JP2003501396A - 出血性ショックを処置するためのインターロイキン−11の使用 - Google Patents

出血性ショックを処置するためのインターロイキン−11の使用

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Abstract

(57)【要約】 インターロイキン−11を用いてそのような処置を必要とする哺乳動物において出血性ショックを処置することを開示する。本発明は、哺乳動物における出血性ショックを処置するための方法であって、該哺乳動物へ、インターロイキン−11の治療有効量を投与する工程を包含する、方法を提供する。本発明では詳細には、インターロイキン−11の治療有効量は、1から1000μg/kg体重の範囲であり得る。本発明に従って、IL−11、そのアナログおよび誘導体は、患者に、予防的または上記障害に関連する症状の発症の後のいずれかで投与される。IL−11は、単独で、またはこれらの障害に関連する症状を緩和するにおいて有用である他の従来の薬剤と組み合わせてのいずれかで、適切な薬学的に受容可能なキャリア中で投与され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本願は、米国仮出願第60/138,054号(1999年6月8日出願)の
利益を主張する。この内容は、その全体が本願において参考として援用される。
【0002】 (発明の分野) 本発明は、インターロイキン−11を用いた、出血性ショックの予防および処
置の分野に関する。
【0003】 (発明の背景) 出血性ショックは、急性の血液喪失が正常な血液容積のおよそ20%を超える
ときにいつでも生じる。出血性ショックの中心的な特徴は、循環血液容積の減少
であり、これは、主要な器官系の過小灌流(hypoperfusion)を生
じる。過小灌流は、局所的な組織虚血および栄養基質欠損を生じ、これは、進行
性の多臓器損傷および次いで多臓器不全を生じる(Keith,JC,”Eff
ect of lidocaine pretreatment on acu
te hemorrhagic shock in the rat,”Cir
culatory Shock 19:283−292(1986))。血管内
容積の血液または生理的な流体溶液での置換による蘇生を開始するとき、再灌流
傷害によって媒介されるさらなる損傷が生じる(Keith、前出)。
【0004】 胃腸管系は、出血性ショックおよび蘇生の間に重篤に損傷を受ける。腸管の壊
死が生じ、そして続いて細菌によるエンドトキシン放出の移動が一般に観察され
る(Tamion,F.,et al.,Am.J.Physiol.273(
2 Pt 1):G314−21(1997))。これはしばしば、多臓器不全
を悪化させ得る炎症性サイトカインの顕著な上方制御を生じる。
【0005】 従って、組換えヒトインターロイキン−11(「rhIL−11」)のような
、胃腸管系に対して保護的効果を有し、そして炎症性サイトカイン分泌を減少さ
せる因子が出血性ショックの処置において有利であり得る。
【0006】 (発明の要旨) 出願人は、インターロイキン−11(「IL−11」)が出血性ショックから
の生存を改善することを初めて決定した。従って、本発明によって、IL−11
を用いた出血性ショックの処置および予防の方法が提供される。
【0007】 本発明に従って、IL−11、そのアナログおよび誘導体は、患者に、予防的
または上記障害に関連する症状の発症の後のいずれかで投与される。IL−11
は、単独で、またはこれらの障害に関連する症状を緩和するにおいて有用である
他の従来の薬剤と組み合わせてのいずれかで、適切な薬学的に受容可能なキャリ
ア中で投与され得る。
【0008】 1つの実施形態において、本発明は、インターロイキン−11の治療有効量を
、症状の発症前に、哺乳動物へと投与する工程を包含する、出血性ショックを予
防する方法を包含する。
【0009】 別の実施形態において、本発明は、インターロイキン−11の治療有効量を、
個の障害を体験する前に、哺乳動物へと投与する工程を包含する、出血性ショッ
クを処置する方法を包含する。
【0010】 好ましい実施形態において、治療投与量は、出血性ショックを予防または処置
するために有効である。好ましくは、インターロイキン−11の治療有効量は、
約0.1μg/kg体重と約100mg/kg体重との間を包含し、より好まし
くは、約1μg/kg体重と約10mg/kg体重との間を包含し、そして最も
好ましくは、約10μg/kg体重と約1mg/kg体重との間を包含する。
【0011】 (発明の詳細な説明) 引用されるすべての特許および文献の参考文献は、本明細書において、あたか
もすべてが示されているのと同様に参考として援用される。
【0012】 本発明によって提供されるのは、IL−11を用いて出血性ショックを処置お
よび予防する方法である。
【0013】 IL−11は、間質細胞株に由来する多機能サイトカインである(Paul,
S.R.,et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1
990)87:7512−7512)。これは、巨核球および血小板の生成を刺
激し得(Bruno,E.,et al.,Exp.Hematol.(199
1)19:378−385)、マクロファージ前駆体の増殖および分化を調節し
得(Du,X.X.and D.A.Williams,Blood(1994
)83:2023−2030)、そしてTリンパ球依存性機構を介してB細胞免
疫グロブリン産生を刺激し得る(Yin,T.,et al.,J.Exp.M
ed.(1992)175:211−215)。最近の研究によって、放射線お
よび化学療法に起因して、腸管の粘膜損傷(Du,X.X.,et al.,B
lood(1994)83:33−37)および虚血腸管壊死(Du,X.X.
