JP2003502882A - プロキシ・サーバを介して電子データを配信する方法及び装置 - Google Patents

プロキシ・サーバを介して電子データを配信する方法及び装置

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JP2003502882A
JP2003502882A JP2000601560A JP2000601560A JP2003502882A JP 2003502882 A JP2003502882 A JP 2003502882A JP 2000601560 A JP2000601560 A JP 2000601560A JP 2000601560 A JP2000601560 A JP 2000601560A JP 2003502882 A JP2003502882 A JP 2003502882A
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コバタ,ヒロシ
ギャグン,ロバート
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アタボック インコーポレーテッド
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Abstract

(57)【要約】 ネットワークを介してコンピュータ・システム間でディジタル情報を配信する電子パーセル配信システムについて開示する。パーセル配信システムは、発信側システムと受信側システムとの間に配置されたサーバ・システムを含む。サーバ・システムは、ネットワークを介して受信したディジタル情報を格納する。ディジタル情報は、パーセル、文書、画像、実行可能ソフトウエア、オーディオ・ファイル等を表すことができる。発信側システムは、通知を受信側システムに送信する。通知は、発信側システムがネットワークを介してサーバ・システムにディジタル情報を送信していること、及びディジタル情報は受信側システムによってアクセス可能であることを知らせる。受信側システムは、発信側システムから直接、又はネットワークに接続された第2サーバ・システムを介して、通知を受信することができる。サーバ・システムは、ウェブ・ページを含むことができ、受信側システムはこれにアクセスして、格納されているディジタル情報を取得することができる。通知は、サーバ・システム上のウェブ・ページにアドレスする、リソース・ロケータを含むことができる。ウェブ・ページは、ディジタル情報へのアクセスを付与する前に、受信側システムの有効な認証を要求することができる。ディジタル情報の配信は、発信側システムがディジタル情報をサーバ・システムに送信した後、受信側システムがディジタル情報を用いるまでは、キャンセルすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
(関連出願) 本願は、1998年2月26日に出願した米国特許出願第09/258,60
9号の優先権を主張する。 本発明は、一般的に、ネットワークを通じた発信側システムから受信側システ
ムへのディジタル情報の転送に関する。更に特定すれば、本発明は、電子文書配
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットは、今日では何百万ものコンピュータ・システム間に接続性を
設ける相互接続ネットワークの国際的集合体である。インターネットの一部分は
ワールド・ワイド・ウェブ(「ウェブ」)のグラフィックス及びサウンド指向技
術であり、コンピュータ・システムを用いて、広範囲に渡る種々のディジタル情
報、例えば、ファイル、文書、画像、及びサウンドにアクセスする。これらは、
「ウェブ・サイト」(又は「ウェブ・サーバ」)と呼ばれる別のコンピュータ・
システム上に格納されている。ウェブ・サイトは、「ウェブ・ページ」と呼ばれ
る電子ページ又は文書で構成される。
【0003】 コンピュータ・システムのユーザは、「ブラウザ」と呼ばれるクライアント・
ソフトウエアを実行することによって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェースを介して、ウェブ・サイトにおいてディジタル情報を閲覧することが
できる。市販のウェブ・ブラウザの例には、Netscape Navigat
or(登録商標)及びMicrosoft Internet Explore
r(登録商標)が含まれる。ウェブ・ブラウザは、種々の標準化方法(即ち、プ
ロトコル)を用いて、ウェウ・サーバにアクセスし、これと通信を行なう。リン
クされたテキストを公開したり閲覧できるようにするためのコモン・プロトコル
は、ハイパー・テキスト・プロトコル(HTTP)である。
【0004】 ウェブ・サーバにおけるウェブ・ページにアクセスするには、コンピュータ・
システムのユーザは、ユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)と呼ばれる
、ウェブ・ページのアドレスを、ウェブ・ブラウザが提示するアドレス・ボック
スに入力する。アクセスするウェブ・ページは、テキスト、グラフィクス、オー
ディオ、及びビデオ情報(例えば、画像、動画、アニメーション等)のあらゆる
組み合わせを含むことができる。多くの場合、アクセスするウェブ・ページは、
ハイパーリンクと呼ばれる、ウェブ上の別のウェブ・サーバにおける文書へのリ
ンクを有する。また、アクセスされるウェブ・ページは、アプリケーション・プ
ログラムの実行を呼び出すこともできる。
【0005】 ウェブの展開によって、コンピュータのユーザは、局地的にそして世界的に、
メッセージや文書を交換することが可能となった。ウェブ・ユーザ間のネットワ
ーク通信で普及している1つの形態は、電子メール(eメール)である。ユーザ
間におけるeメール通信は、ほとんど、短いメッセージである。場合によって、
eメール・メッセージは添付ファイルを有する場合もある。これは、メッセージ
と共に送信するファイルのことである。このファイルは、多くのフォーマットの
1つ、例えば、テキスト、グラフィクス、実行可能ソフトウエア等とすることが
できる。しかしながら、eメール・システムは、通常、eメール・メッセージの
サイズを制限している。このサイズを超過する添付ファイルは、小さなファイル
に分解し、受信側で再生しなければならず、多くのeメール・ユーザの知力の範
囲を超えている。その結果、eメールは、文書のサイズが大きい場合に、フォー
マット化された文書を送信するための実用的な媒体とはならない場合もある。H
TTPやFTP(ファイル転送プロトコル)のような別のプロトコルは、大きな
ファイルを転送することができるが、ネットワーク上で割込があると、完全なフ
ァイル転送に成功するためには、転送を繰り返し試さなければならない可能性も
ある。
【0006】 ネットワークを介して大きなサイズの文書を配信する問題から、電子文書配信
システムが開発された。電子文書配信システムの1つが、Smith等の米国特
許第5,790,790号に記載されている。この配信システムは、発信側コン
ピュータ及び受信側コンピュータ間に介挿されたサーバを含む。発信側システム
は、文書をサーバに送信し、サーバは、文書全てを受信した後に、受信側システ
ムに通知を送信する。この通知は、転送されサーバ上に格納された文書への直接
的なレファレンスを含む。受信側システムは、この直接的なレファレンスを用い
て、文書を突き止め、サーバからダウンロードする。
【0007】 しかしながら、この配信システムの欠点の1つに、文書を完全に転送した後に
、通知を発生させることがあげられる。その結果、サーバは、対象の受信側に通
知を送る前に、文書全体を受信しなければならない。しかしながら、配信システ
ム内にある多数の地点の1つにネットワーク障害が生じると、通知が受信側シス
テムに到達するのが阻止される可能性がある。第1に、サーバは、文書全体を全
く受信せず、したがって受信側システムに通知を全く発行しない場合がある。第
2に、サーバ及び受信側システム間の接続に障害が発生する可能性があり、受信
側システムは、サーバが発行した通知を受信できない可能性がある。これら各場
合において、受信側システムは、発信側システムが文書を送ろうとしていること
に気がつかないままでいることになる。後者の場合、サーバは、文書の受信に成
功している場合もあろうが、受信側システムは、通知がなければ、文書を検索可
能であることを知ることができず、どこでそれを見つけるかも知ることができな
い。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、ネットワークを介してコンピュータ・システム間でディジタル情報
を配信する電子パーセル配信システムに特徴を有する。一態様において、本シス
テムは、ネットワークに接続されたサーバ・システムを含む。サーバ・システム
は、ネットワークを介して受信したディジタル情報を格納する。ディジタル情報
は、パーセル、文書、画像、実行可能ソフトウエア、オーディオ・ファイル等を
表すことができる。ネットワークに接続された発信側システムは、受信側システ
ムへの配信に指定された電子文書を表すディジタル情報を含む。また、発信側シ
ステムは、暗号化ソフトウエアを実行し、文書をネットワーク上で送信する前に
この文書を暗号化するプロセッサも含む。サーバ・システムがネットワークに接
続され、エンコードされた文書を受信する。サーバ・システムは、解読ソフトウ
エアを実行し、発信側システムによってエンコードされた文書をデコードし、更
に暗号化ソフトウエアを実行して、デコードされた文章をエンコードし、その後
この文書を受信側システムに配信するプロセッサを備えている。 本発明は、添付した特許請求の範囲に特定的に記述されている。本発明の前述
の及びその他の利点は、添付図面と関連付けて以下の文書を参照することによっ
て、より良く理解されよう。
【0009】
【実施の態様】
図1は、本発明の原理にしたがって、ネットワーク30を介してあらゆるサイ
