JP2003520874A - D−リモネンを含有するイソシアネート組成物 - Google Patents

D−リモネンを含有するイソシアネート組成物

Info

Publication number
JP2003520874A
JP2003520874A JP2001553841A JP2001553841A JP2003520874A JP 2003520874 A JP2003520874 A JP 2003520874A JP 2001553841 A JP2001553841 A JP 2001553841A JP 2001553841 A JP2001553841 A JP 2001553841A JP 2003520874 A JP2003520874 A JP 2003520874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyisocyanate
limonene
coating material
diisocyanate
polyisocyanates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001553841A
Other languages
English (en)
Inventor
シェン,チン−チャン
Original Assignee
ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー filed Critical ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー
Publication of JP2003520874A publication Critical patent/JP2003520874A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D175/00Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D175/04Polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/703Isocyanates or isothiocyanates transformed in a latent form by physical means
    • C08G18/705Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/703Isocyanates or isothiocyanates transformed in a latent form by physical means
    • C08G18/705Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium
    • C08G18/706Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium the liquid medium being water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/74Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic
    • C08G18/76Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic
    • C08G18/7657Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings
    • C08G18/7664Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings containing alkylene polyphenyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/01Hydrocarbons

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくともいくらかのD−リモネンを含有する、ポリイソシアネート類および/またはポリイソシアネート反応性物質に関する。さらに本発明は、少なくともいくらかのD−リモネンを含有する乳化性ポリイソシアネート類に関する。D−リモネンを含有するポリイソシアネート類および/またはポリイソシアネート反応性物質は、コーティング材として使用できる。得られたコーティング材は、D−リモネンを含有するポリイソシアネート誘導ポリマーを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、添加剤として少なくともいくらかのD−リモネンを含有するポリイ
ソシアネート類に関する。 背景技術 イソシアネートをベースとしたコーティング、特に乳化性の乳化イソシアネー
トコーティングの使用が知られている。イソシアネート反応性コーティングの場
合、水が存在すると、イソシアネート基が水と化学反応を起こすという問題が生
じる。従来技術では、この問題を解決するために、ポリイソシアネート類とヒド
ロキシ官能性ポリエーテル類との反応生成物である乳化性付加物の使用を提案し
てきた。これらの付加物は、水をベースにしたコーティングの架橋を助けるイソ
シアネート官能基と、水をベースにしたコーティング組成物の水媒体中での分散
を保つ、充分な親水性とを有する。しかし、これらの付加物は水と反応して、乳
化性ポリイソシアネートの可使時間を減らす尿素反応生成物を形成する傾向があ
る。さらに、これらの乳化性ポリイソシアネート類を熱にさらすことで、乳化性
ポリイソシアネートのポットライフを大幅に減らす、好ましくないポリ尿素類を
形成しうる。
【0002】 ある従来技術によるコーティングで、さらに問題となるのは、例えばコンクリ
ート型のコーティングに使用する際、コーティングが泡立ちやすいということで
ある。コンクリートの表面は、たいてい滑らかというよりは、むしろ穴が多くざ
らざらしている。穴が多く、表面がざらざらしていることを、一般に「バグホー
ル」または「空のポケット」と言う。従来技術によるコーティングでできる気泡
も、「バグホール」または「空のポケット」と言われることが多い。適切な可使
