JP2003515829A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JP2003515829A JP2003515829A JP2001540716A JP2001540716A JP2003515829A JP 2003515829 A JP2003515829 A JP 2003515829A JP 2001540716 A JP2001540716 A JP 2001540716A JP 2001540716 A JP2001540716 A JP 2001540716A JP 2003515829 A JP2003515829 A JP 2003515829A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T17/00—Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/70—Determining position or orientation of objects or cameras
- G06T7/73—Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
- G06T7/74—Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving reference images or patches
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/80—Analysis of captured images to determine intrinsic or extrinsic camera parameters, i.e. camera calibration
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V10/00—Arrangements for image or video recognition or understanding
- G06V10/20—Image preprocessing
- G06V10/24—Aligning, centring, orientation detection or correction of the image
- G06V10/245—Aligning, centring, orientation detection or correction of the image by locating a pattern; Special marks for positioning
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Computer Graphics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
(57)【要約】
画像処理システムにおいて、被写体オブジェクト(400)が、写真マット(34)又は3次元オブジェクト(2500)の形態を有する校正オブジェクト上に配置される。校正オブジェクトは、複数の特徴から構成されるパターンを有し、任意のクラスタの特徴が、特徴の位置、結合性、形状、大きさ及び/又は色に基づく少なくとも2つの異なる関係を満たすように、これらの特徴の少なくとも一部が、クラスタにグループ化される。各々被写体オブジェクト(400)及び校正オブジェクトの少なくとも一部を示す画像(420から426)が、様々に異なる位置及び向きから記録される。画像データは処理され、画像が記録された位置及び向きが計算される。画像に対するデータを処理する際に、校正オブジェクト上の特徴を表す特徴は、被写体オブジェクト(400)上の特徴を表す特徴と区別され、各特徴は、校正オブジェクト上の一意的な特徴としてラベル付けされる。これは、クラスタ及びその中の特徴間の関係を使用して処理を実行することによって行なわれる。
Description
【0001】
本発明は、オブジェクトの画像の記録及び画像が記録された位置及び向きを決
定するための画像データの処理に関する。更に特定すれば、本発明は、オブジェ
クトと共に撮影するためのパターンを規定された校正オブジェクトと、画像にお
ける校正オブジェクトのパターンに基づいて撮影位置及び向きを決定するための
画像データのコンピュータ処理とに関する。
定するための画像データの処理に関する。更に特定すれば、本発明は、オブジェ
クトと共に撮影するためのパターンを規定された校正オブジェクトと、画像にお
ける校正オブジェクトのパターンに基づいて撮影位置及び向きを決定するための
画像データのコンピュータ処理とに関する。
【0002】
幾つかの適用例では、撮影装置の画像記録位置及び向きを知ることが必要であ
る。このような適用例では、オブジェクトの画像からその3次元コンピュータモ
デルを生成することが含まれる。
る。このような適用例では、オブジェクトの画像からその3次元コンピュータモ
デルを生成することが含まれる。
【0003】
この情報を提供するための1つの既知の方法では、オブジェクトの画像が記録
された後にその位置及び向きが計算される。これは、画像を処理し、様々な画像
中のオブジェクト上の特徴を照合し、画像中の整合する特徴の各位置によって各
画像の位置及び向きを計算することによって行なわれる。しかし、この方法では
、計算された位置及び向きの正確さは、画像中で特徴が正確に照合されることに
大きく依存するという問題がある。オブジェクトが相互に区別できない複数の特
徴を有する場合などには、正確な照合を達成することが不可能なことが多い。
された後にその位置及び向きが計算される。これは、画像を処理し、様々な画像
中のオブジェクト上の特徴を照合し、画像中の整合する特徴の各位置によって各
画像の位置及び向きを計算することによって行なわれる。しかし、この方法では
、計算された位置及び向きの正確さは、画像中で特徴が正確に照合されることに
大きく依存するという問題がある。オブジェクトが相互に区別できない複数の特
徴を有する場合などには、正確な照合を達成することが不可能なことが多い。
【0004】
別の方法では、画像が記録される位置及び向きは、オブジェクトの画像が実際
に記録される前に決定される。
に記録される前に決定される。
【0005】
例えば、ある既知の方法では、複数台のカメラが三脚上の固定且つ既知の位置
及び向きで保持される。高精度の位置及び向きのデータが得られるが、この方法
は費用が高く、融通性に欠ける。校正済の三脚と共に2台以上のカメラが必要で
あり、オブジェクトの大きさ及び性質によってユーザが自由に撮影位置を選択す
ることができない。
及び向きで保持される。高精度の位置及び向きのデータが得られるが、この方法
は費用が高く、融通性に欠ける。校正済の三脚と共に2台以上のカメラが必要で
あり、オブジェクトの大きさ及び性質によってユーザが自由に撮影位置を選択す
ることができない。
【0006】
上述のシステムにおける融通性の欠如の問題に対処するために、例えば、ワイ
ル(Wiles)及びデイビソン(Davison)の「マルチカメラシステムによる構成と
3次元モデリング(Calibrating and 3D Modelling with a Multi-Camera Syste
m)」(1999 IEEE Workshop on Multi-View Modelling and Analysis of Visual
Scenes、ISBN 0769501109)にあるように、所望且つ固定の位置及び向き(三脚
上など)に複数台のカメラを配置することが知られている。続いて、特徴が既知
の構成で配置された校正オブジェクトの画像が記録され、各カメラからの画像が
処理されて校正オブジェクト上の特徴の画像中の位置に基づいてカメラの位置及
び向きが計算される。校正オブジェクトは撮影対象の実際のオブジェクトと置き
換えられる。このようにすれば、位置及び向きを計算するときに、校正オブジェ
クト上の特徴と実際のオブジェクト上の特徴とを混同することがない。
ル(Wiles)及びデイビソン(Davison)の「マルチカメラシステムによる構成と
3次元モデリング(Calibrating and 3D Modelling with a Multi-Camera Syste
m)」(1999 IEEE Workshop on Multi-View Modelling and Analysis of Visual
Scenes、ISBN 0769501109)にあるように、所望且つ固定の位置及び向き(三脚
上など)に複数台のカメラを配置することが知られている。続いて、特徴が既知
の構成で配置された校正オブジェクトの画像が記録され、各カメラからの画像が
処理されて校正オブジェクト上の特徴の画像中の位置に基づいてカメラの位置及
び向きが計算される。校正オブジェクトは撮影対象の実際のオブジェクトと置き
換えられる。このようにすれば、位置及び向きを計算するときに、校正オブジェ
クト上の特徴と実際のオブジェクト上の特徴とを混同することがない。
【0007】
固定位置にカメラを配置し、校正オブジェクトの画像を記録し、実際のオブジ
ェクトの画像を記録し、校正オブジェクトの画像を処理してカメラの位置及び向
きを決定することで、1台のカメラの場合でも同じ方法を使用することができる
。この処理は、カメラの新規の所望位置及び向きごとに繰り返される。
ェクトの画像を記録し、校正オブジェクトの画像を処理してカメラの位置及び向
きを決定することで、1台のカメラの場合でも同じ方法を使用することができる
。この処理は、カメラの新規の所望位置及び向きごとに繰り返される。
【0008】
しかし、この方法では、カメラの各位置及び向きに対して少なくとも2つの画
像(校正オブジェクトの画像及び実際のオブジェクトの画像)を記録しなければ
ならず、カメラはこれらの画像を記録するために固定しなければならない。
像(校正オブジェクトの画像及び実際のオブジェクトの画像)を記録しなければ
ならず、カメラはこれらの画像を記録するために固定しなければならない。
【0009】
この問題に対処する1つの方法は、校正オブジェクトと実際のオブジェクトの
双方を示す所望の記録位置及び向きごとに単一の画像を記録し、画像を処理して
校正オブジェクト上の特徴を表現する特徴を実際のオブジェクト上の特徴を表現
する特徴と区別し、校正オブジェクト上の特徴を表現する特徴を使用して画像が
記録された位置及び向きを計算することである。
双方を示す所望の記録位置及び向きごとに単一の画像を記録し、画像を処理して
校正オブジェクト上の特徴を表現する特徴を実際のオブジェクト上の特徴を表現
する特徴と区別し、校正オブジェクト上の特徴を表現する特徴を使用して画像が
記録された位置及び向きを計算することである。
【0010】
ニエム(Niem)の「移動カメラを用いた3次元物体の自動再構成(Automatic
Reconstruction of 3D Objects Using A Mobile Camera)」(Image and Vision
Computer 17(1999年)、125〜134ページ)は、オブジェクトの画像
及びこのオブジェクトの下方に配置された校正パターンにおける同時取得を開示
している。校正パターンは回転対称であり、各象限で複数の同心円を大きさがわ
かっている半径方向線分及び位置マーカで結ぶことにより形成される。校正パタ
ーン上の校正点の画像中の位置を決定するために、まず、校正パターンは、画像
中のオブジェクト及び背景から分離され、次に、抽出された校正パターンが処理
されて校正点が見出される。すなわち、抽出された校正パターンは、投射された
半径方向線分と2つの楕円(校正パターン中の円に起因)との交点の画像中の位
置を分析的に計算するために処理される。しかし、この方法にも多くの問題点が
ある。特に、処理はコンピュータの面から見て、高コストであり及び/又は時間
がかかる。オブジェクトに関連する画像データを校正パターンに関連する画像デ
ータから分離し、線分及び2つの楕円(画像中では同心円にならない)のパラメ
ータを算定する必要がある。更に、後続の方法では、各楕円の120°の円弧が
画像で見える必要があり、少なくとも1つの位置マーカ及び2つの隣接する線分
が検出されなければならない。
Reconstruction of 3D Objects Using A Mobile Camera)」(Image and Vision
Computer 17(1999年)、125〜134ページ)は、オブジェクトの画像
及びこのオブジェクトの下方に配置された校正パターンにおける同時取得を開示
している。校正パターンは回転対称であり、各象限で複数の同心円を大きさがわ
かっている半径方向線分及び位置マーカで結ぶことにより形成される。校正パタ
ーン上の校正点の画像中の位置を決定するために、まず、校正パターンは、画像
中のオブジェクト及び背景から分離され、次に、抽出された校正パターンが処理
されて校正点が見出される。すなわち、抽出された校正パターンは、投射された
半径方向線分と2つの楕円(校正パターン中の円に起因)との交点の画像中の位
置を分析的に計算するために処理される。しかし、この方法にも多くの問題点が
ある。特に、処理はコンピュータの面から見て、高コストであり及び/又は時間
がかかる。オブジェクトに関連する画像データを校正パターンに関連する画像デ
ータから分離し、線分及び2つの楕円(画像中では同心円にならない)のパラメ
ータを算定する必要がある。更に、後続の方法では、各楕円の120°の円弧が
画像で見える必要があり、少なくとも1つの位置マーカ及び2つの隣接する線分
が検出されなければならない。
【0011】
ゴートラ(Gortler)他の「ルミグラフ(The Lumigraph)」(Computer Graph
ics Proceedings, Annual Conference Series、1996年、ACM-0-89791-746-4
/96/008)は、校正台上に所望のオブジェクトの画像を記録することによって、
カメラのポーズ(厳密な回転及び並進)を算定する方法を開示している。校正台
は、直角をなすように取り付けられた2つの壁部と、この壁部から取外し可能で
あり、90°のインクリメントで回転させることができる基部とを有する。各々
幾つかの同心リングから成るマーカは、台の側面及び基部に沿って配置される。
ポーズの算定のために画像中にマーカを配置するには、画像を処理して類似の重
心を有する相互に結合された構成要素を識別する。各マーカにおける各半径の比
を使用することで、マーカは一意的に識別される。しかし、この方法にも多くの
問題点がある。特に、マーカの識別では円の半径を計算する必要があり、この計
算は、特に、カメラポーズが傾斜している場合には不正確になる可能性があり、
その結果、マーカの誤認が生じる恐れがある。更に、各マーカを構成するのに複
数の円を使用するため、マーカは大きくする必要がある。このため、オブジェク
トにより少なくともマーカの一部が隠蔽される可能性が高くなり、マーカの識別
を妨害することになる。また、上述の「移動カメラを用いた3次元物体の自動再
構成(Automatic Reconstruction of 3D Objects Using A Mobile Camera)」で
示したように、透視投影により各円は画像中に同心を有しないので、各マーカは
カメラポーズを計算するのに1点(同心円の中心)しか提供せず、また、画像中
でのこの点の位置が決定される際の正確さは制限される。従って、計算されたカ
メラポーズの正確さは低下することになる。
ics Proceedings, Annual Conference Series、1996年、ACM-0-89791-746-4
/96/008)は、校正台上に所望のオブジェクトの画像を記録することによって、
カメラのポーズ(厳密な回転及び並進)を算定する方法を開示している。校正台
は、直角をなすように取り付けられた2つの壁部と、この壁部から取外し可能で
あり、90°のインクリメントで回転させることができる基部とを有する。各々
幾つかの同心リングから成るマーカは、台の側面及び基部に沿って配置される。
ポーズの算定のために画像中にマーカを配置するには、画像を処理して類似の重
心を有する相互に結合された構成要素を識別する。各マーカにおける各半径の比
を使用することで、マーカは一意的に識別される。しかし、この方法にも多くの
問題点がある。特に、マーカの識別では円の半径を計算する必要があり、この計
算は、特に、カメラポーズが傾斜している場合には不正確になる可能性があり、
その結果、マーカの誤認が生じる恐れがある。更に、各マーカを構成するのに複
数の円を使用するため、マーカは大きくする必要がある。このため、オブジェク
トにより少なくともマーカの一部が隠蔽される可能性が高くなり、マーカの識別
を妨害することになる。また、上述の「移動カメラを用いた3次元物体の自動再
構成(Automatic Reconstruction of 3D Objects Using A Mobile Camera)」で
示したように、透視投影により各円は画像中に同心を有しないので、各マーカは
カメラポーズを計算するのに1点(同心円の中心)しか提供せず、また、画像中
でのこの点の位置が決定される際の正確さは制限される。従って、計算されたカ
メラポーズの正確さは低下することになる。
【0012】
特開平第9−170914号は、面の校正オブジェクトと共にオブジェクトを
撮影することによって、撮影パラメータを計算し、オブジェクトの3Dコンピュ
ータモデルを生成する方法を開示している。この校正オブジェクトは、各々の対
応するドットが一意のものであるように各ドットが異なる色相/輝度の組み合わ
せを有する着色ドットのパターンを有する。各ドット間の位置関係はわかってお
り、オブジェクト及び校正オブジェクトを示す画像中の各ドットを識別すること
によって、画像用の撮影パラメータが計算され、オブジェクトの3Dコンピュー
タモデルが生成される。しかし、この方法でも、多くの問題点がある。特に、ド
ット数が多く、各ドット間の色相/輝度の差異が小さいため、画像中の校正オブ
ジェクト上の各ドットを識別するのは困難である。更に、モデリング対象のオブ
ジェクト上の各特徴は校正オブジェクト上の各点と同じ色相/輝度特性を有する
ので、画像中の特定の特徴が校正オブジェクト上のドットであるのか、あるいは
、モデリング対象のオブジェクト上の特徴であるのかの決定が不可能であること
が多い。
撮影することによって、撮影パラメータを計算し、オブジェクトの3Dコンピュ
ータモデルを生成する方法を開示している。この校正オブジェクトは、各々の対
応するドットが一意のものであるように各ドットが異なる色相/輝度の組み合わ
せを有する着色ドットのパターンを有する。各ドット間の位置関係はわかってお
り、オブジェクト及び校正オブジェクトを示す画像中の各ドットを識別すること
によって、画像用の撮影パラメータが計算され、オブジェクトの3Dコンピュー
タモデルが生成される。しかし、この方法でも、多くの問題点がある。特に、ド
ット数が多く、各ドット間の色相/輝度の差異が小さいため、画像中の校正オブ
ジェクト上の各ドットを識別するのは困難である。更に、モデリング対象のオブ
ジェクト上の各特徴は校正オブジェクト上の各点と同じ色相/輝度特性を有する
ので、画像中の特定の特徴が校正オブジェクト上のドットであるのか、あるいは
、モデリング対象のオブジェクト上の特徴であるのかの決定が不可能であること
が多い。
【0013】
本発明は、上述の問題の1つ以上に対処することを目的とする。
【0014】
本発明によると、被写体オブジェクトが校正オブジェクトと同時に撮影され、
各画像が処理されて記録された位置及び向きが決定される画像処理システム又は
方法が提供される。校正オブジェクトは、複数の特徴から構成されるパターンを
有し、特徴の少なくとも一部は、クラスタの各特徴が少なくとも2つの関係を満
たすように複数のクラスタにグループ化される。画像に対するデータを処理する
際に、校正オブジェクト上の特徴を表現する画像中の特徴は、クラスタの特徴間
の様々に異なる関係を使用して、被写体オブジェクト上の特徴を表現する画像中
の特徴と区別される。
各画像が処理されて記録された位置及び向きが決定される画像処理システム又は
方法が提供される。校正オブジェクトは、複数の特徴から構成されるパターンを
有し、特徴の少なくとも一部は、クラスタの各特徴が少なくとも2つの関係を満
たすように複数のクラスタにグループ化される。画像に対するデータを処理する
際に、校正オブジェクト上の特徴を表現する画像中の特徴は、クラスタの特徴間
の様々に異なる関係を使用して、被写体オブジェクト上の特徴を表現する画像中
の特徴と区別される。
【0015】
これらの要素により、画像中の校正のパターン特徴の検出を確実に行なうこと
ができ、各画像の位置及び向きを正確に計算することができる。確実性が生じる
のは、特徴のクラスタ化を使用して校正オブジェクト上の特徴を表現する画像中
の特徴をその他の特徴と区別することができるからである。
ができ、各画像の位置及び向きを正確に計算することができる。確実性が生じる
のは、特徴のクラスタ化を使用して校正オブジェクト上の特徴を表現する画像中
の特徴をその他の特徴と区別することができるからである。
【0016】
各特徴は、構成オブジェクト上の各位置を定義しても良く、画像中の各特徴と
校正オブジェクトとの1対1の対応が定義されても良い。これにより、撮影位置
及び向きを計算するための多数の対応が提供され、正確さが向上する。
校正オブジェクトとの1対1の対応が定義されても良い。これにより、撮影位置
及び向きを計算するための多数の対応が提供され、正確さが向上する。
【0017】
画像中の検出を容易にするために、校正オブジェクト上の特徴の一部は、視覚
的にほぼ同一であっても良い。
的にほぼ同一であっても良い。
【0018】
画像中の特徴と校正オブジェクト上の特徴との1対1の対応が任意に割り当て
られて検査されても良く、これらのステップは、正確な対応を決定するために複
数回の同調を繰り返した。あるいは、校正オブジェクトは、特徴の一部及び/又
はクラスタの一部がその他のものから視覚的に区別可能であるように構成されて
も良く、1対1の対応は、画像中の識別可能な特徴/クラスタの検出に続く計算
により割り当てられても良い。
られて検査されても良く、これらのステップは、正確な対応を決定するために複
数回の同調を繰り返した。あるいは、校正オブジェクトは、特徴の一部及び/又
はクラスタの一部がその他のものから視覚的に区別可能であるように構成されて
も良く、1対1の対応は、画像中の識別可能な特徴/クラスタの検出に続く計算
により割り当てられても良い。
【0019】
画像が処理されるとき、画像中の特徴を各々同じ所定の数の特徴を有する複数
のクラスタにグループ化するために処理が行なわれても良い。
のクラスタにグループ化するために処理が行なわれても良い。
【0020】
校正オブジェクト上のパターンは、少なくとも一部のクラスタが線上に配置さ
れた所定の数の特徴から成るように設けられても良く、この関係を使用して画像
中のどの特徴が、画像中の検出された特徴を関係を満たす複数のクラスタにグル
ープ化することによって校正オブジェクト上の特徴を表現するのかを仮定しても
良い。仮定されたクラスタは、例えば、特徴が直線上に等間隔に離間して配置さ
れている等の第2の関係を満たす特徴をどのクラスタが含むかを決定するために
検査されても良い。このようにして、校正オブジェクト上のクラスタに対応する
画像中のクラスタは、その他のクラスタ(例えば、被写体オブジェクト上の特徴
のクラスタなど)と区別することができる。従って、特徴の位置に基づく2つの
関係がこの処理で使用される。すなわち、同種の2つの関係が使用される。
れた所定の数の特徴から成るように設けられても良く、この関係を使用して画像
中のどの特徴が、画像中の検出された特徴を関係を満たす複数のクラスタにグル
ープ化することによって校正オブジェクト上の特徴を表現するのかを仮定しても
良い。仮定されたクラスタは、例えば、特徴が直線上に等間隔に離間して配置さ
れている等の第2の関係を満たす特徴をどのクラスタが含むかを決定するために
検査されても良い。このようにして、校正オブジェクト上のクラスタに対応する
画像中のクラスタは、その他のクラスタ(例えば、被写体オブジェクト上の特徴
のクラスタなど)と区別することができる。従って、特徴の位置に基づく2つの
関係がこの処理で使用される。すなわち、同種の2つの関係が使用される。
【0021】
しかし、異なる種類の関係が使用されても良い。例えば、少なくともクラスタ
の一部が、あるクラスタの任意の2つの特徴間の距離がそのあるクラスタの特徴
と別のクラスタの特徴との間の距離よりも短いという第1の関係(すなわち、位
置的関係)とあるクラスタの各特徴の大きさがほぼ同じであるという第2の関係
(すなわち、大きさの関係)とを提供するように構成された所定の数の特徴から
成るように、校正オブジェクトは設けられても良い。第1の関係に基づく画像中
の特徴のクラスタを生成するための処理が、クラスタを形成する画像中の特徴の
所定の数を画像中で検出される各特徴に対して決定することによって行なわれて
も良い。クラスタ中の各対の特徴間の各距離の合計は、ある特徴と所定の数のそ
の他の特徴とから成るクラスタ中の各対の特徴間の各距離の合計より短い。
の一部が、あるクラスタの任意の2つの特徴間の距離がそのあるクラスタの特徴
と別のクラスタの特徴との間の距離よりも短いという第1の関係(すなわち、位
置的関係)とあるクラスタの各特徴の大きさがほぼ同じであるという第2の関係
(すなわち、大きさの関係)とを提供するように構成された所定の数の特徴から
成るように、校正オブジェクトは設けられても良い。第1の関係に基づく画像中
の特徴のクラスタを生成するための処理が、クラスタを形成する画像中の特徴の
所定の数を画像中で検出される各特徴に対して決定することによって行なわれて
も良い。クラスタ中の各対の特徴間の各距離の合計は、ある特徴と所定の数のそ
の他の特徴とから成るクラスタ中の各対の特徴間の各距離の合計より短い。
【0022】
また、本発明は、校正オブジェクト及び被写体オブジェクトの画像データが処
理されて画像の撮影パラメータが決定される画像処理装置又は方法を提供する。
校正オブジェクトは、特徴の複数のパターンを有し、各パターン中の特徴は、少
なくとも2つの検出可能な特性により関連付けられている。画像データは処理さ
れて、双方の特性を満たす特徴を有するパターンが検出される。それにより、校
正オブジェクトの特徴を画像中のその他の特徴と確実に区別することができる。
理されて画像の撮影パラメータが決定される画像処理装置又は方法を提供する。
校正オブジェクトは、特徴の複数のパターンを有し、各パターン中の特徴は、少
なくとも2つの検出可能な特性により関連付けられている。画像データは処理さ
れて、双方の特性を満たす特徴を有するパターンが検出される。それにより、校
正オブジェクトの特徴を画像中のその他の特徴と確実に区別することができる。
【0023】
校正オブジェクトは、2次元の写真マットの形態をとっても、あるいは、立方
体などの3次元のオブジェクトであっても良い。
体などの3次元のオブジェクトであっても良い。
【0024】
また、本発明は、システム内で使用するための校正オブジェクトとそのシステ
ムで使用するための画像データ処理装置及び方法とを提供する。
ムで使用するための画像データ処理装置及び方法とを提供する。
【0025】
更に、本発明は、校正オブジェクトに対するパターンを生成するようにプリン
タ又は表示装置を制御するための信号を発生する装置又は方法を提供する。
タ又は表示装置を制御するための信号を発生する装置又は方法を提供する。
【0026】
また、本発明は、プログラム可能な処理装置をシステム内で使用されるように
構成させるための命令から構成されるコンピュータプログラム製品を提供する。
構成させるための命令から構成されるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0027】
次に、添付の図面を参照して、単なる一例としての本発明の実施例を説明する
。
。
【0028】
第1実施例
図1を参照すると、本発明の一実施例は、従来の通りに1つ以上のプロセッサ
と、複数のメモリと、グラフィックスカードなどを含むパーソナルコンピュータ
のような処理装置2と、従来通りのパーソナルコンピュータモニタのような表示
装置4と、キーボード、マウスなどのユーザ入力装置6と、プリンタ8と、ワコ
ム(WACOM)製造のPL400などの、制御可能画素を有するフラットパネルから構成
される表示パネル10とを具備する。
と、複数のメモリと、グラフィックスカードなどを含むパーソナルコンピュータ
のような処理装置2と、従来通りのパーソナルコンピュータモニタのような表示
装置4と、キーボード、マウスなどのユーザ入力装置6と、プリンタ8と、ワコ
ム(WACOM)製造のPL400などの、制御可能画素を有するフラットパネルから構成
される表示パネル10とを具備する。
【0029】
処理装置2は、例えば、ディスク12などのデータ記憶媒体に格納されたデー
タとして及び/又は遠隔データベース等からインターネットなどの通信ネットワ
ーク(図示せず)を介する送信、あるいは大気中を通過する送信により処理装置
2に入力され且つ/又はキーボードなどのユーザ入力装置6を介してユーザによ
り入力される信号14として入力されるプログラミング命令に従って動作するよ
うにプログラムされている。処理装置2に対するプログラミング命令は、コンパ
イル済のコンピュータ実行可能コードとして提供されても良く、あるいは、コン
パイル済形式への変換のための形式(ソースコードなど)で提供されても良い。
タとして及び/又は遠隔データベース等からインターネットなどの通信ネットワ
ーク(図示せず)を介する送信、あるいは大気中を通過する送信により処理装置
2に入力され且つ/又はキーボードなどのユーザ入力装置6を介してユーザによ
り入力される信号14として入力されるプログラミング命令に従って動作するよ
うにプログラムされている。処理装置2に対するプログラミング命令は、コンパ
イル済のコンピュータ実行可能コードとして提供されても良く、あるいは、コン
パイル済形式への変換のための形式(ソースコードなど)で提供されても良い。
【0030】
以下により詳細に説明するが、それらのプログラミング命令は、様々に異なる
位置及び向きで記録された被写体オブジェクトと及び特徴の特別な校正パターン
を有する校正オブジェクトとの複数の画像を定義する入力データを処理するよう
に処理装置2を構成させるための命令である。入力データが処理されると、画像
中の校正パターンの各特徴の位置及び向きを検出し且つ使用することによって、
入力画像が記録された位置及び向きを定義するデータが生成されると共に、計算
された位置及び向きを使用して被写体オブジェクトの3次元コンピュータモデル
を定義するデータが生成される。この実施例では、校正オブジェクトは2次元写
真マットの形態を有する。
位置及び向きで記録された被写体オブジェクトと及び特徴の特別な校正パターン
を有する校正オブジェクトとの複数の画像を定義する入力データを処理するよう
に処理装置2を構成させるための命令である。入力データが処理されると、画像
中の校正パターンの各特徴の位置及び向きを検出し且つ使用することによって、
入力画像が記録された位置及び向きを定義するデータが生成されると共に、計算
された位置及び向きを使用して被写体オブジェクトの3次元コンピュータモデル
を定義するデータが生成される。この実施例では、校正オブジェクトは2次元写
真マットの形態を有する。
【0031】
処理装置2は、プログラミング命令によりプログラミングされたとき、処理動
作を実行するためのいくつかの機能ユニットとして構成されたと考えることがで
きる。そのような機能ユニットの例及びそれらの相互接続関係を図1に示す。し
かし、図1に示すユニット及び相互接続は概念上のものであり、理解を助けると
いう目的のために示されているにすぎない。従って、それらは、処理装置2のプ
ロセッサ、メモリなどが構成されるユニットや接続を必ずしも表してはいない。
作を実行するためのいくつかの機能ユニットとして構成されたと考えることがで
きる。そのような機能ユニットの例及びそれらの相互接続関係を図1に示す。し
かし、図1に示すユニット及び相互接続は概念上のものであり、理解を助けると
いう目的のために示されているにすぎない。従って、それらは、処理装置2のプ
ロセッサ、メモリなどが構成されるユニットや接続を必ずしも表してはいない。
【0032】
図1に示す機能ユニットを説明すると、中央制御装置20はユーザ入力装置6
からの入力を処理すると共に、その他の機能ユニットの制御及び処理を実行する
。メモリ24は、中央制御装置20及びその他の機能ユニットにより使用される
べく設けられている。
からの入力を処理すると共に、その他の機能ユニットの制御及び処理を実行する
。メモリ24は、中央制御装置20及びその他の機能ユニットにより使用される
べく設けられている。
【0033】
マット発生器30は、紙などの記録媒体上に校正パターンを印刷して写真マッ
ト34を形成するため、あるいは、表示パネル10に校正パターンを表示して写
真マット34を形成するために制御プリンタ8又は表示パネル10を制御する制
御信号を発生する。以下に更に詳細に説明するが、写真マットは特徴の校正パタ
ーン(少なくとも特徴の一部は複数のクラスタへとグループ化される)を有し、
3次元コンピュータモデルを生成すべきオブジェクトは印刷済み写真マット34
又は写真マットが表示されている表示パネル10の上に配置される。その後、オ
ブジェクト及び写真マットの画像を記録して、処理装置2に入力する。マット発
生器30は、処理装置2が入力画像記録時の位置及び向きを計算する際に使用す
るための、写真マット上に印刷又は表示された特徴の校正パターンを定義するデ
ータを格納している。すなわち、マット発生器30は、特徴の校正パターンを定
義するデータと共に、特徴パターンに対する座標系(実際には写真マットの基準
位置及び基準向きを定義する)を格納しており、処理装置2は入力画像が記録さ
れたときの位置及び向きを定義済み座標系において(従って、基準位置及び基準
向きに対して)計算する。
ト34を形成するため、あるいは、表示パネル10に校正パターンを表示して写
真マット34を形成するために制御プリンタ8又は表示パネル10を制御する制
御信号を発生する。以下に更に詳細に説明するが、写真マットは特徴の校正パタ
ーン(少なくとも特徴の一部は複数のクラスタへとグループ化される)を有し、
3次元コンピュータモデルを生成すべきオブジェクトは印刷済み写真マット34
又は写真マットが表示されている表示パネル10の上に配置される。その後、オ
ブジェクト及び写真マットの画像を記録して、処理装置2に入力する。マット発
生器30は、処理装置2が入力画像記録時の位置及び向きを計算する際に使用す
るための、写真マット上に印刷又は表示された特徴の校正パターンを定義するデ
ータを格納している。すなわち、マット発生器30は、特徴の校正パターンを定
義するデータと共に、特徴パターンに対する座標系(実際には写真マットの基準
位置及び基準向きを定義する)を格納しており、処理装置2は入力画像が記録さ
れたときの位置及び向きを定義済み座標系において(従って、基準位置及び基準
向きに対して)計算する。
【0034】
入力データ記憶装置40は、例えば、ディスク42などの記憶装置に格納され
るデータとして、又は処理装置2へ送信される信号44として、又はユーザ入力
装置6を使用して処理装置2に入力される入力データを格納する。入力データは
、様々に異なる位置及び向きで記録された印刷又は表示された写真マット上の1
つ以上のオブジェクトの複数の画像と、写真マットの背景色又は写真マットの背
景色と同じ色を有する異なるオブジェクトを示すための写真マットの一部と共に
、オブジェクトが撮影された背景を示す入力画像とを定義している。加えて、こ
の実施例では、入力データは、画像を記録したカメラ固有のパラメータ、すなわ
ち、縦横比、焦点距離、主点(光軸が撮影平面と交わる点)、一次半径方向歪み
係数及びスキュー角(画素格子の軸が厳密には直交していないことがありえるた
め、それらの軸が成す角度)を定義するデータも含む。
るデータとして、又は処理装置2へ送信される信号44として、又はユーザ入力
装置6を使用して処理装置2に入力される入力データを格納する。入力データは
、様々に異なる位置及び向きで記録された印刷又は表示された写真マット上の1
つ以上のオブジェクトの複数の画像と、写真マットの背景色又は写真マットの背
景色と同じ色を有する異なるオブジェクトを示すための写真マットの一部と共に
、オブジェクトが撮影された背景を示す入力画像とを定義している。加えて、こ
の実施例では、入力データは、画像を記録したカメラ固有のパラメータ、すなわ
ち、縦横比、焦点距離、主点(光軸が撮影平面と交わる点)、一次半径方向歪み
係数及びスキュー角(画素格子の軸が厳密には直交していないことがありえるた
め、それらの軸が成す角度)を定義するデータも含む。
【0035】
入力画像を定義する入力データは、例えば、画像を記録したデジタルカメラか
ら画素データをダウンロードするか、又はスキャナ(図示せず)を使用して写真
を走査することにより生成されても良い。固有カメラパラメータ定義する入力デ
ータはユーザの側からユーザ入力装置6を使用して入力されても良い。
ら画素データをダウンロードするか、又はスキャナ(図示せず)を使用して写真
を走査することにより生成されても良い。固有カメラパラメータ定義する入力デ
ータはユーザの側からユーザ入力装置6を使用して入力されても良い。
【0036】
特徴検出器50は、オブジェクトを示す入力画像を処理して、写真マット上の
特徴の画像中の位置を検出する。
特徴の画像中の位置を検出する。
【0037】
特徴クラスタラ60は、特徴検出器50により検出された特徴を処理して、写
真マット自体のクラスタを表す特徴のクラスタ群へと各特徴をグループ化する。
真マット自体のクラスタを表す特徴のクラスタ群へと各特徴をグループ化する。
【0038】
特徴識別器70は、マット発生器30により格納され且つ写真マット上の各特
徴の配置を定義する情報を使用して、特徴検出器50により検出され且つ特徴ク
ラスタラ60によりグループ化された各特徴を処理して、画像中の各特徴と写真
マット上の特徴との間の1対1の対応を識別する。
徴の配置を定義する情報を使用して、特徴検出器50により検出され且つ特徴ク
ラスタラ60によりグループ化された各特徴を処理して、画像中の各特徴と写真
マット上の特徴との間の1対1の対応を識別する。
【0039】
カメラ計算器80は、画像中の各特徴と特徴識別器70により生成された写真
マット上の各特徴との対応を使用して、各入力画像が記録されたときのカメラの
位置及び向きを計算する。
マット上の各特徴との対応を使用して、各入力画像が記録されたときのカメラの
位置及び向きを計算する。
【0040】
サーフェスモデラ90は、入力画像を定義するデータと、画像が記録されたと
きの位置及び向きを定義するデータとを処理して、画像中のオブジェクトの実際
の面を表現する3Dコンピュータモデルを定義するデータを生成する。
きの位置及び向きを定義するデータとを処理して、画像中のオブジェクトの実際
の面を表現する3Dコンピュータモデルを定義するデータを生成する。
【0041】
サーフェステクスチャラ100は、サーフェスモデラ90により生成されたサ
ーフェスモデルにレンダリングするために、入力画像データからテクスチャデー
タを生成する。
ーフェスモデルにレンダリングするために、入力画像データからテクスチャデー
タを生成する。
【0042】
ディスプレイプロセッサ110は、中央制御装置20の制御の下に、表示装置
4を介してユーザに対し命令を表示する。更に、中央制御装置20の制御の下に
、ディスプレイプロセッサ110は、サーフェスモデラ90により生成されたサ
ーフェスモデルデータを処理し且つサーフェステクスチャラ100により生成さ
れたテクスチャデータをサーフェスモデル上にレンダリングすることにより、ユ
ーザが選択した視点からオブジェクトの3Dコンピュータモデルの画像を表示す
る。
4を介してユーザに対し命令を表示する。更に、中央制御装置20の制御の下に
、ディスプレイプロセッサ110は、サーフェスモデラ90により生成されたサ
ーフェスモデルデータを処理し且つサーフェステクスチャラ100により生成さ
れたテクスチャデータをサーフェスモデル上にレンダリングすることにより、ユ
ーザが選択した視点からオブジェクトの3Dコンピュータモデルの画像を表示す
る。
【0043】
出力データ記憶装置120は、カメラ計算器80により計算されたカメラの位
置及び向きと、サーフェスモデラ90及びサーフェステクスチャラ100により
生成されたサーフェスモデル及びそのテクスチャデータとを格納する。中央制御
装置20は出力データ記憶装置120からのデータの出力を、例えば、ディスク
122などの記憶装置へのデータ又は信号124として制御する。
置及び向きと、サーフェスモデラ90及びサーフェステクスチャラ100により
生成されたサーフェスモデル及びそのテクスチャデータとを格納する。中央制御
装置20は出力データ記憶装置120からのデータの出力を、例えば、ディスク
122などの記憶装置へのデータ又は信号124として制御する。
【0044】
図2は、写真マットを印刷又は表示するために処理装置2により実行される処
理動作を示し、この写真マット上には3Dコンピュータモデルを生成すべきオブ
ジェクトを配置し、その撮影を行なう。
理動作を示し、この写真マット上には3Dコンピュータモデルを生成すべきオブ
ジェクトを配置し、その撮影を行なう。
【0045】
図2のステップS2において、中央制御装置20は、ディスプレイプロセッサ
110に印刷又は表示すべきマットパターンの直径をユーザが入力することを要
求するメッセージを表示装置4に表示させる。すなわち、この実施例では、写真
マット上の特徴は、オブジェクトが配置される空いた中央領域の周囲に円形に配
置される。従って、ステップS2において、ユーザは写真マット上の空いた領域
の直径を入力することを要求される。この直径は、マット上に配置されるオブジ
ェクトの任意の方向での最大幅よりも大きい。このようにして、オブジェクトが
マット上に配置されるときに見えるように各特徴が位置決めされる写真マットを
印刷又は表示することができる。
110に印刷又は表示すべきマットパターンの直径をユーザが入力することを要
求するメッセージを表示装置4に表示させる。すなわち、この実施例では、写真
マット上の特徴は、オブジェクトが配置される空いた中央領域の周囲に円形に配
置される。従って、ステップS2において、ユーザは写真マット上の空いた領域
の直径を入力することを要求される。この直径は、マット上に配置されるオブジ
ェクトの任意の方向での最大幅よりも大きい。このようにして、オブジェクトが
マット上に配置されるときに見えるように各特徴が位置決めされる写真マットを
印刷又は表示することができる。
【0046】
ステップS4において、ステップS2での要求に応答してユーザが入力した直
径は、例えば、メモリ24に格納される。
径は、例えば、メモリ24に格納される。
【0047】
ステップS6において、マット発生器30は、ユーザが入力した直径を有する
円上にマットの特徴が配置される写真マットを印刷又は表示し、マット上の各特
徴の直径及び位置を定義するデータを後続の処理のために格納しておく。
円上にマットの特徴が配置される写真マットを印刷又は表示し、マット上の各特
徴の直径及び位置を定義するデータを後続の処理のために格納しておく。
【0048】
図3は、この実施例においてステップS6で印刷又は表示されるマットパター
ンを示す。
ンを示す。
【0049】
以下の説明においては、プリント写真マット34を生成するために、パターン
はプリンタ8により記録媒体(この実施例では、シート紙)に印刷されるものと
想定するが、先に述べた通り、表示パネル10にパターンを表示することも可能
であろう。
はプリンタ8により記録媒体(この実施例では、シート紙)に印刷されるものと
想定するが、先に述べた通り、表示パネル10にパターンを表示することも可能
であろう。
【0050】
図3において、パターンは、A4サイズ(ステップS4で格納されるマットの
直径が、パターンをA4用紙に印刷できないほど大きい場合には、A4より大き
いサイズのシート紙を使用しても良い)のシート紙に印刷される。可能であれば
、3Dコンピュータモデルを生成すべきオブジェクト上のいずれかの色と同じに
ならないように、写真マット34が印刷されるシート紙の色を選択する。
直径が、パターンをA4用紙に印刷できないほど大きい場合には、A4より大き
いサイズのシート紙を使用しても良い)のシート紙に印刷される。可能であれば
、3Dコンピュータモデルを生成すべきオブジェクト上のいずれかの色と同じに
ならないように、写真マット34が印刷されるシート紙の色を選択する。
【0051】
パターンは、複数のクラスタ200から222から構成され、そのうちの12
個がこの実施例では示されている。各クラスタ200から222は、ほぼ同じ大
きさの複数の特徴240から334から成る。これらの特徴はこの実施例では円
であり、クラスタの任意の2つの特徴の中心間の距離が、そのクラスタの1つの
特徴と別のクラスタの1つの特徴との間の距離より短くなるように空間的にグル
ープ化されている。相互に対する各特徴の位置は、傾斜したカメラ角度で記録さ
れた入力画像中において「混合」し、単一の特徴に見えるほどには近接していな
い。この実施例では、各クラスタは4つの円から成る。
個がこの実施例では示されている。各クラスタ200から222は、ほぼ同じ大
きさの複数の特徴240から334から成る。これらの特徴はこの実施例では円
であり、クラスタの任意の2つの特徴の中心間の距離が、そのクラスタの1つの
特徴と別のクラスタの1つの特徴との間の距離より短くなるように空間的にグル
ープ化されている。相互に対する各特徴の位置は、傾斜したカメラ角度で記録さ
れた入力画像中において「混合」し、単一の特徴に見えるほどには近接していな
い。この実施例では、各クラスタは4つの円から成る。
【0052】
図面では、内部が白色の黒字の円は、写真マット上では実際には赤色である。
従って、円242、244、266、268、290、292、314及び31
6は赤色の円である。内部まで黒色の円は、写真マット上でも黒色の円を表す。
従って、円242、244、266、268、290、292、314及び31
6は赤色の円である。内部まで黒色の円は、写真マット上でも黒色の円を表す。
【0053】
この実施例では、クラスタ200から222は、ユーザにより入力され、ステ
ップS4(図2)で格納された直径を有する円形に等間隔に離間され、パターン
が印刷されていない中央領域340を包囲している。円の各クラスタは、クラス
タ中の1対の円の中心を通る仮想線(すなわち、写真マット34上に実際には存
在しない線)が、マット上の所定の基準点を通るような向きに定められている。
この基準点は、本実施例では、クラスタが配置されている円の中心352である
。すなわち、クラスタ200を一例として参照すると、円240及び244の中
心を通る線350は、クラスタ200から222が位置する円の中心352を通
る。同様に、クラスタ208において、円274及び278の中心を通る線35
4は、中心352を通る。
ップS4(図2)で格納された直径を有する円形に等間隔に離間され、パターン
が印刷されていない中央領域340を包囲している。円の各クラスタは、クラス
タ中の1対の円の中心を通る仮想線(すなわち、写真マット34上に実際には存
在しない線)が、マット上の所定の基準点を通るような向きに定められている。
この基準点は、本実施例では、クラスタが配置されている円の中心352である
。すなわち、クラスタ200を一例として参照すると、円240及び244の中
心を通る線350は、クラスタ200から222が位置する円の中心352を通
る。同様に、クラスタ208において、円274及び278の中心を通る線35
4は、中心352を通る。
【0054】
ステップS6(図2)で格納されたマットパラメータは、パターンに関連する
座標系と共に、ドット240から334のパターン及びこれらのドットの写真マ
ット34上での位置を定義する。すなわち、この実施例では、原点がクラスタ2
00から222が位置する円の中心にあり、「x」軸及び「y」軸がドット24
0から334の平面上にあり、「x」軸はドット244及び240の中心を通り
(すなわち、「x」軸は線350の方向にある)、「y」軸はドット270及び
266の中心を通り、且つ「z」軸がマットの平面に対して垂直である座標系が
定義される。以下により詳細に説明するが、処理装置2が各入力画像を処理し、
この入力画像が定義された座標系内で記録された位置及び向きが決定される。従
って、各入力画像が記録された位置及び向きは、ステップS6で格納された座標
系により定義される写真マット34の基準位置及び基準向きに対して計算される
。
座標系と共に、ドット240から334のパターン及びこれらのドットの写真マ
ット34上での位置を定義する。すなわち、この実施例では、原点がクラスタ2
00から222が位置する円の中心にあり、「x」軸及び「y」軸がドット24
0から334の平面上にあり、「x」軸はドット244及び240の中心を通り
(すなわち、「x」軸は線350の方向にある)、「y」軸はドット270及び
266の中心を通り、且つ「z」軸がマットの平面に対して垂直である座標系が
定義される。以下により詳細に説明するが、処理装置2が各入力画像を処理し、
この入力画像が定義された座標系内で記録された位置及び向きが決定される。従
って、各入力画像が記録された位置及び向きは、ステップS6で格納された座標
系により定義される写真マット34の基準位置及び基準向きに対して計算される
。
【0055】
図4A及び4Bにおいて、写真マット34は、ほぼ一様な色の表面380上に
配置される。この色は、可能であれば、オブジェクト400のいずれの色とも異
なる色にする。
配置される。この色は、可能であれば、オブジェクト400のいずれの色とも異
なる色にする。
【0056】
3Dコンピュータモデルを生成すべきオブジェクト400が、写真マット34
の中心部340に配置される結果、オブジェクト400はマット上の円240か
ら334から成るクラスタ200から222により包囲される。
の中心部340に配置される結果、オブジェクト400はマット上の円240か
ら334から成るクラスタ200から222により包囲される。
【0057】
オブジェクト400及び写真マット34の画像は、デジタルカメラ410を使
用してオブジェクト400の様々な部分を示すために、様々に異なる位置及び向
きで記録される。この実施例では、カメラ410により記録される画像を定義す
るデータがワイヤ412を介して信号44として処理装置2に入力される。
用してオブジェクト400の様々な部分を示すために、様々に異なる位置及び向
きで記録される。この実施例では、カメラ410により記録される画像を定義す
るデータがワイヤ412を介して信号44として処理装置2に入力される。
