値の統計学的自立性を査定するために正常な偏平上皮、CIN1
およびCIN2/3組織についてプールしたデータを使用してピアソン相関を実
施した。r2は0.086であり、これはRの変動の8.6%だけがSの変動に
起因し得るものであり、逆もまた真であることを示すと解釈することができる。
【0053】 正常な偏平上皮からCIN1を経由してCIN2/3へと上皮が進行するとき
のRおよびSの変化は図2の柱状図で図示されており、次のように要約すること
ができる。
【0054】 Rは因数5で減少する。 Sは因数2.5で増加する。 Cは変化しない。
【0055】 本技術の選別検査としてのあり得る有用性を理解するのを補助するために、正
常な偏平上皮およびCIN2/3の組織のグループについて受診者動作特性(R
OC)曲線を導き出した(図3)。ROC曲線は2つのパラメータRとSを正常
な偏平上皮とCIN2/3の組織との間の判別式として使用して得られる感度(
1−偽陰性の区分)と特異性(1−偽陽性の区分)を示す。測定値が2つのグル
ープ間で弁別を示さない場合、45°で単一の線が得られる。弁別がある場合、
曲線は上方で左方向に移動する。曲線より下の面積が与えられる。0.5の面積
はグループ間に弁別のないことに相当し、1.0の面積は完全な区別化に相当す
る。
【0056】 (女性1人当たりの分析) 各々の測定部位に基づくデータの分析に加えて、各々の女性についてもまたデ
ータをグループ化した。電気的インピーダンス測定値と参照の塗抹標本検査およ
びコルポスコピー試験の結果の両方との間で比較をするためにこれを実行した。
【0057】 各々の女性について単一の指標を供給するために、8箇所の測定部位の各々に
ついて最初にR/Sを算出した。これは正常な偏平上皮からCIN1を経由して
CIN2/3へと進行するときにRが低下してSが増大するという事実を考慮す
るための企図であった。RとSの別の組み合わせは使用可能であり、この基本に
のっとって組織の区別化を最適化する企てはしなかった。その後、各々の女性に
ついて最も低いR/Sの値(R/S最小値)を、これが最大の異常を識別するは
ずであるという基本にのっとって、結果として得た。しかしながら、この識別方
法はコルポスコピーによって円柱または未成熟の異形成組織と識別されたいくつ
かの組織部位を含むことが観察された。この混同を低減するために、各々の女性
のR/Sの最小値をとるときにRが2.36Ωmに等しいかまたはそれ未満の部
位(CIN2/3については25%百分位数)を除外した。
【0058】 コルポスコピーとバイオプシーの結果はCINグループか「正常」グループの
いずれかに女性を配置するのに使用した。「正常」グループの全員が6ヶ月の間
隔を置いて、繰り返しの子宮頚部の細胞学およびバイオプシーで少なくとも2回
のコルポスコピー試験を受けた。何らかのCIN1またはCIN2/3の組織が
識別された場合、その女性はCINグループに配置された。CINグループは8
8人であり、「正常」グループは28人であった。合計124人の女性達から8
人を除外した。8個の測定値から6個未満しか得られないかまたはコルポスコピ
ーの調査が曖昧であった場合は女性たちを除外した。
【0059】 R/S最小値の結果は図4に示したROC曲線を使用してCIN、「正常」分
類と比較される。この曲線の下の面積は0.819である。表2はこれらのデー
タから導き出される統計学的パラメータの範囲を提示している。
【0060】 インピーダンスの結果に基づいて116人の女性達を分類し、R/S最小値の
75%百分位数の点(0.81)を境界線として使用する場合、インピーダンス
は次の性能の程度を生じた。すなわち、感度75%(66/88)、特異性71
%(20/28)、陽性的中度89%(66/74)および陰性的中度45%(
20/44)である。この研究で子宮頚部細胞学は76%(88/116)の陽
性的中度を有した。すべての女性達が陽性の塗抹標本結果であったので他の程度
は算出できなかった。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】 前癌状態の段階での子宮頚部組織の主たる変化は表面付近の細胞層の破壊と細
胞核のサイズの増大である。これは図5に示されている。 測定したインピーダンス・スペクトルに当てはめたColeの式はパラメータ
R、SおよびCを供給する。Rは細胞外空間を通る導電径路によって決定され、
したがって層中への細胞のパッキングに敏感である。正常な偏平上皮では電流は
細胞層の周囲を辿らねばならず、したがって長い抵抗性の経路をとるので高い値
のRを見ると予想していた。CIN1およびCIN2/3へと変化していく組織
では正常な偏平上皮の表面細胞層が無くなり、したがってRは大幅に減少する。
Rの観察した変化はこのモデルにうまく当てはまる。この結果はすでに知られて
いることと合致する。
