JP2003516060A - ダイバーシチハンドオーバの宛先基地局同期化 - Google Patents

ダイバーシチハンドオーバの宛先基地局同期化

Info

Publication number
JP2003516060A
JP2003516060A JP2001541279A JP2001541279A JP2003516060A JP 2003516060 A JP2003516060 A JP 2003516060A JP 2001541279 A JP2001541279 A JP 2001541279A JP 2001541279 A JP2001541279 A JP 2001541279A JP 2003516060 A JP2003516060 A JP 2003516060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
search window
mobile station
search
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001541279A
Other languages
English (en)
Inventor
ブラニスラヴ ポポヴィク,
マシアス シュリスト,
マトス トゥルダール,
ボー ニュベルイ,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2003516060A publication Critical patent/JP2003516060A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/022Site diversity; Macro-diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ダイバーシチハンドオーバにおいて、切替先基地局マルチパスサーチャで用いられる探索ウインドウを戦略的に配置することにより、切替先基地局受信器が素早く移動局のアップリンク伝送に同期する。例示的な実施形態において、探索ウインドウは切替先基地局のセル領域の境界に関する伝播遅延に従って位置決めされる。最初のウインドウ位置でアップリンク送信中の既知の信号が検出されなければ、探索ウインドウはセル領域の中心により近い段階的な位置へ移動される。探索ウインドウは異なる探索方針に従って様々なパターンで移動することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本出願は同一出願人による米国特許出願第09/070,788号、”符号分割多元アク
セス通信システムにおけるサーチウィンドウ遅延追跡(Search Window Delay Tra
cking in Code Divesion Multiple Access Communication System)”(1998
年5月1日出願)に関連し、当該出願の開示は本明細書に参照として組み込まれ
る。
【0002】 (発明が属する技術分野) 本発明はセルラ無線電話通信システムにおける符号分割多元アクセス(CDM
A)通信に関し、特にはダイバーシチハンドオーバ同期に関する。
【0003】 (背景技術) 直接シーケンス符号拡散多元アクセス(DS−CDMA)は、複数ユーザから
のCDMA信号が同一の周波数帯域又はスペクトル内で同時に動作できるよう、
信号が時間及び周波数の両方において重複することを可能としている。基本的に
、送信すべき元の情報ディジタルデータストリームは、擬似ランダム雑音(PN
)符号生成器が生成する、ずっと高いレートのデータストリームによって特徴付
けされる。この、高いビットレートの符号信号と低いビットレートのデータ信号
との結合は情報データストリームの帯域を”拡散”する。各情報データストリー
ムは受信局において個別に受信可能なように、固有のPN又は拡散符号(又は固
有の時間オフセットを有するPN符号)を割り当てられる。受信された、複数の
、異なる符号化がなされた信号の合成信号から、あるPN符号化された信号に関
する特有のPN拡散符号と合成信号との相関を取ることにより、そのPN符号で
符号化された情報信号が分離及び復号化される。この、反対の、逆拡散動作は受
信信号を”圧縮”し、元のデータ信号の復元を可能とすると同時に、他のユーザ
からの干渉を抑制する。
【0004】 いくつかの異なる送信情報源から送信された信号を受信する他に、受信機は単
独の送信機源から送信された同一信号の、複数の識別可能な伝播パスも受信する
であろう。このようなマルチパスチャネルの1つの特徴は、時間拡散の導入であ
る。例えば、理想的なパルスがマルチパスチャネル上を送信されたとすると、対
応する信号が受信機において、各パルス又はパスが対応する異なる時間遅延及び
、異なる振幅及び位相を有するパルスのストリームとして現れる。このような複
合受信信号は通常チャネルインパルスレスポンス(CIR)と呼ばれる。マルチ
パスは建造物、樹木、車、人間等の環境中の障害物からの信号の反射によって移
動無線チャネル内に生成される。さらに、相対的な移動はマルチパスを生成する
構成に影響を与えるため、時間変化するという意味において移動無線チャネルは
動的である。時間と共に変化するマルチパスチャネル上で伝送される信号につい
て、受信された対応する複数のパスは時間、位置、減衰量及び位相について変化
する。
【0005】 しかし、複数のパスの存在は、信号ダイバーシチ結合技術を用いるCDMAシ
ステムにおいて利用可能である。1つの利点は、移動通信において特有な問題で
ある信号フェージングに関する。マルチパス信号の各々はフェージングの影響を
受けるが、通常マルチパスの全てが同時にフェージングを受けるわけではない。
従って、CDMA受信機から出力されるダイバーシチ結合された信号は1つのマ
ルチパスの一時的なフェージングによって悪影響を受けない。
【0006】 CDMA受信機は、最も強いマルチパスとその対応する時間遅延を探索及び検
出するマルチパス探索プロセッサを用いる。そのようなサーチャの1つは上述し
た同一出願人による出願に記述されている。RAKE復調器は複数の並列復調器
(RAKE”フィンガー”と呼ばれる)を、マルチパス探索プロセッサによる決
定に従って受信マルチパス信号の最も強い複数のマルチパス成分に割り当てるこ
とで、受信信号のエネルギーの大部分を獲得する。RAKEフィンガーの出力は
は、対応する遅延補償の後、CDMAセルラ無線通信システム内の通信における
品質及び信頼性が顕著に改善された”最良”の復調信号を生成するために台場質
結合される。
【0007】 マルチパス探索プロセッサ(本明細書では単に”サーチャ”と呼ぶこともある
)は、様々なマルチパス成分の相対遅延を抽出するため、複合受信信号のチャネ
ルインパルス応答を特定する。サーチャはまた、移動局又はマルチパスの1つに
関する他のいくつかの物体の移動による伝播状況の変化を追跡し、それによって
抽出された遅延を修正する。
【0008】 より具体的には、受信マルチパス信号のチャネルインパルス応答は、”探索ウ
ィンドウ”と呼ばれる、パス到着時間又はパス到着遅延の所定範囲内で推定され
る。探索ウィンドウ内で検出された全ての信号が遅延プロファイルを形成するが
、送信機から発信された信号のみがチャネルインパルス応答に属する。遅延プロ
ファイル中の残りの受信信号は雑音又は干渉である。遅延プロファイルを形成す
る信号がそれら個々の電力及び遅延で表される場合、遅延プロファイルは電力遅
延プロファイル(PDP)と呼ばれる。
【0009】 無線チャネルの遅延変化を追跡できるよう、チャネルインパルス応答の推定は
かなり頻繁に行われる。特に、探索ウィンドウ内のチャネルインパルス応答の位
置は、移動局の移動又は他の物体の動き、及び拡散のために送信機で用いられる
PN系列発生器と逆拡散のために受信機で用いられるPN系列発生器との周波数
不整合により、頻繁に変化する。その結果、チャネルインパルス応答が探索ウィ
ンドウの中央に位置するよう、探索ウィンドウの位置を調整しなくてはならない
【0010】 空間ダイバーシチは2以上の基地局を通じ、ある移動局からの同時リンクを通
じて複数の信号パスを提供することによって達成される。移動局が2以上の基地
