JP2003348806A - 力率および電流位相を改善する三相誘導電動機のためのリアクトルコイル、及び同コイルを用いた三相誘導電動機起動用リアクトルコイル - Google Patents

力率および電流位相を改善する三相誘導電動機のためのリアクトルコイル、及び同コイルを用いた三相誘導電動機起動用リアクトルコイル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転時の力率の改善による省エネルギー効果
または起動特性を改善する三相誘導電動機のためのリア
クトルを提供する。 【解決手段】 三相誘導電動機のリアクトルコイルは、
第1の鉄心上に巻回された第1メインコイルと第1電流
位相調整用サブコイルと、第2の鉄心上に巻回された第
2メインコイルと第2電流位相調整用サブコイルと、第
3の鉄心上に巻回された第3メインコイルと第3電流位
相調整用サブコイルとからなる。各メインコイルは、他
の鉄心上に巻回された各サブコイルが、同相又は逆相に
それぞれ結線されてから誘導電動機の電動機の各入力端
子に接続される。こうすることにより、各相の相電流が
所定量進み位相となり、順回転方向接続の場合には特に
運転時の力率が改善され省エネルギー効果が得られ、ま
た逆回転方向接続の場合には特に十分なる始動トルクの
確保に効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相誘導電動機の
リアクトルコイルに関し、より詳しくは、各相毎に一組
のメインコイルと電流位相調整用のサブコイルとを設
け、任意のメインコイルに対して他相のサブコイルを同
相又は逆相となるように接続して電動機に流入する電流
位相調整を行うとともに電力を供給することにより、力
率の改善による省エネルギー効果又は起動特性の改善を
図るリアクトルコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導電動機の始動においては、電
源投入直後に定格電圧を加えると、始動電流が定格電流
の5〜6倍にも達するため、電源投入直後の一定時間の
み低い電圧を加えるような低減電圧始動方式が一般的に
採られている。そのための手段として、例えば、リアク
トル始動器、コンドルファ始動器がある。
【0003】図1aは、リアクトル始動器を用いたリア
クトル始動方式を示す。同図に示す通り、各相毎に一組
のリアクトル(コイル)1,2,3を電源と三相誘導電
動機10の入力端子の間に直列に接続して、定格電圧の
80%から65%程度の減電圧により始動するものであ
る。始動期間中、回転数が上昇して電流が減少するのに
従い、電動機端子電圧が上昇してくる。このリアクトル
始動方式の場合、電動機巻線に対する直列コイルの比率
を高めると、コイルの励磁損失が大きくなるとともに、
起動トルクも減衰してしまうという問題がある。
【0004】図1bは、三相単巻変圧器5を並列に挿入
し分圧して始動する始動補償器始動(コンドルファ始
動)方式を示す。前記リアクトル始動方式との違いは、
始動中の電動機端子電圧が、三相単巻変圧器5の変圧比
によって決まる一定電圧である点である。この始動補償
器始動方式は、前記リアクトル始動方式に比して、装置
全体が大型化となる欠点がある。
【0005】上述の従来のリアクトル始動器およびコン
ドルファ始動器は、電源供給電圧をコイルと電動機のイ
ンピーダンス比により分圧することにより、電動機のコ
イル両端に印加される電圧が低くなるように調整するこ
とを目的としたものである。したがって、これらリアク
トル始動器およびコンドルファ始動器では、電流位相の
調整は行われない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述した従来技術の問題点に鑑み、三相誘導電動機の各相
を流れる電流の位相を調整して、軽負荷から中負荷にお
ける力率改善による省エネルギー効果の達成と、中負荷
におけるトルクの確保による起動特性の改善を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の態様
によれば、相順が第一から第三の三相電源と三相誘導電
動機の間に接続されるリアクトルコイルであって、該コ
イルは、第一相の共通鉄心上に巻回された第1メインコ