【0058】
すなわち、この実施例では、カメラ410の位置は固定されたままであり、オ
ブジェクト400を乗せた写真マット34が表面380上で移動(並進)及び(
例えば、矢印414の方向に)回転され、カメラ410に対して様々に異なる位
置及び向きでオブジェクト400の写真が記録される。表面380上での写真マ
ット34の回転及び並進中、オブジェクト400はマットに対して動かない。
ブジェクト400を乗せた写真マット34が表面380上で移動(並進)及び(
例えば、矢印414の方向に)回転され、カメラ410に対して様々に異なる位
置及び向きでオブジェクト400の写真が記録される。表面380上での写真マ
ット34の回転及び並進中、オブジェクト400はマットに対して動かない。
【0059】
写真マット34上の円のクラスタ200から222を使用して、オブジェクト
400の各部の画像を確実に記録するために写真マット34を回転させる量を決
定することができる。すなわち、写真マット34は、各クラスタがカメラ410
に直面するように回転させても良い。
400の各部の画像を確実に記録するために写真マット34を回転させる量を決
定することができる。すなわち、写真マット34は、各クラスタがカメラ410
に直面するように回転させても良い。
【0060】
要約すると、オブジェクト400及び写真マット34の画像が、カメラ410
に対して様々に異なる位置及び向きで記録され、処理装置2に入力される。
に対して様々に異なる位置及び向きで記録され、処理装置2に入力される。
【0061】
図5Aから5Dは、オブジェクト400及び写真マット34をカメラ410に
対して様々に異なる位置及び向きにした入力画像420から426の各例を示す
。
対して様々に異なる位置及び向きにした入力画像420から426の各例を示す
。
【0062】
この実施例では、オブジェクト400及び写真マット34の画像の記録及び入
力に続いて、更に画像が記録され、処理装置2に入力される。この更なる画像は
、「背景画像」であり、表面380と、写真マット34が印刷された紙と同じ色
を有するオブジェクトとの画像である。このような背景画像は、写真マット34
が記録されたシートと同じ色を有する空白のシート紙を表面380上に配置する
ことによって、あるいは、円のパターンが画像中で見えないように、写真マット
34を表面380上で裏返すことによって記録されても良い。
力に続いて、更に画像が記録され、処理装置2に入力される。この更なる画像は
、「背景画像」であり、表面380と、写真マット34が印刷された紙と同じ色
を有するオブジェクトとの画像である。このような背景画像は、写真マット34
が記録されたシートと同じ色を有する空白のシート紙を表面380上に配置する
ことによって、あるいは、円のパターンが画像中で見えないように、写真マット
34を表面380上で裏返すことによって記録されても良い。
【0063】
図6は、この実施例において、入力データを処理するために処理装置2により
実行される処理動作を示す。
実行される処理動作を示す。
【0064】
図6のステップS10において、中央制御装置20はディスプレイプロセッサ
110に処理用の入力データをユーザが入力することを要求するメッセージを表
示装置4に表示させる。
110に処理用の入力データをユーザが入力することを要求するメッセージを表
示装置4に表示させる。
【0065】
ステップS12において、ステップS10での要求に応答してユーザが入力し
たデータが、入力データ記憶装置40に格納される。具体的には、この実施例で
は、入力データは、カメラ410に対して様々に異なる位置及び向きで記録され
たオブジェクト400及びマット34の画像を定義する画像データと、入力画像
を記録するために写真マット34が配置された表面380と写真マット34のパ
ターンが記録された記録材料と同じ色を有するオブジェクトとを共に示す「背景
」画像と、入力画像を記録したカメラ410の固有パラメータ、すなわち、縦横
比、焦点距離、主点(光軸が撮影平面と交わる点)、1次半径方向歪み係数及び
スキュー角(画素格子の軸が成す角度)を定義するデータとから構成されている
。
たデータが、入力データ記憶装置40に格納される。具体的には、この実施例で
は、入力データは、カメラ410に対して様々に異なる位置及び向きで記録され
たオブジェクト400及びマット34の画像を定義する画像データと、入力画像
を記録するために写真マット34が配置された表面380と写真マット34のパ
ターンが記録された記録材料と同じ色を有するオブジェクトとを共に示す「背景
」画像と、入力画像を記録したカメラ410の固有パラメータ、すなわち、縦横
比、焦点距離、主点(光軸が撮影平面と交わる点)、1次半径方向歪み係数及び
スキュー角(画素格子の軸が成す角度)を定義するデータとから構成されている
。
【0066】
ステップS14において、ステップS12で格納された入力データが処理装置
2によって処理され、入力画像ごとに写真マット34(及びオブジェクト400
)に対するカメラ410の位置及び向きが決定される。
2によって処理され、入力画像ごとに写真マット34(及びオブジェクト400
)に対するカメラ410の位置及び向きが決定される。
【0067】
図7は、ステップS14で処理装置2により実行される処理動作を示す。
【0068】
図7のステップS30において、処理装置2はステップS12で格納された写
真マット34及びオブジェクト400を示す次の入力画像(ステップS30が初
めて実行される場合、これは最初の入力画像である)に対するデータを読み取る
。
真マット34及びオブジェクト400を示す次の入力画像(ステップS30が初
めて実行される場合、これは最初の入力画像である)に対するデータを読み取る
。
【0069】
ステップS32において、特徴検出器50は、ステップS30で読み取られた
画像データを処理し、写真マット34上のパターンを構成する特徴(すなわち、
この実施例では円240から334)を表す画素を画像中で見出す。
画像データを処理し、写真マット34上のパターンを構成する特徴(すなわち、
この実施例では円240から334)を表す画素を画像中で見出す。
【0070】
図8は、ステップS32で特徴検出器50により実行される処理動作を示す。
【0071】
図8のステップS50において、特徴検出器50は画像データを処理し、入力
画像に対応する二値画像を生成する。写真マット34上の特徴の色に対応する色
(すなわち、この実施例では黒色又は赤色)を有する入力画像中の各画素は1に
設定され、別の色を有する画素は0に設定される。
画像に対応する二値画像を生成する。写真マット34上の特徴の色に対応する色
(すなわち、この実施例では黒色又は赤色)を有する入力画像中の各画素は1に
設定され、別の色を有する画素は0に設定される。
【0072】
具体的には、この実施例では、特徴検出器50は入力画像中の各画素に対して
緑色値G及び青色値B(この実施例では、各々0から255の値を有する)を読
み取り、以下に示すように画素値を1又は0に設定する。
緑色値G及び青色値B(この実施例では、各々0から255の値を有する)を読
み取り、以下に示すように画素値を1又は0に設定する。
【0073】
If G < 128 and B < 128 set pixel value to 1
else set pixel value to 0 ・・・・(1)
このように処理を実行することによって、特徴検出器50は、1の値を有する
各画素が入力画像中の赤色又は黒色の特徴を表す二値画像を生成する。
各画素が入力画像中の赤色又は黒色の特徴を表す二値画像を生成する。
【0074】
ステップS52において、特徴検出器50は、ステップS50で生成された二
値画像データを処理し、空間的に孤立しており且つ値1を有する画素のグループ
を識別するように、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成さ
れるグループを見出す。この実施例において、特徴検出器50は、R.J.シュ
カルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff,John Wiley and Sons)
の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and
Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、276ページ)に記載されているよ
うな従来の方法で処理を実行する。
値画像データを処理し、空間的に孤立しており且つ値1を有する画素のグループ
を識別するように、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成さ
れるグループを見出す。この実施例において、特徴検出器50は、R.J.シュ
カルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff,John Wiley and Sons)
の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and
Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、276ページ)に記載されているよ
うな従来の方法で処理を実行する。
【0075】
ステップS54において、特徴検出器50は、ステップS52で見出された閾
値より少ない数の画素を含む各グループを放棄する。この実施例では、閾値は2
5画素である。このように、写真マット34上の特徴を表すには少なすぎる画素
と、ステップS50で二値画像が生成されたときに誤って1に設定された画素と
のグループは、以降の処理から除外される。
値より少ない数の画素を含む各グループを放棄する。この実施例では、閾値は2
5画素である。このように、写真マット34上の特徴を表すには少なすぎる画素
と、ステップS50で二値画像が生成されたときに誤って1に設定された画素と
のグループは、以降の処理から除外される。
【0076】
ステップS56において、特徴検出器50は、ステップS54が実行され、各
グループの画素数を定義するデータが格納された後も残存する画素のグループを
処理する。
グループの画素数を定義するデータが格納された後も残存する画素のグループを
処理する。
【0077】
ステップS58において、特徴検出器50は、ステップS54が実行された後
も残存する画素の各グループにより定義された二値画像中の一意的な点位置をそ
れぞれ計算し、これを格納する。この実施例では、写真マット34上の各特徴は
、円240から334であり、各特徴に対する一意的な点位置は、円の中心であ
る。従って、ステップS58において、特徴検出器50は、画素の各グループの
中心を計算し、これを格納する。ステップS58での画素の各グループの中心の
計算は、画素のグループの重心を従来通りに決定することによって行なわれる。
も残存する画素の各グループにより定義された二値画像中の一意的な点位置をそ
れぞれ計算し、これを格納する。この実施例では、写真マット34上の各特徴は
、円240から334であり、各特徴に対する一意的な点位置は、円の中心であ
る。従って、ステップS58において、特徴検出器50は、画素の各グループの
中心を計算し、これを格納する。ステップS58での画素の各グループの中心の
計算は、画素のグループの重心を従来通りに決定することによって行なわれる。
【0078】
ステップS60において、二値画像中の画素の各グループに対して、特徴検出
器50は、ステップS58で計算されたグループに対する一意的な点位置に最も
近接する元の入力画像中の画素の色を決定し、これを格納する。具体的には、特
徴検出器50は、元の入力画像(すなわち、処理されてステップS50の二値画
像を生成する入力画像)中の画素のR値、G値及びB値から従来通りに色を決定
する。
器50は、ステップS58で計算されたグループに対する一意的な点位置に最も
近接する元の入力画像中の画素の色を決定し、これを格納する。具体的には、特
徴検出器50は、元の入力画像(すなわち、処理されてステップS50の二値画
像を生成する入力画像)中の画素のR値、G値及びB値から従来通りに色を決定
する。
【0079】
図8を参照して上述した処理を実行した後では、特徴検出器50は、閾値寸法
よりも大きく、且つ写真マット34上の特徴と同じ色(すなわち、黒色又は赤色
)を有する入力画像中の特徴を識別済である。しかし、写真マット34上の特徴
に対応する入力画像中の特徴のみならず、オブジェクト400上の特徴も、この
処理中に識別される。
よりも大きく、且つ写真マット34上の特徴と同じ色(すなわち、黒色又は赤色
)を有する入力画像中の特徴を識別済である。しかし、写真マット34上の特徴
に対応する入力画像中の特徴のみならず、オブジェクト400上の特徴も、この
処理中に識別される。
【0080】
従って、再度図7を参照すると、ステップS34において、特徴クラスタラ6
0は、ステップS32で特徴検出器50により見出された特徴を処理し、入力画
像中の特徴の候補クラスタを見出し、その候補クラスタを検査して写真マット3
4上のクラスタ200から222に対応するクラスタを見出す。
0は、ステップS32で特徴検出器50により見出された特徴を処理し、入力画
像中の特徴の候補クラスタを見出し、その候補クラスタを検査して写真マット3
4上のクラスタ200から222に対応するクラスタを見出す。
【0081】
クラスタ200から222中の写真マット34上の特徴のうちの少なくとも一
部を配置し、且つ入力画像中の特徴のクラスタを検出/検査することによって、
写真マット34上の特徴に対応する入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴
とほぼ同じ大きさであり且つ同じ色を有するオブジェクト400上の特徴に対応
する入力画像中の特徴とを区別することができる。具体的には、写真マット34
上の特徴は、全ての特徴がほぼ同じ大きさであるクラスタの一部であるために、
この実施例では区別可能である一方で、オブジェクト400上の特徴は、オブジ
ェクト400からの1つ以上の特徴を含むいずれのクラスタにおいても特徴が一
様な大きさではないように、様々に異なる大きさである可能性が高い。
部を配置し、且つ入力画像中の特徴のクラスタを検出/検査することによって、
写真マット34上の特徴に対応する入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴
とほぼ同じ大きさであり且つ同じ色を有するオブジェクト400上の特徴に対応
する入力画像中の特徴とを区別することができる。具体的には、写真マット34
上の特徴は、全ての特徴がほぼ同じ大きさであるクラスタの一部であるために、
この実施例では区別可能である一方で、オブジェクト400上の特徴は、オブジ
ェクト400からの1つ以上の特徴を含むいずれのクラスタにおいても特徴が一
様な大きさではないように、様々に異なる大きさである可能性が高い。
【0082】
図9は、ステップS34で特徴クラスタラ60により実行される処理動作を示
す。
す。
【0083】
図9のステップS70において、特徴クラスタラ60は、ステップS32にお
いて特徴検出器50により見出された1対の特徴間の距離を計算し、これを格納
する。
いて特徴検出器50により見出された1対の特徴間の距離を計算し、これを格納
する。
【0084】
ステップS72において、特徴クラスタラ60は、入力画像中の次の未処理の
特徴を考慮する(ステップS72が初めて実行される場合、これは最初の特徴で
ある)。
特徴を考慮する(ステップS72が初めて実行される場合、これは最初の特徴で
ある)。
【0085】
ステップS74において、特徴クラスタラ60は、入力画像中のその他の特徴
のうちのいずれが現在考慮中の特徴(すなわち、ステップS72で選択された特
徴)に最も近接しているかを決定し、4つの特徴の組を形成する(これは、写真
マット34上の各クラスタ200から222中の特徴の数である)。
のうちのいずれが現在考慮中の特徴(すなわち、ステップS72で選択された特
徴)に最も近接しているかを決定し、4つの特徴の組を形成する(これは、写真
マット34上の各クラスタ200から222中の特徴の数である)。
【0086】
図10Aにおいて、一例として、クラスタ204中の特徴260がステップS
72で考慮される場合、ステップS74において、特徴クラスタラ60は、クラ
スタ204中の特徴258及び262とオブジェクト400上の特徴500を3
つの最も近接する隣接特徴として識別するであろう。従って、特徴260、25
8、262及び500から成る組が形成される。
72で考慮される場合、ステップS74において、特徴クラスタラ60は、クラ
スタ204中の特徴258及び262とオブジェクト400上の特徴500を3
つの最も近接する隣接特徴として識別するであろう。従って、特徴260、25
8、262及び500から成る組が形成される。
【0087】
図10Aに示す例から明らかなように、ステップS74で処理を実行して、画
像中の特徴に最も近接する3つの特徴を決定することによっては、写真マット3
4上の特徴のクラスタに対応する4つの特徴を正確に識別できない可能性がある
。すなわち、図10Aに示す例において、オブジェクト400上の特徴500が
クラスタ204中の特徴256よりも特徴260に近接するために、その処理に
よっては4つの正しい特徴が識別されない。同様に、写真マット34に対するカ
メラ410の相対位置及び相対向きによっては、1つ以上のクラスタの特徴から
構成される1組の特徴が形成される際に、誤りが生じる恐れがある。
像中の特徴に最も近接する3つの特徴を決定することによっては、写真マット3
4上の特徴のクラスタに対応する4つの特徴を正確に識別できない可能性がある
。すなわち、図10Aに示す例において、オブジェクト400上の特徴500が
クラスタ204中の特徴256よりも特徴260に近接するために、その処理に
よっては4つの正しい特徴が識別されない。同様に、写真マット34に対するカ
メラ410の相対位置及び相対向きによっては、1つ以上のクラスタの特徴から
構成される1組の特徴が形成される際に、誤りが生じる恐れがある。
【0088】
従って、誤りを除去するための処理がステップS76からS122で行なわれ
る。
る。
【0089】
具体的には、ステップS76において、特徴クラスタラ60は、ステップS7
4で形成された組の各特徴を順に考慮し、組のある特徴とその他の3つの特徴の
各々との間の距離(ステップS70で予め計算済)を加算し、その特徴に対する
スパン距離を求める。
4で形成された組の各特徴を順に考慮し、組のある特徴とその他の3つの特徴の
各々との間の距離(ステップS70で予め計算済)を加算し、その特徴に対する
スパン距離を求める。
【0090】
図10Bから10Eは、図10Aに示す例に対してステップS76で実行され
る処理を示す。図10Bにおいて、特徴クラスタラ60は、特徴260と特徴2
58、262及び500の各々との間の距離520、522及び524を加算し
、特徴260に対するスパン距離を求める。
る処理を示す。図10Bにおいて、特徴クラスタラ60は、特徴260と特徴2
58、262及び500の各々との間の距離520、522及び524を加算し
、特徴260に対するスパン距離を求める。
【0091】
同様に、図10Cにおいて、特徴クラスタラ60は、特徴262と特徴258
、260及び500の各々との間の距離526、522及び528を加算し、特
徴262に対するスパン距離を求める。更に、図10Dにおいて、特徴クラスタ
ラ60は、特徴258と特徴262、260及び500の各々との間の距離52
6、520及び530を加算し、特徴258に対するスパン距離を求める。また
、図10Eにおいて、特徴クラスタラ60は、特徴500と特徴262、260
及び258の各々との間の距離528、524及び530を加算し、特徴500
に対するスパン距離を求める。
、260及び500の各々との間の距離526、522及び528を加算し、特
徴262に対するスパン距離を求める。更に、図10Dにおいて、特徴クラスタ
ラ60は、特徴258と特徴262、260及び500の各々との間の距離52
6、520及び530を加算し、特徴258に対するスパン距離を求める。また
、図10Eにおいて、特徴クラスタラ60は、特徴500と特徴262、260
及び258の各々との間の距離528、524及び530を加算し、特徴500
に対するスパン距離を求める。
【0092】
ステップS78において、特徴クラスタラ60は、ステップS76で計算され
た4つのスパン距離を加算して4つの特徴の組に対する組のスパン距離を求め、
計算された組のスパン距離を格納する。
た4つのスパン距離を加算して4つの特徴の組に対する組のスパン距離を求め、
計算された組のスパン距離を格納する。
【0093】
ステップS80において、特徴クラスタラ60は、ステップS74で見出され
た3つの隣接する特徴のうちのいずれの特徴がステップS76で最長のスパン距
離を有するものとして計算されるかを決定し、組から最長のスパン距離を有する
特徴を除外する(3つの特徴が残る)。
た3つの隣接する特徴のうちのいずれの特徴がステップS76で最長のスパン距
離を有するものとして計算されるかを決定し、組から最長のスパン距離を有する
特徴を除外する(3つの特徴が残る)。
【0094】
ステップS82からS98において、特徴クラスタラ60は、入力画像中の別
の特徴を探し出すように試みる処理を実行する。この別の特徴は、ステップS8
0が実行された後に残存する3つの特徴に追加されると、ステップS78で格納
された元の4つの特徴の組に対する組のスパン距離よりも短い組のスパン距離を
有する4つの特徴の組が形成される。
の特徴を探し出すように試みる処理を実行する。この別の特徴は、ステップS8
0が実行された後に残存する3つの特徴に追加されると、ステップS78で格納
された元の4つの特徴の組に対する組のスパン距離よりも短い組のスパン距離を
有する4つの特徴の組が形成される。
【0095】
具体的には、ステップS82において、特徴クラスタラ60は、現在ステップ
S74で形成された組に存在しない入力画像中のどの特徴が、組の残りの3つの
特徴の各々から最長のスパン距離(すなわち、ステップS80で除外された特徴
のスパン距離)内にあるかを決定する。この処理は、最長のスパン距離に相当す
る半径を有し且つ組の残りの3つの特徴の各々に中心をおく3つの円の共通部分
内にどの特徴が存在するかを決定する処理に対応する。
S74で形成された組に存在しない入力画像中のどの特徴が、組の残りの3つの
特徴の各々から最長のスパン距離(すなわち、ステップS80で除外された特徴
のスパン距離)内にあるかを決定する。この処理は、最長のスパン距離に相当す
る半径を有し且つ組の残りの3つの特徴の各々に中心をおく3つの円の共通部分
内にどの特徴が存在するかを決定する処理に対応する。
【0096】
ステップS82で実行される処理により、ステップS80が実行された後も残
存する組の3つの特徴に追加されるとき、場合によってはステップS78で格納
された組のスパン距離よりも組のスパン距離が短くなる可能性がある入力画像中
の特徴が識別される。ステップS82では、残りの3つの特徴と共に考慮される
ときに、ステップS80で除去される特徴のスパン距離よりも長いスパン距離を
有し、従って、組のスパン距離がステップS78で格納された組のスパン距離を
越えると思われる特徴は、以降の処理から除外される。
存する組の3つの特徴に追加されるとき、場合によってはステップS78で格納
された組のスパン距離よりも組のスパン距離が短くなる可能性がある入力画像中
の特徴が識別される。ステップS82では、残りの3つの特徴と共に考慮される
ときに、ステップS80で除去される特徴のスパン距離よりも長いスパン距離を
有し、従って、組のスパン距離がステップS78で格納された組のスパン距離を
越えると思われる特徴は、以降の処理から除外される。
【0097】
図10Fは、図10Aから10Eで示された例に対して、ステップS80及び
S82で実行された処理の背後にある原理を示す。
S82で実行された処理の背後にある原理を示す。
【0098】
図10Fにおいて、ステップS80で特徴500が最長のスパン距離を有する
ことがわかった場合、特徴500は、ステップS80において組から除去され、
特徴260及び隣接する特徴258及び262が残される。特徴500のスパン
距離に相当する半径を有し且つ特徴260に中心をおく円600は、特徴260
の最長のスパン距離内にある特徴を定義する。同様に、特徴258に中心をおく
円602及び特徴262に中心をおく円604は、共に特徴500のスパン距離
に相当する半径を有するが、それぞれ、特徴258及び262の最長のスパン距
離内にある特徴を定義する。従って、図10Fの斜線により示される610の共
通部内にある特徴は、いずれも組の残りの3つの特徴260、258及び262
の全ての最長のスパン距離内にある。
ことがわかった場合、特徴500は、ステップS80において組から除去され、
特徴260及び隣接する特徴258及び262が残される。特徴500のスパン
距離に相当する半径を有し且つ特徴260に中心をおく円600は、特徴260
の最長のスパン距離内にある特徴を定義する。同様に、特徴258に中心をおく
円602及び特徴262に中心をおく円604は、共に特徴500のスパン距離
に相当する半径を有するが、それぞれ、特徴258及び262の最長のスパン距
離内にある特徴を定義する。従って、図10Fの斜線により示される610の共
通部内にある特徴は、いずれも組の残りの3つの特徴260、258及び262
の全ての最長のスパン距離内にある。
【0099】
図9を再度参照すると、ステップS84において、特徴クラスタラ60は、「
改善フラグ」をリセットする(すなわち、特徴クラスタラ60は、先の処理で設
定済であった場合に改善フラグを無効にする)。
改善フラグ」をリセットする(すなわち、特徴クラスタラ60は、先の処理で設
定済であった場合に改善フラグを無効にする)。
【0100】
ステップS86において、特徴クラスタラ60は、ステップS82で決定され
た特徴(組の残りの3つの特徴の各々からの最長のスパン距離内にある)からの
次の特徴を組に追加し、この特徴に対するスパン距離を計算する(これは、組の
追加された特徴とその他の3つの特徴の各々との間の距離を加算することによっ
て、先に説明したのと同様に実行される。これらの距離はステップS70で既に
計算済である)。
た特徴(組の残りの3つの特徴の各々からの最長のスパン距離内にある)からの
次の特徴を組に追加し、この特徴に対するスパン距離を計算する(これは、組の
追加された特徴とその他の3つの特徴の各々との間の距離を加算することによっ
て、先に説明したのと同様に実行される。これらの距離はステップS70で既に
計算済である)。
【0101】
ステップS88において、特徴クラスタラ60は、組内の3つの特徴(すなわ
ち、図10Fの例における特徴260、258及び262)に対して既に計算さ
れているスパン距離にステップS86で計算されたスパン距離を加算することに
よって新規の組に対する組のスパン距離を計算する。
ち、図10Fの例における特徴260、258及び262)に対して既に計算さ
れているスパン距離にステップS86で計算されたスパン距離を加算することに
よって新規の組に対する組のスパン距離を計算する。
【0102】
ステップS90において、特徴クラスタラ60は、ステップS88で計算され
た組のスパン距離が、この組に対して現在格納されている組のスパン距離(ステ
ップS90が初めて実行される場合、これはステップS78で格納された組のス
パン距離である)よりも長いか否かを決定する。
た組のスパン距離が、この組に対して現在格納されている組のスパン距離(ステ
ップS90が初めて実行される場合、これはステップS78で格納された組のス
パン距離である)よりも長いか否かを決定する。
【0103】
ステップS90で新規の組のスパン距離が格納された組のスパン距離より短い
と決定される場合、ステップS86で作成された新規の特徴の組は、現在格納さ
れている特徴の組よりもより正確であると考えられるので、ステップS92にお
いて、特徴クラスタラ60は、現在格納されている特徴の組及び組のスパン距離
をステップS86及びS88で生成された特徴の組及び組のスパン距離と置き換
える。続いて、ステップS94において、特徴クラスタラ60は、改善された特
徴の組が生成されたことを示すために「改善フラグ」を設定する。
と決定される場合、ステップS86で作成された新規の特徴の組は、現在格納さ
れている特徴の組よりもより正確であると考えられるので、ステップS92にお
いて、特徴クラスタラ60は、現在格納されている特徴の組及び組のスパン距離
をステップS86及びS88で生成された特徴の組及び組のスパン距離と置き換
える。続いて、ステップS94において、特徴クラスタラ60は、改善された特
徴の組が生成されたことを示すために「改善フラグ」を設定する。
【0104】
これに対し、ステップS88で計算された組のスパン距離が格納された組のス
パン距離以上であるとステップS90において決定される場合、既に格納されて
いる特徴の組及び組のスパン距離とが保持され、且つ「改善フラグ」が設定され
ないようにステップS92及びS94は省略される。
パン距離以上であるとステップS90において決定される場合、既に格納されて
いる特徴の組及び組のスパン距離とが保持され、且つ「改善フラグ」が設定され
ないようにステップS92及びS94は省略される。
【0105】
ステップS96において、特徴クラスタラ60は、ステップS86で組に追加
された特徴に処理済としてフラグをたて、ステップS98において、組の残りの
3つの特徴の各々の最長のスパン距離内にあり、且つ未処理である別の特徴がス
テップS82で実行される処理によって見出されたか否かを決定する。
された特徴に処理済としてフラグをたて、ステップS98において、組の残りの
3つの特徴の各々の最長のスパン距離内にあり、且つ未処理である別の特徴がス
テップS82で実行される処理によって見出されたか否かを決定する。
【0106】
組内の残りの3つの特徴の各々の最長のスパン距離内にある各特徴を以上説明
したように処理し終わるまで、ステップS86からS98が繰り返される。
したように処理し終わるまで、ステップS86からS98が繰り返される。
【0107】
ステップS98で処理すべき特徴が残っていないと決定される場合、ステップ
S80で最長のスパン距離を有すると決定された特徴を組内の残りの3つの特徴
から最長のスパン距離内にある各特徴と置き換える。組のスパン距離が最短であ
る組の特徴がメモリに格納され、格納された特徴がステップS74で作成された
組に対応せず、代わりに、ステップS80での特徴の除去及びステップS86で
の特徴の追加により生じたものである場合、「改善フラグ」が設定されることに
なる。
S80で最長のスパン距離を有すると決定された特徴を組内の残りの3つの特徴
から最長のスパン距離内にある各特徴と置き換える。組のスパン距離が最短であ
る組の特徴がメモリに格納され、格納された特徴がステップS74で作成された
組に対応せず、代わりに、ステップS80での特徴の除去及びステップS86で
の特徴の追加により生じたものである場合、「改善フラグ」が設定されることに
なる。
【0108】
ステップS100において、特徴クラスタラ60は、「改善フラグ」が設定さ
れているか否かを決定する。
れているか否かを決定する。
【0109】
ステップS100で「改善フラグ」が設定されていると決定される場合、最長
のスパン距離を有する組の次の隣接する特徴に対してステップS80からS10
0が繰り返される。従って、組から除去できるのは隣接する特徴のみであり、ス
テップS72で考慮され、且つ組が作成された特徴自体は、組から除去すること
ができない。
のスパン距離を有する組の次の隣接する特徴に対してステップS80からS10
0が繰り返される。従って、組から除去できるのは隣接する特徴のみであり、ス
テップS72で考慮され、且つ組が作成された特徴自体は、組から除去すること
ができない。
【0110】
従って、隣接する特徴が組から除去されるときに特徴の組において改善が見ら
れなくなる(すなわち、除去された特徴と置き換えるために組に追加された各特
徴に対して、組のスパン距離が除去された特徴を含んでいたときの組に対するス
パン距離以上であるとステップS90で決定され、「改善フラグ」がステップS
94で設定されない場合)まで、ステップS80からS100が各隣接する特徴
(ステップS86で組に追加された特徴であっても良い)に対して繰り返される
。ステップS100において「改善フラグ」が設定されていないと決定される場
合、処理はステップS102に進み、このステップS102において、特徴クラ
スタラ60は、その特徴に対する処理が行なわれたことを示すために、ステップ
S72で考慮された特徴に対してフラグを設定する。
れなくなる(すなわち、除去された特徴と置き換えるために組に追加された各特
徴に対して、組のスパン距離が除去された特徴を含んでいたときの組に対するス
パン距離以上であるとステップS90で決定され、「改善フラグ」がステップS
94で設定されない場合)まで、ステップS80からS100が各隣接する特徴
(ステップS86で組に追加された特徴であっても良い)に対して繰り返される
。ステップS100において「改善フラグ」が設定されていないと決定される場
合、処理はステップS102に進み、このステップS102において、特徴クラ
スタラ60は、その特徴に対する処理が行なわれたことを示すために、ステップ
S72で考慮された特徴に対してフラグを設定する。
【0111】
ステップS104において、特徴クラスタラ60は、入力画像中に処理が行な
われていない別の特徴が存在するか否かを決定する。
われていない別の特徴が存在するか否かを決定する。
【0112】
続いて、以上説明したように入力画像中の各特徴を処理し終わるまで、ステッ
プS72からS104が繰り返される。
プS72からS104が繰り返される。
【0113】
従って、この処理の実行後には、特徴クラスタラ60は、入力画像中の各特徴
に対して組のスパン距離が最短である3つの隣接する特徴を識別済である。しか
し、4つの特徴の組の中には、例えば、写真マット34上のクラスタに対応する
特徴のクラスタではなく、全てがオブジェクト400上にある特徴から構成され
るものがあっても良い。従って、ステップS106から114において、特徴ク
ラスタラ60は、写真マット34上のクラスタに対応しない特徴のクラスタを放
棄する処理を実行する。
に対して組のスパン距離が最短である3つの隣接する特徴を識別済である。しか
し、4つの特徴の組の中には、例えば、写真マット34上のクラスタに対応する
特徴のクラスタではなく、全てがオブジェクト400上にある特徴から構成され
るものがあっても良い。従って、ステップS106から114において、特徴ク
ラスタラ60は、写真マット34上のクラスタに対応しない特徴のクラスタを放
棄する処理を実行する。
【0114】
具体的には、ステップS106において、特徴クラスタラ60は、特徴の次の
格納された組を考慮する。
格納された組を考慮する。
【0115】
ステップS108において、特徴クラスタラ60は、組で最大の特徴の面積対
組で最小の特徴の面積の比を計算する。すなわち、特徴クラスタラ60は、組内
の各特徴を構成する画素の数(図8のステップS56で格納される)を読み取り
、画素の最大数対画素の最小数の比を計算する。
組で最小の特徴の面積の比を計算する。すなわち、特徴クラスタラ60は、組内
の各特徴を構成する画素の数(図8のステップS56で格納される)を読み取り
、画素の最大数対画素の最小数の比を計算する。
【0116】
ステップS110において、特徴クラスタラ60は、ステップS110で計算
された比が閾値よりも小さいか否かを決定する。閾値は、この実施例では1.5
に設定される。
された比が閾値よりも小さいか否かを決定する。閾値は、この実施例では1.5
に設定される。
【0117】
計算された比が1.5以上であるとステップS110において決定される場合
、ステップS112において、特徴クラスタラ60は、組を放棄する。一方、計
算された比が1.5未満であるとステップS110において決定される場合、ス
テップS112は省略され、特徴の組は保持される。
、ステップS112において、特徴クラスタラ60は、組を放棄する。一方、計
算された比が1.5未満であるとステップS110において決定される場合、ス
テップS112は省略され、特徴の組は保持される。
【0118】
このように、最大の特徴の面積が最小の特徴の面積よりも非常に大きい組は放
棄されるが、それは、このような組はオブジェクト400の1つ以上の特徴から
構成される可能性が高いからである。しかし、各特徴がほぼ同じ大きさである組
は保持される。それは、写真マット34上の特徴はいずれの入力画像においても
ほぼ同じ大きさである可能性が高いために、全ての特徴がほぼ同じ大きさの組は
写真マット34上の特徴のクラスタに対応する可能性が高いからである。
棄されるが、それは、このような組はオブジェクト400の1つ以上の特徴から
構成される可能性が高いからである。しかし、各特徴がほぼ同じ大きさである組
は保持される。それは、写真マット34上の特徴はいずれの入力画像においても
ほぼ同じ大きさである可能性が高いために、全ての特徴がほぼ同じ大きさの組は
写真マット34上の特徴のクラスタに対応する可能性が高いからである。
【0119】
ステップS114において、特徴クラスタラ60は、格納された特徴の組が他
にも存在するか否かを決定する。以上説明したように各格納された組を処理し終
わるまで、ステップS106からS114が繰り返される。
にも存在するか否かを決定する。以上説明したように各格納された組を処理し終
わるまで、ステップS106からS114が繰り返される。
【0120】
ステップS116において、特徴クラスタラ60は、各組の組のスパン距離に
基づいて残存する特徴の組の各々に優先度を割り当てる。
基づいて残存する特徴の組の各々に優先度を割り当てる。
【0121】
具体的には、特徴クラスタラ60は、組のスパン距離の昇順に組に優先度を割
り当てるので、組のスパン距離が最短である組(最も正確な組と考えられる)に
は、最高の優先度が割り当てられる。
り当てるので、組のスパン距離が最短である組(最も正確な組と考えられる)に
は、最高の優先度が割り当てられる。
【0122】
図11において、ステップS16で処理を実行した後に、各組におけるメイン
の特徴を定義するデータ622とメインの特徴と共に4つの特徴の組を構成する
他の3つの特徴を定義するデータ624とが、処理装置2に格納される。特徴の
各組は、優先データ620に従って格納される。
の特徴を定義するデータ622とメインの特徴と共に4つの特徴の組を構成する
他の3つの特徴を定義するデータ624とが、処理装置2に格納される。特徴の
各組は、優先データ620に従って格納される。
【0123】
ステップS118において、特徴クラスタラ60は、格納された各組を比較し
、競合する組、すなわち、少なくとも1つの同じ特徴を含む組を見出す。
、競合する組、すなわち、少なくとも1つの同じ特徴を含む組を見出す。
【0124】
ステップS120において、ステップS118で識別された競合する組に対し
て、特徴クラスタラ60は、最高優先度の組を保持し、それと競合する組を放棄
する。
て、特徴クラスタラ60は、最高優先度の組を保持し、それと競合する組を放棄
する。
【0125】
従って、図11において、最低の優先度(すなわち、図11での優先度「n」
)の組が最高の優先度の組と競合するが、それは、これらの組が共に特徴1を含
むからである。従って、優先度「n」の組は削除される。
)の組が最高の優先度の組と競合するが、それは、これらの組が共に特徴1を含
むからである。従って、優先度「n」の組は削除される。
【0126】
要約すると、ステップS70からS120での処理を実行した後に、特徴クラ
スタラ60は、ステップS32(図7)で特徴検出器50により見出された特徴
を写真マット34上のクラスタに対応するクラスタへとグループ化し終わってい
るため、2つ以上のクラスタに存在する特徴はなくなる。
スタラ60は、ステップS32(図7)で特徴検出器50により見出された特徴
を写真マット34上のクラスタに対応するクラスタへとグループ化し終わってい
るため、2つ以上のクラスタに存在する特徴はなくなる。
【0127】
ステップS122において、特徴クラスタラ60は、各クラスタの中心の画像
中の位置を計算し、これを格納する。この実施例では、この位置は、クラスタ中
の対角の特徴の中心を結ぶ線の交点(例えば、図10Aに示す例において、特徴
256の中心と特徴260とを結ぶ線と特徴258の中心と特徴262とを結ぶ
線との交点)を決定することにより計算される。
中の位置を計算し、これを格納する。この実施例では、この位置は、クラスタ中
の対角の特徴の中心を結ぶ線の交点(例えば、図10Aに示す例において、特徴
256の中心と特徴260とを結ぶ線と特徴258の中心と特徴262とを結ぶ
線との交点)を決定することにより計算される。
【0128】
再度図7を参照すると、ステップS36において、特徴識別器70は、ステッ
プS32において特徴検出器50により見出され、且つステップS34において
特徴クラスタラ60により形成されたクラスタの一部を形成する特徴を識別する
処理を行なう。すなわち、特徴識別器70は、クラスタの一部である入力画像中
の各特徴とステップS6(図2)で格納されたデータにより定義された写真マッ
ト34上の特徴との間で1対1のマッピングを識別する処理を行なう。
プS32において特徴検出器50により見出され、且つステップS34において
特徴クラスタラ60により形成されたクラスタの一部を形成する特徴を識別する
処理を行なう。すなわち、特徴識別器70は、クラスタの一部である入力画像中
の各特徴とステップS6(図2)で格納されたデータにより定義された写真マッ
ト34上の特徴との間で1対1のマッピングを識別する処理を行なう。
【0129】
図12は、ステップS36で特徴識別器70により実行される処理動作を示す
。
。
【0130】
図12のステップS140において、特徴識別器70は、写真マット34上の
所定の基準点の入力画像中の位置を決定する。図3を参照して上述したように、
この実施例では、写真マット34上の所定の基準点は、特徴のクラスタ200か
ら222が位置する円の中心である。従って、ステップS140において、入力
画像中のこの円の中心の位置を決定するための処理が行なわれる。
所定の基準点の入力画像中の位置を決定する。図3を参照して上述したように、
この実施例では、写真マット34上の所定の基準点は、特徴のクラスタ200か
ら222が位置する円の中心である。従って、ステップS140において、入力
画像中のこの円の中心の位置を決定するための処理が行なわれる。
【0131】
図13は、ステップS140で特徴識別器70により実行される処理動作を示
す。
す。
【0132】
図13のステップS160において、特徴識別器70は、「N」/20×「M
」/20画素から構成される空の画像配列(すなわち、整数値0を有する画素ア
レイ)を作成する。「N」及び「M」は、それぞれ、入力画像の水平方向及び垂
直方向における画素数である(画素数は、「N」/20又は「M」/20が整数
値でない場合はステップS160においてまるめられる)。
」/20画素から構成される空の画像配列(すなわち、整数値0を有する画素ア
レイ)を作成する。「N」及び「M」は、それぞれ、入力画像の水平方向及び垂
直方向における画素数である(画素数は、「N」/20又は「M」/20が整数
値でない場合はステップS160においてまるめられる)。
【0133】
従って、ステップS160で実行される処理により、入力画像の画像配列に対
応する粗い画像配列が作成される。
応する粗い画像配列が作成される。
【0134】
ステップS162において、特徴識別器70は、ステップS34で見出された
入力画像中の特徴の次のクラスタを考慮し、ステップS164において、クラス
タに対する対角線を描く。
入力画像中の特徴の次のクラスタを考慮し、ステップS164において、クラス
タに対する対角線を描く。
【0135】
具体的には、図14AのステップS164において、特徴識別器70は、ステ
ップS160で作成された画像配列上の入力画像中の4つの特徴(円)の位置を
描き、ステップS160で作成された画像配列上にステップS122(図9)で
予め計算されたクラスタに対する対角線を描く。
ップS160で作成された画像配列上の入力画像中の4つの特徴(円)の位置を
描き、ステップS160で作成された画像配列上にステップS122(図9)で
予め計算されたクラスタに対する対角線を描く。
【0136】
ステップS166において、特徴識別器70は、ステップS160で作成され
、ステップS164で描かれた対角線のうちの1本により2分された画像配列中
の各画素に対して画素カウンタを1だけインクリメントする。従って、図14B
において、一例として陰影をつけた画素の各々に対して画素カウンタが1だけイ
ンクリメントされる。
、ステップS164で描かれた対角線のうちの1本により2分された画像配列中
の各画素に対して画素カウンタを1だけインクリメントする。従って、図14B
において、一例として陰影をつけた画素の各々に対して画素カウンタが1だけイ
ンクリメントされる。
【0137】
ステップS168において、特徴識別器70は、ステップS34(図7)で別
の処理すべき特徴のクラスタが存在するか否かを決定する。特徴の各クラスタを
以上説明したように処理し終わるまでステップS162からS168が繰り返さ
れる。
の処理すべき特徴のクラスタが存在するか否かを決定する。特徴の各クラスタを
以上説明したように処理し終わるまでステップS162からS168が繰り返さ
れる。
【0138】
ステップS170において、特徴識別器70は、ステップS160で作成され
且つ最高の画素カウンタ値を有する画素アレイから入力画像中の写真マット34
上の所定の基準点の位置を表すものとして画素を選択する。図3を参照して上述
したように、円240から334は、対角クラスタ線(図3の線350及び線3
54)のうちの1本がクラスタ200から222が位置する円の中心352(す
なわち、写真マット34の所定の基準点)を通るようにクラスタ200から22
2内に配置される。従って、ステップS162からS168での処理を実行する
際に、ステップS160で作成され且つクラスタ200から222が位置する円
の中心に対応する入力画像の画像配列中の画素は、入力画像中の各クラスタに対
して作成された対角線のうちの1本により2分されるべきであり、最高の画素カ
ウンタ値を有するべきである。粗い画像配列がステップS160で作成され、撮
影条件などによる特徴の位置の歪みから生じる対角線の位置の不正確さのために
対角線が同じ位置で交差しないことから起きる誤りを克服する処理のために使用
される。
且つ最高の画素カウンタ値を有する画素アレイから入力画像中の写真マット34
上の所定の基準点の位置を表すものとして画素を選択する。図3を参照して上述
したように、円240から334は、対角クラスタ線(図3の線350及び線3
54)のうちの1本がクラスタ200から222が位置する円の中心352(す
なわち、写真マット34の所定の基準点)を通るようにクラスタ200から22
2内に配置される。従って、ステップS162からS168での処理を実行する
際に、ステップS160で作成され且つクラスタ200から222が位置する円
の中心に対応する入力画像の画像配列中の画素は、入力画像中の各クラスタに対
して作成された対角線のうちの1本により2分されるべきであり、最高の画素カ
ウンタ値を有するべきである。粗い画像配列がステップS160で作成され、撮
影条件などによる特徴の位置の歪みから生じる対角線の位置の不正確さのために
対角線が同じ位置で交差しないことから起きる誤りを克服する処理のために使用
される。
【0139】
図12を再度参照すると、ステップS142において、特徴識別器70は、ス
テップS140で配置された基準点に対する特徴の位置によって、ステップS3
4(図7)で見出された各クラスタ内の特徴にラベル付けする。
テップS140で配置された基準点に対する特徴の位置によって、ステップS3
4(図7)で見出された各クラスタ内の特徴にラベル付けする。
【0140】
図15は、ステップS142で特徴識別器70により実行される処理動作を示
す。
す。
【0141】
図15のステップS180において、特徴識別器70は、特徴の次のクラスタ
を考慮する(ステップS180が初めて実行される場合、これは最初のクラスタ
である)。
を考慮する(ステップS180が初めて実行される場合、これは最初のクラスタ
である)。
【0142】
ステップS182において、特徴識別器70は、現在考慮中のクラスタ内にあ
り且つ入力画像中においてステップS140で計算された基準点に最も近接する
特徴を決定し、決定された特徴にクラスタの特徴1としてラベル付けする。
り且つ入力画像中においてステップS140で計算された基準点に最も近接する
特徴を決定し、決定された特徴にクラスタの特徴1としてラベル付けする。
【0143】
ステップS184において、特徴識別器70は、ステップS182で特徴1と
ラベル付けされた特徴に時計回りの方向で隣接するクラスタの特徴を決定し、決
定された特徴にクラスタの特徴2としてラベル付けする。すなわち、この実施例
では、特徴識別器70は、例えば、結合する直線で特徴1に結び付けられるとき
にクラスタのその他の特徴がその結合直線の右側に位置するようになる点を選択
することによって、時計回り方向で隣接する特徴はどれであるかを従来通りに決
定する。
ラベル付けされた特徴に時計回りの方向で隣接するクラスタの特徴を決定し、決
定された特徴にクラスタの特徴2としてラベル付けする。すなわち、この実施例
では、特徴識別器70は、例えば、結合する直線で特徴1に結び付けられるとき
にクラスタのその他の特徴がその結合直線の右側に位置するようになる点を選択
することによって、時計回り方向で隣接する特徴はどれであるかを従来通りに決
定する。
【0144】
ステップS186において、特徴識別器70は、時計回り方向に特徴2に隣接
するクラスタの特徴を決定し、これにクラスタの特徴3としてラベル付けする。
するクラスタの特徴を決定し、これにクラスタの特徴3としてラベル付けする。
【0145】
同様に、ステップS188において、特徴識別器70は、時計回り方向に特徴
3に隣接するクラスタの特徴を決定し、これにクラスタの特徴4としてラベル付
けする。
3に隣接するクラスタの特徴を決定し、これにクラスタの特徴4としてラベル付
けする。
【0146】
ステップS190において、特徴識別器70は、別の処理すべき特徴のクラス
タが存在するか否かを決定する。ステップS34で特徴クラスタラ60により入
力画像中で見出された特徴の各クラスタを以上説明したように処理し終わるまで
、ステップS180からS190が繰り返される。
タが存在するか否かを決定する。ステップS34で特徴クラスタラ60により入
