JP2003345974A - マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体 - Google Patents

マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2003345974A
JP2003345974A JP2002151366A JP2002151366A JP2003345974A JP 2003345974 A JP2003345974 A JP 2003345974A JP 2002151366 A JP2002151366 A JP 2002151366A JP 2002151366 A JP2002151366 A JP 2002151366A JP 2003345974 A JP2003345974 A JP 2003345974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management
management system
document
integrated
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002151366A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Tanabe
康雄 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANABE CONSULTANT GROUP KK
Original Assignee
TANABE CONSULTANT GROUP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANABE CONSULTANT GROUP KK filed Critical TANABE CONSULTANT GROUP KK
Priority to JP2002151366A priority Critical patent/JP2003345974A/ja
Publication of JP2003345974A publication Critical patent/JP2003345974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つ以上のマネジメントシステムからなるマ
ネジメントシステム全体の把握を容易にするとともに、
マネジメントシステムに対応するための労力を軽減する
マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジ
メントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログ
ラム及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 マネジメントサーバは、業務の因果関係
に基づき統合した文書であって、統合されるマネジメン
トシステムにおける内部監査と統合されるマネジメント
システムの見直しの業務が記述されているマネジメント
文書を生成するマネジメント文書生成段階を有し、クラ
イアントは、マネジメント文書を表示するマネジメント
文書表示段階と、マネジメント文書に基づいたマネジメ
ント情報を入力される段階と、マネジメント情報を前記
マネジメントサーバに送信するマネジメント情報送信段
階とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質マネジメント
システムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛
生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上のマ
ネジメントシステムを行うためのマネジメント方法、マ
ネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライ
アント端末、マネジメントプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業などの組織における活動、製品、ま
たはサービスに関する適切なマネジメントを実施するた
め、「品質マネジメントシステム」、「環境マネジメン
トシステム」、並びに「安全衛生マネジメントシステ
ム」の3つのマネジメントシステムがある。
【0003】これら3つのマネジメントシステムのう
ち、例えば、「品質マネジメントシステム」は、ISO
9000シリーズや、QS9000シリーズなどがあ
り、「環境マネジメントシステム」は、ISO1400
1などがある。また「労働安全衛生マネジメントシステ
ム」は、「ILO制定労安全衛生マネジメントシステム
ガイドライン」、「厚生労働省制定労働安全衛生マネジ
メントシステム指針」、並びにOHSAS18001シ
リーズなどがある。
【0004】これらのマネジメントシステムは、それぞ
れのマネジメントシステムの要求事項に対応することに
よって、自組織の活動、製品、またはサービスの提供に
際して必然的に発生する「品質問題」、「環境問題」、
「労働安全衛生問題」の発生を抑制して、不意の損失を
未然に防ぐ利点を企業にもたらす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、それぞれ
効果のある3つのマネジメントシステムであるが、これ
らのマネジメントシステムのうち、2つ以上のマネジメ
ントシステムを実施している場合に、組織全体のマネジ
メントシステムを把握しようとすると、マネジメントシ
ステムが複数あるため組織全体のマネジメントシステム
として把握し難いという問題点がある。さらに「品質マ
ネジメントシステム」、「環境マネジメントシステ
ム」、並びに「安全衛生マネジメントシステム」の3つ
のマネジメントシステムに個別に対応することは、対応
したマネジメントシステムの分の労力を要するという問
題点がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑み、品質マ
ネジメントシステムと、環境マネジメントシステムと、
労働安全衛生マネジメントシステムの3つのマネジメン
トシステムのうち、2つ以上のマネジメントシステムか
らなるマネジメントシステム全体の把握を容易にすると
ともに、マネジメントシステムに対応するための労力を
軽減するマネジメント方法、マネジメント支援システ
ム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメ
ントプログラム及び記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、品質マネジメントシステムと、環境マネジメントシ
ステムと、労働安全衛生マネジメントシステムのうち、
いずれか2つ以上のマネジメントシステムを統合した統
合マネジメントシステムを運営するマネジメントサーバ
と、該マネジメントサーバに接続するクライアントとを
有するマネジメント支援システムにおけるマネジメント
方法であって、前記マネジメントサーバは、業務の因果
関係に基づき統合した文書であって、統合されるマネジ
メントシステムにおける内部監査と統合されるマネジメ
ントシステムの見直しの業務が記述されているマネジメ
ント文書を生成するマネジメント文書生成段階を有し、
前記クライアントは、前記マネジメント文書を表示する
マネジメント文書表示段階と、前記マネジメント文書に
基づいたマネジメント情報を入力される段階と、該マネ
ジメント情報を前記マネジメントサーバに送信するマネ
ジメント情報送信段階とを有することを特徴とする。
【0008】請求項1によれば、品質マネジメントシス
テムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生マ
ネジメントシステムの3つのマネジメントシステムのう
ち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジメ
ントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネジ
メントシステムに対応するための労力を軽減するマネジ
メント方法を提供できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記因果関係に
基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴と
する。
【0010】請求項2によれば、流れ図の形式で行うこ
とにより、マネジメントシステムを把握しやすくするマ
ネジメント方法を提供できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記クライアン
トは、前記流れ図を表示するとともに、該流れ図上に表
示される前記業務のうち、選択された業務に対応した情
報を表示することを特徴とする。
【0012】請求項3によれば、流れ図の業務に対応し
た情報を簡単に、しかも即座に閲覧することが可能とな
るマネジメント方法を提供できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記クライアン
トのうちの1つである監査用クライアントは、前記マネ
ジメント情報として、前記マネジメント文書に基づいた
監査結果を、前記マネジメントサーバへ送信することを
特徴とする。
【0014】請求項4によれば、統合されるマネジメン
トシステムの監査結果を監査用クライアントから送信す
ることを可能とするマネジメント方法を提供できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記クライアン
トのうちの1つである改善指示用クライアントは、前記
マネジメント情報として、前記監査結果に対する前記マ
ネジメント文書に基づいた改善指示を、前記マネジメン
トサーバへ送信することを特徴とする。
【0016】請求項5によれば、例えば経営者が使用す
る改善指示用クライアントから監査結果に対する改善指
示を直接に入力でき、その改善指示をマネジメントサー
バへ送信することを可能とするマネジメント方法を提供
できる。
【0017】請求項6に記載の発明は、前記マネジメン
トシステムの要求事項の要素を記録した統合帳票一覧デ
ータベースに対し、マネジメントされる主体が対応した
文書または記録を保存することを特徴とする。
【0018】請求項6によれば、統合帳票一覧データベ
ースそのものをチェックリストとして用いることを可能
とするマネジメント方法を提供できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、前記マネジメン
ト文書に基づく実施結果を、電子的な認証を行う認証局
に保存し、前記実施結果を、前記認証局が発行する電子
証明書によって証明することにより、前記マネジメント
システムに適合していることを自己宣言することを特徴
とする。
【0020】請求項7によれば、通常であれば第三者に
よって認証するところ、認証局を利用することにより、
信憑性のある実施結果を自己宣言することを可能とする
マネジメント方法を提供できる。
【0021】請求項8に記載の発明は、前記実施結果に
含まれる前記監査結果と経営者の見直しの実施記録は、
オンラインリアルタイムで前記認証局へ保存されること
特徴とする。
【0022】請求項8によれば、実施記録が、オンライ
ンリアルタイムで前記認証局へ保存されることにより、
実施記録の信憑性をさらに高めることが可能なマネジメ
ント方法を提供できる。
【0023】請求項9に記載の発明は、前記自己宣言
は、JIS Q 0022規格に従って宣言することを
