JP2003346045A - 情報提供方法 - Google Patents

情報提供方法

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JP2003346045A
JP2003346045A JP2002153684A JP2002153684A JP2003346045A JP 2003346045 A JP2003346045 A JP 2003346045A JP 2002153684 A JP2002153684 A JP 2002153684A JP 2002153684 A JP2002153684 A JP 2002153684A JP 2003346045 A JP2003346045 A JP 2003346045A
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computer
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Jun Takahashi
潤 高橋
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Tsubasa System Co Ltd
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Tsubasa System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌の特定技術にて得られる種々の情報を他
面的に活用し、その時々に要求されるユーザのニーズに
迅速且つ正確に対応可能な情報提供技術を提供する。 【解決課題】 コンピュータが、各車輌固有の識別情報
(ナンバープレート番号)を、その車輌の特定区間(店
舗前)通過時に於いて検出するステップと、前記で検出
した識別情報に関連づけて、その車輌のユーザに提供す
べきメッセージを決定するステップと、前記で決定した
情報を、その車輌に向かって報知するステップと、を実
行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の提供方法で
あって、より詳細には、コンピュータ処理にて、各車輌
の乗員に適切な情報提供をなし得る情報提供技術、並び
にその情報提供方法を用いたマーケティングデータの取
得・活用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、路上に設置されたカメラにて
走行中の車輌の画像を取り込み、その画像に映し出され
る車輌の識別情報(例えば、ナンバープレート)から、
当該車輌を特定する車輌特定技術が各種分野で利用され
ている。なお、車輌特定技術の一実施例をあげれば、幹
線道路で見かけられる手配車輌自動発見システム、所謂
「Nシステム」をその代表例として例示できる。
【0003】なお、このNシステムは、Nシステム設置
区域において、例えば盗難車等の手配車輌をNシステム
の車輌特定技術にて監視し、手配車輌の検知時には、そ
の旨を警察等の行政機関に送信し、手配車輌の摘発を援
助するシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輌の運行
(運転)は特定の乗員に委ねられる傾向にあり、車輌を
特定することで、当該車輌の乗員(以下、ユーザと称
す)も概ね把握できる。しかしながら、従来の車輌特定
技術は、手配車輌の摘発といった特定車輌の発見のみに
着眼点が置かれ、ユーザの特定といった意味での活用に
ついては、何ら考えられていないのが現状である。
【0005】また一方で、近年の経済事情では、迅速且
つ正確なマーケティング・データの収集が望まれてい
る。つまり、正確なマーケティング・データをいかに早
く取得するかによって、その時々に望まれる顧客のニー
ズに対応でき、顧客の十分な満足が得られる。
【0006】本発明は、上記した背景を考慮しなされた
もので、車輌の特定技術にて得られる種々の情報を他面
的に活用し、その時々に要求されるニーズに迅速且つ正
確に対応可能な情報提供技術を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため、本発明では以下の方法とした。すなわち、
本発明は、コンピュータにて実行処理される情報の提供
方法であって、各車輌固有の識別情報を、その車輌の特
定区間通過時に於いて検出するステップと、前記で検出
した識別情報に関連づけて、その車輌のユーザに提供す
