JP2003513185A - 建設工事の検査を支援する方法および装置 - Google Patents

建設工事の検査を支援する方法および装置

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JP2003513185A
JP2003513185A JP2001533533A JP2001533533A JP2003513185A JP 2003513185 A JP2003513185 A JP 2003513185A JP 2001533533 A JP2001533533 A JP 2001533533A JP 2001533533 A JP2001533533 A JP 2001533533A JP 2003513185 A JP2003513185 A JP 2003513185A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、オペレータに、携帯端末のグラフィックス・インタフェースに表示される画像を定めるファイルと、工事で起きやすい欠陥のタイプにそれぞれ関連するデータ構造と、もしあれば、工事で以前に観察されて関連するデータ構造に従って編成された欠陥記述データとを含んでいる工事のデータベースで動作しているソフトウエアの制御の下に、工事の画像を表示し、彼の観察に関連するデータを入力する上記携帯端末を彼に提供することにある、建築場所で欠陥を観察するオペレータを支援する方法に関するものである。オペレータにより障害のタイプの選択に応答して、上記ソフトウエアは、関連するデータ構造により、対話を開始して、上記欠陥を記述するパラメータを入力する。それらはグラフィックス・インタフェース上に表示されている画像上の欠陥の表現を構成するために用いられて、欠陥を記述しているデータを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は建設工事の検査に関する。
【0002】 (背景技術) 建設工事の定期的かつ綿密な評価により、工事診断の確立と、工事の保守監視
を行うことと、修理が必要になった時に最も適切な解決策を使用することが可能
にされる。
【0003】 最もしばしば、診断の任務には目に見える欠陥と、構築物およびそれを構成し
ている種々の材料における擾乱との徹底的な検分が含まれる。そうすると、専門
家は、それらの欠陥の組合わされたタイプ(タイポロジー、typology)
および配置(トポロジー、topology)を解析することにより、診断を行
う、すなわち、それらの欠陥の原因と、後の結果と、推奨される解決策とを特定
する。保守の場合には、欠陥の検査および分析の作業に加えて、工事の装置の構
造要素すなわち構造項目に対して点検作業および保守作業が行われる。
【0004】 診断にはたとえば建設工事または構造部の材料の諸特性、それの環境、それの
使用および運用条件についての知識も要する。より一般的には、診断に有用ない
かなる情報も建設工事に関連付けねばならない。最も頻繁な関連付けはそれにつ
いて観察される諸欠陥のそれである。
【0005】 現在は、欠陥の検査は図面の集まりについて人手で行われている。それらの図
面はオペレータにより観察された光景を、高度、位置、寸法、状態および意見付
きで再現する。それらは写真で補足することがおそらくできる。第2の段階で、
それらの要素は、解析すべきCAD(コンピュータ支援設計)図面で復元され、
または、テーブルまたはデータベース・フィールドに人手で入れられる。この欠
陥検査法は現場の諸条件と、オペレータの認知力と、彼の観察の記述で払われる
注意とに非常に大きく依存する。
【0006】 工事の以後の解析は面倒で複雑である重要な合成作業である。というのは、そ
の作業が、 ・諸欠陥のタイポロジー的解析、すなわち、原因と結果の諸関係の樹木を通じて
、起こり得る原因へ統計的に戻る(観察された欠陥の75%がこの原因に起因す
る等)、 ・諸欠陥のトポロジー的解析、すなわち、諸欠陥の位置を幾何学的に説明するよ
うに、工事のファセットの表示、および全体の平面内のファセットの群のトポロ
ジー的解析、 を要するためである。
【0007】 本発明の主な目的は現場で諸欠陥をより確実およびより一様に検査する方法を
得ることである。本発明の別の目的は、解析の責任者を支援し、諸欠陥および関
連する原因の記録を容易にし、かつ解析報告書の作成を自動化することである。
【0008】 (発明の開示) 本発明に従って、諸欠陥の点検を含めた、建設工事についての情報の収集を行
うためにオペレータに、 ・工事のビューを表示し、かつ工事に対してオペレータにより行われた観察に
関連する情報を獲得するためのグラフィックス・インタフェースを含むユーザー
インタフェースと、 ・工事データベースを含み、グラフィックス・インタフェースに表示される工
事のビューを定めるファイルと、工事に現れることがある諸欠陥のタイプにそれ
ぞれ関連するデータ構造と、工事について以前に観察されたあらゆる欠陥の、関
連するデータ構造に従って編成された記述データとを備えるメモリと、 ・工事データベースからの工事のビューの表示の制御と、観察された諸欠陥に
関連する情報の獲得の制御と、欠陥記述データの更新とをオペレータが行えるよ
うにする制御および処理手段と、 を備える携帯端末が手渡される、建設工事の検査を支援する方法が得られる。オ
ペレータによるあるタイプの欠陥の選択に応答して、制御および処理手段は、グ
ラフィックス・インタフェースで表示されている工事のビュー上に欠陥の表現を
形成するために、および欠陥記述データを更新するために用いられる、欠陥の記
述パラメータの獲得のためにオペレータとの対話を、関連するデータ構造により
、開始する。診断目的のために有用な他の情報の獲得のために同一の手段が存在
することがある。
【0009】 この方法は、従来の方法が備えていた観察を復旧する段階を抑制し、現場点検
の支援を統合する。巡視された工事のビューを表示しているグラフィックス・イ
ンタフェースにより、オペレータは欠陥記述ファイルを工事データベースから起
動して、合理化された点検を1段階で行うことができるようにする。
【0010】 欠陥の視覚的記述を獲得するために、携帯端末のユーザーインタフェースは、
グラフィックス・インタフェースで表示されている工事のビュー上に欠陥を描写
する、触覚スクリーンのための獲得および描画部材などのツールを有することが
できる。
【0011】 グラフィックス・インタフェース上に表示される工事のビューは種々のものと
することができる。有利な表現は工事のファセットの平らなビュー、特に折り曲
げられていないファセットを備えている。
【0012】 それらのビューは、携帯端末の外部ポートに接続できるカメラでオペレータに
より撮影された画像(静止画または動画)により補足される。オペレータがその
ような画像を撮影すると、あるタイプの欠陥を選択した後で、この方法は更新さ
れた欠陥記述データを対応する画像ファイルに対応づける。
【0013】 カメラで撮影された画像を工事の1つまたは複数のファセットの平らなビュー
に重畳するために画像処理手段を携帯端末に設けることができる。そうすると諸
欠陥の点検が容易になる。オペレータはグラフィックス・インタフェース・ツー
ルにより諸欠陥の位置を獲得し、その後でそれらの欠陥のコードを入力し、任意
の付加関連パラメータを獲得するだけで十分である。
【0014】 ファセットのあるものを、それらのファセットのビュー上に表示されているフ
ァセット領域を表すデータ構造に関連させることができ、それに対して1つまた
は複数の領域属性が定められる。それらのファセット領域により、ファセットに
ついての一般的な点検とは異ることがある特定の点検と、観察される工事のファ
セットへの細分により得られるものより綿密な解析とが行えるようにされる。特
に、それらのファセットのあるものを欠陥解析アルゴリズムに関連づけることが
可能であり、そのアルゴリズムの実行は、関連させられているファセット領域内
で調べられた諸欠陥の諸特徴に関連する諸条件の検査を含んでいる。そのような
アルゴリズムによってある諸欠陥の診断が可能にされ、またはオペレータに付加
処置または保守作業を示唆することが可能にされる。
【0015】 工事データベースは、工事に対して保守作業を行うことをオペレータに指示す
る保守データを更に備えることができる。
【0016】 この方法の好適な実施形態では、工事に対する更新された欠陥記述データは観
察データベース内で統合され、解析ソフトウエアが観察データベースを用いて、
行われた観察への解析レポートを更に準備する際に解析マネジャーを支援する。
【0017】 そうするとこの方法は診断を支援する解析ツールを提供する。データベースは
解析されて綿密なトポロジー的およびタイポロジー的解析、すなわち報告の編集
、を行えるようにする(予め確立されているテキストファイル、プロジェクトに
依存する可変フィールドを有する)。
【0018】 通常は、観察データベースおよび解析ソフトウエアは携帯端末からとは別に解
析コンピュータにより取り扱われる。
【0019】 点検された諸欠陥のトポロジー的解析を容易にするために、このコンピュータ
はは、それらのファセットで観察されたどのような欠陥も示す、共通の形を持つ
工事の複数の別個のファセットを少なくとも部分的に重畳して表示するために制
御可能である表示装置を有することができる。重畳して表示された別個のファセ
ットのあるものが同じ形を有するが、寸法が異なるものとすると、共通の寸法で
、または少なくとも重畳が欠陥構成配置の適切な表現を提供するように、それら
のファセットを数学的に、たとえば、相似的に、変形できる。この変形は自動的
に、またはマウス型ユニットにより手動で行うことができる。
【0020】 工事データベース中のデータ構造は点の形、線の形または面の形で現れる諸欠
陥に関連するデータ構造を含むことができる。そうすると、解析ソフトウエアは
線の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた二次元の諸欠陥の諸表現と
、面の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた三次元の諸欠陥の諸表現
