JP2003514271A - 単一のユーザインターフェースを介してユーザに計算済みの解決指向の個人化された要約リポートを提供するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 要求プロセッサが、ユーザ要求を受信する。データ収集サブシステムが、ユーザ関連のインターネットサイトにアクセスし、生データを抽出する。リポートプロセッサが、リポートアルゴリズムに従って、生データをリポートアルゴリズムによって定義されたメタ要約情報に処理し、ポータルシステム１５１が、関連宛先に、メタ要約情報をリポートとして伝送する。場合により、特定ユーザのために定期的に検索された集約データを記憶する集約データデータベースがデータリポジトリ１５７に存在し、要求プロセッサが、集約データデータベースを検査し、関連インターネットサイト１４１〜１４５からデータの検索をデータ収集システム１５９に要求する。必要なデータが、集約データデータベースにある場合、集約データからリポートが準備される。リポートは、テキスト形式とグラフィックス形式の混合でありうる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 発明の分野 本発明は、様々な通信手段および接続技術を含むインターネットナビゲーショ
ンの分野に関する。本発明は、より詳細には、ユーザ加入ＷＥＢサービスからユ
ーザのために要約情報を収集して収集したデータを集約し、ユーザが、複数のユ
ーザ加入サービスの中におけるユーザの活動を反映する様々な計算され、要約さ
れたリポートを単一のインターフェースを介して見ることができるようにするた
めの、ソフトウェアを含む方法および装置に関する。

【０００２】 関連出願の相互参照 本発明は、１９９９年６月１日出願の「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａ
ｔｕｓ ｆｏｒ Ｏｂｔａｉｎｉｎｇ ａｎｄ Ｐｒｅｓｅｎｔｉｎｇ ＷＥＢ
Ｓｕｍｍａｒｉｅｓ ｔｏ Ｕｓｅｒｓ」という名称の特許出願、整理番号０
９／３２３５９８の一部継続出願（ＣＩＰ）であり、該特許出願は、１９９８年
１２月８日出願の「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｐｒ
ｏｖｉｄｉｎｇ ａｎｄ Ｍａｉｎｔａｉｎｉｎｇ ａ Ｕｓｅｒ−Ｉｎｔｅｒ
ａｃｔｉｖｅ Ｐｏｒｔａｌ Ｓｙｓｔｅｍ Ａｃｃｅｓｓｉｂｌｅ ｖｉａ
Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｒ ｏｔｈｅｒ Ｓｗｉｔｃｈｅｄ−Ｐａｃｋｅｔ−Ｎｅ
ｔｗｏｒｋ」という名称の特許出願、整理番号０９／２０８７４０のＣＩＰであ
り、前述の両特許出願の開示は、包括により全体が本明細書に組み込まれる。

【０００３】 発明の背景 よく知られているインターネットのサブセットであるＷｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ
Ｗｅｂ（ＷＷＷ）として知られている情報ネットワークは、おそらく、利用可能
である公的にアクセス可能な情報の最も完全な源である。標準のインターネット
接続を有するパーソナルコンピュータなどの適切なインターネット機器を有する
人は誰でも、情報を収集し、サーバのホストおよびページとのトランザクション
を開始する目的で、アクセスして（オンライン状態で）、インターネット接続さ
れたサーバ上に記憶された情報ページ（ＷＥＢページと呼ばれる）までナビゲー
トすることができる。

【０００４】 多くの企業が、インターネットを介してアクセス可能な様々な加入サービスを
提供している。例えば、多くの人々は、現在、インターネットにアクセスして銀
行取引、株式取引、買物等を自宅でくつろぎながら行っている。通常、ユーザは
、加入を介して、上記機能のための個人化されたセキュアなＷＥＢページに対す
るアクセスを有する。ユーザ名およびパスワードまたは他の個人識別コードをタ
イプ入力することにより、ユーザは、情報を入手し、トランザクションを開始し
、株式を購入し、また数限りない他のタスクを行うことができる。

【０００５】 インターネットが仲介するサービスのいくつかまたは多数に加入している個人
が遭遇する１つの問題は、使用すべき多くのパスワードおよび／またはログイン
コードが決って多く存在することである。しばしば、すべてのサービスに関して
同一のパスワードまたはコードを使用することができない。というのは、パスワ
ードまたはコードが、別のユーザによって既に取得されていることがあるためで
ある。ユーザは、サービスごとに異なる可能性があるセキュリティ品質を含めた
セキュリティ問題のため、例えば、社会保障番号などの自らに固有のコードを提
供したがらない可能性がある。さらに、多くのユーザは、異なるサイトに対して
異なるパスワードを自らの意志で選択して、より高いセキュリティを有するよう
にする可能性があり、実際、これもユーザが有する可能性のあるパスワードの数
を増加させる。

【０００６】 多くのパスワード付き加入をしているユーザを悩ます可能性がある別の問題は
、ユーザが、コンピュータキャッシュ内で多数のＷＥＢページに登録して、様々
なサービスを迅速に探し出し、アクセスできるようにしなければならないことで
ある。例えば、航空旅券を予約して代金を支払うため、ユーザは、インターネッ
トに接続し、自らのブックマークファイルに行き、航空会社のページを選択しな
ければならない。次に、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを入力し、ページ
が送達された後、スクリーン上の指示に従わなければならない。ユーザが、ＷＥ
Ｂサイトからチケットを購入するのを望み、オンライン銀行サービスから資金を
移動させるのを望む場合、個人銀行ページまたは個人口座ページを探して選択し
、チケットのための資金移動を開始しなければならない。これらの他のページに
アクセスするのに異なるユーザ名および異なるパスワードが必要とされる可能性
があり、とても煩雑なことになる。

【０００７】 前述した例は、単に一例に過ぎないが、ＷＥＢページを見つけること、パスワ
ードを使用してログインすること等に関連する多くの作業が、ＷＥＢ上でうまく
商取引を行う上で必要とされることが一般に知られている。

【０００８】 本発明者が知り、「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｐ
ｒｏｖｉｄｉｎｇ ａｎｄ Ｍａｉｎｔａｉｎｉｎｇ ａ Ｕｓｅｒ−Ｉｎｔｅ
ｒａｃｔｉｖｅ Ｐｏｒｔａｌ Ｓｙｓｔｅｍ Ａｃｃｅｓｓｉｂｌｅ ｖｉａ
Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｒ ｏｔｈｅｒ Ｓｗｉｔｃｈｅｄ−Ｐａｃｋｅｔ−Ｎ
ｅｔｗｏｒｋ」という名称の特許出願、整理番号０９／２０８７４０に記載され
るサービスは、ユーザが、自らのパスワード保護されたページのすべてを１つの
場所に保存できるようにして、該ページをブラウズすること、および該ページか
ら情報を獲得することがずっと簡単になるようにするＷＥＢサービスを提供する
。前述したサービスの機能により、ユーザは、システムにあるタスクをプログラ
ミングして、要求されたタスクが、ユーザ指示に基づいてエージェント（ソフト
ウェア）によって実行されるようにすることができる。該サービスは、ユーザパ
スワードおよびログイン情報を記憶し、その情報を使用してユーザのサイトにロ
グインして、リンクにアクセスを得るのに手作業でログインまたはパスワードコ
ードを入力する必要なしにユーザがナビゲートできるようにする。

【０００９】 前述したサービスは、サーバを使用してユーザ個人設定されたアプリケーショ
ンを提示し、該アプリケーションは、容易なナビゲーションのためにユーザがリ
ストしたサイト（ハイパーリンク）のすべてを含む対話式ホームページとして表
示される。アプリケーションは、ハイパーリンクの形式でユーザのＵＲＬをリス
トして、ユーザが、あるハイパーリンク上でクリックしてそのページにナビゲー
トし、必要な場合、ログインが自動的で、ユーザにはトランスペアレントである
ようにする。

【００１０】 また、前述したアプリケーションは、特定の要約を戻すことおよびユーザアカ
ウントページに関する更新を戻すことを含め、ユーザのためのスケジュールされ
たタスクを行うようにプログラミングすることができるソフトウェアエージェン
トも含む。探索機能が提供され、ポータルサーバにおいて、またはクライアント
のマシン上で、などのどこかに該当するページが提示可能な形式でキャッシュに
入れられていないか、特定の内容を求めてユーザが入力したＵＲＬをソフトウェ
アエージェントと協働して探索するように構成される。

【００１１】 前述した機能に加えて、「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏ
ｒ Ｏｂｔａｉｎｉｎｇ ａｎｄ Ｐｒｅｓｅｎｔｉｎｇ ＷＥＢ Ｓｕｍｍａ
ｒｉｅｓ ｔｏ Ｕｓｅｒｓ」という名称の特許出願、整理番号０９／５２３５
９８は、ユーザにＨＴＭＬ情報ページとして提示されることが可能な各ＵＲＬに
ついての更新された内容に関する要約情報を提供する目的で、ユーザによる入力
として提供される、または別の形でサービスプロバイダによって適切と考えられ
る任意のＵＲＬまたは一群のＵＲＬにナビゲートできるようにされている、探索
機能と併せて使用されるソフトウェアエージェントを説明している。

【００１２】 前述したサービスは、サイトにおいてＷＥＢページ内に含まれるデータの特定
の「かたまり」にナビゲートするために、知られているサイト論理を使用する。
論理スクリプトは、ユーザのために作業する知識労働者によって準備される。そ
のようなスクリプトを使用して、収集エージェントは、ユーザが関心のあるデー
タ部分に直接にナビゲートすることができる。

【００１３】 多数のオンラインサービスに加入するユーザは、一般に、インターネットとの
オンライン中に、自らの銀行取引、投資、旅行手配、買物等のすべてを行う。１
つのポータルで自らのサービスのすべてが利用できることは、複数のパスワード
を憶える必要がないこと、または各サイトに物理的にログオンする必要がないこ
とで、ユーザに利便性を提供する。同様に、１つのインターフェースを介して選
択されたサイトに関連する要約データを入手できることにより、ユーザは、自ら
のオンライン活動に関連するどの意思決定プロセスも大幅に速めることができる
。ただし、要約情報は、いくつかの別の関心事を有するユーザの助けにはならな
い可能性がある。例えば、自らの銀行取引および投資のポートフォリオ全体に関
する正確な財務情報を入手することは、所望される結果の正確な性質に応じて多
くのユーザによる計算を必要とする。同様に、複数の買物サービスにおけるユー
ザのオンライン活動を反映する動向を集計することも、ユーザによって行われる
べき相当な計算を必要とする可能性がある。前述した方法で提示される要約デー
タは、一般的な性質のものであり、更新、注文のステータス等を反映する。

【００１４】 明らかに必要なのは、ユーザのために保持される集約された要約データに対し
て複雑な計算を行うことができ、複数のユーザアカウントにわたる活動を反映す
る正確なデータリポートをユーザに提示できるようにする方法および装置である
。そのようなシステムは、解決指向の結果を得るのに、ユーザが、要約データに
対して自ら分析を行う必要なしに、重要な計算済みの情報がユーザに提示される
のが可能である、データ要約サービスに対する便利で効果的な機能強化を提供す
ることになる。

【００１５】 発明の概要 本発明の好ましい実施形態では、インターネットサイトから生のデータを収集
して、該データからのメタ要約情報を要求するユーザに提示するためのインター
ネットポータルシステムが提供され、データリポジトリを有するインターネット
接続されたポータルシステムと、該ポータルシステム上で動作し、複数のインタ
ーネットサイトからデータを収集するデータ収集システムと、ユーザ要求を受信
し、定義するための要求プロセッサと、複数の記憶されたリポートアルゴリズム
と、生のデータを処理して、リポートを要求するユーザに提示するためのリポー
トプロセッサとを含む。要求プロセッサが、要求を受信して、該要求をリポート
アルゴリズムの個々のアルゴリズムにマッチさせ、データ収集サブシステムが、
ユーザに関連する複数のインターネットサイトにアクセスして、リポートアルゴ
リズムの必要性に応じてそのサイトから生のデータを抽出し、リポートプロセッ
サが、リポートアルゴリズムに従って生のデータを該リポートアルゴリズムによ
って定義されるメタ要約情報に処理して、ポータルシステムが、リポート要求に
関連する宛先にリポートとして該メタ要約情報を伝送する。

【００１６】 いくつかの実施形態では、ポータルシステムは、特定のユーザのために定期的
に検索した集約されたデータを記憶するデータリポジトリ内の集約されたデータ
のデータベースをさらに含み、要求プロセッサが、必要とされるデータに関して
集約されたデータのデータベースを検査してから、関連インターネットサイトか
らデータを検索するようにデータ収集システムに要求し、必要とされるデータが
、集約されたデータのデータベース内に記憶されている場合、該集約されたデー
タからリポートを準備する。

【００１７】 様々な実施形態では、リポートプロセッサは、テキスト形式とグラフィックス
形式の両方でリポートを準備して提示する。いくつかの場合、リポートを準備す
る際に使用されるデータは、時間関連データであり、生成されるリポートは、デ
ータ動向の提示を含む。また、いくつかの実施形態では、リポートは、ユーザの
ために生成されたリポート内にテーブル、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフの
うち１つまたは複数を含むことが可能である。

【００１８】 リポートは、要求が発せられた宛先に戻すことが可能であり、あるいは代替の
サイトが要求に関連していることが可能であり、その場合、リポートは、その代
替のサイトに送信される。代替のサイトのために、合成した音声、電子メール、
ページャメッセージ、またはファクシミリ形式など、リポートのデータ形式を変
更することが可能であり、生成されたリポートのために使用する形式は、受信さ
れた要求内で特定されるリポートの宛先の性質によって決定される。