力画像中で見出された特徴の各クラスタを以上説明したように処理し終わるまで
、ステップS180からS190が繰り返される。
【0147】
図12を再度参照すると、ステップS144において、特徴識別器70は、ス
テップS142で計算された特徴ラベルを使用して赤色の特徴を含む各クラスタ
のラベル付けを行なう(これらのクラスタは、図8のステップS60で格納され
た各特徴の色を使用して識別される)。
テップS142で計算された特徴ラベルを使用して赤色の特徴を含む各クラスタ
のラベル付けを行なう(これらのクラスタは、図8のステップS60で格納され
た各特徴の色を使用して識別される)。
【0148】
具体的には、図3において、クラスタ200は、位置1及び位置4において赤
色の特徴244を含む。一方、クラスタ206は、位置3及び4において赤色の
特徴を有し、クラスタ212は、位置2及び3において赤色の特徴を有し、クラ
スタ218は、位置1及び2において赤色の特徴を有する。従って、ステップS
144において、入力画像中に赤色の特徴を含む各クラスタは、ステップS14
2で割り当てられた赤色の特徴のラベルに基づいて写真マット34上の対応する
クラスタを定義するラベルを割り当てられる。
色の特徴244を含む。一方、クラスタ206は、位置3及び4において赤色の
特徴を有し、クラスタ212は、位置2及び3において赤色の特徴を有し、クラ
スタ218は、位置1及び2において赤色の特徴を有する。従って、ステップS
144において、入力画像中に赤色の特徴を含む各クラスタは、ステップS14
2で割り当てられた赤色の特徴のラベルに基づいて写真マット34上の対応する
クラスタを定義するラベルを割り当てられる。
【0149】
この処理の結果、赤色の特徴を含む各クラスタの各特徴は、写真マット34上
の一意的な特徴に関連付けられる。
の一意的な特徴に関連付けられる。
【0150】
図12を再度参照すると、ステップS146において、特徴識別器70は、全
ての特徴が黒色である入力画像中の各クラスタにラベル付けする。
ての特徴が黒色である入力画像中の各クラスタにラベル付けする。
【0151】
図16は、ステップS146で特徴識別器70により実行される処理動作を示
す。
す。
【0152】
図16のステップS200において、特徴識別器70は、各識別されたクラス
タ(すなわち、赤色の特徴を含み、ステップS144でラベル付けされた各クラ
スタ)を使用して、入力画像と写真マット34との間のクラスタに対する各マッ
ピングを計算する。
タ(すなわち、赤色の特徴を含み、ステップS144でラベル付けされた各クラ
スタ)を使用して、入力画像と写真マット34との間のクラスタに対する各マッ
ピングを計算する。
【0153】
具体的には、この実施例において、特徴識別器70は、クラスタの各特徴の、
入力画像中での位置及び写真マット34上での位置を使用して、R.J.シュカ
ルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)の
「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and C
omputer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているような従来
の方法でマッピングを計算する。
入力画像中での位置及び写真マット34上での位置を使用して、R.J.シュカ
ルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)の
「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and C
omputer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているような従来
の方法でマッピングを計算する。
【0154】
ステップS202において、特徴識別器70は、ステップS144でラベル付
けされた赤色の特徴を含む次のクラスタを考慮する(ステップS202が初めて
実行される場合、これは最初のクラスタである)。
けされた赤色の特徴を含む次のクラスタを考慮する(ステップS202が初めて
実行される場合、これは最初のクラスタである)。
【0155】
ステップS204において、特徴識別器70は、ステップS200で現在考慮
中のクラスタに対して計算されたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピング
と写真マット34上の特徴の既知の位置とを使用して、識別されたクラスタに隣
接する各クラスタの中心の入力画像中の位置の予測を計算する。
中のクラスタに対して計算されたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピング
と写真マット34上の特徴の既知の位置とを使用して、識別されたクラスタに隣
接する各クラスタの中心の入力画像中の位置の予測を計算する。
【0156】
一例として図3を参照すると、クラスタ206がステップS202において考
慮される場合、ステップS204において、入力画像中のクラスタ204の中心
の位置と入力画像中のクラスタ208の中心の位置とに対して予測が計算される
。同様に、クラスタ212がステップS202において考慮される場合、ステッ
プS204において、クラスタ210及び214の中心の位置の予測が計算され
る。
慮される場合、ステップS204において、入力画像中のクラスタ204の中心
の位置と入力画像中のクラスタ208の中心の位置とに対して予測が計算される
。同様に、クラスタ212がステップS202において考慮される場合、ステッ
プS204において、クラスタ210及び214の中心の位置の予測が計算され
る。
【0157】
ステップS206において、特徴識別器70は、ステップS204で計算され
た画像中の次の予測位置を考慮する(ステップS206が初めて実行される場合
、これは最初の予測位置である)。
た画像中の次の予測位置を考慮する(ステップS206が初めて実行される場合
、これは最初の予測位置である)。
【0158】
ステップS208において、特徴識別器70は、現在考慮中の予測位置が図7
のステップS34で入力画像中において見出された最も近接するクラスタの中心
の閾値距離内にあるか否かを決定する(入力画像中のクラスタの中心は、図9の
ステップS122で計算され、格納されている)。
のステップS34で入力画像中において見出された最も近接するクラスタの中心
の閾値距離内にあるか否かを決定する(入力画像中のクラスタの中心は、図9の
ステップS122で計算され、格納されている)。
【0159】
図17は、ステップS208で実行される処理を示す。
【0160】
図17において、特徴識別器70は、予測位置650とクラスタの中心652
との間の距離「q」が距離「d」よりも短いか否かを決定する。dはクラスタの
任意の2つの特徴間の最長距離である。
との間の距離「q」が距離「d」よりも短いか否かを決定する。dはクラスタの
任意の2つの特徴間の最長距離である。
【0161】
ステップS208において、距離「q」が距離「d」より短いと決定される場
合、ステップS210において、特徴識別器70は、最も近接するクラスタ(す
なわち、中心652を有するクラスタ)にラベルを割当て、中心が入力画像中の
位置650にあると予測された写真マット34からのクラスタとして識別する。
合、ステップS210において、特徴識別器70は、最も近接するクラスタ(す
なわち、中心652を有するクラスタ)にラベルを割当て、中心が入力画像中の
位置650にあると予測された写真マット34からのクラスタとして識別する。
【0162】
これに対し、ステップS208において、距離「q」が距離「d」以上である
と決定される場合、クラスタがラベル付けされないようにステップS210が省
略される。
と決定される場合、クラスタがラベル付けされないようにステップS210が省
略される。
【0163】
従って要約すると、特徴識別器70は、写真マット34上の既知のクラスタ(
既に識別済のクラスタに隣接するため、このクラスタは既知である)の入力画像
中の位置を予測し、入力画像中において既に見出されているクラスタが予測位置
に存在するか否かを検査し、入力画像中で見出されたクラスタがその位置に存在
しない場合、写真マット34上のクラスタに対応させるためにクラスタにラベル
付けする処理を終了する。
既に識別済のクラスタに隣接するため、このクラスタは既知である)の入力画像
中の位置を予測し、入力画像中において既に見出されているクラスタが予測位置
に存在するか否かを検査し、入力画像中で見出されたクラスタがその位置に存在
しない場合、写真マット34上のクラスタに対応させるためにクラスタにラベル
付けする処理を終了する。
【0164】
ステップS212において、特徴識別器70は、別の処理すべき予測位置が存
在するか否かを決定する。ステップS204で計算された予測位置の双方を以上
説明したように処理し終わるまで、ステップS206からS212が繰り返され
る。
在するか否かを決定する。ステップS204で計算された予測位置の双方を以上
説明したように処理し終わるまで、ステップS206からS212が繰り返され
る。
【0165】
ステップS214において、特徴識別器70は、図12のステップS114で
識別されてはいるが処理がまだ行なわれていない特徴のクラスタが他に存在する
か否かを決定する。
識別されてはいるが処理がまだ行なわれていない特徴のクラスタが他に存在する
か否かを決定する。
【0166】
ステップS144で識別された各クラスタを以上説明したように処理し終わる
までステップS202からS214が繰り返される。
までステップS202からS214が繰り返される。
【0167】
従って、ステップS214において、識別されたクラスタの全ての処理が終了
したと決定されると、特徴識別器70は、赤色の特徴を含み且つ入力画像中で見
える特徴の各クラスタを使用して、隣接するクラスタの位置を予測し、入力画像
中の予測された位置でクラスタが見出された場合に隣接するクラスタにラベル付
けするであろう。しかし、オブジェクト400は、赤色の特徴を含むクラスタの
一部が入力画像中で見えなくなるように赤色の特徴を含むクラスタの1つ以上を
隠蔽する。
したと決定されると、特徴識別器70は、赤色の特徴を含み且つ入力画像中で見
える特徴の各クラスタを使用して、隣接するクラスタの位置を予測し、入力画像
中の予測された位置でクラスタが見出された場合に隣接するクラスタにラベル付
けするであろう。しかし、オブジェクト400は、赤色の特徴を含むクラスタの
一部が入力画像中で見えなくなるように赤色の特徴を含むクラスタの1つ以上を
隠蔽する。
【0168】
一例として図3を参照すると、クラスタ206、212及び218が入力画像
中で見える場合、ステップS202からS214において、特徴識別器70は、
クラスタ204、208、210、214、216及び220の位置を予測し、
入力画像中のそれらの予測位置に存在するクラスタにラベル付けすることになる
。しかし、クラスタ200が入力画像中で見えない場合、クラスタ202及び2
22の位置は予測されず、従って、これらのクラスタにラベル付けする試みは行
なわれないであろう。
中で見える場合、ステップS202からS214において、特徴識別器70は、
クラスタ204、208、210、214、216及び220の位置を予測し、
入力画像中のそれらの予測位置に存在するクラスタにラベル付けすることになる
。しかし、クラスタ200が入力画像中で見えない場合、クラスタ202及び2
22の位置は予測されず、従って、これらのクラスタにラベル付けする試みは行
なわれないであろう。
【0169】
加えて、予測位置は最も近接するクラスタの中心の閾値距離内になくても良い
ので、赤色の特徴を含むクラスタからその位置を予測することによってクラスタ
にラベル付けする試みは失敗する恐れがある。
ので、赤色の特徴を含むクラスタからその位置を予測することによってクラスタ
にラベル付けする試みは失敗する恐れがある。
【0170】
従って、ステップS216からS230において、特徴識別器70は、全ての
特徴が黒色であり且つラベル付けされていない各クラスタにラベル付けを試みる
処理を実行する。
特徴が黒色であり且つラベル付けされていない各クラスタにラベル付けを試みる
処理を実行する。
【0171】
具体的には、ステップS216において、特徴識別器70は、ラベル付けされ
ていないクラスタが残っているか否かを決定する。
ていないクラスタが残っているか否かを決定する。
【0172】
ステップS216において、全てのクラスタがラベル付けされていると決定さ
れる場合、ステップS146(図12)での処理が終了する。
れる場合、ステップS146(図12)での処理が終了する。
【0173】
これに対し、ステップS216において、一部のクラスタがラベル付けされて
いないと決定される場合、ステップS218において、特徴識別器70は、画像
中のクラスタが識別されていない写真マット34上の次のクラスタを考慮する。
いないと決定される場合、ステップS218において、特徴識別器70は、画像
中のクラスタが識別されていない写真マット34上の次のクラスタを考慮する。
【0174】
ステップS220において、特徴識別器70は、ステップS218で考慮され
たクラスタに隣接するクラスタが別のクラスタからの予測によりラベル付けされ
ているか否か(すなわち、ステップS210において隣接するクラスタがラベル
付けされているか否か)を決定する。
たクラスタに隣接するクラスタが別のクラスタからの予測によりラベル付けされ
ているか否か(すなわち、ステップS210において隣接するクラスタがラベル
付けされているか否か)を決定する。
【0175】
従って、一例として図3を参照すると、ステップS218で考慮されるラベル
付けされていないクラスタがクラスタ222である場合、ステップS220にお
いて、特徴識別器70は、ステップS210が実施されたときにクラスタ220
がラベル付けされたか否かを決定する。同様に、クラスタ202がステップS2
18で考慮されたラベル付けされていないクラスタであった場合、ステップS2
20において、特徴識別器70は、クラスタ204がステップS210において
ラベル付けされたか否かを決定する。
付けされていないクラスタがクラスタ222である場合、ステップS220にお
いて、特徴識別器70は、ステップS210が実施されたときにクラスタ220
がラベル付けされたか否かを決定する。同様に、クラスタ202がステップS2
18で考慮されたラベル付けされていないクラスタであった場合、ステップS2
20において、特徴識別器70は、クラスタ204がステップS210において
ラベル付けされたか否かを決定する。
【0176】
ステップS220において、隣接するクラスタが別のクラスタからの予測によ
りラベル付けされていないと決定される場合、処理はステップS230に進む。
りラベル付けされていないと決定される場合、処理はステップS230に進む。
【0177】
これに対し、ステップS220において、隣接するクラスタが予測によりラベ
ル付けされていると決定される場合、ステップS222において、特徴識別器7
0は、入力画像と写真マット34との間のラベル付けされた隣接するクラスタに
対するマッピングを計算する。この実施例において、マッピングがR.J.シュ
カルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)
の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and
Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているような従
来の方法で計算される。
ル付けされていると決定される場合、ステップS222において、特徴識別器7
0は、入力画像と写真マット34との間のラベル付けされた隣接するクラスタに
対するマッピングを計算する。この実施例において、マッピングがR.J.シュ
カルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)
の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing and
Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているような従
来の方法で計算される。
【0178】
ステップS224において、特徴識別器70は、ステップS222で生成され
たマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット34上の特徴の既
知の位置とを使用して、ステップS218で考慮されたラベル付けされていない
クラスタの中心の画像中の位置の予測を計算する。
たマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット34上の特徴の既
知の位置とを使用して、ステップS218で考慮されたラベル付けされていない
クラスタの中心の画像中の位置の予測を計算する。
【0179】
ステップS226において、特徴識別器70は、ステップS224で計算され
た予測位置が入力画像中の最も近接するクラスタの中心の閾値距離内にあるか否
かを決定する。ステップS226で実行される処理は、図17を参照して上述し
たステップS208で実行された処理と同じである。
た予測位置が入力画像中の最も近接するクラスタの中心の閾値距離内にあるか否
かを決定する。ステップS226で実行される処理は、図17を参照して上述し
たステップS208で実行された処理と同じである。
【0180】
ステップS226において、予測位置が閾値距離内にあると決定される場合、
ステップS228において、特徴識別器70は、最も近接するクラスタにラベル
付けし、ステップS218で考慮された写真マット34からのクラスタとして識
別する。
ステップS228において、特徴識別器70は、最も近接するクラスタにラベル
付けし、ステップS218で考慮された写真マット34からのクラスタとして識
別する。
【0181】
これに対し、ステップS226において、予測位置が閾値距離内にないと決定
される場合、ステップS228が省略され、ステップS218で考慮されたラベ
ル付けされていないクラスタは、ラベル付けされていない状態を維持する。
される場合、ステップS228が省略され、ステップS218で考慮されたラベ
ル付けされていないクラスタは、ラベル付けされていない状態を維持する。
【0182】
ステップS230において、特徴識別器70は、まだ考慮されていないラベル
付けされていないクラスタ(すなわち、ステップS218からS228で処理が
行なわれていない)が残っているか否かを決定する。各ラベル付けされていない
クラスタを以上説明したように処理し終わるまでステップS218からS230
が繰り返される。
付けされていないクラスタ(すなわち、ステップS218からS228で処理が
行なわれていない)が残っているか否かを決定する。各ラベル付けされていない
クラスタを以上説明したように処理し終わるまでステップS218からS230
が繰り返される。
【0183】
従って要約すると、ステップS218からS230において、特徴識別器70
は、別のクラスタからの予測によりそれ自体がラベル付けされたクラスタからそ
の位置を予測することによって各ラベル付けされていないクラスタにラベル付け
するように試みる。
は、別のクラスタからの予測によりそれ自体がラベル付けされたクラスタからそ
の位置を予測することによって各ラベル付けされていないクラスタにラベル付け
するように試みる。
【0184】
図16を参照して上述の処理を実行した後には、特徴識別器70は、入力画像
中で見え、且つ全ての特徴が黒色である各クラスタへのラベル付けを終了してお
くべきである。
中で見え、且つ全ての特徴が黒色である各クラスタへのラベル付けを終了してお
くべきである。
【0185】
図12を再度参照すると、ステップS142で各クラスタ内の特徴にラベル付
けし、ステップS144又はS146で各クラスタにラベル付けした後で、特徴
識別器70は、入力画像中のクラスタ内の各特徴に対して、入力画像と写真マッ
ト34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納する。後述するように
、入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応を使用して、画
像が記録されたときのカメラ410の位置及び向きを計算する。1対1の対応が
増加するにつれ、計算された位置及び向きは正確になる。従って、この実施例で
の写真マット34は、各特徴240から334が写真マット上の一意的な点位置
を定義するという利点を提供する。従って、ラベル付けされている入力画像中の
各特徴は、カメラ410の位置及び向きを計算する際に使用される対応を提供す
る。
けし、ステップS144又はS146で各クラスタにラベル付けした後で、特徴
識別器70は、入力画像中のクラスタ内の各特徴に対して、入力画像と写真マッ
ト34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納する。後述するように
、入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応を使用して、画
像が記録されたときのカメラ410の位置及び向きを計算する。1対1の対応が
増加するにつれ、計算された位置及び向きは正確になる。従って、この実施例で
の写真マット34は、各特徴240から334が写真マット上の一意的な点位置
を定義するという利点を提供する。従って、ラベル付けされている入力画像中の
各特徴は、カメラ410の位置及び向きを計算する際に使用される対応を提供す
る。
【0186】
図7を再度参照すると、ステップS38において、カメラ計算器80は、各特
徴の入力画像中の位置と写真マット34上の位置との対応を定義するステップS
148で格納されたデータを使用して、入力画像が記録されたときの写真マット
34及びオブジェクト400に対するカメラ410の位置及び向きを計算する。
すなわち、カメラ計算器80は、入力画像が記録されたときにカメラ410のス
テップS6で格納されたデータにより定義された座標系における変換(並進及び
回転)を計算する。
徴の入力画像中の位置と写真マット34上の位置との対応を定義するステップS
148で格納されたデータを使用して、入力画像が記録されたときの写真マット
34及びオブジェクト400に対するカメラ410の位置及び向きを計算する。
すなわち、カメラ計算器80は、入力画像が記録されたときにカメラ410のス
テップS6で格納されたデータにより定義された座標系における変換(並進及び
回転)を計算する。
【0187】
図18は、ステップS38でカメラ計算器80により実行される処理動作を示
す。
す。
【0188】
図18のステップS250において、カメラ計算器80は、図12のステップ
S148で格納され、且つ入力画像及び写真マット34における各特徴の一意的
な点位置の座標を定義するデータを読み取る。
S148で格納され、且つ入力画像及び写真マット34における各特徴の一意的
な点位置の座標を定義するデータを読み取る。
【0189】
ステップS252において、カメラ計算器80は、カウンタの値を1だけイン
クリメントする(カウンタは、ステップS252が初めて実行される場合、1に
設定される)。
クリメントする(カウンタは、ステップS252が初めて実行される場合、1に
設定される)。
【0190】
ステップS254において、カメラ計算器80は、ステップS250で読み取
られた画像マット対応のうちの3つを無作為に選択する(各対応は、入力画像中
の特徴の位置及び写真マット34上の対応する特徴の位置を定義する)。
られた画像マット対応のうちの3つを無作為に選択する(各対応は、入力画像中
の特徴の位置及び写真マット34上の対応する特徴の位置を定義する)。
【0191】
ステップS256において、カメラ計算器80は、ステップS254で選択さ
れた3つの対応を使用して、ステップS6(図2)で格納されたデータにより定
義された座標系内での入力画像が記録された撮影位置及び向きへのカメラ410
の移動を定義する変換を計算する。
れた3つの対応を使用して、ステップS6(図2)で格納されたデータにより定
義された座標系内での入力画像が記録された撮影位置及び向きへのカメラ410
の移動を定義する変換を計算する。
【0192】
具体的には、この実施例において、カメラ計算器80は、R.M.ハラリック
とL.G.シャピロ(R.M. Haralick and L.G. Shapiro)の「コンピュータとロ
ボットビジョン ボリューム2(Computer and Robot Vision Volume 2)」(Ad
dison-Wesley Publishing Company、1993年、ISBN 0-201-56943-4、第2巻
)の第13.4.15節に記載されているような従来の方法で変換を計算する処
理をステップS256において実行する。
とL.G.シャピロ(R.M. Haralick and L.G. Shapiro)の「コンピュータとロ
ボットビジョン ボリューム2(Computer and Robot Vision Volume 2)」(Ad
dison-Wesley Publishing Company、1993年、ISBN 0-201-56943-4、第2巻
)の第13.4.15節に記載されているような従来の方法で変換を計算する処
理をステップS256において実行する。
【0193】
ステップS258において、カメラ計算器80は、ステップS250で読み取
られた画像マット対応の各々に対してステップS256で計算された変換を検査
する。すなわち、ステップS250で読み取られた対応中に記載された各特徴の
点に対して、カメラ計算器80は、特徴検出器50により計算された入力画像中
の特徴の点の位置(図8のステップS58において格納済)と写真マット34か
らの対応する特徴が写真マット34から入力画像へステップS256で計算され
た変換を使用して投射されるときに生成される入力画像中の位置との間の距離を
計算する。また、カメラ計算器80は、これらの位置間の計算された距離が閾値
未満であるか否かを決定する。この処理は以下の式を使用して行なわれ、ステッ
プS250で読み取られた対応中に記載された各点に対して繰り返され、次の不
等式が成立する点の数が決定される: |x_i − PX_i/(PXi)3| < d ・・・・(2) 式中、x_iはx_i = (ui, vi, 1)により与えられる入力画像中の「i」番目の特
徴の位置(図8のステップS58で格納済)、 X_iはX_i = (xi, yi, zi, 1)により与えられる写真マット34上の「i」番目
の特徴の位置、 「P」はステップS256で計算され、且つ3×4の行列であるカメラ変換を定
義し、従来通りにP=[R t]により与えられ、Kはカメラ410の固有のパラ
メータを定義する行列であり、「R」は計算された回転であり、「t」は計算さ
れた並進であり、 (PXi)3はベクトルPXiの第3成分であり、 PX_i/(PXi)3は計算されたカメラ変換に基づいて入力画像中の写真マット
34からの「i」番目の特徴の予測位置であり、 「d」はこの実施例で閾値であり、d=3画素に設定される。
られた画像マット対応の各々に対してステップS256で計算された変換を検査
する。すなわち、ステップS250で読み取られた対応中に記載された各特徴の
点に対して、カメラ計算器80は、特徴検出器50により計算された入力画像中
の特徴の点の位置(図8のステップS58において格納済)と写真マット34か
らの対応する特徴が写真マット34から入力画像へステップS256で計算され
た変換を使用して投射されるときに生成される入力画像中の位置との間の距離を
計算する。また、カメラ計算器80は、これらの位置間の計算された距離が閾値
未満であるか否かを決定する。この処理は以下の式を使用して行なわれ、ステッ
プS250で読み取られた対応中に記載された各点に対して繰り返され、次の不
等式が成立する点の数が決定される: |x_i − PX_i/(PXi)3| < d ・・・・(2) 式中、x_iはx_i = (ui, vi, 1)により与えられる入力画像中の「i」番目の特
徴の位置(図8のステップS58で格納済)、 X_iはX_i = (xi, yi, zi, 1)により与えられる写真マット34上の「i」番目
の特徴の位置、 「P」はステップS256で計算され、且つ3×4の行列であるカメラ変換を定
義し、従来通りにP=[R t]により与えられ、Kはカメラ410の固有のパラ
メータを定義する行列であり、「R」は計算された回転であり、「t」は計算さ
れた並進であり、 (PXi)3はベクトルPXiの第3成分であり、 PX_i/(PXi)3は計算されたカメラ変換に基づいて入力画像中の写真マット
34からの「i」番目の特徴の予測位置であり、 「d」はこの実施例で閾値であり、d=3画素に設定される。
【0194】
ステップS260において、カメラ計算器80は、ステップS256で計算さ
れ、ステップS258で検査されたカメラ変換が、ステップS256が先の反復
中に実行されたときに計算されたいずれのカメラ変換よりも正確であるか否かを
決定する。すなわち、カメラ計算器80は、ステップS258で実行された検査
の結果から、上記式(2)で与えられた不等式を満たす点の数が、現在の最も正
確なカメラ変換が検査されたときに不等式を満たした点の数よりも多いか否かを
決定する。
れ、ステップS258で検査されたカメラ変換が、ステップS256が先の反復
中に実行されたときに計算されたいずれのカメラ変換よりも正確であるか否かを
決定する。すなわち、カメラ計算器80は、ステップS258で実行された検査
の結果から、上記式(2)で与えられた不等式を満たす点の数が、現在の最も正
確なカメラ変換が検査されたときに不等式を満たした点の数よりも多いか否かを
決定する。
【0195】
ステップS260において、計算された変換が先の反復中にステップS256
で計算された変換よりも正確であると決定される場合、ステップS262におい
て、カメラ計算器80は、計算された変換を式(2)で定義された不等式を満た
す点の数と共に格納する。
で計算された変換よりも正確であると決定される場合、ステップS262におい
て、カメラ計算器80は、計算された変換を式(2)で定義された不等式を満た
す点の数と共に格納する。
【0196】
これに対し、ステップS260において、カメラ変換が先に計算されたいかな
る変換よりも不正確であると決定される場合、ステップS262は省略される。
る変換よりも不正確であると決定される場合、ステップS262は省略される。
【0197】
ステップS264において、カメラ計算器80は、ステップS252でインク
リメントされたカウンタの値がステップS252からS262の実行すべき反復
の最大回数を定義する閾値数よりも小さいか否かを決定する。この実施例では、
この閾値数は10,000に設定される。
リメントされたカウンタの値がステップS252からS262の実行すべき反復
の最大回数を定義する閾値数よりも小さいか否かを決定する。この実施例では、
この閾値数は10,000に設定される。
【0198】
ステップS264において、カウンタの値が閾値よりも小さい(所望の回数の
反復が実施されていないことを示す)場合、ステップS266において、カメラ
計算器80は、ステップS256で計算されたカメラ変換の正確さ(式(2)の
不等式を満たす点の数がステップS258で検査された数に勝っていることによ
り表される)が、ステップS252からS264のここまでの所定回数の反復に
おいて向上したか否かを決定する(所定回数は、この実施例では2,000に設
定される)。
反復が実施されていないことを示す)場合、ステップS266において、カメラ
計算器80は、ステップS256で計算されたカメラ変換の正確さ(式(2)の
不等式を満たす点の数がステップS258で検査された数に勝っていることによ
り表される)が、ステップS252からS264のここまでの所定回数の反復に
おいて向上したか否かを決定する(所定回数は、この実施例では2,000に設
定される)。
【0199】
ステップS266において正確さがここまでの2,000回の反復中に向上し
たと決定される場合、更なる反復を行なうに値すると決定され、ステップS25
2からS266が繰り返される。
たと決定される場合、更なる反復を行なうに値すると決定され、ステップS25
2からS266が繰り返される。
【0200】
これに対し、ステップS266において計算されたカメラ変換の正確さに変化
がない、あるいは、ステップS264においてカウンタ値が閾値以上であると決
定される場合、これ以上のカメラ変換の計算は行なわれない。
がない、あるいは、ステップS264においてカウンタ値が閾値以上であると決
定される場合、これ以上のカメラ変換の計算は行なわれない。
【0201】
ステップS252からS266の全ての反復が行なわれた後に格納されるカメ
ラ変換は、計算された変換中で最も正確であり、入力画像が記録されたときのカ
メラ410の位置及び向きを定義するカメラ変換として使用される。
ラ変換は、計算された変換中で最も正確であり、入力画像が記録されたときのカ
メラ410の位置及び向きを定義するカメラ変換として使用される。
【0202】
図7を再度参照すると、現在考慮中の入力画像に対する処理は終了している。
【0203】
従って、ステップS40において、処理装置2は、別の処理すべき入力画像が
存在するか否かを決定し、各入力画像を以上説明したように処理し終わるまでス
テップS30からS40が繰り返され、各入力画像に対して写真マット34に対
するカメラ410の位置及び向きが決定される。
存在するか否かを決定し、各入力画像を以上説明したように処理し終わるまでス
テップS30からS40が繰り返され、各入力画像に対して写真マット34に対
するカメラ410の位置及び向きが決定される。
【0204】
図6を再度参照すると、ステップS16において、サーフェスモデラ90は各
入力画像を処理し、オブジェクト400を表現する画像データを写真マット34
及び写真マット34が配置されている表面380を表現する画像データから分離
する(ステップS16は、この実施例では、オブジェクト400の面の3Dコン
ピュータモデルを定義するときに使用するためのデータを生成する予備ステップ
である)。
入力画像を処理し、オブジェクト400を表現する画像データを写真マット34
及び写真マット34が配置されている表面380を表現する画像データから分離
する(ステップS16は、この実施例では、オブジェクト400の面の3Dコン
ピュータモデルを定義するときに使用するためのデータを生成する予備ステップ
である)。
【0205】
図19は、ステップS16でサーフェスモデラ90により実行される処理動作
を示す。
を示す。
【0206】
図19を参照すると、ステップS280からS288で、サーフェスモデラ9
0は、写真マット34及び背景380を表現するが、オブジェクト400自体を
表現しない入力画像中の色を表す量子化値のハッシュテーブル(hash table)を
作成する。
0は、写真マット34及び背景380を表現するが、オブジェクト400自体を
表現しない入力画像中の色を表す量子化値のハッシュテーブル(hash table)を
作成する。
【0207】
すなわち、ステップS280で、サーフェスモデラ90は図6のステップS1
2で格納された「背景画像」(すなわち、表面380と、写真マット34が印刷
されている材料と同じ色を有するオブジェクトとを示す、処理装置2に入力され
るべき最終画像)における次の画素のRGBデータ値を読み取る。
2で格納された「背景画像」(すなわち、表面380と、写真マット34が印刷
されている材料と同じ色を有するオブジェクトとを示す、処理装置2に入力され
るべき最終画像)における次の画素のRGBデータ値を読み取る。
【0208】
ステップS282で、サーフェスモデラ90は以下の式に従って画素の量子化
赤色(R)値、量子化緑色(G)値及び量子化青色(B)値を計算する: q = (p + t / 2) / t ・・・・(3) 式中、「q」は量子化値、 「p」はステップS280で読み取られたR、G又はBの値、 「t」はオブジェクト400を示す入力画像からのRGB値が背景とラベル付け
されるべき背景色にどれほど近くなければならないかを決定する閾値である。こ
の実施例では、「t」は4に設定されている。
赤色(R)値、量子化緑色(G)値及び量子化青色(B)値を計算する: q = (p + t / 2) / t ・・・・(3) 式中、「q」は量子化値、 「p」はステップS280で読み取られたR、G又はBの値、 「t」はオブジェクト400を示す入力画像からのRGB値が背景とラベル付け
されるべき背景色にどれほど近くなければならないかを決定する閾値である。こ
の実施例では、「t」は4に設定されている。
【0209】
ステップS284で、サーフェスモデラ90はステップS282で計算された
量子化R値、G値及びB値を従来と同様に組み合わせて、「三重値」を生成する
。
量子化R値、G値及びB値を従来と同様に組み合わせて、「三重値」を生成する
。
【0210】
ステップS286では、サーフェスモデラ90はステップS282で計算され
た量子化R値、G値及びB値にハッシング関数を適用して、ハッシュテーブルの
ビンを定義し、且つステップS284で定義された「三重」値を定義されたビン
に追加する。すなわち、この実施例では、サーフェスモデラ90は下記のハッシ
ング関数を量子化R値、G値及びB値に適用し、ハッシュテーブルのビンを定義
する。
た量子化R値、G値及びB値にハッシング関数を適用して、ハッシュテーブルの
ビンを定義し、且つステップS284で定義された「三重」値を定義されたビン
に追加する。すなわち、この実施例では、サーフェスモデラ90は下記のハッシ
ング関数を量子化R値、G値及びB値に適用し、ハッシュテーブルのビンを定義
する。
【0211】
h(q) = (qred & 7)*2^6 + (qgreen & 7)*2^3 + (qblue & 7)・・(4)
すなわち、ハッシュテーブルのビンは、各色の3つの最下位ビットにより定義
される。この関数は、各ビンが少数の「三重」値のみを有するように、データを
試行し、ハッシュテーブルの利用可能なビンに分散させるように選択されている
。この実施例では、ステップS286で、「三重」値がビンに既に存在していな
い場合に限って「三重」値をそのビンに追加するので、各「三重」値はハッシュ
テーブルに一度しか追加されない。
される。この関数は、各ビンが少数の「三重」値のみを有するように、データを
試行し、ハッシュテーブルの利用可能なビンに分散させるように選択されている
。この実施例では、ステップS286で、「三重」値がビンに既に存在していな
い場合に限って「三重」値をそのビンに追加するので、各「三重」値はハッシュ
テーブルに一度しか追加されない。
【0212】
ステップS288では、サーフェスモデラ90は、背景画像中に別の画素が存
在するか否かを決定する。以上説明したように「背景」画像の各画素を処理し終
わるまで、ステップS280からS288を繰り返す。この処理の結果、「背景
」画像中の色を表現する値を含むハッシュテーブルが生成される。
在するか否かを決定する。以上説明したように「背景」画像の各画素を処理し終
わるまで、ステップS280からS288を繰り返す。この処理の結果、「背景
」画像中の色を表現する値を含むハッシュテーブルが生成される。
【0213】
ステップS290からS324では、サーフェスモデラ90は各入力画素を順
に考慮し、ハッシュテーブルを使用して、写真マット34及び背景に関連する入
力画像中のデータを、オブジェクト400に関連する入力画像中のデータから分
離する。この実施例では、ハッシュテーブルを生成するためにステップS280
からS288で処理される「背景」画像は、写真マット34上の特徴240から
334を示していない。従って、ステップS290からS324で実行される分
割はオブジェクト400に関連する画素データと、特徴240から334に関連
する画素データとを区別しない。その代わりに、この実施例では後述するオブジ
ェクト400の面の3Dコンピュータモデルを生成するためにサーフェスモデラ
90により実行される処理は、写真マット34上の特徴に関連する画素がサーフ
ェスモデルに寄与することのないように実行される。
に考慮し、ハッシュテーブルを使用して、写真マット34及び背景に関連する入
力画像中のデータを、オブジェクト400に関連する入力画像中のデータから分
離する。この実施例では、ハッシュテーブルを生成するためにステップS280
からS288で処理される「背景」画像は、写真マット34上の特徴240から
334を示していない。従って、ステップS290からS324で実行される分
割はオブジェクト400に関連する画素データと、特徴240から334に関連
する画素データとを区別しない。その代わりに、この実施例では後述するオブジ
ェクト400の面の3Dコンピュータモデルを生成するためにサーフェスモデラ
90により実行される処理は、写真マット34上の特徴に関連する画素がサーフ
ェスモデルに寄与することのないように実行される。
【0214】
ステップS290では、サーフェスモデラ90は次の入力画像を考慮し、ステ
ップS292では、入力画像中の次の画素(ステップS292が初めて実行され
る場合、これは最初の画素である)のR値、G値及びB値を読み取る。
ップS292では、入力画像中の次の画素(ステップS292が初めて実行され
る場合、これは最初の画素である)のR値、G値及びB値を読み取る。
【0215】
ステップS294では、サーフェスモデラ90は先の式(3)を使用して、画
素の量子化R値、量子化G値及び量子化B値を計算する。
素の量子化R値、量子化G値及び量子化B値を計算する。
【0216】
ステップS296では、サーフェスモデラ90はステップS294で計算され
た量子化R値、G値及びB値を組み合わせて、「三重値」を生成する。
た量子化R値、G値及びB値を組み合わせて、「三重値」を生成する。
【0217】
ステップS298では、サーフェスモデラ90は先の式(4)に従ってハッシ
ング関数をステップS294で計算された量子化値に適用して、ステップS28
0からS288で生成されたハッシュテーブルのビンを定義する。
ング関数をステップS294で計算された量子化値に適用して、ステップS28
0からS288で生成されたハッシュテーブルのビンを定義する。
【0218】
ステップS300では、サーフェスモデラ90はステップS298で定義され
たハッシュテーブルのビンの「三重」値を読み取る。それらの「三重」値は、写
真マット34の材料及び背景表面380の色を表現している。
たハッシュテーブルのビンの「三重」値を読み取る。それらの「三重」値は、写
真マット34の材料及び背景表面380の色を表現している。
【0219】
ステップS302では、サーフェスモデラ90は、ステップS296で生成さ
れた、現在考慮すべき入力画像中の画素の「三重」値がハッシュテーブルのビン
の背景「三重」値のいずれかと同じであるか否かを決定する。
れた、現在考慮すべき入力画像中の画素の「三重」値がハッシュテーブルのビン
の背景「三重」値のいずれかと同じであるか否かを決定する。
【0220】
ステップS302で、画素の「三重」値が背景「三重」値と同じであると決定
されれば、ステップS304で、その画素は背景画素であると決定し、画素の値
を「黒色」に設定する。
されれば、ステップS304で、その画素は背景画素であると決定し、画素の値
を「黒色」に設定する。
【0221】
これに対し、ステップS302で、画素の「三重」値が背景のどの「三重」値
とも同じでないと決定された場合には、ステップS306で、その画素はオブジ
ェクト400の一部であると決定し、サーフェスモデラ90は画素の値を「白色
」に設定する。
とも同じでないと決定された場合には、ステップS306で、その画素はオブジ
ェクト400の一部であると決定し、サーフェスモデラ90は画素の値を「白色
」に設定する。
【0222】
ステップS308では、サーフェスモデラ90は、入力画像に別の画素が存在
するか否かを決定する。入力画像中の各画素を以上説明したように処理し終わる
まで、ステップS292からS308を繰り返す。
するか否かを決定する。入力画像中の各画素を以上説明したように処理し終わる
まで、ステップS292からS308を繰り返す。
【0223】
ステップS310からS322では、サーフェスモデラ90は画像の画素を背
景画素又はオブジェクト画素として分類する上での誤りを修正するための処理を
実行する。
景画素又はオブジェクト画素として分類する上での誤りを修正するための処理を
実行する。
【0224】
具体的には、ステップS310で、サーフェスモデラ90はメディアンフィル
タとして使用すべき円形マスクを定義する。この実施例では、円形マスクは4画
素分の半径を有する。
タとして使用すべき円形マスクを定義する。この実施例では、円形マスクは4画
素分の半径を有する。
【0225】
ステップS312では、サーフェスモデラ90はステップS310で定義した
マスクの中心をステップS304及びS306で生成された二値画像の次の画素
(ステップS312が初めて実行される場合、これは最初の画素である)の中心
に配置するための処理を実行する。
マスクの中心をステップS304及びS306で生成された二値画像の次の画素
(ステップS312が初めて実行される場合、これは最初の画素である)の中心
に配置するための処理を実行する。
【0226】
ステップS314では、サーフェスモデラ90はマスク内部の黒色画素の数及
び白色画素の数をカウントする。
び白色画素の数をカウントする。
【0227】
ステップS316では、サーフェスモデラ90は、マスク内部の白色画素の数
がマスク内部の黒色画素の数以上であるか否かを決定する。
がマスク内部の黒色画素の数以上であるか否かを決定する。
【0228】
ステップS316で白色画素の数が黒色画素の数以上であると決定されれば、
ステップS318で、サーフェスモデラ90はマスクの中心にある画素の値を白
色に設定する。これに対し、ステップS316で黒色画素の数が白色画素の数よ
り多いと決定された場合には、ステップS320で、サーフェスモデラ90はマ
スクの中心にある画素の値を黒色に設定する。
ステップS318で、サーフェスモデラ90はマスクの中心にある画素の値を白
色に設定する。これに対し、ステップS316で黒色画素の数が白色画素の数よ
り多いと決定された場合には、ステップS320で、サーフェスモデラ90はマ
スクの中心にある画素の値を黒色に設定する。
【0229】
ステップS322では、サーフェスモデラ90は二値画像中に別の画素が存在
するか否かを決定し、以上説明したように各画素を処理し終わるまで、ステップ
S312からS322を繰り返す。
するか否かを決定し、以上説明したように各画素を処理し終わるまで、ステップ
S312からS322を繰り返す。
【0230】
ステップS324では、サーフェスモデラ90は、処理すべき別の入力画像が
存在するか否かを決定する。以上説明したように各入力画像を処理し終わるまで
、ステップS290からS324を繰り返す。
存在するか否かを決定する。以上説明したように各入力画像を処理し終わるまで
、ステップS290からS324を繰り返す。
【0231】
再び図6に戻ると、ステップS18では、サーフェスモデラ90がオブジェク
ト400の3Dの面のコンピュータモデルを定義するデータを生成するための処
理を実行する。
ト400の3Dの面のコンピュータモデルを定義するデータを生成するための処
理を実行する。
【0232】
この実施例では、ステップS18の処理は従来通りに実行され、次の3つの段
階を含む。
階を含む。
【0233】
(1)ステップS14で生成されたカメラの位置及び向きと、ステップS16
で生成された分割画像データとを処理して、オブジェクトを包囲する複数のボク
セルから成る3D格子を定義するデータを含むボクセルカービングを生成する。
サーフェスモデラ90はこの段階の処理を従来通りに、例えば、R.スゼリスキ
(R. Szeliski)の「画像シーケンスからの高速オクトリ構成(Rapid Octree Co
nstruction from Image Sequences)」(CVGIP:Image Understanding、第58
巻第1号、1993年7月、23〜32ページ)に記載されているように実行す
る。
で生成された分割画像データとを処理して、オブジェクトを包囲する複数のボク
セルから成る3D格子を定義するデータを含むボクセルカービングを生成する。
サーフェスモデラ90はこの段階の処理を従来通りに、例えば、R.スゼリスキ
(R. Szeliski)の「画像シーケンスからの高速オクトリ構成(Rapid Octree Co
nstruction from Image Sequences)」(CVGIP:Image Understanding、第58
巻第1号、1993年7月、23〜32ページ)に記載されているように実行す
る。
【0234】
(2)ボクセルカービングを定義するデータを処理して、オブジェクト400
の面を定義する複数の三角形から成る3Dサーフェスメッシュを定義するデータ
を生成する。この実施例では、この段階の処理はサーフェスモデラ90により従
来のマーチングキューブアルゴリズムに従って、例えば、W.E.ロレンセン(
W. E. Lorensen)及びH.E.クライン(H. E. Cline)の「立方体のマッチン
グ:高解像度3次元サーフェス構成アルゴリズム(Marching Cubes:A High Res
olution 3D Surface Construction Algorithm)」(Computer Graphics, SIGGRA
PH 87 Proceedings、21、163〜169ページ、1987年7月)又はJ.
ブルーメンシャル(J. Bloomenthal)の「暗黙のサーフェスポリゴナイザ(An I
mplicit Surface Polygonizer)」(Graphics Gems IV、AP Professional、19
94年、ISBN 0123361559、324〜350ページ)に記載されているように実
行される。
の面を定義する複数の三角形から成る3Dサーフェスメッシュを定義するデータ
を生成する。この実施例では、この段階の処理はサーフェスモデラ90により従
来のマーチングキューブアルゴリズムに従って、例えば、W.E.ロレンセン(
W. E. Lorensen)及びH.E.クライン(H. E. Cline)の「立方体のマッチン
グ:高解像度3次元サーフェス構成アルゴリズム(Marching Cubes:A High Res
olution 3D Surface Construction Algorithm)」(Computer Graphics, SIGGRA
PH 87 Proceedings、21、163〜169ページ、1987年7月)又はJ.
