JP2003503613A - 車両捕獲バリア - Google Patents

車両捕獲バリア

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JP2003503613A JP2001507865A JP2001507865A JP2003503613A JP 2003503613 A JP2003503613 A JP 2003503613A JP 2001507865 A JP2001507865 A JP 2001507865A JP 2001507865 A JP2001507865 A JP 2001507865A JP 2003503613 A JP2003503613 A JP 2003503613A
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JP2001507865A
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アウスターホウト、ジョン、エヌ
タック、ケネス、エル
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ジェネラル ダイナミクス オアドナンス アンド タクティカル システムズ、インコーポレイテッド
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F13/00Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions
    • E01F13/12Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions for forcibly arresting or disabling vehicles, e.g. spiked mats

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 車両捕獲バリア(20)は、バリアに衝突する車両の上に引っ張られるか下に引きずられる可能性を最小限に抑えるように製造されている。バリアに大きな隙間を両方設けることによって、バリアが車両の一部分に掴みかかる見込みは増加し、これは非常に小さなメッシュを有するバリアによっては達成できないはずである。これらの隙間を境界付けるバリア部材(28A、28B、30A、30B)は、バリアに遭遇する車両タイヤがバリアを車両の下に引っ張って車両がバリアを超えて駆動することを可能にするように所定の部材を走り上がることも部材から部材に走ることもできないように、特定の角度で作られている。むしろ、タイヤは結局ギャップに遭遇し、その後、バリアを車両の下に引き込まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の引用) 本特許出願は、1999年7月6日に出願された「Vehicle Capt
ure Barrier(車両捕獲バリア)」と題する米国暫定特許出願第60
/142365号の優先権を請求するものである。
【0002】 (発明の背景) ((1)発明の分野) 本発明は、陸上車両の動きを妨害するための装置に関する。
【0003】 ((2)関連技術の説明) 軍および警察の公職にある者はときどき、動いている陸上車両を停止させるこ
とを必要とする。例えば、軍隊は爆発物を積んだトラックを停止させることを必
要とする。警察は疑わしい犯罪者が乗った高速で走行する車両を停止させること
を必要とする。これらの車両の人質も含むことがある乗員は、車両を移動不能に
することによって怪我しないことが望ましい。したがって、他の車両を使用する
道路遮断やタイヤ刺しなどの従来の方法によって移動不能にすることは容認され
ない。
【0004】 乗員を怪我させることなく動いている陸上車両を停止するための装置が、Te
rio他の米国特許第4576507号およびWaldeckerの米国特許第
4824282号に開示されている。Terio他の特許は、地下エンクロージ
ャの中に支持された道路の対向する両側に配置された一対のIビームを開示して
いる。緩衝器によって支持されたケーブルがIビームの間に延びている。遮断器
が作動すると、Iビームは地下エンクロージャから上昇して、道路を横切ってケ