,et al.,Am.J.Physiol.(1997)272:G545−
G552)に対するIL−11の予防保護効果が示されている。さらに、放射線
誘導性の胸部損傷の程度(Redlich,C.A.,et al.,J.Im
munol.(1996)157:1705−1710)および内毒素血症に起
因する死亡率もまた、IL−11の投与によって減少し、このことは、IL−1
1が抗炎症性サイトカインとして機能し得ることを示す。(Barton,B.
E.,et al.,Infect.Immun.(1996)64:714−
718;Castagliuolo,I.,et al.,Am.J.Phys
iol.(1997)273:G333−G341;およびMisra,B.R
.,et al.,J.Endotoxin Res.(1996)3:297
−305)。
【0014】 IL−11は、以下に詳述されている:国際出願PCT/US90/0680
3(1991年5月30日公開);および米国特許第5,215,895号(1
993年6月1日発行)。クローニングされたヒトIL−11は、1990年3
月30日に、ATCC,10801 University Boulevar
d,Manassa,VA 20110−2209に以前に、ATCC第682
84号として寄託された。さらに、米国特許第5,270,181号(1993
年12月14日発行)および米国特許第5,292,646号(1994年3月
8日発行)に記載されるように、IL−11はまた、別のタンパク質との融合タ
ンパク質として組換え産生され得る。IL−11は、今日までの従来の遺伝子操
作技術を用いることによって種々の宿主細胞において産生され得る。さらに、I
L−11は、種々の細胞株(例えば、ヒト肺線維芽細胞株MRC−5(ATCC
受託番号CCL 171)およびPaul et.al、ならびにTPA30−
1(ATCC 受託番号CRL 1583))から入手され得る。Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 87:7512(1990)には、ヒトI
L−11をコードするcDNAおよび推定アミノ酸配列(アミノ酸1〜199)
が記載されている。米国特許第5,292,646号、前出は、IL−11の成
熟形態(アミノ酸22〜199)のN末端プロリンが除去された(アミノ酸23
〜199)IL−11のdes−Pro形態を記載する。当業者には理解される
ように、IL−11活性を保持する任意の形態のIL−11は、本発明に従って
有用である。
【0015】 組換え技術に加えて、IL−11はまた、公知の簡便な化学合成によって産生
され得る。本発明において有用であるポリペプチドの、合成手段による構築のた
めの方法は、当業者に公知である。合成構築されたサイトカインポリペプチド配
列は、一次構造、二次構造または三次構造ならびにコンフォメーションの特徴を
、天然のサイトカインポリペプチドと共有することによって、それらと共通の生
物学的活性を有することが予測される。そのような合成構築されるサイトカイン
ポリペプチド配列またはそのフラグメントであって、その機能を重複または部分
的に重複するものもまた、本発明の方法において使用され得る。従って、それら
は、本発明のおいて有用な、天然の、精製されたサイトカインのための生物学的
活性または免疫学的な代替物として使用され得る。
【0016】 これらのサイトカインまたはその活性フラグメントのタンパク質、ペプチドま
たはDNAの配列における改変もまた、本発明の方法において使用され得るタン
パク質を産生し得る。そのような改変されたサイトカインは、公知の技術を用い
て当業者によって作製され得る。サイトカイン配列(例えば、IL−11配列)
における目的の改変は、コード配列における1つ以上の選択されたアミノ酸残基
の置換、挿入または欠失を包含し得る。そのような置換、挿入または欠失のため
の変異誘発技術は、当業者にとって周知である(例えば、以下を参照のこと:米
国特許第4,518,584号)。
【0017】 本明細書において記載される治療的に有用であり得る、サイトカインポリペプ
チドの配列の他の特定の変異は、例えば、1つ以上のグリコシル化部位の挿入を
包含し得る。アスパラギン結合型グリコシル化認識部位は、DNA配列へのアミ
ノ酸の欠失、置換または付加によって、その配列へと挿入され得る。そのような
変化は、O結合型糖の付加によって改変される分子の任意の部位で行われ得る。
そのような改変されたヌクレオチドまたはペプチドの配列の発現は、そのような
部位でグリコシル化され得る改変体を産生する。
【0018】 全体または部分における活性を保持または延長することが予測され、そして本
発明の方法において有用であることが予測される、選択されたサイトカインの配
列のさらなるアナログおよび誘導体もまた、当業者によって容易に作製され得る
。1つのそのような改変は、ポリエチレングリコール(PEG)をそのサイトカ
イン配列における既存のリジン残基に付着させることであり得るか、またはPE