ズ及びタイプのファイル(例えば、2進ディジタル情報、テキスト、文書、パー
セル、マルチメディア・コンテンツ、ビデオ、オーディオ、ディジタル画像、ソ
フトウエア、ソース・コード、フォルダ等)を電子的に配信する、電子パーセル
配信システム10を示す。パーセル配信システム10は、発信側コンピュータ・
システム14、受信側コンピュータ・システム18、並びに、ネットワーク30
に接続されたサーバ・システム22及び26を含む。尚、複数の発信側システム
及び受信側システムもネットワーク30に接続可能であることは理解されよう。
ネットワーク30は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、イ
ントラネット、あるいはインターネット、又はワールド・ワイド・ウェブのよう
なワイド・エリア・ネットワーク(WAN)とすることができる。
【0010】 発信側システム、受信側システム、及びサーバ・システムの各々は、標準的な
電話線、LAN又はWANライン(例えば、T1、T3、56kb、X.25)
、ブロードバンド接続(ISDN、フレーム・リレー、ATM)、及びワイヤレ
ス接続を含む種々の接続を介して、ネットワーク30に接続することができる。
接続は、種々の通信プロトコル(例えば、HTTP、TCP/IP、IPX、S
PX、NetBIOS、イーサネット(登録商標)、RS232、及び直接非同
期接続)を用いて確立することができる。
【0011】 発信側システム14及び受信側システム18は、任意のパーソナル・コンピュ
ータ(例えば、286、386、486、Pentium(登録商標)、Pen
tium(登録商標) II)、薄型クライアント・デバイス、Macinto
shコンピュータ、Windows(登録商標)系端末、ネットワーク・コンピ
ュータ、ワイヤレス・デバイス、情報機器、RISC Power PC、X−
デバイス、ワークステーション、ミニコンピュータ、メイン・フレーム・コンピ
ュータ、又はグラフィカル・ユーザ・インターフェースを有するその他の計算機
とすることができる。発信側システム14及び受信側システム18が対応するW
indows(登録商標)指向プラットフォームはWindows(登録商標)
3.x、 Windows(登録商標)95、Windows(登録商標)98
、Windows(登録商標) NT 3.51、Windows(登録商標)
NT 4.0、Windows(登録商標) CE、Windows(登録商
標)系端末用Windows(登録商標)、Macintosh、Java(登
録商標)及びUnix(登録商標)を含むことができる。発信側システム14及
び受信側システム18は、表示画面34、34’、キーボード38、38’、メ
モリ42、42’、プロセッサ46、46’、及びマウス50、50’をそれぞ
れ含むことができる。
【0012】 各サーバ・システム22、26は、ウェブ・サーバとして動作し、HTTPプ
ロトコルにしたがって通信し、ウェブ・ページを提供し、URLを処理し、ネッ
トワーク20の他の部分(例えば、ワークステーション、記憶システム、プリン
タ)、又はその他のネットワークへのアクセスを制御することができるのであれ
ば、任意の計算システムとすることも可能である。また、サーバ・システム22
は、発信側システム14及び受信側システム18間でeメール・メッセージを交
換するeメール・サーバとして動作することも可能である。サーバ・システム2
6は、発信側システムから受信し、続いて受信側システムに送信することになっ
ているディジタル情報を格納する記憶装置54を含む。記憶装置54は、ハード
・ディスク装置のような永続的記憶装置、又はダイナミックRAMのような揮発
性記憶装置とすることができる。 サーバ・システム26は、論理的に単一のサーバ・システムとして作用し、ス
ケーラブル・アーキテクチャ(図8参照)に編成されている1群のサーバ・コン
ピュータ・システムを含むことができる。
【0013】 サーバ・システム26及びウェブ・サーバ22は、前述の電子パーセル配信サ
ービスを、本発明の原理にしたがって、発信側システムと受信側システムとの間
に提供する。発信側システム14上にインストールされたアプリケーション・ソ
フトウエア(以後、クライアント・ソフトウエア)及びサーバ・システム26上
にインストールされたアプリケーション・ソフトウエアは、パーセル配信サービ
ス機能を実行する。クライアント・ソフトウエアは受信側システム18上にもイ
ンストールすることができるが、受信側システムがパーセルを受信するためには
、これは必要ではない。インストールされると、クライアント・ソフトウエアは
、発信側システム14又は受信側システム18にインストールされているウェブ
・ブラウザのコンフィギュレーションから、プロキシ及びプロトコル情報を収集
する。この情報は、パーセルをネットワーク30上に送信するためにプロキシが
必要か否か、及び用いる必要なプロトコル(例えば、HTTP)を示す。この収
集した情報にしたがって、クライアント・ソフトウエアは、自動的に、プロキシ
を構成し、発信側システム14又は受信側システム18上のコンフィギュレーシ
ョンにプロトコルを設定する。クライアント・ソフトウエアが、発信側システム
14にはウェブ・ブラウザが全くインストールされていないと判定した場合、プ
ロキシ及びプロトコルは、デフォルト値、即ち、「プロキシなし」及び「TCP
/IP」にそれぞれセットされたままとなる。
【0014】 開始時に、クライアント側ソフトウエアは、サーバ側ソフトウエアと通信する
。クライアント側ソフトウエアは、パーセルを発信し受信する機能性を提供する
。したがって、発信側システム14及び受信側システム18の役割を逆にするこ
とができ、発信側が受信側となり、受信側が発信側となる。サーバ・システム2
6は、受信したが未配信のパーセルの倉庫として動作する。 本発明のパーセル配信サービスは、発信側及び受信側に種々のサービスを提供
する。以下に説明するこれらのサービスは、データ・ストリーミング、送信割込
機能、データ暗号化及び圧縮、パーセル追跡、及びパーセル・キャンセルを含む
。発信側システム14及び受信側システム18は、パーセル配信システムにアク
セスするために、少なくとも2つの技法を用いることができる。すなわち、(1
)クライアント・ソフトウエアを実行することによって、及び(2)ウェブ・ブ
ラウザ、例えば、Netscape Navigator(登録商標)又はMi
crosoft Internet Explorer(登録商標)を実行する
ことによってアクセスすることができる。クライアント・ソフトウエアを実行す
ると、発信側及び受信側は、サーバ・システム26上で実行しているサーバ側ソ
フトウエアと通信状態となり、ブラウザを実行すると、発信側及び受信側は、サ
ーバ・システム26上のコモン・エントリ・ウェブ・ページ(例えば、ホーム・
ページ)に進む。
【0015】 サーバ・システム26にアクセスすると、発信側及び受信側には、種々のグラ
フィカル・ウィンドウが提示され、これらを介して、発信側及び受信側は、所望
のパーセル発信及び受信動作を実行する。これらのウィンドウについては、図3
と関連して以下で説明する。尚、ウェブ・ページ及びグラフィカル・ウィンドウ
に関して説明するが、本発明の原理は、ワールド・ワイド・ウェブ、ウェブ・ペ
ージ、及びグラフィカル・ウィンドウのコンテクストに限定される訳ではない。
例えば、発信側及び受信側は、非グラフィカル環境で動作することができ、ファ
イル転送プロトコル等のプロトコルにしたがって、コマンド・ライン・オペレー
ションに入り、パーセルを送ったり、サーバ・システム26からファイル・ディ
レクトリを取得することができる。
【0016】 クライアント・ソフトウエアによってパーセル配信サービスを開始するために
、発信側及び受信側は、クライアント・ソフトウエアを表すグラフィカル・デス
クトップ・アイコン上でマウスをダブル・クリックすることができる。パーセル
を送るための代替方法の1つは、当該パーセルのグラフィック表現をアイコン上
にドラッグ及びドロップすることである。ウェブ・ブラウザによってパーセル配
信サービスを開始するために、発信側システム14及び受信側システム18のユ
ーザは、ブラウザを表すグラフィック・デスクトップ・アイコン上でダブル・ク
リックし、コモン・エントリ・ウェブ・ページに関連するURLにナビゲートす
る。あるいは、本発明の一実施形態の原理によれば、パーセル通知の受信者は、
この通知に埋め込まれているハイパーリンク上でクリックすることができる。こ
のハイパーリンクによって、ブラウザを立ち上げ、コモン・エントリ・ウェブ・
ページにナビゲートする。
【0017】 図2は、本発明のパーセル配信システム10の概略的動作を示す。発信側シス
テム14は、ここではパーセルと称するディジタル情報58をサーバ・システム
26に送信し、通知62を受信側システム18に送信する。パーセル58及び通
知62の送信は、同時に行なうことができる。他の実施形態では、発信側システ
ム14は、パーセル58を送信する前、又は完全なパーセル58をサーバ・シス
テム26に送信することに成功した後に、通知62を発行することができる。通
知62は、パーセル58の送信前、後、又は同時に、自動的に又は手動で発生す
ることができる。
【0018】 通知62は、受信側システム18にとって、発信側システム14が、受信側シ
ステム18に宛てたパーセルを、サーバ・システム26に送信したことを知らせ
る。例えば、eメール・メッセージを、通知62として使用することができる。
eメールを通知のために用いることの利点は、発信側システム14が、受信側シ
ステム18のオンラインの可用性を確認することができる点にある。典型的なe
メール・サービスは、発信側に、個々の受信側がeメール・メッセージを受信し
たことを報告することができる。また、eメール・サービスの幾つかのものは、
発信側に、特定の受信側がそのeメール・メッセージを読んだことを通知するこ
とも可能である。これらのeメール機能は、配信をキャンセルする機能と相俟っ
