JP2003514948A - エポキシ樹脂含有水性被覆組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂含有水性被覆組成物

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JP2003514948A JP2001539031A JP2001539031A JP2003514948A JP 2003514948 A JP2003514948 A JP 2003514948A JP 2001539031 A JP2001539031 A JP 2001539031A JP 2001539031 A JP2001539031 A JP 2001539031A JP 2003514948 A JP2003514948 A JP 2003514948A
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トルステン・ロロフ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水性被覆組成物であって、当該組成物は、(A)ビスフェノールAおよび/またはビスフェノールFと、エピクロロヒドリンとの反応生成物の形態である、エポキシ樹脂5.0〜50.0重量%(B)水希釈可能なエポキシ樹脂硬化剤5.0〜55.0重量%(C)充填材10.0〜80.0重量%(D)ロウ類をベースとする、風乾時間調節用増量材0.1〜5.0重量%(E)レオロジー添加剤0.1〜5.0重量%(F)水1.0〜20.0重量%、および(G)他の添加剤および/または加工助剤0〜70重量%を含んでなること、および成分(A)〜成分(G)の重量割合の合計は、100重量%であることを特徴とする組成物を開示する。本発明の組成物は、レベリングコンパウンドまたは絶縁コンパウンドとして特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、水性被覆組成物に関する。
【0002】 (従来の技術) 従来から建築産業では、合成ポリマーは、バインダーとして長年採用されてい
る。1950年代において、乳化重合の工業化の開始や、安定な熱可塑性合成樹脂分
散体が入手しやすくなったことに伴い、塗料や、壁塗装用のプラスターなどに関
して、二方向の開発が開始された。一方の開発法によれば、エマルジョン塗料を
、粗い充填材や砂と混合して、厚い層として適用し、これにより、特殊な表面構
造を形成する。この開発法により、下地用プラスター、ローラー塗プラスター、
溝用プラスターなどが開発された。他方の開発法によれば、合成エラストマー樹
脂の分散液を、ミネラルモルタルに添加して、その接着性や耐湿性や機械的特性
を改良している。この開発法により、ミネラルプラスターが改善されると共に、
純粋な合成樹脂プラスターである、石灰やセメントや水ガラスなどの化学的硬化
成分を何ら含有しないプラスターが最終的に開発された。
【0003】 加えて、水を含まない、二液型ポリウレタンなどの熱硬化性ポリマーバインダ
ーも、採用されており(DE-A-39 32 406およびDE-A-43 20 118、参照)、これは
、速乾性の絶縁コンパウンドや、連続気泡型の成形品や、透水性の舗装材などの
製造に用いられている。また、二液型ポリウレタンの工業的代用品として、溶剤
型/無溶剤型の二液型熱硬化性エポキシ樹脂も、文献に開示されている。このエ
ポキシ樹脂は、注入成形用液体樹脂や、床レベリングコンパウンドや、コンクリ
ート保護剤として採用されており、水性系も知られている〔例えば、E. Foglian
isi, R. Gruetzmacher, R. Hoefer, Wofuer eignen sich Fussbodenbeschichtun
gen aus Polyurethan- und Epoxy-Harzen ? Industriebau, Suppl. Industrie-B
oden-Technik 43 [2], 1997年3月/4月、p.18〜20、参照〕。
【0004】 従来から、水性エポキシ樹脂は、自動車工業において陰極電着塗装に用いられ
ており、また缶ラッカーや、防食用プライマーとして知られている(例えば、J.
L. Chou, Novel Corrosion-Resistant Waterborne Epoxy Coatings, Polymers P
aint Colour Journal, 1994 (Vol.184), p.413およびp.416〜417、参照)。
【0005】 基本的には、エポキシ樹脂エマルジョンは、従来から乳化重合熱可塑性ポリマ
ー分散体の製造に採用され成功を収めている界面活性化合物と同じものを用いて
、製造することができる〔例えば、C. Baumann, D. Feustel, U. Held, R. Hoef
er, Stabilisierungssysteme fuer die Herstellung von Polymer-Dispersionen
, Welt der Farben, 2/1996, p.15〜21、参照〕。
【0006】 エポキシ樹脂二次エマルジョンを、実際に製造するには、特定の非イオン性乳
化剤が採用されている〔例えば、Cognis Deutschland GmbH, Duesseldorf/DEの
製品であるDisponil 23〕。他の有効な乳化剤は、次のようにして得られる。す
なわち、エポキシ樹脂硬化剤として既知の不飽和脂肪酸のポリアミノアミドを、
酢酸の添加によってプロトン化し、これにより混和可能なカチオン性乳化剤およ
び硬化剤に変換している。したがって、かかるカチオン性ポリアミノアミドも、
エポキシ樹脂乳化剤およびエポキシ樹脂硬化剤ではあるが、その最適な有効性は
