JP2003518344A - ゲート式通信システムの送信を制御するための方法および装置 - Google Patents

ゲート式通信システムの送信を制御するための方法および装置

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JP2003518344A JP2001512720A JP2001512720A JP2003518344A JP 2003518344 A JP2003518344 A JP 2003518344A JP 2001512720 A JP2001512720 A JP 2001512720A JP 2001512720 A JP2001512720 A JP 2001512720A JP 2003518344 A JP2003518344 A JP 2003518344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート式通信システムの送信を制御するための方法および装置。 【解決手段】 不連続な送信フォーマットに従った情報のフレームを通信するための方法およびシステムである。送信ゲーティングおよび、同時に可変レート無線通信デバイス(50)の電池の使用を減らし、逆方向リンクの容量を増加し、そして8分の1レートフレームの信頼できる通信を与えるエネルギースケーリングを用いて、8分の1レート音声あるいはデータフレームを送信する方法である。この目標を達成するために、フレームの半分はゲートアウトされ、残りのデータは通常の送信エネルギーで送信される、8分の1レートデータフレームの送信に対する4つの方法が示されている。さらに、電力制御システムは、遠隔局(50)によってゲートアウトされている順方向リンク電力制御ビットを確認し、確認結果に応じて送信エネルギーの調整を差し止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信に関する。より明確には、本発明は、無線通信システムにおいて
、可変レートデータを送信するための、新しいそして改善された方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】
符号分割マルチプルアクセス(CDMA)変調の使用は、多数のシステム加入
者が存在する通信を容易とする、いくつかの手法の一つである。この業界では、
時分割マルチプルアクセス(TDMA)、および周波数分割マルチプルアクセス
(FDMA)などの、他のマルチプルアクセス通信システム手法が知られている
。しかしながら、CDMAの拡散スペクトル変調手法は、マルチプルアクセス通
信システムのためのこれらの変調手法よりも多くの利点を有している。マルチプ
ルアクセス通信システムにおけるCDMA手法の使用は、「衛星あるいは地球中
継器を用いている拡散スペクトルマルチプルアクセス通信システム」と題する、
本発明の譲渡人に譲渡され、そして参照によりこの中に組み込まれている米国特
許4,901,307の中に開示されている。マルチプルアクセス通信システム
におけるCDMA手法の使用は、さらに、「CDMAセルラ電話システムにおけ
る信号波形発生のためのシステムおよび方法」と題し、本発明の譲渡人に譲渡さ
れ、参照によってこの中に組み込まれている、米国特許5,103,459の中
に開示されている。
【0003】 広帯域信号であるというその固有の性質によって、CDMAは、広帯域にわた
り信号エネルギーを拡散することによって、周波数ダイバシティーの形態を提供
している。その結果、周波数選択的フェージングは、CDMA信号帯域幅の、狭
い部分のみにしか影響しない。1つの移動加入者から2つあるいはそれ以上のセ
ルサイトを経ての、同時に存在するリンクを通して、マルチプル信号経路を与え
ることによって、空間あるいは経路ダイバシティーが与えられる。さらに、経路
ダイバシティーは、異なった伝搬遅延をもって到着している1つの信号を別々に
受信し、処理することを許容することによって、拡散スペクトル処理を通して、
マルチパス環境を利用することにより得られるかもしれない。経路ダイバシティ
ーの例は、ともに、本発明の譲渡人に譲渡され、参照によってこの中に組み込ま
れている、「CDMAセルラ電話システムにおいて通信のソフトハンドオフを与
えるための方法およびシステム」と題する、米国特許5,101,501、およ
び「CDMAセルラ電話システムにおけるダイバシティー受信機」と題する米国
特許5,109,390の中に説明されている。
【0004】 認識された音声の高い品質を維持する一方で、容量を増加させるという特別な
利点を提供する、ディジタル通信システムにおいて、音声送信のための方法は、
可変レート音声符号化の使用によっている。とくに有用な可変レート音声符号器
に関する方法および装置は、「可変レートボコーダ」と題し、本発明の譲渡人に
譲渡され、参照によってこの中に組み込まれている、米国特許5,414,79
6の中に詳細に記述されている。
【0005】 可変レート音声符号器の使用は、音声符号器が最大のレートで音声データを与
えているとき、最大の音声データ容量のデータフレームに対して与える。可変レ
ート音声符号器が最大のレートよりも低く音声データを与えているときは、送信
フレームには余分な容量が存在する。固定された予め設定されたサイズをもち、
そしてそこにデータフレームに対するデータソースが、可変レートでデータを与
えているような送信フレームに、付加的なデータを送信するための方法は、「送
信のためにデータをフォーマットするための方法および装置」と題する、本発明
の譲渡人に譲渡され、そして参照としてこの中に組み込まれている、米国特許5
,504,773の中に、詳細に述べられている。上述の特許出願の中に、送信
のためのデータフレーム中に、異なったソースからの、異なった形式のデータを
結合するための方法および装置が開示されている。
【0006】 予め設定された容量より少ないデータを含むフレームにおいては、電力消費は
、データを含むフレームの部分のみが送信されるような、送信増幅器で送信をゲ