【００１９】 本発明の別の態様では、インターネットサイトから生のデータを収集して、該
データからのメタ要約情報を要求するユーザに提示するための方法が提供され、
該方法は、（ａ）インターネット接続されたポータルシステムにおけるリポート
プロセッサが、ユーザからのリポート要求を受信するステップと、（ｂ）該ポー
タルシステムにおいて記憶された複数のリポートアルゴリズムの個別のどれかに
該要求をマッチさせるステップと、（ｃ）該ポータルシステム上で動作するデー
タ収集システムが、要求するユーザに関連する複数のインターネットサイトから
生のデータを収集するステップと、（ｄ）該リポートアルゴリズムに従って該生
のデータを該リポートアルゴリズムによって定義されるメタ要約情報に処理する
ステップと、（ｅ）該リポート要求に関連する宛先にリポートとして該メタ要約
情報を伝送するステップとを含む。ポータルシステムは、特定のユーザのために
定期的に検索した集約されたデータを記憶するデータリポジトリ内の集約された
データのデータベースをさらに含むことができ、必要とされるデータに関して該
集約されたデータのデータベースを検査してから、関連インターネットサイトか
らデータを検索するようにデータ収集システムに要求するためのステップが存在
し得る。必要とされるデータが、集約されたデータのデータベース内に記憶され
ている場合、該集約されたデータからリポートが準備される。

【００２０】 以下に実施を可能にする詳細で教示する本発明の実施形態において、特定の加
入者および特定のユーザに関連するサイトからデータを収集して記憶することが
でき、ユーザが、メタ要約リポートや動向リポートなどの収集されたデータから
準備された特殊化されたリポートを要求することができるポータルシステムが、
初めて提供される。

【００２１】 好ましい実施形態の説明 本発明の好ましい実施形態によれば、独自のインターネットポータルが提供さ
れ、インターネット対応機器からインターネットまたは他のネットワーク接続を
介してアクセスを得たユーザに独自のサービスを提供するように構成される。そ
のようなインターフェースは、ユーザに、多数の個人的ＷＥＢページを記憶する
ための手段を提供し、また探索機能およびあるタスク実行機能をさらに提供する
。以下に、本発明の方法および装置の実施を可能にする詳細について教示する。

【００２２】 図１は、本発明の実施形態によるインターネットポータルシステム１１および
インターネット網１３を示す概略図である。ポータルシステム１１は、本実施形
態では、独自のネットワークポータルに加えＩＳＰとしてして動作するが、他の
実施形態では、独立型インターネットサーバとして実装することもできる。さら
に別の実施形態では、本明細書に説明するサービスおよび装置は、探索およびリ
スト作成のサービス（ＡｌｔａＶｉｓｔａ（商標）、Ｙａｈｏｏ（商標））など
によって、またはＷＥＢ接続されたサーバをホストする他の任意の事業によって
提供されることも可能である。

【００２３】 インターネット１３は、本発明の好ましい使用を示すが、本発明は、他のネッ
トワークおよびネットワークの組み合わせにも適用することが可能であるので、
限定するものと考えるべきではない。

【００２４】 本実施形態のＩＳＰ１５は、サーバ３１と、本明細書では単一のモデムによっ
て示すモデム列３３と、デジタルデータを記憶するための大容量記憶リポジトリ
２９とを含む。サーバに対する接続は、別のタイプのネットワークリンクによる
ことが可能であるので、モデム列は、便宜上のものである。ＩＳＰ１５は、当技
術分野では通常であるように、個々の加入者のためのインターネットアクセスサ
ービスを提供する。よく知られているインターネットアクセスサービスに加えて
、ＩＳＰ１５は、以下により詳細に説明する仕方で、多数のＷＥＢページまたは
宛先を該ページに関連するあらゆるパスワードおよび／または個人コードととも
に記憶する目的で、インターネットポータルとして独自の加入サービスも提供す
る。この独自のポータルサービスは、本発明者がＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌスイ
ートと呼ぶポータルソフトウェア３５の実行によって提供される。本発明のソフ
トウェアは、本明細書で、ポータルソフトウェアとも、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌ
ｌソフトウェアスイートとも呼ばれる。また、下記の説明の大部分で、本発明の
装置は、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−ＡｌｌサーバまたはＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポー
タルのように、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌの用語で呼ばれる。

【００２５】 ＩＳＰ１５は、図示するとおり、インターネット１３に接続されている。当技
術分野で存在することが知られている、インターネット１３などのネットワーク
に接続された他の機器、例えば、ＩＰデータルータ、データスイッチ、ゲートウ
ェイルータ等は、図には示さないが、存在しているものと想定する。ＩＳＰ１５
に対するアクセスは、当技術分野で知られているとおり、コネクションオリエン
トな電話システムを介するか、またはケーブルモデム、特別ネットワーク接続（
例えば、Ｔ１）、ＩＳＤＮ等のような他の任意のインターネット／ＷＥＢアクセ
ス接続を介する。そのような接続をインターネット機器１７からモデム列３３を
通るアクセス回線１９で示している。

【００２６】 好ましい実施形態では、ユーザは、当技術分野でよく知られているとおり、ユ
ーザ名およびパスワードによってインターネットＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポー
タルサービスに対するアクセスを有し、これにより、加入者に個人化されたＷＥ
Ｂページが提供される。ユーザが、該ユーザのインターネットアカウントを使用
する他の個人ページを有する別の実施形態では、ポータル３１へのアクセスが認
められるには、該ユーザに固有の追加のパスワードまたはコードが必要とされる
可能性がある。そのような個人化されたポータルＷＥＢページは、任意の便利な
形態の大容量記憶装置であることが可能なリポジトリ２９内に記憶することがで
きる。

【００２７】 ３つのインターネットサーバ２３、２５、２７が、インターネット１３内に示
され、様々な企業によってホストされ、機器１７を操作するユーザが加入するイ
ンターネットサーバを表している。例えば、サーバ２３は、対話式オンライン銀
行取引および口座管理を行うことができる銀行サーバであることが可能である。
サーバ２５は、投資口座を開設して管理するのが可能な投資サーバであることが
可能である。サーバ２７は、フライトを予約すること、チケットを購入すること
等が可能な航空会社サーバまたは旅行サーバであることが可能である。この例で
は、３つのサーバすべては、アクセスのためにユーザＩＤおよびパスワードを必
要とするセキュアなサーバであるが、本発明は、必ずしもセキュアなサービスだ
けには限定されない。

【００２８】 本発明の好ましい実施形態では、機器１７などのインターネット対応機器を操
作する加入ユーザが、ＩＳＰ１５によってホストされるＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌ
ｌポータルシステム１１に接続し、これにより個人化された対話式ＷＥＢページ
に対するアクセスを得て、該ＷＥＢページが、次に、追加のパスワードまたはコ
ードを入力する必要なしに、サーバ２３、２５、２７などのインターネット１３
上のいくつかのサーバのどれか１つに対するアクセスを提供する。好ましい実施
形態では、このサービスを可能にするソフトウェアが、本発明者によってＰａｓ
ｓｗｏｒｄ−Ａｌｌと呼ばれる。Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌは、独自のサーバ上
で、またいくつかの実例では、ユーザの局（クライアント）上で実行されるソフ
トウェアスイートと考えることができる。ポータルソフトウェア３５によって提
供されるさらなる対話機能（ｉｎｔｅｒａｃｔｉｖｉｔｙ）により、接続された
ユーザは、キーワード、テキスト文字列等に関連する情報を求めて自らのリスト
したページを探索することができ、またユーザは、事前定義された時間スケジュ
ールに応じた、サーバ２３、２５、２７などの１つまたは複数のインターネット
接続されたサーバとのアクセスおよび対話に関わるユーザ定義タスクをプログラ
ミングすることができる。以下に、これらの機能の実施を可能にする詳細につい
て教示する。

【００２９】 図２は、加入者によるセキュアなアクセスに応答してサーバ３１上で実行され
るＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルソフトウェア３５によって提供される、本
発明の実施形態による表示モニタ上で見ることができる個人化されたポータルペ
ージを示す図である。ページ３２は、本例ではＵＲＬによって識別されるが、各
ページについて、好ましくは記述的である任意の便宜な仮名、ならびにユーザ名
および通常、暗号化されるパスワード情報によって識別してもよいユーザ加入Ｗ
ＥＢページまたはメンバＷＥＢページの対話式リスト３４を提示する。「宛先」
の下の第１の列中にリストされるのは、例としての宛先、ＬＢＣ．ｃｏｍ、Ｍｙ
Ｂａｎｋ．ｃｏｍ、Ｍｙ Ｓｔｏｃｋｓ．ｃｏｍ、Ｍｙ ｓｈｏｐｐｉｎｇ．
ｃｏｍ、Ｍｏｒｔｇａｇｅ．ｃｏｍ、およびＡｉｒｌｉｎｅ．ｃｏｍである。こ
れらは、存在して、したがってページ３３上にリストされる多数の例としての宛
先のいくつかに過ぎない。リストされているが、アプリケーション３３内からは
直接に見ることができない追加のリストを閲覧するため、当技術分野で知られて
いるとおり、スクロールバー３５が提供されて、ユーザが、リストを上方または
下方にスクロールして閲覧できるようにするように構成される。

【００３０】 本例のリスト３４内にリストされるアイテムは、図１のサーバ２３、２５、２
７などの上の宛先であると考えることができる。通常、当該のリスト上のアイテ
ムに関連するＵＲＬは、ユーザをサーバ自体ではなく、サーバ上に記憶されたペ
ージに導く。リスト３４内の各アイテムに関連するユーザ名およびパスワードデ
ータが、「宛先」とラベル付けされた列の右側の、「ユーザ名」、「パスワード
」とラベル付けされたそれぞれの列中に示される。各リスト、または少なくとも
、各リストの一部分は、選択された際、その宛先に対するＵＲＬを呼び出すハイ
パーリンクである。いくつかの場合、特定のサービスは、複数の関連ＵＲＬを有
することが可能である。例えば、Ｍｙ Ｂａｎｋ．ｃｏｍは、やはり単一の加入
者に関連する異なる口座または商取引などのための、関連する複数のＵＲＬを有
することが可能である。この場合、単一のより高いレベルのリストに関連する異
なる宛先のためのサブリストが存在することが可能である。この方策は示してい
ないが、その機構は、本教示から当分野の技術者には明白であろう。

【００３１】 いくつかの実施形態では、１つのページ３３が、共通のアカウントおよび加入
を共用する夫婦などの複数のユーザによって共用されることが可能である。本明
細書では、この実例をＭｏｒｔａｇｅ．ｃｏｍとラベル付けしたサーバに関連し
て示しており、Ｊｏｈｎ ＤｏｅとＪａｎｅ Ｄｏｅがともに、ユーザ名とラベ
ル付けされた列の下に一緒にリストされている。別の実施形態では、個人のネッ
トワーク、例えば、事業主、許可された同僚、投資家等のネットワークが、１つ
のアプリケーションを共用する。このようにして、システム１１を私的個人およ
びビジネス用途のために構成することができる。

【００３２】 図１のインターネットポータルサーバ３１を介して提供されるアプリケーショ
ン３３にアクセスを得た後、ユーザは、さらなる対話のために特定の宛先にナビ
ゲートする目的で、スクロールして自らのリスト３４内の任意のＵＲＬを強調表
示し、選択することができる。アプリケーション３３は、各ＵＲＬに関してリス
トされた各パスワードおよび各ユーザ名を既に有している。ただし、ユーザのた
めにパスワードおよびユーザ名が表示されることは必要ない。パスワードおよび
ユーザ名は、ユーザプロファイル内にトランスペアレントに記憶して、ユーザが
選択を行う際、必要に応じて呼び出してもよい。したがってユーザは、リスト３
４によってイネーブルにしたあらゆる宛先に関してパスワードおよびユーザ名を
入力する必要性を免れる。もちろん、各リスト３４は、加入するユーザによって
構築、構成、および維持され、ＵＲＬを変更すること、リストを追加すること、
リストを削除すること等を含め、ユーザが、リストを編集および更新できる編集
機構も提供される。

【００３３】 本発明の別の態様では、銀行ページまたは他の企業のページに至る新しいパス
スルー（ｐａｓｓｔｈｒｏｕｇｈ）などのユーザのプロファイルの新しいリスト
が、以下のとおり、半自動的に追加されることが可能である。通常、ユーザが、
企業との新しい口座を該企業によってホストされるＷＥＢページとの対話を介し
て開設する場合、ユーザは、ある情報を提供することが必要とされ、該情報には
通常、ユーザのＩＤ、アドレス、電子メールのアカウント等、ならびに通常、口
座にアクセスするための新しいユーザ名およびパスワードが含まれる。このプロ
セスで、ユーザは、自らのブラウザから企業のページと対話する。Ｐａｓｓｗｏ
ｒｄ−Ａｌｌプラグインが提供され、新しい企業のために必要な情報を入力した
後、ユーザが、所定の信号（右クリック、キーストローク等）を活動化すること
ができ、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌスイートが、新しいパススルーをユーザのＰ
ａｓｓｗｏｒｄに入力する。プロファイルはすべてＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポ
ータルサーバに存在する。

【００３４】 新しいエントリのための関連する方法では、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータ
ルをホストする企業が、他の企業との合意により、ほとんどの処理をユーザにト
ランスペアレントにして、ログインサービスおよびサインアップサービスをＰａ
ｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルで提供することができる。例えば、Ｐａｓｓｗｏ
ｒｄ−Ａｌｌポータルにおいて、銀行、セキュリティサービスなどの協力する企
業の選択可能なブラウザリストが存在することが可能であり、またＰａｓｓｗｏ
ｒｄ−Ａｌｌポータルの加入およびプロファイルを有するユーザが、そのような
協力する企業のなかで選択して、新しい口座を開くことが可能であり、該口座は
、ユーザのためのＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルページおよび協力する企業
によってホストされるサーバに同時に自動的に追加される。異なる口座に関して
多少の対話が必要とされる可能性があるが、概して、ユーザのプロファイルから
の多くの情報は、再入力されることなしに、直接に使用されることが可能である
。

【００３５】 本発明者は、本発明の実施形態によるＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌのようなサー
ビスを実行するＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルサーバをホストする企業にパ
スワードおよびユーザ名を提供することに、多数の潜在的ユーザが疑念を抱く可
能性があることを予期している。この問題に対処するため、好ましい実施形態で
は、ユーザが、平文のパスワードをＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌに提供する必要は
ない。代りに、各パスワードの暗号化されたバージョンが提供される。ユーザが
、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−ＡｌｌポータルサーバにおけるＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌ
内の自らのパススルーページにリンクする際、ユーザが、ハイパーリンクを呼び
出す際、暗号化されたパスワードが、ユーザのシステムに戻され、次に、該シス
テムが、保持されている暗号キーまたはマスタパスワードにより、選択された宛
先に対する接続のために真正の必要なパスワードを呼び出す。したがって、平文
のパスワードを該パスワードが外部ソースからの攻撃を受けやすく、他の仕方で
の認識された乱用も受けやすいＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルサーバに記憶
する必要がない。