特徴とする。
【0024】請求項9によれば、自己宣言を、JIS
Q 0022規格(ISO/IECGUUDE 22を
翻訳した日本の規格)で行うことを可能とするマネジメ
ント方法を提供できる。
【0025】請求項10に記載の発明は、前記品質マネ
ジメントシステムは、ISO9001に基づくマネジメ
ントシステムであり、前記環境マネジメントシステム
は、ISO140001に基づくマネジメントシステム
であり、前記労働安全衛生マネジメントシステムは、O
HSAS18001に基づくマネジメントシステムであ
ることを特徴とする。
【0026】請求項10によれば、品質マネジメントシ
ステムとしてISO9001を用いることができ、環境
マネジメントシステムとしてISO140001を用い
ることができ、労働安全衛生マネジメントシステムは、
OHSAS18001を用いることを可能とするマネジ
メント方法を提供できる。
【0027】請求項11に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムを運営するマネジメントサーバと、該マネジメン
トサーバに接続するクライアントとを有するマネジメン
ト支援システムであって、前記マネジメントサーバは、
業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
るマネジメント文書を生成するマネジメント文書生成手
段を有し、前記クライアントは、前記マネジメント文書
を表示するマネジメント文書表示手段と、前記マネジメ
ント文書に基づいたマネジメント情報を入力される段階
と、該マネジメント情報を前記マネジメントサーバに送
信するマネジメント情報送信手段とを有することを特徴
とする。
【0028】請求項11によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメント支援システムを提供できる。
【0029】請求項12に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0030】請求項12によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメント支援システムを提供できる。
【0031】請求項13に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムを運営するマネジメントサーバにおけるマネジメ
ント方法であって、業務の因果関係に基づき統合した文
書であって、統合されるマネジメントシステムにおける
内部監査と統合されるマネジメントシステムの見直しの
業務が記述されているマネジメント文書を生成するマネ
ジメント文書生成段階と、接続するクライアントに対
し、前記マネジメント文書を送信するマネジメント文書
送信段階と、前記クライアントから、前記マネジメント
文書に基づいたマネジメント情報を受信するマネジメン
ト情報受信段階とを有することを特徴とする。
【0032】請求項13によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメント方法を提供できる。
【0033】請求項14に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0034】請求項14によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメント方法を提供できる。
【0035】請求項15に記載の発明は、前記マネジメ
ントシステム毎に、前記マネジメント文書に基づいた監
査結果を受信し、受信したマネジメントシステムの監査
結果を管理することを特徴とする。
【0036】請求項15によれば、それぞれのマネジメ
ントシステムの監査結果を管理することを可能とするマ
ネジメント方法を提供できる。
【0037】請求項16に記載の発明は、前記マネジメ
ント情報として、前記監査結果に対する前記マネジメン
ト文書に基づいた改善指示を受信し、該改善指示を、前
記クライアントのうちの1つであり、改善指示に従い前
記マネジメント文書を修正するマネジメント文書管理ク
ライアントに送信することを特徴とする。
【0038】請求項16によれば、例えば経営者が使用
する改善指示用クライアントから監査結果に対する改善
指示を受信すると、マネジメント文書管理クライアント
に送信するため、修正を即座に実行することを可能とす
るマネジメント方法を提供できる。
【0039】請求項17に記載の発明は、前記マネジメ
ントシステムの要求事項の要素を記録した統合帳票一覧
データベースに対し、マネジメントされる主体が対応し
た文書または記録を保存することを特徴とする。
【0040】請求項17によれば、統合帳票一覧データ
ベースそのものをチェックリストとして用いることを可
能とするマネジメント方法を提供できる。
【0041】請求項18に記載の発明は、前記マネジメ
ント文書に基づく実施結果を、電子的な認証を行う認証
局に保存し、前記実施結果を、前記認証局が発行する電
子証明書によって証明することにより、前記マネジメン
トシステムに適合していることを自己宣言することを特
徴とする。
【0042】請求項18によれば、通常であれば第三者
によって認証するところ、認証局を利用することによ
り、信憑性のある実施結果を自己宣言することを可能と
するマネジメント方法を提供できる。
【0043】請求項19に記載の発明は、前記実施結果
に含まれる前記監査結果と経営者の見直しの実施記録
は、オンラインリアルタイムで前記認証局へ保存される
こと特徴とする。
【0044】請求項19によれば、実施記録が、オンラ
インリアルタイムで前記認証局へ保存されることによ
り、実施記録の信憑性をさらに高めることが可能なマネ
ジメント方法を提供できる。
【0045】請求項20に記載の発明は、前記自己宣言
は、JIS Q 0022規格に従って宣言することを
特徴とする。
【0046】請求項20によれば、自己宣言を、JIS
Q 0022規格(ISO/IEC GUUDE 2
2を翻訳した日本の規格)で行うことを可能とするマネ
ジメント方法を提供できる。
【0047】請求項21に記載の発明は、前記品質マネ
ジメントは、ISO9001に基づくマネジメントであ
り、前記環境マネジメントは、ISO140001に基
づくマネジメントであり、前記労働安全衛生マネジメン
トシステムは、OHSAS18001に基づくマネジメ
ントであることを特徴とする。
【0048】請求項21によれば、品質マネジメントシ
ステムとしてISO9001を用いることができ、環境
マネジメントシステムとしてISO140001を用い
ることができ、労働安全衛生マネジメントシステムは、
OHSAS18001を用いることを可能とするマネジ
メント方法を提供できる。
【0049】請求項22に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムを運営するマネジメントサーバであって、業務の
因果関係に基づき統合した文書であって、統合されるマ
ネジメントシステムにおける内部監査と統合されるマネ
ジメントシステムの見直しの業務が記述されているマネ
ジメント文書を生成するマネジメント文書生成手段と、
接続するクライアントに対し、前記マネジメント文書を
送信するマネジメント文書送信手段と、前記クライアン
トから、前記マネジメント文書に基づいたマネジメント
情報を受信するマネジメント情報受信手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0050】請求項22によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメントサーバを提供できる。
【0051】請求項23に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0052】請求項23によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメントサーバを提供できる。
【0053】請求項24に記載の発明は、前記マネジメ
ント情報として、前記マネジメントシステム毎に、前記
マネジメント文書に基づいた監査結果を受信する手段
と、受信したマネジメントシステムの監査結果を管理す
る手段とを有することを特徴とする。
【0054】請求項24によれば、それぞれのマネジメ
ントシステムの監査結果を管理することを可能とするマ
ネジメントサーバを提供できる。
【0055】請求項25に記載の発明は、前記マネジメ
ント情報として、前記監査結果に対する前記マネジメン
ト文書に基づいた改善指示を受信する手段と、該改善指
示を、前記クライアントのうちの1つであり、改善指示
に従い前記マネジメント文書を修正するマネジメント文
書管理クライアントに送信する手段とを有することを特
徴とする。
【0056】請求項25によれば、例えば経営者が使用
する改善指示用クライアントから監査結果に対する改善
指示を受信すると、マネジメント文書管理クライアント
に送信するため、修正を即座に実行することを可能とす
るマネジメントサーバを提供できる。
【0057】請求項26に記載の発明は、前記マネジメ
ントシステムの要求事項の要素を記録した統合帳票一覧
データベースに対し、マネジメントされる主体が対応し
た文書または記録を保存することを特徴とする。
【0058】請求項26によれば、統合帳票一覧データ
ベースそのものをチェックリストとして用いることを可
能とするマネジメントサーバを提供できる。
【0059】請求項27に記載の発明は、前記マネジメ
ント文書に基づく実施結果を、電子的な認証を行う認証
局に保存し、前記実施結果を、前記認証局が発行する電
子証明書によって証明することにより、前記マネジメン
トシステムに適合していることを自己宣言することを特
徴とする。
【0060】請求項27によれば、通常であれば第三者
によって認証するところ、認証局を利用することによ
り、信憑性のある実施結果を自己宣言することを可能と
するマネジメントサーバを提供できる。
【0061】請求項28に記載の発明は、前記実施結果
に含まれる前記監査結果と経営者の見直しの実施記録
は、オンラインリアルタイムで前記認証局へ保存される
こと特徴とする。
【0062】請求項28によれば、実施記録が、オンラ
インリアルタイムで前記認証局へ保存されることによ
り、実施記録の信憑性をさらに高めることが可能なマネ
ジメントサーバを提供できる。
【0063】請求項29に記載の発明は、前記自己宣言
は、JIS Q 0022規格に従って宣言することを
特徴とする。
【0064】請求項29によれば、自己宣言を、JIS
Q 0022規格(ISO/IEC GUUDE 2
2を翻訳した日本の規格)で行うことを可能とするマネ
ジメントサーバを提供できる。
【0065】請求項30に記載の発明は、前記品質マネ
ジメントシステムは、ISO9001に基づくマネジメ
ントシステムであり、前記環境マネジメントシステム
は、ISO140001に基づくマネジメントシステム
であり、前記労働安全衛生マネジメントシステムは、O
HSAS18001に基づくマネジメントシステムであ
ることを特徴とする。
【0066】請求項30によれば、品質マネジメントシ
ステムとしてISO9001を用いることができ、環境
マネジメントシステムとしてISO140001を用い
ることができ、労働安全衛生マネジメントシステムは、
OHSAS18001を用いることを可能とするマネジ
メントサーバを提供できる。
【0067】請求項31に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムを運営するマネジメントサーバに接続するクライ
アントにおけるマネジメント方法であって、業務の因果
