JP2003510615A - ヘリコプタに搭載されているレーダー装置 - Google Patents

ヘリコプタに搭載されているレーダー装置

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JP2003510615A
JP2003510615A JP2001527239A JP2001527239A JP2003510615A JP 2003510615 A JP2003510615 A JP 2003510615A JP 2001527239 A JP2001527239 A JP 2001527239A JP 2001527239 A JP2001527239 A JP 2001527239A JP 2003510615 A JP2003510615 A JP 2003510615A
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helicopter
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JP2001527239A
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ヴォルフラム・アリベルト
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アストリウム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/89Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S13/90Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging using synthetic aperture techniques, e.g. synthetic aperture radar [SAR] techniques
    • G01S13/904SAR modes
    • G01S13/9082Rotating SAR [ROSAR]

Abstract

(57)【要約】 本発明は、回転アンテナに基づいた合成開口部を有し、この場合、レーダーのパルスを送受信する複数のアンテナが、ロータと共に回転する各アームの端部に配置されている。これらのアンテナは、レーダー装置に接続されている。このレーダー装置は、送信構成群,中央制御装置を有する電子構成群,画像プロセッサ及びディスプレイを有する、ヘリコプタに搭載されているレーダー装置(ROSAR)に関する。本発明の課題は、レーダー装置のディスプレイ上の画像形成をヘリコプタの慣性軸のうちの1つに整合可能(ausrichtbar) にすること、及びロータの回転数の変化による画像形成への影響をさらに抑えることにある。この課題は、請求項1の特徴部分によって解決される。ヘリコプタに搭載されているレーダー装置の視点角度とヘリコプタの1つの慣性軸との間の同期は、アジマス的に位相正確的に実行される。これによって、ヘリコプタの1つの慣性軸に関して、特にヘリコプタの飛行方向に対して、画像の所定の調整を画面上で実行することが可能になる。さらに、1回当たりのレーダーパルス数を、ロータの実際の回転数に正確に一致させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、回転アンテナに基づいた合成開口部を有する、ヘリコプタに搭載さ
れているレーダー装置に関する(ROSAR)。この場合、レーダーのパルスを
送受信する複数のアンテナが、ロータと共に回転する各アームの端部に配置され
ている。これらのアンテナは、レーダー装置に接続されている。このレーダー装
置は、送信構成群,中央制御装置を有する電子構成群,画像プロセッサ及びディ
スプレイを有する。
【0002】 短くROSAR(ROSAR:Rotor-SAR )と記される回転アンテナ上に合成
開口部を有するレーダー装置(略語SAR:Synthetic Aperture Radar)は、キ
ャリアープラットフォームとしてのヘリコプタ用に適している。このROSAR
に対する基本的な特徴は、ドイツ連邦共和国特許発明第 39 22 086号明細書中に
記されている。動翼の回転運動、又はローターヘッドの上に配置され、かつロー
ターマストに連結されているターンスタイルの回転運動が、合成開口部を形成す
るために利用される。したがって、ROSARの原理は、飛行機のようにアンテ
ナの直線的な運動を伴うレーダ(SAR)に対して原理的に区別がつく。
【0003】 ROSARは、360 °に相当する全領域( 完全円;Vollkreis)の全ての角度範
囲をカバーする。この場合、回転アームの送受信アンテナが、送受信過程に対し
て常に使用される。アームがプリセットされたパルス周波数で回転運動する間に
、走査に必要な送信パルスが、送信アンテナによって放射される。そして、その
エコー信号が、受信アンテナによって受信される。このことは、その他の回転ア
ームのアンテナにも当てはまる。この回転アームは、ロータヘッドの地点でヘリ
コプタの回転ローターマストに連結されている動翼として形成され得る。しかし
