JP2003505749A - 遺伝子発現プロファイリングに由来する情報の管理と提示のためのシステムと方法 - Google Patents

遺伝子発現プロファイリングに由来する情報の管理と提示のためのシステムと方法

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JP2003505749A JP2000601434A JP2000601434A JP2003505749A JP 2003505749 A JP2003505749 A JP 2003505749A JP 2000601434 A JP2000601434 A JP 2000601434A JP 2000601434 A JP2000601434 A JP 2000601434A JP 2003505749 A JP2003505749 A JP 2003505749A
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ロジャーズ、ジョン、シー
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ワーナー−ランバート カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 生物細胞の生理学的反応をモデル化するために用いることができる遺伝情報の差別的な発現に由来する情報を管理し、提示するためのデータプロセシング系及び方法。代謝経路のデータ表示マップを用意する。このマップは領域のマトリックスと各領域内の位置とを有する。これらの領域はそれぞれの座標セットによって定義される。代謝経路の各々は前記位置のうちのある一定の位置において、反応と、反応の基質及び生成物と、該反応の少なくとも1つの生物学的触媒との各々のグラフィカル表現を包含する。結合機構が、予め生成された、影響を受ける配列データセットを、それぞれが1つ以上の特有の生物学的触媒を同定する生物学的触媒アイデンティファイヤーにリンクし、前記生物学的触媒アイデンティファイヤーを前記座標セットにリンクする。影響を受ける配列データセットが多くの異なる核酸配列の各自のレギュレーションの方向と大きさとを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 1.著作権表示 この特許書類のある一定の部分は著作権保護を受けることができる。この特許
書類はU.S.Patent and Trade Officeの特許ファイ
ル及び記録に存在するので、この特許書類の如何なる者によるファクシミリ複写
も許可されず、他の使用又は複写も許可されず、著作権所有者はあらゆる著作権
権利を如何なるものであっても保有する。
【0002】 2.発明の分野 本発明は、核酸配列の差別的発現、例えば遺伝子発現プロファイリングをモニ
ターするための方法に由来する情報を管理し、提示するためのある一定のシステ
ム及び方法に関する。
【0003】 3.背景情報の説明 遺伝子発現プロファイリングプロセスは、特定の化合物、処置又は疾患に対す
る細胞の生理学的反応を表示するために一般に用いられる。例えば、Iyer等
による1999年1月1日の論文、Science,283巻,83−87頁(w
ww.sciencemag.org.)は、処置に対するヒト細胞の生理学的
反応−−特に、血清に対する線維芽細胞の反応を表示するための遺伝子発現の時
間的プログラムの使用を開示する。cDNAマイクロアレイを用いて、8,60
0を超える異なるヒト遺伝子を表示している。ヒト新生児包皮から培養された、
線維芽細胞を、血清から細胞を48時間取り出すことによって、静止状態にした
。次に、10%FBS含有培地を加えることによって、これらの線維芽細胞を刺
激し、次にマイクロアレイを用いて、異なる12時点において8,613種類の
mRNA配列のレベルを測定した。このマイクロアレイを用いて、実質的に抑制
されたか、又は誘発されたような遺伝子(発現配列タグ−−ESTsを包含)を
同定し、抑制度又は誘発度(即ち、フォールド(fold)変化)を同定した。処置に
反応してmRNAレベルが変化した517遺伝子を選択して、ヒエラルキー(hie
rarchy)に従ってグラフィカルに表現した。
【0004】 この情報から、種々なタンパク質を同定し、それらの生物学的機能に従って分
類することができる。このような同定された生物学的機能カテゴリーはシグナル
伝達、中間体−早期転写因子、他の転写因子、細胞サイクルと増殖、コアギュレ
ーションとホメオスタシス、炎症、血管新生、組織リモデリング(tissue remode
ling)、細胞骨格改造、再−上皮化、コレステロール生合成及び、創傷治癒にお
ける同定されていない役割りであった。
【0005】 種々なテクノロジーが多数の遺伝子を発現させるために利用可能である。この
ようなテクノロジーを組み入れた有効な実施の小さい例は、SAGE(遺伝子発
現の連続的分析)、オリゴアレイ及びcDNAアレイを包含する。
【0006】 このようなテクノロジーは多数の遺伝子と、それらの抑制又は誘発度とを同定
するデータを生じる。これらの大きなデータセットの分析を助成するために、生
物学的コンピューター分析システムが開発中である。それぞれのアレイを含む対
照(control)及び処置プローブを作製するために典型的に用いられるアプローチ
は、Iyer等によって用いられたものであり、このアプローチでは、アップ又
はダウンレギュレートされる(誘発又は抑制される)遺伝子クラスターの分布を
示す、このようなアレイからのデータが二次元クラスターイメージの形態で提示
される。
【0007】 処置データの研究を容易にするデータベースとウォールチャートとが提供され
ている。例えば、Zymed Laboratoriesによって分配される、
Boehringer−Mannheim生化学経路ウォールチャートとCel
l Signaling Pathways Chartとは、実際に存在する
選択的な代謝経路をグラフィカルに例示し、例示された種々な代謝経路間の相互
関係(例えば、代謝経路間の結合と、基質代謝の分岐点)と、一定の代謝経路内
での1点から他の点までのターンオーバーの方向と速度を制御するファクターと
を例示する。
【0008】 重要な代謝経路情報と、作用機構と、薬物不活化及びクリアランスの機構と、
可能な副作用とをより容易に同定するために、発現プロファイリング方法から得
られたデータの分析を良好に促進するシステムが必要とされている。このような
システムは好ましくは、ある一定の処置の生理学的影響と、影響を受ける代謝活
性に関連した生物学的機能との同定を助成する有意義な情報をも提供する。
【0009】 4.定義 本明細書に開示された本発明と実施態様との、解明のためと、読者の理解を助
