JP2003504226A5

JP2003504226A5 -

Info

Publication number: JP2003504226A5
Application number: JP2001507625A
Authority: JP
Filing date: 2000-07-03
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2020-07-03

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】あらかじめ射出されたプレフォームから熱可塑性材料でできた容器をブロー成形する回転式の装置であって、該装置は、連続回転運動を行うロータ上に取付けられた複数のブローステーション（１０）を有し、各ブローステーションが、各々がプレフォーム（１２）を受容するための２つの成形空洞（１８）を有する双空洞型（１６）を担持することができる型ホルダユニット（２０）を有し、各ブローステーションが、容器の成形を行うためにプレフォーム（１２）内に圧縮流体を噴射することができる２つのブローノズル（２４）を備えたブローブロック（２６）を有し、該ブローブロック（２６）が、２つのノズル（２４）が２つの成形空洞（１８）の主要軸（Ａ２、Ａ３）に対応して型ホルダユニット（２０）の主要軸（Ａ４）の両側に配置されるように、ブローステーションのフレームエレメント（２２）に固定されているタイプであり、
前記装置は、単空洞構成に置き替えることができ、該単空洞構成では、型ホルダユニット（２０）が、単一の成形空洞（３８）を有する単空洞型（３６）を担持し、該単一の成形空洞の軸が型ホルダユニット（２０）の主要軸（Ａ４）とほぼ合致していること、並びに、ブローブロック（２６）が、フレームエレメントへの第２の固定位置を有し、該第２の固定位置において、能動ノズルと呼ばれる、２つのノズル（２４）のうちの第１のノズルが、単空洞型（３６）の成形単一空洞（３８）の主要軸（Ａ４）に対応するように配置されること、
更に、ブロー成形中、各プレフォーム（１２）は、対応するブローノズル（２４）を貫通してプレフォームの内部に軸方向に挿し込まれる延伸ロッド（３０）によって延伸されること、ブローステーション（１０）が、フレームエレメント（２２）に対して軸方向に誘導される延伸キャリッジ（３２）を有すること、並びに、キャリッジ（３２）は、装置が双空洞構成をとるとき、各々が延伸ロッド（３０）を受容するようになっている第１および第２の固定場所を有すると共に、装置が単空洞構成をとるときにだけ、延伸ロッド（３０）を受容するのに使用される第３の固定場所を有しており、該第３の固定場所は、型ホルダユニット（２０）の主要軸（Ａ４）と一直線に並んでいることを特徴とするブロー成形装置。
【請求項２】ブローブロック（２６）が、フレーム（２２）上の２つの固定位置間をスライドするように移動することを特徴とする、請求項１に記載のブロー成形装置。
【請求項３】ブローステーション（１０）が、圧縮流体源から隔離されるように、受動ノズルと呼ばれる第２のノズルの作動を阻止するための手段（５０）を有することを特徴とする、請求項１または２に記載のブロー成形装置。
【請求項４】２つのノズル（２４）が、ブローブロック（２６）に組み込まれた分配器（４３）を通して共通源によって圧縮流体を供給され、分配器が、圧縮流体源から受動ノズルを隔離するための手段（５０）を有することを特徴とする、請求項３に記載のブロー成形装置。
【請求項５】ノズル（２４）が、収納位置とブロー位置との間でブローブロック（２６）に対して移動可能であり、単空洞構成において、受動ノズルと呼ばれる第２のノズルが、収納位置に固定されることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のブロー成形装置。

− ブロー成形中に、各プレフォームが、対応するブローノズルを通して、プレフォームの内側に軸方向に挿し込まれた延伸ロッドによって延伸される。ブローステーションは、フレームのエレメント上に軸方向にガイドされる延伸キャリッジを有する。キャリッジは、各々が、装置が双空洞構成にある場合には、延伸ロッドを受容するための第１の固定場所および第２の固定場所を有し、装置が単空洞構成に置かれた場合には、もっぱら延伸ロッドを受容するために使用される第３の固定場所を有し、前記第３の固定場所は、型ホルダユニットの主要軸と一直線に並ぶ。

さらに、ブローステーションは、軸Ａ２およびＡ３に沿って配置され、各々がノズル２４の１つを通してスライドすることができる、２本の延伸ロッド３０を備える。ロッド３０の上端は、フレーム２２に対して軸方向にスライドし、延伸ジャッキ３４によって制御されるキャリッジ３２に、取外し可能となるように固定される。ブロー成形中、延伸ジャッキ３４は、キャリッジ３２の下降を引き起こし、その結果、ロッド３０の下端が、このプレフォームの軸方向延伸を制御するために対応するプレフォーム１２の内側に挿し込まれる。

本発明の他の態様によれば、キャリッジ３２は、軸Ａ４上に配置される場所に沿って、延伸ロッド３０を受容するために第３の固定手段を有することがわかる。したがって、単空洞構成では、２本のロッドを第三の場所に配置される単一ロッドに置き換えるために、双空洞構成において使用される２本のロッドを取外すように構成される。こうして、このロッドは、能動ノズルを通して軸Ａ４に沿って延在する。この配置によれば、ブローステーション１０の一方の構成から他方の構成に移行させる場合に、キャリッジ３２も延伸ジャッキ３４も移動させる必要がない。

したがって、本発明によれば、単空洞型をともなう、または双空洞型をともなう装置を使用することが容易になる。場合によっては、異なる長さの延伸ロッド以外には、型以外に特定の部品は必要ない。したがって、構成の変更は、柔軟なダクトの選択に配慮すれば、装置の種々の回路に接続する種々の圧縮空気によるダクトを切断する必要なく、ブローブロックを単に移動するだけで行うことができる。