、酸性pH範囲において示す。強アルカリを用いれば、カチオン電荷を中和して、
乳化剤の活性を減少させ、例えば、強塩基性のセメント面において、エマルジョ
ンを急速に不安定化させたり、破壊してしまう。以上の理由にから、前記した非
イオン性の乳化剤、したがってアルカリ安定性の乳化剤は、その硬化したフィル
ムが比較的高い水感受性を示すにもかかわらず、現在でも尚、塗料を、セメント
に下塗り/シーリングして塗膜をかかるセメントに結合させたり、水硬性セメン
トモルタルを変性するのに採用されている。
【0007】 前記したように、溶剤型のエポキシ樹脂および水溶性型のエポキシ樹脂は、共
に、建築産業において、塗装用および被覆用として、かなり長期にわたり当業者
によって汎用されているにもかかわらず、必要な特性の組合せが充分には得られ
ないという欠点を有する。このため、かかるエポキシ樹脂は、絶縁コンパウンド
およびレベリングコンパウンドとして、採用されていない。すなわち、既知のエ
ポキシ樹脂は、良好な加工性、アルカリ安定性、耐水性、初期の耐水性、充分な
風乾時間を達成できないと共に、加工可能な期間の終了時点を容易に認識するこ
とや、高い圧縮強度や、高い充填材結合能力に結びついた貯蔵安定性/沈降安定
性や、生体毒理学的な適合性を達成することができない。
【0008】 (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明が解決しようとする課題は、従来の技術における既知の系に比し、改善
された性能特性を特徴とする絶縁コンパウンドおよびレベリングコンパウンドを
提供することである。
【0009】 (発明の開示) 本明細書に用いられる「レベリングコンパウンドおよび絶縁コンパウンド」なる
用語は、特にエポキシ樹脂系の床用被覆組成物であって、コンクリート、木材ま
たは他の基材に適用した場合に、均一かつ迅速に流動して平滑面を形成するよう
なエポキシ樹脂系の床用被覆組成物を意味する。かかるコンパウンドは、建築基
準法に規定された防音規準および耐熱規準に寄与することができる(例えば、「
Die neue Bauordnung fuer Hessen」、Hessischer Staedte- und Gemeindebund,
Kommunale Schriften fuer Hessen 45発行、H. Klopfer, Muss man Industrief
ussboeden waermedaemmen ? in Industriefussboeden '95, Techn. Akademie Es
slingen, Ostfildern, 1995から引用)。上記定義からみて、レベリングコンパ
ウンドおよび絶縁コンパウンドは、被覆組成物に包含されることが明らかである
【0010】 本発明は、水性被覆組成物であって、 当該組成物は、 (A)ビスフェノールAおよび/またはビスフェノールFと、エピクロロヒドリン
との反応生成物の形態である、エポキシ樹脂5.0〜50.0重量% (B)水希釈可能なエポキシ樹脂硬化剤5.0〜55.0重量% (C)充填材10.0〜80.0重量% (D)ロウ類をベースとする、風乾時間調節用増量材0.1〜5.0重量% (E)レオロジー添加剤0.1〜5.0重量% (F)水1.0〜20.0重量%、および (G)他の添加剤および/または加工助剤0〜70重量% を含んでなること、および 成分(A)〜成分(G)の重量割合の合計は、100重量%である ことを特徴とする組成物を提供する。
【0011】 成分(A)〜(E)に関して、各物質またはそれらの混合物を使用してもよいこ
とを特に指摘する。したがって、1つおよびいくつかのエポキシ樹脂(A)、エ
ポキシ樹脂硬化剤(B)、充填材(C)、風乾時間調節用増量材(D)およびレオ
ロジー添加剤(E)を、使用することができる。
【0012】 被覆組成物は、常法によって製造することができる。特に、各成分を一緒に連
続的に混合することができる。しかしながら、まず、2つまたはそれ以上の成分
をプレミックスし、次に、その形態で他の成分と接触させて、最終被覆組成物を
形成することもできる。この変法は、特に成分(F)(水)に適用される。水は
、本発明の被覆組成物を製造する間に、種々の方法で、系全体に導入することが
できる。例えば、特に成分(A)〜(E)の市販のコンパウンドは、水分を含んだ
供給形態で使用することができる。言い換えれば、水は、水それ自体を、被覆組
成物中の他の必須成分と一緒に導入することもでき、また、個々のまたは全ての
成分(A)〜(E)を、水を含んだ供給形態(含水供給形態)で使用して導入する
こともでき、また、両方の方法の組合せによって導入することもできる。
【0013】 成分(A)〜(G)の重量割合は、全て、各活性物質の含有量に基づく。例えば
、1つまたはそれ以上の成分を含水供給形態で使用して被覆組成物を製造する場
合、被覆組成物全体としての組成の特徴は、存在する個々の成分量(活性物質量
)によって決定されるものであって、被覆組成物製造の間に、所定の成分を無水
形態または含水形態で使用するか否かによって決定されるのではない。したがっ
て、成分(F)、すなわち水のパーセント含有量は常に、被覆組成物全体に存在
する水の合計量として示される。
【0014】 成分(A) 本発明の被覆組成物の成分(A)は、ビスフェノールAおよび/またはビスフェ
ノールFと、エピクロロヒドリンとの反応生成物の形態である、エポキシ樹脂か
ら構成される。かかる反応生成物は、当業者に既知である〔Julia Moeckel, Udo
Fuhrmann, Epoxidharze - Schluesselwerkstoffe fuer die moderne Technik,
Die Bibliothek der Technik, Vol. 51, Verlag moderne Industrie, 1990, p.