イルと第1電流位相調整用サブコイルと、第二相の共通
鉄心上に巻回された第2メインコイルと第2電流位相調
整用サブコイルと、第三相の共通鉄心上に巻回された第
3メインコイルと第3電流位相調整用サブコイルとから
なり、前記第1メインコイルに対して前記第2電流位相
調整用サブコイルが逆相に接続された状態で前記三相誘
導電動機の第一相端子に接続され、前記第2メインコイ
ルに対して前記第3電流位相調整用サブコイルが逆相に
接続された状態で前記三相誘導電動機の第二相端子に接
続され、前記第3メインコイルに対して前記第1電流位
相調整用サブコイルが逆相に接続された状態で前記三相
誘導電動機の第三相端子に接続されることにより、各相
の相電流を所定量進み位相とすることを特徴とするリア
クトルコイルが提供される。
【0008】本発明の第2の態様によれば、相順が第一
から第三の三相電源と三相誘導電動機の間に接続される
リアクトルコイルであって、該コイルは、第一相の共通
鉄心上に巻回された第1メインコイルと第1電流位相調
整用サブコイルと、第二相の共通鉄心上に巻回された第
2メインコイルと第2電流位相調整用サブコイルと、第
三相の共通鉄心上に巻回された第3メインコイルと第3
電流位相調整用サブコイルとからなり、前記第1メイン
コイルに対して前記第3電流位相調整用サブコイルが同
相に接続された状態で前記三相誘導電動機の第一相端子
に接続され、前記第2メインコイルに対して前記第1電
流位相調整用サブコイルが同相に接続された状態で前記
三相誘導電動機の第二相端子に接続され、前記第3メイ
ンコイルに対して前記第2電流位相調整用サブコイルが
同相に接続された状態で前記三相誘導電動機の第三相端
子に接続されることにより、各相の相電流を所定量進み
位相とすることを特徴とするリアクトルコイルが提供さ
れる。
【0009】つまり、本発明は、三相負荷に接続する各
相に、メインコイルと電流調整用サブコイルからなる二
組のコイル、従って三相では全6組のコイルから構成さ
れるリアクトルコイルであって、メインコイルとサブコ
イル間の接続方法を各相間で同相又は逆相に接続される
ように変えることにより、各相を流れる電流そのものの
位相を調整するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を説明する。図2は、本発明による第1
実施例のリアクトルコイルを三相誘導電動機に接続した
形態を示す。U相には、メインコイル1aと電流位相調
整用サブコイル(以下、単に「サブコイル」と云う)1
bが同一鉄心上に巻回されている。V相には、メインコ
イル2aとサブコイル2bが同一鉄心上に巻回されてい
る。また、W相には、同様に、メインコイル3aとサブ
コイル3bが同一鉄心上に巻回されている。第1実施例
では、U相のメインコイル1aには他相であるV相のサ
ブコイル2bが逆相で接続されてから三相誘導電動機1
0の電動機端子9aに接続される。また、V相のメイン
コイル2aには他相であるW相のサブコイル3bが逆相
で接続されてから電動機端子9bに接続される。さら
に、W相のメインコイルには他相であるU相のサブコイ
ル1bが逆相で接続されてから電動機端子9cに接続さ
れる。この実施例では、任意相のメインコイルを流れる
電流に対して、相順における次の相のサブコイルを流れ
る電流が逆相に加えられることになるので、説明上、
“順回転方向接続”と言う。なお、図示実施例では、誘
導電動機10の固定子の結線方法がY結線であるが、こ
れはΔ結線であっても構わない。
【0011】上記順回転方向接続の実施例における電圧
・電流ベクトル図を図3a,3bに示す。図3aは本発
明によるリアクトルを用いたときの理想無負荷時の電流
ベクトル合成図を、図3bは図3aの理想的無負荷から
軽負荷に30度位相が進んだ状態のベクトル合成図を示
す。各相を流れる電流は、メインコイルの電流を相順で
次の相のサブコイルに逆相の電流を加えることになり、
次式で表わすことができる。
【0012】次に、本発明による第2実施例のリアクト
ルコイルを三相誘導電動機に接続した形態を図4により
説明する。この実施例でも、リアクトルコイルのU相に
は、メインコイル1aとサブコイル1bが同一鉄心上に
巻回されている。V相には、メインコイル2aとサブコ