関係に基づき統合した文書であって、統合されるマネジ
メントシステムにおける内部監査と統合されるマネジメ
ントシステムの見直しの業務が記述されているマネジメ
ント文書を表示するマネジメント文書表示段階と、前記
マネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入力さ
れる段階と、該マネジメント情報を前記マネジメントサ
ーバに送信するマネジメント情報送信段階とを有するこ
とを特徴とする。
【0068】請求項31によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメント方法を提供できる。
【0069】請求項32に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0070】請求項32によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメント方法を提供できる。
【0071】請求項33に記載の発明は、前記流れ図を
表示し、前記流れ図を表示するとともに、該流れ図上に
表示される前記業務のうち、選択された業務に対応した
情報を表示することを特徴とする。
【0072】請求項33によれば、流れ図の業務に対応
した情報を簡単に、しかも即座に閲覧することが可能と
なるマネジメント方法を提供できる。
【0073】請求項34に記載の発明は、前記マネジメ
ント情報として、前記マネジメントシステム毎に、前記
マネジメント文書に基づいた監査結果を、前記マネジメ
ントサーバへ送信することを特徴とする。
【0074】請求項34によれば、マネジメントシステ
ムの監査結果を監査用クライアントから送信することを
可能とするマネジメント方法を提供できる。
【0075】請求項35に記載の発明は、前記マネジメ
ント情報として、前記監査結果に対する前記マネジメン
ト文書に基づいた改善指示を、前記マネジメントサーバ
へ送信することを特徴とする。
【0076】請求項35によれば、例えば経営者が使用
する改善指示用クライアントから監査結果に対する改善
指示を直接に入力でき、その改善指示をマネジメントサ
ーバへ送信することを可能とするマネジメント方法を提
供できる。
【0077】請求項36に記載の発明は、前記マネジメ
ントシステムの要求事項の要素を記録した統合帳票一覧
データベースに対し、マネジメントされる主体が対応し
た文書または記録を保存することを特徴とする。
【0078】請求項36によれば、統合帳票一覧データ
ベースそのものをチェックリストとして用いることを可
能とするマネジメント方法を提供できる。
【0079】請求項37に記載の発明は、前記マネジメ
ント文書に基づく実施結果を、電子的な認証を行う認証
局に保存し、前記実施結果を、前記認証局が発行する電
子証明書によって証明することにより、前記マネジメン
トシステムに適合していることを自己宣言することを特
徴とする。
【0080】請求項37によれば、通常であれば第三者
によって認証するところ、認証局を利用することによ
り、信憑性のある実施結果を自己宣言することを可能と
するマネジメント方法を提供できる。
【0081】請求項38に記載の発明は、前記実施結果
に含まれる前記監査結果と経営者の見直しの実施記録
は、オンラインリアルタイムで前記認証局へ保存される
こと特徴とする。
【0082】請求項38によれば、実施記録が、オンラ
インリアルタイムで前記認証局へ保存されることによ
り、実施記録の信憑性をさらに高めることが可能なマネ
ジメント方法を提供できる。
【0083】請求項39に記載の発明は、前記自己宣言
は、JIS Q 0022規格に従って宣言することを
特徴とする。
【0084】請求項39によれば、自己宣言を、JIS
Q 0022規格(ISO/IEC GUUDE 2
2を翻訳した日本の規格)で行うことを可能とするマネ
ジメント方法を提供できる。
【0085】請求項40に記載の発明は、前記品質マネ
ジメントシステムは、ISO9001に基づくマネジメ
ントシステムであり、前記環境マネジメントシステム
は、ISO140001に基づくマネジメントシステム
であり、前記労働安全衛生マネジメントシステムは、O
HSAS18001に基づくマネジメントシステムであ
ることを特徴とする。
【0086】請求項40によれば、品質マネジメントシ
ステムとしてISO9001を用いることができ、環境
マネジメントシステムとしてISO140001を用い
ることができ、労働安全衛生マネジメントシステムは、
OHSAS18001を用いることを可能とするマネジ
メント方法を提供できる。
【0087】請求項41に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムを運営するマネジメントサーバに接続するクライ
アント端末であって、業務の因果関係に基づく流れ図の
形式により統合した文書であって、統合されるマネジメ
ントシステムにおける内部監査と統合されるマネジメン
トシステムの見直しの業務が記述されているマネジメン
ト文書を表示するマネジメント文書表示手段と、前記マ
ネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入力され
る段階と、該マネジメント情報を前記マネジメントサー
バに送信するマネジメント情報送信手段とを有すること
を特徴とする。
【0088】請求項41によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するクラ
イアント端末を提供できる。
【0089】請求項42に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0090】請求項42によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
クライアント端末を提供できる。
【0091】請求項43に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムをコンピュータを用いて運営するマネジメント方
法であって、業務の因果関係に基づき統合した文書であ
って、統合されるマネジメントシステムにおける内部監
査と統合されるマネジメントシステムの見直しの業務が
記述されているマネジメント文書を生成するマネジメン
ト文書生成段階と、前記マネジメント文書を表示するマ
ネジメント文書表示段階と、前記マネジメント文書に基
づいたマネジメント情報を入力される段階と、該マネジ
メント情報を前記マネジメントサーバに送信するマネジ
メント情報送信段階とを有することを特徴とする。
【0092】請求項43によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメント方法を提供できる。
【0093】請求項44に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0094】請求項44によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメント方法を提供できる。
【0095】請求項45に記載の発明は、品質マネジメ
ントシステムと、環境マネジメントシステムと、労働安
全衛生マネジメントシステムのうち、いずれか2つ以上
のマネジメントシステムを統合した統合マネジメントシ
ステムでマネジメントを行うマネジメントコンピュータ
であって、業務の因果関係に基づき統合した文書であっ
て、統合されるマネジメントシステムにおける内部監査
と統合されるマネジメントシステムの見直しの業務が記
述されているマネジメント文書を生成するマネジメント
文書生成手段と、前記マネジメント文書を表示するマネ
ジメント文書表示手段と、前記マネジメント文書に基づ
いたマネジメント情報を入力される手段と、該マネジメ
ント情報を前記マネジメントサーバに送信するマネジメ
ント情報送信手段とを有することを特徴とする。
【0096】請求項45によれば、品質マネジメントシ
ステムと、環境マネジメントシステムと、労働安全衛生
マネジメントシステムの3つのマネジメントシステムの
うち、2つ以上のマネジメントシステムからなるマネジ
メントシステム全体の把握を容易にするとともに、マネ
ジメントシステムに対応するための労力を軽減するマネ
ジメントコンピュータを提供できる。
【0097】請求項46に記載の発明は、前記因果関係
に基づく統合は、流れ図の形式をもって行うことを特徴
とする。
【0098】請求項46によれば、流れ図の形式で行う
ことにより、マネジメントシステムを把握しやすくする
マネジメントコンピュータを提供できる。
【0099】請求項47に記載の発明は、請求項13か
ら21のいずれか1項に記載のマネジメント方法をコン
ピュータに行わせるためのマネジメントプログラム。
【0100】請求項47によれば、請求項13から21
に記載のマネジメント方法をコンピュータで実現するた
めのプログラムを提供できる。
【0101】請求項48に記載の発明は、請求項31か
ら40のいずれか1項に記載のマネジメント方法をコン
ピュータに行わせるためのマネジメントプログラム。
【0102】請求項48によれば、請求項31から40
に記載のマネジメント方法をコンピュータで実現するた
めのプログラムを提供できる。
【0103】請求項49に記載の発明は、請求項43ま
たは44に記載のマネジメント方法をコンピュータに行
わせるためのマネジメントプログラム。
【0104】請求項49によれば、請求項43または4
4に記載のマネジメント方法をコンピュータで実現する
ためのプログラムを提供できる。
【0105】請求項50に記載の発明は、請求項47か
ら49のいずれか1項に記載のマネジメントプログラム
を記録した記録媒体。
【0106】請求項50によれば、請求項47から49
のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体
を提供できる。
【0107】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0108】本発明の実施の形態におけるマネジメント
支援システムの全体構成を図1に示す。図1に示される
ように、マネジメント支援システムは、マネジメントサ
ーバ10と、改善指示用クライアント12と、監査用ク
ライアント14と、業務実行部署用クライアント16
と、管理責任者クライアント17と、それらを接続する
ネットワーク18とを含むように構成される。
【0109】このうち、マネジメントサーバ10は、組
織のマネジメントに用いる経営マニュアルの管理などを
行う。監査用クライアント14は、マネジメントサーバ
10が管理している経営マニュアルを参照しながら、被
監査部門の業務実行状況を内部監査するためのクライア
ント端末である。改善指示用クライアント12は、組織
の最高責任者である例えば経営者が用いる端末であり、
監査用クライアント14が不適合と指定した業務実行状
況に対応する経営マニュアルの修正の指示を行うための
クライアント端末である。管理責任者用クライアント1
7は、経営者の修正の指示に従い経営マニュアルを修正
し、修正した経営マニュアルを、業務実行部署用クライ
アント16に送信するために用いられるクライアント端
末である。そして、業務実行部署用クライアント16
は、業務実行部署に設置されたクライアント端末であ
り、修正した経営マニュアルを受信するクライアント端
末である。
【0110】なお、一般的には図1のように4つのクラ
イアントを有する構成になるのが望ましいが、この構成
に限らず、例えば管理責任者と経営者が同一のクライア
ントを共通で使用するなど、一部または全部のクライア
ントの機能を、ひとつのクライアントにまとめてもよ
い。