【００３６】 関連する安全策として、本発明の好ましい実施形態では、ユーザの完全なプロ
ファイルは、単一のサーバ上には決して保存されず、２つ以上または、好ましく
はより多くのサーバ上に分散され、どの１つのサーバにおけるどのような問題に
よっても、任意の特定のユーザに対する全体的影響が最小限に抑えられる。

【００３７】 前述したＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌにより、ユーザは、暗号化されて記憶され
た必要なログオンデータを完備したユーザの通常のサイバースペース（ｃｙｂｅ
ｒｓｐａｃｅ）の宛先の完全なリストにアクセスすることができ、したがって、
ユーザは、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌリスト内の宛先（ハイパーリンク）を簡単
に選択することができ、次に、ユーザのブラウザが、選択された宛先のためのＵ
ＲＬを呼び出す。追加の機能では、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌは、ハイパーリン
クが呼び出された時点と宛先のＷＥＢページが表示される時点の間のナビゲーシ
ョン時間中、バナー広告および他のタイプの広告を表示することができる。

【００３８】 本発明のさらに別の実施形態では、ユーザ／加入者は、提供される独自の機能
の利点を享受するのに、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌページにアクセスする必要は
ない。この変形形態では、プラグインが、加入者のＷＥＢブラウザに提供される
。加入者は、ローカルブラウザの使用によって自らのオンライン銀行取引の宛先
などのセキュアなログインを必要とするＷＥＢページにナビゲートする場合、加
入者にＩＤおよびパスワードのための入力ウインドウが提示されたとき、ホット
キーまたはマウス装置の右クリックなどの所定のユーザ入力によってプラグイン
を起動することができる。次に、プラグインが、トランスペアレントに、Ｐａｓ
ｓｗｏｒｄ−Ａｌｌページ（クライアントにおいてキャッシュに入れられている
ことが可能である）にアクセスして、自動的アクセスにより、ログオンのために
必要なデータを自動的に提供する。

【００３９】 本発明のさらに別の態様では、探索オプション３７により、ユーザは、キーワ
ードなどのタイプした入力に基づき、特定のＵＲＬを求めてリスト３４を探索す
ることができる。いくつかの場合、リスト３４内に記憶されるＵＲＬの数は、大
きく、機能３７などの探索機能を魅力あるオプションにしている。リスト３４と
は論理的に別個に、該リスト３４の下に示される基準ダイアログボックス５１が
提供され、当技術分野で知られているとおり、探索オプション３７のための入力
を受け入れるように構成されている。一実施形態では、探索オプション３７は、
ボックス５１などのダイアログボックスが配置されていることが可能な第２のウ
インドウを提示することができる。

【００４０】 本発明の別の態様では、探索機能は、ウインドウ３３から呼び出されるウイン
ドウ内にも構成され、リストされた宛先のすべてまたは選択されたものを探索さ
せ、少なくともある程度、ユーザによって構成された仕方で結果を戻すようにさ
せることができる。例えば、ダイアログボックスを提示され、ユーザが探索基準
を入力して、リストされた宛先のすべてのなかから選択を行うことができる。次
に、探索は、選択された宛先のそれぞれを順にアクセスし、基準の各実例が見つ
かるたびに結果がユーザに提示される、あるいは探索の後にアクセスされるよう
に結果がリストされることが可能である。

【００４１】 好ましくは、探索機能は、すべてのユーザが利用できるＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａ
ｌｌポータルソフトウエアの一部分であり、ユーザの個人ページ内のハイパーリ
ンクによってアクセスすることが可能である。いくつかの実施形態では、ユーザ
は、極めて個人化された探索機能を作成することができ、該探索機能は、そのよ
うな機能を作成したユーザだけによって使用可能な形で記憶することができる。

【００４２】 本発明の多くの態様では、特定のＷＥＢページおよびあるタイプのＷＥＢペー
ジの知識が、極めて望ましい。多くの実施形態では、宛先のＷＥＢページの特質
が、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルソフトウェア３５を維持し、強化する人
（介助者（ｆａｃｉｌｉｔａｔｏｒ））によって調査され、ユーザが特定のタス
クを行うために多くの特質が、構成モジュール内で提供されることが可能である
。ほとんどの場合、これらの特質は、ユーザにはトランスペアレントに呼び出さ
れ、組み込まれる。

【００４３】 本発明のさらに別の態様では、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌスイートは、ユーザ
のプロファイルを介してユーザによって構造化され、計時された形で、ユーザに
定期リポートを提供するように構造化される。例えば、銀行口座の口座残高、株
式購入、株価、航空券購入合計、マイレージサービスのマイル数（ｆｒｅｑｕｅ
ｎｔ ｆｌｉｅｒ ｍｉｌｅｓ）等の変化のリポートを要約して、多くの異なる
仕方でユーザに提供することができる。Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌソフトウェア
サイトを有するＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルサーバは、ユーザのための多
種多様なトランザクショントラフィックを扱うので、多くの有用な仕方で統計を
要約し、収集し、処理する機会が存在する。本発明の好ましい実施形態では、そ
のようなリポートは、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータル上におけるユーザのセ
キュアな個人ＷＥＢページ上で表示することも含め、いくつかの異なる仕方で準
備し、実施することが可能である。

【００４４】 前述したとおりにタスクを行うことができるのに加え、インターネットまたは
他のデータパケット網を介して、ファックス装置、接続されたコンピュータノー
ド、電子メールサーバ、および他のインターネット接続機器などのユーザ定義の
宛先にリポートを含むタスクの結果、および航空券などのハードドキュメント（
ｈａｒｄ ｄｏｃｕｍｅｎｔ）を送信することができる。すべてのタスクをユー
ザ定義のスケジュールに従ってセットアップし、実行されるようにして、その間
、ユーザは、別の事を行っている、またはそうでなければ、スケジュールされた
タスクには関わっていないことが可能である。

【００４５】 本発明の別の実施形態では、商品やサービスを購入することなどの金銭上の取
引に関してインターネットがますます使用されていることを認識して、様々な宛
先で行われる取引を自動的に追跡し、ユーザの銀行口座に対するアクセスを使用
して取引ごとに、またはセッション後に支払を許可する機構が、ユーザのプロフ
ァイル内で提供され、処理のすべてが、ユーザによって事前にプログラミングさ
れ、許可されることが可能である。

【００４６】 アプリケーション３５の一部として示される他の機能またはオプションには、
最後のＵＲＬオプション４１、更新機能４３、および追加機能４５が含まれる。
機能４１により、ユーザは、最後に訪問したＵＲＬに即時にナビゲートすること
ができる。更新機能４３は、内容および新しいアドレスに関してＵＲＬを更新す
るための手段を提供する。追加機能は、ユーザが、追加のＵＲＬをリスト３４に
追加できるようにする。また、同様に、機能４５は、エントリを削除する手段を
提供することができる。アカウントを追加する他の仕方は、前述した。本発明の
実施形態における独自のＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータル、およびＰａｓｓｗ
ｏｒｄ−Ａｌｌソフトウェアスイートによって提供されるサービスは、パスワー
ドおよびユーザ名を必要とする宛先に限られないことに留意されたい。また、多
くの実施形態におけるＰａｓｓｗｏｒｄ−ＡｌｌポータルおよびＰａｓｓｗｏｒ
ｄ−Ａｌｌソフトウェアを使用して、ブックマーク等を編集することを含め、ユ
ーザのブックマークのすべてを管理することができる。この態様では、ブックマ
ークは、通常、索引付け、グループ化、または階層化された形で提示される。

【００４７】 ブックマークを追加、獲得、削除、およびそれ以外に管理するためにＰａｓｓ
ｗｏｒｄ−Ａｌｌで提供される編集用の機能が存在する。便利なように、本発明
の多くの実施形態では、ブックマークは、ユーザのＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌサ
イトからダウンロードして、該ユーザのローカルブラウザ上にロードすることが
できる。このようにして、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌに行く必要なしに、ユーザ
のために設定されたブックマークにおける追加および改良を使用することができ
る。さらに、ブックマークは、１つまたは複数のＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌプラ
グインを使用して、ユーザのローカルＰＣから、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌサイ
ト上のユーザのホームページにアップロードすることができる。

【００４８】 本発明の様々な実施形態で提供される機能性は、入力機能が限られている可能
性があるインターネット対応機器に特に適用可能であることが、本明細書の教示
から、当分野の技術者には明白であろう。例えば、ＷＥＢ ＴＶ適用例における
セットトップボックスは、ＩＤやパスワード等を入力するキーボードを多分、有
さないであろう。本発明の実施の際、キーボード入力が、最小限に抑えられるか
、またはなしで済まされる。同じコメントは、多くの他の種類のインターネット
機器にも当てはまる。

【００４９】 本発明の好ましい実施形態では、加入者−ユーザが、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌ
ｌ内に入ると、すべてのナビゲートに必要なのは、ポイントアンドクリック（ｐ
ｏｉｎｔ−ａｎｄ−ｃｌｉｃｋ）ができることだけである。キーボードまたはキ
ーパッドを有さない機器などの限られた装置を使用してＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌ
ｌサイトに入るため、スマートカードまたは組み込まれたパスワードを使用する
こと、または何らかの他のタイプの認証を使用することができる。

【００５０】 本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、アプリケーション３３などの対
話式アプリケーションをＷＥＢページ以外の形態で提供できることが、当分野の
技術者には明白であろう。例えば、オフラインでセットアップおよび構成するこ
とができ、オンライン時に動作させることができるダウンロード可能なモジュー
ルまたはプログラムとして、アプリケーション３３などのアプリケーションを提
供することができる。

【００５１】 図３は、図１のインターネットＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルとのユーザ
の対話を示す流れ図である。本発明の実施形態により図示するプロセスステップ
は、図１のポータル３１などの本発明のインターネットポータルとの対話中に開
始し、呼び出すことができる例としてのユーザステップおよび自動化されたソフ
トウェアプロセスを示すことを目的としている。ステップ５３で、ユーザが、図
１のインターネット機器１７などの適合した機器を介してインターネットまたは
別の前述した交換パケット網に接続する。

【００５２】 ステップ５５で、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを入力し、該ユーザ名
および該パスワードは、一実施形態では、単にユーザのＩＳＰユーザ名およびＩ
ＳＰパスワードであることが可能である。別の実施形態では、ＩＳＰを介してイ
ンターネットにログオンした後、図１のポータルサーバ３１などのインターネッ
トポータルにアクセスするのに、第２のパスワードまたはコードが必要とされる
ことがある。いくつかの場合、ＩＳＰとの特別な構成により、ＩＳＰを介するイ
ンターネットアクセスとＰａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌの両方のために１つのパスワ
ードが存在することが可能である。ステップ５７で、図２のページ３２などの個
人ＷＥＢページが、インターネットポータルサーバ３１を介して表示される。少
なくとも、個人化されたＷＥＢページは、すべてのユーザによって構成されたＵ
ＲＬを含み、他の可能性もあるが、とりわけ、探索機能によって強化することが
できる。

【００５３】 ステップ５８で、ユーザは、自らのブックマークした宛先からＵＲＬを選択し
、ハイパーリンク技術によって知られているとおり、トランスペアレントなＵＲ
Ｌが呼び出され、ユーザは、通常のユーザ対話の目的で宛先にナビゲートする。
この動作の際、Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌポータルソフトウェアは、ログオンが
必要とされる場合、宛先のページにユーザをトランスペアレントにログオンさせ
る。

【００５４】 ステップ６０で、ユーザは、図２の前述したオプション３７などのオプション
をクリックすることによって探索エンジンを呼び出す。ステップ６２で、ユーザ
は、図２のテキストフィールド５１などの提供されたテキストフィールド内に探
索パラメータを入力する。そのようなパラメータを入力した後、ユーザは、ボタ
ン５２などのボタンによって探索を開始する。探索エンジンが、ステップ６４で
、情報を抽出する。そのような情報は、１つのオプションでは、探索パラメータ
によって提供される記述に合うＵＲＬの形態であることが可能である。ＵＲＬの
探索されたリストが、ステップ６６で、別個の生成されたページ内に提示される
ことが可能であり、そのリストにより、ユーザは、どのＵＲＬにナビゲートする
かを選択することができる。オプションの探索機能では、ユーザは、探索基準を
提供し、その基準に関して可能な宛先のどれかまたはすべてを探索することがで
きる。

【００５５】 ＷＥＢページが、提示可能な形態でキャッシュに入れられる別の実施形態では
、ステップ６４で抽出される情報には、テキスト、画像、対話式内容などの記憶
されたページの任意のページに含まれる任意の情報が含まれることが可能である
。この場合、１つの表示された結果のページが、結果に関連するＵＲＬを含む探
索結果に対する生成されたリンクを提供することが可能である。例えば、テキス
トの結果またはグラフィックスの結果をクリックすることにより、関連ＷＥＢペ
ージが、ユーザのために表示され、結果がハイライトされて、表示ウインドウと
関連して見えるようになる。

【００５６】 ＷＥＢ要約のための機能強化されたエージェント 本発明の別の態様では、本発明者によってギャザラ―（ｇａｔｈｅｒｅｒ）と
呼ばれるソフトウェアエージェントが、ユーザ要求または企業の判断に応じてＵ
ＲＬに関する要約情報を収集し、戻すように構成される。これは、本発明の実施
形態では、サービスに関連する人間の知識労働者が、加入者または企業の指示に
従ってそのようなギャザラ―に書かれたスクリプトを提供する、本発明者によっ
て提供される独自のスクリプト記述および言語構文解析法によって実施される。
以下に、そのようなソフトウェアギャザラ―、および該ギャザラ―の機能の実施
を可能にする詳細について説明する。

【００５７】 次に、図１を参照すると、この場合、ＩＳＰ１５によってホストされたポータ
ルサービス網を表す例としてのアーキテクチャが示されている。この実施形態に
おけるポータルソフトウェア３５は、ＩＳＰロケーションにおいてセットアップ
されたポータルサーバ３１上で実行される。パスワード、ログイン名などの加入
者情報を記憶するために、大容量リポジトリ２９が使用される。インターネット
サーバ２３、２５、２７は、インターネット機器１７を操作する加入者のような
ポータルサーバに対する加入者がよく利用する企業のＷＥＢページを提供するよ
うに構成されたサーバを表す。