局と通信している際に、エンドユーザに対する1つの信号が各基地局からの信号
から生成される。このダイバーシチ通信は切替元基地局との通信が切断される前
に切替先基地局との通信が確立されるという理由で、ダイバーシチ、”ソフト”
ハンドオーバとも呼ばれる。そのため、呼が開始され、移動局及びサービス提供
基地局との間で確立された後、移動局は隣接セルに位置する基地局から送信され
る同報信号のスキャンを継続する。同報信号スキャンは隣接基地局の送信信号の
1つがハンドオーバを開始するために十分な強度を有するか否かを判定するため
に継続される。もしそうであれば、この判定は無線ネットワークに供給され、無
線ネットワークはダイバーシチハンドオーバを開始するのに適切な情報を移動局
及び新しい切替先基地局に送信する。新しい基地局はその移動局の送信する信号
を、関連する拡散符号を用いて探索し、見いだす。切替先基地局はさらに、適切
な拡散符号を用いて、ダウンリンク信号をその移動局に送信し始める。移動局は
このダウンリンク信号を探索し、受信すると確認を送信する。
【0011】 各セルにおいて、サーチャは復調する複数の最強パスを選択する。これらの最
強パスの各々から復調された情報は、例えば最大比結合の何らかの形式を用いて
結合される。さらに、無線ネットワークは、ダイバーシチハンドオーバに関与し
た基地局からの移動局アップリンク信号の2つのバージョンを結合し、最良の品
質を有する一方を選択するか、最適な信号を得るために信号を結合する。これら
様々なダイバーシチ結合動作の結果は、フェージング及び移動無線通信において
しばしば遭遇する他の悪影響への耐性が大幅に向上される。
【0012】 ダイバーシチハンドオーバは切替元及び切替先基地局間のタイミング同期を必
要とする。同期はできる限り早く、かつ簡単に達成されるべきである。ダウンリ
ンク方向(基地局から移動局への方向)において、移動局は、無線ネットワーク
システム時間と一時的な同期を取るため、基地局同報チャネル中に含まれる既知
のパイロット信号の位置を検出し、使用する。アップリンク方向(移動局から基
地局への方向)において、基地局から送信される既知のパイロット信号は、切替
元基地局がアップリンクチャネルについてのチャネルインパルス応答を推定する
ことを可能にする。このチャネルインパルス応答を用いて、切替元基地局は受信
信号サンプルから既知のパイロット信号を抽出するのに必要な同期信号を得る。
初期同期処理は、移動局が基地局からのトラフィックチャネルを捕捉するために
アップリンクランダムアクセスチャネル上でランダムアクセスを実行した後に発
生する。成功裏にランダムアクセス手順が完了すると、切替元基地局は最初に到
来し、検出された、移動局から発信されたマルチパス信号成分と同期が取られ、
その後、アップリンクトラフィックチャネル上で後に移動局が送信したパイロッ
ト信号を抽出する。
【0013】 ダイバーシチハンドオーバ状況における切替先基地局の同期に関し、移動局は
、元の、すなわち切替元基地局から送信されるダウンリンク同報チャネルと、切
替先基地局から送信されるダウンリンク同報チャネルのフレームタイミング差を
測定する。このフレームタイミング差は切替元送信局を介して無線ネットワーク
へ通信され、無線ネットワークはこの情報をその移動局との通信に係る拡散符号
と共に切替先基地局へ転送する。そして、無線ネットワークは両方の基地局から
の信号が基地局へほぼ同時に届くように切替先基地局からのダウンリンクフレー
ム送信を”ずらす”。このようなダウンリンクにおけるフレームずらし手法の一
例は、同一出願人に対する米国特許第5,828,659号、”CDMAシステムのダウ
ンリンクにおける送信時間整合(Time Alignment of Transmission in a Down-Li
nk of a CDMA System)”に記載されている。当該特許の開示内容は参照として本
明細書に組み込まれる。移動局ダウンリンクトラフィック情報は無線ネットワー
クから切替元、切替先両方の基地局に同時に供給される。フレーム時間差、フレ
ームオフセット/番号及びおそらくは切替元基地局からのタイムスロットオフセ
ットを用い、切替先基地局はダウンリンクトラフィックチャネル上で送信する。
既に存在する切替元基地局との同期に基づき、移動局は切替先基地局から送信さ
れるダウンリンクトラフィックチャネルとのチップ同期を確立する。これは、切
替先基地局の信号が切替元基地局からの信号とほぼ同時に移動局へ到達するため
可能である。従って、移動局内のマルチパスサーチャは切替元基地局に対して既
に調整されている探索ウインドウの中で切替先基地局からの信号パスを見つけだ
すことが可能である。
【0014】 切替先基地局から移動局への未知の伝播遅延及び移動局から切替先基地局への
未知の伝播遅延が存在するため、切替先基地局に対する同期手順の中で問題が発
生する。これら伝播遅延の合計は往復遅延(round trip delay)と呼ばれ、切替先
基地局の送信タイミングと、移動局で信号が受信される時点の間の遅延を決定す
る。すなわち、移動局は、切替先基地局から送信される信号を、その信号が送信
された瞬間から所定の伝播遅延後に受信する。移動局からの送信信号は移動局に
おける受信信号に同期させられているため、移動局から送信される信号は基地局
送信に対して遅らされる。移動局から基地局へのさらなる伝播遅延は、基地局に
おける受信信号の遅延を往復遅延と等しくする。
【0015】 呼接続が最初に確立された時に移動局が切替元基地局と行ったようなランダム
アクセスアップリンクチャネル通信は切替先基地局との間では行われないため、
往復伝播遅延はダイバーシチハンドオーバにおいて未知である。ランダムアクセ
ス処理の間、切替元基地局と移動局との間の伝播遅延が測定され、切替元基地局
同期を容易にするために用いられる。基地局と切替先基地局との間の往復遅延は
未知であるため、切替先基地局内のサーチャは、切替先基地局に対応するセル内
のどこかに位置する移動局によって生成されうる、全てのマルチパスをスキャン
しなくてはならない。
【0016】 移動局からの受信信号の最大遅延は未知なため、切替先基地局のセルサイズに
対応した、起こりうる最大往復遅延をカバーするため、より長い探索ウインドウ
が用いられるであろう。例えば、半径10kmのセルを有する基地局は対応する
約80μsの最大往復伝播遅延を有するであろう。切替元基地局で用いられる一
般的な探索ウインドウはおよそ10μsである。しかし、半径10kmのセルに
対する80μsの伝播遅延に対応するため、切替先基地局での探索ウインドウは
8倍長い必要がある。このような長い探索ウインドウはそれに関連して多数の探
索及び復調動作を行うためにより多くのデータ処理及びメモリを必要とするため
望ましくない。この多数の処理は、同期遅延の増加を意味する。従って、長い探
索ウインドウは切替先基地局が無線チャネルの変化に応答する能力を減少させ、
結局はRAKE受信機出力におけるビットエラーを増加させることになる。
【0017】 本発明はダイバーシチハンドオーバ状況において、切替先基地局受信機を移動
局のアップリンク送信チャネルに対して高速に同期させる。移動局接続の切替先
基地局へのハンドオーバが開始される際、切替先基地局で受信されるアップリン
ク移動局送信のチャネルインパルス応答(CIR)を検出するため、探索ウイン
ドウが切替先基地局サーチャによって用いられる。その探索ウインドウはまず移
動局送信のチャネルインパルス応答が予期される場所に置かれる。CIRがある
べき場所にまず探索ウインドウを配置することにより、切替先基地局サーチャが
用いる探索ウインドウのサイズを大きくすることなく、高速な同期が得られるで
あろう。
【0018】 例示であり、それに限定されない実施形態において、最初の位置は切替先基地
局に対するセル領域の境界に対応することができる。移動局と切替先基地局との
間の伝播遅延は未知であるが、ダイバーシチハンドオーバが開始される場合、移
動局が切替先基地局セルの境界近くに位置する可能性は高い。そのため、伝播遅
延はそのセルに対する最大伝播遅延に等しいか近いであろう。より具体的には、
移動局アップリンク伝送は既知のPN符号系列を含んでいる。探索ウインドウは
、探索ウインドウ内に含まれる既知のPN符号系列が遅延されたレプリカを有す