【0111】また、本発明の実施の形態におけるマネジ
メント支援システムは、上記マネジメントサーバやクラ
イアントのようなコンピュータだけを用いて実施するこ
とが可能であり、その実施結果のハードコピーを必要と
するものではないが、必要に応じてハードコピーを出力
することを妨げるものではない。よって、そのためのプ
リンタを上記構成に加えてもよい。
【0112】次に、上記クライアント端末12、14、
16、17とマネジメントサーバ10のハードウェア構
成図を図2に示す。
【0113】図2に示されるハードウェア構成図は、そ
れぞれバスBで相互に接続されている入力装置22と,
表示装置23と,ドライブ装置24と,記録媒体25
と,補助記憶装置26と,メモリ装置27と,演算処理
装置20と,インタフェース装置21とを含むように構
成される。
【0114】入力装置22は、コンピュータの利用者が
操作するキーボード及びマウスなどで構成され、コンピ
ュータに各種操作信号を入力するために用いられる。表
示装置23は、コンピュータを操作するのに必要な各種
ウインドウやデータ等を表示する。インタフェース装置
21は、コンピュータシステムをネットワークに接続す
る為のインタフェースであり、例えばNIC(Network
Interface Card)やモデム等で構成される。
【0115】そして、上記コンピュータを動作させるた
めのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体25によ
って提供されるか、ネットワーク18を通じてダウンロ
ードされる。また、記録媒体25は、ドライブ装置24
にセットされ、データやプログラムが記録媒体25から
ドライブ装置24を介して補助記憶装置26にインスト
ールされる。
【0116】補助記憶装置26は、データやプログラム
を格納すると共に、必要なファイル等を格納する。メモ
リ装置27は、コンピュータの起動時に補助記憶装置2
6からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置
20は、メモリ装置27に読み出され格納されたプログ
ラムに従って処理を実行する。
【0117】以上でマネジメント支援システムの構成と
ハードウェアの構成の説明を終え、次に、「品質マネジ
メントシステム」、「環境マネジメントシステム」、並
びに「安全衛生マネジメントシステム」の3つのマネジ
メントシステムについて図3、図4、図5を用いて説明
する。
【0118】まず、「品質マネジメントシステム」は、
本実施の形態において、ISO9001に基づくマネジ
メント規格である。
【0119】このISO9001は、品質管理及び品質
保証のための国際標準モデルとして1987年に制定さ
れ、日本では1991年にJISとして制定された規格
である。そして、ISOでは、5年ごとに規格の見直し
を行うことになっている。
【0120】また、ISO9001のマネジメントシス
テムは図3に示される流れ図で表現され、ISO900
1におけるプロセスのつながりは、PDCAサイクル
(PlanDo Check Act)が適用されている。なお、上記プ
ロセスには、そのプロセスで行う業務名が記されている
ので、説明を簡単にするために、以下の説明においてプ
ロセスと業務とを同一視して使用する。
【0121】図3の流れ図では、まず最初にステップS
1で、経営者の責任で方針が決定される。次に、ステッ
プS2で目標が展開される(P)。ステップS3で製品
実現が実行される(D)。そして、ステップS4での監視
の結果に基づき、ステップS5で内部監査が行われる
(C)。ステップS6で、経営者の責任で、経営者による
見直しが行われ、品質マネジメントシステムの継続的な
改善活動に活かされるようになっている(A)。
【0122】次に、「環境マネジメントシステム」の説
明をする。「環境マネジメントシステム」は、本実施の
形態において、ISO140001に基づくマネジメン
ト規格である。
【0123】このISO140001は、1992年に
採択された「アジェンダ21」に基づき、1996年9
月に制定されたISO14000s環境マネジメントシ
ステム規格の1つであり、環境マネジメントシステム
(EMS)の構築を定めた仕様書である。
【0124】また、ISO140001のマネジメント
システムは図4に示される流れ図で表現され、プロセス
のつながりは、PDCAサイクルが適用されている。
【0125】この流れ図では、最初に、ステップS6で
方針が決定される。次のステップS7で、会社が環境へ
どのくらい影響を及ぼしているかなどの環境側面を調べ
る。そしてステップS8で、環境側面を考慮した目標を
定める(P)。次のステップS9で、その目標の実現の
ためのEMSマネジメントプログラムに沿って、運用を
行う(D)。その結果をステップS10で、監視測定
し、その監視測定からステップS11で、是正・予防措
置をし、ステップS12で内部監査を行う(C)。そし
て、ステップS13の経営者による見直しで品質マネジ
メントシステムの継続的な改善活動に活かされる(A)よ
うになっている。
【0126】次に、「安全衛生マネジメントシステム」
の説明をする。「安全衛生マネジメントシステム」は、
本実施の形態において、OHSAS18001に基づく
マネジメントシステムである。そしてOHSAS180
01は、BSI(British Standards Institution)が
定めたマネジメントシステムであり、いずれはISO規
格に認定されるとみなされている。
【0127】また、OHSAS18001のマネジメン
トシステムは図5に示される流れ図で表現され、プロセ
スのつながりは、PDCAサイクルが適用されている。
この流れ図では、まず、ステップS14で方針が決定さ
れる。そしてステップS15でハ・リ・コ計画(ハザー
ト特定計画、リスクアセス計画、リスクコントロール計
画)を定める。次のステップS16で目標を定める
(P)。そしてステップS17で、実現のためのOHS
マネジメントプログラムに沿って、運用を行う(D)。
その結果をステップS18で監視測定し、その監視測定
からステップS19で是正・予防措置をし、内部監査を
ステップS20で行う(C)。そして、ステップS21で
経営者による見直しによって安全衛生マネジメントシス
テムの継続的な改善活動に活かされる(A)ようになって
いる。
【0128】以上説明したように、これら3つのマネジ
メントシステムの要求事項は、それぞれのマネジメント
システムにより大きく異なるため、3つのマネジメント
システムの要求事項の因果関係をひとつの図に集約して
表現することは、容易には類推できない性質のものであ
る。例えば、「環境マネジメントシステム」「労働安全
衛生マネジメントシステム」の要求事項は、お互いに比
較的類似性があるが、「品質マネジメントシステム」の
要求事項は、類似性が乏しいので、1つの図にまとめる
ことは、極めて困難であった。従ってコンピュータでこ
れらのマネジメントシステムを管理する際も、それぞれ
独立して管理しなければならなかった。
【0129】そこで、これらの3つのマネジメントシス
テムの流れ図を、業務の因果関係に基づく1つの流れ図
として表現することに成功した図6に示される流れ図に
基づいて処理を行うマネジメント支援システムについて
説明する。なお、図6は、流れ図は、後述する「統合帳
票一覧表」とともにマネジメント文書に含まれる図であ
る。
【0130】図6に示される3つのマネジメントシステ
ムを統合した流れ図は、「方針」、「目標」、「実
行」、「監視」、「不適合」、「是正処置」、「予防処
置」、「内部監査」、「マネジメントレビュー」、「デ
ータ分析」の10個のプロセスで構成される。
【0131】これら図6におけるプロセスと、図3、図
4、図5におけるプロセスの対応を説明する。なお、こ
の説明方法は、図3、図4、図5の符号と、図6の符号
を対応させる方法とする。
【0132】ステップS1、ステップS6、ステップS
14は、ステップS22に対応する。ステップS2、ス
テップS7、ステップS8、ステップS15、ステップ
S16は、ステップS23に対応する。ステップS3、
ステップS9、ステップS17はステップS24に対応
する。ステップS4、ステップS10、ステップS18
は、ステップS25に対応する。ステップS11、ステ
ップS19は、ステップS26とステップS27に対応
する。ステップS5、ステップS12、ステップS20
は、ステップS29に対応する。ステップS6、ステッ
プS13、ステップS21は、ステップS30に対応す
る。
【0133】また、図6中の「継続的改善」は、「方
針」、「目標」、「是正処置」、「予防処置」、「内部
監査」、「データ分析」、「顧客焦点」から、継続的に
改善されることを示している。この「継続的改善」によ
って、「顧客焦点」を定める。
【0134】次に、図6を用いて行われるマネジメント
支援システムをコンピュータで実行する際に、コンピュ
ータ上で行われる処理について説明する。まず最初にマ
ネジメントサーバ10のソフトウェアブロックとデータ
ベース(以下DBと記す)を図7に示す。
【0135】図7に示されるように、マネジメントサー
バ10は、制御部102と、画像生成部103と、監査
処理部104と、マネジメント処理部105と、メール
送信部106と、通信インタフェース部101を有す
る。
【0136】このうち、通信インタフェース部101
は、ネットワーク18とマネジメントサーバ10とのや
り取りを行うためにパケットの送受信などの通信に関す
る制御を行う。制御部102は、通信インタフェース部
101からのデータや、他のアプリケーションとの間で
交わされるメッセージの送受信を行い、受信したメッセ
ージを適当な処理部に振り分けたり、処理部からのメッ
セージを通信インタフェース部101や他のアプリケー
ションに出力する処理を行う。
【0137】画像生成部103は、図6の流れ図などの
画像データを生成し、ネットワーク18を介して他のク
ライアントに画像データを送信する。監査処理部104
は、内部監査の監査結果に関する処理を行う。マネジメ
ント処理部105は、マネジメントレビューに関する処
理を行う。メール送信部106は、例えば監査結果が不
適合であった場合に、その部署の業務実行部所用クライ
アント16(図1参照)に不適合であったことを電子メ
ールで通知する。
【0138】マネジメントサーバ10は、さらに、流れ
図DB110と、統合帳票一覧表DB111と、PDC
A図DB112と、共通フォーマットDB113と、個
別フォーマットDB114と、監査報告DB115と、
監査DB116と、改善指示DB117の8つのDBを
有する。これらのDBについては、後に詳しく説明す
る。
【0139】以上説明したマネジメントサーバ10によ
り実現されるマネジメント支援システムについて、最初
に行われるマネジメント文書の生成から、マネジメント
レビューまでを順に説明する。
【0140】まず、経営者は、3つのマネジメントシス
テムの構築を目的として、「管理責任者」を任命する。
管理責任者は、管理責任者用クライアント17(図1参
照)を用いて図8に示されるPDCA図の設定を行う。
このPDCA図は、自企業の業務を中心に、経営システ
ムの因果関係を描いている。また、各プロセスは、「マ
ネジメントプログラム」を除いて図6のプロセスと同じ
であり、「マネジメントプログラム」は、図6の「目
標」に含まれるため、上記PDCA図のプロセスは、図
6のプロセスと対応している。
【0141】このように図6に対応しているPDCA図
に対して、管理責任者は、PDCA図DB112に対し
て設定を行う。これは、経営者が定めた「自社の目標設
定」、「設定目標に対する達成努力」、「目標達成に関
する程度判定」、「判定結果を受けた再度の努力指針の
決定」の4要素と、自社に対応するデータとを、図9に