ーブルを伸ばす。Waldeckerの特許は、道路を横切って延びる壕の中に
配置された複数のファブリック・シリンダを開示している。これらのシリンダの
片側上にネットが支持されている。作動すると、ガス発生器がシリンダを満たし
て、これらのシリンダを立ち上げて道路を横切るバリアを形成する。ガスを満た
したシリンダとの衝突は、陸上車両を妨げるための一次的制動手段として役立つ
。ネットは二次的制動手段を形成する。
【0005】 (発明の概要) 本願発明者らは、動いている車両を停止させるために、および好ましくは捕獲
するために一対の支持物の間に張られた可とう性(フレキシブル)バリアが使用
されるシステムを提供することを探求してきた。同時係属中の米国特許出願第0
9/290850号(第‘850号出願)は、車両を停止させて捕獲するための
例示的なシステムを開示している。このシステムの好ましい実施形態では、バリ
アは、バリアが展開された状態においてバリア用支持物として役立つテレスコー
プ式アクチュエータまたはエレクタ(起立具)によって展開される。エレクタに
繋がれた制動システムが十分な力をバリアに加えて車両を停止させる。‘850
出願は、十分に述べられているかのように、その全体が本明細書の中に組み込ま
れている。可とう性バリアを構成するには多くの問題点が存在する。明らかに、
バリアは車両を停止させるために十分な強度を持たなければならない。またバリ
アは、車両が何らかの隙間や開口を通過してバリアを完全に貫通しないように構
成されなければならない。しかしながら、これまで対処を探求してきた別の問題
点もある。第1に、多くの現代の車両設計は、円滑できれいな表面、鋭角の少な
い隅部、突起部、あるいはバリアに引っ掛かってバリアが車両の上(または下)
を滑ることを妨げるような別の特徴を有する。問題となる車両には、必ずしも円
滑できれいなもの(例えばなめらかなスポーツカーなど)として最初に考えた車
両ではなく、多くの現代のトラック(特に比較的飾り気のない車両で、乗用ワン
ボックスカーおよび貨物用ワゴン車も含む)も含まれる。したがって、バリアと
その支持物を構成して車両から離脱する可能性を最小限に抑えるために、特別の
注意を払う必要がある。第2に、車両のタイヤがバリアの底部分を踏み越えた場
合には、タイヤはバリアを車両の前方に引きずり降ろして、車両はバリアを乗り
越えて走行することがある。
【0006】 本願発明者らは、比較的狭い通路(例えば一車線)を保護するときにさまざま
な問題点が特に重要であることがわかった。これは、必要なバリアの比較的短い
長さが長いバリアのように融通性がないことに関連していると思われる。
【0007】 本願発明者らは、バリアの離脱可能性を最小限にすることを探求してきた。衝
突する車両が、バリアによって形成されたポケットの中に深く入り込むことを可
能にして、バリアが上または下に滑って車両との係合から離脱する傾向を減らす
ようにバリアとその支持物を構成することが好ましい。本願発明者らは、制動シ
ステムからの十分な張力が出現するまで弾性部材の伸長によって車両前部の係合
位置にバリアを保持するように、バリアを弾性的に(垂直に展開可能な実施形態
では弾性引上げ索によって)支持することを探求してきた。
【0008】 バリアの車両係合部材は、車両のタイヤが車両の下にバリア全体を引き込むこ
とを防止するように方向配置されて構成されることが好ましい。バリアは適切に
寸法決めされた隙間を備え、その部材は方向配置されて、バリア部材へ乗上げよ
うとする何れのタイヤも空いた空間に短時間に遭遇して部材から離脱し、別の部
材に遭遇してバリアを越えて車両を動かし続けるように係合しないようになって
いる。これらの隙間はまた、バリアの下部材が車両部分の十分に下を通過できる
ようにしており、これらの部分を捕らえて車両の上に引き寄せられないようにし
ている。
【0009】 したがって、本発明の一態様は、通路に沿って移動する目標車両を捕獲するた
めの装置を対象とする。可とう性のバリアが、目標車両が第1および第2支持部
材の間を通過するときに目標に係合するのに有効な高さで、第1および第2支持
部材の間に少なくとも部分的に延びる展開状態に支持されている。バリアは、装
置が展開した状態にあるときに通路の両端間を概して水平に延びる上部材と下部
材とを含む。複数の連係部材が上部材と下部材との間に延び、且つこれらの部材
に結合されており、これは、車両がバリアに係合するときに上部材と下部材の少
