JP2003513838A - 回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼型 - Google Patents

回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼型

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JP2003513838A JP2000589397A JP2000589397A JP2003513838A JP 2003513838 A JP2003513838 A JP 2003513838A JP 2000589397 A JP2000589397 A JP 2000589397A JP 2000589397 A JP2000589397 A JP 2000589397A JP 2003513838 A JP2003513838 A JP 2003513838A
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spring
adjustable
blade airfoil
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JP2000589397A
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ミューラー,ギュンター
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エーアーデーエス・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ブレード翼型がブレード本体および2つの翼型縁から形成され、および少なくとも1つの翼型縁がブレード縦軸に沿って縦方向に伸長する軸方向の周りに調節可能である、回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼型に関するものである。ヘリコプタのロータ・ブレードの空気力学的翼型の空気力学を、飛行条件に、およびブレードの前進側回転とブレードの後退側回転との間の揚力調整にさらに良好に適合可能であり且つ同時にほとんど費用を必要としないように、前記ヘリコプタのロータ・ブレードの空気力学的翼型を調節可能にすることが本発明の課題である。この課題は請求項1の特徴項に記載の特徴により解決される。本発明の利点は回転ブレードの自動調節翼型変化にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ブレード翼型がブレード本体および2つの翼型縁から形成され、お
よび少なくとも1つの翼型縁がブレード縦軸に沿って縦方向に伸長する軸方向の
周りに調節可能である、回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼
型に関するものである。
【0002】 ヘリコプタのマルチ・ブレード・ロータの回転ロータ・ブレードは、飛行中に
、ロータ・ブレードにおける前進側回転と後退側回転との間の揚力調整を行うた
めに、前進側回転に対してのみならず後退側回転に対しても、スワッシュ・プレ
ートによりそのピッチ角βが調節される。この場合に飛行中にブレードに発生す
る振動は、それがヘリコプタの胴体にまで障害となる作用を与えるので不利であ
る。スワッシュ・プレートは、ロータ・ブレードに急激に発生する空気渦流を、
ロータ・ブレードの付加的な適応反応によっては調整することができないので、
この振動は増幅される。
【0003】 米国特許第5224826号は、特にこの特許の図1において、ヘリコプタ用
ロータ・ブレードを説明している。ここに示されているブレード翼型はブレード
本体から形成され、ブレード本体は翼型前縁および翼型後縁と結合されている。
翼型後縁は調節可能に構成され、この場合、調節可能翼型後縁は、ブレード上側
においてはブレード本体との継手領域においてブレード縦軸に沿って伸長する軸
方向に沿って揺動可能であり、ブレード下側においてはブレード本体に対して自
由に可動である。継手領域はたわみ性材料により形成される。調節可能翼型後縁
は可動フラップに対応する。ロータ・ブレードの内部に制御手段が設けられ、制
御手段の片側はロータ・ブレード本体の翼桁と固定結合されている。制御手段の
反対側端部はブレード内部のサスペンションを介してブレード上側の継手領域と
結合されている。制御手段はプレートとして形成され、プレートは好ましくは圧
電材料により被覆されている。2つの圧電層の制御は、ラインを介して2つの層
