JP2003503585A - 漂白組成物 - Google Patents

漂白組成物

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JP2003503585A
JP2003503585A JP2001506768A JP2001506768A JP2003503585A JP 2003503585 A JP2003503585 A JP 2003503585A JP 2001506768 A JP2001506768 A JP 2001506768A JP 2001506768 A JP2001506768 A JP 2001506768A JP 2003503585 A JP2003503585 A JP 2003503585A
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スパエンドンク,フィンセンティウス ヘンリクス アドリアヌス マリア ファン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、事前形成型モノペルオキシカルボン酸及び光学増白剤を含み前記事前形成型モノペルオキシカルボン酸も不溶性光学増白剤も安定である漂白組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、事前形成型モノペルオキシカルボン酸及び光学増白剤を含み、布地
、衣類、カーペット等を漂白するために使用するのに好適な洗剤組成物に関する
【0002】 (背景技術) 布地及び硬質表面上の染みを漂白するのに好適で広く見受けられる液体水性漂
白組成物は、ハロゲン漂白剤、特に次亜塩素酸塩漂白剤である。ハロゲン漂白剤
は極めて有効な漂白剤であるが、時には、消費者がハロゲン含有商品を選ぶのを
思い止まることがある多くの欠陥も持っている。例えば、ハロゲン漂白剤、特に
塩素漂白剤、は、使用中及び使用後にかなりの消費者が不快と感じる刺激臭を発
する(例えば、ハロゲン漂白剤で処理される消費者の手及び/又は肌表面で)。
【0003】 更に、ハロゲン含有漂白剤組成物(具体的には、次亜塩素酸塩)は、布地に対
しては比較的よく汚れを落とし、比較的高濃度で及び/又は反復使用でも傷をつ
けないことがあることが知られている。特に、消費者が布地自体に対する損傷(
例えば、引張強度がなくなる)又は布地の色の強さが損なわれているのを気付く
ことがある。色褪せ及び布地の傷は過酸化水素のような比較的穏やかな酸素漂白
剤を使用することにより最小限に抑えることは出来るが、そのような過酸素漂白
剤の漂白性能特性はハロゲン漂白剤の漂白特性よりもはるかに低い。従って、活
性化物質、即ち過酸素漂白性能を高める化合物を含む液体水性活性型過酸素漂白
剤含有組成物が開発された。
【0004】 洗濯用途で使用する場合、有効な漂白性能を発現するばかりでなく、処理され
る表面、例えば布地自体及び/又は布地の色に対しても安全である漂白組成物を
提供することが本発明の目的である。
【0005】 漂白剤に加えて、主に固体又は微粒子洗剤を製造する洗剤製造業者は、布地の
白さの見映えを増すために洗剤組成物の中に光学増白剤を含めることがおおい。
漂白剤及び光学増白剤は潜在的に反応することが出来るので、従来の光学増白剤
は液体漂白組成物に組み入れるのが難しかった。そのような反応の結果は、光学
増白剤が酸化され、従って活性を失い、漂白剤の有効な漂白能力が損なわれると
言うことである。
【0006】 従って、光学増白剤を付加的に含む液体漂白組成物を提供することが本発明の
更なる目的である。
【0007】 本発明による漂白組成物は、例えば洗濯用洗剤又は洗濯添加剤としてあらゆる
洗濯用途に、そして洗濯前処理剤として使用する時に有用である。本発明による
漂白組成物の具体的長所は、天然産布地(例えば、木綿及びリネン製の布地)、
合成原料の高分子繊維製のような合成布地(ポリアミド−エラスタン(elas
thane))ばかりでなく、天然製も合成製も両方の繊維布地を含めて、いろ
いろなタイプの布地の漂白用に好適なことである。例えば、本明細書での本発明
の漂白組成物は、衣類及び次亜塩素酸塩含有組成物のような市販の漂白組成物の
ラベルに書いてある警告によって明らかなように、合成布地に漂白剤を使用する
ことへの相変わらずの先入観があるにも拘らず、合成布地に使用することが出来
る。
【0008】 本発明による漂白組成物の別の長所は、いろいろな条件、即ち硬水及び軟水ば
かりでなく、無稀釈(neat)でも稀釈しても使用出来ることである。更に詳
しくは、本発明の液体水性組成物は、いずれの用途でも、特に従来のあらゆる洗
濯用途でも稀釈した形態で使用すると好ましい用途を見出すことが判った。実際
に、稀釈すると、典型的には、20ml/L(組成物:水)以上の稀釈濃度では
、本発明による漂白組成物は、例えば約1.5ないし約6.5以上pH酸度が減
少する。本発明による漂白組成物は、無稀釈の形態で有効な漂白性能を発現する
けれども、驚くことには、稀釈形態でも更に高い漂白性能を発現する。実際に、
このような“pHジャンプ(jump)”効果により、長期間貯蔵しても、物理
的及び化学的に安定であり、しかも稀釈した使用条件でも格別の漂白性能を発現
する酸性液体水性組成物(即ち、7未満の、好ましくは5未満のpH)を配合す
ることが可能である。
【0009】 (発明の要旨) 本発明により、実質的に不溶性の光学増白剤及び次の一般式を有する事前形成
型モノペルオキシカルボン酸を含む液体漂白組成物が提供される: X−R−C(O)OOH 式中、Rは少なくとも2個の炭素原子を有する線状又は分岐状アルキル鎖であり
、Xは、水素、又はアルキル、具体的には1ないし24個の炭素原子のアルキル
鎖、アリール、ハロゲン、エステル、エーテル、アミン、アミド、置換型フタル
アミノ、イミド、水酸化物、スルフィド、スルフェート、スルホネート、カルボ
キシル、複素環、ナイトレート、アルデヒド、ホスホネート、ホスホニック又は
それらの混合物から成る群から選ばれる置換基である。
【0010】 本発明は、更に、表面を漂白する方法及び前記組成物の使用方法も包含する。
【0011】 (発明の詳細な説明)漂白組成物 本発明による組成物は固体でも気体でもなく液体組成物が好ましい。本明細書
で使用する用語“液体”は、液体組成物、及び“糊状”組成物の固体粒子の懸濁
物を包含する。本明細書での液体組成物は水性組成物であるのが好ましく、漂白
組成物の重量で、好ましくは10%ないし99%、更に好ましくは50%ないし
98%のレベルで水を含む。本発明による組成物のpHは7未満が好ましい。好
ましくは本発明の組成物のpHは0.1ないし6.5、更に好ましくは0.5な
いし5、尚、更に好ましくは2ないし4である。酸性pH領域で本発明による組
成物を配合することは、本発明による組成物の化学的安定性にとって重要である
。この組成物のpHは、使用される過酸のpKaより低いのが好ましい。
【0012】 本組成物のpHは、当業者には周知のあらゆる酸又はアルカリ種によって調節
することが出来る。本明細書で使用するのに好適な酸性種の例は、クエン酸のよ
うな有機酸、及び硫酸、スルホン酸及び/又はメタンスルホン酸のような無機酸
である。アルカリ種の例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び/又は炭酸
ナトリウムである。その他のpH調節剤には、アルカノールアミンが挙げられる
。物理的安定性を弱めることなく、エマルションの粘度を調整する追加の効果を
持つ限り、アルカノールアミン、具体的にはモノエタノールアミン、を使用する
と長所を出すことが出来る。
【0013】 本発明の組成物の漂白性能は、いろいろなタイプの漂白可能な染みに対する次
の試験方法に従って評価することが出来る。
【0014】 汚れた布地に対して稀釈状態のもとで漂白性能を評価するのに好適な試験方法
には次がある:本発明による組成物を、典型的には1ないし100ml/L、好
ましくは20ml/L、更に好ましくは5ml/L(組成物:水)の稀釈レベル
に水で稀釈したのち、それにこの汚れた布地を20分間ないし6時間、浸軟した
のち、すすぐ。或いはまた、漂白組成物を、典型的には1ないし100ml/L
(組成物:水)の稀釈レベルの稀釈レベルで洗濯機の中で使用することが出来る
。洗濯機では、汚れた布地を5°ないし90°の温度で10ないし100分間洗
濯したのち、すすぐ。この比較試験では標準組成物で同じ処理を行なう。例えば
、紅茶、コーヒー等で汚れた布地/見本は、E.M.C.社から購入出来る。
【0015】 次いで、漂白性能は、汚れた布地を本発明の組成物で処理した布地と、標準組
成物、例えば同じ組成物であるが漂白剤を含まないか、又は別の漂白剤を含む、
で処理した布地とを並べて比較することにより評価する。目視による等級付けを
行なってパネル単位(psu)での差を0から4の範囲に割り当てる。
【0016】 本発明の組成物の長所は、長期間貯蔵しても物理的及び化学的に安定なことで
ある。
【0017】 本明細書の組成物の化学的安定性は、この組成物を製造した後の所定の貯蔵期
間での有効酸素濃度を測定して評価することが出来る。“化学的に安定な”とは
、本発明の過酸含有組成物が、35℃で10日間で30%超のAvO減量をしな
い、好ましくは20%以下のAvO減量であることを意味する。
【0018】 規定時間を超えた過酸含有組成物の有効酸素減量は、ヨウ素滴定法で測定出来
るが、この方法では、過酸が過剰のヨウ化カリウムによって還元されて、生成し
