JP2003524954A - メディア処理システムおよび方法 - Google Patents

メディア処理システムおよび方法

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JP2003524954A JP2001550706A JP2001550706A JP2003524954A JP 2003524954 A JP2003524954 A JP 2003524954A JP 2001550706 A JP2001550706 A JP 2001550706A JP 2001550706 A JP2001550706 A JP 2001550706A JP 2003524954 A JP2003524954 A JP 2003524954A
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Abstract

(57)【要約】 メディア処理システム(30)は、該メディア処理システム(30)によって処理されるデジタルデータを格納する複数個の格納位置(34,40,46)を含むDRAM(34,46)と、該デジタルデータが、標準化されたフォーマットに圧縮されるビデオ(36)を含むことと、圧縮ビデオ画像と画像データ(36)を生成するために、該標準化フォーマットの圧縮ビデオデータを含む該デジタルデータを処理するシステム(30)と、フルモーションビデオピクセルデータを生成するために、該標準化フォーマットの圧縮ビデオデータを復号化するシステムと、該処理手段と該複合化手段との間で該DRAM(34,46)を共有するシステムとを含んで提供される。メディア処理(30)は、並列にたがいに接続される複数個の処理要素(66,68,70,72)と、該処理要素(66,68,70,72)のそれぞれを制御し、それぞれに分配するシステムを有してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、マルチメディアアプリケーションにおいて使用するための新規な処
理アーキテクチャに関する。詳細には、圧縮されたデジタルビデオおよび音声デ
ータを解凍し、デジタルビデオおよび音声データを他のデジタルデータとともに
処理し、コンピュータシステムまたはその他の適切なマルチメディア提示システ
ム上において提示するための高解像度カラーマルチメディアデータを生成するの
に適合された処理アーキテクチャおよび関連する方法に関する。
【0002】 DVD、CDまたはコンピュータメモリなどの比較的狭い波長帯の媒体上での
デジタルビデオ画像の格納を容易にするためのフルモーションデジタル画像の圧
縮は周知である。コンピュータ画面用の典型的な単一の全画面ビデオフレームは
300,000ピクセルを超えるピクセルから成り、各ピクセルは、24ビット
カラーシステムの1670万色のうちの1色により定義される。該単一のフルカ
ラー画像フレームは、約100万バイト(1Mb)のメモリに格納され得る。ビ
デオゲームなどのアプリケーションで動画を実現するためもは、ビデオシステム
は毎秒約30のカラーフレームを生成、表示しなければならない。よって、1分
間のフルモーションカラービデオのためには、システムは、好ましくは2ギガバ
イト(2Gb)の画像データを格納できなければならない。同様に、300ドッ
ト/インチで走査されるフルカラーの静止フレーム画像は、25メガバイトを超
えるメモリを必要とする。これらのメモリ要件は、非常に大きく、かかる大量の
データを格納できる格納装置は高価である。
【0003】 さらに、フルモーションカラー画像を生成するため、格納装置からフルカラー
画像データが検索される速度は、ほとんどの現行の格納装置の有効データ転送速
度を上回る。例えば、典型的な格納装置が毎秒約250KBの速度でデータを転
送できると想定すると、毎秒30MBの所要速度でのフルモーションカラービデ
オ画像の検索(毎秒30個の1MBフレーム)は達成できない。この仮説の格納
装置は120倍低速すぎる。
【0004】 したがって、フルカラー画像を表すために必要なデータ量を減少でき、同時に
、十分な高品質画像を維持する画像圧縮手法が開発された。かかる手法のほとん
どにおいて、情報を除去し得る(すなわち人間の目がそれほど敏感ではない)場
所を特定化することで、大幅に画質を劣化させることなく、画像データ量が低減
される。例えば、人間の目は、カラーの詳細よりも白黒の詳細により敏感である
。かくして、多くの既知の手法は、画質における大幅な認識可能な低下を生じる
ことなく、画像において各ピクセルに関する色情報の量を低減する。
【0005】 かかる既知の圧縮手法としては、差分パルスコード変調、動画エキスパートグ
ループ(MPEG)圧縮、およびMPEG−2圧縮がある。MPEGフォーマッ
トは、コンピュータシステムで使用されるデジタルフルモーションビデオおよび
音声データの圧縮と解凍の基準となるよう意図された。MPEG−2フォーマッ
トは、柔軟なデジタル・スケーラブルビデオ伝送を支援する、MPEGフォーマ
ットの拡張版である。MPEGおよびMPEG−2フォーマットは、フルモーシ
ョンビデオ信号の圧縮および解凍の標準的な手法となってきている。
【0006】 かかる手法を用いて画像が圧縮されると、次に、画像を表示するために、圧縮
画像データは一般に解凍され、場合によっては処理される。圧縮された画像デー
タの解凍および処理は、大量の処理能力を必要とし、大量のメモリも必要とする
。圧縮されたデジタルビデオ画像の復号化・解凍の従来のシステムは、圧縮され
たデジタルビデオ画像と、圧縮されていないデジタルビデオ画像の両方を保持す
るメモリと、画像を解凍し、メモリ内に画像を格納するデコーダとを備える。既
知の解凍システムは、PC、DVDプレーヤー、デジタル衛星テレビシステム、
ケーブルテレビシステムで使用され得る。かかる既知のシステムは、圧縮された
画像を復号化するためにメモリ集約的な演算を使用し、典型的に2MBの格納空
間を必要とする。当業者なら理解するように、かかるシステムは、解凍に必要と
される大量のメモリにより高価になる傾向がある。さらに、かかるシステムは、
画像のみを解凍し、複合画像を生成するために、他のソースからのデジタルデー
タは処理しない。最終的に、データを解凍し、同時にビデオデータを処理するた
めには、追加のメモリおよび処理能力が必要とされ、それらは一般に従来のビデ
オ解凍システムでは利用可能ではない。
【0007】 さらに、従来の処理システムは、ビデオ画像を生成するのに十分な処理能力を
有するものが存在するが、かかるシステムのいずれも、フルモーションカラー画
像を高速で効率よく解凍、処理するために最適化されていない。一般に、かかる
処理システムは、処理システムに付加された別個の解凍システムも必要とする。
【0008】 最後に、フルモーションカラービデオゲーム、バーチャルリアリティシステム
、ケーブルテレビ受像機などの用途のために十分高速でメディアデータを解凍、
処理するようなこれら従来のシステムは存在しない。かかるシステムのいずれも
、統合されたフルモーション画像データ解凍および処理システムのいずれも含ま
ないため、かかるシステムのいずれも、廉価で完全に機能的なメディア処理シス
テムを提供しない。
【0009】 したがって、公知の装置のこれらの不都合およびその他の不都合を回避するメ
ディア処理システムおよび方法が必要とされている。 (発明の概要) 本発明は、衛星デジタルテレビシステム、ビデオゲームシステム、ケーブルテ
レビシステムなどで使用され得るフルモーションカラー画像を生成するために、
ビデオデータの解凍および処理を同時に行うメディア処理システムを提供する。
該メディア処理システムは、システムの全体的なコスト削減のため、解凍システ
ムと処理システムとの間で共有されるメモリも有し得る。
【0010】 本発明によると、メディア処理システムは、標準化されたフォーマットで圧縮
されたビデオデータを含むデジタルデータを格納するためのダイナミックランダ
ムアクセスメモリ(DRAM)またはその他の適切な格納装置を備え得る。該D
RAMは処理システムと復号化システムとによって共有される。前記デジタルデ
ータは処理されて、圧縮されたビデオ画像および画像データを生成する。次に、
圧縮されたビデオ画像は復号化されて、フルモーションビデオピクセルデータを
生成する。
【0011】 次に、表示され得るフルモーションビデオ信号を生成するために、フルモーシ
ョンビデオピクセルデータが使用される。前記DRAMは圧縮された音声データ
を備えてもよく、該圧縮された音声データは復号化され、次に、マルチメディア
データを生成するために、フルモーションビデオ信号と組み合わされ得る。メデ
ィア処理システムは、単一の処理サイクル内で2個のピクセルを乗算するか、ま
たは組み合わせてもよい。メディア処理システムは、単一の半導体チップ上に形
成されてもよい。
【0012】 本発明のより完全な理解は、好ましい実施例の詳細な説明と特許請求の範囲を
、図面と関連して考慮することにより得られる。図面において、同一の参照番号