との少なくとも一方を含めた、工事の部分の三次元ビューを表示できる。
【0021】 観察データベースは、1つまたは複数の工事に関連でき、かつ、より多くの工
事に関連する他のデータベースの一部であり、他のデータベースへのアクセスを
制限するための手段が設けられている。これによってこの方法を分散して使用で
き、しかも大域データベースの増強を可能にする。
【0022】 タイポロジ−的な欠陥解析を容易にするために、工事の少なくとも1つの部分
について観察された諸欠陥のヒストグラムを、更新された欠陥記述データから発
生するために解析ソフトウエアを構成できる。解析マネジャーが彼に興味のある
工事部分を選択でき、解析レポート中で彼にとって最も重要であるように見える
ヒストグラムを含む。
【0023】 この方法は、もちろん、解析マネジャーが実際の診断に責任を負っているとし
ても、観察された諸欠陥の諸原因の特定と、特にこのタイプのまたはそのタイプ
の原因を指示するための判定とを支援するためにも使用できる。このために、あ
るタイプの欠陥に対応させられている各データ構造が、工事データベース中で、
この欠陥の観察に起因できる1組の原因に更に対応させられる。
【0024】 そうすると、工事の少なくとも1つの部分について観察された諸欠陥のタイプ
に対応させられているデータ構造に対応させられている1組の原因中に含まれて
いる諸原因のヒストグラムを、諸欠陥の更新された記述データから発生するため
に解析ソフトウエアを構成できる。
【0025】 実際には、欠陥の諸タイプに対応させられているデータ構造を最初に定めた後
で、それらを汎用欠陥データベース中に構造化されたやり方で組み立てることが
できる。その後で、たとえば、工事のタイプの指示を基にして行われる濾波によ
る選択の後で、各工事データベースのデータ構造はこの汎用欠陥データベースか
ら取出される。
【0026】 この方法の有利な実施形態では、解析ソフトウエアは工事について観察された
諸欠陥の記述データベースについて行われる分類操作を使用し、分類操作は、解
析ソフトウエアを装備されている解析コンピュータからの濾波要求を行うことと
、解析コンピュータとは異なる中央サーバにより上記濾波要求を処理することを
備えている。好ましくは、中央サーバにより受けられる少なくとも1つの濾波が
、工事についての更新された欠陥記述データが解析コンピュータにより中央サー
バへ送られた場合にのみ、処理されるようにする。そうすると、解析コンピュー
タをそれが集めたデータを供給するように鼓舞でき、分類操作は解析タスクの枠
組内で非常に重要である。これにより、サーバにより管理されされている汎用デ
ータベースが、現場での観察の結果得られたデータにより絶えず増強される。
【0027】 本発明の他の面は、上に掲げた諸要素を備え、制御および処理手段は、オペレ
ータによるあるタイプの欠陥の選択に応答して、欠陥の記述パラメータの獲得の
ためにオペレータとの対話を、関連するデータ構造により、起動し、かつグラフ
ィックス・インタフェースで表示されている工事のビュー上に欠陥の表現を形成
するため、および欠陥記述データを更新するために、獲得された欠陥の記述パラ
メータを使用する、建設工事の検査を支援する携帯端末に関するものである。本
発明は、上記方法を実行するために携帯端末にロードさせるべきソフトウエア・
モジュールおよびデータベース・モジュールが記録されているコンピュータが読
み取ることができる媒体と、それ自身により考察されている上記ソフトウエア・
モジュールおよび上記データベース・モジュールにも向けられている。
【0028】 本発明の第3の面は、工事現場において携帯端末によりオペレータが更新した
欠陥記述データから、上記方法を実行するために観察データベースおよび解析ソ
フトウエアを取扱う解析コンピュータを備え、建設工事の検査を支援する解析装
置に関するものである。本発明は、上記方法を実行するために解析コンピュータ
にロードさせるべき解析ソフトウエアおよび観察データベースを含む、ソフトウ
エア・モジュールおよびデータベース・モジュールが記録されている、コンピュ
ータが読み取ることができる媒体と、それ自身により考察されている前記ソフト
ウエア・モジュールおよび前記データベース・モジュールにも向けられている。
【0029】 本発明のその他の諸特徴および諸利点は、添付図面を参照して、限定されてい
ない実施形態についての以後の説明において現れるであろう。
【0030】 (発明を実施するための最良の形態) 図1により示されているクライアント‐サーバ・アーキテクチャでは、PCま
たは類似の種類のオフイスコンピュータで構成できる中央サーバ10が2つのデ
ータベースKHEOとKEPHおよび解析ソフトウエア11を取扱う。
【0031】 KHEOデータベースは、本発明に従って行われる建設工事を検査する作業で
用いられる技術的知識を構造化する。それは、工事について観察できる諸欠陥の
諸記録と、それらの欠陥に起因できる諸原因の諸記録とをそれぞれ含んでいる2
つのファイル12、13を特に備えている。それらの記録の設計はシステムの管
理者により、解析ソフトウエア11によって行われる。この設計で管理者を支援
するために、解析ソフトウエア11は、検査される工事について観察された諸欠
陥についての情報を含んでいて、欠陥記録に含まれているデータ構造に従って編
成されているKEPHデータベースをアクセスする。KHEO知識データベース
を増強することができるようにするために、サーバ10により取扱われているこ
のKEPHデータベースに最大の情報を加えると有利である。
【0032】 図2はファイル12の欠陥記録の構造の可能な例を示す。欠陥のタイプに関連
付けられている記録は次のフィールドを含む。
【0033】 ・記録参照番号を含んでいるフィールド20; ・欠陥のタイプを観察できる構造要素の材料を示すフィールド21; ・欠陥の名称を与えるフィールド22; ・欠陥の定義および特定のためのフィールド23、このフィールドでは記述 要素はテキストと画像の少なくとも一方、および、ここに関連する例では 4文字で構成されている、欠陥についての指示コードの形で見出される; ・欠陥のタイプを1組の1つまたは複数の可能な原因に関連付けるフィール ド24;このフィールド24は欠陥ファイル12を原因ファイル13に結 び付けるインデクシングリンクを定める;指示された各原因に対して、フ ィールド24は1つまたは複数の可能な結果を指定し、そして/又は追加 点検を推奨する; ・欠陥のタイプのための測定法を記述し、この欠陥タイプのための関連する パラメータの獲得のためのデータ構造を定めるフィールド25;フィール ド25は諸欠陥の現場点検を行うオペレータにとって有用である情報およ びデータ構造を含んでいる。それらは、行うべき測定を説明し、測定され るパラメータを定めるスケッチと、被測定量を数字または英数字データベ ース・フィールドに関連付ける、測定を行うツールの示唆と、欠陥の写真 を含んでいる画像ファイルの基準を入力する可能性と、テキストの形で観 察情報を入力する可能性、等である; ・欠陥のタイプに関連して情報または仕様を供給する、任意の参照書類を指 定するフィールド26。
【0034】 図3はファイル13に保存できる欠陥原因の記録の例を示すものであって、次
のフィールドを含んでいる。
【0035】 ・記録参照番号を含んでいるフィールド30; ・欠陥原因のタイプが起ることがある構造要素の材料を指示するフィールド 31; ・欠陥原因の名称を与えるフィールド32: ・テキストの形で説明を含んでいる定義フィールド33; ・欠陥原因を1つまたは複数の結果に関連付け(各結果自体は他の欠陥原因 である)、同じタイプの記録の主題を形成するフィールド34。それの参 照番号もフィールド34内にある; ・欠陥記録フィールド24のものとは逆であるインデクシング関係に従って 、1つまたは複数の欠陥を原因タイプに関連付けるフィールド35;フィ ールド35は問題の参照番号を含み、おそらく追加の点検を示唆する; ・欠陥原因のタイプに対応する異常に関する詳細な情報を、テキストとグラ フィックスとの少なくとも一方の形で供給するフィールド36; ・1つまたは複数の参照書類を応用できる場所を特定するフィールド37。
【0036】 原因と、結果と、観察可能な欠陥との、基礎を成すフィールド24、34およ
び35を結び付けるインデクシングリンクにより特徴付けられる、結び付きは、
各構造材料ごとに、異常と、それらの異常が持つことがある徴候との間の原因‐
結果のリンクを表す流れ図により定めることができる。管理者は、それらの編成
チャートをKHEOデータベース内のインデクシング・リンクの形で書き表す解
析ソフトウエア11により、それらの編成チャートを定めることができる。それ
の設計は、KEPHデータベースに含まれている、実際の観察からのデータにつ
いての解析処理または統計処理によって容易にできる。
【0037】 図1に示されているクライアント‐サーバ・アーキテクチャでは、KHEOデ
バイスの欠陥および原因ファイル12、13が1つまたは複数の解析コンピュー
タ40のメモリにコピーされる。それらのコンピュータ40はPCまたはアナロ
グ型オフイスコンピュータで構成でき、かつデータ伝送ネットワークによりサー
バ10に一時的または永久に接続される。通常は解析コンピュータ40はある数
の検査および診断を委ねられた会社が利用できる。
【0038】 各コンピュータ40にはCHAMと呼ばれる解析ソフトウエアが装備されてい
る。そのソフトウエアはKHEOデータベースと、MYKEデータベースおよび
KEPHデータベースを解析する。それらのデータベースもコンピュータ40に
保存されている。KEPHデータベースはサーバのそれと同一にできる。あるい
は、それはコンピュータ40を有する会社の制御の下で行われる観察にのみ対応
できる。MYKEデータベースはKEPHデータベースの一部であって、ある建
設工事のみに関連する(実際にはこの部分をコンピュータ40に2回保存するこ
とを強制しない)。
【0039】 解析コンピュータ40は、検査された工事のビューを定める、グラフィックス
・ファイルベース41も保存する。たとえば、それらのビューは、「Autoc
