JP2003524821A - コンテンツ変換用の変換レジストリサービス - Google Patents

コンテンツ変換用の変換レジストリサービス

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JP2003524821A
JP2003524821A JP2001500988A JP2001500988A JP2003524821A JP 2003524821 A JP2003524821 A JP 2003524821A JP 2001500988 A JP2001500988 A JP 2001500988A JP 2001500988 A JP2001500988 A JP 2001500988A JP 2003524821 A JP2003524821 A JP 2003524821A
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ルトフィエ ユミット ヤルシナルプ
ポリーナ クズネトソフ
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サンマイクロシステムズ インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明に係るメソッド及びシステムによれば、XSL変換リポジトリとして機能する変換レジストリサービスを提供することにより、既存のXSL変換システムに内在する問題を解決することができる。XSL変換サービスを用いると、アプリケーションにおけるXSL変換によって、XMLドキュメントが様々なクライアントに送信されるようになる。つまり、変換レジストリサービスは、アプリケーション、クライアント、及びクライアントコンフィギュレーションに応じたマッピングを保持する。クライアントコンフィギュレーションは、アプリケーション及びXSL変換に基づいて定義される。また、クライアントコンフィギュレーションによって、アプリケーションで変換を適用または拡張することが可能になる。クライアントがアプリケーションにXMLドキュメントを要求するたびに、アプリケーションは変換レジストリサービスに問い合わせて、クライアントとそのコンフィギュレーションに適したXSL変換を探す。そうして求めた変換は、XMLドキュメントに反映され、変換後のXMLドキュメントが要求側のクライアントに送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (同時係属出願について) 1999年5月28日に出願された米国特許仮出願番号60/136,764
の「変換レジストリサービス」に基づき、全てをそのまま引用して本出願に盛り
込むものとする。
【発明の背景】
【0002】 (1.発明の技術分野) 本発明は、概して、データ処理システムに関し、更に詳しくは、拡張可能スタ
イル言語(XSL = Extensible Style Language)のスタイルシートを用いる
ことによるコンテンツ変換に関する。
【0003】 (2.発明の背景技術) インターネットが今後の市場として有望視されている。モデムや電話接続など
の通信メカニズムを備えたコンピュータは、インターネットへのアクセス取得や
商品、サービスの購入にほぼ必要不可欠な存在となっている。ネットスケープ社
のネットスケープ・ナビゲーター(Netscape Navigator)などのウェブブラウザ
と呼ばれるプログラムのおかげで、インターネットで入手可能な情報の広大なネ
ットワークを探索することが容易になっている。なお、インターネットの下位区
分は、具体的には「ワールドワイドウェブ」として知られている。
【0004】 ウェブの構造はクライアント・サーバ型をとっている。「クライアント」及び
「サーバ」という用語は、データを要求する側(クライアント)か、あるいはデ
ータを提供する側(サーバ)かというコンピュータの一般的な役割を示すもので
ある。従来の設定では、ウェブブラウザは各クライアントに常駐し、インターネ
ット(ウェブ)サーバに常駐する特別にフォーマットされた文書にアクセスする
ために用いられる。ウェブクライアントとウェブサーバは、「ハイパーテキスト
転送プロトコル」(HTTP = HyperText Transfer Procotol)と呼ばれる従
来型のプロトコルを用いて通信を行う。
【0005】 動作の際、ブラウザはサーバと接続し、ユニフォーム・リソース・ロケータ(
URL = Unifrom Resorce Locator)を用いてドキュメントを求める要求を発
する。サーバは、一般的には「ハイパーテキストマーク付け言語」(HTML
= Hyper Text Markup Language)形式などの標準コード化形式で、要求された
ドキュメントを送信する。HTMLフォーマット化言語は、「タグ」を用いるこ
とにより、テキストと図形を1つのドキュメントに組み込む。HTMLタグは、
HTMLドキュメント内の情報をフォーマット化するために、ドキュメント内の
見出しやフォントといった各要素を識別するコードである。たとえば、<BOLD>と
いうタグは、テキストが太字で表示されることを意味する。
【0006】 HTMLにおいて、タグのセマンティックスとタグの組は、共に固定されてい
る。<h1>タグが常に第1レベルの見出しであるのに対し、<ati.product.code>
タグは意味をなさない。ワールドワイドウェブ・コンソーシアム(W3C = Wo
rld Wide Web Consortium, http://www.wc3.org)は、技術の変化に対応して新
しいタグを容認するとともに、ウェブ上での表示にスタイルシートなどの変型例
を取り入れるため、HTMLの定義を拡大した。スタイルシートとは、ドキュメント
のレイアウトを定義するファイルまたは形式である。たとえばウェブブラウザの
場合、スタイルシートには、ソースドキュメントの論理構造をどのように表示構
造(ハイパーテキストリンクを青で表示する、強調したテキストをより大きな音
声で流す、図表に一連の番号付けをするなど)に変換するかをウェブブラウザに
伝える命令が含まれている。しかし、こうした変換は、ブラウザの各販売元によ
る実装内容によって、さらには後方互換性が最優先されるという事実によって、
厳しく限定される。また、情報を広く伝播したい者にとって、ネットスケープ・
ナビゲーターやインターネット・エクスプローラ(Internet Explorer)の最新
製品のみに対応する機能は役に立たない。
【0007】 こうした制限に対処するため、W3Cは新しいフォーマット化言語を制定した
。それは、セマンティックス及びタグの組のいずれも指定しない拡張可能マーク
付け言語(XML)である。XMLは、ウェブにより適した標準一般化マーク付
け言語(SGML)の限定された形式である。SGMLは、ISO8879によ
って定義されている。XMLはマーク付け言語を記述するためのメタ言語である
。つまり、XMLは、タグ及びそれらの間の構造的な関係を定義する機能を提供
するものである。XMLではあらかじめ定義されるタグの組は存在しないので、
あらかじめ想定されるセマンティックスも存在しえない。XMLドキュメントの
全てのセマンティックスは、セマンティックスの処理を行うアプリケーション、
またはスタイルシートのいずれかによって定義される。
【0008】 XMLを用いれば、開発者は独自にカスタマイズしたタグを作成して、HTM
Lでは利用できなかった機能を提供することができる。さらに、XMLによって
コンテンツをその表示から切り離すことを可能になる。たとえば、各リンクで一
つの宛先しか参照できないHTMLとは異なり、XMLでは複数のドキュメント
を指すリンクにも対応できる。
【0009】 XMLドキュメントを、多様な目的や性能を持つ様々なクライアントに対して
提供することが可能である。たとえば、ある特定のドキュメントのコンテンツや
表示は、ネットスケープ・ナビゲーターを実行するパソコン(PC = Personal
Computer)の場合と、個人用携帯型情報端末(PDA = Personala Digital A
ssistance)の場合とでは異なることが要求される。
【0010】 拡張可能スタイル言語(XSL = Extensible Style Language)は、XML
で使用するスタイル言語の1つであり、異なるクライアントが同一のXMLドキ
ュメントを異なる形式でを受け取ることを可能にする。XSLは、WWWコンソ
ーシアムによって定義されている。拡張可能スタイル言語変換(XSLT = Ex
tensible Style Language Transformation)言語はXSLの一部分であり、XM
Lドキュメントを他のドキュメントに変換することを可能にする。XSL仕様言
語は、XMLドキュメント作成時にコンテンツからスタイルを切り離す。また、
XSLを用いてコンテンツ変換を実現することにより、XMLドキュメントを他