べき情報を決定するステップと、前記で決定した情報を
その車輌に向かって報知するステップと、を実行するこ
とを特徴とする。
【0008】この方法によれば、車輌の特定区間通過時
に於いてその車輌の識別情報が検出される。また、検出
された識別情報に関連づけて、その車輌のユーザに提供
すべき情報が決定され、決定された情報は、その車輌に
向かって報知される。つまり、提供すべき情報が車輌の
ユーザ毎に決定されるため、車輌運行中のユーザに対し
て適切な情報提供がなされる。なお、上記で「報知」と
は、車輌運行中のユーザに対して情報を認識させうる手
段であれば足りる。
【0009】また、前記コンピュータは、種々の顧客情
報をその顧客の車輌に対応づけて登録したデータベース
に接続可能であり、前記で登録済み車輌を検出したとき
には、この登録済み車輌に該当する顧客情報を前記デー
タベースから読み出すステップを処理した後、その顧客
情報に基づき当該車輌のユーザに提供すべき情報を決定
するステップを実行してもよい。
【0010】この方法によれば、種々の顧客情報をその
顧客の車輌に対応づけてユーザ登録しておき、登録済み
車輌が特定区間を通過したときには、その車輌に対応す
る顧客情報を読み出し、その顧客情報の中から推測され
る顧客のニーズに見合った情報を顧客に対して提供すべ
き情報として決定する。そして、その情報を登録済み車
輌に対して報知する。
【0011】また、前記コンピュータは、前記車輌の特
定区間通過時において、その車輌の進行方向を検出する
ステップを実行し、その車輌に対して情報を報知するス
テップでは、前記で検出した進行方向に応じて、その車
輌に対する情報の報知方向を変更してもよい。
【0012】この方法では、情報の報知対象たる車輌の
進行方向を検出し、その車輌に乗車中のユーザが認識し
易い方向から情報を報知する。なお、好ましくは、車輌
の前方から情報を報知するとよい。
【0013】また、前記コンピュータは、前記識別情報
の検出に基づき、前記特定区間を通過した車輌台数をカ
ウントするステップを実行してもよい。この方法では、
車輌に与えられた識別情報の検出に基づき車輌の通行台
数を取得する。つまり、この方法にて検出された車輌の
通行台数は、リアルタイムで計測されたものであり、そ
の時々における正確なマーケティング・データとして活
用できる。
【0014】また、前記コンピュータは、種々のデータ
を受信・蓄積可能なサーバに接続可能であり、前記特定
区間の車輌通過時に於いて取得した情報を前記サーバに
データとして送信するときには、その取得した情報に基
づくデータを、他のコンピュータによる不正取得不能な
データに改竄するステップを処理した後、その改竄済み
データを前記サーバに送信するように構成してもよい。
この方法では、他のコンピュータでのデータの不正取得
を防止すべく取得した種々のデータを改竄した後、その
データをサーバに送信する。
【0015】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る情報提供方
法の好適な実施形態について、フランチャイズ展開され
た広域店舗網の管理システムに本発明を組み入れた実施
形態について説明する。
【0016】なお、図1は、本情報提供方法を実現する
ための一システム構成図であり、図2は、フランチャイ
ジーたる各支店に設置された端末機器の設置状態を示す
図である。
【0017】まず、図2に示されるように、路上に面し
た各支店1には、路上監視用のカメラ2が設置されてい
る。また、カメラ2では、その撮影範囲(特定区間)を
通過した路上の車輌A,Bをデジタル処理可能な映像と
して撮影している。
【0018】また、路上より認識可能な店舗1の一画に
は電光掲示板3が設置されている。この電光掲示板3に
は、撮影車輌に乗車中のユーザに対して適切と推定され
る種々のメッセージが表示されるようになっている。な
お、本実施形態では、このメッセージにて本発明に係る
「情報」を構成している。
【0019】一方、店内1には、画像処理機能およびネ
ットワーク接続機能を備えた情報取得端末4が設置され
ている。この情報取得端末4には、ハードディスク(大
容量記録装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、
CPU(中央制御装置)といった種々の装置が組み込ま
れ、先のカメラ2及び電光掲示板3は、所定の入力ポー
ト又は出力ポートを介してこの情報取得端末4に接続さ
れている。
【0020】また、ハードディスクには、(1)カメラ
2及び電光掲示板3等の端末機器を制御するための端末