4-7、参照〕。ごく一般的なエポキシ樹脂は、ビスフェノールAとエピクロロヒド
リンとの縮合物であって、その分子鎖長が使用した出発成分のモル比(指数n)
に応じて形成されるような縮合物である。当該化合物の分子量および粘度は、共
に、分子鎖長の増加に応じて増加する。このタイプの未変性樹脂は、0>nの場合
には液体コンシステンシー(20℃(室温))である一方、nが2〜13またはそれ以
上である場合には対応する固体樹脂である。対応するビスフェノールA樹脂も、
前記文献に記載されている。
【0015】 未変性の液体ビスフェノールAおよびビスフェノールFエポキシ樹脂は、処理が
容易な無溶剤型であって、一般にそれらの粘度は、5,000〜15,000 mPa、好適に
は5,000〜10,000 mPa(粘度は、20℃でブルックフィールド粘度計によって測定
、以下同じ)である。かかるエポキシ樹脂は、市販されている(例えば、Chem-R
es E 30, Henkel S.p.A., Milan/It.)。
【0016】 所望により、エポキシ樹脂の粘度は、反応性希釈剤の添加によって、例えば20
0 mPaに減少させることができる。反応性希釈剤によって希釈したエポキシ樹脂
も、市販されている(例えば、Chem-Res E 97, Henkel S.p.A., Milan/It.)。
本発明によれば、かかる希釈エポキシ樹脂は、成分(A)と、成分(E)との混合
物である。なぜなら、反応性希釈剤は、レオロジー添加剤(E)として、みなさ
れるからである。
【0017】 本発明の好適な一具体例によれば、前記したタイプの20℃で液体のエポキシ樹
脂(ビスフェノールAおよび/またはビスフェノールFと、エピクロロヒドリンと
の反応生成物)を、成分(A)として用いる。
【0018】 ビスフェノールAとエピクロロヒドリンとの反応生成物(20℃で液体)が、好
適な成分(A)として使用することができる。
【0019】 本発明の好適な一具体例によれば、成分(A)は、5〜30重量%の用量で使用さ
れる。
【0020】 成分(B) 本発明の被覆組成物の成分(B)は、水稀釈可能なエポキシ樹脂硬化剤である
。好適には、α,β-不飽和カルボン酸エステルおよびモノ-、ジ-またはポリアミ
ノポリアルキレンオキシド化合物をベースとする付加物から誘導される化合物を
成分(B)として使用する。成分(B)は、好適には以下に記載する(B1)〜(B3
)型の群から選択される。
【0021】 (B1)型の硬化剤は、以下のようにして得られる。 (a)式(I): R2R3C = C(R4)COOR1 (I) 〔式中、R1は、15個までの炭素原子を含む芳香族基または脂肪族基 置換基R2、R3およびR4は、相互に独立して、水素、20個までの炭素原子を有す
る分岐鎖または非分岐鎖の脂肪族基または芳香族基、または-(CH2)n-COOR1基(R 1 は、前記と同じ。) nは0〜10の数である。〕 で示される、1またはそれ以上のα,β-不飽和カルボン酸エステルを、エステル
交換触媒の存在下に、 (b)1またはそれ以上のヒドロキシ化合物と反応させ〔ただし、化合物(a)
および(b)の用量は、成分(b)のヒドロキシル基/成分(a)α,β-不飽和カ
ルボン酸エステルのエステル基COOR1の当量比が1.5:1〜10:1となるような量であ
る。〕、 得られた中間体生成物Z1を、 (c)1またはそれ以上のモノ-、ジ-またはポリアミノポリアルキレンオキシ
ド化合物と反応させ〔ただし、((c)のアミノ窒素原子における反応性水素原
子)/(中間化合物Z1におけるエステル基)の当量比は、10:1〜1:10となるよう
な量である。〕、次に、得られた中間体生成物Z2を、 (d)1またはそれ以上のポリエポキシドと反応させ〔ただし、(ポリエポキ
シド(d)におけるオキシラン環)/((c)で使用されたモノ-、ジ-またはポリ
アミノポリアルキレンオキシド化合物の反応性水素原子)の当量比は、100:1〜1
.5:1となるような量である。〕、次に、得られた中間体生成物Z3を、 (e)1またはそれ以上の一級および/または二級アミンと反応させる〔ただ
し、(中間体生成物Z3におけるオキシラン環)/((e)のアミノ窒素原子にお
ける反応性水素原子)の当量比を1:1.5〜1:20は、100:1〜1.5:1となるような量
である。〕。
【0022】 本発明の硬化剤は、その分子量に依存して、液体または固体の物質である。
【0023】 本明細書に用いられる「当量比」なる用語は、当業者に既知の用語である。当
量の基本的な概念は、反応に関与する全ての物質に関し、所望の反応に伴う反応
性基を考慮に入れることである。当量比を表示することによって、使用される化
合物(x)および(y)についての種々の反応性基全てが相互に分担する比率を示
すことができる。これに関し、反応性基は、最小の可能な反応性基であると理解
することが重要であって、反応性基の概念は、官能基の概念と同じではない。こ
れは、例えばH-酸化合物の場合、OH基またはNH基は、反応性基に相当する一方、
同じ窒素原子に位置する2つの反応性Hを有するNH2基は、かかる反応性基ではな
いことを意味する。かかる場合において、NH2官能基における2つの水素原子は
、反応性基であって、官能基NH2は、2つの反応性基である水素原子を有するも
のと、理解するのが適切である。
【0024】 本発明の好適な一具体例によれば、中間化合物Z1および化合物(c)は、((c
)のアミノ窒素原子における反応性水素原子)/(中間化合物Z1におけるエステ
ル基)の当量比が、4:1〜1:4、特に2.5:1〜1.5:1となるような量で使用される。
【0025】 本発明の別の好適な一具体例によれば、(ポリエポキシド(d)におけるオキ
シラン環)/((c)において使用されるモノ-、ジ-またはポリアミノポリアル
キレンオキシド化合物の反応性水素原子)の当量比は、50:1〜10:1に調節される
【0026】 本発明に使用される式(I)のα,β-不飽和カルボン酸エステル(a)の例示は
、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ジメチルマレエート、ジエチルマ
レエート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレート、ジメチルイタコネート、
ジエチルイタコネートである。特に好適な化合物は、ジアルキルマレエート、特
にジエチルマレエートおよびジメチルマレエートである。
【0027】 ヒドロキシ化合物(b)は、脂肪族または芳香族である。当該化合物(b)は、
エステル交換触媒に対し不活性でなければならない。