る移動局アップリンク送信が逆拡散される前に、既知のPN符号系列の最大遅延
位置又はその近傍に配置される。CIRが検出されなければ、移動局送信のチャ
ネルインパルス応答を探して探索ウインドウは徐々にセル領域の中央に近づいて
動かされる。探索ウインドウは異なる探索方針によって様々なパターンで移動す
ることが可能である。
【0019】 本発明の上述した目的及び他の目的、特徴及び利点は以下の好適な実施形態の
例の説明並びに添付図面から明らかになるであろう。全図面を通じ、参照数字は
同一の部分を参照する。個々の機能ブロック及び部品が多くの図面において示さ
れるが、本技術分野に属する当業者はこれらの昨日が独立したハードウェア回路
、適切にプログラムされたディジタルマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータ
、特定用途向け集積回路(ASIC)及び/又は1つ以上のディジタル信号プロ
セッサ(DSP)によって実施可能であることを理解するであろう。
【0020】 (図面の詳細な説明) 以下の説明において、限定ではなく説明を目的とし、本発明の完全な理解を与
えるために特定の実施形態、回路、信号形式、方法等の具体的な詳細が説明され
る。しかし、本技術分野に属する当業者には本発明がこれらの特定な詳細とは別
の他の実施形態においても実施可能であることが明らかであろう。他の例におい
て、不要な詳細によって本発明の説明がわかりにくくならないよう、周知の方法
、装置及び回路についての詳細な説明は省略してある。
【0021】 本発明は図1に示される、CDMA(好ましくは広帯域CDMA)移動無線電
気通信システム10について説明される。雲形12で示される、代表的な回線交
換型外部コアネットワークは例えば公衆交換電話網(PSTN)及び/又は総合
サービスディジタル網(ISDN)であってよい。雲形14で示される、代表的
なパケット交換型外部コアネットワークは例えばインターネットでよい。いずれ
のコアネットワークも1つ以上のサービスノードに接続される。簡単化のために
、回線及び/又はパケット交換サービスを提供するただ1つの移動交換ノード1
6を示している。移動交換ノード16は複数の無線ネットワークコントローラ(
RNC)18に接続される。各無線ネットワークコントローラ18は1以上の基
地局(BS)20と移動局(MS)24との間の特定の無線チャネル(すなわち
、1つ以上の拡散符号)を確立並びに解放する。従って、RNCは拡散符号の選
択並びに割り当てと、ダイバーシチハンドオーバの管理を行う。基地局20は移
動局24への広帯域CDMA無線インタフェースを受け持ち、送受信器、ディジ
タル信号プロセッサ及びネットワーク内の各セル及びセルセクタにサービスを提
供するために必要なアンテナ等を含む。1つの基地局20について示すように、
各基地局は複数のセクタ22を含むことができ、各セクタは好ましくは2つのダ
イバーシチアンテナを含む。
【0022】 移動局24はダイバーシチハンドオーバを説明するため、2つの基地局20と
の呼接続レグと共に図示されている。各レグはアップリンク接続及びダウンリン
ク接続を含む。呼が既に確立されている基地局は切替元基地局(BSs)であり
、新しいレグが確立されようとしている基地局は切替先基地局(BSD)と呼ば
れる。
【0023】 図2は簡単化した、動的マルチパス伝播モデルを示す。マルチパス伝播は移動
局及び基地局の両方によって対処されねばならないが、説明のみを目的として、
マルチパスの例は移動局24から基地局20へ送信される信号を示している。送
信された信号は基地局20において、複数のセクタ22内のダイバーシチアンテ
ナにより、複数のパスP1、P2及びP3とともに受信される。パス1は直接、
かつ最初に受信され、多くの場合最強のパスである。パス2は建造物等の固定物
体によって反射されている。パス3は自動車等の移動物体に反射されている。移
動局24もまた移動しているかもしれない。そして、元の基地局及び切替先基地
局の良能の受信機に対する基本的な問題は、個々の遅延を考慮してダイバーシチ
結合がなされるよう、各パスの大きさ及び相対遅延を判定するために各パスを特
定することである。
【0024】 図3は探索ウインドウ内の受信信号に対する例示的な遅延プロファイルを示す
グラフである。グラフの縦軸は受信信号電力である。横軸は受信信号がサンプル
される速度に関連する遅延時間間隔を示す。波形は推定チャネルインパルス応答
であり、検出閾値を超える大きさを有する4つのピークを含んでいる。パスP1
、P2及びP3に対応する3つのピークのみが有効なマルチパスである。4番目
のピークは偽ピーク(false peak)であるが、閾値を超えているためこれもまたパ
スとして識別される。パス1は遅延τ1、パス2は遅延τ2、パス3は遅延τ3
にそれぞれ対応する。
【0025】 探索ウインドウの目的は、チャネルインパルス応答(受信信号の少なくとも重
要なマルチパス)と付加オフセットを包含することであり、従ってウインドウが
有効なマルチパスを含んだチャネルインパルス応答の部分よりもいくらか広くな
る。より正式には、探索ウインドウは受信信号とPN符号との相関を取る際に開
始位置として用いられる遅延値の数であって、最初に到着し、検出されたマルチ
パス成分に対する、最後に到着し、検出されるマルチパス成分の予期される最大
遅延をカバーするために用いられる遅延値の数によって規定される。この、非限
定的な例において、予期される最大マルチパス遅延に対応する複合サンプルの数
は160であり、従ってNwindowは160遅延位置に等しい。チップあたり4サ
ンプル存在するとすると、160サンプルウィンドウは40チップに相当する。
探索ウインドウの中心(Nwindow/2=80遅延位置又は20チップ)は、チャ
ネルインパルス応答の中心と整合されることが好ましい。これにより最強の有効
マルチパスを含んだチャネルインパルス応答が処理、例えば復調のための探索ウ
インドウ内に含まれることが保証される。さもないと、1つ以上のマルチパス成
分を見失う虞がある。
【0026】 この点について、上述した出願に記載される探索ウインドウ遅延追跡手順は、
探索ウインドウをチャネルインパルス応答の中心にセンタリングする好ましい方
法である。最強の、又は最初に到来したパスを調整位置として単純に選択すると
、余り良い精度は得られない。なぜなら、これら調整位置のいずれか1つがフェ
ージング又は雑音によって変動し、その結果探索ウインドウがチャネルインパル
ス応答の周囲にセンタリングされないからである。その代わりに、探索ウインド
ウの中心をチャネルインパルス応答の遅延の中間値又は平均値に合わせる。平均
遅延はチャネルインパルス応答の各マルチパスの遅延を平均することにより得ら
れる。探索ウインドウの中心Nwindow/2(図3における遅延位置80)と、平
均遅延位置(80より若干少ない遅延位置)の差又は誤差εが検出され、探索ウ
インドウの位置を調整する(又は何か別の調整を行う)ことにより、誤差εが最
小化される。
【0027】 移動局が、切替元基地局に対応する切替元セルの境界(切替元セル範囲を破線
で示す)かつ切替先基地局セルの境界(点線で示す)上に位置する場合のダイバ
ーシチハンドオーバシナリオを説明する図4を参照する。切替元基地局から移動
局へのダウンリンク遅延Ds及び、移動局から切替元基地局へのアップリンク遅
延Δsが存在する。同様に、切替先基地局から移動局へのダウンリンク遅延DD
び、移動局から切替先基地局へのアップリンク遅延ΔDが存在する。上述の通り
、切替元基地局は移動局との通信リンクを確立する。移動局はさらに隣接基地局
から同報オーバヘッドメッセージを受信するとともに、アクティブ基地局セット
に付加するのに十分な信号強度を有する基地局を判定する。これは典型的には図
4に示すような、しばしば隣接セルの境界と重複する切替元基地局セルの境界へ
移動局が近づく際に発生する。この時点で、切替先基地局との通信を開始し、移
動局と1以上の切替先基地局との間の双方向通信を確立することによってダイバ
ーシチハンドオーバを開始することが好ましい。
【0028】 切替元及び切替先基地局から送信される信号の時間差は非常に大きくなりうる
。上述の、同一出願人に譲渡された米国特許第5,828,659号に記載されるように
