JP2003348167A - メールサーバシステム - Google Patents
メールサーバシステムInfo
- Publication number
- JP2003348167A JP2003348167A JP2002148559A JP2002148559A JP2003348167A JP 2003348167 A JP2003348167 A JP 2003348167A JP 2002148559 A JP2002148559 A JP 2002148559A JP 2002148559 A JP2002148559 A JP 2002148559A JP 2003348167 A JP2003348167 A JP 2003348167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user
- information
- mail address
- users
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のユーザにより登録されるメールアドレ
スを記憶するメールサーバシステムで、メールアドレス
を記憶する記憶領域を効率的に使用する。 【解決手段】 ユーザ毎に設けられる複数のユーザ毎記
憶手段M1、M2、M3、・・・と、複数のユーザに共
通に設けられる複数ユーザ共通記憶手段2とを備え、メ
ールアドレス記憶制御手段が、複数のユーザにより登録
されるメールアドレスに共通に含まれる情報を識別情報
と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段2に記憶し、複数
ユーザ共通記憶手段2に記憶される当該共通に含まれる
情報と同一の情報を対応する識別情報へ置き換えてユー
ザ毎に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段M
1、M2、M3、・・・に記憶する。
スを記憶するメールサーバシステムで、メールアドレス
を記憶する記憶領域を効率的に使用する。 【解決手段】 ユーザ毎に設けられる複数のユーザ毎記
憶手段M1、M2、M3、・・・と、複数のユーザに共
通に設けられる複数ユーザ共通記憶手段2とを備え、メ
ールアドレス記憶制御手段が、複数のユーザにより登録
されるメールアドレスに共通に含まれる情報を識別情報
と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段2に記憶し、複数
ユーザ共通記憶手段2に記憶される当該共通に含まれる
情報と同一の情報を対応する識別情報へ置き換えてユー
ザ毎に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段M
1、M2、M3、・・・に記憶する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザによ
り登録されるメールアドレスを記憶するメールサーバシ
ステムに関し、特に、メールアドレスを記憶する記憶領
域を効率的に使用するメールサーバシステムに関する。
り登録されるメールアドレスを記憶するメールサーバシ
ステムに関し、特に、メールアドレスを記憶する記憶領
域を効率的に使用するメールサーバシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばインターネットなどを用いてパー
ソナルコンピュータや携帯電話装置などの通信端末装置
により電子的なメールを送受信することが行われてい
る。メールには宛先を示すメールアドレスが付される。
メールアドレスとしては例えばユーザ名やドメイン名を
含むものが用いられ、具体的には、“ユーザ名@ドメイ
ン名”という形式のメールアドレスや、“ユーザ名@サ
ーバ名.ドメイン名”という形式のメールアドレスが用
いられる。
ソナルコンピュータや携帯電話装置などの通信端末装置
により電子的なメールを送受信することが行われてい
る。メールには宛先を示すメールアドレスが付される。
メールアドレスとしては例えばユーザ名やドメイン名を
含むものが用いられ、具体的には、“ユーザ名@ドメイ
ン名”という形式のメールアドレスや、“ユーザ名@サ
ーバ名.ドメイン名”という形式のメールアドレスが用
いられる。
【0003】また、このようなメールシステムには、通
信端末装置によりメールを送受信することを実現するた
めのメールサーバシステムが設けられる。メールサーバ
システムは、例えば、通信端末装置からインターネット
を介して送信されるメールを受信し、受信したメールを
保存し、保存したメールを当該メールの宛先となる通信
端末装置からの要求などによりインターネットを介して
当該通信端末装置へ送信する。なお、複数のユーザに対
して同じ内容のメールを送信するメーリングリストが利
用されることもある。
信端末装置によりメールを送受信することを実現するた
めのメールサーバシステムが設けられる。メールサーバ
システムは、例えば、通信端末装置からインターネット
を介して送信されるメールを受信し、受信したメールを
保存し、保存したメールを当該メールの宛先となる通信
端末装置からの要求などによりインターネットを介して
当該通信端末装置へ送信する。なお、複数のユーザに対
して同じ内容のメールを送信するメーリングリストが利
用されることもある。
【0004】また、メールサーバシステムでは、例えば
ユーザが受信拒否や受信許可を要求などするために登録
するメールアドレスを記憶して管理することが行われ
る。図7(a)、図7(b)、図7(c)には、各ユー
ザ毎にメールサーバシステムに登録されたメールアドレ
スの一例を示してある。
ユーザが受信拒否や受信許可を要求などするために登録
するメールアドレスを記憶して管理することが行われ
る。図7(a)、図7(b)、図7(c)には、各ユー
ザ毎にメールサーバシステムに登録されたメールアドレ
スの一例を示してある。
【0005】同図(a)にはメールサーバシステムに備
えられた記憶領域の中の一部分である個別領域(1)に
ユーザ1により登録された複数のメールアドレスが記憶
されている様子の一例を概念的に示してあり、同図
(b)には当該記憶領域の中の他の一部分である個別領
域(2)に他のユーザ2により登録された複数のメール
アドレスが記憶されている様子の一例を概念的に示して
あり、同図(c)には当該記憶領域の中の更に他の一部
分である個別領域(3)に更に他のユーザ3により登録
された複数のメールアドレスが記憶されている様子の一
例を概念的に示してある。ここで、図示はしていない
が、例えばメールアドレスを登録するユーザの数と同数
だけ同様な個別領域が設けられる。
えられた記憶領域の中の一部分である個別領域(1)に
ユーザ1により登録された複数のメールアドレスが記憶
されている様子の一例を概念的に示してあり、同図
(b)には当該記憶領域の中の他の一部分である個別領
域(2)に他のユーザ2により登録された複数のメール
アドレスが記憶されている様子の一例を概念的に示して
あり、同図(c)には当該記憶領域の中の更に他の一部
分である個別領域(3)に更に他のユーザ3により登録
された複数のメールアドレスが記憶されている様子の一
例を概念的に示してある。ここで、図示はしていない
が、例えばメールアドレスを登録するユーザの数と同数
だけ同様な個別領域が設けられる。
【0006】なお、参考として、メールサーバシステム
に関する従来技術の例を示す。特開2000−3580
63号公報(文献1と言う)に記載の「メールサーバの
メンバ管理方法とその管理装置」では、電子メールのメ
ーリングリストにおいて、前のレコードの電子メールア
ドレスを用いて次のレコードの電子メールアドレスを表
現することが行われ、具体的には、先頭から一致する文
字列を変換識別子へ置き換えて、当該変換識別子と相違
部分とを記憶することが行われる。なお、後述する本発
明と比較すると、例えば文献1では1つのメーリングリ
ストについての記憶容量の節約を目的としている点など
で、メールアドレスを記憶する複数の個別領域について
の記憶容量の節約を目的とする本発明とは相違する。
に関する従来技術の例を示す。特開2000−3580
63号公報(文献1と言う)に記載の「メールサーバの
メンバ管理方法とその管理装置」では、電子メールのメ
ーリングリストにおいて、前のレコードの電子メールア
ドレスを用いて次のレコードの電子メールアドレスを表
現することが行われ、具体的には、先頭から一致する文
字列を変換識別子へ置き換えて、当該変換識別子と相違
部分とを記憶することが行われる。なお、後述する本発
明と比較すると、例えば文献1では1つのメーリングリ
ストについての記憶容量の節約を目的としている点など
で、メールアドレスを記憶する複数の個別領域について
の記憶容量の節約を目的とする本発明とは相違する。
【0007】特開平11−341048号公報(文献2
と言う)に記載の「同一メールサーバ内における添付フ
ァイルの管理方法」では、同一のメールサーバへ送られ
てきた複数のユーザ宛のメールが同じ内容であって同じ
添付ファイルがある場合に、メール本体から添付ファイ
ルを切り抜いて当該添付ファイルを別に管理することに
より、重複する同じ添付ファイルを削除することが行わ
れる。なお、後述する本発明と比較すると、例えば文献
2では処理の対象が複数のユーザ宛のメールの同じ添付
ファイルであるという点などで、メールアドレスを記憶
する複数の個別領域についての記憶容量の節約を目的と
する本発明とは相違する。
と言う)に記載の「同一メールサーバ内における添付フ
ァイルの管理方法」では、同一のメールサーバへ送られ
てきた複数のユーザ宛のメールが同じ内容であって同じ
添付ファイルがある場合に、メール本体から添付ファイ
ルを切り抜いて当該添付ファイルを別に管理することに
より、重複する同じ添付ファイルを削除することが行わ
れる。なお、後述する本発明と比較すると、例えば文献
2では処理の対象が複数のユーザ宛のメールの同じ添付
ファイルであるという点などで、メールアドレスを記憶
する複数の個別領域についての記憶容量の節約を目的と
する本発明とは相違する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で示したような従来のメールサーバシステムでは、
ユーザにより登録されるメールアドレスの数が例えばユ
ーザの数に伴って増大してしまうことから、ユーザによ
り登録されるメールアドレスの量に見合った記憶領域を
確保しなければならず、このためにシステムに大きな負
荷がかかってしまうといった不具合があった。
来例で示したような従来のメールサーバシステムでは、
ユーザにより登録されるメールアドレスの数が例えばユ
ーザの数に伴って増大してしまうことから、ユーザによ
り登録されるメールアドレスの量に見合った記憶領域を
確保しなければならず、このためにシステムに大きな負
荷がかかってしまうといった不具合があった。
【0009】具体的には、例えば複数のユーザにより同
一のメールアドレスが登録されているような場合におい
ても、それぞれのユーザの個別領域に当該同一のメール
アドレスを重複して記憶しなければならなかったため、
無駄に記憶領域を使用してしまうといった不具合があっ
た。このような不具合は、例えば各メールアドレスを記
憶する記憶領域を可変長サイズで管理することが可能な
システムが用いられるような場合であっても、解消する
ことはできない。なお、上記図7(a)、上記図7
(b)、上記図7(c)では、説明の便宜上から、2以
上のユーザにより登録された同一のメールアドレスにつ
いては同一の模様を付して示してある。
一のメールアドレスが登録されているような場合におい
ても、それぞれのユーザの個別領域に当該同一のメール
アドレスを重複して記憶しなければならなかったため、
無駄に記憶領域を使用してしまうといった不具合があっ