【００５８】 図２に関連して前述したポータルソフトウェア３５の主な目的は、加入者のＷ
ＥＢサイトのすべてをハイパーリンクの形態でリストする対話式アプリケーショ
ンを提供することである。ユーザが、自らの個人的リストからハイパーリンクを
呼び出した際、ソフトウェア３５は、加入者を対象の宛先にジャンプさせながら
、加入者の個人情報を使用して加入者のための自動的でトランスペアレントなロ
グイン機能を提供する。

【００５９】 図２を再び参照すると、ユーザ入力されたハイパーリンクおよび１組の対話ツ
ールを含む対話リスト３４が、図１のポータルソフトウェア３５によって加入者
に表示される。リスト３４と対話する加入者にとって利用できるツールの１つは
、エージェント（ソフトウェア）３９である。エージェント３９は、アカウント
情報を得る、簡単なトランザクションを実行する、来るべきイベントに関するユ
ーザの要求する通知情報を戻すなどのいくつかのタスクを行うようにプログラミ
ングすることができる。探索機能３７および更新機能４３は、機能性を支援する
のが必要になるに応じてエージェント３９に統合することができる。

【００６０】 前述した開示において、エージェント３９は、いくつかの実施形態では、ユー
ザ定義されたパラメータに従って、アカウント要約、注文追跡情報、およびある
種の他の情報などの、ユーザが加入するＷＥＢページ上に含まれるある要約情報
を探索し、戻すことができることを述べた。この機能は、周期的時間スケジュー
ルで、またはオンデマンドで働くようにユーザによってプログラミングされるこ
とが可能である。

【００６１】 以下の開示では、エージェント３９に対する機能強化が提供される。以下に詳
細に説明するそのような機能強化は、ポータルソフトウェア３５（図１および２
）のエージェント３９に組み込むこと、およびポータルソフトウェア３５ととも
に実行される別個のエージェントまたはギャザラ―として提供されること、また
は、いくつかの実施形態では、ポータルソフトウェア３５とは別個の独立型サー
ビスとして提供されることが可能である。

【００６２】 図４は、本発明の実施形態による要約ソフトウェアエージェント６７および該
エージェントの様々な機能およびレイヤを示すブロック図である。以降、ギャザ
ラ―６７と呼ぶ要約エージェント６７は、ネットワークサーバ上で実行されるよ
うに構成されたプログラム可能な対話式ソフトウェアアプリケーションである。
ギャザラ―６７は、一実施形態では、図１のポータルソフトウェア３５に統合す
ることができ、エージェント３９（図２）とは別個のソフトウェアモジュールの
形態で提供することができる。別の実施形態では、ギャザラ―６７は、前述した
とおり、エージェントの機能強化としてエージェント３９の一部分であることが
可能である。さらに別の実施形態では、ギャザラ―６７は、前述したポータルサ
ービスとは別個のサービスによって制御される親側またはクライアント側のアプ
リケーションとして提供することができる。

【００６３】 この例としての実施形態では、ギャザラ―６７は、内部に組み込まれて強化さ
れた機能を提供する様々なサブモジュールおよびインターフェースモジュールを
有するマルチ機能のソフトウェアアプリケーションである。ギャザラ―６７は、
クライアント（ユーザ）と知識労働者またはサービスと関連する労働者の両方か
らの指示の入力を可能にするように構成されたクライアント／サービスインター
フェースレイヤ６９を有する。ブラウザインターフェース７７が、レイヤ６９で
提供され、クライアントのＰＣあるいは他のインターネット機器またはネットワ
ーク機器上で動作するブラウザから、アプリケーション６７に対するアクセスを
提供するように構成される。インターフェース７７は、ユーザが、要約要求をギ
ャザラ―８７に入力し、要約結果を受け取ることができるようにする目的で、ユ
ーザのブラウザアプリケーション（図示せず）との双方向通信を容易にする。イ
ンターフェース７７は、当技術分野で知られているすべての既存のネットワーク
通信プロトコルをサポートしており、将来のプロトコルもサポートするように構
成することができる。

【００６４】 また、レイヤ６９は、ＷＥＢサイトからのデータを探し出し、検索するために
ギャザラ―６７によって必要とされるサイト論理を含む指示スクリプトを人間の
知識労働者が作成し、供給するのを可能にするように構成された独自の入力スク
リプト記述モジュール７９も含む。この場合、ギャザラ―６７は、図１のサーバ
３１などのネットワークサーバ上で実行され、動作する。ただし、本発明を実施
するのに不可欠ではない。

【００６５】 本例では、ギャザラ―６７は、図１のサーバ３１上で動作するポータルソフト
ウェアスイート３５の一部であるものと想定する。ギャザラ―６７は、本発明の
趣旨および範囲を逸脱することなく、いくつかの専用エージェントとして提供す
ること、または１つのマルチ機能エージェントとして提供することが可能である
。例えば、１つのギャザラ―６７は、単一のユーザ要求を実行するようにスクリ
プト記述およびプログラミングして、さらなるユーザ要求を行うには追加のギャ
ザラ―６７が要求される。あるいは、１つのギャザラ―６７を各個人ユーザに専
用にして割り当て、そのユーザからのすべての要求を扱うように構成することが
できる。

【００６６】 インターフェースレイヤ６９は、クライアントと知識労働者の両方からの情報
交換を円滑にする。適切なプラグインを備えたＷＥＢブラウザを操作するクライ
アントは、ギャザラ―６７と通信し、対話することができる。例えば、ユーザは
、ａｐａｒｔｍｅｎｔ．ｃｏｍ（ユーザの登録したＷＥＢサイトの１つ）から、
所与の地域（ユーザによって定義された）内に位置する１カ月当り１０００ドル
００セントより安く賃貸しているすべてのアパートに関する価格設定の要約を戻
す要求を入力することができる。前述した要求は、定期要求または１回限りの（
オンデマンドの）要求として分類される。通信された要求は、サービスに関連す
る知識労働者が、モジュール７９を使用してギャザラ―６７をセットアップして
その機能を実行するサービス動作を開始する。モジュール７９は、通常、知識労
働者によって操作されるネットワーク接続されたＰＣから実行される。

【００６７】 本発明の実施形態によれば、モジュール７９によって円滑にされる独自のスク
リプト記述方法が提供されて、ギャザラ―６７が、ユーザによって要求された目
標情報を入手できるようにする。例えば、ＷＥＢサイト、ａｐａｒｔｍｅｎｔ．
ｃｏｍの前述した例は、サイトを作成し、情報を掲示するのに使用される特定の
ＨＴＭＬ（ハイパーテキストマークアップ言語）論理を有する。そのようなサイ
ト論理は、様々なエンティティによってホストされる様々なサイトの多くでは、
比較的標準的なものである。この知識を使用して、知識労働者は、ギャザラ―６
７が従うべきサイトに特有のスクリプトまたはテンプレートを作成する。そのよ
うなテンプレートは、例えば、ａｐａｒｔｍｅｎｔ．ｃｏｍにおいて使用される
適切なフィールドの記述およびロケーションを含む。アパートの記述、場所、預
託金情報、賃貸情報、エージェントコンタクト情報、および他の関連フィールド
が、モジュール７９を使用して作成されたテンプレート上のロケーションとラベ
ルの記述に関して照合される。完成したテンプレートは、例えば、図１のリポジ
トリ２９などの記憶装置内に含まれるデータベース内に記憶される。そのような
テンプレートは、再使用すること、および新しいデータで更新（編集）すること
ができる。

【００６８】 一実施形態では、１つのスクリプトは、複数のＷＥＢページのためのサイト論
理を含むことが可能であり、特定のナビゲート指示のための指示およびパスワー
ドまたはログイン情報が該論理内に含まれ、１度に１サイトずつといったように
順次、実行されることが可能である。知識労働者は、Ｏｂｊｅｃｔ Ｌｉｎｋｉ
ｎｇ ａｎｄ Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ（ＯＬＥ）によるなどの自動制御を介してス
クリプト記述の多くを行うことができ、スクリプト記述の少しの部分を、当技術
分野で多数、知られている適切なコンピュータ言語で手作業によって行うのが可
能なことに留意されたい。

【００６９】 また、ギャザラ―６７は、内部情報収集およびパラメータ構成のために構成さ
れたプロセスレイヤ７１も有する。オプションのポータルサーバインターフェー
ス８１が提供され、ギャザラ―６７が、更新された情報をユーザのハイパーリン
クリストに提供できるようにし、また、必要な場合、ポータルサーバ３１からデ
ータを入手できるようにするように構成される。例えば、必要なハイパーリンク
をユーザのホームページからスクリプト記述テンプレートにナビゲートの目的で
、ミラーリングすることが可能である。ギャザラ―６７が、独立型サービスの一
部である実施形態では、要求が行われたとき、ユーザログイン情報を提供するた
めの規則が、クライアント側終端において供給されることが可能である。例えば
、暗号化されたパスワードが、クライアントプラグインによって供給されること
が可能であり、ギャザラ―６７は、自動ログインが行われる際、ユーザの暗号キ
ーを一時的に借用する。

【００７０】 機器構成モジュール８３が提供され、ユーザが、インターネット機器を定義し
、構成してサービスと通信し、要約情報を受け取ることができるようにするよう
に構成される。そのような機器には、パームトップ（ｐａｌｍ ｔｏｐ）ＰＣ、
ラップトップＰＣ、セルラー電話機、ＷＥＢ ＴＶ等が含まれることが可能であ
るが、それらには限定されない。通常、ユーザには、ユーザのデスクトップＰＣ
上のブラウザウインドウ内で表示されるネットワークサーバからの構成ＷＥＢペ
ージが提示される。当該のページは、デバイスパラメータおよび通信プロトコル
タイプをモジュール８３に通信するためのインターフェースを含む。このように
、ユーザは、要約情報の受信に合わせて好ましいデバイスを構成することができ
る。そのようなデバイスに固有のデバイスパラメータおよび通信プロトコルが、
サイトテンプレートのスクリプト記述に組み込まれ、ＷＥＢ要約の送達のための
指示として使用される。

【００７１】 ナビゲートレイヤ７３が提供され、ギャザラ―６７のために外部サイトナビゲ
ートおよびデータ収集の機能を実行するように構成される。この目的で、通信イ
ンターフェース／ブラウザ制御モジュール８５が提供され、ＷＥＢデータを含む
ＷＥＢサイトにアクセスするＷＥＢブラウザとして機能するように構成される。
コントロール８５は、知識労働者によって作成されたスクリプト記述されたテン
プレートから指示を受信する。

【００７２】 構文解析エンジン８７が提供され、スクリプト記述モジュール７９を介して作
成されたテンプレートに従って個々のＷＥＢサイトを構文解析するように構成さ
れる。構文解析エンジン８７は、Ｐｅａｒｌエンジン、ＩＥ ＨＴＭＬエンジン
、あるいは任意のその他または知られている構文解析エンジンの組合せであるこ
とが可能である。テンプレート（図示せず）は、所望のデータにアクセスするた
めに、どこに行くべきか、また目的サイトでどのフィールドを探すべきかをコン
トロール８５および構文解析エンジン８７に伝える。データフィールドが探し出
された後、構文解析エンジン８７は、適切なフィールド内で現在のデータを収集
し、データ変換、データ圧縮、およびデータ記憶などのさらなる処理のためのサ
ービスに該データを戻す。

【００７３】 ＷＥＢサイトは、自サイトをセットアップする際に整合性のある論理を使用す
るツールを使用するため、該論理は、コントロール８３および構文解析エンジン
８７に指示を与えるために要約サービスによって使用されることが可能である。
本発明者は、本明細書に、ａｍａｚｏｎ（商標）．ｃｏｍにナビゲートして、そ
こからデータを獲得するための例としてのスクリプト論理を提供する。ナビゲー
ションのために必要なハイパーリンクおよび／または実際のＵＲＬは示されてい
ないが、テンプレートスクリプトに含まれるものと想定する。本例では、この場
合、ＡｃｔｉｖｅＸ（商標）規則であるオブジェクトホルダ（ｈｏｌｄｅｒ）お
よびオブジェクトコンテナを命名するためのスクリプト内で、企業名、Ｙｏｄｌ
ｅｅ（本発明者が知る）が使用される。別の実施形態では、Ｊａｖａ（登録商標
）スクリプトまたは別のオブジェクトリンキングコントロール（ｏｂｊｅｃｔ
ｌｉｎｋｉｎｇ ｃｏｎｔｒｏｌ）を使用することができる。スクリプト記述さ
れたテンプレート論理の例は、以下のとおりである。 ＃Ｓｉｔｅ ａｍａｚｏｎ．ｏｒｄｅｒｓ．ｘ − はＡｍａｚｏｎからの注文
のステータスを示す。

