JP2003503182A - 金属抽出のための組成物および抽出方法 - Google Patents

金属抽出のための組成物および抽出方法

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Abstract

(57)【要約】 溶媒抽出組成物が提供される。この溶媒抽出組成物は、1つ以上のオルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、および少なくとも1つの任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステル、ならびに好ましくは水不混和性有機溶媒を含む。該オルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシムは一般に化学式(1)で示され(ここで、R1は水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビル基であり;R2はオルトヒドロキシアリール基である)、該任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステルは一般に化学式(2)で示される(ここで、R7およびR8はそれぞれ独立して任意に置換されたアルキル基であり;R9〜R20はそれぞれ独立して水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビルであり;m、nおよびpは、m+n+pが1以上であるという条件で、それぞれ独立して0、1、2、3もしくは4であり;qは、1、2もしくは3である)。好ましくは、オルトヒドロキシアリールアルドキシムが5−(C9〜C14アルキル)−2−ヒドロキシベンズアルドキシムであり;好ましくは、オルトヒドロキシアリールケトキシムが5−(C9〜C14アルキル)−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシムである。好ましくは、任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステルが10〜100の炭素原子を含む枝分かれジアルキルエステルである(この場合R7又はR8は枝分かれアルキル基である)。酸性の及びアンモニアを含む水溶液から金属対価物を抽出する方法も提供される。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、溶媒抽出組成物、溶媒抽出方法、具体的には金属、特に銅を、水溶
液、特に鉱石を抽出して得られる溶液、から抽出する方法に関する。
【0002】 例えば、塩の形で金属を含む水溶液から、水不混和性有機溶媒中で水溶液を溶
媒抽出剤溶液と接触させ、ついで金属が混入している、すなわち、金属の少なく
とも一部を錯体の形で含む、溶媒相を分離することにより、金属、特に銅を抽出
することは既知である。ついで、金属を、低pH溶液でストリップし、ついで、
例えば、電解採取により回収することができる。大抵の場合、抽出用の金属含有
水溶液は、鉱石の酸抽出の結果である。しかし、ある金属、特に銅を、ある鉱石
からアンモニア溶液(ammoniacal solutions)で抽出できることは既知である。
このことは、特に高濃度の銅を含む溶液が誘導され、溶液が鉄で汚染されること
がほとんどないという利点を有する。
【0003】 特に銅の水溶液からの回収に近年好評を得ている溶媒抽出剤には、オキシム試
薬、具体的にはo−ヒドロシアリールオキシムおよびo−ヒドロキシアリールケ
トキシムが含まれる。そのような試薬が銅を溶液から回収することにおいてよく
作用することがわかっている一方、そのような試薬の適用に遭遇する1つの問題
は、オキシムおよびケトキシム試薬が、抽出溶液からストリップ溶液までの金属
移動効率が損なわれ得るほど金属を強固に結合することである。そのような問題
を克服するために、改質剤を用いて抽出剤の結合効率を変化させることがなされ
てきた。典型的な改質剤は、WO96/25525およびEP−A−02028
33に開示されている。しかし、溶媒抽出方法がますますより多様な状況で使用
されるにつれて、さらなる改質剤を明らかにする必要が依然として存在する。
【0004】 本発明の第一の側面によれば、1つ以上のオルトヒドロキシアリールアルドキ
シムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、および少なくとも1つの任
意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステル
を含む溶媒抽出組成物が提供される。組成物は、好ましくは、水不混和性有機溶
媒も含む。
【0005】 本発明に用いられるオルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒ
ドロキシアリールケトキシム化合物は、実質的に水不溶性であり、好ましくは下
記化学式を有する:
【0006】
【化5】
【0007】 式中、 R1は、水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビル基であり; R2は、任意に置換されたオルトヒドロキシアリール基、およびそれら塩であ
る。
【0008】 本明細書においては、本発明は、化学式(1)の化合物を参照して記載される
が、いずれの可能な互変異性形の前記化合物にも、またオルトヒドロキシアリー
ルアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシムと金属、特に銅と
の間に形成された錯体にも関連することを理解すべきである。
【0009】 R1で示し得る任意に置換されたヒドロカルビル基は、好ましくは、任意に置
換されたアルキル基およびアリール基、ならびにそれらの組合せ、例えば、任意
に置換されたアラルキル基およびアルカリル基など、を含む。