た。このような不具合は、例えば各メールアドレスを記
憶する記憶領域を可変長サイズで管理することが可能な
システムが用いられるような場合であっても、解消する
ことはできない。なお、上記図7(a)、上記図7
(b)、上記図7(c)では、説明の便宜上から、2以
上のユーザにより登録された同一のメールアドレスにつ
いては同一の模様を付して示してある。
【0010】また、従来のメールサーバシステムでは、
例えば記憶するメールアドレスの予想外の増加により、
当該メールサーバシステムに備えられたメモリ資源を使
い果たしてしまって、システムの動作が不安定になった
りハングアップしてしまうことがあるといった不具合が
あった。
例えば記憶するメールアドレスの予想外の増加により、
当該メールサーバシステムに備えられたメモリ資源を使
い果たしてしまって、システムの動作が不安定になった
りハングアップしてしまうことがあるといった不具合が
あった。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、複数のユーザにより登録され
るメールアドレスを記憶するに際して、メールアドレス
を記憶する記憶領域を効率的に使用することができるメ
ールサーバシステムを提供することを目的とする。
るためになされたもので、複数のユーザにより登録され
るメールアドレスを記憶するに際して、メールアドレス
を記憶する記憶領域を効率的に使用することができるメ
ールサーバシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るメールサーバシステムでは、次のよう
にして、複数のユーザにより登録されるメールアドレス
を記憶する。すなわち、ユーザ毎に設けられる複数のユ
ーザ毎記憶手段と、複数のユーザに共通に設けられる複
数ユーザ共通記憶手段を備えた。そして、メールアドレ
ス記憶制御手段が、複数のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報を識別情報と対応付け
て複数ユーザ共通記憶手段に記憶することと、複数ユー
ザ共通記憶手段に記憶される当該共通に含まれる情報と
同一の情報を対応する識別情報へ置き換えて、ユーザ毎
に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段に記憶
することを行う。
め、本発明に係るメールサーバシステムでは、次のよう
にして、複数のユーザにより登録されるメールアドレス
を記憶する。すなわち、ユーザ毎に設けられる複数のユ
ーザ毎記憶手段と、複数のユーザに共通に設けられる複
数ユーザ共通記憶手段を備えた。そして、メールアドレ
ス記憶制御手段が、複数のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報を識別情報と対応付け
て複数ユーザ共通記憶手段に記憶することと、複数ユー
ザ共通記憶手段に記憶される当該共通に含まれる情報と
同一の情報を対応する識別情報へ置き換えて、ユーザ毎
に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段に記憶
することを行う。
【0013】従って、複数のユーザにより登録されるメ
ールアドレスに共通に含まれる情報がある場合に、当該
共通に含まれる情報が識別情報と対応付けられて複数ユ
ーザ共通記憶手段に記憶され、各ユーザ毎記憶手段に記
憶されるメールアドレスの中で当該共通に含まれる情報
と同一の情報が対応する識別情報へ置き換えられるた
め、例えば従来のように複数のユーザにより登録された
同一のメールアドレスを重複して記憶するような場合と
比べて、メールアドレスを記憶する記憶領域を効率的に
使用することができ、具体的には、例えばメールアドレ
スを記憶するために必要となる記憶領域を低減すること
などができる。
ールアドレスに共通に含まれる情報がある場合に、当該
共通に含まれる情報が識別情報と対応付けられて複数ユ
ーザ共通記憶手段に記憶され、各ユーザ毎記憶手段に記
憶されるメールアドレスの中で当該共通に含まれる情報
と同一の情報が対応する識別情報へ置き換えられるた
め、例えば従来のように複数のユーザにより登録された
同一のメールアドレスを重複して記憶するような場合と
比べて、メールアドレスを記憶する記憶領域を効率的に
使用することができ、具体的には、例えばメールアドレ
スを記憶するために必要となる記憶領域を低減すること
などができる。
【0014】また、複数のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報が複数ユーザ共通記憶
手段に記憶されるため、当該共通に含まれる情報に関す
る管理を行うことが可能となる。具体的には、例えば、
当該共通に含まれる情報はどのような情報(どのような
メールアドレスに係るもの)であるかや、当該共通に含
まれる情報は何人のユーザにより登録されているか(登
録しているユーザの数)などを管理する機能を設けて、
種々な管理を行うことが可能となる。
ルアドレスに共通に含まれる情報が複数ユーザ共通記憶
手段に記憶されるため、当該共通に含まれる情報に関す
る管理を行うことが可能となる。具体的には、例えば、
当該共通に含まれる情報はどのような情報(どのような
メールアドレスに係るもの)であるかや、当該共通に含
まれる情報は何人のユーザにより登録されているか(登
録しているユーザの数)などを管理する機能を設けて、
種々な管理を行うことが可能となる。
【0015】ここで、メールとしては、種々なメールが
用いられてもよく、例えばインターネットにより通信さ
れる電子メールなどを用いることができる。また、メー
ルアドレスとしては、種々な情報が用いられてもよく、
例えば電子メールのアドレスなどを用いることができ
る。
用いられてもよく、例えばインターネットにより通信さ
れる電子メールなどを用いることができる。また、メー
ルアドレスとしては、種々な情報が用いられてもよく、
例えば電子メールのアドレスなどを用いることができ
る。
【0016】また、ユーザとは、例えばメールサーバシ
ステムにメールアドレスを登録する装置や人のことであ
り、具体的には、メールサーバシステムを利用してメー
ルを送受信する通信端末装置や、当該通信端末装置を操
作する人のことである。また、メールアドレスの登録
は、例えばメールの受信を拒否するメールアドレス(差
出人のメールアドレス)を指定するためや、メールの受
信を許可するメールアドレス(差出人のメールアドレ
ス)を指定するためなどに行われる。この場合、メール
サーバシステムでは、例えば受信拒否に係るメールアド
レスからのメールを当該受信拒否したユーザに対して送
信しないことや、受信許可に係るメールアドレスからの
メールを当該受信許可したユーザに対して送信すること
などを行う。
ステムにメールアドレスを登録する装置や人のことであ
り、具体的には、メールサーバシステムを利用してメー
ルを送受信する通信端末装置や、当該通信端末装置を操
作する人のことである。また、メールアドレスの登録
は、例えばメールの受信を拒否するメールアドレス(差
出人のメールアドレス)を指定するためや、メールの受
信を許可するメールアドレス(差出人のメールアドレ
ス)を指定するためなどに行われる。この場合、メール
サーバシステムでは、例えば受信拒否に係るメールアド
レスからのメールを当該受信拒否したユーザに対して送
信しないことや、受信許可に係るメールアドレスからの
メールを当該受信許可したユーザに対して送信すること
などを行う。
【0017】なお、メールサーバシステムにメールアド
レスを登録する処理は、例えばメールサーバシステムが
直接的に操作されて行われてもよく、或いは、例えばネ
ットワークを介してメールサーバシステムと接続された
通信端末装置により当該ネットワークを介して行われて
もよい。
レスを登録する処理は、例えばメールサーバシステムが
直接的に操作されて行われてもよく、或いは、例えばネ
ットワークを介してメールサーバシステムと接続された
通信端末装置により当該ネットワークを介して行われて
もよい。
【0018】また、ユーザ毎に設けられる記憶手段であ
るユーザ毎記憶手段の数としては、種々な数が用いられ
てもよく、例えばメールアドレスを登録するユーザの数
と同数が用いられる。また、複数のユーザに共通に設け
られる記憶手段である複数ユーザ共通記憶手段は、例え
ばこれら複数のユーザに対して1つ備えられる。
るユーザ毎記憶手段の数としては、種々な数が用いられ
てもよく、例えばメールアドレスを登録するユーザの数
と同数が用いられる。また、複数のユーザに共通に設け
られる記憶手段である複数ユーザ共通記憶手段は、例え
ばこれら複数のユーザに対して1つ備えられる。
【0019】また、ユーザ毎記憶手段や、複数ユーザ共
通記憶手段としては、例えばメモリを用いて構成され
る。なお、ユーザ毎記憶手段や複数ユーザ共通記憶手段
の構成の仕方としては特に限定はなく、例えば各ユーザ
毎記憶手段及び複数ユーザ共通記憶手段のそれぞれを異
なるメモリを用いて構成する態様や、例えば複数のユー
ザ毎記憶手段を同一のメモリの記憶領域を分割して用い
て構成して複数ユーザ共通記憶手段を他のメモリを用い
て構成する態様や、例えば複数のユーザ毎記憶手段と複
数ユーザ共通記憶手段を同一のメモリの記憶領域を分割
して用いて構成する態様などを実施することが可能であ
る。
通記憶手段としては、例えばメモリを用いて構成され
る。なお、ユーザ毎記憶手段や複数ユーザ共通記憶手段
の構成の仕方としては特に限定はなく、例えば各ユーザ
毎記憶手段及び複数ユーザ共通記憶手段のそれぞれを異
なるメモリを用いて構成する態様や、例えば複数のユー
ザ毎記憶手段を同一のメモリの記憶領域を分割して用い
て構成して複数ユーザ共通記憶手段を他のメモリを用い
て構成する態様や、例えば複数のユーザ毎記憶手段と複
数ユーザ共通記憶手段を同一のメモリの記憶領域を分割
して用いて構成する態様などを実施することが可能であ
る。
【0020】また、複数のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報としては、例えば2以
上の数である所定数以上のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報が用いられる。また、
複数のユーザにより登録されるメールアドレスに共通に
含まれる情報としては、種々な情報が用いられてもよ
く、例えばメールアドレスの全体の情報が用いられても
よく、或いは、メールアドレスの一部分の情報が用いら
れてもよい。
ルアドレスに共通に含まれる情報としては、例えば2以
上の数である所定数以上のユーザにより登録されるメー
ルアドレスに共通に含まれる情報が用いられる。また、
複数のユーザにより登録されるメールアドレスに共通に
含まれる情報としては、種々な情報が用いられてもよ
く、例えばメールアドレスの全体の情報が用いられても
よく、或いは、メールアドレスの一部分の情報が用いら
れてもよい。
【0021】具体的には、例えば当該共通に含まれる情
報としてメールアドレスの全体の情報が用いられる場合
には、メールアドレス記憶制御手段は、複数のユーザに
より登録されるメールアドレスを識別情報と対応付けて
複数ユーザ共通記憶手段に記憶することと、複数ユーザ
共通記憶手段に記憶されるメールアドレスと同一のメー
ルアドレスを対応する識別情報へ置き換えて、ユーザ毎
に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段に記憶
することを行う。また、1つ(或いは1人)のユーザの
みにより登録されるメールアドレスについては、例えば
そのままユーザ毎記憶手段に記憶する。
報としてメールアドレスの全体の情報が用いられる場合
には、メールアドレス記憶制御手段は、複数のユーザに
より登録されるメールアドレスを識別情報と対応付けて