ートすることによって少なくなるかもしれない。さらに、通信システム内におけ
るメッセージ衝突は、もしもデータが予め設定された擬似ランダム過程に従って
フレームに置かれるならば、減らされるかも知れない。送信をゲートするための
、そしてデータをフレーム内に位置ぎめするための方法と装置は、「データバー
ストランダム化装置」と題する、本発明の譲渡人に譲渡され、参照によってこの
中に組み込まれている、米国特許5,659,569の中に開示されている。
【0007】 通信システム内の移動体の電力制御に関する有用な方法は、基地局において、
無線通信デバイスからの受信信号の電力をモニターすることである。モニターさ
れた電力レベルに応じて、基地局は、電力制御ビットを無線通信デバイスに通常
の間隔で送信する。このやり方による、送信電力を制御することに対する方法お
よび装置は、「CDMAセルラ移動電話システムにおける送信電力制御のための
方法と装置」と題する、本発明の譲渡人に譲渡され、そして参照としてこの中に
組み込まれている、米国特許5,056,109の中に開示されている。
【0008】 QPSK変調フォーマットを使用してデータを与える通信システムにおいては
、QPSK信号のIおよびQ成分のベクトル積をとることによって、非常に有用
な情報が得られる。二つの成分の相対的位相を知ることによって、基地局に対す
る無線通信デバイスの速度を大略決定することができる。QPSK変調通信シス
テムにおける、IおよびQ成分のベクトル積を決定するための回路に関する記述
は、「パイロットキャリアドット積回路」と題する、本発明の譲渡人に譲渡され
、そして参照によってこの中に組み込まれている、米国特許5,506,865
の中に開示されている。
【0009】 無線通信システムに対して、高いレートでディジタル情報の送信を可能にする
という、増加しつつある要求が以前からある。無線通信デバイスから中央基地局
に、高レートディジタルデータを送信するための一つの方法は、無線通信デバイ
スに、CDMAの拡散スペクトル手法を用いて、データを送ることを許容するこ
とである。提案されている一つの方法は、無線通信デバイスに小さな直交チャン
ネルの組み合わせを用いて、その情報を送信することを許容することである。こ
のような方法は、「高データレートCDMA無線通信システム」と題する、本発
明の譲渡人に譲渡され、そして参照によってこの中に組み込まれている、共同出
願中の米国特許アプリケーション番号08/886,604の中に、詳細が記述
されている。
【0010】 今述べた応用において、基地局において逆方向リンク信号の連続的な復調を可
能とするために、パイロット信号が、逆方向リンク(無線通信デバイスから基地
局へのリンク)上に送信されるシステムが開示されている。このパイロット信号
データを用いて、基地局において逆方向リンク信号の位相オフセットを決定し、
除去することによって、一連の処理を行うことができる。また、パイロットデー
タは、レーク受信機において結合される以前に、異なった時間遅延で受信された
マルチパス信号に適切に重みづけするのに使用することができる。一度位相オフ
セットが除去され、マルチパス信号が正しく重みづけされれば、そのマルチパス
信号は、正しい処理のために受信することが必要な、逆方向リンク信号電力を減
少させるために結合することができる。要求される受信電力のこの減少は、より
高い送信レートが首尾よく処理されることを可能とし、あるいは逆に、逆方向リ
ンク信号の組み合わせ間の干渉を減らすことを可能とする。
【0011】 パイロット信号の送信のために、若干の付加的送信電力が必要となる一方で、
送信レートがより高い状況では、パイロット信号電力の、全逆方向リンク信号電
力に対する比は、実質的に、より低いデータレートのディジタル音声データ送信
セルラシステムと組み合わせられたものの比よりも低い。したがって、高データ
レートCDMAシステムの中で、一連の逆方向リンクの使用によって達成される
Eb/N0利得は、各無線通信デバイスからパイロットデータを送信するのに必
要な付加的電力よりも勝っている。
【0012】 しかしながら、データレートが比較的低い場合、逆方向リンクに連続的に送信
されたパイロット信号はデータ信号に比較して、より多くのエネルギーを含む。
これら低いレートにおいて、連続的に送信される逆方向リンクパイロット信号に
よって与えられる連続的な復調および減少された干渉の利点は、若干の応用にお
いては、通話時間およびシステム容量の減少によって影響を受けるかもしれない
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、不連続な送信フォーマットに従った情報のフレームを通信するため
の、新しいそして改善された方法およびシステムである。とくに、本発明は、送
信ゲーティングおよび、同時に可変レート無線通信デバイスの電池の使用を減ら
し、逆方向リンクの容量を増加させ、そして8分の1レートフレームの信頼でき
る通信を与えるところの、エネルギースケーリングを使用している8分の1レー
ト音声あるいはデータフレームを送信する方法を述べている。本発明において、
そこではフレームの半分がゲートアウトされ、そして残ったデータが、上述の目
標を達成するために、公称の送信エネルギーで送信されるような、8分の1レー
トデータフレームの送信のための、4つの方法が示されている。 本発明の特徴、目的、そして利点が、図面と関連させた場合に以下に記載する
詳細な説明からより明白になろう。図面において同様の参照符号は全体を通して
同一のものと認定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
好ましい実施の形態に関する詳細な説明 図1は、無線通信デバイス50に具体化された、本発明の送信システムの典型
的実施例に関する機能的ブロック線図を示している。本業界における当事者は、
ここに述べた方法は、中央基地局(図示せず)からの送信にも同様に使用可能で
あろうことを了解するであろう。また図1に示した種々の機能的ブロックは、本
発明の他の実施例中には存在しないであろうことも了解するであろう。図1の機