て、利用不可能な受信側へのパーセル配信を回避することにより、パーセル配信
のコストを削減するのに役立つことができる。
【0019】 一実施形態では、通知62は、「パーセルが届きました」というような短いメ
ッセージとすることができる。ユーザがパーセル配信システム10に精通してお
り、コモン・エントリ・ページ66の場所を知っていれば(又は、例えば、その
場所をウェブ・ブラウザ内のブックマークとして記録してあれば)、発信側シス
テム14がパーセルを送ったことを示すこの通知だけで、他に何もなくても、十
分であろう。 他の実施形態では、通知62は、サーバ・システム26上のコモン・エントリ
・ページ66にアドレスするリソース・ロケータ(例えば、URL)を含むこと
もできる。このリソース・ロケータは、ハイパーリンクとして動作することがで
き、マウスのクリックによって、ウェブ・ブラウザを立ち上げ、コモン・エント
リ・ページ66にナビゲートする。あるいは、受信側システム18が、手動でブ
ラウザを立ち上げ、コモン・エントリ・ページ66に対応するURLを入力する
こともできる。
【0020】 発信側システム14に、サーバ・システム26ではなく、受信側システム18
に通知させることによって、受信側システム18は、差し迫ったパーセルの配信
に関する通知をより速やかに得ることになる。したがって、受信側システム18
は、発信側システム14からサーバ・システム26にパーセル58が未だ完全に
送信されていない間に、パーセル58を要求することによって、後述のサーバ・
システム26が提供するパーセル配信サービスのデータ・ストリーミング機能を
利用することができる。 サーバ・システム26は、パーセル58を記憶システム54に格納することが
できる。通知62に応答して、受信側システム18は、サーバ・システム26(
例えば、コモン・エントリ・ページ66)にアクセスし、パーセル58を要求す
ることができる(70)。この要求70は、受信側システム18上にインストー
ルされているソフトウエアによって自動的に発生するか、前述のように、意図的
に開始することができる。これにより、サーバ・システム26は、パーセル58
を受信側システム18にダウンロードすることができる。
【0021】 パーセル58を取得するには、受信側システム18は、サーバ・システム26
から(例えば、コモン・エントリ・ページ66を介して)アクセスし、次いで図
3に示すような一連のグラフィカル・ウィンドウを見ることができる。ウィンド
ウは、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを提供し、受信者がパーセル5
8にアクセスするように、受信者を導くことができる。先に注記したように、ペ
ージ66には手動又は自動的に訪問することができる。ページ66を受信側シス
テム18にダウンロードすると、コモン・ゲートウェイ・インターフェース(C
GI)スクリプトを実行することができる。このスクリプトは、受信側システム
のユーザのログオン認証を要求し、ユーザに、ユーザ名やパスワードのようなロ
グオン情報72の入力を促すことができる。
【0022】 認証成功の後、第2ウィンドウ78がユーザに提供され、ユーザが受信(「イ
ンボックス」)又は発信(「アウトボックス」)したパーセルのステータスを提
示する。「インボックス(IN)」を選択することによって、ユーザは、以前に
受信したパーセル及び現在受信中のパーセルのリスト、並びにこれらのパーセル
の情報を取得することができる。この情報は、各パーセルのサイズ、及びユーザ
が当該パーセルを開いたか否かに関するステータスを含むことができる。ユーザ
は、所望のパーセル識別子上でダブル・クリックすることによって、リストアッ
プされているパーセルの内1つを選択することができる。図3において、ウィン
ドウ78は、ユーザが3つのパーセルを有することを示す。
【0023】 例えば、ユーザがパーセル#1を選択すると、次に表示されるウィンドウは、
発信側システムのアイデンティティ(識別子)、パーセルの名称、発信時刻、及
びパーセル・サイズというような、所定のパーセルの属性に関する情報を提供す
るカバー・シートである。カバー・シート82は、受信側システムのユーザに、
パーセルの配信を受け入れるか又は拒絶する機会を与える。受信側システムのユ
ーザは、属性情報を視認し、配信を拒否することを決定した場合、その結果パー
セルを拒絶することができる。この特徴によって、ユーザは、大きすぎるファイ
ル、不要な情報、疑わしいファイル、あるいは見知らぬ発信側又は望まない発信
側からの送信のダウンロードを回避することが可能となる。
【0024】 カバー・シート82は、選択したパーセルを取得するためのリソース・ロケー
タ、ここでは「ファイル」を含むこともできる。リソース・ロケータは、選択さ
れたパーセルを表すディジタル情報の格納場所を直接参照するパラメータを含む
ことができる。このようなパラメータの1つに、選択されたパーセルに関連する
一意的な識別子がある。他のパラメータは、ユーザ識別やセッション・キーのよ
うな、セッション情報を含むことができる。サーバ・システム26は、パーセル
識別子を格納場所にマッピングするデータ構造(例えば、データベース又はテー
ブル)を保持する。CGIスクリプトは、パラメータを処理し、データ構造にア
クセスして、選択されたパーセルの格納場所を特定し、格納されているパーセル
を取得し、ディジタル情報を受信側システム18に配信し始めることができる。
【0025】データ・ストリーミング データ・ストリーミングは、パーセル58を受信側システム18にダウンロー
ドしている間に、パーセル58をサーバ・システム26にアップロードすること
である。このプロセスは、パーセル58全体の配信に要する時間量をほぼ半分に
短縮することができる。この時間短縮が得られるのは、パーセルを受信側システ
ム18にダウンロードするプロセスは、パーセル全体が発信側システム14から
サーバ・システム26に到達するまで待たずに、サーバ・システム26は、ディ
ジタル情報の受信時に、送信を開始することができるからである。受信側システ
ム18がオンラインであれば、データ・ストリーミングを自動的に行なうことが
できる。受信側システムのユーザがパーセルを拒絶することができる実施形態で
は、受信側システム18は、サーバ・システム26がパーセル58を完全に受信
する前に、サーバ・システム26からのパーセル58を要求して、データ・スト
リーミングの利点を得ることができる。
【0026】 発信側システム14がパーセル58をサーバ・システム26に送信するときに
、受信側がオンラインでない場合、パーセル58全体がサーバ・システム26に
アップロードされるまで、送信を続けることができる。次いで、サーバ・システ
ム26は、受信側システム18がオンラインになるまで待ち、受信側システム1
8にダウンロードする前に、パーセル58を要求する。 一実施形態では、サーバ・システム26は、受信側システム18への送信に成
功した後、記憶装置54からのディジタル情報を削除する。受信側システム18
は、ディジタル情報を受信すると、サーバ・システム26に承認を返送すること
ができる。このプロセスによって、サーバ・システム26は、使用可能な記憶容
量を効率的に使用ができ、受信側システムへの配信を待っているパーセルに必要
な記憶量を削減することができる。
【0027】割込機能 サーバ・システム26から受信側システム18のパーセル58の送信における
割込の場合、サーバ・システム26は、接続を再確立した後に、割込の時点から
パーセル58の送信を再開することができる。一実施形態では、受信側システム
18は、その時点を、パーセルのサイズ及び割込時間から判断する。サーバ・シ
ステム26が最初にパーセル58を受信側システム18に送るとき、パーセルは
、受信側システム18へのパーセル58のサイズを示す一意的な識別子を含む。
接続を再確立した後、受信側システム18は、パーセルのサイズ及び割込時間を
用いて、サーバ・システム26から、以前に送信されなかったパーセル58の部
分のみを要求する。
【0028】セキュリティ 本発明の配信システム10は、種々のレベルのセキュリティを提供する。1つ
のレベルでは、サーバ・システム26は、発信側システム14及び受信側システ
ム18のユーザ・アイデンティティを認証することができる。この認証は、発信
側システム14及び受信側システム18上のクライアント・ソフトウエアのイン
ストールを一意的に識別することを含む。別のレベルでは、配信システム10は
、各配信トランザクションを認証する。別のレベルでは、送信の準備において、
クライアント・ソフトウエアが、ディジタル情報をリアルタイムで圧縮しかつ暗
号化する。また、サーバ・システム26も、パーセルを受信側システムに送信し
ながら、ディジタル情報をリアル・タイムで圧縮し暗号化する。更に別のセキュ
リティ・レベルでは、受信側システムのユーザは、サーバ・システム26からダ
ウンロードするのではなく、パーセルの配信を拒絶することができる。 また、サーバ・システム26は、認定局としても動作することができるので、
発信側システム及び受信側システムはそれぞれ、パーセルの発送元及び受信先の
アイデンティティを確保することができる。認定局としての役割では、サーバ・
システム26は、発信側システム及び受信側システムのユーザの暗号化キーを管
理する。
【0029】リアルタイム追跡 発信側システム14が受信側システム18へのパーセル58送信を開始した後
、発信側システム14は、ネットワーク30を介して、パーセル58の進行をリ
アルタイムで追跡することができる。情報の追跡には、いつ発信側システム14
がパーセル58をサーバ・システム26に送信し始めたのか、パーセル58のサ
ーバ・システム26(又は、以下で説明するように、中間ウェブ・サーバ)への
アップロードの進捗、受信側システム18のステータス(例えば、未登録、オフ
ライン、オンライン等)、パーセル58の受信側システムへのダウンロードの進
捗、及び受信されたパーセルのステータス(例えば、パーセルの受信、パーセル