GまたはPEG誘導体と反応し得る、1つ以上のリジン残基または他のアミノ酸
残基を、PEG部分の付着を可能にする簡便な技術によってその配列へと挿入す
ることであり得る。
【0019】 これらの選択されるサイトカインのさらなるアナログはまた、それらをコード
するDNA配列における対立遺伝子改変体またはそれらをコードするDNA配列
における誘導された改変体によって特徴づけられ得る。ストリンジェントなハイ
ブリダイゼーション条件または非ストリンジェントな条件下(Sambrook
et al.,Molecular Cloning.A Laborato
ry Manual,2d edit.,Cold Spring Harbo
r Laboratory,New York(1989))でハイブリダイズ
し得るDNA配列によって特徴づけられるものを含む、上記の参照文献において
開示されたすべてのアナログが本発明において同様に有用であることも予測され
る。
【0020】 これらの方法において有用であるとみなされるものには、別のサイトカインま
たはタンパク質性治療剤と1つのサイトカインの配列または生物学的に活性なフ
ラグメントとの融合によって調製される融合分子がある(例えば、IL−6に融
合されたIL−11)(例えば、以下に記載される融合のための方法を参照のこ
と:PCT/US91/06186(W092/04455)、1992年3月
19日公開)。あるいは、これらのサイトカインの組合せが本発明の方法に従っ
てともに投与され得る。
【0021】 従って、本発明の方法の説明において、IL−11は、その名称によって言及
される場合、当業者は、IL−11が当該分野において現在開示される配列によ
って産生されるタンパク質、ならびに上記の改変によって特徴づけられるが、な
お実質的に類似する活性を保持するタンパク質を包含すると理解する。
【0022】 本発明の方法を実施するにおいて有用であるIL−11を含む薬学的組成物は
また、薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦形剤、塩、緩衝剤、安定化剤お
よび/または当該分野で周知の他の材料を含み得る。用語「薬学的に受容可能な
」とは、活性成分の生物学的活性の有効性を損なわないが、投与される宿主にと
って毒性ではない材料を意味する。そのキャリアまたは他の材料の特性は、投与
経路に依存する。
【0023】 投与は、種々の簡便な方法においてなされ得る。腹腔内注射は、投与の好まし
い方法である。静脈内、皮膚または皮下の注射もまた用いられ得る。注射の場合
、IL−11は、好ましくは、発熱物質なしの、非経口的に受容可能な水溶液の
形態で投与される。pH、等張性、安定性などを考慮した、そのような非経口的
に受容可能なタンパク質溶液の調製は、当業者の技術範囲内にある。
【0024】 処置のために使用されるIL−11の量は、状態の重篤度、投与経路、活性成
分の反応性または活性、に依存し、そして究極には、処置の提供者によって決定
される。本発明の処置の方法を実施するにあたり、治療有効量のIL−11が投
与される。用語「治療有効量」とは、患者にとって意義のある利益を示すに十分
である方法または組成物の各々の活性成分の合計量を意味する(例えば、その発
症の、治癒、改善、妨害、遅延、または予防、再発(recurrence)も
しくは再発(relapse)の予防)。所定の患者に対する治療有効量を決定
するための1つの一般的な技術は、患者にとって意義のある利益が処置の提供者
によって観察されるまで周期的に漸増用量を投与することである。個々の活性成
分が単独で投与される適用されるとき、この用語は、その成分単独をいう。組合
せ投与されるとき、この用語は、それらが組合せで、連続的に投与されようと同
時にされようと、その治療効果を生じる活性成分の組合せ量をいう。本発明にお
けるIL−11の治療有効用量は、約0.1μg/kg体重と約100mg/k
g体重との間にあり、より好ましくは、約1μg/kg体重と約10mg/kg
体重との間にあり、そして最も好ましくは、約10μg/kg体重と約1mg/
kg体重との間にあることが意図される。投与の数値は、個々の患者およびその
疾患の重篤度に依存して変動し得る。
【0025】 本発明者らは、初めて、IL−11の出血性ショックにおける保護的役割を示
した。IL−11は、炎症を下方制御すること、組織損傷を予防すること、組織
修復を容易にすること、およびショックに関連する細菌/エンドトキシンの腸か
らの移転を最小化することによって出血性ショックにおける生存度を改善する。
【0026】 本発明はさらに、以下に記載される実験結果を参照することによってさらに例
示され、そして支持される。
【0027】 (実施例) (実施例1:短腸および腸の虚血/再灌流のモデル) インターロイキン−11は、実験的短腸症候群(short bowel s
yndrome)を伴うラットに対して腸粘膜栄養効果を生じる(Liu,Q.