イル2bが同一鉄心上に巻回されている。また、W相に
は、同様に、メインコイル3aとサブコイル3bが同一
鉄心上に巻回されている。本第2実施例では、U相のメ
インコイル1aには他相であるW相のサブコイル3b
が、前述第1実施例とは異なり同相で接続されてから三
相誘導電動機10の電動機端子9aに接続される。V相
のメインコイル2aには他相であるU相のサブコイル1
bが同様に同相で接続されてから電動機端子9bに接続
される。さらに、W相のメインコイルには他相であるV
相のサブコイル2bが同じく同相で接続されてから電動
機端子9cに接続される。この実施例では、任意相のメ
インコイルの電流に対して、相順における前の相のサブ
コイルに電流を同相に加えられることになるので、説明
上、“逆回転方向接続”として、第1実施例の“順回転
方向接続”と区別する。
【0013】上記逆回転方向接続の実施例における電圧
・電流ベクトル図を図5a,5bに示す。図5aは本発
明によるリアクトルを用いたときの理想無負荷時の電流
ベクトル合成図を、図5bは、前記順回転方向接続と同
様に、図5aの理想的無負荷から軽負荷に30度位相が
進んだ状態のベクトル合成図を示す。無負荷時には、図
5aから分かる通り、60度の電流位相調整が行われる
ことにより、W相を例
【0014】商用電源にリアクトルコイルを用いず電動
機を直接接続した場合、従来形式のリアクトル接続方法
であるUX接続方式とした場合、第1実施例の順回転方
法接続であるYV接続とした場合、第2実施例の逆回転
方向接続であるWZ接続とした場合において実測したデ
ータに基づく電源電圧に対する各特性図を図6a,図6
b,図6c,図6dに、電動機端子電圧に対する各特性
図を図7a,図7b,図7c,図7dにそれぞれ同時に
示し、比較しながら説明する。なお、従来のUX接続方
式とは、図1aに示すように、U,V,W相の各メイン
コイルに対して、対応するU,V,W相の各サブコイル
が同相となるようにそれぞれを直列に接続し、電動機各
端子に接続する形式のものである。YV接続は、図2に
示す通り、U,V,W相の各メインコイルに流れる電流
を、相順となる次の相であるV,W,U相の各サブコイ
ルにそれぞれが逆相となるように流し、電動機各端子に
接続する形式のものである。WZ接続は、図4に示す通
り、U,V,W相の各メインコイルに流れる電流を、相
順で前の相であるW,U,V相の各サブコイルにそれぞ
れが同相となるように流し、電動機各端子に接続する形
式のものである。
【0015】WZ接続では、従来形式に比べて横軸電流
Iq(励磁電流成分)が少なく、負荷電流に直軸電流Id
(トルク電流成分)が多く含まれており、減電圧始動を
行っても直接駆動特性に似た特性のまま、トルク電流を
大きく取れる。(図6b)また、本発明によるYV接続
及びWZ接続では、負荷電流Iおよび回転数Nが電源供
給電圧Ein の低い状態においてピークとなるように比
例推移した曲線で描ける。これに対して、従来形式で
は、減電圧により負荷電流Iが減少するとともに始動ト
ルクおよび始動時の到達回転数も低くなってしまう。
(図6c)さらに、WZ接続およびYV接続では、定格
供給電圧以下であれば、同じ電源電圧でも従来形式に比
べて力率が数パーセントから十数パーセント改善されて
いるが、(図6d)電源電圧が高い場合にWZ接続で
は、従来形式およびYV接続に比べて消費電力が大きく
なってしまう。
【0016】電動機端子電圧Eが等しければ、負荷電流
I,回転数Nおよび有効電力Pi はほぼ等しく同じ曲線
を示しており、電動機端子電圧Eの低い状態で力率cos
θがピークとなる比例推移した曲線で描ける。また、従
来形式および直接接続に比べて、WZ接続およびYV接
続では力率が数パーセントから十数パーセント改善され
る。(図7cおよび図7d)
【0017】商用電源で誘導電圧調整器により誘導電動
機を直接駆動したときの負荷特性等を示した図8a,8
b,8c,8dでは、供給電圧の変化とともに、各相電
流、負荷電流、電力が変化している。ただ、供給電圧を
低く設定した場合には、励磁分電流が増加することによ
り不足する励磁エネルギーの確保がなされる。図8aの
電源供給電圧が低い状態で、各相の電流が反時計方向に
