JP2003514427A - エントロピック・コードを持つ符号化データを復号する方法とそれに対応する復号デバイスおよび伝送システム - Google Patents

エントロピック・コードを持つ符号化データを復号する方法とそれに対応する復号デバイスおよび伝送システム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アルファベットの各ワードに識別ビット・シーケンス(シーケンス長は前記ワード出現確率の関数である)を関連付けするエントロピック・コードにより符号化された送信ディジタル・データに相当する受信済ディジタル・データを、各遷移が前記ワードの1つに対応するシーケンスのビットの内の1つのバイナリ値0または1に対応する復号化格子を使用して復号化する方法に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はディジタル・データ信号の伝送または放送の分野に関する。より詳細
には、本発明は送信されたディジタル信号の復号、特にソース・復号に関する。
より具体的には、本発明は、VLCすなわち可変長コードのような、エントロピ
ック・コードを使用するソース符号化法を用いて符号化されたデータの復号に適
用できる。
【0002】 現在、一般に使用されているディジタル通信システムは、一方でソース符号化
を用い、他方でチャネル符号化を用いる符号化システムに依存している。従来の
方法では、これら2つの符号化システムは別個に最適化されている。ソース符号
化の目的は送信されるソース信号の冗長度を最大限低減することである。一方、
すべての送信に固有の外乱からこの情報を保護するために、チャネル符号器は制
御された冗長度を導入する。
【0003】 現時点では、ソース(オーディオ、画像および/またはビデオ・ソース)の符
号化の最良結果は、一般にVLCに関連付けされた離散コサイン変換(DCT)
またはウェーブレット法を用いて得られている。従来、チャネル符号化がターボ
コード[1](本発明の説明の理解を助けるために、参考文献を付録Cに集めて
いる)、一般的にはソフト・デシジョンの反復デコーダのコードを用いている。
これら方法は、Shannon[2]により定義された理論的限界にほぼ達して
いると認識されている。
【0004】 しかし、ソース符号化とチャネル符号化との間の最適化は、無限大に近い長さ
を持つコードに対してだけ保証される。したがって、有限長のチャネル・コード
に加えて、結合ソース−チャネル符号化および/または復号・システムを得るた
めの研究が行われてきた。
【0005】 このように、本発明はエントロピック・コードの復号に関するものであるが、
詳細には、限定されるものではないが、エントロピック・コードを用いるシステ
ムの結合ソース−チャネル復号に関する。
【0006】 組合わせ復号は多くの応用分野を有し、例えば、具体的にはMPEG 4(Mo
ving Picture Expert Group)標準に準拠するビデオ画像伝送に利用される。
【0007】 可変長コードは公知である。例えば、付録Aはハフマン・コード(Huffm
an code)の簡単な内容を記載している。以後に述べる本発明の特定の実
施形態は、このタイプのエントロピック・コードに、特に(ただし、これに限定
されない)、適用できる。
【0008】 可変長コードは、送信信号に占有される帯域の制限においてきわめて重要であ
るが、それらの使用は送信のエラー耐性を低下させる。さらに、復号の際にソー
スのアプリオリ確率(a priori probability)を使用するのが難しい。この理由
は、ワード長が定義により可変であるため、各ワードの始点と終点を認識できな
いためである。
【0009】 これら可変長コードの使用に関係する結合ソース−チャネル復号に対して、各
種の方法が提案されてきた。詳細には、 K.SayoodとN.Demir[4]は、VLCワードの復号を提案して
いる。このタイプの復号には2つの大きな欠点が見られる。それらは、異なるV
LCワードの数により急速に増大する格子複雑性と、記号(またはワード)レベ
ルに留まる復号とである。
【0010】 Ahshun H.MuradとThomas E.Fuja[5]は、超格
子法(super-lattice method)を提案している。この方法では、復号格子がチャ
ネル・デコーダの格子、ソース・デコーダの格子、およびソースを表わす格子の
積により得られるものである。この方法には、明らかに、復号の複雑性による限
界がある。
【0011】 K.P.SubbalaskshmiとJ.Vaisey[6]は、各ワード
の始点と終点を認識するために使用でき、それにより送信されるVLCワードに
利用できるアプリオリ情報の使用が可能になる、格子構造を提案している。この
デコーダはワードに関して作用し、復号されるビットの関する付帯情報を送らな
い。
【0012】 Jiangtao WenとJohn D.Villasenor[7]は、
ワードに関して作用し、復号されたシーケンスの信頼度値を送る復号ブロックを
使用する。このデコーダはアプリオリ情報として、受信したシーケンス内のVL
Cワードの数を使用する。
【0013】 本発明の目的は詳細には、これら従来技術のさまざまな欠点を克服することで
ある。
【0014】 具体的には、本発明の目的は、特に分離(タンデム)復号手法に関して、記号
誤り率の低減を達成するために使用されるエントロピック・コードを用いて符号
化されたデータを復号する方法を提供する。
【0015】 具体化態様に関し、本発明の目的は、既知の方法に比較して非常に簡単なこの
種の復号方法を提供することである。
【0016】 詳細には、本発明の目的は、特にエントロピック・コードにより考慮される異
なるワードの数が多いときに、妥当な操作複雑性を持つこの種の復号方法、すな
わち実際に妥当なコストで用いることができる方法を提供することである。
【0017】 また、本発明の目的は、チャネル復号動作で利用できる信頼度ビット(confid
ence bit)を送出するこの種の方法を提供することである。
【0018】 言いかえると、本発明の特定の目的は、エントロピック・コード、特にVLC
およびRVLC(Reversible variable length code)に良好に適合する結合ソ
ース−チャネル復号の方法を提供することである。
【0019】 本発明のさらに別の目的は、既知のチャネル・コード、特にターボコードを用
いるするエンコーダを用いて得られる性能を改良するこの種の復号方法を提供す
ることである。
【0020】 これらおよび同様の他のものの目的は、以下により詳細に述べるが、送信され
たディジタル・データに相当する、受信したディジタル・データを復号する方法
によって達成される。この送信されたデジタル・データは、ビットの異なるシー
ケンスをアルファベットのワードの各々に関連付けするエントロピック・コード
により符号化されており、前記シーケンス長は前記ワードの出現確率に依存して
いる。
【0021】 本発明によれば、この方法は、各遷移が前記ワードの1つに対応するビットの
シーケンス内のビットの1つのバイナリ値0または1に対応させる復号格子を用
いる。
【0022】 言いかえると、本発明は、可変長コードの復号に対する新規の方法を基本にし
ている。この方法は、考慮しているおよび考慮していないビット・レベルにおけ
る遷移であり、従来はワード・レベルの遷移または記号レベルの遷移である。
【0023】 この方法は新規の方法であり、自明ではない。当業者には、記号が可変長を有
するという事実は、その記号の始点と終点を認識するには記号レベルで作用する
必要があることは理解されるところである。本発明は、このことが必須でないこ
とを示す。
【0024】 さらに、ビット・レベルでの作用である事実により、チャネル・デコーダで利
用できる情報を得て、それにより結合符号化が可能になる。これについては、以
下で詳細に述べる。
【0025】 前記エントロピック・コードは、ルート・ノード、複数の中間ノードおよび複
数のリーフ・ノードを備えるバイナリ・ツリーの形態を取り、また前記ワードの
1つに対応するビットのシーケンスは、前記ルート・ノードから前記ワードに関
連するリーフ・ノードまでの前記バイナリ・ツリーの順次遷移を考慮に入れて形