能的ブロック線図は、 IS‐2000としてもまた参照される、TIA/EI
A規格IS‐95Cに従った動作に対して有用な実施例に対応している。本発明
の他の実施例は、規格団体ETSIおよびARIBによって提案されている、広
帯域CDMA(WCDMA)規格を含む他の規格に対して有用である。当業界に
おける当事者によって、WCDMA規格における逆方向リンク変調と、IS‐9
5C規格における逆方向リンク変調との間の広範囲な類似性のために、本発明の
WCDMA規格への拡張は容易に達成できることが了解されるであろう。
【0015】 図1の典型的実施例においては、無線通信デバイスは、さきに述べた米国特許
シリアル番号08/886,604に述べたように、短い直交拡散シーケンスに
よって互いに識別される、複数の個別の情報チャンネルを送信する。無線通信デ
バイスによって、5個の分離したコードチャンネルすなわち、1)第1の補足的
データチャンネル38、2)パイロットおよび電力制御記号40の時間多重化さ
れたチャンネル、3)供された制御チャンネル42、4)第2の補足的データチ
ャンネル44、そして5)基本チャンネル46が、送信される。第1の補足的デ
ータチャンネル38および第2の補足的データチャンネル44は、ファクシミリ
、マルチメディア応用、ビデオ、電子メールメッセージ、あるいはディジタルデ
ータの他の形態などの、基本チャンネル46の容量を超えたディジタルデータを
伝える。パイロットおよび電力制御記号40の多重化されたチャンネルは、基地
局によってデータチャンネルの連続的復調を可能とするパイロット記号、および
基地局あるいは無線通信デバイス50と通信中の基地局の送信エネルギーを制御
するための電力制御ビットを伝える。制御チャンネル42は、無線通信デバイス
50の動作のモード、無線通信デバイス50の能力、および他の必要な信号情報
などの、基地局に対する制御情報を伝える。基本チャンネル46は、無線通信デ
バイスから基地局への、本来の情報を伝えるのに用いられるチャンネルである。
音声送信の場合、基本チャンネル46は、音声データを伝える。
【0016】 補足的データチャンネル38および44は、ここに示していない手段によって
、送信のために符号化され、処理され、そして変調器26に与えられる。電力制
御ビットは、マルチプレクサ(MUX)24にビットを与える前に、電力制御ビ
ットの繰り返しを与える反復発生器22に与えられる。マルチプレクサ24にお
いては、冗長電力制御ビットは、パイロット記号と時間多重化され、変調器26
へのライン40に与えられる。
【0017】 メッセージ発生器12は、必要な制御情報メッセージを発生し、この制御メッ
セージをCRCおよびテールビット発生器14に与える。CRCおよびテールビ
ット発生器14は、基地局において復号化の精度を検査するために用いられるパ
リティビットであるところの、一連の巡回冗長検査ビットを付加し、基地局受信
機サブシステムにおいて復号器の記憶をクリアするために、予め設定された一連
のテールビットを制御メッセージに付加する。メッセージはそこで、制御メッセ
ージの上に順方向誤り訂正符号化を与える符号器16に与えられる。符号化され
た記号は、送信中に付加的な時間ダイバシティを与えるために、符号化された記
号を反復する反復発生器20に与えられる。反復発生器に従って、正確な記号が
、フレームの中に予め設定された数の記号を与えるために、若干の予め設定され
たパンクチャリングパターンに従って、パンクチャリングエレメント(PUNC
)19によってパンクチャされる。この記号はそこで、予め設定されたインター
リービングフォーマットに従って記号を並べ替える、インターリーバー18に与
えられる。インターリーブされた記号は、変調器26へのライン42に与えられ
る。
【0018】 可変レートデータソース1は、可変レートデータを発生する。典型的実施例に
おいては、可変レートデータソース1は、前述の米国特許5,414,796に
記述された可変レート音声符号器である。可変レート音声符号器は、その使用が
無線通信デバイスの電池の寿命を増加させ、また認識された音声品質への影響を
最小としながら、システム容量を増加させるために、無線通信においては一般的
である。通信機械工業会は、この最も一般的な可変レート音声符号器を、暫定規
格IS‐96および暫定規格IS‐733などの規格に集成している。これらの
可変レート音声符号器は、フルレート、ハーフレート、4分の1レート、あるい
は8分の1レートとして参照される4つの可能なレートに、音声活動のレベルに
従って音声信号を符号化する。レートは、音声のフレームを符号化するのに用い
られるビット数を示し、フレームバイフレーム基準で変化する。フレームを符号
化するのに、フルレートは予め設定された最大数のビットを使用し、ハーフレー
トは、フレームを符号化するのに予め設定された最大ビット数の半分を使用し、
4分の1レートはフレームを符号化するのに予め設定された最大ビット数の4分
の1を使用し、そして8分の1レートは、フレームを符号化するのに予め設定さ
れた最大ビット数の8分の1を使用する。
【0019】 可変レートデータソース1は、符号化された音声フレームを、CRCおよびテ
ールビット発生器2に与える。 CRCおよびテールビット発生器2は、基地局
において復号化の精度を検査するのに使用されるパリティビットである、一連の
巡回冗長検査ビットを付加し、そして基地局において復号器の記憶をクリアする
ために、制御メッセージに、予め設定された一連のテールビットを付加する。フ
レームはそこで、音声フレーム上に順方向誤り訂正符号を与える符号器4に与え
られる。符号化された記号は、符号化された記号の反復を与える反復発生器8に
与えられる。反復発生器に従って、正確な記号が、フレームの中に予め設定され
た数の記号を与えるために、予め設定されたパンクチャリングパターンに従って
、パンクチャリングエレメント9によってパンクチャされる。記号はそこで、予
め設定されたインターリービングフォーマットに従って記号を並べ替えるインタ