複数ユーザ共通記憶手段に記憶することと、複数ユーザ
共通記憶手段に記憶されるメールアドレスと同一のメー
ルアドレスを対応する識別情報へ置き換えて、ユーザ毎
に登録されるメールアドレスをユーザ毎記憶手段に記憶
することを行う。また、1つ(或いは1人)のユーザの
みにより登録されるメールアドレスについては、例えば
そのままユーザ毎記憶手段に記憶する。
【0022】なお、このように当該共通に含まれる情報
としてメールアドレスの全体の情報が用いられる場合に
おけるメールアドレス記憶制御手段による処理(識別情
報への置き換え処理)を、例えば1つ(或いは、1人)
のユーザのみにより登録されるメールアドレスについて
も適用するような構成とすることも可能であり、このよ
うな構成では、全てのメールアドレスを複数ユーザ共通
記憶手段により記憶して、各ユーザ毎記憶手段には識別
情報のみを記憶することができる。
としてメールアドレスの全体の情報が用いられる場合に
おけるメールアドレス記憶制御手段による処理(識別情
報への置き換え処理)を、例えば1つ(或いは、1人)
のユーザのみにより登録されるメールアドレスについて
も適用するような構成とすることも可能であり、このよ
うな構成では、全てのメールアドレスを複数ユーザ共通
記憶手段により記憶して、各ユーザ毎記憶手段には識別
情報のみを記憶することができる。
【0023】また、例えば当該共通に含まれる情報とし
てメールアドレスの一部分の情報が用いられる場合に
は、メールアドレス記憶制御手段は、複数のユーザによ
り登録されるメールアドレスに含まれる共通な情報部分
を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶
することと、複数ユーザ共通記憶手段に記憶される当該
共通な情報部分と同一の情報部分を対応する識別情報へ
置き換えて、ユーザ毎に登録されるメールアドレスをユ
ーザ毎記憶手段に記憶することを行う。この場合、ユー
ザ毎記憶手段には、メールアドレスを構成する情報の中
で当該共通な情報部分以外の情報部分については例えば
そのまま記憶される。また、1つ(或いは1人)のユー
ザのみにより登録されるメールアドレスについては、例
えばそのままユーザ毎記憶手段に記憶する。
てメールアドレスの一部分の情報が用いられる場合に
は、メールアドレス記憶制御手段は、複数のユーザによ
り登録されるメールアドレスに含まれる共通な情報部分
を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶
することと、複数ユーザ共通記憶手段に記憶される当該
共通な情報部分と同一の情報部分を対応する識別情報へ
置き換えて、ユーザ毎に登録されるメールアドレスをユ
ーザ毎記憶手段に記憶することを行う。この場合、ユー
ザ毎記憶手段には、メールアドレスを構成する情報の中
で当該共通な情報部分以外の情報部分については例えば
そのまま記憶される。また、1つ(或いは1人)のユー
ザのみにより登録されるメールアドレスについては、例
えばそのままユーザ毎記憶手段に記憶する。
【0024】また、前記共通に含まれる情報と対応付け
られる識別情報としては、種々な情報が用いられてもよ
く、例えば対応付けられる前記共通に含まれる情報と比
べて少ない情報が用いられる。また、識別情報として
は、例えばメールアドレスでは使用されない文字の情報
を用いて構成することも好ましい。
られる識別情報としては、種々な情報が用いられてもよ
く、例えば対応付けられる前記共通に含まれる情報と比
べて少ない情報が用いられる。また、識別情報として
は、例えばメールアドレスでは使用されない文字の情報
を用いて構成することも好ましい。
【0025】また、前記共通に含まれる情報を識別情報
と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶する態様と
して、例えば前記共通に含まれる情報を複数ユーザ共通
記憶手段に記憶するときに使用する当該複数ユーザ共通
記憶手段のアドレスの情報を当該共通に含まれる情報に
対応する識別情報に含めるような態様を用いることも好
ましく、このような態様では、当該共通に含まれる情報
と複数ユーザ共通記憶手段のアドレスとが対応付けられ
且つ当該アドレスと識別情報とが対応付けられることか
ら、当該共通に含まれる情報と当該識別情報とが対応付
けられる。
と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶する態様と
して、例えば前記共通に含まれる情報を複数ユーザ共通
記憶手段に記憶するときに使用する当該複数ユーザ共通
記憶手段のアドレスの情報を当該共通に含まれる情報に
対応する識別情報に含めるような態様を用いることも好
ましく、このような態様では、当該共通に含まれる情報
と複数ユーザ共通記憶手段のアドレスとが対応付けられ
且つ当該アドレスと識別情報とが対応付けられることか
ら、当該共通に含まれる情報と当該識別情報とが対応付
けられる。
【0026】次に、本発明に係るメールサーバシステム
の具体的な構成例を示す。本発明に係るメールサーバシ
ステムでは、一構成例として、メールアドレス記憶制御
手段は、所定の閾値(ユーザ数閾値)以上のユーザによ
り登録されるメールアドレスに共通に含まれる情報を識
別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶する
機能を有している。或いは、メールアドレス記憶制御手
段は、所定の閾値(ユーザ数閾値)を超える数のユーザ
により登録されるメールアドレスに共通に含まれる情報
を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶
する機能を有している。従って、メールアドレスに共通
に含まれる情報を複数ユーザ共通記憶手段に記憶するか
否かを、当該ユーザ数閾値を基準として決定することが
できる。
の具体的な構成例を示す。本発明に係るメールサーバシ
ステムでは、一構成例として、メールアドレス記憶制御
手段は、所定の閾値(ユーザ数閾値)以上のユーザによ
り登録されるメールアドレスに共通に含まれる情報を識
別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶する
機能を有している。或いは、メールアドレス記憶制御手
段は、所定の閾値(ユーザ数閾値)を超える数のユーザ
により登録されるメールアドレスに共通に含まれる情報
を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶手段に記憶
する機能を有している。従って、メールアドレスに共通
に含まれる情報を複数ユーザ共通記憶手段に記憶するか
否かを、当該ユーザ数閾値を基準として決定することが
できる。
【0027】ここで、ユーザ数閾値としては、種々な数
値が用いられてもよく、例えば2以上の数値が用いられ
る。また、ユーザ数閾値としては、例えば固定的に設定
されてもよく、或いは、システムの使用状況などに応じ
て変更可能な構成が用いられてもよい。
値が用いられてもよく、例えば2以上の数値が用いられ
る。また、ユーザ数閾値としては、例えば固定的に設定
されてもよく、或いは、システムの使用状況などに応じ
て変更可能な構成が用いられてもよい。
【0028】また、本発明に係るメールサーバシステム
では、一構成例として、メールアドレス記憶制御手段
は、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情報
の量が所定の閾値(情報量閾値)未満となるようにユー
ザ数閾値を変更する。或いは、メールアドレス記憶制御
手段は、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる
情報の量が所定の閾値(情報量閾値)以下となるように
ユーザ数閾値を変更する。従って、ユーザ数閾値を変更
して調整することにより、複数ユーザ共通記憶手段に記
憶する対象となる情報の量を情報量閾値未満(或いは、
情報量閾値以下)に制限することができ、例えば複数ユ
ーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情報の量が過多
になってしまうようなことを防止することができる。
では、一構成例として、メールアドレス記憶制御手段
は、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情報
の量が所定の閾値(情報量閾値)未満となるようにユー
ザ数閾値を変更する。或いは、メールアドレス記憶制御
手段は、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる
情報の量が所定の閾値(情報量閾値)以下となるように
ユーザ数閾値を変更する。従って、ユーザ数閾値を変更
して調整することにより、複数ユーザ共通記憶手段に記
憶する対象となる情報の量を情報量閾値未満(或いは、
情報量閾値以下)に制限することができ、例えば複数ユ
ーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情報の量が過多
になってしまうようなことを防止することができる。
【0029】なお、具体的には、複数ユーザ共通記憶手
段に記憶する対象となる情報の量が所定の情報量閾値以
上(或いは、所定の情報量閾値を超える量)となる場合
には、ユーザ数閾値を大きくするように変更することに
より、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情
報の量を減少させる。一方、複数ユーザ共通記憶手段に
記憶する対象となる情報の量が所定の情報量閾値未満
(或いは、所定の情報量閾値以下)となる場合には、例
えばユーザ数閾値をそのままの値に維持してもよく、或
いは、ユーザ数閾値を小さくなるように変更することに
より、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情
報の量を増加させることが可能か否かを判定してもよ
く、一例として、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対
象となる情報の量が所定の情報量閾値未満(或いは、所
定の情報量閾値以下)であって最大となるようにユーザ
数閾値を変更するような態様が用いられてもよい。
段に記憶する対象となる情報の量が所定の情報量閾値以
上(或いは、所定の情報量閾値を超える量)となる場合
には、ユーザ数閾値を大きくするように変更することに
より、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情
報の量を減少させる。一方、複数ユーザ共通記憶手段に
記憶する対象となる情報の量が所定の情報量閾値未満
(或いは、所定の情報量閾値以下)となる場合には、例
えばユーザ数閾値をそのままの値に維持してもよく、或
いは、ユーザ数閾値を小さくなるように変更することに
より、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対象となる情
報の量を増加させることが可能か否かを判定してもよ
く、一例として、複数ユーザ共通記憶手段に記憶する対
象となる情報の量が所定の情報量閾値未満(或いは、所
定の情報量閾値以下)であって最大となるようにユーザ
数閾値を変更するような態様が用いられてもよい。
【0030】ここで、情報量閾値としては、種々な値が
用いられてもよく、例えば複数ユーザ共通記憶手段の記
憶領域の記憶容量の値或いは同程度の値を用いることも
好ましい。また、情報量閾値としては、例えば固定的に
設定されてもよく、或いは、システムの使用状況などに
応じて変更可能な構成が用いられてもよい。
用いられてもよく、例えば複数ユーザ共通記憶手段の記