ながら他方では、この回転アームは、(クロスアンテナとも呼ばれる)ターンス
タイルのアームとしても形成され得る。このターンスタイルは、ローターマスト
の上に位置決めされ、かつこのローターマストに連結されている。このターンス
タイルは、ローターマストの回転数で回転する。
【0004】 レーダー装置とは、干渉性の信号処理を保証し、かつヘリコプタのボード面に
格納されているレーダである。ROSARは、障害物の警報に使用され、大地の
撮像にも使用される。この目的のために、複数のアンテナが放射方向に延在し、
かつ水平線の上の方と下の方に指向されているように、これらのアンテナは配置
される。このレーダー装置の視点方向(Blickrichtung)は、このレーダー装置の
アンテナの視点方向によって実現される。送受信アンテナの視点方向は、ロータ
ーマストの回転位置に依存する。この視点方向は、送信パルス内の全領域上の各
方向である。そして、エコー信号が、ディスプレイ上に画像で表示される。
【0005】 ドイツ連邦共和国特許発明第 43 28 573号明細書は、ヘリコプタ用の全天候視
界システムに対するROSARの改良形を記す。この全天候視界システムによっ
て生成された複合画像が、付随するコックピットのディスプレイ上に表示される
【0006】 全天候視界システムに改良したこの容易に思いつく従来の技術では、レーダー
装置のアンテナの視点方向とプラットフォームとしてのヘリコプタの慣性軸との
間の関係が記されていない。
【0007】 円弧状の合成開口部が、アンテナの位相中心(Pfasenzentrum)の経路(Weg)と
して規定されている。この経路は、所定の目的に対してアジマス開口角度(Azimu
t-Oeffnungswinkel)を走査するときに地面に向けられる。
【0008】 アンテナの位相中心は、飛行方向に沿った直線運動に対してではなくて、回転
運動に対して決められているので、レーダの視点方向はヘリコプタの慣性軸に関
して任意である。主に空間座標軸(X軸,Y軸,Z軸)が、慣性軸として使用さ
れる。したがって、レーダーの視点方向は、全領域の決定されていない位置にあ
る。
【0009】 ローターマストの回転数も変化しうるので、1回転当たりのレーダーパルス数
がローターマストの実際の回転数と正確に一致しない点がさらに欠点である。こ
のことは、同様に画像形成に悪影響を及ぼす。
【0010】 本発明の課題は、レーダー装置のディスプレイ上の画像形成をヘリコプタの慣
性軸のうちの1つに整合可能(ausrichtbar)にすること、及びロータの回転数の
変化による画像形成への影響をさらに抑えることにある。
【0011】 この課題は、請求項1の特徴部分によって解決される。
【0012】 そのため、信号検出器がヘリコプタのロータに対して配置される。この信号検
出器は、ロータの回転位置に対して信号を生成する。これらの信号は、レーダー
装置の電子構成郡に伝達され、そこで処理可能である。この電子構成郡は、ロー
タの回転に対する信号列から個々の信号のエッジにマーキングする。1つの信号
のこのエッジは、基準位置として定義されてカウントされる。この基準位置は、
ロータの回転に対する開始を常にマーキングする。そして同時に、ヘリコプタの
慣性軸の位置が、全領域上の基準位置の位置によって確定されている。全領域上
の基準位置は変更可能である。
【0013】 さらに、中央制御ユニットが、基準位置に対する信号から1つの制御信号を生
成する。この制御信号は、送信構成郡内でそこのパルス速度をロータの回転速度
と同期させるために利用される。
【0014】 信号検出器が設置される。この信号検出器では、1つ又は多数の送信器がロー
タに対して配置されていて、そしてそれに対向する1つ又は多数の受信器が、ヘ
リコプタの胴体に対して配置されている。しかし、送信器と受信器は、反対の順
序でも位置決めされ得る。
【0015】 送信器は、磁石として構成され得る。そして、受信器は、それに対応するホー
ル素子として構成され得る。送信器が光電的に作動する送信構成郡として構成さ
れていて、受信器が光電的に作動する受信構成郡として構成されている場合は、
別の構成が得られる。送信器がマイクロ波送信器として構成されていて、受信器
がマイクロ波受信器として構成されている場合は、さらなる構成が得られる。
【0016】 本発明は、ヘリコプタに搭載されているレーダー装置の視点角度とヘリコプタ
の1つの慣性軸との間の同期を可能にする。この同期は、アジマス的に位相正確
的に実行される。これによって、ヘリコプタの1つの慣性軸に関して、つまりヘ
リコプタの飛行方向に対して、画像の所定の調整を画面上で実行することが可能
になる。 画像内容と飛行方向との間の関係が、この同期によって初めて示されている。パ
イロットがレーダー画像の所望の所定の視点方向を画面上でセットできるように
、レーダー装置(ROSAR)の視点方向が、電気的な調整輪によって調整され
得る。
【0017】 ロータの信号検出器との関連で画像形成を改良することが、レーダー装置に対
してさらに可能になる。このことは、レーダーパルスがロータの回転数に対して
同期されることによって実現される。
