JP2003501326A - 子供に安全なタブレット用の包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、タブレット、カプセル又はこれらと類似の医薬品のための、子供に安全で、大人に有用な包装体に関する。この包装体は、ベース部分（１４）とカバー部分（１６）の間に配置された外側包装体内に、少なくとも一つのカップ部分（２２）を備えたブリスターパック（１２）である。このカップ部分（２２）は、タブレット（１８）を受け入れ、突き破ることができるカバーフィルム（２４）によって閉じられている。カバーフィルム（２４）は、ベース部分（１４）に向けられ、ベース部分（１４）は、製品が引っ張り出される孔（３８）を有する。カップ部分（２２）は、カバー部分（１６）の孔（３０）の内部で移動可能に案内され、ベース部分（１４）の孔（３８）に整合するように動かされた後、カバーフィルム（２４）は突き破られ、タブレット（１８）が引き出される。切り取りタブレット（３２）は、ミシン目（３６）を介してカバー部分（１６）に取り外し可能に連結され、少なくとも部分的に孔（３０）を覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、突き破ることができるカバーフィルムによってシールされたカプセ
ル又はタブレットを保持するための少なくとも一つのカップ部分を備えたブリス
ターパックを備えたタブレット、カプセル及びこれらと類似の医薬品のための子
供にとって安全な包装体に関する。

【０００２】 管理されていない消費の危険性は明らかであり、特に、薬剤が近くに放置され
たままであるときに、小さい子供がこの潜在的な危険性に大いに晒される。 ブリスターパックは、タブレット及びカプセルのための包装体の広く行われる
形態となった。タブレットが包装体のベース部分内のカップ部分から突き破って
殿田される突き破り型の包装体は、極めて一般的になった。他の公知のブリスタ
ーパックにおいては、カバーフィルムは引き剥がすことによって取り外される。
他のブリスターパックは、引き裂きの補助として切り欠きを有している。

【０００３】 タブレット及びカプセルのための前記ブリスターパックの子供に対する安全性
を増すために今日開発された実現可能性は、強い力を必要とする手段、例えば、
より厚みのある突き破りフィルム、引き剥がしフィルムのより強い接着又は引き
裂き用の切り欠きのより高い耐久力によって開けるのをより困難にさせることに
よるものである。

【０００４】 強い力によってのみ開けることができる包装体は、実際には、子供にとって安
全ではあるが、大人に対して問題を生じる。 従って、本発明は、大人が容易に開けることができる当初に述べたタイプのチ
ャイルドプルーフ包装体を形成するという課題に基づく。特に、この包装体は、
開けるのに複合技能又は同時に行われるか若しくは複雑な動作を行わなければな
らないような構造とされている。

【０００５】 本発明による課題は、ベース部分とカバー部分との間の外側包装体内にブリス
ターパックが配置されることによって解決され、このブリスターパックにおいて
は、ブリスターパックのカバーフィルムがベース部分に対向しており、ベース部
分が、突き破ることによって開放されるシールによって任意に覆われている取り
出し開口を有しており、ブリスターパックのカップ部分がカバー部分内の開口孔
内で移動可能であり且つ案内され、カバーフィルムを突き破り且つタブレットを
取り出すためにベース部分内の取り出し開口を越えて動かすことができる。

【０００６】 本発明による包装体の開放は、タブレットを突き破るために、カップ部分が取
り出し開口を越えて動かされなければならないということに気づかなければなら
ないという意味において複合能力を必要とする。

【０００７】 開放スロットを少なくとも部分的に覆っており且つ弱化させた線好ましくはミ
シン目によって分離可能な切り離しストリップは、カバー部分と結合されている
のが好ましい。

【０００８】 本発明による包装体の適切な設計においては、突出部が開放スロットの端縁か
ら内方へと突出していて、カップ部分の自由な動きを防止している。 ブリスターパックは、摺動運動に対向するばね部材と結合されているのが有利
である。このばね部材は、ブリスターパックの一部分であるが好ましい。