けるために、本明細書に用いる多くの用語を次のように定義する:
【0010】 生物学的機能: ある一定の遺伝子、タンパク質、核酸配列又は経路についての推定された機能
的分類。生物学的機能の幾つかの例は代謝、血管新生、シグナル伝達、転写因子
、細胞サイクル制御、増殖のレギュレーション、コアギュレーションとホメオス
タシス、炎症及びアポトーシスである。
【0011】 酵素: 生化学的反応を触媒するタンパク質。 タンパク質分子: アミノ酸の1つ又は幾つかのポリペプチド鎖。
【0012】 発現プロファイリング: 細胞由来サンプル中のある一定の核酸配列(例えば、mRNAs、タンパク質
、遺伝子、ESTs)のレベルを測定して、異なるサンプルからの又は異なる時
点における同じサンプルからの同じ核酸配列のレベルに対して比較するために、
遺伝子発現方法を用いるプロセス。
【0013】 遺伝子: 特定のポリペプチド鎖を特定するヌクレオチド配列。 代謝経路: 基質と、反応によって生じる生成物並びにこのような反応の触媒とを包含する
任意の個々の生物学的反応。代謝経路における反応の触媒は典型的に酵素である
。代謝経路はまた、このような個々の反応の任意の関連シリーズをも包含する。
【0014】 作用機構: 例えば、どの特異的な、又は個体内のどこで、代謝経路若しくは生物学的機能
が複合行為又は処置行為(a compound or treatment act)を行って、ある一定の
生理学的効果を生じるかを同定する、バリアント(variant)と、該バリアントに
対する反応との間の因果関係(causal link)。例えば、血圧を下げる場合に、作
用機構は、特異的な代謝経路と生物学的機能とが血圧低下に作用する又は関与す
ることを含む。
【0015】 mRNA(メッセンジャーRNA): DNA鋳型から−−酵素RNAポリメラーゼによって合成されるRNA分子。
mRNAはポリペプチド鎖のアセンブリ、翻訳として知られたプロセスのための
鋳型として機能する。 生理学的影響: 何らかの生理学的変化又は反応。生理学的影響はある一定の生物学的系の状態
(活性化又は不活化)、例えば高血圧における変化でありうる。
【0016】 RNA: リボ核酸。 RNAポリメラーゼ: 鋳型としてDNAを用いてRNAを合成する酵素。 転写: RNA分子が酵素RNAポリメラーゼによって、鋳型としてDNAを用いて合
成されるプロセス。
【0017】 (発明の概要) したがって、上記を考慮すると、本発明は、種々な態様(aspects)及び/又は
実施態様の1つ以上によって、例えば上述したような、1つ以上の目的及び利点
を達成するために提示される。 本発明の目的は、発現プロファイリングに基づく有意義な情報のディスプレイ
を容易にするための改良された機構を提供する、このような情報は処置、化合物
又は疾患に関与する生物学的機能の決定、代謝経路の同定及び作用機構の同定を
容易にする。本発明の他の目的は、ディスプレイされたマップのある一定の代謝
経路特徴に従って発現プロファイルデータをグループ化するように、データマイ
ニング(data mining)を可能にするために情報を組織化し、ディスプレイする構造
体を提供することである。
【0018】 それ故、本発明は、生物細胞の生理学的反応をモデル化するために用いること
ができる遺伝情報の差別的発現に由来する情報を管理し、提示するためのシステ
ム又は方法、又はそれらの1つ以上の構成要素に関する。このシステムは発現プ
ロファイリング・サブシステムを含む。発現プロファイリング・サブシステムは
、細胞由来サンプルの対照及び処置セットから、多数の異なる核酸配列の各自の
レギュレーションの方向と大きさを表示する、それぞれの配列データセットを生
成する。核酸配列セットは、研究される生物の代謝経路マップ上の特定の領域に
関連する。マップ座標の概観を与えることができ、マップの、高濃度の影響を受
ける核酸配列を含むような面積又は領域はマップの他の領域から、例えば異なる
色を有することによって識別されることができる。マップの、高濃度の影響を受
ける核酸配列を含む領域をさらに詳細に調べて、関与する特異的代謝経路と、こ
のような代謝経路内で影響を受ける核酸配列が果たす役割とを知ることができる
【0019】 或いは、又はさらに、一定の代謝経路セット内の特異的な、影響を受ける核酸
配列を同定するマップの概観を与えることができ、このような指標(indications
)は経路セット内の阻害点を表示する第1シンボルと、該経路セット内の生物学
的触媒位置を表示する第2シンボルと、例示した代謝経路セットの最終生成物の
位置を表示する第3シンボルとを包含する。
【0020】 以下の詳細な説明において、本発明の非限定的な具体的実施態様としての、特
に多くの図面を参照して、本発明をさらに説明する、図中で同様な参照番号は図
面の幾つかの図を通して同様な部分(parts)を表示する。
【0021】 (具体的実施態様の詳細な説明) 次に図面をさらに詳細に参照すると、図1は本発明の例示された実施態様によ
る分析システム10を示す。クライアント・コンピューター14に連結される発
現プロファイリング・サブシステム12が用意される。クライアント・コンピュ
ーター14は、他の要素のなかでも特に、ブラウザー・アプリケーション16、
ヒトインターフェース18及びディスプレイ20を含む。ヒトインターフェース
18は、例えばキーボードとマウスとを包含する、クライアント・コンピュータ
ー14とのヒト相互作用及びクライアント・コンピューター14の制御を容易に
するために、任意の標準又は他のインターフェースを含むことができる。クライ
アント・コンピューター14はホスト・コンピューター24に、図1にイントラ
ネット(intranet)として例示されるネットワーク・コネクション(network conne
ction)によって連結される。ホスト・コンピューター24はデータベース26に
接続される。
【0022】 発現プロファイリングシステム12は例えばAffymetrix cDNA
アレイを含むことができる。これは、細胞由来サンプルの対照及び処置セットか
ら、多数の異なる核酸配列の各自の方向と大きさを表示する、それぞれの配列デ
ータセットを生成する。
【0023】 クライアント・コンピューター14は、ヒトインターフェース18、ディスプ
レイ20及びブラウザー・アプリケーション16と共に、使用者が分析システム
10を操作することを可能にする。クライアント・コンピューター14は、イン
トラネット22とホスト・コンピューター24とを介してデータベース26に連
絡する。 発現プロファイリング・サブシステム12は発現ファイリングデータを得て、こ
のデータを組織化された形式でデータベース23に記憶させる。