【0018】 以下に、本発明を実施の形態とそれに対応する図面に基づいて説明する。
【0019】 図1は、回転アンテナ(ROSAR)に基づいた合成開口部を有するレーダー
装置7用のキャリアープラットフォームとしてのヘリコプタ1を概略的に示す。
本発明の装置とその機能を説明するため、レーダー装置7の原理的な構成群だけ
が示されている。駆動部3(例えば、駆動歯車機構)が、駆動エネルギーをクラ
ッチを有する歯車装置2を介してローターマスト4に供給する。動翼6が、この
回転するローターマスト4のローターヘッド5に固定されている。動翼6の上の
ローターヘッド5に固定されているのと同様に、ターンスタイル60がローター
ヘッド5に固定されている。テールロータに対する駆動部は、制約上の理由から
基本的に図示されていない。ターンスタイル60は、一般には十字状に配置され
た4本又は多数本ものアームをもつ。アーム61,62が図中に示されている。
その他の両アームは、この図面に沿って又はこの図面に対して垂直に向けられて
いる。簡略化の理由から、両アーム61,62だけが図示されている。以下では
アーム62に対して言及されるこのターンスタイル60は、このターンスタイル
の全てのアームに対して重要である。
【0020】 アンテナ構成群10が、アーム62の放射状の外側端部に配置されている。こ
のアンテナ構成群10は、送信アンテナ101及びレーダー信号又は反射信号(
エコー信号)用の受信アンテナ102を有する。送信アンテナ101は、電気接
続部を介して送信構成群9に接続されている。この送信構成群9は、ターンスタ
イル60の中心点に配置されている。もう1つの説明される配置では、中央の送
信構成群9を複数の小さな送信構成群に分割して、いわゆるアクティブアンテナ
(aktive Antennen)としてのアンテナに内蔵してもよい。この送信構成群9は、
電子構成群8の中央制御ユニット81によって制御されて、レーダーパルスを送
信する。受信アンテナ102は、電子構成群8の画像プロセッサ82に少なくと
も接続されている。この画像プロセッサ82は、ヘリコプタ8のコップピット内
のディスプレイ11を制御する。このディスプレイ11は、パイロットに画像情
報を提供する。電子構成群8は、ROSARレーダー装置7用の公知の電子構成
群を有する。すなわち、電子構成群8は、互いに接続できる少なくとも1つの中
央制御ユニット81をと画像プロセッサ82を有する。中央制御ユニット81は
、送信構成群9に対する接続部をもつ。
【0021】 信号検出器12が、ローターマスト12に沿って配置されている。この信号検
出器12は、ロータの回転数とクロスアンテナ又はローター軸の「整合状態(Aus
richt-Zuatand)」とを検出する。この信号検出器12は、中央制御ユニット81
に接続されている。
【0022】 図1中に示された電子構成群8からの接続部と電子構成群8に対する接続部は
、データを交換するための及び/又は制御信号用の電線である。
【0023】 極めて高い精度が、この信号検出器12に対して要求される(約 20KHz)。こ
の極めて高い精度要求は、レーダー装置7が 5*10 -5秒に相当する周期でレーダ
ーパルスを送信するという事実から生じる。この周期は、必要な地形の走査の理
由からほぼ一定であるものの、その他のヘリコプタの種類では別の値であっても
よい。
【0024】 電子構成群8による画像形成が、ディスプレイ11用の受信エコー信号を多数
の画像ピクセルから成る画像に変換する。
【0025】 パイロットは、レーダー装置がどの視点方向をディスプレイ上に表示させるの
かを認識できなくてはならない。
【0026】 このことを可能にするため、ローターマストの回転に対する基準位置を特定す
る必要がある。この基準位置は、ローターの回転の間に信号検出器によって生成
された信号エッジの信号列から選択された1つの信号エッジに相当する。さらに
、ヘリコプタの慣性軸が、アジマスの全領域(azimutalen Vollkreis)上でこの基
準位置を確定することによって確定されている。好ましくは、この基準位置とこ
れによって選択すべき慣性軸(X軸,Y軸,Z軸)が、ほぼ飛行方向(Y方向)
に沿って存在する。
【0027】 ロータ40の回転が、信号検出器12によって検出される。このロータ40の
概念は、ローターマスト4,ローターヘッド5,動翼6及びターンスタイル60
を含む。そのため、ロータの回転数を検出するため、これらの言及された構成部
材が測定地点として可能であることが分かる。したがって、信号検出器は12、
その代わりにこれらの構成部材にも設置可能である。この場合、他方では、ロー
タ40の回転を、送信構成群9内で生成されたレーダー信号(パルス)と一致さ
せることは明らかに困難である。レーダーパルスは、約 5*10 -5秒の非常に短い
周期をもつ。そして、送信アンテナ101の1回転当り約 3016 個の(ヘリコプ
タの種類に依存した)レーダーパルスが、(ヘリコプタの種類に依存して)連続
して送信される。その他の送信アンテナがターンスタイル上にさらに配置されて
いる。この場合、各送信アンテナは、ロータの回転数で回転する。
【0028】 さらに、ロータ40の回転時に基準位置を生成することによって、開始位置を