なくとも1つに加えられる抑制力を車両に伝達するのに効果的である。バリアの
中線の各側に、中線から約1フィート(0.3m)で始まって下部材に沿って測
って中線から少なくとも4フィート(1.2m)まで続く区域に、連係部材のい
ずれもが中線に平行でなく延びて、1つまたは複数の大きな隙間をバリアに有効
に残しているので、下部材と連係部材のいずれかの部分を乗り越える車両タイヤ
はこのような隙間に遭遇し、これによって、バリアを車両の下に引き込んでバリ
アを乗り越えることは不可能になる。
【0010】 本発明のさまざまな実施においては、前記区域に沿って、どの連係部材も下部
材から上部材に向って外向きに延びている。連係部材は中央部材、および左右の
内側部材の対、および左右の外側部材の対を含むことができる。下部材に沿って
、各内側部材はその関連する外側部材から少なくとも2フィート(0.6m)の
隙間だけ離れていてもよい。関連する内側連係部材と外側連係部材との間におけ
る上部材の長さは、関連する内側連係部材と外側連係部材との間における下部材
の長さより短くすることができる。上部材と下部材の間の分離は中線において4
〜6フィート(1.2〜1.8m)にすることができる。上部材と下部材をナイ
ロン・ウェビングで形成することもできる。一対の左右のポリエステルロープを
上部材と下部材の左右端部にそれぞれ張って、左右の制動機構に結合することが
できる。装置は、格納状態から展開された状態まで作動させることができる。格
納状態では、バリアは、目標対象外の車両が支持部材間を通過するときにこの車
両がバリアの上を通過できるようにするのに有効な高さにある。一対の左右の弾
性部材を上部材に結合して、バリアを格納状態から展開された状態に持ち上げ、
目標車両とバリアとの衝突の初期段階においてバリアの目標車両との係合を維持
することができる。各弾性部材を、バリアが目標車両と確実に係合するまで、初
期段階を維持するために有効な75〜150ポンド(330〜670N)の引張
り破壊強度を有するナイロンコードによってバリアに結合してもよい。上部材は
約10〜約14フィート(約3.0〜約4.3m)の長さを有することができる
。展開位置にあって車両衝突前である装置では、バリアの下部は通路またはバリ
ア・エンクロージャの頂部にあって、したがって懸架されていない。エンクロー
ジャは、閉鎖状態から開放状態に動くことができる蝶番式のカバー要素を有する
頂部を備えることができる。閉鎖状態では、カバー要素は、エンクロージャの上
を通過する車両から上下のバリア部材を保護する。開放状態では、少なくとも上
バリア部材がエンクロージャを過ぎて上方に展開することができる。支持部材は
各々、支持部材を圧縮状態から伸長状態にまで作動させるのに有効な推進システ
ムを含む。
【0011】 別の一面では、本発明は、地表面上の通路に沿って移動する車両を停止させる
ための装置を対象とする。この装置は、第1および第2支持部材と、この間に保
持された可とう性バリアとを含む。バリアは、上部材および下部材と、この間に
延びる複数の連係部材とを有する。連係部材は、バリアに衝突して下部材または
連係部材の少なくとも1つにタイヤを接触させる目標車両が、このタイヤを接触
部材を乗り越えて空く間に入るようにし、且つこのタイヤがさらに別のバリア部
材に係合して車両を車両の下に引き込むことができないように、寸法決めされ位
置付けられている。
【0012】 本発明のさまざまな実施例では、連係部材は、タイヤとこのような連係部材と
の係合によって、車両がバリアに正常に衝突したときにこの連係部材に沿ってタ
イヤが上部材に乗ることができないように、角度が付けられている。連係部材は
上部材と下部材との中間で互いに交差しなくてもよい。バリアは、連係部材が下
部材から上部材へ延びるときに実質的に内向きに角度が付けられるように構成す
ることもできる。
【0013】 (詳細な説明) 各図における同様な参照番号と表示は類似の要素を示す。 図1はバリア20の好ましい実施形態を示す。バリアは車両が衝突する前の展
開した状態で示されている。バリアは、左端23Aから右端23Bへ延びる上部
材22と左端25Aから右端25Bへ延びる下部材24とを含む。展開した状態
では、上部材と下部材は概して水平に通路(例えば道路またはその一車線)を横
切って延びる。上部材は変形した懸垂線状の形をする可能性があり、下部材は同