示されるPDCA図DB112のように設定する。
【0142】また、このPDCA図は、ISO900
1、ISO14001、OHSAS18001における
図であるが、それら以外のマネジメントシステムとし
て、例えば「会計マネジメントシステム」、「情報マネ
ジメントシステム」、「経営品質マネジメントシステ
ム」などの要求事項に対応する自社の機能を付加えても
よい。そしてさらに自社独自に定めている機能を加える
こともできる。なお、上記4要素に関しては、それらの
機能を重視し、個々の名称には特に拘らなくてもよい。
【0143】以上のように経営者が定めた内容は、例え
ば経営者の端末である改善指示用クライアント12(図
1参照)から、マネジメントサーバ10に入力され、P
DCA図DB112に格納されることにより、経営者に
よるPDCA図の設定が終了する。
【0144】一方この設定とは別途、マネジメントサー
バ10は、図10と図11と図12の3つの図にわたっ
て示されるISO9001、ISO14001、OHS
AS18001の各マネジメントシステム要求事項の個
々の要素に対する自企業の個々の対応状況を表現する一
覧表を作成する。これが統合帳票一覧表であり、予め標
準の項目はマネジメントサーバ10の統合帳票一覧表D
B111に用意されている。
【0145】これら図10、図11、図12に示される
統合帳票一覧表DB111について説明する。統合帳票
一覧表DB111は、「要求事項」、「共通内容」、
「文書」、「記録」の項目を有するDBである。そし
て、「要求事項」は、さらにISO9001、ISO1
4001、OHSAS18001ごとに分けられ、それ
ぞれのマネジメントシステムの要求事項が記録されてい
る。また、「共通内容」も、さらにISO9001、I
SO14001、OHSAS18001ごとに分けら
れ、◎、○、空欄が記録される。ここで、◎、○、空欄
は説明をわかりやすくするために書かれているが、当然
にこれは符号化されたデータとして記録されている。
【0146】◎が記録されている要求事項は、3つのマ
ネジメントシステムに共通の文書フォーマットを有する
ことを示している。また、○が記録されている要求事項
は、ISO14001とOHSAS18001に共通の
文書フォーマットを有することを示している。空欄は共
通のフォーマットが存在しないことを示している。これ
らのフォーマットは、マネジメントサーバ10の共通フ
ォーマットDB113と個別フォーマットDB114に
格納される。そして、共通フォーマットDB113と個
別フォーマットDB114は、上記マネジメントシステ
ムで定められた文書に管理責任者や経営者などが各クラ
イアントから情報を入力するときや、表示する際に用い
られる。なお、共通のフォーマットが存在しない場合
は、個別フォーマットDB114に格納された各マネジ
メント特有のフォーマットを用いる。
【0147】また、マネジメントサーバ10は、この統
合帳票一覧表の内容を、図6の流れ図と関連づけて保持
する。この保持について具体的に説明すると、まず、マ
ネジメントサーバ10は、図10と図11と図12に示
されるように、番号が割り振られた統合帳票一覧表の要
求事項の項目のうち、3つのマネジメントシステムで共
通する要求項目の番号を図6に示した流れ図のデータに
書き込み、図13のように関連付けて保持する。
【0148】さらに、統合一覧表DB111を、ISO
9001に対応する基本文書に関連付けてもよい。ま
た、ISO14001とOHSAS18001について
は、個別の基本文書を作成しないのがよいが、より分り
易くするために、個別のマニュアルを作成してもよい。
【0149】このようにして、マネジメントサーバ10
は、最初の段階として、図6の「流れ図」と、それに関
連付けられた図10、図11、図12の「統合帳票一覧
表」の2つからなるマネジメント文書を生成する処理
を、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0150】ステップS101で、マネジメントサーバ
10は、流れ図DBに基づき、流れ図の画像データを生
成する。次に、ステップS102で、マネジメントサー
バ10は、管理責任者から「自社の目標設定」、「設定
目標に対する達成努力」、「目標達成に関する程度判
定」、「判定結果を受けた再度の努力指針の決定」が入
力される。そして、ステップS103で、管理責任者か
らPDCA図の設定がされ、PCDA図が決定する。そ
して、マネジメントサーバ10は、統合一覧表DBの要
求項目の番号と流れ図DBのプロセスとを関連付けて生
成処理を終了する。
【0151】マネジメント文書が生成されると、次はこ
のマネジメント文書に従った運用が開始される。この運
用は、クライアント端末12、14、16、17を用い
て、マネジメントサーバ10が有するマネジメント文書
に関するデータの閲覧や更新によって行われる。
【0152】そこで、まず最初にクライアント端末1
2、14、16、17が運用を行う際のユーザインタフ
ェースを説明する。図15は、図6の流れ図がコンピュ
ータの表示装置に表示された様子を示す図である。この
表示は、描画スレッド103が生成したデータを受信す
ることにより表示される。
【0153】この表示された流れ図40により、経営者
や内部監査員などの使用者は、表示された1つの流れ図
40で、「品質マネジメントシステム」、「環境マネジ
メントシステム」、並びに「安全衛生マネジメントシス
テム」の3つのマネジメントシステムをまとめて閲覧
し、種々の操作を行うことが可能となっている。
【0154】また、次の図16に示されるメニュー32
は、使用者が、閲覧や更新を所望するプロセス上にマウ
スカーソル30をおき、例えばダブルクリックすること
により、そのプロセスに対応して表示される。
【0155】そして、使用者がメニュー32から閲覧あ
るいは更新する項目を選択することにより、データを閲
覧あるいは更新することができるようになっている。例
えば、使用者が、図16に示されるメニューの項目のう
ち、「プロセスのモニタリングと測定」が選択すると、
図17に示されるような「プロセスのモニタリングと測
定」に関するデータが表示される。これにより、使用者
はデータの内容を閲覧することができる。また、使用者
がデータを更新する場合は、データの内容を更新して更
新ボタン34をクリックすることにより、データの内容
を更新することができる。また、流れ図40を再び表示
したいときは、閉じるボタン36をクリックする。
【0156】そして、このようにしてデータの更新が行
われた場合、データを更新されたプロセスは、図18の
プロセス38に示されるように色を変えて表示される。
この色を変える表示は、今のように更新されたときだけ
ではなく、内部監査員によって不適合と評価されたプロ
セスでも行われる。そして、表示する色は、見やすいよ
うに予め別々な色を用意しておくことが望ましい。例え
ば、更新による場合は緑で、不適合による場合は赤とい
うようにしても良い。さらに、クライアント端末の使用
者が例えば経営者であれば、不適合部分だけ色を変えた
り、管理者が使用者であれば、どちらも色を変えるな
ど、使用者によって、表示方法を変えても良い。
【0157】以上で運用する際のユーザインタフェース
の説明を終え、次に、内部監査について説明する。
【0158】内部監査は、上述した経営マニュアルに記
載してあることが組織内において、実施されているかど
うかについて監査を実施する。そして内部監査の基準と
してISO9001、ISO14001、OHSAS1
8001の要求事項、又は自組織の基本文書が用いられ
る。
【0159】そして、チェックした結果は、内部監査員
によりマネジメントサーバ10に入力される。内部監査
員は、監査結果を入力するために、まず入力ユーザイン
タフェースで説明した図16のメニュー32から「監査
結果」を選択する。
【0160】内部監査員が、「監査結果」を選択する
と、図19に示されるチェックリストが表示される。そ
して、このチェックリストにチェック結果を監査用クラ
イアント14から入力することにより、マネジメントサ
ーバ10の監査DB116に監査結果が格納される。な
お、このチェックリストのデータは、3つのマネジメン
トシステム要求事項を網羅している。また、監査DB1
16は、図20に示されるように、ISO9001の項
目番号、ISO14001の項目番号、OHSAS18
001の項目番号、チェック項目、結果、不適合の内
容、不適合の内容を確認した責任者、是正処置、是正処
置の責任者、是正処置の確認、そして確認した監査チー
ムからなる。このうち、監査が終了した段階では、IS
O9001の項目番号、ISO14001の項目番号、
OHSAS18001の項目番号、チェック項目、結果
までが入力される。
【0161】このように入力された監査結果は、被監査
部署の端末である業務実行部署用クライアント16に通
知される。この通知は、メール送信スレッド106によ
り電子メールを用いても行われる。あるいは、電子メー
ルの他に、流れ図40上で警告を表示するようにしても
良い。
【0162】次に、監査員と被監査側とが不適合につい
て、問題の大小を決定し、その決定した結果を、図21
に示される監査報告DB115に記録し、基準への不適
合を受けた当該組織の責任者に報告する。なお、図21
の※印は、データ「規格」の次に、データ「監査結果」
がつながることを示している。
【0163】監査報告DB115に記録された監査報告
は、メール送信スレッド106により組織の責任者に電
子メールで送信される。この場合も、先ほどと同様に、
電子メールの他に、流れ図40上で警告を表示するよう
にしても良い。
【0164】次に、不適合を指摘された被監査側は、問
題解決に当たる。その結果不適合は是正されるが、その
際、図20に示された監査DB116の「是正処置」や
そのときの責任者を示す「是正処置の責任者」、そして
是正処置を確認した「監査チーム」などのデータが記録
される。
【0165】以上のように内部監査が行われた後、経営
者によりマネジメントレビューが行われる。まず、経営
者は、改善指示用クライアント12から内部監査の結果
を閲覧する。
【0166】次に、経営者は、個々の内部監査結果を総
合的に判断して「マネジメントシステム」の問題点を大
局的に判断する。そしてその判断結果に基づいて、「マ
ネジメントシステム」の各要素の変更を指示する。その
変更指示の目的は、「顧客満足の継続的改善」、又は
「周辺に及ぼす環境影響の継続的改善」又は「周辺に及
ぼす環境リスクの継続的軽減」、又は「労働安全衛生リ
スクの継続的低減」である。これらの指示は、改善指示
用クライアント12において、図16に示されたメニュ
ー32から「改善指示」を選択する。「改善指示」を選
択すると、図22に示されるマネジメントレビュー結果
/変更指示書が表示され、経営者は、この指示書に入力
することにより、マネジメントレビューの結果や指示を
改善指示DB117に記録する。改善指示DB117
は、図23に示されるように、品質の項目番号、次に環
境の項目番号、次にOHSAS18001の項目番号、
そして変更前、変更後、部署名、規格規定変更、周知か
らなる構造となっている。
【0167】このようにして経営者により指示された改
善指示は、メール送信スレッド106により管理責任者
に通知される。管理責任者は、管理責任者用クライアン
ト17から改善指示を閲覧し、経営者からの改善指示に
基づき基本文書などの修正を行う。そして、それらの修
正結果は、実際に業務が遂行されている部署に備わる業
務実行部署用クライアント16など、必要なクライアン
トの全てにメール送信スレッド106によって送信され
る。
【0168】このようにマネジメントレビューによって
改善された結果は、実行プロセス(図6参照)などの次
