JP2003513324A - 走査ビーム表示装置 - Google Patents

走査ビーム表示装置

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JP2003513324A
JP2003513324A JP2001534888A JP2001534888A JP2003513324A JP 2003513324 A JP2003513324 A JP 2003513324A JP 2001534888 A JP2001534888 A JP 2001534888A JP 2001534888 A JP2001534888 A JP 2001534888A JP 2003513324 A JP2003513324 A JP 2003513324A
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トーマス エム リッパート、
クラレンス ティ テグリーン、
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーが見るための擬似的な像を生じさせる弱光視認装置を提供すること。 【解決手段】 表示装置は、第1及び第2の不可視波長の光を生じさせる第1及び第2の赤外光源又は他の光源80を含む。光は所望の像に従って変調される。変調光82は、光の各成分を可視波長に変換する波長選択蛍光部96に供給される。一実施例において、像源は、赤外光ビームを蛍光部を備えたスクリーンに走査する走査光ビーム表示装置70である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連する出願 本願は、米国特許出願第09/129,619号(出願日1998年8月5日
)の一部継続出願である。
【0002】 技術分野 本発明は、弱光視認装置に関し、特に、ユーザーのために擬似的な像を生じさ
せる弱光視認装置に関する。
【0003】 発明の背景 弱光視認装置は、夜間視認眼鏡(以下「NVG」という。)のような種々の応
用において広く用いられている。NVGは、軍人、警官又は他の人々が夜間又は
弱光の環境において物を見ることを可能にする。
【0004】 典型的な夜間視認眼鏡は、周囲環境からの光に応じて可視像を生じさせる像増
倍管(以下「IIT」という。)を用いている。像増倍管は、可視像を生じさせ
るために周囲環境からの可視又は不可視の放射線をユーザーによって容易に知覚
される波長の可視光に変換する。
【0005】 図1に示す従来のNVG30は、外部環境34からの光をIIT36に結像さ
せる入力レンズ32を含む。IIT36は、エドモンドサイアンティック(Ed
monds Scientific)社から入手可能なG2又はG3シリーズの
IITのような商業上入手可能な装置である。図2に示すように、IIT36は
入力波長λINで光に応じる電子を出力する光電陰極38を含む。電子はマイク
ロチャネルプレート40に入射し、該マイクロチャネルプレートはその出力部で
高エネルギー電子を生じさせるように入射電子を加速又は増加させる。高エネル
ギー電子は、マイクロチャネルプレート40を出るとすぐに、緑色蛍光物質のよ
うな陰極発光層44を備えるスクリーン42に達する。陰極発光層44は達した
電子に応じて電子がスクリーン42に達した領域において可視光を発する。した
がって、陰極発光層44からの光はIIT36の出力を形成する。
【0006】 図1を参照するに、陰極発光層44からの可視光は、入力レンズ48と、ビー
ムスプリッター50と、各接眼装置52とを含む眼結像装置46に進む。レンズ
48は可視光をビームスプリッター50に結像し、続いて、ビームスプリッター
50は可視光の一部を各接眼装置52に向ける。各接眼装置52はユーザーの各
眼54で見るための光を形作る。
【0007】 多くの場合、一般的な光電陰極は赤外又は近赤外の範囲において優れた感度を
有する。この高感度は光電陰極が電子を極弱光レベルで生じさせることを可能に
し、これによって、IIT36が極弱光条件において出力光を生じさせることが
可能になる。たとえば、あるNVGはほの暗い又はよりほの暗い星光のような光
源を有する周囲環境における可視像を生じさせる。
【0008】 しばしば、ユーザーは、見るためにNVGを用いる低可視環境において正確に
かつ効果的に操作する訓練が必要である。例えば、レンズ48、IIT36及び
接眼装置52は視認像に著しい歪みを誘発する。さらに、典型的には、スクリー
ン42は制限された解像度及び制限されたコントラストを有する白黒光を出力す
る。さらに、NVGは、しばしば、制限された焦点深度及び狭い視野を有し、「
トンネル視認(tunnel vision)」の知覚をユーザーに与える。歪
み、単色性、制限されたコントラスト、制限された焦点深度及び制限された視野
の相対的な光学的影響は、しばしば、重要な活動をしようとする前にNVGの操
作を練習することをユーザーに要求する。
【0009】 光学的影響に加えて、ユーザーは、しばしば、NVGの物理的存在に慣れるた
めに時間がかる。例えば、NVGはユーザーの頭部の質量中心からずれた質量を
形成する。付加された質量はユーザーの物理的運動及び平衡に影響するようなユ
ーザーに及ぼす力を誘発する。結合された光学的及び物理的な影響がユーザーの
行動性を著しく低下させるので、ある形式のNGV訓練が、ユーザーが困難かつ
危険な活動に従事する前にしばしば要求される。
【0010】 米国特許第5,420,414号明細書に示された訓練の1つの研究は、IT
Tを外部環境からの光をユーザーに伝送するファイバー棒状体(fiber r
od)と交換することである。ファイバー棒状体は、ユーザーの深さの知覚を制
限するが、ユーザーが外部環境を被変更NVGの分離接眼装置を経て見ることを
可能にするように意図されている。ファイバー棒状体装置は、IITを取り除く
ことを必要とすると共に陰極発光層の出力波長では光を提供しない。さらに、フ
ァイバー棒状体装置は電子的生成像を提供するための方法を提供するようには思
われない。
【0011】 ファイバー棒状体装置に代わる代替の方法は、電子的に生じた赤外又は近赤外
光の像をユーザーを実質的に囲む大スクリーンに投影する方法である。したがっ
て、ユーザーはNVGを介してスクリーンを見る。この装置は、ユーザーの運動
とスクリーンがNVGを介して視認可能である位置への方向づけとを制限するこ
とを含むいくつかの欠点を有する。
【0012】 さらに、典型的な大スクリーン装置はスクリーン像を生じさせるための投影光
を用いる。光を大周囲スクリーンに投影する最も簡単でかつ最も効果的な1つの
方法は、投影源をスクリーンの曲面の中心付近に配置することである。不都合な