ーリーバ6に与えられる。インターリーブされた記号は、変調器26へのライン
46に与えられる。
【0020】 典型的実施例においては、変調器26は、符号分割マルチプルアクセス変調フ
ォーマットに従って、データチャンネルを変調し、そして変調された情報を、送
信機(TMTR)28に与える。そして送信機は、信号を増幅、濾波し、この信
号をアンテナ32を経て送信するため、デュプレクサ30を通して与える
【0021】 典型的実施例においては、可変レートデータソース1は、符号化されたフレー
ムのレートを指示する信号を、制御処理装置36に送る。レート指示に応じて、
制御処理装置36は、送信エネルギーを指示する制御信号を送信機28に与える
【0022】 IS‐95およびcdma2000システムにおいては、20ミリ秒のフレー
ムは、電力制御グループとして参照される等しい記号数の16セットに分割され
る。電力制御に対する照会は、各電力制御グループに対して、フレームを受信し
ている基地局は、基地局において受信された逆方向リンク信号の十分さの決定に
応じて、電力制御指令を発給するという実状に基づいている。
【0023】 図3‐図5は、3つの送信レート‐フル、ハーフ、4分の1に対する送信エネ
ルギー対時間(電力制御グループ内の)を説明している。さらに、図3‐図9は
、時間の半分はエネルギーが送信されない8分の1レートフレーム(eighth rat
e frame)における送信のための、4つの個別の選択可能な実施例を説明してい
る。フルレートよりも小さいフレームの中に、多くの冗長性が導入されているの
で、記号が送信されるエネルギーは、フレーム内の付加的冗長性の量に近似的に
比例して減らされるかもしれない。
【0024】 フルレートフレーム300に関する図3において、各電力制御グループPCG 0から PCG15は、エネルギーEで送信される。簡単のために、フレームは、
フレームの継続中等しいエネルギーで送信されているとして説明されている。当
業界における当事者は、エネルギーがフレームに亙って変化するであろうこと、
そして図3‐図9に示されているものは、フレームが送信されるであろうところ
の、外部的影響のない、基準線エネルギーとして考えられることを理解するであ
ろう。典型的実施例においては、遠隔局50は、基地局からのおよび内部で発生
した開ループ電力制御指令に、および受信した順方向リンク信号に基づく閉ルー
プ電力制御指令に応ずる。電力制御アルゴリズムに対する応答は、送信エネルギ
ーがフレームの継続中変化する原因となろう。
【0025】 ハーフレートフレーム302に関する図4において、エネルギーは、予め設定
された最大レベルの半分、すなわちE/2に等しい。これは、図4に示されてい
る。インターリーバ構造は、反復された記号を、最大の時間ダイバーシティが得
られるように、フレームにわたって分散させる。
【0026】 4分の1レート送信304に関する図5において、フレームは、予め設定され
た最大レベルの約4分の1、すなわちE/4で送信される。
【0027】 典型的実施例においては、フルレート、ハーフレートおよび4分の1レートフ
レームの送信期間中、パイロット信号は連続的に送信される。しかしながら、図
6‐図9において、送信機28は、フレームの半分の送信をゲートする。選定さ
れた実施例においては、トラフィックチャンネル送信がゲートオフされる期間中
、電池の消費を減らし、逆方向リンク容量を増加させるために、パイロットチャ
ンネルもまたゲートオフされる。実施例のそれぞれにおいて、フレームは時間の
半分は送信エネルギーがゲートオフされて、50%デューティーサイクルで送信
される。フレームが送信されている期間中、エネルギーは、4分の1フレームが
送信されるE/4エネルギーであると近似的に測られる。しかしながら、発明者
は、広範囲なシミュレーションを通して、8分の1レートフレームを送信するた
めの、選択可能な実施例に対して、8分の1のフレームが送信されるべき、選定
された平均あるいは基準線エネルギーを決定している。これらのエネルギーは、
送信の信頼性のレベルを維持しながら、電池の節約と逆方向リンク容量を最大と
するために計算されている。
【0028】 図6に示されている第1の実施例においては、フレームは、1.25ミリ秒の
間隔で交互にゲートオフされるように送信される。したがって、送信機28は、
最初の1.25ミリ秒の間、最初にゲートオフされる。第2の電力制御グループ
(PCG1)は、そこで、2番目の1.25ミリ秒の間、エネルギーE1で送信
される。第3の電力制御グループ(PCG2)は、ゲートオフされる。この実施
例においては、すべての奇数電力制御グループ(1,3,5,7,9,11,1
3,15)は、すべての偶数電力制御グループ(0,2,4,6,8,10,1
2,14)がゲートオフされている間送信される。このパンクチャリング構造は
、反復された記号の半分を捨て、送信された記号それぞれに関する近似的に4種
類の変形を与える。選定された第1の実施例においては、記号は0.385Eの
、平均あるいは基準線エネルギーで送信される。選定された実施例においては、
送信機28のゲーティングは、フレームの最後の部分がゲートオフされないよう
に実行される。この方法は、次のフレームの信頼できる送信を助けるために、意
味のある閉電力制御命令が、受信している基地局によって送られることを可能と
することから選定された。
【0029】 本発明の選定された実施例であり、図7に示された第2の実施例においては、
フレームは、2.5ミリ秒の間隔で交互にゲートオフされるように送信される。
図7に示された送信方法は、これが最適の電池節約と、逆方向リンク容量をもた
らすことから選定された実施例を示している。最初の2.5ミリ秒の間隔(PC
G0およびPCG1)の期間中、送信機28はゲートオフする。そこで、送信機
28は、次の2.5ミリ秒(PCG2およびPCG3)の間ゲートオンし、以下
同様である。この実施例においては、電力制御グループ2,3,6,7,10,
11,14,15はゲートオンし、一方0,1,4,5,8,9,12,13は
ゲートオフする。このパンクチャリング構造は、この実施例において、ゲートオ