様に懸垂されることもあり、または通路の上に部分的もしくは全体的に横たわる
か、または通路の中に埋め込まれているバリア・エンクロージャの中にあるか、
もしくは通路の頂上に位置することもある。懸垂された場合には、下部材は通路
に非常に近いか(例えば約5インチ(13cm)以内)、または何れのエンクロ
ージャの頂部にも非常に近いことが有利であり、それによってバリアは、バリア
が車両の頂部の上に引きずられて車両がバリアの下を駆る可能性のある高さで車
両に係合しないようになっている。バリアの中線100に沿って、中央部材26
はその上端部と下端部においてそれぞれ上部材と下部材とに固定されている。左
および右の内側バリア部材28A、28Bも中線100の左側と右側で上部材と
下部材とを跨いでいる。内側部材はこれらの下端部において、下部材24、中央
部材26に、および共通接点において互いに固定されている。内側部材は上向き
および外向きに上部材22の方に延び、上部材はこれに中線からある距離におい
て固定されている。一対の左および右の外側部材30A、30Bもまた上部材お
よび下部材を跨いでいる。これらの底端部は中線100の十分に外側で下部材に
固定され、また上部材22に固定されたこれらの上端部は上向きおよび外向きに
向かっている。例示的な実施形態では、外側部材は内側部材よりも僅かに高い傾
斜部を有する。内側部材と外側部材は共に中線に対して約30〜60度の間の角
度にあることが好ましいが、例示的な実施形態では、内側部材は45°の角度に
非常に近く、外側部材は中線に対してより低い(より浅い)角度(地面に対して
より高い角度)にある。例えば、これらの角度は広げられた状態におけるバリア
において測定できる。
【0014】 バリアの各部分について例示的な寸法は以下の通りである。 寸法: 値: 中線から内側連係部材までの上部材の長さ :36インチ(91cm) 内側連係部材から外側連係部材までの上部材の長さ:28インチ(71cm) 外側連係部材から先の上部材の長さ : 7インチ(18cm) 中央部材の長さ :56インチ(142cm) 内側連係部材の長さ :69インチ(175cm) 外側連係部材の長さ :69インチ(175cm) 中線から外側連係部材までの下部材の長さ :33インチ(84cm) 外側連係部材から先の下部材の長さ :36インチ(91cm) 上部材から制動索までのロープの長さ :62インチ(157cm) 下部材から制動索までのロープの長さ :45インチ(114cm)
【0015】 前述の部材はすべて、すべての適切な接点において互いに縫い合わせた(例え
ばナイロンの)強い合成ストラップまたはウェビングで形成されることが好まし
い。代替案として、(縫い合わせではなく継ぎ合わせた連結部を有する)ケーブ
ル、ロープ、またはその他の索条を、縫い合わせたウェビングの代わりに使用す
ることもできる。これらの端部に、上部材および下部材の1つまたは両方を支持
物70A、70Bおよび/または制動システム72A、72Bに結合することが
できる(図2)。ネットを支持するために、端部23A、23Bにおいて、所望
の限界引張り強度を有する短いナイロンのコード40またはその他の部材が固定
されている。その外側端部では、コードが、緩衝ゴム索またはバンジーコードな
どの弾性部材42(例えば、織布被覆によって囲まれた天然ゴムまたは合成ゴム
製ストランドの芯を含む)に連結されている。弾性部材42は引張りを受けて支
持部材まで延びている。バリアを制動システムに結合するために、部材44(例
えばポリエステルロープ)が上部材と下部材の隣接端部の間に延びている。部材
40、44は適切な手段によってバリアに固定することができる。例えば、バリ
ア部材の端部は、部材40、44の適切な端部に留め金で係合されるDリングを
備えることができる。部材44に沿う中間位置では、各部材44が、関連する制
動索50に結合され、制動索50は関連する制動システム(例えばディスクブレ
ーキ)から引き出されて、車両を減速するための抵抗力を提供する。ループ(ま
たは代わりにDリング)が、制動索50の取り付け点において部材44に縫合さ
れ、制動索50は留め金を介してループまたはDリングに固定されている。代替
案として、Dリングを、これを貫通する関連部材42によって制動索に固定する
こともできる。代替案として、部材44を、接合点において制動索と接合する個