のドキュメントに変換することが可能になる。XMLドキュメントでXSLを用
いるために、開発者は、XSL言語で書かれた文書の変換を記述する1つのXS
Lスタイルシートを作成し、XSLTプロセッサを用いて複数のXMLドキュメ
ントに変換を適用する。この仕様を通じ、XSL変換は、XSLスタイルシート
を用いて文書を変換する処理として定義される。
【0011】 XSL変換により、開発者は、ある特定のドキュメントを種々のXMLドキュ
メントに変換することができるが、アプリケーションに対応した変換がアプリケ
ーション自体に対してハードコード化されている場合、変換は制限される。たと
えば、XMLドキュメントは、種々のアプリケーションの種々のクライアントに
基づいて変換されたり、スタイルを設定されたりすることが必要である。アプリ
ケーションにおいて、異なるタイプのXSL変換を新しいタイプのクライアント
に対して指定する必要がある場合、そのたびにアプリケーションの再コンパイル
や再起動を行わなければならない。このように、アプリケーションが新しいクラ
イアント及びコンフィギュレーションに対応することが要求されるので、アプリ
ケーションサーバに常駐するアプリケーション内で変換のハードコード化を行う
とコストが大きい。したがって、アプリケーション自体に関連付けられていない
新しいタイプのクライアント及びコンフィギュレーションに応じて自動変換を提
供することができるよう、既存のXSL変換システムを改良することが望ましい
【発明の要約】
【0012】 本発明に係るメソッド及びシステムによれば、XSL変換リポジトリとして機
能する変換レジストリサービスを提供し、既存のXSL変換システムに内在する
問題を解決することができる。XSL変換サービスを用いると、アプリケーショ
ンにおけるXSL変換によって、XMLドキュメントが様々なクライアントに送
信されるようになる。つまり、変換レジストリサービスは、アプリケーション、
クライアント、及びクライアントコンフィギュレーションに応じたマッピングを
保持する。クライアントコンフィギュレーションは、アプリケーション及びXS
L変換に基づいて定義される。また、クライアントコンフィギュレーションによ
って、アプリケーションで変換を適用または拡張することが可能になる。クライ
アントがアプリケーションにXMLドキュメントを要求するたびに、アプリケー
ションは変換レジストリサービスに問い合わせて、クライアントとそのコンフィ
ギュレーションに適したXSL変換を探す。そうして求めた変換は、XMLドキ
ュメントに反映され、変換後のXMLドキュメントが要求側のクライアントに送
信される。
【0013】 さらに、アプリケーション内の変換のハードコード化に代わり、この変換レジ
ストリサービスが提供する機能によって、新しいXSL変換の発行・登録、既存
の変換用の情報の取得、及びXSLスタイルシートの検索が可能なアプリケーシ
ョンを開発することができる。、また、この変換レジストリサービスによって、
クライアント用及びアプリケーション用の様々なコンフィギュレーションを指定
、または変更することが可能になる。
【詳細な説明】
【0014】 以下、添付の図面に基づいて詳述する。ここでは典型的な実施例を説明して
いるが、他の実施例も可能であり、本発明の精神及び範囲を逸脱しなければ、下
記の実施例に変更を加えることできる。下記の詳細な説明は本発明を限定するも
のではなく、本発明の範囲は添付のクレームによって定義される。可能な限り、
図面及び以下の説明にわたり、同一物または類似物を同一の符号で示す。
【0015】 (概要) 本発明に係るシステム及び方メソッドによれば、開発者は、変換レジストリを
用いることにより、特定のクライアント及びアプリケーション、たとえばサーバ
上で実行されるアプリケーション用にXSL変換を発行することができる。開発
者は、変換レジストリサービスに応じたインターフェースを用い、(XMLドキ
ュメントの)コンテンツ変換を要求するアプリケーションのサーバ上での登録、
及びアプリケーションに応じたクライアントの登録を行うとともに、クライアン
トとスタイルシート間におけるマッピングを提供する。各スタイルシートには、
XMLドキュメントに反映させるための1つまたは複数の変換が記述されている
【0016】 本発明に係るシステム及びメソッドによれば、XMLドキュメントを提供する
アプリケーション、たとえばカレンダー・アプリケーションなどにおいて、クラ
イアントのタイプに応じて異なるXMLドキュメントを得ることが可能となる。
アプリケーションが変換レジストリサービスと連携を取るようにすることで、ア
プリケーション及び変換レジストリサービスを介し、クライアントごとに特化し
たコンテンツの作成という高コストな作業を行うことができる。このように、新
しいクライアントの追加によって、またはXMLドキュメント用のコンテンツを
生成するアプリケーションとは無関係にコンテンツを変換するスタイルシートを
変更することによって、アプリケーションは経時的に発展する。
【0017】 クライアントがアプリケーションにアクセスし、そのアプリケーションがそれ
自体に対応するXMLドキュメントを参照するたびに、XMLドキュメントには
スタイルシートが適用され、クライアントではそのクライアント向けに特化され
たXMLドキュメントが表示される。たとえば、特定のメモリ要件を持つPDA
クライアントにより受け取り可能なXMLドキュメントでは、テキスト情報は限
定的で、図形または音声情報が全く含まれない場合もある。一方、PCクライア
ントは、フルコンテンツのXMLドキュメント受け取ることができる。あるいは
、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP = HypterText Transport Proto
col)を用いることのできるクライアントであれば、XMLドキュメントをHT
TP形式で受け取ることができる。
【0018】 上述のように、変換レジストリサービスは、複数のアプリケーション、クライ
アント、及びクライアントコンフィギュレーションに対応することができる。各
アプリケーション、クライアントタイプ、及びクライアントコンフィギュレーシ
ョンは、変換レジストリサービスにおいて、オブジェクトとして記憶される。各
アプリケーションは、対応するアプリケーションの要求に応じて名前を付けたり
呼び出したりすることのできる一組の対応するクライアントを擁する。各クライ
アントは、そのクライアント自体に対応する複数のコンフィギュレーションを有
する。
【0019】 あるアプリケーションの、あるクライアントのコンフィギュレーションは、そ
れぞれに異なる度合いの特定性をもって指定される。たとえば、「ネットスケー
プ」ブラウザの全てのクライアントは、ある1つのクライアントタイプとして指
定されるか、またはそのブラウザのクライアントがレジストリ内に常駐するプラ
ットフォーム(Unix、PDA、PCなど)に対して指定される。また、アプ
リケーションの開発において、そのアプリケーションに適したクライアント記述
の特定度を選ぶことができる。これを実現するために、各コンフィギュレーショ
ンは、名前、または一連のパラメータ及び値による指定が可能である。コンフィ
ギュレーションのパラメータ及びそれらの値は、「バージョン」(version)や
「OSタイプ」(ostype = オペレーション・システム名を記述したもの)など、
アプリケーションごとに特定されている。しかし、この仕様以外にも更なるメカ
ニズムを構築して、一般のクライアント及びコンフィギュレーションを使用可能
にし、本アーキテクチャにおいて基準形式で記述される一般的なコンフィギュレ
ーションのマッピングを提供することも可能である。このように本アーキテクチ
ャでは、レジストリにおけるクライアント指定のツリー構造に基づき、種々に異
なるコンフィギュレーションを持つ特定タイプのクライアントを求めるマッピン
グや探索を行うことが可能である。
【0020】 また、変換レジストリサービスは、変換レジストリサービスに対して未知のア
プリケーション、クライアント、及びコンフィギュレーションに関するデフォル
ト設定を含む。デフォルト設定は、変換レジストリサービスのアプリケーション
及びクライアント用の「フォールバック」("fallback" = 故障発生時用の代替
システム)コンフィギュレーションを示す。以下に、デフォルト設定について詳
述する。
【0021】 変換レジストリサービスにアクセスするには、クライアントはまずアプリケー
ションにURLを要求する。アプリケーションは、クライアントタイプに基づき
、そのアプリケーション、クライアントタイプ、URL、及びクライアントコン
フィギュレーション用のXSL変換の変換レジストリサービスに問い合わせを行
う。クライアントタイプ、URL、及びクライアントコンフィギュレーションは
、ユーザ・エージェント(User-Agent)HTTPヘッダなどのプロトコル要求識