【００７４】 ｌｏｇｉｎ（７）； ｇｅｔ（”／ｅｘｅｃ／ｏｂｉｄｏｓ／ｏｒｄｅｒ−ｌｉｓｔ／”）； ｍｙ＠ｔａｂｌｅｓ＝ｇｅｔ＿ｔａｂｌｅｓ＿ｃｏｎｔａｉｎｉｎｇ＿ｔｅｘｔ
（”Ｏｒｄｅｒｓ：”） ｍｙ＄ｏｒｄｅｒ＿ｌｉｓｔ＝ｎｅｗ Ｙｏｄｌｅｅ：：ＯｂｊｅｃｔＨｏｌｄ
ｅｒ（’ｏｒｄｅｒｓ’）； ＄ｏｒｄｅｒ＿ｌｉｓｔ−＞ｓｏｕｒｃｅ（’ａｍａｚｏｎ’）； ＄ｏｒｄｅｒ＿ｌｉｓｔ−＞ｌｉｎｋ＿ｉｎｆｏ（ｇｅｔ＿ｌｉｎｋ＿ｉｎｆｏ
（））； ｍｙ＠ｈｒｅｆ＿ｌｉｓｔ； ｍｙ＠ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＿ｌｉｓｔ； ｆｏｒｅａｃｈ ｍｙ ＄ｔａｂｌｅ（＠ｔａｂｌｅｓ）｛ ｍｙ＠ｒｏｗｓ＝ｇｅｔ＿ｔａｂｌｅ＿ｒｏｗｓ（）； ｆｏｒｅａｃｈ ｍｙ ＄ｉ（０．．＄＃ｒｏｗｓ）｛ ｓｅｌｅｃｔ＿ｒｏｗ（＄ｉ）； ｍｙ ＄ｔｅｘｔ＝ｇｅｔ＿ｔｅｘｔ（＄ｒｏｗｓ［＄ｉ］）
； ｎｅｘｔ ｉｆ ＄ｔｅｘｔ＝〜／Ｏｒｄｅｒｓ：｜Ｓｔａｔ
ｕｓ／； ｍｙ＠ｉｔｅｍｓ＝ｇｅｔ＿ｒｏｗ＿ｉｔｅｍｓ（）； ｎｅｘｔ ｕｎｌｅｓｓ＠ｉｔｅｍｓ＞＝４； ｍｙ（＄ｏｒｄｅｒ＿ｎｕｍ，＄ｄａｔｅ，＄ｓｔａｔｕｓ）
； ｓｅｌｅｃｔ＿ｃｅｌｌ（１）； ＄ｏｒｄｅｒ＿ｎｕｍ＝ｇｅｔ＿ｃｅｌｌ＿ｔｅｘｔ（）； ｍｙ ＄ｈｒｅｆ＝ｇｅｔ＿ｕｒｌ＿ｏｆ＿ｆｉｒｓｔ＿ｈｒ
ｅｆ（ｇｅｔ＿ｃｅｌｌ（））； ｓｅｌｅｃｔ＿ｃｅｌｌ（２）； ＄ｄａｔｅ＝ｇｅｔ＿ｃｅｌｌ＿ｔｅｘｔ（）； ｓｅｌｅｃｔ＿ｃｅｌｌ（３）； ＄ｓｔａｔｕｓ＝ｇｅｔ＿ｃｅｌｌ＿ｔｅｘｔ（）； ｎｅｘｔ ｕｎｌｅｓｓ ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｏｒｄｅｒ＿ｎ
ｕｍ ａｎｄ ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｄａｔｅ ａｎｄ ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｓｔ
ａｔｕｓ； ｍｙ ＄ｏｒｄｅｒ＝ｎｅｗ Ｙｏｄｌｅｅ：：Ｃｏｎｔａｉ
ｎｅｒ（’ｏｒｄｅｒｓ’）； ＄ｏｒｄｅｒ−＞ｏｒｄｅｒ＿ｎｕｍｂｅｒ（＄ｏｒｄｅｒ＿
ｎｕｍ）； ＄ｏｒｄｅｒ−＞ｄａｔｅ（＄ｄａｔｅ）； ＄ｏｒｄｅｒ−＞ｓｔａｔｕｓ（＄ｓｔａｔｕｓ）； ＄ｏｒｄｅｒ＿ｌｉｓｔ−＞ｐｕｓｈ＿ｏｂｊｅｃｔ（＄ｏｒ
ｄｅｒ）； ｉｆ（ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｈｒｅｆ）｛ ｐｕｓｈ（＠ｈｒｅｆ＿ｌｉｓｔ， ＄ｈｒｅｆ）； ｐｕｓｈ（＠ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＿ｌｉｓｔ， ＄ｏｒｄ
ｅｒ）； ｆｏｒｅａｃｈ ｍｙ ＄ｉ（０．．＄＃ｈｒｅｆ＿ｌｉｓｔ）｛ ｇｅｔ（＄ｈｒｅｆ＿ｌｉｓｔ［＄ｉ］）； ＠ｔａｂｌｅｓ＝ｇｅｔ＿ｔａｂｌｅｓ＿ｃｏｎｔａｉｎｉｎ
ｇ＿ｔｅｘｔ（”Ｉｔｅｍｓ Ｏｒｄｅｒｅｄ：”）； ｆｏｒｅａｃｈ ｍｙ ＄ｔａｂｌｅ（＠ｔａｂｌｅｓ）｛ ｍｙ＠ｒｏｗｓ＝ｇｅｔ＿ｔａｂｌｅ＿ｒｏｗｓ（）； ｆｏｒｅａｃｈ ｍｙ ＄ｊ（０．．＄＃ｒｏｗｓ）｛ ｓｅｌｅｃｔ＿ｒｏｗ（＄ｊ）； ｍｙ ＄ｈｒｅｆ＝ｇｅｔ＿ｕｒｌ＿ｏｆ＿ｆｉｒｓｔ＿ｈｒｅ
ｆ（ｇｅｔ＿ｒｏｗ（））； ｎｅｘｔ ｕｎｌｅｓｓ ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｈｒｅｆ； ｍｙ＠ｃｈｉｌｄ＿ｌｉｓｔ＝ｇｅｔ＿ｃｈｉｌｄｒｅｎ（ｇｅ
ｔ＿ｒｏｗ（），’ａ’）； ｎｅｘｔ ｕｎｌｅｓｓ ｄｅｆｉｎｅｄ ＄ｃｈｉｌｄ＿ｌｉ
ｓｔ［０］； ｍｙ ＄ｔｅｘｔ＝ｇｅｔ＿ｔｅｘｔ（＄ｃｈｉｌｄ＿ｌｉｓｔ
［０］）； ＄ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＿ｌｉｓｔ［＄ｉ］−＞ｄｅｓｃｒｉｐｔ
ｉｏｎ（＄ｔｅｘｔ）； ｝ ｝ ｝ ｒｅｓｕｌｔ（＄ｏｒｄｅｒ＿ｌｉｓｔ）；

【００７５】 前述した例は、Ａｍａｚｏｎ（商標）．ｃｏｍにナビゲートして、そこからデ
ータ、具体的には、ユーザの現在の注文ステータスを反映するデータを入手する
ようにコントロール８５およびパーサ８７に指示を与えるスクリプトである。ス
クリプトは、あらゆるサイトから入手可能な実質的にあらゆるタイプのテキスト
情報を入手するように書くこともできる。例えば、ユーザが、Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ
Ｔｉｍｅｓの見出し、トップテンで取引される株式、サンフランシスコからニ
ューヨークまでのフライトの比較リスト等を入手したいと望む可能性がある。一
実施形態では、１つのテンプレート上に多数のスクリプトがある場合、複雑さを
低減する目的で、実際にスクリプト記述された言語にメタデータを関連付け、代
りに使用することができる。

【００７６】 データ処理レイヤ７５が提供され、企業の規則およびクライアントの指示に従
ってユーザに戻されるデータを記憶し、処理し、提示するように構成される。デ
ータベースインターフェースモジュール８９が提供され、要約データ、テンプレ
ート、提示の指示等を記憶し、検索する目的で、図１のリポジトリ２９などの大
容量リポジトリに対するアクセスをギャザラ―６７に提供するように構成される
。また、収集エージェント６７は、インターフェース８９を介してプロファイル
情報、ユーザアカウントおよびＵＲＬ情報、記憶されたサイト論理等のデータに
もアクセスすることができる。ＷＥＢから読み込まれたデータは、リポジトリ２
９などのデータベース内に、または別の接続された記憶装置内に標準的な形式で
記憶される。すべての記憶されたデータは、もちろん、そのデータを要求した個
人に、または企業の判断に従ってそのデータが利用に供される個人に関連付けら
れる。

【００７７】 要約ページモジュール９１が提供され、ＷＥＢ要約ページが編成され、ユーザ
にそのページが提供されるように構成される。モジュール９１は、いくつかの実
施形態では、即時にＷＥＢ要約をユーザに渡すこと、またはモジュール９１が、
プルメソッド（ｐｕｌｌ ｍｅｔｈｏｄ）を介してユーザがアクセスするように
そのような要約されたページを記憶することができ、記憶する場合には、要約ペ
ージが入手可能であることをユーザに知らせる通知を送ることが可能である。要
約モジュール９１は、ＷＥＢページ表示のためにデータをＨＴＭＬ形式にフォー
マットすることができるＨＴＭＬレンダラ（ｒｅｎｄｅｒｅｒ）を含む。これに
より、電子メールのメッセージ等をユーザの要約ページにＨＴＭＬテキストとし
て提示することができる。さらに、どのサイトからのどの要約データも、そのサ
イトに対する組み込まれたハイパーリンクを含むことが可能である。これにより
、ＨＴＭＬで電子メールテキストを見ているユーザが、該テキストをクリックし
て適切な電子メールプログラムを立ち上げることができる。他のサイトは、デフ
ォルトで、要約ページを介してリンクされる。

【００７８】 多くのユーザは、前述したとおり、ＷＥＢページを介して自らの要約データに
アクセスするが、これは、本発明を実施するのに不可欠ではない。いくつかの実
施形態では、ユーザは、要約情報がフォーマットされ、パームトップ、または、
おそらく、セルラー電話機などの様々なインターネット対応機器の１つに送達さ
れることを望む。この目的で、レンダラ（ｒｅｎｄｅｒｅｒ）は、要約データを
代替の装置に特有のいくつかの形式にフォーマットして提示することができる。
異なる知られているフォーマットの例には、ＸＭＬ、プレーンテキスト、Ｖｏｘ
ＭＬ、ＨＤＭＬ、オーディオ、ビデオ等が含まれるが、それらには限定されない
。

【００７９】 本発明の好ましい実施形態では、ギャザラ―６７には、柔軟性があり、企業の
規則、クライアントの指示、または該規則と該指示の組合せに従って動作できる
。例えば、ユーザが、ユーザ／加入ＷＥＢページについての要約データをＨＴＭ
Ｌ文書の形式で定期的に実行し、提示することを要求した場合には、ギャザラ―
６７が、要求された内部情報およびユーザによって提供された情報に自動的にア
クセスして分析し、指示を作成する。スクリプト記述モジュール７９を使用して
、知識労働者は、サイト論理、ユーザ入力、および知られている情報に従って「
どこに行くか」情報および「何を獲得するか」という情報を含むテンプレート（
そのサイトに対してテンプレートが既に作成されていない場合）を提供する。

【００８０】 あるいは、ユーザが、自らの抵当貸し（ｍｏｒｔｇａｇｅ）サイトにおける現
行の利率および再融資コストなどの、自らのサイトの１つにおけるデータに関す
る要約を要求した場合、サービスは、独自の判断で、比較のために代替の抵当貸
しサイトから追加の請求されていない要約を提供することができる。このタイプ
の要約は、ユーザのプロファイル情報に基づいてユーザの立場を強化するように
設計される。この場合、最新の利率、株式の実績、車の価格、航空券割引き等に
関する更新されたデータが、比較の目的でサービスによって記憶されることにな
る。要約のユーザ要求について、ユーザにとっての何らかの点で利益になるよう
に同等以上に改善出来る場合、そのような要約データも含めることができる。

【００８１】 多くの場合、作成されたテンプレートは、ＷＥＢサイトがサイト論理パラメー
タを変更しない限り、再使用することができ、変更が行われた場合は、新しい論
理にアクセスし、既存のテンプレートを更新しなければならないか、または該サ
イトに関して新しいテンプレートを作成される。テンプレートは、サイトから入
手され、知識労働者によって格納されるサイト特有スクリプトを含む。一実施形
態では、ＷＥＢページをホストする企業は、サービスとＷＥＢホストの間の合意
により、サービスに対してサイト論理およびあらゆる論理の更新を自動的に提供
する。

【００８２】 代替の実施形態では、ギャザラ―６７は、ユーザのＰＣ上にインストールされ
たクライアントアプリケーションとして実装することができる。本実施形態では
、ユーザは、ログインコードまたはパスワードコードを供給するのを必要としな
い。要約スクリプトはクライアントソフトウェアに送信され、暗号化されユーザ
のマシン上にローカルに記憶されたログイン情報およびパスワード情報を使用す
る適切なスクリプトを使用してテンプレートは自動的に作成される。

【００８３】 ＷＥＢ要約情報を提供することに加えて、ギャザラ―６７は、新しいサイトへ
の自動登録などを提供するため、また既存のサイトへの古い登録情報を更新する
ために使用することもできる。例えば、ユーザが、新しいサイトに加入または登
録することを望む場合、ユーザの関連情報に変更がない限り、サイトの識別だけ
がユーザに求められる。新しいパスワード等が必要な場合、ギャザラ―６７は、
制御モジュール７３を介して、ユーザによって提供された代替コードのリストか
らログインコードおよびパスワードコードを提示することができる。別の実施形
態では、サイトによってあるパスワードが受け入れられるまで様々なパスワード
を試みる目的で、豊富なパスワードのオプションを含むデータベース（図示せず
）に、ギャザラ―６７がアクセスすることが可能である。パスワードまたはログ
インコードが受け入れられた後、そのパスワードコードまたはログインコードは
、ユーザに送信され、ユーザのパスワードリスト内およびネットワークレベルで
記憶される。

【００８４】 ギャザラ―６７などのソフトウェアアプリケーションをデータ網に接続された
多くの別々のロケーションで実装できることは、当分野の技術者には明白であろ
う。例えば、１つまたは複数の大容量リポジトリにリンクされた多くの別々のサ
ーバに、複数のギャザラ―アプリケーションを分散させることができる。クライ
アントアプリケーションは、サービスと通信するためのＷＥＢブラウザプラグイ
ンを含むが、該プラグインには限定されない。また、プラグインの拡張をプロキ
シサーバに提供して、自動ログインおよびデータアクセスが、やはり、ユーザに
トランスペアレントに行うのを可能にすることができる。

【００８５】 別の実施形態では、ギャザラ―６７との通信を可能にするプラグインが提供さ
れ、他のネットワーク装置上で動作するように構成され、デスクトップコンピュ
ータの必要なしに、そのようなデバイスが要求を開始し、応答を得るのを目的と
することが可能である。

【００８６】 ほとんどの実施形態では、デスクトップＰＣを操作するユーザは、自らの加入
ＷＥＢサイトのいくつかまたはすべてに関連する１回限りまたは定期的要約を注
文する。以下に、例としての要求／応答対話の論理的流れを提供する。