【0024】 ホスト・コンピューター24は、他の要素のなかでも、特に、発現プロファイ
リングに関連したある一定の分析プロセス工程を実施し、この発現プロファイリ
ングから得られたデータを管理するための分析アプリケーション27を備えて用
意される。データーベース照会と応答を取り扱い、このデーターベース照会と応
答に作用するために、データベース・サーバー・ソフトウェア構成要素28が用
意される。
【0025】 図2は一般に、例示した実施態様による発現プロファイリング・プロセスを示
す。最初の工程52では、細胞の基底サンプル(さもなくば、対照サンプルと呼
ばれる)に基づいて配列が生成される。処置済みサンプル、即ち、疾患状態にな
った又は特定の化合物によって処置されたような細胞に基づく細胞サンプルに基
づいて、1つ以上の区別される配列を生成することができる。それぞれの工程5
2と56の各々を実施した後に、発現された配列タグ(ESTs)を包含する同
様な配列が一緒にグループ化されるクラスター・アルゴリズム54と58が実現
される。遺伝子発現アレイは典型的に完全な遺伝子配列又は完全なmRNAのみ
を同定するのではなく、完全な配列の短いピースを含むESTsをも同定するの
で、遺伝子配列ピースのクラスター化は過剰物の排除を可能にする。一定のクラ
スター内の配列ピースの総数は、特定の配列を有する抑制又は誘発された遺伝子
の総数を表示すると見なすことができる。
【0026】 代替クラスター化方法は、表示データを用いて、発現パターンによって、即ち
、時間の経過にわたって同様なプロファイルによってクラスター化することであ
る。このアプローチは、例えばIyer等によって上記論文において行われたよ
うに、未知機能の同定を助成するために、既知機能を有する遺伝子と未知機能を
有する遺伝子との比較を可能にすると考えられる。
【0027】 遺伝子クラスターが実質的に影響を受けている(即ち、抑制されているか又は
誘発されている)かどうかを判定するために、基底サンプル中の生成された遺伝
子数を、処置済みサンプル(単数又は複数)中の生成されて、各クラスターにク
ラスター化された遺伝子数と比較して、各処置済みサンプルに関して、遺伝子ク
ラスターがレギュレートされたかどうかと、そのレギュレーションの程度及び方
向とについての指標(indication)を得る。
【0028】 さらに詳しくは、実施例として、例えばヒトゲノムに関する、該ゲノムの6,
000を超える配列を検出することができる、例えばAffymetrix G
eneChip(商標)プローブアレイのような、発現プロファイリングアレイ
を用いて、細胞サンプルを配列決定することができる。Affymetrixは
GeneChip(商標)フルイディックス・ステーション(fluidics station)
を与え、これは核酸ターゲットの、プローブアレイ・カートリッジへのハイブリ
ダイゼーションを自動化し、したがって、試薬のデリバリーと、ハイブリダイゼ
ーションのタイミング及び温度とを制御する。各フルイディックス・ステーショ
ンは独立的に一定の時点において4プローブアレイを処理することができる。
【0029】 したがって、細胞ディッシュ・セットから、時間の経過にわたってRNAを単
離することによって、各ターゲットを用意することができる。このような細胞の
処置は、それらに例えば血清を加えることによって、エミュレートすることがで
きる。予め定められた間隔で、少量の流体を除去して、細胞を静止期にして、反
応時間を停止する。したがって、予め定められた量の液体(例えば、各5ml)
を有する大きなターゲットセットを製造する。次にGeneChip(商標)フ
ルイディックス・ステーションが自動的に各ターゲットをハイブリダイズする、
即ち、これは総てのRNAを抽出して、各分子に化学的タグを加えることによっ
て該RNAを標識して、生じた液体の、プローブアレイへのデリバリーを制御し
て、mRNAsに関する配列決定情報の獲得を促進する。このことは予め定めら
れた位置においてターゲットを光に暴露させ、アレイ内の種々な位置において収
集される光子を測定するプローブアレイによって行われる。次に、mRNA(又
はEST)量を、配列又は配列セグメントに対応する適当な位置においてプロー
ブによって与えられる読取りのシグナル強度に基づいて確認する。
【0030】 図3は、例示した実施態様によって行われる分析プロセスのフローチャートで
ある。第1工程520では、遺伝子発現プロファイリングが行われ、この時点に
おいて細胞由来サンプル/ターゲットの対照及び処理セットからそれぞれの配列
データセットが生成され、得られたデータは多数の異なる核酸配列クラスターの
各自のレギュレーションの方向と大きさに関する情報を包含する。工程520に
おいてひと度遺伝子発現プロファイリングが行われたならば、同定された配列と
、関連するレギュレーション情報とを含むデータセットD2が生成される。次に
、工程522において、各配列クラスターが生物学的触媒アイデンティファイヤ
ー(BCI)にマッチングされる(matched)。例示した実施態様では、BCIは
例えばEC番号を含むことができる。EC番号は既知酵素分類系の一部である。
各EC番号は、6主要サブディビジョンの1つを意味する第1数と、サブクラス
を意味する第2数と、サブ−サブクラスを意味する第3数と、連続番号を意味す
る第4数とを含む。主要なECクラスは(1)オキソドレダクターゼ−酸化還元
反応、(2)トランスフェラーゼ−−基(CH3)の転移、(3)加水分解酵素
−−切断、H2O、(4)リアーゼ−−脱離による切断、(5)イソメラーゼ−
−幾何学的変化、及び(6)リガーゼ−−ATP加水分解に連結を包含する。い
くつかのサブクラスの例として、オキソレダクターゼは次の通りである:
【0031】 1.オキソレダクターゼ 1.1.CHOH供与体 1.1.1.NAD+又はNADP+受容体 1.1.2.シトクロム受容体 1.1.3.酸素受容体 1.1.5.キノン受容体 1.1.99 他の受容体
【0032】 工程524では、影響を受けた配列、即ち、有意にレギュレートされた(少な
くとも2倍に)配列の各クラスターをそのクラスター、アップレギュレートされ
ているか又はダウンレギュレートされているか(即ち、それぞれ、誘発されてい
るか又は抑制されているか)及びレギュレーションの程度に従って分類し、さら
に、コンツア・プロット(contour plot)30の一定のセル(cell)に入るレギュレ
ートされた配列又は配列セグメント(ESTs)数を合計して、該セルに関連し
てセルに入れる(binned)。これは工程526において行われる。
【0033】 工程528では、詳細なマップ図の合計されたセクションをディスプレイする