と結合されている外部制御により行われる。対応する電界が圧電層内に曲げを発
生し、この曲げは強制的にプレートに伝達されるので、制御手段のサスペンショ
ンを介して継手領域内において翼型後縁(フラップ)を調節可能である。
【0004】 既知の方法により、飛行中にロータ・ブレードにより発生される、ヘリコプタ
胴体に顕著な障害を与える振動は確かに低減される。しかしながら、(例えば急
な空気渦流の発生において)実際にロータ・ブレードに作用する空気力学的制御
を行う測定装置が欠けている。ヘリコプタの種々の飛行条件に対して、翼型後縁
を正確に調節するために、それに対応してリアル・タイムに作動する制御プログ
ラムが利用可能でなければならない。これは高い技術的労力を必要とする。さら
に、回転ロータから制御ユニットに電気ラインが供給されなければならないこと
が欠点である。ロータ・ブレードの空気力学を実際の飛行条件にほぼ適合させる
ことは、多大な努力を払ってのみ、この解決方法によって成功する。
【0005】 ヘリコプタのロータ・ブレードの空気力学的翼型の空気力学を、飛行条件およ
びブレードの前進側回転とブレードの後退側回転との間の揚力の調整にさらに良
好に適合可能であり且つ同時にほとんど費用を必要としないように、前記ヘリコ
プタのロータ・ブレードの空気力学的翼型を調節可能にすることが本発明の課題
である。
【0006】 この課題は請求項1の特徴項に記載の特徴により解決される。
【0007】 調節可能翼型縁(フラップに対応する)とブレード本体との間に少なくとも1
つのばね手段が設けられている。ばね手段は、ロータ・ブレードの1回転中に、
調節可能翼型縁に作用する揚力変化(±ΔFA)およびばね手段に作用する遠心
力(FZF)の関数として、そのばね特性を変化させることができる。変化可能な
ばね特性は、ばねストロークおよび/またはばね剛性である。このばね手段は調
節可能翼型縁の自動調節を可能にする。この場合に、調節可能翼型縁並びにブレ
ード本体に対する使用材料およびその寸法は十分な固有減衰特性を有していなけ
ればならない。繊維複合材料がこのために適している。
【0008】 本発明の利点は回転ブレードの自動調節翼型変化にある。自動調節翼型変化は
特にロータ・ブレードの前進側回転および後退側回転からの揚力変化(±ΔFA
)の関数として可能なので、飛行中にロータ・ブレードの1回転に対してほぼ一
定の揚力が達成可能である。この結果、ロータ・ブレードにより発生される振動
レベルが著しく低減される。
【0009】 ばね手段を適切に高い振動数を有する寸法にした場合、自動調節翼型変化によ
り、制御棒を有する従来のスワッシュ・プレートを使用しなくてすむことになる
であろう。
【0010】 他の実施態様において、ブレード先端の方向へ半径方向に相前後して複数のば
ね手段が位置決めされていてもよい。調節可能翼型縁内の種々の位置に基づき、
ばね手段はそのローカル位置に対応して異なる寸法に形成されるべきである。こ
の実施態様により、翼型縁の調節特性が改善される。
【0011】 他の実施態様により、ばね手段は減衰要素と共に設けられている。
【0012】 ばね手段が減衰要素および制御要素を備えていることが有利である。これはば
ね−質量減衰系の最適形態に対応する。制御要素により準静的にこの系の調節が
可能である。ばね特性は調節可能である。
【0013】 ばね手段として板ばねを使用することが簡単且つコスト的に有利な方法である
。板ばねは、調節可能翼型縁とブレード本体との間で、その凹曲面が半径方向に
ブレード先端へ向けられて配置されている。板ばねの端部は曲面をブレード根元
の方向に向けて位置決めされ且つ片側が調節可能翼型縁の突出部におよび他方側
がブレード本体に支持されている。
【0014】 板ばねの一端(ブレード本体の方向の端部)が制御要素と結合されていること
が有利である。これにより、ばね−質量減衰系の固有振動数が調節可能である。
制御ユニットは、ブレード縦方向に個々の板ばね端部を移動させ且つ固定する機
械的棒であってもよい。同様な機能は、板ばねと結合されている圧電制御アクチ
ュエータが行ってもよい。
【0015】 他の実施態様により、ばね特性曲線が励起関数に適合されているとき、ブレー
ド上に空気渦流が発生しているときにおいてもばね手段は応答することができる
【0016】 ばね手段および減衰要素を有する調節可能フラップはばね−質量減衰系を形成
する。このようなばね−質量減衰系がロータ回転数による励起よりも高い振動数
に調節されているとき、調節可能ブレード翼型により、空気渦流のような局部的