【0028】 好適な芳香族化合物(b)の例示は、次の通りである。 レゾルシノール ヒドロキノン 2,2-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA) ジヒドロジフェニルメタン(ビスフェノールF)の異性体混合物 テトラブロモビスフェノールA 4,4'-ジヒドロキシジフェニルシクロヘキサン 4,4'-ジヒドロキシ-3,3-ジメチルジフェニルプロパン 4,4'-ジヒドロキシジフェニル 4,4'-ジヒドロキシベンゾフェノール ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-1,1-エタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-1,1-イソブタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)メタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)エーテル ビス-(4-ヒドロキシフェニル)スルホンなど、および 以上の化合物の塩素化および臭素化生成物 ビスフェノールAが、好適な芳香族化合物(b)である。
【0029】 本発明の好適な一具体例によれば、ヒドロキシ化合物(b)は、脂肪アルコー
ル、アルカンジオールおよびポリエーテルジオールの部類から選択される。所望
により、これらの化合物をアルコキシル化することもできる。
【0030】 脂肪アルコールは、不飽和またはオレフィン性不飽和であってもよい6〜36個
の炭素原子を有する一級アルコールである。好適な脂肪アルコールの例示は、次
の通りである。 ヘキサノール ヘプタノール オクタノール ペラルゴニルアルコール デカノール ウンデカノール ラウリルアルコール トリデカノール ミリスチルアルコール ペンタデカノール パルミチルアルコール ヘプタデカノール ステアリルアルコール ノナデカノール アラキジルアルコール ヘンエイコサノール ベヘニルアルコール トリコサノール リグノセリルアルコール 10-ウンデカノール オレイルアルコール エライジルアルコール リシノリルアルコール リノレイルアルコール リノレニルアルコール ガドレイルアルコール アラキドニルアルコール エルシルアルコール ブラシジルアルコール
【0031】 アルカンジオールは、式:HOCH2-R5-CH2OH〔式中、R5は、飽和または不飽和、
直鎖または分岐鎖であって、芳香族構造要素も有することができる疎水性炭化水
素基である。〕で示される化合物である。その例示は、ヘキサン-1,6-ジオール
、ヘプタン-1,7-ジオールおよびオクタン-1,8-ジオール、ポリオキシテトラメチ
レンジオール(ポリテトラヒドロフランとしても既知)およびいわゆる二量体ジ
オールである。二量体ジオールが、本発明の目的に最も好適である。
【0032】 二量体ジオールは、例えば、二量体脂肪酸エステルの還元によって得られる市
販の既知化合物である。かかる二量体脂肪酸エステルのベースとなる二量体脂肪
酸は、不飽和カルボン酸、一般に脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノール酸、エ
ルカ酸等のオリゴマー化によって得られるカルボン酸である。オリゴマー化は一
般に、高温において、触媒、例えば、クレーの存在下に行われる。得られる物質
(工業品質の二量体脂肪酸)は、二量体化生成物が優位を占める混合物である。
しかしながら、少量の高級オリゴマー、特に三量体脂肪酸も存在する。二量体脂
肪酸は、商業的に入手可能な生成物であり、種々の組成および品質で市販されて
いる。二量体脂肪酸に関する多くの文献が入手可能であり、例えば、以下の文献
が挙げられる:Fette & Oele 26 (1994), p.47-51;Speciality Chemicals 1984
(May Number), P.17, 18, 22-24。二量体ジオールは、当業者によく知られてお
り、例えば、特に二量体ジオールの製造、構造および化学的性質を記載している
最近の文献を参照することができる:Fat Sci. Technol. 95 (1993), No.3, p.9
1-94。本発明によれば、好適な二量体ジオールは、少なくとも50%、特に少なく
とも75%の二量体含有量を有し、二量体分子1個当たり炭素原子の数が36〜44個
である二量体ジオールである。
【0033】 本発明のポリエーテルジオールは、式:HOCH2-R6-CH2OH〔式中、R6は、飽和ま
たは不飽和、直鎖または分岐鎖であり、芳香族構造要素も有することができる疎
水性炭化水素基であって、その1またはそれ以上のCH2単位をそれぞれ酸素原子
で置き換えなければならない。〕で示されるジオールである。
【0034】 特に重要なタイプのポリエーテルジオールは、アルカンジオールのアルコキシ
ル化によって得ることができ、アルカンジオールとして、次のような物質が例示
される。 エタン-1,2-ジオール プロパン-1,3-ジオール、プロパン-1,2-ジオール ブタン-1,4-ジオール、ブタン-1,3-ジオール ペンタン-1,5-ジオール ヘキサン-1,6-ジオール ヘプタン-1,7-ジオール、および オクタン-1,8-ジオール ポリオキシテトラメチレンジオール(ポリテトラヒドロフラン)および 二量体ジオール これらのアルコキシル化ジオールの製造は、一般に以下のように行われる。第
一段階において、所要のジオールを、エチレンオキシドおよび/またはプロピレ
ンオキシドと接触させ、得られた混合物を、アルカリ触媒の存在下に20℃〜200
℃の温度で反応させる。このようにして、ジオールのエチレンオキシド(EO)お
よび/またはプロピレンオキシド(PO)付加物を得る。したがって、当該付加物
は、特定のジオールのEO付加物またはPO付加物またはEO/PO付加物であり、EO/PO
付加物の場合、EOおよびPOの付加は、ランダム付加またはブロック付加によって
行うことができる。
【0035】 化合物(a)および(b)の反応に好適なエステル交換触媒は、従来の技術によ
って当業者に知られているどのようなエステル交換触媒であってもよい。好適な
触媒の例示は、ナトリウムメチレート、ジブチル錫ジアセテート、テトライソプ
ロピルオルトチタネートである。所望により、エステル交換反応後に触媒を失活
することができるが、これは必ずしも必要ではない。
【0036】 好適なアミノ成分(c)は、モノ-、ジ-またはポリアミノポリアルキレンオキ
シド化合物である。これは、これらの化合物が、一方において、1個、2個または
それ以上のアミノ官能基(NHまたはNH2官能基)を有し、他方において、アルキ
レンオキシド単位を有することを意味する。アルキレンオキシド単位は、特に、
エチレンオキシド、プロピレンオキシドおよびブチレンオキシドであり、エチレ
ンオキシドおよびプロピレンオキシドが特に好適である。化合物(c)は、20℃
において少なくとも部分的に水溶性の物質である。
【0037】 化合物(c)の製造法は、従来の技術によって知られており、ヒドロキシ官能
性化合物とアルキレンオキシドとの反応、次に、得られた末端ヒドロキシル基の
アミノ基への変換を含んでなる方法である。
【0038】 ヒドロキシ官能性化合物とアルキレンオキシドとの反応に関しては、エトキシ
