JP2003515981A - 送信電力レベル調整のための方法と装置 - Google Patents

送信電力レベル調整のための方法と装置

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JP2003515981A
JP2003515981A JP2001540505A JP2001540505A JP2003515981A JP 2003515981 A JP2003515981 A JP 2003515981A JP 2001540505 A JP2001540505 A JP 2001540505A JP 2001540505 A JP2001540505 A JP 2001540505A JP 2003515981 A JP2003515981 A JP 2003515981A
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power
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Abstract

(57)【要約】 方法と装置(20)が提供される。この方法は、第1の送受信機(20)から第2の送受信機(15)への経路を確立するステップと、第2の送受信機(15)での電力レベルを決定するステップと、第2の送受信機(15)での電力レベルが経路にわたり許容レベルにあるかどうかを決定するステップとを含む。この方法はまた、第2の送受信機(15)での電力が許容レベルにあるかどうかを決定するステップに応答して第1の送受信機(20)での電力レベルを調整するステップをも含む。装置(20)は第1および第2の論理(210、220)を含む。第1の論理(210)は、送受信機(15)との経路を確立することができる。第2の論理(220)は、送受信機(15)での電力レベルを決定することと、送受信機(15)での電力レベルが経路にわたり許容レベルにあるかどうかを決定することと、送受信機(15)での電力が許容レベルにあるかどうかの決定に応答して装置(20)の電力レベルを調整することとが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この出願は、1999年11月22日出願の米国仮特許出願連続番号第60/
166,935号から優先権を主張する。これの内容全体は、ここで引用により
完全に、特定的に援用される。
【0002】
【技術分野】
この発明は一般的に通信機器に関し、特にカットバックプローブを採用する方
法および装置に関する。特定的には、この発明は保護的(politeness)およびオ
フフックカットバックプローブを採用する方法および装置に関する。
【0003】
【背景技術】
通信システム、特に電話においては、加入者ステーションと中央交換局との間
で、二線の、双方向性通信チャネルを介して信号を送信することが通例である。
主に音声通信用に設計された単純旧式電話システム(POTS)のデータ送信速
度は、現代における多くの応用には不適切である。高速通信に対する需要に応じ
るために、設計者は、既存のネットワークインフラストラクチャを利用する革新
的でコスト効率の高い解決法を求めてきた。通信業界において、電話線の既存の
ネットワークを利用するいくつかの技術的発展の提案がなされてきた。これらの
技術の1つがxDSL技術である。DSL技術は、広帯域通信のために電話回線
の既存のネットワークを用いる。DSLインターフェイスを備えた普通の撚り対
線は、ビデオ、テレビおよび高速データを伝送することができる。
【0004】 DSL技術は典型的には、POTSサービスを妨害することがない。旧来のア
ナログ音声帯域インターフェイスは、電話サービスと同じ0−4キロヘルツ(k
Hz)の周波数帯域を使用するため、音声およびデータを同時に使用することが
できない。これとは逆に、DSLインターフェイスは100kHzから1.1メ
ガヘルツ(MHz)までの、音声チャネルよりも上の周波数で動作する。これに
より、単一のDSL回線で音声およびデータのための同時チャネルを提供するこ
とができる。
【0005】 DSLシステムはデジタル信号処理(DSP)を用いて、通常の銅電話線を介
するスループットおよび信号品質を高める。或るDSLシステムは、DSL接続
拠点(POP)から加入者の位置への、約1.5メガビット/秒(MBPS)の
速さの下り方向データ転送レートを提供する。たとえば1.5MBPSの転送レ
ートは、従来の28.8キロビット/秒(KBPS)転送レートの50倍の速さ
である。
【0006】 DSL技術の一普及版が、非対称型デジタル加入者線(ADSL)技術である
。ADSL規格は、「ネットワークと顧客設備との間のインターフェイス−非対
称型デジタル加入者線(ADSL)金属インターフェイス(Interface Between
Networks and Customer Installation−Asymmetric Digital Subscriber Line (
ADSL) Metallic Interface)」と題されたANSIのT1.413の2号に記載
されている。
【0007】 ADSLモデムは2つの競合する変調方式、すなわち離散的マルチトーン(D
MT)および無搬送波振幅位相変調(CAP)を用いる。DMTは、米国規格協
会により採用された規格である。規格は256の離散的トーンを規定する。各ト
ーンは、データを送信するためにデジタル信号で変調され得る搬送波信号を表わ
す。所与のトーンに対する特定の周波数は、4.3125kHzにトーンの番号
を掛けたものである。トーン1−7は音声帯域および保護帯域(すなわちトーン
1は音声帯域、トーン2−7は保護帯域である)のために確保される。データを
音声帯域の近くで送信しないことにより、単一の回線上で同時に音声とデータと
を送信することが可能となる。保護帯域は、ADSLデータ帯域から音声帯域を