時間を持つコーティングを行うために、さらに気泡を減らし除去する必要がある
。 発明の開示 本発明は、添加剤として少なくともいくらかのD−リモネンを用いるポリイソ
シアネート類に関する。少量のD−リモネンをポリイソシアネートに添加すると
、コーティング材を表面に塗布する際、驚くことにほとんどあるいはまったく気
泡ができないことが解った。D−リモネンは、コーティングでの気泡を減らすの
に有効な量を、例えば単に手で混ぜ合わせ、ポリイソシアネートに添加する。D
−リモネンの添加後、ポリイソシアネートを適切なポリイソシアネート反応性組
成物、例えばポリオールと組み合わせてコーティング混合物を形成することがで
きる。本発明の側面において、D−リモネンは、ポリイソシアネートに添加する
というよりは、むしろポリイソシアネート反応性組成物に添加することができる
。さらに、D−リモネンはポリイソシアネートおよびポリイソシアネート反応性
成分の両方に添加することができる。典型的にはポリイソシアネートは、重量比
50:50でポリイソシアネート反応性組成物と混合する。本発明の側面において、
ポリイソシアネートは乳化性ポリイソシアネートで、後で乳化される。
【0003】 本発明の側面において、イソシアネート、ポリイソシアネート誘導付加物、お
よびD−リモネンを含む乳化性ポリイソシアネートは、コーティング材として使
用される。かかる付加物はウレタンプレポリマーおよびキャッピング剤の反応生
成物で、遊離−NCO残基は全く含まない。キャッピング剤は、メトキシポリオキ
シエチレンモノール(monol)類、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
モノール類、およびそれらの混合物のいずれかである。ウレタンプレポリマーは
、ジ(またはそれ以上の)ヒドロキシ官能性ポリオールおよびイソシアネートの反
応生成物である。好適なジヒドロキシ官能性ポリオールは、ポリオキシエチレン
グリコールおよびポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール類のい
ずれかである。好ましくは、メトキシポリオキシエチレンモノール類は、分子量
約350〜約750、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンモノール類は、分子
量約270〜約3930である。
【0004】 さらに別の側面において、本発明は非常に安定性が改善された水性乳剤に関す
る。水性乳剤は乳化性ポリイソシアネートを含む。1の態様において、乳化性ポ
リイソシアネートは、イソシアネート、ポリイソシアネート誘導付加物、および
D−リモネンを含みうる。ポリイソシアネート誘導付加物は、ウレタンプレポリ
マーおよびキャッピング剤の反応生成物を含み、未反応の−NCO残基はない。キ
ャッピング剤は、メトキシポリオキシエチレンモノール類、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンモノール類、およびそれらの混合物のいずれかであって
よい。ウレタンプレポリマーはジヒドロキシ官能性ポリオールおよびイソシアネ
ートの反応生成物である。
【0005】 コーティング材は、ポリイソシアネートまたはイソシアネート乳剤、D−リモ
ネン、および適切なポリイソシアネート反応性物質を一緒に組み合わせて形成す
ることができる。得られたコーティング材は、ポリイソシアネート誘導ポリマー
で、少なくともいくらかのD−リモネンを含有する。適切なポリイソシアネート
反応性物質は当業者には良く知られており、たとえばポリオール類、ヒマシ油、
水、およびそれらの組み合わせを含む。好適なポリオール類はポリエーテルポリ
オール類である。D−リモネンを含有するポリイソシアネートは適切な量のポリ
イソシアネート反応性物質と混合できるが、典型的にD−リモネンを含有するポ
リイソシアネートは、重量を基準として約50:50の割合でポリイソシアネート反
応性物質と混合する。
【0006】 要約すると、本発明は以下の詳細な説明、およびそれに続く制限のない実施例
を参照し、以下に詳細に記載される。 発明を実施するための最良の形態 用語および定義の解説 1.Carbowax550は、化学式CH3−(OCH2CH2)n−OH のメトキシポリオキシエチレ
ンモノールであり、nは平均値12である。カーボワックス550は、Union Carbide
Chemicals and Plasticsから入手可能であり、分子量550である。 2.ヒマシ油は、三官能性、ヒドロキシル価164mg −KOH/gの、低分子量脂肪性
エステルポリオールであり、25℃において0.96という比重を持つ。CasChem Chem
ical から入手可能である。 3.D−リモネンは化学構造C10H16(1−メチル−4−(1−メチレニル(methylen
yl))シクロヘキセン)を持ち、工業グレードのD−リモネンはFlorida Chemical
Companyから入手可能である。 4.Jeffol(登録商標)3709は、公称官能価2、ヒドロキシ価30のポリエーテル
ポリオールであり、Huntsman Corp.から入手可能である。 5.Ucon75−H−450は、化学式HO−(CH2CH3CHO)m−(CH2CH2O)n−Hのポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレングリコールであり、75重量パーセントのオキシ
エチレン基および25重量パーセントのオキシプロピレン基を持つ。Ucon75−H−4
50は、Union Carbide Chemicals and Plasticsから入手可能であり、分子量980
である。 6.Rubinate(登録商標)Mは、イソシアネート価31.5%および官能価2.7のメタ
ンジフェニルジイソシアネートポリマーであり、Huntsman Polyurethanesから入
手可能である。 7.Rubinate(登録商標)44は、%NCO価33.5および官能価2.0の4,4'−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートであり、Huntsman Polyurethanesから入手可能である