は同様の部分を示す。
【0013】 (好ましい実施例の詳細な説明) 本発明は新規な処理アーキテクチャに関し、より詳細には、マルチメディア画
像を生成するため、同時またはほぼ同時にビデオデータを解凍し、処理すること
が可能な処理アーキテクチャに関する。本発明が説明されるのはこの状況におい
てである。ただし、本発明によるシステムおよび方法がより広い効用を有するこ
とは言うまでもない。
【0014】 図1は、本発明にしたがってマルチメディアデータを生成するために、デジタ
ルデータを解凍し、処理するように構成されたシステム20の全体ブロック図で
ある。該システムは、圧縮されたデジタルメディアストリームを生成または提供
し得るハードディスクドライブ、ケーブルテレビシステム、衛星受像機またはC
DまたはDVDプレーヤーなどの圧縮画像発生器25を備えることが好ましい。
システム20は、解凍されたフルモーション画像を表示するディスプレイシステ
ム26も備える。音声および視覚データを含み得る圧縮されたメディアストリー
ムは、該圧縮されたメディアストリームを解凍するように構成されたメディア処
理システム30に入る。さらに、メディア処理システム30は、圧縮されたメデ
ィアストリームを解凍すると同時に、圧縮されたデータストリームまたは別の格
納装置またはデジタルデータソースに含まれるデジタルデータを処理し得、かく
して、解凍されたメディアストリームと共に使用され得る他の種類のメディアデ
ータを生成する。例えば、対話型のカラー、フルモーションビデオゲームが生成
され得る。すべてのデータが解凍され、処理されると、データは、見るために表
示システム26に出力される。ケーブルまたは衛星テレビシステム用には、メデ
ィア処理システム30は、入力された圧縮デジタルデータを単に解凍し、本発明
の一実施例によるとテレビ画面であり得るディスプレイ26上に画像を出力し得
る。
【0015】 図2は、本発明の一実施例によるメディア処理システムのアーキテクチャのブ
ロック図である。メディア処理システム30は、圧縮ビデオデータの解凍、フル
モーションカラー画像を生成するための解凍されたビデオデータおよび/または
他のデジタルデータを含むデジタルデータの処理、およびメディア処理システム
30内での他の演算の制御などの複数の演算を実行可能なメディアプロセッサ3
2を備える。メディアプロセッサ32は、単一の半導体チップ上に形成され得、
これに代わって、メディアプロセッサ32の複数のコンポーネントが複数の半導
体チップまたはデバイスに区切られてもよい。
【0016】 メディア処理システム30は、ビデオまたは視覚データ、音声データおよび/
または圧縮データなどの種々のデジタルデータを一時的に格納するためのDRA
M、SDRAM、フラッシュメモリ、またはその他の適切な格納装置などの1つ
以上の格納装置34,46を備えることも望ましい。DRAMおよび/またはS
DRAMはそのより高速なアクセス時間により、より迅速にアクセス可能である
ので、メディア処理システム30によって処理または解凍されるいかなるデータ
も、メインメモリ(図示せず)からDRAMおよび/またはSDRAMにロード
されることが好ましい。メディア処理システムによって処理されたデータは、デ
ィスプレイ上に表示される前またはメインメモリに戻される前のいずれかで、D
RAMおよび/またはSDRAMに一時的に格納され得る。
【0017】 マルチメディアデータを処理する際、メディアプロセッサ32は、デジタル画
像データストリームおよびデジタル音声データストリームを生成するように構成
されている。ビデオエンコーダおよびデジタル−アナログコンバータ(DAC)
36はメディアプロセッサ32から出力されるデジタル画像データを、テレビま
たはコンピュータモニタなどのディスプレイ装置上に表示できる複合ビデオ、s
−ビデオ、コンポーネントビデオなどのアナログ画像信号に変換する。音声デジ
タル・アナログコンバータ(DAC)38は、メディアプロセサッサ32によっ
て出力されたデジタル音声信号を、オーディオシステムなどによって放送可能な
アナログ音声信号(好ましくは約2〜8個の別個の音声チャネル)に変換する。
別の実施例によると、メディアプロセッサ32は、IEC−958ステレオ音声
またはコード化音声データ信号39も出力し得る。この信号は内部音声デコーダ
またはデジタル・アナログコンバータ(DAC)を有し得るシステムへの接続を
意図された音声出力信号である。
【0018】 メディアプロセッサ32は、メディア処理システム30用のベーシック・イン
プット/アウトプット・オペレーティング・システム(BIOS)と、音声デー
タを解凍し、合成音声を生成するために使用され得る音声テーブルおよび/また
はメディアプロセッサ32およびメディア処理システム30によって使用される
その他の適切なソフトウェアまたはデータを格納するために使用され得るリード
オンリーメモリ(ROM)などの第2格納装置40も備える。さらに、メディア
プロセッサ32はシステムバス41に接続される拡張バス42を備えてもよく、
それにより、1つ以上の拡張モジュール43がメディアプロセッサ32に接続さ
れ得る。拡張モジュール43は、メディア処理システム30の機能性を拡張する
ためのマイクロプロセッサ44などの追加ハードウェアを備えてもよい。図2に
示されるように、追加メモリ46を、拡張バス42およびシステムバス41を介
してプロセッサ32に接続してもよい。
【0019】 メディアプロセッサ32は、メディアプロセッサ32と、メディア処理システ
ム30の他の部分との間の通信のための複数の通信接続を備えることが好ましい
。メディアデータ接続50は、メディアプロセッサ32と、圧縮画像発生器25
(図1)などのその他のシステムとの間のメディアデータの転送を可能にする。
メディア制御接続52は、メディアプロセッサ32と、IC互換性装置および
/またはシステムバス41に接続されたインターフェースハードウェアなどの他
のシステムとの間で制御信号および/またはデータを転送する。ユーザインター
フェース接続54は、メディアプロセッサ32と、ジョイスティック、IRリモ
コン装置などのユーザインターフェース周辺機器との間でユーザインターフェー
スデータを転送する。最後に、入出力チャネル接続56は、システムのさらなる
拡張のための他のI/Oデバイスとの接続を可能にする。
【0020】 メディア処理システム30は、フルモーションカラービデオゲーム、ケーブル
テレビ受信機および衛星テレビ受信機、高解像度テレビ受信機、コンピュータシ
ステム、CDおよびDVDプレーヤーなどの種々の用途で使用される。例えば、
ビデオゲームアプリケーションで、地形、登場人物およびゲームのその他の視覚
的側面を表すデジタルデータは、メインメモリに格納され、周辺デジタルデータ
ソースから入力される。本発明のこの態様によると、メディア処理システム30
、およびより詳細にはプロセッサ32は、1乃至それ以上のデジタルデータソー
スからのデジタルデータを処理し、ビデオゲームディスプレイ上に表示されるイ
ンタラクティブなフルモーションカラー画像を生成する。メディア処理システム
30は、ビデオゲームの音楽および音響効果を追加する音声信号も生成し得る。
【0021】 ケーブルテレビ受信機または衛星テレビ受信機に対し、メディア処理システム
30は、ケーブルヘッドエンドシステムか衛星送信機から受信した圧縮デジタル
ビデオ・音声信号を解凍し、解凍デジタルビデオ・音声信号を生成する。次に、
解凍デジタルビデオ・音声信号は、テレビディスプレイへの出力であるアナログ
信号に変換される。メディア処理システム30はまた、任意の暗号化入力ケーブ
ルテレビまたは衛星テレビ信号を解読するように構成されてもよい。
【0022】 DVDプレーヤー用には、メディア処理システム30は、DVDまたはCDか
ら圧縮デジタルデータを受信し、データを解凍することが好ましい。同時に、メ
ディア処理システム30はROM、例えばROM40に格納されたデジタルデー
タまたは別のデジタルデータソースからの入力を受信し、解凍されたDVDまた
はCDカラー画像が、ROMまたはその他のデジタルデータソースから受信され
たデータと共に表示されるビデオゲーム環境を生成し得る。かくして、インタラ
クティブなフルモーションカラーマルチメディアゲームが、メディア処理システ
ム30によって動作され得る。
【0023】 次に図3を参照すると、その他の多数の処理アプリケーションと同様に、上記
で概説したアプリケーションを実行するメディアプロセッサ32の内部アーキテ
クチャを以下でさらに詳細に説明する。より詳細には、図3は、内部並列アーキ
テクチャを有するメディアプロセッサ32のブロック図である。本発明の並列ア
ーキテクチャは、デジタルデータを解凍、処理するために必要な処理能力および
速度を提供し、フルモーションカラー画像を生成可能にする。並列アーキテクチ
ャは、様々なアプリケーションで利用され得るが、並列アーキテクチャは特に、
マルチメディア処理アプリケーションに適用可能である。