ad」という商標の下で商品化されているCADソフトウエアにより発生できる
【0040】 図4は、工事が、連続する区画の組立体で構成されている上面を有する橋脚の
橋である特定の場合に、工事のビューをオペレータのために表すやり方を示す。
この例では、各橋脚は、折り曲げられていない様式で示されている、外側から観
察できるそれの種々のファセットの平らなビューにより表されている。同様に、
橋の各区画はファセットの平らなビューにより表すことができ、それは、外部か
ら検査できるファセットと、上面の桁内に入ることにより検査できる内部ファセ
ットとを区別する。折り曲げられていないファセットとしてのこの種の表現は工
事の種々の中実部分を容易に表示することを可能にする。工事の他の要素、特に
工事に取付けられた機器、は立面図と斜視図の少なくとも一方でより良く示すこ
とができる。図4における例では、これは橋脚と上面との間に配置されている支
持装置32についての場合である。
【0041】 各ファセットでは、1つまたは複数のファセット領域を形成することが可能で
ある。それに対して特定の領域属性が指定される。ある領域が、ファセット上に
重畳された多角形または楕円などの閉曲線により囲まれて、その領域の特定の属
性を描くことを可能にし、それを全体に関連して強調する。この領域における諸
観察の解析によって、ファセットの残りの部分についてのそれらの同じ観察から
とは異なる結論に導くことがある。
【0042】 ファセットごとにいくつかの領域があり得、それらの領域は重畳でき、または
囲まれることができる。
【0043】 その領域の位置はファセットの一般座標系の位置に対するものである。領域の
幾何学的諸特性はそれの位置、それの形およびそれの広がりである。それらは作
図器具によるそれの作図時に自然に知られる。したがって、領域の作図は、ファ
セット上の輪郭を描くこと、および細部を関連する対話ボックス内に置くことに
ある。ファセット領域の作図の場合に、情報を強制的にまたは随意に与えられる
べきフィールドは、たとえば、 ・領域の名称; ・領域の種類; ・1つまたは複数の機能; ・構造的オペレーションのタイプ; ・環境のタイプおよび記述; ・材料; ・「領域付近」の定義の距離値; ・注釈; ・1つまたは複数の写真、である。
【0044】 そうするとこの領域を変更したり削除したりすることが可能である。領域のタ
イプのライブラリイを指定することもでき、それの名称および属性の部分は予め
定められ、たとえば、「巻きつけ綱(マーリン、marling)領域」、「応
力共有領域」等である。
【0045】 領域がファセットの諸特徴および諸輪郭と混同しないようにするために、領域
はそれのぼかされた輪郭または異なる色によりファセットのビューの上に表示さ
れる。
【0046】 そのような領域は、この領域(「付近」内の内側および外側、等)に関連して
それの位置で特徴の重要性を決定するために有用である。
【0047】 領域は、それに対して異なる解析または細かな解析が行われるファセット部分
である。それの前は、検査者の注意のために、観察がある領域に入れられるファ
セットは異なる情報を意味する。検査者は、彼がこの領域内で何かに気付いたた
めに、観察を行い、または特定の付加操作を行うために招かれる。
【0048】 ファセット上にある領域が存在すると、そこに置かれている「物体」の挙動を
変更することがある。「物体」はファセットに直接入れられて、オペレータによ
り細部に対する要求、おそらく命令または推奨、を与えられる任意の観察を意味
するために取られる。
【0049】 通常は、この物体は欠陥であるが、たとえば、材料または工事の特徴付け試験
のこともある。挙動は、諸要求と諸命令との間の対応性の表の存在と、領域のタ
イプにより指令される。物体がファセット領域内に置かれると、領域によりこの
表の存在を通じて提供される属性を帯びる。これにより検査者から求められた情
報の量および要求を、この領域内のこの物体の存在の相対的重要性に適応させる
ことを可能にする。そのようなファセット領域に対して、領域タイプを参照して
定められた領域属性は、したがってこの領域内で調べられた物体または諸欠陥の
それに影響を及ぼす属性を有する。
【0050】 ファセット領域は、それの(あり得る)保守記録、それのタイポロジー記述お
よび調べられた欠陥のデータで自動解析アルゴリズムに関連させられている「ス
マート」なファセットを構成することを可能にする この解析はファセットの上に置かれた物体(本質的には欠陥または試験結果)
と、それらの物体のパラメータの値と、領域に関連するそれの位置とに関するも
のである。例として、ファセットが「巻きつけ綱領域」型の領域No.1と、「
応力共有」型の領域No.2を有するものとすると、解析の例は、:領域No.
1内に「露出された鋼鉄」型の、面積が20cm2より広い少なくとも1つの欠
陥が存在するか、領域No.1の付近に「露出された鋼鉄」型の、面積が40 cm2より広い少なくとも1つの欠陥が存在するならば、領域No.1内で直径
が50mm,長さが200mmであるコンクリート標本を取ることを命令する。
【0051】 その判定は、上の例におけるように、検査者に対する命令とすることができる
【0052】 判定はより高い解析要素からの結果とすることもできる。それは検査者に対し
ては現れないが、たとえば、解析において、後で解析者に対して現れる。向きが
40°と50°の間の向きで、0.2mmより広い開口部と、1メートルより長
い長さとを有する少なくとも1つのひび割れが領域No.2内に存在するものと
すると、共有している応力に関して構造的な弱さが存在する。
【0053】 ファセット図と、図4における、多くが類似している要素で構成されている、
ものなどの工事のための機器の項目との発生は反復性で、獲得を速くする。類似
のファセット図(たとえば、図4の橋の場合には、橋脚15ないし19の図、ま
たは区画18ないし24の全ての外部図)の集合的呼出しを許すために、図の参
照データは階層内に入れられるので有利である。
【0054】 ベース41の図を作成するために、工事の十分に詳細な企画を利用できる時に
、表現パラメータの獲得をコンピュータ40により行うことができる。さもなけ
れば、更に説明するように、現場への訪問の場合にそれを行うことができる。
【0055】 現場欠陥点検を含めて、情報の獲得を行うために、携帯端末50がオペレータ
に手渡される。その端末50は通常は携帯コンピュータであって、現場の諸条件
に適合させられ、衝撃に強く、防塵および防水であり、キーボード50aと、タ
ッチ・スクリーン50bと、取外し可能なメモリ装置が設けられている。有利な
ことに、端末50のユーザーインタフェースは、タッチ・スクリーン50bを備
え、タッチ・スクリーン50b上に獲得および手動描画のためのペン型ポインテ
ィング・ユニット51が設けられているグラフィックス・インタフェースを有す
る。
【0056】 現場検査を行う前に、携帯端末50は解析コンピュータ40に、直列ケーブル
により直接に、または遠隔データ伝送ネットワークを介して接続される。応用で
きる認証手順に従って行われる識別データの交換の後で、いくつかのファイルが
コンピュータ40から端末50にロードされる。それらのファイルは、 ・ファイル12から取出され、結果記録を含んでいるファイル52; ・ベース40から取出されたビュー53のグラフィックス・ファイル; ・工事が欠陥検査の既に主題であったならば、MYKEベースから取出され た、以前に観察された欠陥のファイル54; ・訪ねられた工事および工事のポートに関連する全ての情報; である。
【0057】 欠陥記録52はファイル12内で、訪ねられた工事のタイプ(橋脚橋、吊り橋
、ケーブル支持橋、プレストレスト・コンクリート・ビルディング、等)に関す
る指示を基にして選択される。この選別操作、単一基準または多数基準、により
、オペレータを実行すべき検査に案内するために、関連する欠陥を選択すること
が可能にされる。
【0058】 工事のビューが図面から設定されなかったとすると、現場への最初の訪問の際
にそれらは設定される。そのために、携帯端末50にビュー作成ソフトウエア5
5が組み込まれる。そのソフトウエアは、以前に説明した例では、「Autoc
ad」ソフトウエア編集モジュールで構成できる。その後で、オペレータは観察
可能なファセットおよび工事の装置に対応するグラフィックス・ファイルを作成
し、適切な測定に入る。この最初の訪問に続いて、そのようにして作成されたビ
ューは、現場への以後の訪問の際に、解析コンピュータ40により使用されるベ
ース41にロードされる。
【0059】 オペレータがベース41からロードしたビューの間の食い違いと、彼が観察す
る工事部分とを発見したとすると、彼は、彼の名前とグラフィックスファイルの
変更の日付を指定するソフトウエア55により、グラフィックスファイルを変更
することの許可を受けることができる。
【0060】 携帯端末50では、SCRIと呼ばれる制御および処理ソフトウエアも、ファ
イル52〜54に含まれているデータにより、端末のメモリ56にインストール
されている。そのソフトウエアは形成されたデータベースで動作する。ビュー作
成ソフトウエア55とソフトウエアのSCRI項目は、ユーザーがペン51と、
タッチ・スクリーンと、キーボードとの少なくとも一方によりデータの選択と入
力を行えるようにするために、端末50のオペレーティングシステムの部分を形
成する、ユーザー・インタフェース管理ソフトウエア57と協働する。
【0061】 オペレータにより観察された諸欠陥に関連するデータを含む、データの獲得は
、端末にロードされているファイル52の欠陥記録で定められているデータ構造
に従って編成される。
【0062】 これの例図が図5に与えられている。検査されている工事ファセットをファイ
ル53から呼出した後で、このファセットのビューがスクリーン50b上に表示
され、オペレータは彼が発見する欠陥の記録を選択できる。それは対話ウィンド
ウ61を表示させて、彼に問題の欠陥についての関連するパラメータを入力でき
るようにして、表示されているビューの上に欠陥の表現を形成できるようにする