【0010】 R1で示し得る任意に置換されたアルキル基の例には、アルキル部分が1〜2
0、特に1〜4の炭素原子を含み得る基が含まれる。好ましいオルトヒドロキシ
アリールケトキシムは、R1が、好ましくは20以下、特に10以下、より好ま
しくは3以下の飽和脂肪族炭素原子を含むアルキルであるもので、もっとも好ま
しいオルトヒドロキシアリールケトキシムにおいては、R1はメチル基である。
【0011】 R1で示し得る任意に置換されたアリール基の例には、任意に置換されたフェ
ニル基が含まれる。R1がアリール基である場合は、それは好ましくは未置換フ
ェニル基である。
【0012】 もっとも好ましくは、R1は水素原子である。 R2で示し得る任意に置換されたオルトヒドロキシアリール基には、任意に置
換されたフェノールが含まれる。R2で示し得る任意に置換されたフェノールの
例には、下記化学式のものが含まれる:
【0013】
【化6】
【0014】 式中、R3〜R6は、それぞれ独立してH、もしくはC1〜C22、好ましくはC7 〜C15線状もしくは枝分れアルキル基を示す。特に好ましくは、R5のみがC1 22 アルキル基、もっとも好ましくはC7〜C15アルキル基を示し、R3、R4およ
びR6はHを示す。
【0015】 R1もしくはR2が置換されている場合、置換基は、オルトヒドロキシアリール
アルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシムが金属、特に銅と錯
体をなす能力に悪影響を及ぼさないようなものであるべきである。適切な置換基
には、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C120アルキル、特にC110アルキルなど
のヒドロカルビル;C120アルコキシ、特にC110アルコキシなどのヒドロカ
ルビロキシ;C120アルコキシカルボニル、特にC110アルコキシカルボニル
などのヒドロカルビロキシカルボニル;C120アルキルカルボニルおよびアリ
ールカルボニル、特にC110アルキルカルボニルおよびフェニルカルボニルな
どのアシル;ならびにC120アルキルカルボニロキシおよびアリールカルボニ
ロキシ、特にC110アルキルカルボニロキシおよびフェニルカルボニロキシな
どのアシロキシが含まれる。1つよりも多い置換基が存在してもよく、その場合
置換基は同一でも異なっていてもよい。
【0016】 多くの実施態様において、オルトヒドロキシアリールケトキシムが用いられる
場合、オルトヒドロキシアリールケトキシムは、5−(C8〜C14アルキル)−
2−ヒドロキシアセトフェノンオキシム、特に5−ノニル−2−ヒドロキシアセ
トフェノンオキシムである。
【0017】 多くの実施態様において、オルトヒドロキシアリールアルドキシムが用いられ
る場合、オルトヒドロキシアリールアルドキシムは、5−(C8〜C14アルキル
)−2−ヒドロキシベンズアルドキシム、特に5−ノニル−2−ヒドロキシベン
ズアルドキシムである。
【0018】 組成物は、1つ以上の異なるオルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくは
オルトヒドロキシアリールケトキシムあるいはこれらの混合物を含んでもよく、
それらにおいてR1およびR2により示される置換基の性質は、成分オルトヒドロ
キシアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシムの間で
、特に成分オキシムが異性体である場合には、異なる。そのような異性体混合物
は、単一のオキシムよりも有機溶媒に良好な溶解性を有し得る。
【0019】 オルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケ
トキシムは、しばしば組成物の60重量%以下、一般に50%以下、通常40%
w/w以下の量で存在する。しばしば、オルトヒドロキシアリールアルドキシム
もしくはオルトヒドロキシアリールケトキシムは、組成物の少なくとも1重量%
、一般に少なくとも2.5重量%、通常少なくとも5重量%を構成し、好ましく
は組成物の7.5〜20重量%、より好ましくは約15重量%など10〜18重
量%を構成する。
【0020】 本発明に用いられる任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコー
ルのジアルキルエステルは、実質的に水に不溶性であり、一般に下記化学式を有
する:
【0021】
【化7】
【0022】 式中、 R7およびR8は、それぞれ独立して任意に置換されたアルキル基であり; R9〜R20は、それぞれ独立して水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビ
ルであり; m、nおよびpは、m+n+pが1以上であるという条件で、それぞれ独立し
て0、1、2、3もしくは4であり;そして qは、1、2もしくは3である。
【0023】 本発明の任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアル
キルエステル(以下、エステル)は、しばしば10〜100の炭素原子、好まし
くは40以下の炭素原子など16〜70の炭素原子、より好ましくは20〜30
の炭素原子を含む。
【0024】 R7およびR8で示され得る任意に置換されたアルキル基には、アルキル部分が
しばしば1〜25の炭素原子、好ましくは2〜16の炭素原子、特に4〜12の
炭素原子を含む基が含まれる。R7およびR8で示され得るアルキル基は、好まし
くは枝分れである。R7およびR8で示されるアルキル基が枝分れである場合には
、枝分れが、R7およびR8が結合するカルボニル基に対してアルファであること
が特に好ましい。
【0025】 R9〜R20のいずれかで示され得る任意に置換されたヒドロカルビル基は、好
ましくは、任意に置換されたアルキル基およびアリール基ならびにこれらの組合