フ期間中に反復された記号の正確に半分を捨てるようになっている。選定された
第2の実施例においては、記号は0.32Eの平均あるいは基準線エネルギーで
送信される。
【0030】 図8に示した第3の実施例においては、フレームは交互に5.0ミリ秒の間隔
でゲートオフされるように送信される。最初の5.0ミリ秒の間隔(PCG0‐
PCG3)の期間中、送信機28はゲートオフする。そこで、次の5.0ミリ秒
間隔において、電力制御グループ4,5,6,7が送信され以下同様である。こ
の実施例においては、電力制御グループ4,5,6,7,12,13,14,1
5は送信され、一方電力制御グループ0,1,2,3,8,9,10,11はゲ
ートオフされる。このパンクチャリング構造は、この実施例において、ゲートオ
フの期間中に、反復された記号の正確に半分を捨てるようになっている。選定さ
れた第3の実施例においては、記号は0.32Eの平均あるいは基準線エネルギ
ーで送信される。
【0031】 図9に示した第4の実施例においては、フレームは、最初の10ミリ秒の期間
中ゲートオフされるように送信される。次の10ミリ秒の間隔において、電力制
御グループ8から15は送信される。この実施例においては、電力制御グループ
8,9,10,11,12,13,14,15は送信され、一方電力制御グルー
プ0,1,2,3,4,5,6,7はゲートオフされる。このインターリーバー
構造は、この実施例におけるゲートオフの期間中に、反復された記号の正確に半
分を捨てる。選定された第2の実施例において、記号は0.335Eの平均ある
いは基準線エネルギーで送信される。
【0032】 図2は、図1における変調器26の典型的実施例の機能的ブロック線図である
。第1の補足的データチャンネルのデータは、予め設定された拡散シーケンスに
従って補足的チャンネルデータをカバーする、拡散エレメント52へのライン3
8に与えられる。典型的実施例においては、拡散エレメント52は、短いWal
shシーケンス(++‐‐)で補足的チャンネルデータを拡散する。拡散データ
は、パイロットおよび電力制御記号のエネルギーに比例して拡散補足的チャンネ
ルデータの利得を調整する、相対的利得エレメント54に与えられる。利得調整
された補足的チャンネルデータは、加算機56の第一の加算入力に与えられる。
パイロットおよび電力制御多重化された記号は、加算エレメント56の第二の加
算入力へのライン40に与えられる。
【0033】 制御チャンネルデータは、予め設定された加算シーケンスに従って補足的チャ
ンネルデータをカバーする、拡散エレメント58へのライン42に与えられる。
典型的実施例においては、拡散エレメント58は、短いWalshシーケンス(
++++++++‐‐‐‐‐‐‐‐)で、補足的チャンネルデータを拡散する。
拡散データは、パイロットおよび電力制御記号のエネルギーに比例して、拡散制
御チャンネルデータの利得を調整する、相対的利得エレメント60に与えられる
。利得調整された制御データは、加算機56の第三の加算入力に与えられる。
【0034】 加算エレメント56は、利得調整された制御データ記号、利得調整された補足
的チャンネル記号、および時間多重化されたパイロットおよび電力制御記号を加
算し、合計を乗算器72の第1の入力、そして乗算器78の第1の入力に与える
【0035】 第2の補足的チャンネルは、予め設定された拡散シーケンスに従って補足的チ
ャンネルデータをカバーする、拡散エレメント62へのライン44に与えられる
。典型的実施例においては、拡散エレメント62は、短いWalshシーケンス
(++‐‐)で補足的チャンネルデータを拡散する。拡散データは、拡散補足的
チャンネルデータの利得を調整する、相対的利得エレメント64に与えられる。
利得調整された補足的チャンネルデータは、加算機66の第1の加算入力に与え
られる。
【0036】 基本的チャンネルデータは、予め設定された拡散シーケンスに従って基本的チ
ャンネルデータをカバーする、拡散エレメント68へのライン46に与えられる
。典型的実施例においては、拡散エレメント68は、短いWalshシーケンス
(++++‐‐‐‐++++‐‐‐‐)で、基本的チャンネルデータを拡散する
。拡散データは、拡散された基本的チャンネルデータの利得を調整する、相対的
利得エレメント70に与えられる。利得調整された基本的チャンネルデータは、
加算機66の第二の加算入力に与えられる。
【0037】 加算エレメント66は、利得調整された第2の補足的チャンネルデータ記号お
よび、基本的チャンネルデータ記号を加算し、そして合計を乗算器74の第1の
入力そして乗算器76の第1の入力に与える。
【0038】 典型的実施例においては、データを拡散するのに、二つの異なった短いPNシ
ーケンス(PNおよびPN)を使用した擬似雑音拡散が用いられる。典型的
実施例においては、短いPNシーケンス、PNおよびPNは、付加的な秘匿
性を与えるために、長いPN符号によって乗算される。擬似雑音シーケンスの発
生は、当業界ではよく知られており、先に述べた米国特許5,103,459の
中に詳細が述べられている。長いPNシーケンスは、乗算器80および82の第
1の入力に与えられる。短いPNシーケンスPNは、乗算器80の、第2の入
力に与えられ、そして短いPNシーケンスPNは、乗算器82の第2の入力に
与えられる。
【0039】 乗算器80からの、結果として生じるPNシーケンスは、乗算器72および7
4のそれぞれ第2の入力に与えられる。乗算器82からの、結果として生じるP
Nシーケンスは、乗算器76および78の、それぞれ第2の入力に与えられる。
乗算器72からの積シーケンスは、減算器84の加算入力に与えられる。乗算器
74からの積シーケンスは、加算器86の第一の加算入力に与えられる。乗算器
76からの積シーケンスは、減算器84の減算入力に与えられる。乗算器78か
らの積シーケンスは、加算器86の、第2の加算入力に与えられる。
【0040】 減算器84からの差シーケンスは、基底帯域フィルタ88に与えられる。基底
帯域フィルタ88は、差シーケンスについて必要な濾波を行い濾波されたシーケ