切り離す助けとなる。典型的には、スプリッタを用いてデータトーンからいかな
る音声帯域信号をも切り離すことができる。トーン8−32はデータを上り方向
に(すなわち利用者から)送信するために用いられ、トーン33−256はデー
タを下り方向に(すなわち利用者へ)送信するために用いられる。これに代えて
、8−256のあらゆるデータトーンを下り方向のデータに用いることができ、
トーン8−32にある上り方向のデータはエコーキャンセレーションを用いて検
出することになる。上り方向の通信よりも下り方向の通信でより多くのトーンを
用いるので、この転送は非対称型と呼ばれる。
【0008】 接続の両側のモデムは、トレーニング手順を通じて、どのトーンが電話回線で
の減損から受ける影響がより少ないかを感知および分析する。受入れられた各ト
ーンは情報を運ぶために用いられる。したがって最大容量は、電話接続の質によ
り定められる。ADSL仕様により規定された最大データレートは、あらゆるト
ーンを用いると仮定すると、下り方向で約8MBPS、上り方向で約640KB
PSである。
【0009】 ADSLモデムは一般的に、電力レベルを調節する或るメカニズムを用いて高
信号レベルからのクロストークおよび非線形効果を減少させる。電力レベルを調
節する2つのメカニズムが、保護的(politeness)カットバックおよびオフフッ
クカットバックである。保護的カットバックは一般的に、受信機のアナログから
デジタルへの(A/D)変換器の過負荷を防ぐために適用されるカットバックで
ある。受信機のA/D変換器は、たとえば加入者ループが短くかつ回線の減衰が
比較的小さいときに過負荷を受けやすい。オフフックカットバックは主に、信号
レベルを減少させて非線形要素をなくすために利用される。
【0010】 保護的カットバックの或る形式を採用する既存の通信システムは、一般的に信
頼性のない、効率の悪い、かつ不必要に抑制的なものである。既存の通信システ
ムはたとえば典型的に、保護的カットバックを規定するのにオープンループシス
テムに依存し、このため電力レベルに関する直接の交信がない。このため、たと
えば機器は上り信号の受信機電力を測定することにより送信に必要な下り方向の
電力を間接的に推測し得る。この方法にはいくつかの欠点がある。第1に、この
ような方法は先験的電力レベルを必要とし、このため不必要に抑制的で、ことに
よると効率の悪いことがある。第2に、このような方法は、必要な下り方向の電
力を決定するために間接的なアプローチを採用するため信頼性に欠けることがあ
る。この間接的なアプローチは、上り方向および下り方向の通信に異なる線また
は周波数が用いられている場合に特に不正確となりやすい。
【0011】 オフフックカットバックを決定する方法を採用する先行技術の通信システムも
また信頼性のない、効率の悪い、かつ不必要に抑制的なものである。このような
システムは最大電力を送り、存在する歪みレベルを判断し、それから歪みを許容
レベルまで減少させるのに必要なカットバックを決定する。しかしながらカット
バックを決定するこの方法にはいくつかの欠点がある。第1にこのような方法は
回線上に強い信号を事実上確実にもたらし、他のサービスへの干渉を引起し、こ
れによりオフフックカットバックが避けることを意図しているまさに当の結果を
もたらしてしまう。第2にこのような方法は先験的電力レベルを必要とし、この
ため不必要に抑制的でありかつ効率が悪いことがある。
【0012】 この発明は、上で述べた問題の1つまたはそれ以上を克服するか、または少な
くともこれの効果を減少させることに向けられている。
【0013】
【発明の開示】
この発明の一つの局面が、第1の送受信機から第2の送受信機への経路を確立
するステップと、第2の送受信機での電力レベルを決定するステップと、第2の
送受信機での電力レベルが経路にわたり許容レベルにあるかどうかを決定するス
テップとを含む方法に見られる。この方法はまた、第2の送受信機での電力が許
容レベルにあるかどうかを決定するステップに応答して第1の送受信機での電力
レベルを調整するステップをも含む。
【0014】 この発明の別の局面が、第1および第2の論理を含む装置に見られる。第1の
論理は、送受信機との経路を確立することができる。第2の論理は、送受信機で
の電力レベルを決定することと、送受信機での電力レベルが経路にわたり許容レ
ベルにあるかどうかを決定することと、送受信機での電力が許容レベルにあるか
どうかの決定に応答して装置の電力レベルを調整することとが可能である。
【0015】 以下の説明を添付の図面とともに参照することにより、この発明を理解するこ
とができ、ここで、同様の参照番号は同様の要素を表わす。
【0016】 この発明はさまざまな変形および代替形を許容するが、これの特定の実施例を
図面において例として示し、ここで詳細に説明する。しかしながら、特定の実施
例のここでの説明は、開示された特定の形にこの発明を限定することを意図して
おらず、逆に、この発明は、冒頭の特許請求の範囲により規定されたこの発明の
精神および範囲内に入るあらゆる変形、均等物および代替物を含むものと理解さ
れるべきである。
【0017】
【発明の実施形態】
この発明の例示的な実施例を下に説明する。わかりやすさを考慮して、実際の
実現例のあらゆる特徴点をこの明細書で説明することはしない。そのようないか
なる実際の実施例の開発においても、システム関連およびビジネス関連の制約へ
の適合性などの、実現例ごとに異なるであろう開発者の特定の目標を達成するた
めに、実現例に特定の数々の決定がなされなければならないことが当然認められ
るであろう。さらに、このような開発努力は複雑でありかつ時間がかかることが
あるにもかかわらず、この開示の恩恵を受ける普通の当業者にとっては機械的な
仕事となることが認められるであろう。
【0018】 図1では、通信システム10のブロック図が与えられる。通信システム10は