ことに、このような配置の理由のために、ユーザーは該ユーザーが人工的環境の
周りに移動したとき投影光を遮る。このような遮蔽を回避するために前記環境で
は1以上の光源を用いるか又は視覚認識の像の発生点から望ましくない位置に光
源を配置する。
【0013】 発明の概要 本発明に係る実施例において、表示装置は、夜間視認眼鏡と赤外光源とを含む
。一実施例において、赤外光源は、走査装置と赤外光発光装置とを含む走査光ビ
ーム表示装置である。赤外光源は、見ようとするための像を表す像信号を制御電
子装置から受ける。制御電子装置は発光装置を動作させ、発光装置は所望の像に
対応する強度を有する変調光を発光する。これと同時的に、走査装置を有する走
査ミラーは、変調光を夜間視認眼鏡の像増倍管に実質的なラスターパターンで走
査する。
【0014】 IITは、入射赤外光に応じてユーザーが見るための可視光を出力する。周囲
光がIITに影響することを防止するために、一例において、IITへの出力は
遮られる。
【0015】 本発明に係る実施例において走査装置を含む場合、該走査装置は一実施例にお
いて短軸型の走査装置であり、他の実施例において走査装置は二軸型の走査装置
である。一実施例において、走査装置は、機械式共振型走査装置である。走査装
置は、個別的な走査装置、音響光学式走査装置、小型電気機械式(以下「MEM
」という。)又は他のタイプの走査装置であってもよい。
【0016】 代替の実施例において、走査装置は、赤外背景光を有する液晶表示装置(以下
「LCD」という。)と置き代えられてもよい。LCDは像データに従って従来
の方法により処理される。画素が動作したとき、画素は赤外光をIITに伝送す
る。これに応じて、IITは可視光をユーザーに出力する。
【0017】 他の代替の実施例において、走査装置は、電界放出表示装置の発光パネルと置
き代えられる。この実施例において、IITの光電陰極も取り除かれてよい。発
光パネルは電子をNVGのマイクロチャネル加速装置に直接に送る。加速された
電子は、見るための出力光を生じさせるようにNVGの陰極発光材料を動作させ
る。
【0018】 さらに他の実施例において、紫外光源又は赤外光源のような不可視放射線源は
蛍光部を照明する。これに応じて、蛍光部は可視波長の光を発する。一例におい
て、不可視放射線源が赤外線である場合、波長は人が見るために安全であるよう
に決められた領域にあるように選択される。
【0019】 本発明に係る他の実施例において、表示装置は、波長選択的蛍光化合物をスク
リーンで動作させるようにレーザダイオードのような複数の不可視放射線源を用
いる。各蛍光化合物は、それぞれの可視波長の可視光を発するために1つの選択
された光源に応じる。電子制御装置は、従来のビデオ信号のような像信号の像情
報に従って各不可視放射線源を変調する。走査装置は、全光源からの変調光を実
質的なラスターパターンで各蛍光化合物に走査する。これに応じて、各蛍光化合
物は対応する不可視放射線の変調強度に対応する強度を有する各可視波長の光を
発する。したがって、スクリーンの各位置は、像信号によって規定された色及び
強度を有する光を発し、これによって、像の各画素を生じさせる。
【0020】 発明の詳細な説明 図絵的な像又はビデオ映像を視覚的に表示する装置をユーザーに提供するため
に種々の技術を利用することができる。近年、非常に小さい表示装置が部分的な
視野で見ること又は視野を拡大して見ることへの応用のために開発されている。
このような応用において、図3に示すように、表示装置はユーザーの視野64の
領域62に像60を生じさせるように配置されている。したがって、ユーザーは
表示像66と背景情報68とのいずれをも見ることができる。
【0021】 小さい表示装置の一例として、ファーネス(Furness)らによる米国特
許第5,467,104号明細書「仮想網膜表示装置(VIRTUAL RET
INAL DISPLAY)」に記載されているような走査ビーム表示装置があ
り、この特許文献を本願において参考文献として組み入れている。このような走
査表示装置において、走査ミラー式又は音響光学式走査装置のような走査装置は
、変調された光ビームを人の網膜上で走査する。走査光は、見る人の瞳孔を経て
眼に入射し、角膜によって網膜上に結像される。ユーザーは網膜上への変調光像
に対応する像として知覚する。小さな表示装置の他の例においては、小型の液晶
表示装置(以下「LCD」という。)、電界放出表示装置(以下「FED」とい
う。)、プラズマ表示装置又は小型のブラウン管型表示装置(以下「CRT」と
いう。)を含む。これらの各種の表示装置はこの技術分野において周知である。
【0022】 ここに説明するように、前記した小型表示装置は、小型表示装置の波長とは異
なる選択された波長で可視像を生じさせるように発光材料を動作させることがで
きる。例えば、このような小型表示装置は、弱光像環境を見るためにNVGを用
いる場所で知覚された像に疑似的な知覚像を生じさせるように、NVGの陰極発
光材料を動作させることができる。このような装置の第1の実施例は、図4に示
すように、ビームをNVG72への入力のために走査するように配置された走査
赤外光ビーム表示装置70を含む。赤外光表示装置70からの光に応じて、NV
G72は見る人の眼54で見るための可視光を出力する。赤外光表示装置70は
4つの主要な部分を含み、各部分について以下に詳しく説明する。最初に、制御
電子装置76は、コンピュータ、テレビジョン受信装置、ビデオカセットプレー
ヤ又は同様の装置のような像源76からの像信号VIMに応じて表示装置70の
動作を制御する電気信号を供給する。図4に示すブロック図は制御電子装置76
に直接に接続された像源78を示しており、制御電子装置76に像信号VIM
供給するための他の方法はこの技術分野の当業者であれば容易に理解できる。例
えば、ユーザーが自由に移動しようとしたとき、図9を参照して以下に説明する
ように、高周波伝送装置及び高周波受信装置は像信号VIMと通信することがで
きる。代わりに、制御電子装置76が人体着用コンピュータに用いるように低電
力消費用に設計されている場合、制御電子装置76は、ユーザーに携帯され、バ
ッテリーによって電力供給されるようにしてもよい。
【0023】 表示装置70の第2の部分は、像信号VIMの情報に対応する変調を有する変
調光ビーム82を出力する光源80を含む。光源80は、レーザダイオード又は
発光ダイオード(以下「LED」という。)のような直接に変調された光を発す
る装置であってもよいし、音響光学変調装置のような外部変調装置によって間接
的に変調された光を連続的に発する装置を含む装置であってもよい。光源80は
好ましくは赤外光又は近赤外光を発するが、特定の応用のために他の波長の光を