せ、例えば、任意に置換されたアラルキル(aralkyl)基およびアルカリル(alk
aryl)基など、を含む。
【0026】 R9〜R20で示され得る任意に置換されたアルキル基の例には、アルキル部分
が10以下の炭素原子、特に5以下の炭素原子を含み得る基が含まれる。R9
20の1つがアルキル基の場合、それは好ましくは未置換メチル基である。
【0027】 R9〜R20で示され得る任意に置換されたアリール基の例には、任意に置換さ
れたフェニル基が含まれる。R9〜R20の1つがアリール基の場合、それは好ま
しくは未置換フェニル基である。
【0028】 R9〜R20のいずれかが任意に置換されたヒドロカルビル基である場合、R9
10、R11もしくはR12の1つ以下、および/またはR13、R14、R15もしくは
16の1つ以下および/またはR17、R18、R19もしくはR20の1つ以下が任意
に置換されたヒドロカルビル基であることが好ましい。任意に置換されたヒドロ
カルビル基が未置換メチル基であることが特に好ましい。
【0029】 もっとも好ましいものは、R9〜R20のそれぞれが水素であるエステルである
。 エステルは、任意にm、n、pおよびqにより定義されるいくつかの反復単位
を含む。下記式により定義される単位の総数が、1〜6、より好ましくは2〜5
であることが好ましい: 単位総数=q(m+n+p)。
【0030】 ある好ましい実施態様において、n+pは0であり、qは1であり、mは2〜
4であり、R9〜R20のそれぞれが水素である。 あるさらに好ましい実施態様において、n+pは0であり、qは1であり、m
は2〜4であり、R9〜R20のそれぞれが水素であり、R7およびR8はともにC4 〜C12枝分れアルキル基である。
【0031】 エステルは、任意に改質剤としての機能に悪影響を及ぼさないように選ばれる
他の官能基を含んでもよい。存在し得る官能基には、ハロゲン、ニトロ、シアノ
、C120アルキル、特にC110アルキルなどのヒドロカルビル;C120アル
コキシ、特にC110アルコキシなどのヒドロカルビロキシ;C120アルコキシ
カルボニル、特にC110アルコキシカルボニルなどのヒドロカルビロキシカル
ボニル;C120アルキルカルボニルおよびアリールカルボニル、特にC110
ルキルカルボニルおよびフェニルカルボニルなどのアシル;ならびにC120
ルキルカルボニロキシおよびアリールカルボニロキシ、特にC110アルキルカ
ルボニロキシおよびフェニルカルボニロキシなどのアシロキシが含まれる。1つ
よりも多い官能基が存在してもよく、その場合官能基は同一でも異なっていても
よい。
【0032】 有用なエステルの例には、テトラエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノ
エートが含まれる。 エステルは、しばしば組成物の30%w/w以下、好ましくは0.1〜20%w
/w、もっとも好ましくは0.5〜15%w/wを構成する。エステル対アルド
キシムもしくはケトキシムの重量比は、しばしば10:1〜1:10、一般に5
:1〜1:5、好ましくは1:1〜1:4の範囲である。
【0033】 抽出に使用され得る有機溶媒には、移動有機溶媒もしくは溶媒混合物が含まれ
、それは水に不混和性であり、かつ抽出条件下では他の存在する材料に対して不
活性である。適切な溶媒の例には、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、
トリクロロエタンおよびクロロホルムなどの塩素化炭化水素同様、脂肪族、脂環
族および芳香族炭化水素、ならびにこれらのいずれかの混合物が含まれる。適切
な炭化水素溶媒の例には、Exxonから市販されているESCAID110、
ESCAID115、ESCAID120、ESCAID200およびESCA
ID300(ESCAIDは商標)、Shellから市販されているSHELL
SOL D70およびD80(SHELLSOLは商標)、ならびにConoc
oから市販されているCONOCO170(CONOCOは商標)が含まれる。
ある適切な溶媒は、低芳香族(<1%w/w)含有量を有するが、例えば、Ex
xonから市販されているESCAID110(ESCAIDは商標)、および
Phillips Petroleumから市販されているORFOM SX1
0およびORFOM SX11(ORFOMは商標)などの炭化水素溶媒が挙げ
られる。好ましい溶媒は、Exxonから市販されているSOLVESSO15
0(SOLVESSOは商標)など、高芳香族含有量を有する高引火点溶媒を含
む炭化水素溶媒で、Imperial Chemical Industrie
s PLCから市販されているAROMASOL H(AROMASOLは商標
)など、本質的にトリメチルベンゼンの混合物からなる溶媒を含む。しかし、低
有毒性および広い入手可能性の見地から特に好ましいものは、ケロシン、例えば
、Exxonから市販されている23%の全芳香族含有量を有する石油留出物で
あるESCAID100(ESCAIDは商標)、もしくはPhillips
Petroleumから市販されているORFOM SX7(ORFOMは商標
)など、比較的低芳香族含有量の炭化水素溶媒である。
【0034】 多くの実施態様において、組成物は、少なくとも30重量%、しばしば少なく
とも45重量%、好ましくは50〜95%w/wの水不混和性炭化水素溶媒を含
む。
【0035】 ある好ましい組成物は、42%w/w以下、好ましくは7.5〜20%w/w
の量で存在し得る少なくとも1つのオルトヒドロキシアリールアルドキシムもし
くはオルトヒドロキシアリールケトキシム、およびやはり28%w/w以下、好
ましくは0.5〜15%w/wの量で存在し得る少なくとも1つのエステルを含
む。7.5〜20%w/wの量で存在する少なくとも1つのオルトヒドロキシア
リールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、および0.