ブルーメンシャル(J. Bloomenthal)の「暗黙のサーフェスポリゴナイザ(An I
mplicit Surface Polygonizer)」(Graphics Gems IV、AP Professional、19
94年、ISBN 0123361559、324〜350ページ)に記載されているように実
行される。
【0235】
(3)間引きプロセスを実行することにより、第2段階で生成されたサーフェ
スメッシュの三角形の数を相当に減少させる。
スメッシュの三角形の数を相当に減少させる。
【0236】
この実施例においては、サーフェスモデラ90は第3段階で、第2段階で生成
された三角形メッシュの各々の頂点がオブジェクト400の面の形状に寄与する
か否かを決定するために三角形メッシュから頂点を無作為に除去することにより
、間引きプロセスを実行するための処理を実行する。形状に寄与しない頂点は三
角形分割から放棄されるため、最終モデルにおける頂点の数(従って、三角形の
数)は少なくなる。隣接する頂点を連続して除去することにより面の大部分が徐
々に侵食されるという事態を回避するために、除去し試験すべき頂点の選択は無
作為に行われる。この実施例でサーフェスモデラ90により実行される間引きア
ルゴリズムを以下に疑似コードで記載する。
された三角形メッシュの各々の頂点がオブジェクト400の面の形状に寄与する
か否かを決定するために三角形メッシュから頂点を無作為に除去することにより
、間引きプロセスを実行するための処理を実行する。形状に寄与しない頂点は三
角形分割から放棄されるため、最終モデルにおける頂点の数(従って、三角形の
数)は少なくなる。隣接する頂点を連続して除去することにより面の大部分が徐
々に侵食されるという事態を回避するために、除去し試験すべき頂点の選択は無
作為に行われる。この実施例でサーフェスモデラ90により実行される間引きア
ルゴリズムを以下に疑似コードで記載する。
【0237】
INPUT
Read in vertices
Read in triples of vertex IDs making up triangles
PROCESSING
Repeat NVERTEX times
Choose a random vertex, V, which hasn't been chosen before
Locate set of all triangles having V as a vertex, S
Order S so adjacent triangles are next to each other
Re-triangulate triangle set, ignoring V (i.e. remove selected triang
les & V and then fill in hole) Find the maximum distance between V and the plane of each triangle If (distance < threshold) Discard V and keep new triangulation Else Keep V and return to old triangulation OUTPUT Output list of kept vertices Output updated list of triangles 写真マット34上の特徴240から334の絶対位置はわかっているので(特
徴はステップS4で格納される直径に従って印刷されている)、オブジェクト4
00の面の3Dコンピュータモデルは正確なスケールで生成される。
les & V and then fill in hole) Find the maximum distance between V and the plane of each triangle If (distance < threshold) Discard V and keep new triangulation Else Keep V and return to old triangulation OUTPUT Output list of kept vertices Output updated list of triangles 写真マット34上の特徴240から334の絶対位置はわかっているので(特
徴はステップS4で格納される直径に従って印刷されている)、オブジェクト4
00の面の3Dコンピュータモデルは正確なスケールで生成される。
【0238】
ステップS20で、サーフェステクスチャラ100は入力画像データを処理し
て、ステップS18でサーフェスモデラ90により生成されたサーフェスモデル
の面三角形ごとにテクスチャデータを生成する。
て、ステップS18でサーフェスモデラ90により生成されたサーフェスモデル
の面三角形ごとにテクスチャデータを生成する。
【0239】
具体的には、この実施例では、サーフェステクスチャラ100は、ステップS
18で生成されたサーフェスメッシュ中の各面三角形を考慮し且つ三角形に最も
近接して直面している入力画像「i」を見出すための処理を従来通りに実行する
。すなわち、三角形の垂線を とし、「i」番目の画像の撮影方向を とするとき
、値 が最大である入力画像が求められる。これは、面三角形が最大投射面積を
有する入力画像を識別する。
18で生成されたサーフェスメッシュ中の各面三角形を考慮し且つ三角形に最も
近接して直面している入力画像「i」を見出すための処理を従来通りに実行する
。すなわち、三角形の垂線を とし、「i」番目の画像の撮影方向を とするとき
、値 が最大である入力画像が求められる。これは、面三角形が最大投射面積を
有する入力画像を識別する。
【0240】
面三角形は識別された入力画像に投射され、投射された三角形の頂点は画像テ
クスチャマップを定義するテクスチャ座標として使用される。
クスチャマップを定義するテクスチャ座標として使用される。
【0241】
以上説明した処理を実行した結果、モデルにレンダリングすべき画像データを
定義するテクスチャ座標をもって完成した、オブジェクト400の面のVRML
(又は類似のフォーマットの)モデルが得られる。
定義するテクスチャ座標をもって完成した、オブジェクト400の面のVRML
(又は類似のフォーマットの)モデルが得られる。
【0242】
ステップS22では、中央制御装置20は出力データ記憶装置120からの、
オブジェクト400の3Dコンピュータモデルを定義するデータを、例えば、デ
ィスク122などの記憶装置に格納されるデータ又は信号124(図1)として
出力する。これに加えて、又はその代わりに、中央制御装置20はディスプレイ
プロセッサ110に、オブジェクト400の3Dコンピュータモデルの画像を、
例えば、ユーザ入力装置6を使用してユーザにより入力された視点に従って表示
させても良い。あるいは、ステップS14でカメラ計算器80により生成された
1つ以上の入力画像に対するカメラ410の位置及び向きを定義するデータを、
例えば、ディスク122などの記憶装置に記録されるデータ又は信号124とし
て出力しても良い。
オブジェクト400の3Dコンピュータモデルを定義するデータを、例えば、デ
ィスク122などの記憶装置に格納されるデータ又は信号124(図1)として
出力する。これに加えて、又はその代わりに、中央制御装置20はディスプレイ
プロセッサ110に、オブジェクト400の3Dコンピュータモデルの画像を、
例えば、ユーザ入力装置6を使用してユーザにより入力された視点に従って表示
させても良い。あるいは、ステップS14でカメラ計算器80により生成された
1つ以上の入力画像に対するカメラ410の位置及び向きを定義するデータを、
例えば、ディスク122などの記憶装置に記録されるデータ又は信号124とし
て出力しても良い。
【0243】
上述の第1実施例において、写真マット34上のクラスタ200、206、2
12及び218は同一であり、クラスタ202、204、208、210、21
4、216、220及び222が同一である。入力画像中において見出された各
特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応は、入力画像中の写真マット上
の所定の点に対する特徴の位置によってクラスタ内の各特徴にラベル付けし(図
12のステップS140及びS142)、これらのクラスタ内の赤色の特徴の位
置によってクラスタ200、206、212及び218にラベル付けし(これら
の位置はマット上の所定の点に対して決定される)(図12のステップS144
)、且つクラスタ200、206、212又は218(赤色の特徴を含むクラス
タからラベル付けできない場合には別の識別済のクラスタ)のうちの1つに対す
る位置によってクラスタ202、204、208、210、214、216、2
20及び222の各々にラベル付けすることによって識別される。
12及び218は同一であり、クラスタ202、204、208、210、21
4、216、220及び222が同一である。入力画像中において見出された各
特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応は、入力画像中の写真マット上
の所定の点に対する特徴の位置によってクラスタ内の各特徴にラベル付けし(図
12のステップS140及びS142)、これらのクラスタ内の赤色の特徴の位
置によってクラスタ200、206、212及び218にラベル付けし(これら
の位置はマット上の所定の点に対して決定される)(図12のステップS144
)、且つクラスタ200、206、212又は218(赤色の特徴を含むクラス
タからラベル付けできない場合には別の識別済のクラスタ)のうちの1つに対す
る位置によってクラスタ202、204、208、210、214、216、2
20及び222の各々にラベル付けすることによって識別される。
【0244】
第2実施例
発明の第2実施例を説明する。第2実施例において、特徴にラベル付けするの
に入力画像中の写真マット上の所定の点の位置を決定する必要がないように特徴
が写真マット34上に設けられる。
に入力画像中の写真マット上の所定の点の位置を決定する必要がないように特徴
が写真マット34上に設けられる。
【0245】
第2実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70
により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70
により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。
【0246】
図20は、第2実施例において、印刷又は表示された写真マット34上の特徴
のパターンを示す。
のパターンを示す。
【0247】
図20において、パターンは、空いた中央領域718の周囲に三角形状に配置
された複数のクラスタ700から716から構成される。中央領域718の大き
さは、ステップS4(図2)で格納された直径を有する円をクラスタ700から
716中の特徴のいずれにも接触せずに描くことができる程度にする。
された複数のクラスタ700から716から構成される。中央領域718の大き
さは、ステップS4(図2)で格納された直径を有する円をクラスタ700から
716中の特徴のいずれにも接触せずに描くことができる程度にする。
【0248】
各クラスタ700から716は、4つの特徴を含み、この実施例ではそれらは
円である。図3のように、中央が白い黒字の円は、写真マット34上では全体が
赤色の円を表し、図20の内部まで黒い円は、写真マット34上では全体が黒色
の円を表す。
円である。図3のように、中央が白い黒字の円は、写真マット34上では全体が
赤色の円を表し、図20の内部まで黒い円は、写真マット34上では全体が黒色
の円を表す。
【0249】
第2実施例における写真マット34上のクラスタのうちの3つは、赤色の特徴
を含む。クラスタ712は、単一の赤色の特徴736を含み、クラスタ700は
、2つの赤色の特徴720及び726を含み、クラスタ706は、3つの赤色の
特徴728、732及び734を含む。クラスタ700、706及び712は、
異なる個数の赤色の特徴を含むので、これらのクラスタの各々は、第1実施例で
のクラスタ200、206、212及び218とは異なり、それぞれ一意的であ
る。従って、これらのクラスタのうちの1つが入力画像中で検出されるたびに、
一意的なラベルをクラスタ700、706及び712の各々に割り当てることが
できる。更に、各クラスタ700、706及び712内の特徴(及びその他のク
ラスタ702、704、708、710、714及び716)は、後述するよう
に、写真マット34上の所定の点を参照することなくラベル付けすることができ
る。
を含む。クラスタ712は、単一の赤色の特徴736を含み、クラスタ700は
、2つの赤色の特徴720及び726を含み、クラスタ706は、3つの赤色の
特徴728、732及び734を含む。クラスタ700、706及び712は、
異なる個数の赤色の特徴を含むので、これらのクラスタの各々は、第1実施例で
のクラスタ200、206、212及び218とは異なり、それぞれ一意的であ
る。従って、これらのクラスタのうちの1つが入力画像中で検出されるたびに、
一意的なラベルをクラスタ700、706及び712の各々に割り当てることが
できる。更に、各クラスタ700、706及び712内の特徴(及びその他のク
ラスタ702、704、708、710、714及び716)は、後述するよう
に、写真マット34上の所定の点を参照することなくラベル付けすることができ
る。
【0250】
図21は、第2実施例において図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理動作を示す。
実行される処理動作を示す。
【0251】
図21のステップS400において、特徴識別器70は、赤色の特徴を含む入
力画像中の各クラスタにラベル付けする。上述のように、赤色の特徴を含むクラ
スタは、様々に異なる個数の赤色の特徴を含むので、一意的にラベル付けするこ
とが可能である。すなわち、ステップS400において、特徴識別器70は、含
まれる赤色の特徴の個数によってクラスタにラベル付けする。
力画像中の各クラスタにラベル付けする。上述のように、赤色の特徴を含むクラ
スタは、様々に異なる個数の赤色の特徴を含むので、一意的にラベル付けするこ
とが可能である。すなわち、ステップS400において、特徴識別器70は、含
まれる赤色の特徴の個数によってクラスタにラベル付けする。
【0252】
ステップS402において、特徴識別器70は、赤色の特徴を含む各識別され
たクラスタの特徴にラベル付けする。
たクラスタの特徴にラベル付けする。
【0253】
具体的には、図20において、特徴識別器70は、時計回り方向で隣接する特
徴が黒色の特徴であるクラスタの赤色の特徴にクラスタの特徴1としてラベル付
けする。従って、図20において、特徴720は、クラスタ700の特徴1とし
てラベル付けされ、特徴728は、クラスタ706の特徴1としてラベル付けさ
れ、特徴736は、クラスタ712の特徴1としてラベル付けされる。残りの各
特徴は、クラスタの特徴1から時計回り方向でラベル付けされる。従って、例え
ば、クラスタ700において、特徴722は、特徴2としてラベル付けされ、特
徴724は特徴3としてラベル付けされ、特徴726は特徴4としてラベル付け
される。同様に、クラスタ712において、特徴738は特徴2としてラベル付
けされ、特徴740は特徴3としてラベル付けされ、特徴742は特徴4として
ラベル付けされる。
徴が黒色の特徴であるクラスタの赤色の特徴にクラスタの特徴1としてラベル付
けする。従って、図20において、特徴720は、クラスタ700の特徴1とし
てラベル付けされ、特徴728は、クラスタ706の特徴1としてラベル付けさ
れ、特徴736は、クラスタ712の特徴1としてラベル付けされる。残りの各
特徴は、クラスタの特徴1から時計回り方向でラベル付けされる。従って、例え
ば、クラスタ700において、特徴722は、特徴2としてラベル付けされ、特
徴724は特徴3としてラベル付けされ、特徴726は特徴4としてラベル付け
される。同様に、クラスタ712において、特徴738は特徴2としてラベル付
けされ、特徴740は特徴3としてラベル付けされ、特徴742は特徴4として
ラベル付けされる。
【0254】
ステップS400からS402での処理を実行した結果、入力画像中に赤色の
特徴を含むクラスタの各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応が識別
される。
特徴を含むクラスタの各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応が識別
される。
【0255】
ステップS404において、特徴識別器70は、全ての特徴が黒色である入力
画像中の各クラスタにラベル付けする。ステップS404で実行される処理は、
第1実施例においてステップS146(図12)で実行された処理に対応する。
この処理は図16を参照して先に説明しているので、ここでは説明を繰り返さな
い。
画像中の各クラスタにラベル付けする。ステップS404で実行される処理は、
第1実施例においてステップS146(図12)で実行された処理に対応する。
この処理は図16を参照して先に説明しているので、ここでは説明を繰り返さな
い。
【0256】
ステップS406において、特徴識別器70は、ステップS404でラベル付
けされた各クラスタ内の特徴にラベル付けする。すなわち、特徴識別器70は、
全ての特徴が黒色である各ラベル付けされたクラスタの特徴にラベル付けする。
けされた各クラスタ内の特徴にラベル付けする。すなわち、特徴識別器70は、
全ての特徴が黒色である各ラベル付けされたクラスタの特徴にラベル付けする。
【0257】
図22は、ステップS406で特徴識別器70により実行される処理動作を示
す。これらの動作は、クラスタにラベル付けを行なうステップS404で実行さ
れる動作と類似するが、それは、特徴の位置を予測し、入力画像中の特徴が予測
位置の閾値距離内にあるか否かを決定し、且つ閾値距離内にある場合には入力画
像中の特徴にラベル付けすることに処理が基づいているためである。
す。これらの動作は、クラスタにラベル付けを行なうステップS404で実行さ
れる動作と類似するが、それは、特徴の位置を予測し、入力画像中の特徴が予測
位置の閾値距離内にあるか否かを決定し、且つ閾値距離内にある場合には入力画
像中の特徴にラベル付けすることに処理が基づいているためである。
【0258】
具体的には、図22のステップS420において、特徴識別器70は、赤色の
特徴を含む次のラベル付けされたクラスタに対して画像とマットとの間のマッピ
ングを読み取る。このマッピングは、ステップS404が実行されたときに図1
6のステップS200で予め計算されたものである。
特徴を含む次のラベル付けされたクラスタに対して画像とマットとの間のマッピ
ングを読み取る。このマッピングは、ステップS404が実行されたときに図1
6のステップS200で予め計算されたものである。
【0259】
ステップS422において、特徴識別器70は、ステップS420で読み取ら
れたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングを写真マット34上の特徴の
既知の位置と共に使用して、ラベル付けされたクラスタに隣接するクラスタの各
特徴の中心の入力画像中の各位置の予測を計算する。
れたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングを写真マット34上の特徴の
既知の位置と共に使用して、ラベル付けされたクラスタに隣接するクラスタの各
特徴の中心の入力画像中の各位置の予測を計算する。
【0260】
従って、図20において、クラスタ700がステップS420で考慮されたラ
ベル付けされたクラスタである場合、ステップS422において、特徴識別器7
0は、クラスタ702の特徴750から756の各々及びクラスタ716の特徴
758から764の各々の中心の入力画像中の位置を予測する。
ベル付けされたクラスタである場合、ステップS422において、特徴識別器7
0は、クラスタ702の特徴750から756の各々及びクラスタ716の特徴
758から764の各々の中心の入力画像中の位置を予測する。
【0261】
ステップS424において、特徴識別器70は、ステップS422で計算され
た次の予測位置を考慮する(ステップS424が初めて実行される場合、これは
最初の予測位置である)。
た次の予測位置を考慮する(ステップS424が初めて実行される場合、これは
最初の予測位置である)。
【0262】
ステップS426において、特徴識別器70は、予測位置が入力画像中の最も
近接する特徴の中心の閾値距離内にあるか否かを決定する。この実施例では、閾
値距離は画素20個分に設定される。
近接する特徴の中心の閾値距離内にあるか否かを決定する。この実施例では、閾
値距離は画素20個分に設定される。
【0263】
ステップS426において、予測位置が最も近接する特徴の中心の閾値距離内
にあると決定される場合、ステップS428において、特徴識別器70は、入力
画像中の最も近接する特徴にラベル付けする。これが可能であるのは、特に写真
マット上の一意的な特徴に対して各予測位置がステップS422で計算されたた
めに、写真マット34上の対応する特徴がわかっているからである。
にあると決定される場合、ステップS428において、特徴識別器70は、入力
画像中の最も近接する特徴にラベル付けする。これが可能であるのは、特に写真
マット上の一意的な特徴に対して各予測位置がステップS422で計算されたた
めに、写真マット34上の対応する特徴がわかっているからである。
【0264】
これに対し、ステップS426において、予測位置が最も近接する特徴の中心
の閾値距離内にないと決定される場合、特徴をラベルのない状態で維持するため
にステップS428が省略される。
の閾値距離内にないと決定される場合、特徴をラベルのない状態で維持するため
にステップS428が省略される。
【0265】
ステップS430において、特徴識別器70は、ステップS422で計算され
、且つ処理が終了していない予測位置が他に存在するか否かを決定する。以上説
明したように各予測位置を処理し終わるまでステップS424からS430が繰
り返される。
、且つ処理が終了していない予測位置が他に存在するか否かを決定する。以上説
明したように各予測位置を処理し終わるまでステップS424からS430が繰
り返される。
【0266】
ステップS432において、特徴識別器70は、赤色の特徴を含むラベル付け
されたクラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように赤色の特
徴を含む各ラベル付けされたクラスタを処理し終わるまでステップS420から
S432が繰り返される。
されたクラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように赤色の特
徴を含む各ラベル付けされたクラスタを処理し終わるまでステップS420から
S432が繰り返される。
【0267】
赤色の特徴を含むクラスタ700、706及び712の各々が、入力画像中で
見える場合、ステップS420からS432で実行される処理により、クラスタ
702、704、708、710、714及び716中の特徴の各々にラベル付
けが行なわれるべきである。
見える場合、ステップS420からS432で実行される処理により、クラスタ
702、704、708、710、714及び716中の特徴の各々にラベル付
けが行なわれるべきである。
【0268】
しかし、いずれかの特徴がラベル付けされずに残る場合(赤色の特徴を含むク
ラスタのうちの1つが入力画像中に見えないようにオブジェクト400により隠
蔽された場合などに起こる)、特徴識別器70は、ステップS434からS44
8において追加の処理を実行する。
ラスタのうちの1つが入力画像中に見えないようにオブジェクト400により隠
蔽された場合などに起こる)、特徴識別器70は、ステップS434からS44
8において追加の処理を実行する。
【0269】
具体的には、ステップS434において、特徴識別器70は、ラベル付けされ
ずに残っている特徴が存在するか否かを決定する。
ずに残っている特徴が存在するか否かを決定する。
【0270】
ステップS434において、入力画像中にラベル付けされずに残っている特徴
が存在しないと決定される場合、ステップS406(図21)での処理は終了す
る。
が存在しないと決定される場合、ステップS406(図21)での処理は終了す
る。
【0271】
これに対し、ステップS434において、入力画像中の少なくとも1つの特徴
がラベル付けされずに残っていると決定される場合、ステップS436において
、特徴識別器70は、次のラベル付けされていない特徴を考慮する(ステップS
436が初めて実行される場合、これは最初のラベル付けされていない特徴であ
る)。
がラベル付けされずに残っていると決定される場合、ステップS436において
、特徴識別器70は、次のラベル付けされていない特徴を考慮する(ステップS
436が初めて実行される場合、これは最初のラベル付けされていない特徴であ
る)。
【0272】
ステップS438において、特徴識別器70は、ステップS436で選択され
たラベル付けされていない特徴を含むクラスタに隣接するクラスタが、別のクラ
スタからの推測によりラベル付けされているか否かを決定する。
たラベル付けされていない特徴を含むクラスタに隣接するクラスタが、別のクラ
スタからの推測によりラベル付けされているか否かを決定する。
【0273】
図20において、ステップS436で考慮されたラベル付けされていない特徴
がクラスタ716の一部である場合、ステップS438において、特徴識別器7
0は、クラスタ714がステップS210(図16)において予測によりラベル
付けされたか否かを決定するであろう。
がクラスタ716の一部である場合、ステップS438において、特徴識別器7
0は、クラスタ714がステップS210(図16)において予測によりラベル
付けされたか否かを決定するであろう。
【0274】
ステップS438において、隣接するクラスタが別のクラスタからの予測によ
りラベル付けされていないと決定される場合、処理はステップS448に進み、
ステップS436で考慮された特徴はラベル付けされないままである。
りラベル付けされていないと決定される場合、処理はステップS448に進み、
ステップS436で考慮された特徴はラベル付けされないままである。
【0275】
これに対し、ステップS438において、隣接するクラスタがステップS21
0(図16)でラベル付けされたと決定される場合、ステップS404が実行さ
れたときに入力画像と写真マット34との間のラベル付けされた隣接するクラス
タに対するマッピングが計算されていない場合には、特徴識別器70は、このマ
ッピングの計算を行なう。マッピングは、ステップS440において、図16の
ステップS222でマッピングが計算されたときと同様に(すなわち、R.J.
シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Son
s)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing
and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているよう
な従来の方法で)計算される。
0(図16)でラベル付けされたと決定される場合、ステップS404が実行さ
れたときに入力画像と写真マット34との間のラベル付けされた隣接するクラス
タに対するマッピングが計算されていない場合には、特徴識別器70は、このマ
ッピングの計算を行なう。マッピングは、ステップS440において、図16の
ステップS222でマッピングが計算されたときと同様に(すなわち、R.J.
シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Son
s)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital Image Processing
and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3章)に記載されているよう
な従来の方法で)計算される。
【0276】
ステップS442において、特徴識別器70は、ステップS440で計算され
た又は読み取られたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット
34上の特徴の既知の位置とを使用して、ラベル付けされていない特徴の中心の
入力画像中の位置の予測を計算する。
た又は読み取られたマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット
34上の特徴の既知の位置とを使用して、ラベル付けされていない特徴の中心の
入力画像中の位置の予測を計算する。
【0277】
ステップS444において、特徴識別器70は、予測位置が入力画像中の最も
近接する特徴の中心の閾値距離内にあるか否かを決定する。この実施例において
、閾値距離は画素20個分に設定される。
近接する特徴の中心の閾値距離内にあるか否かを決定する。この実施例において
、閾値距離は画素20個分に設定される。
【0278】
ステップS444において、入力画像中の最も近接する特徴が予測位置の閾値
距離内にあると決定される場合、ステップS446において、最も近接する特徴
がラベル付けされる。
距離内にあると決定される場合、ステップS446において、最も近接する特徴
がラベル付けされる。
【0279】
これに対し、ステップS444において、最も近接する特徴の中心と予測位置
との間の距離が閾値距離を超えると決定される場合、ステップS446が省略さ
れ、ステップS436で考慮された特徴はラベル付けされないままである。
との間の距離が閾値距離を超えると決定される場合、ステップS446が省略さ
れ、ステップS436で考慮された特徴はラベル付けされないままである。
【0280】
ステップS448において、特徴識別器70は、未だ考慮されておらずラベル
付けされていない特徴が他に残っているか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていない特徴を処理し終わるまでステップS436からS44
8が繰り返される。
付けされていない特徴が他に残っているか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていない特徴を処理し終わるまでステップS436からS44
8が繰り返される。
【0281】
図21を再度参照すると、ステップS408において、特徴識別器70は、入
力画像中の各特徴に対して、入力画像中の特徴の一意的な点位置及び写真マット
34上の特徴の一意的な点位置の座標を格納する。
力画像中の各特徴に対して、入力画像中の特徴の一意的な点位置及び写真マット
34上の特徴の一意的な点位置の座標を格納する。
【0282】
上述の第1実施例及び第2実施例では、写真マット34上の特徴の各クラスタ
は、同数の特徴を含み、クラスタの一部は赤色の特徴を含むので、これらのクラ
スタにラベル付けすることができる。赤色の特徴を含むラベル付けされたクラス
タを使用して、全ての特徴が黒色であるクラスタにラベル付けする。
は、同数の特徴を含み、クラスタの一部は赤色の特徴を含むので、これらのクラ
スタにラベル付けすることができる。赤色の特徴を含むラベル付けされたクラス
タを使用して、全ての特徴が黒色であるクラスタにラベル付けする。
【0283】
第3実施例
本発明の第3実施例を説明する。
【0284】
第3実施例では、第1実施例及び第2実施例において赤色の特徴を含む特徴の
クラスタが設けられるのと異なり、複数の単一の特徴が写真マット34上に設け
られる。これらの特徴は、相互に区別することが可能であり、全ての特徴が黒色
である特徴のクラスタにラベル付けするのに使用することができる。
クラスタが設けられるのと異なり、複数の単一の特徴が写真マット34上に設け
られる。これらの特徴は、相互に区別することが可能であり、全ての特徴が黒色
である特徴のクラスタにラベル付けするのに使用することができる。
【0285】
第3実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS32で特徴検出器50
により実行される処理及び図7のステップS36で特徴識別器70により実行さ
れる処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS32で特徴検出器50
により実行される処理及び図7のステップS36で特徴識別器70により実行さ
れる処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。
【0286】
図23は、第3実施例において印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0287】
図23において、第3実施例における写真マット34上のパターンは、クラス
タ808、810、812、814、816、818、820及び822と共に
赤色の星800、赤色の円802、黒色の星804及び黒色の円806から構成
される。各クラスタは、相互に同一であるように4つの黒色の円を含んでいる。
タ808、810、812、814、816、818、820及び822と共に
赤色の星800、赤色の円802、黒色の星804及び黒色の円806から構成
される。各クラスタは、相互に同一であるように4つの黒色の円を含んでいる。
【0288】
特徴800から806の中心及びクラスタ808から822の中心は、ステッ
プS4(図2)で格納された直径に基づいた直径を有する円の周囲に配置され、
中心にはオブジェクト400を配置することが可能な空間が空けられている。
プS4(図2)で格納された直径に基づいた直径を有する円の周囲に配置され、
中心にはオブジェクト400を配置することが可能な空間が空けられている。
【0289】
第1実施例のように、クラスタの2つの対向する特徴(クラスタ822に対し
ては線850、クラスタ812に対しては線852)を通って引かれた1本の仮
想線(すなわち、写真マット34上に存在しない線)が特徴及びクラスタが配置
される円の中心854を通るように、特徴はクラスタ808から822内に配置
される。
ては線850、クラスタ812に対しては線852)を通って引かれた1本の仮
想線(すなわち、写真マット34上に存在しない線)が特徴及びクラスタが配置
される円の中心854を通るように、特徴はクラスタ808から822内に配置
される。
【0290】
特徴800から806及びクラスタ808から822は、特徴800から80
6の各々の中心及びクラスタ808から822の各々の中心が中心854に結ば
れる場合に、隣接する1対の結合線(すなわち、図23の破線)間の角度θが等
しくなるように、写真マット上に配置される。すなわち、特徴800から806
の各々の中心及びクラスタ808から822の各々の中心は、円の周囲に等間隔
に離間して配置される。
6の各々の中心及びクラスタ808から822の各々の中心が中心854に結ば
れる場合に、隣接する1対の結合線(すなわち、図23の破線)間の角度θが等
しくなるように、写真マット上に配置される。すなわち、特徴800から806
の各々の中心及びクラスタ808から822の各々の中心は、円の周囲に等間隔
に離間して配置される。
【0291】
図24は、第3実施例においてステップS32(図7)で特徴検出器50によ
り実行される処理動作を示す。
り実行される処理動作を示す。
【0292】
図24において、ステップS500からS508で実行される処理動作は、第
1実施例においてステップS50からS58(図8)で実行される処理動作と同
じである。これらの処理動作については先に説明しているので、ここでは説明を
繰り返さない。
1実施例においてステップS50からS58(図8)で実行される処理動作と同
じである。これらの処理動作については先に説明しているので、ここでは説明を
繰り返さない。
【0293】
ステップS510において、特徴検出器50は、入力画像中の画素の各グルー
プの色を決定し、これを格納する。第1実施例において、このステップは、グル
ープにより定義される一意的な点位置に最も近接する入力画像中の画素の色を決
定することによって実行された(図8のステップS60)。しかし、第3実施例
において、十字形800又は十字形804の中心の計算において誤りが生じると
、実際は十字形の一部ではない画素位置になる恐れがある(十字形の中心は円に
比べて幅が狭いため)。従って、第3実施例では、ステップS510において、
特徴検出器50は、グループ中の画素の平均的なR値、平均的なG値及び平均的
なB値をとり、これらの平均値によって色を決定することによって画素の各グル
ープの色を決定する。
プの色を決定し、これを格納する。第1実施例において、このステップは、グル
ープにより定義される一意的な点位置に最も近接する入力画像中の画素の色を決
定することによって実行された(図8のステップS60)。しかし、第3実施例
において、十字形800又は十字形804の中心の計算において誤りが生じると
、実際は十字形の一部ではない画素位置になる恐れがある(十字形の中心は円に
比べて幅が狭いため)。従って、第3実施例では、ステップS510において、
特徴検出器50は、グループ中の画素の平均的なR値、平均的なG値及び平均的
なB値をとり、これらの平均値によって色を決定することによって画素の各グル
ープの色を決定する。
【0294】
ステップS512において、特徴検出器50は、画素の各グループ中の周囲画
素の数、すなわち、画素のグループの外縁部にある画素の数を決定し、これを格
納する。この実施例において、特徴検出器50は、画素のグループの一部ではな
い画素(すなわち、値0を有する画素)に結合される画素として周囲画素を識別
する。
素の数、すなわち、画素のグループの外縁部にある画素の数を決定し、これを格
納する。この実施例において、特徴検出器50は、画素のグループの一部ではな
い画素(すなわち、値0を有する画素)に結合される画素として周囲画素を識別
する。
【0295】
上述のように、第3実施例において特徴クラスタラ60により実行される処理
動作は、第1実施例で実行されるのと同じである。従って、第3実施例において
、写真マット34上の特徴は、特徴クラスタラ60により形成されるクラスタの
一部にはならない(クラスタの特徴の大きさを図9のステップS106からS1
14において比較したとき、特徴800から806のうちの1つを含むクラスタ
は拒絶されるため)ことに留意すべきである。
動作は、第1実施例で実行されるのと同じである。従って、第3実施例において
、写真マット34上の特徴は、特徴クラスタラ60により形成されるクラスタの
一部にはならない(クラスタの特徴の大きさを図9のステップS106からS1
14において比較したとき、特徴800から806のうちの1つを含むクラスタ
は拒絶されるため)ことに留意すべきである。
【0296】
図25は、第3実施例においてステップS36(図7)で特徴識別器70によ
り実行される処理動作を示す。
り実行される処理動作を示す。
【0297】
第1実施例及び第2実施例においては、赤色の特徴を含む複数のクラスタが写
真マット34上に設けられ、これらのクラスタ内の特徴は入力画像中において一
意的に識別することができるが、それは、各クラスタが写真マット34上のクラ
スタ(オブジェクト400上の1つ以上の特徴を含むクラスタではない)に確実
に対応するように処理が行なわれ、赤色の特徴を含む各クラスタはその他の全て
のクラスタから区別することが可能であるからである。更に、赤色の特徴を含む
クラスタの各々が合計4つの特徴を含むので、赤色の特徴を含むクラスタの各特
徴にラベル付けすることによって、入力画像中の各点と写真マット上の各点との
4つの対応が識別される。これにより、第1実施例及び第2実施例における特徴
識別器70は、入力画像とマットとのマッピングを計算することができ、そのた
め、全ての特徴が黒色である隣接するクラスタの位置を予測することができる。
真マット34上に設けられ、これらのクラスタ内の特徴は入力画像中において一
意的に識別することができるが、それは、各クラスタが写真マット34上のクラ
スタ(オブジェクト400上の1つ以上の特徴を含むクラスタではない)に確実
に対応するように処理が行なわれ、赤色の特徴を含む各クラスタはその他の全て
のクラスタから区別することが可能であるからである。更に、赤色の特徴を含む
クラスタの各々が合計4つの特徴を含むので、赤色の特徴を含むクラスタの各特
徴にラベル付けすることによって、入力画像中の各点と写真マット上の各点との
4つの対応が識別される。これにより、第1実施例及び第2実施例における特徴
識別器70は、入力画像とマットとのマッピングを計算することができ、そのた
め、全ての特徴が黒色である隣接するクラスタの位置を予測することができる。
【0298】
しかし、第3実施例では、特徴800から806のいずれもクラスタの一部で
はない。従って、特徴800から806にラベル付けするための処理は行なわれ
ない(すなわち、入力画像中のどの特徴が写真マット上の特徴に対応するかを決
定するための処理)。更に、特徴800から806の各々に対して、1つの一意
的な点位置(すなわち、特徴の中心)のみが定義される。
はない。従って、特徴800から806にラベル付けするための処理は行なわれ
ない(すなわち、入力画像中のどの特徴が写真マット上の特徴に対応するかを決
定するための処理)。更に、特徴800から806の各々に対して、1つの一意
的な点位置(すなわち、特徴の中心)のみが定義される。
【0299】
従って、第3実施例において、特徴識別器70は、特徴800から806から
の予測によりクラスタ808から822の各々にラベル付けすることができない
。これは、第1に、特徴800から806のいずれにもラベル付けが行なわれて
いないからであり、第2に、これらの特徴がラベル付けされていた場合でも、画
像とマットとの間のマッピングを計算するのに単一の特徴800から806に対
する十分な画像−マット間の対応が存在しないからである。
の予測によりクラスタ808から822の各々にラベル付けすることができない
。これは、第1に、特徴800から806のいずれにもラベル付けが行なわれて
いないからであり、第2に、これらの特徴がラベル付けされていた場合でも、画
像とマットとの間のマッピングを計算するのに単一の特徴800から806に対
する十分な画像−マット間の対応が存在しないからである。
【0300】
代わりにラベル付けの実行方法を説明する。
【0301】
図25において、ステップS520及びステップS522は、第1実施例のス
テップS140及びステップS142(図12)にそれぞれ対応する。これらの
ステップで実行される処理は先に説明したので、ここでは繰り返さない。
テップS140及びステップS142(図12)にそれぞれ対応する。これらの
ステップで実行される処理は先に説明したので、ここでは繰り返さない。
【0302】
ステップS524において、特徴識別器70は、入力画像中の特徴の次のラベ
ル付けされていないクラスタ808から822(ステップS524が初めて実行
される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)と写真マッ
ト34上の特徴の任意のクラスタとを選択する。
ル付けされていないクラスタ808から822(ステップS524が初めて実行
される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)と写真マッ
ト34上の特徴の任意のクラスタとを選択する。
【0303】
ステップS526において、特徴識別器70は、入力画像と写真マット34と
の間のマッピングを計算する。この実施例において、これは、ステップS524
で選択された入力画像中のラベル付けされていないクラスタの特徴とステップS
524で選択された写真マット34上のクラスタの特徴との1対1の対応を無作
為に割当て、且つR.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schal
koff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(D
igital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3
章)に記載されているような従来の方法で割り当てられた対応を使用してマッピ
ングを計算することによって実行される。
の間のマッピングを計算する。この実施例において、これは、ステップS524
で選択された入力画像中のラベル付けされていないクラスタの特徴とステップS
524で選択された写真マット34上のクラスタの特徴との1対1の対応を無作
為に割当て、且つR.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schal
koff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(D
igital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、第3
章)に記載されているような従来の方法で割り当てられた対応を使用してマッピ
ングを計算することによって実行される。
【0304】
ステップS528において、特徴識別器70は、ステップS526で計算され
たマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット34上の特徴の既
知の位置を使用して、ステップS524で選択された写真マット上のクラスタに
隣接するクラスタの中心及びステップS524で選択されたクラスタに隣接する
写真マット上の特徴の中心の入力画像中の位置の予測を計算する。
たマッピングの逆を計算し、この逆のマッピングと写真マット34上の特徴の既
知の位置を使用して、ステップS524で選択された写真マット上のクラスタに
隣接するクラスタの中心及びステップS524で選択されたクラスタに隣接する
写真マット上の特徴の中心の入力画像中の位置の予測を計算する。
【0305】
従って、図23において、写真マット上のクラスタ808がステップS524
において選択される場合、ステップS528において、特徴識別器70は、クラ
スタ810の中心及び特徴800の中心の入力画像の位置を予測するであろう。
において選択される場合、ステップS528において、特徴識別器70は、クラ
スタ810の中心及び特徴800の中心の入力画像の位置を予測するであろう。
【0306】
特徴800から806、クラスタ808から822及び写真マット34上のこ
れらのクラスタ内の円は対称的に配置されているので、入力画像中の特徴のラベ
ル付けされていないクラスタと共に使用されて1対1の対応を生成するために、
写真マット上のどのクラスタがステップS524で選択されるかに関係なく、ス
テップS528で予測された位置が適用されることになる。
れらのクラスタ内の円は対称的に配置されているので、入力画像中の特徴のラベ
ル付けされていないクラスタと共に使用されて1対1の対応を生成するために、
写真マット上のどのクラスタがステップS524で選択されるかに関係なく、ス
テップS528で予測された位置が適用されることになる。
【0307】
ステップS530において、特徴識別器70は、入力画像中のどの特徴がステ
ップS528で予測された第1の中心の位置に最も近接するかを決定し、また、
入力画像中のどの特徴がステップS528で予測された第2の中心に最も近接す
るかを決定する。
ップS528で予測された第1の中心の位置に最も近接するかを決定し、また、
入力画像中のどの特徴がステップS528で予測された第2の中心に最も近接す
るかを決定する。
【0308】
ステップS532において、特徴識別器70は、ステップS530で予測され
た中心に最も近接すると決定された次の特徴を考慮し(ステップS532が初め
て実行される場合、これは最初の特徴である)、ステップS534において、そ
の特徴が特徴のクラスタの一部であるか否かを決定する。
た中心に最も近接すると決定された次の特徴を考慮し(ステップS532が初め
て実行される場合、これは最初の特徴である)、ステップS534において、そ
の特徴が特徴のクラスタの一部であるか否かを決定する。
【0309】
ステップS534において、特徴が特徴のクラスタの一部でないと決定される
場合、その特徴は間違いなく星800又は804のうちの1つであるか、あるい
は、円802又は806のうちの1つであるだろう。従って、ステップS536
において、特徴識別器70は、この特徴にラベル付けする。
場合、その特徴は間違いなく星800又は804のうちの1つであるか、あるい
は、円802又は806のうちの1つであるだろう。従って、ステップS536
において、特徴識別器70は、この特徴にラベル付けする。
【0310】
図26は、ステップS536で特徴識別器70により実行される処理動作を示
す。
す。
【0311】
図26のステップS560において、特徴識別器70は、特徴の色(図24の
ステップS510で格納済)を読み取る。
ステップS510で格納済)を読み取る。
【0312】
ステップS562において、特徴識別器70は、その特徴を構成する画素の総
数により除算される周囲画素の数の2乗が閾値よりも大きいか否かを決定する。
この実施例では、この閾値は24に設定される。
数により除算される周囲画素の数の2乗が閾値よりも大きいか否かを決定する。
この実施例では、この閾値は24に設定される。
【0313】
ステップS562において、計算された値が24より大きいと決定される場合
、ステップS564において、特徴識別器70は、その特徴が十字形であると決
定する。
、ステップS564において、特徴識別器70は、その特徴が十字形であると決
定する。
【0314】
これに対し、ステップS562において、計算された値が24以下であると決
定される場合、ステップS566において、特徴識別器70は、その特徴が円で
あると決定する。
定される場合、ステップS566において、特徴識別器70は、その特徴が円で
あると決定する。
【0315】
ステップS568において、特徴識別器70は、ステップS560で読み取ら
れた特徴の色、その特徴がステップS564で十字形と決定されたか否か、又は
、その特徴がステップS566で円と決定されたか否かによって特徴にラベル付
けを行なう。
れた特徴の色、その特徴がステップS564で十字形と決定されたか否か、又は
、その特徴がステップS566で円と決定されたか否かによって特徴にラベル付
けを行なう。
【0316】
上述のように、特徴識別器70は、クラスタ808から822のうちの1つの
使用による入力画像中の位置の予測によって特徴800から806にラベル付け
する。オブジェクト上の特徴は予測位置に対応する位置を画像中に有する可能性
が低いので、特徴800から806をオブジェクト400上の特徴と区別する確
実な方法がこれによりもたらされる。
使用による入力画像中の位置の予測によって特徴800から806にラベル付け
する。オブジェクト上の特徴は予測位置に対応する位置を画像中に有する可能性
が低いので、特徴800から806をオブジェクト400上の特徴と区別する確
実な方法がこれによりもたらされる。
【0317】
図25を再度参照すると、ステップS534において特徴が特徴のクラスタの
一部でないと決定され、その特徴がステップS536でラベル付けされている場
合、ステップS524で選択された入力画像からのラベル付けされていないクラ
スタは、間違いなくステップS536でラベル付けされた特徴に隣接するクラス
タであろう。従って、図23において、ステップS536でラベル付けされた特
徴が、例えば、特徴800である場合、ステップS524で選択された画像から
のラベル付けされていないクラスタは、クラスタ808又はクラスタ822のい
ずれかである。
一部でないと決定され、その特徴がステップS536でラベル付けされている場
合、ステップS524で選択された入力画像からのラベル付けされていないクラ
スタは、間違いなくステップS536でラベル付けされた特徴に隣接するクラス
タであろう。従って、図23において、ステップS536でラベル付けされた特
徴が、例えば、特徴800である場合、ステップS524で選択された画像から
のラベル付けされていないクラスタは、クラスタ808又はクラスタ822のい
ずれかである。
【0318】
ステップS538及び540において、特徴識別器70は、写真マット上のラ
ベル付けされた特徴に隣接する2つのクラスタのうちのいずれがステップS52
4で選択された入力画像中のラベル付けされていないクラスタに対応するかを決
定するための処理を実行する。
ベル付けされた特徴に隣接する2つのクラスタのうちのいずれがステップS52
4で選択された入力画像中のラベル付けされていないクラスタに対応するかを決
定するための処理を実行する。
【0319】
具体的には、ステップS538において、特徴識別器70は、入力画像中の、
ステップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタの中心(この中
心は図9のステップS122で格納済)とステップS520で決定された画像中
の基準点とを結ぶ。
ステップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタの中心(この中
心は図9のステップS122で格納済)とステップS520で決定された画像中
の基準点とを結ぶ。
【0320】
ステップS540において、特徴識別器70は、ステップS536で特徴に割
り当てられたラベルとステップS538で生成された線に対する特徴の位置とに
よって、ステップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタにラベ
ル付けを行なう。
り当てられたラベルとステップS538で生成された線に対する特徴の位置とに
よって、ステップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタにラベ
ル付けを行なう。
【0321】
具体的には、図23において、ステップS536でラベル付けされた特徴が特
徴800である場合、ステップS524で選択されたラベル付けされていないク
ラスタは、特徴800がステップS538で生成された線850の右側(すなわ
ち、時計回り方向)に位置するときにはクラスタ822である。これに対し、ス
テップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタがクラスタ808
である場合、特徴800はステップS538で生成された線の左側(すなわち、
反時計回り方向)に位置することになる。
徴800である場合、ステップS524で選択されたラベル付けされていないク
ラスタは、特徴800がステップS538で生成された線850の右側(すなわ
ち、時計回り方向)に位置するときにはクラスタ822である。これに対し、ス
テップS524で選択されたラベル付けされていないクラスタがクラスタ808
である場合、特徴800はステップS538で生成された線の左側(すなわち、
反時計回り方向)に位置することになる。
【0322】
一方、ステップS534において、ステップS532で考慮された特徴が特徴
のクラスタの一部であると決定される場合、ステップS542において、特徴識
別器70は、ステップS532で考慮された特徴が特徴のラベル付けされたクラ
スタの一部であるか否かを決定する。ステップS542が初めて実行される場合
、特徴のクラスタにはラベル付けされないであろうが、後続の反復では、クラス
タはラベル付けされる可能性がある。
のクラスタの一部であると決定される場合、ステップS542において、特徴識
別器70は、ステップS532で考慮された特徴が特徴のラベル付けされたクラ
スタの一部であるか否かを決定する。ステップS542が初めて実行される場合
、特徴のクラスタにはラベル付けされないであろうが、後続の反復では、クラス
タはラベル付けされる可能性がある。
【0323】
ステップS542において、特徴がラベル付けされたクラスタの一部であると
決定される場合、ステップS544において、特徴識別器70は、ステップS5
24で入力画像から選択された特徴のラベル付けされていないクラスタにラベル
付けを行なう。すなわち、写真マット34上の各クラスタは別の1つのクラスタ
にのみ隣接しているので、ステップS524で選択されたラベル付けされていな
いクラスタには一意的なラベルを割り当てることができる。
決定される場合、ステップS544において、特徴識別器70は、ステップS5
24で入力画像から選択された特徴のラベル付けされていないクラスタにラベル
付けを行なう。すなわち、写真マット34上の各クラスタは別の1つのクラスタ
にのみ隣接しているので、ステップS524で選択されたラベル付けされていな
いクラスタには一意的なラベルを割り当てることができる。
【0324】
従って、図23において、ステップS542において、ステップS532で考
慮された特徴が、例えば、ラベル付けされたクラスタ822の一部である場合、
ステップS544において、特徴識別器70は、ラベル付けされていないクラス
タにクラスタ820としてラベル付けする(これはクラスタ822に隣接する唯
一のクラスタであるため)。
慮された特徴が、例えば、ラベル付けされたクラスタ822の一部である場合、
ステップS544において、特徴識別器70は、ラベル付けされていないクラス
タにクラスタ820としてラベル付けする(これはクラスタ822に隣接する唯
一のクラスタであるため)。
【0325】
これに対し、ステップS542において、ステップS532で考慮された特徴
が、特徴のラベル付けされたクラスタの一部でない場合、ステップS546にお
いて、特徴識別器70は、ステップS530において処理すべき予測された中心
に最も近接すると決定された特徴が他に存在するか否かを決定する。以上説明し
たように第1の予測された中心に最も近接する特徴及び第2の予測された中心に
最も近接する特徴を処理し終わるまで、ステップS532からS546が繰り返
される。
が、特徴のラベル付けされたクラスタの一部でない場合、ステップS546にお
いて、特徴識別器70は、ステップS530において処理すべき予測された中心
に最も近接すると決定された特徴が他に存在するか否かを決定する。以上説明し
たように第1の予測された中心に最も近接する特徴及び第2の予測された中心に
最も近接する特徴を処理し終わるまで、ステップS532からS546が繰り返
される。
【0326】
ステップS548において、特徴識別器70は、入力画像中に特徴の別のラベ
ル付けされていないクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていないクラスタを処理し終わるまでステップS524からS
548が繰り返される。
ル付けされていないクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていないクラスタを処理し終わるまでステップS524からS
548が繰り返される。
【0327】
上述の処理を実行した後、特徴識別器70は、各クラスタ及び入力画像で見え
る写真マット34上の各特徴へのラベル付けを終了する。
る写真マット34上の各特徴へのラベル付けを終了する。
【0328】
従って、ステップS550において、特徴識別器70は、入力画像と写真マッ
ト34の双方における特徴の一意的な点位置の各特徴に対する座標を格納する。
ト34の双方における特徴の一意的な点位置の各特徴に対する座標を格納する。
【0329】
上述の第1実施例、第2実施例及び第3実施例において、写真マット34上の
特徴のクラスタの少なくとも一部(すなわち、全ての特徴が黒色であるクラスタ
)は同一であり、入力画像中のこれらの同一のクラスタの特徴と写真マット34
上の特徴との1対1の対応は、一意的である特徴のクラスタ(すなわち、第1実
施例のクラスタ200、206、212及び218と、第2実施例のクラスタ7
00、706及び712と、第3実施例のクラスタ800、802、804及び
806)を使用して識別される。
特徴のクラスタの少なくとも一部(すなわち、全ての特徴が黒色であるクラスタ
)は同一であり、入力画像中のこれらの同一のクラスタの特徴と写真マット34
上の特徴との1対1の対応は、一意的である特徴のクラスタ(すなわち、第1実
施例のクラスタ200、206、212及び218と、第2実施例のクラスタ7
00、706及び712と、第3実施例のクラスタ800、802、804及び
806)を使用して識別される。
【0330】
第4実施例
本発明の第4実施例を説明する。第4実施例では、写真マット34上の特徴の
各クラスタは一意的であり、入力画像中の各特徴は別の特徴又はクラスタを参照