のプロセスへ反映される。そして、「品質マネジメント
システム」、「環境マネジメントシステム」、並びに
「安全衛生マネジメントシステム」の3つのマネジメン
トシステムが統合されたマネジメントシステムによって
「経営品質」を次々と改善することが可能となる。
【0169】なお、本発明の実施の形態は、経営マニュ
アルなどの管理を行うマネジメントサーバと、マネジメ
ントサーバに接続するクライアントで構成したシステム
構成について説明したが、このようなサーバとクライア
ントからなるシステムでなくとも良く、マネジメントサ
ーバの機能を持つコンピュータ1台であっても、本発明
を実施することは可能である。
【0170】また、本発明の実施の形態は、「品質マネ
ジメントシステム」、「環境マネジメントシステム」、
並びに「安全衛生マネジメントシステム」の3つのマネ
ジメントシステム全てを統合したマネジメントシステム
における形態であるが、3つのマネジメントシステム全
てを統合することにこだわらず、3つのマネジメントシ
ステムのうちの2つのマネジメントシステムを統合した
形態でもよい。
【0171】次に、上記統合したマネジメントシステム
を構築し、それらを有効に運営することによって得られ
る「規格要求事項への適合性」を組織外部に認めてもら
うことについて説明する。現在、組織外部に認められる
方法として、一般的に、第三者による審査登録が利用さ
れている。
【0172】そこで、第三者の事前登録による方法では
なく、「規格要求事項への適合性」企業であることを自
ら宣言する方法について説明する。
【0173】まず、最初に認証局(Certificate Author
ity)の説明を行う。認証局とは、ディジタル証明書を
発行する機関である。そして、このディジタル証明書
は、シリアル番号や証明書を発行した認証局の名前、有
効期限、所有者名、所有者の公開鍵などの情報が含まれ
る。
【0174】このディジタル証明書は、一般的に、ソフ
トウェアの配布元の証明などに利用されることが多い
が、ソフトウェアに限らず、任意の電子データにディジ
タル証明書を付加することにより、その電子データは、
配布元によって署名されていること、そして署名された
ときからその電子データの内容が一切変更されていない
ことが証明できる。
【0175】したがって、例えば基本文書を認証局のサ
ーバを通じて、認証局に保管してもらい、必要に応じて
実行結果を認証局が発行する電子証明書によって「規格
要求事項への適合」を認めてもらうことが可能である。
そしてこのような「電子証明書」をいつでも発行きるこ
とを背景にして、「規格要求事項への適合」企業である
ことを自ら宣言する「自己宣言」によって、組織外部に
「規格要求事項への適合」を認めてもらうことが可能で
ある。また、この方法により、3つのマネジメントシス
テム適合状況を、「供給者による適合の宣言に関する一
般基準」であるJIS Q 0022(ISO/IEC
GUUDE 22を翻訳した日本の規格)に基づいて
「自己宣言」することも可能となる。このように、認証
局を用いる方法は、従来のような第三者の事前登録をせ
ずに、自己宣言することが可能となるため、現行の審査
制度を不要なものとする画期的な方法である。
【0176】なお、さらに信憑性を高めるために、内部
監査、並びに経営者の見直しをオンラインでリアルタイ
ムに認証局に保存してもよい。このようにすることによ
り、内部監査、並びに経営者の見直しが、直接に認証局
へ保存されるため、それらの信憑性を著しく高めること
ができる。
【0177】以上説明した実施の形態において、「品質
マネジメントシステム」においては、ISO9000を
用いたが、QS9000等でもよい。また「労働安全衛
生マネジメントシステム」においては「ILO制定労安
全衛生マネジメントシステムガイドライン」、「厚生労
働省制定労働安全衛生マネジメントシステム指針」など
でも良い。
【0178】また、3つのマネジメントの内、品質マネ
ジメントシステム対応のシステム文書を基盤として、こ
れに安全マネジメントシステム、または環境マネジメン
トシステム対応のシステム文書を統合するか、さらに品
質マネジメントシステム対応のシステム文書を基盤とし
て安全、および環境マネジメントシステム対応のシステ
ム文書を統合するのが最適である。
【0179】また、本実施の形態における効果として、
実施した内部監査結果が、クライアント端末から直ちに
マネジメントサーバ10を通じてDBとして保存される
ため、経営者はこの結果を随時閲覧することが可能とな
ることによりマネジメントレビューをタイムリーに実施
することができる。
【0180】さらに、本実施の形態による3つのマネジ
メントシステム同時運営の効果として第一に、内部監査
の効率化があげられる。内部監査は、いずれのマネジメ
ントシステムにおいても必須の要件であり、これを実施
するに際して多くの経営資源を必要とする。なかでも十
分な数の内部監査員を育成しなければ、各マネジメント
システムに対応して有効に実行していることを確認でき
ない。そしてこの経営資源を要する内部監査について
は、現状では3つのマネジメントシステムに対して、内
部監査を個別に実施しているのが通常である。
【0181】ところが本発明による流れ図40(図6参
照)を使用した同時運営によれば、3つのマネジメント
システム対応内部監査を同時に実施することが可能にな
った。これにより、内部監査員の必要人員が大幅に削減
される。
【0182】具体的には、各マネジメントシステムに対
して、一般的には、組織の従業員が50名の場合は7−
8名(15%)、100名の場合は10名(10%)前
後、500名の場合は25名(5%)前後の内部監査員を
必要としている。3つのマネジメントシステムを網羅す
るためにはこの3倍、すなわち50名の場合は21-2
4名、100名の場合は30名前後、500名の場合は
75名前後の内部監査員を必要とする。
【0183】ところが本発明による同時内部監査による
と、1つのマネジメントシステムに対する必要人員でも
って、3つのマネジメントシステムに対する内部監査が
可能になる。すなわち、1つのマネジメントシステム当
たりの必要人員は、1/3近くに低減される。
【0184】また、他の効果は、「マメジメントシステ
ム」推進母体の効率化である。従来法によると、各マネ
ジメントシステムに対して個別の推進母体(課、室等)が
必要である。すなわち、3母体が必要である。
【0185】ところが本発明によると、これらは1母体
(例えば1室)で済む。具体的には従来法によると、独
立した3部署(例えば品質保証推進室、環境管理推
進室、労働安全衛生管理推進室など)が必要であった
ものが、一部署(例えば総合ISO推進管理室等)によっ
て推進できるようになる。
【0186】これに伴い、従来の方法によると推進「管
理責任者」が3人も要するものが、一人の責任者で推進
できることとなる。また推進作業も、従来の方法による
と品質保証推室3人、環境管理推進室3人、労働安全衛
生管理室3人(いずれも責任者を含む)の合計14名を必
要とするが、半分以下の6人で実施することが可能とな
る。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように、3つのマネジメン
トシステムのうちの2つ以上のマネジメントシステムか
らなるマネジメントシステム全体の把握を容易にすると
ともに、マネジメントシステムに対応するための労力を
軽減するマネジメント方法、マネジメント支援システ
ム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメ
ントプログラム及び記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマネジメント支援
システムの全体構成図である。
【図2】コンピュータのハードウェアブロック図であ
る。
【図3】ISO9001に基づく流れ図である。
【図4】ISO140001に基づく流れ図である。
【図5】OHSAS18001に基づく流れ図である。
【図6】3つのマネジメントシステムを統合した流れ図
である。
【図7】ソフトウェアブロックとデータベースを示す図
である。
【図8】PDCA図である。
【図9】PDCA図DBを示す図である。
【図10】統合帳票一覧表(その1)である。
【図11】統合帳票一覧表(その2)である。
【図12】統合帳票一覧表(その3)である。
【図13】流れ図に統合帳票一覧表を関連付けた流れ図
である。
【図14】経営マニュアルを生成するフローチャートで
ある。
【図15】流れ図が表示された様子を示す図である。
【図16】メニューが表示された様子を示す図である。
【図17】項目に対応するデータが表示された様子を示
す図である。
【図18】プロセスの色が変更された様子を示す図であ
る。
【図19】チェックリストを示す図である。
【図20】監査DBを示す図である。
【図21】監査報告DBを示す図である。
【図22】マネジメントレビュー結果/変更指示書を示
す図である。
【図23】改善指示DBを示す図である。
【符号の説明】
10…マネジメントサーバ 12…改善指示用クライアント 14…監査用クライアント 16…業務実行部署用クライアント 17…管理責任者用クライアント 18…ネットワーク 20…時計 22…時計データ 20…演算処理装置 21…インタフェース装置 22…入力装置 23…表示装置 24…ドライブ装置 25…記録媒体 26…補助記憶装置 27…メモリ装置 30…マウスカーソル 32…メニュー 34…更新ボタン 36…閉じるボタン 38…プロセス 40…流れ図 101…通信インタフェース部 102…制御部 103…画像生成部 104…監査処理部 105…マネジメント処理部 106…メール送信部 110…流れ図DB 111…統合帳票一覧表DB 112…PDCA図DB 113…共通フォーマットDB 114…個別フォーマットDB 115…監査報告DB 116…監査DB 117…改善指示DB

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品質マネジメントシステムと、環境マネ
    ジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシステ
    ムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステムを
    統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジメ
    ントサーバと、該マネジメントサーバに接続するクライ
    アントとを有するマネジメント支援システムにおけるマ
    ネジメント方法であって、 前記マネジメントサーバは、業務の因果関係に基づき統
    合した文書であって、統合されるマネジメントシステム
    における内部監査と統合されるマネジメントシステムの
    見直しの業務が記述されているマネジメント文書を生成
    するマネジメント文書生成段階を有し、 前記クライアントは、前記マネジメント文書を表示する
    マネジメント文書表示段階と、前記マネジメント文書に
    基づいたマネジメント情報を入力される段階と、該マネ
    ジメント情報を前記マネジメントサーバに送信するマネ
    ジメント情報送信段階と、 を有することを特徴とするマネジメント方法。
  2. 【請求項2】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図の
    形式をもって行うことを特徴とする請求項1に記載のマ
    ネジメント方法。
  3. 【請求項3】 前記クライアントは、 前記流れ図を表示するとともに、該流れ図上に表示され