成される。この場合、有利には、前記格子の各ステージの状態は、前記ルート・
ノードおよび前記リーフ・ノードのすべてに対応する、極値状態と認識される単
一状態と、前記中間ノードの各々に対し中間状態と呼ばれる明確な状態とを含む
【0026】 このようにして、限定された数の状態を持つ単純な格子が得られる。
【0027】 好ましくは、尤度情報が前記格子の各遷移に関連付けされる。この時、有利に
は、前記尤度情報は、第1に伝送チャネルを表わす情報と、第2に前記エントロ
ピック・コードのアプリオリ情報とを考慮に入れたメトリックである。
【0028】 例えば、前記アプリオリ情報は、以下を含むグループに属する。 用いられるエントロピック・コード、および/または コードの前記ワード各々のアプリオリ確率、および/または 送信されるワードの数、および/または 係数の境界線値。
【0029】 したがって、以下の確率を前記遷移の各々に対し計算できる。
【数2】 上式の情報およびパラメータは以下に説明する。 前記エントロピック・コードは特に以下を含むグループに属する; ハフマン・コード 可逆可変長コード(RVLC)。
【0030】 好ましくは、RVLCコードの場合、前記アプリオリ情報が、前記格子を通る
パス内の前進フェーズと、前記格子を通るパス内の後退フェーズとに対し使用さ
れる。
【0031】 本発明はまた、受信したディジタル信号の結合ソース−チャネル復号の方法に
関する。この方法を基にして、ソース符号化が、アルファベットのワードの各々
を持つ異なるビット・シーケンスに関連するエントロピック・コードを用いる。
前記シーケンス長は前記ワードの出現確率の関数である。
【0032】 本発明によれば、この結合復号方法は、少なくとも1つの復号格子を使用して
ソース復号操作を用いる。前記格子の各遷移は前記ワードの1つに対応するビッ
ト・シーケンスのビット内の1つのバイナリ値0または1に対応する。前記ソー
ス復号操作はチャネル復号に対して情報を送出する。
【0033】 有利には、チャネル復号は、並列方式のまたは直列方式で用いることに依存す
ることができるターボコード・タイプの復号を用いることができる。
【0034】 有利には、本発明の結合復号方法は反復を用いることに依存する。
【0035】 この場合、反復の各々は、チャネル復号ステップとソース復号ステップとを順
次含み、前記チャネル復号ステップが前記ソース復号ステップで考慮に入れた1
つのチャネル情報を送出し、前記ソース復号ステップが前記チャネル復号ステッ
プを考慮に入れたアプリオリ情報を送出する。
【0036】 詳細には、この方法は以下のステップを含むことができる。 第1チャネル復号ステップ、 前記第1チャネル復号ステップにより供給される、第1ソース復号ステップ、 前記復号で用いられるインターリーバと同一インターリーバを通して、第1チ
ャネル復号ステップと前記第1ソース復号ステップとにより供給され、かつ、前
記インターリーバと対称のデインターリーバを通して、前記第1チャネル復号ス
テップを供給する、第2チャネル復号ステップ、 前記デインターリーバを通して、前記第2チャネル復号ステップにより供給さ
れ、かつ前記第1チャネル復号ステップを供給する、第2ソース復号ステップ。
【0037】 別の態様によれば、本発明はまた、受信したディジタル信号を結合ソース−チ
ャネル復号する方法に関するものであり、ソース復号操作が異なるビット・シー
ケンスをアルファベットのワードの各々に関連付けているエントロピック・コー
ドを用いる。前記ビット・シーケンス長さは前記ワード出現確率の関数である。
前記方法はチャネル符号化格子と同様のチャネル復号格子を用いる。この場合、
各ステージの各状態について、前記格子のパスの方向に関して、過去から復号さ
れたビットの、この状態を通るシーケンスを表わす情報が関連付けられており、
前記エントロピック・コードおよび/または情報を表わすツリー内で考慮された
ビットの位置、および/または、復号されたワードの数を確認する情報、および
/または前記復号されたビットにより取込まれた値、を確認する。
【0038】 この場合、有利には、前記状態の各々に対し、結合復号方法は以下のステップ
を含む。 前記状態に入って来る2つのブランチに対し、チャネルメトリックとソースメ
トリックとを追加し、 得られた2つの新しいメトリックを比較し、短い方のメトリックを選択し、 位置を指定する前記情報が1つのワードの最後を示す場合、ツリーのリーフで
あるノードを考慮し、ワードの最後を示さない場合は、ツリーの次のノードまで
通過する。
【0039】 好ましくは、この方法は、例えば以下のステップを含む反復手順を用いる。 チャネル復号格子を用いる第1チャネル復号操作ステップであって、前記格子
に対し、各状態が、前記エントロピック・コードを表わすツリーで考慮されたビ
ットの位置を指定できる情報を有するステップ、 復号で用いられるインターリーバと同一インターリーバを通して、第1チャネ
ル復号により供給され、かつ、前記インターリーバと対称のデインターリーバを
通して、前記第1チャネル復号ステップを供給する、第2チャネル復号操作のス
テップ、 前記デインターリーバを通して、前記第2チャネル復号により供給されるソー
ス復号操作のステップ。
【0040】 さらに、この場合は、(並列または直列)ターボコード・タイプ復号が用いら
れる。
【0041】 有利には、前記ターボコード・タイプ復号の各反復は、行と列を有するブロッ
ク・マトリクスを用いる。この場合、行復号操作(または列復号操作)を用いた
後、列復号操作(または行復号操作)を用いる。これは前記行復号操作(または
列復号操作)に対しアプリオリ情報が使用される。
【0042】 この場合、好ましくは、各行(または列)はk個の情報ビットとn−k個のパ
ディング・ビットにより形成されるコード・ワードに対応し、各々1つのアプリ
オリ情報は前記k情報ビットに対して使用される。
【0043】 詳細には、使用されるコードがRVLCコードのとき、有利には、チャネル復
号格子とソース復号格子とを連結する。前記チャネル復号はソースの1つのアプ
リオリ情報により制御される。
【0044】 この時、チャネル復号格子を通過するパス上のソースにより認定されないシー
ケンスを最も確からしい(most probable)認定されたシーケンスに置換えるス
テップに関連付けて、「List−Viterbi」アルゴリズムとして知られ
る、並列または直列方式のアルゴリズムを適用するか、またはチャネル復号格子
の前進および後退方向に、「SUBMAP」として知られるアルゴリズムを適用
することができる。
【0045】 好ましくは、復号方法はまた、復号されるコード・ワードのシーケンスの最後
を検出するステップを用いる。
【0046】 この検出ステップは具体的には、以下のグループに属する方法の少なくとも1
つの方法を用いることで可能になる。 送信において、情報のシーケンスの最後を挿入し、 パディング・ビットを挿入して、チャネル・デコーダの格子を既知状態の最後
を送られたシーケンスに関連付けし、 「テールバイティング(tail-biting)」として知られる方法を利用し、 循環格子を使用する。
【0047】 有利には、前述とは異なる実施形態において、さらに前記方法は、コード・ワ
ードと同様の多くの送出および到着ワードが発生する単一初期状態入(d0)を
有する、短縮された記号格子により、最も確からしい認定されたシーケンスを検
索するステップを含む。
【0048】 当然、本発明はまた、前述の復号方法の1つを用いるすべてのディジタル・デ
ータ・デバイス、ならびに送信におけるエントロピック・ソース符号化操作およ
びチャネル符号化操作と、受信における前述の復号操作とを用いるディジタル信
号伝送システムに関連する。
【0049】 本発明の他の特徴と利点とは、簡単な、実例を示す、比限定的な例と添付図面
とによって与えられる、本発明の好ましい実施形態の以下の説明から明らかにな
るであろう。
【0050】 (好ましい実施形態) 1.はじめに 本発明の目的は、ソースのアプリオリ情報、VLCコード・ワードの確率また
はワード間の遷移の確率を使用して、記号の誤差率を低減する復号方法を提供す
ることである。デコーダがビット・レベルのソースのアプリオリ情報を使用する