別のセグメントに形成することもでき、またはセグメントの1つを制動索と、ま
たは上バリア部材と下バリア部材の1つまたは両方とともに一体的に形成するこ
ともできる。
【0016】 図2は、‘850出願の図35に示すものなどの支持物と制動システムとに連
結されたバリア20を示す。組合せられた要素40、42は‘850出願の離脱
リンクおよび上昇索の代わりであるが、‘850出願の制動索は本制動索50と
して使用される。図2は、車両73(フルサイズ4輪ダッジRAM乗用ヴァン)
が非常に低い速度で単にバリアの中に駆動されて、車両のバリアに対する位置お
よび相対的関係を単に示す写真に基づいたもので、スピードを出した状態におけ
るバリア/車両の相互関係の動力学を示すものではない。例示的な支持システム
は、圧縮状態から伸長状態に作動されて圧縮ガスのシリンダ74A、74Bなど
の関連推進システムによって駆動されるバリアを展開することができる、入れ子
式のテレスコープ型圧縮空気シリンダを具備している。
【0017】 バリアが展開されると、下部材が通路78に沿って横たわるか、または元来展
開されていないバリアを入れるバリアエンクロージャによって支持されるので、
連係部材(例示的な実施形態の中央部材、内側部材、および外側部材)にいくら
か弛みがあるのは有利である。図2の例示的なバリアエンクロージャ80は、バ
リアによってこの展開中に駆動されて開く蝶番式カバー82を含む。衝突する車
両は最初に内側部材と中央部材とに接触し、これらを前方に押してバリアの中に
ポケットを形成する。連係部材における元の弛みはこのポケットの形成を容易に
する。弛みが奪われると部材は緊張する。次いでこれらの部材における緊張は車
両の周りで上部材と下部材を引っ張る。弾性上昇索42は伸長しながら緊張を増
加し、上部材22を上昇させ且つ車両と係合した状態に保持する。最終的には伸
長と緊張とが増加し、緊張が、破壊によってバリアを上昇索から解除する部材4
0の限界緊張に達する。限界緊張は十分であり、したがってバリアが固く車両に
係合され且つ車両との係合から外れないように、部材40は破壊されない。
【0018】 車両の前輪タイヤがバリアと係合し始めた場合には、タイヤは先ず、下部材か
、上部材と下部材を連係するさまざまな部材の1つのいずれかに係合するはずで
ある。内側部材と外側部材との間に下部材に沿って広い隙間を与えると、タイヤ
は単に下部材を超えて滑り、隙間の中に入る可能性がある。しかしながらタイヤ
の1つまたは両方が内側部材または外側部材のいずれか1つに遭遇すると、その
部材の傾斜部は、タイヤがその部材に「乗り上げて」バリアを車両の下に完全に
引き入れることを妨げる。むしろ、タイヤはその部材の下限界端を単に乗り超え
て隙間に入ることになる。車両に完全に係合したバリアによって、有利には、下
部材は車両のどの被駆動タイヤとも接触せず、このタイヤの回転がこの部材を切
り抜けることを防止する。このことは、下部材が前輪タイヤの間/後を十分に通
過することを可能にしてそれらとの接触を回避することを含んでいてもよく、こ
れは前輪駆動車で特に問題となっている。
【0019】 本発明によって、上述の目的、特徴、および利点を満たす車両捕獲バリアが提
供されることは明らかである。本発明をその特定の実施形態と組み合わせて説明
したが、明白に、多くの代替案、変更、変形ができることは前述の説明に照らし
て当業者には明らかである。物理的に実用化可能な範囲において、‘850出願
で確認されているさまざまな変更および代替案も構想される。したがって、この
ような代替案、変更、変形すべては添付された請求の範囲の精神と広義の範囲の
中にあるものとして包含することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好ましいバリアの外形構成の概略図である。
【図2】 車両との係合を示す図1のバリアの図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月27日(2001.7.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 タック、ケネス、エル アメリカ合衆国 ワシントン、ウッディン ヴィル、セブンティセブンス アヴェニュ ー エスイー 23621 Fターム(参考) 2D101 CA11 DA05 DA06 EA01 FA11 FA25 FA27 FB15 GA11 HA07 HB03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路に沿って移動する目標車両を捕獲するための車両捕獲装