用いてもよい。例えば、ある場合において、NVG72は、他の波長(例えば、
可視領域又は紫外領域の波長)での感度を有する蛍光材料を用いてもよい。この
ような場合において、光源80の波長は蛍光部に対応するように選択されてもよ
い。
【0024】 表示装置70の第3の部分は、光源80の変調ビーム82をラスターパターン
のような2次元走査パターンで走査する走査組立体84である。このような走査
組立体の例は、メルビル(Melville)らによる米国特許第5,557,
444号明細書「2軸走査装置のための小型光学走査装置(MINIATURE
OPTICAL SCANNER FOR A TWO−AXIS SCAN
NING SYSTEM)」に示されたような機械式共振型走査装置であり、こ
の特許文献を本願において参考文献として組み入れる。しかし、本発明の範囲内
であれば、小型電気機械式(以下「MEM」という。)走査装置及び電気音響光
学式走査装置のような他の走査装置であってもよい。MEM走査装置は、好まし
くは、その低質量及び小寸法に依存する応用に用いられる。このような走査装置
は短軸型又は2軸型である。このようなMEM走査装置の1例として、ノイカー
マンス(Neukermanns)らによる米国特許第5,629,790号明
細書「小型機械化ねじれ走査装置(MICROMACHINED TORSIO
NAL SCANNER)」に示されており、この特許文献を参考文献として本
願に組み入れる。光源80及び走査組立体84が相対的に低電力で動作するので
、携帯用バッテリーパックは、光源80、走査組立体84及びある応用において
は制御電子装置76のために必要な電力を供給する。
【0025】 結像光学装置86は表示装置70の第4の部分を形成する。結像光学装置86
を単一レンズとして図4に示しているが、結像光学装置86は例えばビーム82
が焦点合わせ又は形状成形される場合にさらに複雑化されることは、この技術分
野の当業者であれば容易に理解できる。例えば、結像光学装置86は、1以上の
レンズ又は回折光学要素を含んでいてもよい。他の場合において、結像光学装置
は、完全に取り除かれてもよいし、NVG72の入力レンズ86を用いてもよい
。また、結像光学装置86は、(図7及び図8を参照して以下に説明するように
)LCDパネル又は電界放出表示装置の構造のような代替の構造が像源78及び
走査組立体84を置き換えるものである場合に、既知の原理に従って変更されて
もよい。
【0026】 結像光学装置86は、走査ビーム82を入力レンズ88に出力し又はNVG7
2のIIT96に直接に出力する。NVG72は、走査ビーム82に応じ、前記
したようにユーザーのメッセージ54で見るための可視光を供給する。
【0027】 各エレメントをここでは模式的に示したが、図5に示すように、NVG72に
直接に取り付けられるように装置構成部分が典型的な大きさと形状とを有するこ
とはこの技術分野の当業者であれば容易に理解できる。この実施例において、表
示装置70の第1の部分104はレンズフレーム106に取り付けられ、第2の
部分108は分離されて例えば腰用ベルトで携帯される。部分104、108は
、第2の部分108から第1の部分104に光学的及び電子的な信号を伝達する
光ファイバー及び電子的接続線110によって接続されている。ファイバー結合
型の走査表示装置の例として、ファーネス(Furness)らによる米国特許
第5,596,339号明細書「光ファイバー点光源を用いる仮想網膜表示装置
(VIRTUAL RETINAL DISPLAY WITH FIBER
OPTIC POINT SOURCE)」に示された装置があり、この特許文
献を参考文献とて本願に組み入れる。制御電子装置76(図3に示す。)が小型
であるような応用において、光源が第1の部分104に組み入れられ、接続線1
10が取り除かれてよいことは、この技術分野の当業者であれば容易に理解でき
る。
【0028】 第1の部分104がレンズフレーム106に取り付けられたとき、レンズフレ
ーム106は赤外光を第1の部分からIIT112に結像させる。IIT112
は赤外光を、接眼装置114によってユーザーに向けられる可視光に変換する。
【0029】 図6は、走査組立体84として用いるために好適な機械式共振型走査装置20
0の一実施例を示す。共振型走査装置200は、主要な水平走査エレメントとし
て、バネ板204に取り付けられた可動ミラー202を含む水平走査装置201
を含む。ミラー202及びバネ板204の寸法並びにバネ板204の材料特性は
、ミラー202及びバネ板204が1〜100kHzの範囲の固有振動周波数を
有するように選択される。ミラー202に取り付けられた強磁性材料は、運動力
をミラー202に与えるように1対の電磁石コイル206、208によって駆動
され、これによって、振動を開始及び維持する。駆動電子装置218は、コイル
206、208を動作させるための電気信号を供給する。
【0030】 垂直走査は、水平走査装置201と極めて類似した構成の垂直走査装置220
によって提供される。水平走査装置201と同様に、垂直走査装置220は、駆
動電子装置218からの電気信号に応じて1対のコイル224、226によって
駆動されるミラー222を含む。しかし、垂直走査のための振動速度は非常に小
さいので、垂直走査装置220は典型的には共振型ではない。ミラー222は、
水平走査装置201からの光を受け、約30〜100Hzで垂直偏位を発生する
。好都合に、この低周波数はミラー222をミラー202より非常に大きなもの
にすることを可能にし、これによって、垂直走査装置220の配置に関する制約
を低減する。仮想網膜表示装置及び機械式共振型走査の詳細は、メルビル(Me
lville)らによる米国特許第5,557,444号明細書「2軸走査装置
のための小型光学走査装置(MINIATURE OPTICAL SCANN
ER FOR A TWO−AXIS SCANNING SYSTEM)」に
示されており、この特許文献を本願において参考文献として組み入れている。
【0031】 代わりに、垂直ミラーは、枢動シャフトに取り付けられ、誘導コイルによって
駆動されるようにしてもよい。このような走査組立体は、一般に、バーコード走
査装置に用いられる。以下に説明するように、垂直及び水平の走査装置は、ある
応用において単一の2軸走査装置に統合される。
【0032】 動作において、像源78(図4に示す。)によって駆動される光源80は、像
信号に従って変調された光のビームを出力する。同時に、駆動電子装置218は
、ミラー202、222を振動させるべくコイル206、208、224、22
6を動作させる。変調された光ビームは、振動する水平ミラー202に達し、ミ
ラー202の瞬間角度に対応する角度だけ水平方向に偏向される。偏向された光