【0024】 本発明の一実施例によると、メディアプロセッサ32は、通信バス60と、メ
インバス62と、補助バス64とから成り、これらのすべてが、プロセッサ32
の種々の処理要素とサブシステム装置を接続するために用いられる。より詳細に
は、プロセッサ32は、第1処理要素(MPE0)66と、第2処理要素(MP
E1)68と、第3処理要素(MPE2)70と、第4処理要素(MPE3)7
2と、復号支援装置74と、音声映像I/Oシステムとからなることが好ましい
。本発明の一実施例によると、音声映像I/Oシステムは、音声I/O装置76
と、ビデオI/O装置78と、ビデオ時間ベース・表示発生器80とからなる。
【0025】 メインバス62は、MPEメモリと外部SDRAMとの間か、または1個のM
PEから別のMPEへのいずれかにおける、約216Mバイト/秒の最大データ
転送速度を有する32ビットバスである。該バスは、データのバーストの転送に
使用でき、バイリニア・アドレッシングおよびZバッファ比較を含むピクセル転
送の広範なサポートを有する。これは、ビデオ・音声出力にも使用される。メデ
ィア処理システム30は、このバスに接続される最低8MバイトのSDRAMを
有することが好ましい。
【0026】 補助バス64は、16ビットバスであることが好ましく、より単純で低速なメ
インバスのようなものである。補助バス64は、システムバスメモリと、システ
ムバスに接続される他のデバイスとの通信用に使用され、線形データ伝送(li
near data transfer)を、約108Mバイト/秒の最高速度
で実行する。メディア処理システム30は、該バスに接続される最低8Mバイト
のDRAMを有することが好ましい。
【0027】 通信バス60は、最大データ転送速度が約172Mバイト/秒の別の32ビッ
トバスであることが好ましく、MPE間で128ビットパケットの伝送に使用さ
れるか、MPEの周辺機器との通信を可能にするために使用される。通信バス6
0は低レイテンシーバスであって、プロセッサ間の通信に適している。通信バス
60のより詳細な説明については、2000年1月3日に出願され、「マルチプ
ロセッサシステム用の通信バス(Communication Bus for
a Multi−Processor System)」と題された米国特許
出願第09/476,946号(代理人明細書番号第19223−000600
US)を参照されたい。当該出願のすべては参照により本願に援用される。
【0028】 データと命令が同じバスで伝送されなければならない、より標準的な単一バス
アーキテクチャと比較すると、制御信号/コマンドおよびデータが別のバス上で
通信されるために、該特定の並列バス構造は、メディア処理システム30により
処理されるデータ量の増加を可能とする。処理要素とサブシステム装置との間で
伝送されるコマンドおよびデータの数を増やすことにより、システムの総処理能
力が増大される。
【0029】 さらに図3で、処理要素およびサブシステム装置について以下により詳細に説
明する。特に、プロセッサ32は、処理要素(MPE)66 ,68,70,
72を備えることが好ましい。該処理要素の1つは、好ましくはプロセッサ32
の処理全体を制御するために、少なくとも部分的に、制御処理要素として使用さ
れる。例えば、制御処理要素は、(1)各MPEと他のシステム装置の間におけ
る一部またはすべてのデータの移動を制御し、(2)MPEおよびシステム装置
が実行するタスクのスケジュールを決定し、(3)他の適切な制御機能を実行し
得る。このようにして、タスクが適切にスケジュール指定され、データが効率的
に利用されると、メディアプロセッサ32内のすべてのMPEとサブシステム装
置が常に、またはほとんど常にビジー状態に維持できる。メディアプロセッサ3
2内のすべてまたはほとんどのMPEおよびサブシステム装置をアクティブ状態
に維持することで、より多くのデータおよびコマンドが処理され、かくして、シ
ステムの全体速度が増大する。
【0030】 本発明はいかなる特定のアプリケーションまたはメディアシステムに限定され
ないが、プロセッサ32の動作は、MPEGビデオデータストリームの処理を例
に取って説明する。MPEGフォーマットは、MPEG−1規格とMPEG−2
規格とを有し、MPEG−2規格はその改良された画像圧縮能力により、この2
つの内でより広く用いられ始めている。MPEGフォーマットは、特定のピクセ
ルの輝度に対応する輝度値で各ピクセルを表す。さらに、4個のピクセルの色を
表す2個のクロミナンスを生成するため4個ずつピクセルがサンプル抽出される
。かくして、4個のピクセルに関するデータを格納するため6バイトが使用され
る。該フォーマットは、4.2.0サブサンプリングフォーマットとして知られ
る。非圧縮の画像では、同じ4個のピクセルは、少なくとも12バイトのメモリ
を要する。MPEGデコーダは、ピクセルがディスプレイシステム上で表示され
得るように、4.2.0サブサンプルされた圧縮フォーマット信号を、複数個の
個々のピクセルを表す信号に変換し戻す。MPEGおよびMPEG−2の圧縮並
びに解凍手法は当業で周知であり、本願では詳細には説明しない。
【0031】 図3に示されるように、すべてのメディア処理要素(MPE)66〜72は、
バス60〜64のそれぞれに接続されることが好ましい。4個のMPEが図示さ
れるが、本発明は、いかなる特定数のMPEに限定されるものではなく、最低1
個のMPEまたは多数のMPEを有してもよい。ただし、本発明の一実施例によ
ると、4個のMPEを用いるのが好ましい。前記で簡単に説明したように、かか
る4個のMPEは、単一の半導体チップ上か、または多数のチップ上に形成され
得る。
【0032】 本発明の一実施例によると、各MPE66〜72は、他のすべてのMPEから
独立して動作可能な単一命令多重データストリーム(SIMD)汎用ベリー・ロ
ング・インストラクション・ワード(VLIW)RISCである。したがって、
図3に図示される実施例によると、最高4個の個別の複雑な処理タスクが同時ま
たはほぼ同時に実行される。さらに、大きなより複雑なタスクでは、制御プロセ
ッサが同じタスク上で幾つかまたはすべてのMPEを動作させる。例えば、3次
元画像を生成する場合、1個のMPEは、実像を生成する多角形を計算し、同時
に別のMPEは多角形を描画(表現)し得る。かくして、MPEは、タスクに応
じて、並列に独立して、あるいはたがいに協動して動作できる。このフレキシビ
リティは、メディア処理システムが、グラフィック処理、データベース検索、数
値処理などの様々な異なるタスクを処理することを可能にする。さらに、MPE
66〜72の各々は、同じ汎用命令セットを利用することが好ましい。
【0033】 本発明の一実施例によると、MPEG−2ビデオデータストリームを処理する
ために、MPEGデータを復号化し、フルモーションカラー画像を生成するため
に必要なタスクは、複数のMPE間に分割されてもよい。したがって、例えば1
個のMPEが音声データを処理し、1個のMPEが圧縮ビデオデータを生成し、
1個のMPEがデータストリームパーサーまたはマルチプレクサとして機能し、
別のMPEが制御機能を実行し得る。
【0034】 さらに図3を参照すると、プロセッサ32が、MPEG−2データ、サブピク
チャデータ、オーバーレイデータ、および制御データなどを含むDVDデータス
トリームを以下に処理するかの具体例を示している。本発明のこの特定例による
と、DVDデータストリームを処理するために、MPE168は、データストリ
ームを受信し、データストリームを、圧縮ビデオデータコンポーネント、圧縮音
声データコンポーネント、サブピクチャデータコンポーネント、ナビゲーション
制御データコンポーネントなどの別々のコンポーネントに分割または分解するよ
うに構成されることが好ましい。DVDデータストリームが独立したコンポーネ
ントに分解されると、次にデータは、データバッファとして機能するメモリ内に
置かれる。データが提示された時点またはそれに近い時点で、MPE168がメ
モリからデータを引き出し、処理のために、データの独立したコンポーネントを
異なるMPEおよびサブシステム装置に送信することが好ましい。
【0035】 この特定例によると、MPE066はMPEG−2データストリームの圧縮音
声部分を復号化および/または解凍するように構成されることが好ましい。同様
に、MPE168、MPE270およびデコーダ装置74は、MPEG−2ビデ
オデータストリームの復号化または解凍を実行するように構成される。図3に図
示されるように、デコーダ装置74は、デコーダ装置74とMPE68,70と
の間のデータの高速転送を容易にするために、MPE168とMPE270の両
方への直接的な接続を含む。さらに、デコーダ装置74とメモリ、および他のM
PEとサブシステム装置の間でのデータ転送を容易にするために、デコーダ装置
74は、通信バス60とメインバス60に接続されることが好ましい。
【0036】 MPE168は、別のコンポーネントにMPEG−2およびDVDデータを解