    置であって、 第1および第2支持部材(70A、70B)と、 少なくとも展開状態にある車両捕獲装置において、目標車両が前記第1および
    第2支持部材の間を通過するときに目標車両に係合するのに有効な高さで、前記
    第1および第2支持部材の間に少なくとも部分的に延びた状態に保持されている
    可とう性バリア(20)とを含み、 前記バリア(20)が、 車両捕獲装置が展開状態にあるときに通路の両端間を概ね水平に延びる上部材
    (22)と、 車両捕獲装置が展開状態にあるときに通路の両端間を概ね水平に延びる下部材
    (24)と、 前記上部材と下部材との間に延びて、車両が該可とう性バリアに係合したとき
    に上部材と下部材の少なくとも1つに加えられる抑制力を車両に伝達するのに有
    効に上部材と下部材とに結合されている複数の連係部材(26、28A、28B
    、30A、30B)とを有し、 バリアの中線の各側に、少なくとも中線から約1フィート(0.3m)で始ま
    って下バリア部材に沿って測って中線から少なくとも4フィート(1.2m)ま
    で続く区域に、前記連係部材のいずれもが中線に平行でなく上下バリア部材間に
    延び、且つ1つまたは複数の大きな隙間をバリアに有効に残しており、それによ
    って下バリア部材といずれかの連係部材の下側部分を乗り越えた車両タイヤはこ
    のような隙間に遭遇し、これによりバリアを車両の下に引き込んでバリアを乗り
    越えることが不可能になされていることを特徴とする車両捕獲装置。
  2. 【請求項2】 前記区域に沿っていずれの連係部材も中線から外向きに下バ
    リア部材から上バリア部材に延びている、請求項1に記載の車両捕獲装置。
  3. 【請求項3】 前記連係部材が、 中線に沿って延びる中央部材(26)、 一対の左右の内側部材(28A、28B)、および 一対の左右の外側部材(30A、30B)を含み、 下バリア部材(24)に沿って、各内側部材がその関連する外側部材から少な
    くとも2フィート(0.6m)の隙間だけ離れている、請求項1に記載の車両捕
    獲装置。
  4. 【請求項4】 前記連係部材が、 一対の左右の内側部材(28A、28B)、および 一対の左右の外側部材(30A、30B)を含み、 関連する内側連係部材と外側連係部材との間における上部材の長さは、関連す
    る内側連係部材と外側連係部材との間における下部材の長さより短い、請求項1
    に記載の車両捕獲装置。
  5. 【請求項5】 ネットが展開状態にある場合に、上部材と下部材の間の分離
    が中線において4〜6フィート(1.2〜1.8m)である、請求項1に記載の
    車両捕獲装置。
  6. 【請求項6】 上部、下部および連結部材がナイロン製ウェビングで形成さ
    れており、一対の左右のポリエステル・ロープ(44)が上部材と下部材の左右
    端部にそれぞれ張られて、それぞれ左右の制動機構(72A、72B)に結合さ
    れている、請求項1に記載の車両捕獲装置。
  7. 【請求項7】 格納状態から展開状態まで作動可能であり、格納状態では、
    バリアは、目標対象外の車両が支持部材間を通過するときに該車両がバリアの上
    を通過できるようにするのに有効な高さにあり、前記車両捕獲装置が、さらに一
    対の左右の弾性部材(42)を含み、該弾性部材は上バリア部材に結合されて、
    バリアを格納状態から展開状態に持ち上げ、目標車両とバリアとの衝突の初期段
    階においてバリアと目標車両との係合を維持するようになっている、請求項6に
    記載の車両捕獲装置。
  8. 【請求項8】 前記各弾性部材は、バリアが目標車両と確実に係合するまで
    の間前記初期段階を維持するのに有効な75〜150ポンド(330〜670N
    )の引張り破壊強度を有するナイロンコード(40)によってバリアに結合され
    ている、請求項7に記載の車両捕獲装置。
  9. 【請求項9】 上バリア部材が約10〜約14フィート(約3.0〜約4.