別子の中に見つけることができる。アプリケーションは、変換レジストリサービ
スに接続したクライアント検索サービスを用いて、受け取ったプロトコル要求識
別子をレジストリ内のクライアント指定にマップする。 クライアント検索に基
づき、変換レジストリサービスは、ヘッダからのクライアント指定の基準的なマ
ッピングに従ってクライアントを探し出す。クライアント検索サービスについて
は、以下に詳述する。
【0022】 変換レジストリサービスは、URLを要求しているクライアントに適したXS
L変換を突き止め、そのXSL変換をアプリケーションに戻す。これを行うため
、アプリケーションでは変換レジストリサービスに問合わせて、変換するXML
ドキュメントを要求している現行のクライアントに該当するクライアントコンフ
ィギュレーションを見つける。
【0023】 変換レジストリサービスは、従来のXSL変換システムに勝るいくつかの利点
がある。変換レジストリサービスは、複数のアプリケーション、クライアント、
及びコンフィギュレーションに対するXSL変換を保持するため、いずれのタイ
プのクライアントもそれ自体に適した形式のデータを要求したり受け取ったりす
ることができる。クライアントがアプリケーションにXMLドキュメントを要求
するたびに、変換レジストリサービスは、そのクライアントに当てはまる可能性
が最も高いコンフィギュレーションに基づき、そのクライアント及びドキュメン
トに適した変換を提供する。
【0024】 変換レジストリサービスは、レジストリ内のコンテンツをXMLドキュメント
として表現し、XMLドキュメントをレジストリのコンテンツとして発行し、さ
らに追加のコンテンツをXMLドキュメントとして受け取る機能を提供する。こ
れは、ウェブ・インターフェースなどのインターフェースを通じて行われる。
【0025】 また、変換レジストリサービスは、開発者がアクセスして利用可能なXSL変
換を問い合わせることのできる、書替え可能なインターフェースを提供する。そ
のインターフェースにアクセスすることによって、アプリケーションでは新しい
XSL変換がレジストリに反映される。アプリケーションでは、新しいアプリケ
ーション及びクライアントの定義の作成、多種多様なクライアントコンフィギュ
レーションの作成、XMLドキュメント用の変換を指定するスタイルシートの登
録が行われるとともに、スタイルシートが修正またはレジストリから削除されて
、アプリケーションに適した変換が実行される。
【0026】 また、変換レジストリサービスによって、各アプリケーションに対応した種々
のクライアントを設定し、アプリケーションで常に新しいクライアントを指定す
ることが可能となる。したがって、アプリケーションは動的に発展するので、ク
ライアント、コンフィギュレーション、または変換が新しいものであったり、別
のものであったり、あるいは新しくて別のものであったりしても、APIを用い
れば、常にそれらに対応することが可能である。
【0027】 また、変換レジストリサービスにより、複数のアプリケーションによるコンテ
ンツ変換を多種多様なアプリケーションで利用することが可能になる。
【0028】 変換レジストリサービス支援クライアント検索サービスによれば、アプリケー
ションに合わせた調整が可能であり、異なるクライアントとコンフィギュレーシ
ョン識別子(HTTPでは、これはヘッダにおけるユーザ・エージェントストリ
ングである)を結びつけることができる。さらに、このサービスは種々のパース
手法を提供し、種々のユーザ・エージェントヘッダを、あるアプリケーション向
けの既知のクライアント基準コンフィギュレーションにマップする。クライアン
トの基準コンフィギュレーションは、レジストリ内の既定のパラメータ及び値の
組として表現される。また、このサービスによれば、全てのアプリケーションに
対して基準となる変換レジストリサービスの内部構造に対し、一般に知られてい
るHTTPクライアントに基づいたデフォルトマッピングが可能である。
【0029】 (システムのコンポーネント) 図1は、本発明に係るメソッド及びシステムを実施するのに適したデータ処理
システム100を示す。データ処理システム100は、クライアント102、ア
プリケーションサーバ104、及びXMLドキュメント106から構成され、そ
れらは全て互いに接続されている。ユーザは、PDA装置、パソコン、Unix ワークステーションなどのクライアント102を用い、クライアント102用
にフォーマット化された気象情報、表計算データシート、XMLドキュメントな
どの情報を、アプリケーションサーバ104に要求及び送信する。
【0030】 アプリケーションサーバ104は、XMLドキュメント106を用いるクライ
アント102とインターフェースをとるものであれば、いずれのアプリケーショ
ン(カレンダーアプリケーション、天気情報サービスなど)に対してもホストと
して機能することができる。アプリケーションサーバ104は、XMLドキュメ
ント106を要求しているクライアント102のタイプに応じて、適切なXML
ドキュメント106を戻す。たとえば、アプリケーションサーバ104は、サン
マイクロシステムズ社のJava埋め込みサーバ(JES = Java Embedded Se
rver)の搭載が可能である。XMLドキュメント106は、ネットワーク110
内の様々な場所に存在しうる。また、XMLドキュメント106をアプリケーシ
ョンサーバ104に保存することができる。
【0031】 図2は、クライアント102のより詳細な図であり、メモリ220、補助記憶
装置230、中央演算処理装置(CPU)240、入力装置250、及びオプシ
ョンのビデオディスプレイ260を内蔵する。メモリ220は、ウェブドキュメ
ントなどのファイルの送受信によってユーザがアプリケーションサーバ104と
対話できるようにするブラウザ222を含む。本発明に係るメソッド及びシステ
ムでの使用に適したブラウザの例としては、ネットスケープ社のブラウザである
ネットスケープ・ナビゲーターがある。ブラウザ222の代わりに、クライアン
ト102にHTTPプロトコルなどの別個のサービスを組み込み、クライアント
がアプリケーションサーバ104と接続するようにしてもよい。
【0032】 図3に示すように、アプリケーションサーバ104は、メモリ302、補助記
憶装置314、CPU318、入力装置320、及びオプションのビデオディス
プレー322を内蔵する。メモリ302は、アプリケーション304、変換エン
ジン306、レジストリ308、XSLTサービス310、及びクライアント検
索サービス312を含む。アプリケーション304はクライアント要求を受け取
り、それらのクライアントにXMLドキュメント106を提供する。変換エンジ
ン306は、全てのXSLスタイルシート用のマッピングの保持、アプリケーシ
ョン304からの問合わせに対する応答、新しいレジストリ308の発行を行う
とともに、レジストリ308のコンテンツを示す情報サブレットを実行する。こ
のマッピングは、各XSLスタイルシートとその他の任意の要素(アプリケーシ
ョン、クライアント、コンフィギュレーション)との関係を示す。サブレットと
はサーバ上で実行するプログラムで、たとえばJavaサブレットなどがある。
変換エンジン306に含まれるのは、ウェブ・インターフェース、アプリケーシ
ョンプログラム・インターフェース(AIP)、またはその他の入力インターフ
ェースである。APIは、ルーチン、プロトコル、またはソフトウェアアプリケ
ーションと通信するためのツールを組み合わせたものである。APIによって、
ファイルとインターフェースをとるためのソフトウェアを更に追加することなく
、レジストリ306に効率良くアクセスすることができる。変換エンジン306
の具体的なコンポーネントは、以下に詳述する。
【0033】 また、メモリ302にはレジストリ308が含まれる。レジストリ308には
、クライアント、コンフィギュレーション、及びアプリケーション用の様々なX
SL変換が含まれる。レジストリ308の典型的なデータモデルは、図4Aに示
すようにツリー構造である。レジストリ308は、ツリー構造であるがゆえに容
易に操作することができる。ツリー構造内の各ノードは、それ自体について、さ
らにはその下位のノードに関する情報を提供する。ノードは、レジストリ308
に対する追加、及び削除が可能である。レジストリ308は、複数のアプリケー
ション402、たとえば「WeatherService」(天気情報サービス)などを含む。
各アプリケーションは複数のクライアント404、たとえば 「Mozilla」(ブラ
ウザクライアント)、「sprinkler」(スプリンクラー)、 「thermometer」(
寒暖計)などを含む。各クライアント404は、「osname」(OS名)や「versio
n」(バージョン)、「platform」(プラットフォーム)などの複数のコンフィ
ギュレーション406を含む。各コンフィギュレーション406は、パラメータ
