JP2003502187A - 眼鏡レンズの成形方法 - Google Patents
眼鏡レンズの成形方法Info
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/00009—Production of simple or compound lenses
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-
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、第1の成形型(2)と第2の成形型(6)との間でレンズを成形する方法に関するものであり、この方法は、成形前に、成形型の少なくとも一方(2)を得ようとするレンズの形状に加工することを特徴としている。本発明は、レンズの製造に必要な硬化可能な材料の量を制限しつつ、より薄いレンズを得ることを可能とさせる。
Description
【0001】
本発明は、成形されたレンズに関し、さらに詳細には、眼鏡レンズを成形する
ための方法に関する。
ための方法に関する。
【0002】
有機ガラス(重合材料)から形成された眼鏡レンズは、視力矯正のために使用
され、この目的で、レンズがフレームに取りつけられる。このようなレンズに生
じる問題の1つは、製造に関するものである。
され、この目的で、レンズがフレームに取りつけられる。このようなレンズに生
じる問題の1つは、製造に関するものである。
【0003】
カナダ特許第CA−A−0596660号明細書は、熱硬化性樹脂から形成さ
れたレンズを成形するための方法及び装置が提案されている。この文献は、互い
に平行な面を有する2つの強化ガラス製成形型の間でレンズを成形することを提
案している。成形型は、円形で、周辺部が可撓性又は剛性を有した環状接合要素
によって分離されており、環状接合要素の厚さは、レンズの最終的な厚さに対応
している。この組立体により、樹脂を加熱したときに樹脂が空気と接することな
く、レンズを成形することが可能となる。この文献は、樹脂を加熱したときに樹
脂が収縮する問題と、重合のために周囲の空気から隔離する問題に言及している
。フランス特許第FR−A−1128971号明細書は、成形のために水晶製の
成形型を使うことを提案している。
れたレンズを成形するための方法及び装置が提案されている。この文献は、互い
に平行な面を有する2つの強化ガラス製成形型の間でレンズを成形することを提
案している。成形型は、円形で、周辺部が可撓性又は剛性を有した環状接合要素
によって分離されており、環状接合要素の厚さは、レンズの最終的な厚さに対応
している。この組立体により、樹脂を加熱したときに樹脂が空気と接することな
く、レンズを成形することが可能となる。この文献は、樹脂を加熱したときに樹
脂が収縮する問題と、重合のために周囲の空気から隔離する問題に言及している
。フランス特許第FR−A−1128971号明細書は、成形のために水晶製の
成形型を使うことを提案している。
【0004】
フランス特許第FR−A−1166582号明細書は、レンズを成形するため
の方法及び装置を記載している。装置は、ガラス及び/又は金属から形成された
下側押抜き具と、上側押抜き具とを備えている。この文献は、重合させる余分な
モノマーのための貯留部を形成させるように、下側押抜き具は上側押抜き具の縁
部を越えて延びるべきであると提案している。この文献は、押抜き具の中心から
モノマーを加熱することを提案しているため、余分な樹脂が存在していることに
より押抜き具の成形表面の領域における収縮を補償することができる。この文献
はさらに、貯留部を設けているためにレンズの縁部が粗い状態になり、研磨する
必要があることを記載している。
の方法及び装置を記載している。装置は、ガラス及び/又は金属から形成された
下側押抜き具と、上側押抜き具とを備えている。この文献は、重合させる余分な
モノマーのための貯留部を形成させるように、下側押抜き具は上側押抜き具の縁
部を越えて延びるべきであると提案している。この文献は、押抜き具の中心から
モノマーを加熱することを提案しているため、余分な樹脂が存在していることに
より押抜き具の成形表面の領域における収縮を補償することができる。この文献
はさらに、貯留部を設けているためにレンズの縁部が粗い状態になり、研磨する
必要があることを記載している。
【0005】
米国特許第US−A−5288221号明細書は、別の問題に対する解決法を
提案している。この文献は、2つの予備成形物(英語では「ウエハ」と呼称する
)を互いに貼り合わせることによって眼鏡レンズを製造する際に生じる問題を解
決することを目的としている。特に接着剤中には不純物や泡が存在するため、こ
の貼り合わせは難しい作業である。加えて、この方法では多数の予備成形物を準
備する必要がある。したがって、この文献は、予備成形物のうちの1つの上にレ
ンズを成形することを提案している。すなわち、重合の際に、重合可能な材料が
予備成形物と一体化し、レンズを構成する。この米国特許文献は、成形を行なう
ために、予備成形物の周囲に配置した環状接合要素を用いることを提案している
。支持体を用いて成形型を予備成形物から既知の距離に配置し、重合可能な材料
を硬化させることができるようにする。この文献では、成形型が予備成形物より
もわずかに小さな寸法となるようにすることも提案されている。これにより、空
洞を過度に充満させて泡をなくすることを可能とさせる。また、この文献では、
余分な材料を成形型の周辺部と環状接合要素との間から逃がすことも提案されて
いる。欧州特許第EP−A−0371621号明細書は、2つの予備成形物を貼