【0064】 Sは細胞内空間を通る導電径路によって決定される。CIN2/3の組織でS
が増大することは正常なものと比べてこの組織で核のサイズが増大していること
を反映しているようである。これは以前にはわかっていなかった。
【0065】 Cは細胞膜の構造によって決定される。文献にはCIN2/3の組織で期待さ
れる変化に関して予測を可能にする証拠はない。 本研究の第2の目的は女性の子宮頚部における潜在性の前癌状態による変化を
選別する方法としての本技術の能力を査定することであった。我々の結果は、正
常な偏平上皮とCIN1およびCIN2/3へと変化する組織とにおいて極めて
優れた測定区別を示す。ROC曲線(図)はCIN2/3に伴なう変化の検出で
0.9の感度と特異性を得られることを示している。
【0066】 Obstetrics and Gynaecology,93,3,462
−470(1999)に発表した論文の中でMitchell等は偏平上皮内障
害の診断とそれに由来するROC曲線について総説した。彼等はパパニコロー塗
抹標本試験で0.76、コルポスコピー診断で0.84、および彼等の開発した
蛍光分光技術で0.71から0.75のROC曲線下方面積を提示している。殆
どのケースでMitchell等はROC曲線を導き出すのにCIN1とCIN
2/3組織を一緒にまとめた。一緒にまとめたCIN1とCIN2/3組織で匹
敵する我々のデータの図は区別パラメータとなるRとSそれぞれで0.934と
0.834である。しかしながら、これらの図とMitchell等によって引
用されたそれらとの比較は、我々の図が個々の部位で為された測定値に関するも
のであるために誤解を招き易い。もっと良い比較は我々の示す「一女性当たりの
分析」結果に対するものである。R/Sを使用した「一女性当たりの分析」(図
4)の曲線下方面積は0.819である。これはパプ試験を超えたかなりの改善
を表わしており、その一方でかなり便利で迅速である。
【0067】 (有限要素モデル) パラメータSが直接的に核のサイズ、および/または細胞質に対する核の容積
比率に関係するという結論のさらなる支持を供給するために、3mm×3mm×
0.4mmの組織断片の有限要素モデルを作製した。いくつかの別々の周波数で
流される電流を有するモデルのシミュレーションを実行し、インピーダンスの実
成分を各々の周波数で測定した。核:細胞質(n:c)の容積比率を変えながら
これを繰り返した。
【0068】 正常な組織では、n:c比率は表層細胞で0.003、中層細胞で0.02、
副基底細胞で0.04、基底細胞で0.27であった。その後、比率を0.3、
次いで0.5に調整した。これらの値はCIN2/3の組織の比率と殆ど等しい
。結果を図6に示す。
【0069】 結果は明らかに、曲線が10および100kHzの間のどこかの値まで一致し
、その地点で曲線が分かれ、n:c比率が高くなるに従って合計の実インピーダ
ンス(すなわち抵抗性)が高くなることを示している。これはn:cが高めの場
所での細胞質を通る導電径路の減少によって説明することができ、Sの値が一層
低くなり、したがって合計の抵抗性インピーダンスが低くなる。細胞膜が電流で
貫通される臨界周波数において曲線が分かれ始める。
【0070】 これらの結果をColeの式に当てはめ、そこから導き出したRとSの値は実
際の組織で得られた結果と充分に等価であった。 要約すると、発明者らは組織の電気的インピーダンス・スペクトルのいくつか
の特徴は細胞の配列(層形成)および細胞核のサイズの変化によって説明できる
ことを示した。これは電気的インピーダンス・スペクトル測定値から組織構造を
導き出す道を開くものである。例えば、胃食道移行部および膀胱から測定値を得
ることは可能であり、そこでは前癌状態の変化を選別することは重要なことであ
る。我々は子宮頚部組織の優れた区別化を与えるのにこの方法論が使用できるこ
とを示した。得られた感度および特異性は既存の選別方法に少なくとも匹敵する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法で使用するプローブの端部の透視図である。
【図2】 イン・ヴィヴォの実験のColeのパラメータR、SおよびCの平均値を示す
柱状図である。
【図3】 イン・ヴィヴォの実験のSのデータから導き出されるROC曲線を示す図であ
る。
【図4】 イン・ヴィヴォの実験のR/Sのデータを使用して「一女性当たり」の比較を
示すROC曲線の図である。
【図5】 正常から浸潤性の癌への進行を示す上皮組織の図である。
【図6】 細胞サイズに対する核の様々な比率の変化を示す、子宮頚部偏平上皮の有限要