,et al.,J.Pediatr.Surg.(1996)31(8):1
047−1050)。90%の短腸切除の後、動物の群をrhIL−11(12
5μg/kg、1日2回、皮下)または0.1%ウシ血清アルブミンで処置した
。これらの動物を毎日秤量し、そして2日目、4日目、6日目および8日目に殺
傷した。残りの小腸を、絨毛の長さおよび陰窩細胞の有糸分裂について評価した
。IL−11を与えた動物の体重は、術後4日目の始まりにおいて、ウシ血清ア
ルブミン(「BSA」)群に比べて有意に多かった。IL−11を有したラット
はまた、絨毛の長さおよび陰窩細胞の有糸分裂でも有意に多かった。
【0028】 インターロイキン−11および上皮増殖因子の、残留の小腸に対する効果を、
ラットにおける多量の小腸管切除の後に比較した(Fiore,N.F.,et
al.,J.Pediatr.Surg.(1998)33(1):24−2
9)。体重は、切除後4日目および8日目で類似していた。rhIL−11およ
びIL−11−EGFで処置した動物は、4日目および8日目に、コントロール
およびEGFと比較したときに、粘膜質量を増加していた。粘膜の厚さは、EG
F群が有意に増加していた。IL−11は、小腸腸細胞に対して栄養効果を有し
、これは、細胞増殖および粘膜の厚さの増加を生じた。EGFは、腸に対してよ
り一般的な効果を有し、腸細胞および単球の両方の増殖を生じる。IL−11は
、EGFを伴うかまたは伴わないで、短腸症候群の症例において臨床的有用性を
有し得る。
【0029】 インターロイキン−11の保護的効果は、虚血腸管壊死のマウスモデルにおい
て示された(Du.,X.,et al.,Am.J.Physiol.(19
97)272(3 Pt 1):G545−G552)。腸管虚血(90分間に
わたり上部の腸間膜の動脈を閉塞することによる誘導される)を伴うマウスにお
けるrhIL−11での予備処置は、罹患率および死亡率を有意に減少させた。
rhIL−11で処置したマウスは、腸粘膜の迅速な回復、有糸分裂活性の同時
の増加、腸間膜細胞のアポトーシスの抑制、ならびに末梢血小板および白血球の
計数増加を示した。ビヒクルで処置したマウスは、虚血後の血小板減少を発症し
たが、rhIL−11処置したマウスは血小板減少を発症しなかった。
【0030】 (実施例2:全身性炎症状態のモデル) rhIL−11は、Pseudomonas敗血症の好中球ラットモデルにお
ける生存を改善する(Opal,S.M.,et al.,J.Infect.