    る前記業務のうち、選択された業務に対応した情報を表
    示することを特徴とする請求項1または2に記載のマネ
    ジメント方法。
  4. 【請求項4】 前記クライアントのうちの1つである監
    査用クライアントは、 前記マネジメント情報として、 前記マネジメント文書に基づいた監査結果を、前記マネ
    ジメントサーバへ送信することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載のマネジメント方法。
  5. 【請求項5】 前記クライアントのうちの1つである改
    善指示用クライアントは、 前記マネジメント情報として、 前記監査結果に対する前記マネジメント文書に基づいた
    改善指示を、前記マネジメントサーバへ送信することを
    特徴とする請求項4に記載のマネジメント方法。
  6. 【請求項6】 前記マネジメントシステムの要求事項の
    要素を記録した統合帳票一覧データベースに対し、マネ
    ジメントされる主体が対応した文書または記録を保存す
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記
    載のマネジメント方法。
  7. 【請求項7】 前記マネジメント文書に基づく実施結果
    を、電子的な認証を行う認証局に保存し、 前記実施結果を、前記認証局が発行する電子証明書によ
    って証明することにより、前記マネジメントシステムに
    適合していることを自己宣言することを特徴とする請求
    項1に記載のマネジメント方法。
  8. 【請求項8】 前記実施結果に含まれる前記監査結果と
    経営者の見直しの実施記録は、オンラインリアルタイム
    で前記認証局へ保存されること特徴とする請求項7に記
    載のマネジメント方法。
  9. 【請求項9】 前記自己宣言は、JIS Q 0022
    規格に従って宣言することを特徴とする請求項7または
    8に記載のマネジメント方法。
  10. 【請求項10】 前記品質マネジメントシステムは、I
    SO9001に基づくマネジメントシステムであり、前
    記環境マネジメントシステムは、ISO140001に
    基づくマネジメントシステムであり、前記労働安全衛生
    マネジメントシステムは、OHSAS18001に基づ
    くマネジメントシステムであることを特徴とする請求項
    1から9のいずれか1項に記載のマネジメント方法。
  11. 【請求項11】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジ
    メントサーバと、該マネジメントサーバに接続するクラ
    イアントとを有するマネジメント支援システムであっ
    て、 前記マネジメントサーバは、業務の因果関係に基づき統
    合した文書であって、統合されるマネジメントシステム
    における内部監査と統合されるマネジメントシステムの
    見直しの業務が記述されているマネジメント文書を生成
    するマネジメント文書生成手段を有し、 前記クライアントは、前記マネジメント文書を表示する
    マネジメント文書表示手段と、前記マネジメント文書に
    基づいたマネジメント情報を入力される段階と、該マネ
    ジメント情報を前記マネジメントサーバに送信するマネ
    ジメント情報送信手段と、 を有することを特徴とするマネジメント支援システム。
  12. 【請求項12】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項11に記載
    のマネジメント支援システム。
  13. 【請求項13】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジ
    メントサーバにおけるマネジメント方法であって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を生成するマネジメント文書生成段
    階と、 接続するクライアントに対し、前記マネジメント文書を
    送信するマネジメント文書送信段階と、 前記クライアントから、前記マネジメント文書に基づい
    たマネジメント情報を受信するマネジメント情報受信段
    階と、 を有することを特徴とするマネジメント方法。
  14. 【請求項14】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項13に記載
    のマネジメント方法。
  15. 【請求項15】 前記マネジメントシステム毎に、前記
    マネジメント文書に基づいた監査結果を受信し、 受信したマネジメントシステムの監査結果を管理するこ
    とを特徴とする請求項13または14に記載のマネジメ
    ント方法。
  16. 【請求項16】 前記マネジメント情報として、前記監
    査結果に対する前記マネジメント文書に基づいた改善指
    示を受信し、 該改善指示を、前記クライアントのうちの1つであり、
    改善指示に従い前記マネジメント文書を修正するマネジ
    メント文書管理クライアントに送信することを特徴とす
    る請求項15に記載のマネジメント方法。
  17. 【請求項17】 前記マネジメントシステムの要求事項
    の要素を記録した統合帳票一覧データベースに対し、マ
    ネジメントされる主体が対応した文書または記録を保存
    することを特徴とする請求項13から16のいずれか1
    項に記載のマネジメント方法。
  18. 【請求項18】 前記マネジメント文書に基づく実施結
    果を、電子的な認証を行う認証局に保存し、 前記実施結果を、前記認証局が発行する電子証明書によ
    って証明することにより、前記マネジメントシステムに
    適合していることを自己宣言することを特徴とする請求
    項13に記載のマネジメント方法。
  19. 【請求項19】 前記実施結果に含まれる前記監査結果
    と経営者の見直しの実施記録は、オンラインリアルタイ
    ムで前記認証局へ保存されること特徴とする請求項18
    に記載のマネジメント方法。
  20. 【請求項20】 前記自己宣言は、JIS Q 002
    2規格に従って宣言することを特徴とする請求項18ま
    たは19に記載のマネジメント方法。
  21. 【請求項21】 前記品質マネジメントシステムは、I
    SO9001に基づくマネジメントシステムであり、前
    記環境マネジメントシステムは、ISO140001に
    基づくマネジメントシステムであり、前記労働安全衛生
    マネジメントシステムは、OHSAS18001に基づ
    くマネジメントシステムであることを特徴とする請求項
    13から20のいずれか1項に記載のマネジメント方
    法。
  22. 【請求項22】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジ
    メントサーバであって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を生成するマネジメント文書生成手
    段と、 接続するクライアントに対し、前記マネジメント文書を
    送信するマネジメント文書送信手段と、 前記クライアントから、前記マネジメント文書に基づい
    たマネジメント情報を受信するマネジメント情報受信手
    段と、 を有することを特徴とするマネジメントサーバ。
  23. 【請求項23】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項22に記載
    のマネジメントサーバ。
  24. 【請求項24】 前記マネジメント情報として、前記マ
    ネジメントシステム毎に、前記マネジメント文書に基づ
    いた監査結果を受信する手段と、 受信したマネジメントシステムの監査結果を管理する手
    段とを有することを特徴とする請求項22または23に
    記載のマネジメントサーバ。
  25. 【請求項25】 前記マネジメント情報として、 前記監査結果に対する前記マネジメント文書に基づいた
    改善指示を受信する手段と、 該改善指示を、前記クライアントのうちの1つであり、
    改善指示に従い前記マネジメント文書を修正するマネジ
    メント文書管理クライアントに送信する手段と、 を有することを特徴とする請求項22から24のいずれ
    か1項に記載のマネジメントサーバ。
  26. 【請求項26】 前記マネジメントシステムの要求事項
    の要素を記録した統合帳票一覧データベースに対し、マ
    ネジメントされる主体が対応した文書または記録を保存
    することを特徴とする請求項22から25のいずれか1
    項に記載のマネジメントサーバ。
  27. 【請求項27】 前記マネジメント文書に基づく実施結
    果を、電子的な認証を行う認証局に保存し、 前記実施結果を、前記認証局が発行する電子証明書によ
    って証明することにより、前記マネジメントシステムに
    適合していることを自己宣言することを特徴とする請求
    項22に記載のマネジメントサーバ。
  28. 【請求項28】 前記実施結果に含まれる前記監査結果
    と経営者の見直しの実施記録は、オンラインリアルタイ
    ムで前記認証局へ保存されること特徴とする請求項27
    に記載のマネジメントサーバ。
  29. 【請求項29】 前記自己宣言は、JIS Q 002
    2規格に従って宣言することを特徴とする請求項27ま
    たは28に記載のマネジメントサーバ。
  30. 【請求項30】 前記品質マネジメントシステムは、I
    SO9001に基づくマネジメントシステムであり、前
    記環境マネジメントシステムは、ISO140001に
    基づくマネジメントシステムであり、前記労働安全衛生
    マネジメントシステムは、OHSAS18001に基づ
    くマネジメントシステムであることを特徴とする請求項
    22から29のいずれか1項に記載のマネジメントサー
    バ。
  31. 【請求項31】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジ
    メントサーバに接続するクライアントにおけるマネジメ
    ント方法であって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を表示するマネジメント文書表示段
    階と、 前記マネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入
    力される段階と、 該マネジメント情報を前記マネジメントサーバに送信す
    るマネジメント情報送信段階と、 を有することを特徴とするマネジメント方法。
  32. 【請求項32】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項31に記載
    のマネジメント方法。
  33. 【請求項33】 前記流れ図を表示し、 前記流れ図を表示するとともに、該流れ図上に表示され
    る前記業務のうち、選択された業務に対応した情報を表
    示することを特徴とする請求項31または32に記載の
    マネジメント方法。
  34. 【請求項34】 前記マネジメント情報として、 前記マネジメントシステム毎に、前記マネジメント文書
    に基づいた監査結果を、前記マネジメントサーバへ送信
    することを特徴とする請求項31から33のいずれか1