憶領域の記憶容量の値或いは同程度の値を用いることも
好ましい。また、情報量閾値としては、例えば固定的に
設定されてもよく、或いは、システムの使用状況などに
応じて変更可能な構成が用いられてもよい。
【0031】また、本発明に係るメールサーバシステム
では、一構成例として、メールアドレス記憶制御手段
は、複数のユーザにより登録されるメールアドレスに共
通に含まれる情報としてメールアドレスに含まれるドメ
イン名部分の情報を識別情報と対応付けて複数ユーザ共
通記憶手段に記憶する機能を有している。従って、複数
のユーザにより登録されるメールアドレスに共通に含ま
れるドメイン名部分の情報がある場合に、当該共通に含
まれるドメイン名部分の情報が識別情報と対応付けられ
て複数ユーザ共通記憶手段に記憶され、各ユーザ毎記憶
手段に記憶されるメールアドレスの中で当該共通に含ま
れるドメイン名部分の情報と同一の情報が対応する識別
情報へ置き換えられるため、例えば従来と比べて、メー
ルアドレスを記憶する記憶領域を効率的に使用すること
ができる。
では、一構成例として、メールアドレス記憶制御手段
は、複数のユーザにより登録されるメールアドレスに共
通に含まれる情報としてメールアドレスに含まれるドメ
イン名部分の情報を識別情報と対応付けて複数ユーザ共
通記憶手段に記憶する機能を有している。従って、複数
のユーザにより登録されるメールアドレスに共通に含ま
れるドメイン名部分の情報がある場合に、当該共通に含
まれるドメイン名部分の情報が識別情報と対応付けられ
て複数ユーザ共通記憶手段に記憶され、各ユーザ毎記憶
手段に記憶されるメールアドレスの中で当該共通に含ま
れるドメイン名部分の情報と同一の情報が対応する識別
情報へ置き換えられるため、例えば従来と比べて、メー
ルアドレスを記憶する記憶領域を効率的に使用すること
ができる。
【0032】ここで、メールアドレスとしては、ドメイ
ン名部分の情報を含む情報が用いられ、具体的には、例
えば“ユーザ名@ドメイン名”という形式のメールアド
レスや、“ユーザ名@サーバ名.ドメイン名”という形
式のメールアドレスなどを用いることができる。この場
合、例えばメールアドレスに含まれるドメイン名部分の
情報を識別情報へ置き換えるに際して、“@”という文
字についてもユーザ毎記憶手段に記憶することを省略す
ると、更に効率的に記憶領域を使用することが可能とな
る。
ン名部分の情報を含む情報が用いられ、具体的には、例
えば“ユーザ名@ドメイン名”という形式のメールアド
レスや、“ユーザ名@サーバ名.ドメイン名”という形
式のメールアドレスなどを用いることができる。この場
合、例えばメールアドレスに含まれるドメイン名部分の
情報を識別情報へ置き換えるに際して、“@”という文
字についてもユーザ毎記憶手段に記憶することを省略す
ると、更に効率的に記憶領域を使用することが可能とな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図面を参照
して説明する。まず、本発明の第1実施例に係るメール
サーバシステムを説明する。図1には、本例のメールサ
ーバシステム1に備えられる記憶領域の構成例を示して
ある。同図に示すように、本例のメールサーバシステム
1では、複数のユーザのそれぞれ毎に対する記憶領域で
ある複数の個別領域M1、M2、M3、・・・と、これ
ら複数のユーザに対する共通な記憶領域である共有領域
2が設けられる。
して説明する。まず、本発明の第1実施例に係るメール
サーバシステムを説明する。図1には、本例のメールサ
ーバシステム1に備えられる記憶領域の構成例を示して
ある。同図に示すように、本例のメールサーバシステム
1では、複数のユーザのそれぞれ毎に対する記憶領域で
ある複数の個別領域M1、M2、M3、・・・と、これ
ら複数のユーザに対する共通な記憶領域である共有領域
2が設けられる。
【0034】ここで、同図では、ユーザ1に対応した個
別領域M1(個別領域(1))と、ユーザ2に対応した
個別領域M2(個別領域(2))と、ユーザ3に対応し
た個別領域M3(個別領域(3))を示してあるが、本
例では、このような個別領域が多数存在する。また、本
例では、複数の個別領域M1、M2、M3、・・・と1
つの共有領域2とをまとめたグループ(組)を1組だけ
示して説明するが、このようなグループが多数存在する
ような構成が用いられてもよい。
別領域M1(個別領域(1))と、ユーザ2に対応した
個別領域M2(個別領域(2))と、ユーザ3に対応し
た個別領域M3(個別領域(3))を示してあるが、本
例では、このような個別領域が多数存在する。また、本
例では、複数の個別領域M1、M2、M3、・・・と1
つの共有領域2とをまとめたグループ(組)を1組だけ
示して説明するが、このようなグループが多数存在する
ような構成が用いられてもよい。
【0035】本例のメールサーバシステム1は、各個別
領域M1〜M3に、各ユーザ毎により登録されるメール
アドレスを特定するための情報として、登録対象となる
メールアドレス自体の情報、或いは、登録対象となるメ
ールアドレスを識別する情報(識別情報)を記憶する。
ここで、本例では、登録されるメールアドレスの識別情
報として、当該メールアドレスと同一のメールアドレス
が記憶される共有領域2のアドレスを示す情報(格納場
所を示す情報)を用いている。
領域M1〜M3に、各ユーザ毎により登録されるメール
アドレスを特定するための情報として、登録対象となる
メールアドレス自体の情報、或いは、登録対象となるメ
ールアドレスを識別する情報(識別情報)を記憶する。
ここで、本例では、登録されるメールアドレスの識別情
報として、当該メールアドレスと同一のメールアドレス
が記憶される共有領域2のアドレスを示す情報(格納場
所を示す情報)を用いている。
【0036】具体的には、本例では、メールアドレスの
識別情報として、“#01”、“#02”、“#0
3”、・・・という情報を用いており、つまり、“x
x”を正の整数として、“#xx”という情報を用いて
いる。ここで、本例で用いている“#”という文字や或
いは“$”という文字などはメールアドレスにおいては
使用することができない文字(本明細書において、識別
文字と言う)であり、このような識別文字を採用して識
別情報を構成することにより、識別情報が共有領域2に
おける格納場所を示す情報であることを明確化すること
ができ、識別情報とメールアドレスとを簡単に区別する
ことを可能とすることができる。
識別情報として、“#01”、“#02”、“#0
3”、・・・という情報を用いており、つまり、“x
x”を正の整数として、“#xx”という情報を用いて
いる。ここで、本例で用いている“#”という文字や或
いは“$”という文字などはメールアドレスにおいては
使用することができない文字(本明細書において、識別
文字と言う)であり、このような識別文字を採用して識
別情報を構成することにより、識別情報が共有領域2に
おける格納場所を示す情報であることを明確化すること
ができ、識別情報とメールアドレスとを簡単に区別する
ことを可能とすることができる。
【0037】また、本例のメールサーバシステム1は、
2以上のユーザにより同一のメールアドレスが登録され
る場合には、当該メールアドレスを識別情報と対応付け
て共有領域2に記憶する。このような構成により、本例
のメールサーバシステム1は、各個別領域M1、M2、
M3、・・・に記憶される識別情報から、共有領域2に
記憶される当該識別情報に対応するメールアドレスを参
照することができる。
2以上のユーザにより同一のメールアドレスが登録され
る場合には、当該メールアドレスを識別情報と対応付け
て共有領域2に記憶する。このような構成により、本例
のメールサーバシステム1は、各個別領域M1、M2、
M3、・・・に記憶される識別情報から、共有領域2に
記憶される当該識別情報に対応するメールアドレスを参
照することができる。
【0038】具体的には、個別領域M1を例とすると、
本例では、個別領域M1に“#01”という識別情報や
“def@yyy.yy”というメールアドレスなどの
情報が記憶されており、また、共有領域2に“abc@
zzz.zz”などというメールアドレスの情報が“#
01”などという識別情報と対応付けられて記憶されて
おり、この場合、個別領域M1に記憶された“#01”
という識別情報は共有領域2に記憶された“abc@z
zz.zz”というメールアドレスを示していることが
把握される。なお、識別情報は、例えば対応するメール
アドレスに付加されて共有領域2に記憶されてもよく、
或いは、共有領域2のアドレスに対応付けられてもよ
い。
本例では、個別領域M1に“#01”という識別情報や
“def@yyy.yy”というメールアドレスなどの
情報が記憶されており、また、共有領域2に“abc@
zzz.zz”などというメールアドレスの情報が“#
01”などという識別情報と対応付けられて記憶されて
おり、この場合、個別領域M1に記憶された“#01”
という識別情報は共有領域2に記憶された“abc@z
zz.zz”というメールアドレスを示していることが
把握される。なお、識別情報は、例えば対応するメール
アドレスに付加されて共有領域2に記憶されてもよく、
或いは、共有領域2のアドレスに対応付けられてもよ
い。
【0039】また、本例のメールサーバシステム1の構
成例を示す。本例のメールサーバシステム1は、有線或
いは無線の通信網により電子メールの送受を行う通信部
と、各ユーザにより登録されるメールアドレスを各ユー
ザ毎に記憶するためのメールアドレス記憶部(個別領域
M1、M2、M3、・・・)と、ユーザにより重複して
登録されたメールアドレスを記憶するための共有メール
アドレス記憶部(共有領域2)と、例えばメールの受信
拒否や受信許可などのような設定に関してユーザにより
設定される各種の情報を記憶するための設定記憶部と、
設定記憶部を参照することによりメールアドレス記憶部
や共有メールアドレス記憶部へのメールアドレスの登録
やメールアドレス記憶部や共有メールアドレス記憶部か
らのメールアドレスの参照などの処理を行う処理部を備
えている。
成例を示す。本例のメールサーバシステム1は、有線或
いは無線の通信網により電子メールの送受を行う通信部
と、各ユーザにより登録されるメールアドレスを各ユー
ザ毎に記憶するためのメールアドレス記憶部(個別領域
M1、M2、M3、・・・)と、ユーザにより重複して
登録されたメールアドレスを記憶するための共有メール
アドレス記憶部(共有領域2)と、例えばメールの受信
拒否や受信許可などのような設定に関してユーザにより
設定される各種の情報を記憶するための設定記憶部と、
設定記憶部を参照することによりメールアドレス記憶部
や共有メールアドレス記憶部へのメールアドレスの登録
やメールアドレス記憶部や共有メールアドレス記憶部か
らのメールアドレスの参照などの処理を行う処理部を備
えている。
【0040】次に、図2を参照して、本例のメールサー
バシステム1により、ユーザにより登録されるメールア
ドレスを記憶領域に記憶することを制御する処理(記憶
制御処理)の手順の一例を示す。メールサーバシステム
1は、例えば一定周期毎に、各個別領域M1、M2、M
3、・・・を検索して、2以上のユーザ(2以上の個別
領域)が登録している同一のメールアドレスが存在して
いるかどうかを確認する(ステップS1)。
バシステム1により、ユーザにより登録されるメールア
ドレスを記憶領域に記憶することを制御する処理(記憶
制御処理)の手順の一例を示す。メールサーバシステム
1は、例えば一定周期毎に、各個別領域M1、M2、M
3、・・・を検索して、2以上のユーザ(2以上の個別
領域)が登録している同一のメールアドレスが存在して
いるかどうかを確認する(ステップS1)。
【0041】この確認の結果(ステップS1)、2以上
のユーザが登録しているメールアドレスが有った場合に