は、垂直ミラー222に達し、垂直ミラー222の瞬間角度に対応する垂直角度
で偏向される。光学ビームの変調は、ミラーの各位置でビームの色及び強度が所
望の仮想の像に対応するように水平走査及び垂直走査と同期される。したがって
、ビームは、IIT112(図4に示す。)に直接に仮想の像を「描く」。説明
をわかりやすくするために走査装置200のいくつかの装置構成部分を省略して
いることは、この技術分野の当業者であれば理解できる。例えば、水平及び垂直
の走査装置201及び220は典型的にはフレームの固定された相対的位置に取
り付けられている。さらに、走査装置200は、典型的には、適切な角度で各ミ
ラー202、222にビームが達するようにビームの方向を変える1以上の方向
転換ミラーを含む。例えば、方向転換ミラーは、ビームが光学的走査の有効な角
度範囲を増大させるために複数回ミラー202、222のいずれか又は両方に達
するようにビームを方向づけるものであってもよい。
【0033】 LCDパネル又は電界放出表示装置のような種々の他の像源は、走査組立体8
4及び光源80の代わりに用いるために変更されてもよいことは、この技術分野
の当業者であれば容易に理解できる。例えば、図7に示すように、NVG疑似装
置600の代替例として、LCDパネル602と、赤外背景光604と、NVG
72とを含む。赤外背景光604は、複数のLED又は複数のレーザダイオード
を用いる赤外光源アレイ606と、後方反射装置608と、拡散装置610とを
含む。LCDパネルによる空間変調のために赤外光又は他の光を供給するような
構造として他に多くの構造があることは、この技術分野の当業者であれば容易に
理解できる。
【0034】 LCDパネル602は、液晶及び偏光部材の特性が赤外波長での応答のために
調整されていること以外は、従来の偏光型LCDパネルに類似して構成されてい
る。LCDパネル602は、2次元配列の各位置を動作させるように従来の方法
で位置アドレスの指定がされている。像が赤外光を含むように意図されている位
置で、LCDパネルは背景光604からの赤外光をNVG72に選択的に通す。
NVG72は、ユーザーの眼54によって見るために可視光を発することによっ
て前記したように応答する。
【0035】 図8に示すように、本発明に係る他の実施例においては、入力をNVG72に
供給するために電界放出表示装置の構造を用いている。この実施例において、発
光パネル802は、FED駆動電子装置804からの制御信号を受け、これに応
じて電子を放出する。発光パネル802は、一般的に入手可能な電界放出表示装
置に用いられるような既知の発光パネルであってよい。図8に示す典型的な発光
パネルの構造において、発光パネル802は、引き出しグリッド808に対して
整列された発光器806の群を含む。発光器806の群は、典型的には、発光性
の不連続体若しくは「チップ(tip)」を連ねた1以上の群であり、高電界に
おかれたときに電子を放出する。引き出しグリッド808は1以上の導体を含む
導電性グリッドである。駆動電子装置804が発光器806と引き出しグリッド
808の周囲領域との間に電圧差を誘起させたとき、発光器806は電子を放出
する。各発光器806とグリッド808の周囲領域との間の電圧を選択的に制御
することによって、駆動電子装置804は放出された電子の位置及び速度を制御
することが可能である。
【0036】 透明板812に支持された高電圧アノード810は、上記の放出された電子を
引きつける。電子が板812に向かって進むと、電子はアノード810に形成さ
れた陰極発光被覆層814に達する。これに応じて、陰極発光被覆層814は、
電子が達した領域において該領域に電子が達したときの速度に対応する強度を有
する赤外光を発する。赤外光は、板812を通り、NVG72に入射する。駆動
電子装置804が像信号による放出電子の速度及び位置を決めるので、赤外光も
また像信号に対応する。前記のように、NVG72はユーザーの眼54で見るた
めに赤外光に対応する可視光を発する。
【0037】 図9に示すように、実際に使用する関与者900は、実質的に無制限の運動を
許す疑似環境902において図5に示す表示装置70を用いてもよい。この実施
例において、関与者900は、腰の周りに留められた第2の部分108と、頭部
支持のNVG72に取り付けられた第1の部分104とを備えた表示装置70を
携帯する。第1の部分104は位置モニター装置906と視線追跡装置908と
を付加的に含み、前者の装置は周囲環境における関与者の位置を特定し、後者の
装置はユーザーの視線の方向を特定する。
【0038】 音響感知装置や光学感知装置のような実現可能な位置追跡装置として多くの装
置があることは、この技術分野の当業者であれば容易に理解できる。さらに、位
置モニター装置906を関与者900が携帯するものとして示したが、位置モニ
ター装置906は、周囲環境に又はその周りに選択的に固定されて配置されるよ
うにしてもよいし、移動用部分や固定用部分を含むようにしてもよい。同様に、
種々の視線追跡の構造を用いたものであってよい。図9に示す実施例において、
視線追跡装置は、周囲環境902の至る所に又は関与者900に配置された複数
の基準反射装置910を用いる。視線追跡装置908は位置を検知するために周
囲環境902において1以上の赤外光ビームを外方に向けて発する。赤外光ビー
ムは、像源78によって生じさせるようにしてもよいし、第1の部分104に取
り付けられた別の赤外光源から生じるようにしてもよい。発せられた赤外光ビー
ムは基準反射装置910に達して反射される。各基準反射装置910は空間的反
射性について各基準反射装置を特定することができる個別のパターンを有するの
で、反射光は特定の基準反射装置910に対応するパターンに変調される。第1
の部分104に取り付けられた検知装置は、反射光を受け、基準反射装置910
の反射パターンを表す電気信号を発生する。接続線110は電気信号を第2の部
分108に伝送する。
【0039】 第2の部分108は、被検知反射光及び状態情報に対応するデータを電子制御
装置911に伝送する移動用アンテナ905を有するトランシーバー904を含
む。電子制御装置911は、ソフトウェアプログラムの制御下で所望の像を決定
するマイクロ処理装置システムである。制御装置911は、トランシーバー90
4からの関与者の位置、状態及び視線方向に関する情報を基準アンテナ907を
通して受ける。これに応じて、制御装置911は、適切な像データを特定し、該
像データをトランシーバー904に伝送する。第2の部分108は信号を接続線
を通して第1の部分104の供給し、走査組立体84及び像源78は赤外光入力
をNVG72に供給する。したがって、関与者900は、関与者の位置及び視線