5〜15%w/wの量で存在する少なくとも1つのエステルを含む組成物が、特
に好ましい。
【0036】 特に好ましい溶媒抽出組成物は、7.5〜20%w/wの5−(C8〜C14
ルキル)−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシムもしくは5−(C8〜C14
ルキル)−2−ヒドロキシベンズアルドキシム、0.5〜15%w/wのテトラ
エチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート、および65〜92%の水不
混和性炭化水素溶媒を含むものである。
【0037】 有利には、組成物を濃縮物の形で製造し、供給することが好ましいかもしれな
い。ある実施態様において、濃縮物は、1つ以上のオルトヒドロキシアリールア
ルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、および1つ以上のエ
ステルの混合物のみを含み得る(すなわち、溶媒が存在しない)。ついで、濃縮
物を、本明細書に先に記載した有機溶媒を添加して稀釈し、本明細書に先に記載
した範囲の組成物を製造してもよい。濃縮物が溶媒を含む場合、同じ溶媒を用い
て濃縮物を「使用」濃度範囲に稀釈することが好ましい。多くの実施態様におい
て、濃縮物組成物は、30重量%以下、しばしば20重量%以下、好ましくは1
0%w/w以下の水不混和性炭化水素溶媒を含む。しばしば、濃縮物組成物は、
5%w/wよりも多い水不混和性炭化水素溶媒を含む。
【0038】 所望なら、アルキルフェノール、アルコール、エステル、エーテル、ポリエー
テル、カーボネート、ケトン、ニトリル、アミド、カーバメート、スルホキシド
、ならびにアミンおよび第四アンモニウム化合物の塩類からなる群より選ばれる
化合物もしくは化合物の混合物も、本発明の組成物中に改質剤として用いてもよ
い。特に好ましいものは、アルキルフェノール、アルコール、エステル、エーテ
ル、ポリエーテル、カーボネート、ケトン、ニトリル、アミド、カーバメート、
スルホキシド、ならびにアミンおよび第四アンモニウム化合物の塩類からなる群
より選ばれる第一化合物、ならびに6〜18の炭素原子を有するアルカノール、
アルキル基が7〜12の炭素原子を含むアルキルフェノール、およびトリブチル
ホスフェートからなる群より選ばれる第二化合物を含む混合物である。
【0039】 前記改質剤を、1つ以上のオルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオ
ルトヒドロキシアリールケトキシム、少なくとも1つの任意に置換されたエチレ
ンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステル、1つ以上の改質剤お
よび水不混和性有機溶媒を含む抽出剤組成物の調製に用いてもよい。
【0040】 本発明の第二の側面によれば、溶解金属を含む酸性溶液が、水不混和性有機溶
媒および水不混和性溶媒抽出剤を含む溶媒抽出組成物と接触し、それにより金属
の少なくとも一つのフラクションが有機溶液中に抽出される、溶液から金属を抽
出する方法であって、前記溶媒抽出組成物が、1つ以上のオルトヒドロキシアリ
ールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、ならびに少な
くとも1つの任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジア
ルキルエステルを含むことを特徴とする、前記方法が提供される。
【0041】 本発明の第二側面による方法で抽出可能な金属には、銅、コバルト、ニッケル
、マンガンおよび亜鉛が含まれ、もっとも好ましくは銅である。 オルトヒドロキシアリールアルドキシム、オルトヒドロキシアリールケトキシ
ム、任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエ
ステル、および水不混和性有機溶媒は、本明細書に先に記載されたとおりである
。溶媒抽出組成物中に存在するオルトヒドロキシアリールケトキシムに対してオ
ルトヒドロキシアリールアルドキシムが優位を占めることが好ましい。溶媒抽出
組成物が、1つ以上のオルトヒドロキシアリールアルドキシムおよび少なくとも
1つの任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキル
エステルを含むことが、特に好ましい。
【0042】 本発明の第二側面の方法により金属が抽出される酸性水溶液は、しばしば−1
〜7、好ましくは0〜5、もっとも好ましくは0.25〜3.5の範囲のpHを
有する。好ましくは、抽出される金属が銅の場合、銅が本質的に鉄、コバルトも
しくはニッケルなしで抽出されるように、3未満のpH値が選ばれる。溶液を鉱
石の抽出から誘導でき、あるいは、他の源から、例えば、銅エッチング浴からな
ど、廃棄物流を含む金属から得ることも可能である。
【0043】 酸性水溶液中の金属、特に銅、の濃度は、例えば、溶液の源により幅広く変化
する。溶液が鉱石の抽出から誘導される場合、金属濃度は、しばしば75g/l
以下で、1〜40g/lのことが多い。溶液が廃棄物流の場合、金属濃度は、し
ばしば鉱石の抽出から得られるものよりもいくぶん高く、例えば、150g/l
以下、通常75〜130g/lである。
【0044】 好ましい溶媒抽出組成物は、本発明の第一側面に関して上述したような組成物
を含むアルドオキシムである。 本発明の第二側面の方法は、溶媒抽出剤組成物を酸性水溶液と接触させること
により実施することができる。75℃以下など、周囲温度もしくは高温を、所望
なら用いることができる。しばしば5〜60℃、好ましくは15〜40℃の範囲
の温度が用いられる。水溶液および溶媒抽出剤は、通常一緒に攪拌され、両溶液
間の界面領域を最大にする。溶媒抽出剤対水溶液の容積比は、一般に20:1〜
1:20の範囲、好ましくは5:1〜1:5の範囲である。多くの実施態様にお
いて、プラントサイズを縮小し、溶媒抽出剤の利用を最大にするために、1.5
:1以下など、1:1に近い有機対水性の容積比が用いられる。
【0045】 結合オルトヒドロキシアリールアルドキシムおよびオルトヒドロキシアリール
ケトキシム対移動銅のモル比は、しばしば2.7:1〜1:1の範囲内にあるよ
うに選ばれる。好ましくは、減少粘度および改善された相離脱(phase disengag