及び値の組によって記述される。URL408は、クライアント102が要求す
る可能性のある1個(または一組)のXMLドキュメントのソースを、各コンフ
ィギュレーション406ごとに記述したものである。また、XSLスタイルシー
ト410は、ある特定のコンフィギュレーション406のXMLドキュメントに
適用する変換を記述したもので、これにより最終的な変換ドキュメントを得るこ
とができる。当業者には、1つのURLに対して複数のXSLスタイルシートを
使用できることが理解されるであろう。
【0034】 また、メモリ302は、拡張可能スタイル言語変換(XSLT = Extensible
Style Language Transformation)サービス310を含む。XSLTサービス3
10は、XSLで書かれたスタイルシートを与えられたXMLドキュメントに、
XSL変換を適用するサービスである。XSLTサービス310は、XSL変換
をXMLドキュメント106に反映させる。
【0035】 最後に、メモリ302は、レジストリ308内に記述されるクライアント指定
に対してプロトコル要求識別子をマップするのに用いるクライアント検索サービ
ス312を含む。すなわち、検索サービス312は、ある特定のアプリケーショ
ン402及びクライアント404用のレジストリ308において、識別ストリン
グ(たとえばHTTPユーザ・エージェントヘッダ、または他の任意のクライア
ント識別子)をコンフィギュレーション406にマップするための支援サービス
である。また、検索サービス312は、アプリケーション304と連携し、クラ
イアントから受け取ったあらゆるヘッダ(たとえばクライアント・ブラウザから
のHTTPユーザ・エージェントヘッダなど)を、レジストリ308内でどのよ
うにしてパースし、基準形式にマップするかを決定する。クライアント102の
基準形式は、変換レジストリAPIにおいて発行される。変換レジストリAPI
をアプリケーション304向けに特化する際に、その基準形式をアプリケーショ
ン304で利用して、対応するクライアントを基準形式にマップすることができ
る。ヘッダストリングのデフォルト形式は、クライアントの名前やバージョン番
号、OSのタイプやバージョン番号、OS名などのパラメータを含む。ヘッダス
トリングは、ヘッダストリング内のパラメータに基づいて、レジストリ内のクラ
イアントコンフィギュレーション406にマップされる。このように、検索サー
ビス312は、既知のコンフィギュレーション及び未知のコンフィギュレーショ
ンの両方をマップする。つまり、ブラウザの販売元は、ユーザ・エージェントヘ
ッダストリングを用いてクライアント及びそのコンフィギュレーションを指定す
るので、各コンフィギュレーションが既知のコンフィギュレーション用のパラメ
ータの組によって表現されるレジストリ308において、コンフィギュレーショ
ンの既知のバリエーションは全て、クライアント検索サービス312によって基
準的な表現にマップすることができる。プロトコル要求識別子の基準形式へのマ
ッピングは、非常に重要である。というのも、HTTPにおけるユーザ・エージ
ェントなどのプロトコル要求識別子において、クライアント及びコンフィギュレ
ーションを識別するのに用いる名付け規則は、販売元ごとにそれぞれ異なるから
である。販売元の異なるクライアントに対応するため、識別子は探索や照合を行
うことができるよう基準形式にマップされる。
【0036】 たとえば、「Mozilla」要求(ネットスケープ・ナビゲーター、インターネッ
ト・エクスプローラ、HotJava といったブラウザからの要求など)を出すクライ
アントの場合、検索サービス312は、単に基準形式を用いてクライアントコン
フィギュレーションを表現する。ヘッダストリングは、コンフィギュレーション
パラメータの組に対し、次のようにマップされる。 type: ブラウザのタイプ(例:"HotJava") version: ブラウザのバージョン(例:"3.0") osname: オペレーティングシステムの名前(例:"Solaris") osversion: オペレーティングシステムのバージョン(例:"2.x") osarch: オペレーティングシステムのアーキテクチャ(例:"Sparc") lang: 場所または言語(例:"en")
【0037】 クライアント102が Mozilla 要求または未知の要求を出す場合、クライア
ント名及びバージョンストリングを、ヘッダからパースする必要がある(たとえ
ば"Sprinkler/1.0"など)。検索サービス312は、バージョンストリングまた
はクライアント名、あるいはその両方を用いて、受け入れ可能なコンフィギュレ
ーション(たとえばクライアント名が Sprinkler か、もしくはバージョンが 1.
0 のコンフィギュレーション)を探し出す。
【0038】 バージョン及びクライアント名が、レジストリ308内で照合して一致するペ
アとして存在しない場合、クライアント検索サービス312は、最良一致アルゴ
リズムを用いて、受け入れ可能なコンフィギュレーション406を突き止める。
つまり、パラメータをパースすることによる定義済みパラメータの基準的なマッ
ピングに基づき、検索サービス312はコンフィギュレーションクエリーを作成
し、最良一致のコンフィギュレーションを探し出す。コンフィギュレーション最
良一致の手法では、既定のルールを用いて受け入れ可能なコンフィギュレーショ
ンを探し出す。たとえば、レジストリ308において一致する全てのコンフィギ
ュレーションの中から、下記の優先順位のルールに従い、最良一致のコンフィギ
ュレーションが1つに限定される。 ・一致するパラメータの数が最大のコンフィギュレーション ・コンフィギュレーションクエリーにおいて非存在パラメータの数が 最小のコンフィギュレーション ・デフォルトコンフィギュレーション 最良一致アルゴリズムの例については、詳しくは添付のAppendix Aを
参照されたい。
【0039】 最後に、一致するコンフィギュレーションまたは最良一致のコンフィギュレー
ションがレジストリ308に存在しない場合は、デフォルトコンフィギュレーシ
ョンがクライアント検索サービス312で用いられる。デフォルトコンフィギュ
レーションの詳細については、図4Cを参照して後述する。
【0040】 補助記憶装置314は、静的レジストリ316を含む。静的レジストリ316
は、レジストリ308のXML表現であり、メモリ302に容易にロードできる
バックアップとして機能する。図4Bに、レジストリ308と並列関係にある静
的レジストリ316の表現例を、XMLドキュメントとして示す。図4Bでは、
スプリンクラー、寒暖計、及び異なる2つのブラウザクライアント(ウィンドウ
ズ(登録商標)CE対応の Mozilla クライアント、及びPDAクライアント)
を備えた気象情報アプリケーションを説明している。
【0041】 図4Cは、デフォルトのアプリケーション402、クライアント404、及び
コンフィギュレーション406のXML表現の一例で、一般的なスタイルシート
をXMLドキュメント106に適用したものである。各エントリ名は、デフォル
トエントリ("")に対応づけられる。たとえば、コンフィギュレーション40
6が、最良一致アルゴリズムを用いてもレジストリ308内に見つからない場合
は、アプリケーション304はデフォルトコンフィギュレーションを用いる。
【0042】 (API) 本発明に係るメソッド及びシステムは、変換レジストリ308へのアクセスを
容易にするために開発者が用いる一連のAPI(インターフェース)を含む。本
発明に係るメソッド及びシステムで用いるAPIの例について、以下にその概説
を述べるが、詳細は添付のAppendix Aに一通りリストアップした。A
PIは、Java言語を用いて記述し、Java言語を用いたAPI文書化の規
則に従う。また、添付のリストには、各APIにおける各メソッド呼出しのセマ
ンティックスが記載されている。
【0043】 com.sun.lhs.service.transformregistry パッケージは、URL、装置、コン
フィギュレーション、及び変換を区画し登録する機能を提供する。
【0044】 TransformationRegistryService(変換レジストリサービス)インターフェー
スは、1つのサービスとして機能し、レジストリ308を記述するXMLドキュ
メントを発行、変更、追加、または削除する機能を提供する。また、このTransf
ormationRegistryService では、レジストリ308内のコンテンツとして様々な
コンフィギュレーション及びアプリケーションを列記した特定の文書型定義(D
TD = Document Type Definition)を利用する。DTDは、XMLドキュメン
トに対応づけられたファイルのタイプであり、文書を表示するアプリケーション
によってXMLドキュメント内のマーク付けタグがどのように解釈されるかを定