。 8.Rubinate(登録商標)9457は、%NCO価15.3および官能価2.4の4,4'−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートであり、Huntsman Polyurethanesから入手可能であ
る。 9.Rubinol(登録商標)R−241は、官能価3およびヒドロキシ価240mg−KOH/gの
ポリエーテルポリオールトリオールであり、Huntsman Polyurethanesから入手可
能である。 10.Rubinol(登録商標)F−481は、官能価2およびヒドロキシ価30mg−KOH/g
のポリエーテルポリオールジオールであり、Huntsman Polyurethanesから入手可
能である。 11.33LVは、触媒であり、Air Productsから入手可能である。
【0007】 すべての分子量は、特に規定がなければ数平均分子量である。 原料 イソシアネート類 用いることができる適切なイソシアネート類として、既知の脂肪族、脂環式、
芳香族、および複素環式ポリイソシアネートがあげられる。また、カルボジイミ
ド基、ウレタン基、アロファネート基、イソシアヌレート基、ビウレット基、お
よび尿素基を含むポリイソシアネート類が適切である。
【0008】 用いることができる芳香族イソシアネート類の例として、1,3−フェニレンジ
イソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシア
ネート(TDI)、2,6−トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4'−ジ
イソシアネート(2,4'MDI)、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート(4,4
'MDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4',4"−
トリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート類、およ
びそれらの混合物があげられるが、これらに限るものではない。
【0009】 用いることができる脂肪族ポリイソシアネート類の例として、2,4−ヘキサヒ
ドロトルエンジイソシアネート、2,6−ヘキサヒドロトルエンジイソシアネート
、 エチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HDI)、2,4,4−トリ−メチル−1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、および1,12−ドデカンジイソシアネートがあげられるが
、これらに限るものではない。
【0010】 用いることができる脂環式ポリイソシアネート類の例として、シクロヘキサン
−1,4−ジイソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキ
サン−1,3−ジイソシアネート、1−イソシアナト−2−イソシアナトメチルシク
ロペンタン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン(イソフォロンジイソシアネートまたはIPDI)、2,4' −ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、4,4' −ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネートがあげられるが、これらに限るものではない。
【0011】 好適なイソシアネート類として、エチレンジイソシアネート、1,4−テトラメ
チレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、2,4,
4−トリ−メチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイ
ソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−
ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナト
−2−イソシアナトメチルシクロペンタン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチ
ル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソフォロンジイソシアネートま
たはIPDI)、2,4−ヘキサヒドロトルエンジイソシアネート、2,6−ヘキサヒドロ
トルエンジイソシアネート、2,4' −ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
、4,4' −ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネート
(TDI)、2,6−トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4'−ジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレン−1
,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4',4"−トリイソシアネート、
ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート類、およびそれらの混合物があ
げられる。ポリイソシアネート誘導付加物を作るために、特に好適なポリイソシ
アネートは、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4'MDI)である。 ヒドロキシ官能性モノール類およびポリオール類 用いることができるヒドロキシ官能性モノール類およびポリオール類として、
モノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレンモノール類、ジヒドロキシ官能性ポ
リオキシエチレングリコール類、モノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレン−
ポリオキシプロピレンモノール、およびジヒドロキシ官能性EO/POグリコール類
があげられる。好ましくは、モノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレンモノー
ルおよびモノヒドロキシ官能性EO/POモノール類は、それぞれ商標名Carbowax MP
EGおよびUCONとしてUnion Carbideから入手可能のものである。
【0012】 Carbowax MPEGモノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレンモノール類は、あ
らゆるエチレンオキサイド(EO)の骨格を持ち、分子量は約100〜約5000である
。本発明で使用されるCarbowax MPEGは、好ましくは分子量約300〜約800である
。Uconモノヒドロキシ官能性EO/POグリコール類は分子量約270〜約3930である。
【0013】 ジヒドロキシ官能性ポリオキシエチレングリコール類およびジヒドロキシ官能
性EO/POグリコール類は、好ましくは、それぞれ商標名Carbowax PEGおよびUcon
としてUnion Carbideから入手可能のものである。本発明で用いられるCarbowax
ジヒドロキシポリオキシエチレングリコール類は、分子量約500〜約2500で、好
ましくは約600〜約800である。本発明で用いられるUconジヒドロキシ官能性EO/P
Oグリコール類は、分子量約500〜約5000、好ましくは約980〜約2500である。 ポリイソシアネート誘導付加物の調製 使用時、ポリイソシアネート誘導付加物は、すべての成分を組み合わせる単一
段階、あるいは多段階のいずれかで、従来の重合技術によって調製することがで
きる。前述のポリオール類の一つ以上が、イソシアネートと反応し、付加物を生
成する。付加物は、二つの異なる態様に従って生成することができる。本発明の
ポリイソシアネート誘導付加物の数平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー
によると約600〜約11000である。付加物はイソシアネート基を持たない。
【0014】 第1の態様は、単一段階の手順をとり、モノ−ヒドロキシ官能性モノールは、
ポリイソシアネートと反応して付加物を生成する。添加するモノールの総量は、
ポリイソシアネートに対し、化学量論的に等しいかまたはそれ以上である。好ま
しくは、モノール類はCarbowax MPEGである。添加するモノールの量は、結果と
して得られるポリイソシアネート誘導付加物にイソシアネート反応性官能基がま
ったく残らないよう、イソシアネート官能価の約99%、好ましくは100%を消費
するのに充分な量である。
【0015】 アルコール(類)は、反応温度を約50℃〜100℃の間、好ましくは約70℃〜80
℃、もっとも好ましくは約85℃以下に維持するため、制御された速度でポリイソ
シアネートに添加される。ポリイソシアネートに添加するモノールの総量は、ポ
リイソシアネート当量あたり約0.95当量から、好ましくはポリイソシアネート当
量に対しモノール約0.99〜1.03である。
【0016】 反応は、フーリエ変換赤外分光計およびイソシアネート滴定を使用し、イソシ
アネート吸光度帯域により監視される。反応の終点は、イソシアネート官能基が
結果として得られるポリイソシアネート誘導付加物からすべて無くなったときで
ある。
【0017】 ポリイソシアネート誘導付加物の製造に対する第2の態様は、二段階の手順を
とる。第一段階では、ジ(またはそれ以上の)ヒドロキシ官能性ポリオールが、
反応温度約70℃〜約80℃でポリイソシアネートと反応して、ポリイソシアネート
終端中間体を生成する。ポリイソシアネートと反応するジヒドロキシ官能性ポリ
オールの量は、ポリイソシアネートの1化学量論的当量より少ない。ポリイソシ
アネートと反応するポリオールの量は、好ましくはイソシアネート当量あたり、
約0.85当量以上で、より好ましくは、イソシアネート当量に対しポリオール約0.
90〜0.97である。第二段階では、モノ−ヒドロキシ官能性アルコールが、第一段
階で生成したポリイソシアネート末端中間体と反応する。用いられるモノ−ヒド
ロキシ官能性モノールの量は、結果として得られるポリイソシアネート誘導付加
物にイソシアネート反応性官能基がまったく残らず、イソシアネート官能価の約
99%、好ましくは100%を消費するのに充分な量である。
【0018】 モノ−ヒドロキシ官能性モノールとイソシアネート末端中間体の反応は、フー
リエ変換赤外分光計およびイソシアネート滴定を使用し、イソシアネート吸光度
帯域により監視される。反応の終点は、イソシアネート官能価が結果として得ら
れるポリイソシアネート誘導付加物からすべて無くなったときである。
【0019】 原則として、ポリイソシアネートのイソシアネート官能基はすべて反応するこ
とを意図しているが、常に100パーセント完全な反応を達成できると理解すべき
ではない。従って、微量の未反応イソシアネートおよび/または未反応ヒドロキ
シル類が予想しうる。代わりに、本発明の目的のために、“すべて”のイソシア
ネートが反応する、とは、少なくとも99パーセント、好ましくは100パーセント
完全な反応と定義することができる。
【0020】 ポリイソシアネート誘導付加物は、次に述べるモノ−ヒドロキシ官能性モノー
ルを選択して、望ましい親水性を持つように調整できる。一般に、付加物は約30
%、好ましくは約40%、もっとも好ましくは100%、室温で水に溶ける。 モノ−ヒドロキシ官能性モノールは、モノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレ
ンモノール、またはモノ−ヒドロキシ官能性ポリオキシエチレン/ポリオキシプ
ロピレンモノールでありうる。ポリイソシアネート誘導付加物からの乳化性ポリ
イソシアネート類の調製 いかなる乳化性ポリイソシアネートも有用であるが、好適な乳化性ポリイソシ
アネート類は、イソシアネート中のポリイソシアネート誘導付加物が均質に溶解
するまで、ポリイソシアネートおよびポリイソシアネート誘導付加物を混ぜ合わ
せ攪拌することで調製する。イソシアネート中のポリイソシアネート誘導付加物
溶液は、付加物および遊離イソシアネート、残余ポリイソシアネートを合わせた
重量を基準として約1〜約25重量パーセントのポリイソシアネート誘導付加物、
好ましくは、、約1〜約15パーセント、もっとも好ましくは約2〜約10パーセン