、これは実質的に影響を受けた配列に対応する代謝経路を包含する。図4は生化
学経路マップのコンツア・プロット図30を例示して、図3に例示されたプロセ
スの工程524と526において行われる行為の解明を容易にする。
【0034】 さらに詳しくは、図4は生化学経路マップのコンツア・プロット図を表示する
。例示した実施態様では、このマップはBoehringer Mannhei
mによる生化学経路ウォールチャートに対応する。このマップは、Boehri
nger Mannheimウォールチャートと同様であるか若しくは匹敵しう
る生化学経路のグラフィカル表現、又は一定の経路若しくは経路内の点がマップ
内の特定の座標セットと関連する、生化学経路の任意の他の適当なグラフィカル
表現を含むことができる。例示した実施態様では、X方向に沿って14カラム(
X1−X14)とY方向に沿って8列(Y1−Y8)を含むセルマトリックスが
用意される。図4に示したコンツア・プロット図は、一定のセル内のEC番号を
有する配列数が5規定範囲の1つの範囲内であるかどうかを示す。このような範
囲は異なるパターンによって示され、0、1、2−3、4−5、6−7及び8−
10を包含する。例として、座標X8、X7におけるセルは、セル内に入るEC
番号を有する1配列を含む。X7、Y7におけるセルはこのセル内に入るEC番
号を有する7配列を含む。したがって、セルX8、Y7は第2範囲、1に入ると
して例示され、セルX7、Y7は範囲、6−7に入る配列数を有するとして示さ
れる。
【0035】 図4には、一定のセルに入るEC番号を有する配列の異なる範囲を区別するた
めにパターンを示すが、着色スキームを用いて範囲を示すことが好ましい。例と
して、範囲1を紫色によって表示し、範囲2−3を緑色によって表示し、範囲4
−5を黄色によって表示し、範囲6−7を橙色によって表示し、範囲8−10を
赤色によって表示する。
【0036】 したがって、図4に示したコンツア・プロットによって与えられる図は経路マ
ップの種々な領域にわたる活性の迅速な概観図を与えることができ、黄色、橙色
及び赤色を有するような領域は最大の活性を有する領域を意味する。したがって
、マップのより詳細な図を調べるために活性量によって領域を選択することがで
きる。
【0037】 図5は、X方向にXn-1、Xn及びXn+1とY方向にYm-1、Ym及びYm+1の規定
座標におけるある一定の生化学経路の種々な態様を例示する、生化学経路マップ
の小部分を示す。このマップは代謝経路のグラフィカル表現を含む。このような
グラフィカル表現は、例えば基質、生成物、生物学的触媒(BCs)、阻害剤、
生物学的機能及び経路方向(1方向対反対方向での経路の方向と、反応がいずれ
の方向にも進行しうることを意味する両方向性経路(amphibolic pathway)方向と
を示す特有のグラフィカル・アイデンティファイヤーを包含する)のようなアイ
テムの個々のグラフィック表現を含む。
【0038】 より詳しくは、図5に示すように、複数の経路方向シンボル40a−40dが
図5に示すマップのセクションに用意される。例示したライン40bと40cの
各末端における矢印の使用は、経路方向が両方向性であることを意味する。 を表示する、複数の基質/生成物シンボル42a−42cが用意される。このよ
うなシンボルは例えば、化学反応の方向に依存して、基質又は生成物として用い
られうる一定の化合物を同定する文字(text)を含みうる。例示した実施態様にお
ける生物学的触媒(単数又は複数)1と生物学的触媒(単数又は複数)2とを含め
た、特定の経路に関連した各生物学的触媒又は生物学的触媒セットを、経路方向
シンボルに隣接した、それぞれの生物学的触媒シンボル44a、bと共に例示す
る。
【0039】 生物学的触媒シンボル44aと44bを示すために、ブロックを用意する。こ
れらのシンボルは単に、代謝経路の場合には典型的に酵素を含む、一定の生物学
的触媒の一般的名称の文字表現を含みうる。BCI(生物学的触媒インデックス
)シンボル46a、46bをそのそれぞれの生物学的触媒シンボル44a,44
bに隣接して備え、例示した実施態様では、単にBCIの数値表現を含む。例示
した実施態様では、標準命名法を用いて阻害剤を表示する文字を単に含みうる阻
害剤シンボル48a、48bによって、任意の阻害剤が表示される。
【0040】 マップのある一定の領域における代謝経路が関連する生物学的機能は生物学的
機能シンボル50によって表示することができ、これは例示した実施態様では一
般的命名法を用いた生物学的機能の文字表現を含む。生物学的機能の幾つかの例
は、脂肪酸酸化、カロテノイド及びケトン体を包含する。他の機能は例えば硫黄
代謝及びプテリン生合成を包含する。
【0041】 例示した実施態様では、1つ以上のグラフィック表現が特有の色を有して、そ
れが表示する情報の種類を同定することができる。例えば、BCIシンボル46
a、46bとして役立つ文字は緑色であることができ、生物学的触媒シンボル4
4a、44bとして役立つ文字はマゼンタ又はアクアであることができ、阻害剤
シンボル8a、48bとして役立つ文字は褐色であることができ、生物学的機能
シンボル50として役立つ文字は青色であることができる。付加的な又は代替着
色スキームを用いることができる。また、色の他に又は代わりに特有のグラフィ
カル・パターンを用いて、検査者が、他の種類の情報に対して1種類の情報を表
示するものとしての特定のシンボルを容易に同定又は分類するのを促進すること
ができる。図5に示した酵素は2種類の色、誘発された(アップレギュレートさ
れた)場合の1色と、抑制された(ダウンレギュレートされた)場合の他の色と
を有することができる。したがって、例示した実施態様では、生物学的触媒44
aと44bがそれぞれマゼンタとアクアであり、生物学的触媒(単数又は複数) 1 44aが誘発されたが、生物学的触媒(単数又は複数)244bが抑制された(
ダウンレギュレートされた)ことを示す。
【0042】 例えば、図5に示すような、代謝経路マップ内の特異的シンボルに対して発現
プロファイリング方法から得られた配列をマッピングすることによって、発現プ
ロファイリングデータによって与えられた情報は、処置、疾患又は試験される細
胞に与えられる化合物に付随する重要な関心に関連した情報の有意義なピースに
迅速に関連付けることができる。発現プロファイリング実験の結果の可視化は、
例えば生物学的機能(生物学的機能シンボル50によって表示)、代謝経路(マ
ップ内の特定の座標に一定の代謝経路を形成するグラフィカル表現セットによっ
て表示)及び作用機構(これの同定は以下の実施例を用いてより完全に説明する
)のような、情報の重要なピースを同定することによって可能になる。