方向に対応する像をNVG72を通して知覚する。
【0040】 周囲環境での活動の外部監視を可能にするために、電子制御装置911に接続
された表示装置912は関与者900が見るように周囲環境の像を表示する。C
D−ROM装置、磁気ディスク装置、ビデオテーププレーヤー又は同様の装置の
ようなシナリオ入力装置914及びキーボード又は音声認識モジュールのような
データ入力装置916は、周囲環境902の範囲内の活動を望むように制御しか
つ変更することを可能にする。
【0041】 ここに示す実施例においては走査赤外光を用いるものとして説明したが、本発
明は必ずしもそれには限定されない。例えば、ある場合において、紫外光又は可
視光を光子動作型スクリーンに走査することが望ましい。紫外光走査は、一般的
な蛍光灯に見いだされるような従来の可視蛍光部を走査するのに、又は既知の上
位変換蛍光部を走査するのに特に有用である。
【0042】 このような構造の例を図10に示しており、走査ビーム表示装置1000は走
査組立体1004に整列された紫外光源1002を含む。紫外光源1002は、
紫外光を発するようなディスクリートレーザ、レーザダイオード又はLEDであ
ってよい。
【0043】 制御電子装置1006は、走査組立体1004を実質的なラスターパターンで
駆動する。付加的に、制御電子装置1006は、コンピュータ、テレビジョン受
信装置、赤外線暗視型(以下「FLIR」という。)感知装置、ビデオカセット
プレーヤ又は同様の装置のような像入力装置1008からの像信号Vに応じて紫
外光源1002を動作させる。
【0044】 走査組立体1004は、紫外光源1002からの紫外光を、蛍光層1014を
備えるガラス又はプレキシガラス製の板1012を含むスクリーン1010に走
査するように配置される。入射紫外光に応じて、蛍光層1014は人の眼で認識
可能な波長の光を発する。可視光の強度は入射紫外光の強度に対応し、入射紫外
光は像信号に対応する。したがって、見る人は、像信号に対応する可視像として
知覚する。蛍光層1014が大きな角度範囲にわたって光を発して実際上の開口
数を増大させるので、スクリーン1010はユーザーの眼による像の取り込みを
容易にする射出瞳拡大装置として事実上動作することは、この技術分野の当業者
であれば容易に理解できる。
【0045】 走査紫外光源に加えて、図10に示す実施例においてもまた、赤色レーザダイ
オードのような可視光光源1020と、第2の走査組立体1022とを含む。制
御電子装置1006は、第2の像入力装置1024からの第2の像信号に応じて
第2の走査組立体1022及び可視光源1020を制御する。
【0046】 第2の走査組立体は制御電子装置に応答して可視光をスクリーン1010に走
査する。しかし、蛍光材料、可視光に応答して異なる波長の光を放出しないよう
に選択される。代わりに、蛍光層1014及び板1012は可視光を拡散するよ
うに構成されている。したがって、蛍光層1014及び板1012は、見る人が
第2の像信号に対応する赤色像を見ることができるように、商業上入手可能な拡
散装置と同様の多くの方法で動作する。
【0047】 動作において、紫外光源及び可視光源1002及び1020は、重ねられる2
つの別の像を生じさせるように独立して動作することができる。例えば、航空機
において、紫外光源1002は高度計のような感知装置からの種々のデータ又は
テキストを表すことができ、一方、可視光源1020はFLIR警告を表示する
ように動作することができる。
【0048】 図10に示す表示装置は2つの別の走査組立体1004、1022を含むもの
として示したが、2つの光源を同一の走査組立体に整列させることによって単一
の走査組立体が紫外光及び可視光のいずれをも走査することができることは、こ
の技術分野の当業者であれば容易に理解できる。本発明においては光が紫外光や
可視光に限定されないことは、この技術分野の当業者であれば容易に理解できる
。例えば、光源1002、1020は、赤外燐光又は他の赤外光を感知する装置
構成部分を用いれば、2つの赤外光源であってよい。代わりに、光源1002、
1020は、赤外光源及び可視光源又は赤外光源及び紫外光源を含むものであっ
てもよい。
【0049】 第1の波長の光を蛍光材料のような波長変換媒体に走査することは、夜間視認
に応用することのみには限定されない。例えば、図11に示すように、走査光ビ
ーム式の頭部装着型表示装置(以下「HMD」という。)1100は、ユーザー
のために可視像を生じさせるように走査光ビーム1104によって動作される蛍
光板1102である。HMD1100は、夜間視認の目的というよりはむしろ一
般的な目的の表示装置として用いられる。
【0050】 この実施例において、HMD1100は、ユーザーがHMD1100を快適に
着用するように従来の眼鏡と同様に構成されたフレーム1106を含む。フレー
ム1106は蛍光板1102及び像源1108を光ビームが蛍光板1102に達
するように相対的に整列して支持する。像源1108は、直接に変調されたレー
ザダイオード1112と、電子制御モジュール1116の制御下で動作するME
M走査装置のような小型の走査装置1110とを含む。レーザダイオード111
2は、好ましくは、赤外光又は紫外光のような不可視放射線を発する。しかし、
ある応用においては、赤色光又は近紫外光の波長のような他の波長を用いてもよ
い。
【0051】 走査装置1110は、ダイオード1112からの光を受けて該光を蛍光板11
02に実質的なラスターパターンで向け直す2軸走査装置である。走査ビーム1
104に応じて、蛍光板1102の蛍光部は可視波長の光を発する。可視光はユ
ーザーの眼1114に進み、ユーザーは、走査ビーム1104の変調に対応する
像を見ることができる。
【0052】 像は、蛍光板のパターンに依存するカラー又は白黒の像であってよい。カラー
表示のために、蛍光板1102は、図12に示すように経路途中に配置された列
であって赤色、緑色又は青色の波長の光を発するように形成されたそれぞれの蛍
光部を有する列を含む。制御モジュール1116は、各画素について適切な強度
の赤色、緑色及び青色を生じさせるように、各位置について走査光ビームの相対
強度を制御する。
【0053】 HMD1100は、光ビームの横位置変調の同期を維持するように、走査装置
1110に隣接して取り付けられた1以上の感知用高速フォトダイオード111
8を用いた動作フィードバック制御を用いる。蛍光板1102に取り付けられた
小型の反射装置1120は走査ビーム1104の後方部分をフォトダイオード1
118に各水平走査の終わりに後方反射する。反射光に応じて、フォトダイオー
ド1118は、ビーム位置とビーム変調との間の位相関係を表す電気誤差信号を
制御モジュール1116に供給する。これに応じて、制御モジュール1116は