り合わせることによりレンズを製造するための別の方法を記載している。この文
献は、1つの予備成形物の前部上に支持体を成形することを提案しており、予備
成形物を後で操作し加工することを可能とさせている。支持体は、予備成形物が
加工され第2の予備成形物と貼り合わせられた後に、その予備成形物から取り外
される。
提案している。この文献は、2つの予備成形物(英語では「ウエハ」と呼称する
)を互いに貼り合わせることによって眼鏡レンズを製造する際に生じる問題を解
決することを目的としている。特に接着剤中には不純物や泡が存在するため、こ
の貼り合わせは難しい作業である。加えて、この方法では多数の予備成形物を準
備する必要がある。したがって、この文献は、予備成形物のうちの1つの上にレ
ンズを成形することを提案している。すなわち、重合の際に、重合可能な材料が
予備成形物と一体化し、レンズを構成する。この米国特許文献は、成形を行なう
ために、予備成形物の周囲に配置した環状接合要素を用いることを提案している
。支持体を用いて成形型を予備成形物から既知の距離に配置し、重合可能な材料
を硬化させることができるようにする。この文献では、成形型が予備成形物より
もわずかに小さな寸法となるようにすることも提案されている。これにより、空
洞を過度に充満させて泡をなくすることを可能とさせる。また、この文献では、
余分な材料を成形型の周辺部と環状接合要素との間から逃がすことも提案されて
いる。欧州特許第EP−A−0371621号明細書は、2つの予備成形物を貼
り合わせることによりレンズを製造するための別の方法を記載している。この文
献は、1つの予備成形物の前部上に支持体を成形することを提案しており、予備
成形物を後で操作し加工することを可能とさせている。支持体は、予備成形物が
加工され第2の予備成形物と貼り合わせられた後に、その予備成形物から取り外
される。
【0006】
国際公開第89/11966号公報は、眼鏡レンズの表面を加工する問題を提
起している。この文献は、プラスチック製の複数の成形型半体を用意し、レンズ
の表面をあとで加工する必要がまったくないようにすることを提案している。成
形型半体は、レンズを成形するために使用される。レンズをフレームの形状に加
工する必要があるのみで、表面を加工する必要はない。この文献で提起された問
題は表面加工であるが、型取り(形を整える処理)を施すことについてはまった
く言及がなく、示唆さえされていない。
起している。この文献は、プラスチック製の複数の成形型半体を用意し、レンズ
の表面をあとで加工する必要がまったくないようにすることを提案している。成
形型半体は、レンズを成形するために使用される。レンズをフレームの形状に加
工する必要があるのみで、表面を加工する必要はない。この文献で提起された問
題は表面加工であるが、型取り(形を整える処理)を施すことについてはまった
く言及がなく、示唆さえされていない。
【0007】
このように、従来技術では、重合の際に収縮する粘性のある重合可能な材料を
成形することに関連した問題が記載されている。
成形することに関連した問題が記載されている。
【0008】
米国特許第US−A−3881683号明細書は、眼鏡レンズを成形するため
の方法を提案している。この文献は、負の屈折率(倍率)のレンズの縁部の厚さ
に関する問題を解決しようとしている。この文献は、成形型半体を受容するよう
に構成された台座となる環状接合要素を提案している。これら台座があることに
より、ガラスから形成された成形型半体が破損する危険性を減少させる。この文
献は、レンズの縁部の厚さを減少させるように接合要素の形状を構成することも
提案している。いずれの場合においても、レンズをフレームの形状に適合させる
ようにレンズを加工するステップが必要となる。この文献は、レンズの最終的な
直径を損なうことなくこの方法を実施できることを示唆している。したがって、
円形レンズが得られるが、依然として、それをフレームの形状に合わせる必要が
ある。この文献は、負の屈折率のレンズに関する問題だけを対象としており、他
のレンズへの言及はなく、レンズの形状に関する問題も触れられていない。
の方法を提案している。この文献は、負の屈折率(倍率)のレンズの縁部の厚さ
に関する問題を解決しようとしている。この文献は、成形型半体を受容するよう
に構成された台座となる環状接合要素を提案している。これら台座があることに
より、ガラスから形成された成形型半体が破損する危険性を減少させる。この文
献は、レンズの縁部の厚さを減少させるように接合要素の形状を構成することも
提案している。いずれの場合においても、レンズをフレームの形状に適合させる
ようにレンズを加工するステップが必要となる。この文献は、レンズの最終的な
直径を損なうことなくこの方法を実施できることを示唆している。したがって、
円形レンズが得られるが、依然として、それをフレームの形状に合わせる必要が
ある。この文献は、負の屈折率のレンズに関する問題だけを対象としており、他
のレンズへの言及はなく、レンズの形状に関する問題も触れられていない。
【0009】
本発明は、成形の際に得られる製品に関する新しい問題を課題としている。本
発明は、レンズを取り囲む標準的なフレームであれ、レンズを完全には取り囲ん
でいないより当世風のフレームであれ、着用者によって選択されたフレームの形
状に合わせるためには、眼鏡販売者に供給される眼鏡レンズはさまざまな操作を
必要とするという報告に基づいている。フレームに装着されるレンズは、半完成
品のガラスを加工し型取りすること、又は完成したガラスを型取りすることによ