は(ステップS2)、このような同一のメールアドレス
を登録しているユーザ(個別領域)の数をカウントし
て、当該カウント値が一定数(ユーザ数閾値)以上の値
となったか否かを判定し(ステップS4)、一定数以上
の値となった場合には、当該メールアドレスを共有領域
2の空いている場所に登録し(ステップS6)、当該メ
ールアドレスを共有領域2に格納した場所を示す情報
(本例では、識別情報)を個別領域M1、M2、M3、
・・・の該当個所(つまり、当該メールアドレスが登録
される場所)に格納する(ステップS7)。
のユーザが登録しているメールアドレスが有った場合に
は(ステップS2)、このような同一のメールアドレス
を登録しているユーザ(個別領域)の数をカウントし
て、当該カウント値が一定数(ユーザ数閾値)以上の値
となったか否かを判定し(ステップS4)、一定数以上
の値となった場合には、当該メールアドレスを共有領域
2の空いている場所に登録し(ステップS6)、当該メ
ールアドレスを共有領域2に格納した場所を示す情報
(本例では、識別情報)を個別領域M1、M2、M3、
・・・の該当個所(つまり、当該メールアドレスが登録
される場所)に格納する(ステップS7)。
【0042】一方、上記した判定の結果(ステップS
4)、2以上のユーザが登録しているメールアドレスに
ついてのカウント値が一定数以上の値とはなっていない
場合には、当該カウント値を保存しておき、以降におい
て累積的に利用できるようにする(ステップS5)。
4)、2以上のユーザが登録しているメールアドレスに
ついてのカウント値が一定数以上の値とはなっていない
場合には、当該カウント値を保存しておき、以降におい
て累積的に利用できるようにする(ステップS5)。
【0043】また、上記した確認(ステップS1)の結
果として2以上のユーザにより重複して登録されている
同一のメールアドレスが無い場合や(ステップS2)、
或いは、例えば2以上のユーザにより重複して登録され
ている同一のメールアドレスが複数個あってこれら複数
個のメールアドレスについての処理(ステップS4〜ス
テップS7)を1つずつ行う場合に各メールアドレス毎
についての当該処理が完了した場合や(ステップS
2)、或いは、上記した同一のメールアドレスについて
のカウント値を保存した場合や(ステップS5)、或い
は、上記した個別領域の登録処理が完了した場合には
(ステップS7)、当該記憶制御処理を終了するか否か
を判定し(ステップS3)、終了する場合には当該記憶
制御処理を終了し、終了しない場合には再び上記のよう
な同一のメールアドレスの有無を判定する処理以降の処
理を行う(ステップS2以降)。
果として2以上のユーザにより重複して登録されている
同一のメールアドレスが無い場合や(ステップS2)、
或いは、例えば2以上のユーザにより重複して登録され
ている同一のメールアドレスが複数個あってこれら複数
個のメールアドレスについての処理(ステップS4〜ス
テップS7)を1つずつ行う場合に各メールアドレス毎
についての当該処理が完了した場合や(ステップS
2)、或いは、上記した同一のメールアドレスについて
のカウント値を保存した場合や(ステップS5)、或い
は、上記した個別領域の登録処理が完了した場合には
(ステップS7)、当該記憶制御処理を終了するか否か
を判定し(ステップS3)、終了する場合には当該記憶
制御処理を終了し、終了しない場合には再び上記のよう
な同一のメールアドレスの有無を判定する処理以降の処
理を行う(ステップS2以降)。
【0044】次に、図3を参照して、本例のメールサー
バシステム1により、個別領域M1、M2、M3、・・
・に登録されたメールアドレスを検索する処理(メール
アドレス検索処理)の手順の一例を示す。メールサーバ
システム1は、例えば個別領域M1、M2、M3、・・
・に登録されているメールアドレスを検索するに際して
(ステップS11)、各個別領域M1、M2、M3、・
・・の記憶内容を参照して(ステップS12)、識別文
字(本例では、1文字目にある“#”)が格納されてい
るか否かを確認し(ステップS13)、識別文字が格納
されている個所については、当該識別文字及びそれに続
く数字(本例では、“xx”)から構成される識別情報
に対応する共有領域2のアドレスに格納されている文字
列をメールアドレスとして参照する(ステップS1
6)。
バシステム1により、個別領域M1、M2、M3、・・
・に登録されたメールアドレスを検索する処理(メール
アドレス検索処理)の手順の一例を示す。メールサーバ
システム1は、例えば個別領域M1、M2、M3、・・
・に登録されているメールアドレスを検索するに際して
(ステップS11)、各個別領域M1、M2、M3、・
・・の記憶内容を参照して(ステップS12)、識別文
字(本例では、1文字目にある“#”)が格納されてい
るか否かを確認し(ステップS13)、識別文字が格納
されている個所については、当該識別文字及びそれに続
く数字(本例では、“xx”)から構成される識別情報
に対応する共有領域2のアドレスに格納されている文字
列をメールアドレスとして参照する(ステップS1
6)。
【0045】一方、上記した確認の結果(ステップS1
3)、個別領域M1、M2、M3、・・・において識別
文字が格納されていない個所については、当該個所に格
納されている文字列をメールアドレスとして参照する
(ステップS14)。また、上記のようにしてメールア
ドレスを参照した場合には(ステップS14、ステップ
S16)、当該メールアドレス検索処理を終了するか否
かを判定し(ステップS15)、終了する場合には当該
メールアドレス検索処理を終了し、終了しない場合には
再び上記のような個別領域参照処理以降の処理を行う
(ステップS12以降)。
3)、個別領域M1、M2、M3、・・・において識別
文字が格納されていない個所については、当該個所に格
納されている文字列をメールアドレスとして参照する
(ステップS14)。また、上記のようにしてメールア
ドレスを参照した場合には(ステップS14、ステップ
S16)、当該メールアドレス検索処理を終了するか否
かを判定し(ステップS15)、終了する場合には当該
メールアドレス検索処理を終了し、終了しない場合には
再び上記のような個別領域参照処理以降の処理を行う
(ステップS12以降)。
【0046】以上のように、本例のメールサーバシステ
ム1では、各ユーザにより設定されるメールアドレスを
各ユーザ毎に対応付けて各個別領域M1、M2、M3、
・・・に記憶するに際して、複数のユーザにより設定さ
れる同一のメールアドレスを一つにまとめて共有領域2
に記憶して共有化するようなメールアドレス管理方法を
用いたため、例えば、メールサーバシステム1に備える
ことが必要となる記憶領域を減少することが可能であ
り、メールサーバシステム1にかかる負荷を軽減するこ
とが可能である。
ム1では、各ユーザにより設定されるメールアドレスを
各ユーザ毎に対応付けて各個別領域M1、M2、M3、
・・・に記憶するに際して、複数のユーザにより設定さ
れる同一のメールアドレスを一つにまとめて共有領域2
に記憶して共有化するようなメールアドレス管理方法を
用いたため、例えば、メールサーバシステム1に備える
ことが必要となる記憶領域を減少することが可能であ
り、メールサーバシステム1にかかる負荷を軽減するこ
とが可能である。
【0047】具体的には、本例のメールサーバシステム
1により用いられるメールアドレス管理方式では、例え
ば従来のように各ユーザに対して個別領域を割り当てて
全てのメールアドレスをそのまま各ユーザ毎の個別領域
に登録するような方式と比べて、例えば各個別領域M
1、M2、M3、・・・に割り当てる記憶領域を減少す
ることが可能であるため、メールサーバシステム1で用
意すべき記憶領域の総量を削減することができ、また、
メールサーバシステム1にかかる負荷を減少することが
できる。
1により用いられるメールアドレス管理方式では、例え
ば従来のように各ユーザに対して個別領域を割り当てて
全てのメールアドレスをそのまま各ユーザ毎の個別領域
に登録するような方式と比べて、例えば各個別領域M
1、M2、M3、・・・に割り当てる記憶領域を減少す
ることが可能であるため、メールサーバシステム1で用
意すべき記憶領域の総量を削減することができ、また、
メールサーバシステム1にかかる負荷を減少することが
できる。
【0048】なお、本例では、2以上の数を一定数とし
て、当該一定数以上のユーザにより登録される同一のメ
ールアドレスを共有領域2に記憶する構成例を示した
が、他の構成例として、メールアドレスを共有領域2に
記憶するか否かを判断する基準となる一定数として1を
固定的に用いることもでき、この場合には、メールアド
レスは少なくとも1つの個別領域に存在すれば共有領域
2に記憶することとなるため、全てのメールアドレスが
共有領域2に記憶されることとなり、また、個別領域M
1、M2、M3、・・・にはメールアドレスの格納場所
を示す情報(本例では、格納場所を示すポインタの情報
となる識別情報)のみが記憶されることとなる。このよ
うに一定数として1を用いる構成では、全てのメールア
ドレスを共有領域2で管理することができ、また、この
ために処理が単純となるという利点がある。なお、記憶
領域を節約する効果は、通常、個別領域に記憶されるメ
ールアドレスの重複率が高くなるほど高くなる。
て、当該一定数以上のユーザにより登録される同一のメ
ールアドレスを共有領域2に記憶する構成例を示した
が、他の構成例として、メールアドレスを共有領域2に
記憶するか否かを判断する基準となる一定数として1を
固定的に用いることもでき、この場合には、メールアド
レスは少なくとも1つの個別領域に存在すれば共有領域
2に記憶することとなるため、全てのメールアドレスが
共有領域2に記憶されることとなり、また、個別領域M
1、M2、M3、・・・にはメールアドレスの格納場所
を示す情報(本例では、格納場所を示すポインタの情報
となる識別情報)のみが記憶されることとなる。このよ
うに一定数として1を用いる構成では、全てのメールア
ドレスを共有領域2で管理することができ、また、この
ために処理が単純となるという利点がある。なお、記憶
領域を節約する効果は、通常、個別領域に記憶されるメ
ールアドレスの重複率が高くなるほど高くなる。
【0049】ここで、本例のメールサーバシステム1で
は、メールとして例えばインターネットを利用した電子
メールが用いられており、メールアドレスとして例えば
当該電子メールで用いられる電子メールアドレスが用い
られている。また、本例のメールサーバシステム1で
は、ユーザ毎に設けられる複数の個別領域M1、M2、
M3、・・・により複数のユーザ毎記憶手段が構成され
ており、複数のユーザに共通に設けられる共有領域2に
より複数ユーザ共通記憶手段が構成されている。
は、メールとして例えばインターネットを利用した電子
メールが用いられており、メールアドレスとして例えば
当該電子メールで用いられる電子メールアドレスが用い
られている。また、本例のメールサーバシステム1で
は、ユーザ毎に設けられる複数の個別領域M1、M2、
M3、・・・により複数のユーザ毎記憶手段が構成され
ており、複数のユーザに共通に設けられる共有領域2に
より複数ユーザ共通記憶手段が構成されている。
【0050】また、本例のメールサーバシステム1で
は、上記したような“#xx”という情報が識別情報と
して用いられており、個別領域M1、M2、M3、・・
・に記憶するメールアドレスをこのような識別情報へ置
き換える処理を行う機能によりメールアドレス記憶制御
手段が構成されている。なお、本例では、メールアドレ
スの情報量と比べて、識別情報の情報量の方が少なくな
るように設定してある。
は、上記したような“#xx”という情報が識別情報と
して用いられており、個別領域M1、M2、M3、・・
・に記憶するメールアドレスをこのような識別情報へ置