制御プログラム、(2)カメラ2にて撮影された画像の
解析プログラム、(3)本部10(フランチャイザー)
に設置された後述のサーバ11との間でデータの送受信
を行う情報管理プログラム、(4)電光掲示板3に表示
すべきメッセージを選択・決定する情報設定プログラム
等がインストールされ、これら各プログラムの実行によ
って、カメラ2での撮影及びその画像解析、また、電光
掲示板3における表示態様の変更、並びに本部10との
データの送受信がなされる。
【0021】なお、情報取得端末4内にて処理される各
種プログラムのうち、先の画像解析プログラム、及び情
報管理プログラムについて説明すれば、以下の処理が各
プログラムで実行されている。なお、電光掲示板3に表
示すべきメッセージを選択・決定する情報設定プログラ
ムについては、後に詳述する。
【0022】まず、画像解析プログラムは、カメラ2に
て撮影した映像から、その車輌の登録番号(ナンバープ
レート番号)、車輌形状、進行方向を抽出する。また、
情報管理プログラムは、その抽出した車輌データに、店
舗番号(ユーザコード)、店舗の地域番号(ユーザコー
ド枝番)、店舗の名称(ユーザ名称)、カメラ番号、と
いった種々のデータを付け加え、ストリーム暗号化技術
若しくはRSA暗号化技術等にてこれら各種データを暗
号化した状態で、汎用若しくは専用のネットワークを介
して本部10に送信している。
【0023】一方、本部10には、先のサーバ11が設
置されている。また、サーバ11には、顧客管理用のデ
ータベース及びマーケティングデータ構築用のデータベ
ースが設けられている。なお、これらデータベースはサ
ーバ11に設けられた大容量記録装置12に記録されて
いる。
【0024】まず、サーバ11に先立ち各データベース
について説明すると、顧客管理用のデータベースには、
ストリーム暗号化技術若しくはRSA暗号化技術等にて
暗号化された状態で種々の顧客情報(データ)が蓄積さ
れ、この顧客情報に対応した鍵(パスワード)の入力に
よって、その顧客情報の読み出しが可能になっている。
なお、本実施の形態にてフランチャイズ展開された各支
店の業務を、仮にカーメンテナンス業務と仮定すれば、
このデータベースに記録される顧客情報として、例えば
以下の情報を例示できる。
【0025】まず、顧客の氏名に始まり、顧客の住所、
勤務先住所、所有車輌の形状、車輌の登録番号、前回の
来店日時、メンテナンスの経歴等を例示できる。なお、
ここで例示した項目はあくまでも一例であり、また、上
記ではフランチャイズ展開された各店舗1の業務をカー
メンテナンス業務としているが、勿論、他の業務であっ
てもよい。
【0026】また、マーケティングデータ構築用のデー
タベースには、各支店1から送信される種々のデータ
が、その送信日時と共に暗号化処理されて蓄積されてい
る。また、各種データは、上記同様所定の鍵(パスワー
ド)の入力によって、その読み出しが可能になってい
る。
【0027】一方、サーバ11には、ネットワーク接続
機能の他、大容量記録装置12(データベース)へのア
クセス権が与えられている。また、サーバ11には、先
のネットワークNを介して受信した各支店1からのデー
タを大容量記録装置12に蓄積する、および必要に応じ
てデータベース内のデータを読み出し各支店1に送信す
るオペレーティングプログラムが導入されている。
【0028】このように本実施の形態に示すシステム構
成では、まず、各支店1にて車輌データ等の収集がなさ
れ、収集された各種データは、各支店1に設置された情
報取得端末4にて暗号化処理される。また、暗号化され
た各種データは、ネットワークNを介して本部10に送
信される。
【0029】また、データを受信した本部10では、サ
ーバ11にて、そのデータを復号し、そのデータに対応
する顧客情報を顧客管理用データベースから読み出すと
共に、各支店1から受信した各種データをマーケティン
グデータ構築用のデータベースに暗号化した状態で蓄積
する。また、サーバ11にて読み出した顧客情報は、再
度暗号化された後に先のネットワークNに送信され、デ
ータの送信基たる特定の支店1に配信される。
【0030】続いて、上記した一連のシステム構成を踏
まえ、本発明に係る情報提供方法の詳細について説明す
る。
【0031】まず、本システムでは、各支店1に設置さ
れた情報取得端末4の電源投入に伴い先の端末制御プロ
グラムが起動され、カメラ2にて車輌の撮影が開始され
る。続いて、カメラ2にて撮影された映像が情報取得端
末4のRAMに取り込まれ、画像の解析プログラムの起