って得ることができる。前者の場合には、裏面に表面仕上げを施すための操作は
高価となる。後者の場合には、得られるレンズは厚さが最適になっていない。
発明は、レンズを取り囲む標準的なフレームであれ、レンズを完全には取り囲ん
でいないより当世風のフレームであれ、着用者によって選択されたフレームの形
状に合わせるためには、眼鏡販売者に供給される眼鏡レンズはさまざまな操作を
必要とするという報告に基づいている。フレームに装着されるレンズは、半完成
品のガラスを加工し型取りすること、又は完成したガラスを型取りすることによ
って得ることができる。前者の場合には、裏面に表面仕上げを施すための操作は
高価となる。後者の場合には、得られるレンズは厚さが最適になっていない。
【0010】
さらに、重合可能な材料は高価である。型取りの際に、そして場合によっては
表面仕上げの際に、多くの材料が捨てられている以上は、成形の際に用いる材料
の多くが無駄になっているからである。
表面仕上げの際に、多くの材料が捨てられている以上は、成形の際に用いる材料
の多くが無駄になっているからである。
【0011】
最後に、標準的な方法は、特に厚さが中央部において周辺部よりも大きくなっ
ている凸レンズの製造に問題を抱えている。完成品のレンズは、従来技術の方法
では、米国特許第US−A−5288221号明細書で提案されているように、
レンズ周辺部の厚さを例えば1mmに固定することによって製造される。特に強
い矯正のレンズの場合には、型取り処理後に、レンズ周辺部の厚さが大きくなる
。得られたレンズは必要以上に厚く、したがって重くて見た目が美しくないとい
う欠点を有する。
ている凸レンズの製造に問題を抱えている。完成品のレンズは、従来技術の方法
では、米国特許第US−A−5288221号明細書で提案されているように、
レンズ周辺部の厚さを例えば1mmに固定することによって製造される。特に強
い矯正のレンズの場合には、型取り処理後に、レンズ周辺部の厚さが大きくなる
。得られたレンズは必要以上に厚く、したがって重くて見た目が美しくないとい
う欠点を有する。
【0012】
本発明は、フレームの形状に合った成形されたレンズ、特に強い矯正のレンズ
の外観を改良することを可能とさせる。本発明は、屈折率が同じ場合に、完成品
のガラスに型取り処理(形を整える処理)を施すことによってフレームの形状に
適合させたレンズよりも薄いレンズを提供する。本発明は、レンズがより軽くな
り、したがって着用者の快適さが改善させることを保証する。本発明は、半完成
品からこのようなレンズを製造するために従来使用されていた方法よりも費用が
かからない方法を提案している。本発明は、重合可能な材料を節約し、成形によ
る製造を容易にさせる。本発明は、加工ステップを省略し、フレームの形状と着
用者の指示に対して厚さが最適化されたレンズを得ることを可能とさせる。
の外観を改良することを可能とさせる。本発明は、屈折率が同じ場合に、完成品
のガラスに型取り処理(形を整える処理)を施すことによってフレームの形状に
適合させたレンズよりも薄いレンズを提供する。本発明は、レンズがより軽くな
り、したがって着用者の快適さが改善させることを保証する。本発明は、半完成
品からこのようなレンズを製造するために従来使用されていた方法よりも費用が
かからない方法を提案している。本発明は、重合可能な材料を節約し、成形によ
る製造を容易にさせる。本発明は、加工ステップを省略し、フレームの形状と着
用者の指示に対して厚さが最適化されたレンズを得ることを可能とさせる。
【0013】
これらの新しい問題点を解決し、これらの利点を得るため、本発明は、着用者
の指示と、着用者によって選択されたフレームの形状とに適したレンズを成形す
るための方法を提案する。この方法は、 − 得ようとするレンズ、又は得ようとするフレームと概略同じ形状の第1の
成形型を用意するステップと、 − 第2の成形型を用意するステップと、 − 硬化可能な材料を第1の成形型と第2の成形型の間で成形し、硬化させる
ステップと、 − 得られたレンズを成形型から取り出すステップとを含んでいる。
の指示と、着用者によって選択されたフレームの形状とに適したレンズを成形す
るための方法を提案する。この方法は、 − 得ようとするレンズ、又は得ようとするフレームと概略同じ形状の第1の
成形型を用意するステップと、 − 第2の成形型を用意するステップと、 − 硬化可能な材料を第1の成形型と第2の成形型の間で成形し、硬化させる
ステップと、 − 得られたレンズを成形型から取り出すステップとを含んでいる。
【0014】
1つの実施形態では、第1の成形型を用意するステップは、該第1の成形型を
型取りする(すなわち、形を整える処理を行う)ステップを含んでいる。 別の実施形態では、硬化させるステップは部分的に硬化させるステップであり
、本発明の方法は、レンズを完全に硬化させる別のステップをさらに含んでいる
。 別の実施形態では、成形し、硬化させるステップは、硬化ステップに続いて成
形型を組み立てるステップを含んでいる。
型取りする(すなわち、形を整える処理を行う)ステップを含んでいる。 別の実施形態では、硬化させるステップは部分的に硬化させるステップであり
、本発明の方法は、レンズを完全に硬化させる別のステップをさらに含んでいる
。 別の実施形態では、成形し、硬化させるステップは、硬化ステップに続いて成
形型を組み立てるステップを含んでいる。
【0015】
部分的に硬化させるステップは、3分以下の間継続することが望ましい。
完全に硬化させるステップは、5分から30分の間継続することが好ましい。
【0016】
さらに別の実施形態では、本発明の方法は、部分的に硬化させるステップの後