、接続25を通じ第2のモデム20に結合された第1のモデム15を含む。例示
された実施例において第1のモデム15は顧客構内30に位置し、第2のモデム
20は中央局35の一部をなす。接続25は、今日の電話網で通例の、普通の撚
り対接続である。しかしながら、特定の実行例によっては他の接続の種類(たと
えば無線、セルラ方式など)もまた企図されている。さらにまた、第2のモデム
20は中央局35の一部をなさずに第2の顧客構内(図示せず)に設置され得る
と企図されている。例示のためにモデム15、20を、ADSLプロトコル(A
NSIのT1.413)下で実行し得る形で説明する。ここに記載の技術は、特
定の実行例によっては他の通信プロトコルにも適用され得ると企図されている。
ここに記載の機能はまた、モデムとは別の通信機器でも実行され得る。
【0019】 一実施例における第2のモデム20は、ローカルエリアもしくはワイドエリア
ネットワークまたはインターネットなどのより大きな通信ネットワーク(図示せ
ず)へのゲートウェイであり得る。典型的には、第1のモデム15は第2のモデ
ム20を介して通信ネットワーク(図示せず)への接続を確立する。接続を確立
している間に、第1および第2のモデム15および20は、先頭ビットロード技
術(たとえばウォーターフィリング(water filling)、等エネルギ分配など)
を用いてモデム15、20間の通信に利用可能なスループットを確立するトレー
ニングプロセスを完了する。
【0020】 モデムで実行し得る形でこの発明を説明するが、しかしながらこの開示に照ら
して、モデムまたは或る他の有線もしくは無線通信機器を含むがこれらに限定さ
れない送受信機のいかなるタイプにも、この発明を適用し得ると企図されている
【0021】 図2および図3では、この発明に従うモデム100および方法305の一実施
例の簡略化されたブロック図が与えられる。わかりやすさのために、またこの発
明の理解を促進するために、方法305をモデム100との関連で開示する。し
かしながら、この発明はそのように限定されず、下でさらに論じる広範囲の変化
を許容する。
【0022】 モデム100は第1のモデム15または第2のモデム20であり得るが、例示
のためにモデム100は中央局35に位置する第2のモデム20であると仮定す
る。わかりやすさのために、また例示を平易にするために、すべての機能ブロッ
クを詳細には例示しないが、これはこれらの要素が当業者に公知でありかつ周知
のモデム規格でさらに規定されているからである。
【0023】 モデム100はハンドシェイク論理210、プローブ論理220およびADS
L端末論理230を含む。例示された実施例におけるハンドシェイク論理210
は、「デジタル加入者線送受信機のためのハンドシェイク手順(Handshake Proc
edures for Digital Subscriber Line Transceivers)」と題されたITU−T
勧告G.994.1(以下「ハンドシェイク勧告」と呼ぶ)に記載の、DSL送
受信機に関して規定されたハンドシェイク手順を含むが、そのように限定はされ
ない。ハンドシェイク勧告の、この明細書の出願日に関して最も新しい改訂は、
ここで引用により完全に援用される。ハンドシェイク勧告はモデム100の通常
のスタートアップ手順のための、信号、メッセージおよび手順を規定する。
【0024】 ハンドシェイク論理210およびプローブ論理220は、あらゆる送信された
信号を変調する変調器(図示せず)と、あらゆる受信された信号を復調する復調
器(図示せず)とを各々含む。ハンドシェイク勧告に従うと、ハンドシェイク論
理210はあらゆるメッセージを1つまたはそれ以上の搬送波セットで送る。一
つの搬送波セットおよびあらゆる搬送波セット内のあらゆる搬送波周波数は、差
動符号化2進位相シフトキーイング(DPSK)を用いる同じデータビットで同
時に変調される。送信ビットが1の場合、送信点は以前の点から180°回転し
、送信ビットが0の場合、送信点は以前の点から0°回転する。
【0025】 ハンドシェイク論理210は、モデム100と第1のモデム15との間のメッ
セージングをサポートする。変調された送信を介して運ばれるフレーム化された
情報としてここで規定するメッセージは、1つまたはそれ以上のセグメントから
なる。各セグメントは、図4で示すように、フレーム410の情報フィールド4
05に封じ込められる。図4はフレーム410の構造を例示する。ビットはオク
テット420(1−n)へとグループ化され、ここで各オクテット420(1−
n)のビットを水平方向に示し、1から8までの番号を付す。オクテット420
(1−n)を垂直方向に示し、1からNまでの番号を付す。フレーム410の内
容はオクテット420(1−n)の整数からなることとする。オクテット420
(1−n)は番号の昇順で送信される。オクテット420(1−n)内では、ビ
ット1が送信されるべき最初のビットである。
【0026】 図4で示すように、各フレーム410は標準的なHDLCフラグオクテット(
01111110)で始まりかつ終わる。3つ以上5つ以下のフラグが送られて
フレーム410を開始する。2つ以上3つ以下のフラグがフレーム410の各々
のフレームチェックシーケンス(FCS)フィールド430に続く。ハンドシェ
イク論理210は、フレームチェックシーケンスフィールド430を介して誤り
検査をサポートする。FCSフィールド430は16ビット(2オクテット)の
長さである。ハンドシェイク勧告は、この発明で採用し得る誤り検査アルゴリズ
ムをより詳細に説明している。
【0027】 ハンドシェイク勧告にあるように、メッセージ情報フィールド405は、図5
で示すように識別フィールド510、規格情報フィールド520および任意の規
格外情報フィールド530の3つの構成要素からなる。識別フィールド510は