、ダイオード1112が各走査位置のために適切に変調されることを保証すべく
像データのタイミングを調節する。
【0054】 蛍光部で多色の像を生じさせるための代替方法を図12に示す。図12に示す
表示装置1150は、光入力を走査装置1154に供給する複波長源1152を
含む。走査装置1154は、波長選択性の蛍光層1158を備えるスクリーン1
156に光を走査する。
【0055】 複波長源1152は、わずかに異なる波長の光を発する4つの赤外レーザダイ
オードを含む。例えば、1つの応用において、レーザダイオード1160は90
0〜1600cmの波長範囲の光を発する。各レーザダイオード1160は、テ
レビジョン受信装置、コンピュータ、ビデオカセットプレーヤ、航空機制御シス
テム又は同様の装置のような信号源1166からの入力像信号VIMの選択成分
に応じて駆動回路1164によって独立して駆動される。駆動回路1164は、
像信号VIMのRGB成分のような選択成分を取り出し、該成分に対応する電気
信号をレーザダイオードに供給する。供給された電気信号に応じて、レーザダイ
オード1160は、対応する強度レベルの赤外光を発する。
【0056】 ビーム結合装置1162は、4つの異なる波長λ〜λの強度変調光を含む
単一のビームを生じさせるためにレーザダイオード1160からの光を結合する
。走査装置1154は、結合されたビームをスクリーン1156にラスター走査
する。
【0057】 結合ビームは、光を各位置に発する蛍光層1158に達する。蛍光層1158
は波長選択性の複数の蛍光結合部を含み、各蛍光結合部はそれぞれの可視波長の
光を発するように波長λ〜λの各波長に応答する。このような蛍光材料は、
SRI社によって広告されており、SRI社やコダック(Kodak)社から入
手可能である。例えば、第1の蛍光結合部は第1の赤外波長λの光に応じて緑
色光を発する。緑色光の強度は第1の赤外波長λの光の強度に対応し、第1の
赤外波長λの光の強度は像信号VIMの緑色成分に対応する。種々の波長の赤
外光が同時に走査され、また可視の色がビームの位置というよりはむしろそれぞ
れの波長成分の強度に依存することから、図11の実施例に関して説明した配列
調整の問題は著しく低減される。
【0058】 この実施例においては4つの独立したレーザダイオード1160を含むものと
して説明したが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、ある応用のた
めにLEDのような他の赤外光源が適している。同様に、レーザダイオード11
60の数は4より小さくても又は大きくてもよい。典型的なRGBシステムにお
いて、レーザダイオード1160の数は一般に3である。しかし、他の数は、蛍
光結合部のスペクトル又は他の応答に依存する場合及び表示像の所望の情報内容
に依存する場合に適している。さらに、ビーム結合装置1162を自由空間光学
エレメントのような4つから1つのファイバーに結合するファイバー結合装置と
して示したが、統合光学コンポーネント又はポリマー導波管を用いるものであっ
てもよい。ある応用において、干渉型変調装置のような光変調装置は、レーザダ
イオードが一定強度で駆動されるようにビーム結合装置1162に組み込まれる
ようにしてもよい。付加的に、典型的な実施例においては合わせて3つの波長の
光を走査する単一の走査装置1154を含むが、本発明においてはこれに制限さ
れない。ある応用においては、1以上の走査装置1154を用いるようにしても
よい。
【0059】 走査組立体58の寸法及び質量を低減することは、第1の部分104の寸法及
び質量を低減するために望ましい。寸法及び質量を低減するための1つの研究と
して、機械式共振型走査装置200、220を小型電気機械式(以下「MEM」
という。)走査装置と置き換えることが、ノイカーマンス(Neukerman
ns)らによる米国特許第5,629,790号明細書「小型機械化ねじれ走査
装置(MICROMACHINED TORSIONAL SCANNER)」
、及びノイカーマンス(Neukermanns)らによる米国特許第5,64
8,618号明細書「積分ねじれ感知装置を有するマイクロ加工ヒンジ(MIC
ROMACHINED HINGE HAVING AN INTEGRAL
TORSIONAL SENSOR)」に示されており、この特許文献を参考文
献として本願に組み入れる。以下に説明するように、また、図13に示すように
、2軸走査装置1200はシリコン基板1202に形成される。2軸走査装置1
200は、ミラー1204を枢動支持部1208に連結する両撓み部1206に
よって支持されたミラー1204を含む。撓み部1206は、ねじれ曲がりをす
るように形状及び寸法が決められ、これによって、ミラー1204を撓み部12
06によって規定された軸線の周りに支持部1208に対して相対的に枢動させ
ることができる。一実施例において、ミラー1204の枢動は、走査装置120
0の水平走査を規定する。
【0060】 第2の1対の両撓み部1212は支持部1208を基板1202に結合する。
撓み部1210はねじれ曲がりをするように形状及び寸法が決められ、これによ
って、支持部1208を基板120に対して相対的に枢動させることができる。
好ましくは、ミラー1204、支持部1208及び撓み部1210の各質量及び
寸法は、ミラーが高Qを有する10〜40kHzで水平方向に共振すると共に支
持部1208が60Hzより高い振動数で枢動するように選択される。
【0061】 好ましい実施例において、ミラー1204は、ミラー1204の板1214と
基部(図示せず。)の導体との間に電界を印加することによって枢動される。こ
の方法を、板1214が1つのコンデンサ板として動作し、また基部の導体が第
2の板として動作することから、容量駆動と呼ぶ。板間の電圧が増したとき、電
界は、ミラー1204を撓み部1206の周りに枢動させる力をミラー1204
に及ぼす。両板間にかけられる電圧を周期的に変化させることによって、ミラー
1204は周期的に走査される。好ましくは、電圧は、ミラー1204が省電力
消費で振動するように、ミラー1204の機械的共振周波数で変化される。
【0062】 支持部1208は、特定の応用の要求に依存して磁気的に枢動される。固定磁
石1205は、支持部1208の周りに配置され、支持部1208の導電経路1
207に電流を生じさせる。電流を変化させれば、支持部に及ぼされる磁気力が
変化し、運動が生じる。好ましくは、支持部1208及び撓み部1212は、支
持部1208が60Hzのような所望の再生速度を十分に超える周波数で応答す
ることができるように寸法が決められる。容量駆動又は電磁気駆動をミラー12