送信構成群9のパルス列内で特定することができる。このことは、1つの制御信
号によって実行される。この制御信号は、基準位置を生成することによって生成
できる。この制御信号は、この適切な制御信号(例えば、1つのパルスエッジ)
の目印をパルス列内の開始位置として作るきっかけとなる。パルス列内のこの開
始位置は、ロータの回転の各基準位置によって繰返される。両事象の同時性、す
なわち同期が、送信構成群9に対する中央制御ユニット81によって制御できる
。この目的のために、この中央制御ユニット81は、少なくとも1つの計数ユニ
ットを有する。回転の基準位置が得られた時に、この計数ユニットは、ロータ4
0、特にローターマスト4の正確な回転角度位置を算出して、1つの制御信号を
時点に対して正確に供給する。中央制御ユニット81の計数ユニット内でカウン
トされたこの基準位置はこの制御信号を生成する。中央制御ユニット81のこの
制御信号は、送信構成群9に対してレーダーパルスのパルス列内で位相正確的に
カウントを開始させる、すなわち開始位置を特定させるきっかけとなる。
【0029】 したがって、ロータの回転数が一定であるときに、どれだけのレーダパルスが
1回転(パルス速度)当りに全領域内で送信されるのかが分からないだけでなく
て、ロータ40の回転に対する送信器9の各パルス列が同じ開始位置になる。
【0030】 さらに、この開始位置は、ヘリコプタの選択された慣性軸に合わせられている
【0031】 全領域におけるアンテナ構成群10の後続する回転に対するレーダーパルスの
開始位置は、アジマス方向に沿って、1つの慣性軸と一致(同期)して存在する
0°位置に相当する。このことは、この例では好適な様式ではY軸である。した
がって、この0°位置は、全領域上のレーダの視点角度(Radar-Blickwinkel)(
アンテナ構成群10)の各回転に対する開始を常に特定する。その結果、後続す
るレーダーパルスを0°位置に絶え間なく回帰させることが可能である。
【0032】 受信アンテナ102が、反射した信号(エコー信号)を受信する。そして、電
子構成群8が、対応する画像をディスプレイ上に生成する。この画像は、一般に
線素状に描かれる。ロータの回転数が一定であるならば、その生成された画像情
報は、0°位置に対して正確に割当てられて、1つの画像に合成され得る。
【0033】 パイロットは、慣性軸(例えば、Y軸)に関してレーダー装置7の視点方向を
即座に認識できる。電子構成群8が、アジマス方向のその他の慣性軸(X軸)に
切り替えるという可能性もあり得る。その結果、変更された視点方向が画像で認
識可能になる。
【0034】 本発明は、電子構成群8による画像形成をロータの変更可能な(可変な)回転
数にむすびつけるという可能性にも関する。回転数は、ロータが高速回転する間
の始動時や飛行運転時には騒音を減らすために変化し、又は飛行速度の変更時や
変わりやすい風の状況でも変化する。回転数を変えると、ロータ40の回転速度
がセンサ9のパルス速度ともはや同期しないので、画像が乱される。例えば、ロ
ータの回転数を定格回転数に対して適切に上げるか又は下げると、レーダーパル
ス列が、画像のフレーム構造(Zeilenaufbau)に必要であるよりも小さく又は大き
くなる。このことは、実際のパルス速度の足りない画像情報が、例えば零値と入
れ換えられるか、又は余分な画像情報が拒否されることによって補正され得る。
もう1つの可能性は、送信器9の発振器のパルス速度をローターマスト4の回転
速度に合わせることである。
【0035】 適切な信号検出器12が、本発明の機能に対して重要である。この信号検出器
12は、1つの又は多数の送信器と1つの又は多数の受信器とから構成される。
この原理では、1つ又は多数の小さい送信器が、例えばそれ自身回転する部材(
ターンスタイル60)上にあり、それに対向する1つ又は多数の受信器が、ヘリ
コプタの固定部材上にある。送信器と受信器との間の配置が交換されていても、
同一の角度が得られる。例えば、送信器と受信器が、光波,マイクロ波又はホー
ル発生器に基づいて交信することによって、送信器と受信器の構造は、いろいろ
な物理原理を基礎にできる。
【0036】 図2は、ローターマスト4の側面に接する3つの受信器と、ヘリコプター胴体
13上の3つの送信器S1,S2,S3のそれに対応する位置を概略的に示す。
この図は、送信器が受信器に完全に対向して配置されていることを正面図で概略
的に示す。例えば、送信器は、光電的に作動する受信器に向かって焦点合わせさ
れている光を永久に放射する発光ダイオードでもよい。
【0037】 ローターマスト4が正方向(矢印参照)に回転する場合、受信器E1が3つの
パルスを受信し、受信器E2が2つのパルスを受信し、そして受信器E3が1つ
のパルスを受信した時に、回転が正確に得られる。全ての3つの受信器E1,E
2,E3のパルスエッジがパルスダイアグラムに応じて発生すると、ローターマ
スト4の回転に対する基準位置P1が得られる(図3)。
【0038】 (中央制御ユニット81の計数ユニット内で)カウントされたこの基準位置P
1は、この中央制御ユニット81内では1つの制御信号に相当する。この制御信