【００８７】 図５は、ユーザ定義モードで動作する図４のソフトウェアエージェントによっ
て行われる例としての要約プロセスを示す論理流れ図である。ステップ９３で、
ユーザは、要約の新しい要求（要約の注文）を開始している。議論のため、ステ
ップ９３の要求は、テンプレートが作成されていないサイトに関わるものと想定
する。ステップ９５で、要求が受信され、分析される。多分、知識労働者が、こ
のステップを行うことになる。新しい要求は、ユーザのポータルのホームページ
に提出され、ギャザラ―６７に直接に送信され、あるいは電子メールまたは他の
媒体を介してサービスに伝達される。

【００８８】 ステップ９７で、知識労働者が、要求ＵＲＬに関連する特定のサイト論理にア
クセスする。例えば、要求が、複数のＵＲＬに関わる場合には、それらのＵＲＬ
に関するすべてのサイト論理にアクセスが行われる。論理は、特定のＵＲＬに対
するユーザ登録時に獲得された場合、または登録直後にＷＥＢサイトホストによ
って送り込まれた場合、図１のリポジトリ２９などのリポジトリ内で入手可能で
ある。要求されたのが、完全に新しいＵＲＬである場合には、論理を当該のサイ
トから入手しなければならない。ただし、ほとんどの場合、論理は、共通のＵＲ
Ｌにアクセスする複数のユーザのお陰で既知となる。したがって、論理／ユーザ
関連のデータベース内における相互リンクを行い、特定のユーザには新しいが、
別のユーザには新しくないサイトに関する論理にアクセスすることができる。

【００８９】 ステップ９９で、知識労働者が、すべてのサイト論理、ＵＲＬ、ログインとパ
スワードの情報、およびユーザ要求情報を含むスクリプト記述モジュール７９（
図４）によってテンプレートを作成する。前述したとおり、テンプレートを同一
の要求に関して再使用することができる。ほとんどの場合、スクリプト記述は、
ほぼ自動化することができ、最小限の手作業の入力が、知識労働者によって行わ
れる。多くの場合、既存のテンプレートは、新しい要求に正確にマッチし、再使
用することが可能である。その場合、ステップ９７、９９、１０１は必要ない。

【００９０】 ステップ１０１で、テンプレートが、記憶され、要求するユーザと関連付けら
れる。次に、要約収集を行うために記憶されたテンプレートをスケジュールされ
た時点で検索することができる。ステップ１０３で、図４のモジュール８５など
のブラウザコントロールが起動されて、記憶されたテンプレートにアクセスし、
要約データを収集する目的で特定のＵＲＬにナビゲートする。ステップ１０１で
記憶されるテンプレートに計時機能が属する場合には、テンプレートは、自己実
行し、ブラウザ機能を呼び出すことができる。別の実施形態では、知識労働者が
、次のタスクのためのテンプレートを獲得するようにブラウザコントロールに通
知することができる。いくつかの実施形態では、前述したとおり、１つのテンプ
レートを複数のコントロールが使用することができる。

【００９１】 ステップ１０５で、必要な場合、自動ログインが行われて各指定されたＵＲＬ
に対するアクセスを得る。ステップ１０７で、指定されたＷＥＢページにナビゲ
ーションが行われ、テンプレート上の論理に従って該ページが、要求されたデー
タのために構文解析される。構文解析すべき複数のＷＥＢページが存在する場合
には、その数のページに対してこのステップが反復される。ＩＥ（商標）パーサ
またはＰｅａｒｌ（商標）パーサなどの様々な構文解析エンジンをこのプロセス
のために使用することができる。要求されたデータだけが、ステップ１０７で保
持される。

【００９２】 要求は、即時のリターンを要求するオンデマンド要求、またはデータが掲示さ
れることの可能なスケジュールされた要求であることが可能である。ステップ１
０９で、そのような論理が確定される。データが、定期スケジュールに従って提
示されるべき場合には、ステップ１０７で構文解析された要約データが、ステッ
プ１１１で後の使用のために記憶される。ステップ１１３で要約データは、既に
フォーマットされていない場合、ＨＴＭＬとしてレンダリングされ、ステップ１
１５で要約ＷＥＢページの形態で表示される。要約ページは、ユーザに都合の良
い時点におけるユーザによるアクセス（プル）のために掲示され、またはＷＥＢ
ページとしてユーザにプッシュして、ユーザのＰＣ上に自動的に表示させること
が可能である。また要約ページが利用可能であることの通知をユーザに送信して
、注文の完了をユーザに知らせることも可能である。

【００９３】 要約データが、１度限りのオンデマンド要求からのものであり、ユーザによっ
て即時に必要とされる場合には、ネットワーク機器およびデータ送達方法（ユー
ザによって構成された）が確定され、データは、ステップ１１７で送達および表
示のために適切な形式にレンダリングされる。ステップ１１９で、要約データが
、プロトコルに従ってユーザの指定する機器に送達される。ステップ１２１で、
ユーザは、適切な形式で要求した情報を受け取る。

【００９４】 本例に示すよりも多いまたは少ない論理ステップならびに追加のサブステップ
が存在しうることは、当分野の技術者には明白であろう。例えば、ステップ１０
５は、他の実施形態では、ユーザから暗号キーを獲得することなどのサブステッ
プを含むことができる。さらに別の実施形態では、要求の一部は、ステップ１１
３におけるようにＨＴＭＬとしてレンダリングして、一方、同じ要求データのあ
る別の部分は、別の形式でレンダリングし、代替の方法を介して送達することも
可能であろう。多くの可能性が存在する。

【００９５】 本発明の方法および装置は、ユーザ入力なしにユーザに要約を提示するのに使
用することができる。以下にそのようなプロセス論理を詳細に述べる。

【００９６】 図６は、最小限のユーザ入力またはユーザ入力なしにユーザ独立のスマートモ
ードで図４のソフトウェアエージェントによって行われる例としての要約プロセ
スを示す論理流れ図である。ステップ１１７で、企業によって開始される要約プ
ロセスが開始する。この場合、企業は、より好条件の取引を見つけるのにユーザ
を支援する、または、おそらく、ユーザがまだ加入していない代替のページから
の要約および該ページに対するリンクをその個人に提示することが可能である。

【００９７】 ステップ１１９で、ユーザ情報およびパラメータを含むデータベースに対する
アクセスおよび検討が行われる。企業がスポンサーとなる要約リポートを開始す
るのに、ユーザに固有のある情報が必要とされる可能性がある。ステップ１２１
で、知識労働者が、要約のために指定された目標サイトに特有のサイト論理にア
クセスする。ステップ１２３で、知識労働者が、既存のユーザテンプレートを変
更するか、または必要な場合、新しいテンプレートを作成する。ステップ１２５
で、テンプレートが、リポジトリ２９などのリポジトリ内に記憶され、ユーザと
関連付けられる。

【００９８】 図５に示すとおり、テンプレートは、計時関数（ｔｉｍｅｄ ｆｕｎｃｔｉｏ
ｎ）に従って自己実行してコントロール８５（図４）などのブラウザコントロー
ルを呼び出すか、またはタスク通知の結果としてコントロール８５によってアク
セスされる。ステップ１２７で、ブラウザコントロールが、ナビゲーションを開
始する。ステップ１２９で、必要な場合、自動ログインが行われて選択されたサ
イトに対するアクセスを得る。ＷＥＢページが、ユーザには新しく、ユーザが、
該ＷＥＢサイトに登録していない場合には、合意を通じて、または他の規則を通
じて、そのようなサイトにアクセスするサービスが提供されることが可能である
。例えば、提示された要約情報が、顧客の気に入った場合、ＷＥＢサイトのホス
トが、新しい顧客を得る可能性があると考える場合、そのような合意がなされる
ことが可能である。他の多くの状況では、クライアントに個人的ではない一般の
情報を入手するには、パスワード情報またはログイン情報は必要ない。

【００９９】 ステップ１３１で、要約データのためにすべてのサイトが構文解析され、ステ
ップ１３３で、標準の仕方で記憶される。ステップ１３５で、データがまとめら
れ、要約ページ上における提示のためにＨＴＭＬにレンダリングされる。ステッ
プ１３７で、データのすべてを含むＷＥＢ要約が、ユーザの利用に供され、該要
約の存在がユーザに通知される。

【０１００】 ユーザによって要求されていないある情報を提供することが、ＷＥＢ上におけ
る現在の商取引に関するユーザの組織を強化するのを助ける。さらに、請求され
ていないＷＥＢ要約が、ユーザのプロファイル内の現在のオプションよりも良好
な機会を提供することが可能である。もちろん、このようにユーザを支援するこ
とは、企業（サービス）が、ユーザのリスト上の様々なＷＥＢサイトにおけるユ
ーザのプロファイル、既存のアカウント、およびサービス情報に対するアクセス
を有することを必要とする。ユーザは、ユーザの個人情報の使用を禁止すること
ができ、禁止される場合、企業が開始する要約は、比較モードではなく厳密に提
供モード（ｏｆｆｅｒ ｍｏｄｅ）で行われない限り、行われないことになる。

【０１０１】 本方法および本装置は、言語およびプラットフォームとは独立した形でも実施
することができ、また様々なスケーラブルなサーバ構成において実装することが
できる。

【０１０２】 メタ要約されたリポートの提示 本発明の別の態様では、方法が主に独自のソフトウェアを介して提供され、要
約リポートが注文されてユーザに提示されることが可能であり、リポートが計算
済みの解決指向の結果を反映する。このタイプの要約は、複数のデータ源にわた
る要約であるため、本発明者によってメタ要約と呼ばれる。以下に、そのような
方法の実施を可能にする詳細について説明する。

【０１０３】 図７は、本発明の実施形態によるメタ要約プロセスを示す概略図である。本実
施形態では、「メタ要約」とう用語は、本明細書で上記に教示した要約プロセス
から本明細書に教示するメタ要約プロセスを区別するためにも、本発明者によっ
て使用される。メタ要約は、複数のネットワーク源から検索されたデータから導
出された解決指向の結果をリポートするためにデータを解釈し、計算することに
関わる。

【０１０４】 この実施形態では、ポータル局１５１が提供され、ソフトウェアおよびハード
ウェアにより、上記にリストした同時特許出願に説明される実施形態に従ってＷ
ＥＢ要約サービスおよび提示サービスを行うように構成される。局１５１は、Ｉ
ＳＰ、主インターネットサーバ、あるいは他のネットワーク接続されたサーバま
たはインターフェース局であることが可能である。本例では、ポータル局１５１
は、本実施形態では、インターネットクラウド１３９で表されるインターネット
網であるソースネットワークに常時接続されている。前述したネットワーク接続
は、局１５１からインターネットバックボーン１４７に至るインターネット接続
回線１４９によって提供される。インターネットバックボーン１４７は、グロー
バルインターネット１３９を構成するサブネットを含むすべての回線および接続
を表す。

【０１０５】 ポータル局１５１は、内部にポータルインターフェース１５３を維持するため
の手段が提供されている。ポータルインターフェース１５３は、本例では、ファ
イルサーバインターフェースであるが、他の実施形態では、異なるタイプのネッ
トワークインターフェースハードウェアで置き換えることができる。インターフ
ェース１５３は、図示するネットワーク対応ＰＣ１６３などを操作する加入ユー
ザに対して、パス１６１などのインターネット接続を介してハイパーテキスト転
送プロトコル（ＨＴＴＰ）ページを提供する。ＰＣ１６３を操作するユーザは、
この場合、ダイヤルアップ接続などによりオンライン状態にして、接続パス１６
１を介してポータルインターフェース１５３と通信することができる。接続パス
１６１は、通常の電話回線、ＩＳＤＮ回線、または無線接続を含む別の知られて
いるタイプのインターネット接続リンクであることが可能である。ダイアルアッ
プ接続は、本明細書では、単により一般的な接続方法として示している。

【０１０６】 局１５１内でデータリポジトリ１５７が提供され、ユーザのために、かつユー
ザに関する集約されたデータを保管するように構成される。データリポジトリ１
５７は、ポータルインターフェース１５３をサポートするのと同一のハードウェ
アの一部であること、またはデータリンクで接続された別個のハードウェアの実
装であることが可能である。リポジトリ１５７は、光記憶装置の形態であること
、または大量のデジタルデータを記憶するために使用される任意の他の知られて
いる実装であることが可能である。リポジトリ１５７は、内部に記憶されたデー
タまたはメタデータを操作および編成するのに必要とされる可能性がある様々な
データベースプログラムをサポートするものと想定することができる。

【０１０７】 データ収集サブシステムＧＳＳ１５９が局１５１内で提供され、指示があった
際にインターネット１３９などのデータパケット網をナビゲートすることができ
るソフトウェアおよびハードウェアの実装として構成される。ＧＳＳ１５９は、
同時係属特許出願、整理番号０９／５２３５９８で説明される自動化されたブラ
ウザ制御／ナビゲーションを表す。ＧＳＳ１５９は、上記の図４に示したナビゲ
ーションレイヤ７３と同様である。

【０１０８】 ファイル／データサーバ１４１〜１４５によって本明細書で表される複数のネ
ットワーク接続されたデータ源が、インターネット１３９内に示される。サーバ
１４１〜１４５は、ポータル局１５１に知られているユーザが加入するサーバで
ある。例えば、サーバ１４１〜１４５は、銀行取引および投資のための１人のユ
ーザの集合的なＷＥＢサービスを表すことができる。そのようなオプションには
、銀行取引、株式取引、退職金口座サーバ、保険サーバ等が含まれる。なお、サ
ーバ１４１〜１４５は、１人のユーザが加入する別々のＷＥＢベースのサービス
を表し、互いに同系列にはないものと想定されることに留意されたい。例えば、
ＰＣ１６３などを操作するユーザは、本例では、サーバ１４１〜１４５を使用し
て自らのオンライン銀行取引、商取引、および投資のすべてを行う。

【０１０９】 別の実施形態では、サーバ１４１〜１４５は、ユーザが頻繁に利用するオンラ
イン買物サービスのすべてを表すことが可能である。サーバ１４１〜１４５のす
べてが、本例では、主題の点で関連しているが、互いに同系列にはないことは、
以下に見るとおり、単に本発明の説明を助けるのに役立つだけである。