04及び支持部1208のいずれか又はいずれをも枢動させるために用いること
ができること、並びに圧電駆動のような他の駆動機構をミラー1204又は支持
部1208を枢動させるために用いてよいことは、この技術分野の当業者であれ
ば容易に理解できる。
【0063】 本発明を典型的な実施例によって説明したが、本発明の精神及び範囲を逸脱し
ない範囲で、前記した構造及び方法を変更又は変形することができる。例えば、
種々の部材や装置の配置を変更することができる。再配置の一例として、紫外光
源1002及び可視光源1020はスクリーン1010の両側に配置されてもよ
い。さらに、水平走査装置200を好ましくは走査周波数で機械的に共振するも
のとして説明したが、ある応用において走査装置200は非共振型の走査装置で
あってもよい。例えば、走査装置200を「ストローク」又は「一筆書き」のよ
うな走査に用いる場合、走査装置は非共振型走査装置とするのが好ましい。さら
に、入力信号を電子制御装置から入力される入力信号又は所定の像入力による入
力信号として説明したが、(単独で又は電子制御装置に結合された状態で)携帯
可能なビデオカメラによって像信号を入力するようにしてもよい。この構造は、
各関与者のビデオカメラが像入力を局所的に供給することができ、これによって
、制御システムの複雑さを低減することができるので、多数の関与者を含む疑似
環境においては特に有用である。したがって、本発明は、従属項によって特定さ
れた事項を除き、限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 像増倍管(IIT)及び関連光学装置を含む、従来の弱光視認装置を示す図。
【図2】 図1に示す像増倍管の詳細なブロック図。
【図3】 像源からの光と背景からの光との結合によって生じる、ユーザーによって知覚
される結合像を示す図。
【図4】 夜間視認眼鏡の入力部に走査される赤外ビームを併せて示した夜間視認疑似装
置を示す図。
【図5】 接続された赤外光源を含む頭部装着型夜間視認疑似装置の側面図。
【図6】 図2に示す表示装置において像源として用いるのに好適な赤外走査機構を示す
図。
【図7】 背景の赤外光を有するLCDパネルを含む疑似装置の一実施例を示す図。
【図8】 FED発光装置を含む疑似装置の一実施例を示す図。
【図9】 複数のユーザーと、コンピュータ制御装置及び赤外光連動系を備える中央制御
装置とを含む疑似環境を示す図。
【図10】 波長変換蛍光部を動作させる走査光ビームと、反射された可視ビームと含む表
示装置の一実施例を示す図。
【図11】 可視像を生じさせるために波長変換蛍光部を動作させる被走査不可視放射線ビ
ームを含む頭部装着型表示装置の一実施例を示す図。
【図12】 選択的に波長選択蛍光部を動作させるために複数の波長の不可視放射線源を用
いるカラー表示装置を示す図。
【図13】 図4に示す表示装置に用いるための2軸小型電気機械式走査装置の平面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW Fターム(参考) 2H041 AA16 AB14 AC05 AZ02 AZ05 5F073 AB27 AB28 AB29 BA09 GA03

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の成分を有する入力像信号に応じて可視像を生じさせる
    表示装置であって、 基板と、第1の入力波長の光に応じて第1の可視波長範囲の出力光に応答し、
    また第2の入力波長の光に応じて第2の可視波長範囲の出力光に応答する波長変
    換被覆部とを含むスクリーンと、 前記像信号の第1の成分に応じて前記第1の入力波長の変調光を発するように
    動作する第1の発光装置と、 前記像信号の第1の成分に応じて前記第2の入力波長の変調光を発するように
    動作する第2の発光装置と、 第1及び第2の発光装置からの光を受けるように光学的に整列された入力部と
    、前記入力部で受けた光を前記スクリーンに向けるように光学的に整列された出
    力部とを有する走査組立体であって、前記入力部で受けた光を前記波長変換被覆
    部に周期的なパターンで走査するための駆動信号に応答する走査組立体とを含む
    、表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の入力波長は不可視波長である、請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の入力波長は不可視波長である、請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記走査組立体は、回転軸線の周りの枢動運動のために取り
    付けられたミラーを含む、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記走査組立体は、前記入力部で受けた光を反射させるよう
    に配置されたミラーを有する小型電気機械式走査装置を含む、請求項1に記載の
    装置。
  6. 【請求項6】 前記波長変換被覆部は第1の赤外応答の蛍光化合物を含み、
    前記第1の入力波長は赤外波長である、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記波長変換被覆部は前記第2の入力波長に応答する第2の
    赤外応答の蛍光化合物を含む、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の発光装置は第1のレーザダイオードを含む、請求
    項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の発光装置は外部変調装置を含む、請求項8に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の発光装置は第2のレーザダイオードを含む、請
    求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記走査組立体と前記第1及び第2の発光装置と
    の間に置かれたビーム結合装置であって、前記第1の発光装置に整列された第1
    の入力部と、前記第2の発光装置に整列された第2の入力部と、前記走査組立体
    に整列された結合出力部とを有し、前記第1の波長の変調光と前記第2の波長の
    変調光とから単一の結合ビームを生じさせるように応答する、ビーム結合装置を
    含む、請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 頭部装着型の表示装置であって、 所望の像に対応する像信号を生じさせる像信号源と、 波長変換被覆部を有するスクリーンであって、前記被覆部は可視光を発するよ