【０００９】 特に低コストの製造変形例においては、外側包装体は、単一の切り欠きからな
る。 二重包装体は、二つの対称的に配置された鏡面部分包装体によって簡単な方法
で製造することができる。

【００１０】 少なくとも二つの包装体を結合して複数の部分包装体とすることができ、この
二重包装体においては、個々の包装体が相互に隣接して配置されてストリップ状
の包装体とされ且つ弱化された線、好ましくはミシン目に沿ってストリップ状の
包装体から分離することができるのが好ましい。

【００１１】 本発明による包装体のためには、今日知られている、シート状、フィルム状、
積層材状又はその他の層状材料であって、数ミリないし数ミリ、好ましくは８ｍ
ｍないし３ｍｍの厚みの、硬質、半硬質及び可撓性の材料を使用することができ
る。フィルム状の材料の例は、例えば、アルミニウム箔のような金属箔である。
フィルム状材料の他の例は、紙、半厚紙及び厚紙である。樹脂含有フィルム、例
えば、ポリエチレン又はポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリアミド、
ポリ塩化ビニル、ポリアルキレンテレフタレートのようなポリエステル及び特に
ポリエチレンテレフタレートを基材とするものは、特に重要である。樹脂含有フ
ィルムは、樹脂のモノフィルム、二以上の樹脂フィルムの積層材、金属及び樹脂
フィルムの積層材、紙及び樹脂の積層材又は紙、金属及び樹脂フィルムの積層材
とすることができる。フィルム状の材料の個々の層は、接着剤、糊、接着促進剤
によって及び／又は押出被膜、同時押出成形又は積層等によって、相互に結合す
ることができる。適当な樹脂フィルムは、例えば、無方向性又は軸方向性若しく
は双軸方向性のモノフィルム又はポリエチレン若しくはポリプロピレンのような
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレンテレフタレート
のようなポリエステル及び特にポリエチレンテレフタレート、シクロオレフィン
コポリマー（ＣＯＣ）及びポリクロロトリフルオロエチレン（ＰＣＴＦＥ、商標
ＡＣＬＡＲ）を基材とする樹脂の二以上の無方向性又は軸方向性若しくは双軸方
向性のフィルムの積層材である。

【００１２】 ブリスターパックのベース部分として特に適しているのは、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、シクロオレフィンコポリマー（ＣＯＣ）、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミドのような良好な成形特性を有する透明な樹
脂及びこれらの材料によって作られた積層材、例えば、ＰＶＣ及びポリクロロト
リフルオロエチレン（ＰＣＴＦＥ）又はＰＶＣ及びＰＶＤＣ（ポリビニルジクロ
ライド）である。不透明なブリスターパックのためには、例えば、ストラクチャ
ポリアミド／アルミニウム／ＰＶＣ又は着色樹脂フィルムを有する樹脂フィルム
によって両側がコーティングされたアルミニウムフィルムの積層材が使用される
。カバーフィルムは、通常は、ホットシールラッカーを塗布するか及び／又はコ
ーティングすることができる、例えば、２０ｍｍの厚みのアルミニウムフィルム
である。

【００１３】 紙、半厚紙、厚紙及びモノフィルムの形態の樹脂フィルム、積層材等のような
上記したフィルム状の材料は全て、例えば、Ａｌ₂Ｏ₃又はＳｉＯ_x（ｘは１．５
と２との間の数字である）のような、真空によって約５ないし５００ｎｍ（ナノ
メーター）の厚みにスパッタリング又は蒸着されたセラミック材料の少なくとも
一つの更に連続的な層を有することができる。これらのセラミック材料の層は、
バリアー特性を有し且つ包装体を介するガス及び水蒸気の拡散を防止する。