トを有することができる。 乳化性ポリイソシアネート類の乳剤の調製 乳化性ポリイソシアネート類の乳剤は、乳化性ポリイソシアネートを適切なポ
リイソシアネート反応性物質、例えばポリオール、ヒマシ油、水およびそれらの
混合物と混合して調製する。適切な乳化性ポリイソシアネートおよび反応性物質
の比は、いずれも許容できるが、好ましくは、乳化性ポリイソシアネートは反応
性物質と重量比1:1で混合し、イソシアネートが均一に濁った液体として、目視
で完全に乳化するまで激しく攪拌する。 D−リモネンを含有するコーティング組成物の調製 コーティング材は、適切なポリイソシアネートを少なくともいくらかのD−リ
モネンと、単に手で混ぜ合わせて調製することができる。ポリイソシアネートお
よびD−リモネンを組み合わせるために、いかなる適切な方法を使ってもよい。
さらに、D−リモネンは、ポリイソシアネートと混合する代わりに、適切なポリ
イソシアネート反応性物質と組み合わせてもよい。さらにまた、D−リモネンは
、ポリイソシアネートおよびポリイソシアネート反応性成分の両方と組み合わせ
てもよい。D−リモネンは、後で塗布されるコーティング材の気泡を減らすため
に有効な量を、供給すべきである。この点において、いかなる適切な量のD−リ
モネンを使ってもよい。本発明の側面において、コーティング材は、コーティン
グ組成物のすべての成分の総重量を基準として、約1%〜約20%のD−リモネンを
含む。別の側面において、コーティング材は、コーティング組成物のすべての成
分の総重量を基準として、約3%〜約20%のD−リモネンを含む。
【0021】 上で述べたように、いかなる適切なポリイソシアネートを利用してもよい。コ
ーティング材を生成するという本発明の側面において、ポリイソシアネートまた
は乳化性ポリイソシアネートまたはポリイソシアネート誘導付加物から生成され
るポリイソシアネート(またはそれらの任意の組み合わせ)は、コーティング材
の気泡を減らすのに有効な量のD−リモネンと混合する。そして、ポリイソシア
ネートおよびD−リモネンは適切なポリイソシアネート反応性物質と組み合わせ
てもよい。例えば、ポリイソシアネートおよびD−リモネンは、ポリオール、ヒ
マシ油、水、およびそれらの混合物と組み合わせてもよい。
【0022】 一般に、ポリイソシアネート成分およびD−リモネンは、均質な混合物が得ら
れるまで、高剪断攪拌を行い混ぜ合わせることができる。しかし、ポリイソシア
ネートおよびD−リモネンを組み合わせるために、いかなる適切な方法を使って
もよい。さらに、ポリイソシアネート反応性物質は、いかなる適切な方法でも、
ポリイソシアネートおよびD−リモネンと混合することができるが、均質な混合
物が得られるまで、高剪断攪拌を行うことが好ましい。
【0023】 前述の物質を組み合わせた後、コーティング材は適切な表面に塗布することが
でき、硬化させてD−リモネンを含有するポリイソシアネート誘導ポリマーを形
成することができる。コーティング材は、多くの基材に塗布できるが、特にコン
クリートのコーティング材として適している。
【0024】
【実施例】
本発明は、さらに以下の実施例により説明されるが、これに限定することを意
図しない。特に規定がなければ、すべての部分およびパーセントは重量を基準と
する。 実施例1 乳化性ポリイソシアネートの形成 多量のUcon 75H450、丸底フラスコ、および攪拌翼は、それぞれ後で使用する
ために、あらかじめ60℃に温めておく。Rubinate(登録商標)44 33.77gを、攪
拌翼、攪拌軸受、攪拌軸、窒素注入口、熱電対、温度調節器、マントルヒーター
および止め具を備えた、あらかじめ温めておいた丸底フラスコに入れ、、60℃に
加熱する。あらかじめ60℃に温めておいたUcon 75H450 66.23g、すなわちイソ
シアネート当量あたり0.5当量を、添加漏斗に入れ、Rubinate(登録商標)44 3
3.77gが入ったあらかじめ温めておいたフラスコに、温度60℃で1時間添加する。
反応温度は、60分の間に60℃から75℃に上昇し、混合物は6〜8時間反応して−NC
O末端付加物を生成する。反応の終了は、結果として得られるイソシアネート末
端中間体中の%NCO含有量が、NCO滴定によって5.53〜5.67%の間になったときで
ある。
【0025】 温度60℃のCarbowax MPEG 550 74.25gを素早くフラスコに添加し、前述で形
成されたイソシアネート末端中間体と、75℃で4時間反応させると、ポリイソシ
アネート誘導付加物を生成した。反応の終了は、赤外分析法によってイソシアネ
ートが検出されなくなることで確認する。前述で形成されたイソシアネート誘導
付加物は、ゲル透過クロマトグラフィーによる平均分子量が2580で、ブルックフ
ィールド粘度計による粘度は、50℃で3050センチポアズである。ポリイソシアネ
ート誘導付加物の構造は、Ucon 75H450およびRubinate(登録商標)44をベース
にした、Carbowax MPEG 550でキャップしたイソシアネート末端中間体である。
【0026】 乳化性ポリイソシアネートは、前述で形成された温度50℃のポリイソシアネー
ト誘導付加物を、温度50℃のRubinate(登録商標)Mと、重量比5/95で、室温ま
で冷却後、均質な溶液になるまで混ぜ合わせることで形成される。 D−リモネンの添加 D−リモネンは、ポリイソシアネートとD−リモネンの重量比約80/20で、前述
の乳化性ポリイソシアネートに添加した。D−リモネンは乳化性ポリイソシアネ
ートに添加し、舌圧子を使って手で混ぜ合わせた。約2分間混ぜ続けると、均質
な混合物が観測された。混合物は後で使用するために取っておいた。 反応性成分の調製 三つの反応性成分を調製した。成分1は、ヒマシ油およびRubinol R−241の重
量比50/50の混合物;成分2は、ヒマシ油およびRubinol F−481の重量比50/50の
混合物;および成分3は、Rubinol R−241およびRubinol F−481の重量比50/50の
混合物であった。各反応性成分は、高剪断翼攪拌機で、少なくとも約5分間、均
質な混合物が得られるまで混ぜ合わて調製した。 乳化ポリイソシアネートコーティング組成物の調製 三つの乳化ポリイソシアネートコーティング組成物を調製した。各コーティン
グ組成物は、乳化性ポリイソシアネートと三つの反応性成分のうちの一つを、重
量比50/50で混ぜ合わせて調製した。コーティング組成物は、乳化性ポリイソシ