、且つ完全に硬化させるステップの前に、成形型の配置装置を除去するステップ
を含んでいる。
、且つ完全に硬化させるステップの前に、成形型の配置装置を除去するステップ
を含んでいる。
【0017】
部分的に硬化させるステップは、硬化可能な材料への光線照射、好ましくは第
1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の一方の側だけからの光線照射を含
んでいる。
1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の一方の側だけからの光線照射を含
んでいる。
【0018】
1つの実施形態では、完全に硬化させるステップは、硬化可能な材料への光線
照射、好ましくは第1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の両方の側から
の光線照射を含んでいる。 完全に硬化させるステップは、硬化可能な材料の加熱を含んでいることが好ま
しい。 成形型から取り出すステップは、第1の成形型と第2の成形型とからなる組立
体に熱衝撃を与えることを含んでいることが望ましい。
照射、好ましくは第1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の両方の側から
の光線照射を含んでいる。 完全に硬化させるステップは、硬化可能な材料の加熱を含んでいることが好ま
しい。 成形型から取り出すステップは、第1の成形型と第2の成形型とからなる組立
体に熱衝撃を与えることを含んでいることが望ましい。
【0019】
1つの実施態様によれば、本発明の方法は、得ようとするレンズの形状に合っ
た第2の成形型を用意するステップを含んでいる。 この場合、第2の成形型を用意するステップは、該第2の成形型を型取りする
ステップを含むことができる。
た第2の成形型を用意するステップを含んでいる。 この場合、第2の成形型を用意するステップは、該第2の成形型を型取りする
ステップを含むことができる。
【0020】
レンズは眼鏡レンズであることが好ましい。
本発明は、さらに、このような方法で得られるレンズを提案している。
本発明は、さらに、非円形で型取りしない成形レンズを提案している。
【0021】
本発明の他の特徴及び利点は、例として与えられている以下の本発明の実施形
態に関する説明を添付の図面を参照して読むことによって明らかになろう。
態に関する説明を添付の図面を参照して読むことによって明らかになろう。
【0022】
本発明は、従来技術と同様に、重合可能な材料から形成されるレンズを2つの
成形型の間で成形することを提案する。本発明は、さらに、成形前に、2つの成
形型の少なくとも一方を型取りを施し、その成形型を型取りされるレンズの形状
に近い形状にすることを提案している。
成形型の間で成形することを提案する。本発明は、さらに、成形前に、2つの成
形型の少なくとも一方を型取りを施し、その成形型を型取りされるレンズの形状
に近い形状にすることを提案している。
【0023】
本発明は、このようにして、使用される重合可能な材料の量を制限し、最終的
なレンズの厚さをフレームの形状と着用者の指示との相関として最適化すること
ができる。重合可能な材料に関して、半完成品のレンズを用いる標準的な方法に
対して60%程度の節約が達成され得る。
なレンズの厚さをフレームの形状と着用者の指示との相関として最適化すること
ができる。重合可能な材料に関して、半完成品のレンズを用いる標準的な方法に
対して60%程度の節約が達成され得る。
【0024】
図面を参照して、上側の成形型しか型取りを施されない本発明の好ましい1つ
の実施形態を説明する。図2は、本発明による組立体の切取内部図を示している
。この組立体は、例においては上側の成形型である第1の成形型2と、下側の成
形型である第2の成形型6とを備えている。これら成形型の間で、硬化可能な材
料4、例えば、本出願人の米国特許第US−A−5702825号明細書に記載
されているような硬化可能な組成物が成型される。より一般には、本発明を実現
するために、それ自体は公知である硬化可能な材料、例えば熱硬化材料を使用す
ることができ、また、熱可塑性樹脂でも使用可能である。後者の場合、装置を適
した構造に構成することが好ましい。この場合には、圧縮射出成形の技術を用い
ることができる。一般に金属から形成されフレームの形状に型取りされた凸型の
成形型は、再利用することが可能である。
の実施形態を説明する。図2は、本発明による組立体の切取内部図を示している
。この組立体は、例においては上側の成形型である第1の成形型2と、下側の成
形型である第2の成形型6とを備えている。これら成形型の間で、硬化可能な材
料4、例えば、本出願人の米国特許第US−A−5702825号明細書に記載
されているような硬化可能な組成物が成型される。より一般には、本発明を実現
するために、それ自体は公知である硬化可能な材料、例えば熱硬化材料を使用す
ることができ、また、熱可塑性樹脂でも使用可能である。後者の場合、装置を適
した構造に構成することが好ましい。この場合には、圧縮射出成形の技術を用い
ることができる。一般に金属から形成されフレームの形状に型取りされた凸型の
成形型は、再利用することが可能である。
【0025】
図面、特に図1からよくわかるように、第2の成形型6は、レンズの成形に現
在一般的に用いられているタイプの円形の成形型である。この成形型は、上述し
た従来技術に関する文献に記載されているような、特にガラス、金属、セラミッ
ク、又はプラスチックの成形型とすることができる。この成形型は、直径が約8