ル化およびプロポキシル化が特に重要である。一般に、次のような方法を適用す
る。第一段階において、所要のヒドロキシ官能性化合物をエチレンオキシドおよ
び/またはプロピレンオキシドと接触させ、得られた混合物をアルカリ触媒の存
在下に20℃〜200℃の温度で反応させる。このようにして、エチレンオキシド(E
O)および/またはプロピレンオキシド(PO)付加物を得る。付加物は、好適に
は特定のヒドロキシ官能性化合物とのEO付加物またはPO付加物またはEO/PO付加
物である。EO/PO付加物の場合、EOおよびPOの付加は、ランダム付加またはブロ
ック付加によって行うことができる。
【0039】 本発明の好適な一具体例によれば、式:R8-O-R9-CH2CH(R10)-NH2の物質を化合
物(c)として使用する。この式において、 R8は、脂肪族、脂環式または芳香族である1〜12個の炭素原子を有する一官能
価有機基、 R9は、5〜200個までのポリオキシアルキレン単位、特にEOおよび/またはPO単
位から構成されるポリオキシアルキレン基、 R10は、水素または4個までの炭素原子を有する脂肪族基である。
【0040】 本発明によれば、化合物(c)の特に好適な例示は、商業的に入手可能な当業
者に既知のJeffaminesである。一例は、Jeffamin 2070(Texaco)であって、こ
れは、メタノールと、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドとを反応させ
、次に、初めに得られた中間体生成物の末端ヒドロキシル基をアミン基に変換す
ることによって製造される(WO96/20971、p.10, L.12-15、参照)。
【0041】 好適には、化合物(c)は、148〜5,000、特に400〜2,000の平均分子量(数平
均分子量Mn)を有することができる。
【0042】 エポキシ化合物(d)は、1分子について平均で少なくとも2個のエポキシ基を
有するポリエポキシドである。これらのエポキシ化合物は、飽和および不飽和、
脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式とすることができ、ヒドロキシル基も有
することができる。またエポキシ化合物は、混合および反応条件下に、やっかい
な副反応を生じないような置換基、例えば、アルキル置換基またはアリール置換
基、エーテル基などを有することができる。これらエポキシ化合物は、好適には
、次のような物質をベースとするポリグリシジルエーテルである:多価、好適に
は2価のアルコール、フェノール、当該フェノールおよび/またはノボラック(
酸触媒の存在下、一価または多価フェノールと、アルデヒド、特にホルムアルデ
ヒドとの反応生成物)の水添生成物。これらのエポキシ化合物のエポキシ当量は
、好適には160〜500、より好適には170〜250である。ある物質のエポキシ当量は
、1モルのオキシラン環を含有する物質の量(g)である。
【0043】 好適な多価フェノールは、次の通りである。 レゾルシノール ヒドロキノン 2,2-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA) ジヒドロキシジフェニルメタン(ビスフェノールF)の異性体混合物 テトラブロモビスフェノールA 4,4'-ジヒドロキシジフェニルシクロヘキサン 4,4'-ジヒドキシ-3,3-ジメチルジフェニルプロパン 4,4'-ジヒドロキシジフェニル 4,4'-ジヒドロキシベンゾフェノール ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-1,1-エタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-1,1-イソブタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)メタン ビス-(4-ヒドロキシフェニル)エーテル ビス-(4-ヒドロキシフェニル)スルホンなど、および 以上の化合物の塩素化および臭素化生成物 ビスフェノールAが、最も好適な化合物である。
【0044】 ビスフェノールA
【化1】
【0045】 また、多価アルコールのポリグリシジルエーテルも好適な化合物(d)である
。かかる多価アルコールの例示は、次の通りである。 エチレングリコール ジエチレングリコール トリエチレングリコール 1,2-プロピレングリコール ポリオキシプロピレングリコール(n=1〜20) 1,3-プロピレングリコール 1,4-ブチレングリコール ペンタン-1,5-ジオール ヘキサン-1,6-ジオール ヘキサン-1,2,6-トリオール グリセロール、および ビス-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)-2,2-プロパン
【0046】 他の好適な化合物(d)は、エピククロロヒドリンまたは同様なエポキシ化合
物と、脂肪族、脂環式または芳香族ポリカルボン酸(例えば、シュウ酸、コハク
酸、アジピン酸、グルタル酸、フタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸
、2,6-ナフタレンジカルボン酸および二量体化リノレン酸)との反応によって得
られるポリカルボン酸のポリグリシジルエーテルである。その例示は、アジピン
酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステルおよびヘキサヒドロフ
タル酸ジグリシジルエステルである。
【0047】 好適なエポキシ化合物(d)の全般的なリストは、以下のものに記載されてい
る。 A.M. Paquin、Handbuch「Epoxidverbindungen und Epoxidharze」、Springer-
Verlag、Berlin 1958、第V章、p.308-461、および Lee, Neville、「Handbook of Epoxy Resins」、1967、第2章、p.2-1および2-
33。
【0048】 いくつかのエポキシ化合物の混合物も使用することができる。
【0049】 本発明の目的に好適なアミン(e)は、一級および/または二級アミンである
。好適なアミン(e)は、1分子当たり、少なくとも2個の窒素原子および少なく
とも2個の活性アミノ水素原子を有するポリアミンである。脂肪族、芳香族、脂
肪族-芳香族、脂環式および複素環式ジ-およびポリアミンを使用することができ
る。