のメモリ内における別の場所への移動、パーセルの配信、パーセルの開封、開封
時刻等)を含むことができる。サーバ・システム26は、受信側システム18が
、当該受信側システム18のユーザを一意的に識別する署名を用いて、パーセル
58を受信したことを検証することができ、更に、受信側システム18がクライ
アント・ソフトウエアを実行してサーバ・システム26にアクセスするときに、
クライアント・ソフトウエアに一意の識別子を検証することができる。署名及び
一意の識別子とともに、受信側システム18から承認が戻され、受信側システム
18がサーバ・システム26から、パーセル58に関するディジタル情報の最終
ビットを受信したことを確実知らせることができる。
【0030】 サーバ・システム26は、パーセル58に関する送信の進捗を、データベース
内に、署名及びクライアント・ソフトウエア識別と共に記録することができる。
データベースは、視認するために、発信側システム14及び受信側システム18
に監査試行(audit trial)を提供することができる。したがって、
追跡によって、発信側システム14は、パーセルの受信及びその後の使用を確認
する機構、即ち、トランス・インターネット通信において一般的に欠如している
機能を備えている。
【0031】配信キャンセル 発信側システム14は、受信側システム18へのパーセルの送信の間、いつで
もパーセルの配信をキャンセルすることができる。発信側システム14は、サー
バ・システム26に配信を停止することを通知する。サーバ・システム26がパ
ーセルの受信側システム18への送信を開始していない場合、サーバ・システム
26は、パーセルの転送に先行し、記憶装置54からパーセルを削除することが
できる。サーバ・システム26が既にパーセルを受信側システム18に送信し終
えている場合、サーバ・システム26は、キャンセル信号を受信側システム18
に転送することができる。受信側システム18上のクライアント・ソフトウエア
は、キャンセル信号をサーバ・システム26から受信すると、パーセル58の受
信が不完全であるか、又は完全に受信されているが未だ未開封である場合、パー
セルを削除する。完全に配信され開封されたパーセルは、キャンセルすることも
できるが、そうするには、受信側システムによる許可が必要となろう。発信側に
よる要求時に、サーバ・システム26は、ディジタル情報が未だ使用可能であれ
ば(即ち、上書きされていなければ)、キャンセルされたあらゆる配信を復元す
ることができる。
【0032】 図4は、本発明の電子パーセル配信システム10の実施形態の別の例を示して
おり、発信側システム14、受信側システム18、サーバ・システム26、及び
ウェブ・サーバ22を含む。発信側システム14及び受信側システム18は、ウ
ェブ・サーバ22及びサーバ・システム26と通信し、ウェブ・サーバ22は、
サーバ・システム26と通信する。パーセル58は、発信側システム14からサ
ーバ・システム26に直接渡り、サーバ・システム26はパーセル58を記憶シ
ステム54内に格納する。発信側システム14は、ウェブ・サーバ22に通知6
2を送り、ウェブ・サーバ22は通知62を受信側システム18に供給する。通
知62は、図2の実施形態において説明した通知62と同様に動作する。 この実施形態では、発信側システム14及び受信側システム18は、ウェブ・
ブラウザ90、94を動作させ、サーバ・システム26上のコモン・エントリ・
ページ66にアクセスする。ウェブ・サーバ22は、発信側システム14及び受
信側システム18並びにサーバ・システム26間にグラフィカル・ユーザ・イン
ターフェースを送信する。また、発信側システム14及びサーバ・システム26
間の追跡要求及び報告は、ウェブ・サーバ22を介してなされる。
【0033】 図5は、図4に示した実施形態と同様の、本発明のパーセル配信システム10
の実施形態の別の例を示す。図4の実施形態との相違は、発信側システム14が
、サーバ・システム26に直接送信する代わりに、パーセル58をウェブ・サー
バ22に送信することにある。次いで、ウェブ・サーバ22は、パーセル58を
サーバ・システム26に転送する。
【0034】 図6は、パーセル配信システム10の実施形態の別の例を示し、ここでは、発
信側システム14及び受信側システム18がそれぞれ、クライアント・ソフトウ
エアを実行し、サーバ・システム26上で実行するサーバ側ソフトウエアにアク
セスする。図4の実施形態と同様、発信側システム14は、パーセル58を直接
サーバ・システム26に送信し、通知62をウェブ・サーバ22に送信する。ウ
ェブ・サーバ22は、パーセルの受信側システム18に通知し、受信側システム
18は、応答して、サーバ・システム26からパーセル58を取得する。図4の
実施形態とは対照的に、ユーザ・インターフェース、追跡要求、及び追跡報告は
、ウェブ・サーバ22を介してではなく、発信側システム14(又は受信側シス
テム18)及びサーバ・システム26間で直接受け渡される。
【0035】 別の実施形態では、発信側システム14は、ウェブ・ブラウザ90を実行する
ことができ、一方受信側システム18は、クライアント・ソフトウエアを実行す
る。又は、逆に、発信側システム14が、クライアント・ソフトウエアを実行す
ることができ、受信側システムが、ウェブ・ブラウザ94を実行する。一般に、
このような実施形態では、クライアント・ソフトウエアは、サーバ・システム2
6と直接通信して、ユーザ・インターフェースや追跡情報のような情報を交換し
、ウェブ・ブラウザは、ウェブ・サーバ22を介して間接的に、サーバ・システ
ム26と通信する。
【0036】 図7は、パーセル配信システム10の更に別の実施形態を示し、この場合、発
信側システム14が、パーセル58を送ったことを受信側システムに通報する通
知機構が全くなく、発信側システム14は、パーセルをサーバ・システム26に
配信する。発信側システム14は、パーセル58を直接又はウェブ・サーバ22
を介して、サーバ・システム26に送信することができる。発信側システム14
がクライアント・ソフトウエアを実行すると、ユーザ・インターフェース及びパ
ーセル58は、サーバ・システム26に直接伝達される。発信側システム14が
ウェブ・ブラウザ90を実行すると、パーセル及びユーザ・インターフェースは
、ウェブ・サーバ22を介して伝達される。 受信側システム18がオンラインになると、URLが、グラフィカル・ユーザ
・インターフェースにおいてユーザに提示され、これによって、受信側システム
のユーザは、パーセルを取得することができる。あるいは、受信側システム18
は、周期的にサーバ・システム26をポーリングし新たなパーセル配信があった
か否か判定することもできる。
【0037】スケーラブル・サーバ・アーキテクチャ 図8は、論理的にサーバ・システム26として作用する1群のサーバの例の一
実施形態を示す。サーバ群は、ルート・サーバ100、1以上のユーザ・サーバ
102、104、及び1以上のデータ・サーバ106を含む。ルート・サーバ1
00は、群内の各ユーザ・サーバ102、104及びデータ・サーバ106を追
跡する。また、ルート・サーバ100は、他のリモート・サーバ・システム、又
はサーバ・システム26と共に、電子パーセル・サービスを提供することができ
るサーバ・システム群に関する情報も保持することができる。
【0038】 発信側システム14のユーザ及び受信側システム18のユーザは、各々、ユー
ザが最初にサーバ・システム26に登録するときに、ユーザ・サーバに割り当て
られる。ルート・サーバ100は、各ユーザに割り当てられるユーザ・サーバを
選択する。例えば、ルート・サーバ100は、発信側システムのユーザにユーザ
・サーバ102を割り当て、受信側システムのユーザにユーザ・システム104
を割り当てることができる。発信側サーバ14が続いてサーバ・システム26に
接触してパーセルの配信を開始するとき、発信側システム14は、ルート・サー
バ100から割り当てられたユーザ・サーバ102のアイデンティティを取得す
る(矢印108)。発信側システム14は、対象の受信側の名称を含むパーセル
情報を、ユーザ・サーバ102に送る(矢印110)。
【0039】 発信側システム14からの通信に応答して、ユーザ・サーバ102は、そのパ
ーセルを格納するために、データ・サーバ106の1つを割り当て、発信側シス
テム14に、該割り当てについて通知する。すると、発信側システム14は、リ
ンク112を介して、割り当てられたデータ・サーバ106にパーセルを直接送
信することができる。割り当てられたユーザ・サーバ102は、リンク114を
介して、群内のその他の各ユーザ・サーバ104(及び、リモート・ユーザ・サ
ーバ)に、パーセルの受信対象のアイデンティティを提供する。
【0040】 サーバ・システム26にログオンすると、受信側システム18は、ルート・サ
ーバ100から、受信側システム18に割り当てられたユーザ・サーバ104の
アイデンティティを取得する(矢印116)。続いて、受信側システム18は、
ユーザ・システム104と通信し、データ・サーバ106上で新たなパーセルが
入手可能であると判定する(矢印118)。ユーザ・システム104は、この情
報を受信側システム18に伝達することができた。何故なら、ユーザ・システム
102は、既に情報をユーザ・システム104に伝達し終えていたからである。
ユーザ・サーバ104は、受信側にセッション・キーを与え、これを用いて、受
信側システム18は、データ・サーバ106に接触し、パーセルを検索する(矢
印120)。データ・サーバ106は、前述のようなトランザクション情報を捕
獲する。これら情報は、課金情報を用意する際に用いることができる。
【0041】 図9は、電子パーセル配信システム10の実施形態の一例を示し、ここでは、
プロキシ・サーバ130及び132が、ネットワーク30並びに発信側システム
14及び受信側システム18の間にそれぞれ接続されている。図9には、2つの
別個のプロキシ・サーバ130、132として示すが、一実施形態では、プロキ
シ・サーバ130、132は、同一のプロキシ・サーバとすることができる。各