たヨウ素をチオ硫酸ナトリウムで滴定することにより測定する。この方法は当業
界では周知であり、例えばInteroxを経由して市販されている、漂白業者
ハンドブック(Bleachers Handbook)に記載されている。或
いはまた、過酸濃度は、過酸の文献に記載されているクロマトグラフィー法を使
って測定することも出来る(F.DiFuria等、過酸測定用の気−液クロマ
トグラフィー法(Gas−liquid Chromatography Met
hod for Determination of Peracids)、Ana
lyst、113巻、793−795頁、1988年5月)。
【0019】 “物理的に安定な”とは、本明細書では、35℃で7日間で本発明による組成
物では相分離が起こらないことを意味し、これは2つの液相分離が起こらないこ
とであり、液相から固相の沈殿又はフロキュレーションが存在しないこと、即ち
固体粒子が液体組成物全体に均一に分布した状態であることを意味する。
【0020】光学増白剤 本発明は、本発明の必須成分として、好ましくは0.005%ないし5%、最
も好ましくは0.01%ないし1%、最も好ましくは0.01%ないし0.2%
の濃度で光学増白剤を必要とする。本発明で使用するのに好適な光学増白剤は水
に実質的に不溶性である。実質的に不溶性と言うのは、pH7の1リットルの蒸
留水の中に増白剤が1グラム未満しか溶解しないことを意味する。非イオン増白
剤とは、いかなる永久電荷基も持たず、スルホン、スルフェート、カルボキシル
、ホスホネート、ホスフェート及び第四級アンモニウムから選ばれる基も有しな
い増白剤を意味する。
【0021】 好ましい実施態様では、光学増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、
カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾ
ール、5−及び6−員環複素環式、ベンゼン又はそれらの誘導体及びそれらの混
合物を含む化合物から選ばれる実質的に不溶性の化合物である。
【0022】 好ましい市販の光学増白剤の例には、商品名Tinopal SOP(Cib
a−Geigyから)で販売されているベンゾオキサゾール、2,2’−(2,
5−チオフェンジイル)ビス−(7Cl、8Cl、9Cl)、商品名Tinop
al SWN(Ciba−Geigyから)で販売されているC.I.蛍光増白
剤140(9Cl)、7−(ジメチルアミノ)−4−メチル−2H−1−ベンゾ
ピラン−2−オン(9Cl)、商品名Tinopal K(Ciba−Geig
yから)で販売されているベンゾオキサゾール、2,2’−(1,2−エチレン
ジイル)ビス[5−メチル−(9Cl)、商品名Uvitex AT(Ciba
−Geigyから)で販売されているC.I.蛍光増白剤352(9Cl)1H
−ベンゾイミダゾール、2,2’−(2,5−フランジイル)ビス[1−メチル
−(9Cl)から成る群から選ばれる光学増白剤が挙げられる。
【0023】事前形成型モノペルオキシカルボン酸 本発明の漂白組成物は、次の一般式を有する事前形成型(preformed)モノペル
オキシカルボン酸(以後、過酸と呼ぶ)を含む。 本発明の好ましい実施態様では、この過酸は次の一般式を有する。 X−R−C(O)OOH 式中、Rは、少なくとも2個の炭素原子を有する線状又は分岐状アルキル鎖であ
り、Xは、水素、又はアルキル、具体的には1ないし24個の炭素原子のアルキ
ル鎖、アリール、ハロゲン、エステル、エーテル、アミン、アミド、置換型フタ
ルアミノ、イミド、水酸化物、スルフィド、スルフェート、スルホネート、カル
ボキシル、複素環、ナイトレート、アルデヒド、ホスホネート、ホスホニック又
はそれらの混合物から成る群から選ばれる置換基である。
【0024】 更に具体的には、R基は最大24個の炭素原子を含む。或いはまた、R基は、
アリール、ハロゲン、エステル、エーテル、アミン、アミド、置換型フタルアミ
ノ、イミド、水酸化物、スルフィド、スルフェート、スルホネート、カルボキシ
ル、複素環、ナイトレート、アルデヒド、ケトン又はそれらの混合物から成る群
から選ばれる置換基を含む1種以上の側鎖を含む分岐状アルキル鎖でもよい。
【0025】 好ましい過酸では、前記一般式によりX基はフタルイミド基である。従って、
特に好ましい過酸は次の一般式を有する過酸である:
【0026】
【化1】
【0027】 式中、RはC1−20であり、式中、A、B、C及びDは独立して、水素か、又
はアルキル、ヒドロキシル、ニトロ、ハロゲン、アミン、アンモニウム、シアニ
ド、カルボキシル、スルフェート、スルホネート、アルデヒド若しくはそれらの
混合物から成る群から個々に選ばれる置換基のどちらかである。本発明の好まし
い態様では、Rは3ないし12個の炭素原子、更に好ましくは5ないし9個の炭
素原子を有するアルキル基である。好ましい置換基、A、B、C及びDは1ない
し5個の炭素原子を有する線状又は分岐状アルキル基であるが、更に好ましくは
水素である。
【0028】 好ましい過酸は、フタロイルアミドペルオキシヘキサン酸、フタロイルアミド
ペルオキシヘプタン酸、フタロイルアミドペルオキシオクタン酸、フタロイルア
ミドペルオキシノナン酸、フタロイルアミドペルオキシデカン酸及びそれらの混
合物から選ばれる。
【0029】 本発明の特に好ましい態様では、過酸は、RがC510、即ちフタロイルアミ
ドペルオキシヘキサン酸、即ちPAPであるような式を有する。この過酸は、実
質的に水不溶性の固体又は湿ったケーク(cake)として使用されるのが好ま
しく、商品名EurocoでAusimontから市販されている。
【0030】 過酸は、組成物の重量で、好ましくは0.1%ないし30%、更に好ましくは
0.5%ないし18%そして最も好ましくは1%ないし12%の濃度で使用され
る。
【0031】任意成分 本明細書の組成物は、更に、界面活性剤、キレート化剤、ラジカル捕捉剤、酸
化防止剤、安定剤、ビルダー、汚れ懸濁ポリマー、高分子汚れ解放剤、pH調節
剤、染料移行抑制剤、溶媒、石鹸水抑泡剤、石鹸水増泡剤、香料、顔料、染料等
のような種々のその他の任意成分を含むことが出来る。
【0032】界面活性剤 本発明の組成物は、必要に応じてではあるが、好ましくは界面活性剤を含むこ
とが出来る。本発明の組成物は、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、双性イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤から成る群
から選ばれる。
【0033】 本明細書の組成物の中で使用するのに好適なアニオン界面活性剤には、式RO
SO3Mの水溶性塩又は酸が挙げられ、式中、RはC10−C24ヒドロカルビル、
好ましくはC10−C20アルキル成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキル、
好ましくはC12−C18アルキル又はヒドロキシアルキルであり、MはH又はカチ
オン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム
)、又はアンモニウム又は置換型アンモニウムである(例えば、メチル−、ジメ
チル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチル−アンモニ
ウム及びジメチルピペルジニウム(piperdinium)カチオンのような
第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミン及びそれらの混合物等のようなアルキルアミンから誘導される第四級ア
ンモニウムカチオン)。C12-16アルキル鎖は比較的低い洗濯温度(例えば、約
50℃未満)に好ましく、一方、C16-18アルキル鎖は比較的高い洗濯温度(例
えば、約50℃超)に好ましい。
【0034】 本明細書で使用するのに好適なその他のアニオン界面活性剤は、式RO(A) m SO3Mの水溶性塩又は酸であり、式中、Rは非置換基C10−C24アルキル基又
はヒドロキシアルキル基、好ましくはC12−C20アルキル基又はヒドロキシアル
キル、更に好ましくはC12−C18アルキル又はヒドロキシアルキルであり、Aは
エトキシ又はプロポキシ単位であり、mはゼロより大きい、典型的には約0.5
ないし約6、更に好ましは約0.5ないし約3であり、そしてMはH又は例えば
金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネ
シウム等)、アンモニウム又は置換型アンモニウムカチオンである。アルキルエ
トキシル化スルフェートばかりでなく、アルキルプロポキシル化スルフェートも
本明細書では考えられる。置換型アンモニウムカチオンの具体例には、メチル−
、ジメチル−、トリメチルアンモニウム、並びにテトラメチルアンモニウム、ジ
メチルピペルジニウムのような第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びそれらの混合物等のようなアルカノ
ールアミンから誘導されるカチオンが挙げられる。例示の界面活性剤は、C12
18アルキルポリエトキシレート(1.0)スルフェート、C12−C18E(1.
0)M)、C12−C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート、
12−C18E(2.25)M)、C12−C18アルキルポリエトキシレート(3.