【0050】 好適なアミン(e)の例示は、次の通りである。 ポリエチレンアミン(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミンなど) 1,2-プロピレンジアミン 1,3-プロピレンジアミン 1,4-ブタンジアミン 1,5-ペンタンジアミン 1,3-ペンタンジアミン 1,6-ヘキサンジアミン 3,3,5-トリメチル-1,6-ヘキサンジアミン 3,5,5-トリメチル-1,6-ヘキサンジアミン 2-メチル-1,5-ペンタンジアミン ビス-(3-アミノプロピル)アミン N,N'-ビス-(3-アミノプロピル)-1,2-エタンジアミン N-(3-アミノプロピル)-1,2-エタンジアミン 1,2-ジアミノシクロヘキサン 1,3-ジアミノシクロヘキサン 1,4-ジアミノシクロヘキサン アミノエチルピペラジン ポリ(アルキレンオキシド)ジアミン、および トリアミン(例えば、Jeffamine D-230、Jeffamine D-400、Jeffamine D-2000、
Jeffamine D-4000、Jeffamine T-403、Jeffamine EDR-148、Jeffamine EDR-192
、Jeffamine C-346、Jeffamine ED-600、Jeffamine ED-900、Jeffamine ED-2001
) メタキシレンジアミン フェニレンジアミン 4,4'-ジアミノジフェニルメタン トルエンジアミン イソホロンジアミン 3,3'-ジメチル-4,4'-ジアミノジシクロヘキシルメタン 4,4'-ジアミノジシクロヘキシルメタン 2,4'-ジアミノジシクロヘキシルメタン メチレン架橋によって結合しているポリ(シクロヘキシル芳香族)アミン(MBPC
AAとしても既知)の混合物および ポリアミノアミド
【0051】 他の好適な化合物(e)は、上記アミンと前記α,β-不飽和カルボン酸エステ
ル(a)との反応生成物、および上記アミンと前記ポリエポキシ化合物(d)との
反応生成物である。
【0052】 (B2)型の硬化剤は、以下のようにして得られる。 (a)式:R2R3C = C(R4)COOR1 (I) 〔式中、R1は、15個までの炭素原子を有する芳香族または脂肪族基、 置換基R2、R3およびR4は、相互に独立して、水素、20個までの炭素原子を有す
る分岐鎖または非分岐鎖の脂肪族または芳香族基または式:-(CH2)n-COOR1基(R 1 は前記と同じ)、nは、0〜10の数である。〕 で示される1またはそれ以上のα,β-不飽和カルボン酸エステルを、 (c)1またはそれ以上のモノ-、ジ-またはポリアミノポリアルキレンオキシ
ド化合物と反応させ〔ただし、化合物(a)および(c)は、((c)のアミノ窒
素原子における反応性水素原子)/(カルボン酸エステル(a)における式(I)
に示されるCOOR1基のα,β位置のC=C二重結合)の当量比が10:1〜1:10となるよ
うな量で使用〕、次に、得られた中間体生成物Z4を、 (d)1またはそれ以上のポリエポキシドと反応させ〔ただし、ポリエポキシ
ド(d)におけるオキシラン環)/(モノ-、ジ-またはポリアミノポリアルキレ
ンオキシド化合物(c)における反応性水素原子)の当量比は、100:1〜1.5:1と
なるように調節〕、次に、得られた中間体生成物Z5を、 (e)1またはそれ以上の一級および/または二級アミンと反応させる〔ただ
し、中間体生成物Z5におけるオキシラン環)/((e)のアミノ窒素原子におけ
る反応性水素原子)の当量比は、1:1.5〜1:20に調節する。〕。
【0053】 (B1)型の硬化剤についての前記説明に関し、他の事項も、物質(a)および
物質(c)〜(e)に当てはまる。
【0054】 (B3)型の硬化剤は、以下のようにして得られることができる。 (a)式:R2R3C = C(R4)COOR1 (I) 〔式中、R1は、15個までの炭素原子を有する芳香族または脂肪族基、 置換基R2、R3およびR4は、相互に独立して、水素、20個までの炭素原子を有す
る分岐鎖または非分岐鎖の脂肪族または芳香族基または式:-(CH2)n-COOR1基(R 1 は前記と同じ)、nは0〜10の数である。〕 で示される1またはそれ以上のα,β-不飽和カルボン酸エステルを、 (c)1またはそれ以上のモノ-、ジ-またはポリアミノポリアルキレンオキシ
ド化合物と反応させ〔ただし、化合物(a)および(c)は、((c)のアミノ窒
素原子における反応性水素原子)/(カルボン酸エステル(a)における式(I)
に示されるCOOR1基のα,β位置のC=C二重結合)の当量比が10:1〜1:10となるよ
うな量で使用〕、次に、得られた中間体生成物Z4を、 (g)1またはそれ以上のポリヒドロキシ化合物と反応させ〔ただし、(中間
体化合物Z4におけるエステル基)/(ポリヒドロキシ化合物(g)におけるヒド
ロキシ基)の当量比を1:1.1〜1:10に調節〕、次に、得られた中間体生成物Z6を
、 (d)1またはそれ以上のポリエポキシドと反応させ〔ただし、(ポリエポキ
シド(d)におけるオキシラン環)/(中間体生成物Z6におけるヒドロキシル基
)の当量比を1.5:1〜6:1に調節〕、次に、得られた中間体生成物Z7を、 (e)1またはそれ以上の一級および/または二級アミンと反応させる〔ただ
し、(中間体生成物Z7におけるオキシラン環)/((e)のアミノ窒素原子にお
ける反応性水素原子)の当量比を1:1.5〜1:20に調節する〕。
【0055】 (B1)型の硬化剤についての前記説明に関し、他の事項も、物質(a)および
物質(c)〜(e)に適用できる。
【0056】 ポリヒドロキシ化合物(g)は、脂肪族または芳香族化合物とすることができ
る。本発明の好適な一具体例によれば、ポリヒドロキシ化合物(g)は、特定の
タイプの脂肪族ジオール、すなわちアルカンジオール、特に二量体ジオール、ポ
リエーテルジオールおよびポリエステルジオールから選択される。成分(b)に
関する(B1)型硬化剤についての前記説明は、二量体ジオールを包含するアルカ
ンジオールおよびポリエーテルジオールに当てはまる。本明細書において、ポリ
エステルジオールは、式:HOCH2-R7-CH2OH〔式中、R7は、飽和または不飽和、直
鎖または分岐鎖の芳香族構造要素も有することができる疎水性炭化水素基であっ
て、その1またはそれ以上のCH2単位をそれぞれ酸素原子で置き換えなければな
らない。〕で示されるジオールである。ポリエステルジオールは、一般に、二官
能価ポリオールとジカルボン酸またはその無水物との反応によって製造される。
一般に使用されるポリオールは、エチレングリコール、プロパン-1,2-ジオール
、ブタン-1,4-ジオール、ヘキサン-1,6-ジオールである。代表的なジカルボン酸
は、コハク酸、アジピン酸、フタル酸無水物である。ヘキサン-1,6-ジオールア
ジピン酸ポリエステルが、特に好適である。
【0057】 本発明の好適な一具体例によれば、成分(B)は、5〜25重量%の用量で使用さ
れる。
【0058】 成分(C) 本発明の被覆組成物の成分(C)は、充填材から構成される。
【0059】 充填材の機能は、ベース組成物のコストを減少させると共に、特定の表面作用
を得ることである。
【0060】 充填材の組合せは、最終被覆組成物の保存安定性および耐薬品性に重大な作用
を有する。もちろん、充填材としての炭酸カルシウムは、酸性薬品に対して相対
的に低い耐性を示す。砂(必要な層厚みを得るのに重要な充填材)は、通常の充