ement)などの改善された湿式冶金特性を達成するために、オキシム対移動銅の
モル比は、2.3:1〜2.0:1である。
【0046】 酸性水溶液との接触後、金属を、酸性ストリップ水溶液との接触により溶媒抽
出剤から回収することができる。 本発明の第二側面による方法に用いられるストリップ水溶液は、通常酸性で、
一般に2以下のpH、好ましくは1以下のpH、例えば、−1〜0.5の範囲の
pHを有する。ストリップ溶液は、一般に鉱酸、特に硫酸、硝酸もしくは塩酸を
含む。多くの実施態様において、特に硫酸については、130〜200g/l、
好ましくは150〜180g/lの範囲の酸濃度が用いられる。抽出された金属
が銅もしくは亜鉛の場合、好ましいストリップ溶液は、それぞれ、典型的には8
0g/l以下の銅もしくは亜鉛、しばしば20g/lよりも多くの銅もしくは亜
鉛、好ましくは30〜70g/lの銅もしくは亜鉛、および200g/l以下の
硫酸、しばしば120g/lよりも多くの硫酸、好ましくは150〜180g/
lの硫酸を含む銅もしくは亜鉛電解採取セルからのストリップされた電解質もし
くは使用済み電解質を含む。
【0047】 本発明の第二側面の方法における有機溶液対ストリップ水溶液の容積比は、一
般にストリップ溶液1リットルにつき、50g/l以下の金属の移動、特に銅の
有機溶液からストリップ溶液への移動を達成するように選ばれる。多くの産業的
銅電解採取方法において、移動は、しばしば10〜35g/lであり、好ましく
はストリップ溶液1リットルにつき15〜20g/lの銅が、有機溶液から移動
する。1:2〜15:1、好ましくは1:1〜10:1、特に3:1未満の有機
溶液対水溶液の容積比が、一般に用いられる。
【0048】 本発明の第二側面の好ましい実施態様は、下記工程を含む酸性水溶液から金属
を抽出する方法を含む: 工程1において、オルトヒドロキシアリールアルドキシムおよび任意に置換さ
れたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステルを含む水不
混和性溶媒抽出組成物を、初めに金属を含む酸性水溶液と接触させ; 工程2において、金属溶媒抽出剤錯体を含む溶媒抽出組成物を酸性水溶液から
分離し; 工程3において、金属溶媒抽出剤錯体を含む溶媒抽出組成物を酸性ストリップ
水溶液と接触させて銅の水不混和性相からのストリッピングを実施し; 工程4において、金属減損溶媒抽出組成物をロードされた(loaded)ストリッ
プ水溶液から分離する。
【0049】 本発明の第三側面によれば、溶解金属を含むアンモニア水溶液が、水不混和性
有機溶媒および水不混和性溶媒抽出剤を含む溶媒抽出組成物と接触し、それによ
り金属の少なくとも一つのフラクションが有機溶液中に抽出される、溶液から金
属を抽出する方法であって、前記溶媒抽出組成物が、1つ以上のオルトヒドロキ
シアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリールケトキシム、ならび
に少なくとも1つの任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコール
のジアルキルエステルを含むことを特徴とする、前記方法が提供される。
【0050】 本発明の第三側面による方法で抽出され得る金属には、銅、コバルト、ニッケ
ル、マンガンおよび亜鉛が含まれ、もっとも好ましくは銅である。 オルトヒドロキシアリールアルドキシム、オルトヒドロキシアリールケトキシ
ム、任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエ
ステル、および水不混和性有機溶媒は、本発明の第一側面について本明細書に記
載されたとおりである。溶媒抽出組成物中に存在するオルトヒドロキシアリール
アルドキシムに対してオルトヒドロキシアリールケトキシムが優位を占めること
が好ましい。溶媒抽出組成物が、1つ以上のオルトヒドロキシアリールケトキシ
ムおよび少なくとも1つの任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリ
コールのジアルキルエステルを含むことが、特に好ましい。
【0051】 本発明の第三側面の方法により金属が抽出されるアンモニア水溶液は、しばし
ば7〜12、好ましくは8〜11、もっとも好ましくは9〜10の範囲のpHを
有する。溶液を鉱石、特にチャルコサイト鉱石、の抽出から誘導でき、あるいは
、他の源から、例えば、銅エッチング浴からなど、廃棄物流を含む金属から得る
ことも可能である。
【0052】 好ましい溶媒抽出組成物は、本発明の第一側面に関して上述したような組成物
を含むケトキシムである。 アンモニア水溶液中の金属、特に銅、の濃度は、例えば、溶液の源により幅広
く変化する。溶液が鉱石の抽出から誘導される場合、金属濃度は、しばしば75
g/l以下で、10〜40g/lのことが多い。溶液が廃棄物流の場合、金属濃
度は、しばしば鉱石の抽出から得られるものよりもいくぶん高く、例えば、15
0g/l以下、通常75〜130g/lである。
【0053】 本発明の第三側面の方法は、溶媒抽出剤組成物をアンモニア水溶液と接触させ
ることにより実施することができる。75℃以下など、周囲温度もしくは高温を
、所望なら用いることができる。しばしば15〜60℃、好ましくは30〜50
℃の範囲の温度が用いられる。水溶液および溶媒抽出剤は、通常一緒に攪拌され
、両溶液間の界面領域を最大にする。溶媒抽出剤対水溶液の容積比は、一般に2
0:1〜1:20の範囲、好ましくは5:1〜1:5の範囲である。多くの実施
態様において、プラントサイズを縮小し、溶媒抽出剤の利用を最大にするために
、1.5:1未満、好ましくは1.3:1未満など、1:1に近い有機対水性の
容積比が用いられる。
【0054】 結合オルトヒドロキシアリールアルドキシムおよびオルトヒドロキシアリール
ケトキシム対移動銅のモル比は、しばしば2.7:1〜1:1の範囲内にあるよ
うに選ばれる。好ましくは、減少粘度および改善された相離脱などの改善された
湿式冶金特性を達成するために、オキシム対移動銅のモル比は、2.3:1〜2
.0:1である。
【0055】 アンモニア水溶液との接触後、金属を、金属が抽出されたものより低いpHを
有するストリップ水溶液との接触により、溶媒抽出剤から回収することができる
【0056】 本発明の第三側面による方法に用いられる低pHストリップ水溶液は、通常酸