場合に、この低減効果が大きいことが判明した。なぜなら、チャネル復号に関す
る情報はこのビット・レベルだけで抽出できるからである。
【0051】 現在まで、VLCコードの復号に対し提案された方法の大部分は、ワード・レ
ベル(または記号レベル、これら2つの用語は以下では区別せずに使用する)で
動作し、したがって、ビット・レベルの外部情報を提供できない。さらにこれら
の方法は、ほとんどの場合極めて複雑であり、その結果、送信される異なるワー
ドの数が増加すると、実際には実現不可能である。ビット・レベルで試みた復号
の唯一の例が[5]に示されている。明らかに、この方法は操作が非常に複雑で
、すぐに実現が不可能になる。
【0052】 これとは対称的に、本発明の方法を使用すれば、最適ワード・シーケンスだけ
でなく各ワードのビットの各々に関連する信頼性(dependability)を決定でき
る。これを実現するために、本発明はソースのアプリオリ情報、すなわちVLC
コードのアプリオリ確率(a priori probability)、またはコードのワード間の
Markov遷移のアプリオリ確率を使用する。
【0053】 有利には、この方法はターボーコード・タイプの反復方式に使用して、伝送性
能を改良できる。
【0054】 2.表記 以後は、次の表記を使用する。 ソフト・デシジョンとは、ノン・バイナリ法の現実の決定に相当する。この決
定のしきい値設定操作がハード・デシジョンを与える。 Eb/No比とは、有効ビット当り受取られたエネルギーをノイズの単一格子ス
ペクトル密度(mono-lateral spectral density)で割った値に相当する。 画像のDC(直流成分)帯域とは、ウェーブレットまたはDCTによる変換後
の画像の直流成分である。 受取られたビット・シーケンスは、XまたはYの参照符号を付けられる。この
シーケンスはxi参照符号のワードから構成され、これらワードはxijの参照符
号のビットから構成される。 p(a)=Pr{xi=a}という表記が使用される。 RVLC <<可逆 VLC>>[8]は、ワードが両方向に復号されている
可変長コード(variable length code)である。 SISO(<<Soft−In Soft−Out>>)は入力としてソフト
値を持ち、ソフト出力を送出する。
【0055】 3.可変長コードのソフト・ソース復号 付録Bに、独立記号を発生するランダム・プロセスまたはMarkovian
ランダム・プロセスのどちらかでソースをモデル化することにより、ハフマン・
エンコーダ(付録A参照)により送信された可変長ワード・シーケンスからどの
ように情報を抽出できるかを示す。
【0056】 図1はバイナリ・ツリーの形態の代表的ハフマン・コードを示す。このコード
は、確率p(a)、p(b)、p(c)、p(d)およびp(e)とそれぞれの
長さ3、3、2、2および2とを持つ5つのワードa、b、c、d、eから構成
される。
【0057】 対応する符号化テーブルは以下に示す。
【表1】
【0058】 ビット・レベルを考える場合、本発明の方法によれば、図1のツリーを格子形
態で記述するには4つの状態が必要である。これらの状態は記号の始点と終点に
対してはd0、中間位置に対してはd1、d2、d3である。しかし、記号レベ
ルでは、図2に示すように、ただ1つの状態d0だけで十分である。したがって
、このように定義された短縮記号格子は単一状態d0を持つ格子であり、その格
子から現存のVLCと同数の出力ブランチと到着ブランチが発生する。図1の例
では、各状態(t−2、t−1、t)で、この格子はワードa、b、c、dおよ
びeに対応する5つのブランチを有する。
【0059】 短縮格子記号は、ワード・レベルでの作用において、ソースのワードのアプリ
オリ確率を使用する。またこの格子を、Markov確率を使用する復号におい
て、相補格子(complementary lattice)として使用することも可能である。以
下で明らかになるように、有利にはこの短縮格子を、本発明の復号に対する補完
として用いることができる。
【0060】 4.本発明によるビット・レベルでの復号 従来技術によれば、VLCソースを復号する方法では、ワード・レベルにおい
てVLCワードのアプリオリ確率を使用していた。これにより、復号されるシー
ケンスの各ビットの信頼性を送る必要を回避する。以下に、ワードのアプリオリ
確率を分解して、ビットのアプリオリ確率を生成する方法を示す。次に、この方
法に依存する復号方法を述べる。
【0061】 4.1 ビット・レベルにおけるVLCコード・ワードのアプリオリ確率の使
用 ここでは、ワードの確率をバイナリ確率の積に分解する方法を説明する。
【0062】 ワードaの例を取ることにする。図1のツリーにより、以下の式を得る。
【数3】
【0063】 この確率は次の式にしたがって分解できる。
【数4】
【0064】 このため、確率p(a)は、ワードaのビットの各々に関連付けされた3つの
確率の積になる。
【0065】 復号されるワード内のビットの位置を示す格子を用いて、これらバイナリ確率
を使用してバイナリ「ソフト」復号を用いる。
【数5】
【0066】 例えば、ワードaの第2位置にあることが既知の場合、そのブランチ上で使用
される確率は以下のようになる。
【数6】
【0067】 ワードaおよびk=0、1、2に対し、ワードaの確率を計算すると以下のよ
うになる。
【数7】
【0068】 図1のツリーは即座に回答を与える。以下の式が、異なるツリートップにおい
てそれから導き出される。
【数8】
【数9】
【0069】 この計算は、実際のハフマン・コードの場合に対しては容易に一般化できる。
C=(Wi)をハフマン・コード・ワードのセットとして以下のようにする、す
なわち、
【数10】 をそれのk第1ビットがワードxiのk第1ビットに等しいワードの指数のセッ
トとし、また
【数11】 をそれのk番目のビットがs(s({0,1})に等しいワードのSkの指数であ
るとすると、以下の式が得られる。
【数12】
【0070】 計算の原理が、独立ワードのソースの場合としてここに示されている。Mar
kovソースに対しても、この原理は、計算される確率の各分布が前に求めたワ
ードに依存することは除いては、同一である。このように計算は前のワードの可
能性すべてに対し用いる必要がある。
【0071】 VLCコードのワードのすべてに対しこの分解を用いると、バイナリ確率の使
用を可能にする短縮バイナリ格子が得られる。バイナリ確率の積へのp(a)、
p(b)、...の分解は、バイナリ確率とワードの確率との間に一定の関係を
必要とする。これらの関係が維持されるのは、ツリーのブランチと格子のブラン
チとの間に全単射(bijection)がある場合だけである。格子は、各ワード内の
ビット位置を与える最小限の複雑性を持ち、同一並列ブランチ(すなわち、同一
開始状態、同一到着状態および同一ラベル)を回避する必要がある。
【0072】 4.2 短縮バイナリ格子(<<SISO−huff>>と呼ばれる) 最初に、短縮バイナリ格子の構成アルゴリズムを述べる。次に、この格子に関
する復号アルゴリズム、特にアプリオリバイナリ確率の使用について説明する。
【0073】 4.2.1 短縮バイナリ格子の構成アルゴリズム 格子の初期化 格子の第1状態は、状態0:ツリーの起点 i=1 構成ループ { VLCテーブルの各ワードに対しForループを実行 このワードの各ビットに対しForループを実行 状態の構成 このビットにより表記されたツリーのブランチの開始状態が格子の状態に関連付
けされていない場合、状態格子を加える、状態I i++ ブランチの到着状態が格子の状態に関連付けされていない場合 それがツリーの非端末ノードに相当する場合 状態を格子に加える、状態j(j=i) i++ その他の場合、この状態を状態j(j=0)に関連付ける ブランチのラベリング ブランチが存在しない場合、状態iと状態jとの間に、処理されるビットにより
表記されるブランチを作成する }
【0074】 本明細書の例では、図3の格子はこのようにして得られた。 この格子はワード内のビット位置を与える。現在の状態が状態iの場合、ツリ
ーから、格子の状態iとツリーの位置jとの間の全単射一致(bijective corres