【0063】 欠陥タイプの選択は、たとえば、スクロールマウス、アイコンまたはバーコー
ドのシステムで行われ、または欠陥記録の定義および識別フィールド23に含ま
れている4文字コードを入力することにより行われる。工事への以前の訪問の際
に観察された諸欠陥は、ファイル54内の対応するデータを呼出すことにより、
表示されているビュー60の上に自動的に表示できる。この場合には、表示され
ているビュー上の諸欠陥の表現へペン51により指すことにより諸欠陥を選択す
ることもできる。それにより、必要があれば、諸欠陥のパラメータを更新できる
【0064】 オペレータは、表示されているビュー60の上で彼が観察する諸欠陥62を、
ペン51を用いて、予め記録されている標準表現から、さもなければ以前の訪問
の際に記録された形を変更することにより、描くことができる。使用される表現
法は呼び出された欠陥記録に依存し、それの内部で定めることができる。
【0065】 対話ウィンドウ61は、選択された欠陥記録のフィールド25内で定められた
データ構造に従って、強制または勧告で獲得されたパラメータを示す。描かれた
欠陥62の位置または寸法などのあるパラメータが、獲得時にSCRIソフトウ
エアによりウィンドウ61の対応するフィールド内に自動的に挿入される。
【0066】 幾何学的には、観察された欠陥は点状の形(たとえば、ケーブルにおける衝撃
)、線の形(たとえば、ひび割れ)または面の形(たとえば、さびの汚れ)で現
れることがある。それは対応するデータ構造、すなわち、欠陥の表現法、測定す
べき関連するパラメータ、で反映される。あらゆる場合に、描かれた欠陥の位置
(X,Y)はSCRIソフトウエアにより決定される(オペレータはこの位置を
彼が測定する値に従って強いることもできるが、これはそうすることが彼にとっ
て最も都合が良い場合である)。図面を基にしてソフトウエアによりまた決定さ
れ、またはオペレータにより固定される長さAおよび幅Bは欠陥の表現がその中
に描かれる長方形の寸法である。線の形で現れる欠陥の場合には、ソフトウエア
はその欠陥の長さLを観察されたまま計算する。面の形で現れる欠陥の場合には
、ソフトウエアはその欠陥の面積σを観察されたまま更に計算する。
【0067】 その他の主な質的または量的なパラメータはオペレータによりキーボード50
aまたはメニューからの個別値を選択することにより獲得できる。
【0068】 オペレータは、端末のキーボードにより、対話ウィンドウ61の決定されたフ
ィールド内に注釈を入力することもできる。ウィンドウ61は「写真」ボタンを
再び持つことができる。そのボタンを押すとオペレータは、欠陥62のために獲
得されたデータを、端末50の外部ポート59に接続されているデジタルカメラ
58により写真を撮影した後で発生された画像ファイルに関連させることができ
るようにされる。「写真」ボタンはインタフェース59を介する写真の撮影を制
御するために使用することもできる。変形として、カメラ58は動きのある画像
を撮影するためにデジタルビデオカメラとすることができる。
【0069】 対話ウィンドウのその他のボタンを対話ウィンドウ61に設けて、選択された
欠陥記録中に存在する説明などのオペレータの要求を補足する指示を与える。
【0070】 ポート59を介して端末と通信するカメラ58により撮影された画像を更に処
理して、スクリーン50b上に表示されている工事のファセットの平らなビュー
上に重畳されて現れる。これは諸欠陥の獲得のためにオペレータに人間工学イン
タフェースを提供する。たとえば、重畳されて表示されている画像内でペン51
により上を指すことにより、そして、パラメータの獲得のために対話ウィンドウ
を開くことにより、諸欠陥の位置を直接獲得するために、グラフィックス・イン
タフェース・ツールが彼により使用される。
【0071】 ファセットのパラメータを決定されたビュー上に写真を重畳するには、以下の
知識が必要になろう。 ・写真撮影時の、ファセットに対するカメラ58の位置および向きの知識である
。それらのパラメータはカメラの配置から知られる。カメラが遠隔の制御されて
いる乗り物(たとえば、超小型ヘリコプター上に)に搭載されると、その乗り物
には、それの位置とそれの姿勢を自動的に決定し、それらを端末に通信させる慣
性手段とテレメータ手段の少なくとも一方を装備できる; ・カメラ58により導入される光学的歪みの知識である。それらは、カメラの
諸特性と、画像からの距離(ファセットに関連するカメラの位置から推定される
)と、焦点距離とに従って前もって一般に知られている。もしそれが固定されて
いなければ、焦点距離はインタフェース59を介して、カメラ58から端末50
へ、またはカメラが端末から制御されているならば、端末からカメラへ、供給さ
れる。
【0072】 それらのパラメータを知ると、画像を関連する1つのファセットまたは複数の
ファセットのビューに重畳できるようにするために、画像ファイルの画素に加え
るべき変形を端末50に提供される画像処理ソフトウエアが計算する。
【0073】 この計算を容易にするために、表示されている画像上に工事の特定の点(角度
、縁部、機器の位置、等)を指示するためにオペレータを招くことができる。そ
れら特定の点の座標はファセットの座標系で知られている。それらの点の数は、
たとえば、平らなファセットに対しては4であり、湾曲しているファセットに対
してはそれより多い。それらの数が多くなると、重畳がより正確になる。カメラ
58に起因するどのような歪みも補償した後で、問題の点をファセットの折り曲
げられていないビューの上に正確に位置させるように、プログラムは画像画素の
空間的補間を行う。平らなファセットの場合には、補間は直線である。1つまた
は複数の曲りを持つファセットの場合には、高次の補間が、たとえば、スプライ
ン関数またはBeziers曲線により使用される。
【0074】 ファセットが折り曲げられたファセットであれば、画像処理プログラムは、画
像上で明らかな種々のファセット部分についての上記計算を行う。また、それは
、ファセットの輪郭の外である画像領域を無くす。
【0075】 プログラムは同じファセットの上に、カメラ58で撮影されてファセットのビ
ューの上に重畳されているいくつかの画像を並置もすることができる。
【0076】 オペレータにより獲得され、その後で妥当性を検査されたデータから、SCR
I制御および処理ソフトウエアは、観察された欠陥ファイル54に記録される記
述データを発生する。このプロセスが図6により示されている。各欠陥観察に対
して、記録は、たとえば、記録数と、関連する工事ビューの基準と、座標系(測
定を容易にするならば、ビューをいくつかの座標系に関連付けることができる)
、子に座標系のX、Y位置と、欠陥のタイプの指示(4文字指示コード)と、欠
陥記録により求められる、問題の欠陥に関連する測定されたパラメータと、おそ
らく、カメラ58が使用されたならば、画像ファイルについての注釈と、画像フ
ァイルの基準とである。
【0077】 オペレータは、同じファセットが工事のいくつかのファセットにそれ自体を明
示できることを考慮に入れて、工事の種々のファセットについて行われた欠陥検
査の間の記録リンクの可能性も更に有する。したがって、観察された欠陥データ
ベースの階層は同じ欠陥の種々の観察に関連する「観察された欠陥の群」レベル
を統合する。
【0078】 工事の現場で行われた、欠陥の検査を含んでいる、情報の検査が終わると、携
帯端末50は解析コンピュータ40に接続されて、ファイル54内で更新された
記述欠陥データをMYKEデータベース内にロードする。コンピュータ40とサ
ーバ10の少なくとも一方内のKEPHデータベースがまた増強されるのはそれ
らの更新されたデータからである。
【0079】 観察されて、MYKEデータベース内で更新された欠陥の記述データから、C
HAM解析ソフトウエアは、コンピュータ40を使用する解析マネジャーに検査
結果を示す。それは、欠陥の原因を特定することと、工事への介在のための示唆
を行うことの少なくとも一方を行うために診断を支援することもできる。
【0080】 解析コンピュータ40には、欠陥のトポロジー的解析を容易にするグラフィッ
クス・ツールが装備されている。
【0081】 たとえば、CHAMソフトウエアのトポロジー的解析ツールは、工事のファセ
ットに対して線の形で行われたそれの観察から二次元欠陥の形を評価することを
可能にする。このために、それは標準数学外挿ツールを使用し、かつ、同じ欠陥
群からの記録またはいくつかのリンクされている記録内の更新された記述パラメ
ータから得られた、それらの欠陥の二次元表現を含めて、工事の部分の三次元ビ
ューをそれは発生する。同様に、CHAMソフトウエアは、工事のファセットに
ついて面の形で行われた観察から三次元欠陥の形を評価できる。その後でそれは
、1つまたは複数の記録内で更新された記述パラメータから得られた、それらの
欠陥の3D表現を含んでいる三次元ビューを発生できる。それらのビューはマネ
ジャーにより解析することと、CHAMソフトウエアの支援でマネジャーにより
発行された解析報告に挿入することとの少なくとも一方を行うことができる。
【0082】 また、CHAMソフトウエアは、工事の類似の要素上の諸欠陥の幾何学的分布
を解析するために、同じ形を持つ工事のいくつかのファセットをコンピュータ4
0のスクリーン上に表示できる。特に、それらのファセットは重畳されて表現さ
れ、それは要素の等しい領域内の欠陥の集中を強調することを可能にする。ある
要素は同じ形を持つことができるが、寸法は異なる。この場合には、重畳されて
表示されている異なるファセットの少なくとも1つが、他方に関して数学的変形
、たとえば、相似、を受け、したがって、全てのファセットに対して表現は単一
の寸法で行われる。たとえば、図4の特定のケースでは、解析マネジャーは、あ
る空間形状を有する可能な構造的諸問題を特定するために、橋のある長さにおけ
る連続する区画の外側に対応するファセットの重畳された平らなビューを表示で
きる。
【0083】 他の有用な選択を、工事の同じファセット70におけるいくつかのケースで観
察された「ひび割れ」型の諸欠陥についてCHAMソフトウエアに設けることが