アネートと反応性成分を、室温で少なくとも約2分間、舌圧子を使って手で混ぜ
合わせて調製した。 コーティング組成物のコンクリート表面への塗布 コンクリートブロックを用意した。ブロックは、サンドブラスト加工をし、傷
をつけてバグホールを作った。バグホールは、石工釘(masonry nails)でコンク
リートに穴を開け、サンドブラストで穴を大きくして作った。平均的なバグホー
ルは、およそ深さ1/4インチ、幅1/2インチであった。その後、ブロックは水道水
につけ一晩浸しておいた。
【0027】 一晩浸した後、ブロックを水から取り出し、ペーパータオルを使ってバグホー
ルから静水を除去した。 次に、前述で調整した各コーティング組成物を、P.N. Gardnerから入手可能な
フィルムアプリケーターナイフを使って、コンクリートブロックの表面に塗布し
た。塗膜の厚さは、約5ミルに調整した。このコーティング組成物を塗布するこ
とで、コンクリートの表面に薄い塗膜ができ、バグホールの穴埋めをした。コー
ティングは、周囲条件で、一晩コンクリートブロック上で硬化させた。
【0028】 三つの硬化したコーティングは、翌日目視で検査し、コーティングに気泡がな
いことを観測した。 実施例2 本実施例は、本発明で非乳化性ポリイソシアネートを使用する場合の、コーテ
ィング組成物の形成について説明する。重量はすべて、コーティング組成物を形
成するために使用するすべての成分の全重量パーセントに基づく。 イソシアネート成分の調製 重量約7.27%のRubinate(登録商標)9457、約9.08重量パーセントのD−リモ
ネン、および約29.06重量パーセントのRubinate(登録商標)Mを、高剪断攪拌機
に添加し、均質な混合物が得られるまで約10分間、高剪断攪拌を行った。 反応性成分の調製 約27.25重量パーセントのヒマシ油、約5.45重量パーセントの1,4−ブタンジオ
ール、約0.09重量パーセントの33LV触媒、および約21.80重量パーセントのJeffo
l(登録商標)3709を高剪断攪拌機に添加し、均質な混合物が得られるまで約10
分間、高剪断攪拌を行った。 コーティング組成物の調製 イソシアネート成分および反応性成分を混合し、均質な混合物が得られるまで
約5分間、高剪断攪拌を行った。 コーティング組成物のコンクリート表面への塗布 少量のコーティング組成物を、P.N. Gardnerから入手可能なフィルムアプリケ
ーターナイフで、きれいなガラス板に塗布し、厚さ約40ミルとした。塗膜は硬化
させ、ガラス板上のコーティングには、本質的に全く気泡がなかった。 比較実施例 コーティング混合物にD−リモネンを添加しないこと以外は、本質的には実施
例2の、比較用のコーティング混合物を調製した。このコーティング混合物をき
れいなガラス板に塗布し、厚さ約40ミルにして硬化させた。コーティングには、
至る所に気泡ができていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4G028 CA01 CB02 CC01 CD01 CD02 CD03 CD04 4J002 CK041 CK051 EA026 FD206 GH00 4J034 BA05 CE01 DA01 DB01 DB03 DB04 DB07 DG03 DG04 DG08 DG09 EA12 HA01 HA02 HA06 HA07 HA08 HB06 HB07 HB08 HB09 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC35 HC44 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC65 HC67 HC71 HC73 JA30 MA11 QC05 RA07 RA10 4J038 DG101 DG131 DG271 DG281 JA02 JC43 KA09 MA08 MA10 NA24

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】D−リモネンを含有するポリイソシアネート誘導ポリマー。
  2. 【請求項2】ポリイソシアネートおよび少なくともいくらかのD−リモネンを含
    む組成物。
  3. 【請求項3】ポリイソシアネートが乳化性である、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】ポリイソシアネートが水性乳剤中に存在する、請求項3に記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】ポリイソシアネートが、脂肪族ポリイソシアネート類、脂環式ポリ
    イソシアネート類、芳香族ポリイソシアネート類、複素環式ポリイソシアネート
    類、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項2に記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】芳香族ポリイソシアネート類が、1,3−フェニレンジイソシアネ
    ート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネー
    ト、2,6−トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソ
    シアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ナフタレン−1
    ,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシア
    ネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート類、およびそれらの混
    合物からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】芳香族ポリイソシアネートが、ポリメチレンポリフェニレンポリイ
    ソシアネートである、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】以下: a)ポリイソシアネート; b)D−リモネン;および c)ポリイソシアネート反応性物質 を含む物質を組み合わせることで形成されるコーティング材。