析し、次に、残りの復号化機能のために、ビデオデータストリームをMPE27
0とデコーダ装置74に送信する。例えば、MPE270は、ストリーム解析と
動作ベクトル復号化機能を実行するように構成され、一方デコーダ装置74は、
逆離散余弦変換(IDCT)、逆定量化(dequantization)、お
よび動作予測機能などのMPEG復号の下層部を実行するように構成される。図
3に図示されるように、MPE270とデコーダ装置との直接的な接続は、該装
置間のデータの高速転送を可能にし、かくしてビデオデータストリームの高速復
号を容易にする。
【0037】 MPEGビデオストリームは復号された後、テレビまたはコンピュータモニタ
などの表示装置に提供されるまで格納されるメモリに送信されることが好ましい
。MPE372は、サブピクチャ、メニュー、ナビゲーションおよびその他のビ
デオおよび音声制御機能を処理するように構成されることが好ましい。
【0038】 すべての音声、ビデオおよびDVD情報が復号化され、メモリ内に置かれた後
に、表示発生器80は、ビデオ、サブピクチャおよび制御情報をメモリから検索
し、幾つかの処理を実行する。例えば、本発明の一実施例によると、ビデオ情報
は4:2:0MPEGフォーマットでメモリに格納される。表示発生器80は、
4:2:0フォーマットをCCIR656標準ビデオフォーマットに合致した4
:2:2フォーマットに変換することが好ましい。さらに、表示発生器80は、
ビデオ情報をメニューなどのオーバーレイ情報およびサブピクチャチャネル情報
と組み合わせて、出力として情報の全パケットを提示することが好ましい。最後
に、表示発生器80は、好ましくはビデオタイミングとリフレッシュ機能を実行
するように構成されて、サブピクチャ復号化動作の幾つかを実行し得る。表示発
生器80が、サブピクチャ復号を実行するためにどのように1乃至それ以上のM
PEと相互作用するかについてのより詳細な説明は、2000年1月3日に出願
され、「サブピクチャ復号方法と装置(Subpicture Decodin
g Methods and Apparatus)」と題された米国特許出願
第09/476,698号(代理人明細書第19223−000700US号)
に記載され、当該出願のすべては参照により本願に援用される。
【0039】 前述の例は、DVDデバイスからのMPEG−2ビデオストリームとその他の
情報の復号化として本願で記載されたが、当業者であれば、プロセッサ32が、
処理機能、またはデジタル静止カメラ、デジタルビデオカメラ、ケーブルまたは
衛星テレビシステム、ROMまたはハードドライブ、あるいはその他の適切なデ
ータソースなどのいかなるソースからのメディアデータストリームを実行できる
ことは十分理解するであろう。さらに、プロセッサ32は、メディアデータのみ
ならず、いかなるタイプのデータも処理するように構成され得る。最後に、前述
の例は、特定の機能について説明しており、MPE66〜72と、デコーダ装置
74および表示発生器80などの他のサブシステム装置により実行されるが、当
業者であれば、本発明がこれらの特定の機能分類に限定されないことは十分理解
するであろう。MPEとサブシステム装置は、いかなる数の異なる機能を実行す
るようにも構成され得る。したがって、本発明は、本願に説明されるか、図3に
図示される例に限定されない。
【0040】 プロセッサ32は、メディア処理システム30の通信バス60、補助バス64
およびシステムバス41(図2)に電気的に接続されるシステムバスインターフ
ェース82も備えてよい。システムバスインターフェース82は、プロセッサ3
2と、メモリと、システムバス41および/または拡張バス42に接続される他
の周辺機器間に通信パスを提供する。例えば、図2に図示されるように、プロセ
ッサ32は、システムインターフェース82とシステムバス41とを介して、D
RAM46および拡張モジュール43に接続される。システムバスインターフェ
ース82を利用することで、プロセッサ32は、メモリ、外部プロセッサ、周辺
機器などを含む複数の異なるデバイスに接続され得る。
【0041】 さらにメディアプロセッサ32は、メインバス・オービトレーション・メモリ
アクセス装置84を含む。装置84のメインバスオービトレーション部は、メイ
ンバス62上のバストラヒックを制御し、オービトレーションを行なうことが好
ましい。装置84は、メモリ、例えば図2に図示されるメモリ34にインターフ
ェースも提供することが好ましい。メモリ34にアクセスするために、装置84
は、メモリオービトレーションシステム(図示せず)と、直接メモリアクセス装
置(図示せず)および/またはDRAMインターフェース(図示せず)を備える
か、またはそれらと通信し得る。
【0042】 前述のように、通信バス60は、一般的に、プロセッサ32内の種々のシステ
ム間、ならびにプロセッサ32外部の種々のシステムおよびシステムインターフ
ェースとの制御信号およびデータの通信に使用される。例えば、ROMインター
フェース88は、ROM、例えば図2のROM40へのデータ転送および同RO
Mからのデータの転送のために、補助バス64と通信バス60に接続される。前
記で簡単に説明したように、該ROMは、メディアプロセッサ32に固有のプロ
グラムコードおよびその他のデータを格納できる。また、一般入出力(I/O)
インターフェース90が通信バス60に接続されて、メディアプロセッサ32と
、例えばユーザインターフェースまたはメディア制御システム(例えばキーボー
ド、ジョイスティック、マウス、およびその他の適切なユーザインターフェース
)との間に通信パスを提供し得る。
【0043】 通信バス60には、コード化データインターフェース92と、通信バスオービ
トレーション装置94も接続される。コード化データインターフェース92は、
DVDプレーヤー、ケーブルまたは衛星ビデオフィードなどのソースから、MP
EGビデオデータなどのコード化されたデータを受信し、1乃至それ以上のMP
E66〜72、デコーダ装置74および/またはメモリに通信バス60を介して
データを通信することが好ましい。さらに、通信バスオービトレーション装置9
4は、通信バス60を介したデータ通信の使用および制御のオービトレーション
を行うように構成されることが好ましい。
【0044】 最後に、前記で簡単に説明したように、プロセッサ32は音声I/O装置76
およびビデオ入力装置78を備え得る。音声I/O装置76は、通信バス76と
メインバス62に接続され、マイク、ステレオシステムなどの外部音源から音声
デジタルビットストリーム入力を受信するように構成されることが好ましい。音
声I/O装置76からの出力は、プロセッサ32の音声出力であり、IS、I
EC958、SP−DIF、AC_3、MPEG音声、MP3、DTSまたはそ
の他の公知の音声フォーマットなどの種々のデジタル音声出力フォーマットを含
む。ビデオ入力装置78は、通信バスに接続され、例えばビデオカメラ、NTS
CおよびPALデコーダなどからデジタルビデオ入力(例えばCCIR656デ
ジタルビデオフォーマット)を受信するように構成されていることが好ましい。
【0045】 要約すると、MPE66〜72は汎用処理要素であるが、MPEは、好ましく
は、メディア処理アプリケーションを最適化するために使用できる特定の命令を
命令セット内に含む。かかる命令を以下により詳細に説明する。また、各MPE
は、3次元画像を生成するためのメディア処理規格およびアルゴリズムが変化し
、向上する場合に、命令が新しいアルゴリズムを実行するために簡単に変更され
るために、MPEは最新の基準とアルゴリズムに順応できるという点で十分に一
般的である。このMPEのフレキシビリティは、本発明によるメディア処理シス
テム30が拡張し、ユーザの需要と将来的な革新に順応することを可能にする。
例えば、より優れた圧縮技術が開発されると、メディア処理システム30に簡単
に組み込まれる。さらに、MPEのいずれも特に単一機能を実行するように構築
されていないために、処理機能のいずれか(例えば音声処理システム)で障害が
生じた場合、障害を軽減するために、音声データを処理するのに別のMPEが使
用され得る。
【0046】 前記でより詳細に説明されるように、各MPE66〜72は単一命令多重デー
タストリーム(SIMD)内部ハードウェアアーキテクチャとベリー・ロング・
インストラクション・ワード(VLIW)アーキテクチャとからなることが好ま
しい。VLIWアーキテクチャは、論理演算装置、乗算器などの複数個の並列処
理装置を備えるため、各処理装置がそれ自体のデータに関するそれ自体の命令を
実行できる。かくして、前述のように、メディアプロセッサ32は並列アーキテ
クチャから成り、メディアプロセッサ32内の各MPE66〜72も並列アーキ
テクチャからなることが好ましく、よって、メディアプロセッサ32およびメデ
ィア処理システム30の全体的な処理能力がさらに向上する。
【0047】 次に図4で、本発明の一実施例によるメディア処理要素(MPE)66,68