ンスを利得エレメント92に与える。利得エレメント92は、信号の利得を調整
し、利得調整された信号をアップコンバータ96に与える。アップコンバータ9
6は、利得調整された信号をQPSK変調フォーマットに従ってアップコンバー
トし、アップコンバートされた信号を加算器100の第1の入力に与える。
【0041】 加算器86からの加算シーケンスは、基底帯域フィルタ90に与えられる。基
底帯域フィルタ90は、差シーケンスについて必要な濾波を行い、濾波されたシ
ーケンスを利得エレメント94に与える。利得エレメント94は、信号の利得を
調整し、利得調整された信号をアップコンバータ98に与える。アップコンバー
タ98は、利得調整された信号をQPSK変調フォーマットに従ってアップコン
バートし、アップコンバートされた信号を加算器100の第2の入力に与える。
加算器100は、2つのQPSK変調された信号を加算し、その結果を送信機2
8に与える。
【0042】 ここで図10の、本発明に従った基地局400の選定された部分の機能的ブロ
ック線図に移ろう。無線通信デバイス50(図1)からの逆方向リンク無線周波
信号は、受信された逆方向リンク無線周波信号を、基底帯域周波数にダウンコン
バートする、受信機(RCVR)402によって受信される。典型的実施例にお
いては、受信機402は、受信された信号をQPSK復調フォーマットに従って
ダウンコンバートする。基底帯域信号は、そこで復調器404によって復調され
る。復調器404は、さらに、以下の図11を参照して記述される。
【0043】 復調された信号は、累算器405に与えられる。累算器405は、冗長的に送
信された記号の電力制御グループの記号エネルギーを加算する。累算された記号
エネルギーは、予め設定されたデ‐インターリービングフォーマットに従って、
記号を並べ変えるデ‐インターリーバ406に与えられる。並べ変えられた記号
は、送信されたフレームの推定値を与えるために、記号を復号する復号器408
に与えられる。送信された符号の推定値は、そこで、送信されたフレーム内に含
まれるCRCビットに基づいて、フレーム推定値の精度を決定する、CRC検査
410に与えられる。
【0044】 典型的実施例においては、基地局400は、逆方向リンク信号に対して盲目的
復号化を行う。盲目的復号化は、受信機が送信のレートを予測的に知らない場合
の可変レートデータを復号する方法を記述している。典型的実施例においては、
基地局400は、それぞれの可能性あるレート仮定に従ってデータを累算し、デ
‐インターリーブし、そして復号する。最良の推定値として選定されたフレーム
は、記号誤り率、CRC検査、およびYamamotoメトリックなどの品質メ
トリックスに基づいている。
【0045】 それぞれのレート仮定に対するフレームの推定値は、制御処理装置414に与
えられ、復号された推定値のそれぞれに対する一連の品質メトリックスもまた与
えられる。品質メトリックスは、記号誤り率、Yamamotoメトリック、お
よびCRC検査を含むかもしれない。制御処理装置は、選択的に、復号されたフ
レームの一つを遠隔局加入者に与え、あるいはフレーム消失を宣言する。
【0046】 ここで復調器404の典型的な単一復調チェインに関する、拡張された機能的
ブロック線図が示されている図11に移ろう。選定された実施例においては、復
調器404は、各情報チャンネルに対して一つの復調チェインをもっている。図
11における典型的復調器404は、図1の典型的変調器26によって変調され
た信号に関する、複雑な復調を実行する。前に述べたように、受信機(RCVR
)402は、受信された逆方向リンク無線周波信号を、IおよびQ基底帯域信号
を発生しながら、基底帯域周波数にダウンコンバートする。逆拡散変調器502
および504は、図1からの長い符号を使用して、IおよびQ基底帯域信号を、
それぞれ逆拡散変調する。基底帯域フィルタ(BBF)506および508は、
それぞれIおよびQ基底帯域信号を濾波する。
【0047】 逆拡散変調器510および512はそれぞれ、図2のPNシーケンスを用い
てIおよびQ信号を逆拡散変調する。同様に、逆拡散変調器514及び516は
それぞれ、図2のPNシーケンスを用いて、QおよびI信号を逆拡散変調する
。逆拡散変調器510および512の出力は、結合器518において結合される
。逆拡散変調器516の出力は、結合器520において、逆拡散変調器512の
出力から減算される。
【0048】 結合器518および520のそれぞれの出力は、そこでWalshアンカバラ
ー522および524において、図2において関係した各チャンネルをカバーす
るのに用いられたWalsh符号で、Walshアンカバーされる。Walsh
アンカバラー522および524のそれぞれの出力は、そこで累算器530およ
び532によって、一つのWalsh記号に加算される。
【0049】 結合器518および520のそれぞれの出力はまた、累算器526および52
8によって一つのWalsh記号に加算される。累算器526及び528のそれ
ぞれの出力は、そこでパイロットフィルタ534および536に加えられる。パ
イロットフィルタ534および536は、パイロット信号データ40の推定され
た利得および位相を決定することによって、チャンネル条件の推定値を発生する
(図1参照)。パイロットフィルタ534の出力は、そこで複素乗算器(com
plex multiplier)538および540において、累算器530
および532の各出力によって複素乗算される。同様に、パイロット濾波器53
6の出力は、複素乗算器542および544において、累算器530および53
2の各出力によって複素乗算される。複素乗算器542の出力は、そこで結合器
546において、複素乗算器538の出力と加算される。複素乗算器544の出
力は、結合器548において複素乗算器540の出力から減算される。最後に、
結合器546および548の出力は、結合器550において、関係する405の
、復調された信号を発生するために結合される。
【0050】 本発明の第2の観点は、ゲートされている可能性のある逆方向リンク送信に直