な流動変化に直ちに応答することが可能である。利点はブレードにおける渦流調
整である。
【0017】 さらに、自動調節ブレード翼型を用いて回転ロータ・ブレード上の流動を改善
することが可能である。特にロータの最大回転数においてロータ・ブレードにお
ける流動剥離を遅らせることができ、この結果、全揚力が上昇される。
【0018】 以下に本発明の実施態様を詳細に説明し且つそれを図面に示す。
【0019】 最新式のマルチ・ブレード・ロータは例えば4枚の個別ロータ・ブレードを有
している。個別ブレードの回転中に、ブレード先端に例えば800km/hの周
速vが形成される。ヘリコプタがある飛行方向に移動している場合、ロータ・ブ
レードにさらにヘリコプタの前進速度uが加えられる。この前進速度uが例えば
150km/hであったとする。ロータ・ブレードの前進側回転においては前進
速度uが周速vに加算され、これにより950km/hの対気速度v+uが形成
される。後退側回転においてはこの関係は異なってくる。周速vは前進速度uだ
け低減されるので、650km/hの対気速度v−uが存在する。360°の1
回転の間のこの異なる対気速度に基づいて、ロータ・ブレードに揚力の差が発生
する。前進側回転と後退側回転との間の揚力変化(±ΔFA)のこの差を調整す
るために、ブレードの前進側回転に対してのみならずブレードの後退側回転に対
してもロータ・ブレードのピッチ角βが調節されなければならない。この場合、
ピッチ角βは翼型弦とロータ回転面との間の角度に対応する。この調節はスワッ
シュ・プレートにより行われる。スワッシュ・プレートは、前進側回転において
はロータ・ブレードのピッチ角βを低減させ、後退側回転においてはロータ・ブ
レードのピッチ角βを増大させる。この場合、ロータ・ブレードは回転中にスワ
ッシュ・プレートから制御棒を介してそのブレード縦軸内の回転により調節され
る。
【0020】 図1はヘリコプタのロータ・ブレードBの一部分を示し、ロータ・ブレードB
は図示されていない回転可能なロータ・ヘッドに固定されている。ロータ・ブレ
ードBはブレード根元BW(ここでは完全には図示されていない)に付属の固定
手段によりロータ・ヘッドまたはロータ・ヘッド・プレートのブレード接続アー
ムに固定される。ブレード長さはブレード根元BWからブレード先端BSまで伸び
る。ロータ・ブレードBは翼型縁PKを有している。翼型縁PKとして翼型前縁P V および翼型後縁PHが示されている。翼型前縁PVの一部分および翼型後縁PH
一部分は調節可能であり、したがって調節可能翼型前縁VPVないし調節可能翼
型後縁VPHとして示される。「調節可能」という表現は調節可能翼型前縁VPV 並びに調節可能性翼型後縁VPHの両方に適用されるので、以下においてはこの
両方を用語「調節可能翼型縁VPK」で表わすことにする。調節可能翼型縁VPK はロータ・ブレードにおける調節可能フラップに対応する。
【0021】 ブレード上面BOとブレード下面BUとの間に仮想ブレード縦軸Lが伸長してい
る。ロータ・ブレードBは矢印に対応して回転方向Rに回転する。
【0022】 ロータ・ブレードBに、ブレード根元BWからブレード先端BSまで、調節可能
翼型前縁VPVおよび/または調節可能翼型後縁VPHが設けられていてもよい。
この変更態様は要求されるヘリコプタの飛行条件に基づくものである。他方で、
ブレード先端BSの範囲内に最高揚力が発生されるので、調節可能翼型縁VPK
ブレード先端BSの範囲内に設けることが有効である。ここでは、調節可能翼型
縁VPKはブレード上面BOにおいて軸Sの周りに揺動可能である。この場合、機
械式継手または仮想継手を形成するたわみ継手領域Nが使用されてもよい。継手
は、ブレード縦軸Lに平行な方向を向く(仮想)軸Sを形成する。
【0023】 図2により調節可能ブレード翼型に対する部分断面の詳細がわかり、この場合
、見る方向はブレード根元BWからブレード先端BSへの方向である(X方向に対
応する)。詳細図が示すように、ブレード翼型はブレード本体5(一部が示され
ている)および調節可能翼型縁VPKから形成される。調節可能翼型縁VPKはブ
レード上面BOにおいてたわみ継手領域N内でブレード本体5に対して(ブレー
ド縦軸Lに平行に伸長している軸Sの周りに)揺動可能であり、ブレード下面B U においてはブレード本体5に対して自由に可動である。継手領域Nは、例えば
たわみ性繊維複合材料、特にガラス繊維強化プラスチックから製造されていても
よい。
【0024】 ブレード本体5と調節可能翼型縁VPKとの間の結合内に少なくとも1つのば
ね手段1が設けられている。ブレードBの回転中に、ばね手段1は、調節可能翼