,70,72の内部並列アーキテクチャ100を図示するブロック図を示す。メ
ディアプロセッサ32の並列バスアーキテクチャと同様に、各MPE66〜72
は、命令バス102とデータバス104を有する並列バスアーキテクチャも含む
ことが好ましい。命令バス102は好ましくはMPEの全体にわたって命令を送
信し、データバス104はMPE内の種々の装置へまた同装置からデータを送信
する。前述のように、命令およびデータが同じバスを通って伝送されないので、
並列な命令およびデータのバスアーキテクチャによりMPE速度が増大される。
【0048】 MPEのアーキテクチャ100は、実行制御装置(ECU)106と、メモリ
処理装置(MEM)108と、レジスタ制御装置(RCU)110と、論理演算
装置(ALU)112と、乗算処理装置(MUL)114と、レジスタファイル
116などの複数個のサブユニットを有し得る。ECM106と、MEM108
と、RCU110と、ALU112と、MUL114はすべてレジスタファイル
116を介して並列にともに接続されることが好ましい。命令解凍およびルーテ
ィング装置118は命令バス102を介して命令メモリ120に接続され、好ま
しくは命令を復号し、MPE内の種々の処理装置へルートする。命令メモリ12
0は、MPE内の種々の処理装置を制御する複数個の命令を格納する。格納され
る命令は、好ましくはベリー・ロング・インストラクション・ワード(VLIW
)の形式であり、格納するために必要なメモリ量を低減するために圧縮されてい
る。VLIW圧縮のより詳細な説明を以下に説明する。
【0049】 レジスタファイル116は、MPEの処理装置106〜114のいずれかによ
って処理されるデータを一時的に格納するために使用される。例えば、2つの数
を加算する際、各数はレジスタファイル116内のレジスタにロードされ、次に
、該レジスタが加算され、結果がレジスタに格納される。以下に説明するように
、レジスタファイル116は、ピクセルなどのビデオ処理に固有のデータタイプ
を含む種々のデータを格納するよう再構成され得る。
【0050】 MEM装置108は、データバス104によってMEM装置108に接続され
るデータメモリ122などのMPE内のいずれかの格納要素へのアクセスを制御
するように構成される。MEM装置108は、別のMPEまたは別のシステムか
らMPE内の適切なメモリまたはレジスタに伝送されるようにデータのルートを
決定し得る。例えば、MPEは、データインターフェース130〜138を介し
て、メモリから、または別のMPEもしくは処理装置から直接データを受信でき
る。メインバス62に接続されるSDRAMからのデータは、メインバスDMA
インターフェース134を介して、MPEに伝送される。同様に、通信バス60
と補助バス64からのデータは、それぞれ通信バスインターフェース138と補
助バスDMAインターフェース136を介して、MPEにより受信される。デー
タは、コプロセッサDMAインターフェース132を介して、あるMPEメモリ
122と、別のMPEメモリ122またはシステム装置(例えばデコーダ支援装
置74)の間で伝送され得る。同様に、MPEは、コプロセッサインターフェー
ス130を介して、別のMPEまたはシステム装置(例えばデコーダ支援装置7
4)のレジスタまたはレジスタファイル内のデータにアクセスできる。図3に図
示される実施例によると、デコーダ支援装置74は、コプロセッサDMAインタ
ーフェース132を介して、MPE168のデータメモリ122からデータから
引き出すことが可能である。同様に、MPE70は、コプロセッサインターフェ
ース130を介して、データ支援装置74のレジスタにアクセスできる(逆もま
た同様である)。最後に、図4に図示されるように、アーキテクチャ100は、
MEM装置108からレジスタファイル116へデータを書き戻すことを可能に
する。
【0051】 RCU110は、対立がないように、専用レジスタのグループ(図示せず)へ
の処理装置の割当を制御する。ALU112は、レジスタファイル116に典型
的に格納されるデータに対して演算および論理処理を実行し、また、以下にさら
に詳細に説明されるように、ピクセル演算のために最適化され得る。MUL11
4はレジスタライフ116に典型的に格納される2個のデータの乗算を実行し、
また、以下に説明されるように、ピクセル演算のために最適化され得る。図4に
示されるように、ALU装置112およびMUL装置114は、両方とも、リタ
ーンレジスタファイルポート126,128をそれぞれ介して、レジスタファイ
ル116にデータを返信でき、よって生じたデータはレジスタファイルレジスタ
のいずれかに格納され得る。
【0052】 図示される並列パイプラインVLIWアーキテクチャ100のために、処理装
置106〜114のそれぞれが単一の独立命令を処理できるので、各MPEは、
各クロックサイクルで最高5個の独立命令を処理できる。3次元環境で多角形を
生成する、あるいは画像に陰影をつける命令のグループなどの、繰り返し実行さ
れる複雑なループ命令を有するグラフィックアプリケーションの場合、ループ内
のVLIW命令のそれぞれが、各動作がMPE内の処理装置のそれぞれに対して
1個ずつで、最高5個の演算を含む。かくして、MPEの内部並列アーキテクチ
ャは、メディアプロセッサ32とメディア処理システム30の処理能力、特にグ
ラフィック処理能力をさらに増大させる。
【0053】 MPEの並列アーキテクチャから実現可能な最適化の1例として、陰影をつけ
た物体上の平滑表面を生成するために使用できるプログラムコードの最適化につ
いて以下に説明する。本例では、三角形が、グーロー陰影法(Gouraud
shading)として知られる手法で陰影を付けられる。グーロー陰影法では
、表面が三角形などの複数個の多角形から構築される滑らかな表面陰影のモデル
化の試行において、隣接するピクセル強度は、頂点間で線形補完される。この例
を目的とし、増分値の設定は無視することにする。関数により使用される任意の
三角形の変数は以下のとおり。
【0054】
【表1】 グールー陰影法を実行するために使用されるマイクロコードは以下のようであ
ってよい。
【0055】
【表2】 ここで同じマイクロコードが図示される。中括弧{ }がマイクロコードの部
分の周囲に置かれ、必要に応じて再配置され、前述のMPEの並列アーキテクチ
ャ100によって1回のクロックサイクルで実行される。
【0056】
【表3】 図示されるように、「hloop」内のすべての命令は、1個のクロックサイ
クル内で実行され得、よって、三角形からなる画像上にグーロー陰影法を実行す
るために必要な時間を短縮する。
【0057】 図5は、本発明によるベリー・ロング・インストラクション・ワード(VLI
W)140の例の図である。VLIW命令は可変長で、各クロックサイクルで、
各処理装置が個別の命令を実行できるように、処理装置のいずれかまたはすべて
の命令を含む。例えば、VLIW140は、ECU装置106を制御するための
ECU_CTRL命令142と、MUL装置114を制御するためのMUL_C
TRL命令144と、ALU装置112を制御するためのALU_CTRL命令
146と、RCU装置110を制御するためのRCU_CTRL命令148と、
MEM装置108を制御するためのMEM_CTRL命令150とを含む。EC
U_CTRL、MUL_CTRL、およびALU_CTRL命令は可変長で、こ
こでは例示を目的として、それぞれ長さ32ビットとして示される。RCU_C
TRLおよびMEM_CTRL命令も可変長で、ここでは例示を目的として、そ
れぞれ長さ16ビットとして示される。かかる各命令の長さは、典型的に、処理
装置によって異なる。本例で、完全なVLIW140の長さは128ビットであ
る。いずれのVLIWの長さも、使用される処理装置の数と、VLIWが何らか
の方法にて圧縮されたか否かに依存する。
【0058】 次に図6を参照すると、メディアプロセッサ32および各MPE66〜72に
よってサポートされる種々のデータタイプを図示する図が示されている。最も単
純なデータタイプは、32ビットスカラ値であることが好ましいスカラタイプ1
60である。スカラタイプ160は、すべての他のデータタイプがそれに基づく
、基本的なデータタイプを形成する。例えば、ベクトルデータタイプ162は4
個の32ビットスカラデータタイプ164,166,168,170から成り、
ベクトルの全長は128ビットである。同様にスモールベクトル172も特定の
タイプの命令に定義され、4個の32ビットスカラデータタイプ174,176
,178,180からなるという点でベクトルと似ている。しかし、スモールベ
クトルのデータ部は64ビットでしかなく、したがって、陰影領域で示されるよ
うに、各スカラレジスタ174〜180の下半分が0に設定される。同様に、ピ
クセルデータタイプ182も4個のレジスタ184,186,188,190か
らなる。ピクセルは、各一次色(例えば、赤緑青)に対して16ビット値として
一般に定義される。1ピクセルに対し、スカラレジスタ184,186,188