できる。しばしば、欠陥のこの種の形状構成は、たとえば、コンクリートで製造
された建設要素における圧縮応力の不足と、工事の不適切な寸法または応力を予
め与えられているケーブルの切断などの損傷に起因する。そのために、CHAM
解析ソフトウエアは、工事のファセットについて調べられたひび割れについて更
新された記述パラメータを基にして、失われた圧縮応力をそれに沿って再び加え
る必要があるような線に対応する、応力が失われた線を決定できるモジュールを
有する。
【0084】 このモジュールの動作が図7ないし図9により示されている。観察された、M
YKEデータベースに保存されていて、ひび割れのばあいに、向きと、長さLi
と、間隙幅eiとを有するパラメータから出発して、モジュールはファセット図
面70上に、ひび割れにそれぞれ垂直で、ひび割れの中心で(図8)または最も
広い間隙の点でそれらと交差する直線Diを決定する。それらの直線がそれのそ
れぞれのひび割れと交差する点においてそれらの直線の向きを基にして幾何学的
補間をするために、モジュールは、解析マネジャーが観察されたひび割れを説明
することを許すことができる失われた応力線Λを得る。あるいは、線Λはひび割
れの中心の位置の補間により簡単に決定できる。線Λは、ひび割れの同時表現付
き、または、なしで、コンピュータ40(図9)のスクリーン上に表現できる。
この表現は、行われた測定を基にしてCHAMソフトウエアにより決定された、
線ヒに沿うあるパラメータの変化の表示で提供できる。それらのパラメータはひ
び割れの間で補間され、失われた圧縮応力についての知識、または、この幅ei
からの実験方程式により決定されたこの失われた圧縮応力の評価が与えられる。
そのパラメータを表示するために、表示される線Λに沿う色の変化、またはx−
yプロットを使用できる。
【0085】 更に、解析マネジャーは、現場を連続して訪問した際に、MYKEデータベー
スに格納されている、同じ欠陥について更新された記述データに対応する表現を
表示することにより欠陥の時間的な展開について学ぶことができる。欠陥の時間
的な展開の解析は、欠陥記録で定められた1つまたは複数のパラメータ、または
CHAMソフトウエアにより行われた計算によりそれらから推定される1つまた
は複数のパラメータにおける変化を示すグラフィックスの発生を有することもで
きる。それらのグラフィックスは解析報告書中で解析と挿入との少なくとも一方
を行うことができる。
【0086】 諸欠陥のトポロジー的解析の枠組内で、CHAMソフトウエアは、解析マネジ
ャーが最も重要であると考える情報に迅速にアクセスできるようにする、統計処
理ツールおよび多数基準分類ツールも有する(欠陥の標本化、特に工事の部分と
、与えられた期間にわたるものとの少なくとも一方を基にした特定のパラメータ
に対する平均または標準偏差の計算、他の類似の工事について得られた結果との
比較、等)。
【0087】 特に、CHAMソフトウエアはMYKEデータベース内の更新された記述デー
タからヒストグラムを発生できる。それらのヒストグラムはコンピュータ40の
スクリーン上に表示できることと、解析報告書に挿入できることとの少なくとも
一方を行うことができる。それらのヒストグラムは、所与の部分(1組のビュー
基準により定められる)または全体について観察された欠陥をカウントでき、ま
たはリストできる。そのようなヒストグラムは、各タイプの欠陥に対して、工事
について行われた観察の数を与える。それらの数字には解析マネジャーがこの欠
陥またはその欠陥に与える重要性に関して、彼により重みをつけることができる
【0088】 諸欠陥がKHEOデータベース中の欠陥原因にリンクされているという事実は
、工事の一部または全てについて観察された欠陥に対応する、原因のヒストグラ
ムを設定することを同様に可能にする。そのようなヒストグラムは、種々の欠陥
原因について、解析マネジャーにより行われた重み付けに従っておそらく修正さ
れた、それらに関連させられている諸欠陥の観察数と、現場で収集されたその他
の情報、たとえば、測定結果、環境についての記述、作業条件を与える。
【0089】 CHAM解析ソフトウエアは、特にそれのトポロジー的解析ツールとタイポロ
ジー的解析ツールにより、解析マネジャーが解析報告書の作成の自動化および合
理化を行えるようにする支援を彼に提供する。解析報告書は解析マネジャーから
の診断と、意見と、示唆とを含んでいるワードプロセシング・ファイルとするこ
とができる。その報告書には、マネジャーの自由裁量で、欠陥または原因ヒスト
グラムなどのオブジェクト、あるパラメータの時間にわたる展開を示すグラフま
たは統計処理の結果、CHAMソフトウエアにより準備された諸欠陥の表現、オ
ペレータにより撮影された画像の再生、等を挿入できる。解析報告書は工事の場
所への次の訪問の計画を立てることもできる。
【0090】 ソフトウエアが解析マネジャーのノウハウの代わりではないとしても、ソフト
ウエアはかなり支援し、特に彼が生産性を向上して起こり得る省略を避けること
ができるようにすることにより、かなり支援する。
【0091】 図1により示されているアーキテクチャを参照して上で述べた編成においては
、プロセスには3種類の介在者が含まれる。それらは、中央サーバ10にアクセ
スする管理者と、解析コンピュータ40を使用する解析マネジャーと、携帯端末
50が渡されている現場のオペレータとである。それらのコンピュータにインス
トールされているソフトウエアは、種々のデータベースおよびソフトウエアへの
許可されたアクセスを定める、異なる人々による介在を許可する手順をサポート
もする。たとえば、管理者は全ての情報にアクセスできるが、解析マネジャーは
彼の解析コンピュータ40により検査される工事に関するデータのみをアクセス
し、管理者は彼が訪問する工事に特に関するデータを有するのみである。この場
合には、コンピュータ40に保存されているKEPHデータベースはサーバ10
に保存されているそれの一部にすぎない。後者には種々の解析コンピュータ40
を介して得られたデータにより供給される。現場のオペレータは、彼が巡視する
工事に関連する、部分データファイルMYKEと、グラフィックスファイル41
と、それらの工事のための濾波された欠陥記録52とにアクセスできるだけであ
る。このアクセス制御は携帯端末50が解析コンピュータ40に接続されている
時に行われる。
【0092】 上記編成は、本発明を実施する時に使用できるただ1つの例である。特に、ク
ライアント‐サーバ・アーキテクチャは強制的なものではない。その理由は、コ
ンピュータ10と40について記述したタスクの全ては1台のマシンで実行でき
るからである。
【0093】 解析コンピュータ40により実行されるオペレーションはこれまで説明したも
のより少なくすることもできる。たとえば、工事について観察された諸欠陥のタ
イポロジー的解析およびトポロジー的解析を、サーバ10と解析コンピュータ4
0との間で共同して行うことができる。そうすると分類操作はCHAMソフトウ
エアによる濾波要求の様式化と、関連する分類基準の制定とを備えている。この
要求は、それを処理して、結果を解析コンピュータ40へ戻すサーバ10へ送ら
れる。管理者は開発されたソフトウエアのほとんどの部分のコピーの配布をある
程度制御できる。また、サーバ10のデータベースを増強するために、新しいデ
ータがサーバ10へ定期的に送られるようにするため、中央サーバ10により受
けられた濾波要求、またはセッションの枠組内のそれらの要求の少なくとも最初
のものは、工事のための更新された欠陥記述データが解析コンピュータにより中
央サーバへ既に、または同時に送られた場合に処理されるだけである。
【0094】 また、このシステムは保守のための支援を統合できる。ある保守作業は、ある
条件が観察された場合に対して、欠陥記録で指示できる。この場合には、おこな
われうる保守作業は更新された観察データで記録される。また、保守作業すなわ
ち修理作業は、保守使命および欠陥検査使命と一緒に、または別々に実行すべき
介在をオペレータに指示するために、コンピュータ40により管理されている保
守データベース内で編成されている特殊ファイル内で、解析マネジャーの制御の
下で、指定できる。その後で端末50が解析コンピュータ40に接続されると、
必要があれば保守データをロードでき、ファイル52〜54を備えている工事デ
ータベースに統合できる。それらの保守データベースはSCRIソフトウエアに
より考慮に入れられて、求められている動作をオペレータに指示し、必要があれ
ばパラメータを供給することを彼に促す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用に適合されているハードウェアおよびソフトウエア・アーキテク
チャの例の線図である。
【図2a】 一方を他方の上に置くように図2aと図2bを置くことにより形成されて、本
発明の実施形態で使用できる欠陥記録の例を示す。
【図2b】 一方を他方の上に置くように図2aと図2bを置くことにより形成されて、本
発明の実施形態で使用できる欠陥記録の例を示す。
【図3a】 一方を他方の上に置くように図3aと図3bを置くことにより形成されて、本
発明の実施形態で使用できる原因記録の例を示す。
【図3b】 一方を他方の上に置くように図3aと図3bを置くことにより形成されて、本
発明の実施形態で使用できる原因記録の例を示す。
【図4】 本発明の実施形態において構造要素を表すやり方を示す線図である。
【図5】 本発明の実施形態において使用できるパラメータ獲得ウィンドウの例を示す。
【図6】 獲得されたパラメータのデータベース記録への翻訳を示す線図である。
【図7】 本発明に従って実行される工事解析の枠組内にできる多数のひび割れが見えて
いる、建設工事のファセットのグラフィック表現である。
【図8】 本発明に従って実行される工事解析の枠組内にできる多数のひび割れが見えて
いる、建設工事のファセットのグラフィック表現である。
【図9】 本発明に従って実行される工事解析の枠組内にできる多数のひび割れが見えて
いる、建設工事のファセットのグラフィック表現である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】 工事の以後の解析は面倒で複雑である重要な合成作業である。というのは、そ