性で、本発明の第二側面の方法においてストリップ溶液について記載されるとお
りである。抽出された金属が銅もしくは亜鉛の場合、好ましいストリップ溶液は
、それぞれ、典型的には80g/l以下の銅もしくは亜鉛、しばしば20g/l
よりも多くの銅もしくは亜鉛、好ましくは30〜50g/lの銅もしくは亜鉛、
および200g/l以下の硫酸、しばしば120g/lよりも多くの硫酸、好ま
しくは150〜180g/lの硫酸を含む銅もしくは亜鉛電解採取セルからのス
トリップされた電解質もしくは使用済み電解質を含む。
【0057】 本発明の第三側面の方法における有機溶液対ストリップ水溶液の容積比は、一
般にストリップ溶液1リットルにつき、50g/l以下の金属の移動、特に銅の
有機溶液からストリップ溶液への移動を達成するように選ばれる。多くの産業的
銅電解採取方法において、移動は、しばしば10〜35g/lであり、好ましく
はストリップ溶液1リットルにつき15〜20g/lの銅が、有機溶液から移動
する。1:2〜15:1、好ましくは1:1〜10:1、特に5:1未満の有機
溶液対水溶液の容積比が、一般に用いられる。
【0058】 本発明の第三側面の好ましい実施態様は、下記工程を含むアンモニア水溶液か
ら金属を抽出する方法を含む: 工程1において、オルトヒドロキシアリールケトキシムおよび任意に置換され
たエチレンもしくはポリエチレングリコールのジアルキルエステルを含む水不混
和性溶媒抽出組成物を、初めに金属を含むアンモニア水溶液と接触させ; 工程2において、金属溶媒抽出剤錯体を含む溶媒抽出組成物をアンモニア水溶
液から分離し; 工程3において、金属溶媒抽出剤錯体を含む溶媒抽出組成物をアンモニア溶液
よりも低いpHのストリップ水溶液と接触させて銅の水不混和性相からのストリ
ッピングを実施し; 工程4において、金属減損溶媒抽出組成物を低pH水溶液から分離する。
【0059】 金属は、ストリップ水溶液から、例えば、電解採取など従来の方法により回収
できる。 本発明を、下記実施例によりさらに説明するが、それらに限定はされない。
【0060】 実施例の一般的方法 それぞれの改質剤を同じオキシムでテストして、一定のストリップ条件下で目
標最低ストリップレベルを達成するために必要な改質剤の量を決定した。これら
の目標レベルは、そのような条件下で市販の抽出剤の性能の経験に基づいて選ば
れた。3つのストリップ水溶液(かっこ内の組成物)については、目標最低スト
リップレベルは、1.8gpl Cu(30gpl Cu/120gpl H2
SO4)、1.6gpl Cu(30gpl Cu/150gpl H2SO4
および1.24gpl Cu(30gpl Cu/180gpl H2SO4)だ
った。ついで、目標最低ストリップレベル実験により定められた改質剤の濃度を
用いて、最大ロード値を一定のローディング条件下で決定した。ついで、最後に
最大ロード溶液についてストリップ実験を実施し、ロードされた銅値とストリッ
プされた銅値との間の差を計算することにより、正味銅移動値を、一定の抽出お
よびストリップ条件下でそれぞれの改質剤について誘導した。
【0061】 目標最低ストリップ値を達成するために必要な改質剤濃度: サンプル溶液: ノニルサリシルアルドキシム(100g)を、商品名 ORFOM SX7で
市販されている炭化水素溶媒(1リットル)に溶解して、100g/lの原液を
得た。ついで、テストするそれぞれの改質剤について、原液の4つの別々のアリ
コート(25ml)を取り出し、これらを用いて下記のテスト溶液を調製した: 1)原液の第一アリコート(25ml)に2.5gの改質剤を添加し、ついで
、得られた溶液を、ORFOM SX7を添加することにより50mlに稀釈し
た。これは、50g/lオキシム、50g/l改質剤のテスト溶液を与えた。
【0062】 2)原液の第二アリコート(25ml)に1.5gの改質剤を添加し、ついで
、得られた溶液を、ORFOM SX7を添加することにより50mlに稀釈し
た。これは、50g/lオキシム、30g/l改質剤のテスト溶液を与えた。
【0063】 3)原液の第三アリコート(25ml)に0.75gの改質剤を添加し、つい
で、得られた溶液を、ORFOM SX7を添加することにより50mlに稀釈
した。これは、50g/lオキシム、15g/l改質剤のテスト溶液を与えた。
【0064】 4)原液の第一アリコート(25ml)に改質剤を添加せず、溶液を、ORF
OM SX7を添加することにより50mlに稀釈しただけだった。これは、5
0g/lオキシム、無改質剤のテスト溶液を与えた。
【0065】 評価手順: 改質剤それぞれについて、4つのテスト溶液をそれぞれ、3つの銅/酸ストリ
プ溶液でストリップすることにより評価した。この手順については、それぞれの
テスト溶液の3つのアリコート(10ml)を、別々に取り出した。ついで、テ
ストアリコートをpH4.5で緩衝した10g/l Cu2+を含むCuSO4
溶液の同容積(1:1 O/A(有機/水性))と共に分液漏斗中で2分間振と
うし、水性相を廃棄し、さらに新鮮な銅溶液で3回繰り返すことにより、それぞ
れのアリコートがロードされて、Cu2+と平衡させた。銅でロードされた後、そ
れぞれの有機相は単離し、ついで銅のストリップを行なった。各溶液のストリッ
ピングは、テストアリコートを同容積の一定のストリップ溶液と共に分液漏斗中
で2分間振とうし、水性相を廃棄し、さらに新鮮なストリップ溶液で3回繰り返
すことにより、実施した。30gpl Cu/120gpl H2SO4、30g
pl Cu/150gpl H2SO4および30gpl Cu/180gpl
2SO4からなるストリップ水溶液を、これらの評価に用いた。結果として得ら
れた有機相の銅濃度を、原子吸光分析により決定した。全部で12回の測定が、
各テスト改質剤について実施された。
【0066】 用いられたストリップ溶液それぞれについて集められたデータをプロットし、
必要改質剤濃度に対する有機相ポストストリッピングに残された銅を示す曲線を
得た。ついで、これを用いて、ストリッピング条件それぞれの下で、目標最低ス
トリップレベルを達成するために各改質剤の必要量を決定した。
【0067】 正味銅移動: テスト溶液: 3つのテスト溶液を、50g/lオキシムを含むそれぞれの改質剤および目標
最低ストリップ値を達成するために測定された濃度での改質剤について調製した
。これらを、原液(100g/lの原液を与えるためにORFOM SX7(1