、メッセージタイプフィールド、改訂番号フィールド、ベンダーIDフィールド
およびビット符号化されたパラメータフィールドの4つの構成要素からなる。メ
ッセージタイプフィールドの目的は、フレーム410のメッセージタイプを識別
することであり、たとえばメッセージタイプモード選択(MS)は000000
00というビットの数で表わされる。改訂番号フィールドの目的は、モデム10
0が従うハンドシェイク勧告の改訂番号を識別することである。ベンダーIDフ
ィールドは、モデム100のベンダーを識別する。ビット符号化されたパラメー
タフィールドは、選択されるべきモードから独立のパラメータを含み、典型的に
はサービス関連または応用関連のものである。規格情報フィールド520は、ハ
ンドシェイク勧告内で規定された情報を運ぶために利用され、規格外情報フィー
ルド530はハンドシェイク勧告の規定外の情報を運ぶために利用される。一般
的に、規格情報フィールド520において、パラメータは第1のモデム15およ
びモデム100に関する作業または能力のモードを表わす。
【0028】 ハンドシェイク勧告は、2種類のトランザクション、すなわち基本および拡張
トランザクションをサポートするためのプロトコルを含む。基本トランザクショ
ンは第1のモデム15により開始される予め規定されたトランザクションであっ
て、(1)モデム100と第1のモデム15との間で能力をやり取りし折衝する
トランザクション、および(2)動作のモードを選択するトランザクション、の
2つの種類のうちの1つとして分類され得る。基本トランザクションの例は「ト
ランザクションA」および「トランザクションB」である。トランザクションA
では、第1のモデム15は動作のモードを選択して、モデム100が選択された
モードへ遷移するよう要求する。モデム100が応答メッセージを返すと、モデ
ム15、100の両方が選択されたモードへ遷移する。トランザクションBでは
、第1のモデム15は、モデム100が動作のモードを選択するよう要求する。
モデム100はMSメッセージを送信することによりモードを選択する。第1の
モデム15が応答メッセージを返すと、モデム15、100の両方が選択された
モードへ遷移する。
【0029】 拡張トランザクションは一般的に、モデム100が折衝手順を制御しようと望
む場合に利用される。拡張トランザクションは2つの基本トランザクションを連
結したものに由来する。拡張トランザクションの1つの例は、第1のモデム15
が動作のモードを選択し、かつモデム100が選択されたモードへ遷移すること
を要求する、「トランザクションA:B」である。しかしながらモデム100は
、基本トランザクションAにおけるようにMSメッセージに対してACK(1)
メッセージで応答するのではなく、第1のモデム15が直接に基本トランザクシ
ョンBへ移るよう要求するREQ−MRメッセージでMSメッセージに対して応
答する。
【0030】 図3の方法305は、保護的カットバックレベルを確立するためにモデム10
0で用いられ得る。方法305は、ハンドシェイク論理210がプローブ論理2
20とともに、接続25を介して第1のモデム15との通信経路を確立する、ブ
ロック310で始まる。通信経路はより信頼性の高い接続のために誤り検出能力
および誤り訂正能力を含み得る。一実施例において、ハンドシェイク勧告に記載
の誤り検査アルゴリズムをこの発明で採用してもよい。ハンドシェイク勧告は誤
り訂正アルゴリズムを説明していないが、このような特徴点は記載の誤り検査ア
ルゴリズムと容易に統合され得る。誤り訂正は巡回冗長検査を通じての単純な誤
り検出と、再送信に先立つ否定応答とにより行なわれ得る。別の実行例は、メッ
セージとリードソロモン符号との両方をメッセージフィールド405へ含むのに
先立つ、メッセージ内容のリードソロモン符号化を含み得る。誤り訂正は、再送
信を必要とすることなく一定量の誤りが訂正されることを可能にし得る。
【0031】 一実施例において、通信経路は最小量の許容電力を用いて確立され、これはさ
まざまな方法により確立され得る。この場合、「許容」電力とは、第1のモデム
15との信頼性の高い通信経路を確立するのに十分な電力レベルのことをいう。
最小量の許容電力を用いて通信経路を確立する一方法は、必要な最小電力を突き
止めるために1つまたはそれ以上の以前に記憶された電力レベルを利用する先験
的評価に基づく。つまり、モデム100は以前の接続中に利用された電力レベル
を用いて第1のモデム15との通信を開始する。これに代えて、最小許容電力は
、通信経路が確立されるまで反復的に電力を増加させることにより決定され得る
。一実施例において、プローブ論理220は第1のモデム15とトランザクショ
ンを開始して最小許容電力を決定する。つまり、モデム100は第1の選択され
た電力レベルで第1のモデム15へメッセージを送り、次に、メッセージが宛先
に首尾よく到達したことを確認するために、第1のモデム15からの応答を待つ
。応答が良好でない、または応答がなければ、より高い電力レベルが必要である
とわかる。モデム100での信号の電力レベルは、肯定応答が第1のモデム15
から受信されるまで反復的に増加される。一実施例で、最小許容電力を決定する
ために開始されるトランザクションは、中央局35に位置するモデム100によ
り開始されるので、拡張トランザクションであり得る。
【0032】 ブロック320において、通信経路を用いるプローブ論理220は第1のモデ
ム15での電力レベルを決定し、ここで電力レベルは第1のモデム15により送
信される実際の電力であり得る。つまり、第1のモデム15での電力レベルは確
実に符号化され、モデム100からの要求に応答して通信経路を通じて送られる
。一実施例において、第1のモデム15での電力レベルに対する要求は、ハンド
シェイク勧告で規定されたプロトコルに従い、フレーム410内のメッセージの
形で送られ得る。2つのモデム15、100間の情報は、そのようなメッセージ