推移して相電流との位相角が小さくなるように変化す
る。電源電圧を減少させることにより、励磁電流Iq が
減少し(図8b)、同じ風速(負荷)でも供給電力が減
少しており(図8d)、力率特性の改善がなされる。
【0018】図9a,9b,9c,9dに従来形式にお
ける負荷特性を、図10a,10b,10c,10dに
YV接続における負荷特性を、図11a,11b,11
c,11dにWZ接続における負荷特性を示す。
【0019】商用電源直接駆動特性(図8の200V供
給状態☆★)に対して、従来形式における正相分・逆相
分電流特性では、図9bのように供給電圧が低い状態で
も負荷に対して励磁分電流(横軸電流Iq)が殆ど変化
せず、図9dに示すように軽負荷状態では必要以上の余
分な励磁エネルギー(無効電力)を供給するために、励
磁電流が流れてしてしまう。
【0020】商用電源直接駆動特性(図8の200V供
給状態☆★)に対して、図10bに示すYV接続における
正相分・逆相分電流特性では、供給電圧を低く設定でき
れば、トルク分電流(直軸電流Id)と励磁分電流(横
軸電流Iq)が負荷に比例する変化となる。その結果、
余分な励磁エネルギーを供給することがなく、図10dに
示す無効分電力を減少して、力率を改善するとともに効
率の改善が望める。ただ、コイルの巻数を過多に設定す
るとリアクトルでの励磁損失が大きくなるため、減圧比
率については調整が必要となる。
【0021】商用電源直接駆動特性(図8の200V供
給状態☆★)に対して、図11aに示すWZ接続におけ
る各相の電流特性では、電流位相調整角が大きく取れる
ので、供給電圧が低い範囲でも良好な特性となる。その
結果、メインコイルとサブコイルの比率を変えることに
より運転状態でも利用可能となる。
【0022】図12a,12b,12c,12dに従来
形式における始動特性を、図13a,13b,13c,
13dにYV接続における始動特性を、図14a,14
b,14c,14dにWZ接続における始動特性を示
す。
【0023】図12cの従来形式における電圧・電流、
回転数特性、図12dの入力特性において、負荷電流
I、有効電力Piおよび力率cosθは電源電圧を低くする
ことに伴い、ピーク点が移動して起動時間が長くなると
ともに始動トルクが弱くなることが分かる。YV接続に
おける図13cの電圧・電流、回転数特性、図13dの
入力特性においても、この傾向は見られるが、図12の
従来形式に比べYV接続では、ピーク点の移動が少なく
始動時の改善が得られる。
【0024】これに対して、WZ接続における図14c
の電圧・電流、回転数特性、図14dの入力特性では、
他形式に比べて電源電圧を低く設定してもピーク点の移
動が少なく、入力電力の確保と力率改善により始動トル
クの確保が可能となる。
【0025】以上の通り、本発明のリアクトルの順回転
方向接続(YV接続)によれば、運転特性改善の省エネ
ルギー用として利用が可能であり、逆回転方向接続(W
Z接続)では、図15に示す単巻変圧器によるコンドル
ファ始動器と組み合わせることにより、減電圧始動を行
うとともに高トルクでの始動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは従来のリアクトル始動器を用いたリア
クトル始動方式を示す図、図1bは単巻変圧器を用いた
始動補償器始動方式を示す図である。
【図2】図2は本発明によるリアクトルを順回転方向接
続(YV接続)とした第1実施例の図である。
【図3】図3aは図2に示す接続における理想無負荷時
の電流ベクトル合成図、図3bは理想無負荷時から軽負
荷に30度位相が進んだ状態のベクトル合成図である。
【図4】図4は本発明によるリアクトルを逆回転方向接
続(WZ接続)とした第2実施例の図である。
【図5】図5aは図4に示す接続における理想無負荷時
の電流ベクトル合成図、図5bは理想無負荷時から軽負
荷に30度位相が進んだ状態のベクトル合成図である。
【図6】図6a,6b,6c,6dは、直接接続、従来
形式のリアクトル接続、第1実施例、第2実施例の電源
電圧に対する各特性図である。
【図7】図7a,7b,7c,7dは、直接接続、従来
形式のリアクトル接続、第1実施例、第2実施例の電動
機端子電圧に対する各特性図である。
【図8】図8は商用電源で誘導電圧調整器により誘導電