面しての、順方向リンク送信エネルギーの制御に向けられている。順方向リンク
動作は、逆方向リンクがゲートされた動作モードにあるときに実行される。順方
向リンク電力制御ビットは、基地局が送信電力を増加するか、減少するかの何れ
かに基づいて、逆方向リンクパイロットの中にパンクチャされる。その結果、逆
方向リンクが時間の50%ゲートオフされる場合、実際の順方向リンク電力制御
指令は、800Hzの代わりに400Hzで送られる。しかしながら、基地局は
、予測的に移動局がゲートオフしているかどうかは知らない。そこで、通常の動
作においては、基地局は、移動局がゲートオフしている間隔の期間中電力を増加
することとなろう。シミュレーションにより、もしも基地局が移動局の送信モー
ドを知らない場合、基地局が、移動局がゲートされたモードにあることを知って
、逆方向リンクパイロット(400Hz)に送られる順方向リンク電力制御指令
に応じる場合に比して、約1dBの特性劣化があることが知られている。その結
果、基地局が移動局の送信モード(ゲートされているか/ゲートされていないか
)を検出できる方法があるであろう。
【0051】 これを行う一つの方法は、順方向リンク電力制御ビット消失決定領域を定義す
ることである。ドット積振幅(すべての結合フィンガの総計)がしきい値よりも
少ない場合、消失を決定し、順方向電力を変えずに維持することである。このよ
うにして、ゲートされたモードの場合、基地局は逆方向リンクパイロットに送ら
れた、400Hz順方向リンク電力制御に、有効に反応するであろう。
【0052】 上に述べたように、典型的実施例においては、順方向電力制御記号は、パイロ
ット記号ストリームの中に多重化される。復調されたパイロットおよび電力制御
記号は、電力制御ビットエネルギーを分離し、電力制御ビットエネルギーを制御
処理装置414に与える、デ‐マルチプレクサー412に与えられる。
【0053】 制御処理装置414はまた、遠隔局50から与えられた逆方向リンク信号の、
他のフィンガーに対する電力制御ビットエネルギーを受信する。異なった復調さ
れたフィンガーからの合計されたエネルギーから、制御処理装置414は、順方
向リンク信号の送信エネルギーを制御するための命令を発生し、これらの命令を
送信機(TMTR)420に与える。本発明においては、制御処理装置414は
、逆方向リンクフレームがゲートアウトしているときは、電力制御ビットを検出
し、これらのビットの合計エネルギーをしきい値と比較し、もしも合計されたエ
ネルギーがしきい値の総量よりも小さければ、閉ループ電力制御応答を差し止め
る。
【0054】 遠隔局50への送信のための順方向リンクトラフィックデータは、データをフ
ォーマットし、符号化し、その結果生じるデータのフレームをインターリーブす
るところの、処理エレメント416に与えられる。処理されたデータのフレーム
は、変調器418に与えられる。変調器418は、順方向リンクに送信するため
のデータを変調する。典型的実施例においては、順方向リンク信号は、CDMA
変調フォーマット、そしてとくにcdma2000あるいはIS‐2000変調
フォーマットに従って変調される。
【0055】 変調された信号は、送信のために信号をアップコンバートし、増幅し、そして
濾波する送信機420に与えられる。信号が送信されるエネルギーは、制御処理
装置414からの制御信号に従って決定される。
【0056】 図12は、制御処理装置414によって実行される動作を示している。図11
における加算器526および528からのアンカバーされたパイロットおよび電
力制御記号は、多重化された電力制御記号エネルギーを分離するデ‐マルチプレ
クサー600および602に与えられる。復調されつつあるすべてのフィンガー
からの電力制御ビット記号エネルギーは、フィンガー結合器604で合計される
。合計されたエネルギーは、合計されたエネルギーを予め設定されたしきい値と
比較し、比較結果を表示する信号を出力する比較器606に与えられる。
【0057】 もしも電力制御ビットのエネルギーがしきい値よりも小さければ、そこで電力
制御処理装置608は、順方向リンク電力制御ビットがゲートアウトされている
と決定し、そして順方向リンク送信エネルギーの調整を差し止める。もしも電力
制御ビットのエネルギーがしきい値よりも大きければ、そこで電力制御処理装置
608は、順方向電力制御ビットがゲートアウトされていないと決定し、そして
受信された電力制御ビットの推定値に従って順方向リンク送信エネルギーを調整
する。
【0058】 選定された実施例に関するこれまでの記述は、当業界のいかなる当事者にも、
本発明の作成あるいは使用を可能にするために与えられる。当業者にとって、こ
れらの実施例に対する種々の変形は容易に明らかであろう。そしてこの中に明ら
かにされた一般的原理は、発明的な能力を用いることなしに他の実施例に適用さ
れるかもしれない。したがって、本発明は、ここに示された実施例に限定される
ことを意図したものではなく、ここに開示した原理と新しい特徴と矛盾のない、
最も広い範囲に一致されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、無線通信デバイス50に具体化された、本発明の送信システムの典型
的実施例に関する、機能的ブロック線図である。
【図2】 図2は、図1の変調器26の典型的実施例に関する機能的ブロック線図である
【図3】 図3‐図9は、8分の1レートフレームを送信するための、4つの選択できる
実施例を含む、4つの異なったデータレートに対する、可変レートフレームtの
送信に用いられるエネルギーを説明している。
【図4】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図5】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図6】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図7】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図8】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図9】 8分の1レートフレームを送信するための送信に用いられるエネルギーを説明