することなくラベル付けすることができる。
各クラスタは一意的であり、入力画像中の各特徴は別の特徴又はクラスタを参照
することなくラベル付けすることができる。
【0331】
第4実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70
により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。加えて、第
4実施例において特徴クラスタラ60により実行される処理動作は、第1実施例
と同じであるが、4つの特徴ではなく、5つの特徴を含むクラスタを識別するた
めに処理が行なわれる。
ット34上のパターンが異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70
により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。加えて、第
4実施例において特徴クラスタラ60により実行される処理動作は、第1実施例
と同じであるが、4つの特徴ではなく、5つの特徴を含むクラスタを識別するた
めに処理が行なわれる。
【0332】
図27は、第4実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0333】
図27において、第4実施例において、写真マット34上のパターンは、複数
のクラスタ900から910から構成され、クラスタの各々は5つの特徴を含む
。この実施例では各特徴は円であり、図27において、内部が白い黒字の円は、
写真マット34上では実際には赤色の円を表し、内部まで黒色の円は、写真マッ
ト34上でも黒色の円を表す。
のクラスタ900から910から構成され、クラスタの各々は5つの特徴を含む
。この実施例では各特徴は円であり、図27において、内部が白い黒字の円は、
写真マット34上では実際には赤色の円を表し、内部まで黒色の円は、写真マッ
ト34上でも黒色の円を表す。
【0334】
クラスタ900から910は、オブジェクト400が配置される空いた領域9
20の周囲に配置される(領域920は図2のステップS4で格納された直径を
有する円を描き入れることができるような大きさに定められる)。各クラスタ内
の各特徴の位置はわかっており、処理装置2による処理で使用されるためにステ
ップS6(図2)でマット発生器30により格納されているが、クラスタは、必
ずしも円形又はその他の形状に並んでいなくとも良い。
20の周囲に配置される(領域920は図2のステップS4で格納された直径を
有する円を描き入れることができるような大きさに定められる)。各クラスタ内
の各特徴の位置はわかっており、処理装置2による処理で使用されるためにステ
ップS6(図2)でマット発生器30により格納されているが、クラスタは、必
ずしも円形又はその他の形状に並んでいなくとも良い。
【0335】
図28は、第4実施例において図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理動作を示す。
実行される処理動作を示す。
【0336】
図28のステップS600において、特徴識別器70は、入力画像中の特徴の
次のラベル付けされていないクラスタを考慮する(ステップS600が初めて実
行される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)。
次のラベル付けされていないクラスタを考慮する(ステップS600が初めて実
行される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)。
【0337】
ステップS602において、特徴識別器70は、クラスタ中の赤色の特徴の数
を決定する(各特徴の色は、図8のステップS60で特徴検出器50により格納
済である)。
を決定する(各特徴の色は、図8のステップS60で特徴検出器50により格納
済である)。
【0338】
ステップS604において、特徴識別器70は、赤色の特徴の数が1又は4で
あるか否かを決定する。
あるか否かを決定する。
【0339】
ステップS604において、赤色の特徴の数が1又は4であると決定される場
合、ステップS606において、特徴識別器70はクラスタにラベル付けする。
すなわち、図27において、赤色の特徴の数が1の場合、クラスタはクラスタ9
04とラベル付けされ、赤色の特徴の数が4の場合、クラスタはクラスタ910
とラベル付けされる。
合、ステップS606において、特徴識別器70はクラスタにラベル付けする。
すなわち、図27において、赤色の特徴の数が1の場合、クラスタはクラスタ9
04とラベル付けされ、赤色の特徴の数が4の場合、クラスタはクラスタ910
とラベル付けされる。
【0340】
これに対し、ステップS604において、赤色の特徴の数は1又は4ではない
と決定される場合、ステップS608において、特徴識別器70は、赤色の特徴
の数が2であるか否かを決定する。
と決定される場合、ステップS608において、特徴識別器70は、赤色の特徴
の数が2であるか否かを決定する。
【0341】
ステップS608において、赤色の特徴の数が2であると決定される場合、ス
テップS610において、特徴識別器70は、2つの赤色の特徴の中心を直線で
結ぶ。その後、ステップS612において、特徴識別器70は、ステップS61
0で生成された線の各側でのクラスタ中の黒色の特徴の数によってクラスタにラ
ベル付けを行なう。
テップS610において、特徴識別器70は、2つの赤色の特徴の中心を直線で
結ぶ。その後、ステップS612において、特徴識別器70は、ステップS61
0で生成された線の各側でのクラスタ中の黒色の特徴の数によってクラスタにラ
ベル付けを行なう。
【0342】
図27において、ステップS608でクラスタ中の赤色の特徴の数が2である
と決定される場合、このクラスタはクラスタ902又はクラスタ908である。
ステップS612において、特徴識別器70は、全ての黒色の特徴がステップS
610で生成された線930の同じ側に位置する場合には、クラスタに対してク
ラスタ902としてラベル付けし、クラスタ中の黒色の特徴がステップS610
で生成された線932の両側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ9
08としてラベル付けする。
と決定される場合、このクラスタはクラスタ902又はクラスタ908である。
ステップS612において、特徴識別器70は、全ての黒色の特徴がステップS
610で生成された線930の同じ側に位置する場合には、クラスタに対してク
ラスタ902としてラベル付けし、クラスタ中の黒色の特徴がステップS610
で生成された線932の両側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ9
08としてラベル付けする。
【0343】
これに対し、ステップS608において、クラスタ中の赤色の特徴の数が2で
ないと決定される場合(すなわち、クラスタ中の赤色の特徴の数は3)、ステッ
プS614において、特徴識別器70は、クラスタの2つの黒色の特徴の中心を
直線で結び、ステップS616において、線の各側でのクラスタ中の赤色の特徴
の数によってクラスタにラベル付けを行なう。
ないと決定される場合(すなわち、クラスタ中の赤色の特徴の数は3)、ステッ
プS614において、特徴識別器70は、クラスタの2つの黒色の特徴の中心を
直線で結び、ステップS616において、線の各側でのクラスタ中の赤色の特徴
の数によってクラスタにラベル付けを行なう。
【0344】
図27において、ステップS608において、赤色の特徴の数が3であると決
定される場合、クラスタはクラスタ900又はクラスタ906である。ステップ
S616において、特徴識別器70は、赤色の特徴がステップS614で生成さ
れた線934の両側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ900とし
てラベル付けし、全ての赤色の特徴がステップS614で生成された線936の
同じ側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ906としてラベル付け
する。
定される場合、クラスタはクラスタ900又はクラスタ906である。ステップ
S616において、特徴識別器70は、赤色の特徴がステップS614で生成さ
れた線934の両側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ900とし
てラベル付けし、全ての赤色の特徴がステップS614で生成された線936の
同じ側に位置する場合には、クラスタに対してクラスタ906としてラベル付け
する。
【0345】
ステップS618において、特徴識別器70は、入力画像中に特徴の別のラベ
ル付けされていないクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように
入力画像中の各クラスタを処理し終わるまでステップS600からS618が繰
り返される。
ル付けされていないクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように
入力画像中の各クラスタを処理し終わるまでステップS600からS618が繰
り返される。
【0346】
ステップS620において、特徴識別器70は、各クラスタ内の特徴にラベル
付けを行なう。
付けを行なう。
【0347】
具体的には、この実施例において、クラスタ904の場合、特徴識別器70は
、単一の赤色の特徴にクラスタの特徴1としてラベル付けし、クラスタ910の
場合、単一の黒色の特徴に特徴1としてラベル付けする。残りの特徴は、特徴1
から時計回りの方向にラベル付けされる。特徴は、例えば、まっすぐな結合線に
よって特徴1に結び付けられるときにクラスタのその他の特徴が結合線の右側に
位置するような点を選択することによって、従来通りに時計回りの方向で見出さ
れる。
、単一の赤色の特徴にクラスタの特徴1としてラベル付けし、クラスタ910の
場合、単一の黒色の特徴に特徴1としてラベル付けする。残りの特徴は、特徴1
から時計回りの方向にラベル付けされる。特徴は、例えば、まっすぐな結合線に
よって特徴1に結び付けられるときにクラスタのその他の特徴が結合線の右側に
位置するような点を選択することによって、従来通りに時計回りの方向で見出さ
れる。
【0348】
クラスタ900及び908の場合、特徴識別器70は、ステップS610又は
ステップS614で生成された線の片側に孤立して位置する特徴にクラスタの特
徴1としてラベル付けする(すなわち、クラスタ900の場合は赤色の特徴94
0であり、クラスタ908の場合は黒色の特徴942である)。クラスタのその
他の特徴は、特徴1としてラベル付けされた特徴から時計回り方向でラベル付け
される。
ステップS614で生成された線の片側に孤立して位置する特徴にクラスタの特
徴1としてラベル付けする(すなわち、クラスタ900の場合は赤色の特徴94
0であり、クラスタ908の場合は黒色の特徴942である)。クラスタのその
他の特徴は、特徴1としてラベル付けされた特徴から時計回り方向でラベル付け
される。
【0349】
クラスタ902及び906の場合、特徴識別器70は、ステップS610又は
ステップS614で直線により結ばれた特徴のうちの1つにクラスタの特徴1と
してラベル付けする。すなわち、この実施例において、特徴識別器70は、直線
により結ばれた特徴に特徴1としてラベル付けする。そのため、時計回り方向で
のクラスタの次の特徴は同じ色である。従って、クラスタ902の場合、時計回
り方向での次の特徴は特徴952であり、特徴952は特徴950と同じ色であ
るので、特徴950が特徴1としてラベル付けされる(特徴952からの時計回
りの方向での次の特徴は黒色の特徴であるので、特徴950は特徴952から区
別することができる)。同様に、クラスタ906の場合、特徴954は、クラス
タの特徴1としてラベル付けされる。クラスタのその他の特徴は、特徴1として
ラベル付けされた特徴から時計回りの方向でラベル付けされる。
ステップS614で直線により結ばれた特徴のうちの1つにクラスタの特徴1と
してラベル付けする。すなわち、この実施例において、特徴識別器70は、直線
により結ばれた特徴に特徴1としてラベル付けする。そのため、時計回り方向で
のクラスタの次の特徴は同じ色である。従って、クラスタ902の場合、時計回
り方向での次の特徴は特徴952であり、特徴952は特徴950と同じ色であ
るので、特徴950が特徴1としてラベル付けされる(特徴952からの時計回
りの方向での次の特徴は黒色の特徴であるので、特徴950は特徴952から区
別することができる)。同様に、クラスタ906の場合、特徴954は、クラス
タの特徴1としてラベル付けされる。クラスタのその他の特徴は、特徴1として
ラベル付けされた特徴から時計回りの方向でラベル付けされる。
【0350】
ステップS622において、特徴識別器70は、入力画像中の各特徴に対して
入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納
する。
入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納
する。
【0351】
第5実施例
本発明の第5実施例を説明する。
【0352】
第5実施例は、第4実施例と同じ原理で動作する。すなわち、写真マット34
上の特徴の各クラスタは一意的であり、入力画像中の各クラスタは、別のクラス
タ又は特徴を参照しなくともラベル付けすることができる。
上の特徴の各クラスタは一意的であり、入力画像中の各クラスタは、別のクラス
タ又は特徴を参照しなくともラベル付けすることができる。
【0353】
第5実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、図8のステップS50で二値画像を生成するた
めに特徴検出器50により実行される処理が異なり、また、図7のステップS3
6で特徴識別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じ
である。
ット34上のパターンが異なり、図8のステップS50で二値画像を生成するた
めに特徴検出器50により実行される処理が異なり、また、図7のステップS3
6で特徴識別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じ
である。
【0354】
図29は、第5実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0355】
図29において、第5実施例では、写真マット34上のパターンは、複数のク
ラスタ1000から1022から構成される。各クラスタは、4つの特徴から成
り、この実施例ではそれらは円である。
ラスタ1000から1022から構成される。各クラスタは、4つの特徴から成
り、この実施例ではそれらは円である。
【0356】
図29において、内部が白い黒字の円は、写真マット34上では実際には赤色
であり、内部まで黒い円は、写真マット34上でも黒色の円を表す。線影を引い
た円は、写真マット34上では実際には緑色の円を表す。
であり、内部まで黒い円は、写真マット34上でも黒色の円を表す。線影を引い
た円は、写真マット34上では実際には緑色の円を表す。
【0357】
クラスタ1000から1022は、オブジェクト400が配置される空いた領
域1030(この空いた領域1030は、図2のステップS4で格納された直径
を有する円を描き入れることができるような大きさに定められる)の周囲に配置
される。しかし、クラスタ1000から1022は、円形又はその他の形状に配
置される必要はない。写真マット34上の各特徴の位置はわかっており、処理装
置2により処理されるためにステップS6でマット発生器30により格納されて
いる。
域1030(この空いた領域1030は、図2のステップS4で格納された直径
を有する円を描き入れることができるような大きさに定められる)の周囲に配置
される。しかし、クラスタ1000から1022は、円形又はその他の形状に配
置される必要はない。写真マット34上の各特徴の位置はわかっており、処理装
置2により処理されるためにステップS6でマット発生器30により格納されて
いる。
【0358】
上述の第1実施例から第4実施例では、写真マット34上の特徴は赤色又は黒
色のいずれかである。しかし、第5実施例では、緑色の特徴も存在する。従って
、画素のグループを識別するための二値画像を生成するために図8のステップS
50で特徴検出器50により実行される処理は、少々異なっている。すなわち、
第5実施例では、特徴検出器50は、入力画像中の各画素の値を式(1)に従っ
て1又は0に設定するのではなく、各画素の値を以下の式に従って設定する: If G < 128 and B < 128 set pixel value to 1 (because the pixel is
red or black) or if R < 128 and B < 128 set pixel value to 1 (because the pixel
is black or green) else set the pixel value to 0 ・・・・(5) 図30は、第5実施例において図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理動作を示す。
色のいずれかである。しかし、第5実施例では、緑色の特徴も存在する。従って
、画素のグループを識別するための二値画像を生成するために図8のステップS
50で特徴検出器50により実行される処理は、少々異なっている。すなわち、
第5実施例では、特徴検出器50は、入力画像中の各画素の値を式(1)に従っ
て1又は0に設定するのではなく、各画素の値を以下の式に従って設定する: If G < 128 and B < 128 set pixel value to 1 (because the pixel is
red or black) or if R < 128 and B < 128 set pixel value to 1 (because the pixel
is black or green) else set the pixel value to 0 ・・・・(5) 図30は、第5実施例において図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理動作を示す。
【0359】
図30のステップS700において、特徴識別器70は、入力画像中の特徴の
次のラベル付けされていないクラスタを考慮する(ステップS700が初めて実
行される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)。
次のラベル付けされていないクラスタを考慮する(ステップS700が初めて実
行される場合、これは最初のラベル付けされていないクラスタである)。
【0360】
ステップS702において、特徴識別器70は、クラスタ中の赤色の特徴の数
、緑色の特徴の数及び黒色の特徴の数を決定する(これらの色は、図8のステッ
プS60で特徴検出器50により格納済である)。
、緑色の特徴の数及び黒色の特徴の数を決定する(これらの色は、図8のステッ
プS60で特徴検出器50により格納済である)。
【0361】
ステップS704において、特徴識別器70は、ステップS702でクラスタ
中にあると決定された赤色の特徴の数、緑色の特徴の数及び黒色の特徴の数によ
ってクラスタにラベル付けを行なう。各クラスタは、赤色の特徴、緑色の特徴及
び黒色の特徴の数により一意的に定義されるので、ステップS704でのラベル
は、入力画像中のその他の特徴、クラスタ又は位置を参照することなく割り当て
ることができる。
中にあると決定された赤色の特徴の数、緑色の特徴の数及び黒色の特徴の数によ
ってクラスタにラベル付けを行なう。各クラスタは、赤色の特徴、緑色の特徴及
び黒色の特徴の数により一意的に定義されるので、ステップS704でのラベル
は、入力画像中のその他の特徴、クラスタ又は位置を参照することなく割り当て
ることができる。
【0362】
ステップS706において、特徴識別器70は、入力画像中に特徴のラベル付
けされていないクラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていないクラスタを処理し終わるまでステップS700からS
706が繰り返される。
けされていないクラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように
各ラベル付けされていないクラスタを処理し終わるまでステップS700からS
706が繰り返される。
【0363】
ステップS708において、特徴識別器70は、ステップS704でラベル付
けされた各クラスタ内の特徴の各々にラベル付けする。すなわち、この実施例に
おいて、特徴識別器70は、クラスタの一意的な特徴に特徴1とラベル付けし、
クラスタの残りの特徴に特徴1から時計回り方向にラベル付けする。
けされた各クラスタ内の特徴の各々にラベル付けする。すなわち、この実施例に
おいて、特徴識別器70は、クラスタの一意的な特徴に特徴1とラベル付けし、
クラスタの残りの特徴に特徴1から時計回り方向にラベル付けする。
【0364】
図29において、クラスタ1000、1004、1006、1008、101
2、1014、1016、1018及び1022の場合、特徴識別器は、クラス
タ中においてその色の特徴が唯一である特徴を特徴1として選択する。従って、
例えば、黒色の円1032は、クラスタ1012中で特徴1として選択される。
クラスタ1002、1010及び1020の場合、特徴識別器は、所定の色を有
し、且つ時計回り方向でのクラスタの次の特徴が異なる色である特徴をクラスタ
から特徴1として選択する。従って、例えば、特徴識別器70は、特徴1034
から時計回り方向での次の特徴が緑色であるために、クラスタ1020中の特徴
1として黒色の特徴1034にラベル付けする。
2、1014、1016、1018及び1022の場合、特徴識別器は、クラス
タ中においてその色の特徴が唯一である特徴を特徴1として選択する。従って、
例えば、黒色の円1032は、クラスタ1012中で特徴1として選択される。
クラスタ1002、1010及び1020の場合、特徴識別器は、所定の色を有
し、且つ時計回り方向でのクラスタの次の特徴が異なる色である特徴をクラスタ
から特徴1として選択する。従って、例えば、特徴識別器70は、特徴1034
から時計回り方向での次の特徴が緑色であるために、クラスタ1020中の特徴
1として黒色の特徴1034にラベル付けする。
【0365】
ステップS710において、特徴識別器70は、各ラベル付けされた特徴に対
して、入力画像及び写真マット34における特徴の一意的な点位置の座標を格納
する。
して、入力画像及び写真マット34における特徴の一意的な点位置の座標を格納
する。
【0366】
上述の実施例では、写真マット34上の各クラスタ内の特徴間での空間的関係
(すなわち、あるクラスタの任意の2つの特徴の中心間の距離が、そのあるクラ
スタの特徴と別のクラスタの特徴との間の距離より短いという関係)を使用して
、画像中で検出された特徴を候補クラスタへとグループ化する(図9のステップ
S70からS104)。続いて、クラスタの特徴の大きさの関係(すなわち、全
ての特徴がほぼ同じ面積であるという関係)を使用して、画像中において、写真
マット34上の特徴のクラスタをモデリング中のオブジェクト400上の特徴の
クラスタと区別する(図9のステップS106からS114)。従って、この2
つの段階的処理により、特徴は候補クラスタへとグループ化され、各候補クラス
タは検査されて、写真マット34上のクラスタか否かが決定される。特徴の位置
、形状及び/又は色が次に使用されて、実際のクラスタの一部である入力画像中
の各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応が決定される(図7のステ
ップS36)。
(すなわち、あるクラスタの任意の2つの特徴の中心間の距離が、そのあるクラ
スタの特徴と別のクラスタの特徴との間の距離より短いという関係)を使用して
、画像中で検出された特徴を候補クラスタへとグループ化する(図9のステップ
S70からS104)。続いて、クラスタの特徴の大きさの関係(すなわち、全
ての特徴がほぼ同じ面積であるという関係)を使用して、画像中において、写真
マット34上の特徴のクラスタをモデリング中のオブジェクト400上の特徴の
クラスタと区別する(図9のステップS106からS114)。従って、この2
つの段階的処理により、特徴は候補クラスタへとグループ化され、各候補クラス
タは検査されて、写真マット34上のクラスタか否かが決定される。特徴の位置
、形状及び/又は色が次に使用されて、実際のクラスタの一部である入力画像中
の各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応が決定される(図7のステ
ップS36)。
【0367】
しかし、後述するように、特徴のその他の特性及び特徴間の関係を使用して、
特徴の候補クラスタを検出し、各候補クラスタを検査して写真マット34上のク
ラスタを表すかいなかを決定することができる。
特徴の候補クラスタを検出し、各候補クラスタを検査して写真マット34上のク
ラスタを表すかいなかを決定することができる。
【0368】
第6実施例
本発明の第6実施例を説明する。
【0369】
第6実施例では、写真マット34上の特徴が、2つの異なる空間的関係を有す
るクラスタへとグループ化される。また、画像中の特徴を第1の空間的関係に基
づいて候補クラスタへとグループ化し、且つ各候補クラスタを第2の空間的関係
を使用することで検査して写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決
定するために、画像の処理が行なわれる。クラスタ内の各特徴のラベル付けは、
クラスタの特徴の大きさの関係に基づいて行なわれる。
るクラスタへとグループ化される。また、画像中の特徴を第1の空間的関係に基
づいて候補クラスタへとグループ化し、且つ各候補クラスタを第2の空間的関係
を使用することで検査して写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決
定するために、画像の処理が行なわれる。クラスタ内の各特徴のラベル付けは、
クラスタの特徴の大きさの関係に基づいて行なわれる。
【0370】
第6実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50により
実行される処理が異なり、図7のステップS34で特徴クラスタラ60により実
行される処理が異なり、且つ図7のステップS36で特徴識別器70により実行
される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。これらの相違点を以下
に説明する。
ット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50により
実行される処理が異なり、図7のステップS34で特徴クラスタラ60により実
行される処理が異なり、且つ図7のステップS36で特徴識別器70により実行
される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。これらの相違点を以下
に説明する。
【0371】
図31は、第6実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0372】
図31において、第6実施例では、写真マット34上のパターンは、複数のク
ラスタ3000から3028から構成される。各クラスタは4つの特徴から成り
、この実施例では、それらは黒色の円である。
ラスタ3000から3028から構成される。各クラスタは4つの特徴から成り
、この実施例では、それらは黒色の円である。
【0373】
各特徴は2種類の面積のうちの一方、すなわち、大きい面積又は小さい面積の
いずれかを有し、大きい特徴は小さい特徴の2倍の面積を有する。
いずれかを有し、大きい特徴は小さい特徴の2倍の面積を有する。
【0374】
各クラスタ3000から3028内において、4つの特徴の中心は仮想直線(
すなわち、写真マット34上に存在しない線であり、クラスタ3000に対して
は3040、クラスタ3002に対しては3042、また、クラスタ3004に
対しては3044により示される)上に配置され、各直線は同じ円の半径である
。従って、あるクラスタの特徴の中心を通る線は、円の中心3050を通る。 あるクラスタ内において、4つの特徴の中心は、半径方向線上に等間隔で離間し
て配置される。
すなわち、写真マット34上に存在しない線であり、クラスタ3000に対して
は3040、クラスタ3002に対しては3042、また、クラスタ3004に
対しては3044により示される)上に配置され、各直線は同じ円の半径である
。従って、あるクラスタの特徴の中心を通る線は、円の中心3050を通る。 あるクラスタ内において、4つの特徴の中心は、半径方向線上に等間隔で離間し
て配置される。
【0375】
クラスタ3000から3028は、ユーザが入力し且つステップS4(図2)
で格納された直径を有する円3062により定義される空いた中央領域の周囲に
配置される。
で格納された直径を有する円3062により定義される空いた中央領域の周囲に
配置される。
【0376】
この実施例において、オブジェクト400を乗せた写真マット34を画像間で
回転させる量をユーザが容易に決定することができるように、マーカ3070が
設けられる(ユーザは、写真マット34を画像間でほぼ等しい量だけ回転させる
ことができ、また、写真マット34が1回転の360°回転し終わるのはいつか
を決定することができる)。
回転させる量をユーザが容易に決定することができるように、マーカ3070が
設けられる(ユーザは、写真マット34を画像間でほぼ等しい量だけ回転させる
ことができ、また、写真マット34が1回転の360°回転し終わるのはいつか
を決定することができる)。
【0377】
先に説明した第1実施例から第5実施例においては、様々に異なる色を有する
写真マット34上の特徴が各画像中で検出される。しかし、第6実施例では、黒
色の特徴のみが検出される必要がある。従って、画素のグループを識別するため
の二値画像を生成するために図8のステップS50で特徴検出器50により実行
される処理が、少々異なっている。すなわち、第6実施例では、特徴検出器50
は、入力画像中の各画素の値を式(1)に従って1又は0に設定するのではなく
、各画素の値を以下の式に従って設定する: If 0 ≦ R ≦ 127 and 0 ≦ G ≦ 127 and 0 ≦ B ≦ 127 then set pixel value to 1 else set pixel value to 0 ・・・・(6) 加えて、第6実施例では、特徴の色を決定する必要がないので、図8のステッ
プS60が省略される。
写真マット34上の特徴が各画像中で検出される。しかし、第6実施例では、黒
色の特徴のみが検出される必要がある。従って、画素のグループを識別するため
の二値画像を生成するために図8のステップS50で特徴検出器50により実行
される処理が、少々異なっている。すなわち、第6実施例では、特徴検出器50
は、入力画像中の各画素の値を式(1)に従って1又は0に設定するのではなく
、各画素の値を以下の式に従って設定する: If 0 ≦ R ≦ 127 and 0 ≦ G ≦ 127 and 0 ≦ B ≦ 127 then set pixel value to 1 else set pixel value to 0 ・・・・(6) 加えて、第6実施例では、特徴の色を決定する必要がないので、図8のステッ
プS60が省略される。
【0378】
図32は、第6実施例において図7のステップS34で特徴クラスタラ60に
より実行される処理動作を示す。
より実行される処理動作を示す。
【0379】
図32のステップS800からS806において、特徴クラスタラ60は、直
線上に位置するちょうど4つの特徴を含むクラスタを識別することによって特徴
の候補クラスタを識別する処理を実行する。ステップS808から820におい
て、特徴クラスタラ60は、画像中のクラスタの特徴間の距離の比を使用して、
候補クラスタが写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定するための処理
を実行する。
線上に位置するちょうど4つの特徴を含むクラスタを識別することによって特徴
の候補クラスタを識別する処理を実行する。ステップS808から820におい
て、特徴クラスタラ60は、画像中のクラスタの特徴間の距離の比を使用して、
候補クラスタが写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定するための処理
を実行する。
【0380】
具体的には、ステップS800において、特徴クラスタラ60は、画像中の次
の未処理のクラスタ(特徴「i」と呼ぶ)を考慮し、ステップS802において
、画像中の次の特徴「j」を考慮する(j≠i)。
の未処理のクラスタ(特徴「i」と呼ぶ)を考慮し、ステップS802において
、画像中の次の特徴「j」を考慮する(j≠i)。
【0381】
ステップS804において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」と「j」との
間の画像中に位置し、また、特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線から所定の
許容距離内にも位置する特徴の数を決定する。
間の画像中に位置し、また、特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線から所定の
許容距離内にも位置する特徴の数を決定する。
【0382】
具体的には、図33aのステップS804において、特徴クラスタラ60は、
特徴「i」及び「j」の中心を通る2つの円3082及び3084の共通部分で
ある領域3080(図33aにおいて陰影をつけて示される)に位置し、また、
特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線3086から所定の距離内にも位置する
特徴の数を決定する。
特徴「i」及び「j」の中心を通る2つの円3082及び3084の共通部分で
ある領域3080(図33aにおいて陰影をつけて示される)に位置し、また、
特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線3086から所定の距離内にも位置する
特徴の数を決定する。
【0383】
図34は、ステップS804で特徴クラスタラ60により実行される処理動作
を示す。
を示す。
【0384】
図34のステップS840において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」の中
心と特徴「j」の中心との間の画像中の距離を決定する。
心と特徴「j」の中心との間の画像中の距離を決定する。
【0385】
ステップS842において、特徴クラスタラ60は、ステップS840で計算
された距離によって特徴「i」及び「j」の中心を通るように図33aの円30
82及び3084に対する半径を計算する。すなわち、この実施例において、特
徴クラスタラ60は、以下の式を使用して半径「r」を計算する: r = Dk1 + Dk2 ・・・・(7) 式中、Dは特徴「i」及び「j」の中心間の距離(ステップS840で計算 済
)、 k2は図33aの領域3080に対して設定される幅「W」を表す定数(この実
施例では0.125に設定される)、 k1 = (0.25 − (k2)2) / (2 × k2) ステップS844において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」及び「j」の
中心を結ぶ直線(図33aの線3086)の中点を決定し、ステップS486に
おいて、各円3082、3084の中心の位置を決定する。すなわち、この実施
例において、特徴クラスタラ60は、線3086の両側にあり、ステップS84
4で決定された中点を通り且つ特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ線3086に
対して垂直な線に沿ってDk1(これらの用語は先に定義済)の距離にある点に
円3082及び3084の中心を設定する。
された距離によって特徴「i」及び「j」の中心を通るように図33aの円30
82及び3084に対する半径を計算する。すなわち、この実施例において、特
徴クラスタラ60は、以下の式を使用して半径「r」を計算する: r = Dk1 + Dk2 ・・・・(7) 式中、Dは特徴「i」及び「j」の中心間の距離(ステップS840で計算 済
)、 k2は図33aの領域3080に対して設定される幅「W」を表す定数(この実
施例では0.125に設定される)、 k1 = (0.25 − (k2)2) / (2 × k2) ステップS844において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」及び「j」の
中心を結ぶ直線(図33aの線3086)の中点を決定し、ステップS486に
おいて、各円3082、3084の中心の位置を決定する。すなわち、この実施
例において、特徴クラスタラ60は、線3086の両側にあり、ステップS84
4で決定された中点を通り且つ特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ線3086に
対して垂直な線に沿ってDk1(これらの用語は先に定義済)の距離にある点に
円3082及び3084の中心を設定する。
【0386】
従って、ステップS842及びS846で実行された処理の結果、図33aの
円3082及び3084の各々は定義済である。従って、ステップS848から
S862において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ
線3086の所定距離内に中心を有する円3082及び3084の重複部分によ
り定義される領域3080に位置する特徴の数を決定する処理に進む。
円3082及び3084の各々は定義済である。従って、ステップS848から
S862において、特徴クラスタラ60は、特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ
線3086の所定距離内に中心を有する円3082及び3084の重複部分によ
り定義される領域3080に位置する特徴の数を決定する処理に進む。
【0387】
具体的には、ステップS848において、特徴クラスタラ60は、カウンタの
値を0に設定し、ステップS850において、画像中の次の特徴「k」(k≠i
且つk≠j)を考慮する。
値を0に設定し、ステップS850において、画像中の次の特徴「k」(k≠i
且つk≠j)を考慮する。
【0388】
ステップS852において、特徴クラスタラ60は、特徴「k」の中心とステ
ップS846で決定された円3082の中心との直線距離が、ステップS842
で決定された円3082の半径より短いか否かを決定する。ステップS852に
おいて、現在考慮中の特徴「k」が、円3082の半径よりも長い間隔で円30
82の中心から離れていると決定される場合、特徴「k」が領域3080に位置
する可能性はない。従って、処理はステップS860に進み、画像中の別の特徴
「k」を考慮する。
ップS846で決定された円3082の中心との直線距離が、ステップS842
で決定された円3082の半径より短いか否かを決定する。ステップS852に
おいて、現在考慮中の特徴「k」が、円3082の半径よりも長い間隔で円30
82の中心から離れていると決定される場合、特徴「k」が領域3080に位置
する可能性はない。従って、処理はステップS860に進み、画像中の別の特徴
「k」を考慮する。
【0389】
これに対し、ステップS852において特徴「k」の中心と円3082の中心
との間の距離が円3082の半径よりも短いと決定される場合、ステップS85
4において、特徴クラスタラ60は、特徴「k」の中心と第2の円3084の中
心との間の距離(ステップS846で決定済)が、円3084の半径(ステップ
S842で決定済)よりも短いか否かを決定する。
との間の距離が円3082の半径よりも短いと決定される場合、ステップS85
4において、特徴クラスタラ60は、特徴「k」の中心と第2の円3084の中
心との間の距離(ステップS846で決定済)が、円3084の半径(ステップ
S842で決定済)よりも短いか否かを決定する。
【0390】
ステップS854において、特徴「k」の中心が、円3084の半径よりも長
い間隔で円3084の中心から離れていると決定される場合、現在の特徴「k」
が領域3080に位置する可能性はない。従って、処理はステップS860に進
み、画像中の次の特徴「k」を考慮する。
い間隔で円3084の中心から離れていると決定される場合、現在の特徴「k」
が領域3080に位置する可能性はない。従って、処理はステップS860に進
み、画像中の次の特徴「k」を考慮する。
【0391】
これに対し、ステップS854において特徴「k」の中心と円3084の中心
との間の距離が円3084の半径よりも短い場合、特徴「k」は領域3080に
位置するはずである(ステップS852において、特徴「k」の中心は円308
2の中心から円3082の半径よりも短い距離で位置していると先に決定されて
いるため)。この場合、処理はステップS856に進み、ここで、特徴クラスタ
ラ60は、特徴「k」の中心から特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線308
6までの最短距離が、所定の許容距離(この実施例では、画素2.0個分に設定
される)よりも短いか否かを決定する。
との間の距離が円3084の半径よりも短い場合、特徴「k」は領域3080に
位置するはずである(ステップS852において、特徴「k」の中心は円308
2の中心から円3082の半径よりも短い距離で位置していると先に決定されて
いるため)。この場合、処理はステップS856に進み、ここで、特徴クラスタ
ラ60は、特徴「k」の中心から特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線308
6までの最短距離が、所定の許容距離(この実施例では、画素2.0個分に設定
される)よりも短いか否かを決定する。
【0392】
ステップS856において、最短距離が許容距離以上であると決定される場合
、現在の特徴「k」は特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線3086上に位置
しないと決定される。従って、処理はステップS860に進み、画像中の別の特
徴「k」を考慮する。
、現在の特徴「k」は特徴「i」及び「j」の中心を結ぶ直線3086上に位置
しないと決定される。従って、処理はステップS860に進み、画像中の別の特
徴「k」を考慮する。
【0393】
これに対し、ステップS856において、最短距離が許容距離より短いと決定
される場合、特徴「k」は領域3080に位置すると共に、線3086上にも位
置すると決定される。従って、ステップS858において、特徴クラスタラ60
は、ステップS848で設定されたカウンタの値を1だけインクリメントする。
される場合、特徴「k」は領域3080に位置すると共に、線3086上にも位
置すると決定される。従って、ステップS858において、特徴クラスタラ60
は、ステップS848で設定されたカウンタの値を1だけインクリメントする。
【0394】
ステップS860において、特徴クラスタラ60は、画像中に別の特徴「k」
(k≠i且つk≠j)が存在するか否かを決定する。以上説明したようにこのよ
うな特徴「k」の各々を処理し終わるまでステップS850からS860が繰り
返される。
(k≠i且つk≠j)が存在するか否かを決定する。以上説明したようにこのよ
うな特徴「k」の各々を処理し終わるまでステップS850からS860が繰り
返される。
【0395】
ステップS862において、特徴クラスタラ60はカウンタの値を読み取り、
領域3080に位置し且つ線3086「上」にも位置する(すなわち、線の許容
距離内にある)特徴の数を決定する。
領域3080に位置し且つ線3086「上」にも位置する(すなわち、線の許容
距離内にある)特徴の数を決定する。
【0396】
図32を再度参照すると、ステップS806において、特徴クラスタラ60は
、領域3080に位置すると共に特徴「i」及び「j」間の線3086上にも位
置する特徴の数を定義する図34のステップS862で読み取られた値が、2で
あるか否かを決定する。
、領域3080に位置すると共に特徴「i」及び「j」間の線3086上にも位
置する特徴の数を定義する図34のステップS862で読み取られた値が、2で
あるか否かを決定する。
【0397】
ステップS806において、特徴の数が2でないと決定される場合、特徴クラ
スタラ60は、候補クラスタは写真マット34上のクラスタを表さないと決定す
る。処理はステップS822に進み、画像中の別の特徴「j」を考慮する。
スタラ60は、候補クラスタは写真マット34上のクラスタを表さないと決定す
る。処理はステップS822に進み、画像中の別の特徴「j」を考慮する。
【0398】
これに対し、ステップS806において、特徴の数が2であると決定される場
合、ステップS808において、特徴クラスタラ60は、候補クラスタの特徴間
の画像中での距離を使用して複比を計算する。すなわち、図33bにおいて、特
徴クラスタラ60は、以下に示すようにこの実施例における複比を計算する: cross-ratio = (d1 × d4) / (d2 × d3) ・・・・(8) 式中、d1、d2、d3及びd4は、図33bに示す特徴の中心間の距離である
。
合、ステップS808において、特徴クラスタラ60は、候補クラスタの特徴間
の画像中での距離を使用して複比を計算する。すなわち、図33bにおいて、特
徴クラスタラ60は、以下に示すようにこの実施例における複比を計算する: cross-ratio = (d1 × d4) / (d2 × d3) ・・・・(8) 式中、d1、d2、d3及びd4は、図33bに示す特徴の中心間の距離である
。
【0399】
式(8)により定義される複比は、投射不変量である(すなわち、画像が記録
されたときの写真マット34に対するカメラ410の位置及び向きにかかわらず
一定値を有する)。この実施例においては、各クラスタの4つの特徴は等間隔に
離間されているので、複比に対する理論値は1.3333(4/3)である。
されたときの写真マット34に対するカメラ410の位置及び向きにかかわらず
一定値を有する)。この実施例においては、各クラスタの4つの特徴は等間隔に
離間されているので、複比に対する理論値は1.3333(4/3)である。
【0400】
ステップS810において、特徴クラスタラ60は、ステップS808で計算
された複比と理論的な複比(この実施例では1.3333)との間で誤りを決定
し、ステップS812において、この誤りが所定の閾値許容差(この実施例では
0.1に設定される)未満であるか否かを決定する。
された複比と理論的な複比(この実施例では1.3333)との間で誤りを決定
し、ステップS812において、この誤りが所定の閾値許容差(この実施例では
0.1に設定される)未満であるか否かを決定する。
【0401】
ステップS812において、誤りが閾値許容差以上であると決定される場合、
特徴クラスタラ60は、候補クラスタが写真マット34上の特徴のクラスタを表
さないと決定する。処理はステップS822に進み、画像中の別の特徴「j」を
考慮する。
特徴クラスタラ60は、候補クラスタが写真マット34上の特徴のクラスタを表
さないと決定する。処理はステップS822に進み、画像中の別の特徴「j」を
考慮する。
【0402】
これに対し、ステップS812において、誤りが閾値許容差未満であると決定
される場合、ステップS814において、特徴クラスタラ60は、クラスタの4
つの特徴のいずれかが既に別のクラスタの一部として格納されているか否かを決
定する。
される場合、ステップS814において、特徴クラスタラ60は、クラスタの4
つの特徴のいずれかが既に別のクラスタの一部として格納されているか否かを決
定する。
【0403】
ステップS814において、クラスタの4つの特徴は別のクラスタの一部とし
て既に格納されていないと決定される場合、クラスタは写真マット34上の特徴
のクラスタを表すものと見なされる。処理はステップS820に進み、ここで、
クラスタとステップS810で計算された関連する誤りとが格納される。
て既に格納されていないと決定される場合、クラスタは写真マット34上の特徴
のクラスタを表すものと見なされる。処理はステップS820に進み、ここで、
クラスタとステップS810で計算された関連する誤りとが格納される。
【0404】
これに対し、ステップS814において、特徴の1つが別のクラスタの一部と
して既に格納されていると決定される場合、ステップS816において、特徴ク
ラスタラ60は、現在のクラスタに対する誤り(ステップS810で計算済)が
現在のクラスタからの特徴を含む格納されたクラスタに対する誤りより小さいか
否かを決定する。ステップS816において、現在のクラスタに対する誤りが格
納されたクラスタに対する誤りよりも小さいと決定される場合、ステップS81
8において、特徴クラスタラ60は、格納されたクラスタを放棄し、ステップS
820において、現在のクラスタ及び関連する誤りを格納する。
して既に格納されていると決定される場合、ステップS816において、特徴ク
ラスタラ60は、現在のクラスタに対する誤り(ステップS810で計算済)が
現在のクラスタからの特徴を含む格納されたクラスタに対する誤りより小さいか
否かを決定する。ステップS816において、現在のクラスタに対する誤りが格
納されたクラスタに対する誤りよりも小さいと決定される場合、ステップS81
8において、特徴クラスタラ60は、格納されたクラスタを放棄し、ステップS
820において、現在のクラスタ及び関連する誤りを格納する。
【0405】
これに対し、ステップS816において、現在のクラスタに対する誤りが格納
されたクラスタに対する誤り以上であると決定される場合、格納されたクラスタ
が保持され、且つ現在のクラスタが格納されないように、ステップS818から
S820の処理が省略される。
されたクラスタに対する誤り以上であると決定される場合、格納されたクラスタ
が保持され、且つ現在のクラスタが格納されないように、ステップS818から
S820の処理が省略される。
【0406】
ステップS822において、特徴クラスタラ60は、画像中に別の特徴「j」
が存在するか否かを決定する。以上説明したように各特徴「j」を処理し終わる
までステップS802からS822が繰り返される。
が存在するか否かを決定する。以上説明したように各特徴「j」を処理し終わる
までステップS802からS822が繰り返される。
【0407】
ステップS824において、特徴クラスタラ60は、画像中に別の特徴「i」
が存在するか否かを決定する。以上説明したように各特徴「i」を処理し終わる
までステップS800からS824が繰り返される。
が存在するか否かを決定する。以上説明したように各特徴「i」を処理し終わる
までステップS800からS824が繰り返される。
【0408】
図35は、第6実施例の図7のステップS36でクラスタの特徴の大きさに基
づいてクラスタ及び中の特徴にラベル付けするために特徴識別器70により実行
される処理動作を示す。
づいてクラスタ及び中の特徴にラベル付けするために特徴識別器70により実行
される処理動作を示す。
【0409】
図35のステップS870において、特徴識別器70は、写真マット34上の
所定の基準点の画像中の位置を決定するための処理を実行する。この実施例にお
いて、所定の基準点は、クラスタ3000から3028中の特徴が位置する半径
方向線を有する円の中心3050である。
所定の基準点の画像中の位置を決定するための処理を実行する。この実施例にお
いて、所定の基準点は、クラスタ3000から3028中の特徴が位置する半径
方向線を有する円の中心3050である。
【0410】
ステップS870で実行される処理は、第1実施例においてステップS140
で実行された処理(図13及び14を参照して上述)と同じであるが、ステップ
S164(図13)でのクラスタに対する対角線の描画の代わりに、クラスタの
全ての特徴の中心を通るクラスタに対する単一の線だけを描けばよい点が異なる
。この処理については上で説明しているので、ここでは繰り返さない。
で実行された処理(図13及び14を参照して上述)と同じであるが、ステップ
S164(図13)でのクラスタに対する対角線の描画の代わりに、クラスタの
全ての特徴の中心を通るクラスタに対する単一の線だけを描けばよい点が異なる
。この処理については上で説明しているので、ここでは繰り返さない。
【0411】
ステップS872において、特徴識別器70は、所定の基準点からの画像中の
各クラスタの特徴の半径方向順序を決定する。すなわち、各クラスタに対して、
特徴識別器70は、第1の特徴が所定の基準点から最も離れ、且つ最後の(第4
の)特徴が所定の基準点に最も近接するように各特徴に対して番号を割り当てる
。
各クラスタの特徴の半径方向順序を決定する。すなわち、各クラスタに対して、
特徴識別器70は、第1の特徴が所定の基準点から最も離れ、且つ最後の(第4
の)特徴が所定の基準点に最も近接するように各特徴に対して番号を割り当てる
。
【0412】
ステップS874において、特徴識別器70は、特徴の次のクラスタ(ステッ
プS874が初めて実行される場合、これは最初のクラスタである)を考慮し、
ステップS876において、クラスタの次の隣接する1対の特徴を考慮する(ス
テップS876が初めて実行される場合、これは特徴1及び2であり、ステップ
S876が次に実行される場合は特徴2及び3であり、特定のクラスタに対して
最後にステップS876が実行される場合は特徴3及び4である)。
プS874が初めて実行される場合、これは最初のクラスタである)を考慮し、
ステップS876において、クラスタの次の隣接する1対の特徴を考慮する(ス
テップS876が初めて実行される場合、これは特徴1及び2であり、ステップ
S876が次に実行される場合は特徴2及び3であり、特定のクラスタに対して
最後にステップS876が実行される場合は特徴3及び4である)。
【0413】
ステップS878において、特徴識別器70は、ステップS876で考慮され
た特徴が同じ大きさであるか様々に異なる大きさであるかを検査するための処理
を実行する。すなわち、特徴識別器70は、ステップS876で考慮された特徴
のうちの1つの面積(図8のステップS56で格納された画素数により定義され
る)がその他の特徴の面積の1.5倍より大きいか否かを決定する。
た特徴が同じ大きさであるか様々に異なる大きさであるかを検査するための処理
を実行する。すなわち、特徴識別器70は、ステップS876で考慮された特徴
のうちの1つの面積(図8のステップS56で格納された画素数により定義され
る)がその他の特徴の面積の1.5倍より大きいか否かを決定する。
【0414】
上述のように、この実施例の写真マット34上において、垂直に見た(すなわ
ち、視角方向は写真マット34に対して垂直)ときのクラスタの大きな特徴の面
積対クラスタの小さな特徴の面積の比は2:1である。しかし、この比は他の視
角方向に対しては変化するので、ステップS878において閾値1.5を使用し
て特徴が様々に異なる大きさであるか、又は、同じ大きさであるかが決定される
。特徴識別器70は、ステップS876及びS878において、クラスタ中にお
いて隣接する各特徴の面積を比較して、カメラ410からより遠方にある特徴が
有する画像中の面積の減少に対して補償する(これを行なわないと、結果的に、
カメラ410からより遠方にある大きな特徴は、カメラ410により近接する小
さい特徴と画像中で同じ面積を有することになる可能性がある)。
ち、視角方向は写真マット34に対して垂直)ときのクラスタの大きな特徴の面
積対クラスタの小さな特徴の面積の比は2:1である。しかし、この比は他の視
角方向に対しては変化するので、ステップS878において閾値1.5を使用し
て特徴が様々に異なる大きさであるか、又は、同じ大きさであるかが決定される
。特徴識別器70は、ステップS876及びS878において、クラスタ中にお
いて隣接する各特徴の面積を比較して、カメラ410からより遠方にある特徴が
有する画像中の面積の減少に対して補償する(これを行なわないと、結果的に、
カメラ410からより遠方にある大きな特徴は、カメラ410により近接する小
さい特徴と画像中で同じ面積を有することになる可能性がある)。
【0415】
ステップS878において、1つの特徴の面積が別の特徴の面積の1.5倍以
下であると決定される場合、この段階において、各特徴が同じ大きさであると決
定することができるが、特徴が小さいか大きいかを言うことはできない。従って
、ステップS880において、特徴識別器70は、特徴に対して同じ大きさであ
るとしてフラグを立てる。
下であると決定される場合、この段階において、各特徴が同じ大きさであると決
定することができるが、特徴が小さいか大きいかを言うことはできない。従って
、ステップS880において、特徴識別器70は、特徴に対して同じ大きさであ
るとしてフラグを立てる。
【0416】
これに対し、ステップS878において、特徴のうちの1つの面積が別の特徴
の面積の1.5倍より大きいと決定される場合、ステップS882において、特
徴識別器70は、より大きい面積を有する特徴を大きい特徴として、より小さい
面積を有する特徴を小さい特徴として分類する。続いて、ステップS884にお
いて、特徴識別器70は、クラスタ中で先に考慮された特徴のいずれかが、ステ
ップS880において同じ大きさであるとしてフラグを立てられ且つ大小の分類
がまだ行なわれていないか否かを決定する。このような特徴の各々に対して、特
徴識別器70は、ステップS882で割り当てられた大小の分類に基づいて、各
特徴を大又は小として分類する。例えば、ステップS878が初めて実行される
場合、クラスタの第1及び第2の特徴は、ステップS880において同じ大きさ
であるとしてフラグを立てられ、ステップS878が2度目に実行されたときに
は、第3の特徴が第2の特徴よりも1.5倍以上大きい面積を有すると決定され
る。その結果、ステップS882において、第3の特徴は、大きい特徴として分
類され、第2の特徴は、小さい特徴として分類される。続いて、ステップS88
4において、第1の特徴が小さい特徴として分類されるが、これは、第1の特徴
が既に小さい特徴として分類されている第2の特徴と同じ大きさであると先に決
定されているからである。
の面積の1.5倍より大きいと決定される場合、ステップS882において、特
徴識別器70は、より大きい面積を有する特徴を大きい特徴として、より小さい
面積を有する特徴を小さい特徴として分類する。続いて、ステップS884にお
いて、特徴識別器70は、クラスタ中で先に考慮された特徴のいずれかが、ステ
ップS880において同じ大きさであるとしてフラグを立てられ且つ大小の分類
がまだ行なわれていないか否かを決定する。このような特徴の各々に対して、特
徴識別器70は、ステップS882で割り当てられた大小の分類に基づいて、各
特徴を大又は小として分類する。例えば、ステップS878が初めて実行される
場合、クラスタの第1及び第2の特徴は、ステップS880において同じ大きさ
であるとしてフラグを立てられ、ステップS878が2度目に実行されたときに
は、第3の特徴が第2の特徴よりも1.5倍以上大きい面積を有すると決定され
る。その結果、ステップS882において、第3の特徴は、大きい特徴として分
類され、第2の特徴は、小さい特徴として分類される。続いて、ステップS88
4において、第1の特徴が小さい特徴として分類されるが、これは、第1の特徴
が既に小さい特徴として分類されている第2の特徴と同じ大きさであると先に決
定されているからである。
【0417】
ステップS886において、特徴識別器70は、クラスタ中に別の隣接する1
対の特徴が存在するか否かを決定する。以上説明したようにクラスタ中の各対の
隣接する特徴を処理し終わるまでステップS876からS886が繰り返される
。
対の特徴が存在するか否かを決定する。以上説明したようにクラスタ中の各対の
隣接する特徴を処理し終わるまでステップS876からS886が繰り返される
。
【0418】
ステップS888において、クラスタ中の各隣接する1対の特徴の処理が終了
したとき、特徴識別器70は、そのクラスタにラベル付けする。すなわち、図3
1を再度参照すると、円の中心3050に対する大小の特徴の順序は、各クラス