は0に設定される。さらに、3個の16ビット値のみが典型的に必要であるため
に、最後のスカラレジスタ190のすべてのビットが0に設定されるか、または
ピクセルのZ(深度)などの他の値を保持するために使用される。ピクセル全体
を1個のデータタイプに格納にでき、1個のクロックサイクルで操作または処理
できるので、ピクセルデータタイプ182の使用により、好ましくは、グラフィ
ックアプリケーションのためのプロセッサ32、特にMPEの処理速度が増大さ
れる。最後のデータタイプはハーフベクトル192で、2個の32ビットスカラ
データタイプ194,196から成り、全長を64ビットにすることが好ましい
【0059】 すべてのデータタイプ160,162,172,182は、単一のレジスタと
して、あるいはグループレジスタの組み合わせとしてレジスタファイル116内
に格納され得る。レジスタファイル116内のレジスタの様々な使用が、以下の
表1に記載される。
【0060】
【表4】 表1に示されるように、各メディア処理要素(MPE)66〜72(図3)は
、スカラデータタイプを格納することが好ましい32個の32ビット物理レジス
タからなるレジスタファイル116を含むことが好ましい。前述のその他のデー
タタイプのいずれかを格納するために、32ビット長さのレジスタを論理的に組
み合わせる。かくして、32個の物理レジスタしかないが、かかる32個の物理
レジスタが複数個のデータタイプを表すために用いられる。例えば、R0〜R3
は、第1ピクセルを格納するために組み合わされ、R4〜R7は第2ピクセルを
格納し、R8はスカラを格納し、R12〜R15は特定のクロックサイクル用に
ベクトルを格納する。次に、次のクロックサイクルで、かかる割当は変更され得
る。この物理レジスタのエイリアシングまたは論理的結合は、様々なデータデー
タタイプをサポートする能力を保持するとともに、レジスタファイルの全体サイ
ズを減少する。例えば、128ビットを要するベクトル値を格納するために、4
個の32ビット物理レジスタが論理的に組み合わされる。かくして、第1定義論
理ベクトルレジスタV0は物理レジスタR0〜R3に格納される。各ベクトルデ
ータは4個の物理レジスタを必要とするために、1度に合計8個のベクトルレジ
スタが利用できる。同様に、前述のように、スモールベクトルとピクセルデータ
タイプも4個の物理レジスタに格納される。
【0061】 MPE内の処理装置による処理のためにデータを一時的に格納するデータレジ
スタに加え、幾つかのアドレスおよびシステムレジスタも存在する。例えば、R
X、RY、RUおよびRVレジスタは、以下により詳細に説明するように、バイ
リニア・アドレッシングに利用されることが好ましい。レジスタRC0とRC1
は、処理装置106〜114(図4)のいずれかにより使用される汎用ダウンカ
ウンタである。SPレジスタはスタックポインタで、メモリ内のシステムプログ
ラムスタックの先頭へのポインティングに使用される。RZレジスタは、プログ
ラム内の制御が、サブルーチンリターン制御後に、レジスタRZ内に保存された
アドレスに戻されるように、呼び出しサブルーチン命令後のプログラム実行中に
アドレスを格納するために使用される。PCレジスタは、プログラム実行を制御
し、追跡するために使用されるプログラムカウンタである。当業では周知である
ように、複数個の条件コードを格納するために使用されるCCレジスタもある。
【0062】 バイリニア・アドレッシングスキームは、例えば、ピクセル操作命令の速度を
増大するためにピクセルをロードし、格納するために用いられる。例えば、ピク
セルロード命令は以下のバイリニア・アドレッシング形式、すなわちld_p(
xy),Pを有し得る。この特定の命令は、RXとRYレジスタを一緒に使用
するが、命令中で(uv)と称されるRUおよびRVレジスタも使用できる。各
レジスタ対RX,RYおよびRU,RVは、レジスタによって参照されるデータ
構造を定義する入出力レジスタの関連セットを有してもよい。例えば、64ピク
セルマップ内のいずれかのピクセルを、単一のバイリニア・アドレッシング命令
を用いてロードまたは格納できるように、以下に説明されるようなピクセルマッ
プデータタイプを入出力レジスタによって定義できる。かくして、単一命令が任
意のピクセルをロードできるので、ピクセルの格納およびロード速度は低減され
る。
【0063】 各メディア処理要素(MPE)からメインDRAMへのピクセルデータタイプ
転送のフレキシビリティと速度をさらに増加するためには、複数の異なるピクセ
ルデータタイプがある。各MPE内部のピクセルデータタイプの幾つかは、メデ
ィア処理システム30のDRAM内に格納されたデータタイプを変換することで
生成される。かかる変換は、以下に説明されるように、MPEが内部フォーマッ
トでピクセルデータをより高速で処理できるために、実行される。外部DRAM
ピクセルデータフォーマットの幾つかは、MPEGフォーマットなどの工業規格
フォーマットであり、MPEがかかるフォーマットを操作することは困難である
。外部DRAMピクセルデータタイプから内部MPEピクセルデータタイプへの
変換と、その反対の変換は、例えば図3の装置82、装置84または装置86な
どのDMAシステムによって実行される。
【0064】 変換と、内部通常およびピクセルデータタイプを理解しやすくするために、表
2にピクセルデータタイプを示す。
【0065】
【表5】 示されるように、ピクセルマップタイプ0は、1ピクセル当たり16ビットで
ある。MPEGピクセルは、輝度の線形解像度の半分で彩度(chroma)が
サンプル抽出され、したがってこの種のMPEメモリ表象は、128ビットメモ
リ内に8個の8ビットの輝度(Y)値と4個の8ビット彩度(CR、CB)対(
すなわち8ピクセル)を格納する。
【0066】 示されるように、ピクセルマップタイプ1は、1ピクセル当たり4ビットであ
る。4ビットの値は、任意のカラー参照テーブル(CLUT)への索引を表すの
で、その値はピクセルの物理的外見と物理的関係を有さない。かかる4ビットピ
クセルマップは、前述のように、カラー参照テーブル内での索引付け後、ベクト
ルレジスタ内にロードされる。
【0067】 ピクセルマップタイプ2は、1ピクセル当たり16ビットで、ビットの値は、
いずれも5ビットである第1クロミナンス要素Cbと、第2クロミナンス要素C
rと、6ビットである輝度要素Yとしてピクセルの色を表す。示されるように、
タイプ2ピクセルマップは16ビットで、DRAMに格納され、画面上に表示さ
れ、かつ/またはMPEレジスタ内にロードされるが、このフォーマットでMP
Eによって、レジスタからメモリ内に格納はできない。DMAシステムは、メモ
リからロードする際に、ピクセルマップタイプ4からピクセルマップタイプ2に
変換する。同様に、DMAシステムは、メモリ内に格納し戻す前に、ピクセルマ
ップタイプ2をピクセルマップタイプ4に変換できる。
【0068】 示されるように、ピクセルマップタイプ3は、1ピクセルあたり8ビットであ
る。8ビットの値は任意のカラー参照テーブル(CLUT)への索引を表してい
るので、その値はピクセルの物理的外見と物理的関係を有さない。かかる8ビッ
トピクセルマップは、前述のように、カラー参照テーブル内での索引付けの後、
ベクトルレジスタ内にロードされる。
【0069】 ピクセルマップタイプ4は、1ピクセル当たり32ビットである。該ピクセル
マップの24ビットは、ピクセルの実際の色を表す。示されるように、これらの
タイプのピクセルマップは、DRAMからのピクセルのロード、DRAMまたは
MPEメモリ内へのピクセルの格納に使用される。この種のピクセルマップはベ
クトルレジスタ内に格納される。タイプ4ピクセルマップは、色も表す1ピクセ
ル当たり32ビットを有する。かかる32ビットは、いずれも8ビットである第
1クロミナンス要素Cbと、第2クロミナンス要素Crと、8ビットである輝度
要素Yに分割される。最後の8ビットは予備ビットで、他のピクセル属性に用い
られる。
【0070】 タイプ5ピクセルマップは、1ピクセル当たり16ビットで、16ビット制御
値を有する。16ビット制御値は、Zバッファ深度に用いられる。1ピクセル当
たりの16ビットは、ピクセルマップタイプ4の場合と同じ様態でCbと、Cr
と、Yとに割り当てられる。
【0071】 タイプ6ピクセルマップは、1ピクセル当たり32ビットで、関連32ビット
制御ワードを有する。制御ワードは、Zバッファ深さに用いられる。1ピクセル
当たりの16ビットは、タイプ4ピクセルマップと同じ様に配される。
【0072】 ここで、各MPE66〜72内の処理装置106〜114の詳細なアーキテク
チャを、より詳細に説明する。 図7は、本発明による論理演算装置(ALU)112の一実施例の詳細図であ
り、ピクセルデータに最適化されることが好ましい。以下に述べるように、AL
U112の入出力は種々の異なるソースとやり取りされるために、図示されるよ
うにALU112はフレキシブルである。さらに、図8を参照して以下に説明す