pondence)が存在するために、現在位置は処理されるワードの位置jであること
が認識される。
【0075】 4.2.2 短縮バイナリ格子から復号する復号アルゴリズム 以下に述べるシミュレーションに対するこの格子に使用する復号アルゴリズム
は、並列ブランチを処理するために[14]のBenedettoにより修正さ
れたBCJR(Bahl Cocke Jelinek Raviv)[13]
のアルゴリズムである。
【0076】 各ブランチに関し計算されるメトリックは、チャネルに関しての有効情報と前
に計算されたアプリオリ確率とを考慮に入れる。より詳細には、ブランチに対す
る計算式[15]は以下のようになる。
【数13】
【0077】 離散的な時点kでは、ペア(xk,xp k)は、受信されたビットの尤度のペア
であり、dk-1とdkはそれぞれブランチの出力および到着状態である。akはブ
ランチに関連付けされた情報ビットである。
【0078】 式(14)の連続した最初の2つの項はチャネルに有効な情報と呼ぶ。第3項
【数14】 はアプリオリバイナリ確率に相当する。
【0079】 一般には、ソースのこのアプリオリ情報は多くの以下のタイプにできる: アプリオリ情報が、ハフマン・コ−ド・テーブルの、可逆(RVLC)または
非可逆の情報に相当する。この場合、アプリオリ情報はセット{0,1,0.5
}に属する確率から構成される。 または、アプリオリ情報が、ハフマン・コ−ド・テーブルの、可逆または非可
逆の情報、および関連ワードの確率の情報に相当する。この場合、アプリオリ情
報はセグメント[0,1]に属する確率から構成される。 または、アプリオリ情報が、送られるワード数の情報、係数により取ることが
できるビット数または境界線値の情報に相当する。
【0080】 この格子は、BCJRまたはSOVA(「Soft Out Viterbi
Algorithm」)タイプのソフト・バイナリ復号に使用できる。Mar
kovアプリオリ確率の使用において、BCJRアルゴリズムが使用される場合
、ソフト復号は、各ステージに対し最も確からしい先行ワードを示す並列処理操
作を必要とする。この処理は短縮記号格子により達成される。この複雑性の増加
により、SOVAアルゴリズムまたはSUBMAPアルゴリズム[11]が優先
的に使用されることになる。
【0081】 4.2 一般化 提示した方法は、Huffmanテーブルがさらに多くのビット数を含む場合
にも容易に拡張できる。しかし、短縮バイナリ格子の複雑性はHuffmanテ
ーブルのワードの数の増加と共に増大する。
【0082】 RVLCコード[8]への本発明の方法の利用は、当然考えられる。<<SI
SO_huff>>ブロックの格子は別の方向の復号で使用できるが、これは複
雑性の増加を意味する。1つの代替方法は、「前進」フェーズに対しては1つの
方向のアプリオリ確率、および「後退」フェーズに対し反対の方向のアプリオリ
確率を使用することである。
【0083】 さらに、同等ハフマン・コード[17]の間を検索し、「SISO_huff
」ブロックのソフト復号に最適のものを見出すことも有効である。
【0084】 5.結合ソース−チャネル復号 5.1「SISO_huff」ブロック利用の原理 短縮バイナリ格子またはSISO_huff」は、SISOタイプ復号に対し
て使用され、したがって図4と同様の反復復号方式に使用できる。
【0085】 図4の各復号ブロック41〜44は、復号されるビットの外部情報を抽出し、
その情報を次のブロックに送る。異なるブロック間を流れる情報は、参考文献[
15]のように、外部的な(extrinsic)確率である。
【0086】 2つのチャネルデコーダDEC1およびDEC2、41と43から、2つの異
なる外部情報が、その情報が「SISO_huff」ブロック42または44に
より使用されているか、または別のチャネル・デコーダ41または43で使用さ
れているかに依存して、抽出される。次のチャネル・デコーダにより使用される
外部情報451および452は、従来ターボコードで使用される情報である。「S
ISO_huff」ブロック42、44により使用されている情報は、太字で示
され、461および462はこの第1の情報に相当し、その情報から以前の「SI
SO_huff」44、42ブロックから得られた情報を削除する。これは、反
復復号ブロックはすでに作成されている情報を使用する必要がないという規則に
従う目的でなされたものである。
【0087】 反復デコーダの全体構成は詳細には述べないが、それ自体は[1]で理解され
る。モジュールE471および472はインターリーバ(符号化操作で用いられる
ものと同一)であり、モジュールE*48はインターリーバと対称のデインター
リーバである。
【0088】 以下の情報を考慮に入れる。 Xk:送られた情報ビットに関する受信される尤度情報 Y1k:エンコーダ1から来るパリティ・ビットに関する尤度情報 Y2k:エンコーダ2から来るパリティ・ビットに関する尤度情報 Proba:アプリオリ確率 Hard_output:復号された情報ビット
【0089】 この方式は代表的な反復結合復号システムであり、このシステムでは、1つの
アプリオリ情報およびチャネルの情報がそれらの関連格子に対し順に使用される
。提案された第2方法に見られるように、チャネル・デコーダの格子に対しこれ
ら2つの情報の結合使用を考えることもできる。
【0090】 5.2 第2結合ソース−チャネル復号アルゴリズム 図4で提案された結合復号は2つの復号機能を、反復的および順次に用いる。
以下に、単一復号ブロックが両方の操作を同時に用いる方法を示す。この方法は
また、Markovソースの復号に適用できる。
【0091】 開発された概念は、(重畳またはブロック)チャネル・デコーダ格子およびツ
リーで表わすことができるソースによって形成されるすべての伝送チェーンに適
用できる。
【0092】 5.2.1 格子を構成するアルゴリズム 使用される格子はチャネルエンコーダの格子であり、新しく構成する必要はな
い。
【0093】 5.2.2 復号アルゴリズム 復号アルゴリズムはViterbiタイプのアルゴリズムである。このアルゴ
リズムは最も確からしいワード・シーケンスを復号する。メトリックの計算は、
チャネル上の情報(これは通常の場合である)だけでなくバイナリアプリオリ確
率を利用する。
【0094】 一般には、各ステージの各状態で、格子パスの方向に対して過去に復号された
ビットのシーケンス(この状態を通過する)に依存する関連する情報が有る。こ
の情報は特に、前記エントロピック・コードを表わすツリー内で考慮されるビッ
ト位置を指定できる。例えば、この情報はまた、復号されるワードの数または復
号される係数の取る値の確認でもある。
【0095】 この方法はHagenauer[15]により提示された方法と類似であるが
、ここでは可変長コードに適用される。
【0096】 最後に、このアルゴリズムはハフマン・ツリーのどのブランチが、チャネル・
デコーダ上で現在処理されているブランチに対応するのかを知る必要がある。こ
の情報は、アルゴリズムに対し、適正なバイナリアプリオリ確率(パラグラフ4
.1に従って計算され、アプリオリにテーブルに格納されている)を与えるのに
十分である。
【0097】 この情報には、各ステージに対してツリー内の最新のビット位置と、チャネル
・デコーダの格子の各状態とを維持することにより、容易にアクセスできる。
【0098】 チャネル・デコーダの各状態に対し、 各状態に対し、 { ACS(Add Compare Select)フィールド チャネルのメトリックとソースのメトリックとをその状態に入って来る2つのブ
ランチに加える 得られた2つの新しいメトリックを比較し、更新された小さい方のメトリックを
選択する。 ワードの最後に達する場合、 ノード=ツリーのルート そうでない場合 ノード=ツリーの次のノード }
【0099】 再度、図1のツリーの例を取上げる。アルゴリズムは、図5に示すように進行
する。考慮されるステージにおいて、2つの同時実行されるシーケンスが各文字
の第2状態に達する。各シーケンスは異なるVLCワードのストリングに相当す
る。実線で示された第1ワードはe、dの送出に相当し、点で示された第2ワー
ドはb、eに相当する。これらの各々に対するアプリオリブランチ確率P[S2