き換える処理を行う機能によりメールアドレス記憶制御
手段が構成されている。なお、本例では、メールアドレ
スの情報量と比べて、識別情報の情報量の方が少なくな
るように設定してある。
【0051】次に、本発明の第2実施例に係るメールサ
ーバシステムを説明する。本例のメールサーバシステム
1の構成や動作は、個別領域M1、M2、M3、・・・
に記憶されるメールアドレスを共有領域2に記憶するか
否かを判断する基準となる前記一定数(本例で、共有記
憶閾件数と言う)を調整する機能を有する点を除いて
は、例えば上記第1実施例に係るメールサーバシステム
の構成や動作と同様である。なお、共有記憶閾件数は、
メールアドレスを共有して記憶するか否かを判断するた
めの閾値となる登録件数を示す。
ーバシステムを説明する。本例のメールサーバシステム
1の構成や動作は、個別領域M1、M2、M3、・・・
に記憶されるメールアドレスを共有領域2に記憶するか
否かを判断する基準となる前記一定数(本例で、共有記
憶閾件数と言う)を調整する機能を有する点を除いて
は、例えば上記第1実施例に係るメールサーバシステム
の構成や動作と同様である。なお、共有記憶閾件数は、
メールアドレスを共有して記憶するか否かを判断するた
めの閾値となる登録件数を示す。
【0052】本例のメールサーバシステム1では、例え
ば共有領域2の記憶内容を更新する際の処理のみが上記
第1実施例の場合と異なっている。本例における共有領
域2の更新処理では、メールアドレスと重複件数とを対
にして記憶するレコード(本例では、可変長レコード)
を使用する。また、本例における共有領域2の更新処理
では、共有記憶閾件数は可変であり、前回の更新処理に
おける共有記憶閾件数を記憶している。
ば共有領域2の記憶内容を更新する際の処理のみが上記
第1実施例の場合と異なっている。本例における共有領
域2の更新処理では、メールアドレスと重複件数とを対
にして記憶するレコード(本例では、可変長レコード)
を使用する。また、本例における共有領域2の更新処理
では、共有記憶閾件数は可変であり、前回の更新処理に
おける共有記憶閾件数を記憶している。
【0053】図4を参照して、本例のメールサーバシス
テム1により、共有領域2の記憶内容を更新する処理
(共有領域更新処理)の手順の一例を示す。本例のメー
ルサーバシステム1では、まず、第1のループ(Loo
p1)の処理として、次のような処理を行う(ステップ
S21〜ステップS25)。
テム1により、共有領域2の記憶内容を更新する処理
(共有領域更新処理)の手順の一例を示す。本例のメー
ルサーバシステム1では、まず、第1のループ(Loo
p1)の処理として、次のような処理を行う(ステップ
S21〜ステップS25)。
【0054】すなわち、第1のループの処理では、各ユ
ーザの個別領域M1、M2、M3、・・・に記憶される
メールアドレスの1つずつについて(ステップS2
1)、同一のメールアドレスがあるかどうか(本例で
は、同一のメールアドレスが既にレコードに記憶されて
いるか否か)を調べ(ステップS22)、同一のメール
アドレスが有る場合には当該メールアドレスについての
カウント値を例えば1つずつ累積的に増加する一方(ス
テップS24)、同一のメールアドレスが無い場合には
当該各ユーザの個別領域M1、M2、M3、・・・に記
憶されるメールアドレスのレコードを新たに作成して例
えばメールアドレスがアルファベット順に並ぶような順
序で当該作成したレコードをレコード群に挿入する(ス
テップS23)。このような処理(ステップS22〜ス
テップS24)を個別領域M1、M2、M3、・・・に
記憶された全てのメールアドレスを読み込むまで繰り返
して行う(ステップS25)。
ーザの個別領域M1、M2、M3、・・・に記憶される
メールアドレスの1つずつについて(ステップS2
1)、同一のメールアドレスがあるかどうか(本例で
は、同一のメールアドレスが既にレコードに記憶されて
いるか否か)を調べ(ステップS22)、同一のメール
アドレスが有る場合には当該メールアドレスについての
カウント値を例えば1つずつ累積的に増加する一方(ス
テップS24)、同一のメールアドレスが無い場合には
当該各ユーザの個別領域M1、M2、M3、・・・に記
憶されるメールアドレスのレコードを新たに作成して例
えばメールアドレスがアルファベット順に並ぶような順
序で当該作成したレコードをレコード群に挿入する(ス
テップS23)。このような処理(ステップS22〜ス
テップS24)を個別領域M1、M2、M3、・・・に
記憶された全てのメールアドレスを読み込むまで繰り返
して行う(ステップS25)。
【0055】ここで、図5には、作成されるレコード群
の一例を示してある。具体的には、同図には、レコード
群に含まれる複数のレコードの例を示してある。そし
て、各レコードは、整数型のデータを用いて重複件数を
示す“1”や“2”などの情報と、可変長文字列のデー
タを用いてメールアドレスを示す“foo@aaa.n
e.jp”や“abc@zzz.zz”などの情報とを
対応付けて構成されている。
の一例を示してある。具体的には、同図には、レコード
群に含まれる複数のレコードの例を示してある。そし
て、各レコードは、整数型のデータを用いて重複件数を
示す“1”や“2”などの情報と、可変長文字列のデー
タを用いてメールアドレスを示す“foo@aaa.n
e.jp”や“abc@zzz.zz”などの情報とを
対応付けて構成されている。
【0056】上記した第1のループの処理が完了する
と、次に、生成されたレコード群について、同一のメー
ルアドレスの重複件数を示すカウント値が共有記憶閾件
数に満たないレコードを全て削除する(ステップS2
6)。
と、次に、生成されたレコード群について、同一のメー
ルアドレスの重複件数を示すカウント値が共有記憶閾件
数に満たないレコードを全て削除する(ステップS2
6)。
【0057】次に、削除されずに残った全てのレコード
の情報量の総和(総レコード容量)が所定の限界値(情
報量閾値)以下であるか否かを調べ(ステップS2
7)、総レコード容量が限界値と比べて大きい場合に
は、共有記憶閾件数に1を加えて(ステップS28)、
第2のループ(Loop2)の処理として、次のような
処理を行う(ステップS29〜ステップS32)。
の情報量の総和(総レコード容量)が所定の限界値(情
報量閾値)以下であるか否かを調べ(ステップS2
7)、総レコード容量が限界値と比べて大きい場合に
は、共有記憶閾件数に1を加えて(ステップS28)、
第2のループ(Loop2)の処理として、次のような
処理を行う(ステップS29〜ステップS32)。
【0058】すなわち、第2のループの処理では、現在
残っているレコードについて(ステップS29)、重複
件数が共有記憶閾件数に満たないレコードを1件ずつ削
除していき(ステップS30)、1件削除するたびに総
レコード容量が限界値以下となったか否かを調べる(ス
テップS31)。そして、当該第2のループの処理は、
重複件数が共有記憶閾件数に満たない全てのレコードを
削除した時点で終了され(ステップS32)、再び上記
のような総レコード容量と限界値との比較処理(第2の
ループの処理より前における比較処理)へ戻る(ステッ
プS27)。
残っているレコードについて(ステップS29)、重複
件数が共有記憶閾件数に満たないレコードを1件ずつ削
除していき(ステップS30)、1件削除するたびに総
レコード容量が限界値以下となったか否かを調べる(ス
テップS31)。そして、当該第2のループの処理は、
重複件数が共有記憶閾件数に満たない全てのレコードを
削除した時点で終了され(ステップS32)、再び上記
のような総レコード容量と限界値との比較処理(第2の
ループの処理より前における比較処理)へ戻る(ステッ
プS27)。
【0059】一方、上記した第2のループの処理より前
における比較処理(ステップS27)や上記した第2の
ループの処理における比較処理(ステップS31)にお
いて、総レコード容量が限界値以下となった場合には、
残っている全てのレコードから重複件数を示すデータ部
分を削除して望ましいデータ構造へ変更して、当該変更
後のデータ(メールアドレスの情報)を識別情報と対応
付けて共有領域2の記憶内容とし(ステップS33)、
共有記憶閾件数を1だけ減ずる(ステップS34)。
における比較処理(ステップS27)や上記した第2の
ループの処理における比較処理(ステップS31)にお
いて、総レコード容量が限界値以下となった場合には、
残っている全てのレコードから重複件数を示すデータ部
分を削除して望ましいデータ構造へ変更して、当該変更
後のデータ(メールアドレスの情報)を識別情報と対応
付けて共有領域2の記憶内容とし(ステップS33)、
共有記憶閾件数を1だけ減ずる(ステップS34)。
【0060】そして、各個別領域M1、M2、M3、・
・・に記憶された全てのメールアドレスについて、共有
領域2に記憶されたいずれかのメールアドレスと一致す
るメールアドレスについては個別領域M1、M2、M
3、・・・に記憶されたメールアドレスを対応する識別
情報へ置き換え(ステップS35)、その後、当該共有
領域更新処理を終了する。なお、上記第1実施例の場合
と同様に、メールアドレスの識別情報としては、先頭が
認識文字で始まって、共有領域2における当該メールア
ドレスの格納場所を示す情報(ポインタ)が用いられて
いる。
・・に記憶された全てのメールアドレスについて、共有
領域2に記憶されたいずれかのメールアドレスと一致す
るメールアドレスについては個別領域M1、M2、M
3、・・・に記憶されたメールアドレスを対応する識別
情報へ置き換え(ステップS35)、その後、当該共有
領域更新処理を終了する。なお、上記第1実施例の場合
と同様に、メールアドレスの識別情報としては、先頭が
認識文字で始まって、共有領域2における当該メールア
ドレスの格納場所を示す情報(ポインタ)が用いられて
いる。
【0061】以上のように、本例のメールサーバシステ
ム1では、例えば使用される共有領域2の容量を限界値
以下に抑えながらほぼ一定に保つようにすることができ
るため、例えば共有領域2をメールサーバシステム1の
主記憶装置の記憶領域を用いて構成して、個別領域M
1、M2、M3、・・・を補助記憶装置の記憶領域を用
いて構成するような場合などにおいて、メールアドレス
の登録件数が予想外に増加してしまってもメールサーバ
システム1の動作が不安定になってしまうようなことを
防止することができる。
ム1では、例えば使用される共有領域2の容量を限界値
以下に抑えながらほぼ一定に保つようにすることができ
るため、例えば共有領域2をメールサーバシステム1の
主記憶装置の記憶領域を用いて構成して、個別領域M
1、M2、M3、・・・を補助記憶装置の記憶領域を用
いて構成するような場合などにおいて、メールアドレス
の登録件数が予想外に増加してしまってもメールサーバ
システム1の動作が不安定になってしまうようなことを
防止することができる。
【0062】次に、本発明の第3実施例に係るメールサ
ーバシステムを説明する。本例のメールサーバシステム
11の構成や動作は、個別領域M1、M2、M3、・・
・に記憶されるメールアドレスに含まれるドメイン名の
部分だけについて重複を検出して一定数以上で重複する
ドメイン名部分を共有領域2に記憶する機能を有する点
を除いては、例えば上記第1実施例や上記第2実施例に
係るメールサーバシステムの構成や動作と同様である。
ーバシステムを説明する。本例のメールサーバシステム
11の構成や動作は、個別領域M1、M2、M3、・・
・に記憶されるメールアドレスに含まれるドメイン名の
部分だけについて重複を検出して一定数以上で重複する
ドメイン名部分を共有領域2に記憶する機能を有する点
を除いては、例えば上記第1実施例や上記第2実施例に
係るメールサーバシステムの構成や動作と同様である。