  9. 【請求項9】D−リモネンが、D−リモネンを含まない同様のコーティング材と
    比較して、コーティング材の気泡を減らすのに有効な量存在する、請求項8に記
    載のコーティング材。
  10. 【請求項10】ポリイソシアネート反応性物質が、ポリオール類、ヒマシ油、水
    、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項8に記載のコー
    ティング材。
  11. 【請求項11】ポリオールがポリエーテルポリオールである、請求項10に記載
    のコーティング材。
  12. 【請求項12】D−リモネンが、コーティング材の総重量を基準として、約1重
    量パーセントから約20重量パーセントの量で存在する、請求項9に記載のコー
    ティング材。
  13. 【請求項13】D−リモネンが、コーティング材の総重量を基準として、約3重
    量パーセントから約20重量パーセントの量で存在する、請求項12に記載のコ
    ーティング材。
  14. 【請求項14】ポリイソシアネートが乳化性である、請求項8に記載のコーティ
    ング材。
  15. 【請求項15】ポリイソシアネートが水性乳剤である、請求項14に記載のコー
    ティング材。
  16. 【請求項16】ポリイソシアネートが、脂肪族ポリイソシアネート類、脂環式ポ
    リイソシアネート類、芳香族ポリイソシアネート類、複素環式ポリイソシアネー
    ト類、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項8に記載のコーティン
    グ材。
  17. 【請求項17】芳香族ポリイソシアネート類が、1,3−フェニレンジイソシア
    ネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネ
    ート、2,6−トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4’−ジイ
    ソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ナフタレン−
    1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシ
    アネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート類、およびそれらの
    混合物からなる群から選択される、請求項16に記載のコーティング材。
  18. 【請求項18】芳香族ポリイソシアネートが、ポリメチレンポリフェニレンポリ
    イソシアネートである、請求項17に記載のコーティング材。
  19. 【請求項19】ポリイソシアネート、D−リモネン、およびポリイソシアネート
    反応性物質を含む物質を組み合わせて形成された塗料を表面上に有する、コンク
    リートの表面。
  20. 【請求項20】D−リモネンが、D−リモネンを含まない同様のコーティング材
    と比較して、コーティング材の気泡を減らすのに有効な量存在する、請求項19
    に記載のコンクリートの表面。
  21. 【請求項21】D−リモネンが、コーティング材の総重量に対し、約1重量パー
    セントから約20重量パーセントの量である、請求項20に記載のコンクリート
    の表面。
  22. 【請求項22】D−リモネンが、コーティング材の総重量を基準として、約3重
    量パーセントから約20重量パーセントの量である、請求項21に記載のコンク
    リートの表面。
  23. 【請求項23】D−リモネンを含有する、ポリイソシアネート誘導ポリマーを含
    む塗料を表面上に有する、コンクリートの表面。
  24. 【請求項24】ポリイソシアネート反応性物質およびD−リモネンを含む組成物
  25. 【請求項25】ポリイソシアネート反応性物質が、ポリオール類、ヒマシ油、水
    、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項24に記載の組
    成物。
  26. 【請求項26】ポリオールがポリエーテルポリオールである、請求項25に記載
    の組成物。
JP2001553841A 2000-01-21 2001-01-19 D−リモネンを含有するイソシアネート組成物 Withdrawn JP2003520874A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17730200P 2000-01-21 2000-01-21
US60/177,302 2000-01-21
PCT/US2001/001811 WO2001053373A1 (en) 2000-01-21 2001-01-19 Isocyanate compositions containing d-limonene

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003520874A true JP2003520874A (ja) 2003-07-08

Family

ID=22648072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001553841A Withdrawn JP2003520874A (ja) 2000-01-21 2001-01-19 D−リモネンを含有するイソシアネート組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6531536B2 (ja)
JP (1) JP2003520874A (ja)
AU (1) AU2001232865A1 (ja)
WO (1) WO2001053373A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004318058A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Ind Technol Res Inst 有機薄膜トランジスタアレイ構造とその製造方法