Dis.(1998)178:1205−1208)。rhIL−ll(150
μg/kg)を、実験の開始においてPseudomonas aerugi
nosa12.4.4に罹患させた胃腸管においてコロニー形成したシクロホス
ファミド処置ラットにおける熱の発症に始まり、1日1回3日にわたり静脈内投
与(「IV」)した。rhIL−11処置した動物は、肺感染の量的レベルにお
いて有意な減少を有し;肺浮腫において減少、および小腸および大腸の小腸上皮
に対する傷害において顕著な減少を有した。rhIL−11の40%、シプロフ
ロキサシンの60%、およびrhIL−11−シプロフロキサシンの100%の
処置動物が生存した。これらの結果は、rhIL−11が消化管の粘膜一体性を
維持し、そして免疫寛容動物における実験的グラム陰性感染に対して、全身炎症
性応答を減少させることを示す。
【0031】 超抗原によってトリガーされるT細胞媒介毒性ショックのモデルとして、D−
ガラクトサミンおよびStaphylococcus aureusエンテロト
キシンBのある用量を与えられたBALB/cマウスにおいて(Barton,
B.E.,et al.,Infect.Immun.(1996)64:71
4−718)、超抗原の前の予備処置1時間として与えられたrhIL−11(
5から500μg/kg IP)は、48時間において用量依存性様式で死亡率
を減少させた。500μg/kgでは、死亡率は、BSA処置動物における10
0%に比較して、55%であった。
【0032】 rhIL−11を、内毒素血症のウサギモデルにおいて評価した(Misra
,B.R.,et al.,J.EndotoxinRes.(1996)3:
297−305)。リポ多糖(LPS)を、静脈内投与し、30分後にビヒクル
またはrhIL−11(100 μg/kg、IV)を投与した。ビヒクル処置
群の平均の動脈圧は、LPS投与後5時間でベースラインの55%であった。他
方、rhIL−11処置動物のものは、ベースラインの94%であった。回腸、
盲嚢(cecum)および結腸の組織学的評価は、ビヒクル処置動物に比較して
、rhIL−11処置した動物において出血、浮腫および粘膜損傷の減少を示し
た。rhIL−11処置した動物は、ビヒクル処置した動物に比較して、有意に
低い血漿硝酸塩/亜硝酸塩レベルを示した。これらの結果は、rhIL−11が
内毒素血症の結果として生じる低血圧を予防し得ること、およびこの効果が血漿
一酸化窒素(NO)レベルの減少に伴うことを実証する。
【0033】 内毒素血症のマウスモデルにおいて、rhIL−11の、前炎症性サイトカイ
ンの血清レベルに対する効果を評価した(Trepicchio,W.L.,e
t al.,J.Immunol.(1996)157:3627−3634)
。雌性C57BL/6Jマウスに、PBSまたはrhIL−11(500 μg
/kg、IP)を注射し、そして4時間後にPBSまたはLPSを注射した。L
PS投与の前に、rhIL−11で処置した動物は、有意に低いピークのTNF
−α、IFN−γ、およびIL−1Bの血清レベルを有し、これは、LPSのみ
を受ける動物に比較して80から95%の減少の範囲である。rhIL−11予
備処置は、LPS誘導したIL−6またはIL−10は生じず、そしてrhIL
−11の処置単独では、IL−6またはIL−10の検出可能な血清レベルを生
じない。rhIL−11はまた、IL−6欠失ノックアウトマウスにおける、L
PS誘導されるTNF−α産生を阻害した。従って、rhIL−11は、インビ
ボの全身性炎症応答の間、前炎症サイトカイン産生を減少させ得、そしてこの活
性は、IL−10またはIL−6の産生に依存しない。
【0034】 インターロイキン−11は、やけど(burned)マウスにおいて、生存を
改善し、そして細菌移転および骨髄抑制を減少させた(Schindel,D.
,et al.,J Pediatr.Surg.(1997)32(2):3
12−315)。高度に瀕死状態のマウスやけどモデルにおける、生存、腸細胞
構造、細菌移転、および骨髄抑制に対するIL−11の効果を評価した。C3H
/HeJ(8から10週齢)のマウスに、やけど鋳型を用いて標準化した32%
の合計体表面積(TBSA)のやけどをさせた。マウスをIL−11(125μ
g/kg、1日2回、皮下(「SC」)を受けた群とコントロール(BSA)を
受けた群とに等しく分けた。生存したものを、やけど後7日まで数えた。やけど
後24時間において、IL−11処置マウスは、コントロールに比較して腸間膜
リンパにおいて腸細菌が減少しており、腸陰窩細胞が増加しており、そして腸絨
毛の高さが増加しており、末梢血小板が増加しており、リンパ球計数が増加して
おり、そして生存度が増加していた。これらのデータは、IL−11が、マウス
における32%TBSAやけどの後の、生存、腸細胞構造を改善し、細胞移転を
減少させ、そして骨髄抑制を減少させたことを実証する。
【0035】 (実施例3:出血性ショック) Sprague−Dawleyラットを麻酔し、そして28ml/kg(35
%血液容積)を10分間にわたって採血して急性出血性ショックを誘導した。7
5分間のショックの後、その動物を異なる処置群へと無作為化した。次いで、こ
れらを60分間にわたり、rhIL−11(100μg/kg)、抗IL−11
(5.7mg/kg)または乳酸リンゲル溶液のみを含む3:1(流体:血液喪