0)スルフェートC12−C18E(3.0)、及びC12−C18アルキルポリエトキ
シレート(4.0)スルフェートC12−C18E(4.0)M)であり、Mはナト
リウム及びカリウムから選ばれるのが便利である。
【0035】 本明細書で使用するのに特に好適なその他のアニオン界面活性剤は、式RSO 3 Mの水溶性塩又は酸を含めて、アルキルスルホネートであり、式中、Rは、C6 −C22の線状又は分岐状、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC12−C18
ルキル基、そして更に好ましくはC14−C16アルキル基であり、MはH又はカチ
オン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム
)、又はアンモニウム又は置換型アンモニウムである(例えば、メチル−、ジメ
チル−及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチルアンモニウム
及びジメチルピペルジニウムカチオンのような第四級アンモニウムカチオン、並
びにエチルアミン、ジエチルアミン、トエチルアミン及びそれらの混合物等のよ
うなアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオンである)。
【0036】 本明細書で使用するのに好適なアルキルアリールスルホネートには、式RSO 3 Mの水溶性塩又は酸が挙げられ、式中、Rは、C6−C22の線状又は分岐状、飽
和又は不飽和アルキル基、好ましくはC12−C18アルキル基そして更に好ましく
はC14−C16アルキル基で置換されているアリール、好ましくはベンジルであり
、MはH又はカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、又はアンモニウム又は置換
型アンモニウムである(例えば、メチル−、ジメチル−及びトリメチルアンモニ
ウムカチオン、並びにテトラメチルアンモニウム及びジメチルピペルジニウムカ
チオンのような第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルア
ミン、トエチルアミン及びそれらの混合物等のようなアルキルアミンから誘導さ
れる第四級アンモニウムカチオンである)。
【0037】 本明細書で使用するアルキルスルホネート及びアルキルアリールスルホネート
には、第一級及び第二級アルキルアリールスルホネートが挙げられる。“第二級
C6−C22アルキル又はC6−C22アルキルアリールスルホネート”とは、
前記で定義される式の中で、SO3M又はアリール−SO3M基が前記アルキル
鎖の2個の異なる炭素の間に配置されたアルキル鎖の炭素原子に結合しているこ
とを本明細書では意味する(第二級炭素原子)。
【0038】 例えば、C14−C16アルキルスルホネート塩は、商品名Hostapur(商
標)SASでHoechstから市販され、C8−アルキルスルホネートナトリ
ウム塩は商品名Witconate NAS 8(商標)でWitco SAから
市販されている。市販のアルキルアリールスルホネートの例は、Su.Ma製の
ラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリールスルホネ
ートは、商品名Nansa(商標)でAlbright&Wilsonから市販
されているアルキルベンゼンスルホネートである。
【0039】 洗浄目的に有用なその他のアニオン界面活性剤も本明細書で使用出来る。これ
には、石鹸、C8−C24オレフィンスルホネート、例えば、英国特許明細書第1
,082,179号に記載されているクエン酸アルカリ土類金属の熱分解生成物
のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、 C8−C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェート(最大10モルのエチ
レンオキシドを含む);C14-16メチルエステルスルホネートのようなアルキル
エステルスルホネート;アシルグリセリンスルホネート、脂肪族オレイルグリセ
リンスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート
、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートのよ
うなイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルスクシナメート及びスル
ホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(具体的には飽和及び不飽
和C12−C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(具体的には、
飽和及び不飽和C6−C14ジエステル)、アルキルポリグリコシドのスルフェー
トのようなアルキルポリサッカライドのスルフェート(非イオン性非硫酸化化合
物は下記されている)、分岐状第一級アルキルスルフェート、式RO(CH2
2O)kCH2COO−M+のようなアルキルポリエトキシカルボキシレート(式
中、RはC8−C22アルキルであり、kは0ないし10の整数であり、そしてM
は可溶性塩形成カチオンである)の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩のような置換型アンモ
ニウム塩を含めて)。ロジン、水素化ロジンのような樹脂酸及び水素化樹脂酸も
好適であり、樹脂酸及び水素化樹脂酸はトール油の中に含まれるか、又は誘導さ
れる。更なる例は、“界面活性剤及び洗剤(Surface Active Ag
ents and Detergents)”(Schwartz、Perry及
びBerch著、第I及びII巻)に記載されている。そのようないろいろな界面
活性剤は、1975年12月30日に発行され、Laughlin等に付与され
た米国特許第3,929,678号の23カラム、58行から29カラム、23
行にも概要が開示されている(引用文献によって本明細書に組み入れられている
)。
【0040】 本明細書で使用するのに特に好適なその他のアニオン界面活性剤は、アルキル
鎖に4ないし24個、好ましくは8ないし18個、そして更に好ましくは8ない
し16個の炭素原子を有するアルキルカルボキシレート及びアルキルアルコキシ
カルボキシレートであり、アルコシキはプロポキシ及び/又はエトキシ、そして
0.5ないし20、好ましくは5ないし15のアルコキシル化度のエトキシが好
ましい。本明細書で使用するのに好ましいアルキルアルコキシカルボキシレート
は、Akyposoft(商標)100NVでKao Chemical Gbm
hから市販されているラウレス11カルボン酸ナトリウム(即ち、RO(C24 O)10−CH2COONa、R=C12−C14の場合)である。
【0041】 本明細書で使用するのに好適な両性界面活性剤には、次式R123NOを有
するアミンオキシドが挙げられ、式中、R1、R2及びR3の各々は独立して、
1ないし30個の炭素原子の飽和型で、置換型又は非置換型の線状又は分岐状炭
化水素鎖である。本発明に従って使用される好ましいアミンオキシド界面活性剤
は、次式R123NOを有するアミンオキシドであり、式中、R1は1ないし
30個、好ましくは6ないし20個、更に好ましくは8ないし16個、最も好ま
しくは8ないし12個の炭素原子を含む炭化水素鎖であり、そして式中、R2及
びR3は独立して、1ないし4個、好ましくは1ないし3個の炭素原子を含む置
換型又は非置換型の線状又は分岐状の炭化水素鎖であり、更に好ましくはメチル
基である。R1は、飽和型で、置換型又は非置換型の線状又は分岐状炭化水素鎖
でもよい。本明細書で使用するのに好適なアミンオキシドは、例えば、天然ブレ
ンド物C8−C10アミンオキシドばかりでなく、Hoechstから市販され
ているC12−C16アミンオキシドである。
【0042】 本明細書で使用するのに好適な双性イオン界面活性剤は、比較的広範囲のpH
で同じ分子にカチオン親水基、即ち第四級アンモニウム基も、アニオン疎水基も
含む。典型的アニオン親水基は、カルボキシレート及びスルホネートであるけれ
ども、スルフェート、ホスホネート等のようなその他の基を使用することが出来
る。本明細書で使用される双性イオン界面活性剤の一般式は次である: R1−N+(R2)(R3)R4- 式中、R1は疎水基であり;R2は水素、C1−C6アルキル、ヒドロキシアルキル
又はその他の置換型C1−C6アルキル基であり;R3はR2とも結合してNを含む
環構造を形成出来る、C1−C6アルキル、ヒドロキシアルキル若しくはその他の
置換型C1−C6アルキル基、又はC1−C6カルボン酸基若しくはC1−C6スルホ
ネートであり;R4はカチオン性窒素原子を親水基と結合する部分であり、典型
的には1ないし10個の炭素原子を含むアルキレン、ヒドロキシアルキレン又は
ポリアルコキシ基であり;そしてXはカルボキシレート又はスルホネート基であ
る親水基である。
【0043】 好ましい疎水基R1は、アミド基、エステル基のような結合基を含むことが出
来る、脂肪族又は芳香族、飽和又は不飽和、置換型又は非置換型炭化水素鎖であ
る。更に好ましいR1は、1ないし24個、好ましくは8ないし18個、更に好
ましくは10ないし16個の炭素原子を含むアルキル基である。このような単純
なアルキル基は、コストと安全性の理由から好ましい。しかしながら、疎水基R 1 は、式Ra−C(O)−NH−(C(CRb2mのアミドラジカルでも可能で
あり、式中、Raは、8ないし最大20個、好ましくは最大18個、更に好まし
くは最大16個の炭素原子を含む、脂肪族又は芳香族、飽和又は不飽和、置換型
又は非置換型炭化水素鎖の好ましくはアルキル基であり、Rbは、水素及びヒド
ロキシ基から成る群から選ばれ、そしてmは1ないし4、好ましくは2ないし3
、更に好ましくは3であり、いずれの(C(Rb2)でも僅かに1個のヒドロキ
シ基である。
【0044】 好ましいR2は、水素又はC1−C3アルキル、そして更に好ましくはメチルで
ある。好ましいR3は、C1−C4カルボン酸基又はC1−C4スルホネート基又は
1−C3アルキル、そして更に好ましくはメチルである。好ましいR4は、(C
H2)nであり、式中、nは1ないし10、好ましくは1ないし6、更に好まし
くは1ないし3の整数である。