プロキシ・サーバ130、132は、ファイヤウオールと共に機能し、それぞれ
発信側システム14及び受信側システム18によるネットワーク30への通信及
びネットワーク30からの通信を可能にする。したがって、発信側システム14
及び受信側システム18がサーバ・システム26を介してパーセルを交換するに
は、このようなパーセルは、プロキシ・サーバ130、132が確定した評価基
準を満足して、それぞれのプロキシ・サーバをパーセルが通過するのを阻止され
ることを回避しなければならない。
【0042】 一実施形態では、プロキシ・サーバ130、132は、HTTPプロキシ・サ
ーバであり、HTTPメッセージ(即ち、トランザクション)に限定する。一般
に、各HTTPトランザクションのフォーマットは、先頭ライン、これに続く0
以上のヘッダ・ライン、空のライン(即ち、キャリッジ・リターン、ライン・フ
ィード(CRLF))、及びオプションのメッセージ本体を含む。例えば、HT
TPトランザクションの一般的なフォーマットは次のようになる。 先頭ライン(例えば、要求又は応答トランザクション) オプションのヘッダ・ライン1:値1CRLF オプションのヘッダ・ライン2:値2CRLF ... オプションのヘッダ・ラインX:値XCRLF CRLF メッセージ本体
【0043】 図10は、HTTPプロキシ・サーバを介してパーセルを送信する際に用いら
れる、HTTPトランザクション128の一例のフォーマット及びコンテンツの
例を示す。HTTPトランザクション128は、先頭ライン129、1つ以上の
ヘッダ・ライン131、空白ライン(CRLF)132、及びトランザクション
128に関連するディジタル情報133、例えば、送信するパーセルの一部、パ
ーセルの記述、パーセルのコマンド等を表す情報を含む。先頭ライン129は、
HTTPトランザクションのタイプ、例えば、POST及びGETコマンドを示
す。ヘッダ・ライン131は、発信側システム、サーバ・システム、及び受信側
サーバがパーセル配信サービスの動作を指揮する際に用いるパーセル情報を含む
。パーセル配信サービス・プロトコルは、例えば、認証、パーセルのアップロー
ド及びダウンロード、アップロード及びダウンロード可能なパーセルのリストの
要求、パーセルの発信、受信及び追跡、ならびにコマンドの実行、例えば、配信
のキャンセル、パーセルの開封表記、パーセルの移動表記のように、パーセル配
信トランザクションを行なうためのルールを規定する。
【0044】 一般に、パーセルは、単一のHTTPトランザクションではサーバ・システム
26に完全に送信できない、大きなファイル又は文書である。したがって、大き
なパーセルでは、発信側システム14から受信側システム26に、又はサーバ・
システム26から受信側システム18にパーセル全体を送信するには、多数のH
TTPトランザクションが通常必要となる。各HTTPトランザクションは、パ
ーセルの一部を転送する。このようなHTTPトランザクションでは、ディジタ
ル情報133は、発信側システム14によって送信されているトランザクション
、又は受信側システム18によって要求されているトランザクションに含まれる
パーセルデータを表す。 一実施形態では、ディジタル情報133は2進データである。プロキシ・サー
バが純粋な2進データに対応できない場合、他の実施形態では、発信側システム
14又はサーバ・システム26に、純粋な2進データをプリント可能キャラクタ
に変換させる(例えば、各バイト毎に16進値を作成する)。変換データの受信
側は、サーバ・システム26又は受信側システム18のいずれでも、プリンと可
能キャラクタを再度純粋な2進データに変換する。
【0045】 図11Aは、発信側システム14がパーセルをサーバ・システム26に送信す
るプロセスの一例を示す。一般に、発信側システム14上で実行するクライアン
ト・ソフトウエアは、発信側システム14がパーセルをアップロードする承認を
サーバ・システム26から取得するまで(ステップ134)、一連のパーセル配
信プロトコル・ステップに従う。また、送信元システム14は、プロキシ・サー
バ130を介してトランザクションを送信するのに適したバイト・サイズを決定
する(ステップ135)。次いで、発信側システム14は、決定したバイト・サ
イズに対応するパーセルの一部を含むトランザクションを発生する(ステップ1
36)。発信側システム14は、このトランザクションをサーバ・システム26
に送信する(ステップ137)。このステップ135、136及び137のプロ
セスは、パーセル全体がサーバ・システム26に渡るまで、繰り返えされる。
【0046】 受信側システム18は、サーバ・システム26からのパーセルを要求する際、
同様のプロセスに従う。受信側システム18上で実行するクライアント・ソフト
ウエアは、受信側システム18がパーセルをダウンロードする承認をサーバ・シ
ステム26から取得するまで(ステップ134)、一連のパーセル配信プロトコ
ル・ステップに従う。また、受信側システム18は、サーバ・システム26から
のパーセル配信を要求する際、適切なバイト・サイズを指定する(ステップ13
5)。受信側システム18は、決定したバイト・サイズに対応するパーセル部分
を送ることによって(ステップ137)、サーバ・システム26が完了するトラ
ンザクションを発生する(ステップ136)。ステップ135、136及び13
7のプロセスは、パーセル全体が受信側システム18に渡るまで繰り返えされる
【0047】 図11Bは、発信側システム14がパーセルをアップロードする承認をサーバ
・システム26から取得するまで実行される、一連のパーセル配信プロトコル・
ステップを示す。受信側システム18は、サーバ・システム26からダウンロー
ドするパーセルを要求するときと同様のプロセスに従う。発信側システム14は
、サーバ・システム26にトランザクション(例えば、HTTPトランザクショ
ン)を発行する(ステップ138)。このトランザクションは、サーバ・システ
ム26からの認証を要求する。サーバ・システム26は、発信側システム14が
パーセル配信サービスのアカウント(預金口座)を有することを確認することに
よって、発信側システム14を認証する。サーバ・システム26は、ユーザに登
録手順を実行させることによって、このようなアカウントを発信側システムのユ
ーザに設定する。登録の間、発信側システムのユーザは、氏名、住所、クレジッ
ト・カード情報等のような個人情報をサーバ・システム26に提供し、システム
14、26は、パスワードを確定する。サーバ・システム26は、発信側システ
ム14からの認証要求に応答して、後続のトランザクションにおいて発信側シス
テム14が用いるセッション・ハンドルを返送する。
【0048】 次に、発信側システム14は、トランザクションをサーバ・システム26に送
り(ステップ139)、発信側システム14がサーバ・システム26を介して配
信したい1以上のパーセルに関連するパーセル情報を提供する。パーセル情報は
、パーセル属性(サイズ、名称、及びパーセル・タイプ等)、使用料請求アカウ
ント、受信先、テキスト・メッセージ等を含むことができる。このトランザクシ
ョンに応答して、サーバ・システム26は、パーセル情報の妥当性を検査する。
検査で妥当性が得られたなら、サーバ・システム26は、パーセルを受信するサ
ーバを割り当てる。また、サーバ・システム26は、割り当てたサーバに、保留
中のパーセル転送の準備をするように通知し、更に、パーセル情報内に指定され
ている受信先に関連するあらゆるサーバに通知する。
【0049】 発信側システム14は、次に、サーバ・システム26が発信側システム14に
送ることを許可するパーセルのリストを得るトランザクションを発行する(ステ
ップ140)。サーバ・システム26は、パーセルのリスト、及び発信側システ
ム14がパーセルを送るべきサーバのアドレスを返答する(ステップ141)。
一実施形態では、このアドレスはサーバ・システム26を参照する。別の実施形
態では、アドレスはサーバ・システム群内の別のサーバ・システムを参照する。 発信側システム14への応答には、アドレスによって参照されるサーバとの認
証のために発信側システム14が用いる暗号化キーが含まれている。参照される
サーバ、例えば、サーバ・システム26がキーを用いて発信側システム14を認
証するとき(ステップ142)、そのサーバ・システム26は、発信側システム
14に別のセッション・ハンドルを提供し、これを用いて、発信側システム14
からサーバ・システム26にパーセルをアップロードする。
【0050】 図11Cは、発信側システム14がパーセルをサーバ・システム26に送り、
サーバ・システム26がパーセルを受信側システム18に送るプロセスの一例を
示す。発信側システム14は、クライアント・ソフトウエアを実行する(ステッ
プ143)。一実施形態では、発信側システム14は、各パーセル部分のパーセ
ル・データを暗号化するために(ステップ144)、暗号化ソフトウエアを含む
。暗号化ソフトウエアは、パーセル・データを暗号化するために、非対称又は対
称暗号化アルゴリズムのいずれの1又は組み合わせを採用することができる。サ
ーバ・システム26が認定局として作用している場合、サーバ・システム26は
、暗号化プロセスにおいて用いられる各キーを所有する。サーバ・システム26
に加えて、又は該システムに代えて、別のエンティティが認定局として作用する
場合、サーバ・システム26は、この暗号を解読するためのキーを所有せず、よ
って、この暗号化によりパーセルがサーバ・システム26から隠蔽される。
【0051】 次に、発信側システム26は、暗号化したパーセル・データを前述のパーセル
配信プロトコル情報と組み合わせる(ステップ145)。暗号化されカプセル化
されたパーセルをネットワーク上に送信する前に、発信側システムは、再度パー
セルデータを、プロトコル情報と共に、サーバ・システム26が解読できる暗号
化ソフトウエアを用いて、暗号化及び圧縮を行なう(ステップ146)。一実施
形態では、パーセル・データは、2度目では、暗号化が除外される。圧縮は、パ