の作業が、 ・諸欠陥のタイポロジー的解析、すなわち、原因と結果の諸関係の樹木を通じて
、起こり得る原因へ統計的に戻る(観察された欠陥の75%がこの原因に起因す る等 )、 ・諸欠陥のトポロジー的解析、すなわち、諸欠陥の位置を幾何学的に説明するよ
うに、工事のファセットの表示、および全体の平面内のファセットの群のトポロ
ジー的解析、 を要するためである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 そうするとこの方法は診断を支援する解析ツールを提供する。データベースは
解析されて綿密なトポロジー的およびタイポロジー的解析、すなわち報告の編集
、を行えるようにする(予め確立されているテキストファイル、プロジェクトに 依存 する可変フィールドを有する)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】 点検された諸欠陥のトポロジー的解析を容易にするために、このコンピュータ
はは、それらのファセットで観察されたどのような欠陥も示す、共通の形を持つ
工事の複数の別個のファセットを少なくとも部分的に重畳して表示するために制
御可能である表示装置を有することができる。重畳して表示された別個のファセ
ットのあるものが同じ形を有するが、寸法が異なるものとすると、共通の寸法で
、または少なくとも重畳が欠陥構成配置の適切な表現を提供するように、それら のフ ァセットを数学的に、たとえば、相似的に、変形できる。この変形は自動的
に、またはマウス型ユニットにより手動で行うことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 工事データベース中のデータ構造は点の形、線の形または面の形で現れる諸欠
陥に関連するデータ構造を含むことができる。そうすると、解析ソフトウエアは
線の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた二次元の諸欠陥の諸表現と
、面の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた三次元の諸欠陥の諸表現 との 少なくとも一方を含めた、工事の部分の三次元ビューを表示できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】 ファセット領域は、それの(あり得る)保守記録、それのタイポロジー記述お
よび調べられた欠陥のデータで自動解析アルゴリズムに関連させられている「ス
マート」なファセットを構成することを可能にする この解析はファセットの上に置かれた物体(本質的には欠陥または試験結果)
と、それらの物体のパラメータの値と、領域に関連するそれの位置とに関するも
のである。例として、ファセットが「巻きつけ綱領域」型の領域No.1と、「
応力共有」型の領域No.2を有するものとすると、解析の例は、:領域No.
1内に「露出された鋼鉄」型の、面積が20cm2より広い少なくとも1つの欠
陥が存在するか、領域No.1の付近に「露出された鋼鉄」型の、面積が40c
2より広い少なくとも1つの欠陥が存在するならば、領域No.1内で直径が
50mm,長さが200mmであるコンクリート標本を取ることを命令する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】 オペレータにより観察された諸欠陥に関連するデータを含む、データの獲得は
、端末にロードされているファイル52の欠陥記録で定められているデータ構造 に従 って編成される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】 幾何学的には、観察された欠陥は点状の形(たとえば、ケーブルにおける衝撃
)、線の形(たとえば、ひび割れ)または面の形(たとえば、さびの汚れ)で現 れる ことがある。それは対応するデータ構造、すなわち、欠陥の表現法、測定す
べき関連するパラメータ、で反映される。あらゆる場合に、描かれた欠陥の位置
(X,Y)はSCRIソフトウエアにより決定される(オペレータはこの位置を
彼が測定する値に従って強いることもできるが、これはそうすることが彼にとっ
て最も都合が良い場合である)。図面を基にしてソフトウエアによりまた決定さ
れ、またはオペレータにより固定される長さAおよび幅Bは欠陥の表現がその中
に描かれる長方形の寸法である。線の形で現れる欠陥の場合には、ソフトウエア
はその欠陥の長さLを観察されたまま計算する。面の形で現れる欠陥の場合には
、ソフトウエアはその欠陥の面積σを観察されたまま更に計算する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】 この計算を容易にするために、表示されている画像上に工事の特定の点(角度
、縁部、機器の位置、等)を指示するためにオペレータを招くことができる。そ れら 特定の点の座標はファセットの座標系で知られている。それらの点の数は、
たとえば、平らなファセットに対しては4であり、湾曲しているファセットに対
してはそれより多い。それらの数が多くなると、重畳がより正確になる。カメラ
58に起因するどのような歪みも補償した後で、問題の点をファセットの折り曲
げられていないビューの上に正確に位置させるように、プログラムは画像画素の
空間的補間を行う。平らなファセットの場合には、補間は直線である。1つまた
は複数の曲りを持つファセットの場合には、高次の補間が、たとえば、スプライ
ン関数またはBeziers曲線により使用される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】 たとえば、CHAMソフトウエアのトポロジー的解析ツールは、工事のファセ
ットに対して線の形で行われたそれの観察から二次元欠陥の形を評価することを
可能にする。このために、それは標準数学外挿ツールを使用し、かつ、同じ欠陥
群からの記録またはいくつかのリンクされている記録内の更新された記述パラメ
ータから得られた、それらの欠陥の二次元表現を含めて、工事の部分の三次元ビ
ューをそれは発生する。同様に、CHAMソフトウエアは、工事のファセットに
ついて面の形で行われた観察から三次元欠陥の形を評価できる。その後でそれは
、1つまたは複数の記録内で更新された記述パラメータから得られた、それらの 欠陥 の3D表現を含んでいる三次元ビューを発生できる。それらのビューはマネ
ジャーにより解析することと、CHAMソフトウエアの支援でマネジャーにより
発行された解析報告に挿入することとの少なくとも一方を行うことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】 また、CHAMソフトウエアは、工事の類似の要素上の諸欠陥の幾何学的分布
を解析するために、同じ形を持つ工事のいくつかのファセットをコンピュータ4
0のスクリーン上に表示できる。特に、それらのファセットは重畳されて表現さ
れ、それは要素の等しい領域内の欠陥の集中を強調することを可能にする。ある
要素は同じ形を持つことができるが、寸法は異なる。この場合には、重畳されて
表示されている異なるファセットの少なくとも1つが、他方に関して数学的変形
、たとえば、相似、を受け、したがって、全てのファセットに対して表現は単一 の寸 法で行われる。たとえば、図4の特定のケースでは、解析マネジャーは、あ
る空間形状を有する可能な構造的諸問題を特定するために、橋のある長さにおけ
る連続する区画の外側に対応するファセットの重畳された平らなビューを表示で
きる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】 諸欠陥がKHEOデータベース中の欠陥原因にリンクされているという事実は
、工事の一部または全てについて観察された欠陥に対応する、原因のヒストグラ ムを 設定することを同様に可能にする。そのようなヒストグラムは、種々の欠陥
原因について、解析マネジャーにより行われた重み付けに従っておそらく修正さ
れた、それらに関連させられている諸欠陥の観察数と、現場で収集されたその他
の情報、たとえば、測定結果、環境についての記述、作業条件を与える。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】 図1により示されているアーキテクチャを参照して上で述べた編成においては
、プロセスには3種類の介在者が含まれる。それらは、中央サーバ10にアクセ スす る管理者と、解析コンピュータ40を使用する解析マネジャーと、携帯端末
50が渡されている現場のオペレータとである。それらのコンピュータにインス
トールされているソフトウエアは、種々のデータベースおよびソフトウエアへの
許可されたアクセスを定める、異なる人々による介在を許可する手順をサポート
もする。たとえば、管理者は全ての情報にアクセスできるが、解析マネジャーは
彼の解析コンピュータ40により検査される工事に関するデータのみをアクセス
し、現場のオペレータは彼が訪問する工事に特に関するデータを有するのみであ
る。この場合には、コンピュータ40に保存されているKEPHデータベースは
サーバ10に保存されているそれの一部にすぎない。後者には種々の解析コンピ
ュータ40を介して得られたデータにより供給される。現場のオペレータは、彼
が巡視する工事に関連する、部分データファイルMYKEと、グラフィックスフ
ァイル41と、それらの工事のための濾波された欠陥記録52とにアクセスでき
るだけである。このアクセス制御は携帯端末50が解析コンピュータ40に接続
されている時に行われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 スチュブレ、ジェローム フランス国 エフ−75016 パリ ル ル コント ド リル 4 (72)発明者 ドマジュ、ジァン−バチスト フランス国 エフ−92100 ブーローニュ ビランクール ル ド シィリ 162 (72)発明者 ローラン、エリク フランス国 エフ−92170 ヴァンヴェ ル ド ラヴニール 57 Fターム(参考) 5B019 GA10 HG30 JA10