    3m)の長さを有する、請求項1に記載の車両捕獲装置。
  10. 【請求項10】 車両捕獲装置が展開状態にあって車両衝突前であるときに
    は、下バリア部材は通路またはバリア・エンクロージャ(80)の頂部にあり、
    したがって懸架されていないことを特徴とする、請求項1に記載の車両捕獲装置
  11. 【請求項11】 前記上バリア部材と下バリア部材が展開前に実質的にエン
    クロージャ(80)の中に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の車
    両捕獲装置であって、該エンクロージャ(80)が頂部(82)を有し、該頂部
    が、 第1および第2の細長い可とう性部材を頂部の下に収容して、エンクロージャ
    の上を通過する車両から上バリア部材と下バリア部材を保護するための閉鎖状態
    から、 少なくとも1つの蝶番式のカバー要素を過ぎて少なくとも上バリア部材が上向
    きに展開される開放条件まで、 動くことができる少なくとも1つの前記カバー要素であることを特徴とする車両
    捕獲装置。
  12. 【請求項12】 第1および第2支持部材が各々圧縮状態から伸長状態にま
    で作動可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両捕獲装置であって、 さらに、前記の第1および第2支持部材を前記圧縮状態から前記伸長状態にま
    で作動させるのに有効な推進装置(74A、74B)を有することを特徴とする
    車両捕獲装置。
  13. 【請求項13】 地表面上の通路に沿って移動する車両を停止させるための
    車両停止装置であって、 第1および第2支持部材(70A、70B)と、 前記第1および第2支持部材の間に支持された可とう性バリア(20)であっ
    て、上部材(22)および下部材(24)と、この間に延びる複数の連係部材(
    28A、28B、30A、30B)とを有し、該連係部材は、バリアに衝突して
    下部材または連係部材の少なくとも1つにタイヤを接触させた目標車両が、その
    タイヤを接触部材を乗り越えて隙間に入るようにし、またこのタイヤがさらに別
    のバリア部材に係合してバリアを車両の下に引き込むことができないように寸法
    決めされ位置付けられている、可とう性バリア(20)と、 を有することを特徴とする車両停止装置。
  14. 【請求項14】 前記連係部材(28A、28B、30A、30B)は、タ
    イヤとこのような連係部材との係合によって、車両がバリアに正常に衝突したと
    きにこの連係部材に沿ってタイヤが上部材に乗ることができないように角度が付
    けられている、請求項13に記載の車両停止装置。
  15. 【請求項15】 前記連係部材(28A、28B、30A、30B)が上部
    材と下部材との中間で互いに交差していない、請求項14に記載の車両停止装置
  16. 【請求項16】 連係部材(28A、28B、30A、30B)が下部材か
    ら上部材へ延びるときに実質的に内向きに角度が付けられている、請求項13に
    記載の車両停止装置。
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