がハンドシェイク勧告の一部と規定されれば、フレーム410の規格情報フィー
ルド520でやり取りされ得る。もしそうでなければ、情報は規格外情報フィー
ルド530で送信される。
【0033】 ブロック330において、モデム100のプローブ論理220は、第1のモデ
ム15での電力レベルが許容レベルにあるかどうかを経路を用いて決定する。つ
まり、第1のモデム15での電力に基づき、モデム100は接続25上の信号の
実際の減衰を求めることができる。2つのモデム15、100が互いに近接して
いることが一部の原因で、減衰が小さければ、ブロック340においてモデム1
00のプローブ論理220は、第1のモデム15からの応答に応じてモデム10
0での電力レベルを調整する。第1のモデム15での電力レベルは、所望の保護
的カットバックレベルを確立するために調整される。
【0034】 図3の方法305はまた、オフフックカットバックレベルを確立するためにモ
デム100で用いられ得る。ブロック310において、ハンドシェイク論理21
0はプローブ論理220とともに、接続25を介して第1のモデム15との通信
経路を確立する。通信経路は誤り検出能力および誤り訂正能力を含み得る。一実
施例において、通信経路は、先に説明したものと類似の方法を用いつつ、最小量
の許容電力を用いて確立される。通信経路が一度確立されれば、モデム100で
の電力は段階的に増加され、下でより詳細に説明するようにオフフックカットバ
ックレベルを突き止める。
【0035】 ブロック320において、通信経路を用いるプローブ論理220は第1のモデ
ム15での電力レベルを決定する。つまり、第1のモデム15での電力レベルは
歪みに関して分析される。一実施例において、第1のモデム15での電力レベル
を突き止めることに対する要求が、ハンドシェイク勧告に規定されたプロトコル
に従い、フレーム410内のメッセージの形で送り出される。もしそのようなメ
ッセージがハンドシェイク勧告の一部と規定されれば、2つのモデム15、10
0間の情報はフレーム410の規格情報フィールド520でやり取りされ得る。
もしそうでなければ、情報は規格外情報フィールド530で送信され得る。
【0036】 ブロック330において、プローブ論理220は第1のモデム15での電力レ
ベルが許容レベルにあるかどうかを経路を用いて決定し、ここで「許容」電力レ
ベルは歪みのない最大電力レベルであり得る。つまり、第1のモデム15は歪み
に関して電力レベルを分析する。もし歪みが許容範囲内であれば、ブロック34
0においてプローブ論理220はモデム100の電力レベルを増加させることに
よりモデム100での電力レベルを調整する。モデム100での電力レベルは、
第1のモデム15での歪みが最高許容レベルに達するまで増加される。プローブ
論理220は、単純なステッピング探索、二分探索または対数探索を含むがこれ
らに限定されないさまざまな方法で、第1のモデム15での最高許容電力レベル
を決定し得る。
【0037】 ステッピング探索では、第1のモデム15での電力レベルが最高許容レベルに
達するまで電力を線形的に増加させ得る。二分探索では、電力を、予め選択され
たレベルから始めて、第1のモデム15での歪みが許容レベル内にあるかどうか
に依存して、選択された因数により増大または減少させて調整し得る。たとえば
電力が第1のモデム15において許容レベル内でなければ、予め定められたレベ
ルは、選択された因数を2とすると、半分に減少され得る。逆に、予め選択され
たレベルは選択された因数により増加されて最高許容電力レベルに到達し得る。
もし電力をさらに減少または増加しなければならない場合、電力は所望のオフフ
ックカットバックレベルに到達するまで選択された因数により連続的に減少また
は増加され得る。対数探索では、電力を対数の形で増加または減少することによ
り、最高許容電力レベルを突き止めることができる。
【0038】 保護的カットバックレベルおよびオフフックカットバックレベルが一度確立さ
れれば、ADSL端末論理230は第1のモデム15とトレーニング手順を開始
し、データのやり取りに移る。ADSL端末論理230は、図6に示すように、
送信、受信および制御機能ブロック505、510、515を含む。送信ブロッ
ク505は、外へ出るデジタルデータをデータ出力線517を通じて受信するよ
うにされた符号化ユニット520を含む。符号化ユニット520は、巡回冗長検
査(CRC)、スクランブル、前方誤り訂正およびインタリーブなどの機能を果
たす。上で述べたように、これらの機能は当業者に公知である。
【0039】 2進数の形のデータは、フレームと呼ばれるセットにグループ化される。複数
のフレーム(すなわち例示された実施例では68のフレーム)をスーパーフレー
ムと呼ぶ。送信ブロック505はまた、データフレームを符号化ユニット520
から受信して、データで1つまたは複数の搬送波を変調する変調器525を含む
。変調器525は、トーンオーダリング、コンステレーション符号化、利得スケ
ーリングおよび逆離散フーリエ変換(IDFT)を行なって時間ドメイン波形サ
ンプルを与える。データのフレームに対応する時間ドメイン波形サンプルのセッ
トをシンボルと呼ぶ。巡回プレフィクス(CP)ユニット530は巡回プレフィ
クス挿入を行なう(すなわち、変調器525からの出力サンプルのサブセットが
複製されかつ既存の出力サンプルの前に付加されることにより、オーバラップを
与えかつより良好なシンボル配列に備える)。バッファ532はCPユニット5
30から受信されたサンプルを記憶する。デジタルからアナログへの(D/A)
変換器およびフィルタ535が、CPユニット530からのサンプルを、外部回
線インターフェイス540を介して接続25を通じ送信を行なうのに好適なアナ
ログ波形へと変換する。
【0040】 受信ブロック510は、接続25を通じてアナログ波形を受信しかつアナログ