JP2010534778A (ja) * 2007-07-26 2010-11-11 バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー コンクリート修復法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7864762B2 (en) * 2007-02-14 2011-01-04 Cipheroptics, Inc. Ethernet encryption over resilient virtual private LAN services
US20090029097A1 (en) * 2007-06-11 2009-01-29 Riddle Dennis L Flooring products and methods
CN106281192B (zh) * 2015-05-15 2019-05-14 万华禾香板业有限责任公司 一种可乳化异氰酸酯组合物及其制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL282084A (ja) * 1961-08-15
US4533598A (en) 1983-11-18 1985-08-06 Caschem, Inc. Extended polyurethanes
US5436276A (en) * 1993-11-10 1995-07-25 International Flavors & Fragrances Inc. Method for determining the hardness of fragrance containing polyurethane foams
US5506301A (en) * 1993-12-13 1996-04-09 Bayer Corporation Treatment of isocyanate residue

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004318058A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Ind Technol Res Inst 有機薄膜トランジスタアレイ構造とその製造方法
JP4495437B2 (ja) * 2003-04-15 2010-07-07 財団法人工業技術研究院 有機薄膜トランジスタアレイ構造とその製造方法
JP2010534778A (ja) * 2007-07-26 2010-11-11 バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー コンクリート修復法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001053373A1 (en) 2001-07-26
AU2001232865A1 (en) 2001-07-31
US20020010250A1 (en) 2002-01-24
US6531536B2 (en) 2003-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5492787B2 (ja) ポリウレタン分散物及びこのポリウレタン分散物から製造されるコーティング
JP4070256B2 (ja) ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂組成物
US7754809B2 (en) Solvent free polyurethane dispersions for hard surface coatings
CN100489004C (zh) 耐异丙醇性、挠性和柔软度得到改进的聚氨酯分散体(pud)
US7253252B2 (en) Water-soluble aspartate
CN1129619C (zh) 聚氨酯胶乳、它们的制备方法以及由其制备的聚合物
US5034435A (en) Aqueously dispersed blends of epoxy resins and blocked urethane prepolymers
JP2002539276A (ja) 乳化性イソシアネートの組成物
AU2004236428B2 (en) Process for making a PIPA-polyol
CN106432663A (zh) 不含脲的聚氨酯分散体
KR100682293B1 (ko) 전단 안정성이 개선된 폴리우레탄 분산액
JP2003501501A (ja) ポリマー変性ポリオール類、これらをポリウレタン生成物の製造に使用する方法
JP2003520874A (ja) D−リモネンを含有するイソシアネート組成物
RU2540581C2 (ru) Материалы, включающие матрицу, и способ их изготовления
JP2022552061A (ja) ポリエーテル系水性ポリウレタン分散液およびそれを調製するための方法
JPS5923727B2 (ja) ウレタンレオロジ−調節剤の製造方法
RU2461581C2 (ru) Вспененные материалы, включающие матрицу с высоким содержанием жестких блоков, и способ их получения
RU2483084C2 (ru) Эластомерные материлы с высоким содержанием жестких блоков и способ их получения
JP2569659B2 (ja) イソシアネート化合物の乳化方法
EP1254187B1 (en) Low monomer foam
JP2024507597A (ja) ポリ尿素を形成するための組成物、ポリ尿素を形成するための方法及びポリ尿素を形成するためのキット
JP2023146310A (ja) 2液硬化型ポリウレア樹脂組成物
JPH0148288B2 (ja)
WO2008060862A2 (en) Self-catalyzing polyurethanes
MXPA99008440A (en) Polyurethane latexes, processes for preparing them and polymers prepared therewith

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401