【0043】 これは処置及び化合物の評価において顕著な利点を有することができ、例えば
、作用機構、薬物不活化及びクリアランス機構、及び可能な副作用の同定を可能
にする。
【0044】 図6は、関連する経路の選択された群の例示である。図6に示した関連経路は
、例えば、さらに以下で説明する、図9に与えた“ビッグ ピクチャー(big pict
ure)”図に示すマップ上の多くの同定された生物学的触媒に対応しうる。
【0045】 図6は、複数の経路(経路1−経路9)を含む複合経路を示す。各例示経路(経
1−経路9)は、1つ以上の代謝経路を、このような経路が実際に存在するよう
に、含むことができる。これに関して、例えばBoehringer Mann
heim生化学経路ウォールチャートを参照することができる。図6に示した特
定の経路を調べて、作用機構、毒物学的作用及び副作用を同定することができる
【0046】 多くの生化学経路は、異なる触媒によって触媒される、長く連続する異なる化
学反応を包含する。生化学経路における第1関係工程はしばしば、フィードバッ
ク阻害と呼ばれるプロセスを通して経路の最終生成物によってレギュレートされ
る。代謝経路に沿った特異的酵素の阻害は阻害点前の中間化学物質のレベルを上
昇させ、阻害点後の代謝産物のレベルを減少させる。
【0047】 図6に示した複合経路では、阻害点Aを示す。経路における酵素は阻害点A後
に抑制されるが、他の方向における酵素は阻害点A後に誘発される。これが生じ
ると、経路は阻害され、ある一定の最終生成物の形成を妨げ、フィードバック阻
害を排除する。疾患状態又は系への薬物使用に反応した特異的酵素の誘発又は抑
制を利用して、疾患又は薬物によって影響される経路を同定することができる。
【0048】 例えば、図6に示すように、薬物を動物に投与する場合には、薬物が血清コレ
ステロールレベルを低下させることが見出され、該薬物はグラフィカルに表示さ
れる経路によって明らかにされる未知機構によって作用しうる。コレステロール
生合成は主として肝臓で生ずるので、肝臓を取り出して、それからmRNAを単
離することができる。発現プロファイリング方法を用いて、この阻害が多数の経
路において作用する非常に多くの酵素のmRNAレベルにどのように影響するか
を決定することができる。その酵素レベルが薬物処置によって顕著に影響される
経路が該経路であり、同様に薬物作用機構を示唆する。
【0049】 これは、ヒドロキシ−メチル−グルタリル−補酵素A(HMG−CoA)レダ
クターゼの阻害剤の場合であり、コレステロール生合成における第1工程である
。この工程は図6の頂部に示す。
【0050】 経路に沿って、HMG−CoAは2反応工程(図6には特に詳しくは示さない
)においてアセチル−CoAによって長鎖脂肪酸に転化される。他の方向では、
HMG−CoAが経路4によって5炭素イソプレノイドに転化され、次に経路5
よって10炭素ゲラニルに転化される。他の経路6後に、生成物15炭素ファル
ネシルが製造される。他の経路7は30炭素スクワレンを製造し、次に、これが
経路8によってステロイド ラノステロールに転化される。次に、複数の他の反
応工程を含む経路9後に、コレステロールが製造される。
【0051】 薬物(HMG−CoAレダクターゼ阻害剤)を肝臓に与え、この処置済み肝臓
に対して発現プロファイリングを行う場合には、HMG−CoAレダクターゼと
、脂肪酸代謝(経路1−経路3の方向に沿って進行する)に関与する酵素とが誘
発され、コレステロール形成に関与する酵素が抑制される。
【0052】 薬物代謝と排泄の経路の同定は同様に行われる。大抵の薬物は、排泄のために
腎臓において認識される糖又は他の分子へのコンジュゲーションよりも、より大
きく反応性の種へと酸化によって代謝される。この酸化工程は、シトクロムP4
50酵素を含めた、200を超える酵素のうちの1つ以上によって触媒され、そ
の後に、肝臓中のコンジュゲーティング酵素によるコンジュゲーションが行われ
る。これらの酵素は薬物によって直接誘発されうるか、又は薬物は正常な基質と
競合するので、この場合には正常な生成物は酵素経路によってあまり製造されず
、この生成物によるフィードバックは減少する。
【0053】 幾つかの遺伝子の誘発は有害な効果を暗示する。薬物代謝に関与する多様な酵
素は腫瘍細胞(P451 4FI)中で誘発され、薬物による誘発は、薬物が可
能性として腫瘍形成性であることを暗示しうる。さらに、薬物の代謝は有害な代
謝産物を生成する可能性があり、過酸化及びタンパク分解カスケードを誘発する
可能性があり、このことは薬物又は薬物代謝産物が細胞死又は損傷を生じている
ことを示すことができる。
【0054】 図7は一般的に、ブロック図に、図1に例示したデータベース26の構造を示
す。データベース26は、他の要素のなかでも、図1に例示したような7つの表
、表1(実験)、表2(データ)、表3(配列)、表4(BCIリンク)、表5
(BCI数)、表6(マップリンク)及び表7(座標)を含む。
【0055】 実験、表1には、何らかの時点における発現プロファイリング・サブシステム
12が入る。これは実験アイデンティファイヤー(ExpID)と、関連実験名
称及び実験条件を包含する。表2は実験から得られたデータを包含し、実験同定
(ExpID)、配列同定、配列ID及び、影響を受けたと同定されている各配
列のフォールド変化を包含する。表1は、表2と、変数ExpIDによってリン
クされる。表2は関連配列IDと、各ExpID値に関連したフォールド変化値
とを有する。表2内の配列ID値は、配列表として役立つ表3の対応インデック
ス付き配列IDと関連する。各配列IDに関して、受け入れ変数と配列の説明を
含めた、付加的な変数がそれに付随する。
【0056】 その配列IDインデックスによって表2及び表3にリンクされるBCIリンク
表4が用意される。BCIリンク表4は、BCI ID、配列/リンク値及びリ
ンクスコアを含めた、各配列ID値を付随する。各BCI IDは、表5にリス
トされる関連BCI数(BCI)を有する。表4及び表5の各BCI IDはマ
ップリンク表6に与えられるBCI IDインデックスにリンクされる。各BC
I IDは、それに関連した座標IDを有し、これはマップリンク表6内に与え
られる。マップリンク表6は座標表7に、座標ID値によってリンクされる。座
標表7は生化学経路マップのX座標、生化学経路マップのY座標、及び対応する
XとY座標毎のマップ上の一定の位置に関連した生物学的機能を含めた、各座標
ID値に関連した値を与える。例示した実施態様において、関係するデータベー
スの第3標準形に従って、データベース26を作り上げることができる。実際の
データの大部分は表1、表3、表5及び表7に記憶され、データベース中の冗長