ーセルを移送するために必要なネットワーク帯域幅を削減する。次いで、発信側
システム14は、暗号化され圧縮されたパーセル配信プロトコル情報及びパーセ
ル・データを、メタプロトコル情報、例えば、HTTPプロトコル中にカプセル
化して(ステップ150)、トランザクションを生成する。
【0052】 発信側システム14は、トランザクションをサーバ・システム26に送信し、
前述のように受信側システム18に通知する。サーバ・システム26は、トラン
ザクションを受信し、このトランザクション内でメタプロトコル情報を処理する
(ステップ154)。次に、サーバ・システム26は、ステップ154の結果を
伸張及び解読し(ステップ158)、パーセル配信プロトコル情報を取得する。
ステップ162において、サーバ・システム26は、パーセル配信プロトコル情
報を処理する。次に、サーバ・システム26は、パーセル・データを格納する。
サーバ・システム26が発信側システム14からパーセル全体を受信するまで、
ステップ143〜162が繰り返えされる。受信側システム18がパーセルを要
求するまで、又は所定の期間が経過するまで、パーセルはサーバ・システム26
に格納されたままであり、所定期間の経過時に、パーセルは削除される。
【0053】 発信側システム14からの通知に応答して、受信側システム18は、クライア
ント・ソフトウエアを実行し、前述のようにサーバ・システム26上で動作する
パーセル配信サービスにアクセスする。受信側システムのユーザは、ログオン情
報を提供し、サーバ・システム26がユーザのアイデンティティを認証できるよ
うにする。発信側システムのユーザに関して、サーバ・システム26は、ユーザ
に登録手順を実行させることによって、受信側システムのユーザのアカウントを
確立する。登録手順の間に、サーバ・システム26は、受信側システムのユーザ
に関する個人情報を取得する。
【0054】 パーセルを送信するために、トランザクション毎に、サーバ・システム26は
、パーセル・データの各部分をパーセル配信プロトコル情報と組み合わせる(ス
テップ166)。次に、サーバ・システム26は、パーセル部分を暗号化し圧縮
する(ステップ170)。サーバ・システム26が用いる暗号化アルゴリズムは
、ステップ146において発信側システム14が用いた暗号化アルゴリズムと同
じ暗号化アルゴリズムでも異なる暗号化アルゴリズムでも利用可能である。異な
るアルゴリズムを用いると、暗号化の形式に対する様々な制約を有する可能性が
ある種々の国際的ドメインにわたって、配信システム10を使用する柔軟性を得
ることができる。次に、サーバ・システム26は、ステップ170の結果を、ト
ランザクションをプロキシ・サーバ132に通過させることを可能にするメタプ
ロトコル情報内にカプセル化する。
【0055】 パーセル部分を取得すると、受信側システム18は、それに応じてメタプロト
コル情報を処理する(ステップ178)。また、受信側システム18は、ステッ
プ178の結果を伸張及び解読し(ステップ182)、パーセル配信プロトコル
情報を取得する。ステップ186において、受信側システム18は、その情報に
よって直接差し向けられたものとして、パーセル配信プロトコル情報を処理し、
そのトランザクションにおけるパーセル・データを解読する(ステップ190)
。パーセル・データは、受信側システム18上で走るクライアント・ソフトウエ
アに渡る(ステップ194)。 電子パーセル配信システム10は、任意サイズのパーセルを配信することがで
きる。しかしながら、一般に、プロキシ・サーバは、所与のトランザクションに
関して、ファイヤウオールを通過できるデータ量を制限する。したがって、発信
側システム14及び受信側システム18は、送信又は要求パーセル部分の各々を
、プロキシ・サーバが制限するサイズ内に維持する。パーセル部分の数は、パー
セルの全体的サイズ及びこのサイズ制限によって左右される。
【0056】 図12は、発信側システム14又は受信側システム18がトランザクションの
バイト・サイズを動的に判定するプロセスの一例を示す。一実施形態では、所定
のサイズは、ネットワーク上でプロキシ・サーバが限定する最大サイズ制限に対
応し、4Mバイトである。パーセル部分が大きい程、配信性能は高くなる。発信
側システム14は、所定のサイズのトランザクションを送信し(ステップ204
)、プロキシ・サーバ130はトランザクションをインターセプト(傍受)する
。トランザクションのサイズが、プロキシ・サーバ130によって許されるサイ
ズ制限を超過している場合、プロキシ・サーバ130は、トランザクションのそ
れ以上の送信を禁止し、エラーを通知する(ステップ208)。
【0057】 エラー・メッセージを受信すると、発信側システム14は、トランザクション
のサイズを縮小する(ステップ216)。一実施形態では、トランザクション・
サイズを半分に縮小する(例えば、4Mバイト部分は2Mバイト部分となる)。
トランザクション・サイズを縮小するために、他の評価基準も使用可能である。
発信側システム14は、新たな小さなサイズを有するトランザクションを送信し
ようとする(ステップ204)。再度発信側システム14がエラー・メッセージ
を受信した場合(ステップ208)、トランザクションのサイズを再度縮小する
(ステップ216)。送信し縮小するプロセスは、発信側システム14が送信す
るトランザクションのサイズに関連してプロキシ・サーバ130からエラー・メ
ッセージを受信しなくなるまで、継続される。 サーバ・システム14は、続いて、プロキシ・サーバ130を通過するのに成
功したサイズの現パーセル部分を用いて、パーセル58の残りのパーセル部分を
送信する(ステップ212)。別の実施形態では、発信側システム14は、更に
、現在のサイズよりは大きいが、ファイヤウオール130を最後に通過できなか
ったパーセル部分よりは小さいサイズのパーセル部分を送信しようとすることに
よって、パーセル部分のサイズを最適化する。
【0058】 受信側システム18は、このプロセスを同様に、サーバ・システム26からパ
ーセルを要求するときに実行する。最初に、受信側システム18は、トランザク
ションに所定のサイズを用いる。受信側システム18は、所定サイズのトランザ
クションを要求し(ステップ204)、プロキシ・サーバ132はトランザクシ
ョンをインターセプトする。トランザクションのサイズが、プロキシ・サーバ1
32によって許されるサイズ制限を超過している場合、プロキシ・サーバ132
は、受信側システム18がトランザクションを受信するのを禁止し、エラーを発
生させる(ステップ208)。
【0059】 エラーを検出すると、受信側システム18は、トランザクションのサイズを縮
小し(ステップ216)、縮小したサイズを有するトランザクションを要求しよ
うとする(ステップ204)。受信側システム18が再度エラーを検出した場合
(ステップ208)、トランザクションのサイズを再度縮小する(ステップ21
6)。送信し縮小するプロセスは、受信側システム18がもはや送信したトラン
ザクションのサイズに関連するエラーを検出することがなくなるまで、継続する
。続いて、受信側システム18は、プロキシ・サーバ132を通過するのに成功
した現トランザクション・サイズを用いて、パーセルの残りのパーセル部分を要
求する(ステップ212)。
【0060】 送信するパーセル部分のサイズを動的に決定することに加えて、発信側システ
ム14は、メタプロトコルのヘッダ内にカプセル化されている情報のフォーマッ
トも動的に決定することができる。例えば、HTTPプロトコルのヘッダにおい
て、要求された情報に続いて含ませる情報は、種々のフォーマットを有すること
ができる。情報に加えて、ヘッダの終わりを、後続のキャリッジ・リターン及び
ライン・フィードによって規定することができる。このフォーマットに制約を賦
課するプロキシ・サーバもある。例えば、プロキシ・サーバは、HTTPヘッダ
内の特定のライン内にある情報のバイト数を制限する場合もある。
【0061】 図13は、発信側システム14又は受信側システム18が、メタプロトコル情
報内にカプセル化されている配信サービス・プロトコル情報のフォーマットを動
的に決定するプロセスの一例を示す。最初に、発信側システム14は、所定のプ
ロトコルを用いて、配信サービス・プロトコル情報(ステップ220)をカプセ
ル化する。例えば、1Kバイトのプロトコル・データを暗号化するための所定の
フォーマットを4ヘッダ・ラインとし、各ヘッダラインが256バイトを有する
ようにすることができる。
【0062】 発信側システム14は、初期フォーマットでトランザクションを送信し(ステ
ップ224)、プロキシ・サーバ130はトランザクションをインターセプトす
る。プロキシ・サーバ130が現フォーマットに対応しない場合、プロキシ・サ
ーバ130は、トランザクションのこれ以上の送信を禁止し、発信側システム1
4にエラーを報告する(ステップ228)。エラー・メッセージを受信すると、
発信側システム14は、フォーマットを変更する(ステップ236)。一実施形
態では、発信側システム14は、ヘッダ・ライン当たりバイト数を半分に削減し
(例えば、ライン当たり256バイトが、ライン当たり128バイトになる)、
ヘッダ・ラインの数を2倍にする。ここでも、発信側システム14は、ヘッダ内
においてライン当たりのバイト数を削減するために、他の評価基準を用いること
ができる。再度、発信側システム14は、新たなフォーマットのトランザクショ
ンを送信することができる(ステップ224)。
【0063】 通常、ヘッダ・ライン当たりのバイト数を128バイトに削減すると、トラン
ザクションは、ファイヤウオールを通過することが可能となる。発信側システム
14がエラー・メッセージを再度受信した場合(ステップ228)、フォーマッ
トを再度変更する(ステップ236)。発信側システム14が、送信したトラン
ザクションのフォーマットのためにプロキシ・サーバ10からエラー・メッセー
ジをもはや受信しなくなるまで、トランザクションの送信(ステップ224)及