るように、ALU112は、追加加算器・減算器を備えるので、ALU112は
、単一のクロックサイクルでピクセル全体に演算および論理処理を実行できる。
【0073】 ALU112は、ALU112の複数のソース入力の1つからデータを選択す
るように構成された、マルチプレクサなどの複数個のスイッチ210,212,
214を含むことが好ましい。例えば、スイッチ210は、本発明によると、レ
ジスタのいずれかの1個に格納される32ビットデータタイプであるSrcAか
ら、あるいはALU命令に格納される即値データ(ImmB)からデータを選択
できる。同様に、第2スイッチ212は、SrcAから、またはALU命令に格
納される即値(ImmA)からデータを選択できる。ImmA即値データは、ス
イッチに入る前に符号拡張器216によって符号拡張され得る。ImmAデータ
、SrcBデータ、SrcDデータ、またはSrcBデータの最上位ビットは第
3スイッチ214によって選択され得る。SrcBデータの最上位ビットは、最
上位ビット(MSB)装置217によって決定され得る。
【0074】 第1スイッチ210および第2スイッチ212の出力は、シフタ218によっ
ていずれの方向にも変更または回転され得る。次に、シフタの出力が算術演算装
置(AOU)220に送られる。AOU220の他の入力は、第3スイッチの出
力である。かくして、AOU220に入力するデータは、複数個の異なるソース
から選択され、複数の異なる動作が、AOUに入力する前に、データに実行され
る。このフレキシビリティにより、ALU112は種々の異なるデータタイプを
処理可能となる。AOU220は、加算、減算、論理積、論理和、および排他的
論理和を実行し得る。AOU220の出力は、複数個の宛先に送られる32ビッ
ト値である。ALU112は、単一のクロックサイクルで単一のピクセルを処理
するためにも用いられ、図8を参照して以下に説明する。
【0075】 図8を参照すると、本発明にしたがって、ピクセルを処理するように構成され
たALU112の図が示されている。図示されるように、ALU112はAOU
220と、付加的な加算器/減算器装置222を含む。付加的な加算器/減算器
222は、AOU220と同じ演算を実行する。該演算において、要素P,P ,P,Pを備えた第1ピクセルと、要素S,S,S,Sを備えた
第2ピクセルが例えば加算される。要素Pは要素Sに加算されることが好ま
しく、要素Pは、32ビット値を加算するAOU220によって要素Sに加
算されることが好ましい。かかる16ビットピクセル要素を加算するために、A
OU220の前進チェーンをビット15とビット16との間で切断する。各ピク
セル追加要素P,P,S,Sを、他の要素が加算されると同時に、付加
的な加算器/減算器222によって加算する。かくして、本発明によると、AL
U112は、3次元画像処理などのピクセル集中アプリケーションの速度を増加
するために、1回のクロックサイクルで1個のピクセルを別のピクセルに演算的
、論理的に組み合わせることができる。
【0076】 図9は、本発明の一実施例によるMUL装置114のアーキテクチャを示す図
である。MUL装置114は、以下に説明するように、クロックサイクルごとに
ピクセルを高速処理するように構成される。図示されるように、MUL114装
置は、2個の32ビット数を乗算して64ビットの結果を生成する32ビット×
32ビットマルチプライヤ240からなり得る。さらに、MUL装置114は、
レジスタに書き戻すために、積のいずれかの32ビットの部分を選択するシフタ
242からなる。MUL装置114は、本発明によると、変数の高指数を迅速か
つ容易に計算し得る。例えば、xを計算する場合、xをxで乗算してxに等
しい出力を生成する。次に、xにふたたびxを乗算してxに等しい出力を生
成するために、x出力はMUL入力に戻される。MUL装置114は、図10
を参照して説明されるように、ピクセルデータタイプも迅速に処理され得る。
【0077】 図10は、本発明に従って、MUL装置214がどのようにピクセルまたはス
モールベクトルデータタイプを処理するかを示す図である。32ビット×32ビ
ットMUL214は、MUL装置114が4個の16ビット×16ビット乗算器
246,248,250,252に分解され得るように構成される。さらに、か
かる16ビット×16ビット乗算器は個々にアドレス指定可能である。したがっ
て、要素P,P,P,Pを備えた第1ピクセルまたはスモールベクトル
を、要素S,S,S,Sを備えた第2ピクセルまたはスモールベクトル
で乗算するために、要素PとSは、第1乗算器246によって乗算されるこ
とが好ましい。同時に、要素PとSは、第2乗算器248によって乗算され
、要素PとSは、第3乗算器250によって乗算され、要素PとSは、
第4乗算器252によって乗算される。かくして、ピクセルまたはスモールベク
トルの全体が、第2ピクセルまたはスモールベクトルの全体により、MUL装置
114を用いて1回のクロックサイクル内で乗算され、したがって、ピクセルを
使用するグラフィックアプリケーション用のメディア処理システムの処理速度を
増加する。さらに、MUL装置114は、2個の32ビット値を乗算するように
構成されるとともに、2個のピクセルまたはスモールベクトルを一緒に乗算する
ように構成され得る。
【0078】 さらに、本メディア処理システムは、ピクセルが処理される速度をさらに増加
するために幾つかの専用ピクセル命令も有することができる。例えば、ピクセル
データタイプを使用できるロードピクセル、格納ピクセル、乗算ピクセル、加算
ピクセル命令がある。さらに、前述のように、バイリニア・アドレッシングスキ
ームも、複数個のピクセルから構成される画像が処理される速度を増加できる。
【0079】 要するに、本メディア処理システムのアーキテクチャは、画像などのピクセル
ベースデータを高速で処理できるようにするために、ピクセル処理の大幅な強化
を提供する。しかし、本メディア処理システムおよびMPEは汎用であるために
、該メディア処理システムは、多くの他の速度および処理能力に集約的な演算に
も使用され得る。
【0080】 以上は、本発明の特定の実施例を参照してきたが、当業者であれば、本発明の
原則と精神から逸脱することなく、本実施態様への変更が行なわれ得ることは十
分理解され、本発明の範囲は特許請求の範囲に定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メディア処理システムのブロック図。
【図2】 本発明によるメディアプロセッサを含むメディア処理システムを示
すブロック図。
【図3】 図2のメディアプロセッサのブロック図。
【図4】 図3に図示される処理要素の1つのより詳細なブロック図。
【図5】 処理要素の一部である種々の処理装置を制御できるベリー・ロング
・インストラクション・ワードの図。
【図6】 本発明によるメディアプロセッサにより利用される種々のデータタ
イプの図。
【図7】 本発明による論理演算装置(ALU)のより詳細なブロック図。
【図8】 本発明により組み合わされる第1ピクセルと第2ピクセルの図。
【図9】 本発明による乗算器(MUL)のより詳細なブロック図。
【図10】 本発明によりたがいに乗算される2個のピクセルのブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 カルディッロ、ルイス エイ. アメリカ合衆国 94306 カリフォルニア 州 パロ アルト ルーズベルト サーク ル 59 (72)発明者 マシソン、ジョン ジー. アメリカ合衆国 95033 カリフォルニア 州 ロス ガトス スカイ ビュー テラ ス 23538 (72)発明者 スミス、エリック アール. カナダ国 B3K 5E2 ノバ スコシ ア州 ハリファックス ウィンザー スト リート 2712 アパートメント 208 Fターム(参考) 5C059 KK13 MA00 MA23 MC11 PP16 SS02 SS11 UA05 UA29 UA31

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディア処理システムであって、 該メディア処理システムによって処理されるデジタルデータを格納する複数個
    の格納位置を有するDRAMと、前記デジタルデータが、標準化フォーマットで
    圧縮されるビデオデータを含むことと、 圧縮ビデオ画像および画像データを生成するため、前記標準化フォーマット圧
    縮ビデオデータを含む前記デジタルデータを処理する手段と、 フルモーションビデオピクセルデータを生成するため、該標準化フォーマット
    圧縮ビデオ画像を復号化する手段と、 前記処理手段と前記復号化手段との間で前記DRAMを共有する手段と、 前記フルモーションビデオピクセルデータからフルモーションビデオ信号を生
    成する手段とを備えるシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムであって、前記圧縮ビデオデータ