している。
【図10】 図10は、本発明にしたがった基地局400の、選択された部分に関する、機
能的ブロック線図である。
【図11】 図11は、図10における復調器404の、典型的な単一復調チェーンに関す
る拡張された機能的ブロック線図であり、そして
【図12】 図12は、本発明の、順方向リンク電力制御機構を説明しているブロック線図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 サイフディン、アーメッド アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92126 サン・ディエゴ、ナンバー128、ジ ェイド・コースト・ロード 8217 (72)発明者 ティードマン、エドワード・ジー・ジュニ ア アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92122 サン・ディエゴ、ブロムフィール ド・アベニュー 4350 (72)発明者 バトラー、ブライアン・ケー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92037 サン・ディエゴ、ラ・ジョラ、グ レンウィック・レーン 8736 Fターム(参考) 5K067 AA43 BB04 CC10 CC21 EE02 EE10 GG08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信デバイスにおいて、一つのフレームが等しい記号数を含む等しい期間
    の16個のフレーム間隔に分割されている情報の8分の1レートフレームを送信
    するための方法であって、 (a)第1のフレーム間隔の期間中送信をゲートオフし、そして (b)次の前記フレーム間隔において送信する ステップを含む方法:
  2. 【請求項2】 送信ステップ(a)および(b)の結果生じるパターンが7回連続して繰り返
    される請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 8分の1レートフレームが、最大のレート送信に対して予め選定された送信エ
    ネルギーの近似的に38.5%の基準線エネルギーで送信される請求項1の方法
  4. 【請求項4】 無線通信デバイスにおいて、一つのフレームが等しい記号数を含む等しい期間
    の16個のフレーム間隔に分割されている、情報の8分の1レートフレームを送
    信するための方法であって、 (a)第1および第2のフレーム間隔期間中送信をゲートオフし、そして (b)第3および第4の前記フレーム間隔期間中に記号を送信する ステップを含む方法。
  5. 【請求項5】 ステップ(a)‐(b)の送信の結果生じるパターンが、3回連続して繰り返
    される請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 8分の1レートフレームが、最大のレート送信に対して予め設定された送信エ
    ネルギーの近似的に32%の基準線エネルギーで送信される請求項4の方法。
  7. 【請求項7】 無線通信デバイスにおいて、一つのフレームが等しい記号数を含む等しい期間
    の16個のフレーム間隔に分割されている情報の8分の1レートフレームを送信
    するための方法であって、 (a)第1番目、第2番目、第3番目、そして第4番目のフレーム間隔の期間中
    、送信をゲートオフし、 (b)第5番目、第6番目、第7番目、そして第8番目のフレーム間隔の期間中
    に記号を送信する ステップを含む方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(a)‐(b)の結果生じる送信のパターンが1回だけ連続して繰り
    返される請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 8分の1レートフレームが、最大のレート送信に対して予め設定された送信エ
    ネルギーの近似的に32%の基準線エネルギーで送信される請求項7の方法。
  10. 【請求項10】 無線通信デバイスにおいて、一つのフレームが等しい記号数を含む等しい期間
    の16個のフレーム間隔に分割されている、情報の8分の1レートフレームを送
    信するための方法であって、 (a)第1番目から第8番目までのフレーム間隔の期間中、送信をゲートオフ
    し、そして (b)第9番目から第16番目までのフレーム間隔の期間中、記号を送信する
    ステップを含む方法。
  11. 【請求項11】 8分の1レートフレームが、最大のレート送信に対して予め設定された送信エ
    ネルギーの近似的に33.5%の基準線エネルギーで送信される請求項10の方
    法。
  12. 【請求項12】 基地局において、 順方向リンク電力制御ビットを含む、ゲートされた可能性のある逆方向リンク
    信号を受信し、 電力制御ビットがゲートアウトされているかを決定し、そして 順方向リンク電力制御ビットがゲートアウトされているかどうかの決定が、電
    力制御ビットがゲートアウトされていないことを示した場合だけ、順方向リンク
    電力制御ビットに従って、順方向リンク送信エネルギーを調整する ステップを含む、順方向リンク信号の送信エネルギーを制御するための方法。
  13. 【請求項13】 電力制御ビットがゲートアウトされているかどうかの決定のステップの中に、 受信された電力制御ビットのエネルギーを測定し、そして 電力制御ビットのエネルギーを予め設定されたしきい値と比較する ステップを含む、請求項12の方法。
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