【0045】 ベタイン/スルホベタインの幾つかのありふれた例は、引用文献によって本明
細書に組み入れられている米国特許第2,082,275号、第2,702,2
79号及び第2,255,082号に記載されている。
【0046】 特に好適なアルキルジメチルベタインの例には、ココナツ−ジメチルベタイン
、ラウリルジメチルベタイン、デシルジメチルベタイン、2−(N−デシル−N
,N−ジメチル−アンモニア)アセテート、2−(N−ココ−N,N−ジメチル
−アンモニオ)アセテート、ミリスチルジメチルベタイン、パルミチルジメチル
ベタイン、セチルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタインが挙げられる
。例えば、ココナツジメチルベタインは、Amonyl 265(商標)の商品
名でSeppicから市販されている。ラウリルベタインは、商品名Empig
en BB/L(商標)でAlbright&Wilsonから市販されている
【0047】 アミドベタインの例には、ココアミドエチルベタイン、ココアミドプロピルベ
タイン、又はC10−C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン
)スルホベタインが挙げられる。例えば、C10−C14脂肪族アシルアミドプ
ロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインは、商品名“Varion CA
S(商標)スルホベタイン”でSherex社から市販されている。
【0048】 ベタインの更なる例は、商品名Mirataine H2C−HA(商標)で
Rhone−Poulencから市販されているラウリル−インミノ(immi
no)−ジプロピオネートである。
【0049】 本明細書で使用するのに好適なカチオン界面活性剤には、第四級アンモニウム
、ホスホニウム、イミダゾリウム及びスルホニウム化合物の誘導体が挙げられる
。本明細書で使用するのに好ましいカチオン界面活性剤は第四級アンモニウム化
合物であって、その化合物では窒素と結合する1個又は2個の炭化水素鎖基は、
6ないし30個の炭素原子、好ましくは10ないし25個の炭素原子、そして更
に好ましくは12ないし20個の炭素原子の飽和型で線状又は分岐状アルキル基
であり、そして窒素に結合するその他の炭化水素基(即ち、1個の炭化水素基が
前述の長鎖の炭化水素基である時は3個、一方、2個の炭化水素基が前述の長鎖
の炭化水素基である時は2個)は独立して、1ないし4個の炭素原子、好ましく
は1ないし3個の炭素原子の置換型又は非置換型の線状又は分岐状アルキルであ
り、そして更に好ましくはメチル基である。本明細書で使用するのに好ましい第
四級アンモニウム化合物は、非塩化物/非ハロゲン第四級アンモニウム化合物で
ある。前記第四級アンモニウム化合物の中に使用される対イオンは、あらゆる過
酸に適合し、硫酸メチル又はスルホン酸メチル等から成る群から選ばれる。
【0050】 本発明の組成物の中に使用するのに特に好ましいのは、ミリスチルトリメチル
スルフェート、セチルトリメチルスルフェート及び/又はタロウトリメチルスル
フェートのようなトリメチル第四級アンモニウム化合物である。そのようなトリ
メチル第四級アンモニウム化合物は、Hoechstから市販されている、或い
は商品名EMPIGEN CM(商標)でAlbright&Wilsonから
市販されている。
【0051】 非イオン界面活性剤のなかでは、アルコキシル化非イオン界面活性剤、及び具
体的にはエトキシル化非イオン界面活性剤が本明細書で使用するのに好適である
【0052】 本明細書で使用するのに好適な末端停止型(capped)非イオン界面活性
剤は次式による: R1(O−CH2−CH2n−(OR2m−O−R3 式中、R1は、C8−C24の線状又は分岐状アルキル又はアルケニル基、アリール
基、アルカリール基であり、好ましくはR1は、C8−C18アルキル又はアルケニ
ル基、更に好ましくはC10−C15アルキル又はアルケニル基、尚、更に好ましく
はC10−C15アルケニル基であり;式中、R2はC1−C10の線状又は分岐状アル
キル基、好ましくはC2−C10の線状又は分岐状アルキル基であり;式中、R3
1−C10アルキル又はアルケニル基、好ましくはC1−C5アルキル基、更に好
ましくはメチルであり;そしてn及びmは独立して、1ないし20、好ましくは
1ないし10、更に好ましくは1ないし5の範囲の整数であり;又はそれらの混
合物である。
【0053】 これらの界面活性剤は、商品名Plurafac(商標)でBASFから、商
品名Genapol(商標)でHOECHSTから、又は商品名Sympero
nic(商標)でICIから市販されている。前記式の好ましい末端停止型非イ
オンアルコキシル化界面活性剤は、商品名Genapol(商標)L2.5NR
でHoechstから、及びPlurafac(商標)でBASFから市販され
ている界面活性剤である。
【0054】 特に好ましい界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、
アルキルエトキシスルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルカル
ボキシレート、アルキルエトキシカルボキシレート、アミンオキシド及びそれら
の混合物から成る群から選ばれる界面活性剤である。
【0055】 典型的には、本発明による組成物は、組成物の重量で、0.01%ないし30
%、好ましくは0.1%ないし15%そして更に好ましくは10%未満そして最
も好ましくは0.2%ないし5%の濃度の界面活性剤系を含むのが好ましい。
【0056】沈殿防止剤 本発明の組成物は沈殿防止剤を含むのが好ましいことがある。沈殿防止剤は、
具体的には、本発明の組成物に加えられて、組成物の固体粒子成分を懸濁する成
分である。本発明に関しては、過酸が固体として、そして実質的に不溶性の光学
増白剤として含まれる場合、沈殿防止剤はその過酸を懸濁するのに特に有用であ
る。
【0057】 好適な沈殿防止剤は当業者には周知である。沈殿防止剤の例には、ガムタイプ
のポリマー(例えば、キサンタンガム、)ポリビニルアルコール及びその誘導体
、セルロース及びその誘導体並びにポリカルボキシレートポリマーが挙げられる
【0058】 本発明の特に好ましい実施態様では、沈殿防止剤はガムタイプのポリマー又は
ポリカルボキシレートポリマーのどちらかを含む。具体的には、これらの沈殿防
止剤の特に好ましい例は、各々、キサンタンガム及び架橋型ポリカルボキシレー
トポリマーである。
【0059】 ガムタイプのポリマーは、多糖ヒドロコロイド、キサンタンガム、グアーガム
、スクシノグルカンガム、セルロース、前記のいずれかの誘導体及びそれらの混
合物から成る群から選ばれることが出来る。本発明の好ましい態様では、ガムタ
イプのポリマーはキサンタンガム又はその誘導体である。
【0060】 ガムタイプのポリマーは、0.01%ないし10%、最も好ましくは0.1%
ないし3%の濃度で含まれるのが好ましい。
【0061】 ポリカルボキシレートポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
リンゴ酸、無水マレイン酸から選ばれるモノマー単位のホモポリマーでもコポリ
マーでも可能である。好ましいポリカルボキシレートポリマーは、BF Goo
drich製のCabopolである。好適なポリマーは、10000ないし1
00000000最も好ましくは1000000ないし10000000の範囲
の分子量を有する。
【0062】 架橋型ポリカルボキシレートポリマーは、好ましくは0.01%ないし2%、
更に好ましくは0.01%ないし1%、最も好ましくは0.1%ないし0.8%
の濃度で含まれる。
【0063】 別の実施態様では、沈殿防止剤は少なくとも2種類のポリマーの組み合わせ物
を含む。このような実施態様では、第1ポリマーは、ガムタイプポリマーであり
、第2ポリマーは架橋型ポリカルボキシレートポリマーである。この組成物は更
に別のポリマーを含むことが出来る。
【0064】 ガムタイプポリマーと架橋型ポリカルボキシレートポリマーの比は100:1
ないし1:100、最も好ましくは1:10ないし10:1である。
【0065】キレート化剤 本発明の組成物は、好ましい任意成分としてキレート化剤を含むことが出来る
。好適なキレート化剤は、ホスホネートキレート化剤、アミノカルボキシレート
キレート化剤、その他のカルボキシレートキレート化剤、多官能性置換型芳香族
キレート化剤、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸又はそれらの混合物から
成る群から選ばれるキレート化剤のような、当業者には周知のいずれでもよい。
【0066】 キレート化剤が存在すると、組成物の化学的安定性が更に高くなる。キレート
化剤は、本明細書の組成物のイオン強度を高める。従っていろいろの表面上での
汚れの除去及び漂白性能を高めることが出来るので、キレート化剤は本発明の組
成物の中にも望まれる。
【0067】 本明細書で使用するのに好適なホスホネートキレート化剤には、アルカリ金属
エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレ
ンホスホネート)、ばかりでなくアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(A
TMP)を含めたアミノホスホネート化合物、ニトリロトリメチレンホスホネー
ト(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレン
トリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)も挙げられる。ホスホネ
ート化合物は、それの酸の形態でも、或いはそれの酸の官能性の一部又は全部に
付加する異なるカチオンの塩として存在してもよい。本明細書で使用されるのに
好ましいホスホネートキレート化剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホ
スホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP
)である。前記のホスホネートキレート化剤は、商品名DEQUEST(商標)
でMonsantoから市販されている。
【0068】 多官能性置換型芳香族キレート化剤は本明細書での組成物としても有用である