、切替元及び切替先基地局信号の時間差は、例えばフレームずらし手順を用いて
同期を達成するために求められ、かつ使用される。より具体的には、移動局にお
ける、切替元基地局の送信信号の受信と、切替先基地局の送信信号の受信との時
間差が移動局によって測定される。この時間差は切替元基地局を介し、移動局か
ら無線ネットワークコントローラへ返送される。移動局での受信時間差はデータ
のフレームをずらすために用いられ、それによってダイバーシチハンドオーバに
関わる2つの基地局間が同期する。特に、切替先基地局は無線ネットワークコン
トローラから、ダウンリンクトラフィックチャネル接続に用いるべき時間オフセ
ットを通知される。無線ネットワークコントローラから移動局に関するデータが
到着すると、移動局が切替元基地局及び切替先基地局からの信号をほぼ同時に受
信できるよう、切替先基地局は適切なチャネルフレームまでデータをバッファリ
ングして伝播遅延DS及びDDのダウンリンクの差を補償する。
【0029】 移動局のアップリンク送信を同期させるため、切替先基地局はさらに、移動局
から受信した信号と切替先基地局の送信タイミングとの間の往復伝播遅延(DD
+ΔD)を補償しなければならない。すなわち、移動局は切替先基地局から送信
された信号をその信号が送信された瞬間から所定伝播遅延後に受信する。移動局
からの送信信号は移動局で受信された信号に同期させられているため、移動局か
らの送信信号は基地局送信に関して最初遅延される。移動局から基地局へのさら
なる伝播遅延は基地局送信に関して基地局で受信される信号の遅延を往復伝播遅
延と等しくする。
【0030】 図5のフローチャートは一般的なダイバーシチハンドオーバ同期手順(ブロッ
ク30)を示す。移動局及び切替元基地局の間で接続が確立される(ブロック3
2)。移動局は隣接基地局からのダウンリンク送信の信号強度を測定し、それら
信号強度を切替元基地局を介して無線ネットワークコントローラへ報告する(ブ
ロック34)。隣接基地局からの信号強度がダイバーシチハンドオーバのために
十分高い場合、移動局及び切替先基地局の間の通信リンクが開始される(ブロッ
ク36)。同期を達成するため、切替元及び切替先基地局の両方から移動局への
ダウンリンク送信は上述したようにずらされるか、遅延される(ブロック38)
。切替先基地局は移動局からのアップリンク送信を同期させるため、移動局と切
替先基地局との間の往復伝播遅延を補償する(ブロック40)。
【0031】 往復伝播遅延の補償において、切替先基地局は切替元基地局に比べて不利な状
況にある。切替元基地局が移動局及び切替元基地局の間のダウンリンク及びアッ
プリンク往復伝播遅延DS及びΔDのそれぞれを求め、考慮することを可能にする
ランダムアクセス処理を切替先基地局は欠いている。移動局及び切替先基地局の
間の伝播遅延は未知であるため、切替先基地局サーチャは移動局から送信される
既知のパイロット符号PN系列の全ての起こりうる遅延をスキャンさせられるで
あろう。そのようにするため、切替先基地局サーチャは移動局がセル境界の縁に
位置するという最悪の場合まで、既知のPN符号系列の起こりうる全ての遅延を
考慮しなければならない。切替先基地局セルの半径に対応する時間遅延の数は、
チャネルインパルス応答の様々なパスを追跡するのに一般に用いられる(切替元
基地局で用いられるような)探索ウインドウよりもかなり大きな不確かな領域を
規定する。
【0032】 より多くのデータ処理、メモリ及び遅延を有する、延ばされた探索ウインドウ
ではなく、本発明はより小さなサイズの探索ウインドウを、切替先基地局セル境
界又はその近傍、例えばセルの最大半径に戦略的に配置する。セルの区域に沿っ
た場所又は位置に探索ウインドウを配置することは、既知のPN符号系列内の、
当該位置又は場所と切替先基地局との間の往復伝播遅延に対応する遅延位置に探
索ウインドウを配置することを意味する。この初期位置及び対応する遅延に対し
、サーチャは移動局から受信した信号のチャネルインパルス応答(CIR)を探
して受信信号を逆拡散する。より詳細には、現在の遅延位置においてウインドウ
内にあるPN系列の一部と受信信号との相関が取られる。相関の大きさはCIR
を検出するための閾値と比較される。
【0033】 CIRが検出されなければ、セルの境界(又は境界近傍)に対応するPN符号
系列遅延位置からセルの中心へ向かって、探索ウインドウが移動される。切替先
セルの境界に近い移動局がダイバーシチハンドオーバ中であるため、この手法を
用いることで、切替先基地局への移動アップリンク送信に対応するチャネルイン
パルス応答は探索処理の早い段階で得られるであろう。切替先セル半径に対応す
る、予期される最大遅延又はその近傍から探索を開始し、探索ウインドウを遅延
のないセル中心へ向かって順次移動させることにより、サーチャはCIRにかな
り早くロックオンし、切替先基地局に対する平均同期時間は大幅に削減される。
この手法はさらに比較的短いウインドウの使用を可能とし、データ処理リソース
及び遅延を効果的に削減する。
【0034】 図2に示したマルチパス及び図3のグラフ(図3で定義したパラメータを含む
)を念頭に、図6における基地局受信機50の例を参照する。RAKE復調器5
4はは、PN系列生成器58(すなわち、PN逆拡散符号系列)及びタイミング
制御部56からの入力を受信する複数のRAKEフィンガー復調器(図示せず)
を含む。タイミング制御部56はRAKE復調器54及び、RAKE復調器54
5に接続されるマルチパス探索プロセッサ60に供給される、同期(SYNC)
信号を生成する。必須ではないが、好ましくは6つの基地局セクタ(0−5)の
各々に対する2つのダイバーシチアンテナ0及び1からの信号はそれぞれ自動利
得制御(AGC)回路52へ入力される。各AGC回路は受信信号の長期ダイナ
ミックレンジを削減するために対応するアンテナに接続され、信号の情報内容を
保持しながら信号表現に必要なビット数を削減する。AGCの前又は後にアナロ
グ−ディジタル変換を行うことが可能であり、従って図においては明記していな
い。マルチパス探索プロセッサ60は各セクタの遅延プロファイルをそれらが出
力するサンプルを用いて計算する。更に詳細な説明は、同一出願人に譲渡された
上述の特許出願において見いだすことができる。信号サンプルは逆拡散及び結合
のため、RAKE復調器545にも供給される。結合出力信号は、全ての基地局
セクタによって受信された最強のマルチパスに従ってマルチパス探索プロセッサ
が選択した異なるセクタからのアンテナ信号を用いて生成される。
【0035】 本発明は特にマルチパス探索プロセッサ60を対象としているが、基地局受信
器が受信信号をどのように処理するかについての簡単かつ一般的な理解は本発明
を理解する上で有用である。移動局から送信されるパイロット信号又は他の既知
の信号は切替元及び切替先基地局がチャネルインパルス応答を推定するために用
いられる。先に説明したように、切替元基地局は周期的に挿入されるパイロット
信号を受信信号サンプルから抽出するために必要な初期同期信号を、切替元基地
局からトラフィックチャネルを最初に取得するために用いられる既知のアップリ
ンクアクセスチャネル上で移動局が実行するランダムアクセス手順を介して取得
する。ランダムアクセス手順が成功裏に終了した後、切替元基地局は最初に到達
し、検出された移動局からのマルチパス信号成分に同期する。この最初に受信す
る同期信号はトラフィックチャネル上で引き続き送信されるパイロットシンボル
の抽出に用いられる。同期信号の更なる調整は、図8に示されるサーチャ60内
のウインドウ遅延追跡部の仕事である。繰り返すが、ダイバーシチハンドオーバ
処理における切替先基地局は移動局からのアップリンク送信へ最初に同期するた
めのランダムアクセス手順の恩恵を受けない。
【0036】 パイロット信号の利用を理解するため、移動局からの情報が送信されるデータ
送信形式例を示す図7を参照する。情報シンボルは移動局送信器内の適切な拡散
回路に与えられる、連続したスーパーフレームとして、最上位レベルにおいてフ
ォーマットされる。スーパーフレーム情報は基地局から移動局に割り当てられた
PN符号系列を用いて拡散され、無線インタフェースを介して送信される。(例
えば840msである)各スーパーフレームは、例えば64の連続する無線フレ