びフォーマットの変更(ステップ236)が継続する。 続いて、サーバ・システム14は、プロキシ・サーバ130の通過に成功した
現フォーマットを用いて、パーセルの残りのパーセル部分を送信する(ステップ
232)。別の実施形態では、発信側システム14は、現フォーマットよりヘッ
ダ・ライン当たり多くのバイトを有するが、最後にプロキシ・サーバ130を通
過できなかったトランザクションのフォーマットよりライン当たりのバイト数が
少ないフォーマットのパーセル部分を送信しようと試みることによって、フォー
マットを最適化する。
【0064】 受信側システム18は、サーバ・システム26からのパーセルを要求するとき
、同様に、図13に記載したプロセスを実行する。受信側システム18は、前述
のように所定の初期フォーマットを用いて、配信サービス・プロトコル情報をカ
プセル化する(ステップ220)。受信側システム18は、初期フォーマットの
トランザクションを送信し(ステップ224)、プロキシ・サーバ132は、ト
ランザクションをインターセプトする。プロキシ・サーバ132が現フォーマッ
トに対応しない場合、プロキシ・サーバ130は、トランザクションのそれ以上
の送信を禁止し、受信側システム18にエラーを報告する(ステップ228)。
エラー・メッセージを受信すると、受信側システム18は、フォーマットを変更
する(ステップ236)。次いで、受信側システム18は、新たなフォーマット
のトランザクションを送信しょうと試みる(ステップ224)。
【0065】 受信側システム18がエラー・メッセージを再度受信した場合(ステップ22
8)、フォーマットを再度変更する(ステップ236)。トランザクションの送
信(ステップ224)及びフォーマットの変更(ステップ236)は、受信側シ
ステム18が、送信したトランザクションのフォーマットのためにプロキシ・サ
ーバ132からエラー・メッセージをもはや受信しなくなるまで、継続する。受
信側システム18は、続いて、プロキシ・サーバ132の通過に成功した現フォ
ーマットを用いて、パーセルの残りのパーセル部分を送信する(ステップ232
)。
【0066】 電子パーセル配信システム10は、種々のビジネス処理に統合することができ
る。図14は、電子配信システム10が電子商取引の遂行を容易にする実施態様
の一例を示す。図示のように、エンティティA240が発信側システム14を動
作させ、エンティティB244が受信側システム18を動作させ、エンティティ
C252が第2受信側システム248を動作させる。この実施形態では、サーバ
・システム26は、発信側システム及び受信側システム18が実行可能なトラン
ザクションを定義するためのソフトウエア256、例えば、API(アプリケー
ション・プログラム・インターフェース)を含む。例えば、エンティティA24
0が電子新聞配信サービスに従事する場合、定義したトランザクションは、新聞
の配信、新聞の予約購読、受信側システムによる電子新聞の開封、購読予約のキ
ャンセル等を含むことができる。
【0067】 また、サーバ・システム26は、料金を定義した各トランザクションと関連付
けるソフトウエア・データ構造260(例えば、テーブル)も格納する。データ
構造260は、価格リストとして機能する。ソフトウエア256は、発信側シス
テム14及び各受信側システム18、248によって実行されるトランザクショ
ンのレコード264を保持するソフトウエア・モジュールを含む。別のソフトウ
エア・モジュールは、実行したトランザクションのレコード264及び価格リス
ト260を参照することによって、発信側システム及び受信側システムそれぞれ
が所有する料金を計算する。次いで、サーバ・システム26は、各システムが所
有する料金を指定する請求書(インボイス)265、266を作成することがで
きる。サーバ・システム26は、各請求書265、266を、支払いのために各
受信側システム18、248に、又は各クレジット・カードのアカウントに請求
するために、配信することができる。
【0068】 図15A及び図15Bは、サーバ・システム26上で動作する配信サービスが
、購入側エンティティA268、販売側エンティティB272、及び発送エンテ
ィティC270間での製品の購入及び発送を調整する、電子配信システム10の
実施態様の一例を示す。購入側エンティティA268の送信側システム14は、
サーバ・システム26にパーセルを送信し(281)、続いて、販売側エンティ
ティB272の受信側システム271に配信する。例えば、該パーセルは、10
0個の自動車部品の発注とすることができる。パーセルをサーバ・システム26
に送ることに伴い、発信側システム14は、受信側システム271に、サーバ・
システム26において注文書が入手可能であることを通知する。受信側システム
271は、前述のように、注文書を取得し(284)、注文書を満たすことの確
認285を発行する。
【0069】 確認285に応答して、サーバ・システム26は、発送エンティティC270
の受信側システム18に通知し(282)、出された注文284に対する発送を
要求する。恐らく、エンティティA268及びエンティティC270間には契約
が存在し、これによって、エンティティC270は、かかる注文の際に、受注及
び発送を行なう。発送の詳細、例えば、いつどこで自動車部品が得られるのかは
、通知282に含ませることができる。発送エンティティC270の受信側シス
テム18は、サーバ・システム26に確認283を返送することができる。発信
側システム14は、サーバ・システム26からの確認を要求することができ、あ
るいは、サーバ・システム26が自動的に確認を発信側システム14に返送する
ことができる。したがって、通知282によって指定される約束時間において、
エンティティCは、注文した商品、例えば、100個の自動車部品を、販売側エ
ンティティB272から取得し、該商品をエンティティA268に発送すること
ができる。
【0070】 図16A及び図16Bは、サーバ・システム26上で動作する配信システムが
、購入側エンティティA299並びに2つの販売側エンティティB301及びC
302を含んでいる場合のワーク・フローを制御する、電子配信システム10の
実施態様の一例を示す。購入側エンティティA299の発信側システム14は、
パーセルをサーバ・システム26に送信し(300)、続いて、受信側システム
18及び303に配信する。一実施形態では、パーセルは、特定の商品(例えば
、100個の自動車部品)の価格に関する提示の依頼である。サーバ・システム
26へのパーセルの発信と共に、発信側システム14は、各受信側システム18
、303に、依頼がサーバ・システム26において入手可能であることを通知す
る。各受信側システム18、303は、パーセルを取得し(304)、価格提示
308、310をそれぞれ返答する。
【0071】 提示308に応答して、サーバ・システム26は、どの提示を選択するか決定
するソフトウエア、例えば、カスタム化APIを実行する。例示の目的のために
に過ぎないが、サーバ・システム26は、エンティティB301からの提示を受
け入れ(316)、エンティティC302からの提示を拒絶する(320)。サ
ーバ・システム26は、発信側システム14とのトランザクションを確認する。
尚、別の実施形態では、サーバ・システム26ではなく、発信側システム14が
価格提示の選択を行い、受諾及び拒絶の通知を発行することも可能であることを
注記しておく。 電子パーセル配信システム10の他の実施形態は、図14、15A、15B、
16A及び16Bに示した種々の実施態様を組み合わせることができる。
【0072】他の配信機構との統合 電子パーセル配信システム10は、他のパーセル配信機構と協働することがで
きる。例えば、サーバ・システム26は、発信側システム14から受信したパー
セルのコピーを印刷することができる。パーセルをネットワーク30上で受信側
システム18に送信する代わりに、サーバ・システム26はパーセルを受信シス
テム18にファックス送信することができる。別の実施形態では、サーバ・シス
テム26はプリンタ上でパーセルのコピーを印刷し、印刷したコピーをキャリア
・サービスを介して発送する。
【0073】 本発明は、1つ以上の製造品目において具体化された1つ以上のコンピュータ
読み取り可能ソフトウエア・プログラムとして実施することができる。製造品目
は、例えば、フロッピ・ディスク、ハード・ディスク、ハード・ディスク・ドラ
イブ、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュ・メモリ・カード、EERO
M、EPROM、PROM、RAM、ROM、又は磁気テープのいずれの1つ又
は組み合わせとすることも可能である。一般に、コンピュータ読み取り可能ソフ
トウエア・プログラムを生産するには、標準的な又は企業に固有のプログラミン
グ又はインタープリタ言語であればいずれでも使用可能である。かかる言語の例
には、C、C++、Pascal、JAVA(登録商標)、Visual Ba
sic、LISP、PERL、及びPROLOGが含まれる。ソフトウエア・プ
ログラムは、ソース・コード、オブジェクト・コード、インタープリタ・コード
、又は実行可能コードとして、1つ以上の製造品に格納することができる。
【0074】 以上、具体的な好適な実施形態を参照しながら本発明について示しかつ説明し
たが、特許請求の範囲に規定された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく
、形態及び詳細において種々の変更が可能であることは、当業者には理解される
であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理による電子パーセル配信システムの一実施例の図であり、配信シ
ステムは、サーバ・システムを介して受信側システムと通信する発信側システム
を含む。
【図2】 本発明の原理にしたがって、発信側システムがパーセルをサーバ・システムに
送信し、通知を受信側システムに送信する、配信システムの一実施形態の図であ
る。