義する。レジストリ308内の各XML表現は、それぞれに固有のDTDを利用
する。図4D及び4Eは、本発明に係るメソッド及びシステムで用いるDTDの
例を示したものである。
【0045】 また、TransformationRegistryFactoryインターフェースにより、開発者はレ
ジストリ内の要素を作成することができる。このインターフェースを呼び出して
、アプリケーションノード、クライアントノード、及びコンフィギュレーション
ノードを作成する。
【0046】 Applicationインターフェースは、レジストリの一部である様々なアプリケー
ションへのアクセスを提供する。このインターフェースを用いて、アプリケーシ
ョン402を作成及び変更し、さらには新しいクライアント404をアプリケー
ション402に追加する。たとえば、アプリケーション402は、アプリケーシ
ョン304の一例として、気象情報アプリケーションであってもよい。
【0047】 Clientインターフェースは、レジストリの一部である様々なクライアント40
4へのアクセスを提供する。クライアント404はアプリケーション402に属
する。また、クライアント404は、様々なコンフィギュレーション406を内
包する。たとえば、アプリケーション402の一例である気象情報アプリケーシ
ョンは、クライアント404としてネットスケープ・ブラウザやPDAを含んで
もよい。
【0048】 Configurationインターフェースは、クライアント102がデータを要求する
際に使用するXSL変換の組を定義する。上述のように、各コンフィギュレーシ
ョン406は、コンフィギュレーションを一意的に記述するパラメータ及び値の
組によって定義される。このコンフィギュレーション・インターフェースにより
、開発者は、特定のコンフィギュレーション406のパラメータを取得して設定
することができるとともに、レジストリ308内にある特定のソースURL40
8用のスタイルシート410を探し出すことが可能となる。たとえば、ネットス
ケープのブラウザを用いるクライント404は、2つのコンフィギュレーション
406(たとえば 4.x バージョン、及び 5.x バージョン)を含んでもよい。こ
のようにバージョンは、特定のコンフィギュレーション406を指定する識別パ
ラメータとなる。アプリケーション402で、変換をデフォルトコンフィギュレ
ーションに当てはめることが要求される場合は、コンフィギュレーション406
において特に "" のマークが付けられる。
【0049】 ConfigurationQueryインターフェースではストリングを受け取り、様々なアプ
リケーションまたはクライアント内で一致するコンフィギュレーションを検出す
る。このインターフェースを用い、データを要求しているクライアント及びアプ
リケーションに適したXSL変換を探し出す。
【0050】 DuplicateConfigurationExceptionインターフェース、ElementAttachedExcept
ionインターフェース、及びRegistryDefinitionExceptionインターフェースでは
、レジストリ内で起こる様々なエラーに際してエラーコードを戻す。
【0051】 (発行処理) 図5は、本発明に係るメソッド及びシステムに従ってレジストリを発行する際
に実行される手順をフローチャートで示したものである。図5は、実行の3つの
ブランチ(新しい複数のアプリケーション、増分の変更、または新しい単一のア
プリケーション)を示す。新しい複数のアプリケーションのブランチ500では
、レジストリ308における元の既存のコンテンツは全て、静的レジストリ31
6のコンテンツに置換される。増分の変更ブランチ510では、レジストリ30
8への追加エントリ(アプリケーション、クライアント、コンフィギュレーショ
ンなど)が既存のレジストリ308に追加される。新しい単一のアプリケーショ
ンのブランチ520では、既存のレジストリ308は削除されないが、その代わ
りに新しいアプリケーションが1つ、レジストリ308に追加される。
【0052】 新しい複数のアプリケーションのブランチ500で示すように、たとえば、複
数のアプリケーション用のアプリケーション定義、クライアント、コンフィギュ
レーション、及びスタイルシートを含んだXMLドキュメントとして静的レジス
トリ316を作成すると、発行処理が開始される(工程502)。静的レジスト
リ316の初期形式はXMLドキュメント(レジストリ308に発行される前)
であるので、レジストリ316の作成は、テキストエディタを用いるか、または
必要に応じて、いずれかの周知のXMLオーサリングツールを用いて行うことが
できる。また、XSLスタイルシートを、複数のアプリケーション304に対し
て作成することができる(工程504)。アプリケーション304の全てに対し
、いったん静的レジストリ316及びXSLスタイルシートが作成されると、開
発者は TransformationRegistryService APIを使用して、静的レジストリ3
16及びXSLスタイルシートをレジストリ308にロード(発行)する(工程
506)。静的レジストリ316をロードすることにより、レジストリ308内
の既存のコンテンツは全て削除される。また、別の実施形態として、レジストリ
308は、指定されたXSLスタイルシートへのリンク(URLなど)を含む。
また、工程506では、アプリケーション304はアプリケーションサーバ10
4にインストールされる。アプリケーション304は、いったんアプリケーショ
ンサーバ104にインストールされると、要求側のクライアント102に対する
XMLドキュメント106の提供を開始する。
【0053】 いったんレジストリ308がXSLスタイルシートを取り込むと、変換エンジ
ン306が起動される(工程508)。つまり、開発者がTransformationRegist
ryService APIを呼び出してレジストリ308を発行すると、アプリケーショ
ン304は、クライアント102から要求を受け取るたびに、レジストリ308
に問合わせることが可能になる。次に、変換エンジン306は「レディ」状態に
入る。このレディ状態で、レジストリ308のコンテンツを変更するには、新し
い複数のアプリケーションのブランチ500において全く新しいレジストリを発
行するか、新しい単一のアプリケーションのブランチ520において追加のアプ
リケーションを発行するか、または、増分の変更ブランチ510においてレジス
トリに対して増分変更を実行すればよい。
【0054】 増分変更のブランチ510では、開発者は TransformationRegistryFactory
API のコンポーネントを用い、レジストリ308への追加エントリ(たとえ
ばアプリケーション402、クライアント404、またはコンフィギュレーショ
ン408など)を作成したり変更したりすることができる(工程512)。次に
、アプリケーションブランチ500と同様、変換エンジン306が「レディ」状
態に入る。
【0055】 また、新しい単一のアプリケーションブランチ520で示すように、たとえば
、クライアント、コンフィギュレーション、及びスタイルシートを含むアプリケ
ーション定義を含んだXMLドキュメントとして静的レジストリ316を作成す
ることにより、発行処理が開始される(工程522)。また、XSLスタイルシ
ートは、ある特定のアプリケーション304用に作成することができる(工程5
24)。
【0056】 静的レジストリ316、及びアプリケーション304用のXSLスタイルシー
トがいったん作成されると、開発者は TransformationRegistryFactory API
を用い、静的レジストリ316及びXSLスタイルシートをレジストリ308内
にロード(発行)することができる(工程526)。新しい複数のアプリケーシ
ョンのブランチ500とは異なり、静的レジストリ316をロードしても、レジ
ストリ308内の既存のコンテンツは全て保護される。つまり、工程526では
、レジストリ308に対して更なるアプリケーションを単に追加するのみである
。また、工程526では、アプリケーション304をアプリケーションサーバ1
04にインストールすることができる。いったんレジストリ308がXSLスタ
イルシートを取り込むと、変換エンジン306が起動される(工程528)。次
に、アプリケーションブランチ500と同じく、変換エンジン306は「レディ
」状態に入る。
【0057】 本発明の一実施例では、開発者はレジストリのXML表現を作成し、XMLド
キュメントを静的レジストリ316からレジストリ308にインストールするサ
ーブレットを利用する。これは、最初にレジストリ308をロードする際に用い
る。また、開発者はサーブレットを利用し、周知のウェブブラウザを介してレジ
ストリ308またはレジストリ316を変更することができる。あるいは、別の
実施例として、アプリケーション304でAPIを用いて、クライアント、コン