0mmであり、従来技術の公知のレンズの直径に近い。
在一般的に用いられているタイプの円形の成形型である。この成形型は、上述し
た従来技術に関する文献に記載されているような、特にガラス、金属、セラミッ
ク、又はプラスチックの成形型とすることができる。この成形型は、直径が約8
0mmであり、従来技術の公知のレンズの直径に近い。
【0026】
他方、図1の第1の成形型2は、得ようとするレンズの輪郭とほぼ同じ輪郭を
有している。“ほぼ”レンズの形状とは、例えば成形体の周辺部の小さな欠陥を
除去できるようにするためにレンズを必要に応じて後から型取りしたり、レンズ
を特殊なフレームに装着できるようにするためにレンズの周辺部を型取りしたり
することを可能にさせる形状になっていることを意味する。フレームが要求する
内側形状の周囲の数ミリメートルという値を調節する。いずれの場合でも、数ミ
リメートル又はそれ以下の仕上げのための型取りであり、直径が60mmから8
0mmの間である円形レンズを、30mmから40mmの枠側部A及びBを有し
得るフレーム形状を有したレンズにするのに必要な材料の除去のように、材料を
大量に除去することを伴わない。この場合、材料の除去は少なくとも1cmであ
る。
有している。“ほぼ”レンズの形状とは、例えば成形体の周辺部の小さな欠陥を
除去できるようにするためにレンズを必要に応じて後から型取りしたり、レンズ
を特殊なフレームに装着できるようにするためにレンズの周辺部を型取りしたり
することを可能にさせる形状になっていることを意味する。フレームが要求する
内側形状の周囲の数ミリメートルという値を調節する。いずれの場合でも、数ミ
リメートル又はそれ以下の仕上げのための型取りであり、直径が60mmから8
0mmの間である円形レンズを、30mmから40mmの枠側部A及びBを有し
得るフレーム形状を有したレンズにするのに必要な材料の除去のように、材料を
大量に除去することを伴わない。この場合、材料の除去は少なくとも1cmであ
る。
【0027】
輪郭は任意の形状が可能であり、実際には、レンズを最終的に使用する人が選
択したフレームの性質によって決まる。成形型の周辺部の任意の2点を結ぶ距離
の最大値は、第2の成形型の直径よりも小さい。第1の成形型は、硬化可能な材
料を成形する前に、型取りすることによって、例えば、従来型の砥石車を用いて
円形の成形型となるように型取りすることによって得ることが望ましい。本出願
人の米国特許第US−A−4596091号明細書に記載されているタイプの砥
石車を用いることが望ましい。
択したフレームの性質によって決まる。成形型の周辺部の任意の2点を結ぶ距離
の最大値は、第2の成形型の直径よりも小さい。第1の成形型は、硬化可能な材
料を成形する前に、型取りすることによって、例えば、従来型の砥石車を用いて
円形の成形型となるように型取りすることによって得ることが望ましい。本出願
人の米国特許第US−A−4596091号明細書に記載されているタイプの砥
石車を用いることが望ましい。
【0028】
第1の成形型には任意の材料を用いることができる。ただし、成形型が一度だ
け若しくは非常に限定された回数のみ使用される範囲においては、価格も制限さ
れていることが望ましい。1つの簡単な解決法は、例えばポリカーボネート又は
ポリ(アリルジエチレングリコールカーボネート)から形成された成形型のよう
な熱可塑性樹脂又は熱硬化樹脂製の成形型を用いることである。
け若しくは非常に限定された回数のみ使用される範囲においては、価格も制限さ
れていることが望ましい。1つの簡単な解決法は、例えばポリカーボネート又は
ポリ(アリルジエチレングリコールカーボネート)から形成された成形型のよう
な熱可塑性樹脂又は熱硬化樹脂製の成形型を用いることである。
【0029】
第1の成形型と第2の成形型は、硬化可能な材料を成形して硬化させるのに公
知になっている装置を使用して組み立てられる。この点に関し、従来技術の教示
を適用することができる。例えば、上述した従来技術の特許に記載されているタ
イプの成形型を所定の位置に保持するための装置が使用され得る。必要ならば、
特に凹面レンズの場合には、第1の成形型の周辺部に環状接合要素を含ませると
よい。第2の成形型に型取りを施さないならば、環状接合要素を成形のための材
料の貯留部として使用使用してもよい。
知になっている装置を使用して組み立てられる。この点に関し、従来技術の教示
を適用することができる。例えば、上述した従来技術の特許に記載されているタ
イプの成形型を所定の位置に保持するための装置が使用され得る。必要ならば、
特に凹面レンズの場合には、第1の成形型の周辺部に環状接合要素を含ませると
よい。第2の成形型に型取りを施さないならば、環状接合要素を成形のための材
料の貯留部として使用使用してもよい。
【0030】
従来技術と反対に、本発明は、周辺部の厚さがゼロ又は非常に薄くなったレン
ズを得ることを可能とさせる。例えば、成形型の位置を調節して、成形型同士が
第1の成形型の周辺部上の一点で接触するように、又は成形型同士が第1の成形
型の周辺部から1mm又はそれより小さい距離だけ離れているようにすることが
できる。成形型の位置は、従来技術におけるのと同様、指示によって決まること
は明らかである。
ズを得ることを可能とさせる。例えば、成形型の位置を調節して、成形型同士が
第1の成形型の周辺部上の一点で接触するように、又は成形型同士が第1の成形
型の周辺部から1mm又はそれより小さい距離だけ離れているようにすることが
できる。成形型の位置は、従来技術におけるのと同様、指示によって決まること
は明らかである。
【0031】
成形は以下のように行なう。