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 諸欠陥の点検を含めた、建設工事についての情報の収集を行
    うためにオペレータに、 ・前記工事のビューを表示し、かつ前記工事に対してオペレータにより行われ
    た観察に関連する情報を獲得するためのグラフィックス・インタフェース(50
    b、51)を含むユーザーインタフェースと、 ・工事データベースを含み、前記グラフィックス・インタフェースに表示され
    る前記工事の前記ビューを定めるファイルと、前記工事に現れることがある諸欠
    陥のタイプにそれぞれ関連するデータ構造と、前記工事について以前に観察され
    たあらゆる欠陥の、前記関連するデータ構造に従って編成された記述データとを
    備えるメモリ(56)と、 ・前記工事データベースからの前記工事のビューの表示の制御と、観察された
    諸欠陥に関連する情報の獲得の制御と、前記欠陥記述データの更新とを前記オペ
    レータが行えるようにする制御および処理手段(SCRI)と、 を備える携帯端末(50)が手渡される、前記建設工事の検査を支援する方法で
    あって、 前記オペレータによるあるタイプの欠陥の選択に応答して、前記制御および処
    理手段は、前記グラフィックス・インタフェースで表示されている前記工事の前
    記ビュー上に前記欠陥の表現を形成するために、および前記欠陥記述データを更
    新するために用いられる、前記欠陥の記述パラメータの獲得のために前記オペレ
    ータとの対話を、前記関連するデータ構造により、開始する、前記建設工事の検
    査を支援する方法。
  2. 【請求項2】 前記携帯端末の前記ユーザーインタフェースが、前記グラフ
    ィックス・インタフェースで表示されている前記工事の前記ビュー上に欠陥を描
    写するツールを有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 欠陥を描くツールがタッチスクリーンのための獲得および描
    画部材である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記グラフィックス・インタフェース上に表示された前記工
    事の前記ビューが前記工事のファセットの平らなビューである先行する請求項の
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ファセットの前記平らなビューは前記工事の折り曲げられて
    いないファセットの平らなビューである請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ファセットの少なくともいくつかが、前記ファセットの
    前記ビュー上に表示されているファセット領域を表すデータ構造に関連させられ
    ており、それに対して1つまたは複数の領域属性が定められる請求項4または5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ファセット領域を表すデータ構造に関連させられている前記
    ファセットの少なくともいくつかが欠陥解析アルゴリズムに更に関連させられて
    いる請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ファセットに関連させられている前記欠陥解析アルゴリズム
    の実行が、関連させられているファセット領域内で調べられた諸欠陥の諸特徴に
    関連する諸条件の検査を含んでいる請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つのファセット領域のために定められた前記領
    域属性が、前記ファセット領域内で調べられた諸欠陥の記述パラメータに影響を
    及ぼす属性を備えている請求項6から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記携帯端末には、カメラ(58)付きの通信手段と、前
    記カメラで撮影した少なくとも1つの画像を前記工事の少なくとも1つのファセ
    ットの前記平らなビューに重畳するための画像処理手段とが設けられている請求
    項4から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記画像処理手段が前記工事に関して前記カメラ(58)
    の位置と向きの少なくとも一方を決定するための手段に組合わされている請求項
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記カメラで撮影された前記画像に、該画像を撮影するた
    めに用いた焦点距離を含めた光学的パラメータの関数として幾何学的変形を加え
    るように前記画像処理手段が構成されている請求項10または11に記載の方法
  13. 【請求項13】 前記カメラで撮影された前記画像に、前記工事の特定の点
    の、前記画像について観察された、位置を基にした補間により幾何学的変形を加
    えるように前記画像処理手段が構成されている請求項10から12のいずれか1
    項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記カメラで撮影されて、少なくとも1つのファセットビ
    ューに重畳されているいくつかの画像を並置するように前記画像処理手段が構成
    されている請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記携帯端末(50)の外部ポート(59)に接続できる
    カメラ(58)が前記オペレータに手渡され、前記オペレータが欠陥のタイプを
    選択した後に前記カメラで画像を撮影した時に、更新された欠陥記述データが対
    応する画像ファイルに関連付けられる先行する請求項のいずれか1項に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記工事データベース中の前記データ構造が、点の形で現
    れる諸欠陥に関連するデータ構造と、線の形で現れる諸欠陥に関連するデータ構
    造と、面の形で現れる諸欠陥に関連するデータ構造とを含んでいる先行する請求
    項のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記工事データベースが、前記工事に対して保守作業を行
    うことを前記オペレータに指示する保守データを有する先行する請求項のいずれ
    か1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記工事に対する更新された欠陥記述データが観察データ
    ベース(MYKE)内で統合され、解析ソフトウエア(CHAM)が前記観察デ
    ータベースを用いて、行われた観察への解析レポートを更に準備する際に解析マ
    ネジャーを支援する先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記観察データベース(MYKE)および前記解析ソフト
    ウエア(CHAM)が前記携帯端末(50)からとは別にコンピュータ(40)
    により取扱われる請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記コンピュータ(40)が、ファセットで観察されたど
    のような欠陥も示す、共通の形を持つ工事の複数の別個のファセットを少なくと
    も部分的に重畳して表示するために制御可能である表示装置を有する請求項19
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】 重畳して表示された前記別個のファセットの少なくとも1
    つが、共通の形を有するが、寸法が異なる前記ファセットのうちの異なるものに
    関して数学的に変形させられる請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記工事データベース中の前記データ構造が線の形で現れ
    る諸欠陥に関連するデータ構造を含み、前記解析ソフトウエア(CHAM)が、
    線の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた二次元の諸欠陥の諸表現を
    含んでいる、前記工事の部分の三次元ビューを表示するために構成されている請
    求項18から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記工事データベース中の前記データ構造が面の形で現れ
    る諸欠陥に関連するデータ構造を含み、前記解析ソフトウエア(CHAM)が、
    面の形で現れる諸欠陥の記述パラメータから得られた三次元の諸欠陥の諸表現を
    含んでいる、前記工事の部分の三次元ビューを表示するために構成されている請
    求項18から22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記工事のファセットについて観察された複数のひび割れ
    に対応する諸欠陥の記述パラメータを基にして欠けているストレスライン(Λ)
    を決定するように前記解析ソフトウエア(CHAM)が構成されている請求項1
    8から23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記工事の前記ファセットのビューの上の前記欠けている
    ストレスライン(Λ)の表現を発生するために前記解析ソフトウエア(CHAM
    )が構成されている請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記諸欠陥の記述パラメータが前記工事の前記ファセット
    について観察された任意の「ひび割れ」型欠陥についてのひび割れ幅を備えてお