型縁VPKに作用する揚力変化±ΔFAおよびばね手段1に作用する遠心力FZF
関数としてそのばね特性を変化させる。ばね特性として、ばねストロークxおよ
び/またはばね剛性CHが変化可能である。ばねストロークxは、翼型縁VPK
共に可動なばね端部が移動したことによる、好ましくは板ばねの可動ばね端部と
固定ばね端部との間のストローク距離から与えられる。
【0025】 例えば揚力変化FA±ΔFAの場合に、翼型縁VPKは、翼型縁VPKに作用する
揚力モーメントMFAが翼型縁VPKに作用する反対方向の引張モーメントMZに常
に等しくなるように調節される。
【0026】 ばね手段1はその端部により調節可能翼型縁VPKとブレード本体5とに結合
されている。この場合、調節可能翼型縁VPKおよびブレード本体5の使用材料
および寸法は十分な固有減衰特性を有していなければならない。
【0027】 調節可能翼型縁VPKの質量mの運動を所定どおりに減衰させるために、減衰
要素3が設けられていることが有効的である。例えば、減衰要素は、ブレード本
体5のリブ7と調節可能翼型縁VPKのストッパ6との間に設けられている。減
衰要素3はゴム弾性管状要素であってもよい。他の適切な減衰要素が例えばばね
手段1自体の上に設けられていてもよい。ロータ・ブレード内で使用可能であり
且つ翼型縁の運動を減衰可能な減衰要素が適している。この場合、受動減衰パッ
ドのほかに能動減衰系(例えば圧電要素)が使用されてもよい。
【0028】 ばね手段1は板ばね2として形成されていることが有効的である。板ばね2に
おいて、凸曲面がブレード先端BSの方向(X方向に対応)に向けられているの
で、ブレードが回転したとき板ばね2は遠心力FZFにより所定の緊張位置に保持
される。作用する遠心力FZFにより板ばね2はその端部に力FZ(調節可能翼型
縁において示されている)を発生する。
【0029】 有利な実施態様(図2a)において、ばね手段1の端部とブレード本体5との
間に制御要素4が設けられているように設計されてもよい。
【0030】 図3は線図によりばね手段1の機能原理を説明している。ばね特性曲線即ちば
ね手段1のばね剛性CHおよびロータ・ブレード翼型の揚力係数CAが示されてい
る。座標は力Fおよびばねストロークxにより形成される。ばね手段として例え
ば板ばねが使用されていてもよい。しかしながら、揚力変化および遠心力に応答
する、他の形状のばねが使用されてもよい。
【0031】 ロータ・ブレード翼型の動作に対する2つの基本的な動作状態を考察する。
【0032】 動作状態Iはロータ・ブレードが一定周速vで回転している地上に停止中のヘ
リコプタにより表わされる。ヘリコプタのホバリング飛行(静止飛行)が同様な
状態である。風は無視することができる。ヘリコプタの前進速度uは存在しない
。一定周速vにより揚力FAが発生する。この揚力FAはブレードの1回転あたり
定である。一定周速vにより板ばね2には一定の遠心力FZFが作用し、この一定
の遠心力FZFが板ばねの凸曲面をブレード先端BSの方向(X方向に対応する)
に引っ張ることになる。この場合、板ばね2はその端部に一定の力FZを発生す
る。この場合に形成されるばねストロークx0(板ばね2の両端部間のストロー
ク)は一定のままである。
【0033】 ばねストロークx0の値は作用点APにおいてばね特性曲線を交差させる。作
用点APの位置は自動調節翼型(揚力係数CA)の関数として調節されなければ
ならない。
【0034】 両方の力即ち揚力FA並びに力FZは作用点APの調節により調節可能翼型縁V
K(即ちフラップ)にそれぞれその作用方向が反対方向のモーメントを発生す
るので、ブレード翼型は一定の揚力係数CAで調節され、即ち調節可能翼型縁V
Kは翼型の一定調節位置において軸Sの周りに揺動する。図3bは、翼型縁V
Kの複数の調節位置が一目でわかるように、ブレードが静止状態にある該当調
節位置(位置v=0)およびホバリング状態にあるヘリコプタないし地上に停止
しているヘリコプタのブレードの回転中における該当調節位置(位置v)を示す
【0035】 他の動作状態IIが図3aを用いて求められる。動作状態IIは、ヘリコプタ
が飛行しているときに該当する。図3aが略図で示すように、ヘリコプタのロー
タ・ブレード面に対する平面図内に、ロータ・ブレードの1回転の間の4つの位
置0ないし2π、π/2、π、3π/2がマークされている。回転方向(矢印)
内の0からπまでの位置はブレードの前進側回転を表わし、πから2πまでの位
置はブレードの後退側回転を表わす。前進側回転においては、ロータ・ブレード
の対気速度は周速vおよびヘリコプタの前進速度uが加算されて求められる。前