タ3000から3028に対して一意的である。従って、クラスタ中の特徴が小
−小−小−大であると決定される場合、特徴識別器70は、そのクラスタにクラ
スタ3000とラベル付けする。これに対し、順序が大−小−大−小であると決
定される場合、特徴識別器70は、クラスタにクラスタ3006とラベル付けす
る。クラスタ3016の場合、全ての特徴が同じ大きさであることが明らかであ
る。従って、このクラスタに対して、特徴識別器70は、ステップS878から
S884において、全ての特徴が大きいのか、あるいは、小さいのかを決定する
ことはできない。しかし、全てが小さい特徴から構成されるクラスタは、写真マ
ット34上に設けられていないため、特徴識別器70は、ステップS888にお
いて、このクラスタにクラスタ3016と正しくラベル付けするであろう。
したとき、特徴識別器70は、そのクラスタにラベル付けする。すなわち、図3
1を再度参照すると、円の中心3050に対する大小の特徴の順序は、各クラス
タ3000から3028に対して一意的である。従って、クラスタ中の特徴が小
−小−小−大であると決定される場合、特徴識別器70は、そのクラスタにクラ
スタ3000とラベル付けする。これに対し、順序が大−小−大−小であると決
定される場合、特徴識別器70は、クラスタにクラスタ3006とラベル付けす
る。クラスタ3016の場合、全ての特徴が同じ大きさであることが明らかであ
る。従って、このクラスタに対して、特徴識別器70は、ステップS878から
S884において、全ての特徴が大きいのか、あるいは、小さいのかを決定する
ことはできない。しかし、全てが小さい特徴から構成されるクラスタは、写真マ
ット34上に設けられていないため、特徴識別器70は、ステップS888にお
いて、このクラスタにクラスタ3016と正しくラベル付けするであろう。
【0419】
ステップS890において、特徴識別器70は、処理すべき特徴の別のクラス
タが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わる
までステップS874からS890が繰り返される。
タが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わる
までステップS874からS890が繰り返される。
【0420】
ステップS892において、特徴識別器70は、入力画像中のクラスタ内の各
特徴に対して、入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位
置の座標を格納する。
特徴に対して、入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位
置の座標を格納する。
【0421】
要約すると、第6実施例において、直線上に位置するちょうど4つの特徴から
成る候補クラスタが検出され、クラスタの特徴間の距離を使用して候補クラスタ
が写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを検査するための処理が実行
される。特徴の大きさ及び画像中の基準点(この実施例では、中心3050)の
位置に対する位置を使用して各クラスタは一意的にラベル付けされ、従って、各
クラスタの各特徴もラベル付けされる。
成る候補クラスタが検出され、クラスタの特徴間の距離を使用して候補クラスタ
が写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを検査するための処理が実行
される。特徴の大きさ及び画像中の基準点(この実施例では、中心3050)の
位置に対する位置を使用して各クラスタは一意的にラベル付けされ、従って、各
クラスタの各特徴もラベル付けされる。
【0422】
第7実施例
本発明の第7実施例を説明する。
【0423】
第7実施例は、第6実施例と同じ原理を使用しているが、写真マット34上の
特徴の各クラスタは完全に一意的であり、入力画像中の各クラスタ(及びその中
の各特徴)は、画像中の所定の点を参照することなくラベル付けすることができ
る。
特徴の各クラスタは完全に一意的であり、入力画像中の各クラスタ(及びその中
の各特徴)は、画像中の所定の点を参照することなくラベル付けすることができ
る。
【0424】
図36は、第7実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0425】
図36において、写真マット34上のパターンは、複数のクラスタ3100か
ら3110から構成される。第7実施例では、6つのクラスタがある。各クラス
タは4つの特徴から成り、この実施例では、これらの特徴は2つの大きさの一方
を有する黒色の円である。大きい円の面積は、小さい円の面積の2倍である。 第6実施例のように、あるクラスタの特徴は、特徴の中心が仮想直線に位置する
ように配置される。
ら3110から構成される。第7実施例では、6つのクラスタがある。各クラス
タは4つの特徴から成り、この実施例では、これらの特徴は2つの大きさの一方
を有する黒色の円である。大きい円の面積は、小さい円の面積の2倍である。 第6実施例のように、あるクラスタの特徴は、特徴の中心が仮想直線に位置する
ように配置される。
【0426】
クラスタ3100から3110は、オブジェクト400が配置される空いた中
央領域3112の周囲に配置される(領域3112は、図2のステップS4で格
納された直径を有する円を描き入れることができる大きさである)。
央領域3112の周囲に配置される(領域3112は、図2のステップS4で格
納された直径を有する円を描き入れることができる大きさである)。
【0427】
第7実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、第6実
施例と同じである。しかし、第7実施例では、クラスタ3100から3110の
各々は、写真マット34における所定の基準点を参照することなく、一意的に識
別することができる。すなわち、クラスタ3100及び3110は、3つの大き
い特徴と1つの小さい特徴を含むのでその他のクラスタから区別することができ
、クラスタ3100中の小さい特徴が端の特徴の間にあるのに対してクラスタ3
110中の小さい特徴はそれ自体が端の特徴であるので、相互に区別することも
できる。同じ原理を使用して、各々が3つの大きい特徴及び1つの小さい特徴か
ら成るクラスタ3104から3106に一意的にラベル付けすることができる。
同様に、クラスタ3102及び3108もその他のクラスタから識別することが
できるが、それは、2つの大きい特徴と2つの小さい特徴を含むからであり、小
さい特徴はクラスタ3108中では隣接している一方でクラスタ3102中では
大きい特徴により離されているので相互に区別することもできる。
施例と同じである。しかし、第7実施例では、クラスタ3100から3110の
各々は、写真マット34における所定の基準点を参照することなく、一意的に識
別することができる。すなわち、クラスタ3100及び3110は、3つの大き
い特徴と1つの小さい特徴を含むのでその他のクラスタから区別することができ
、クラスタ3100中の小さい特徴が端の特徴の間にあるのに対してクラスタ3
110中の小さい特徴はそれ自体が端の特徴であるので、相互に区別することも
できる。同じ原理を使用して、各々が3つの大きい特徴及び1つの小さい特徴か
ら成るクラスタ3104から3106に一意的にラベル付けすることができる。
同様に、クラスタ3102及び3108もその他のクラスタから識別することが
できるが、それは、2つの大きい特徴と2つの小さい特徴を含むからであり、小
さい特徴はクラスタ3108中では隣接している一方でクラスタ3102中では
大きい特徴により離されているので相互に区別することもできる。
【0428】
従って、第7実施例における各クラスタ3100から3110は完全に一意的
(すなわち、所定の基準点を参照しなくても一意的)であるので、特徴識別器7
0は、図35のステップS870及びS872を実行する必要がない。
(すなわち、所定の基準点を参照しなくても一意的)であるので、特徴識別器7
0は、図35のステップS870及びS872を実行する必要がない。
【0429】
上述の第1実施例から第7実施例において、特徴が入力画像中で検出され(図
7のステップS32)、特徴のクラスタを見出すための処理が引き続き実行され
る(図7のステップS34)。しかし、これらの2つのステップは、後述するよ
うに単一のステップとして実行することもできる。加えて、これもまた後述する
が、あるクラスタの任意の2つの特徴間の距離がそのあるクラスタの特徴と別の
クラスタの特徴との間の距離よりも短いという特性を使用するか、あるいは、あ
るクラスタの特徴が直線上に位置するという特性を使用するかして特徴の候補ク
ラスタを検出する代わりに、特徴間のその他の関係を使用することができる。
7のステップS32)、特徴のクラスタを見出すための処理が引き続き実行され
る(図7のステップS34)。しかし、これらの2つのステップは、後述するよ
うに単一のステップとして実行することもできる。加えて、これもまた後述する
が、あるクラスタの任意の2つの特徴間の距離がそのあるクラスタの特徴と別の
クラスタの特徴との間の距離よりも短いという特性を使用するか、あるいは、あ
るクラスタの特徴が直線上に位置するという特性を使用するかして特徴の候補ク
ラスタを検出する代わりに、特徴間のその他の関係を使用することができる。
【0430】
第8実施例
本発明の第8実施例を説明する。
【0431】
第8実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50により
実行される処理及び図7のステップS34で特徴クラスタラ60により実行され
る処理が異なり且つ組み合わされており、また、図7のステップS36で特徴識
別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。こ
れらの差異を説明する。
ット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50により
実行される処理及び図7のステップS34で特徴クラスタラ60により実行され
る処理が異なり且つ組み合わされており、また、図7のステップS36で特徴識
別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。こ
れらの差異を説明する。
【0432】
図37は、第8実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0433】
第8実施例において、図37を参照すると、写真マット34上のパターンは、
複数のクラスタ3120から3190から構成されており、この実施例では8つ
である。
複数のクラスタ3120から3190から構成されており、この実施例では8つ
である。
【0434】
各クラスタは3つの特徴を含み、これらは、大きい面積又は小さい面積のいず
れかを有する円である。大きい面積は小さい面積の2倍である。図37において
、「R」で示された円は、写真マット34上の大きい面積の赤色の円(すなわち
、この文字は写真マット34上には存在せず、図面中においてラベル付けの目的
でのみ使用される)であり、「r」で示された円は、小さい面積の赤色の円であ
る。「B」で示された円は、大きい青色の円であり、「b」で示された円は、小
さい青色の円である。「G」で示された円は、大きい緑色の円であり、「g」で
示された円は、小さい緑色の円である。「C」で示された円は、大きいシアンの
円であり、「c」で示された円は、小さいシアンの円である。
れかを有する円である。大きい面積は小さい面積の2倍である。図37において
、「R」で示された円は、写真マット34上の大きい面積の赤色の円(すなわち
、この文字は写真マット34上には存在せず、図面中においてラベル付けの目的
でのみ使用される)であり、「r」で示された円は、小さい面積の赤色の円であ
る。「B」で示された円は、大きい青色の円であり、「b」で示された円は、小
さい青色の円である。「G」で示された円は、大きい緑色の円であり、「g」で
示された円は、小さい緑色の円である。「C」で示された円は、大きいシアンの
円であり、「c」で示された円は、小さいシアンの円である。
【0435】
図37から明らかであるように、第8実施例のパターンでは、場合によっては
、第1のクラスタの特徴と第2のクラスタの特徴との間の距離が、第1のクラス
タ又は第2のクラスタの2つの特徴間の距離より短い(第1実施例から第5実施
例におけるパターンと異なる)。
、第1のクラスタの特徴と第2のクラスタの特徴との間の距離が、第1のクラス
タ又は第2のクラスタの2つの特徴間の距離より短い(第1実施例から第5実施
例におけるパターンと異なる)。
【0436】
各クラスタ内では、3つの特徴は写真マット34上のパターンの一部を形成す
る線により結ばれる(これらは、クラスタ3120に対しては線3198及び3
200であり、線3196は写真マット34上のパターンの一部ではない仮想線
である)。クラスタの特徴間の相互に結ばれているという関係は、この実施例に
おいて、特徴の候補クラスタを識別するのに使用されることになる。加えて、各
クラスタ内では、3つの特徴の各々が同じ色を有し、この色関係を使用して候補
クラスタを処理し、クラスタが写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定
することになる。
る線により結ばれる(これらは、クラスタ3120に対しては線3198及び3
200であり、線3196は写真マット34上のパターンの一部ではない仮想線
である)。クラスタの特徴間の相互に結ばれているという関係は、この実施例に
おいて、特徴の候補クラスタを識別するのに使用されることになる。加えて、各
クラスタ内では、3つの特徴の各々が同じ色を有し、この色関係を使用して候補
クラスタを処理し、クラスタが写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定
することになる。
【0437】
後述するように、クラスタが2つの大きい特徴と1つの小さい特徴を含むか、
あるいは、2つの小さい特徴と1つの大きい特徴を含むかによって、一意的なラ
ベルが各クラスタ3120から3190に割り当てられる。加えて、最長の距離
を有するクラスタの2つの特徴は、クラスタの端の特徴であるという特性を使用
して一意的なラベルがクラスタの各特徴に割り当てられる。すなわち、図37の
クラスタ3120において、仮想線3196の長さは線3198及び3200の
長さよりも長いので、特徴3192及び3194は、クラスタの端の特徴として
決定することができる。
あるいは、2つの小さい特徴と1つの大きい特徴を含むかによって、一意的なラ
ベルが各クラスタ3120から3190に割り当てられる。加えて、最長の距離
を有するクラスタの2つの特徴は、クラスタの端の特徴であるという特性を使用
して一意的なラベルがクラスタの各特徴に割り当てられる。すなわち、図37の
クラスタ3120において、仮想線3196の長さは線3198及び3200の
長さよりも長いので、特徴3192及び3194は、クラスタの端の特徴として
決定することができる。
【0438】
この実施例では、写真マット34上に空いた中央領域は設けられない。代わり
に、オブジェクト400が写真マット上に配置されるときに、特徴の全てではな
く一部が隠蔽されるように、クラスタ3120から3190は、写真マット34
の表面全体に分散される。この特徴の隠蔽は、各入力画像中で少なくとも6つの
特徴が見える場合には後続の処理に対して問題を提起することはない。
に、オブジェクト400が写真マット上に配置されるときに、特徴の全てではな
く一部が隠蔽されるように、クラスタ3120から3190は、写真マット34
の表面全体に分散される。この特徴の隠蔽は、各入力画像中で少なくとも6つの
特徴が見える場合には後続の処理に対して問題を提起することはない。
【0439】
図38は、第8実施例において、入力画像中の特徴を検出し、写真マット34
上のクラスタに対応する特徴のクラスタを検出するために、特徴検出器50及び
特徴クラスタラ60により実行される処理動作を示す。以下に説明するように、
図38の処理ステップは、先の各実施例における図7のステップS32及びS3
4での個別のステップとは異なって組み合わさった処理動作を表し、特徴の検出
及びグループ化を行なう。
上のクラスタに対応する特徴のクラスタを検出するために、特徴検出器50及び
特徴クラスタラ60により実行される処理動作を示す。以下に説明するように、
図38の処理ステップは、先の各実施例における図7のステップS32及びS3
4での個別のステップとは異なって組み合わさった処理動作を表し、特徴の検出
及びグループ化を行なう。
【0440】
図38のステップS900において、処理装置2は、画像データを処理し、入
力画像に対応する二値画像を生成する。この画像において、写真マット34上の
特徴の色(すなわち、この実施例では、赤色、緑色、青色又はシアン)に対応す
る色を有する入力画像中の各画素は1に設定され、他の色を有する画素は0に設
定される。
力画像に対応する二値画像を生成する。この画像において、写真マット34上の
特徴の色(すなわち、この実施例では、赤色、緑色、青色又はシアン)に対応す
る色を有する入力画像中の各画素は1に設定され、他の色を有する画素は0に設
定される。
【0441】
具体的には、この実施例において、入力画像中の各画素に対して、処理装置2
は、赤色の値R、緑色の値G及び青色の値B(この実施例において、各々は0か
ら255の値を有する)を読み取り、画素の値を以下に示すように1又は0に設
定する(写真マットのパターンが印刷されている紙の色は淡い、すなわち、画像
中において、パターンが存在しない紙に対応する画素の全ての色成分は、128
より大きい値を有する): If R < 128 or G < 128 or B < 128 set pixel value to 1 else set the pixel value to 0 ・・・・(9) ステップS902において、処理装置2は、ステップS900で生成された二
値画像データを処理して、値1を有する画素の空間的に孤立したグループを識別
するために、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成されるグ
ループを見出す。ステップS902で実行される処理は、図8のステップS52
で実行された処理と同じであり、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソン
ズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュ
ータビジョン(Digital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047
150536-6、276ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。ス
テップS902での処理を実行した結果、入力画像中で見える各クラスタ312
0から3190に対して、画素の単一のグループが識別されるであろう。すなわ
ち、クラスタの3つの特徴の各々を表す画素及び各特徴を結ぶ線がステップS9
02で識別された1つのグループの一部となる。同様に、画素のグループは、オ
ブジェクト400上の各孤立した特徴に対して識別されるであろう。
は、赤色の値R、緑色の値G及び青色の値B(この実施例において、各々は0か
ら255の値を有する)を読み取り、画素の値を以下に示すように1又は0に設
定する(写真マットのパターンが印刷されている紙の色は淡い、すなわち、画像
中において、パターンが存在しない紙に対応する画素の全ての色成分は、128
より大きい値を有する): If R < 128 or G < 128 or B < 128 set pixel value to 1 else set the pixel value to 0 ・・・・(9) ステップS902において、処理装置2は、ステップS900で生成された二
値画像データを処理して、値1を有する画素の空間的に孤立したグループを識別
するために、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成されるグ
ループを見出す。ステップS902で実行される処理は、図8のステップS52
で実行された処理と同じであり、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソン
ズ(R.J. Schalkoff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュ
ータビジョン(Digital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047
150536-6、276ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。ス
テップS902での処理を実行した結果、入力画像中で見える各クラスタ312
0から3190に対して、画素の単一のグループが識別されるであろう。すなわ
ち、クラスタの3つの特徴の各々を表す画素及び各特徴を結ぶ線がステップS9
02で識別された1つのグループの一部となる。同様に、画素のグループは、オ
ブジェクト400上の各孤立した特徴に対して識別されるであろう。
【0442】
ステップS904において、処理装置2は、写真マット34上の特徴を表すに
は小さすぎる画素のグループを放棄するために、ステップS902で見出された
閾値数(この実施例では、25に設定される)より少ない数の画素を含む各グル
ープを放棄する。この処理は図8のステップS54に対応する。
は小さすぎる画素のグループを放棄するために、ステップS902で見出された
閾値数(この実施例では、25に設定される)より少ない数の画素を含む各グル
ープを放棄する。この処理は図8のステップS54に対応する。
【0443】
ステップS906において、処理装置2は、ステップS904が実行された後
でも残存する画素の各グループに対して侵食処理を実行する。この実施例におい
て、侵食処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schal
koff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(D
igital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、31
0から325ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。画素の
グループに対して侵食処理を実行した結果、グループの各部分の幅が縮小される
。写真マット34上の結合された特徴のクラスタを表す画素のグループの場合、
侵食処理により、特徴を結ぶ線(図37において、クラスタ3120に対しては
3198及び3200)が除去され、特徴を表す画素の数がそれぞれ削減された
個別の結合されていない特徴が残される。ステップS906で画素のグループに
対して実行された侵食処理から生じる個別の特徴は、処理装置2により候補クラ
スタとして格納される(尚、侵食処理により特徴が個別にならないこともあるが
、代わりにオブジェクト400上の特徴を表す画素のグループに対して単一の特
徴しか与えられないこともある)。
でも残存する画素の各グループに対して侵食処理を実行する。この実施例におい
て、侵食処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schal
koff, John Wiley and Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(D
igital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、31
0から325ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。画素の
グループに対して侵食処理を実行した結果、グループの各部分の幅が縮小される
。写真マット34上の結合された特徴のクラスタを表す画素のグループの場合、
侵食処理により、特徴を結ぶ線(図37において、クラスタ3120に対しては
3198及び3200)が除去され、特徴を表す画素の数がそれぞれ削減された
個別の結合されていない特徴が残される。ステップS906で画素のグループに
対して実行された侵食処理から生じる個別の特徴は、処理装置2により候補クラ
スタとして格納される(尚、侵食処理により特徴が個別にならないこともあるが
、代わりにオブジェクト400上の特徴を表す画素のグループに対して単一の特
徴しか与えられないこともある)。
【0444】
ステップS908において、処理装置2は、ステップS906で実行された処
理の後も残存する各特徴を処理し、特徴を表すグループ中の画素数と、グループ
により定義される画像中の一意的な点位置(この実施例では、グループの重心を
決定することによって計算される画素のグループの中心)と、一意的な点位置に
最も近接する画像中の画素の色とを決定し、これらを格納する。この処理は、図
8のステップS56、S58及びS60で実行された処理に対応する。
理の後も残存する各特徴を処理し、特徴を表すグループ中の画素数と、グループ
により定義される画像中の一意的な点位置(この実施例では、グループの重心を
決定することによって計算される画素のグループの中心)と、一意的な点位置に
最も近接する画像中の画素の色とを決定し、これらを格納する。この処理は、図
8のステップS56、S58及びS60で実行された処理に対応する。
【0445】
ステップS910からS918において、処理装置2は、ステップS900か
らS906で実行される処理において生じる候補クラスタの各々を検査し、写真
マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決定する。
らS906で実行される処理において生じる候補クラスタの各々を検査し、写真
マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決定する。
【0446】
具体的には、ステップS910において、処理装置2は、特徴の次の候補クラ
スタを考慮し、ステップS912において、クラスタ中にちょうど3つ特徴があ
るか否かを決定する。
スタを考慮し、ステップS912において、クラスタ中にちょうど3つ特徴があ
るか否かを決定する。
【0447】
ステップS912において、クラスタ中に3つの特徴がない場合、処理はステ
ップS916に進み、ここで、クラスタは放棄される。
ップS916に進み、ここで、クラスタは放棄される。
【0448】
これに対し、ステップS912において、クラスタ中に(ちょうど)3つの特
徴があると決定される場合、ステップS914において、処理装置2は、クラス
タの各特徴が同じ色であるか否か決定するために、更なる検査を実行する。
徴があると決定される場合、ステップS914において、処理装置2は、クラス
タの各特徴が同じ色であるか否か決定するために、更なる検査を実行する。
【0449】
ステップS914において、クラスタの各特徴が画像中において同じ色でない
と決定される場合、ステップS916において、クラスタは放棄される。
と決定される場合、ステップS916において、クラスタは放棄される。
【0450】
これに対し、ステップS914において、クラスタの各特徴が同じ色であると
決定される場合、クラスタが保持されるようにステップS916が省略される。
決定される場合、クラスタが保持されるようにステップS916が省略される。
【0451】
ステップS918において、処理装置2は、別の候補クラスタが存在するか否
かを決定する。以上説明したように各候補クラスタを処理し終わるまでステップ
S910からS918が繰り返される。
かを決定する。以上説明したように各候補クラスタを処理し終わるまでステップ
S910からS918が繰り返される。
【0452】
要約すると、図38の処理を実行した結果、処理装置2は、組み合わさった処
理動作(ステップS900からS906)において、特徴及びその候補クラスタ
の検出を終了する。中の特徴は線で結ばれているので、写真マット34上のクラ
スタを表す実際のクラスタが含まれることになる。また、処理装置2は、候補ク
ラスタを検査し、このクラスタがちょうど3つの特徴を含むという関係と写真マ
ット34上のクラスタの各特徴が画像中において全て同じ色を有するという関係
とを使用して、写真マット34上のクラスタを表すものを決定する処理を終了す
る。
理動作(ステップS900からS906)において、特徴及びその候補クラスタ
の検出を終了する。中の特徴は線で結ばれているので、写真マット34上のクラ
スタを表す実際のクラスタが含まれることになる。また、処理装置2は、候補ク
ラスタを検査し、このクラスタがちょうど3つの特徴を含むという関係と写真マ
ット34上のクラスタの各特徴が画像中において全て同じ色を有するという関係
とを使用して、写真マット34上のクラスタを表すものを決定する処理を終了す
る。
【0453】
図39は、第8実施例において、各クラスタ内の特徴を識別する(すなわち、
各特徴に対して写真マット34上の特徴への1対1の対応でラベル付けする)た
めにステップS36で特徴識別器70により実行される処理動作を示す。
各特徴に対して写真マット34上の特徴への1対1の対応でラベル付けする)た
めにステップS36で特徴識別器70により実行される処理動作を示す。
【0454】
図39のステップS930において、特徴識別器70は、特徴の次のクラスタ
を考慮し、ステップS932において、クラスタ中の特徴の各対の中心間の画像
中での直線距離を計算する。
を考慮し、ステップS932において、クラスタ中の特徴の各対の中心間の画像
中での直線距離を計算する。
【0455】
ステップS934において、特徴識別器70は、クラスタの端の特徴の各々の
色及び大きさ(図38のステップS908で格納済)を読み取る(端の特徴は、
最長距離を有する特徴、すなわち、例えば、図37のクラスタ3120中の特徴
3192及び3194として定義される)。
色及び大きさ(図38のステップS908で格納済)を読み取る(端の特徴は、
最長距離を有する特徴、すなわち、例えば、図37のクラスタ3120中の特徴
3192及び3194として定義される)。
【0456】
ステップS936において、特徴識別器は、クラスタの中心の特徴(すなわち
、ステップS934で処理されていない特徴)の色及び大きさ(ステップS90
8で先に格納済)を読み取る。
、ステップS934で処理されていない特徴)の色及び大きさ(ステップS90
8で先に格納済)を読み取る。
【0457】
ステップS938において、特徴識別器70は、ステップS934及びS93
6で読み取られた色及び大きさを使用して写真マット34上のクラスタ3120
から3190のいずれに対して、入力画像中のクラスタが対応するのかを決定し
、且つ入力画像中のクラスタの特徴と写真マット34上のクラスタの特徴との1
対1の対応を識別する。例えば、図37において、クラスタの端の特徴が、大き
い赤色の特徴及び小さい赤色の特徴から構成され、クラスタの中心の特徴が小さ
い赤色の特徴である場合、特徴識別器70は、このクラスタにクラスタ3120
としてラベル付けし、大きい赤色の端の特徴に特徴3192としてラベル付けし
、小さい赤色の端の特徴に特徴3194としてラベル付けし、中心の特徴に特徴
3202としてラベル付けする。
6で読み取られた色及び大きさを使用して写真マット34上のクラスタ3120
から3190のいずれに対して、入力画像中のクラスタが対応するのかを決定し
、且つ入力画像中のクラスタの特徴と写真マット34上のクラスタの特徴との1
対1の対応を識別する。例えば、図37において、クラスタの端の特徴が、大き
い赤色の特徴及び小さい赤色の特徴から構成され、クラスタの中心の特徴が小さ
い赤色の特徴である場合、特徴識別器70は、このクラスタにクラスタ3120
としてラベル付けし、大きい赤色の端の特徴に特徴3192としてラベル付けし
、小さい赤色の端の特徴に特徴3194としてラベル付けし、中心の特徴に特徴
3202としてラベル付けする。
【0458】
ステップS940において、特徴識別器70は、入力画像中のクラスタ内の各
特徴に対して、入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位
置の座標を格納する。この処理は、図12のステップS148に対応する。
特徴に対して、入力画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位
置の座標を格納する。この処理は、図12のステップS148に対応する。
【0459】
ステップS942において、特徴識別器70は、入力画像中に処理すべき特徴
の別のクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを
処理し終わるまでステップS930からS942が繰り返される。
の別のクラスタが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを
処理し終わるまでステップS930からS942が繰り返される。
【0460】
従って要約すると、特徴識別器70は、各クラスタ及びその中の特徴を特徴の
色及び大きさの各関係を使用してラベル付けする。
色及び大きさの各関係を使用してラベル付けする。
【0461】
第9実施例
本発明の第9実施例を説明する。
【0462】
第9実施例では、第8実施例のように、特徴を検出し、候補クラスタへとグル
ープ化するステップは、前述の各実施例のように個別のステップ(図7のステッ
プS32及びS34)として行なわれるのではなくまとめて実行される。すなわ
ち、候補クラスタは、入力画像の検出可能な領域に位置する特徴に基づいて識別
される。各候補クラスタは、特徴の数及び中の特徴の大きさに基づいて検査され
、写真マット34上の特徴を表すか否かが決定される。続いて、各クラスタ及び
その中の特徴が、クラスタの特徴の大きさ及び特徴が位置する入力画像中の領域
の特性によってラベル付けされる。
ープ化するステップは、前述の各実施例のように個別のステップ(図7のステッ
プS32及びS34)として行なわれるのではなくまとめて実行される。すなわ
ち、候補クラスタは、入力画像の検出可能な領域に位置する特徴に基づいて識別
される。各候補クラスタは、特徴の数及び中の特徴の大きさに基づいて検査され
、写真マット34上の特徴を表すか否かが決定される。続いて、各クラスタ及び
その中の特徴が、クラスタの特徴の大きさ及び特徴が位置する入力画像中の領域
の特性によってラベル付けされる。
【0463】
第9実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真マ
ット34上のパターンが異なり、ステップS32で特徴検出器50により実行さ
れる処理及びステップS34(図7)で特徴クラスタラ60により実行される処
理が異なり且つこれらの処理が組み合わされており、図7のステップS36で特
徴識別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである
。これらの相違点を説明する。
ット34上のパターンが異なり、ステップS32で特徴検出器50により実行さ
れる処理及びステップS34(図7)で特徴クラスタラ60により実行される処
理が異なり且つこれらの処理が組み合わされており、図7のステップS36で特
徴識別器70により実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである
。これらの相違点を説明する。
【0464】
図40は、第9実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴の
パターンを示す。
パターンを示す。
【0465】
図40において、写真マット上のパターンは、複数のクラスタ3250から3
320から構成され、第9実施例では、クラスタは8つである。各クラスタは3
つの特徴から成り、その各々は、一様な色の領域中の穴(円形の穴は3340、
3342及び3344としてラベル付けされ、一様な色の領域は、図40のクラ
スタ3250中の3330としてラベル付けされている)により定義される円で
ある。従って、クラスタの特徴(穴)の各々は、写真マット34が印刷された紙
と同じ色を有する。
320から構成され、第9実施例では、クラスタは8つである。各クラスタは3
つの特徴から成り、その各々は、一様な色の領域中の穴(円形の穴は3340、
3342及び3344としてラベル付けされ、一様な色の領域は、図40のクラ
スタ3250中の3330としてラベル付けされている)により定義される円で
ある。従って、クラスタの特徴(穴)の各々は、写真マット34が印刷された紙
と同じ色を有する。
【0466】
この実施例において、写真マット34上のパターンは、赤色の2つの領域32
50、3310と緑色の2つの領域3270、3320と、青色の2つの領域3
260、3280と、シアンの2つの領域3290、3300とから構成される
。
50、3310と緑色の2つの領域3270、3320と、青色の2つの領域3
260、3280と、シアンの2つの領域3290、3300とから構成される
。
【0467】
色のある領域内において、2つの大きい穴と1つの小さい穴が設けられるか、
あるいは、代わりに2つの小さい穴と1つの大きい穴が設けられる。これらの構
成のうちの異なる一方が、同色の2つの領域の各々にもたらされる(すなわち、
クラスタ3250の赤色の領域が2つの小さい面積の穴3340、3342及び
1つの大きい面積の穴3344を有するのに対し、クラスタ3310の赤色の領
域は2つの大きい面積の穴及び1つの小さい面積の穴を有する)。この実施例に
おいて、大きい穴の大きさ(面積)は、小さい穴の2倍である。
あるいは、代わりに2つの小さい穴と1つの大きい穴が設けられる。これらの構
成のうちの異なる一方が、同色の2つの領域の各々にもたらされる(すなわち、
クラスタ3250の赤色の領域が2つの小さい面積の穴3340、3342及び
1つの大きい面積の穴3344を有するのに対し、クラスタ3310の赤色の領
域は2つの大きい面積の穴及び1つの小さい面積の穴を有する)。この実施例に
おいて、大きい穴の大きさ(面積)は、小さい穴の2倍である。
【0468】
この実施例において、写真マット34上には空いた中央領域は設けられない。
代わりに、オブジェクト400が写真マット上に配置されるときに特徴の全てで
はなく一部が隠蔽されるように、クラスタ3250から3320が写真マット3
4上の表面全体に分散される。この特徴の隠蔽により後続の処理で問題を提起す
ることはないが、各入力画像中で少なくとも6つの特徴が見える場合である。
代わりに、オブジェクト400が写真マット上に配置されるときに特徴の全てで
はなく一部が隠蔽されるように、クラスタ3250から3320が写真マット3
4上の表面全体に分散される。この特徴の隠蔽により後続の処理で問題を提起す
ることはないが、各入力画像中で少なくとも6つの特徴が見える場合である。
【0469】
図41は、入力画像中の特徴の候補クラスタを検出し、各候補クラスタを検査
して写真マット34上の特徴の実際のクラスタを表すか否かを決定するために第
9実施例で実行される処理を示す。この処理は、図7のステップS32及びS3
4で実行される第1実施例の処理に代わるものである。
して写真マット34上の特徴の実際のクラスタを表すか否かを決定するために第
9実施例で実行される処理を示す。この処理は、図7のステップS32及びS3
4で実行される第1実施例の処理に代わるものである。
【0470】
図41のステップS960において、処理装置2は、画像データを処理して入
力画像に対応する二値画像を生成する。この二値画像において、写真マット34
上のクラスタ3250から3320を定義する着色領域のうちの1つの色(すな
わち、この実施例では、赤色、緑色、青色又はシアン)に対応する色を有する入
力画像中の各画素は1に設定され、その他の色を有する画素は0に設定される。
この処理は、第8実施例のステップS900(図38)と同様に実行されるので
、ここでは説明を繰り返さない。
力画像に対応する二値画像を生成する。この二値画像において、写真マット34
上のクラスタ3250から3320を定義する着色領域のうちの1つの色(すな
わち、この実施例では、赤色、緑色、青色又はシアン)に対応する色を有する入
力画像中の各画素は1に設定され、その他の色を有する画素は0に設定される。
この処理は、第8実施例のステップS900(図38)と同様に実行されるので
、ここでは説明を繰り返さない。
【0471】
ステップS962において、処理装置2は、ステップS960で生成された二
値画像データを処理し、値1を有する画素の空間的に孤立したグループを識別す
るために、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成されるグル
ープを見出す。この処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(
R.J. Schalkoff, John Wiley & Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビ
ジョン(Digital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536
-6、276ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。この処理
の結果、入力画像中で見えるオブジェクト400上の赤色の特徴、緑色の特徴、
青色の特徴又はシアンの特徴を表す画素のグループが検出されると共に、入力画
像中で見えるクラスタ3250から3320を定義する一様な色の領域のいずれ
かを表す画素のグループが検出される。
値画像データを処理し、値1を有する画素の空間的に孤立したグループを識別す
るために、値1を有し且つ二値画像中で結合されている画素から構成されるグル
ープを見出す。この処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(
R.J. Schalkoff, John Wiley & Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビ
ジョン(Digital Image Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536
-6、276ページ)に記載されているような従来の方法で実行される。この処理
の結果、入力画像中で見えるオブジェクト400上の赤色の特徴、緑色の特徴、
青色の特徴又はシアンの特徴を表す画素のグループが検出されると共に、入力画
像中で見えるクラスタ3250から3320を定義する一様な色の領域のいずれ
かを表す画素のグループが検出される。
【0472】
ステップS964において、処理装置2は、閾値数(この実施例では25に設
定される)未満の画素を含むステップS962で見出された各グループを放棄す
る。この処理は、図8のステップS54に対応する。
定される)未満の画素を含むステップS962で見出された各グループを放棄す
る。この処理は、図8のステップS54に対応する。
【0473】
ステップS966において、処理装置2は、ステップS964が実行された後
も残存する画素の次のグループを考慮し、ステップS968において、グループ
の境界画素により包囲された二値画像(ステップS960で生成)の部分を考慮
する。
も残存する画素の次のグループを考慮し、ステップS968において、グループ
の境界画素により包囲された二値画像(ステップS960で生成)の部分を考慮
する。
【0474】
ステップS970において、処理装置2は、ステップS968で選択された二
値画像の部分中の画素を処理し、値0を有し且つ二値画像中で結合されている画
素から構成されるグループを見出す。この実施例において、ステップS970で
の処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff,
John Wiley & Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital I
mage Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、276ページ
)に記載されているような従来の方法で実行される。ステップS970での処理
の結果、現在考慮中の現在の領域中の穴を表す画素のグループ(ステップS96
6で選択済)が検出される。従って、ステップS970での処理により、写真マ
ット34上の特徴を表す円形の穴の特徴が検出されることになる。
値画像の部分中の画素を処理し、値0を有し且つ二値画像中で結合されている画
素から構成されるグループを見出す。この実施例において、ステップS970で
の処理は、R.J.シュカルコフ,ジョン ウィリとソンズ(R.J. Schalkoff,
John Wiley & Sons)の「デジタル画像処理とコンピュータビジョン(Digital I
mage Processing and Computer Vision)」(ISBN 047150536-6、276ページ
)に記載されているような従来の方法で実行される。ステップS970での処理
の結果、現在考慮中の現在の領域中の穴を表す画素のグループ(ステップS96
6で選択済)が検出される。従って、ステップS970での処理により、写真マ
ット34上の特徴を表す円形の穴の特徴が検出されることになる。
【0475】
ステップS972において、処理装置2は、写真マット34上の特徴を表すに
は小さすぎる画素のグループを放棄するように、ステップS970で見出され且
つ閾値数(この実施例では25に設定される)よりも少ない画素を含む各グルー
プを放棄する。
は小さすぎる画素のグループを放棄するように、ステップS970で見出され且
つ閾値数(この実施例では25に設定される)よりも少ない画素を含む各グルー
プを放棄する。
【0476】
ステップS974において、処理装置2は、ステップS972が実行された後
も残存する画素の各グループを処理し、グループ中の画素の数及びグループによ
り定義される画像中の一意的な点位置(この実施例では、従来通りに画素のグル
ープの重心を決定することによって計算される画素のグループの中心)を決定/
格納する。
も残存する画素の各グループを処理し、グループ中の画素の数及びグループによ
り定義される画像中の一意的な点位置(この実施例では、従来通りに画素のグル
ープの重心を決定することによって計算される画素のグループの中心)を決定/
格納する。
【0477】
ステップS976において、処理装置2は、候補クラスタ中にちょうど3つの
特徴(すなわち、値0を有する画素のグループ)が存在するか否かを決定する。
特徴(すなわち、値0を有する画素のグループ)が存在するか否かを決定する。
【0478】
ステップS976において、候補クラスタ中に3つの特徴が存在しないと決定
される場合、処理はステップS980に進み、ここで、クラスタが放棄される。
される場合、処理はステップS980に進み、ここで、クラスタが放棄される。
【0479】
これに対し、ステップS976において、クラスタ中にちょうど3つの特徴が
存在すると決定される場合、ステップS978において処理装置2により第2の
検査が実行され、クラスタ中に特徴の大きさがちょうど2種類存在するか否かが
決定される。この検査は、ステップS974で格納された各グループ中の画素数
を定義する情報を使用して、この画素数と最大の特徴中の画素数との差異が20
%を超えない場合には同じ大きさであると決定することによって実行される。
存在すると決定される場合、ステップS978において処理装置2により第2の
検査が実行され、クラスタ中に特徴の大きさがちょうど2種類存在するか否かが
決定される。この検査は、ステップS974で格納された各グループ中の画素数
を定義する情報を使用して、この画素数と最大の特徴中の画素数との差異が20
%を超えない場合には同じ大きさであると決定することによって実行される。
【0480】
ステップS978において、クラスタ中の特徴が3つ以上又は1つ以下の異な
る種類の大きさを有すると決定される場合、ステップS980において、クラス
タが放棄される。
る種類の大きさを有すると決定される場合、ステップS980において、クラス
タが放棄される。
【0481】
これに対し、ステップS978において、クラスタ中に2種類の大きさが存在
すると決定される場合、ステップS980が省略される。その結果、ステップS
982において、クラスタは保持され、特徴が位置する入力画像の部分の色が格
納される(この色は、ステップS966で考慮された画素に対応する元の入力画
像の色値から決定される)。
すると決定される場合、ステップS980が省略される。その結果、ステップS
982において、クラスタは保持され、特徴が位置する入力画像の部分の色が格
納される(この色は、ステップS966で考慮された画素に対応する元の入力画
像の色値から決定される)。
【0482】
ステップS984において、処理装置2は、入力画像中の着色領域を表す画素
のグループが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように着色領域を表
す画素の各グループを処理し終わるまでステップS966からS984が繰り返
される。
のグループが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように着色領域を表
す画素の各グループを処理し終わるまでステップS966からS984が繰り返
される。
【0483】
要約すると、図41を参照して上述した処理を実行することによって、処理装
置2は、所定の色を有する入力画像中の閉鎖領域を検出し、このような領域の各
々にある穴を検出し、各領域に対するこれらの穴を特徴の候補クラスタとして考
慮する。従って、候補クラスタの検出は、特徴の位置(すなわち、所定の色の閉
鎖領域内に位置する)又は特徴の結合性(すなわち、所定の色の領域により結合
されている)に基づくものと考えられる。各候補クラスタは処理されて、ちょう
ど2種類の異なる大きさを有するちょうど3つの特徴を含むか否かが決定される
。これらの条件が満たされる場合、クラスタは、写真マット34上の特徴のクラ
スタを表すものと考えられる。
置2は、所定の色を有する入力画像中の閉鎖領域を検出し、このような領域の各
々にある穴を検出し、各領域に対するこれらの穴を特徴の候補クラスタとして考
慮する。従って、候補クラスタの検出は、特徴の位置(すなわち、所定の色の閉
鎖領域内に位置する)又は特徴の結合性(すなわち、所定の色の領域により結合
されている)に基づくものと考えられる。各候補クラスタは処理されて、ちょう
ど2種類の異なる大きさを有するちょうど3つの特徴を含むか否かが決定される
。これらの条件が満たされる場合、クラスタは、写真マット34上の特徴のクラ
スタを表すものと考えられる。
【0484】
図42は、クラスタの一部として識別された各特徴にラベル付けする(すなわ
ち、クラスタの一部である入力画像中の各特徴と写真マット34上の特徴との一
意的な1対1の対応を割り当てる)ために、第9実施例の図7のステップS36
で特徴識別器70により実行される処理動作を示す。
ち、クラスタの一部である入力画像中の各特徴と写真マット34上の特徴との一
意的な1対1の対応を割り当てる)ために、第9実施例の図7のステップS36
で特徴識別器70により実行される処理動作を示す。
【0485】
図42のステップS1000において、特徴識別器70は、特徴の次のクラス
タ(ステップS1000が初めて実行される場合、これは最初のクラスタである
)を考慮し、ステップS1002において、特徴が位置する画像の部分の色(図
41のステップS982で予め格納済)を読み取る。
タ(ステップS1000が初めて実行される場合、これは最初のクラスタである
)を考慮し、ステップS1002において、特徴が位置する画像の部分の色(図
41のステップS982で予め格納済)を読み取る。
【0486】
ステップS1004において、特徴識別器70は、クラスタ中の特徴の各対の
中心間の画像中での直線距離を決定する。
中心間の画像中での直線距離を決定する。
【0487】
ステップS1006において、特徴識別器70は、クラスタの端の特徴の大き
さ(すなわち、図41のステップS974で格納された画素数)を読み取る。こ
の端の特徴は、最長距離を有する特徴(例えば、図40のクラスタ3250に対
する特徴3342及び3344)であると決定される。
さ(すなわち、図41のステップS974で格納された画素数)を読み取る。こ
の端の特徴は、最長距離を有する特徴(例えば、図40のクラスタ3250に対
する特徴3342及び3344)であると決定される。
【0488】
ステップS1008において、特徴識別器70は、図41のステップS974
で予め格納されたクラスタの中心の特徴(すなわち、端の特徴ではない特徴)の
大きさを読み取る。
で予め格納されたクラスタの中心の特徴(すなわち、端の特徴ではない特徴)の
大きさを読み取る。
【0489】
ステップS1010において、特徴識別器70は、ステップS1002で読み
取られた色(これにより、写真マット34上の2つのクラスタのうちの、その色
の領域中に位置する特徴を有する一方にクラスタは限定される)とステップS1
006及びS1008で読み取られた大きさ(これにより、2つの大きい特徴及
び1つの小さい特徴、又は、2つの小さい特徴及び1つの大きい特徴のいずれが
存在するかによって2つの可能性から一意的にクラスタが識別される)とによっ
てクラスタにラベル付けする。加えて、クラスタへのラベル付けを終了すると、
特徴識別器70は、中の特徴の各々にラベル付けする。すなわち、各端の特徴は
、これらの特徴の相対的な大きさによって一意的なラベルを割り当てられ(各ク
ラスタにおいて、一方の端の特徴は大きい面積を有し、他方の端の特徴は小さい
面積を有するため)、中心の特徴は、大きい面積を有するか小さい面積を有する
かにかかわらずラベル付けされる。この実施例では、中心の特徴は1つしかない
からである。
取られた色(これにより、写真マット34上の2つのクラスタのうちの、その色
の領域中に位置する特徴を有する一方にクラスタは限定される)とステップS1
006及びS1008で読み取られた大きさ(これにより、2つの大きい特徴及
び1つの小さい特徴、又は、2つの小さい特徴及び1つの大きい特徴のいずれが
存在するかによって2つの可能性から一意的にクラスタが識別される)とによっ
てクラスタにラベル付けする。加えて、クラスタへのラベル付けを終了すると、
特徴識別器70は、中の特徴の各々にラベル付けする。すなわち、各端の特徴は
、これらの特徴の相対的な大きさによって一意的なラベルを割り当てられ(各ク
ラスタにおいて、一方の端の特徴は大きい面積を有し、他方の端の特徴は小さい
面積を有するため)、中心の特徴は、大きい面積を有するか小さい面積を有する
かにかかわらずラベル付けされる。この実施例では、中心の特徴は1つしかない
からである。
【0490】
ステップS1012において、特徴識別器70は、クラスタの各特徴に対して
、画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納す
る。
、画像及び写真マット34の双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納す
る。
【0491】
ステップS1014において、特徴識別器70は、特徴の別のクラスタが存在
するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わるまでステ
ップS1000からS1014が繰り返される。
するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わるまでステ
ップS1000からS1014が繰り返される。
【0492】
要約すると、図42を参照して上述した処理を実行することによって、特徴識
別器70は、特徴が位置する領域の色と特徴の相対的な大きさによって各特徴に
ラベル付けする。
別器70は、特徴が位置する領域の色と特徴の相対的な大きさによって各特徴に
ラベル付けする。
【0493】
第10実施例
本発明の第10実施例を説明する。
【0494】
第1実施例から第9実施例の各々では、写真マット34上の特徴を表す画像中
の特徴を検出し、画像中の各検出された特徴と写真マット34上の特徴との正し
い1対1の対応を識別するための処理が行なわれる。この正しい1対1の対応を
使用して、画像が記録されたときのカメラ410の位置及び向きが決定される。
しかし、写真マット34上の特徴を表す画像中の特徴が一旦検出されると、画像
中の各特徴と写真マット34上の特徴との正しい1対1の対応を識別する必要は
ない。代わりに、第10実施例では、カメラ410の位置及び向きは、最初に入
力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との正しい1対1の対応を決定するこ
となく計算される。
の特徴を検出し、画像中の各検出された特徴と写真マット34上の特徴との正し
い1対1の対応を識別するための処理が行なわれる。この正しい1対1の対応を
使用して、画像が記録されたときのカメラ410の位置及び向きが決定される。
しかし、写真マット34上の特徴を表す画像中の特徴が一旦検出されると、画像
中の各特徴と写真マット34上の特徴との正しい1対1の対応を識別する必要は
ない。代わりに、第10実施例では、カメラ410の位置及び向きは、最初に入
力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との正しい1対1の対応を決定するこ
となく計算される。
【0495】
第10実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真
マット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50によ
り実行される処理が異なり、図7のステップS36及びS38で特徴識別器70
及びカメラ計算器80により実行される個別の処理が異なり且つこれらの処理が
組み合わされている点を除いて第1実施例と同じである。これらの差異を説明す
る。
マット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50によ
り実行される処理が異なり、図7のステップS36及びS38で特徴識別器70
及びカメラ計算器80により実行される個別の処理が異なり且つこれらの処理が
組み合わされている点を除いて第1実施例と同じである。これらの差異を説明す
る。
【0496】
図43は、第10実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴
のパターンを示す。
のパターンを示す。
【0497】
図43において、写真マット34上のパターンは、複数のクラスタ3400か
ら3470から構成され、この実施例では8つである。各クラスタは4つの特徴
を含み、この実施例ではこれらは同一の黒色の円である。
ら3470から構成され、この実施例では8つである。各クラスタは4つの特徴
を含み、この実施例ではこれらは同一の黒色の円である。
【0498】
第1実施例のように、第10実施例では、あるクラスタの任意の2つの特徴の
中心間の距離がそのあるクラスタの特徴と別のクラスタの特徴との間の距離より
も短くなるように、特徴の円は写真マット34上で空間的にグループ化される。
中心間の距離がそのあるクラスタの特徴と別のクラスタの特徴との間の距離より
も短くなるように、特徴の円は写真マット34上で空間的にグループ化される。
【0499】
加えて、第1実施例のように、第10実施例での円の各クラスタは、クラスタ
中の1対の円の中心を通る(図43において、クラスタ3400に対しては線3
480、クラスタ3430に対しては線3482として示す)仮想線(すなわち
、写真マット34上に実際には存在しない線)が、写真マット上の所定の基準点
3484を通るような向きに定められる。
中の1対の円の中心を通る(図43において、クラスタ3400に対しては線3
480、クラスタ3430に対しては線3482として示す)仮想線(すなわち
、写真マット34上に実際には存在しない線)が、写真マット上の所定の基準点
3484を通るような向きに定められる。
【0500】
第1実施例において、クラスタ200から222は、各クラスタの所定の基準
点352からの距離が同じであるように写真マット上に配置される。しかし、第
10実施例では、これとは異なる。すなわち、クラスタ3400、3420、3