【００１４】 本発明のこの他の利点、特徴及び詳細は、以下の好ましい実施形態の説明及び
図面からわかる。 図１ないし４に示された、本質的にストリップ状の構造のブリスターパック１
２のための例えば厚紙の外側包装体１０は、ベース部分１４とカバー部分１６と
を有している。ブリスターパック１０（図示された例においては、タブレット１
８用の単一部分からなる包装体である）は、例えば、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）
からなるベース部分２０と、ベース部分２０に対してシールされるか又は接着さ
れた例えばアルミニウムからなるカバーフィルム２４とを有しており、同ベース
部分２０によってタブレット１８を保持するためのカップ部分２２が成形されて
いる。カップ部分２２の領域内のブリスターパック１２のベース部分２０は、直
径がｓの周辺肩部２６を形成しており且つばねストリップ２８によって結合され
て一つの部品とされている。

【００１５】 外側包装体１０のカバー部分１６は、ベース部分１４との一体部品として形成
されており且つベース部分と共に、カバー部分１６とベース部分１４とが相互に
対向してほぼ平行に位置して、中間の空間１７を形成しているループを形成して
いる。カバー部分１６は、開放スロット３０を有しており、その幅ｔは、カップ
部分２２の肩部２６の直径よりも小さいが、ベース部分２０の領域内のカップ部
分２２の直径ｕよりも大きい。外側包装体１０が閉じられると、カップ部分２２
の領域までの開放スロット２０は、カバー部分１６内で切り裂きタブ３４と一体
に配置され且つ弱化された線又はミシン目３６によってカバー部分１６から切り
離すことができる切り取りストリップ３２と結合されている。

【００１６】 ブリスターパック１２は、ベース部分２０の肩部２６が開放スロット３０の端
縁領域内でベース部分１４とカバー部分１６との間の中間の空間１７内へと側方
に突出して、カップ部分２２がカバー部分１６の面から外方へと突出するように
、外側包装体１０内に配置されている。外側包装体１０のベース部分１４内には
、上方から見たときに開放スロット３０内に位置し且つ切り取りストリップ３２
によって覆われている取り出し孔３８が設けられている。

【００１７】 タブレット１８を取り出すためには、切り取りストリップ３２を切り裂きタブ
３４上に保持し、矢印Ａの方向の開放動作によってカバー部分１６から分離し、
開放スロット３０を作る。図示した例においては、カップ部分３２の領域内に配
置された切り裂きタブ３４もまた、カップ部分２２から更に離れた切り取りスト
リップの側部に設けられており、この場合には、カップ部分２２に向かって開放
動作が生じる。カバー部分１６から突出しているカップ部分２２は、今や、（例
えば、親指の動きによって）カップ部分２２が外側包装体１０のベース部分１４
内の取り出し孔３８の上方に位置するまで矢印Ｂの方向に開放スロットに沿って
押される。この状態で、取り出し孔３８（カバーフィルム２４によってのみ分離
される）は、カップ部分２２内でタブレット１８と反対側で自由に横たわってい
る。この開放状態において、タブレット１８は、カップ部分２２上を指で押すこ
とによって、カバーフィルム２４を介して矢印Ｃの方向に押し、取り出し孔３８
から取り出すことができる。取り出し孔３８はまた、突き破り開放シールによっ
て覆うことができる。この更なるシールは、弱化させた線、例えば、ミシン目に
よって縁取りされ且つカバーフィルム２４が突き破られると同時に分離される。

【００１８】 開放スロット３０内でのカップ部分２２の上記した動きは、ばねストリップ２
８の復帰力に抗してなされ、これは、図４のような弾性的に張力がかけられたル
ープ４０に変形して、カップ部分２２は、解放後に初期位置へと自動的に戻る。
開放スロット３０の両側のカップ部分２２の領域においては、外側包装体１０が
閉じられているときにおいてさえ、突出部４２は、カバー部分１６から内方へ突
出している。これらの突出部４２は、切り取りストリップ３２が引き離された後
の取り出し孔３８の方向へのカップ部分２２の自由な動きを阻止する。すなわち
、カップ部分２２の取り出し状態への動きは、開放スロット３２内へ突出してい
る突出部４２を変位させるために、ある種の力を最初に必要とする。