動及び実行にて、当該車輌の登録番号、車輌形状、進行
方向が抽出される。
【0032】なお、本実施の形態では、登録番号および
車輌形状の抽出に関し、汎用の画像解析方法を利用して
いる。また、進行方向の識別においては、まず、映像上
の動体(車輌)を画像解析にて認識し、その動体の移動
方向を、一の方角を基準とした方位(角度)に置き換
え、その動体すなわち車輌の進行方法を認識している。
【0033】より具体的に説明すれば、図3のようにな
る。まず、図3の立地条件では、東西に延びる対面通行
の道路があり、その北側に店舗が立地している。また、
店舗に設置されるカメラ2は、北側からこの路上の車輌
A,Bを撮影している。したがって、西から東に向かっ
て走る車輌Aの移動方向を北から時計回りに90°と設
定すれば、東から西に向かって走る車輌Bの移動方向は
北から時計回りに270°になる。つまり、車輌の移動
方向を角度に置き換えることで、全方向に対する車輌の
移動を正確に認識できる。
【0034】続いて、情報取得端末4では、情報管理プ
ログラムを起動・実行し、画像解析プログラムにて抽出
した車輌データの他、先に例示した店舗番号、カメラ番
号等を暗号化して本部10のサーバ11に送信する。
【0035】続いて、サーバ11では、先のオペレーテ
ィングプログラムが起動・実行され、各支店1から受信
した暗号化済みの各種データを復号する。また、その復
号されたデータと顧客管理用データベースに登録された
顧客情報とを照合し、照合の結果、「フランチャイザ
ー」か、「何れかのフランチャイジー」の顧客と認識さ
れたときには、その顧客情報を顧客管理用データベース
から読み出し、当該データの送信基たる支店1に対して
その顧客情報を暗号化して送信する。
【0036】なお、上記の照合では、撮影された車輌の
登録番号及び車輌形状が、顧客情報の抽出に適用されて
いる。また、データの送信基たる支店1の判別は、カメ
ラ番号、店舗番号等から判別されている。また、照合の
結果、「フランチャイザー」か、「何れかのフランチャ
イジー」の顧客情報に該当しないときには、その旨を顧
客情報同様に暗号化し、データの送信基(支店)に対し
て送信する。
【0037】また、サーバ11は、上記とは別にマーケ
ティングデータ構築用のデータベースにアクセスし、各
支店1から受信した各種データを暗号化した上で、その
送信日時と共にデータベース内に記録する。ここで記録
方式としては種々考えられるが、好ましくは、データの
取得場所すなわち店舗番号に対応づけて各種データを蓄
積する、所謂「リレーショナル・データベース」として
管理できるように各種情報を記録させるとよい。
【0038】続いて、本部10からのデータを受信した
支店1では、情報管理プログラムの処理にてその受信し
たデータを復号し、次いで、情報設定プログラムを起動
・実行する。そして、本部10から受信したデータに基
づき電光掲示板3に表示すべきメッセージを選択・決定
する。
【0039】なお、情報設定プログラムでは、例えば、
以下の設定方法に基づきメッセージを決定する。まず、
情報取得端末4では、サーバ11から受信したデータが
顧客情報に該当するか否かを判定し、顧客情報であるな
らばメッセージの表示対象たる車輌(撮影された車輌)
に乗車中の顧客に対して必要と推定されるメッセージを
選択する。
【0040】なお、具体例を挙げれば、例えば、以下の
事例が考えられる。まず、(1)受信したデータが特定
の顧客情報であり、前回のメンテナンス来店日より3ヶ
月が経過しているときには、オイル交換を奨励すべく
「○○様、オイルの交換時期です!」等のメッセージを
選択する。また、(2)受信したデータが特定の顧客情
報であり、撮影日が当該車輌の車検満了日に近いときに
は、車検の実施を奨励すべき「○○様、車検満了日が近
づいています!」とのメッセージを選択する。
【0041】また、上記何れにも該当しないときには、
(3)撮影時刻が、顧客の帰宅時間に相当することを条
件として、「○○様、お疲れ様でした!」等のメッセー
ジを選択する。また、(3)撮影時刻が顧客の出勤時間
帯に相当するときには「○○様、今日も一日安全運転
!」といったメッセージを選択する、などを例示でき
る。
【0042】また、メッセージの選択につき、顧客に該
当せずとのデータを受信したときには、未登録顧客とし
て扱い、その車輌のユーザに対して表示すべき情報とし
て、例えば、フランチャィズ店舗の広告を選択する。な
お、ここで例示したメッセージの具体例、及びメッセー
ジの選択・決定方法はあくまでも一例であり、所望に応