フィギュレーション、または対応するスタイルシートなどの追加レジストリエン
トリを、既存のレジストリ308に対して発行する。各アプリケーション304
は、レジストリ308内で区画されているため、既存のXSL変換を乱すことな
く、新しいクライアント及びXSL変換を指定することができる。
【0058】 (レジストリサービス) 図6に示すように、たとえば、XMLドキュメント106を求めるクライアン
ト102からの要求をアプリケーション304が受け取ると、変換レジストリサ
ービスが開始される(工程602)。要求には、そのクライアントに関する情報
が含まれている。たとえば、HTTP要求(ネットスケープ・ナビゲーター、マ
イクロソフト社のインターネット・エクスプローラなどのブラウザ、PDAクラ
イアントなどからの要求)には、そのクライアントの識別情報が含まれる。次に
、アプリケーション304は、要求を発しているクライアントのタイプまたはコ
ンフィギュレーションを特定し、HTTPヘッダ内に与えられた情報に基づいて
、変換エンジン306用のクエリーを作成する(工程604)。つまり、アプリ
ケーション304は、プロトコル識別ストリング(ユーザ・エージェントなど)
をパースし、要求を発しているクライアントのコンフィギュレーションに最良一
致するクライアント404及びコンフィギュレーション406を特定する。ある
いは、アプリケーション304はクライアント検索サービス312の利用し、上
述のように最良一致アルゴリズムを用いるか、あるいは一致するものが全くない
場合にはデフォルトコンフィギュレーションを用いることによって、目的のコン
フィギュレーション406を識別できるよう支援する。また、クライアント検索
サービス312を利用し、アプリケーション用の基準的なマッピングが行われる
ように設定することができる。このサービスは、アプリケーションのインストー
ル時に設定することができる。
【0059】 クライアントのタイプがいったん特定されると(あるいは、デフォルトコンフ
ィギュレーションまたは最良一致が与えられると)、アプリケーション304は
変換エンジン306に問い合わせて、クライアントタイプ、コンフィギュレーシ
ョン、及びアプリケーションに基づいてXSL変換を求める(工程606)。
【0060】 あるいは、アプリケーション304は、変換エンジン306に問い合わせて、
デフォルトのアプリケーション402、クライアント404、またはコンフィギ
ュレーション406を求める。この場合、全てのパラメータに代わって "" が
置かれる。
【0061】 いったんアプリケーション304がXSL変換を求めて変換エンジン306に
問い合わせると、変換エンジン306はレジストリ308を探索し、要求を発し
ているクライアントに適した1つまたは複数のXSLスタイルシート及びコンフ
ィギュレーションを求める(工程608)。要求側のクライアントは、XMLド
キュメントを表示するために複数のXSLスタイルシートを要求する場合がある
【0062】 たとえば、アプリケーションは、「calendar」(カレンダー)などのアプリケ
ーション402に対応するコンフィギュレーション406用の変換エンジン30
6に問合わせる。エンジン306は、レジストリ内の「Mozilla」などの名前を
もとにクライアント404を探す。また、エンジン306は、クライアントのタ
イプ及びアプリケーションのタイプに基づいて、コンフィギュレーションクエリ
ーを作成することができる。このように、エンジン306は、パラメータ及びそ
の値として、ブラウザの適正なバージョン及びプラットフォームを、更にはクラ
イアントに指定された目的のURLを探し出すことができる。レジストリ308
からは、クライアントコンフィギュレーション406に対応した最良一致のUR
L408が戻される。
【0063】 次に、変換エンジン306は、アプリケーション304に適切なXSLスタイ
ルシートを提供する(工程610)。たとえば、変換エンジン306は、XSL
スタイルシート410にポインタ(URLなど)を戻すか、または適用するXS
L変換に対応する完全なスタイルシート410を戻す。
【0064】 これを受け取った後、アプリケーション304は、XSLTサービス310を
呼び出す(工程612)。XSLTサービス310は、受け取ったXSLスタイ
ルシート410を、要求されたXMLドキュメント106に適用する。複数のス
タイルシート410を変換に適用することが必要な場合、全てのスタイルシート
は逐次適用され、1つの変換を出力した結果としての変換済ドキュメントは、次
のスタイルシートに対する入力データとして順次用いられる。変換が全て済むと
、XMLドキュメント106はクライアント102に送信される(工程614)
【0065】 (結論) 上述のように、本発明に係るメソッド及びシステムは、複数のXSLスタイル
シート用の変換リポジトリである変換レジストリサービスを提供する。
【0066】 以上、本発明をメモリに記憶させるものとして説明したが、その他のコンピュ
ータ読取り可能媒体、たとえばハードディスク、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROMなどの補助記憶装置や、インターネットなどのネットワークか
ら受信する搬送波、または他形式のROMやRAMなどにおいて格納及び読取り
が可能なことは、当業者には理解されるであろう。また、クライアントコンピュ
ータ102の特定のコンポーネントやプログラム、及び様々なサーバについて説
明してきたが、こうしたコンポーネントやプログラムを更に追加したり、異なる
ものを加えたりしてもよい。
【0067】 本発明の実施に関するこれまでの記述は、例示及び説明を目的としており、全
てを網羅したわけではなく、開示した形式のみに本発明を限定するものではない
。上記の教示内容に沿って、また本発明を実施する中で、様々な変更や変型例が
可能である。たとえば、本明細書では本発明の実施形態をソフトウェアとして説
明したが、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた形や、ハードウェア単独
の形で実施してもよい。あるいは、クライアント102を直接アプリケーション
104に接続してもよい。
【0068】 (Appendix A)
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理に従ったメソッド及びシステムの実施に適したデータ処理システ
ムを説明する図である。
【図2】 図1に示したクライアントの詳細を表した図である。
【図3】 図1に示したアプリケーションサーバの詳細を表した図である。
【図4A】 本発明の原理に従った変換レジストリの例である。
【図4B】 本発明の原理に従った変換レジストリの例である。
【図4C】 本発明の原理に従った変換レジストリの例である。
【図4D】 本発明の原理に従ったDTDの例である。
【図4E】 本発明の原理に従ったDTDの例である。
【図5】 本発明の原理に従った方法で変換レジストリを作成する際に、図1のアプリケ
ーションサーバが実行する手順を示したフローチャートである。
【図6】 本発明の原理に従った方法でXMLドキュメントをクライアントに提供する際
に、図1のデータ処理システムが実行する手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
102 クライアント 104 アプリケーションサーバ 106 XMLドキュメント 222 ブラウザ 230 補助記憶装置 306 変換エンジン 308 レジストリ 310 XSLTサービス 312 クライアント検索サービス 314 補助記憶装置 316 静的レジストリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA, ZW Fターム(参考) 5B009 NA04 NA06 NA07 NA14 RB00 SA13 VC01 5B082 GA02 GA06 【要約の続き】 される。

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換を提供するメソッドは、 開発者によるレジストリ内のスタイルシート発行を可能にする工程と、 該スタイルシートを反映させたドキュメントにアクセス可能な一連の装置のう
    ちの任意の装置と各スタイルシートとの関係を表す情報を保持する工程と、 アプリケーションによる前記レジストリへのアクセスを可能にする工程と、 から成る。
  2. 【請求項2】 請求項1のメソッドにおいて、開発者によるレジストリ内の
    スタイルシート発行を可能にする前記工程は、更に、前記レジストリ内にアプリ
    ケーションオブジェクトを作成するための一連のインターフェースを提供する工
    程を含み、 該工程において、アプリケーションオブジェクトは、ある1つのスタイルシー