波形をサンプリングすることにより、時間ドメインデジタル信号を発生する、ア
ナログからデジタルへの(A/D)変換器およびフィルタ545を含む。配列お
よび等化ユニット550は、シンボル配列および時間ドメイン等化などの、当該
技術で公知の機能を果たす。時間ドメイン等化では、トーンは異なる周波数にあ
るので、或る周波数は他の周波数よりも速く移動し、このためすべてのトーンが
同時には到着しない。配列および等化ユニット550の時間ドメイン等化機能は
、より速いトーンを遅らせて伝搬速度の相違を補償する。シンボル配列と時間ド
メイン等化機能との間には、シンボル配列のより高い程度の正確さが時間ドメイ
ン等化のより低い程度の正確さを許す、性能の兼ね合いがある。巡回プレフィク
ス挿入はシンボル配列の正確さを向上させる。配列および等化ユニット550は
また利得制御をも行ない、受信された信号の振幅を増加させる。
【0041】 復調器555は、時間ドメインサンプルを配列および等化ユニット550から
受け、時間ドメインデータを周波数ドメインデータに変換する。復調器555は
、コンステレーション点をコンステレーション符号化データから決定するスライ
ス機能と、識別されたコンステレーション点を再びビットへマッピングするデマ
ッピング機能と、復号化機能(たとえば、もし格子状のコンステレーション符号
化が用いられる場合、ビタビ復号化)とを果たす。モデムがADSLプロトコル
を用いて動作する場合、復調器555はまた、利用可能なトーンの間で分割され
たバイトをリアセンブルするトーンデオーダをも行なう。受信ブロック510に
ある復号ユニット560は、前方誤り訂正、CRCチェックおよびデスクランブ
ル機能を復調器555から受信されたデータに対して行なう。復号化ユニット5
60により与えられる再構成されたデータは、インターフェイスモデムである第
1のモデム15により送られたシーケンシャルな2進数のデータを表わす。再構
成されたデータはデータ入力線565に与えられる。
【0042】 制御ブロック515において、折衝ユニット645は、モデム100と、モデ
ム100が接続されている第1のモデム15とによりサポート可能な、最大共通
トーンセットを識別する。モデム100の上り方向および下り方向のトーンセッ
トを、第1のモデム15の対応する上り方向および下り方向のトーンセットと交
差させて、最大共通トーンセットを決定する。トレーニングユニット650がサ
ポートされたトーンをトレーニングして、減損のないトーンを識別する。折衝ユ
ニット645およびトレーニングユニット650は、送信および受信ブロック5
05、510内の他の要素を構成する。しかしながら、わかりやすさのために、
これらの要素の間のすべての物理的接続を示すことはしない。トレーニングの後
は、ADSL端末論理230は第1のモデム15とのデータのやり取りに移る。
【0043】 図2はプローブ論理220を別個のブロックとして例示するが、この発明の精
神および範囲から逸脱することなく、プローブ論理220の機能性はハンドシェ
イク論理210の一部として、またはこれに代えて、ADSL端末論理230の
一部として統合され得る。さらに、一実施例において、ADSL端末論理230
はプローブおよびハンドシェイク論理210により行なわれる機能を制御(すな
わち開始/終了)する。つまり、スタートアップ中に、ADSL端末論理230
はまず、ハンドシェイク論理210およびプローブ論理220が保護的カットバ
ックレベルおよび/またはオフフックカットバックレベルを決定するよう求め、
次に第1のモデム15とのデータのやり取りに移る。
【0044】 この発明は、電力レベルを制御して高信号レベルからのクロストークおよび非
線形効果を減少させる効率のよい、効果的な、かつ信頼性のある手段を提供する
という点でいくつかの利点を提供する。この発明は、既存のシステムで採用され
る信頼性のない、効率の悪い、効果的でない、かつ不必要に抑制的な手段とは逆
に、適切な電力レベルを所望の最適レベルへと系統的に調整するための方法30
5およびモデム100を提供する。この発明により提供される別の利点は、保護
的およびオフフックカットバックが実質的に同時に決定され得ることであり、こ
れはさまざまな理由から有益であり得る。たとえば、モデム100がオフフック
カットバックレベルよりも高くなり得る保護的カットバックレベルで動作するこ
ともあり得る。モデム100がオフフックカットバックレベルよりも高い電力レ
ベルで動作するそのような場合には、非線形効果が、第1のモデム15(すなわ
ちピアモデム)の性能、または隣接する加入者回線を用いるいかなる他のモデム
(図示せず)の性能にも、悪影響を与え得る。しかしながら、この発明を用いる
と可能であるように、保護的カットバックおよびオフフックカットバックを予知
していれば、モデム100は両方のカットバックレベルに合った最適電力レベル
で動作することができる。一実施例では、モデム100は2つのカットバックレ
ベルの少ない方の電力レベルで動作する。
【0045】 上で開示された特定の実施例は単に例示的であり、この発明は、ここで説明し
たことの恩恵を受ける当業者には明らかな、異なるが均等の手段で、変形および
実行され得る。さらに、冒頭の特許請求の範囲に記載した以外の、ここで示した
構成または設計の詳細へと限定がなされることを意図していない。したがって、
上で開示した特定の実施例は変更または変形されることができ、あらゆるそのよ
うな変形はこの発明の範囲および精神内にあるとみなされる。したがって、ここ
で求められる保護は冒頭の特許請求の範囲で述べたとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う通信システムの簡略化されたブロック図である。
【図2】 図1の通信システムにあるモデムの簡略化されたブロック図であ
る。
【図3】 この発明に従う、図2のモデムにより用いられ得る方法のフロー