][0]およびP[S0][1]は、シーケンスに示されるノードSiおよびブ
ランチを表記するビット0または1に依存する。ブランチの確率を計算すると、
関係(6)により、従来のACSを実行することができる。
【0100】 この方法は極めて有用である。なぜなら、この方法は、「SISO_huff
」ブロックの解法と同様に、ハフマン・テーブルのサイズによる複雑性に制限さ
れず、極めて小さい範囲だけのチャネル・デコーダの本発明の複雑性を増加させ
るだけである。
【0101】 6.反復結合復号方式への第2アルゴリズムの利用 6.1 この方法の反復方式への利用 図6は、反復復号操作における使用方式を示す。第1デコーダ61は、同一格
子上のチャネル情報およびアプリオリ情報を使用する。しかし、第2デコーダは
、参照符号Eのインターリーバ63がVLCコード・ワード間の関係を破壊する
ため、使用できない。このインターリーバは、確率p(0)およびp(1)(ほ
とんどの場合は異なる)を使用する。
【0102】 6.2 2つの結合復号方法の全体 前述の両方の方法は、図7の例で与えられる方式のような反復方式に使用でき
る。この図では、表記は前述の表記と同一である。
【0103】 ワード間の関係を維持するインターリーバを備えることにより、最適バイナリ
・インターリーブとワードのアプリオリな構成の保存との間の折り合いを実現す
る。
【0104】 7.ブロックのターボコードの場合 ブロックのターボコードの各反復は、行のソフト(重み付け決定)復号と、そ
の後の列のソフト復号(またはその逆順序)を含む。以下に述べる方法は、アプ
リオリ情報を行の復号操作上で使用しても、または列の復号操作上で使用しても
、同様の手順で使用される。同一の手順において、重畳ターボコードに対し、ア
プリオリ情報は1方向だけ(行または列)に使用できることに注意が必要である
。この理由はインターリーバが別の方向に対しては、ビット順序を破壊するため
である。
【0105】 ブロック・マトリクスの各行(または列)は1つのコード・ワードに相当する
。k/nの発生を持つコードに対し、コード・ワードはk個の情報ビットとn−
k個の余剰ビットを含む。
【0106】 k個の最初のビットのセットを参照符号Kとし、n−k個のパリティ・ビット
を参照符号Mとすると、コード・ワードCのアプリオリ確率の式は以下のように
なる。
【数15】 したがってアプリオリ情報は各コード・ワードのk個の最初のビットに対して
使用される。
【0107】 そこから、ワードの確率は以下により与えられることが導き出される。 ソースから送られたワードが独立である場合は以下になる。
【数16】 送られたワードが一次のMarkov処理、例えば直流成分と見なすような副
帯域エンコーダの処理に従う場合、以下のようになる。
【数17】
【0108】 k個のビットの各グループの最後において、すでに到着しているハフマン・コ
ードのツリーのノードをメモリに格納して、図9に示すように、k個のビットの
後続グループの復号に使用できるようにする。この情報を送出して、コード・ワ
ードの各開始におけるの出発となるノードを確定できる。しかし、この方法は、
その分複雑性を増す。
【0109】 ターボコードの一般的復号方式は、ブロック・ターボコードまたは重畳ターボ
コードのどちらを使用しても、同一であることに注意すべきである。差異はイン
ターリーバ内と2つのデコーダDEC1およびDEC2の各々内にある。
【0110】 8. RVLCコードの場合 以下に、ソースのアプリオリ情報を使用してRVLCコードを復号する方法を
実現する本発明の変形形態を説明する。
【0111】 この方法の特定の形態は、格子パスの前進および後退フェーズにおける、RV
LCコードが両方向に復号される特性を利用する、ソースのアプリオリ情報の使
用である。
【0112】 8.1 RVLC復号の最新状況 可変長コードの強固性を増すために、RVLCコード[8]が提案されてきた
。 RVLCコードはハフマン・コードの拡張である。このコードは両方向の、前
置条件条件として既知の条件を確認する。したがって、RVLCワード・シーケ
ンスが1つの方向またはそれと別方向を取っていても、このバイナリ・シーケン
スは符号化されるエレメントを表わすことも、また同時に、別のエレメントのコ
ードの開始を設定することもできない。この2つの特性により、ハフマン・コー
ドの作成における、圧縮レベルの損失を発生し、かつ制約を要求する。RVLC
コードは対称または非対称のどちらにもできる。
【0113】 以下の例は対称の4つのワードのRVLCコードを示す。
【表2】
【0114】 さらに、これらコードを復号する方法のいくつかはすでに述べてきた。 R.BauerおよびJ.Hagenauer[20]は、チャネル・デコー
ダとソース・デコーダを結合する反復フレキシブル復号方法を提案しており、そ
の方法では、RVLCコードを表わすビット・レベルで使用される格子が存在す
る。 J.WienおよびJ.Villasenor[21]は、ビットのハード値
での作用におけるRVLCコードの可逆性特性を利用する簡単な方法を提案して
いる。
【0115】 8.2 List−Viterbiアルゴリズム用いるVLCの復号の現状 List−Viterbiアルゴリズムの使用を通して、シーケンスを分類し
、発現の確率順に記憶できる。この記憶により、最も確からしいシーケンスがア
プリオリ条件を確認できないときにも、特定シーケンスの使用が可能になる。
【0116】 このアルゴリズムは、デコーダが受取りおいて、送られたワード数を知るとき
の、VLCコードの復号に対し、MuradおよびFujaにより使用されてい
る[22]、[23]。
【0117】 8.3 RVLCコードのハードおよびソフト・ソース復号 8.3.1 RVLCコードのハード復号 ノイズ性のVLCまたはRVLCワード・シーケンスの復号において、特定エ
ラーが検出されて、対応するフレームの復号を停止させることがある。これらの
エラーには多くのタイプ[24]がある。 現在の限界を超える値 現在のテーブル以外のRVLCワード 予測数を超えて検出されらワード数
【0118】 最初の2つのタイプのエラーは、ハフマン・テーブルに存在しないワードの復
号に相当する。
【0119】 エラー検出は、復号を停止させ、エラーをほぼ集中化させる可能性がある。V
LCコードを用いて、フレームの残りを失うと考える。VLCコードを用いて、
最後(シーケンスが終了する場所が既知と仮定して)から開始して、エラーを検
出するまで、後方向に復号を開始できる。このように、RVLCを使用して、情
報の一部を回復できる。可能な復号方法は[22]にまとめられている。この方
法は、前進および後退方向の復号操作がエラーを検出する場合と、それらがエラ
ーを検出しない場合とを区別する。
【0120】 最初の2つのタイプのエラーを克服する1つの方法は、認定されたシーケンス
間から、受信されたシーケンスに最も関連のあるシーケンスに対し検索を行うこ
とにより、ハード復号操作を実行すう。この検索は、前述の短縮記号格子により
実行される。
【0121】 8.3.2 RVLCコードの結合ソース−チャネル・ソフト復号 現在までに、VLCおよびRVLCコードの結合ソース−チャネル・ソフト復
号に対し、いくつかの方法が提案されてきた。
【0122】 しかし最適方法は、非常に複雑であり、チャネル格子とソース格子との乗算方
法である[5]。
【0123】 最適に近い方法は、前述のチャネル格子とソース格子との直列配置方法であり
、アルゴリズムが反復される場合はインターリーバにより分離できる可能性があ
る[20]。この方法はVLCまたはRVLCテーブルのワード数の増加に伴い
、すぐに複雑になる。
【0124】 複雑性の少ない別の方法は2つの格子の連結と考えられる。この時、チャネル
復号は、前述の提案と同様に、ソースのアプリオリ情報を使用して制御される。
【0125】 3つの方法がターボコードとの結合で使用できるが、最後の2つは利得と計算
複雑性との妥協に関して考慮する必要がある。
【0126】 本発明による第1の新しい方法は、VLCの復号に対し参照される最後の方法
を基本にし、それを、並列または直列タイプのList−Viterbiアルゴ
リズム[25]を使用してRVLCコードに拡張する。RVLCコードの復号に