    トに関連したアプリケーション情報、クライアントオブジェクト、またはコンフ
    ィギュレーションオブジェクトを含む。
  3. 【請求項3】 請求項2のメソッドにおいて、開発者によるレジストリ内の
    スタイルシート発行を可能にする前記工程は、更に、前記一連のインターフェー
    スの使用を通じ、開発者が前記レジストリに対してアプリケーションオブジェク
    トの追加及び削除を行うことを可能にする工程を含む。
  4. 【請求項4】 請求項1のメソッドにおいて、開発者によるレジストリ内の
    スタイルシート発行を可能にする前記工程は、更に、 静的レジストリを受け取る工程と、 該静的レジストリから前記レジストリを作成する工程と、 を含み、 静的レジストリを受け取る前記工程において、前記静的レジストリは、少なく
    とも1つのスタイルシートに対応した情報を含む。
  5. 【請求項5】 請求項1のメソッドにおいて、開発者によるレジストリ内の
    スタイルシート発行を可能にする前記工程は、更に、インターフェースの使用を
    通じ、開発者が前記レジストリに対してスタイルシートの追加及び削除を行うこ
    とを可能にする工程を含む。
  6. 【請求項6】 請求項1のメソッドにおいて、情報を保持する前記工程は、
    更に、 前記レジストリ内のスタイルシート用のクエリーを受け取る工程と、 前記レジストリ内の前記スタイルシートを検出する工程と、 少なくとも1つの一致するスタイルシートを示す応答を前記クエリーに返す工
    程と、 を含む。
  7. 【請求項7】 請求項6のメソッドにおいて、スタイルシートを検出する前
    記工程は、更に、 前記クエリーに対応するパラメータに基づいて、どのスタイルシートを送信す
    るかを決定する工程と、 該決定工程に基づいて、アプリケーションに少なくとも1つのスタイルシート
    を送信する工程と、 を含む。
  8. 【請求項8】 請求項6のメソッドにおいて、クエリーを受け取る前記工程
    は、更に、デフォルトクエリーを受け取る工程を含み、該デフォルトクエリーは
    、あらゆるクライアントに対応する。
  9. 【請求項9】 請求項6のメソッドにおいて、クエリーを受け取る前記工程
    は、更に、特定のクエリーを受け取る工程を含み、該特定のクエリーは、ある1
    つのアプリケーション、クライアント、コンフィギュレーション、及びURLに
    対応する。
  10. 【請求項10】 請求項6のメソッドは、更に、1つの最良一致スタイルシ
    ートに基づいて、1つの最良一致コンフィギュレーションを前記クエリーに返す
    工程を含む。
  11. 【請求項11】 請求項6のメソッドにおいて、クエリーを受け取る前記工
    程は、更に、プロトコル要求識別子を含んだクエリーを受け取る工程を含み、前
    記プロトコル要求識別子には、前記レジストリ内の基準形式に合わせた標準化が
    為されていない。
  12. 【請求項12】 請求項1のメソッドにおいて、前記スタイルシートは1つ
    のXSL変換である。
  13. 【請求項13】 請求項1のメソッドにおいて、ある1つのスタイルシート
    は、少なくとも1つのアプリケーションに対応する。
  14. 【請求項14】 請求項1のメソッドにおいて、サブレットは、アプリケー
    ションによる前記レジストリへのアクセス、及び開発者による前記レジストリ内
    のスタイルシート発行を可能にする。
  15. 【請求項15】 データ処理システムで実行され、アプリケーションに変換
    を提供するメソッドは、 変換用パラメータを含む変換を求めるアプリケーションからの要求を受け取る
    工程と、 レジストリを検索し、前記要求で指定された前記パラメータで少なくとも1つ
    の変換を探し出す工程と、 前記少なくとも1つの変換を、前記アプリケーションに提供する工程と、 から成る。
  16. 【請求項16】 請求項15のメソッドにおいて、要求を受け取る前記工程
    は、更に、 前記要求内の情報を前記アプリケーションにおいてパースする工程と、 前記レジストリに対応するコンテンツに基づいて、前記要求を基準形式にマッ
    プする工程と、 を含む。
  17. 【請求項17】 請求項15のメソッドにおいて、前記要求は、前記アプリ
    ケーション、並びにある1つのクライアント及びコンフィギュレーションに対応
    した特定の要求である。
  18. 【請求項18】 請求項15のメソッドにおいて、前記クエリーはある1つ
    のクライアントに対応した情報を含み、前記少なくとも1つの変換は該クライア
    ントに関連する。
  19. 【請求項19】 請求項15のメソッドは、更に、 前記変換に基づいてXMLドキュメントを作成するためのサービスを呼び出す
    工程と、 該XMLドキュメントをクライアントに送信する工程と、 を含む。
  20. 【請求項20】 データ処理システムにおいて実行され、クライアントにX
    MLドキュメントを提供するメソッドは、 XMLドキュメントを求めるクライアントからの要求を受け取る工程と、 変換レジストリサービスに問い合わせて、前記クライアントからの要求に応じ
    たXSL変換を探す工程と、 前記変換レジストリサービスから、XSL変換に対応した情報を受け取る工程
    と、 受け取った前記XSL変換を前記XMLドキュメントに適用するために、XS
    LT変換サービスを呼び出す工程と、 から成る。
  21. 【請求項21】 請求項20のメソッドは、更に、利用可能なXSL変換の
    リストを前記変換レジストリに要求する工程を含む。
  22. 【請求項22】 請求項20のメソッドは、更に、前記変換レジストリにX
    SL変換を登録する工程を含む。
  23. 【請求項23】 請求項20のメソッドにおいて、前記要求は前記クライア
    ントに対応した情報を含む。
  24. 【請求項24】 請求項20のメソッドは、更に、 プロトコル要求識別子に基づいて前記要求をパースする工程と、 前記変換レジストリサービスにおいてスタイルシートを識別するために、前記
    プロトコル要求識別子を基準形式にマップする工程と、 を含む。
  25. 【請求項25】 変換を提供するためのシステムは、 開発者によるレジストリ内のスタイルシート発行を可能にするプログラムを内
    蔵し、前記スタイルシートを反映したドキュメントにアクセス可能な一連の装置
    のうちの任意の装置と各スタイルシートとの関係を表す情報を保持するとともに
    、アプリケーションによる前記レジストリへのアクセスを可能にするメモリと、 前記プログラムを実行するように設定されたプロセッサと、 を備える。
  26. 【請求項26】 請求項25のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、前記レジストリ内にアプリケーションオブジェクトを作成するための一連のイ
    ンターフェースを提供し、該アプリケーションオブジェクトは、ある1つのスタ
    イルシートに関連したアプリケーション情報、クライアントオブジェクト、また
    はコンフィギュレーションオブジェクトを含む。
  27. 【請求項27】 請求項26のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、前記一連のインターフェースの使用を通じ、開発者が前記レジストリに対して
    アプリケーションオブジェクトの追加及び削除を行うことを可能にする。
  28. 【請求項28】 請求項27のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、少なくとも1つのスタイルシートに対応した情報を含む静的レジストリを受け
    取り、該静的レジストリから前記レジストリを作成する。
  29. 【請求項29】 請求項27のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、開発者がインターフェースの使用を通じ、前記レジストリに対するスタイルシ
    ートの追加及び削除を行うことを可能にする。
  30. 【請求項30】 請求項27のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、前記レジストリ内のスタイルシート用のクエリーを受け取って、前記レジスト
    リ内の前記スタイルシートを検出し、少なくとも1つの一致するスタイルシート
    を示す応答を前記クエリーに返す。
  31. 【請求項31】 請求項30のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、前記クエリに対応するパラメータに基づいて、どのスタイルシートを送信する
    かを決定し、前記決定に基づいて少なくとも1つのスタイルシートをアプリケー