【0063】本例のメールサーバシステム11では、
“ユーザ名@ドメイン名”という形式のメールアドレス
が用いられているとし、メールアドレスに含まれる
“@”以降の部分をドメイン名として重複を整理する。
なお、例えば“ユーザ名@サーバ名.ドメイン名”とい
う形式のメールアドレスが用いられる場合に、ドメイン
名だけについて重複を整理することも可能であり、或い
は、“@”以降の部分であるサーバ名とドメイン名とを
合わせた部分について重複を整理するようなことも可能
である。
“ユーザ名@ドメイン名”という形式のメールアドレス
が用いられているとし、メールアドレスに含まれる
“@”以降の部分をドメイン名として重複を整理する。
なお、例えば“ユーザ名@サーバ名.ドメイン名”とい
う形式のメールアドレスが用いられる場合に、ドメイン
名だけについて重複を整理することも可能であり、或い
は、“@”以降の部分であるサーバ名とドメイン名とを
合わせた部分について重複を整理するようなことも可能
である。
【0064】図6(a)、図6(b)には、各ユーザ
(ユーザ1、ユーザ2、・・・)により登録されるメー
ルアドレスの一例を示してあり、具体的には、同図
(a)にはユーザ1により登録される複数のメールアド
レスの一例を示してあり、同図(b)にはユーザ2によ
り登録される複数のメールアドレスの一例を示してあ
る。
(ユーザ1、ユーザ2、・・・)により登録されるメー
ルアドレスの一例を示してあり、具体的には、同図
(a)にはユーザ1により登録される複数のメールアド
レスの一例を示してあり、同図(b)にはユーザ2によ
り登録される複数のメールアドレスの一例を示してあ
る。
【0065】また、図6(c)には、本例のメールサー
バシステム11に備えられる記憶領域の構成例を示して
あり、具体的には、複数のユーザのそれぞれ毎に対する
記憶領域である複数の個別領域N1、N2、・・・と、
これら複数のユーザに対する共通な記憶領域である共有
領域12を示してある。
バシステム11に備えられる記憶領域の構成例を示して
あり、具体的には、複数のユーザのそれぞれ毎に対する
記憶領域である複数の個別領域N1、N2、・・・と、
これら複数のユーザに対する共通な記憶領域である共有
領域12を示してある。
【0066】本例のメールサーバシステム11では、個
別領域N1、N2、・・・に登録される一定数以上のメ
ールアドレスに含まれるドメイン名が一致したような場
合に、個別領域N1、N2、・・・には、メールアドレ
スに含まれる“@”以前のユーザ名の部分をそのまま残
して記憶するとともに、当該“@”を識別文字である
“#”へ置き換えて当該“@”以降のドメイン名部分を
共通領域2における格納場所を示す情報(ポインタ)へ
置き換えて記憶する。
別領域N1、N2、・・・に登録される一定数以上のメ
ールアドレスに含まれるドメイン名が一致したような場
合に、個別領域N1、N2、・・・には、メールアドレ
スに含まれる“@”以前のユーザ名の部分をそのまま残
して記憶するとともに、当該“@”を識別文字である
“#”へ置き換えて当該“@”以降のドメイン名部分を
共通領域2における格納場所を示す情報(ポインタ)へ
置き換えて記憶する。
【0067】具体的には、上記図6(c)に示したユー
ザ1の個別領域N1を例とすると、ユーザ1により登録
される“abc@oote1.ne.jp”というメー
ルアドレスに含まれる“oote1.ne.jp”とい
うドメイン名部分や、ユーザ1により登録される“jk
l@codomo.ne.jp”というメールアドレス
に含まれる“codomo.ne.jp”というドメイ
ン名部分が共有領域12に記憶されることから、個別領
域N1には、これらのメールアドレス自体の代わりに、
“abc#01”という情報や、“jkl#02”とい
う情報が記憶される。また、個別領域N1に記憶される
“bcdef@isp2.ne.jp”などのメールア
ドレスについては、そのドメイン名部分が共有領域12
に記憶されないため、そのままのメールアドレス自体が
当該個別領域N1に記憶される。
ザ1の個別領域N1を例とすると、ユーザ1により登録
される“abc@oote1.ne.jp”というメー
ルアドレスに含まれる“oote1.ne.jp”とい
うドメイン名部分や、ユーザ1により登録される“jk
l@codomo.ne.jp”というメールアドレス
に含まれる“codomo.ne.jp”というドメイ
ン名部分が共有領域12に記憶されることから、個別領
域N1には、これらのメールアドレス自体の代わりに、
“abc#01”という情報や、“jkl#02”とい
う情報が記憶される。また、個別領域N1に記憶される
“bcdef@isp2.ne.jp”などのメールア
ドレスについては、そのドメイン名部分が共有領域12
に記憶されないため、そのままのメールアドレス自体が
当該個別領域N1に記憶される。
【0068】以上のように、本例のメールサーバシステ
ム11では、複数のユーザにより登録されるメールアド
レスを記憶するに際して、重複するドメイン名を効率的
に記憶することができ、これにより、例えば携帯電話シ
ステムにおける契約者のメールアドレスや大手インター
ネットサービスプロバイダーにおける契約者のメールア
ドレスなどについて、ドメイン名の重複を効率的に整理
することができる。
ム11では、複数のユーザにより登録されるメールアド
レスを記憶するに際して、重複するドメイン名を効率的
に記憶することができ、これにより、例えば携帯電話シ
ステムにおける契約者のメールアドレスや大手インター
ネットサービスプロバイダーにおける契約者のメールア
ドレスなどについて、ドメイン名の重複を効率的に整理
することができる。
【0069】なお、一般に、メールアドレスに含まれる
“@”より前の部分は各ユーザに特有な情報であり、当
該“@”より後ろの部分は複数のユーザについてある程
度限定される情報であることから、本例のように“@”
の後ろにあるドメイン名部分のみを共有領域12で管理
する構成は非常に効果的である。
“@”より前の部分は各ユーザに特有な情報であり、当
該“@”より後ろの部分は複数のユーザについてある程
度限定される情報であることから、本例のように“@”
の後ろにあるドメイン名部分のみを共有領域12で管理
する構成は非常に効果的である。
【0070】以上の第1実施例〜第3実施例に示したよ
うに、本実施例に係るメールサーバシステムでは、例え
ば、メールのユーザを複数有する場合に、これら複数の
ユーザにより登録されるメールアドレスをユーザ毎に記
憶する複数の個別領域と、これら複数のユーザにより重
複して登録されるメールアドレス或いはその一部分をま
とめて記憶する共有領域と、処理を行う処理部とを備
え、そして、当該処理部が、メールアドレスの少なくと
もドメイン名部分が例えば所定の基準値又は当該基準値
に1を加算した値以上に重複して記憶されているときに
当該メールアドレスの少なくともドメイン名部分を共通
領域に記憶するとともに、複数の個別領域における当該
メールアドレスの少なくともドメイン名部分を共通領域
における格納場所を示す情報へ置換すること、などが行
われる。なお、以上の第1実施例〜第3実施例に示した
複数の実施態様について、例えば任意の2以上の実施態
様を組み合わせて実施するようなことも可能である。
うに、本実施例に係るメールサーバシステムでは、例え
ば、メールのユーザを複数有する場合に、これら複数の
ユーザにより登録されるメールアドレスをユーザ毎に記
憶する複数の個別領域と、これら複数のユーザにより重
複して登録されるメールアドレス或いはその一部分をま
とめて記憶する共有領域と、処理を行う処理部とを備
え、そして、当該処理部が、メールアドレスの少なくと
もドメイン名部分が例えば所定の基準値又は当該基準値
に1を加算した値以上に重複して記憶されているときに
当該メールアドレスの少なくともドメイン名部分を共通
領域に記憶するとともに、複数の個別領域における当該
メールアドレスの少なくともドメイン名部分を共通領域
における格納場所を示す情報へ置換すること、などが行
われる。なお、以上の第1実施例〜第3実施例に示した
複数の実施態様について、例えば任意の2以上の実施態
様を組み合わせて実施するようなことも可能である。
【0071】ここで、本発明に係るメールサーバシステ
ムなどの構成としては、必ずしも以上に示したものに限
られず、種々な構成が用いられてもよい。なお、本発明
は、例えば本発明に係る処理を実行する方法や、このよ
うな方法を実現するためのプログラムなどとして提供す
ることも可能である。また、本発明の適用分野として
は、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、
種々な分野に適用することが可能なものである。なお、
本発明においてメールアドレスに関して行うのと同様な
処理を、例えばURL(Uniform Resource Locator)な
どの他の任意のアドレスを記憶する種々な装置により記
憶されるアドレスに適用することも可能である。
ムなどの構成としては、必ずしも以上に示したものに限
られず、種々な構成が用いられてもよい。なお、本発明
は、例えば本発明に係る処理を実行する方法や、このよ
うな方法を実現するためのプログラムなどとして提供す
ることも可能である。また、本発明の適用分野として
は、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、
種々な分野に適用することが可能なものである。なお、
本発明においてメールアドレスに関して行うのと同様な
処理を、例えばURL(Uniform Resource Locator)な
どの他の任意のアドレスを記憶する種々な装置により記
憶されるアドレスに適用することも可能である。
【0072】また、本発明に係るメールサーバシステム
などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロ
セッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプ
ロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制
御プログラムを実行することにより制御される構成が用
いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するため
の各機能手段が独立したハードウエア回路として構成さ
れてもよい。また、本発明は上記の制御プログラムを格
納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compac
t Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能
な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握するこ
ともでき、当該制御プログラムを記録媒体からコンピュ
ータに入力してプロセッサに実行させることにより、本
発明に係る処理を遂行させることができる。
などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロ
セッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプ
ロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制
御プログラムを実行することにより制御される構成が用
いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するため
の各機能手段が独立したハードウエア回路として構成さ
れてもよい。また、本発明は上記の制御プログラムを格