ームを含み、各無線フレームはおそらく10msである。同様に、10msの各
無線フレームは16のタイムスロットを含み、各タイムスロットは同期に用いら
れるパイロット信号もしくは既知のシンボルと、復調され、基地局へ通信される
未知の情報シンボルを含むチャネルシンボルを含む。
【0037】 初期同期が切替元基地局で獲得されているものとして、図8に更なる詳細を示
すマルチパス探索プロセッサ60を参照する。各自動利得制御部52で受信され
る信号は移動局から送信された信号を含んでいる。各自動利得制御回路52は、
各基地局セクタからの両アンテナ信号から信号サンプルのブロックを選択する基
地局セレクタ62へ接続される。本実施形態例においてはセクタ及びアンテナダ
イバーシチが用いられるが、当然のことながら本発明はアンテナダイバーシチ又
はセクタを有する基地局に制限されるものではないことを繰り返し述べておく。
例えば、本発明はただ1つのアンテナを有する、セクタを持たない単純な基地局
に対しても適用可能である。
【0038】 各基地局セクタはMチャネル(Mは基地局セクタの数に等しい)の推定器64
の対応する1つを有する。セレクタ62は既知のシンボル、例えばパイロットシ
ンボルを探索すべき信号サンプルのブロックを抽出し、それらのブロックを対応
するチャネル推定器64へ供給する。チャネル推定器64は符号マッチドフィル
タ応答のコヒーレント及びノンコヒーレント結合と符号マッチドフィルタリング
を実施する。コヒーレント結合(coherent integration)において、受信信号サン
プルのブロックの同一遅延に対する複数の連続するタイムスロットにおいて得ら
れる複素相関値が合計される。ノンコヒーレント結合(non-coherent integratio
n)においては、コヒーレントに結合された相関値の電力が合計される。各アンテ
ナについて、対応するチャネル推定器64は推定されたチャネルインパルス応答
に対応する平均電力遅延プロファイルをパス選択部66へ与える。パス選択部6
6はM遅延プロファイルにおいて信号及び雑音サンプルとを区別し、RAKE復
調器54で復調すべき複数の最強パス信号を選択する。
【0039】 対応するパス遅延τ、及びパス選択部66によって選択されたNパスの電力P
はウインドウ追跡部70へ供給される。選択されるパスの数NはRAKEフィン
ガーの数と等しくなるべきであるが、検出閾値を超える電力を有するパスが足り
なければ、小さくしても良い。これら選択されたパスは上で定義したように選択
されたチャネルインパルス応答を形成する。ウインドウ追跡部70はマルチパス
チャネルインパルス応答を探索ウインドウの中央に維持する。探索ウインドウ位
置はウインドウ追跡部70から探索ウインドウ位置制御72を介してタイミング
制御ブロック56へ供給される探索ウインドウ位置修正信号を用いて修正される
。ソフトダイバーシチハンドオーバの間、単作ウインドウ位置制御72は探索ウ
インドウの初期位置を切替先基地局のセル境界又はその近傍に設定し、初期ウイ
ンドウ位置における探索が成功しなかった場合には探索ウインドウをPN符号系
列における最大遅延の位置からPN符号系列の最小遅延の位置へ向かってシフト
する。探索が成功しない間は、72の入力における探索ウインドウ修正信号Wco
rr(n)は無視される。あるいは、ダイバーシチハンドオーバの間、ウインドウ追
跡部70が停止される。探索ウインドウ位置制御72の出力W(m)は、PN発生
器58の位相を調整するタイミング制御56からの出力を調整する。チャネル推
定器64へ供給される、生成されたPN符号系列の位相、すなわち状態を調整す
ることで、探索ウインドウ位置は効率的に調整される。ダイバーシチハンドオー
バが終了すると、探索ウインドウ位置制御72はウインドウ追跡部70からの信
号Wcorr(n)をタイミング部へ送る。すなわち、W(m)=Wcorr(m)である。
【0040】 ウインドウ追跡部70の別の機能は選択されたパス遅延τ'1,...,τ'Nを探
索ウインドウ調整に従って適合させることである。チップ同期部68は初期同期
処理が完了したか否かを判定し、もし完了していればチップ同期フラグをセット
する。チップ同期部68は、パス選択部66において検出閾値を超える任意の電
力Pkを有する少なくとも1つの選択されたパスが存在する場合、チップ同期が
達成されていることを検出する。
【0041】 図9に示される探索位置ウインドウフローチャート(ブロック100)を参照
する。探索ウインドウ解析は、探索ウインドウ位置制御72によって、切替先基
地局セルの中心(より小さな半径)に対応する(あるいは近い)最小遅延ではな
く、セルの境界(より大きな半径)に対応する(あるいは近い)、既知又はパイ
ロットPN符号系列遅延の推定最大値又はその近傍から開始される(ブロック1
02)。上述のように、サーチャ60は、対応するCIRパス遅延及びウインド
ウ内で検出されたパスについての電力を求めるため、現在の位置におけるウイン
ドウによって包含される、特定の遅延がなされたパイロットPN符号系列と様々
なマルチパスについて、受信信号の相関を取る(ブロック104)。チャネルイ
ンパルス応答が検出されたか否かの判定がなされる(ブロック106)。もし検
出されていなければ、ブロック107において、スライディング探索ウインドウ
が最小遅延へ向かうその”スライド”又は移動の終わりに達したか否かが判定さ
れる。
【0042】 いくつかの探索パターンにおいて、このスライド終点はゼロ遅延又はセル位置
の中心に対応する(又は近接する)ことが可能である。以下に説明する他の探索
方針において、これは最大及び最小遅延の間のいくつかの中間遅延位置に対応し
うる。スライド終点に到達した場合、探索ウインドウはブロック102でセル境
界に対して推定された最大遅延位置へ戻るか、例えばブロック104に示される
ように探索ウインドウ内において足す遅延及び電力動作を行い、増加的に最大遅
延位置へ向かって戻る。スライド終点に達していなければ、探索ウインドウ位置
制御72は探索ウインドウを、ゼロ遅延に対応するセルの中心へ向かって1以上
の遅延位置増加もしくはスライドさせる(ブロック109)。逆拡散及びCIR
検出手順は新しい探索ウインドウ位置の各々に対して繰り返される。一方、チャ
ネルインパルス応答が検出された場合、マルチパスサーチャはチャネルインパル
ス応答の中心を探索ウインドウの中心に合わせ(ブロック110)、切替先基地
局は移動局との同期を完了する。
【0043】 図10は本発明の1つの実施例として用いることのできる探索ウインドウスラ
イディング方針を示す。この非限定的な例において、切替先基地局セルの半径に
対応する不確かな領域は探索ウインドウの8倍のサイズに対応する。探索ウイン
ドウNwindowは40チップに等しく、各チップが4回サンプリングされるとする
と160サンプルに対応する。従って、この特定のセルの不確かな領域は320
チップ又は1280サンプルに対応する。探索ウインドウ位置制御72によって
生成された探索ウインドウ位置信号W(m)は以下のように求められる。 W(m)=W(m-1)+Nwindow ここで、Nwindowは探索ウインドウ内の探索遅延の総和であり、mは繰り返し序
数である。例えば、繰り返しレートはフレームレートに等しくすることが可能で
ある。
【0044】 連続する探索ウインドウの位置はPN符号遅延が不確かな領域内で示されてい
る。所与のウインドウ位置においてサーチャ60が費やす時間は、サーチャ更新
時間、すなわち”滞留時間”とも呼ばれる、チャネルインパルス応答の新しい推
定を生成するのに必要な時間に相当する。探索ウインドウがチャネルインパルス
応答を見いだすことなく不確かな領域の終わりに達した場合、探索は再び280
チップに等しいW(m)の最大遅延の初期開始位置から繰り返しても良い。この探
索方針を図11Aに示す。
【0045】 図11Aに示すように、探索ウインドウを最大遅延から最小遅延へ線形的にス
ライドさせるのではなく、探索ウインドウを最大遅延から第1のより小さな遅延
位置、例えばW(m+1)へ移動させ、チャネルインパルス応答が検出されなければ
最大遅延へ戻るようにすることも可能である。その後、探索ウインドウを次のよ
り小さな遅延、例えばW(m+2)へスライドし、チャネルインパルス応答が検出さ