【００１９】 図５に示された外側包装体１０のための本質的なストリップ状の切り抜きは、
カバー部分１６内のミシン目３６として、切り取りストリップ３２と切り取りタ
ブ３４との間の弱化され、従って、容易に分離可能な結合を示している。ばねス
トリップ２８を備えたブリスターパック１２は、既にベース部分上に横たわって
いる。外側包装体は、カバー部分１６がベース部分１４又はブリスターパック１
２上に重なるまで断層線（ｆａｕｌｔ ｌｉｎｅ）ｄを中心に矢印Ｄの方向にカ
バー部分１６を折り畳むことによって閉じられる。この段階においては、カバー
部分２２の肩部２６のためのガイドとして作用する中間の空間１７を形成するた
めに、ベース部分１４の端縁部分４６に対するカバー部分１６の端縁部分４２の
少なくとも部分的な接着が存在する。

【００２０】 図６及び７は、開放スロット３０内にカバー２２のための復帰力を発生させる
ための別の可能性を示している。ばねストリップ２８は、ここでは、両側に交互
に配置された切り欠き４８と嵌合して、ばねストリップ２８がストリップの方向
に延びることができて、復帰力を発生させるばね性のテープ５０を形成するよう
になされている。この変形例においては、ばねストリップ２８は、開放スロット
３０の頭部３１の最も近くに横たわっている外側包装体１０の端部に取り付けら
れている。切り欠き４８を備えたばねストリップ２８は、ブリスターパック１２
のベース部分２０及び／又はカバーフィルム２４の材料から直接作ることができ
る。しかしながら、ばねストリップ２８を別個に製造し且つこれらを結合してブ
リスターパック１２とすることも可能である。ばねストリップ２８の代わりに、
明らかに別のばね材料、例えば、ゴムバンドを設けることもできる。

【００２１】 ブリスターパック５２のための図８に示された外側包装体６０（この例におい
ては、二つのタブレット１８ａ，１８ｂのための二つの部分包装体）は、互いに
鏡面対称に配置された図１による外側包装体１０によって本質的に作られる。従
って、同じ部品は同じ参照番号を有し、二重構造は、添字ａまたはｂによって示
されている。ベース部分１４ａ，１４ｂは、互いに結合されて一つの部品とされ
、カバー部分１６ａ，１６ｂは、各場合にループを形成している。閉じた状態に
おいては、二つの外側包装体１０ａ，ｂが、鏡面対称面Ｓの両側に横たわってい
る。二つの部品からなる外側包装体１０ａ，１０ｂは、同じ方法で開けることが
でき、タブレット１８ａ，１８ｂは、図１ないし５に示された外側包装体１０に
おける場合と同じ方法で取り出すことができる。

【００２２】 図９は、相互に隣接して配置された図１による６個の個々の包装体を備えたス
トリップ状の包装体７０を示している。これらは、直線状のミシン目７２によっ
て相互に分離することができる。しかしながら、個々の外側包装体１０はまた、
包装体ストリップ７０から分離される必要なく開けることもできる。ストリップ
の配置もまた、図８による２つの部分からなるブリスターパック６２を備えた外
側包装体６０に適している。

【００２３】 本発明による包装体の更に別の利点は、消費者のための情報を付加するための
印刷可能な表面をかなり大きくできることである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 外側包装体を備えたブリスターパックの長手断面図である。