【０１１０】 「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｏｂｔａｉｎｉｎｇ
ａｎｄ Ｐｒｅｓｅｎｔｉｎｇ ＷＥＢ Ｓｕｍｍａｒｉｅｓ ｔｏ Ｕｓｅ
ｒｓ」という名称の同時係属特許出願では、知識労働者によって通常、提供され
るサイト論理テンプレートにより、部分的に、サイトのナビゲーション、データ
を構文解析すること、およびユーザにデータを戻すことまたは記憶が行なわれる
ことが教示されている。本明細書では、この態様を知識労働者（ＫＷ）のために
構成されたＰＣ１６７によって表している。ＰＣ１６７などの局から作業するＫ
Ｗは、ユーザによって要求され、サーバ１４１〜１４５のどれかまたはすべてに
記憶されたデータにナビゲートするためのサイト論理スクリプトを提供する。そ
のようなスクリプトが、データリンク１６５を介してＧＳＳ１５９に提供される
。リポジトリ１５７などに記憶された要約データが、ユーザアクセスのために記
憶される。ユーザが即時のデータリターンを要求するいくつかの場合では、デー
タは、ポータルインターフェース１５３などに直接に送信されて、ユーザが、即
時に該データにアクセスすることができる。

【０１１１】 本発明の実施形態によれば、新しいデータベースリポートエンジンＤＢＲＥ１
５５が提供され、ユーザのために集約されたデータに対する形式化プロセス（ｆ
ｏｒｍｕｌａｔｉｖｅ ｐｒｏｃｅｓｓ）を行うように構成される。ＤＢＲＥ１
５５自体は、データベースユーティリティであり、好ましい実施形態では、リポ
ジトリ１５７のソフトウェア環境の一部分である。別の実施形態では、ＤＢＲＥ
１５５は、ポータルインターフェース１５３のソフトウェア環境の一部であるこ
とが可能である。

【０１１２】 この実施形態では、ＤＢＲＥ１５５は、第１の「収集エージェント」として動
作し、要求に応じて、まず、ユーザによって要求されたデータのためのリポジト
リ１５７を検査する。ユーザが登録するＷＥＢベースのサービスのすべてにおけ
るすべてのユーザトランザクションのユーザ履歴記録が、好ましくは、リポジト
リ１５７内に維持され、ＤＢＲＥ１５５にとってアクセス可能である。いくつか
の場合、サーバ１４１〜１４５によって表されるようなサービスが、完全なトラ
ンザクション履歴を提供することが可能であり、該履歴が入手され、リポジトリ
１５７内に記憶されて、定期的に更新されることが可能である。ただし、いくつ
かの場合、そのようなサービスは、ユーザのために履歴記録を保持しない可能性
がある。この場合、自らのポータルインターフェース１５３を介してそのような
サービスにアクセスするユーザは、通常の時間をかけて、各トランザクションを
追跡することができ、当該のサービスにおけるトランザクションに関する履歴記
録がもたらされ、リポジトリ１５７内に保持される。

【０１１３】 サーバ１４１〜１４５の場合、それぞれが、１人のユーザに接続された何らか
の形態の金融ポートフォリオデータを含む。例えば、サーバ１４１は、ユーザが
預金口座を有する銀行取引サービスを表すことが可能である。サーバ１４２は、
ユーザが当座預金口座を有する銀行取引サービスを表すことが可能である。サー
バ１４３は、特定のユーザに関する刻々と変化する投資および損失のポートフォ
リオを維持するオンライン投資会社を表すことが可能である。サーバ１４４は、
ユーザが退職金口座（Ｉｎｄｉｖｉｄｕａｌ Ｒｅｔｉｒｅｍｅｎｔ Ａｃｃｏ
ｕｎｔ、ＩＲＡ）を有する銀行を表すことが可能である。サーバ１４５は、ユー
ザの資産ポートフォリオに関するデータを保持する抵当貸付会社（ｍｏｒｔｇａ
ｇｅ ｃｏｍｐａｎｙ）であることが可能である。各サイトは、おそらく現在の
口座の状態情報および特定のユーザによって行われたトランザクションの財務履
歴を保持するものと想定する。

【０１１４】 例示として、１人のユーザ個人のすべての財務データが、サーバ１４１〜１４
５によって提供され、該サーバから獲得され、データリポジトリ１５７内に集約
され、定期的に更新されるものと想定する。ＰＣ１６３を操作するユーザが、イ
ンターネット接続１６１を介してポータルインターフェース１５３にアクセスす
ることができ、複数のサーバ１４１〜１４５にわたるデータのいくらかまたは全
部に関わる特定の結果を要求することが可能である。一例は、ユーザが開始する
コマンド、「私の現在の純資産を計算せよ」である。結果のメタ要約されたリポ
ートが、ユーザの問合せに応えるプロセスで分析されたすべての財務データ源（
サーバ１４１〜１４５）からのすべての財務データと共にユーザに自らの計算さ
れた純資産を知らせる。

【０１１５】 この場合、ＤＢＲＥ１５５は、リポジトリ１５７内に既に集約されているデー
タだけを利用する。したがって、集約して保持されるデータが最新のものであり
、ユーザ要求を満たすのに十分である場合、ＧＳＳ１５９が、ユーザのためにナ
ビゲートすることは特に必要ない。ただし、前の例で述べた要求のようなユーザ
の特定の要求が、サーバ１４１〜１４５の１つまたは複数に至るナビゲーション
を必要とする場合、ＧＳＳ１５９は、ＫＷ１６７によって提供されるサイト論理
を使用して、必要な各サイトにナビゲートし、必要なデータを検索する。必要な
データがリポジトリ１５７内に集約された後、ＤＢＲＥ１５５は、集約されたデ
ータを分析し、ユーザの要求に基づいてその集約されたデータから正確なリポー
トを生成することができる。

【０１１６】 ＤＢＲＥ１５５などの独自のエンジンをリポジトリ１５７のユーザ側で提供す
ることにより、個々のサイトナビゲーションおよびユーザによって注文されたデ
ータのリターンによって必要とされる貴重な帯域幅リソースが節約されることが
、当分野の技術者には明白であろう。ユーザのために複数のＷＥＢサービスから
の完全な活動履歴を記憶するためには、追加の記憶空間がリポジトリ１５７内で
必要とされる。ただし、そのようなリソースを追加して、帯域幅を節約すること
は、データを圧縮してアーカイブするために当技術分野で知られている多くの技
術に鑑みれば、インテリジェントな実施態様を代表する。以下に、ＤＢＲＥ１５
５の機能に関するさらなる詳細を提示する。

【０１１７】 図８は、本発明の実施形態による図７のＤＢＲＥ１５５のさらなる詳細、構成
要素、および機能を示すブロック図である。ＤＢＲＥ１５５は、ユーザに対する
提示のためにデータを獲得し、分析し、準備することができる機能インターフェ
ースである。このため、該インターフェースは、ある必要な機能を実行すること
を担うあるサブモジュールを含む。例えば、制御論理モジュール１７１が、ＤＢ
ＲＥ１５５の一部として提供され、ユーザの要求を構文解析して確認し、またユ
ーザが選択した提示形式が、利用可能であり、ユーザによって要求されたデータ
結果のタイプに対して適切であることを保証するように構成される。そのような
オプションは、双方向通信を表す双方向の矢印で制御モジュール１７１に接続さ
れているものとして示されるオプションデータベース１７３内に含まれる。

【０１１８】 オプションデータベース１７３は、本明細書に示すとおり、ＤＢＲＥ１５５の
一部であり、またはリポジトリ１５７の一部であり、ＤＢＲＥ１５５にアクセス
可能である。オプションデータベース１７３などの自体のデータベースを維持す
るＤＢＲＥ１５５の場合、前述したデータベースが、複数の口座にわたるユーザ
履歴を含んでいれば、ＤＢＲＥ１５５は、すべての必要なデータを保持するのに
十分な記憶メモリを有するマシン内に常駐する。そのようなマシンは、プロセッ
サ／サーバであることが可能である。別の実施形態では、すべての記憶されたデ
ータは、リポジトリ１５７内に保持される。

【０１１９】 また、ＤＢＲＥ１５５は、ランタイムエンジン１７７も有し、該エンジンは、
ユーザ要求に基づいてユーザのための特定のデータ結果または解決策を構成する
ため、データ分析およびデータ計算を行う。エンジン１７７は、相当に様々であ
る目的を達成するのに必要な数学的ツールおよびシステム知識のすべてに対する
アクセスを有する。構成モデルの技術分野で一般に知られているとおり、エンジ
ン１７７のためのインテリジェンスの源として知識ベース（図示せず）を使用す
ることが可能である。

【０１２０】 エンジン１７７は、統計分析、合計、平均などを含む多種多様な数学的関数を
実行する。一実施形態では、より複雑な計算を行うために代数関数、幾何関数、
三角関数も提供される。ただし、ほとんどの場合、ユーザ要求は、平均、合計、
確率の予測、パーセンテージの導出等を行うことの方により多く向けられる。例
えば、複数の銀行の預金残高を合計することが、共通タスクとなる。複数のオン
ライン買物サービスにわたるオンラインの支出動向を分析することが、共通タス
クの別の例となる。より複雑なリポートは、買物の動向を収入の見込みと比較し
て比率の数字、ならびに必要な商品を犠牲にせずに比率を改善する推奨される方
策を生成する。多くの可能性が存在する。

【０１２１】 グラフィックスユーザインターフェース（ＧＵＩ）モジュール１８１がＤＢＲ
Ｅ１５５内で提供され、要求された形式および要求の表示タイプに従ってデータ
を準備するように構成される。ＧＵＩモジュール１８１は、どの提示オプション
がオプションデータベース１７３から選択されたかという知識、およびリポート
を受信する特定の装置または局のパラメータ（ハードウェアプラットフォームお
よびソフトウェアプラットフォーム）の知識を有する。リポートが、要求を発し
た装置に戻される必要はない。いくつかの実施形態では、ユーザは、異なる媒体
を介して代替の受信装置にメタ要約リポートを送ることができる。もちろん、こ
れは、受信装置およびデータ網が、システムに知られていることを前提とする。

【０１２２】 本発明の実施の際、ユーザは、自らのブラウザインターフェースなどから事前
構成された要求１６９への入力とラベル付けされた矢印として本明細書に示され
る要求を開始する。要求１６９は、制御論理モジュール１７１内で意味に関して
構文解析される。失われている情報または利用できないオプションの選択などの
、元の要求１６９内で検出された誤りが存在する場合には、誤りリポートとラベ
ル付けされた矢印で示されるとおり、誤りリポートが即時に当該ユーザに送り返
される。制御論理モジュール１７１は、オプションデータベース１７３を検査し
て、利用不可能なオプションが選択されたかどうかを判定し、代替の利用可能な
オプションを誤りリポートとともに提示することができる。

【０１２３】 モジュール１７１は、要求を確認し、提示オプションを確認した後、図７のリ
ポジトリ１５７などのクライアント側に常駐するガード（ｇｕａｒｄ）（ＧＩ）
１７５にアクセスして、有効な結果の構成を可能にするのに十分な現行のデータ
が内部に記憶されているかどうかを調べる。データベース対話を介して図１のリ
ポジトリ１５７から獲得されたデータが、ガード１７５内に含められ、処理のた
めにエンジン１７７に渡される。ただし、データの必要な部分が、リポジトリ１
５５から無くなっている場合、図７のＧＳＳ１５９を呼び出して必要なデータを
検索することができる。この場合、誤りメッセージをユーザに送り返して、必要
なデータ部分のためにナビゲートする必要性をユーザに知らせることができる。

【０１２４】 要求されたリポートを戻すのに必要なデータのすべては、ランタイムエンジン
１７７に注入される。適切な計算のすべてが行われ、生のデータ結果１７７とし
て本明細書に示される結果のデータが、ＧＵＩモジュール１８１に渡される。次
に、ＧＵＩモジュール１８１が、出力とラベル付けされた矢印として本明細書に
示されるユーザに対する提示のための結果データを準備する。

【０１２５】 前述したとおり、リポートは、非常に簡単であること、またはテキストとグラ
フィックスの要素を含み、極めて複雑であることも可能である。一実施形態では
、含まれるデータに対して行われるプロセスステップのすべてを細分し、最終結
果とともにユーザにリポートすることが可能である。提示オプションには、スプ
レッドシート、グラフ、テキストリポート、円グラフ等が含まれることが可能で
ある。

【０１２６】 前述した例では、ＤＢＲＥ１５５は、協働するサブモジュールに細分すること
ができるマルチ機能モジュールである。ただし、細分することは、本発明を実行
するのに不可欠ではない。モジュールの他の順序および分散パスを利用して同じ
機能を実施できることが、当分野の技術者には理解されよう。例えば、ＤＢＲＥ
１５５（図７）は、集約されたデータから収集を行うために強化されるのではな
く、ＧＳＳ１５９（図７）と直接にインターフェースをとることができる。この
場合、ＧＳＳ１５９は、まずリポジトリ１５７を検査してから、ナビゲーション
が必要であるかを判定する。別の実施形態では、集約されたすべてのデータが最
新のものであることを保証するため、ナビゲーションがデフォルトで必要とされ
ることが可能である。多くの可能性が存在する。

【０１２７】 図９は、本発明の実施形態によるメタ要約リポートの開始から完了までの論理
的ユーザステップおよびシステムステップを示すプロセス流れ図である。ステッ
プ１８３で、ユーザが、ブラウザ／ポータルインターフェースを使用して図７の
ＰＣ１６３などからメタ要約リポート要求を開始する。要求は、１年間にわたる
自らの利息付き口座のすべてからの自らの利息所得のすべてを合計し、月平均を
戻すことであるのが可能である。好ましい実施形態では、そのような要求をポー
タルソフトウェアによって理解される「自然言語」で行うことができる。

【０１２８】 ステップ１８５で、制御論理が、元の要求を登録し、該要求の実行可能性を確
認する。このステップには、要求を構文解析すること、提示オプションを確認す
ること、提示送達パラメータ（ソフトウェア、ハードウェア、媒体）を確認する
こと等が含まれる。処理に関して要求が承認された後、ステップ１８７で、デー
タギャザラ―が、必要なデータを求めてリポジトリ１５７（図７）内などのデー
タベースにアクセスする。本発明者によってボット（ｂｏｔ）と呼ばれるそのよ
うなギャザラ―は、図８に示すとおり、ＤＢＲＥ１５５の一部であること、また
は図７のＧＳＳ１５９の一部であることが可能である。