リットル)に溶解したノニルサリシルアルドキシム(100g))のアリコート
(25ml)から、必要量の改質剤を添加し、ついでORFOM SX7の添加
により50mlに稀釈することにより調製した。
【0068】 評価手順: 最大ロード値: 各テスト溶液のアリコート(10ml)を別々に取り出し、それぞれをロード
し、1:1 O/Aで5g/lのCu2+を含むCuSO4水溶液と接触させ、分
液漏斗中で新鮮なローディング溶液と共に2分間4回振とうすることにより、銅
と平衡させた。pH1.0、1.5、および2.0の銅ローディング溶液を評価
に用いた。5つのロードされた有機溶液をそれぞれの改質剤について、pH1.
0で1つ、pH1.5で1つ、およびpH2.0で3つ、調製した。原子吸光分
析により銅含有量について分析する前に、有機層を分離し、相分離濾過物質を通
してろ過した。
【0069】 ストリップ値: ついで、pH2.0でロードされたそれぞれの改質剤につき3つの有機溶液が
、それぞれ異なるストリップ条件を用いて、ストリップされた。ストリッピング
は、1:1 O/Aで、ロードされた有機溶液のアリコート(5ml)を30g
pl Cu/120gpl H2SO4、30gpl Cu/150gpl H2
SO4もしくは30gpl Cu/180gpl H2SO4を含むストリップ水
溶液と接触させることにより実施された(接触は、分液漏斗中で新鮮なストリッ
プ溶液と共に2分間4回振とうすることによった)。銅のストリッピングを、有
機相の銅レベルを原子吸光分析により測定することにより決定した。
【0070】 ストリップ条件により達成できる最小ストリッピングはロード条件の影響を受
けないので、ロードおよびストリップ条件の組合せの場合の正味銅移動を、一定
のpHでのロード値から一定のストリップ溶液のストリップ値を引くことにより
、各改質剤/オキシム組成物について決定した。
【0071】 実施例1 エステル、テトラエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエートについて
、下記結果を得た。
【0072】 目標最小ストリップ値を達成するために必要な改質剤のレベルは、27gpl
(30/180)、34gpl(30/150)および41gpl(30/12
0)だった。
【0073】 これらの改質剤濃度を用いて、一定のpHローディング条件およびストリップ
条件下での正味銅移動値のマトリックスを生成させ、表1に示す。
【0074】
【表1】
【0075】 比較例A 既知の改質剤2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジ−イソブ
チレートについて、下記結果を得た。
【0076】 目標最小ストリップ値を達成するために必要な改質剤のレベルは、41gpl
(30/180)、48gpl(30/150)および55gpl(30/12
0)だった。
【0077】 これらの改質剤銅濃度を用いて、一定のpHローディング条件およびストリッ
プ条件下での正味銅移動値のマトリックスを生成させ、表2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】 結果は、最小ストリップ値を達成するために、テトラエチレングリコールジ−
2−エチルヘキサノエート(本発明による改質剤)は、既知の改質剤よりも少し
しか必要でないことを示す。さらに、各改質剤について示されたデータをひとつ
ひとつ比較すると、ロード/ストリップ条件のそれぞれのセットの下で、エステ
ル改質剤の必要量が少ないだけでなく、高正味銅移動が達成され、したがって、
本発明の組成物が既知の改質剤を用いる組成物よりも有効な銅移動剤であること
がわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4D056 AB03 AB04 AB06 AB08 AC09 AC11 AC20 BA03

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒド
    ロキシアリールケトキシムの1つ以上、および任意に置換されたエチレンもしく
    はポリエチレングリコールのジアルキルエステルの少なくとも1つ、ならびに好
    ましくは水不混和性有機溶媒を含む溶媒抽出組成物。
  2. 【請求項2】 前記オルトヒドロキシアリールオキシムもしくはオルトヒド
    ロキシアリールケトキシムが、下記化学式(1)で示される化合物類から選ばれ
    る、請求項1に記載の組成物: 【化1】 式中、 R1は、水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビル基であり; R2は、任意に置換されたオルトヒドロキシアリール基、およびそれらの塩で
    ある。
  3. 【請求項3】 前記任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコ
    ールのジアルキルエステルが、10〜56の炭素原子を含むエステルを含む、請
    求項1もしくは2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリコ
    ールのジアルキルエステルが、下記化学式で示される化合物類から選ばれる、請
    求項1〜3のいずれかに記載の組成物: 【化2】 式中、 R7およびR8は、それぞれ独立して任意に置換されたアルキル基であり; R9〜R20は、それぞれ独立して水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビ
    ルであり; m、nおよびpは、m+n+pが1以上であるという条件で、それぞれ独立し
    て0、1、2、3もしくは4であり;そして qは、1、2もしくは3である。
  5. 【請求項5】 n+pが0であり、qが1であり、mが2〜4であり、R9
    〜R20のそれぞれが水素である、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 R7もしくはR8の1つあるいは両方が、枝分れアルキル基で
    ある、請求項4もしくは5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 n+pが0であり、qが1であり、mが2〜4であり、R9
    〜R20のそれぞれが水素であり、R7およびR8の両方が枝分れC4〜C12アルキ