。Connor等に付与され、1974年5月21日に発行された米国特許第3
,812,044号を参照されたい。酸の形態のこのタイプの好ましい化合物は
、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンのようなジヒドロキシジス
ルホベンゼンである。
【0069】 本明細書で使用するのに好ましい生分解性キレート化剤は、エチレンジアミン
N,N’−二コハク酸、又はそれのアルカリ金属、アルカリ土類、アンモニウム
若しくは置換アンモニウム塩又はそれらの混合物である。エチレンジアミンN,
N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体、は、Hartman及びPerki
ns等に付与され、1987年11月3日に発行された米国特許第4,704,
233号に詳細に記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、
例えば、商品名ssEDDS(商標)でPalmer Research Lab
oratoriesから市販されている。
【0070】 本明細書で使用するのに好適なアミノカルボキシレートには、エチレンジアミ
ンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリ
アミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン
トリアセテート、ニトリロトリ−アセテート、エチレンジアミンテトラプロピオ
ネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、エタノールジグリシン、
プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)
があり、これらの酸の形態でも、或いはこれらのアルカリ金属、アンモニウム及
び置換型アンモニウム塩の各形態でも挙げられる。本明細書で使用されるのに特
に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えば商品
名Trilon FS(商標)でBASFから市販されているプロピレンジアミ
ン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
【0071】 本明細書で使用される更なるカルボキシレートキレート化剤には、サリチル酸
、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸又はそれらの混合物が挙
げられる。
【0072】 本明細書で使用する別のキレート化剤は次式を有する:
【0073】
【化2】
【0074】 式中、R1、R2、R3及びR4は独立して、−H、アルキル、アルコキシ、アリー
ル、アリールオキシ、−Cl、−Br、−NO2、−C(O)R’及び−SO2
R”から成る群から選ばれ(式中、R’は−H、−OH、アルキル、アルコキシ
、アリール及びアリールオキシから成る群から選ばれ;R”はアルキル、アルコ
キシ、アリール及びアリールオキシから成る群から選ばれる);並びにR5、R6 、R7及びR8は独立して、−H及びアルキルから成る群から選ばれる。
【0075】 本明細書で使用されるのに特に好ましいキレート化剤は、アミノアミノトリ(
メチレンホスホン酸)、ジエチレン−トリアミノ−五酢酸、ジエチレントリアミ
ンペンタメチレンホスホネート、1−ヒドロキシエタンジホスホネート、エチレ
ンジアミンN,N’−二コハク酸及びそれらの混合物である。
【0076】 典型的には、本発明による組成物は、キレート化剤、又はその混合物の全組成
物の重量で、最大5%、好ましくは0.01重量%ないし1.5重量%そして更
に好ましくは0.01%ないし0.5%を含む。
【0077】ラジカル捕捉剤 本発明の組成物はラジカル捕捉剤又はその混合物を含むことが出来る。
【0078】 本明細書で使用するのに好適なラジカル捕捉剤には、周知の置換型モノ及びジ
ヒドロキシベンゼン並びにその類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート
及びそれらの混合物が挙げられる。本明細書で使用するのに好ましい前記ラジカ
ル捕捉剤には、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキ
ノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノ
ン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコ
ール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、没食子酸n−プロピル
又はそれらの混合物が挙げられ、極めて好ましいのは、ジ−tert−ブチルヒ
ドロキシトルエンである。没食子酸N−プロピルのようなラジカル捕捉剤は商品
名Nipanox S1(商標)でNipa Laboratoriesから市販
されている。
【0079】 ラジカル捕捉剤は、使用される場合、本明細書では典型的には全組成物の重量
で、最大10%そして好ましくは0.001重量%ないし0.5重量%の量で含
まれる。
【0080】 ラジカル捕捉剤が含まれると、本発明の漂白組成物の化学的安定性に対してば
かりでなく、本発明の組成物の安全面にも役立てることが出来る。
【0081】石鹸水抑泡剤 本発明による組成物は、好ましい任意成分として、更に2−アルキルアルカノ
ール又はその混合物のような石鹸水抑泡剤を含むことが出来る。本明細書で使用
するのに特に好適なのは、6ないし16個、好ましくは8ないし12個の炭素原
子、及び末端ヒドロキシ基を含むアルキル鎖を有する2−アルキルアルカノール
であり、前記アルキル鎖は、1ないし10個、好ましくは2ないし8個、更に好
ましくは3ないし6個の炭素原子を含むアルキル鎖によってα位置で置換されて
いることである。そのような好適な化合物は、例えばIsofol(商標)12
(2−ブチルオクタノール)又はIsofol(商標)16(2−ヘキシルデカ
ノール)のようなIsofol(商標)シリーズで市販されている。
【0082】 その他の石鹸水抑泡剤には,約8ないし約24、好ましくは約10ないし約2
0個の炭素原子を含む脂肪酸のアルカリ金属(例えば、ナトリウム、又はカリウ
ム)又はその石鹸を挙げることが出来る。
【0083】 石鹸を作る際に使用される炭素原子を含む脂肪酸は、例えば植物又は動物由来
のグリセリドのような天然資源から得ることが出来る(例えば、やし油、ココナ
ツ油、ババス油、大豆油、ひまし油、タロウ、鯨油、魚油、タロウ、グリース、
ラード及びそれらの混合物)。脂肪酸は、合成により調製することも出来る(例
えば、石油原料の酸化又はFischer−Tropsch法により)。
【0084】 アルカリ金属石鹸は油脂の直接鹸化により、又は別の製造方法で調製される遊
離脂肪酸の中和によって製造することが出来る。特に有用なのは、ココナツ油及
びタロウから誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウム塩、即ちナ
トリウム及びカリウムの各タロウ及びココナツ石鹸である。
【0085】 用語“タロウ”は、本明細書では、一般的に、2.5%のC14、29%のC
16、23%のC18、2%のパルミトレイン、41.5%のオレイン及び3%
のリノレンから成るほぼ炭素鎖長さ分布を有する脂肪酸混合物に関連して使用し
ている(最初に挙げた3種類の脂肪酸は飽和型である)。種々の動物タロウ及び
ラードから誘導される脂肪酸のような同様な分布を有するその他の混合物も用語
タロウの中に含まれる。タロウを硬化処理(即ち、水素化処理)すると、不飽和
脂肪酸部分の一部分又は全部を飽和脂肪酸部分に転化させることが出来る。
【0086】 用語“ココナツ”を本明細書で使用する場合、この用語は、一般的に、約8%
のC8、7%のC10、48%のC12、17%のC14、9%のC16、2%
のC18、7%のオレイン及び2%のリノレンから成るほぼ炭素鎖長さ分布を有
する脂肪酸混合物を指す(最初に挙げた6種類の脂肪酸は飽和型である)。やし
核油及びババス油のような同様な炭素鎖長さの分布を有するその他の資源は用語
ココナツ油に含められる。
【0087】 その他の好適な石鹸水抑泡剤は、シリコーン及びシリカ−シリコーン混合物の
例がある。シリコーンは、アルキル化ポリシロキサン物質で概ね代表され、一方
、シリカは通常、シリカエーロゲル及びキセロゲル並びに種々のタイプの疎水性
シリカによって例示されるように微粉砕の形態で使用される。これらの物質は、
微粒子として組み入れることが出来、その微粒子の中で石鹸水抑泡剤が水溶性又
は水分散性の実質的に非表面活性洗剤不透過性キャリヤーの中に遊離して旨く組
み入れられる。或いはまた、石鹸水抑泡剤は、液体キャリヤーの中に溶解するか
又は分散することが出来、噴霧によって1種以上の別の成分を被覆することが出
来る。
【0088】 好ましいシリコーン石鹸水抑泡剤は、Bartoltota等の米国特許第3
,933,672号に開示されている。その他の特に有用な石鹸水抑泡剤は、1
977年4月28日に発行されたドイツ国特許出願書DTOS2 645 126
に記載されている自己乳化型シリコーン石鹸水抑泡剤である。このような化合物
の例はシロキサン−グリコールコポリマーであるDC−544であり、Dow
Corningから市販されている。
【0089】 特に好ましいシリコーン石鹸水抑泡剤は、共出願の欧州特許出願書第9220
1649.8号に記載されている。前記組成物は、AerosilRのような非
孔質ヒュームドシリカと組み合わされたシリコーン/シリカ混合物を含むことが
出来る。
【0090】 好ましいタイプの石鹸水抑泡剤は、アルキル末端停止型アルコールアルコシレ
ートである。アルコールのアルキル鎖は、C3−C30が可能であり、アルコキ
シレートは、1ないし30モルのエトキシレートを含むエトキシレートが好まし
く、末端停止基はC1−C6の線状又は分岐状アルキル基が好ましい。
【0091】 特に好ましい石鹸水抑泡剤は、シリコーンオイルと2−アルキル−アルカノー
ルとの混合物を含む石鹸水抑泡剤系である。
【0092】 典型的には、本明細書での組成物は、石鹸水抑泡剤又はその混合物の全組成物
の重量で、最大4%、好ましくは0.1%ないし1.5%そして最も好ましくは