進側回転においては、揚力FAは位置0からπ/2までは値+ΔFAだけ上昇され
、位置π/2からπまではこの値が初期揚力FAから低減される。後退側回転に
おいては、対気速度は周速vの値から前進速度uを減算することにより求められ
る。したがって、位置3π/2に対しては揚力FAは値−ΔFAだけ低減される。
揚力低減のこの経過は(揚力上昇と同様に)ほぼcosないしsin形状の経過
に対応する(π、3π/2、2π)。
【0036】 対気速度の値が前進側回転と後退側回転との間で切り換わることが、ロータ・
ブレードにおいて揚力FA±ΔFAが切り換わる理由である。
【0037】 この理由から、ロータ・ブレードの各回転の間に、一定周速vにおいて存在す
る揚力FAの値に対して値ΔFAだけが変動する。即ち、前進側回転において揚力
Aが+ΔFA以下の値だけ大きくなるとき、作用点APから離れ、且つ自動的に
即ち自動調節により、板ばね2は、揚力FA+ΔFAが調節可能翼型縁VPKを(
仮想)軸Sの周りでZ方向(図2参照)に揺動させることにより伸長される。こ
の場合、板ばね2のばねストロークxは値x0から値x2に増大する。板ばねは伸
長され且つこのために行われた伸長仕事を貯える。ばねストロークx2に付属の
ばね剛性CHの値CH2が得られる。板ばねの伸長により、同時にロータ・ブレー
ド翼型が変化される。ブレード翼型は伸長される。翼型曲面はより平坦になる。
ブレード翼型の揚力係数CAはより小さくなる。前進側回転のπ/2におけるブ
レード翼型の対応調節位置v+uが図3bに示されている。揚力FAがさらに値
+ΔFAだけ増大するのに対応して、板ばね2の移動により翼型の揚力係数CA2
は低減される。ばねストロークxおよび揚力係数CAは一定のままではない。ば
ねストロークの変化が大きければ大きいほど、それだけ揚力係数の低下は大きく
なる。この結果、翼型はより平坦になり、揚力はより小さくなる。上昇された揚
力FA+ΔFAは翼型の伸長により直ちに値−ΔFAだけ低減される。
【0038】 ブレード翼型の自動調節変化ないし適合により揚力調整が行われる。この適合
は調節可能翼型縁VPKの自動調節により行われる。前進速度uの関数である揚
力モーメントMFA(u)は、図2に示すように、矢印方向に(仮想)軸Sに対し
て正の回転方向に作用する。これとは反対方向に引張モーメントMZが作用する
。揚力の成分+ΔFAに対して等価の力が反対方向に作用される。これは揚力調
整に対応する。
【0039】 同様のことが、図3aに示す回転位置π、3π/2および2πに対応するブレ
ードの後退側回転に対しても適用される。
【0040】 より小さい対気速度v−uにより、ロータ・ブレードに、より低い揚力FA
ΔFAが得られる。揚力FA−ΔFAは位置3π/2において調節される最小値に
対応する。調節可能翼型縁における揚力モーメントMFA(u)はより弱くなる。
板ばね2はばねストロークをx0からx1へ短くすることができ、これによりばね
剛性はCH1となる。ブレード翼型の調節はこれと関係づけられ、即ち翼型の曲率
は板ばね2の収縮により著しく大きくなり、揚力係数はCA1となり、これにより
揚力は上昇される。後退側回転において低減された揚力FA−ΔFAは、それに対
応して翼型曲率の増大により増加した反作用として働く揚力により調整されるの
で、実際には有効に働くことはない。これにより揚力調整が達成される。この結
果として、後退側回転においては翼型曲率はより強くなる。これは図3bに示す
調節位置v−uに対応する。調節可能翼型縁VPKの0から2πまでの回転中に
、調節位置は位置v+uから位置v−uへ切り換わる。これは回転した数だけ周
期的に反復される。図3bは飛行状態におけるブレードの前進側回転の場合の翼
型縁VPKの調節位置(位置v+u)および後退側回転における調節位置(位置
v−u)を一目でわかるように示している。
【0041】 ブレード翼型の変化を迅速に実行可能にするために、ばね手段1は、例えば6
Hzのロータ・ブレード角周波数を用いた励起よりも本質的により高い振動数の
ばね−質量減衰系として形成されなければならない。例えば90Hzの系の固有
振動数においては(質量m=15g、c=5000rpm、δ=0.04)、例
えば0.3°のラグ角фが得られ、これは完全に十分であろう。
【0042】 即ち、ばね手段1がロータの励起に対して十分に高い振動数を有しているとき
、ロータ・ブレードは局部的な流動変化(渦流w)にも応答することができる。
翼型のこの調節位置w(図3b)は渦流成分が前進速度uの方向を向いていると
きに得られ、この場合、例えば揚力の追加上昇FA+ΔFA+FAwが形成される。