    うに不可視放射線に応答する、スクリーンと、 前記像信号に従って変調された不可視放射線を発するように前記像信号に応答
    する光源と、 前記変調光を受けるように配置され、該受けた光を前記スクリーンに周期的な
    パターンで走査するように動作する走査装置とを含む、表示装置。
  13. 【請求項13】 前記光源は、第1の波長範囲の光を発するように動作する
    第1の赤外レーザを含む、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記光源は、前記第1の波長範囲とは異なる第2の波長範
    囲の光を発するように動作する第2の赤外レーザを含む、請求項13に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 前記波長変換被覆部は、第1の色の可視光を発するように
    前記第1の波長範囲の光に応答し、前記第1の色とは異なる第2の色の可視光を
    発するように前記第2の波長範囲の光に応答する、請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記波長変換被覆部は複数の蛍光結合部を含み、各蛍光結
    合部は可視波長の光を発するように各波長の不可視光に応答する、請求項12に
    記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記走査装置は小型電気機械式走査装置である、請求項1
    2に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記走査装置は共振型走査部分を含む、請求項12に記載
    の装置。
  19. 【請求項19】 前記周期的なパターンは実質的なラスターパターンである
    、請求項12に記載の装置。
  20. 【請求項20】 可視像をユーザーに提供する方法であって、 第1の不可視波長の光を生じさせるステップと、 第2の不可視波長の光を生じさせるステップと、 前記第1の不可視波長の光を像情報の第1の部分で変調するステップと、 前記第2の不可視波長の光を像情報の第2の部分で変調するステップと、 前記第1の不可視波長の光を周期的なパターンで走査するステップと、 前記第2の不可視波長の光を周期的なパターンで走査するステップと、 走査された前記第1の不可視波長の光を第1の可視波長の光に変換するステッ
    プと、 走査された前記第2の不可視波長の光を第2の可視波長の光に変換するステッ
    プと、 変換された第1及び第2の可視波長の光を方向づけるステップとを含む、像発
    生方法。
  21. 【請求項21】 光を像情報で変調するステップは、 前記第1の不可視波長の連続波光を光源で発すること、及び 前記光源から離れた外部振幅変調装置で前記連続波光を変調することを含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の不可視波長の光を周期的なパターンで走査する
    ステップは、前記第1の不可視波長の光を実質的なラスターパターンで方向づけ
    ることを含む、請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の不可視波長に光を実質的なラスターパターンで
    方向づけることは、前記第1の不可視波長の光を走査ミラーで向け直すことを含
    む、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 走査された前記第1の不可視波長の光を前記第1の可視波
    長の光に変換するステップは、走査された前記光を蛍光結合部に当てることを含
    む、請求項20に記載の方法。
  25. 【請求項25】 さらに、前記第1及び第2の不可視波長の光を走査するス
    テップの前に、前記第1の不可視波長の光と前記第2の不可視波長の光とを結合
    するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記第1の不可視波長の光を生じさせるステップは、レー
    ザダイオードを動作させることを含む、請求項20に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の不可視波長の光を像情報の第1の部分で変調す
    るステップは、前記レーザダイオードへの駆動電流を変調することを含む、請求
    項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 ユーザーが見るための像を生じさせる方法であって、 見られる像の第1の部分に対応する第1の電気的な像信号を生じさせるステッ
    プと、 見られる像の第1の部分に対応する第2の電気的な像信号を生じさせるステッ
    プと、 前記第1の像信号を第1の像源に供給するステップと、 前記第2の像信号を第2の像源に供給するステップと、 供給された前記第1の像信号に応じて第1の波長範囲の赤外光を発するステッ
    プと、 供給された前記第2の像信号に応じて第1の波長範囲とは異なる第2の波長範
    囲の赤外光を発するステップと、 発せられた前記第1の波長の赤外光を波長変換材に向けるステップと、 発せられた前記第2の波長の赤外光を波長変換材に向けるステップと、 前記波長変換材に向けられた前記第1の波長の光に応じて前記波長変換材で第
    1の可視波長の可視光を発するステップと 前記波長変換材に向けられた前記第2の波長の光に応じて前記波長変換材で第
    2の可視波長の可視光を発するステップとを含む、像発生方法。
  29. 【請求項29】 発せられた前記第1の波長の赤外光を波長変換材に向ける
    ステップは、前記第1の波長の赤外光を実質的なラスターパターンで走査するこ
    とを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 発せられた前記第2の波長の赤外光を波長変換材に向ける
    ステップは、前記第2の波長の赤外光を実質的なラスターパターンで走査するこ
    とを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】前記第1の波長の赤外光を実質的なラスターパターンで走査
    することは、 前記第1の波長の赤外光を走査ミラーに向けること、及び 前記走査ミラーを周期的な走査パターンで枢動させることを含む、請求項30
    に記載の方法。
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