対してList−Viterbiアルゴリズムが必要な理由は、VLCコードの
復号の場合と同様に、シーケンスが受取りにおいてすべてが認定されないという
事実により説明できる。最も確からしい認定されたシーケンスを格納することに
より、それらを、チャネル・デコーダの格子に沿う復号フェーズにおいて、非認
定シーケンスの代替に再使用できる。
【0127】 この新しい方法は、実際のデータに適用されるVLCまたはRVLCの復号の
場合にも拡張できる。この実際のデータに対しては、例えばシーケンスのワード
数の追加のアプリオリ情報、係数が取ることのできる値の間隔の追加のアプリオ
リ情報が存在する。
【0128】 RVLCコードの復号の第2の新しい方法は、図10に示すように、復号の両
方向において、SUBMAP[26]のアルゴリズムに対しList−Vite
rbiアルゴリズムの同等アルゴリズムを使用する。SUBMAPのアルゴリズ
ムを用いて作用する利点は、操作モードから発生する。
【0129】 このアルゴリズムは3つのフェーズに細分される。 1つの方向にシーケンスを復号する「前進」フェーズ110、 反対の方向にシーケンスを復号する「後退」フェーズ111、 は前の2つのフェーズを使用して、復号されたビットのAPPを戻す事後確率
(APP)フェーズ112。
【0130】 RVLCの復号はまた、それらの2方向復号特性を通して両方向になされる。
チャネル符号化とソース符号化との類似性は、これら2つの方法の組合わせが有
利であることを立証できることを示す。したがって、チャネル・デコーダの格子
で受信されたシーケンスを復号する間、各復号方向はそれのアプリオリ情報11
3を使用できる。後退方向のアプリオリ情報を可能な限り最良に使用するために
、格子の最終状態を知ることは有利である。この情報は、それを送信するか、ま
たはパディング・ビットを置くか、または「テール−バイティング」または循環
格子法[27]のどれかにより得られる。
【0131】 使用されるアプリオリ情報には、すでに述べた2つのタイプがある。
【0132】 アプリオリ情報を使用してソフト・チャネル復号がなされると、得られたソフ
ト・シーケンスは必ずしも認定されるシーケンスではない。なぜなら、前進およ
び後退フェーズはこの条件を保証するが、APPフェーズは保証しないからであ
る。この時、このチャネル復号を、最も確からしい認定シーケンスを与える短縮
記号格子114のソースにより検査することが有利である。
【0133】 8.4 ターボコードを使用するソフト・ソース−チャネル復号 前述の復号方法はターボコード・タイプ方式に有利に適用できる。この時、チ
ャネル・エンコーダはターボコードに置換えられる。これにより、信号対ノイズ
比の範囲全体に渡り、低い信号対ノイズ比で得られた利得を維持できる。
【0134】 第1の方法では、ソース格子120は、図11に示される2つのデコーダの直
列に使用される。
【0135】 第2の方法は、前述の第2原理を取る。すなわち、チャネル格子は、図12で
説明したように、アプリオリ情報を直接使用する。以前の部分の場合と同様に、
「後退」方向においてアプリオリ情報を可能な最良の使用を行う。これは、格子
の最終状態を知るのに有効である。この情報は、それを送信するか、またはパデ
ィング・ビットを置くか、または循環符号化方法を使用するか、のどれかにより
得られる。この方法は、循環体系コード(RSC:Recursive Sys
tematic Codes)に対し、非体系コード(NSC)[28]に対す
る「テール−バイティング」方法である。
【0136】 9.性能 ハフマン・コードのソフト・デシジョン復号を実行する可能性はすでに示した
。すでに公開されている研究結果と比較すると、本発明の方法はビット・レベル
での操作が可能である。「SISO_huff」と呼ばれる重み付けされた入力
と出力を有するソース復号ブロックは、したがって、チャネル復号方式のターボ
コード・タイプに導入できる。別の可能性はソースのアプリオリ情報をチャネル
・デコーダで直接使用することである。この第2方法は明らかに複雑性が少なく
、「SISO_huff」を用いて得られる結果と同等の結果を与える。
【0137】 このタイプの方式により得られる利得は、第1には、ハフマン記号の確率また
は遷移のそれらの確率のアプリオリ情報を、第2には、チャネルのEb/No比の
アプリオリ情報を持つソースに対し使用されるモデルに依存する。
【0138】 本発明の内容を比較すると、本発明の結果は、対応するタンデム方式に関する
ものと評価する。10-2〜10-3のバイナリ誤差率の範囲内で、両方の新しい方
法は、それらの最初の反復で開始する0.5〜1dBの利得を提供し、NSC(
または非体系コーダ)を用いてこれを達成する。
【0139】 さらに、反復方式のターボコード・タイプでそれらを使用することにより、0
.5〜1.5dBまで性能を改良できる。利得は、S/N比および残留余裕に依
存する。さらに、両方の方法の結合使用は、さらに大きい累積利得を提供する。
【0140】 発表された利得値の拡大では、最大値は低い信号対ノイズ比で得られる。これ
により、伝送の操作範囲は大幅に広がる。ターボコード・タイプ方式では、これ
は、ターボコード効果の発揮の点で、対応するシフト、ここでは0.5〜1.5
dBのシフトを提供できる。
【0141】 チャネル・デコーダ格子の復号において、第1方法は、「SISO_huff
」格子の復号アルゴリズムの実行を必要とし、一方、第2方法はテーブルの更新
を必要とするだけである。さらに第1方法と同様に、第2方法はVLCテーブル
内のワード数と共に増加しない計算複雑性を有する。
【0142】 ハフマン・タイプの可変長コードの使用は非常に広範囲であるため、これらの
復号方法は多くの事例に適合できる。適用例は非常に多い。ハフマン・テーブル
は、例えば、内部符号化画像およびモーション・ベクタ符号化のDC帯域および
AC帯域係数を符号化するMPEG4標準に見られる。
【0143】 本発明はまた、画像符号化の標準適合または準標準適合システム、およびBR
AN(<<Broadcast Radio Network>>)のような無
線移動チャネルを表わすモデルを考慮に入れた、本格的規模の伝送システムで使
用可能である。
【0144】 付録A ハフマン・コード([18])はエントロピック・コードであり、このコード
は、平均より長いバイナリ長に関し低い確率を持つデータを符号化してソースを
圧縮し、短いバイナリ長に関し高い確率を持つワードを符号化する。ハフマン・
コードは広く使用されている。その理由は、記号当りのビットの小さい平均数を
与える、他の整数コード(記号がビットの全数に対して符号化されているコード
)が存在しないためである。ハフマン・コードの基本特性の1つは、バイナリ・
シーケンスが符号化されるエレメントを表わすことができず、同時に、別のエレ
メントのコードの最初の部分を構成できないことである。ハフマン符号化の特性
はバイナリ・ツリー構造により表わすことができ、その構成では、ワードのセッ
トがツリーのルートからツリーのリーフへのパスのセットにより表わされる。
【0145】 ハフマン・コードの構成を表わす多くの方法がある。最も簡単に表わす方法は
ツリー構造を基本にする。
【0146】 それぞれの確率p(ai)を持つN個のワードaiを取ることとする。ツリーは
それのN個の端末先端から構成される。
【0147】 各端末先端iは、確率p(ai)を割り当てされ、ワードaiのバイナリ分割を
提供する。
【0148】 ツリー構造のアルゴリズムは、各ステップで、前のステップの2つの最も低い
確率を加算して、その加算確率に割り当てられた先端でそれらを結合する。
【0149】 最後のステップで、確率1を持つ先端が得られる。これはツリーのルートであ
る。
【0150】 残りの実行すべきことは、1を持つ各選択端の右側ブランチと0を持つ左側ブ
ランチとに索引を付けることにより得られる、ツリーのブランチをラベル表示す
ることである。次に、確率1を持つ先端から先端iまでツリーを移動することに
より、ワードaiのバイナリ分割が得られる。
【0151】 説明例は、図6に示す4つのワードの場合を使用している。
【表3】