納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compac
t Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能
な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握するこ
ともでき、当該制御プログラムを記録媒体からコンピュ
ータに入力してプロセッサに実行させることにより、本
発明に係る処理を遂行させることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るメー
ルサーバシステムによると、複数のユーザにより登録さ
れるメールアドレスを記憶するに際して、ユーザ毎に設
けられる複数のユーザ毎記憶領域と、複数のユーザに共
通に設けられる複数ユーザ共通記憶領域を備え、複数の
ユーザにより登録されるメールアドレスに共通に含まれ
る情報を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶領域
に記憶し、複数ユーザ共通記憶領域に記憶される当該共
通に含まれる情報と同一の情報を対応する識別情報へ置
き換えてユーザ毎に登録されるメールアドレスをユーザ
毎記憶領域に記憶することが行われるため、例えば従来
のように複数のユーザにより登録される同一のメールア
ドレスを重複して記憶するような場合と比べて、メール
アドレスを記憶する記憶領域を効率的に使用することが
できる。
ルサーバシステムによると、複数のユーザにより登録さ
れるメールアドレスを記憶するに際して、ユーザ毎に設
けられる複数のユーザ毎記憶領域と、複数のユーザに共
通に設けられる複数ユーザ共通記憶領域を備え、複数の
ユーザにより登録されるメールアドレスに共通に含まれ
る情報を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記憶領域
に記憶し、複数ユーザ共通記憶領域に記憶される当該共
通に含まれる情報と同一の情報を対応する識別情報へ置
き換えてユーザ毎に登録されるメールアドレスをユーザ
毎記憶領域に記憶することが行われるため、例えば従来
のように複数のユーザにより登録される同一のメールア
ドレスを重複して記憶するような場合と比べて、メール
アドレスを記憶する記憶領域を効率的に使用することが
できる。
【図1】 本発明の第1実施例に係るメールサーバシス
テムの構成例を示す図である。
テムの構成例を示す図である。
【図2】 同一のメールアドレスの登録の有無を確認し
て重複するメールアドレスを登録する処理の手順の一例
を示す図である。
て重複するメールアドレスを登録する処理の手順の一例
を示す図である。
【図3】 個別領域に登録されたメールアドレスを検索
する処理の手順の一例を示す図である。
する処理の手順の一例を示す図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係るメールサーバシス
テムにより行われる共有領域の更新処理の手順の一例を
示す図である。
テムにより行われる共有領域の更新処理の手順の一例を
示す図である。
【図5】 レコードの一例を示す図である。
【図6】 本発明の第3実施例に係るメールサーバシス
テムの構成例を示す図である。
テムの構成例を示す図である。
【図7】 従来例に係るメールサーバシステムにおいて
ユーザ毎に登録されるメールアドレスの一例を示す図で
ある。
ユーザ毎に登録されるメールアドレスの一例を示す図で
ある。
1、11・・メールサーバシステム、 2、12・・共
有領域、M1、M2、M3、N1、N2、N3・・個別
領域、
有領域、M1、M2、M3、N1、N2、N3・・個別
領域、
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のユーザにより登録されるメールア
ドレスを記憶するメールサーバシステムにおいて、 ユーザ毎に設けられる複数のユーザ毎記憶手段と、 複数のユーザに共通に設けられる複数ユーザ共通記憶手
段と、 複数のユーザにより登録されるメールアドレスに共通に
含まれる情報を識別情報と対応付けて複数ユーザ共通記
憶手段に記憶する機能及び複数ユーザ共通記憶手段に記
憶される当該共通に含まれる情報と同一の情報を対応す
る識別情報へ置き換えてユーザ毎に登録されるメールア
ドレスをユーザ毎記憶手段に記憶する機能を有したメー
ルアドレス記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とするメールサーバシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002148559A JP2003348167A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | メールサーバシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002148559A JP2003348167A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | メールサーバシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348167A true JP2003348167A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29767057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002148559A Pending JP2003348167A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | メールサーバシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003348167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007193634A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Ids:Kk | デジタルペンを用いたメール送信システム |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002148559A patent/JP2003348167A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007193634A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Ids:Kk | デジタルペンを用いたメール送信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7383304B2 (en) | System, method, program and storage medium for processing electronic mail | |
US8296369B2 (en) | Email server with proxy caching of unique identifiers | |
US20080052383A1 (en) | System and method for mobile device application management | |
US8307036B2 (en) | Email server with enhanced least recently used (LRU) cache | |
US20090187622A1 (en) | Method, system and apparatus for data synchronization | |
US20080109518A1 (en) | Methods And Apparatus For Efficiently Managing The Storage Of Email Message Information For A Mobile Station | |
US20040107236A1 (en) | Data synchronization system, apparatus used for the system, and data synchonization method | |
US20030154373A1 (en) | System, method, program and storage medium for providing service | |
US20030154256A1 (en) | System, method, program and storage medium for processing electronic mail | |
EP1883042A1 (en) | System and method for electronic file transmission | |
MXPA05000901A (es) | Criterios de prioridad del agrupamiento de buzones de correo. | |
WO2006119506A2 (en) | Method of validating requests for sender reputation information | |
JPWO2006001507A1 (ja) | 情報提供システム、情報提供サーバ、携帯端末、情報提供制御プログラム及び携帯端末制御プログラム | |
CN101047665B (zh) | 地址信息管理系统、管理设备、处理设备及地址簿更新方法 | |
JPWO2007077603A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
US20070047550A1 (en) | Communication apparatus, communication method and communication program | |
JP2017220112A (ja) | データ管理システム、制御方法、およびプログラム | |
US20040205069A1 (en) | Attached file management system, program, information storage medium, and method of managing attached file | |
US20070073815A1 (en) | Email server with proxy caching of message identifiers and related methods | |
US20080301290A1 (en) | Method and apparatus for management of common side information | |
JP2002359649A (ja) | 電子メールサーバ及び電子メールキャッシュ方法及び電子メールキャッシュプログラム及び電子メールキャッシュプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2003348167A (ja) | メールサーバシステム | |
JP4322495B2 (ja) | 迷惑メール抑止装置、迷惑メール抑止方法、及び迷惑メール抑止プログラム | |
JP2004021623A (ja) | ディレクトリサーバを利用した電子メールフィルタシステム及びサーバプログラム | |
US7454187B2 (en) | Home agent system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070206 |