れなければ初期の最大遅延位置へ戻る。図11Bはこの探索方針を示している。
探索ウインドウの各反復”動線(pass)”は不確かな領域が1つの動線でカバーさ
れるまで徐々に大きくなる。その代わりに、スライドするウインドウの動線を徐
々に増加させるというこの同じ手法を、探索又は別の動線を繰り返すために探索
ウインドウを直ちに最大遅延位置へ戻すのではなく、次の動線へ移る前に最大遅
延位置へ徐々に戻るように変更することも可能である。この探索方針を図11C
に示す。
【0046】 本発明はダイバーシチハンドオーバ中に切替先基地局を同期させるために必要
な時間及びデータ処理リソースを著しく削減する。切替先基地局セル半径に対応
する不確かな領域全体を探索するのに必要な時間は、不確かな領域中のチャネル
インパルス応答が検出される可能性が高いであろう範囲のみを探索するのに必要
な時間よりもずっと長い。実際、本発明を用いると、不確かな領域全体を探索す
るのに必要であろう時間のごく一部でチャネルインパルス応答が検出される可能
性が高い。さらに、この手法で効果的に使用される比較的小さな探索ウインドウ
はデータ処理需要を減少させ、さらに同期時間を短縮する。
【0047】 本発明を特定の実施形態に関して説明してきたが、本技術分野に属する当業者
は本発明がここで図示及び説明された特定の例に限定されないことを理解するで
あろう。ここで示され、説明された以外の異なる形式、実施形態及び適合並びに
変形物、派生物及び等価構成もまた本発明の実施に使用される。従って、本発明
はここに添付した請求範囲によってのみ限定されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能なセルラ無線通信システムの例を示す機能ブロック図である
【図2】 移動局と基地局間でのマルチパス伝播遅延を説明する図である。
【図3】 本発明の原理を説明するのに有用な、マルチパスチャネルインパルス応答遅延
プロファイルの例を示す図である。
【図4】 切替元及び切替先基地局の間のアップリンク及びダウンリンク通信パスを説明
する図である。
【図5】 ダイバーシチハンドオーバ同期手順のフローチャートである。
【図6】 本発明を適用可能なCDMA受信機の例を示す図である。
【図7】 例示的な情報信号の形式を示す図である。
【図8】 本発明が好適に実施可能なマルチパス探索プロセッサの例を示す機能ブロック
図である。
【図9】 本発明の一実施形態に係る探索ウインドウ配置手順を説明するフローチャート
である。
【図10】 本発明の一実施形態に従った、ダイバーシチハンドオーバ中における連続する
探索ウインドウの配置を説明する図である。
【図11A】
【図11B】
【図11C】 様々な探索方針の例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 トゥルダール, マトス スウェーデン国 トゥンバ エス−147 32, グレディニエヴェーゲン 65 (72)発明者 ニュベルイ, ボー スウェーデン国 キスタ エス−164 37, 2ティーアール, ベルイエンガタン 5 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE21 EE36 5K047 AA02 BB01 GG34 HH15 5K067 AA03 BB04 CC10 EE02 EE10 EE16 KK13

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切替元基地局(20)及び移動局(24)間の接続の確率を
    含む、ダイバーシチハンドオーバ同期方法であって、 前記接続の切替先基地局へのダイバーシチハンドオーバを開始し、 前記切替元基地局及び切替先基地局から前記移動局へのダウンリンク送信を同
    期させ、 前記移動局から前記切替先基地局へのアップリンク送信を、前記移動局と前記
    切替先基地局との間の伝播遅延について補償することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ダイバーシチハンドオーバ同期方法が、前記移動局アッ
    プリンク送信が既知の擬似雑音(PN)符号系列を含む符号分割多元接続(CD
    MA)通信システムにおいて実施され、 前記補償ステップが、前記受信された移動局アップリンク送信が逆拡散される
    前に、前記既知のPN符号系列が第1に予期される位置に探索ウインドウを配置
    することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の位置が、前記受信された移動局アップリンク送信
    を逆拡散するための開始位置として用いられる最大遅延値又はその近傍であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記探索ウインドウの前記第1の位置で前記既知の
    PN符号系列が検出されない場合、前記探索ウインドウを前記最大遅延値よりも
    小さな遅延値を有する第2の位置に移動させた後、もう一度探索の反復を実行す
    ることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記探索ウインドウの位置W(m)が各探索の反復について以
    下のように変更されることを特徴とする請求項4記載の方法。 W(m)=W(m+1)+Nwindow ここで、Nwindowは前記探索ウインドウ内の遅延総数、mは繰り返し番号である
  6. 【請求項6】 前記反復探索が前記既知のPN符号系列が検出されるか、所
    定の遅延値に達するまで継続されることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記所定の遅延値がゼロ遅延又はその近傍であることを特徴
    とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の遅延値が前記探索ウインドウが前記第1の位置へ
    戻る毎に変化することを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記探索ウインドウが所定の遅延値に達した際、前記第2の
    位置の遅延値よりも大きな遅延値を有する第3の位置へ前記探索ウインドウの開
    始位置を移動してさらなる探索反復を行うことを特徴とする請求項4記載の方法
  10. 【請求項10】 前記切替先基地局において受信された前記移動局送信のチ
    ャネルインパルス応答(CIR)を検出するための探索ウインドウを、前記移動
    局送信の前記CIRが予期される第1の位置で用いて前記切替先基地局を前記移
    動局からの送信に同期させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の位置が前記切替先基地局に対応するセル領域の
    境界又はその近傍の位置に対応することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記切替先基地局で受信された前記移動局送信の
    前記CIRを検出するため、前記探索ウインドウを前記第1の位置よりも前記セ
    ル領域の中心により近い位置に対応する第2の位置に移動させることを特徴とす
    る請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記移動局送信の前記CIRを探索するため、前
    記探索ウインドウを前記第1の位置から前記セル領域の前記中心により近い位置
    に繰り返し移動することを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記探索ウインドウが所定の位置へ移動された場合、前記
    探索ウインドウを前記第1の位置へ戻すことを特徴とする請求項13記載の方法
  15. 【請求項15】 前記探索ウインドウが前記第1の位置へ徐々に戻されるこ
    とを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記探索ウインドウが前記第1の位置へ直ちに戻されるこ
    とを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記所定の位置が前記切替先基地局に関連するセルの中心