【0152】 付録B 独立またはMarkovian記号のソース復号 2つの最適構造が符号化シーケンスの復号に使用される。各々は異なる基準、
すなわち最尤(most likely)シーケンスの基準、またはMAP(maximum a pos
teriori;最大事後)基準と一般に呼ばれる最尤記号(most likely signal)の基
準を基にしている。
【0153】 1.Viterbiアルゴリズム 最尤シーケンスの検索はViterbiアルゴリズム[9]を用いて実行され
、そのアルゴリズムは、送出された最も確からしいシーケンスXと、既知である
受信したシーケンスYとを検索する。
【数18】 対数関数は狭義増加関数であるため、logP(X/Y)の最大に等しい。
【数19】 Bayes法則を適用すると、
【数20】 基準は以下になる。
【数21】
【0154】 Xにの後方情報はこれらを2つの項に分割できる。第1のlogP(Y/X)
はチャネルにより与えられた情報に関係し、第2のlogP(X)は送られたシ
ーケンスのアプリオリ情報に関係する。
【0155】 チャネルのノイズのサンプルが独立である場合、雑音P(Y/X)の定理は、
ワードxiおよびyiの各々を妨害するノイズの確率と、伝送されるビットxi j
よびyi jの確率との定理の積で表わされる。
【数22】 アプリオリ確率P(X)に関して、2つの仮定を考慮する。 ソースにより送信されるワードは独立である
【数23】 送出されるワードは、例えば、DC成分に関係する副帯域画像エンコーダの場
合のような、一次Markov処理に従う。この時以下の式を使用する。
【数24】
【0156】 従来、Viterbiアルゴリズムによる復号はACS(Add Compa
re Select)フェーズを含む。各ステージおよび各状態において、2つ
の同時発生シーケンスの各々に関連するブランチのメトリックを合計し、得られ
た2つのメトリックを比較し、小さい方のメトリックのシーケンスを選択する。
【0157】 2.MAPアルゴリズム MAPアルゴリズムによる復号は以下の規則に従ってなされる。
【数25】
【0158】 確率p(xi j=+1/Y)の計算は複雑である。この複雑性は性能コストの低
減で補われる。複雑性の少ないアルゴリズムはSUMMAPアルゴリズム[11
]と呼ばれる。
【0159】 3.デコーダの決定の重み付け この重み付けは、デコーダによりなされる評価において信頼性の高い情報であ
る。この「ソフト」の情報は、時には外部情報と呼ばれ、外部デコーダ、ソース
・デコーダ、または情報の受取りで機能する他のデバイスにより使用される[1
2]。
【0160】 いくつかのアルゴリズムが、デコーダ値に対する重み付け決定を与える。 SOVA(ソフト出力Viterbiアルゴリズム)[13]は、Viter
biアルゴリズムをわずかに変更したものを基本とする。 (Bahl Cocke Jelinek Raviv)[14]アルゴリズ
ムはMAP基準を基に確立されている。
【0161】 VLC符号化ソースまたはチャネル・エンコーダから送られたソースは、外部
情報を抽出できる格子により表わすことができる。本発明の一部分は、ソースの
VLCコードからのこの種の格子を形成することを提案する。
【0162】 付録C [文献]
【表4】
【0163】
【表5】
【0164】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】 バイナリ・ツリーの形態の代表的なハフマン・コードを示す。
【図2】 図1のツリーに対応する、短縮記号格子として知られる、本発明による記号格
子を示す。
【図3】 図1のツリーに対応する、短縮記号格子として知られる、本発明によるバイナ
リ格子を示す。
【図4】 本発明による「SISO_huff」モジュールを用いる、結合ターボコード
・タイプの復号構造を示す図である。
【図5】 実施態様の第2方式による結合ソース−チャネル復号アルゴリズムの進行を示
す。
【図6】 図5のアルゴリズムを用いる結合復号の反復方式を示す。
【図7】 図4〜6の方法の組合せを示す。
【図8】 付録Aで解説されている、ハフマン・コードの構成を示す。
【図9】 ハフマン・コード・ブロックのターボ復号マトリクスを示す。
【図10】 RVLCコードの結合復号を示す。
【図11】 短縮格子を使用して、ターボコードを持つRVLCコードの結合復号を用いる
2つのモードを示す。
【図12】 短縮格子を使用して、ターボコードを持つRVLCコードの結合復号を用いる
2つのモードを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 カルラク,ジャン‐クロード フランス国、35000 レンヌ、ラ・ラン ド・デュ・ブリュイル、ルート・デ・シャ ン・ロティス (72)発明者 ギヴァルシュ,リオネル フランス国、35510 セソン・セヴィーニ ュ、リュ・ドゥ・ラ・グランジュ 19 Fターム(参考) 5C059 LA10 MA00 MA23 MA24 ME02 ME10 SS06 UA05 5J064 AA00 BA09 BC02 BC28 BC29 BD02 5J065 AB03 AC02 AD10 AE01 AG05 AG06 AH07 AH23

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルファベットのワードの各々にビットの異なるシーケンス
    を関連付けするエントロピック・コードにより符号化された送信ディジタル・デ
    ータに相当する受信済ディジタル・データを復号する方法であって、 このシーケンス長は前記ワードの出現確率に依存し、 各遷移が前記ワードの1つに対応するビット・シーケンスのビットの内の1つ
    のバイナリ値0または1に対応する復号格子を用いるものであることを特徴とす
    る復号方法。
  2. 【請求項2】 前記エントロピック・コードは、ルート・ノードと、複数の
    中間ノードと、複数のリーフ・ノードとを備えるバイナリ・ツリーの形態で表わ
    され、また前記ワードのいずれかに対応するビットのシーケンスは、前記ワード
    に関連する前記ルート・ノードからリーフ・ノードまでの前記バイナリ・ツリー
    の順次遷移を考慮に入れて形成されているものであって、 前記格子の各ステージの状態は、前記ルート・ノードおよび前記リーフ・ノー
    ドのすべてに対応していて、極値状態として知られる単一状態と、前記中間ノー
    ドの各々に対し中間状態と呼ばれる明確な状態とを含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の復号方法。
  3. 【請求項3】 尤度情報が前記格子の各遷移に関連付けされていることを特
    徴とする、請求項1および2のいずれかに記載の復号方法。
  4. 【請求項4】 前記尤度情報は、第1に伝送チャネルを表わす情報と、第2
    に前記エントロピック・コードの1つのアプリオリ情報とを考慮に入れたメトリ
    ックであることを特徴とする、請求項3に記載の復号方法。
  5. 【請求項5】 前記アプリオリ情報が以下のグループに属するものであって
    、そのグループは、 用いられるエントロピック・コード、および/または コードの前記ワード各々のアプリオリ確率、および/または 送信されるワードの数、および/または 係数の境界線値、 を含むことを特徴とする、請求項4に記載の復号方法。
  6. 【請求項6】 前記遷移の各々に対し、以下のメトリック 【数1】 が計算されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の復号方法。
  7. 【請求項7】 前記エントロピック・コードが、特に、 ハフマン・コードと、 可逆可変長コード(RVLC)と からなるグループに属することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の
    復号方法。
  8. 【請求項8】 前記エントロピック・コードがRVLCコードであり、前記
    アプリオリ情報が、前記格子を通るパス内の前進フェーズと、前記格子を通るパ
    ス内の後退フェーズとに対し使用されていることを特徴とする、請求項7に記載
    の復号方法。