【０１２９】 ステップ１８９で、要求を完了するのに十分なデータが集約して入手可能であ
るかどうかが判定される。判定が、「はい」である場合、ステップ１９１で、必
要なデータがデータベース（ＤＢ）から抽出される。ステップ１９３で、抽出さ
れたデータが、ユーザの要求を実施するツールに従って処理され、これが、解決
指向の結果となる。また、処理のテキスト記録も、要求された場合、ユーザに転
送される。これにより、ユーザは、解決指向の結果に到達するのに取られたいく
つかのステップを検討してもよい。

【０１３０】 ステップ１９３で、生の結果データが、図８のＧＵＩモジュール１８１などの
ユーザが要求した提示オプションに従って準備される。提示オプションは、ユー
ザのポータルホームページ上に現れる簡単なテキスト結果から構成されることが
可能である。一実施形態では、タイムチャート、該チャートを説明するテキスト
パラグラフ、結果値を反映するテーブルなどの同一の結果の様々なバージョンを
表示する別個のＷＥＢページを構築することができる。前述した例で説明した平
均利率を扱うメタ要約を、様々な仕方で提示することができる。例えば、各口座
および個別の結果をリストし、次に、特定の時間間隔にわたって合計した結果、
次に、少し時間を増やした時の平均値を提示することができる。対話の両端で適
切なソフトウェアコンテナがサポートされる限り、提示の可能性に限界は存在し
ない。ほとんどの場合、完全な対話機能をサポートするブラウザインターフェー
スが利用される。ステップ１９７で、準備されたＧＵＩデータが、接続１６１の
ようなインターネット接続を介して図７のＰＣ１６３を操作しているユーザのよ
うな要求するユーザに送信される。この場合も、多くの装置が図８のＤＢＲＥ１
５５とのインターフェースを構成することができ、結果データを受信できること
に留意されたい。システムに対して様々な装置を構成することの成功は、提供さ
れるネットワークおよびデータインターフェースに依存する。

【０１３１】 ステップ１８９で、十分なデータが存在しないと判断された場合、または要求
を完了する適切な種類のデータが既に集約して存在すると判断された場合には、
要求は、ステップ１９９で、図７のＧＳＳ１５９のようなＧＳＳに引き渡される
。一実施形態では、既に記述したとおり、収集はＧＳＳ１５９の唯一の責務であ
る。ステップ２０１で、サイト論理テンプレートが、図７のＰＣ１６７のような
ＰＣを操作するＫＷなどから獲得される。必要なナビゲーションテンプレートが
、以前に使用されたのと同じテンプレートである場合には、そのようなテンプレ
ートを接続されたデータ記憶装置から獲得することができる。

【０１３２】 ステップ２０３で、図８のＧＳＳ１５９のようなＧＳＳが、要求するユーザの
ために集約されたデータの記憶を完了するため、必要なＷＥＢサイトにナビゲー
トして、該サイトからデータを抽出する。ステップ２０５で、データが、リポジ
トリ１５７などの中で該データのために割り当てられたデータベース内に集約し
て入れられる。必要なデータのすべてが、ステップ２０５で集約された後、ステ
ップ１９１ないし１９７が繰り返される。

【０１３３】 前述したプロセスステップは、ほとんど自動化されたまたは完全に自動化され
たプロセスを表すことが、当分野の技術者には明白であろう。さらに、本発明の
趣旨および範囲を逸脱することなく、ステップ１８９で、データが不十分であっ
た場合、ユーザ通知ステップを追加するなどの、他のサブルーチンを追加するこ
とが可能である。

【０１３４】 また、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、本明細書に説明したルー
チンのようなプロセスルーチンを代替の動作環境に応じて変更できることも、当
分野の技術者には明白であろう。例えば、ユーザが、データセンタ網インターフ
ェースなどを介して無線装置からインターフェースを取っている場合には、異な
るネットワーク上で理解される形式にデータを変換する追加のステップが必要と
される可能性がある。多数の多様な適用例が存在する。

【０１３５】 図１０は、本発明の実施形態によるユーザのブラウザインターフェースに表示
されるメタ要約リポート２０９の実際のスクリーンショット２０７の代表的な図
である。本発明のより一般的な実施態様では、ユーザは、共通のブラウザインタ
ーフェースを利用することによってポータルサーバなどとインターフェースを取
っているが、該インターフェースの多くのブランドは当技術分野で知られており
、容易に利用可能である。この特定の例では、Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｘｐｌｏｒ
ｅｒ（商標）（ＩＥ）として知られているＭｉｃｒｏｓｏｆｔ（商標）ブラウザ
アプリケーションが使用される。ただし、本発明のシステムは、データパケット
網をナビゲートすることができるどのソフトウェアインターフェースを使用して
も機能する。

【０１３６】 要約リポート２０９は、機関の名称を完備した個別の銀行リスト、投資リスト
、および口座リストから構成される。銀行口座および株式口座の両方に関して個
々にリポートされる情報の要約が、各グループのリストの下に見られる。リポー
ト２０９は、多くのグラフィックスの可能性および提示方法のやや単純化した例
である。要求の複雑さに応じて、メタ要約されたリポートは、実質的にあらゆる
タイプの提示媒体を含むことができる。いくつかの例は、ガントチャート（Ｇａ
ｎｔ ｃｈａｒｔ）、時間グラフ、円グラフ、流れ図、テキスト要約等を含むが
、本発明は、それらには限定されない。別の実施形態では、要約されたリポート
は、同一のデータを異なる仕方で見るための、または、提示された結果からさら
なる結果を計算するための対話式オプションを含むことが可能である。ユーザは
、強力なＰＣにインストールされた完全に機能するブラウザアプリケーションを
介して本発明のシステムとのインターフェースを実施する際、多くのオプション
を有する。パーソナルデジタルアシスタント、セルラー電話機などの他の装置を
介するインターフェースは、明らかに提示オプションを制限するが、そのような
装置をインターフェースとして使用することは可能であり、ある状況では、好ま
しい可能性がある。そのような状況は、ユーザが何らかの要約データにアクセス
する必要があるが、自らのパーソナルコンピュータ局に対するアクセスを有さな
いビジネス会議、面談およびその他の状況であることが可能である。さらに、そ
のようなデータを事前に注文し、自らのパーソナルコンピュータ以外の場所に送
信することが可能である。電話網に対する適切なインターフェースを使用すると
、そのような情報は、ユーザによって送られる場合、会議の場所にファックス送
信すること、取引き相手の電子メールアドレスに電子メールで送信することなど
が可能である。多数の多様な適用例が存在し、適用例の多くは、既に述べた。

【０１３７】 本発明の方法および装置は、インターネット上の私人、インターネットに接続
されたＷＡＮ上で事業を行うビジネス、私設ＷＡＮを介して事業を行うビジネス
等を介して実施されることが可能である。多くのカストマイズ可能な状況が存在
する。本明細書で以上に教示する本発明には、最も広い範囲が認められるべきで
ある。本発明の趣旨および範囲は、頭記の特許請求の範囲だけによって制限され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施形態によるインターネットポータルシステムおよびネットワーク
を示す概略図である。

【図２】 本発明の実施形態による表示モニタ上で見ることができる個人化されたポータ
ルホームページアプリケーションの一例を示す平面図である。

【図３】 図１のインターネットポータルとのユーザ対話を示す流れ図である。

【図４】 本発明の実施形態による要約ソフトウェアエージェントおよび該エージェント
の機能を示すブロック図である。

【図５】 ユーザ定義モードで動作する図４のソフトウェアエージェントによって行われ
る例としての要約プロセスを示す論理流れ図である。

【図６】 最小限のユーザ入力を伴うユーザ独立スマートモードで図４のソフトウェアエ
ージェントによって行われる例としての要約プロセスを示す論理流れ図である。

【図７】 本発明の実施形態によるメタ要約プロセスを示す概略図である。

【図８】 本発明の実施形態による図７のデータベースリポートエンジンの構成要素およ
び機能を示すブロック図である。

【図９】 本発明の実施形態によるメタ要約リポートの開始から完了までの論理的なユー
ザステップおよびシステムステップを示すプロセス流れ図である。

【図１０】 本発明の実施形態によるユーザのブラウザインターフェースに表示されるメタ
要約リポートの実際のスクリーンショットの代表的な図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ラジヤン，スリーランガ・ピー アメリカ合衆国、カリフオルニア・95051、 サンタ・クララ、グラナダ・アベニユー・ 3475、ナンバー・320 (72)発明者 ウー，ジヨナサン アメリカ合衆国、カリフオルニア・94043、 マウンテン・ビユウ、タウン・スクウエ ア・ドライブ・167 Ｆターム(参考） 5B075 KK02 NK02 NK32 NR02 NS01 NS02 NS03 PP24 PQ05 PQ13 PQ14 PQ15 5B085 AA08 AE02 BA07 BC02 BG02 BG07 CA02 CA04 CA06 CE04

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットサイトから生のデータを収集して前記データ
   からメタ要約した情報を要求するユーザに提示するためのインターネットポータ
   ルシステムであって、 データリポジトリを有するインターネット接続されたポータルシステムと、 複数のインターネットサイトからデータを収集する前記ポータルシステム上で
   動作するデータ収集システムと、 ユーザ要求を受信して定義するための要求プロセッサと、 複数の記憶されたリポートアルゴリズムと、 前記生のデータを処理し、リポートを要求するユーザに提示するためのリポー
   トプロセッサとを含み、 前記要求プロセッサが、前記要求を受信し、前記要求を前記リポートアルゴリ
   ズムの個別のどれかにマッチさせ、前記データ収集サブシステムが、前記リポー
   トアルゴリズムの必要性に応じて前記ユーザに関連する複数のインターネットサ
   イトにアクセスして該サイトから生のデータを抽出し、前記リポートプロセッサ
   が、前記リポートアルゴリズムに従って前記リポートアルゴリズムによって定義
   されるメタ要約された情報に前記生のデータを処理し、前記ポータルシステムが
   、前記メタ要約された情報をリポートとして前記リポートの要求に関連する宛先
   に伝送することを特徴とするシステム。
2. 【請求項２】 ポータルシステムが、特定のユーザのために定期的に検索さ
   れた集約されたデータを記憶するデータリポジトリ内の集約されたデータのデー
   タベースをさらに含み、要求プロセッサが、必要なデータに関して前記集約され
   たデータのデータベースを検査してから、関連インターネットサイトからデータ
   を検索するようにデータ収集システムに要求し、前記必要なデータが、前記集約
   されたデータのデータベース内に記憶されている場合、前記集約されたデータか
   らリポートが準備される請求項１に記載のシステム。
3. 【請求項３】 リポートプロセッサが、テキスト形式とグラフィックス形式
   の両方でリポートを準備して提示する請求項１に記載のシステム。
4. 【請求項４】 リポートを準備する際に使用されるデータが、時間関連であ
   り、生成されるリポートが、データ動向の提示を含む請求項１に記載のシステム
   。
5. 【請求項５】 リポートプロセッサが、ユーザのために生成されたリポート
   内にテーブル、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフの１つまたは複数を含む請求
   項３に記載のシステム。
6. 【請求項６】 リポートの宛先が、受信された要求内で指定され、かつユー
   ザ要求の送信元サイト以外である請求項１に記載のシステム。
7. 【請求項７】 リポートプロセッサが、合成された音声、電子メール、ペー
   ジャメッセージ、またはファクシミリ形式の１つまたは複数を含む複数のマルチ
   メディアデータ形式のなかで準備されたリポートに関するデータ形式を変換する
   ことができ、生成された前記リポートに関して使用される前記形式が、前記受信
   された要求内で指定されるリポートの宛先の性質によって決定される請求項６に
   記載のシステム。
8. 【請求項８】 インターネットサイトから生のデータを収集し、前記データ
   からのメタ要約された情報を要求するユーザに提示するための方法であって、 （ａ）インターネット接続されたポータルシステムにおけるリポートプロセッ
   サが、ユーザからのリポート要求を受信するステップと、 （ｂ）前記ポータルシステムにおいて記憶された複数のリポートアルゴリズム
   の個別のどれかに前記要求をマッチさせるステップと、 （ｃ）前記ポータルシステム上で動作するデータ収集システムが、前記要求す
   るユーザに関連する複数のインターネットサイトから生のデータを収集するステ
   ップと、 （ｄ）前記リポートアルゴリズムに従って前記生のデータを前記リポートアル
   ゴリズムによって定義されるメタ要約情報に処理するステップと、 （ｅ）前記リポートの要求に関連する宛先にリポートとして前記メタ要約情報
   を伝送するステップとを含む方法。
9. 【請求項９】 ポータルシステムが、特定のユーザのために定期的に検索さ
   れた集約されたデータを記憶するデータリポジトリ内の集約されたデータのデー
   タベースをさらに含み、必要なデータに関して前記集約されたデータのデータベ
   ースを検査してから、関連インターネットサイトからデータを検索するようにデ
   ータ収集システムに要求し、前記必要なデータが、前記集約されたデータのデー
   タベース内に記憶されている場合、前記集約されたデータからリポートを準備す
   るステップをさらに含む請求項８に記載の方法。
10. 【請求項１０】 リポートプロセッサが、テキスト形式とグラフィックス形
    式の両方でリポートを準備して提示する請求項８に記載の方法。
11. 【請求項１１】 リポートを準備する際に使用されるデータが、時間関連で
    あり、生成されるリポートが、データ動向の提示を含む請求項８に記載の方法。
12. 【請求項１２】 リポートプロセッサが、ユーザのために生成されたリポー
    ト内にテーブル、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフの１つまたは複数を含む請
    求項１０に記載の方法。
13. 【請求項１３】 リポートの宛先が、受信された要求内で指定され、かつユ
    ーザ要求の送信元サイト以外である請求項８に記載の方法。
14. 【請求項１４】 リポートプロセッサが、合成された音声、電子メール、ペ
    ージャメッセージ、またはファクシミリ形式の１つまたは複数を含む複数のマル
    チメディアデータ形式のなかで準備されたリポートに関するデータ形式を変換す
    ることができ、生成された前記リポートに関して使用される前記形式が、前記受
    信された要求内で指定されるリポートの宛先の性質によって決定される請求項１
    ３に記載の方法。