失)の乳酸リンゲル溶液を静脈内注射で用いて蘇生させた。血圧をショック後3
時間まで測定した。次いで並行する群の動物を3時間で安楽死させたか、または
麻酔から起こし、そしてショック後72時間後まで観察した。72時間後の死亡
率を決定し、そして次いでその動物を安楽死させた。検死の際、回腸の検体を1
0%緩衝化中性ホルマリン中に固定し、そして続いて小腸損傷の程度を評価する
ために試験した。肝臓および回腸のさらなる検体を、RT−PCRによってサイ
トカインmRNAレベルの定量のために得た。回腸の切片を、処置群の知識を与
えずに、評価者によって顕微鏡で検査させた。腸の検体は、以下の程度について
スコアリングした:絨毛萎縮;陰窩萎縮;杯状細胞枯渇;分節(segment
)膨張;および炎症細胞浸潤。スコア0は、損傷無しを示し、他方スコア3は、
重篤な損傷および壊死を示した。
【0036】 92%のrhIL−11動物は、72時間まで生存したが、他方、乳酸リンゲ
ル溶液単独および乳酸リンゲル溶液−抗IL−11群は、それぞれ72%および
79%生存した。腫瘍壊死因子α(TNF−α)発現のレベルを以下に示す。肝
臓および回腸の両方において、蘇生の時点でrhIL−11での処置は、TNF
−α発現を有意に減少させた。
【0037】
【表1】 *P=0.0089 HP=0.0002 組織学的結果を表2に示す。組成流体に添加されたrhIL−11は、組織損
傷スコアを3時間および72時間において減少させた。この差異は、72時間に
おいて非常に顕著であった。72時間の検体からの代表的な顕微鏡写真を図1に
示す。特に認められるのは、乳酸リンゲル溶液群における絨毛の完全な破壊であ
り、他方その絨毛は、rhIL−11群において比較的正常であるようである。
【0038】 3時間および72時間での回腸組織損傷に対するrhIL−11および抗IL
−11の効果
【0039】
【表2】 上記表2に示されるように、蘇生流体に加えられたrhIL−11は、出血性
ショックの後の、肝臓および回腸におけるTNF−αの発現を抑制し、72時間
で腸損傷を減少させ、そして生存を改善した。
【0040】 さらに、実施例3において上記の実験と実質的に類似する実験において、TN
F、IL−6、前炎症サイトカイン、VCAM−1、ICAM−1および接着分
子の発現は、乳酸リンゲル溶液のみで蘇生させたコントロールラットからの肝臓
および回腸における同じ分子の発現に比較して、rhIL−11含有乳酸リンゲ
ル溶液で蘇生させたラットからの肝臓および回腸において減少した。rhIL−
11蘇生ラットの肝臓および回腸の細胞からの前炎症サイトカインであるIL−
10の発現レベルは、処置していないコントロールラットからの同じ細胞のもの
に匹敵するようである。さらに、rhIL−11蘇生ラットの平均動脈圧は、処
置していないコントロールラットのものより高かった。
【0041】 結論として、IL−11は、炎症を下方制御し、組織損傷を予防し、組織修復
を容易にし、そして腸からのショック関連の細菌/エンドトキシン転移を最小限
にすることによって出血性ショックにおける生存を改善する。
【0042】 本発明を、特定の方法および組成物に関して記載してきたが、変更および改変
は、本発明を考慮して当業者が行うことが理解される。上記例示の実施例におい
て記載されるような本発明における多数の改変および変更は、当業者が行うこと
が予測され、そして結果として、添付の特許請求の範囲において現れるような限
定のみが本発明のおかれるべきである。従って、添付の特許請求の範囲は、請求
される本発明の範囲内に入るそのような等価な改変を包含することが意図される
【0043】 (参考文献) ○ Keith JC:Effect of lidocaine pretr
eatment on acute hemorrhagic shock i
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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ケイス, ジェイムス シー. ジュニア アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01810, アンドーヴァー, ヴァイン ストリート 28 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA17 BA01 BA22 CA53 CA59 DA12 ZA36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物における出血性ショックを処置するための方法であ
    って、該哺乳動物へ、インターロイキン−11の治療有効量を投与する工程を包
    含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記インターロイキン−11の治療有効量は、1から100
    0μg/kg体重を含む、請求項1に記載の方法。
JP2001501241A 1999-06-08 2000-06-08 出血性ショックを処置するためのインターロイキン−11の使用 Pending JP2003501396A (ja)

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