    が複数個のピクセルを含み、前記標準化圧縮フォーマットが、各ピクセルについ
    て生成される輝度サンプルと、4個のピクセルごとに生成される2個のクロミナ
    ンスサンプルとを備えるシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシステムであって、前記復号化手段が、動
    画エキスパートグループデコーダを備えるシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシステムであって、前記圧縮ビデオデータ
    が複数個のピクセルを含み、前記処理手段が、前記処理手段の1回のクロックサ
    イクルにおいて、第1ピクセルを第2ピクセルで乗算する手段を備えるシステム
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシステムであって、前記ピクセルが第1部
    分と、第2部分と、第3部分とを有し、ピクセルを乗算する前記手段が、第1ピ
    クセルのある部分を、第2ピクセルの対応する部分で乗算する手段を備えるシス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のシステムであって、前記圧縮ビデオデータ
    が複数個のピクセルを含み、前記処理手段が、前記処理手段の1回のクロックサ
    イクルにおいて、第1ピクセルを第2ピクセルと組み合わせる手段を備えるシス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシステムであって、前記ピクセルが第1部
    分と、第2部分と、第3部分とを有し、ピクセルを組み合わせる前記手段が、第
    1ピクセルのある部分を、第2ピクセルの対応する部分と組み合わせる手段から
    なるシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のシステムであって、前記処理手段が、互い
    に並列に接続される複数個の処理要素と、所定数の命令を有する命令語によって
    前記処理要素を制御する手段と、前記処理要素の各々に同時にデータを分配する
    手段とを備えるシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のシステムであって、前記処理要素が複数個
    の処理装置から成り、前記処理装置の各々が、前記所定数の命令の1つによって
    制御されるシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のシステムであって、前記DRAMが、標
    準化フォーマットで圧縮された音声データを格納し、非圧縮の音声データを生成
    するために、標準化フォーマットで圧縮された前記音声データを解凍する手段と
    、フルモーションマルチメディアデータを生成するために、前記フルモーション
    ビデオデータと前記非圧縮音声データとを組み合わせる手段とをさらに備えるシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のシステムであって、前記処理装置が、前
    記処理装置内の複数個の格納位置と、各格納位置が所定物理的サイズを有するこ
    とと、各格納位置の所定物理的サイズよりも大きいデータを格納する1つの格納
    位置を形成するために、前記複数個の格納位置を組み合わせる手段とを備えるシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 単一の半導体チップメディアプロセッサであって、 前記単一の半導体チップ内部にあり、標準化フォーマットで圧縮されたビデオ
    デジタルデータを含むデジタルデータを格納する半導体メモリと、 前記半導体メモリに一時的に格納されるカラーのフルモーションビデオデータ
    を生成するために、前記半導体メモリ内で前記圧縮ビデオデータを処理する手段
    と、 カラーのフルモーションビデオ画像データを生成するために、前記半導体メモ
    リ内に格納される前記カラーのフルモーションビデオデータを復号化する手段と
    、 カラーのフルモーションビデオ画像信号を生成する手段とからなるプロセッサ
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプロセッサであって、前記圧縮ビデオ
    データが複数個のピクセルを含み、前記処理手段が、前記処理手段の1回のクロ
    ックサイクルにおいて、第1ピクセルを第2ピクセルで乗算する手段を備えるプ
    ロセッサ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプロセッサであって、前記ピクセルが
    第1部分と、第2部分と、第3部分とを有し、ピクセルを乗算する前記手段が、
    第1ピクセルのある部分を第2ピクセルの対応する部分で乗算する手段を備える
    プロセッサ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプロセッサであって、前記圧縮ビデオ
    データが複数個のピクセルを含み、前記処理手段が、前記処理手段の1回のクロ
    ックサイクルにおいて、第1ピクセルを第2ピクセルと組み合わせる手段を備え
    るプロセッサ。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプロセッサであって、前記ピクセルが
    第1部分と、第2部分と、第3部分とを有し、ピクセルを組み合わせる前記手段
    が、第1ピクセルのある部分を、第2ピクセルの対応する部分と組み合わせる手
    段を備えるプロセッサ。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載のプロセッサであって、前記処理手段が
    、互いに並列に接続される複数個の処理要素と、所定数の命令を有する命令語で
    前記処理要素を制御する手段と、前記処理要素の各々に同時にデータを分配する
    手段とを備えるプロセッサ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のプロセッサであって、前記処理要素が
    複数個の処理装置から成り、前記処理装置の各々が、前記所定数の命令のうちの
    1つによって制御されるプロセッサ。
  19. 【請求項19】 請求項12に記載のプロセッサであって、前記DRAMが
    、標準化フォーマットで圧縮された音声データを格納し、非圧縮の音声データを
    生成するために、標準化フォーマットで圧縮された前記音声データを解凍する手
    段と、フルモーションマルチメディアデータを生成するために、前記フルモーシ
    ョンビデオデータと前記非圧縮音声データとを組み合わせる手段とをさらに備え
    るプロセッサ。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のプロセッサであって、前記処理装置が
    、前記処理装置内の複数個の格納位置と、各格納位置が所定物理的サイズを有す
    ることと、各格納位置の所定物理的サイズよりも大きいデータを格納する格納位
    置を形成するために、前記複数個の格納位置を組み合わせる手段とを備えるプロ
    セッサ。
  21. 【請求項21】 メディアを処理する方法であって、 前記メディア処理システムによって処理されるデジタルデータをDRAM内に
    格納する工程と、前記デジタルデータが、標準化フォーマットで圧縮されたビデ
    オデータを含むことと、 圧縮ビデオ画像および画像データを生成するために、前記標準化フォーマット
    圧縮ビデオデータを含む前記デジタルデータを処理する工程と、 フルモーションビデオピクセルデータを生成するために、前記標準化フォーマ
    ット圧縮ビデオ画像を復号化する工程と、 前記処理手段と前記復号化手段との間で前記DRAMを共有する工程と、 前記フルモーションビデオピクセルデータからフルモーションビデオ信号を生
    成する工程とからなる方法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の方法であって、前記圧縮ビデオデータ
    が複数個のピクセルを含み、前記処理する工程が、1回のクロックサイクルにお
    いて、第1ピクセルを第2ピクセルで乗算する工程からなる方法。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の方法であって、前記圧縮ビデオデータ
    が複数個のピクセルを含み、前記処理工程が、1回のクロックサイクルにおいて
    、第1ピクセルを第2ピクセルと組み合わせる工程からなる方法。
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