度を最初に最小にするために、リンク表、表2、表4及び表6が与えられる。
【0057】 リンク表、表2、表4及び表6は多対多関係を容易にする。このような関係は
実験と遺伝子との間に存在する−−多くの遺伝子が一定の実験において影響され
、多くの実験が各遺伝子によって行われうる。遺伝子とBCI数(例えば、EC
番号)との間にも多対多関係が存在する。例えば、多機能遺伝子は多くのEC番
号を有することができ、多くの同様な遺伝子が同じEC番号を有することができ
る。BCI数とマップ作成座標(mapped coordinates)との間にも多対多関係が存
在する。例えば、BCI数がEC番号を含み、マップがBoehringer
Mannheim生化学経路ウォールチャートを含むか、又はこれに従ってモデ
ル化される場合に、1つのEC番号が1つの座標内又は多重座標中に容易に再三
出現することができ、各座標が多くのEC番号を有することができる。
【0058】 図8は、分析系10によってデータベース26のその使用に関して行われる、
データ取り扱いプロセスを例示するフローチャートである。第1工程540では
、実験データを読取って、表1に記憶する。次に、工程542において、表3に
配列データを記憶する行為が行われる。表1に記憶された実験データは、他のデ
ータのなかでも、実験ID(ExpID)、実験名称(ExpName)及び実
験条件を包含する。表3に記憶される配列データは配列ID、配列に対応する受
け入れ番号及び、配列に関する説明データを包含する。工程544では、配列毎
の(又は配列クラスター毎の)フォールド変化が決定され、この情報は表2に記
憶され、ExpID及び配列IDを包含する他のデータに関連付けられる。工程
546では、BCIsが配列にリンクされる。次に、表4を用いて、配列を表5
のBCIsデータにリンクすることができる。
【0059】 工程548では、BCIsをマップのマップ座標にリンクする。リンク表の表
6は、表7の座標データにBCIsをリンクするために用いられる。
【0060】 図9はマップの他の概観ディスプレイを示す。この図では、阻害点60を第1
シンボル60(例示した実施態様では方形である)によって、経路における阻害
が生じる点に相当するマップの特定のセル内の特異的位置にディスプレイする。
第2シンボル62a−62lは、処置によって影響を受ける配列に対応する酵素
を表示する。1つの色(図9における暗灰色)を用いて、誘発される酵素を表示
し、他の色(図9では白色)が抑制された酵素を表示する。第3シンボル64a
と64bは例示した経路の最終生成物を表示する。図9に示したシンボルは総て
共通の複合経路上に存在する。最終生成物シンボル64aは、誘発された酵素に
対応する経路の最終生成物であるので、暗灰色で示され、最終生成物シンボル6
4bは、抑制された酵素が存在する経路に対応する最終生成物であるので、白色
として示される。
【0061】 コンツア・マップ図が図4に示すように与えられる第1ディスプレイ・モード
と、それぞれの概観経路(overview pathway)が図9に示すように与えられる第2
ディスプレイ・モードとを含めた、種々なディスプレイ・モードが与えられるよ
うに、分析アプリケーション27を形成することができる。第2モードであると
きに、各複合経路を別々に単独で例示することができる、又は関連の無い複合経
路が総て示される1つのマップを用意することもできる。
【0062】 マップの詳細図が備えられる第3ディスプレイを用意することができる。この
モードは、使用者が第1及び第2ディスプレイ・モードのいずれであっても概観
ディスプレイ中の所望の座標上を単にクリックして、任意の所望の座標セットに
おける詳細マップを選択的に選ぶことによって、開始することができる。
【0063】 図10は、図9に示した概観ディスプレイを作成するために、分析アプリケー
ション27によって行われるような工程の流れ図である。第1工程550では、
BCIsの特異的座標を決定する行為が行われる。次の工程552では、同じ経
路に共通であるBCIsが決定される。2つ以上(more than one)の別々の関連
の無い複合経路が存在する場合には、複数のBCIsセットが決定され、別々に
分類される。工程554では、特定の共通経路の誘発されたBCIsがディスプ
レイされ、1つの色が誘発されたBCIsを表示し、他の色が抑制されたBCI
sを表示する。
【0064】 工程556では、阻害点の亜座標(subcoordinate)が決定される−−阻害点が
存在する場合、即ち、共通経路の一方の側が総ての抑制BCIsを包含し、共通
経路の他方の側が総ての誘発BCIsを包含する場合。この点は生化学経路マッ
プ内の適当な位置に第2シンボルによってディスプレイされる。
【0065】 工程558では、共通複合経路の最終生成物の亜座標を決定し、このような点
を第3シンボルによってディスプレイする、1つの色が誘発BCIsに対応する
経路部分の最終生成物を表示し、他の色が抑制BCIsに対応する経路部分の末
端に相当する最終生成物を表示する。
【0066】 阻害点は、例えば、酵素が1つの影響を受けた状態(例えば、誘発)から他の
状態(例えば、抑制)へ転換する、経路に沿った点を同定することによって決定
することができる。例えば、酵素がもはや影響を受けない、経路に沿った点を決
定することによって、又は該当経路について知られたデータを用いて、最終生成
物を推定することができる。
【0067】 次に、本発明の他のより詳しい実施態様を説明する。この実施態様は例示的な
実施例であるに過ぎない。 最初に、EC(酵素コミッション)番号をBoehringer Mannh
eim生化学経路ウォールチャート上の座標に関連付けるデータベースを作成す
る。このデータベースは総てのEC番号に関する現在の説明と、EC番号に関す
る他の情報とを含有する。EC番号と他の酵素データとの説明は公衆に入手可能
であり、ウェブサイト http:/www.expasy.ch/txt/e
nzyme.get.から得ることができる。次に、EC番号をBoehrin
ger Mannheim生化学経路ウォールチャートに対応する特定のマップ
座標にリンクして、データベースを作成することができる。
【0068】 発現プロファイリングを行って、実験データを得たならば、EC番号を実験で
得られた配列クラスターに割り当てる。これは、プロファイリング実験セットに
おいて2倍を超えて(more than two fold)影響されたような、影響を受けた遺伝
子に対応するGenBank受け入れ番号のリストを包含することができる。G
enBank記録はhttp://www.ncbi.nom.nih.gov
/entrez/で入手可能であり、EC番号の数字のパターン(#.#.#.