じて変更できるものである。
【0043】このように本実施の形態に示すシステムで
は、各車輌固有の車輌データ(識別情報)を、その車輌
の店舗通過時(特定区間)に於いて検出するステップ
と、検出した車輌情報に関連づけて、その車輌のユーザ
(顧客を含む)に提供すべきメッセージ(情報)を決定
するステップと、決定したメッセージをその車輌に向か
って表示(報知)するステップと、をコンピュータにて
処理している。よって、この情報提供方法によれば、提
供すべき情報が車輌のユーザ毎に決定されるため、車輌
運行中のユーザに対して適切な情報提供がなされる。
【0044】続いて、上記したマーケティングデータの
活用方法について説明する。上記大容量記録装置12に
蓄積されたマーケティングデータは、本システム固有の
アプリケーションプログラムの導入によって、そのデー
タ活用が可能になっている。
【0045】なお、アプリケーションプログラムの導入
対象は、先に説明した情報取得端末4の他、一般ユーザ
所有の端末コンピュータに対しても導入可能なものであ
る。なお、本マーケティングデータは個人情報であるた
め、一般のユーザがこのアプリケーションプログラムを
導入及び使用するには、本部10と一定の契約を交わし
た後、その導入および使用が許可される仕組みとなって
いる。また、情報取得端末4及び一般ユーザ所有の端末
コンピュータを含め、以下の説明では「ユーザ端末」と
称することもある。
【0046】また、図4及び図5は、このアプリケーシ
ョンプログラムが導入された端末コンピュータのディス
プレイに映し出される画像(映像)であり、アプリケー
ションプログラムの操作に応じて、適宜、その画像がデ
ィスプレイ上に表示される。
【0047】以下、図4及び図5に示す画像を参照し
て、アプリケーションプログラムの概略を説明する。ま
ず、図4は、アプリケーションプログラムの起動時に映
し出される画像40であり、この画像40上には、ユー
ザコードを入力するための空欄41、ユーザコードの枝
番を入力するための空欄42、ユーザ名称を入力するた
めの空欄43、カメラ番号を入力するための空欄44、
並びに各空欄への入力後に、その入力事項を登録するた
めの登録領域45が表示されている。
【0048】なお、上記したユーザコード(店舗番
号)、ユーザコードの枝番(店舗の地域番号)等の空欄
は、各支店1がマーケティングデータを使用するための
ものであって、一般ユーザには、一般ユーザ用の画面が
表示される。より具体的には、ユーザの氏名、住所、メ
ールアドレス等を入力するための空欄が表示される。
【0049】そして、空欄41,42,43,44に所
定事項を入力して登録領域45をマウス等でクリックす
ると、次なる画像50(図5参照)が端末コンピュータ
のディスプレイに映し出される。
【0050】この画像50上には、マーケティングデー
タとして抽出すべき項目(例えば、日付、時間、場所
等)を入力するための空欄51,52,53、並びにそ
の空欄への入力事項をデータベース検索に反映させるた
めの抽出領域54、及び入力事項を取り消すための取消
領域55が表示されている。
【0051】そして、システム上では、まず、マーケテ
ィングデータから抽出すべき項目として日付、時間、場
所等を所定の空欄に入力して抽出領域54をクリックす
ると、その入力事項がアプリケーションプログラムにて
暗号化され、本部10側のサーバ11に送信される。ま
た、暗号化されたデータを受信したサーバ11では、先
のオペレーションプログラムにて受信データを復号し、
その受信データの要求に基づき抽出すべきデータをマー
ケティングデータ構築用のデータベースから読み出す。
そして、マーケティングデータの要求基(ユーザ端末)
に対して、その抽出したマーケティングデータを、再
度、暗号化して送信する。
【0052】また、マーケティングデータを受信したユ
ーザ端末では、その受信データ(マーケティングデー
タ)を復号し、ディスプレイ上に表示する。なお、具体
的に説明すれば、日付の入力指定では、その指定日に撮
影された各車輌の車輌データの他、車輌台数等がデータ
ベースから抽出される。また、時間の入力指定では、そ
の時間帯に撮影された各車輌の車輌データの他、車輌台
数等がデータベースから抽出される。また、場所の入力
指定では、その場所で撮影された各車輌の車輌データ及
び車輌台数等がデータベースから抽出される。なお、上
記した日付、時間、場所等の指定は、and条件として
入力することも可能であり、そのときには、各種指定の
重複データが抽出されることとなる。また、勿論、上記