− 第2の成形型を所定の位置に設置する。
− 必要に応じて、環状接合要素を配置する。
− 硬化可能な材料を第2の成形型内に導入する。材料の量はあらかじめ計算
しておく。 − 第1の成形型を所定の位置に設置する。こうした一連の操作により、成形
型の間に材料を注入する場合よりもうまく泡を除去することを可能とさせる。し
かしながら、材料を注入することも相変わらず可能である。
しておく。 − 第1の成形型を所定の位置に設置する。こうした一連の操作により、成形
型の間に材料を注入する場合よりもうまく泡を除去することを可能とさせる。し
かしながら、材料を注入することも相変わらず可能である。
【0032】
材料を硬化させるための方法は、公知のようにして行われる。例えば、この方
法は、以下のような複数のステップで行われ得る。 − 光線照射、例えば紫外線照射で、硬化可能な材料を硬化させる。このステ
ップを部分的に硬化させるステップと呼称する。 − 成形型保持装置から取り外す。 − 例えば炉で加熱することにより完全に硬化させる。正確な温度制御を行な
い、適度な硬化が保証されて収縮が制限されるようにすることができる。次に、
紫外線照射によって完全な硬化が行われてもよい。
法は、以下のような複数のステップで行われ得る。 − 光線照射、例えば紫外線照射で、硬化可能な材料を硬化させる。このステ
ップを部分的に硬化させるステップと呼称する。 − 成形型保持装置から取り外す。 − 例えば炉で加熱することにより完全に硬化させる。正確な温度制御を行な
い、適度な硬化が保証されて収縮が制限されるようにすることができる。次に、
紫外線照射によって完全な硬化が行われてもよい。
【0033】
典型的な場合には、成形型を組み立てた後に部分的硬化を行なわせることがで
きる。部分的硬化は、通常は3分間未満の間継続して行われる。成形型から形成
される組立体が動かなくなることを保証するにはそれで十分である。他方、完全
硬化ステップは5分から30分の間続けて行われ得る。
きる。部分的硬化は、通常は3分間未満の間継続して行われる。成形型から形成
される組立体が動かなくなることを保証するにはそれで十分である。他方、完全
硬化ステップは5分から30分の間続けて行われ得る。
【0034】
ここで、例えば、本発明のレンズを含む組立体に例えば熱衝撃を与えることに
よって、着用者及びフレームに要求される屈折率及び形状を有したレンズを成形
型から取り外すことを保証することが可能である。
よって、着用者及びフレームに要求される屈折率及び形状を有したレンズを成形
型から取り外すことを保証することが可能である。
【0035】
図1は、本発明による組立体の斜視図を示している。図1については、成形型
保持装置は示されていない。この図からわかるように、第1の成形型はフレーム
とほぼ同じであるのに対し、第2の成形型は寸法がそれよりも大きく、材料の貯
留部として機能するように構成されている。
保持装置は示されていない。この図からわかるように、第1の成形型はフレーム
とほぼ同じであるのに対し、第2の成形型は寸法がそれよりも大きく、材料の貯
留部として機能するように構成されている。
【0036】
図3は、本発明による組立体を上面図を示している。これは、屈折率(倍率)
が+6.00ジオプトリで、硬化可能な材料から形成されており、偏心していない
視力指数1.5のレンズの場合である。レンズの中心部の厚さの影響(これは矯
正の2次の項である)を無視すると、8ジオプトリーで半径が62.5mmの基
底を有する第2の成形型に対し、図に示されている形状を有した曲率半径が25
0mmの第1の成形型が得られる。第1の成形型の最大寸法は、選択されたフレ
ームの形状に対しては53.2mmである。
が+6.00ジオプトリで、硬化可能な材料から形成されており、偏心していない
視力指数1.5のレンズの場合である。レンズの中心部の厚さの影響(これは矯
正の2次の項である)を無視すると、8ジオプトリーで半径が62.5mmの基
底を有する第2の成形型に対し、図に示されている形状を有した曲率半径が25
0mmの第1の成形型が得られる。第1の成形型の最大寸法は、選択されたフレ
ームの形状に対しては53.2mmである。
【0037】
図4は、図3の成形型を用いて製造されたレンズの厚さのグラフを示している
。縦座標に厚さをmmで示し、横座標には角度を示している。厚さは0mmから
2.4mmの間の範囲である。比較のためとして、型取りした従来のレンズでは
、同じ指示で同じフレームの形状に対する厚さは3.5mmから5.9mmの間の
範囲である。
。縦座標に厚さをmmで示し、横座標には角度を示している。厚さは0mmから
2.4mmの間の範囲である。比較のためとして、型取りした従来のレンズでは
、同じ指示で同じフレームの形状に対する厚さは3.5mmから5.9mmの間の
範囲である。
【0038】
図の例における型取りした凸型の成形型の場合には、基体を0.12ジオプト
リのピッチで変化させることができる。円筒の場合には、0.25ジオプトリの
ピッチが可能であろう。屈折率の範囲が1ジオプトリで、円筒の範囲が1ジオプ
トリから3ジオプトリである場合には、8×12個、すなわち96個の異なる成
形型を用意することができる。凹型の成形型の場合、従来の製造方法に対して違
いはなく、加えてできるだけ範囲を網羅するのに必要な数の成形型を用いる。
リのピッチで変化させることができる。円筒の場合には、0.25ジオプトリの
ピッチが可能であろう。屈折率の範囲が1ジオプトリで、円筒の範囲が1ジオプ
トリから3ジオプトリである場合には、8×12個、すなわち96個の異なる成
形型を用意することができる。凹型の成形型の場合、従来の製造方法に対して違