填材と比較して、その粗粒子構造のために、単一の充填材として使用するのは適
していない。他の不活性添加剤と組合せると、この挙動を僅かに減少させるにす
ぎず、良好な適用特性を保持する必要がある場合には、乏しい沈降挙動しか補う
ことができない。しかしながら、充填材の使用は、特定の表面作用を得るのに不
可欠である。光沢度および被覆組成物のコスト、および前記した耐薬品性は、充
填材の正しい組合せの使用に結び付く依存的要素である。
【0061】 使用される充填材は、それらの化学的性質が相互に異なる。例えば、硫酸バリ
ウム、シリカ粉末、ケイ酸アルミニウム、天然または合成の炭酸カルシウム、シ
リケート、硫酸カルシウム、タルカム、カオリン、マイカ、長石、金属および金
属酸化物、水酸化アルミニウム、カーボンブラック、グラファイトおよび当業者
に既知の他の充填材を使用することができる。
【0062】 好適な充填材は、2〜3 g/cm3、好適には2.4〜2.7 g/cm3の比重、特に0.6〜1.0
g/cm3の嵩密度を有する。
【0063】 沈降の問題を防止したり、重要な処理粘度を得るには、0〜100μm、好適には0
〜50μmの粒径分布を有する充填材が特に適している。粒径分布は、粒径の分布
関数、粒径分析によって決定でき、粒径分布曲線(例えば、DIN 66165-1:1097-0
4の粒径分布曲線)として示される。
【0064】 次の組合せが、成分(C)として最も好適である:ケイ砂/Minex S 20、ケイ
砂/重晶石C 14またはケイ砂/Calcicoll W7。商品名の説明は、実施例において
示す。
【0065】 本発明の好適な一具体例によれば、成分(C)は50〜70重量%の用量で使用さ
れる。
【0066】 成分(D) 本発明の被覆組成物の成分(D)は、ロウ類をベースとするいわゆる風乾時間
調節用増量材から構成される。このような系は、当業者に既知である(ロウ類の
定義は、例えば、U. Zorll, Ed., ROEMPP-Lexikon, Lacke und Druckfarben, p.
615, Georg Thieme Verl., Stuttgart, New York, 1998に記載されている)。ロ
ウ類は、水性エマルジョンの形態または無機支持物質上の固体供給形態で、処理
の間に使用して、風乾時間を延長し、充填および絶縁化合物のフレキシビリティ
および可塑性を増加させる。「ロウ類」なる用語は、狭義のロウ類および脂肪ア
ルコールの両方を意味する。
【0067】 対応するロウ類をベースとする加工添加剤は、R. Neumann, H.-G. Schulte, R
. Hoefer, Pulver, das Eigenschaften schafft, Bautenschutz und Bausanieru
ng, Heft 3/1999, pp/22-27およびU. Nagorny, Extension of workability of s
ynthetic resin plasters with additives based on fatty raw materials;ConC
hem-Journal, No.1/1994, pp.23-26に詳しく記載されている。粉末形態のロウ類
をベースとする風乾時間調節用増量材、特に固体支持体において、1分子当たり
、16〜72個の炭素原子を有する脂肪アルコールが特に好適である。これに関し、
特にWO98/49114の開示を参照することができる。特に好適なロウ類をベースとす
る風乾時間調節用増量材は、Cognis Deutschland GmbH, Duesseldorf/DEによっ
て市販されているLoxanol(登録商標)842DP(水性分散体)およびLoxanol(登
録商標)P(無水の粉末形態の固体)である。
【0068】 本発明の好適な一具体例によれば、成分(D)は、0.1〜2.0重量%の用量で使
用される。
【0069】 成分(E) 本発明の被覆組成物の成分(E)は、レオロジー添加剤から構成される。当業
者に既知のレオロジー添加剤、好適には層状ケイ酸塩またはポリ(メタ)アクリ
レートまたはセルロースエーテルまたはいわゆる会合型増粘剤を、単独または組
合せて使用することができる。
【0070】 好適には、層状ケイ酸塩と、疎水性変性ポリエーテルウレタン(HEUR)または
疎水性変性ポリエーテル(HMPE)とを組み合わて使用する。疎水性変性は、前記
したタイプの化合物分子において疎水性基が存在することを意味する。特に好適
なHEURは、G. Schulte, J. SchmitzおよびR. Hoefer, Additive fuer waessrige
Systeme und umweltfreundliche Lacke, Welt der Farben, 28-31(12/1997)に
記載されている無溶剤型HEURおよびDE-A-42 42 687開示の疑似塑性型HEURである
【0071】 本発明の好適な一具体例によれば、成分(E)は、0.1〜3.0重量%の用量で使
用される。
【0072】 成分(F) 本発明の被覆組成物の成分(F)(水)は、1.0〜12.0重量%の用量で使用する
のが好適である。
【0073】 成分(G) 当業者に既知の他の添加剤および/または加工助剤は、本発明の被覆組成物の
成分(G)として使用される。その例示は、着色剤、セメント、砂利、脱気剤、
脱泡剤、分散助剤、沈降防止剤、促進剤、遊離アミン、流動性調節剤、伝導性向
上剤である。
【0074】 本発明は、本発明の組成物についての、特に建築産業において、レベリングコ
ンパウンドまたは絶縁コンパウンドとしての使用を提供する。床用組成物として
使用が、特に好適である。
【0075】 (実施例) (1)使用材料 Waterpoxy 751: 単離したアミン付加物を、水中に溶解したものであって、これ
は、エポキシ樹脂系エマルジョンおよび標準液体エポキシ樹脂を硬化するのに使
用される(Henkel KGaA, Duesseldorf, DE) Minex S 20: カスミ石セン長岩: Quarzwerke GmbH, Frechen, DE Quarzsand H33: Haltener ケイ砂: Quarzwerke GmbH, Frechen, DE Schwerspatmehl C 14: 硫酸バリウム:Sachtleben Chemie GmbH, Duisburg, DE Calcicoll W7: 結晶性天然炭酸カルシウム: Alpha Calcit Fuellstoff GmbH, Co
logne, DE Bentone EW: 高純度で容易に分散可能なスメクタイトをベースとするレオロジー
添加剤: Rheox Inc., Hightstown, NY, USA Heucosin Grau (タイプG 3011, N): 顔料組成物: Dr. Hans Heubach GmbH, Lang