【図3】 サーバ・システム上に格納されたパーセルにアクセスするときに、受信側シス
テムに提示されるグラフィカル・ウィンドウの実施形態の一例の図である。
【図4】 ウェブ・ブラウザを用いて、発信側システムがウェブ・サーバと通信し、通知
を受信側システムに送る配信システムの一実施形態の図である。
【図5】 発信側システムが、ウェブ・ブラウザを用いて、ウェブ・サーバと通信を行い
、通知を受信側システムに送り、パーセルをサーバ・システムに送る配信システ
ムの一実施形態の図である。
【図6】 発信側システムが、ウェブ・ブラウザを用いて、ウェブ・サーバと通信を行い
、通知を受信側システムに送り、受信側システムが、クライアント・ソフトウエ
アを用いて、サーバ・システムと通信を行いパーセルを取得する、配信システム
の一実施形態の図である。
【図7】 発信側システムが、受信側システムにパーセルを送信したことを通知すること
なく、パーセルを受信側システムに配信する、パーセル配信システムの一実施形
態の図である。
【図8】 本発明のサーバ・システムして論理的に作用するサーバ群の一実施形態の図で
ある。
【図9】 プロキシ・サーバがネットワークから発信側システム及び受信側システムを分
離する、電子パーセル配信システムの一実施形態の図である。
【図10】 HTTPプロキシ・サーバを介してパーセルを送信するために用いる場合のH
TTPトランザクション128のフォーマット及びコンテンツを示す図である。
【図11】 Aは、発信側システム14がパーセルのサーバ・システム26に送信するプロ
セスの一例を示す図である。 Bは、発信側システム又は受信側システムが、パーセルのアップロード又はダ
ウンロードのためにサーバ・システムから承認を得るプロセスの一例のフロー図
である。 Cは、発信側システムがパーセル部分を用意しサーバ・システムに送信し、サ
ーバ・システムがこのパーセル部分を用意し受信側システムに送信するプロセス
の一例のフロー図である。
【図12】 パーセル部分を送信するトランザクションのバイト・サイズを動的に決定する
プロセスの一例を示すフロー図である。
【図13】 パーセルを送信するシステムが、メタプロトコル・トランザクション内にカプ
セル化された情報のフォーマットを動的に判定するプロセスの一例を示すフロー
図である。
【図14】 電子商取引を行なうために用いられる電子パーセル配信システムの実施形態の
図である。
【図15】 Aは、種々のエンティティ間における商品の発注及び受領を調整するために用
いられる電子パーセル配信システムの一実施形態を示す図である。 Bは、種々のエンティティ間における商品の発注及び受領を調整するために用
いられる電子パーセル配信システムの一実施形態を示す図である。
【図16】 Aは、電子パーセル配信システムが種々のエンティティ間におけるワーク・フ
ロー活動を調整するプロセスの一例を示すフロー図である。 Bは、電子パーセル配信システムが種々のエンティティ間におけるワーク・フ
ロー活動を調整するプロセスの一例を示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CN,J P Fターム(参考) 5B082 HA05 HA08 5B085 AC04 AE29 BA07 BG07 5J104 AA07 KA01 NA01 PA07 PA10 【要約の続き】 タを含むことができる。ウェブ・ページは、ディジタル 情報へのアクセスを付与する前に、受信側システムの有 効な認証を要求することができる。ディジタル情報の配 信は、発信側システムがディジタル情報をサーバ・シス テムに送信した後、受信側システムがディジタル情報を 用いるまでは、キャンセルすることができる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して電子文書を受信側システムに電子的に配信
    する装置において、 ネットワークに接続され、受信側システムへの配信に指定された電子文書を表
    すディジタル情報と、暗号化ソフトウエアを実行して、ネットワーク上で文書を
    送信する前に、該文書をエンコードするプロセッサとを含む発信側システムと、 ネットワークに接続され、エンコードされた文書を受信するサーバ・システム
    であって、解読ソフトウエアを実行して、発信側システムがエンコードした文書
    をデコードし、デコードした文書を受信側システムに配信する前に、暗号化ソフ
    トウエアを実行して該文書をエンコードするプロセッサを含む、サーバ・システ
    ムと を備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、サーバ・システム上の暗号化ソフ
    トウエアは、発信側デバイスにおける暗号化ソフトウエアとは異なるキーを用い
    て、電子文書をエンコードするよう構成されていることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、発信側システム上の暗号化ソフト
    ウエアは、第1暗号化ソフトウエアであり、発信側システムは更に、第1暗号化
    ソフトウエアで電子文書をエンコードする前に、受信側システムと関連するキー
    を用いて文書をエンコードする第2暗号化ソフトウエアを備えることを特徴とす
    る装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、サーバ・システムは認定局である
    ことを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、サーバ・システムは更に、 受信側システムによって実行されたトランザクションのレコードを保持する第
    1ソフトウエア・モジュールと、 メモリに格納され、実行された各トランザクションに料金を関連付けるデータ
    構造と、 実行されたトランザクションのレコード及びデータ構造に応して、所有する量
    を計算する第2ソフトウエア・モジュールと を備えることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、サーバ・システムは更に、所有す
    る量を含むインボイスを作成する第3ソフトウエア・モジュールを備えることを
    特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の装置において、サーバ・システムは更に、受信側
    システムによって実行可能な各トランザクションを定義する第3ソフトウエア・
    モジュールを備えることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置において、該装置は更に複数の受信側システ
    ムを備え、各受信側システムにおいて文書が申込価格の要求であることを特徴と
    する装置。
  9. 【請求項9】 発信側システムに商品を発送する方法において、 ネットワークを介して、第1エンティティによって動作される第1受信側シス
    テムに対する後の発送において指定されたサーバ・システムに、第1エンティテ
    ィから商品を入手する要求を指定する文書を送信するステップと、 文書がサーバ・システムにおいてアクセス可能であることの通知を、第1受信
    側システムに送信するステップと、 文書を第1受信側システムに送信するステップと、 該文書に応答して、第1受信側システムから、商品の入手要求の受諾を示す確
    認を受信するステップと、 確認に応答して、第2エンティティによって動作される第2受信側システムに
    、第2エンティティが第1エンティティから商品を入手したことの通知を送信す
    るステップと からことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、該方法は更に、 受信側システムによって実行されるトランザクションのレコードを保持するス
    テップと、 実行された各トランザクションに料金を関連付けるステップと、 実行されたトランザクションのレコード及びデータ構造に応じて、所有する量
    を計算するステップと を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法において、該方法は更に、 ネットワークを介して、エンティティによって動作される複数の受信側システ
    ムへの後の発送において指定されたサーバ・システムに、受信側システムを動作
    させる各エンティティからの応答を要請する文書を送信するステップであって、
    各エンティティからの応答が特定の商品に対する価格を提示する、ステップと、 所定の評価基準にしたがって、応答のいずれか1つを選択するステップと、 選択された応答の提示の受諾を示す通知を送信するステップと、 各受信側システムに、文書がサーバ・システムにおいてアクセス可能であるこ
    とを知らせる通知を送信するステップと、 文書を要求した各受信側システムに、該文書を送信するステップと、 受信側システムによって実行されるトランザクションのレコードを保持するス
    テップと、 実行された各トランザクションに料金を関連付けるステップと、 実行されたトランザクションの記録及びデータ構造に応じて、所有量を計算す
    るステップと を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して電子パーセルを配信する方法において、 サーバ・システムにディジタル情報を送信する承認を取得するステップと、 ディジタル情報を送信するための部分サイズを決定するステップと、 トランザクションのフォーマットを決定するステップと、 部分サイズにほぼ等しいディジタル情報量を有するトランザクションを発生す
    るステップと、 ネットワークを介してトランザクションをサーバ・システムに送信するステッ
    プと からなることを特徴とする方法。
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