    ションに送信する。
  32. 【請求項32】 請求項30のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、デフォルトクエリーを受け取り、前記デフォルトクエリーは、あらゆるクライ
    アントに対応する。
  33. 【請求項33】 請求項30のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、特定のクエリーを受け取り、該特定のクエリーは、ある1つのアプリケーショ
    ン、クライアント、コンフィギュレーション、及びURLに対応する。
  34. 【請求項34】 請求項30のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、1つの最良一致スタイルシートに基づき、1つの最良一致コンフィギュレーシ
    ョンを前記クエリーに返す。
  35. 【請求項35】 請求項29のシステムにおいて、前記プログラムは、更に
    、プロトコル要求識別子を含んだクエリーを受け取り、前記プロトコル要求識別
    子には、前記レジストリ内の基準形式に合わせた標準化が為されていない。
  36. 【請求項36】 請求項24のシステムにおいて、前記スタイルシートは1
    つのXSL変換である。
  37. 【請求項37】 請求項24のシステムにおいて、ある1つのスタイルシー
    トは、少なくとも1つのアプリケーションに対応する。
  38. 【請求項38】 請求項24のシステムにおいて、前記プログラムはサブレ
    ットを用い、アプリケーションによる前記レジストリへのアクセス、及び開発者
    による前記レジストリ内のスタイルシート発行を可能にする。
  39. 【請求項39】 アプリケーションに変換を提供するシステムは、 変換用パラメータを含む変換を求めるアプリケーションからの要求を受け取る
    ための受け取り手段と、 レジストリを検索し、前記要求で指定された前記パラメータで少なくとも1つ
    の変換を探し出す検出手段と、 前記少なくとも1つの変換を、前記アプリケーションに提供する提供手段と、
    を備える。
  40. 【請求項40】 請求項39のシステムにおいて、前記要求は、前記アプリ
    ケーションに対応した一般的な要求である。
  41. 【請求項41】 請求項39のシステムにおいて、前記要求は、前記アプリ
    ケーション、並びにある1つのクライアント及びコンフィギュレーションに対応
    した特定の要求である。
  42. 【請求項42】 請求項39のシステムにおいて、前記クエリーはある1つ
    のクライアントに対応した情報を含み、前記少なくとも1つの変換は、該クライ
    アントに関連する。
  43. 【請求項43】 請求項39のシステムは、更に、 前記変換に基づいてXMLドキュメントを作成するためのサービスを呼び出す
    呼出し手段と、 前記XMLドキュメントをクライアントに送信する送信手段と、 を備える。
  44. 【請求項44】 XMLドキュメントをクライアントに提供するシステムは
    、 クライアント要求に応じたXSL変換を求めるクエリーを受け取る変換レジス
    トリサービスと、 XMLドキュメントを求めるクライアントからの要求を受け取るとともに、前
    記変換レジストリサービスからXSL変換に対応した情報を受け取るアプリケー
    ションと、 受け取った前記XSL変換を、前記XMLドキュメントに適用するためのXS
    LT変換サービスと、 を備える。
  45. 【請求項45】 請求項40のシステムにおいて、前記アプリケーションは
    、更に、利用可能なXSL変換のリストを前記変換レジストリサービスに要求す
    る。
  46. 【請求項46】 請求項44のシステムにおいて、前記アプリケーションは
    、更に、前記変換レジストリサービスにXSL変換を登録する。
  47. 【請求項47】 請求項44のシステムにおいて、前記要求は前記クライア
    ントに対応した情報を含む。
  48. 【請求項48】 請求項44のシステムにおいて、前記アプリケーションは
    、更に、 前記アプリケーションに関連した情報に基づいて、前記要求をパースし、 前記変換レジストリサービスにおいてスタイルシートを識別するために、前記
    要求に関連したプロトコル要求識別子を基準形式にマップする。
  49. 【請求項49】 データ処理システムにおいて実施する変換を提供するため
    のメソッドを実行するように、データ処理システムを制御するためのコンピュー
    タ読取り可能媒体は、 開発者によるレジストリ内のスタイルシート発行を可能にする可能モジュール
    と、 前記スタイルシートを反映したドキュメントにアクセス可能な一連の装置のう
    ちの任意の装置と各スタイルシートとの関係を表す情報を保持する保持モジュー
    ルと、 アプリケーションによる前記レジストリへのアクセスを可能にする可能モジュ
    ールと、 を備える。
  50. 【請求項50】 請求項49のコンピュータ読取り可能媒体において、開発
    者によるスタイルシート発行を可能にする前記可能モジュールは、更に、前記レ
    ジストリ内にアプリケーションオブジェクトを作成するための一連のインターフ
    ェースを提供する提供モジュールを含み、 該アプリケーションオブジェクトは、ある1つのスタイルシートに関連したア
    プリケーション情報、クライアントオブジェクト、またはコンフィギュレーショ
    ンオブジェクトを含む。
  51. 【請求項51】 請求項50のコンピュータ読取り可能媒体において、開発
    者によるスタイルシート発行を可能にする前記可能モジュールは、更に、前記一
    連のインターフェースの使用を通じ、開発者が前記レジストリに対してアプリケ
    ーションオブジェクトの追加及び削除を行うことを可能にする可能モジュールを
    含む。
  52. 【請求項52】 請求項50のコンピュータ読取り可能媒体において、開発
    者によるスタイルシート発行を可能にする前記可能モジュールは、更に、 静的レジストリを受け取る受取りモジュールと、 該静的レジストリから前記レジストリを作成する作成モジュールと、 を含み、 前記受取りモジュールにおいて、前記静的レジストリは、少なくとも1つのス
    タイルシートに対応した情報を含む。
  53. 【請求項53】 請求項50のコンピュータ読取り可能媒体において、開発
    者によるスタイルシート発行を可能にする前記可能モジュールは、更に、インタ
    ーフェースの使用を通じ、開発者が前記レジストリに対してスタイルシートの追
    加及び削除を行うことを可能にする可能モジュールを含む。
  54. 【請求項54】 請求項50のコンピュータ読取り可能媒体において、前記
    保持モジュールは、更に、 前記レジストリ内のスタイルシート用のクエリーを受け取る受取りモジュール
    と、 前記レジストリ内の前記スタイルシートを検出する検出モジュールと、 少なくとも1つの一致するスタイルシートを示す応答を前記クエリーに返す応
    答モジュールと、 を含む。
  55. 【請求項55】 請求項54のコンピュータ読取り可能媒体において、前記
    検出モジュールは、更に、 前記クエリーに対応するパラメータに基づいて、どのスタイルシートを送信す
    るかを決定する決定モジュールと、 該決定工程に基づいて、少なくとも1つのスタイルシートをアプリケーション
    に送信する送信モジュールと、 を含む。
  56. 【請求項56】 請求項54のコンピュータ読取り可能媒体において、前記
    受取りモジュールは、更に、デフォルトクエリーを受取り、該デフォルトクエリ
    ーは、あらゆるクライアントに対応する。
  57. 【請求項57】 請求項54のコンピュータ読取り可能媒体において、前記
    受取りモジュールは、更に、特定のクエリーを受取り、該特定のクエリーは、あ
    る1つのアプリケーション、クライアント、コンフィギュレション、及びURL
    に対応する。
  58. 【請求項58】 請求項49のコンピュータ読取り可能媒体において、前記
    スタイルシートは、1つのXSL変換である。
  59. 【請求項59】 請求項49のコンピュータ読取り可能媒体において、ある
    1つのスタイルシートは、少なくとも1つのアプリケーションに対応する。
  60. 【請求項60】 請求項49のコンピュータ読取り可能媒体において、サブ
    レットは、アプリケーションによる前記レジストリへのアクセス、及び開発者に
    よる前記レジストリ内のスタイルシート発行を可能にする。
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