    り、前記欠けているストレスライン(Λ)に沿う前記ひび割れ幅の関数における
    変化を決定するために前記解析ソフトウエア(CHAM)が構成されている請求
    項24または25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記観察データベース(MYKE)が1つまたは複数の工
    事に関連し、かつ、より多くの工事に関連する他のデータベース(KEPH)の
    一部であり、前記他のデータベースへのアクセスを制限するための手段が設けら
    れている請求項18から26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記工事の少なくとも1つの部分について観察された諸欠
    陥のヒストグラムを、更新された欠陥記述データから発生するために前記解析ソ
    フトウエア(CHAM)が構成されている請求項18から27のいずれか1項に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 欠陥のタイプに関連している各データ構造が前記欠陥の観
    察に起因する1組の原因に更に関連させられる請求項18から28のいずれか1
    項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記工事データベース中の前記データ構造および前記1組
    の関連させられている原因が汎用欠陥データベース(KHEO)から取り出され
    る請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記データ構造および前記1組の関連させられている原因
    が、少なくとも工事タイプ指示を基にして実行される濾波により、汎用欠陥デー
    タベース(KHEO)から選択される請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記工事の少なくとも1つの部分について観察された諸欠
    陥のタイプに関連させられている前記データ構造に関連させられている前記1組
    の原因中に含まれている諸原因のヒストグラムを、更新された欠陥記述データか
    ら発生するために前記解析ソフトウエア(CHAM)が構成されている請求項2
    9から31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記解析ソフトウエア(CHAM)が前記工事について観
    察された諸欠陥の記述データベースについて行われる分類操作を使用し、分類操
    作は、前記解析ソフトウエアを装備されている解析コンピュータ(40)からの
    濾波要求を行うことと、前記解析コンピュータとは異なる中央サーバ(10)に
    より前記濾波要求を処理することとを備えている請求項18から32のいずれか
    1項に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記中央サーバ(10)により受けられる少なくとも1つ
    の濾波が、前記工事についての更新された欠陥記述データが前記解析コンピュー
    タ(40)により前記中央サーバへ送られた場合にのみ、処理される請求項33
    に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記グラフィックス・インタフェースにより獲得されて記
    録された、前記工事についての収集された情報が、前記工事または工事部品の材
    料と、工事の環境または工事の使用条件および施工条件とに関連する諸特徴を含
    んでいる先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
  36. 【請求項36】 ・建設工事のビューを表示し、かつ前記工事に対してオペ
    レータにより行われた観察に関連する情報を獲得するためのグラフィックス・イ
    ンタフェース(50b、51)を含むユーザーインタフェースと、 ・工事データベースを含み、前記グラフィックス・インタフェースに表示され
    る前記工事の前記ビューを定めるファイルと、前記工事に現れることがある諸欠
    陥のタイプにそれぞれ関連するデータ構造と、前記工事について以前に観察され
    たあらゆる欠陥の、前記関連するデータ構造に従って編成された記述データとを
    備えるメモリ(56)と、 ・前記工事データベースからの前記工事のビューの表示の制御と、観察された
    諸欠陥に関連する情報の獲得の制御と、前記欠陥記述データの更新とを前記オペ
    レータが行えるようにする制御および処理手段(SCRI)とを備え、 前記オペレータによるあるタイプの欠陥の選択に応答して、前記制御および処
    理手段は、前記欠陥の記述パラメータの獲得のために前記オペレータとの対話を
    、前記関連するデータ構造により、開始し、かつ前記グラフィックス・インタフ
    ェースで表示されている前記工事の前記ビュー上に前記欠陥の表現を形成するた
    め、および前記欠陥記述データを更新するために、前記獲得した欠陥の記述パラ
    メータを使用する、前記建設工事の検査を支援する携帯端末。
  37. 【請求項37】 前記ユーザーインタフェースが、前記グラフィックス・イ
    ンタフェースで表示されている前記工事の前記ビュー上に欠陥を描写するツール
    を有する請求項36に記載の携帯端末。
  38. 【請求項38】 欠陥を描くツールがタッチスクリーンのための獲得および
    描画部材である請求項37に記載の携帯端末。
  39. 【請求項39】 前記グラフィックス・インタフェース上に表示された前記
    工事の前記ビューが前記工事のファセットの平らなビューである請求項36から
    38のいずれか1項に記載の携帯端末。
  40. 【請求項40】 前記ファセットの少なくともいくつかが、前記ファセット
    の前記ビュー上に表示されているファセット領域を表すデータ構造に関連させら
    れており、それに対して1つまたは複数の領域属性が定められる請求項39に記
    載の携帯端末。
  41. 【請求項41】 ファセット領域を表すデータ構造に関連させられている前
    記ファセットの少なくともいくつかが、前記ファセット領域内で観察された諸欠
    陥の諸特徴に関連して諸欠陥を解析するための欠陥解析アルゴリズムに更に関連
    させられている請求項40に記載の携帯端末。
  42. 【請求項42】 少なくとも1つのファセット領域のために定められた前記
    領域属性が、前記ファセット領域内で調べられた諸欠陥の記述パラメータに影響
    を及ぼす属性を備えている請求項40または41に記載の携帯端末。
  43. 【請求項43】 カメラ(58)付きの通信手段と、このカメラで撮影した
    少なくとも1つの画像を前記工事の少なくとも1つのファセットの前記平らなビ
    ューに重畳するための画像処理手段とを更に備える請求項39から42のいずれ
    か1項に記載の携帯端末。
  44. 【請求項44】 前記画像処理手段が前記工事に関して前記カメラ(58)
    の位置と向きの少なくとも一方を決定するための手段に組合わされている請求項
    43に記載の携帯端末。
  45. 【請求項45】 前記カメラで撮影された前記画像に、該画像を撮影するた
    めに用いた焦点距離を含めた光学的パラメータの関数として幾何学的変形を加え
    るように前記画像処理手段が構成されている請求項43または44に記載の携帯
    端末。
  46. 【請求項46】 前記カメラで撮影された前記画像に、前記工事の特定の点
    の、前記画像について観察された、位置を基にした補間により幾何学的変形を加
    えるように前記画像処理手段が構成されている請求項43から45のいずれか1
    項に記載の携帯端末。
  47. 【請求項47】 カメラを接続するための外部ポートを備え、前記制御およ
    び処理手段は、更新された欠陥記述データを、前記カメラにより撮影された画像
    に対応する画像ファイルに関連させるために構成されている請求項36から46
    のいずれか1項に記載の携帯端末。
  48. 【請求項48】 請求項1から35のいずれか1項に記載の建設工事の検査
    を支援する方法を実行するために、携帯端末(50)にロードさせるべきソフト
    ウエア・モジュールおよびデータベース・モジュールが記録されているコンピュ
    ータが読み取ることができる媒体。
  49. 【請求項49】 請求項1から35のいずれか1項に記載の建設工事の検査
    を支援する方法を実行するために、携帯端末(50)にロードさせるべきソフト
    ウエア・モジュールおよびデータベース・モジュール。
  50. 【請求項50】 前記工事の現場において携帯端末によりオペレータが更新
    した欠陥記述データから、請求項18から35のいずれか1項に記載の建設工事
    の検査を支援する方法を実行するために、観察データベース(MYKE)および
    解析ソフトウエア(CHAM)を取扱う解析コンピュータ(40)を備える、建
    設工事の検査を支援する解析装置。
  51. 【請求項51】 請求項18から35のいずれか1項に記載の建設工事の検
    査を支援する方法を実行するために、解析コンピュータ(40)にロードさせる
    べき解析ソフトウエア(CHAM)および観察データベース(MYKE)を含み
    、ソフトウエア・モジュールおよびデータベース・モジュールが記録されている
    、コンピュータが読み取ることができる媒体。
  52. 【請求項52】 請求項18から35のいずれか1項に記載の建設工事の検
    査を支援する方法を実行するために、解析コンピュータ(40)にロードさせる
    べき解析ソフトウエア(CHAM)および観察データベース(MYKE)を含む
    、ソフトウエア・モジュールおよびデータベース・モジュール。
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