動機を直接駆動したときの各特性図である。
【図9】図9a,9b,9c,9dは、従来形式(UX
接続)における負荷特性図である。
【図10】図10a,10b,10c,10dは、本発
明によるリアクトルの順回転方向接続(YV接続)にお
ける負荷特性図である。
【図11】図11a,11b,11c,11dは、本発
明によるリアクトルの逆回転方向接続(WZ接続)にお
ける負荷特性図である。
【図12】図12a,12b,12c,12dは、従来
形式(UX接続)における始動特性図である。
【図13】図13a,13b,13c,13dは、本発
明によるリアクトルの順回転方向接続(YV接続)にお
ける始動特性図である。
【図14】図14a,14b,14c,14dは、本発
明によるリアクトルの逆回転方向接続(WZ接続)にお
ける始動特性図である。
【図15】図15は本発明によるリアクトルとコンドル
ファ始動器とを組み合わせた場合の接続図である。
【符号の説明】
1,2,3・・・リアクトルコイル 1a,2a,3a・・・メインコイル 1b,2b,3b・・・電流位相調整用サブコイル 5・・・三相単巻変圧器 9a,9b,9c・・・電動機端子 10・・・誘導電動機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相順が第一から第三の三相電源と三相誘
    導電動機の間に接続されるリアクトルコイルであって、
    該コイルは、 第一相の共通鉄心上に巻回された第1メインコイルと第
    1電流位相調整用サブコイルと、 第二相の共通鉄心上に巻回された第2メインコイルと第
    2電流位相調整用サブコイルと、 第三相の共通鉄心上に巻回された第3メインコイルと第
    3電流位相調整用サブコイルと、からなり、 前記第1メインコイルに対して前記第2電流位相調整用
    サブコイルが逆相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第一相端子に接続され、 前記第2メインコイルに対して前記第3電流位相調整用
    サブコイルが逆相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第二相端子に接続され、 前記第3メインコイルに対して前記第1電流位相調整用
    サブコイルが逆相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第三相端子に接続されることにより、 各相の相電流を所定量進み位相とすることを特徴とする
    リアクトルコイル。
  2. 【請求項2】 相順が第一から第三の三相電源と三相誘
    導電動機の間に接続されるリアクトルコイルであって、
    該コイルは、 第一相の共通鉄心上に巻回された第1メインコイルと第
    1電流位相調整用サブコイルと、 第二相の共通鉄心上に巻回された第2メインコイルと第
    2電流位相調整用サブコイルと、 第三相の共通鉄心上に巻回された第3メインコイルと第
    3電流位相調整用サブコイルと、からなり、 前記第1メインコイルに対して前記第3電流位相調整用
    サブコイルが同相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第一相端子に接続され、 前記第2メインコイルに対して前記第1電流位相調整用
    サブコイルが同相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第二相端子に接続され、 前記第3メインコイルに対して前記第2電流位相調整用
    サブコイルが同相に接続された上で前記三相誘導電動機
    の第三相端子に接続されることにより、 各相の相電流を所定量進み位相とすることを特徴とする
    リアクトルコイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218510A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Univ Nihon 交流リアクトル

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