  9. 【請求項9】 受信済ディジタル信号の結合ソース−チャネル復号の方法で
    あって、 ソース符号化が、アルファベットのワードの各々にビットの異なるシーケンス
    を関連付けるエントロピック・コードを用い、シーケンス長が前記ワードの出現
    確率の関数であって、 少なくとも1つの復号格子を使用してソース復号操作を行い、前記格子の各遷
    移は前記ワードの1つに対応するビット・シーケンスのビット内のいずれかのバ
    イナリ値0または1に対応し、前記ソース復号操作はチャネル復号のに対して外
    在的な情報を送出することを特徴とする、結合復号方法。
  10. 【請求項10】 チャネル復号がターボコード・タイプの復号を用いること
    を特徴とする、請求項9に記載の結合復号方法。
  11. 【請求項11】 前記ターボコード・タイプの復号が並列方式を用いること
    に依存することを特徴とする、請求項10に記載の結合復号方法。
  12. 【請求項12】 前記ターボコード・タイプの復号が直列方式を用いること
    に依存することを特徴とする、請求項10に記載の結合復号方法。
  13. 【請求項13】 反復方式を用いることに依存することを特徴とする、請求
    項9〜12のいずれかに記載の結合復号方法。
  14. 【請求項14】 反復の各々が、チャネル復号ステップとソース復号ステッ
    プとを順次に含み、前記チャネル復号ステップは、前記ソース復号ステップに考
    慮に入れられたチャネル情報を送出し、前記ソース復号ステップは、前記チャネ
    ル復号ステップに考慮に入れられたアプリオリ情報を送出することを特徴とする
    、請求項13に記載の結合復号方法。
  15. 【請求項15】 第1チャネル復号ステップと、 前記第1チャネル復号ステップにより供給される、第1ソース復号ステップと
    、 復号の際に用いられるインターリーバと同一のインターリーバを通して、前記
    第1チャネル復号ステップと前記第1ソース復号ステップとにより供給され、か
    つ、前記インターリーバと対称のデインターリーバを通して、前記第1チャネル
    復号ステップを供給する、第2チャネル復号ステップと、 前記デインターリーバを通して、前記第2チャネル復号ステップにより供給さ
    れ、かつ前記第1チャネル復号ステップを供給する、第2ソース復号ステップと
    を含むことを特徴とする、請求項14に記載の結合復号方法。
  16. 【請求項16】 受信済ディジタル信号の結合ソース−チャネル復号の方法
    であって、 ソース符号化を、アルファベットのワードの各々をビットの異なるシーケンス
    に関連づけるエントロピック・コードを用いて行い、シーケンス長は前記ワード
    の出現確率の関数であって、 チャネル符号化格子と同様のチャネル復号格子であって、各ステージの各状態
    について、前記格子のパスの方向に関して、過去から復号されたビットのシーケ
    ンスであって、その状態を通るシーケンスを表わす情報が関連付けられており、
    復号されたワードの数、および/または前記復号されたビットにより取込まれた
    値を認証するために、前記エントロピック・コードおよび/または情報を表わす
    ツリー内で考慮されたビットの位置を指定するチャネル復号格子を用いることを
    特徴とする、結合復号方法。
  17. 【請求項17】 前記状態の各々に対し、 前記状態に入って来る2つのブランチに対し、チャネルメトリックとソースメ
    トリックとを追加するステップと、 得られた2つの新しいメトリックを比較し、短い方のメトリックを選択するス
    テップと、 位置を指定する前記情報が1つのワードの最後を示す場合、ツリーのリーフと
    なるノードを考慮し、ワードの最後を示さない場合は、ツリーの次のノードまで
    通過するステップと を含むことを特徴とする、請求項16に記載の結合復号方法。
  18. 【請求項18】 反復手順を用いることを特徴とする、請求項16および1
    7のいずれかに記載の結合復号方法。
  19. 【請求項19】 各状態が前記エントロピック・コードを表わすツリー内で
    考慮されたビットの位置を指定する情報を有するものであるチャネル復号格子を
    用いた第1チャネル復号操作のステップと、 復号に用いられるインターリーバと同一のインターリーバを通して、前記第1
    チャネル復号により供給され、かつ、前記インターリーバと対称のデインターリ
    ーバを通して、前記第1チャネル復号ステップに供給する、第2チャネル復号操
    作のステップと、 前記デインターリーバを通して、前記第2チャネル復号により供給されるソー
    ス復号操作のステップと を含むことを特徴とする、請求項18に記載の結合復号方法。
  20. 【請求項20】 ターボコード・タイプの復号を用いることを特徴とする、
    請求項19に記載の結合復号方法。
  21. 【請求項21】 前記ターボコード・タイプの復号の各反復操作が、行と列
    とを有するブロック・マトリクスを用い、その場合、行復号操作(または列復号
    操作)が用いられた後に、列復号操作(または行復号操作)を用いることを特徴
    とする、請求項10〜15および20のいずれかに記載の結合復号方法。
  22. 【請求項22】 各行(または列)がk個の情報ビットにより形成されてい
    るコード・ワードに相当することを特徴とする、請求項21に記載の結合復号方
    法。
  23. 【請求項23】 前記エントロピック・コードが可逆可変長コード(RVL
    C)であることを特徴とする、請求項9〜22のいずれかに記載の結合復号方法
  24. 【請求項24】 チャネル復号格子およびソース復号格子が連結しており、
    前記チャネル復号がソースのアプリオリ情報により制御されることを特徴とする
    、請求項23に記載の結合復号方法。
  25. 【請求項25】 チャネル格子を通過するパス上のソースにより認定されな
    いシーケンスを最も確からしい認定されたシーケンスによって置換えるステップ
    に関連付けて、「list Viterbi」アルゴリズムと呼ばれる、並列ま
    たは直列方式のアルゴリズムを用いることを特徴とする、請求項24に記載の結
    合復号方法。
  26. 【請求項26】 チャネル復号格子の前進および後退方向に、「SUBMA
    P」として知られるアルゴリズムを用いることを特徴とする、請求項24に記載
    の結合復号方法。
  27. 【請求項27】 コード・ワードの各々の始点および/または終点を検出す
    るステップを用いることを特徴とする、請求項21〜26のいずれかに記載の結
    合復号方法。
  28. 【請求項28】 前記検出ステップが、以下のグループに属する方法の少な
    くともある方法を用いることに依存するものであって、そのグループは、 送信において、情報のワードの始点および/またはワードの終点を挿入するス
    テップと、 パディング・ビットを挿入して、パディング・ビットを持つワードが固定長を
    持つようにするステップと、 「テール−バイティング」として知られる方法を用いるステップと、 循環格子を使用するステップと を含むことを特徴とする、請求項27に記載の結合復号方法。
  29. 【請求項29】 短縮記号格子により、最も確からしい認定されたシーケン
    スを検索するステップを含み、前記短縮記号格子は、コード・ワードと同様の多
    くの送出および到着ワードが発生する単一初期状態(d0)を有することを特徴
    とする、請求項1〜28のいずれかに記載の復号方法。
  30. 【請求項30】 請求項1〜29のいずれかに記載の復号方法を用いる、デ
    ィジタル・データを復号するデバイス。
  31. 【請求項31】 送信において、エントロピック・ソース符号化操作および
    チャネル符号化操作を用い、受信において、請求項1〜29のいずれの方法に従
    って、前記の復号操作を用いることを特徴とする、ディジタル信号伝送システム
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