    ル基である、請求項4〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記オルトヒドロキシアリールケトキシムが、5−(C9
    14アルキル)−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシム、好ましくは5−ノニ
    ル−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシムである、請求項1〜7のいずれかに
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記オルトヒドロキシアリールアルドキシムが、5−(C9
    〜C14アルキル)−2−ヒドロキシベンズアルドキシム、好ましくは5−ノニル
    −2−ヒドロキシベンズアルドキシムである、請求項1〜8のいずれかに記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 前記任意に置換されたポリエチレングリコールのジアルキ
    ルエステルが、テトラエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエートである
    、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 溶解金属を含む酸性溶液もしくは溶解金属を含むアンモニ
    ア水溶液が、水不混和性有機溶媒および水不混和性溶媒抽出剤を含む溶媒抽出組
    成物と接触し、それにより金属の少なくとも一つのフラクションが有機溶液中に
    抽出される、溶液から金属を抽出する方法であって、前記溶媒抽出組成物が、1
    つ以上のオルトヒドロキシアリールアルドキシムもしくはオルトヒドロキシアリ
    ールケトキシム、ならびに少なくとも1つの任意に置換されたエチレンもしくは
    ポリエチレングリコールのジアルキルエステルを含むことを特徴とする、前記方
    法。
  12. 【請求項12】 溶媒抽出組成物に存在するオルトヒドロキシアリールケト
    キシムに対してオルトヒドロキシアリールアルドキシムが優位を占める、請求項
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 溶媒抽出組成物に存在するオルトヒドロキシアリールアル
    ドキシムに対してオルトヒドロキシアリールケトキシムが優位を占める、請求項
    11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記金属が、銅、亜鉛、コバルトもしくはニッケルであり
    、好ましくは銅である、請求項11〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記オルトヒドロキシアリールオキシムもしくはオルトヒ
    ドロキシアリールケトキシムが、下記化学式(1)で示される化合物類から選ば
    れる、請求項11〜14のいずれかに記載の方法: 【化3】 式中、 R1は、水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビル基であり; R2は、任意に置換されたオルトヒドロキシアリール基、およびそれらの塩で
    ある。
  16. 【請求項16】 前記任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリ
    コールのジアルキルエステルが、10〜56の炭素原子を含むエステルを含む、
    請求項11〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記任意に置換されたエチレンもしくはポリエチレングリ
    コールのジアルキルエステルが、下記化学式で示される化合物類から選ばれる、
    請求項11〜16のいずれかに記載の方法: 【化4】 式中、 R7およびR8は、それぞれ独立して任意に置換されたアルキル基であり; R9〜R20は、それぞれ独立して水素もしくは任意に置換されたヒドロカルビ
    ルであり; m、nおよびpは、m+n+pが1以上であるという条件で、それぞれ独立し
    て0、1、2、3もしくは4であり;そして qは、1、2もしくは3である。
  18. 【請求項18】 n+pが0であり、qが1であり、mが2〜4であり、R 9 〜R20のそれぞれが水素である、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 R7もしくはR8の1つあるいは両方が、枝分れアルキル基
    である、請求項17もしくは18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 n+pが0であり、qが1であり、mが2〜4であり、R 9 〜R20のそれぞれが水素であり、R7およびR8の両方が枝分れC4〜C12アルキ
    ル基である、請求項17〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記オルトヒドロキシアリールケトキシムが、5−(C9
    〜C14アルキル)−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシム、好ましくは5−ノ
    ニル−2−ヒドロキシアセトフェノンオキシムである、請求項11〜20のいず
    れかに記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記オルトヒドロキシアリールアルドキシムが、5−(C 9 〜C14アルキル)−2−ヒドロキシベンズアルドキシム、好ましくは5−ノニ
    ル−2−ヒドロキシベンズアルドキシムである、請求項11〜21のいずれかに
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記任意に置換されたポリエチレングリコールのジアルキ
    ルエステルが、テトラエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエートである
    、請求項11〜22のいずれかに記載の方法。
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