#)に関して解明されることができる。GenBankファイル中のEC番号の
総ての出現に関して、データベース中への装填のために、GenBank受け入
れ番号と対応EC番号とをテキスト・ファイルに書き加えることができる。下記
はGenBankファイルのサンプルである:
【0069】
【0070】 EC番号がGenBankファイルにおいて入手可能でない場合には、発現プ
ロファイリングから得られた特定のクラスターに対応するヌクレオチド又はアミ
ノ酸配列をGenBankファイルから得ることができ、BLAST配列アライ
ンメントを行うことができ、これはhttp://www.ncbi.nlm.
nih.gov/cgi−vin/BLAST/nph−newblast?J
form=0によって公衆に入手可能なアプリケーションにアクセスすることに
よって実行することができる。次に、GenBankファイルを、l未満のe−
30である期待値(E値、BLAST結果における最も右側のカラム)とアライ
ンする各配列に関して、これらの関連配列ファイルにおいてEC番号を探すこと
によって、フェッチすることができる。EC番号が存在する場合には、発現プロ
ファイリング実験において影響を受ける遺伝子の受け入れ番号を記録することが
でき、配列アラインメントからの期待値を、関連配列ファイル(単数又は複数)
中に見出されるEC番号(単数又は複数)と共に、同様に記録することができる
【0071】 この時点で、この明細書において既述したように、データベースを作成するこ
とができる。これに関して、次に述べる特別な実施態様によると、図1に示すよ
うなデータベース26はORACLEデータベースを含むことができ、ホストコ
ンピューターはSilicon Graphics Origin 2000コ
ンピューターを含むことができる。これらのアイテムは例示的であるに過ぎず、
本発明を如何なる意味でも限定することを意図しない。他のコンピューター、デ
ータベース及びデータベース構造を用いることができる。
【0072】 標準HTMLとPerlを用いるNetscape Fast Track
WWWサーバーを用いて、分析アプリケーション27を実行することができる。
このアプリケーションの実行に用いることができるPerlモジュールは(1)
DBI/DBD−−リモート・パスマップ・データベースに連絡するためのデー
タベース・インターフェース、(2)CGl−−HTMLコードを生成するため
、(3)PGPLOT−−コンツア・プロットを作成するためのコンパイルした
PGPLOT Fortranライブラリーへのインターフェース、(4)GD
−−PGPLOTによって製造されたGIFイメージを回収するため及びバック
グラウンド着色に用いる多角形及び長方形を描くためのグラフィカル・ドローイ
ング・モジュール(graphical drawing module)、(5)MLDBM−−イメージ
・マップ・シェイプ・データを作成するために持続的なマルチレベル・データ構
造の作成を可能にするPerlモジュール、及び(6)ImageMagick
−−GDによって作成されるバックグラウンドを用いて、マスク、オーバーレイ
及びバックグラウンド着色を生じることができるように、イメージ・プロセシン
グを実施するためのモジュールを包含する。
【0073】 アプリケーションは、使用者がブラウザー・アプリケーション16を用いてパ
ス・マップ・ウェブ・ページに接続し、実験を選択し、データベースに照会して
、実験において2倍より大きく影響された遺伝子のウォール・チャート座標を選
択することができるように構成することができる。各マップ座標にマッピングさ
れた(mapped)遺伝子数を入れ、座標毎のヒット(hits)のコンツア・プロットを例
えば図4に示すようにディスプレイすることができる。例えば、図9に示すよう
な、他のディスプレイも同様に与えることができる。使用者はマウスを用いてカ
ーサーをマップイメージ上の位置に動かして、マップのその領域に対応する生物
学的機能を知ることができ、マップの特定のセル上をクリックして、例えば図5
に示すような、経路情報のより詳細な図を得ることができる。これに関して、B
oehringer Mannheim生化学経路ウォールチャート構造を用い
る場合には、これを改変して、誘発された遺伝子及び抑制された遺伝子、並びに0
これらの遺伝子に対応する同定済み酵素に関連したEC番号を例示する。影響を
受ける遺伝子に対応する酵素を、この酵素が抑制されるか又は誘発されるかに基
づいて、着色する。詳しくは、対応する遺伝子が誘発される場合には、酵素をマ
ゼンタ文字で表示することができ、該遺伝子が抑制される場合には、シアンで、
同じEC番号を有する2つ以上の遺伝子クラスターが対立する方向で影響された
場合には、緑色で表示することができる。ブラウザー・アプリケーション16に
よって使用者に与えられるインターフェースはディスプレイ20上にディスプレ
イされ、特定の遺伝子と該遺伝子に関連する総ての利用可能な実験とに関する情
報を得るために、使用者が受け入れ番号上をクリックすることを可能にする機構
を与えることができる。特定のEC番号上をクリックして、そのEC番号に関す
るあらゆる情報を得ることを可能にする機構を与えることもできる。さらに、使
用者が任意の特定のパラメーターによって照会して、そのパラメーターに関する
情報を得ることができるように、分析システム10にサーチ・ツールを備えるこ
とができる。例えば、使用者は受け入れ番号又は遺伝子説明によって照会して、
重要な特定遺伝子に関する情報を見出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遺伝子発現プロファイリング・データ分析システムのブロック図。
【図2】 遺伝子発現プロファイリング・プロセスの流れ図。
【図3】 遺伝子発現プロファイリングに由来する情報を管理するためのプロセスの流れ
図。
【図4】 マップ内の一定座標における影響を受ける核酸配列の濃度を示す、生化学経路
マップの概観図。
【図5】 生化学経路マップの一定領域内のある一定セルの詳細な拡大図。
【図6】 フィードバック阻害によって影響される、ある一定の生化学経路セット。
【図7】 例示した実施態様によるデータベース構造の線図。
【図8】 発現プロファイリング・データをマッピングした代謝経路に突き合わせるため
にクライアント・コンピューターによって行われるプロセスを表示するフローチ
ャート。
【図9】 代謝経路マップの概観ディスプレイの例、このマップには、関連する抑制され
た及び誘発された生物学的触媒、阻害点及び最終生成物が表示される。