440及び3460は、各クラスタの基準点3484からの距離が同じになるよ
うに配置されるが、クラスタ3450及び3470は、基準点3484からこれ
らのクラスタの各々までの距離が同じであり、且つ、この距離が基準点3484
からクラスタ3400、3420、3440又は3460のうちの1つまでの距
離より長くなるように配置される。同様に、クラスタ3410及び3430は、
基準点3484からこれらのクラスタまでの距離が同じであり、且つ、この距離
が基準点3484からクラスタ3400、3420、3440又は3460のう
ちのいずれか1つまでの距離よりも短くなるように位置決めされる。このクラス
タの位置決めにより、写真マット34上のパターンには、回転対称であるという
特性が付与される。
点352からの距離が同じであるように写真マット上に配置される。しかし、第
10実施例では、これとは異なる。すなわち、クラスタ3400、3420、3
440及び3460は、各クラスタの基準点3484からの距離が同じになるよ
うに配置されるが、クラスタ3450及び3470は、基準点3484からこれ
らのクラスタの各々までの距離が同じであり、且つ、この距離が基準点3484
からクラスタ3400、3420、3440又は3460のうちの1つまでの距
離より長くなるように配置される。同様に、クラスタ3410及び3430は、
基準点3484からこれらのクラスタまでの距離が同じであり、且つ、この距離
が基準点3484からクラスタ3400、3420、3440又は3460のう
ちのいずれか1つまでの距離よりも短くなるように位置決めされる。このクラス
タの位置決めにより、写真マット34上のパターンには、回転対称であるという
特性が付与される。
【0501】
クラスタ3400から3470は、オブジェクト400が配置される空いた領
域3490の周囲に配置される。この空いた領域3490は、図2のステップS
4で格納された直径を有する円3492により定義される。
域3490の周囲に配置される。この空いた領域3490は、図2のステップS
4で格納された直径を有する円3492により定義される。
【0502】
入力画像中の特徴を検出するために図7のステップS32で特徴検出器50に
より実行される処理は、二値画像を生成するためにステップS50(図8)で使
用された閾値が異なっており、第10実施例における写真マット34上の全ての
特徴は黒色であるためにステップS60(図8)が実施されない点において、第
1実施例で実行された処理と異なっている。すなわち、第10実施例において、
二値画像を生成するためにステップS60で使用された閾値は、第6実施例に対
して式(6)で示されたものと同じである。
より実行される処理は、二値画像を生成するためにステップS50(図8)で使
用された閾値が異なっており、第10実施例における写真マット34上の全ての
特徴は黒色であるためにステップS60(図8)が実施されない点において、第
1実施例で実行された処理と異なっている。すなわち、第10実施例において、
二値画像を生成するためにステップS60で使用された閾値は、第6実施例に対
して式(6)で示されたものと同じである。
【0503】
図44は、入力画像が記録されたときのカメラ410の位置及び向きを決定す
るために、特徴クラスタラ60により写真マット34上のクラスタを表す入力画
像中のクラスタの一部であると決定された特徴を処理すべく、第10実施例にお
いて特徴識別器70及びカメラ計算器80により実行される処理動作を示す。
るために、特徴クラスタラ60により写真マット34上のクラスタを表す入力画
像中のクラスタの一部であると決定された特徴を処理すべく、第10実施例にお
いて特徴識別器70及びカメラ計算器80により実行される処理動作を示す。
【0504】
図44のステップS1100において、処理装置2は、写真マット34上の所
定の基準点3484の画像中の位置を決定する。この処理は、第1実施例のステ
ップS140(図12)で実行された処理に対応するので、ここでは説明を繰り
返さない。
定の基準点3484の画像中の位置を決定する。この処理は、第1実施例のステ
ップS140(図12)で実行された処理に対応するので、ここでは説明を繰り
返さない。
【0505】
ステップS1102において、処理装置2は、ステップS1100で決定され
た基準点に対する特徴の回転順序によって、各クラスタの特徴にラベル付けする
。この処理は、第1実施例においてステップS142(図12)で実行された処
理と同じであるので、ここでは説明を繰り返さない。
た基準点に対する特徴の回転順序によって、各クラスタの特徴にラベル付けする
。この処理は、第1実施例においてステップS142(図12)で実行された処
理と同じであるので、ここでは説明を繰り返さない。
【0506】
ステップS1104において、処理装置2は、ステップS1100で決定され
た基準点3484に対する入力画像中で見えるクラスタの回転順序を決定する。
すなわち、処理装置2は、見えるクラスタから無作為に選択された基準クラスタ
から時計回り方向において見えるクラスタの順序を決定する。この処理は、従来
の方法で、例えば、時計回り方向での次のクラスタとしてクラスタを選択するこ
とによって実行される。その結果、このクラスタの中心がその前のクラスタの中
心と結ばれるとき、その他のクラスタは結合線の右側に位置することになる。
た基準点3484に対する入力画像中で見えるクラスタの回転順序を決定する。
すなわち、処理装置2は、見えるクラスタから無作為に選択された基準クラスタ
から時計回り方向において見えるクラスタの順序を決定する。この処理は、従来
の方法で、例えば、時計回り方向での次のクラスタとしてクラスタを選択するこ
とによって実行される。その結果、このクラスタの中心がその前のクラスタの中
心と結ばれるとき、その他のクラスタは結合線の右側に位置することになる。
【0507】
ステップS1104までの処理の結果、処理装置2は、写真マット34上の特
徴を表す入力画像中の特徴のクラスタを検出し、クラスタの回転順序の決定を終
了する。従って、画像中で3400から3470のうちの1つ以上が見えないよ
うにこれらのクラスタをオブジェクト400が隠蔽し、隠蔽されたクラスタは相
互に隣接するものとすると、処理装置2は、入力画像中で見えるクラスタの部分
集合を検出し、部分集合中のクラスタの相対順序の決定を終了する。しかし、こ
の段階では、処理装置2は、写真マット34上のクラスタのどの部分集合が入力
画像中で検出されたかを決定していない。
徴を表す入力画像中の特徴のクラスタを検出し、クラスタの回転順序の決定を終
了する。従って、画像中で3400から3470のうちの1つ以上が見えないよ
うにこれらのクラスタをオブジェクト400が隠蔽し、隠蔽されたクラスタは相
互に隣接するものとすると、処理装置2は、入力画像中で見えるクラスタの部分
集合を検出し、部分集合中のクラスタの相対順序の決定を終了する。しかし、こ
の段階では、処理装置2は、写真マット34上のクラスタのどの部分集合が入力
画像中で検出されたかを決定していない。
【0508】
後続の処理において、処理装置2は、検出された部分集合が表すことのできる
写真マット34上のクラスタの可能な部分集合の各々を考慮し、各場合における
カメラ410の位置及び向きを計算/検査し、最も正確な位置及び向きを選択す
る。
写真マット34上のクラスタの可能な部分集合の各々を考慮し、各場合における
カメラ410の位置及び向きを計算/検査し、最も正確な位置及び向きを選択す
る。
【0509】
具体的には、ステップS1106において、処理装置2は、ステップS110
4で相対順序を決定するのに使用される基準クラスタとしてラベル付けされるべ
き次のクラスタ(ステップS1106が初めて実行される場合、これは写真マッ
トからの最初のクラスタである)を写真マット34上のクラスタ3400から3
470から選択する。
4で相対順序を決定するのに使用される基準クラスタとしてラベル付けされるべ
き次のクラスタ(ステップS1106が初めて実行される場合、これは写真マッ
トからの最初のクラスタである)を写真マット34上のクラスタ3400から3
470から選択する。
【0510】
ステップS1108において、処理装置2は、ステップS1106で基準クラ
スタとしてラベル付けされるべく選択されたクラスタによって、入力画像中の各
特徴にラベル付けする。すなわち、処理装置2は、入力画像中のクラスタの各特
徴と写真マット34上の特徴との一意的な1対1の対応を基準クラスタに基づい
て割り当てる。すなわち、例えば、クラスタ3400がステップS1106で選
択される場合、ステップS1108において、入力画像中の基準クラスタは、ク
ラスタ3400としてラベル付けされ、入力画像中のその他のクラスタは、ステ
ップS1104で決定された循環式の順序を使用してクラスタ3410、342
0などとラベル付けされる。これに対し、例えば、写真マット34からのクラス
タ3450がステップS1106で選択される場合、ステップS1108におい
て、入力画像中の基準クラスタは、クラスタ3450としてラベル付けされ、入
力画像中の残りのクラスタは、循環式の順序でクラスタ3460、3470、3
400などとラベル付けされる。加えて、入力画像中の各クラスタにラベルを割
り当てると、処理装置2は、ステップS1102で決定されたクラスタ内の相対
位置によって、その中の各特徴にラベルを割り当てる。
スタとしてラベル付けされるべく選択されたクラスタによって、入力画像中の各
特徴にラベル付けする。すなわち、処理装置2は、入力画像中のクラスタの各特
徴と写真マット34上の特徴との一意的な1対1の対応を基準クラスタに基づい
て割り当てる。すなわち、例えば、クラスタ3400がステップS1106で選
択される場合、ステップS1108において、入力画像中の基準クラスタは、ク
ラスタ3400としてラベル付けされ、入力画像中のその他のクラスタは、ステ
ップS1104で決定された循環式の順序を使用してクラスタ3410、342
0などとラベル付けされる。これに対し、例えば、写真マット34からのクラス
タ3450がステップS1106で選択される場合、ステップS1108におい
て、入力画像中の基準クラスタは、クラスタ3450としてラベル付けされ、入
力画像中の残りのクラスタは、循環式の順序でクラスタ3460、3470、3
400などとラベル付けされる。加えて、入力画像中の各クラスタにラベルを割
り当てると、処理装置2は、ステップS1102で決定されたクラスタ内の相対
位置によって、その中の各特徴にラベルを割り当てる。
【0511】
ステップS1106からS1108の処理を実行した結果、処理装置2は、入
力画像中の各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応の割り当てを終了
する。しかし、割り当てられた1対1の対応は、ステップS1106で選択され
た写真マット34からのクラスタが、実際に、入力画像中の基準クラスタに対応
しない場合は、正しい対応にはならない。
力画像中の各特徴と写真マット34上の特徴との1対1の対応の割り当てを終了
する。しかし、割り当てられた1対1の対応は、ステップS1106で選択され
た写真マット34からのクラスタが、実際に、入力画像中の基準クラスタに対応
しない場合は、正しい対応にはならない。
【0512】
ステップS1110において、処理装置2は、カウンタの値を0にリセットす
る。
る。
【0513】
ステップS1112からS1126において、処理装置2は、ステップS11
08で割り当てられた1対1の対応を使用して、カメラ410の位置及び向きを
計算/検査する。ステップS1112からS1126で実行される処理は、第1
実施例の上述のステップS252からS266で実行された処理と同じであるの
で、ここでは繰り返さない。
08で割り当てられた1対1の対応を使用して、カメラ410の位置及び向きを
計算/検査する。ステップS1112からS1126で実行される処理は、第1
実施例の上述のステップS252からS266で実行された処理と同じであるの
で、ここでは繰り返さない。
【0514】
ステップS1128において、処理装置2は、入力画像中の基準クラスタとし
てラベル付けされるべく選択されていない写真マット34上のクラスタが他に存
在するか否かを決定する。写真マット34上の全てのクラスタが基準クラスタと
してステップS1106で選択されるまでステップS1106からS1128が
繰り返される。このようにして、入力画像中で検出されたクラスタの部分集合が
、対応する可能性がある写真マット34上の特徴の各部分集合と比較される。
てラベル付けされるべく選択されていない写真マット34上のクラスタが他に存
在するか否かを決定する。写真マット34上の全てのクラスタが基準クラスタと
してステップS1106で選択されるまでステップS1106からS1128が
繰り返される。このようにして、入力画像中で検出されたクラスタの部分集合が
、対応する可能性がある写真マット34上の特徴の各部分集合と比較される。
【0515】
ステップS1108で割り当てられた1対1の対応が、正しい対応でない場合
、写真マット34上の特徴のパターンは、この実施例では回転対称であるので、
ステップS1118で実行された計算されたカメラ変換の検査は、比較的大きい
誤りを示すことになる。これに対し、ステップS1106で選択された写真マッ
ト34からのクラスタが、実際に、入力画像中の基準クラスタに対応する場合、
ステップS1108で実行された検査は、ステップS1118において検査が実
行されるときよりもカメラ変換に対して小さい誤り(より高い精度)を示すこと
になる。従って、写真マット34上のクラスタの1つ1つに対して(すなわち、
この実施例では8回)、ステップS1106からS1128が実行されたとき、
格納されたカメラ変換は、正しい1対1の対応を使用して計算されたカメラ変換
となる(最高の精度を有することになるため、ステップS1120及びS112
2においてメモリに保持されるからである)。
、写真マット34上の特徴のパターンは、この実施例では回転対称であるので、
ステップS1118で実行された計算されたカメラ変換の検査は、比較的大きい
誤りを示すことになる。これに対し、ステップS1106で選択された写真マッ
ト34からのクラスタが、実際に、入力画像中の基準クラスタに対応する場合、
ステップS1108で実行された検査は、ステップS1118において検査が実
行されるときよりもカメラ変換に対して小さい誤り(より高い精度)を示すこと
になる。従って、写真マット34上のクラスタの1つ1つに対して(すなわち、
この実施例では8回)、ステップS1106からS1128が実行されたとき、
格納されたカメラ変換は、正しい1対1の対応を使用して計算されたカメラ変換
となる(最高の精度を有することになるため、ステップS1120及びS112
2においてメモリに保持されるからである)。
【0516】
従って要約すると、第10実施例において、処理装置2は、カメラ410の位
置及び向きの計算に先立って、入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との
正しい1対1の対応を計算するための処理を実行しない。代わりに、処理装置2
は、1対1の対応の別の組を使用してカメラ410の位置及び向きを計算し、結
果として生じるものの中で最も正確な位置及び向きを選択する。
置及び向きの計算に先立って、入力画像中の特徴と写真マット34上の特徴との
正しい1対1の対応を計算するための処理を実行しない。代わりに、処理装置2
は、1対1の対応の別の組を使用してカメラ410の位置及び向きを計算し、結
果として生じるものの中で最も正確な位置及び向きを選択する。
【0517】
第11実施例
本発明の第11実施例を説明する。
【0518】
第1実施例から第10実施例では、写真マット34上の特徴の空間的な位置間
の関係、又は、写真マット34上の特徴の結合性に基づいて、画像中の特徴の候
補クラスタを検出するための処理が行なわれる。続いて、各候補クラスタは検査
され、写真マット34上のクラスタを表すか否かが、特徴の大きさ、色及び/又
は形状に基づく特徴間の少なくとも1つの更なる関係によって決定される。しか
し、第11実施例では、この処理は逆になる。候補クラスタは、写真マット34
上のクラスタの特徴の色間の関係を使用して検出され、続いて、各候補クラスタ
が、写真マット34上の特徴の空間的位置間の関係によって検査される。
の関係、又は、写真マット34上の特徴の結合性に基づいて、画像中の特徴の候
補クラスタを検出するための処理が行なわれる。続いて、各候補クラスタは検査
され、写真マット34上のクラスタを表すか否かが、特徴の大きさ、色及び/又
は形状に基づく特徴間の少なくとも1つの更なる関係によって決定される。しか
し、第11実施例では、この処理は逆になる。候補クラスタは、写真マット34
上のクラスタの特徴の色間の関係を使用して検出され、続いて、各候補クラスタ
が、写真マット34上の特徴の空間的位置間の関係によって検査される。
【0519】
第11実施例の構成要素及びその構成要素により実施される処理動作は、写真
マット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50によ
り実行される処理が異なり、図7のステップS34で特徴クラスタラ60により
実行される処理が異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。これらの差異を説
明する。
マット34上のパターンが異なり、図7のステップS32で特徴検出器50によ
り実行される処理が異なり、図7のステップS34で特徴クラスタラ60により
実行される処理が異なり、また、図7のステップS36で特徴識別器70により
実行される処理が異なる点を除いて第1実施例と同じである。これらの差異を説
明する。
【0520】
図45は、第11実施例における印刷又は表示された写真マット34上の特徴
のパターンを示す。
のパターンを示す。
【0521】
図45を参照すると、第11実施例において、写真マット34上のパターンは
、複数のクラスタ3500から3550から構成され、この実施例では6つのク
ラスタが存在する。
、複数のクラスタ3500から3550から構成され、この実施例では6つのク
ラスタが存在する。
【0522】
各クラスタは4つの特徴を有し、各特徴は、大きい面積又は小さい面積のいず
れかを有する円である。大きい面積は、小さい面積の2倍である。図45におい
て、「R」で示された円は、写真マット34上の大きい面積の赤色の円(すなわ
ち、この文字は写真マット34上には実際には存在せず、図面中においてラベル
付けの目的でのみ使用される)であり、「r」で示された円は、小さい面積の赤
色の円である。「G」で示された円は、大きい緑色の円であり、「g」で示され
た円は、小さい緑色の円である。「B」で示された円は、大きい青色の円であり
、「b」で示された円は、小さい青色の円である。「C」で示された円は、大き
いシアンの円であり、「c」で示された円は、小さいシアンの円である。「M」
で示された円は、大きいマゼンタの円であり、「m」で示された円は、小さいマ
ゼンタの円である。「Y」で示された円は、大きい黄色の円であり、「y」で示
された円は、小さい黄色の円である。
れかを有する円である。大きい面積は、小さい面積の2倍である。図45におい
て、「R」で示された円は、写真マット34上の大きい面積の赤色の円(すなわ
ち、この文字は写真マット34上には実際には存在せず、図面中においてラベル
付けの目的でのみ使用される)であり、「r」で示された円は、小さい面積の赤
色の円である。「G」で示された円は、大きい緑色の円であり、「g」で示され
た円は、小さい緑色の円である。「B」で示された円は、大きい青色の円であり
、「b」で示された円は、小さい青色の円である。「C」で示された円は、大き
いシアンの円であり、「c」で示された円は、小さいシアンの円である。「M」
で示された円は、大きいマゼンタの円であり、「m」で示された円は、小さいマ
ゼンタの円である。「Y」で示された円は、大きい黄色の円であり、「y」で示
された円は、小さい黄色の円である。
【0523】
各クラスタ3500から3550内において、4つの特徴の中心は、仮想直線
(すなわち、写真マット34上に存在しない線であり、クラスタ3500に対し
て3560で示される)上に配置される。あるクラスタ内では、4つの特徴の中
心は、直線上に等間隔に離間して配置される。
(すなわち、写真マット34上に存在しない線であり、クラスタ3500に対し
て3560で示される)上に配置される。あるクラスタ内では、4つの特徴の中
心は、直線上に等間隔に離間して配置される。
【0524】
クラスタ3500から3550は、ステップS4(図2)で格納された直径を
有する円をクラスタ3500から3550中の特徴のいずれにも接触することな
く描き入れることができるような大きさの空いた中央領域3570の周囲に配置
される。
有する円をクラスタ3500から3550中の特徴のいずれにも接触することな
く描き入れることができるような大きさの空いた中央領域3570の周囲に配置
される。
【0525】
図7のステップS32で特徴検出器50により第11実施例において実行され
る処理動作は、画素のグループを識別するための二値画像を生成するために、図
8のステップS50で実行される処理が少々異なる点を除いて、第1実施例と同
じである。すなわち、式(1)に従って入力画像中の各画素の値を1又は0に設
定するのではなく、第11実施例では、特徴検出器50は、以下の式に従って各
画素の値を設定する: If R < 128 or G < 128 or B < 128 set pixel value to 1 else set the pixel value to 0 ・・・・(10) 図46は、第11実施例の図7のステップS34で特徴クラスタラ60により
実行される処理動作を示す。
る処理動作は、画素のグループを識別するための二値画像を生成するために、図
8のステップS50で実行される処理が少々異なる点を除いて、第1実施例と同
じである。すなわち、式(1)に従って入力画像中の各画素の値を1又は0に設
定するのではなく、第11実施例では、特徴検出器50は、以下の式に従って各
画素の値を設定する: If R < 128 or G < 128 or B < 128 set pixel value to 1 else set the pixel value to 0 ・・・・(10) 図46は、第11実施例の図7のステップS34で特徴クラスタラ60により
実行される処理動作を示す。
【0526】
図46のステップS1200において、特徴クラスタラ60は、各特徴の色(
図8のステップS60で予め格納済)を読み取り、各特徴を特徴の色によってR
GB色空間中の点として描く。
図8のステップS60で予め格納済)を読み取り、各特徴を特徴の色によってR
GB色空間中の点として描く。
【0527】
当業者には明らかなように、各色、すなわち、赤色、緑色、青色、シアン、マ
ゼンタ、黄色、黒色及び白色は、RGB色空間中の立方体(図47aで立方体3
600として示される)の各頂点を定義する。従って、ステップS1200にお
いて特徴クラスタラ60により描かれる各点は、立方体3600内に位置するこ
とになる。写真マット34上の特徴から生じる点は、赤色、緑色、青色、シアン
、マゼンタ又は黄色の頂点のうちの1つ、あるいは、その近傍(誤りに起因する
)に位置するであろう。被写体オブジェクト400上の特徴から生じる点は、赤
色、緑色、青色、シアン、マゼンタ又は黄色の頂点のうちの1つ、あるいは、そ
の近傍を含み、立方体3600の任意の所に位置しても良い。
ゼンタ、黄色、黒色及び白色は、RGB色空間中の立方体(図47aで立方体3
600として示される)の各頂点を定義する。従って、ステップS1200にお
いて特徴クラスタラ60により描かれる各点は、立方体3600内に位置するこ
とになる。写真マット34上の特徴から生じる点は、赤色、緑色、青色、シアン
、マゼンタ又は黄色の頂点のうちの1つ、あるいは、その近傍(誤りに起因する
)に位置するであろう。被写体オブジェクト400上の特徴から生じる点は、赤
色、緑色、青色、シアン、マゼンタ又は黄色の頂点のうちの1つ、あるいは、そ
の近傍を含み、立方体3600の任意の所に位置しても良い。
【0528】
ステップS1202において、特徴クラスタラ60は、ステップS1200で
決定されたRGB色空間中の特徴の位置によって、特徴の候補クラスタを形成す
る。
決定されたRGB色空間中の特徴の位置によって、特徴の候補クラスタを形成す
る。
【0529】
具体的には、図47bにおいて、特徴クラスタラ60は、RGB色空間の立方
体3600の小区域3610から3660を定義し、ステップS1200で描か
れた点が小区域3610から3660に位置する特徴から候補クラスタを定義す
る。この実施例において、各小区域3610から3660は、立方体3600の
一辺の長さの4分の1に等しい長さの一辺を有し、立方体3600の赤色、緑色
、青色、シアン、マゼンタ又は黄色の1つの頂点を有する立方体である。候補ク
ラスタを生成するために、特徴クラスタラ60は、赤色の小区域3610に位置
するステップS1200で描かれた全ての点を考慮し、4つの特徴の各可能なグ
ループを候補クラスタとして指定する(写真マット34上の各クラスタ3500
から3550中に4つの特徴が存在するため)。この処理は、更なる候補クラス
タを生成するためにその他の色の小区域3620から3660の各々に対して繰
り返される。
体3600の小区域3610から3660を定義し、ステップS1200で描か
れた点が小区域3610から3660に位置する特徴から候補クラスタを定義す
る。この実施例において、各小区域3610から3660は、立方体3600の
一辺の長さの4分の1に等しい長さの一辺を有し、立方体3600の赤色、緑色
、青色、シアン、マゼンタ又は黄色の1つの頂点を有する立方体である。候補ク
ラスタを生成するために、特徴クラスタラ60は、赤色の小区域3610に位置
するステップS1200で描かれた全ての点を考慮し、4つの特徴の各可能なグ
ループを候補クラスタとして指定する(写真マット34上の各クラスタ3500
から3550中に4つの特徴が存在するため)。この処理は、更なる候補クラス
タを生成するためにその他の色の小区域3620から3660の各々に対して繰
り返される。
【0530】
図46を再度参照すると、ステップS1204から1226において、特徴ク
ラスタラ60は、ステップS1202で設定された特徴の候補クラスタを検査し
て写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定するための処理を実行する。
ラスタラ60は、ステップS1202で設定された特徴の候補クラスタを検査し
て写真マット34上のクラスタを表すか否かを決定するための処理を実行する。
【0531】
具体的には、ステップS1204において、特徴クラスタラ60は、ステップ
S1202で生成された特徴の次の候補クラスタを考慮し、ステップS1206
において、画像中において最長の直線距離を有するクラスタの2つの特徴を考慮
する。従って、現在考慮中の候補クラスタが、写真マット34上のクラスタであ
る場合、ステップS1206で考慮される2つの特徴は、直線上のクラスタの端
の特徴になる。
S1202で生成された特徴の次の候補クラスタを考慮し、ステップS1206
において、画像中において最長の直線距離を有するクラスタの2つの特徴を考慮
する。従って、現在考慮中の候補クラスタが、写真マット34上のクラスタであ
る場合、ステップS1206で考慮される2つの特徴は、直線上のクラスタの端
の特徴になる。
【0532】
ステップS1208からS1224において、特徴クラスタラ60は、ステッ
プS1206で考慮された2つの特徴間の直線上に位置するちょうど2つの特徴
が存在するか否かを決定し、ちょうど2つの特徴が存在する場合、クラスタが写
真マット34上のクラスタを表す場合にクラスタの4つの特徴の複比が理論的な
複比の所定の許容差内であるか否かを決定するための処理を実行する。ステップ
S1208からS1224は、上述の第6実施例のステップS804からS82
0と同じであるので、ここでは説明を繰り返さない。
プS1206で考慮された2つの特徴間の直線上に位置するちょうど2つの特徴
が存在するか否かを決定し、ちょうど2つの特徴が存在する場合、クラスタが写
真マット34上のクラスタを表す場合にクラスタの4つの特徴の複比が理論的な
複比の所定の許容差内であるか否かを決定するための処理を実行する。ステップ
S1208からS1224は、上述の第6実施例のステップS804からS82
0と同じであるので、ここでは説明を繰り返さない。
【0533】
ステップS1226において、特徴クラスタラ60は、検査すべき特徴の候補
クラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように各候補クラスタ
を処理し終わるまでステップS1204からS1226が繰り返される。従って
、この処理を実行した結果、特徴クラスタラ60は、各候補クラスタを検査し、
直線に位置する4つの特徴が存在し、これらの特徴の位置は、複比が写真マット
34上の特徴のクラスタに対する複比とほぼ同じであるように定められていると
いう関係を満たす特徴を有するクラスタを保持している。
クラスタが他に存在するか否かを決定する。以上説明したように各候補クラスタ
を処理し終わるまでステップS1204からS1226が繰り返される。従って
、この処理を実行した結果、特徴クラスタラ60は、各候補クラスタを検査し、
直線に位置する4つの特徴が存在し、これらの特徴の位置は、複比が写真マット
34上の特徴のクラスタに対する複比とほぼ同じであるように定められていると
いう関係を満たす特徴を有するクラスタを保持している。
【0534】
図48は、第11実施例の図7のステップS36で特徴識別器70により実行
される処理動作を示す。
される処理動作を示す。
【0535】
図48のステップS1240において、特徴識別器70は、特徴の次のクラス
タを考慮し、ステップS1242において、特徴の大きさ及び特徴の色(図8の
ステップS56及びS60で予め格納済)を読み取る。
タを考慮し、ステップS1242において、特徴の大きさ及び特徴の色(図8の
ステップS56及びS60で予め格納済)を読み取る。
【0536】
ステップS1244において、特徴識別器70は、ステップS1242で読み
取られた色を有する写真マット34上の最小の特徴に対応するものとして、最小
の大きさの特徴にラベル付けする。すなわち、一例として、ステップS1242
で読み取られた色が赤色である場合、ステップS1244において、特徴識別器
70は、入力画像中のクラスタの最小の特徴に写真マット34上の特徴3562
としてラベル付けする。
取られた色を有する写真マット34上の最小の特徴に対応するものとして、最小
の大きさの特徴にラベル付けする。すなわち、一例として、ステップS1242
で読み取られた色が赤色である場合、ステップS1244において、特徴識別器
70は、入力画像中のクラスタの最小の特徴に写真マット34上の特徴3562
としてラベル付けする。
【0537】
ステップS1246において、特徴識別器70は、ステップS1244でラベ
ル付けされた最小の特徴からの相対距離によって、クラスタのより大きい特徴の
各々にラベル付けする。すなわち、一例として、最小の特徴がステップS124
4において特徴3562としてラベル付けされる場合、ステップS1246にお
いて、特徴識別器70は、クラスタの最もそれに近接する特徴に特徴3564と
してラベル付けし、次に近接する特徴に特徴3566としてラベル付けし、入力
画像中の最も離れた特徴に写真マット34上の特徴3568としてラベル付けす
る。
ル付けされた最小の特徴からの相対距離によって、クラスタのより大きい特徴の
各々にラベル付けする。すなわち、一例として、最小の特徴がステップS124
4において特徴3562としてラベル付けされる場合、ステップS1246にお
いて、特徴識別器70は、クラスタの最もそれに近接する特徴に特徴3564と
してラベル付けし、次に近接する特徴に特徴3566としてラベル付けし、入力
画像中の最も離れた特徴に写真マット34上の特徴3568としてラベル付けす
る。
【0538】
ステップS1248において、特徴識別器70は、クラスタの各特徴に対して
、画像及びマットの双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納する。この
処理は、図12のステップS148に対応する。
、画像及びマットの双方における特徴の一意的な点位置の座標を格納する。この
処理は、図12のステップS148に対応する。
【0539】
ステップS1250において、特徴識別器70は、ラベル付けすべき別のクラ
スタが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わ
るまでステップS1240からS1250が繰り返される。
スタが存在するか否かを決定する。以上説明したように各クラスタを処理し終わ
るまでステップS1240からS1250が繰り返される。
【0540】
上述の各実施例に対して、請求の範囲の趣旨内で幾つかの変形を行なうことが
できる。
できる。
【0541】
例えば、写真マット34上に異なる特徴及び/又は特徴のクラスタが設けられ
ても良い。特に、クラスタは様々な数の特徴から構成することができ、特徴は上
述の各実施例とは異なる色、形状及び/又は大きさを有することができる。
ても良い。特に、クラスタは様々な数の特徴から構成することができ、特徴は上
述の各実施例とは異なる色、形状及び/又は大きさを有することができる。
【0542】
例えば、ある色の特徴、ある大きさの特徴及びある形状の特徴は、相互に交換
可能である。例えば、図49は、第3実施例における写真マット(図23に示す
)に対応する写真マット34を示すが、赤色の十字形800の代わりに緑色の円
1100が設けられ、黒色の十字形804の代わりに青色の円1110が設けら
れる点が異なる。緑色の円1100、青色の円1110、黒色の円1120及び
赤色の円1130は、色に基づいて相互に区別可能である。
可能である。例えば、図49は、第3実施例における写真マット(図23に示す
)に対応する写真マット34を示すが、赤色の十字形800の代わりに緑色の円
1100が設けられ、黒色の十字形804の代わりに青色の円1110が設けら
れる点が異なる。緑色の円1100、青色の円1110、黒色の円1120及び
赤色の円1130は、色に基づいて相互に区別可能である。
【0543】
同様に、図50は、第4実施例における写真マット34(図27に示す)に対
応する写真マット34の一例であるが、第4実施例における写真マット中の各赤
色の円は、黒色の十字形に置き換えられている。図50に示す写真マットの画像
において、円の特徴及び十字形の特徴は、第3実施例において上述したように、
形状に基づいて相互に区別することができる。
応する写真マット34の一例であるが、第4実施例における写真マット中の各赤
色の円は、黒色の十字形に置き換えられている。図50に示す写真マットの画像
において、円の特徴及び十字形の特徴は、第3実施例において上述したように、
形状に基づいて相互に区別することができる。
【0544】
言うまでもなく、十字形及び円以外の形状を有する特徴を写真マット34上で
使用しても良い。
使用しても良い。
【0545】
加えて、写真マット34上の特徴の様々な色を使用するのではなく、様々な暗
度のグレーを使用しても良い。従って、ここで使用される用語「色」は、黒色及
び様々な暗度のグレーを包含する。
度のグレーを使用しても良い。従って、ここで使用される用語「色」は、黒色及
び様々な暗度のグレーを包含する。
【0546】
更に、写真マット上の特徴は、2本の線の交点であっても良く、特徴は、最初
に線を検出するための処理を実行し、次に、線の交点を検出するための処理を実
行することによって、画像中で検出されても良い。
に線を検出するための処理を実行し、次に、線の交点を検出するための処理を実
行することによって、画像中で検出されても良い。
【0547】
画像中の特徴の候補クラスタを検出し、且つ候補クラスタを検査して写真マッ
ト上のクラスタに対応するか否かを決定するために、クラスタが、上述の関係と
は異なる特徴間の関係を伴って写真マット34上に設けられても良い。特徴間の
これらの関係は、特徴の様々に異なる位置、結合性、色、形状及び/又は大きさ
に基づくこともある。
ト上のクラスタに対応するか否かを決定するために、クラスタが、上述の関係と
は異なる特徴間の関係を伴って写真マット34上に設けられても良い。特徴間の
これらの関係は、特徴の様々に異なる位置、結合性、色、形状及び/又は大きさ
に基づくこともある。
【0548】
例えば、上述の第9実施例において、画像中の特徴の候補クラスタを検出する
ために使用される関係は、写真マット34上のクラスタの特徴が、全て一様な色
の領域内に位置するという関係である(第9実施例では、特徴はこの領域にある
穴である)。しかし、その代わりに、写真マット34上のパターンは、任意の検
出可能な領域に位置する特徴から構成されていても良い。例えば、各々黒色の線
により定義される矩形(又はその他の形状)から構成されるクラスタが設けられ
ても良く、第9実施例における穴に対応する円である特徴が、矩形の黒色の線に
より定義される領域内に設けられても良い。その結果、各円は、第9実施例にお
ける対応する穴と同じ大きさを有し、且つ第9実施例において穴が位置する領域
の色に対応する色を有する。そのため、候補クラスタは、線を検出するための処
理を実行し、結合線により定義される領域内に位置する特徴を候補クラスタと見
なすことによって、検出することが可能であろう。
ために使用される関係は、写真マット34上のクラスタの特徴が、全て一様な色
の領域内に位置するという関係である(第9実施例では、特徴はこの領域にある
穴である)。しかし、その代わりに、写真マット34上のパターンは、任意の検
出可能な領域に位置する特徴から構成されていても良い。例えば、各々黒色の線
により定義される矩形(又はその他の形状)から構成されるクラスタが設けられ
ても良く、第9実施例における穴に対応する円である特徴が、矩形の黒色の線に
より定義される領域内に設けられても良い。その結果、各円は、第9実施例にお
ける対応する穴と同じ大きさを有し、且つ第9実施例において穴が位置する領域
の色に対応する色を有する。そのため、候補クラスタは、線を検出するための処
理を実行し、結合線により定義される領域内に位置する特徴を候補クラスタと見
なすことによって、検出することが可能であろう。
【0549】
上述の各実施例では、特徴の候補クラスタを検出するための処理が実行され、
続いて、写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決定するための処理
が実行される。しかし、最初に全ての候補クラスタを検出し、次にこれらを検査
する代わりに、候補クラスタは、次の候補クラスタが検出/検査される前に検出
され、検査されても良い。
続いて、写真マット34上の特徴のクラスタを表すか否かを決定するための処理
が実行される。しかし、最初に全ての候補クラスタを検出し、次にこれらを検査
する代わりに、候補クラスタは、次の候補クラスタが検出/検査される前に検出
され、検査されても良い。
【0550】
写真マット34上の特徴の数は、上述の各実施例における数を上回っても、あ
るいは、下回っても良い。写真マット34上に存在する特徴が増加すると、各入
力画像中で見える特徴も増加する。更に、ラベル付けされた(すなわち、写真マ
ット34上の対応する特徴が識別された)入力画像中の各特徴に対して、カメラ
計算器80が入力画像に対するカメラ410の位置及び向きを計算するのに利用
可能となる対応も増加する。それにより、計算された位置及び向きの精度が向上
する。しかし、写真マット34上の特徴の数が増加するときでも、入力画像中の
各特徴に一意的なラベルを割り当てることは可能であり(このため、特徴の色、
形状、大きさなどの種類数を増加することが必要な場合もある)、2つ以上の特
徴がカメラ410に対する写真マット34の特定の位置及び向きに対して混合し
て個々の特徴が分割されずに単一の特徴に見える可能性も増加する。
るいは、下回っても良い。写真マット34上に存在する特徴が増加すると、各入
力画像中で見える特徴も増加する。更に、ラベル付けされた(すなわち、写真マ
ット34上の対応する特徴が識別された)入力画像中の各特徴に対して、カメラ
計算器80が入力画像に対するカメラ410の位置及び向きを計算するのに利用
可能となる対応も増加する。それにより、計算された位置及び向きの精度が向上
する。しかし、写真マット34上の特徴の数が増加するときでも、入力画像中の
各特徴に一意的なラベルを割り当てることは可能であり(このため、特徴の色、
形状、大きさなどの種類数を増加することが必要な場合もある)、2つ以上の特
徴がカメラ410に対する写真マット34の特定の位置及び向きに対して混合し
て個々の特徴が分割されずに単一の特徴に見える可能性も増加する。
【0551】
第6実施例のステップS872からS892(図35)において、写真マット
上の特徴に対応すると決定された画像中のクラスタの各特徴は、クラスタの特徴
の大きさによってラベル付けされる。しかし、その代わりに、各特徴の中心間の
距離がクラスタごとに異なり、各クラスタが式(8)により定義されたような異
なる複比を有するように、写真マット上のパターンが変更されても良い。このよ
うにして、各特徴は、クラスタごとに異なる複比に基づいてラベル付けされても
良い。
上の特徴に対応すると決定された画像中のクラスタの各特徴は、クラスタの特徴
の大きさによってラベル付けされる。しかし、その代わりに、各特徴の中心間の
距離がクラスタごとに異なり、各クラスタが式(8)により定義されたような異
なる複比を有するように、写真マット上のパターンが変更されても良い。このよ
うにして、各特徴は、クラスタごとに異なる複比に基づいてラベル付けされても
良い。
【0552】
上述の各実施例では、入力画像中の特徴の中心と写真マット34上の特徴の中
心との間の1対1の対応が識別される。しかし、特徴の中心以外の点位置間の1
対1の対応が識別されても良い。例えば、写真マット34上の特徴は円でなくて
も良く、各グループの一意的な点位置は画素のグループの中心でなくても良い。
すなわち、例えば、写真マット34上の特徴が2等辺三角形である場合、一意的
な点位置は、2本の長辺が交わる三角形の頂点であっても良い。写真マット34
上の各特徴が、ステップS6(図2)で定義/格納されたマット上の一意的な点
位置と関連付けられ、画素の各グループ(マットの特徴を表す)がステップS5
8(図8)(又は対応するステップ)で処理されてグループに対する一意的な点
位置の画像中の位置が決定されさえすれば良い。
心との間の1対1の対応が識別される。しかし、特徴の中心以外の点位置間の1
対1の対応が識別されても良い。例えば、写真マット34上の特徴は円でなくて
も良く、各グループの一意的な点位置は画素のグループの中心でなくても良い。
すなわち、例えば、写真マット34上の特徴が2等辺三角形である場合、一意的
な点位置は、2本の長辺が交わる三角形の頂点であっても良い。写真マット34
上の各特徴が、ステップS6(図2)で定義/格納されたマット上の一意的な点
位置と関連付けられ、画素の各グループ(マットの特徴を表す)がステップS5
8(図8)(又は対応するステップ)で処理されてグループに対する一意的な点
位置の画像中の位置が決定されさえすれば良い。
【0553】
上述の各実施例では、ステップS36(図7)において、写真マット上の特徴
を表す入力画像中の各特徴の一意的な点位置に対して、1対1の対応が定義され
る。しかし、その代わりに、入力画像中において検出されたクラスタの特徴を使
用して入力画像中の更なる点を定義しても良く、更なる点に対応する写真マット
上の点が決定されても良い。例えば、上述の第1実施例において、入力画像中に
おいて検出されたクラスタの4つの特徴は、対角線(図14aの線630及び6
32)により結ばれ、これらの線の交点により、入力画像中の更なる位置が定義
される。次に、この更なる位置は、写真マット34上の位置に対応するようにラ
ベル付けされる。この例において、クラスタに対して決定される更なる点の数は
、クラスタ中の特徴の数よりも少なく、このため、カメラ410の位置及び向き
を計算するのに利用可能な1対1の対応の数が減少する。しかし、クラスタの特
徴を使用して写真マット上の点に対応するものとしてラベル付けすることが可能
な新たな更なる点の位置を計算しても良い。
を表す入力画像中の各特徴の一意的な点位置に対して、1対1の対応が定義され
る。しかし、その代わりに、入力画像中において検出されたクラスタの特徴を使
用して入力画像中の更なる点を定義しても良く、更なる点に対応する写真マット
上の点が決定されても良い。例えば、上述の第1実施例において、入力画像中に
おいて検出されたクラスタの4つの特徴は、対角線(図14aの線630及び6
32)により結ばれ、これらの線の交点により、入力画像中の更なる位置が定義
される。次に、この更なる位置は、写真マット34上の位置に対応するようにラ
ベル付けされる。この例において、クラスタに対して決定される更なる点の数は
、クラスタ中の特徴の数よりも少なく、このため、カメラ410の位置及び向き
を計算するのに利用可能な1対1の対応の数が減少する。しかし、クラスタの特
徴を使用して写真マット上の点に対応するものとしてラベル付けすることが可能
な新たな更なる点の位置を計算しても良い。
【0554】
上述の各実施例のうちの幾つか(例えば、第1実施例から第5実施例)では、
特徴のクラスタは、通常、幾何学的な形状(円又は三角形)に配置される。代わ
りに、クラスタを相互に対して「任意の」位置に配置することもできる。しかし
、写真マット34上の各特徴の点位置がわかっている必要がある。加えて、各実
施例において、クラスタ及び/又は特徴にラベル付けするために所定の基準点が
入力画像中において識別される必要がある場合、この基準点を見出せるようにク
ラスタが配置されるか、あるいは、所定の点を見出せるようにその他の手段が設
けられることが必要である(例えば、入力画像中で見出せるように写真マット上
に点自体をマーク付けしても良い)。
特徴のクラスタは、通常、幾何学的な形状(円又は三角形)に配置される。代わ
りに、クラスタを相互に対して「任意の」位置に配置することもできる。しかし
、写真マット34上の各特徴の点位置がわかっている必要がある。加えて、各実
施例において、クラスタ及び/又は特徴にラベル付けするために所定の基準点が
入力画像中において識別される必要がある場合、この基準点を見出せるようにク
ラスタが配置されるか、あるいは、所定の点を見出せるようにその他の手段が設
けられることが必要である(例えば、入力画像中で見出せるように写真マット上
に点自体をマーク付けしても良い)。
【0555】
上述の第1実施例及び第3実施例では、ステップS140(図12)で入力画
像中において識別された写真マット34上の所定の点は、写真マット上のクラス
タが位置する円の中心である。しかし、代わりに、必要に応じて特徴及び/又は
クラスタにラベル付けすることができる任意の所定の点を使用しても良い。同様
に、第6実施例及び第10実施例での所定の基準点は、上述のものと異なってい
ても良い。
像中において識別された写真マット34上の所定の点は、写真マット上のクラス
タが位置する円の中心である。しかし、代わりに、必要に応じて特徴及び/又は
クラスタにラベル付けすることができる任意の所定の点を使用しても良い。同様
に、第6実施例及び第10実施例での所定の基準点は、上述のものと異なってい
ても良い。
【0556】
上述の各実施例のうちの幾つかでは、写真マット34上の特徴は、モデリング
対象のオブジェクト400が配置される空いた空間の周囲に配置される。しかし
、特徴は、写真マット34上にオブジェクト400用の空間なしに設けられても
良く、オブジェクト400を特徴の一部の上に配置しても良い。しかし、各入力
画像中に最低限6つの特徴が見えているべきである。
対象のオブジェクト400が配置される空いた空間の周囲に配置される。しかし
、特徴は、写真マット34上にオブジェクト400用の空間なしに設けられても
良く、オブジェクト400を特徴の一部の上に配置しても良い。しかし、各入力
画像中に最低限6つの特徴が見えているべきである。
【0557】
加えて、オブジェクト400全体の3Dコンピュータモデルを生成する必要が
ない場合、写真マット34上にオブジェクトを包囲する特徴を設ける必要がない
。
ない場合、写真マット34上にオブジェクトを包囲する特徴を設ける必要がない
。
【0558】
更に、オブジェクト400は、写真マット34上に配置される必要はない。例
えば、オブジェクト400は、マットの横に配置されても良く、画像はオブジェ
クト及びマットの少なくとも一部が各画像中で見えるように記録されても良い。
従って、写真マット34は、水平面にある必要はない(例えば、オブジェクト4
00の背後の垂直面においてつるすことも可能であろう)。
えば、オブジェクト400は、マットの横に配置されても良く、画像はオブジェ
クト及びマットの少なくとも一部が各画像中で見えるように記録されても良い。
従って、写真マット34は、水平面にある必要はない(例えば、オブジェクト4
00の背後の垂直面においてつるすことも可能であろう)。
【0559】
加えて、校正パターンが被写体オブジェクトに取り付けられても良く、カメラ
410は、上に乗った校正パターンと共に被写体オブジェクトに対して移動させ
られ、様々に異なる位置及び/又は向きで画像を記録しても良い。例えば、平坦
な写真マットの形態の1つ以上の校正オブジェクトが被写体オブジェクトの様々
な面に取り付けられても良い。
410は、上に乗った校正パターンと共に被写体オブジェクトに対して移動させ
られ、様々に異なる位置及び/又は向きで画像を記録しても良い。例えば、平坦
な写真マットの形態の1つ以上の校正オブジェクトが被写体オブジェクトの様々
な面に取り付けられても良い。
【0560】
上述の各実施例では、プリンタ8は、ユーザが入力し且つステップS4(図2
)で格納された所望の直径に従って、写真マット34を印刷する。直径が大きす
ぎるために、オブジェクト400を内側に配置するのに十分な間隔で特徴のクラ
スタを離間して配置すると、写真マット34を1枚のシート紙に印刷できない場
合、マット発生器30は、制御プリンタ8が別個の複数枚のシート紙に写真マッ
トを印刷するのを制御しても良い。これらのシート紙は、共に配置されて写真マ
ット34を形成する。図51は、写真マット34の一部を形成する特徴のクラス
タが4枚の別個のシート紙1200、1300、1400及び1500に印刷さ
れ、共に配置されて写真マット34が形成される例を示す。
)で格納された所望の直径に従って、写真マット34を印刷する。直径が大きす
ぎるために、オブジェクト400を内側に配置するのに十分な間隔で特徴のクラ
スタを離間して配置すると、写真マット34を1枚のシート紙に印刷できない場
合、マット発生器30は、制御プリンタ8が別個の複数枚のシート紙に写真マッ
トを印刷するのを制御しても良い。これらのシート紙は、共に配置されて写真マ
ット34を形成する。図51は、写真マット34の一部を形成する特徴のクラス
タが4枚の別個のシート紙1200、1300、1400及び1500に印刷さ
れ、共に配置されて写真マット34が形成される例を示す。
【0561】
加えて、特徴のクラスタは、別個のシート紙に印刷されても良いが、パターン
中の特徴が処理装置2に格納された既知の所定の位置にあるように別個のシート
紙を集めて写真マット34を形成するのではなく、特徴のクラスタを伴った別個
のシート紙が、相互に対する各クラスタの位置が既知ではないように被写体オブ
ジェクトの周囲のユーザにより選択された位置及び向きに配置されても良い。こ
のような実施例では、マット発生器30及びカメラ計算器80により実行される
処理動作は、先に説明した各実施例の処理動作と異なっている。
中の特徴が処理装置2に格納された既知の所定の位置にあるように別個のシート
紙を集めて写真マット34を形成するのではなく、特徴のクラスタを伴った別個
のシート紙が、相互に対する各クラスタの位置が既知ではないように被写体オブ
ジェクトの周囲のユーザにより選択された位置及び向きに配置されても良い。こ
のような実施例では、マット発生器30及びカメラ計算器80により実行される
処理動作は、先に説明した各実施例の処理動作と異なっている。
【0562】
具体的には、図53において、マット発生器30は、各々校正パターンからの
特徴の異なるクラスタを有する別個の複数枚のシート紙をプリンタ8に印刷させ
る。図53に示す例では、6枚のシート紙4000から4050が印刷され、第
7実施例からのクラスタ3100から3110がこれらのシートに印刷される。
続いて、印刷されたシートは、3Dコンピュータモデルを生成すべき被写体オブ
ジェクト4200の周囲のユーザ選択位置及び向きに配置される。従って、この
実施例において、先に図2のステップS2及びS4で説明した写真マットの直径
を要求し且つ格納するための処理は不要である。
特徴の異なるクラスタを有する別個の複数枚のシート紙をプリンタ8に印刷させ
る。図53に示す例では、6枚のシート紙4000から4050が印刷され、第
7実施例からのクラスタ3100から3110がこれらのシートに印刷される。
続いて、印刷されたシートは、3Dコンピュータモデルを生成すべき被写体オブ
ジェクト4200の周囲のユーザ選択位置及び向きに配置される。従って、この
実施例において、先に図2のステップS2及びS4で説明した写真マットの直径
を要求し且つ格納するための処理は不要である。
【0563】
被写体オブジェクト4200の画像及びシート4000から4050上の特徴
のクラスタ3100から3110により形成された校正パターンとが、被写体オ
ブジェクト4200及びシート紙4000から4050に対して撮影カメラを移
動することによって、様々に異なる位置及び/又は向きで記録される。
のクラスタ3100から3110により形成された校正パターンとが、被写体オ
ブジェクト4200及びシート紙4000から4050に対して撮影カメラを移
動することによって、様々に異なる位置及び/又は向きで記録される。
【0564】
図54は、記録された画像を処理してその撮影位置及び向きを計算するために
、ステップS14(図6)で実行される処理動作を示す。
、ステップS14(図6)で実行される処理動作を示す。
【0565】
図54において、ステップS1300、S1302、S1304及びS130
6で実行される処理は、第7実施例のステップS30、S32、S34及びS3
6で実行される処理とそれぞれ同じであるので、ここでは繰り返さない。
6で実行される処理は、第7実施例のステップS30、S32、S34及びS3
6で実行される処理とそれぞれ同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0566】
しかし、第7実施例とは異なり、被写体オブジェクト4200の周囲のクラス
タ3100から3110の相対位置はわかっていないので、所定の格納された校
正パターンに対する入力画像の位置及び向きを計算するための処理は行なわれな
い。代わりに、以下に説明するように、相互に対する入力画像の位置及び向きを
計算するための処理が行なわれる。
タ3100から3110の相対位置はわかっていないので、所定の格納された校
正パターンに対する入力画像の位置及び向きを計算するための処理は行なわれな
い。代わりに、以下に説明するように、相互に対する入力画像の位置及び向きを
計算するための処理が行なわれる。
【0567】
具体的には、ステップS1308において、処理装置2は、処理すべき別の入
力画像が存在するか否かを決定し、以上説明したように各入力画像を処理し終わ
るまでステップS1300からS1306が繰り返される。従って、この処理の
終了後(すなわち、ステップS1308において、処理すべき更なる入力画像が
残っていないと決定されるとき)、入力画像中で見えるクラスタ3100から3
110からの各特徴はラベル付けされ、入力画像中の位置の決定が終了する。従
って、ラベル付けされた特徴は、相互に対応する異なる入力画像中の特徴、すな
わち、異なる入力画像間で整合する特徴を定義する。これは、入力画像中の特徴
を定義することにより、この特徴と校正パターン中の特徴との1対1の対応が定
義されるからである。その結果、異なる入力画像中の同じラベルを有する特徴が
校正パターン中の同じ特徴に対応するので、これらの特徴は整合する特徴となる
。
力画像が存在するか否かを決定し、以上説明したように各入力画像を処理し終わ
るまでステップS1300からS1306が繰り返される。従って、この処理の
終了後(すなわち、ステップS1308において、処理すべき更なる入力画像が
残っていないと決定されるとき)、入力画像中で見えるクラスタ3100から3
110からの各特徴はラベル付けされ、入力画像中の位置の決定が終了する。従
って、ラベル付けされた特徴は、相互に対応する異なる入力画像中の特徴、すな
わち、異なる入力画像間で整合する特徴を定義する。これは、入力画像中の特徴
を定義することにより、この特徴と校正パターン中の特徴との1対1の対応が定
義されるからである。その結果、異なる入力画像中の同じラベルを有する特徴が
校正パターン中の同じ特徴に対応するので、これらの特徴は整合する特徴となる
。
【0568】
ステップS1310において、カメラ計算器80は、ステップS1306で入
力画像中の整合する特徴として識別された特徴を使用して、各入力画像に対して
カメラの相対位置及び向きを計算するための処理を実行する。
力画像中の整合する特徴として識別された特徴を使用して、各入力画像に対して
カメラの相対位置及び向きを計算するための処理を実行する。
【0569】
一度でも入力画像中の整合する特徴が検出された場合の相対撮影位置及び向き
の計算に関しては、多くの技術が知られている。例えば、EP−A−08982
45及びEP−A−0901105に適切な処理が記載されている。
の計算に関しては、多くの技術が知られている。例えば、EP−A−08982
45及びEP−A−0901105に適切な処理が記載されている。
【0570】
従って要約すると、校正オブジェクトは、複数の断片から構成され、各断片に
は、特徴のクラスタが乗っている。前述の各実施例のように、特徴のクラスタは
、被写体オブジェクト4200の周囲に設けられる。クラスタの特徴の特性を利
用して、クラスタの一部である(且つ校正パターンの一部である)特徴を被写体
オブジェクトの一部である特徴とを区別すると共に、特徴を一意的に識別するこ
とができる。しかし、クラスタの相対位置がわかっていないため、前述の実施例
のように、既知の格納された校正パターンに対する入力画像の撮影位置及び向き
を計算するための処理は行なわれない。代わりに、入力画像を処理することで相
互に対する撮影位置及び向きが計算される。
は、特徴のクラスタが乗っている。前述の各実施例のように、特徴のクラスタは
、被写体オブジェクト4200の周囲に設けられる。クラスタの特徴の特性を利
用して、クラスタの一部である(且つ校正パターンの一部である)特徴を被写体
オブジェクトの一部である特徴とを区別すると共に、特徴を一意的に識別するこ
とができる。しかし、クラスタの相対位置がわかっていないため、前述の実施例
のように、既知の格納された校正パターンに対する入力画像の撮影位置及び向き
を計算するための処理は行なわれない。代わりに、入力画像を処理することで相
互に対する撮影位置及び向きが計算される。
【0571】
図53に示した上述の例では、第7実施例における校正パターンからの特徴の
クラスタが説明されている。しかし、その他の実施例のいずれかにおける校正パ
ターンからの特徴のクラスタを使用しても良い。クラスタ内の特徴にラベル付け
するために所定の点を決定することが必要な実施例では、各クラスタが所定の点
に対して所望の向きになるように、被写体オブジェクトの周囲にクラスタが印刷
された別個のシート紙をユーザが配置する必要がある。すなわち、一例として第
6実施例を挙げると、図31に示す校正パターンでは、15枚のシート紙が印刷
され、各シート紙には、クラスタ3000から3028のうちの1つがそれぞれ
乗っている。シート紙は、各クラスタ中の円の中心を通る直線が所定の点(図3
1の3050)を通るように、被写体オブジェクトの周囲に配置される。所定の
点は、シートが配置される面にマーク付けすることができ、それにより、ユーザ
はマーク付けされた点に合わせて各クラスタを正しく整列させることができる。
検出されたクラスタに基づいて入力画像中のクラスタの位置を予測するための処
理が行なわれる実施例(例えば、第1、第2及び第3実施例)では、ユーザは、
印刷されたシートを相互に対して特定の許容差内の所定の位置にくるように配置