した車輌台数等のマーケティングデータは、各支店1か
ら送信された車輌データ等に基づき作成されるものであ
る。
【0053】このように本システムでは、先の情報提供
の際に取得した車輌データ等をマーケティングデータと
してデータベースに蓄積し、必要に応じてユーザ端末側
から取得できるようにしている。
【0054】したがって、本システムによれば、マーケ
ティングリサーチ会社等を介さずともマーケティングデ
ータを蓄積・提供できるため、安価にマーケティングデ
ータの活用が可能になる。また、アプリケーションプロ
グラム側の操作にて、マーケティングデータを多様に加
工できるため、ユーザのニーズに見合う形でマーケティ
ングデータの活用が可能になる。また、各支店1のカメ
ラ2にてリアルタイムにマーケティングデータを収集す
るため、定点観測による正確なマーケティングデータの
収集も可能である。
【0055】なお、上記した実施形態は、あくまでも一
実施形態であり、その詳細は所望に応じて変更可能であ
る。例えば、上記実施形態では、図5に示されるよう
に、日付、場所等に対応した複数の空欄が表示され、そ
の空欄に所定事項を入力することでマーケティングデー
タの検索が開始されるが、図6に示されるようにSQL
(構造化照合言語)を使用してマーケティングデータの
加工・抽出を行うようにアプリケーションプログラムを
構成してもよい。なお、SQLを使用する場合には、図
6に示されるように、その画像60上に抽出条件の入力
事項としてSQL文章を入力するための領域61、及び
SQL文章をデータベースの検索に反映させる抽出領域
62、及びSQL文章を用いたデータベース検索を一旦
取り消す取消領域63を表示させるようにするなどの構
成が考えられる。
【0056】また、上記した図4〜図6に示す画像のレ
イアウト及び入力項目も、あくまでも一実施例であり、
アプリケーションプログラムの処理にて、所望のマーケ
ティングデータを抽出可能であれば、上記した図4〜図
6のレイアウト、入力項目は、所望に応じて変更できる
ものである。
【0057】また、上記では、ユーザ端末にアプリケー
ションプログラムを導入したが、本部10のサーバ11
にアプリケーションプログラムを導入して、ユーザ端末
側から、そのアプリケーションプログラムを操作可能に
構成することもできる。この場合には、アプリケーショ
ンプログラムをASP形式(Application Service Prov
ider)で構成し、ユーザ端末のブラウザにて、そのアプ
リケーションプログラムの操作を可能にする、などの構
成が考えられる。
【0058】また、上記では、抽出項目として日付、時
間、場所等を例示したが、これらはあくまでも一例であ
って、車輌の混雑具合(渋滞情報)や、特定車輌の検索
(例:盗難車輌の検索)等に対応した抽出項目の追加も
可能である。なお、具体的に説明すれば、車輌の混雑具
合の抽出では、「平日の08:00〜10:00にX地
点(任意の地点)を通過する普通車は何台あるか」など
の形式でマーケティングデータが抽出される。また、特
定車輌の検索では、「ナンバープレート番号X番(任意
の番号)は、どの経路を走行したか」といった形でマー
ケティングデータが抽出される。
【0059】またさらに、マーケティングデータの使用
量に応じてユーザ側に課金する課金プログラムを加えて
もよい。また、上記したマーケティングデータから得ら
れる各種情報をコンテンツとしてエンドユーザに提供す
ることも可能である。このように、上記したアプリケー
ションプログラムの構成は必要に応じ変更可能なもので
ある。
【0060】また、上記では、図2に示されるように、
車輌の乗員(ユーザ)に情報提供を行うにあたり、電光
掲示板3にて情報提供を行っているが、電光掲示板3に
替えて例えばスピーカ等を用い情報提供を行うことも可
能である。また、図2の例では、一つの電光掲示板3で
車輌Aに対する情報提供を実施しているが、車輌Bから
認識し易い位置、例えば、カメラ2の下方に別途電光掲
示板を設けるなど、その端末機器の装置構成、並びに設
置方法は、その各々の機能を果たせる構成及び設置方法
であれば、所望に応じて変更可能である。なお、一例を
あげれば、上述の如く複数箇所に電光掲示板を設けた場
合には、車輌の進行方向に応じて、情報表示すべき電光
掲示板を選択するとよい。
【0061】また、上記では、情報提供を行うためのシ
ステム構成として、支店1側の情報取得端末4及び本部
10側のサーバ11にて、本システムを構成している
が、必ずしもその必要はなく、支店1側のみでの処理も