図である。
【図4】 メッセージを送信するために図1の通信システムで採用し得るフ
レームのフォーマットを例示する図である。
【図5】 図4のフレームの情報フィールドのフォーマットを例示する図で
ある。
【図6】 図2のモデムで用いられ得るADSL端末論理230を例示する
図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年2月6日(2002.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
【技術分野】 この発明は一般的に通信機器に関し、特に、送受信機間に経路を確立してこれ
らの間で電力レベルを調整する方法および装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】 この発明を特定するに先立ち、3つの先行技術文書が以下のように認知される
。 US−A−5,241,565号は、セルラ方式のラジオ通信に関する。送信
された電力レベル調整は、AGC(線減衰)またはEQM(線質)の値のうち少
なくとも1つに関して与えられたさまざまな電力レベルを含む、経験的に決めら
れた表を用いる。 US−A−4,777,653はデジタルラジオ通信に関し、予め定められた
誤りレートを基準とする受信された信号の品質に関する情報のみに基づいて、送
信しているステーションの送信電力を制御することに関する。 GB−A−2,300,546はADSL通信に関し、高いSNRを有する周
波数副チャネルへより多くの情報を割当てる適応電力配分を開示する。
【発明の概要】 この発明の1局面に従い、送受信機間の経路を確立して電力レベルを調整する
方法であって、第1の送受信機から第2の送受信機への経路を確立するステップ
と、第2の送受信機での電力レベルを決定するステップと、第2の送受信機での
電力レベルが経路にわたり許容レベルにあるかどうかを減衰の測定によって決定
するステップと、第2の送受信機での電力が許容レベルにあるかどうかを決定す
るステップに応答して第1の送受信機で電力レベルを反復的に調整するステップ
とを特徴とする、方法が提供される。 この発明の別の局面に従い、送受信機と通信するための装置であって、送受信
機との経路を確立することができる第1の論理と、第2の論理とを含み、第2の
論理は、送受信機での電力レベルを決定することと、送受信機での電力レベルが
経路にわたり許容レベルにあるかどうかを減衰の測定によって決定することと、
送受信機での電力が許容レベルにあるかどうかの決定に応答して装置の電力レベ
ルを反復的に調整することとが可能であり、装置はさらに、データを送受信機と
の間で送信および受信することができる第3の論理を含むことを特徴とする、装
置が提供される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】 モデム100はハンドシェイク論理210、プローブ論理220およびADS
L端末論理230を含む。例示された実施例におけるハンドシェイク論理210
は、「デジタル加入者線送受信機のためのハンドシェイク手順(Handshake Proc
edures for Digital Subscriber Line Transceivers)」と題されたITU−T
勧告G.994.1(以下「ハンドシェイク勧告」と呼ぶ)に記載の、DSL送
受信機に関して規定されたハンドシェイク手順を含むが、そのように限定はされ
ない。ハンドシェイク勧告はモデム100の通常のスタートアップ手順のための
信号、メッセージおよび手順を規定する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】 通信経路は最小量の許容電力を用いて確立される。この場合、「許容」電力と
は、第1のモデム15との信頼性の高い通信経路を確立するのに十分な電力レベ
ルのことをいう。最小量の許容電力を用いて通信経路を確立する公知の一方法は
、必要な最小電力を突き止めるために1つまたはそれ以上の以前に記憶された電
力レベルを利用する先験的評価に基づく。つまり、モデム100は以前の接続中
に利用された電力レベルを用いて第1のモデム15との通信を開始する。しかし
ながらこの発明に従うと、最小許容電力は、通信経路が確立されるまで反復的に
電力を増加させることにより決定される。一実施例において、プローブ論理22
0は第1のモデム15とトランザクションを開始して最小許容電力を決定する。
つまり、モデム100は第1の選択された電力レベルで第1のモデム15へメッ
セージを送り、次に、メッセージが宛先に首尾よく到達したことを確認するため
に、第1のモデム15からの応答を待つ。応答が良好でない、または応答がなけ
れば、より高い電力レベルが必要であるとわかる。モデム100での信号の電力
レベルは、肯定応答が第1のモデム15から受信されるまで反復的に増加される
。一実施例で、最小許容電力を決定するために開始されるトランザクションは、
中央局35に位置するモデム100により開始されるので、拡張トランザクショ
ンであり得る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】 図2はプローブ論理220を別個のブロックとして例示するが、プローブ論理
220の機能性はハンドシェイク論理210の一部として、またはこれに代えて
、ADSL端末論理230の一部として統合され得る。さらに、一実施例におい
て、ADSL端末論理230はプローブおよびハンドシェイク論理210により
行なわれる機能を制御(すなわち開始/終了)する。つまり、スタートアップ中
に、ADSL端末論理230はまず、ハンドシェイク論理210およびプローブ
論理220が保護的カットバックレベルおよび/またはオフフックカットバック
レベルを決定するよう求め、次に第1のモデム15とのデータのやり取りに移る