    に近い第2の位置もしくはその近傍であることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記所定の位置が、前記第1の位置と、前記切替先基地局
    に関連するセルの中心に近い第2の位置の間であることを特徴とする請求項14
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記所定の位置が、前記探索ウインドウが前記第1の位置
    に戻される度に前記セルの中心へ徐々に近づくことを特徴とする請求項14記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 無線インタフェースを介して移動局と信号を送受信するた
    めの送受信回路(50)と、 マルチパス探索プロセッサ(60)とを含む基地局(20)であって、 前記マルチパス探索プロセッサ(60)が、 受信信号に対するチャネルインパルス応答(CIR)を推定し、CIR探索ウ
    インドウ内の遅延プロファイルを生成するように構成されたチャネル推定器(6
    4)と、 前記チャネル推定器が生成した前記遅延プロファイルからパスを選択し、選択
    された各パスに対する遅延及び大きさを生成するように構成されたパスセレクタ
    (66)と、 前記受信信号に関する伝播遅延を補償するために前記CIR探索ウインドウを
    配置するように構成された探索ウインドウ位置決め部(72)とを有することを
    特徴とする基地局。
  21. 【請求項21】 前記基地局がハンドオーバ動作における切替先基地局であ
    ることを特徴とする請求項20記載の基地局。
  22. 【請求項22】 前記探索ウインドウ位置決め部が前記CIR探索ウインド
    ウを前記基地局に関連するセル境界に対応する第1の位置に配置するよう構成さ
    れることを特徴とする請求項21記載の基地局。
  23. 【請求項23】 前記受信信号の前記CIRが現在のウインドウ位置で検出
    されない場合、前記探索ウインドウ位置決め部が前記ウインドウを前記第1の位
    置から前記基地局へより近い位置に対応する第2の位置へ移動させるように構成
    されることを特徴とする請求項22記載の基地局。
  24. 【請求項24】 無線ネットワークコントローラ(18)と、 前記無線ネットワークコントローラに接続される切替元基地局(20)及び切
    替先基地局(20)及び、 前記切替元基地局と通信しながら、前記切替先基地局との通信を開始する移動
    局(24)とを有し、 前記切替先基地局が前記移動局から送信される既知の信号の探索を、探索ウイ
    ンドウを前記切替先基地局に対するセル領域の境界もしくはその近傍の位置に対
    応する第1の位置に配置して開始することを特徴とする符号分割多元アクセス(
    CDMA)通信システム(10)。
  25. 【請求項25】 前記切替先基地局が前記探索ウインドウを前記セル境界と
    前記セルの中心との間の第2の位置へ連続的に移動することを特徴とする請求項
    24記載の符号分割多元アクセス(CDMA)通信システム。
JP2001541279A 1999-12-02 2000-11-30 ダイバーシチハンドオーバの宛先基地局同期化 Withdrawn JP2003516060A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US45210099A 1999-12-02 1999-12-02
US09/452,100 1999-12-02
PCT/SE2000/002396 WO2001041482A1 (en) 1999-12-02 2000-11-30 Synchronization of diversity handover destination base station

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003516060A true JP2003516060A (ja) 2003-05-07

Family

ID=23795037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001541279A Withdrawn JP2003516060A (ja) 1999-12-02 2000-11-30 ダイバーシチハンドオーバの宛先基地局同期化

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1234466A1 (ja)
JP (1) JP2003516060A (ja)
CN (1) CN1433646A (ja)
AU (1) AU2035301A (ja)
TW (1) TW486914B (ja)
WO (1) WO2001041482A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103747A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Fujitsu Limited ハンドオーバシステム
JP2009521886A (ja) * 2005-12-28 2009-06-04 エレクトロビット・システム・テスト・オサケユキテュア 伝搬経路をサーチする方法、装置、アナライザ及びコンピュータプログラム
JP2011524691A (ja) * 2008-06-11 2011-09-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複数の受信機へのタイムシフトされた同時送信のためのシステムおよび方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2691637A1 (en) 2000-04-07 2001-10-25 Interdigital Technology Corporation Base station synchronization for wireless communication systems
DE60130789T2 (de) * 2000-12-04 2008-07-17 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Vorbereitende ausführung von weiterreichungsfunktionen in einem telekommunikationssystem
EP1340396B1 (en) * 2000-12-04 2007-08-01 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Using geographical coordinates to determine mobile station time position for synchronization during diversity handover
US6826244B2 (en) 2001-02-27 2004-11-30 Interdigital Technology Corporation Initial cell search algorithm for 3G FDD wireless communication systems
US7813311B2 (en) 2002-02-05 2010-10-12 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for synchronizing base stations
US7633927B2 (en) 2003-01-31 2009-12-15 Nokia Corporation System and method for extending neighboring cell search window
CN1277424C (zh) * 2003-03-28 2006-09-27 华为技术有限公司 位置业务中进行去激活和激活操作的交互方法