しなければならない。
クラスタが説明されている。しかし、その他の実施例のいずれかにおける校正パ
ターンからの特徴のクラスタを使用しても良い。クラスタ内の特徴にラベル付け
するために所定の点を決定することが必要な実施例では、各クラスタが所定の点
に対して所望の向きになるように、被写体オブジェクトの周囲にクラスタが印刷
された別個のシート紙をユーザが配置する必要がある。すなわち、一例として第
6実施例を挙げると、図31に示す校正パターンでは、15枚のシート紙が印刷
され、各シート紙には、クラスタ3000から3028のうちの1つがそれぞれ
乗っている。シート紙は、各クラスタ中の円の中心を通る直線が所定の点(図3
1の3050)を通るように、被写体オブジェクトの周囲に配置される。所定の
点は、シートが配置される面にマーク付けすることができ、それにより、ユーザ
はマーク付けされた点に合わせて各クラスタを正しく整列させることができる。
検出されたクラスタに基づいて入力画像中のクラスタの位置を予測するための処
理が行なわれる実施例(例えば、第1、第2及び第3実施例)では、ユーザは、
印刷されたシートを相互に対して特定の許容差内の所定の位置にくるように配置
しなければならない。
【0572】
図53を参照して上述した例では、特徴の各クラスタは、各シート紙に印刷さ
れる。しかし、校正パターン中の各特徴は、別々に設けられても良く、別個の特
徴を位置決めすることで校正パターンを形成することができる。例えば、各特徴
は、別のシート紙に印刷されても良いし、あるいは、厚紙又はその他の適切な材
料から成る別個のディスク(又はその他の形状)が設けられても良い。各ディス
クは、校正パターン中の特徴として作用することができる。
れる。しかし、校正パターン中の各特徴は、別々に設けられても良く、別個の特
徴を位置決めすることで校正パターンを形成することができる。例えば、各特徴
は、別のシート紙に印刷されても良いし、あるいは、厚紙又はその他の適切な材
料から成る別個のディスク(又はその他の形状)が設けられても良い。各ディス
クは、校正パターン中の特徴として作用することができる。
【0573】
以上の全ての実施例では、記録媒体に写真マットを印刷したり、あるいは、表
示パネル10に写真マットを表示したりするのではなく、床又はオブジェクトを
配置する場などの面上にマーク付け(塗布など)、投射、あるいは、その他の方
法で写真マットの特徴を表現しても良い。
示パネル10に写真マットを表示したりするのではなく、床又はオブジェクトを
配置する場などの面上にマーク付け(塗布など)、投射、あるいは、その他の方
法で写真マットの特徴を表現しても良い。
【0574】
表示パネル10は、写真マットのパターンを表示する任意の形態の表示装置を
具備することができる。例えば、表示パネル10は、モニタディスプレイ4を具
備しても良く、このモニタ4は、オブジェクトが写真マット上に配置される場合
にディスプレイが水平になるように回転させたり、ディスプレイがほぼ垂直面に
位置するようにオブジェクトの背後に配置することができる。
具備することができる。例えば、表示パネル10は、モニタディスプレイ4を具
備しても良く、このモニタ4は、オブジェクトが写真マット上に配置される場合
にディスプレイが水平になるように回転させたり、ディスプレイがほぼ垂直面に
位置するようにオブジェクトの背後に配置することができる。
【0575】
上述の各実施例では、オブジェクト400と共に撮影される校正オブジェクト
は、2次元写真マット34の形態を有する。しかし、写真マット34の代わりに
、3次元校正オブジェクトが使用されても良い。例えば、マット発生器30は、
別個のシートに特徴のパターンを印刷するようにプリンタ8を制御しても良く、
シートは、折りたたんで立方体などの3次元オブジェクトを形成しても、あるい
は、この3次元オブジェクトに貼付しても良い。
は、2次元写真マット34の形態を有する。しかし、写真マット34の代わりに
、3次元校正オブジェクトが使用されても良い。例えば、マット発生器30は、
別個のシートに特徴のパターンを印刷するようにプリンタ8を制御しても良く、
シートは、折りたたんで立方体などの3次元オブジェクトを形成しても、あるい
は、この3次元オブジェクトに貼付しても良い。
【0576】
図52a及び52bは、第5実施例における特徴のパターンが3次元校正オブ
ジェクトに適用される例を示す。
ジェクトに適用される例を示す。
【0577】
具体的には、図52aにおいて、マット発生器30は、プリンタ8に対して、
クラスタ1000から1014から構成される特徴のパターンをシート紙200
0に、クラスタ1016から構成されるパターンをシート紙2100に、クラス
タ1018から構成されるパターンをシート紙2200に、クラスタ1020か
ら構成されるパターンをシート紙2300に、クラスタ1022から構成される
パターンをシート紙2400に印刷させる。従って、5枚のシートが印刷され、
各シートは、特徴の少なくとも1つのクラスタを示す。シート2000は、立方
体2500の上面に貼付され、シート2100、2200、2300及び240
0は、立方体2500の側面に貼付される。立方体2500の底面は表面380
上にあるので、いずれの画像においてもこの底面を見ることはできない。従って
、この底面上に特徴のパターンを設ける必要はない。
クラスタ1000から1014から構成される特徴のパターンをシート紙200
0に、クラスタ1016から構成されるパターンをシート紙2100に、クラス
タ1018から構成されるパターンをシート紙2200に、クラスタ1020か
ら構成されるパターンをシート紙2300に、クラスタ1022から構成される
パターンをシート紙2400に印刷させる。従って、5枚のシートが印刷され、
各シートは、特徴の少なくとも1つのクラスタを示す。シート2000は、立方
体2500の上面に貼付され、シート2100、2200、2300及び240
0は、立方体2500の側面に貼付される。立方体2500の底面は表面380
上にあるので、いずれの画像においてもこの底面を見ることはできない。従って
、この底面上に特徴のパターンを設ける必要はない。
【0578】
従って、シート2000から2400を貼付した立方体2500は、3次元校
正オブジェクトとして使用することが可能である。
正オブジェクトとして使用することが可能である。
【0579】
具体的には、図52bにおいて、オブジェクト400は、立方体2500の上
面の、クラスタ1000から1014により包囲されたシート2000の空いた
中央領域に配置される。
面の、クラスタ1000から1014により包囲されたシート2000の空いた
中央領域に配置される。
【0580】
上述の各実施例のように、立方体2500は、カメラ410に対して移動/回
転させることにより、オブジェクト400の画像を様々に異なる位置及び向きで
記録することができる。
転させることにより、オブジェクト400の画像を様々に異なる位置及び向きで
記録することができる。
【0581】
3次元校正オブジェクトを使用することによって、オブジェクト400が位置
する平面以外の平面に特徴を設けることができる。従って、これらの平面におけ
る特徴の可視性が向上する可能性があり、撮影位置及び向きを計算するのに使用
する1対1の対応が増加し、計算された位置及び向きの精度が向上する。
する平面以外の平面に特徴を設けることができる。従って、これらの平面におけ
る特徴の可視性が向上する可能性があり、撮影位置及び向きを計算するのに使用
する1対1の対応が増加し、計算された位置及び向きの精度が向上する。
【0582】
オブジェクト400は、校正オブジェクト上に配置する必要はなく、その代わ
りに、オブジェクトの横に配置されても良い。画像は、オブジェクト400及び
校正オブジェクトの少なくとも一部が各画像中で見えるように記録されても良い
。
りに、オブジェクトの横に配置されても良い。画像は、オブジェクト400及び
校正オブジェクトの少なくとも一部が各画像中で見えるように記録されても良い
。
【0583】
上述の各実施例では、処理装置2に入力される画像は、オブジェクト400を
乗せた写真マット34(又は立方体2500)をカメラ410に対して移動させ
ることによって記録される。しかし、代わりに、カメラ410を写真マット34
(又は立方体2500)及びオブジェクト400に対して移動させても、あるい
は、カメラ410及びオブジェクト400を乗せた写真マット34(又は立方体
2500)の双方を移動させても良い。
乗せた写真マット34(又は立方体2500)をカメラ410に対して移動させ
ることによって記録される。しかし、代わりに、カメラ410を写真マット34
(又は立方体2500)及びオブジェクト400に対して移動させても、あるい
は、カメラ410及びオブジェクト400を乗せた写真マット34(又は立方体
2500)の双方を移動させても良い。
【0584】
上述の各実施例では、ステップS12(図6)において、カメラ410の固有
パラメータを定義するユーザによるデータ入力が格納される。しかし、代わりに
、固有のカメラパラメータの一部又は全部に対して、デフォルト値を想定しても
、ハートレイ(Hartley)の「非構成ビューからのユークリッド再構成(Euclide
an Reconstruction from Uncalibrated Views)」(Applications of Invarianc
e in Computer Vision, Mundy, Zisserman and Forsyth eds、237〜256ペ
ージ、Azores1993年)に記載されているような従来の方法で固有のパラメー
タ値を計算するための処理を実行しても良い。
パラメータを定義するユーザによるデータ入力が格納される。しかし、代わりに
、固有のカメラパラメータの一部又は全部に対して、デフォルト値を想定しても
、ハートレイ(Hartley)の「非構成ビューからのユークリッド再構成(Euclide
an Reconstruction from Uncalibrated Views)」(Applications of Invarianc
e in Computer Vision, Mundy, Zisserman and Forsyth eds、237〜256ペ
ージ、Azores1993年)に記載されているような従来の方法で固有のパラメー
タ値を計算するための処理を実行しても良い。
【0585】
上述のステップS56及びステップS58(図8)において、特徴検出器50
は、画素の各グループ中の画素数を格納し、各グループの重心を計算/格納する
。しかし、この処理は、各グループの画素数の連続的な合計を画素の「x」座標
及び「y」座標と共に計算し続けることによって、ステップS52の一部として
実行されても良い。
は、画素の各グループ中の画素数を格納し、各グループの重心を計算/格納する
。しかし、この処理は、各グループの画素数の連続的な合計を画素の「x」座標
及び「y」座標と共に計算し続けることによって、ステップS52の一部として
実行されても良い。
【0586】
上述のステップS82及びステップS98(図9)において、入力画像中の組
の3つの特徴の各々の最長スパン距離内に位置する特徴が処理されて、4つの特
徴の組を形成する試みが行なわれる。しかし、3つの特徴の各々からの最長スパ
ン距離内に位置する特徴のみを考慮する代わりに、ステップS82が省略され、
ステップS86からS98において、入力画像中の全ての特徴が、ステップS8
0が実行された後も残存する組の3つの特徴への追加のために考慮されても良い
。
の3つの特徴の各々の最長スパン距離内に位置する特徴が処理されて、4つの特
徴の組を形成する試みが行なわれる。しかし、3つの特徴の各々からの最長スパ
ン距離内に位置する特徴のみを考慮する代わりに、ステップS82が省略され、
ステップS86からS98において、入力画像中の全ての特徴が、ステップS8
0が実行された後も残存する組の3つの特徴への追加のために考慮されても良い
。
【0587】
上述の各実施例では、オブジェクト400に関連する入力画像からの画像デー
タは、図19を参照して説明したような写真マット34及び背景に関連する画像
データから分離される。しかし、その他の従来の分割方法が代わりに使用されて
も良い。例えば、写真マット34及び背景の色を表現する単一のRGB値が格納
され、入力画像中の各画素が処理されてRGB背景値とRGB画素値との間のR
GB空間中のユークリッド距離が指定の閾値より短いか否かが決定される分割方
法が使用されても良い。
タは、図19を参照して説明したような写真マット34及び背景に関連する画像
データから分離される。しかし、その他の従来の分割方法が代わりに使用されて
も良い。例えば、写真マット34及び背景の色を表現する単一のRGB値が格納
され、入力画像中の各画素が処理されてRGB背景値とRGB画素値との間のR
GB空間中のユークリッド距離が指定の閾値より短いか否かが決定される分割方
法が使用されても良い。
【0588】
上述の各実施例では、カメラ410の位置及び向きが入力画像ごとに決定され
た後、オブジェクト400の3Dコンピュータモデルを生成するための処理が実
行される。しかし、カメラの位置及び向きは、様々な用途に使用しても良い。例
えば、計算されたカメラ位置及び向きを使用して合成オブジェクトをビデオシー
ケンスに加えても良い。カメラの位置及び向きは、合成オブジェクトの位置及び
向きを登録するのに必要とされる。
た後、オブジェクト400の3Dコンピュータモデルを生成するための処理が実
行される。しかし、カメラの位置及び向きは、様々な用途に使用しても良い。例
えば、計算されたカメラ位置及び向きを使用して合成オブジェクトをビデオシー
ケンスに加えても良い。カメラの位置及び向きは、合成オブジェクトの位置及び
向きを登録するのに必要とされる。
【0589】
上述の各実施例では、処理装置2は、インターネットなどの通信リンクを介し
てプリンタ8又は表示パネル10に接続されても良く、カメラ410により記録
される画像データは、通信リンクを介して処理装置2に送信される。
てプリンタ8又は表示パネル10に接続されても良く、カメラ410により記録
される画像データは、通信リンクを介して処理装置2に送信される。
【0590】
上述の各実施例では、処理装置2の構成要素は、カメラ410又はプリンタ8
に設けられても良い。
に設けられても良い。
【0591】
上述の各実施例では、マット発生器30は、処理装置2のその他の構成要素か
ら独立した装置として設けられても良い。例えば、マット発生器30は、カメラ
410に設けられても、あるいは、プリンタ8に設けられても良い。マット発生
器30により印刷又は表示されるマットを定義するデータが処理装置2に入力さ
れる。
ら独立した装置として設けられても良い。例えば、マット発生器30は、カメラ
410に設けられても、あるいは、プリンタ8に設けられても良い。マット発生
器30により印刷又は表示されるマットを定義するデータが処理装置2に入力さ
れる。
【0592】
上述の各実施例では、被写体オブジェクト400及び校正オブジェクト34の
画像は、可視光を使用して記録され、処理は可視光のデータ上で行なわれる。し
かし、赤外線又は紫外線などの他の波長の光が使用されても良い。
画像は、可視光を使用して記録され、処理は可視光のデータ上で行なわれる。し
かし、赤外線又は紫外線などの他の波長の光が使用されても良い。
【0593】
上述の各実施例では、校正オブジェクト34を定義するデータが、記憶装置上
の画素データとしてユーザに提供されても、あるいは、印刷のために信号によっ
て搬送されても良い。
の画素データとしてユーザに提供されても、あるいは、印刷のために信号によっ
て搬送されても良い。
【0594】
上述の各実施例では、ステップS16からS20において、被写体オブジェク
トの3Dコンピュータモデルを定義するデータを生成するための処理が実行され
、ステップS22において、3Dコンピュータモデルの画像が表示される。しか
し、それに加えて、あるいは、その代わりに、ステップS14で計算された撮影
位置及び向きを使用して、製造機器が被写体オブジェクトの物理モデルを製造す
るのを制御しても良い。例えば、材料を適切な寸法に切断して被写体オブジェク
トをモデリングするように切断装置を制御するためのデータが生成されても良い
。
トの3Dコンピュータモデルを定義するデータを生成するための処理が実行され
、ステップS22において、3Dコンピュータモデルの画像が表示される。しか
し、それに加えて、あるいは、その代わりに、ステップS14で計算された撮影
位置及び向きを使用して、製造機器が被写体オブジェクトの物理モデルを製造す
るのを制御しても良い。例えば、材料を適切な寸法に切断して被写体オブジェク
トをモデリングするように切断装置を制御するためのデータが生成されても良い
。
【0595】
以上説明した実施例においては、プログラミング命令により定義される処理ル
ーチンを使用して、コンピュータにより処理を実行していた。しかし、処理の一
部又は全てをハードウェアを使用して実行することも可能であろう。
ーチンを使用して、コンピュータにより処理を実行していた。しかし、処理の一
部又は全てをハードウェアを使用して実行することも可能であろう。
【図1】
本発明の第1実施例の構成要素を、プログラミング命令によりプログラムされ
たときに処理装置の構成要素が構成されるものと考えられる概念上の機能処理ユ
ニットと共に概略的に示す図である。
たときに処理装置の構成要素が構成されるものと考えられる概念上の機能処理ユ
ニットと共に概略的に示す図である。
【図2】
写真マットを生成するために図1の処理装置により実行される処理動作を示す
図である。
図である。
【図3】
第1実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図4a】,
【図4b】
図4a及び図4bは、写真マット上のオブジェクトの画像の記録を示す図であ
る。
る。
【図5】
図5a、図5b、図5c及び図5dは、図1の処理装置に入力される写真マッ
ト上のオブジェクトの画像を示す図である。
ト上のオブジェクトの画像を示す図である。
【図6】
入力データを処理するために図1の処理装置により実行される処理動作を示す
図である。
図である。
【図7】
図6のステップS14で実行される処理動作を示す図である。
【図8】
第1実施例において図7のステップS32で実行される処理動作を示す図であ
る。
る。
【図9a】,
【図9b】,
【図9c】,
【図9d】
図9は、第1実施例において図7のステップS34で実行される処理動作を示
す図である。
す図である。
【図10a】,
【図10b】,
【図10c】,
【図10d】,
【図10e】,
【図10f】
図10a、図10b、図10c、図10d、図10e及び図10fは、図9の
ステップS74からS82で実行される処理を示す図である。
ステップS74からS82で実行される処理を示す図である。
【図11】
図9のステップS116からS120で実行される処理を示す図である。
【図12】
第1実施例において図7のステップS36で実行される処理動作を示す図であ
る。
る。
【図13】
図12のステップS140で実行される処理動作を示す図である。
【図14a】,
【図14b】
図14a及び図14bは、図13のステップS164及びS166で実行され
る処理を示す図である。
る処理を示す図である。
【図15】
図12のステップS142で実行される処理動作を示す図である。
【図16a】,
【図16b】,
【図16c】
図16は、図12のステップS146で実行される処理動作を示す図である。
【図17】
図16のステップS208及びS226で実行される処理を示す図である。
【図18a】,
【図18b】
図18は、第1実施例において図7のステップS38で実行される処理動作を
示す図である。
示す図である。
【図19a】,
【図19b】,
【図19c】
図19は、図6のステップS16で実行される処理動作を示す図である。
【図20】
第2実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図21】
第2実施例において図7のステップS36で実行される処理動作を示す図であ
る。
る。
【図22a】,
【図22b】,
【図22c】
図22は、図21のステップS406で実行される処理動作を示す図である。
【図23】
第3実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図24】
第3実施例において図7のステップS32で実行される処理動作を示す図であ
る。
る。
【図25a】,
【図25b】
図25は、第3実施例において図7のステップS36で実行される処理動作を
示す図である。
示す図である。
【図26】
図25のステップS536で実行される処理動作を示す図である。
【図27】
第4実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図28a】,
【図28b】
図28は、第4実施例において図7のステップS36で実行される処理動作を
示す図である。
示す図である。
【図29】
第5実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図30】
第5実施例において図7のステップS36で実行される処理動作を示す図であ
る。
る。
【図31】
第6実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図32a】,
【図32b】
図32は、第6実施例において図7のステップS34で実行される処理動作を
示す図である。
示す図である。
【図33a】
図32のステップS804で実行される処理を示す図である。
【図33b】
図32のステップS808で複比を計算するのに使用される各特徴の中心間の
距離を示す図である。
距離を示す図である。
【図34a】,
【図34b】
図34は、第6実施例において図32のステップS804で実行される処理動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図35a】,
【図35b】
図35は、第6実施例の図7のステップS36で実行される処理動作を示す図
である。
である。
【図36】
第7実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図37】
第8実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図38a】,
【図38b】
図38は、第8実施例の図7のステップS32及びS34で実行される処理動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図39】
第8実施例のステップS36で実行される処理動作を示す図である。
【図40】
第9実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図41a】,
【図41b】
図41は、第9実施例の図7のステップS32及びS34で実行される処理動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図42】
第9実施例の図7のステップS36で実行される処理動作を示す図である。
【図43】
第10実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図44a】,
【図44b】
図44は、第10実施例の図7のステップS36及びS38で実行される処理
動作を示す図である。
動作を示す図である。
【図45】
第11実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図46a】,
【図46b】
図46は、第11実施例の図7のステップS34で実行される処理動作を示す
図である。
図である。
【図47a】,
【図47b】
図47a及び図47bは、図46のステップS1200及びS1202で実行
される処理を示す図である。
される処理を示す図である。
【図48】
第11実施例の図7のステップS36で実行される処理動作を示す図である。
【図49】
第1の代替実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図50】
第2の代替実施例における写真マット上のパターンを示す図である。
【図51】
パターンを別個の複数枚のシート上に印刷し、これらのシートを組み合わせて
写真マットを形成する方法を示す図である。
写真マットを形成する方法を示す図である。
【図52a】,
【図52b】
図52a及び図52bは、複数のパターンを別個の複数枚のシート上に印刷し
、立方体上でこれらのシートを組み合わせて3次元校正オブジェクトを形成する
方法を示す図である。
、立方体上でこれらのシートを組み合わせて3次元校正オブジェクトを形成する
方法を示す図である。
【図53】
、一実施例において校正パターン中の特徴のクラスタを別個の複数枚のシート
上に印刷し、これらのシートを被写体オブジェクトの周囲のユーザ選択位置及び
ユーザ選択向きに配置する方法を示す図である。
上に印刷し、これらのシートを被写体オブジェクトの周囲のユーザ選択位置及び
ユーザ選択向きに配置する方法を示す図である。
【図54】
図53に示すような構成において被写体オブジェクト及び校正オブジェクトの
画像を処理し、その撮影位置及び向きを計算するために、一実施例で実行される
処理動作を示す図である。
画像を処理し、その撮影位置及び向きを計算するために、一実施例で実行される
処理動作を示す図である。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G06T 7/60 G06T 7/60 150P
17/40 17/40 A
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,
VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 カーク, リチャード, アンソニー
イギリス国 アールジー12 2エックスエ
イチ, バークシャー, ブラックネル,
ロンドン ロード, ザ ブラカンズ
キヤノン リサーチ センター ヨーロッ
パ リミテッド 内
(72)発明者 ボームバーグ, アダム, マイケル
イギリス国 アールジー12 2エックスエ
イチ, バークシャー, ブラックネル,
ロンドン ロード, ザ ブラカンズ
キヤノン リサーチ センター ヨーロッ
パ リミテッド 内
(72)発明者 リオンズ, アレキサンダー, ラルフ
イギリス国 アールジー12 2エックスエ
イチ, バークシャー, ブラックネル,
ロンドン ロード, ザ ブラカンズ
キヤノン リサーチ センター ヨーロッ
パ リミテッド 内
(72)発明者 ダビソン, アラン, ジョゼフ
イギリス国 アールジー12 2エックスエ
イチ, バークシャー, ブラックネル,
ロンドン ロード, ザ ブラカンズ
キヤノン リサーチ センター ヨーロッ
パ リミテッド 内
Fターム(参考) 2F065 AA02 AA37 BB05 FF04 FF61
JJ03 MM04 PP13 PP18 QQ31
RR03 UU05
5B050 BA06 BA07 DA04 DA07 EA07
EA09 EA26 EA28 FA03 FA05
5B057 CA01 CA08 CA13 CA16 DA07
DA12 DB03 DB06 DB09 DC08
DC09 DC14
5L096 AA02 AA09 CA04 DA02 FA67
FA69 GA34 JA11 JA18 MA07
Claims (89)
- 【請求項1】 異なる位置及び向きから被写体オブジェクトの画像を記録し
、記録された画像データを処理して、画像が記録された位置及び向きを決定する
画像処理システムにおいて、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つ校正オブジェクト上の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えたパ
ターンを有し、被写体オブジェクトと共に撮影する校正オブジェクトと、 各画像中の前記被写体オブジェクトと前記校正オブジェクトとの両方の少なく
とも一部を示す画像を記録する撮影手段と、 該撮影手段によって記録された画像データを処理して、画像が記録されたとき
の前記撮影手段の位置及び向きを決定する画像データ処理手段とを具備し、前記
画像データ処理手段は、 画像を定義する画像データを処理して、少なくとも第1のクラスタ関係に基づ
いて前記校正オブジェクト上の特徴から成るクラスタを表す可能性のある画像中
の特徴から成る候補クラスタを検出する手段と、 候補クラスタを処理して、どの候補クラスタが少なくとも第2のクラスタ関係
を満たす特徴を含んでいるかを決定することによって、全ての特徴が前記校正オ
ブジェクト上の特徴を表す画像中のクラスタを前記校正オブジェクト上にはない
特徴を表す画像中の少なくとも1つの特徴を含むクラスタと区別する手段と、 画像中の少なくとも一部の点と前記校正オブジェクト自体上の点との1対1の
対応を割り当てる手段と、 1対1の対応のうちの少なくとも一部に基づいて画像が記録された位置及び向
きを計算する手段とを具備するシステム。 - 【請求項2】 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大
きさ、位置、及び結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第
2のクラスタ関係を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへと
グループ化され且つ校正オブジェクト上の各位置を各々が定義する複数の離散し
た特徴を備えたパターンを有する校正オブジェクトと被写体オブジェクトとの少
なくとも一部の画像を定義する、撮影手段によって記録された画像データを処理
して、画像が記録されたときの前記撮影手段の位置及び向きを計算する画像処理
装置において、 画像を定義する画像データを処理して、少なくとも第1のクラスタ関係に基づ
いて前記校正オブジェクト上の特徴から成るクラスタを表す可能性のある画像中
の特徴から成る候補クラスタを検出する手段と、 候補クラスタを処理して、どの候補クラスタが少なくとも第2のクラスタ関係
を満たす特徴を含んでいるかを決定することによって、全ての特徴が前記校正オ
ブジェクト上の特徴を表す画像中のクラスタを前記校正オブジェクト上にはない
特徴を表す画像中の少なくとも1つの特徴を含むクラスタと区別する手段と、 画像中の少なくとも一部の点と前記校正オブジェクト自体上の点との1対1の
対応を割り当てる手段と、 1対1の対応のうちの少なくとも一部に基づいて画像が記録された位置及び向
きを計算する手段とを具備する装置。 - 【請求項3】 前記画像データを処理して候補クラスタを検出する手段は、 画像データを処理して、前記校正オブジェクト上の特徴を表す可能性のある画
像中の特徴を定義する画素のグループを検出する画素検出手段と、 該画素検出手段によって検出された特徴のうちの少なくとも一部を候補クラス
タへとグループ化するクラスタ検出手段とを具備する請求項2記載の装置。 - 【請求項4】 前記画素検出手段は、 所定の色の画素を検出する手段と、 画像中で結合された検出画素を備えたグループを検出する手段とを具備する請
求項3記載の装置。 - 【請求項5】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、前記校正オブジェク
ト上のクラスタを表すと決定された画像中のクラスタの少なくとも一部の特徴と
前記校正オブジェクト自体上の特徴との間の1対1の対応を割り当てる手段を具
備する請求項2から4のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項6】 前記校正オブジェクト上の特徴又はクラスタのうちの少なく
とも一部は、他の特徴又はクラスタと視覚的に区別することができ、前記1対1
の対応を割り当てる手段は、特徴的な特性を有する画像中の特徴又はクラスタを
使用して処理を実行し1対1の対応を割り当てる手段を具備する請求項2から5
のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項7】 前記校正オブジェクト上のクラスタのうちの少なくとも一部
における全ての特徴はほぼ同一であり、前記1対1の対応を割り当てる手段は、
特徴的な特性を有する特徴又はクラスタに応じて前記ほぼ同一の特徴に対して1
対1の対応を割り当てるように構成される請求項6記載の装置。 - 【請求項8】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、前記校正オブジェク
ト上の基準点の画像中の位置に対する画像中の特徴の位置に応じて少なくとも一
部の1対1の対応を割り当てるように構成される請求項2から6のいずれか1項
に記載の装置。 - 【請求項9】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、 前記校正オブジェクト上のクラスタを表すと決定された画像中のあるクラスタ
と前記校正オブジェクト自体上のクラスタとの1対1のクラスタ対応を決定し、 1対1のクラスタ対応を使用して、あるクラスタの画像中の特徴と前記校正オ
ブジェクト上の特徴との1対1の特徴対応を決定することによって、少なくとも
一部の1対1の対応を割り当てるように構成される請求項2から8のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項10】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、所定の特徴から成
るクラスタ内の相対的な位置に応じて1対1のクラスタ対応を決定するように構
成される請求項9記載の装置。 - 【請求項11】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、前記校正オブジェ
クト上の基準点の画像中の位置に関連した所定の特徴から成るクラスタ内の位置
に応じて1対1のクラスタ対応を決定するように構成される請求項10記載の装
置。 - 【請求項12】 前記校正オブジェクト上のパターンは、各直線上に配置さ
れた同じ所定数の特徴を含む複数のクラスタを備え、前記候補クラスタを検出す
る手段は、画像データを処理して、画像中の直線上に位置する所定数の特徴を備
えたクラスタを検出するように構成される請求項2から6及び8から11のいず
れか1項に記載の装置。 - 【請求項13】 前記校正オブジェクト上のクラスタ中の特徴は、それぞれ
の直線に沿って所定の相対的な間隔で離間して配置されており、前記候補クラス
タを処理する手段は、候補クラスタ中の特徴が画像中の相対的な間隔を有してい
るか否かを決定するように構成される請求項12記載の装置。 - 【請求項14】 前記1対1の対応を割り当てる手段は、クラスタ中の特徴
の相対的な大きさに応じて1対1の対応を割り当てるように構成される請求項1
2又は13に記載の装置。 - 【請求項15】 前記校正オブジェクトは、パターンの少なくとも1つの特
徴をそれぞれの上に有する複数の部分を備える請求項1から14のいずれか1項
に記載の装置。 - 【請求項16】 前記校正オブジェクトの各部分は、その上に特徴から成る
少なくとも1つのクラスタを有する請求項15記載の装置。 - 【請求項17】 前記画像が記録された位置及び向きを計算する手段は、前
記校正オブジェクト上のパターンの所定の構成に対する位置及び向きを計算する
ように構成される請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項18】 前記画像が記録された位置及び向きを計算する手段は、前
記被写体オブジェクトと前記校正オブジェクトとの更なる画像が記録された位置
及び向きに対する位置及び向きを計算するように構成される請求項1から16の
いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項19】 前記画像が記録された位置及び向きを計算する手段は、画
像と更なる画像中の整合する特徴を決定するために1対1の対応を使用し、且つ
画像と更なる画像とが記録された相対的な位置及び向きを計算するために整合す
る特徴を使用して、更なる画像の位置及び向きに対する位置及び向きを計算する
ように構成される請求項18記載の装置。 - 【請求項20】 パターン中の異なる位置をそれぞれ有し、少なくとも一部
が視覚的にほぼ同一であり、少なくとも一部が少なくとも2つの特性に基づいて
クラスタへとグループ化される複数の特徴を備えた校正パターンと被写体オブジ
ェクトとの少なくとも一部の画像を定義する画像データを処理して、前記オブジ
ェクトが撮影されたときの前記撮影手段の位置及び向きを計算する画像処理装置
において、 画像データを処理して、各々に含まれる特徴が第1の特性を有する画像データ
中の特徴から成る候補クラスタを生成する手段と、 どの候補クラスタが第2の特性をも有する特徴を備えているかを決定する手段
と、 第1及び第2の特性の両方を有する特徴を備えると決定された画像中のクラス
タを使用して、画像中の点と校正パターン中の点との複数の1対1の対応を決定
する手段と、 決定された1対1の対応のうちの少なくとも一部を使用して、オブジェクトが
撮影されたときの前記撮影手段の位置及び向きを決定する手段とを具備する装置
。 - 【請求項21】 異なる位置及び向きから被写体オブジェクトの画像を記録
し、記録された画像データを処理して、画像が記録された位置及び向きを決定す
る方法であって、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つパターン中の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えた各画像中の
校正パターンと被写体オブジェクトとの両方の少なくとも一部を示す画像を記録
し、 ある画像に対する画像データを処理して、画像が記録された位置及び向きを決
定することとから成り、 前記画像は、 画像を定義する画像データを処理して、少なくとも第1のクラスタ関係に基づ
いて校正パターン中の特徴から成るクラスタを表す可能性のある画像中の特徴か
ら成る候補クラスタを検出し、 候補クラスタを処理して、どの候補クラスタが少なくとも第2のクラスタ関係
を満たす特徴を含んでいるかを決定することによって、全ての特徴が校正パター
ン中の特徴を表す画像中のクラスタを校正パターン中にない特徴を表す画像中の
少なくとも1つの特徴を含むクラスタと区別し、 画像中の少なくとも一部の点と校正パターン自体中の点との1対1の対応を割
り当て、 1対1の対応のうちの少なくとも一部に基づいて画像が記録された位置及び向
きを計算することによって記録された方法。 - 【請求項22】 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、
大きさ、位置、及び結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び
第2のクラスタ関係を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへ
とグループ化され且つパターン中の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴
を備えた校正パターンと被写体オブジェクトとの少なくとも一部の画像を定義す
る、撮影手段によって記録された画像データを処理して、画像が記録されたとき
の前記撮影手段の位置及び向きを計算する画像処理方法であって、 画像を定義する画像データを処理して、少なくとも第1のクラスタ関係に基づ
いて校正パターン中の特徴から成るクラスタを表す可能性のある画像中の特徴か
ら成る候補クラスタを検出し、 候補クラスタを処理して、どの候補クラスタが少なくとも第2のクラスタ関係
を満たす特徴を含んでいるかを決定することによって、全ての特徴が校正パター
ン中の特徴を表す画像中のクラスタを校正パターン中にない特徴を表す画像中の
少なくとも1つの特徴を含むクラスタと区別し、 画像中の少なくとも一部の点と校正パターン自体中の点との1対1の対応を割
り当て、 1対1の対応のうちの少なくとも一部に基づいて画像が記録された位置及び向
きを計算することから成る方法。 - 【請求項23】 前記画像データを処理して候補クラスタを検出するステッ
プは、 画像データを処理して、校正パターン中の特徴を表す可能性のある画像中の特
徴を定義する画素のグループを検出し、 前記画素のグループを検出する過程で検出された特徴の少なくとも一部を候補
クラスタへとグループ化することから成る請求項22記載の方法。 - 【請求項24】 前記画素のグループを検出するステップは、 所定の色の画素を検出し、 画像中で結合された検出画素を備えたグループを検出することから成る請求項
23記載の方法。 - 【請求項25】 前記1対1の対応を割り当てるステップは、校正パターン
中のクラスタを表すと決定された画像中のクラスタに含まれる少なくとも一部の
特徴と、校正パターン自体中の特徴との間の1対1の対応を割り当てることから
成る請求項22から24のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項26】 校正パターン中の特徴又はクラスタのうちの少なくとも一
部は、他の特徴又はクラスタと視覚的に区別することができ、前記1対1の対応
を割り当てるステップは、特徴的な特性を有する画像中の特徴又はクラスタを使
用して処理を実行し1対1の対応を割り当てることから成る請求項22から25
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項27】 校正パターン中のクラスタのうちの少なくとも一部におけ
る全ての特徴はほぼ同一であり、前記1対1の対応を割り当てるステップにおい
て、特徴的な特性を有する特徴又はクラスタに応じて、前記ほぼ同一の特徴に対
して1対1の対応を割り当てる請求項26記載の方法。 - 【請求項28】 前記1対1の対応を割り当てるステップにおいて、校正パ
ターン中の基準点の画像中の位置に対する画像中の特徴の位置に応じて、少なく
とも一部の1対1の対応を割り当てる請求項22から26のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項29】 前記1対1の対応を割り当てるステップにおいて、 校正パターン中のクラスタを表すと決定された画像中のあるクラスタと校正パ
ターン自体中のクラスタとの1対1のクラスタ対応を決定し、 1対1のクラスタ対応を使用して、あるクラスタの画像中の特徴と校正パター
ン中の特徴との1対1の特徴対応を決定することによって、少なくとも一部の1
対1の対応を割り当てる請求項22から28のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項30】 前記1対1の対応を割り当てるステップにおいて、所定の
特徴から成るクラスタ内の相対的な位置に応じて1対1のクラスタ対応を決定す
る請求項29記載の方法。 - 【請求項31】 前記1対1の対応を割り当てるステップにおいて、校正パ
ターン中の基準点の画像中の位置に関連した所定の特徴から成るクラスタ内の位
置に応じて1対1のクラスタ対応を決定する請求項30記載の方法。 - 【請求項32】 校正パターンは、各直線上に配置された同じ所定数の特徴
を含む複数のクラスタを備え、前記候補クラスタを検出するステップにおいて、
画像データを処理して、画像中の直線上に位置する所定数の特徴を備えたクラス
タを検出する請求項22から26及び28から31のいずれか1項に記載の方法
。 - 【請求項33】 校正パターンにおけるクラスタ中の特徴は、それぞれの直
線に沿って所定の相対的な間隔で離間して配置されており、前記候補クラスタを
処理するステップにおいて、処理を実行して、候補クラスタ中の特徴が画像中の
相対的な間隔を有しているか否かを決定する請求項32記載の方法。 - 【請求項34】 前記1対1の対応を割り当てるステップにおいて、クラス
タ中の特徴の相対的な大きさに応じて1対1の対応を割り当てる請求項32又は
33記載の方法。 - 【請求項35】 校正パターンは、パターンの少なくとも1つの特徴をそれ
ぞれの上に有する複数の別個のオブジェクト上に設けられる請求項21から34
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項36】 各オブジェクトは、その上に特徴から成る少なくとも1つ
のクラスタを有する請求項35記載の方法。 - 【請求項37】 前記画像が記録された位置及び向きを計算するステップに
おいて、校正パターンの所定の構成に対する位置及び向きを計算する請求項21
から36のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項38】 前記画像が記録された位置及び向きを計算するステップに
おいて、被写体オブジェクト及び校正パターンの更なる画像が記録された位置及
び向きに対する位置及び向きを計算する請求項21から36のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項39】 前記画像が記録された位置及び向きを計算するステップに
おいて、画像及び更なる画像中の整合する特徴を決定するために1対1の対応を
使用し、且つ画像及び更なる画像が記録された相対的な位置及び向きを計算する
ために整合する特徴を使用して、更なる画像の位置及び向きに対する位置及び向
きを計算する請求項38記載の方法。 - 【請求項40】 校正オブジェクト上の異なる位置をそれぞれ有し、少なく
とも一部が視覚的にほぼ同一であり、少なくとも一部が少なくとも2つの特性に
基づいてクラスタへとグループ化された複数の特徴を備えた校正オブジェクトと
被写体オブジェクトとの少なくとも一部の画像を定義する、撮影手段によって記
録された画像データを処理して、画像が記録されたときの前記撮影手段の位置及
び向きを計算する画像処理方法であって、 画像データを処理して、各々に含まれる特徴が第1の特性を有する画像データ
中の特徴から成る候補クラスタを生成し、 どの候補クラスタが第2の特性をも有する特徴を備えているかを決定し、 第1及び第2の特性の両方を有する特徴を備えると決定された画像中のクラス
タを使用して、画像中の点と校正オブジェクト上の点との複数の1対1の対応を
決定し、 決定された1対1の対応のうちの少なくとも一部を使用して、画像が記録され
たときの位置及び向きを決定することから成る方法。 - 【請求項41】 計算された撮影手段の位置及び向きを搬送する信号を生成
することを更に含む請求項22から40のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項42】 直接又は間接的に信号を記録することを更に含む請求項4
1記載の方法。 - 【請求項43】 画像データを処理して、被写体オブジェクトに関連する画
像データを背景画像データから分離することを更に含む請求項22から42のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項44】 計算された撮影手段の位置及び向きを使用して、被写体オ
ブジェクトの面の3Dコンピュータモデルを定義するデータを生成することを更
に含む請求項22から43のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項45】 3Dコンピュータモデルを搬送する信号を生成することを
更に含む請求項44記載の方法。 - 【請求項46】 直接又は間接的に信号を記録することを更に含む請求項4
5記載の方法。 - 【請求項47】 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、
大きさ、位置、及び結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び
第2のクラスタ関係を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへ
とグループ化され且つ校正オブジェクト上の各位置を各々が定義する複数の離散
した特徴を備えたパターンを有する、請求項1記載のシステム又は請求項21記
載の方法で使用する校正オブジェクト。 - 【請求項48】 クラスタの少なくとも一部における全ての特徴はほぼ同一
である請求項47記載の校正オブジェクト。 - 【請求項49】 特徴又はクラスタの少なくとも一部は、他の特徴又はクラ
スタと視覚的に区別することができる請求項47又は48記載の校正オブジェク
ト。 - 【請求項50】 所定の特徴から成るクラスタ内の相対的な位置に基づいて
、クラスタの少なくとも一部は、他のクラスタと視覚的に区別することができる
請求項49記載の校正オブジェクト。 - 【請求項51】 相対的な位置は、前記校正オブジェクト上の基準点から決
定する請求項50記載の校正オブジェクト。 - 【請求項52】 前記校正オブジェクト上のパターンは、各直線上に配置さ
れた同じ所定数の特徴を含む複数のクラスタを備える請求項47及び49から5
0のいずれか1項に記載の校正オブジェクト。 - 【請求項53】 それぞれの直線に沿って均等に離間して特徴を配置する請
求項52記載の校正オブジェクト。 - 【請求項54】 それぞれの直線は共通の円の半径である請求項52又は5
3記載の校正オブジェクト。 - 【請求項55】 クラスタの少なくとも一部における特徴は、異なる大きさ
の特徴を備える請求項52から54のいずれか1項に記載の校正オブジェクト。 - 【請求項56】 3次元オブジェクトとして実施された場合の請求項47か
ら55のいずれか1項に記載の校正オブジェクト。 - 【請求項57】 写真マットとして実施された場合の請求項47から55の
いずれか1項に記載の校正オブジェクト。 - 【請求項58】 被写体オブジェクトを置く予定の中央領域の周囲に特徴を
配置する請求項57記載の写真マット。 - 【請求項59】 パターンが印刷された記録媒体として実施された場合の請
求項57又は58記載の写真マット。 - 【請求項60】 記録媒体の複数枚のシートにパターンを印刷する請求項5
9記載の写真マット。 - 【請求項61】 パターンを表示する表示装置として実施された場合の請求
項57又は58記載の写真マット。 - 【請求項62】 クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合性
のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を定義
する各クラスタに含まれて、クラスタ中の異なる位置を各々が定義する離散した
特徴から成る少なくとも1つのクラスタをその上に有する複数の記録媒体を具備
した、請求項1記載のシステム又は請求項21記載の方法で使用する校正オブジ
ェクト。 - 【請求項63】 プリンタを制御して校正パターンを印刷する装置において
、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つ校正パターン中の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えたパター
ンを定義するデータを格納する手段と、 信号を生成して、少なくとも1つの記録媒体にパターンを印刷するためのプリ
ンタを制御する信号を生成する信号生成手段とを具備する装置。 - 【請求項64】 前記信号生成手段は、信号を生成して、受信した大きさの
測定値に応じた大きさでパターンを印刷するべくプリンタを制御するように構成
される請求項63記載の装置。 - 【請求項65】 前記信号生成手段は、信号を生成して、複数のパターン部
分を生成するために異なる記録媒体にパターンの異なる部分を印刷するべくプリ
ンタを制御するように構成される請求項63又は64記載の装置。 - 【請求項66】 前記信号生成手段は、信号を生成して、あるクラスタ中の
特徴を同一の記録媒体に印刷するように各パターン部分を印刷するべくプリンタ
を制御するように構成される請求項65記載の装置。 - 【請求項67】 プリンタの一部として実施された場合の請求項63から6
6のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項68】 写真マットを生成する装置において、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つ校正パターン中の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えたパター
ンを有する写真マットを定義するデータを格納する手段と、 信号を生成して、パターンを表示するための表示装置を制御する手段とを具備
する装置。 - 【請求項69】 プリンタを制御して校正オブジェクトを印刷する方法であ
って、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つ校正オブジェクト上の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えたパ
ターンを定義するデータを格納し、 信号を生成して、少なくとも1つの記録媒体にパターンを印刷するようにプリ
ンタを制御することから成る方法。 - 【請求項70】 信号を生成して、受信した大きさの測定値に応じた大きさ
でパターンを印刷するようにプリンタを制御する請求項69記載の方法。 - 【請求項71】 信号を生成して、それぞれのシートに複数のパターン部分
を生成するために異なるシートにパターンの異なる部分を印刷するようにプリン
タを制御する請求項69又は70記載の方法。 - 【請求項72】 信号を生成して、各記録媒体に特徴から成る少なくとも1
つのクラスタを印刷するようにプリンタを制御する請求項71記載の方法。 - 【請求項73】 前記方法はプリンタで実行される請求項69から72のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項74】 写真マットを生成する方法であって、 あるクラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び
結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係
を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且
つ校正オブジェクト上の各位置を各々が定義する複数の離散した特徴を備えたパ
ターンを有する写真マットを定義するデータを格納し、 信号を生成して、パターンを表示するように表示装置を制御することから成る
方法。 - 【請求項75】 パターン中の特徴が少なくとも2つの特性を共有するよう
にパターン中に配置された複数の特徴を有する校正オブジェクトと被写体オブジ
ェクトとの少なくとも一部の画像を定義する画像データを処理して、画像の位置
及び向きを計算する方法であって、 画像データを処理して、第1の特性を有する特徴を備えたパターンを検出し、 検出されたパターンのうちどれが第2の特性をも有する特徴を備えているかを
決定し、 第1及び第2の特性の両方を有する特徴を備えると決定された画像中のパター
ンを使用して、画像中の点と校正オブジェクト上の点との複数の1対1の対応を
決定し、 決定された1対1の対応のうちの少なくとも一部を使用して、画像の位置及び
向きを決定することから成る方法。 - 【請求項76】 パターン中の特徴が少なくとも2つの検出可能な特性を有
するようにパターン中に配置された複数の特徴を有する校正オブジェクト。 - 【請求項77】 校正オブジェクトを定義するデータを生成する方法であっ
て、 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合
性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を満
たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且つ各
位置を各々が有する複数の離散した特徴を備えたパターンを定義する画素データ
を生成し、 画素データを記憶装置に格納することから成る方法。 - 【請求項78】 校正パターンを定義するデータを生成する方法であって、 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合
性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を満
たすように、特徴がクラスタへとグループ化され且つ各位置を各々が有する複数
の離散した特徴を各々が備えた複数の画像を定義する画素データを生成し、 画素データを記憶装置に格納することから成る方法。 - 【請求項79】 校正オブジェクトを定義するデータを生成する方法であっ
て、 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合
性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を満
たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグループ化され且つ各
位置を各々が有する複数の離散した特徴を備えたパターンを定義する画素データ
を生成し、 画素データを搬送する信号を生成することから成る方法。 - 【請求項80】 校正パターンを定義するデータを生成する方法であって、 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合
性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を満
たすように、特徴がクラスタへとグループ化され且つ各位置を各々が有する複数
の離散した特徴を各々が備えた複数の画像を定義する画素データを生成し、 画素データを搬送する信号を生成することから成る方法。 - 【請求項81】 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大き
さ、位置、及び結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2
のクラスタ関係を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグ
ループ化され且つ各位置を各々が有する複数の離散した特徴を備えたパターンを
定義するデータを格納する記憶装置。 - 【請求項82】 そこに格納されたデータが印刷用の画素データを備え、画
素データがパターンの異なるそれぞれのクラスタを含む印刷用の複数の画像を定
義する請求項81記載の記憶装置。 - 【請求項83】 クラスタ中の特徴が、クラスタ中の特徴の色、形状、大き
さ、位置、及び結合性のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも第1及び第2
のクラスタ関係を満たすように、特徴のうちの少なくとも一部がクラスタへとグ
ループ化され且つ各位置を各々が有する複数の離散した特徴を備えたパターンを
定義するデータを搬送する信号。 - 【請求項84】 データが印刷用の画素データを備え、画素データが、特徴
から成る異なるそれぞれのクラスタを含む印刷用の複数の画像を定義する請求項
83記載の信号。 - 【請求項85】 プログラム可能処理装置を請求項22から46、69から
75、及び77から80のうちの少なくとも1項に記載の方法を実行するように
動作可能状態にさせるための命令を格納する記憶装置。 - 【請求項86】 プログラム可能処理装置を請求項22から46、69から
75、及び77から80のうちの少なくとも1項に記載の方法を実行するように
動作可能状態にさせるための命令を搬送する信号。 - 【請求項87】 被写体オブジェクトの物理モデルを作成するための装置を
制御するデータを生成する過程を更に含む請求項22から46のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項88】 被写体オブジェクトの物理モデルを生成する過程を更に含
む請求項22から46及び87のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項89】 複数の離散した特徴を備えた校正パターンを生成する方法
において、各特徴がパターン中の各異なる位置を有し、且つクラスタ中の特徴が
、クラスタ中の特徴の色、形状、大きさ、位置、及び結合性のうちの少なくとも
1つに基づく少なくとも第1及び第2のクラスタ関係を満たすべく少なくとも一
部の特徴が複数のクラスタへとグループ化されるように、特徴を提供することか
ら成る方法。
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