ばね手段1はそのばねストロークが必然的にx0からx3に伸長する(図3)。こ
れは位置w(図3b)が示すような翼型の著しい伸長(曲率の低下)に対応する
【0043】 ばね−質量減衰系の振動数を調節可能にするために、ばね手段1に制御要素4
が設けられている(図2a参照)。機械式制御棒40(図4)によりばね手段1
(板ばね2)のX方向位置を変化させ且つ調節することができる。この場合、ば
ね手段の個々の端部の最初の固定位置は他の固定位置に移動される。ばね手段の
一端はスタート位置から他の終端位置へ移動される。
【0044】 図5に示す例においては、制御要素4が圧電アクチュエータ41を備えている
。このアクチュエータ41はプレートとして形成されていてもよく、この場合、
その底面はブレード本体5と固定結合され且つその表面は板ばね2の一端と固定
結合されている。各アクチュエータ41は制御ラインを介して対応電気制御装置
(図示されていない)と結合されている。この電気制御装置はコンピュータから
制御プログラムにより制御される。制御の結果として、両方向矢印のいずれかの
方向へのアクチュエータ41の運動が可能である。したがって、板ばね2の位置
はX方向に変化され、即ちばね2(図2参照)の剛性は変化し、したがって振動
数特性が変化する。したがって引張力FZもまた変化する。さらに、これにより
系の減衰特性を制御することができる。
【0045】 図6に示す他の実施態様により、制御要素が、圧電アクチュエータとして、板
ばね2の片側で(例えば凸曲面側で)板ばね2上に支持されていてもよい。この
場合、板ばね2上に支持されている圧電繊維積層42が適切であろう。これによ
り同様に、上記の効果を達成することができる。
【0046】 板ばね2が形状記憶合金または電気制限材料ないし磁気制限材料を用いて構成
されていてもよい。このような場合、圧電アクチュエータまたは機械式制御棒は
必要ではない。板ばね2それ自身を希望位置に制御させることができる。
【0047】 振動数の変化は準静的に系の調節を可能にする。この調節を自動化するために
、機械式制御要素の場合に、調節要素を介して制御要素4を希望位置に調節する
制御装置が設けられていてもよい。
【0048】 ばね手段1が有効に調節可能であり、他方でばね手段1が、より高い振動数の
個々の妨害過程(空気渦流)を、即ち翼型における応答の速い調節過程の導入に
より直ちに調整するのに適しているという利点が得られる。
【0049】 調節可能翼型縁の全長にわたり(縦軸Lに沿って)半径方向に複数のばね手段
1が相前後して設けられていることが有利である。個々のばね手段の配置は、ば
ね手段がストローク変化xないしX方向の位置変化の場合に相互に妨害しないよ
うに行われている。したがって、翼型変化を連続的に且つ有効に翼型縁VPK
全長にわたり実行可能であることが保証される。この場合、各ばね手段1の寸法
は個々に決定されなければならない。寸法の決定を簡単にするために、すべての
板ばね2がその凹曲面の範囲内で機械的に例えば棒Stおよび適切な結合手段に
より結合されてもよい。このような集合結合(図7)は当該板ばね2に対して力
Zの同じ値を与えることを可能にする。
【0050】 図8、8a、8bは本発明の他の実施態様を示す。図8にブレード先端BS
範囲が部分展開図で示され、この場合、調節可能翼型縁VPKはここでは取り外
されているので、調節可能翼型縁VPKに対する保持部および支持部を見ること
が可能である。矢印は回転方向Rを示す。相前後して配置された、管ボルト9を
受け入れる複数の軸受台8、80、81、82が示されている。図8a、8bは
組み込まれている調節可能翼型縁VPKの対応断面図を示す。
【0051】 翼型縁VPKは複数のリブを有し、この場合、図示の断面はリブ10を示し、
リブ10に軸受台と同一軸上にそれぞれ内孔が設けられている。これは他のリブ
に対しても適用される。管ボルト9は相互に相前後して存在するリブ内の内孔を
貫通して案内されている。したがって、管ボルト9は軸受台8、80、81、8
2内に支持され且つ翼型縁VPKに対する軸を形成する。既知の手段を用いて、
この軸は軸方向移動が防止されている。
【0052】 図8bから、調節可能翼型縁VPKがストッパ61を突出形成していることが
わかり、この場合ストッパの長さは例えば調節可能翼型縁VPKの長さに対応し
ている。このストッパ61上に、相互に半径方向に間隔をなしてばね手段1が固
定され、ばね手段1の他方側はブレード本体5と結合されている。ばね−質量減
衰系として機能する装置は、上記のように、ストッパ61のリフトを調節し、し