いはなく、加えてできるだけ範囲を網羅するのに必要な数の成形型を用いる。
【0039】
本発明は、図示して説明した例及び実施形態に限定されることはなく、本発明
には当業者が思いつく多数の変形例が可能であることは言うまでもない。米国特
許第US−A−5288221号明細書に提案されているように、成形型の一方
に、レンズの一部となるはずの予備成型物を用いることができる。この場合、本
発明の方法により、材料の量をさらに制限することができる。
には当業者が思いつく多数の変形例が可能であることは言うまでもない。米国特
許第US−A−5288221号明細書に提案されているように、成形型の一方
に、レンズの一部となるはずの予備成型物を用いることができる。この場合、本
発明の方法により、材料の量をさらに制限することができる。
【0040】
また、2つの成形型を成形前に型取することもできる。
本発明は、球形又はトーラス形といった従来の指示にだけ適用されるのではな
く、多重焦点レンズや、無限焦点レンズの製造にも適用できる。この場合、第2
の成形型は多焦点の非球形成形型になる。
く、多重焦点レンズや、無限焦点レンズの製造にも適用できる。この場合、第2
の成形型は多焦点の非球形成形型になる。
【図1】
本発明による組立体の斜視図である。
【図2】
図1の組立体の切取内部図である。
【図3】
本発明による組立体を上面図である。
【図4】
本発明によるレンズの縁部の厚さに関するグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月20日(2001.7.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ
,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,
HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K
G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT
,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,
MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S
E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT
,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,
ZW
Claims (16)
- 【請求項1】 着用者の指示と、該着用者によって選択されたフレームの形
状に合ったレンズを成形するための方法であって、 − 得ようとするレンズと概略同じ形状の第1の成形型(2)を用意するステ
ップと、 − 第2の成形型(6)を用意するステップと、 − 硬化可能な材料(4)を第1の成形型と第2の成形型(6)との間で成形
し、硬化させるステップと、 − 得られたレンズを成形型から取り出すステップとを含むレンズを成形する
ための方法。 - 【請求項2】 前記第1の成形型を用意するステップが、前記第1の成形型
を型取りするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記硬化させるステップが部分的に硬化させるステップであ
り、前記方法が、レンズを完全に硬化させる別のステップをさらに含むことを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記成形し、硬化させるステップが、硬化ステップに続いて
成形型を組み立てるステップを含むことを特徴とする請求項1、請求項2又は請
求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 前記部分的に硬化させるステップが、3分以下の間継続する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記完全に硬化させるステップが、5分から30分の間継続
することを特徴とする請求項3、請求項4又は請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記部分的に硬化させるステップの後で、且つ前記完全に硬
化させるステップの前に、成形型の配置装置を除去するステップを含むことを特
徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記部分的に硬化させるステップが、硬化可能な材料(4)
への光線照射、好ましくは第1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の一方
の側だけからの光線照射を含むことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の
方法。 - 【請求項9】 前記完全に硬化させるステップが、硬化可能な材料(4)へ
の光線照射、好ましくは第1の成形型と第2の成形型とからなる組立体の両方の
側からの光線照射を含むことを特徴とする請求項6、請求項7又は請求項8に記
載の方法。 - 【請求項10】 前記完全に硬化させるステップが、硬化可能な材料の加熱
を含むことを特徴とする請求項6、請求項7又は請求項8に記載の方法。 - 【請求項11】 前記成形型から取り出すステップが、第1の成形型と第2
の成形型とからなる組立体に熱衝撃を与えることを含むことを特徴とする請求項