【図２】 ｙ方向における図１の外側包装体の頂面図である。

【図３】 ｙ方向における図１の開かれた外側包装体の頂面図である。

【図４】 取り出された状態の、図３の開かれた外側包装体を備えたブリスター
パックの長手断面図である。

【図５】 図１における外側包装体の製造のための切り抜きの頂面図である。

【図６】 一体化されたばね部材を備えたブリスターパックの頂面図である。

【図７】 ばね部材に張力がかかっている状態の図６のブリスターパックの頂面
図である。

【図８】 二重包装体としての外側包装体を備えた図１に従った構造のブリスタ
ーパックの長手断面図である。

【図９】 複数部分からなる包装体の構造とされた図１の外側包装体を備えたブ
リスターパックの頂面図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１３年４月２日（２００１．４．２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カンザー，ペーター スイス国ツェーハー−8057 チューリッ ヒ，シャフハオザーシュトラーセ 81 (72)発明者 ツェルヴェガー，ラオレンツ スイス国ツェーハー−8045 チューリッ ヒ，マネッセシュトラーセ 92 (72)発明者 クロン，ミヒャエル スイス国ツェーハー−8049 チューリッ ヒ，リーマッタルシュトラーセ 38 (72)発明者 シュマオダー，クラウディア スイス国ツェーハー−8005 チューリッ ヒ，ハードトュルムシュトラーセ 66 (72)発明者 マルティ，スサンヌ スイス国ツェーハー−8049 チューリッ ヒ，リーマッタルシュトラーセ 38 Ｆターム(参考） 3E067 AA17 AB82 AC01 BA33A BB12A BB14A BC04A EA06 EB23 EE59 FA01 FB04 FC01 GD10 【要約の続き】

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブリスターパック（１２）によって、タブレットやカプセル
   やこれらに類似の医薬品を包装するために使用される、子供に安全な包装体であ
   って、前記ブリスターパック（１２）は、タブレット（１８）を保持し、かつ、
   突き破り型のカバーフィルム（２４）によって密封された、少なくとも一つのカ
   ップ部分（２２）を有する、前記包装体において、 前記ブリスターパック（１２）は、ベース部分（１４）とカバー部分（１６）
   との間の外側包装体（１０）内に配置され、ブリスターパック（１２）のカバー
   フィルム（２４）は前記ベース部分（１４）に対向し、前記ベース部分（１４）
   は、突き破り型の開放シールによって選択的に覆われた取り出し孔（３８）を有
   し、前記ブリスターパック（１２）の前記カップ部分（２２）は、前記カバー部
   分（１６）の開放スロット（３０）の内部で移動可能であると共に案内され、前
   記ベース部分（１４）の前記取り出し孔（３８）の上方に移動させられて、前記
   カバーフィルム（２４）を突き破り、前記タブレット（１８）を取り出すことが
   できるように構成したことを特徴とする、子供に安全な医薬品用の包装体。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の包装体において、切り取り片（３２）が前
   記カバー部分（１６）に連結され、前記切り取り片（３２）は、少なくとも前記
   開放スロット（３０）の一部を覆い、弱化線によって、好ましくはミシン目（３
   ６）によって、分離可能に構成された、前記包装体。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の包装体において、突出部（４２）が
   前記開放スロット（３０）の縁部から内方に突出し、前記カップ部分（２２）の
   自由な動きを阻止する、前記包装体。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３のうちのいずれか一項に記載の包装体におい
   て、前記ブリスターパック（１２）は、摺動運動に対抗するばね部材（２８）に
   連結されている、前記包装体。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の包装体において、前記ばね部材（２８）は
   前記ブリスターパック（１２）の一部分である、前記包装体。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５のうちのいずれか一項に記載の包装体であっ
   て、前記外側包装体（１０）は単一の切り抜きで構成されている、前記包装体。
7. 【請求項７】 二重包装体であって、前記二重包装体は、互いに鏡面対称に
   配置された請求項１乃至６のうちのいずれか一項に記載された二部分包装体によ
   って構成された、前記二重包装体。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７のうちのいずれか一項に記載の包装体を少な
   くとも二つ使用して構成された、複数部分からなる包装体であって、個々の前記
   包装体は相互に隣接して配置されることによって細長い板状包装体（７０）の形
   態を採り、前記包装体は、それぞれ、好ましくは弱化線に沿って、特にミシン目
   （７２）に沿って、前記細長い板状包装体（７０）から分離可能であるように構
   成された、前記複数部分からなる包装体。