たがって翼型を有効に変化させることができる。
【0053】 図9は、制御要素4が組み合わせ制御棒として形成されていてもよいことを示
している。この組み合わせ制御棒により2つの板ばね2の位置が調節される。こ
のようなケースは、ブレードが例えば前方調節可能フラップおよび後方調節可能
フラップを有しているときに適用される。ストッパ6は前方フラップに付属し、
ストッパ60は後方フラップに付属している。図9はさらに、ブレード上面から
見たときの2つの隣接する制御棒11、110を示している。制御棒11、11
0は、それらが制御ディスク12によりそのストロークが与えられたとき、同時
に即ち同期してストローク(両方向矢印参照)を形成する。制御ディスク12は
例えば制御装置を有する電動駆動装置により駆動される。両方の制御棒11、1
10とブレード本体5との間に制御ばね13が設けられ、制御ばね13はX方向
の制御棒11、110のストロークを可能にする。制御ばね13は制御力FS
最小となるという利点を提供する。制御ばね13の固有振動数は渦流ないし非対
称空気乱流による励起振動数に到達することがある。したがって、板ばね2はリ
アル・タイムで渦流ないし非対称空気乱流に応答し且つ翼型の適合を可能にする
。組み合わせ制御棒11、110を調節するための力FSは制御ディスク12に
より提供される。
【0054】 ロータ・ブレード内に装着されたばね手段1は、分解することなく検査が可能
であるという利点を有している。これは、新たに製作されたロータ・ブレードに
おける品質検査並びにイベント終了後の停止中のロータ・ブレードにおける検査
に適用される。
【0055】 例えばばね手段1に対する掃引共振試験が検査の可能性を提供する。発振器が
ロータ・ブレードにおける既知の励起振動数を発生し且つ対応振動数応答が測定
技術により測定され且つ評価される。比較的長い運転時間ののちに行われた掃引
共振試験が、振動数応答が許容値内にあることを与えた場合、ばね手段1の品質
には異常がない。「正常な」振動数応答に対して(例えば異常な摩耗または破損
による)偏差が決定された場合、保守の必要性が存在する。掃引共振試験におい
てロータ・ブレードがロータ・ヘッドから取り外される必要がないことは有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はヘリコプタのロータ・ブレードの部分図を示す。
【図2】 図2はばね手段および減衰要素を有する調節可能翼型縁を示し、図2aは制御
要素を追加図示した図2の略示図を示す。
【図3】 図3は自動調節翼型変化の作動方式の線図を示す。
【図4】 図4は機械式制御要素を示す。
【図5】 図5は板ばねとブレード本体との間の圧電アクチュエータを示す。
【図6】 図6は圧電層を有する板ばねを示す。
【図7】 図7は複数の板ばねと棒との結合を示す。
【図8】 図8はブレード先端範囲内の調節可能翼型縁に対する軸受手段および保持手段
の部分分解図を示し、図8aは図8のD−D断面図を示し、および図8bは図8
のE−E断面図を示す。
【図9】 図9は組み合わせ制御棒を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月13日(2000.12.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、ブレード翼型がブレード本体および2つの翼型縁から形成され、お
よび少なくとも1つの翼型縁がブレード縦軸に沿って縦方向に伸長する軸方向の
周りに調節可能であり、および調節可能翼型縁とブレード本体との間に少なくと も1つのばね手段が設けられている 、回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可
能ブレード翼型に関するものである。 米国特許第4514143号は、フラップをブレードと結合する捩り棒を記載 する。捩り棒はフラップに対する支持部および回転軸を形成する。捩り棒はここ ではばね手段として働く。フラップを調節または調整するのは揚力ではなく、捩 り棒の曲げ力(捩り力)である。捩り棒がフラップを調整且つ調節する。この方 法はフラップの調節のために捩り棒の介在を必要とする。
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月18日(2001.9.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項8】 板ばね(2)は、その曲面が半径方向にブレード先端(B S )へ向けられていることを特徴とする請求項7の調節可能ブレード翼型。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月11日(2001.10.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】 ばね手段として板ばねを使用することが簡単且つコスト的に有利な方法である