可能である。すなわち、本部10に設置されるサーバ1
1を支店1側に設置すれば、上記同様の機能が得られ
る。
【0062】また、車載のカーナビゲーションシステム
をユーザ端末とし、そのカーナビゲーションシステムの
ディスプレイ上に先の情報を表示させるプログラム、及
びカーナビゲーションシステムの操作ユニットにて抽出
すべき情報の選択を可能にしたプログラムを車輌のカー
ナビゲーションシステム、及び先のサーバ11に導入し
て、上記の情報提供システムを構成することも可能であ
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車輌の特
定技術にて得られる種々の情報を他面的に活用し、その
時々に要求されるユーザのニーズに迅速且つ正確に対応
可能な情報提供技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報提供方法を実現するための一
システム構成図。
【図2】本実施の形態に係るシステムにおいて、各支店
に設置された端末機器の設置状態を示す図。
【図3】車輌の進路方向を認識するための画像解析方法
を説明した説明図。
【図4】本実施の形態に係るアプリケーションプログラ
ムの起動時に映し出される画像の概略構成図。
【図5】抽出すべきマーケティングデータの項目を入力
するための空欄が表示された画像の概略構造図。
【図6】SQL(構造化照合言語)にてマーケティング
データを抽出する際の画像を説明した概略構造図。
【符号の説明】
1 支店(店舗) 2 路上監視カメラ 3 電光掲示板 4 情報取得端末 10 本部 11 サーバ 12 大容量記録装置 40 画像 41 ユーザコード入力用の空欄 42 ユーザコード枝番の入力用の空欄 43 ユーザ名称入力用の空欄 44 カメラ番号入力用の空欄 45 登録領域 50 画像 51 日付入力用の空欄 52 時間入力用の空欄 53 場所入力用の空欄 54 抽出領域 55 取消領域 60 画像 61 SQL文章の入力領域 62 抽出領域 63 取消領域 A,B 車輌 N ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータが、 各車輌固有の識別情報を、その車輌の特定区間通過時に
    於いて検出するステップと、 前記で検出した識別情報に関連づけて、その車輌のユー
    ザに提供すべき情報を決定するステップと、 前記で決定した情報を、その車輌に向かって報知するス
    テップと、 を実行することを特徴とする情報提供方法。
  2. 【請求項2】前記コンピュータは、種々の顧客情報をそ
    の顧客の車輌に対応づけて登録したデータベースに接続
    可能であり、 前記で登録済み車輌を検出したときには、この登録済み
    車輌に該当する顧客情報を前記データベースから読み出
    すステップを処理した後、その顧客情報に基づき当該車
    輌のユーザに提供すべき情報を決定するステップを実行
    することを特徴とする請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 【請求項3】前記コンピュータは、前記車輌の特定区間
    通過時において、その車輌の進行方向を検出するステッ
    プを実行し、その車輌に対して情報を報知するステップ
    では、前記で検出した進行方向に応じて、その車輌に対
    する情報の報知方向を変更することを特徴とする請求項
    1または2に記載の情報提供方法。
  4. 【請求項4】前記コンピュータは、前記識別情報の検出
    に基づき、前記特定区間を通過した車輌台数をカウント
    するステップを実行することを特徴とする請求項1から
    3の何れかに記載の情報提供方法。
  5. 【請求項5】前記コンピュータは、種々のデータを受信
    ・蓄積可能なサーバに接続可能であり、 前記特定区間の車輌通過時に於いて取得した情報を前記
    サーバにデータとして送信するときには、その取得した
    情報に基づくデータを、他のコンピュータによる不正取
    得不能なデータに改竄するステップを処理した後、その
    改竄済みデータを前記サーバに送信することを特徴とす
    る請求項1から4の何れかに記載の情報提供方法。
JP2002153684A 2002-05-28 2002-05-28 情報提供方法 Pending JP2003346045A (ja)

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