elsheim, DE Dowanol TPM: トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、異性体混合物: R
eininghaus-Chemie GmbH, Essen, DE Loxanol DPN: 風乾時間延長用液体エマルジョン: Henkel KGaA, Duesseldorf, D
E Foamaster 223: 低臭気エマルジョン塗料用の消泡剤: Henkel KGaA, Duesseldor
f, DE Nopco DSX 1550: 水性塗料用の非イオン性レオロジー添加剤:水/ブトキシジグ
リコール中、ポリウレタンプレポリマー Chem-Res E 30: ビスフェノールA/ビスフェノールFをベースとする液体エポキ
シ樹脂(中程度の粘度): Henkel KGaA, Duesseldorf, DE
【0076】 (2)組成物 実施例1 ディソルバーを用い、表1に掲げた各成分を一緒に連続的に撹拌して、当該成
分からなる混合物を製造した。得られた混合物100重量部に対し、Chem-Res E 30
(本発明の組成物の成分(A))15重量部を添加した。
【0077】
【表1】
【0078】 なお、上記系全体に存在する水(本発明の組成物の成分(F))の総重量は、
表1の最下段に示した量のみだけではない。なぜなら、成分(B)を介して多量の
水が組成物中に導入されているからである。
【0079】 実施例2 ディソルバーを用い、表2に掲げた各成分を一緒に連続的に撹拌して、当該成
分からなる混合物を製造した。得られた混合物100重量部に対し、Chem-Res E 30
(本発明の組成物の成分(A))15重量部を添加した。
【0080】
【表2】
【0081】 なお、上記系全体に存在する水(本発明の組成物の成分(F))の総重量は、
表1の最下段に示した量のみだけではない。なぜなら、成分(B)を介して多量の
水が組成物中に導入されているからである。
【0082】実施例3 ディソルバーを用い、表3に掲げた各成分を一緒に連続的に撹拌して、当該成
分からなる混合物を製造した。得られた混合物100重量部に対し、Chem-Res E 30
(本発明の組成物の成分(A))15重量部を添加した。
【0083】
【表3】
【0084】 なお、上記系全体に存在する水(本発明の組成物の成分(F))の総重量は、
表1の最下段に示した量のみだけではない。なぜなら、成分(B)を介して多量の
水が組成物中に導入されているからである。
【0085】 (3)性能特性 上記実施例1〜3は、一般に、以下の性能特性を有することを特徴とする。 本発明の組成物は、実質的に無溶剤系である。 本発明の組成物に用いた充填材の沈殿は、最小である。 砂および充填材からなる沈殿物は、容易に撹拌することができる。 本発明の組成物は、自己レベリング(セルフレベリング)特性を示すことがで
きる。 本発明の組成物は、従来品に比し、耐薬品性が改善されている。 砂を充填材として含む組成物は、厚い層として適用することができる。 本発明の組成物に対し、遊離のアミンを、相溶性の問題を起こすことなく、容
易に混合でき、これにより、特殊な特性を達成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トルステン・ロロフ ドイツ連邦共和国デー−40597デュッセル ドルフ、エルランガー・シュトラーセ45番 (72)発明者 マルティン・ハルツィベク ドイツ連邦共和国デー−40589デュッセル ドルフ、ヒンター・デン・ヘーフェン5番 (72)発明者 ヴィンチェンツォ・フォリアニーシ イタリア、イ−20136ミラノ、ヴィアラ・ ブリニー44番 Fターム(参考) 4J038 BA092 BA212 CG142 DB061 DF022 DF042 DG322 FA272 HA026 HA036 HA066 HA156 HA216 HA286 HA376 HA446 HA456 HA466 HA526 HA546 KA03 KA07 KA08 MA02 MA10 NA04 NA11 NA21 NA23 NA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性被覆組成物であって、 当該組成物は、 (A)ビスフェノールAおよび/またはビスフェノールFと、エピクロロヒドリン
    との反応生成物の形態である、エポキシ樹脂5.0〜50.0重量% (B)水希釈可能なエポキシ樹脂硬化剤5.0〜55.0重量% (C)充填材10.0〜80.0重量% (D)ロウ類をベースとする、風乾時間調節用増量材0.1〜5.0重量% (E)レオロジー添加剤0.1〜5.0重量% (F)水1.0〜20.0重量%、および (G)他の添加剤および/または加工助剤0〜70重量% を含んでなること、および 成分(A)〜成分(G)の重量割合の合計は、100重量%である ことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)として、20℃で液体のエポキシ樹脂を用いる請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)として、ビスフェノールAと、エピクロロヒドリン
    との反応生成物の形態である、20℃で液体のエポキシ樹脂を用いる請求項1また
    は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 成分(A)の用量は、5〜30重量%である請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 成分(B)の用量は、5〜25重量%である請求項1または2記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 成分(C)の用量は、50〜70重量%である請求項1〜5のいず
    れかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分(D)の用量は、0.1〜2.0重量%である請求項1〜6のい
    ずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 成分(E)の用量は、0.1〜3.0重量%である請求項1〜7のい
    ずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(F)の用量は、1.0〜12.0重量%である請求項1〜8のい
    ずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の組成物についての、レベリ
    ングコンパウンドまたは絶縁コンパウンドとしての使用。
JP2001539031A 1999-11-13 2000-11-04 エポキシ樹脂含有水性被覆組成物 Pending JP2003514948A (ja)

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