。板ばねは、調節可能翼型縁とブレード本体との間で、その曲面が半径方向に
ブレード先端へ向けられて配置されている。板ばねの端部は曲面をブレード根元
の方向に向けて位置決めされ且つ片側が調節可能翼型縁の突出部におよび他方側
がブレード本体に支持されている。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレード翼型がブレード本体および2つの翼型縁から形成さ
    れ、および少なくとも1つの翼型縁がブレード縦軸に沿って縦方向に伸長する軸
    方向の周りに調節可能である、回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレ
    ード翼型において、 調節可能翼型縁(VPK)とブレード本体(5)との間に少なくとも1つのば
    ね手段(1)が設けられ、ばね手段(1)が、ロータ・ブレード(B)の1回転
    中に、調節可能翼型縁(VPK)に作用する揚力変化(±ΔFA)およびばね手段
    (1)に作用する遠心力(FZF)の関数として、そのばね特性を変化させること
    を特徴とする回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼型。
  2. 【請求項2】 ばね特性として、ばねストローク(x)および/またはばね
    剛性(CH)が可変であることを特徴とする請求項1の調節可能ブレード翼型。
  3. 【請求項3】 ブレード先端(BS)の方向へ半径方向に相前後して複数の
    ばね手段(1)が設けられていることを特徴とする請求項1の調節可能ブレード
    翼型。
  4. 【請求項4】 ばね手段(1)が減衰要素(3)と共に設けられていること
    を特徴とする請求項1の調節可能ブレード翼型。
  5. 【請求項5】 ばね手段(1)が制御要素(4、40、41、42、43)
    と結合されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの調節可能ブレ
    ード翼型。
  6. 【請求項6】 制御要素(4、40、41、42、43)がばね手段(1)
    のばね特性を調節することを特徴とする請求項5の調節可能ブレード翼型。
  7. 【請求項7】 ばね手段(1)が板ばね(2)であることを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかの調節可能ブレード翼型。
  8. 【請求項8】 板ばね(2)は、その凹曲面が半径方向にブレード先端(B S )へ向けられていることを特徴とする請求項7の調節可能ブレード翼型。
  9. 【請求項9】 板ばね(2)の一端が可動制御棒(40)と結合されている
    ことを特徴とする請求項7および8のいずれかの調節可能ブレード翼型。
  10. 【請求項10】 板ばね(2)の一端が圧電アクチュエータ(41)と結合
    されていることを特徴とする請求項7および8のいずれかの調節可能ブレード翼
    型。
  11. 【請求項11】 板ばね(2)が圧電層(42)を有することを特徴とする
    請求項7および8のいずれかの調節可能ブレード翼型。
  12. 【請求項12】 板ばね(2)のばね特性曲線が作動範囲(x)内で設計に
    応じてそれぞれ線形または非線形に変化していることを特徴とする請求項7の調
    節可能ブレード翼型。
  13. 【請求項13】 板ばね(2)のばね特性曲線が作動範囲(x)内で線形お
    よび非線形変化を有することを特徴とする請求項7の調節可能ブレード翼型。
  14. 【請求項14】 板ばね(2)が形状記憶合金を用いて構成されていること
    を特徴とする請求項7の調節可能ブレード翼型。
  15. 【請求項15】 板ばね(2)がそれに作用する遠心力FZFを力FZに変換
    することを特徴とする請求項1の調節可能ブレード翼型。
JP2000589397A 1998-12-21 1999-12-01 回転翼航空機のロータ・ブレードの調節可能ブレード翼型 Pending JP2003513838A (ja)

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