0.1%ないし0.8%を含むことが出来る。
【0093】安定剤 本発明の組成物は、更に、式HO−CR’R”−OHによるアルコールの全組
成物の重量で、最大10%、好ましくは2%ないし4%を含むことが出来、式中
、R’及びR”は、独立してH又はC2−C10の炭化水素鎖及び/又は環状物
である。その式による好ましいアルコールはプロパンジオールである。実際に、
本出願人は、これらのアルコール及び具体的にプロパンジオールも、概ね、本組
成物の化学的安定性を向上させることを観察した。
【0094】 無機安定剤のようなその他の安定剤を本明細書で使用することが出来る。無機
安定剤の例には、スズ酸ナトリウム、及び公知のトリポリリン酸ナトリウム、ピ
ロリン酸ナトリウム及びオルトリン酸ナトリウムのような種々のリン酸アルカリ
金属が挙げられる。
【0095】汚れ懸濁ポリマー 本発明による組成物は、更に任意成分として汚れ懸濁ポリマー、例えばポリア
ミン汚れ懸濁ポリマー又はその混合物、を含むことが出来る。当業者には周知の
あらゆる汚れ懸濁ポリマーポリアミンを本明細書で使用することが出来る。本明
細書で使用するのに特に好適なポリアミンポリマーはポリアルコキシル化ポリア
ミンである。そのような物質は、反復単位を有する実験構造式の分子として便利
に表すことが出来る:
【0096】
【化3】
【0097】 及び
【0098】
【化4】
【0099】 式中、Rは、通常、2−6個の炭素原子のヒドロカルビル基であり;R1はC1
20炭化水素が可能であり;アルコキシ基はエトキシ、プロポキシ等であり、y
は2−30、最も好ましは10−20であり;nは少なくとも2、好ましくは2
−20、最も好ましくは3−5の整数であり;そしてX−は四級化反応で生成す
るハロゲン化物、又はメチルスルフェートのようなアニオンである。
【0100】 本明細書で使用するのに最も高度に好ましいポリアミンは、所謂、エトキシル
化ポリエチレンアミン、即ち次の一般式を有する、エチレンオキシドとエチレン
イミンとの重合反応生成物である:
【0101】
【化5】
【0102】 y=2−30の場合である。本明細書で使用するのに特に好ましいのは、エトキ
シル化ポリエチレンアミン、典型的にはにエトキシル化テトラエチレンペンタミ
ン及び四級化エトキシル化ヘキサメチレンジアミンである。
【0103】 汚れ懸濁ポリアミンポリマーは、本発明の長所に寄与する、即ち前記のジアシ
ルペルオキシドに更に加えると、このポリアミンポリマーを含む組成物の染み除
去性能を、本明細書で説明するように、特に洗濯前処理状態では更に向上させる
。実際に、このポリアミンポリマーは、グリースによる染み、酵素による染み、
粘土/泥による染みばかりでなく漂白可能な染みも含めて、いろいろな染みに対
して染み除去性能を向上させることが出来る。
【0104】 典型的には、本組成物は、前記汚れ懸濁ポリアミンポリマー又はその混合物の
全組成物の重量で、最大10%、好ましくは0.1%ないし5%そして更に好ま
しくは0.3%ないし2%を含む。
【0105】 本明細書での組成物も、当業者に周知のその他の高分子汚れ解放剤を含むこと
が出来る。そのような高分子汚れ解放剤は、ポリエステル及びナイロンのような
疎水性繊維の表面を親水性化するための親水性セグメントも、疎水性繊維上に付
着させて洗濯及びすすぎサイクルが完結するまでの間その繊維に付着させたまま
にし、そして親水性セグメントに対して定着媒体として作用する疎水性セグメン
トも有することを特徴とする。このことによって、これらの汚れ解放剤で処理し
た後に存在する染みを以後の洗濯工程で比較的容易に清浄化することが出来る。
【0106】 本明細書で有用な高分子汚れ解放剤には、具体的に次を有する汚れ解放剤が挙
げられる:(a)次の(i)、(ii)又は(iii)から本質的に成る1種以上の
非イオン親水性成分;即ち、(i)少なくとも2の重合度を有するポリオキシエ
チレンセグメント、又は(ii)2ないし10の重合度を有するオキシプロピレン
又はポリオキシプロピレンセグメントであって、前記親水性セグメントが各末端
においてエーテル結合により隣接部分と結合していない場合、いずれのオキシプ
ロピレン単位も包含しないこと、又は(iii)オキシエチレンと1ないし約30
個のオキシプロピレン単位から成るオキシアルキレン単位との混合物であって、
前記混合物は、従来のポリエステル合成繊維表面上に汚れ解放剤が付着した時に
親水性成分がこの表面上の親水性を高めるのに充分な大きさの親水性を有するよ
うな充分な量のオキシエチレン単位を含むことであり、前記親水性セグメントは
好ましくは少なくとも約25%のオキシエチレン、そして更に好ましくは特に約
20ないし30個のオキシプロピレン単位を有する前記成分の場合は少なくとも
約50%のオキシエチレン単位を含むこと;或いは(b)次の(i)、(ii)、
(iii)又は(iv)を含む1種以上の疎水性成分;即ち、(i)C3オキシアルキ
レンテレフタレートセグメントであって、もし前記疎水性成分もオキシエチルテ
レフタレートを含む場合、オキシエチレンテレフタレート:C3オキシアルキレ
ンテレフタレート単位の比は約2:1以下であること;(ii)C4−C6アルキレ
ン又はオキシC4−C6アルキレンセグメント又はそれらの混合物、(iii)少な
くとも2の重合度を有するポリ(ビニルエステル)セグメント、好ましくはポリ
酢酸ビニル)、又は(iv)C1−C4アルキルエーテル又はC4ヒドロキシアルキ
ルエーテル置換基又はそれらの混合物であって、前記置換基はC1−C4アルキル
エーテル又はC4ヒドロキシアルキルエーテルセルロース誘導体、又はそれらの
混合物の形態で含まれ、前記セルロース誘導体は両親媒性であることにより、こ
れらは慣用のポリエステル合成繊維表面上に付着する程充分な濃度のC1−C4
ルキルエーテル及び/又はC4ヒドロキシアルキルエーテル単位を有し、一旦、
前記慣用の合成繊維表面に付着すると、繊維表面の親水性を高める程充分な濃度
のヒドロキシを維持すること、或いは(a)と(b)の組み合わせ物。
【0107】 典型的には、(a)(i)のポリオキシエチレンセグメントは約1ないし約2
00の重合度、これより高レベルを使用することが出来るけれども、好ましくは
3ないし約150、更に好ましくは6ないし約100の重合度を有する。好適な
オキシC4−C6アルキレン疎水性セグメントには、Gosselinkに付与さ
れ、1988年1月26日発行の米国特許第4,721,580号に開示されて
いるような、限定はされないが、MO3S(CH2nOCH2CH2O−(式中、
Mはナトリウムでありnは4−6の整数である)のような高分子汚れ解放剤の末
端停止基が挙げられる。
【0108】 本発明で有用な高分子汚れ解放剤には、ヒドロキシエーテルセルロースポリマ
ー、エチレンテレフタレート又はプロピレンテレフタレートとポリエチレンオキ
シド又はポリプロピレンオキシドテレフタレートとの共重合ブロックポリマー等
も挙げられる。このような汚れ解放剤は市販されており、METHOCEL(D
ow)のようなセルロースのヒドロキシエーテルが挙げられる。本明細書で使用
するためのセルロース系汚れ解放剤には、C1−C4アルキル及びC4ヒドロキシ
アルキルセルロースから成る群から選ばれる汚れ解放剤も挙げられる;1976
年12月28日に発行され、Nicol等に付与された米国特許第4,000,
093号を参照されたい。
【0109】 ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特徴付けられる汚れ解放剤
には、ポリ(ビニルエステル)、例えばC1−C6ビニルエステル、好ましくはポ
リエチレンオキシド主鎖のようなポリアルキレンオキシド主鎖上にグラフト化さ
れたポリ(酢酸ビニル)のグラフトコポリマーが挙げられる。1987年4月2
2日に発行され、Kud等に付与された欧州特許出願書0 219 048を参照
されたい。この種の市販の汚れ解放剤には、BASF(西ドイツ)から市販され
ているSOKALANタイプの材料、例えばSOKALAN HP−22が挙げ
られる。
【0110】 好ましい汚れ解放剤の1つのタイプは、エチレンテレフタレートとポリエチレ
ンオキシド(PEO)テレフタレートとのランダムブロックを有するコポリマー
である。この高分子汚れ解放剤の分子量は、約25,000ないし約55,00
0の範囲内である。1976年5月25日に発行され、Hays等に付与された
米国特許第3,959,230号及び1975年7月8日に発行され、Basa
durに付与された米国特許第3,893,929号を参照されたい。
【0111】 別の好ましい高分子汚れ解放剤は、エチレンテレフタレート単位の反復単位を
含むポリエステルであり、このポリエステルは、10−15重量%のエチレンテ
レフタレート単位と90−80重量%のポリオキシエチレンテレフタレートとを
一緒に含み、平均分子量300−5,000のポリオキシエチレングリコールか
ら誘導される。このポリマーの例には、市販材料のZELCON 5126(D
upontから)、及びMILEASE T(ICIから)が挙げられる。19
87年10月27日に発行され、Gosselinkに付与された米国特許第4
,702,857号も参照されたい。
【0112】 別の好ましい高分子汚れ解放剤は、テレフタロイルとオキシアルケンオキシの
反復単位のオリゴマー状エステル主鎖及びこの主鎖に共有結合している末端部分
から成る実質的な線状エステルオリゴマーのスルホン化生成物である。これらの
汚れ解放剤は、1990年11月6日に発行され、J.J.Scheibel及
びE.P.Gosselinkに付与された米国特許第4,968,451号に
詳細に説明されている。別の好適な高分子汚れ解放剤には、1987年12月8
日発行され、Gosselink等に付与された米国特許第4,711,730
号のテレフタレートポリエステル、1988年1月26日に発行され、Goss
elinkに付与された米国特許第4,721,580号のアニオン末端停止型
オリゴマーエステル、及び1987年10月27日に発行され、Gosseli
nkに付与された米国特許第4,702,857号のブロックポリエステルオリ
ゴマー化合物が挙げられる。
【0113】 好ましい高分子汚れ解放剤には、1989年10月31日に発行され、Mal
donado等に付与された米国特許第4,877,896号の汚れ解放剤が挙
げられ、この特許は、アニオン性、特にスルホアロイル末端停止型テレフタレー
トエステルを開示している。