1から請求項10のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項12】 得ようとするレンズの形状に合った第2の成形型(6)を
用意するステップを含むことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項13】 前記第2の成形型を用意するステップが、該第2の成形型
を型取りするステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 レンズが眼鏡レンズであることを特徴とする請求項1から
請求項13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の方法によ
って得られるレンズ。 - 【請求項16】 非円形の形状で型抜きによらない成形レンズ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9907936A FR2795361B1 (fr) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | Procede de moulage de lentilles ophtalmiques |
FR99/07936 | 1999-06-22 | ||
PCT/FR2000/001695 WO2000078531A1 (fr) | 1999-06-22 | 2000-06-20 | Procede de moulage de lentilles ophtalmiques |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003502187A true JP2003502187A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=9547144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001504561A Pending JP2003502187A (ja) | 1999-06-22 | 2000-06-20 | 眼鏡レンズの成形方法 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1194283B1 (ja) |
JP (1) | JP2003502187A (ja) |
AT (1) | ATE289540T1 (ja) |
AU (1) | AU6449800A (ja) |
DE (1) | DE60018280T2 (ja) |
FR (1) | FR2795361B1 (ja) |
WO (1) | WO2000078531A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2879757B1 (fr) * | 2004-12-17 | 2007-07-13 | Essilor Int | Procede de realisation d'un element optique transparent, composant optique intervenant dans ce procede et element optique ainsi obtenu |
FR2888948B1 (fr) | 2005-07-20 | 2007-10-12 | Essilor Int | Composant optique transparent pixellise comprenant un revetement absorbant, son procede de realisation et son utilisation dans un element optique |
FR2888951B1 (fr) * | 2005-07-20 | 2008-02-08 | Essilor Int | Composant optique pixellise aleatoirement, son procede de fabrication, et son utilisation dans la fabrication d'un element optique transparent |
FR2888947B1 (fr) * | 2005-07-20 | 2007-10-12 | Essilor Int | Composant optique a cellules |
FR2888950B1 (fr) * | 2005-07-20 | 2007-10-12 | Essilor Int | Composant optique transparent pixellise a parois absordantes son procede de fabrication et son utilisation dans la farication d'un element optique transparent |
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FR2911404B1 (fr) * | 2007-01-17 | 2009-04-10 | Essilor Int | Composant optique transparent a cellules remplies de materiau optique |
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2000
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