素モデルで周波数に対するインピーダンス(実成分)をプロットした図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年9月3日(2002.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 ここでZ=インピーダンス(オーム) R∞=無限大周波数での抵抗(オーム) R0=直流での抵抗(オーム) F=周波数(ヘルツ) Fc=「臨界周波数」(ヘルツ) α=「分布定数」と呼ばれるもの である、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スモールウッド,ロドニー・ハリス イギリス国エス33 9エイチユー ホウ プ・ヴァレー,ブラッドウェル,グランビ ー・ロード,ネザー・ムーア・ハウス (72)発明者 ボストン,カレン・ジュリー イギリス国エス40 1ジェイビー ダービ シャー,チェスターフィールド,アッシュ ゲイト,アッシュゲイト・アベニュー 8 (72)発明者 ブラケット,アンソニー・デヴィッド イギリス国エス75 4イーエックス サウ ス・ヨークシャー,コーソーン,セイン ト・ジュリエンズ・マウント 8 (72)発明者 ティディ,ジョン・アンソニー イギリス国エス11 7ピーアール シェフ ィールド,リンギングロウ・ロード 120 Fターム(参考) 2G045 CB01 CB02 FA34 GC16 2G060 AA15 AD06 AE40 AF06 HC09 HE03 4C027 AA06 GG09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるサイズの核を有する細胞の2つまたはそれ以上の組織
    タイプの組織の所定の領域で区別化をする方法であって、 (a)ある範囲の周波数にわたって組織の領域に交流電流を印加するステップと
    、 (b)各々の周波数で前記組織のインピーダンスを測定するステップと、 (c)その結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内の抵
    抗値Sを導き出すステップと、 (d)前記S値に基づいて前記組織タイプを区別するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 肥大した細胞核を有する細胞を含む潜在性の癌または前癌状
    態の組織の存在について検査を行う方法であって、 (a)ある範囲の周波数にわたって組織の領域に交流電流を印加するステップと
    、 (b)各々の周波数で前記組織のインピーダンスを測定するステップと、 (c)その結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内の抵
    抗値Sを導き出すステップと、 (d)前記S値に基づいて、バイオプシーまたは他の方法によるさらなる調査が
    必要かどうか判定するステップとを含む方法。
  3. 【請求項3】 肥大した細胞核を有する細胞を含む癌または前癌状態の組織
    の存在について組織のバイオプシー・サンプルを分析する方法であって、 (a)ヒトまたは動物から組織バイオプシーを得るステップと、 (b)或る周波数の範囲にわたって交流電流を前記組織に印加するステップと、 (c)各々の周波数で前記組織のインピーダンスを測定するステップと、 (d)その結果から、細胞質によって提供される電気的抵抗を表わす細胞内抵抗
    値Sを導き出すステップと、 (e)前記S値に基づいて、癌または前癌状態の組織の存在の可能性を判定する
    ステップとを含む方法。
  4. 【請求項4】 前記周波数の範囲が50kHzから1.5MHzまでの範囲
    の周波数を含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a)前記結果から、組織の前記領域にある細胞間の電流径
    路によって提供される電気的抵抗を表わす細胞外抵抗値Rを導き出すステップと
    、 (b)RとSの値の前記組み合わせに基づいて前記判定または区別化ステップを
    行うステップとをさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 RとSの前記組み合わせがR/SまたはS/Rである、請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記S値および/または前記R値が前記結果を次のCole
    の式に当てはめることによって導き出され、 【数1】 ここでZ=インピーダンス(オーム) R∞=無限大周波数での抵抗(オーム) R0=直流での抵抗(オーム) F=周波数(ヘルツ) Fc=「臨界周波数」(ヘルツ) α=「分布定数」と呼ばれるもの である、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
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