【0114】 尚、別の好ましい汚れ解放剤は、テレフタロイル単位、スルホイソテレフタロ
イル単位、オキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレン単位の反復単
位を含むオリゴマーである。反復単位はオリゴマーの主鎖を形成して変性イセチ
オネート末端停止基で停止するのが好ましい。このタイプの特に好ましい汚れ解
放剤は、約1個のスルホイソフタロイル単位、5個のテレフタロイル単位、約1
.7ないし約1.8の比率にあるオキシエチレンオキシ単位とオキシ−1,2−
プロピレンオキシ単位、及び2個の末端停止単位の2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エタンスルホン酸ナトリウムを含む。前記の汚れ解放剤は、オリゴマーの重
量で、好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホネート、トルエンスルホ
ネート及びそれらの混合物から成る群から選ばれる0.5ないし約20%の結晶
質低下安定剤を含むことが出来る。1995年5月16日発行で、Gossel
ink等に付与された米国特許第5,415,807号を参照されたい。
【0115】 汚れ解放剤が使用される場合、概ね、本明細書での洗剤組成物の0.01重量
%ないし10.0重量%、典型的には0.1重量%ないし5重量%、好ましくは
0.2重量%ないし3.0重量%を含む。
【0116】染料移行抑制剤 本発明の組成物は、また、染色された或る表面から別の表面へ洗浄過程で染料
が移行するのを抑制するのに有効な1種以上の物質を含むことが出来る。概略的
には、このような染料移行抑制剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリア
ミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールと
のコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ及びそれらの混合物
が挙げられる。使用する場合、これらの抑制剤は、典型的には組成物の重量で、
0.01%ないし10%、好ましくは0.01%ないし5%、そして更に好まし
くは0.05%ないし2%を含む。
【0117】 更に詳しくは、本明細書で使用するのに好ましいポリアミンN−オキシドポリ
マーは、次の構造式を有する単位を含む:R−Ax−P:式中、Pは、N−O基
が結合出来る重合性単位、又はN−O基がその重合性単位の一部を形成出来る、
又はN−O基が両方の単位に結合出来る重合性単位である。Aは次の構造の1つ
である:−NC(O)−、−C(O)O−、−S−、−O−、−N=;xは0又
は1であり;そしてRは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式若しく
は脂環式基、又はそれらの組み合わせ物であり、その組み合わせ物にN−O基の
窒素は結合出来る、又はN−O基はこれらの基の一部である。好ましいポリアミ
ンN−オキシドは、Rが、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ
ペリジン及びそれらの誘導体のような複素環式基である。N−O基は、次の一般
構造で表すことが出来る:
【0118】
【化6】
【0119】 式中、R1、R2、R3は、脂肪族、芳香族、複素環式若しくは脂環式基又はそれ
らの組み合わせ物であり;x、y及びzは0又は1であり;N−O基の窒素は結
合出来るか又は前記基のいずれかの一部を形成出来る。ポリアミンN−オキシド
のアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好ましくは
pKa<6を有する。
【0120】 生成するアミンオキシドポリマーが水溶性でかつ染料移行抑制剤特性を有する
限り、いずれのポリマー主鎖も使用出来る。好適なポリマー主鎖の例は、ポリビ
ニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド
、ポリアクリレート及びそれらの混合物である。これらのポリマーには、或る1
つのモノマータイプがアミンN−オキシドであり、そして別のモノマータイプが
N−オキシドであるランダム又はブロックコポリマーが挙げられる。アミンN−
オキシドポリマーは、典型的には、アミン対アミンN−オキシドの比が10:1
ないし1:1,000,000である。しかしながら、ポリアミンオキシドポリ
マーに含まれるポリアミンオキシド基の数は、適切な共重合により又は適度のN
−酸化度により変更することが出来る。ポリアミンオキシドは殆どあらゆる重合
度で得ることが出来る。典型的には、平均分子量は500ないし1,000,0
00;更に好ましくは1,000ないし500,000;最も好ましくは5,0
00ないし100,000の範囲内である。この好ましい部類の材料は、“PV
NO”と呼ぶことが出来る。本明細書での洗剤組成物で有用な最も好ましいポリ
アミンN−オキシドは、平均分子量が約50,000でかつアミン対アミンN−
オキシドの比が約1:4であるポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)であ
る。
【0121】 N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールポリマーとのコポリマー(“
PVPVI”のような部類と呼ばれる)も本明細書で使用するのに好ましい。P
VPVIは、好ましくは5,000ないし1,000,000、更に好ましくは
5,000ないし200,000そして最も好ましくは10,000ないし20
,000の平均分子量範囲を有する。(平均分子量範囲は、Barth等のCh emical Analysis 、第113巻、“ポリマーキャラクタリゼーシ
ョンの最新方法(Modern Methods of Polymer Char
acterization)”に記載されている光散乱によって測定され、この
開示内容は引用文献によって本明細書に組み入れられている。)PVPVIコポ
リマーのN−ビニルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比は、典型的に
は1:1ないし0.2:1、更に好ましくは0.8:1ないし0.3:1最も好
ましくは0.6:1ないし0.4:1である。これらのコポリマーは線状でも分
岐状でも可能である。
【0122】 本発明の組成物は、5,000ないし400,000、好ましくは5,000
ないし200,000、そして更に好ましくは5,000ないし50,000の
平均分子量を有するポリビニルピロリドン(“PVP”)を使用することも出来
る。PVP類は洗剤分野の当業者には周知であり;例えば引用文献によって本明
細書に組み入れられている、EP−A−262,897及びEP−A−256,
696を参照されたい。PVPを含む組成物も、500ないし100,000、
好ましくは1,000ないし10,000の平均分子量を有するポリエチレング
リコール(“PEG”)を含むことが出来る。好ましくは、洗濯溶液中に供給さ
れるPEG対PVPに比はppm基準で、2:1ないし50:1、そして更に好
ましくは3:1ないし10:1である。
【0123】石鹸水増泡剤 高度の石鹸水起泡が望まれる場合、C10−C16アルカノールアミドのような石
鹸水増泡剤を、典型的には1%−10%の濃度で組成物に組み入れることが出来
る。C10−C14モノエタノールアミド及びジエタノールアミドは、そのような石
鹸水増泡剤の典型的部類の例である。前述のアミンオキシド、ベタイン及びスル
タインのような高度の起泡添加剤界面活性剤と一緒に前記の石鹸水増泡剤を使用
することも有効である。必要に応じて、MgCl2、MgSO4等のような可溶性
マグネシウム塩を、例えば0.1%−2%の濃度で加えると、更なる起泡を発現
してグリース除去性能を高めることが出来る。
【0124】少量成分 本明細書で説明した組成物は、顔料又は染料及び香料のような少量成分も含む
ことが出来る。
【0125】表面の処理方法 本発明では、洗浄対象の表面を本発明の液体組成物で処理する。
【0126】 “表面”とは、本明細書ではあらゆる無生物表面を意味する。これらの無生物
表面には、限定はされないが、台所、浴室のような家屋で又は自動車内装で一般
的に見受けられる硬質表面、例えばタイル、壁、床、金属部品、ガラス、平滑な
ビニル製品、あらゆるプラスチック、可塑化した木材、テーブル天板、シンク、
炊飯器の蓋、皿、例えばシンク、シャワー、シャワーカーテン、洗面器、水洗便
所等のような衛生器具ばかりでなく、布、カーテン、ドレープ、シーツと枕カバ
ー、バスタオル、テーブルクロス、寝袋、テント、覆い付きの家具等及びカーペ
ットを含めた布地が挙げられる。無生物表面には、限定はされないが、冷蔵庫、
冷凍庫、洗濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、皿洗い機等を含めた家庭
用器具も挙げられる。
【0127】 “表面を処理すること”とは、本明細書では本発明の組成物が過酸化合物又は
その混合物を主成分とする漂白系を含むので、前記表面を漂白すること、及び前
記組成物が界面活性剤又はその他のいずれかの慣用の洗浄剤を含むことが出来る
ので、必要に応じて前記表面を洗浄することを意味する。
【0128】 従って、本発明は、無生物表面のような布地を処理、具体的には、漂白する方
法も包含する。このような方法では、本発明による組成物は処理対象の布地と接
触する。
【0129】 このことは、所謂“前処理態様”においてであり、この場合、本明細書で定義
される液体漂白組成物は、無稀釈のまま前記布地に適用されたのち、布地はすす
がれ、又は洗濯の後にすすがれる。或いは、“浸軟(soaking)態様”に
おいてであり、この場合、本明細書で定義される液体漂白組成物は先ず水性浴の
中で稀釈され、布地はその浴の中に浸漬されて浸軟されたのち、布地はすすがれ
る。或いは“一貫洗濯(through the wash)態様”においてであ
り、この場合、本明細書で定義される液体漂白組成物は、典型的な洗濯洗剤の溶
解又は分散によって形成される洗濯液に加えられる、これらのいずれによっても
行なうことが出来る。布地が前記組成物と接触したのち、又は前記組成物が完全
に乾燥してしまう前に、布地をすすぐことは両方の場合とも必須である。
【0130】 表面、具体的には布地、を本発明で漂白する方法によって、有効な白さ性能ば