【図10】 概観マップ・ディスプレイ上の簡略シンボルセットによって、影響を受ける経
路内のBCIsを同定するプロセスの流れ図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物細胞の生理学的反応をモデル化するために用いることが
    できる遺伝情報の差別的な発現に由来する情報を管理し、提示するためのデータ
    プロセシングシステムであって、 それぞれの座標セットによって定義される領域のマトリックスと各前記領域内
    の位置とを有する代謝経路のデータ表示マップであって、前記代謝経路の各々が
    前記位置のうちのある一定の位置において、反応と、反応の基質及び生成物と、
    該反応の少なくとも1つの生物学的触媒との各々のグラフィカル表現を含む前記
    データ表示マップ;及び 予め生成された、影響を受ける配列データセットを、それぞれが1つ以上の特
    有の生物学的触媒を同定する生物学的触媒アイデンティファイヤーにリンクし、
    前記生物学的触媒アイデンティファイヤーを前記座標セットにリンクする結合機
    構であって、前記影響を受ける配列データセットが多くの異なる核酸配列の各自
    のレギュレーションの方向と大きさとを表示する前記結合機構 を含む前記データプロセシングシステム。
  2. 【請求項2】 前記結合機構によって対応領域にリンクされた、多くの前記
    影響を受ける配列データセットに従って、前記対応領域に対応等級を割り当てる
    等級付け機構をさらに含む、請求項1記載のデータプロセシングシステム。
  3. 【請求項3】 前記マップの概観と前記マップの詳細図とをディスプレイす
    るためのディスプレイ機構をさらに含み、前記概観が前記マップの前記領域と前
    記対応等級とをグラフィカルに表示し、前記詳細図が、前記バイオグラフィカル
    触媒のうちの前記影響を受ける配列データセットに対応するバイオグラフィカル
    触媒の位置の、影響を受ける生物学的触媒指標を含む前記代謝経路の詳細なグラ
    フィカル表現を含み、前記影響を受ける生物学的触媒指標の各々がそれに対応す
    る影響を受ける配列データセットのレギュレーションの方向を表示する、請求項
    2記載のデータプロセシングシステム。
  4. 【請求項4】 生物細胞の生理学的反応をモデル化するために用いることが
    できる、遺伝情報の差別的発現に由来する情報を管理し、提示する方法であって
    、 それぞれの座標セットによって定義される領域のマトリックスと各前記領域内
    の位置とを有する代謝経路のデータ表示マップであって、前記代謝経路の各々が
    前記位置のうちのある一定の位置において、反応と、反応の基質及び生成物と、
    該反応の少なくとも1つの生物学的触媒とのそれぞれのグラフィカル表現を含む
    前記データ表示マップを用意する工程;及び 予め生成された、影響を受ける配列データセットを、それぞれが1つ以上の特
    有の生物学的触媒を同定する生物学的触媒アイデンティファイヤーにリンクし、
    前記生物学的触媒アイデンティファイヤーを前記座標セットにリンクする工程で
    あって、前記影響を受ける配列データセットが多くの異なる核酸配列の各自のレ
    ギュレーションの方向と大きさとを表示する前記リンキング工程 を含む前記方法。
  5. 【請求項5】 前記リンキングによって対応領域にリンクさせた、多くの前
    記影響を受ける配列データセットに従って、前記対応領域に対応等級を割り当て
    る工程をさらに含む、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記マップの概観と前記マップの詳細図とをディスプレイす
    る工程をさらに含み、前記概観が前記マップの前記領域と前記対応等級とをグラ
    フィカルに表示し、前記詳細図が、前記バイオグラフィカル触媒のうちの前記影
    響を受ける配列データセットに対応するバイオグラフィカル触媒の位置の、影響
    を受ける生物学的触媒指標を含む前記代謝経路の詳細なグラフィカル表現を含み
    、前記影響を受ける生物学的触媒指標の各々がそれに対応する影響を受ける配列
    データセットのレギュレーションの方向を表示する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 データを記録させたマシンリーダブル媒体であって、データ
    がコンピューターに読み込まれ、実行されるときに、該データがコンピューター
    に、 それぞれの座標セットによって定義される領域のマトリックスと各前記領域内
    の位置とを有する代謝経路のデータ表示マップであって、前記代謝経路の各々が
    前記位置のうちのある一定の位置において、反応と、反応の基質及び生成物と、
    該反応の少なくとも1つの生物学的触媒との各々のグラフィカル表現を含む前記
    データ表示マップを使用させ; 予め生成された、影響を受ける配列データセットを、前記影響を受ける配列デ
    ータセットが多くの異なる核酸配列の各自のレギュレーションの方向と大きさと
    を表示する場合に、それぞれが1つ以上の特有の生物学的触媒を同定する生物学
    的触媒アイデンティファイヤーにリンクさせ、前記生物学的触媒アイデンティフ
    ァイヤーを前記座標セットにリンクさせるような前記マシンリーダブル媒体。
  8. 【請求項8】 前記データがさらにコンピューターに、 前記リンキングによって対応領域にリンクさせた、多くの前記影響を受ける配
    列データセットに従って、前記対応領域に対応等級を割り当てさせる、請求項7
    記載のマシンリーダブル媒体。
  9. 【請求項9】 前記データがさらにコンピューターに、 前記マップの概観と前記マップの詳細図とをディスプレイさせ、前記概観が前
    記マップの前記領域と前記対応等級とをグラフィカルに表示し、前記詳細図が、
    前記バイオグラフィカル触媒のうちの前記影響を受ける配列データセットに対応
    するバイオグラフィカル触媒の位置の、影響を受ける生物学的触媒指標を含む前
    記代謝経路の詳細なグラフィカル表現を含み、前記影響を受ける生物学的触媒指
    標の各々がそれに対応する影響を受ける配列データセットのレギュレーションの
    方向を表示する、請求項8記載のマシンリーダブル媒体。
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