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】 上で開示された特定の実施例は単に例示的であり、この発明は、ここで説明し
たことの恩恵を受ける当業者には明らかな、異なるが均等の手段で、変形および
実行され得る。さらに、冒頭の特許請求の範囲に記載した以外の、ここで示した
構成または設計の詳細へと限定がなされることを意図していない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP (72)発明者 コール,テリー・エル アメリカ合衆国、78731 テキサス州、オ ースティン、ハイランド・ヒルズ・ドライ ブ、5915 Fターム(参考) 5K034 EE12 FF05 LL01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の送受信機(20)から第2の送受信機(15)への経
    路を確立するステップと、 前記第2の送受信機(15)での電力レベルを決定するステップと、 前記第2の送受信機(15)での前記電力レベルが前記経路にわたり許容レベ
    ルにあるかどうかを決定するステップと、 前記第2の送受信機(15)での前記電力が前記許容レベルにあるかどうかを
    決定する前記ステップに応答して前記第1の送受信機(20)での電力レベルを
    調整するステップとを含む、方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の送受信機(15)での前記電力レベルを決定する
    前記ステップは、前記第1の送受信機(20)が前記第2の送受信機(15)で
    の前記電力レベルを要求するステップを含み、前記第2の送受信機(15)での
    前記電力レベルが許容レベルにあるかどうかを決定するステップは、前記第2の
    送受信機(15)での歪みに関して分析を行なうステップを含む、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の送受信機(20)での前記電力レベルを調整する
    前記ステップは、前記第1の送受信機(20)の前記電力レベルの少なくとも1
    つを調整して保護的カットバックおよびオフフックカットバックレベルを確立す
    るステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の送受信機(20)での電力レベルを調整する前記
    ステップは、前記第2の送受信機(15)での前記電力レベルが許容電力レベル
    に達するまで前記第1の送受信機(20)での前記電力レベルを線形的に増加さ
    せるステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 送受信機(15)と通信するための装置(20)であって、 前記装置は、 前記送受信機(15)との経路を確立することができる第1の論理(210)
    と、 第2の論理(220)とを含み、前記第2の論理は 前記送受信機(15)での電力レベルを決定することと、 前記送受信機(15)での前記電力レベルが前記経路にわたり許容レベルにあ
    るかどうかを決定することと、 前記送受信機(15)での前記電力が許容レベルにあるかどうかを決定するこ
    とに応答して前記装置(20)の電力レベルを調整することとが可能であり、前
    記装置はさらに、 データを前記送受信機(15)との間で送信および受信することができる第3
    の論理(230)を含むことを特徴とする、装置。
  6. 【請求項6】 前記送受信機(15)での前記電力レベルを決定することが
    できる前記第2の論理(220)は、前記送受信機(15)での前記電力レベル
    を要求することができる前記第2の論理(220)を含み、前記送受信機(15
    )での前記電力レベルが許容レベルにあるかどうかを決定することができる前記
    第2の論理(220)は、前記送受信機(15)での歪みに関して分析を行なう
    ことができる前記第2の論理(220)を含む、請求項5に記載の装置(20)
  7. 【請求項7】 前記送受信機(15)での前記電力レベルを調整することが
    できる前記第2の論理(220)は、保護的カットバックを確立するための前記
    送受信機(15)の前記電力レベルと、オフフックカットバックレベルを確立す
    るための前記電力レベルとのうち少なくとも1つを調整することができる前記第
    2の論理(220)を含む、請求項6に記載の装置(20)。
  8. 【請求項8】 第1の送信機(20)から受信機(15)へ信号を送るステ
    ップと、 前記受信機(15)で受信された前記信号の電力レベルを検出するステップと
    、 前記受信機(15)での前記検出された電力レベルに応答して前記第1の送信
    機(20)での電力レベルを調整するステップとを含む、方法。
  9. 【請求項9】 前記信号を送るステップは、前記送信機(20)から前記受
    信機(15)への経路を確立し、前記信号を前記経路で送るステップを含み、前
    記電力レベルを検出するステップは、前記受信機(15)での歪みに関して分析
    を行なうステップを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記送信機(20)での前記電力レベルを調整するステッ
    プは、保護的カットバックレベルを確立するための前記送信機(15)の前記電
    力レベルと、オフフックカットバックレベルを確立するための前記送信機の前記
    電力レベルとのうち少なくとも1つを調整するステップを含む、請求項9に記載
    の方法。
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