かりでなく、有効な染み除去性能も発現される。
【0131】 本発明による組成物は、無稀釈形態でも稀釈形態でも使用するこが出来る。し
かしながら、本明細書の組成物は、洗濯作業では稀釈形態で使用するのが一般的
である。“稀釈形態で”とは、本明細書では布地の漂白する場合、本発明による
組成物が使用者により好ましくは水で稀釈されてもよいことを意味する。そのよ
うな稀釈は、例えば手洗い洗濯に適用出来るばかりでなく、洗濯機におけるよう
にその他の手段によっても出来る。前記組成物は、最大500倍、好ましくは5
ないし200倍そして更に好ましくは10ないし80倍稀釈することが出来る。
【0132】 更に詳しくは、本発明による布地の漂白方法は、先ず、前記布地を稀釈形態で
本発明による漂白組成物と接触させること、次に前記布地を漂白するのに充分な
時間、典型的には1ないし60分間、好ましくは5ないし30分間、前記布地を
前記組成物と接触させたままにすること、次いで、前記布地を水ですすぐこと、
の各段階から成る。前記布地を洗濯する予定、即ち少なくとも1種類の界面活性
剤を含む好ましくは従来の洗剤組成物で洗濯する予定の場合、前記洗濯は、前記
布地を、本発明による漂白組成物及び前記洗剤組成物と同時に接触させることに
より前記布地の漂白と一緒に行なってもよく、或いは前記洗濯は布地が漂白され
る前か後に行なってもよい。従って、本発明の前記方法によると、すすぐ段階の
前及び/又はすすぐ段階の後で、布地を前記漂白組成物と接触させる段階の前で
及び/又は布地を前記漂白組成物と接触させる段階の過程で及び/又は布地を前
記漂白組成物と接触させる段階の後で少なくとも1種類の界面活性剤を含むのが
好ましい洗剤組成物で前記布地を漂白し、必要に応じて洗濯することが出来る。
【0133】 本発明の別の実施態様では、布地の漂白方法は、布地を、本発明による無稀釈
の形態の液体漂白組成物と接触させること、及び前記布地を漂白するのに充分な
時間、典型的には5秒ないし30分間、好ましくは1分ないし10分間、前記布
地を前記漂白組成物と接触させたままにすること、及び次いで、前記布地を水で
すすぐことの段階から成る。前記布地を洗濯する予定、即ち少なくとも1種類の
界面活性剤を含む従来の組成物で洗濯する予定の場合、前記洗濯は、前記布地が
漂白される前でも後でも行なうことが出来る。本発明の組成物は色及び布地自体
に対して安全なので漂白剤含有組成物の無稀釈物を布地に使用することに対する
相変わらずの先入観があるにも拘らず、本発明は無稀釈を布地に適用して漂白す
ることが出来る液体漂白組成物を提供するのは有利である。
【0134】 或いはまた、本明細書で前述の無稀釈による漂白方法(前処理適用)に続いて
水によりすすぐ段階及び/又は液体又は粉末の従来の洗剤による従来の洗濯段階
に代わり、バケツ(手作業)でも洗濯機でもそれ以前に、漂白前処理作業に続い
て本明細書での前述の稀釈漂白方法を行なうことも出来る。
【0135】 前記布地を慣用の洗濯用洗剤組成物で洗濯したのち、本明細書の漂白作業を行
なうことが好ましい。確かに、前記布地を洗剤組成物で洗濯したのち、本発明に
よる組成物で前記布地を漂白すると(典型的稀釈漂白方法)、前記布地を先ず漂
白したのち洗濯する場合よりも少ないエネルギーと洗剤で優れた白さ及び染みの
除去が得られることが認められた。
【0136】 別の実施態様では、本発明は、無生物表面のような硬質表面の処理方法も包含
する。本明細書で定義するように、このような方法では組成物は処理対象の硬質
表面と接触される。従って、本明細書で定義するように、本発明は、硬質表面を
組成物で処理する方法も包含していて、前記方法は、前記組成物を前記硬質表面
に、好ましくはその表面の汚れた部分にだけ適用して必要に応じて前記硬質表面
をすすぐ段階を含む。
【0137】 本発明による硬質表面の処理方法では、本明細書で定義するように、組成物は
、処理対象の表面に無稀釈の形態で又は典型的には最大200重量倍の水、好ま
しくは80ないし2重量倍の水、そして更に好ましくは60ないし2重量倍の水
で稀釈した形態で適用することが出来る。
【0138】 硬質表面漂白/消毒組成物として使用する場合、本発明の組成物はすすぎ易く
、処理された表面には優れた輝き特性が発現される。
【0139】 “硬質表面”には、本明細書で前述したあらゆる硬質表面ばかりでなく皿も当
てはまると解釈される。
【0140】液体組成物の包装形態: 考えられるエンドユーザーによるが、本明細書の組成物は、従来のボトル、ロ
ールオン式ボトル、スポンジ、塗り刷毛又は噴霧器を含めて、種々の容器に入れ
ることが出来る。
【0141】 本発明の或る実施態様では、組成物は2個に区分した容器に入れられるが、こ
の場合、本明細書で説明した漂白組成物は第1の区画に入れられ、一方、第2の
組成物は第2の区画に入れられる。特に好ましい形態では、第2組成物は、好ま
しくは諸成分、特に界面活性剤、酵素及び香料のような漂白敏感成分、を含む従
来の重質(heady duty)液体洗剤組成物である。
【0142】実施例 限定的であることを意味するものではない次表により、本発明を更に説明する
。全ての濃度は、組成物合計の重量パーセントで表されている。
【0143】
【表1】
【0144】 PAPはフタロイルアミンド(pthaloyl amindo)ペルオキシ
ヘキサン酸である。 Carbopol ETD 2691はBF Goodrichから市販されて
いるポリアクリレートである。 Tinopal SOPは光学増白剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ディ カプア,グローリア イタリア国、00040 アルデア、ヴィア、 コローネ、ボレアーレ 131 (72)発明者 ファン スパエンドンク,フィンセンティ ウス ヘンリクス アドリアヌス マリア イタリア国、00135 ローマ、ヴィア、ジ ュゼッペ、ボッフィート 20 (72)発明者 シャッラ,ステファノ イタリア国、00128 ローマ、ヴィア、エ ッフェ、ビ、ラストレッリ 81 Fターム(参考) 4H003 AB31 DA01 DA04 EB10 EB24 EB30 EB41 ED02 EE06 FA09 FA16 FA28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不溶性光学増白剤、及び次の一般式を有する事前形成型(pr
    eformed)モノペルオキシカルボン酸を含むことを特徴とする漂白組成物: X−R−C(O)OOH 式中、Rは少なくとも2個の炭素原子を有する線状又は分岐状アルキル鎖であり
    、Xは、水素、又はアルキル、具体的には1ないし24個の炭素原子のアルキル
    鎖、アリール、ハロゲン、エステル、エーテル、アミン、アミド、置換フタルア
    ミノ、イミド、水酸化物、スルフィド、スルフェート、スルホネート、カルボキ
    シル、複素環、ナイトレート、アルデヒド、ホスホネート、ホスホニック又はそ
    れらの混合物から成る群から選ばれる置換基である。
  2. 【請求項2】 前記光学増白剤が非イオン性であることを特徴とする、請求
    項1に記載の漂白組成物。
  3. 【請求項3】 前記光学増白剤が複素環式又はベンゼン基又はそれらの誘導
    体を含む化合物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の漂白組成物
  4. 【請求項4】 前記光学増白剤が、ベンゾオキソゾール、ピラゾール、トリ
    アゾール、トリアジン、イミダゾール、フラン基又はそれらの混合物を含むこと
    を特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の漂白組成物。
  5. 【請求項5】 前記光学増白剤が、ベンゾオキサゾール,2,2’−(2,
    5−チオフェンジイル)ビス−(7Cl,8Cl,9Cl)、7−(ジメチルア
    ミノ)−4−メチル−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(9Cl)、ベンゾオ
    キサゾール、2,2’−(1,2−エテンジイル)ビス[5−メチル−(9Cl
    )及び1H−ベンゾイミダゾール、2,2’−(2,5−フランジイル)ビス[
    1−メチル−(9Cl)から成る群から選ばれる請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載の漂白組成物。
  6. 【請求項6】 前記事前形成型モノペルオキシカルボン酸のR基が、2ない
    し24個の炭素原子を含む線状アルキル鎖であることを特徴とする、請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載の漂白組成物。
  7. 【請求項7】 前記事前形成型モノペルオキシカルボン酸のR基が、アリー
    ル、ハロゲン、エステル、エーテル、アミン、アミド、置換フタルアミノ、イミ
    ド、水酸化物、スルフィド、スルフェート、スルホネート、カルボキシル、複素
    環、ナイトレート、アルデヒド、ケトン又はそれらの混合物から成る群から選ば
    れる置換基を含む1種以上の側鎖を含む分岐状アルキル鎖であることを特徴とす
    る、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の漂白組成物。
  8. 【請求項8】 前記事前形成型モノペルオキシカルボン酸のX基がフタルイ
    ミド基であることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の漂白
    組成物。
  9. 【請求項9】 前記事前形成型モノペルオキシカルボン酸が、事前形成型フ
    タロイルアミドペルオキシヘキサン酸であることを特徴とする、請求項1ないし
    8のいずれか1項に記載の漂白組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の漂白組成物を布
    地に適用し、必要に応じてすすぐことにより布地を洗濯する方法。
  11. 【請求項11】 事前形成型モノペルオキシカルボン酸及び実質的に不溶性
    の光学増白剤を含み前記布地を光学的に白くする漂白組成物の使用。
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