CN1303839C (zh) * 2003-12-19 2007-03-07 北京天碁科技有限公司 一种降低小区初搜运算量并提高运算精度的方法及装置
SE0303462D0 (sv) 2003-12-22 2003-12-22 Ericsson Telefon Ab L M Arrangements and method for handling macro diversity in UTRAN
US7421271B2 (en) 2004-04-12 2008-09-02 Lucent Technologies Inc. Sector switching detection method
UA86826C2 (ru) * 2004-07-20 2009-05-25 Квелкомм Инкорпорейтед Широковещательная передача со сменной скоростью и мягкой передачей обслуживания
US8111663B2 (en) 2004-07-20 2012-02-07 Qualcomm Incorporated Methods and systems for variable rate broadcast with soft handoff
CN104092640B (zh) * 2014-06-19 2018-03-23 北京交通大学 一种ofdm系统下定时误差估计的方法
KR20200040676A (ko) 2018-10-08 2020-04-20 한양대학교 산학협력단 무선통신 시스템에서 타겟 단말기의 위치측정을 위한 위치측정기 및 그 위치측정방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI110043B (fi) * 1993-09-20 2002-11-15 Nokia Corp Menetelmä kanavanvaihdon suorittamiseksi CDMA-solukkoradiojärjestelmässä sekä liikkuva asema
US5881058A (en) * 1996-11-25 1999-03-09 Motorola, Inc. Method for performing a signal search in a wireless communication system
DE19824218C1 (de) * 1998-05-29 2000-03-23 Ericsson Telefon Ab L M Multipfad-Ausbreitungsverzögerungs-Bestimmungsvorrichtung unter Verwendung von periodisch eingefügten Pilotsymbolen

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103747A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Fujitsu Limited ハンドオーバシステム
JPWO2006103747A1 (ja) * 2005-03-29 2008-09-04 富士通株式会社 ハンドオーバシステム
KR100956923B1 (ko) * 2005-03-29 2010-05-11 후지쯔 가부시끼가이샤 핸드오버 시스템
JP4644247B2 (ja) * 2005-03-29 2011-03-02 富士通株式会社 ハンドオーバシステム
US8526951B2 (en) 2005-03-29 2013-09-03 Fujitsu Limited Handover system
JP2009521886A (ja) * 2005-12-28 2009-06-04 エレクトロビット・システム・テスト・オサケユキテュア 伝搬経路をサーチする方法、装置、アナライザ及びコンピュータプログラム
US8605688B2 (en) 2005-12-28 2013-12-10 Elektrobit System Test Oy Method, apparatus, analyser and computer program of searching for propagation paths
JP2011524691A (ja) * 2008-06-11 2011-09-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複数の受信機へのタイムシフトされた同時送信のためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1234466A1 (en) 2002-08-28
WO2001041482A1 (en) 2001-06-07
AU2035301A (en) 2001-06-12
CN1433646A (zh) 2003-07-30
TW486914B (en) 2002-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352737B2 (en) Communications in an asynchronous cellular wireless network
US6785321B1 (en) Apparatus and method for estimating the time of arrival of a spread spectrum signal in a wireless communication system
AU754056B2 (en) Pilot strength measurement and multipath delay searcher for CDMA receiver
US7058399B2 (en) Search window delay tracking in code division multiple access communication systems
JP4242563B2 (ja) 符号分割多重アクセス通信システムにおけるサーチウィンドウの遅延トラッキング
AU685523B2 (en) Method for eliminating mutliple-access interference and a mobile station
JP2003516060A (ja) ダイバーシチハンドオーバの宛先基地局同期化
US20020072370A1 (en) Using geographical coordinates to determine mobile station time position for synchronization during diversity handover
JP2003509924A (ja) 無線通信システムにおけるアイドルハンドオフを開始するための方法及びシステム
WO1999017481A1 (en) Method and apparatus for correcting a measured round-trip delay time in a wireless communication system
JP2003509892A (ja) Cdma信号成分の処理方法
US7688882B2 (en) Time-tracking for clustered demodulation elements in a spread spectrum system
US20020126742A1 (en) Assigning clusters of demodulation elements in a spread spectrum system
JP2001186056A (ja) Cdma復調方法及びcdma復調装置
WO2002047422A2 (en) Using geographical coordinates to determine mobile station time position for synchronization during diversity handover
AU2002363724A1 (en) Communications in an asynchronous wireless network

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205