号は、送信構成群9に伝達される。同時に、1つの適切な同期レーダーパルスが
、この制御信号を発生させることによってこの送信器構成群9の発振器のパルス
列から始動位置P2として選択される。このカウントは、この送信器9内で実行
される。したがって、ローターの回転と発振器のパルス列とが同期する。
【0039】 パルスダイアグラム内でのあいまいさを阻止するため、送受信構成群を互いに
非対称に配置することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘリコプタに搭載されているレーダー装置の原理を示す。
【図2】 特にローターマストと胴体の領域内のロータに面した信号検出機の配置を示す
【図3】 基準位置を算定し、そして送信構成群の発振のパルス列内で開始位置を導き出
すための信号検出機の受信器のパルスダイヤグラムを示す。
【符号の説明】
1 ヘリコプタ 2 歯車装置 3 駆動部 4 ローターマスト 5 ローターヘッド 6 動翼 7 レーダー装置 8 電子構成群 9 送信構成群 10 アンテナ構成群 11 ディスプレイ 12 信号検出器 13 ヘリコプター胴体 40 ロータ 60 ターンスタイル 61 アーム 62 アーム 81 中央制御ユニット 82 画像プロセッサ 101 送信アンテナ 102 受信アンテナ S1 −S3 送信器 E1 −E3 受信器 P1 基準位置 P2 開始位置
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 させることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転アンテナに基づいた合成開口部を有し、この場合、レー
    ダーのパルスを送受信する複数のアンテナが、ロータと共に回転する各アームの
    端部に配置されていて、これらのアンテナは、レーダー装置に接続されて、この
    レーダー装置は、送信構成群,中央制御装置を有する電子構成群,画像プロセッ
    サ及びディスプレイを有する、ヘリコプタに搭載されているレーダー装置(RO
    SAR)において、信号検出器(12) が、ロータ(40) に対して配置されて
    いて、この信号検出器は、このロータ(40) の回転位置に対して複数の信号を
    生成し、これらの信号は、このレーダ装置(7)のこの電子構成郡(8)に対し
    て伝達されてそこで処理可能であり、その結果、これらのアンテナ(10)の視
    点角度が、1つの慣性軸と同期可能であり、これらの生成された信号は、中央制
    御ユニット(81) に対して供給可能であり、この中央制御ユニット(81) は
    、複数の制御信号を生成し、1回当たりのレーダーパルス数をこのロータの実際
    の回転数と正確に一致させるため、これらの制御信号は、この送信構成郡(9)
    のパルス速度をこのロータ(40)の回転速度と同期させることを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】 1つの信号が、生成された信号のうちから1つの基準位置P
    1を形成し、この基準位置P1は、ロータの回転に対する開始を常にマーキング
    し、1つの慣性軸の位置が、全領域上の基準位置P1の位置によって確定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 基準位置P1は、全領域上で可変であることを特徴とする請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 1つ又は多数の送信器(S1,S2,S3)が、ロータ(4
    0)に対して配置されていて、それに対向する1つ又は多数の受信器(E1,E
    2,E3)が、胴体(13)に対して配置されているか、又はこれらの反対の順
    序で配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置
  5. 【請求項5】 送信器(S1,S2,S3)は、磁石として構成されていて
    、受信器(E1,E2,E3)は、ホール素子として構成されていることを特徴
    とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 送信器(S1,S2,S3)は、光電的に作動する送信素子
    として構成されていて、受信器(E1,E2,E3)は、光電的に作動する受信
    素子として構成されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 送信器(S1,S2,S3)は、マイクロ波送信器として構
    成されていて、受信器(E1,E2,E3)は、マイクロ波受信器として構成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
JP2001527239A 1999-09-24 2000-09-02 ヘリコプタに搭載されているレーダー装置 Withdrawn JP2003510615A (ja)

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