    項に記載のマネジメント方法。
  35. 【請求項35】 前記マネジメント情報として、 前記監査結果に対する前記マネジメント文書に基づいた
    改善指示を、前記マネジメントサーバへ送信することを
    特徴とする請求項34に記載のマネジメント方法。
  36. 【請求項36】 前記マネジメントシステムの要求事項
    の要素を記録した統合帳票一覧データベースに対し、マ
    ネジメントされる主体が対応した文書または記録を保存
    することを特徴とする請求項31から35のいずれか1
    項に記載のマネジメント方法。
  37. 【請求項37】 前記マネジメント文書に基づく実施結
    果を、電子的な認証を行う認証局に保存し、 前記実施結果を、前記認証局が発行する電子証明書によ
    って証明することにより、前記マネジメントシステムに
    適合していることを自己宣言することを特徴とする請求
    項31に記載のマネジメント方法。
  38. 【請求項38】 前記実施結果に含まれる前記監査結果
    と経営者の見直しの実施記録は、オンラインリアルタイ
    ムで前記認証局へ保存されること特徴とする請求項7に
    記載のマネジメント方法。
  39. 【請求項39】 前記自己宣言は、JIS Q 002
    2規格に従って宣言することを特徴とする請求項37ま
    たは38に記載のマネジメント方法。
  40. 【請求項40】 前記品質マネジメントシステムは、I
    SO9001に基づくマネジメントシステムであり、前
    記環境マネジメントシステムは、ISO140001に
    基づくマネジメントシステムであり、前記労働安全衛生
    マネジメントシステムは、OHSAS18001に基づ
    くマネジメントシステムであることを特徴とする請求項
    31から39のいずれか1項に記載のマネジメント方
    法。
  41. 【請求項41】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムを運営するマネジ
    メントサーバに接続するクライアント端末であって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を表示するマネジメント文書表示手
    段と、 前記マネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入
    力される段階と、 該マネジメント情報を前記マネジメントサーバに送信す
    るマネジメント情報送信手段と、 を有することを特徴とするクライアント端末。
  42. 【請求項42】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項41に記載
    のクライアント端末。
  43. 【請求項43】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムをコンピュータを
    用いて運営するマネジメント方法であって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を生成するマネジメント文書生成段
    階と、 前記マネジメント文書を表示するマネジメント文書表示
    段階と、 前記マネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入
    力される段階と、 該マネジメント情報を前記マネジメントサーバに送信す
    るマネジメント情報送信段階と、 を有することを特徴とするマネジメント方法。
  44. 【請求項44】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項43に記載
    のマネジメント方法。
  45. 【請求項45】 品質マネジメントシステムと、環境マ
    ネジメントシステムと、労働安全衛生マネジメントシス
    テムのうち、いずれか2つ以上のマネジメントシステム
    を統合した統合マネジメントシステムでマネジメントを
    行うマネジメントコンピュータであって、 業務の因果関係に基づき統合した文書であって、統合さ
    れるマネジメントシステムにおける内部監査と統合され
    るマネジメントシステムの見直しの業務が記述されてい
    るマネジメント文書を生成するマネジメント文書生成手
    段と、 前記マネジメント文書を表示するマネジメント文書表示
    手段と、 前記マネジメント文書に基づいたマネジメント情報を入
    力される手段と、 該マネジメント情報を前記マネジメントサーバに送信す
    るマネジメント情報送信手段と、 を有することを特徴とするマネジメントコンピュータ。
  46. 【請求項46】 前記因果関係に基づく統合は、流れ図
    の形式をもって行うことを特徴とする請求項45に記載
    のマネジメントコンピュータ。
  47. 【請求項47】 請求項13から21のいずれか1項に
    記載のマネジメント方法をコンピュータに行わせるため
    のマネジメントプログラム。
  48. 【請求項48】 請求項31から40のいずれか1項に
    記載のマネジメント方法をコンピュータに行わせるため
    のマネジメントプログラム。
  49. 【請求項49】 請求項43または44に記載のマネジ
    メント方法をコンピュータに行わせるためのマネジメン
    トプログラム。
  50. 【請求項50】 請求項46から49のいずれか1項に
    記載のマネジメントプログラムを記録した記録媒体。
JP2002151366A 2002-05-24 2002-05-24 マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体 Pending JP2003345974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002151366A JP2003345974A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002151366A JP2003345974A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003345974A true JP2003345974A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29768982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002151366A Pending JP2003345974A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003345974A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103049810A (zh) * 2011-10-13 2013-04-17 因威斯特耐特沃克斯株式会社 股东管理装置、股东管理方法及程序
JP2013080297A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Fujitsu Social Science Laboratory Ltd 統合マネジメントシステム、統合マネジメント方法、及び統合マネジメントプログラム
CN104463447A (zh) * 2014-11-28 2015-03-25 东莞中国科学院云计算产业技术创新与育成中心 一种突发事件应急指挥调度系统及其信息推送方法
CN104484778A (zh) * 2015-01-12 2015-04-01 韩峰 基于电子信息的医院行政管理系统
CN104809581A (zh) * 2015-05-05 2015-07-29 江苏黄金屋教育咨询有限公司 一种教育信息办公系统
CN104951862A (zh) * 2015-05-05 2015-09-30 江苏黄金屋教育咨询有限公司 一种微博教育管理系统
CN105336025A (zh) * 2015-10-21 2016-02-17 成都宜泊信息科技有限公司 基于互联网和移动互联网的车位管理系统及车位管理方法
CN105551150A (zh) * 2016-02-03 2016-05-04 江西师范大学 互联网+智能公共自行车交通管理系统及预约调度方法
CN105654624A (zh) * 2016-03-29 2016-06-08 深圳市城市公共自行车租赁有限公司 自行车租赁管理设备及租赁方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080297A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Fujitsu Social Science Laboratory Ltd 統合マネジメントシステム、統合マネジメント方法、及び統合マネジメントプログラム
CN103049810A (zh) * 2011-10-13 2013-04-17 因威斯特耐特沃克斯株式会社 股东管理装置、股东管理方法及程序
CN103049810B (zh) * 2011-10-13 2017-07-11 株式会社威尔斯 股东管理装置、股东管理方法及程序
CN104463447A (zh) * 2014-11-28 2015-03-25 东莞中国科学院云计算产业技术创新与育成中心 一种突发事件应急指挥调度系统及其信息推送方法
CN104484778A (zh) * 2015-01-12 2015-04-01 韩峰 基于电子信息的医院行政管理系统
CN104809581A (zh) * 2015-05-05 2015-07-29 江苏黄金屋教育咨询有限公司 一种教育信息办公系统
CN104951862A (zh) * 2015-05-05 2015-09-30 江苏黄金屋教育咨询有限公司 一种微博教育管理系统
CN105336025A (zh) * 2015-10-21 2016-02-17 成都宜泊信息科技有限公司 基于互联网和移动互联网的车位管理系统及车位管理方法
CN105551150A (zh) * 2016-02-03 2016-05-04 江西师范大学 互联网+智能公共自行车交通管理系统及预约调度方法
CN105654624A (zh) * 2016-03-29 2016-06-08 深圳市城市公共自行车租赁有限公司 自行车租赁管理设备及租赁方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5694200B2 (ja) ワークフロー統合のための方法およびシステム
US8694969B2 (en) Analyzing factory processes in a software factory
US8448126B2 (en) Compliance program assessment tool
CN107341643B (zh) 可视化的流程展示方法及系统
US20020169649A1 (en) Methods and systems for performing acquisition integration
US7133833B1 (en) Lightweight directory access protocol workflow management system
EP1540543A2 (en) Method and apparatus to facilitate development of a customer-specific business process model
US20160149763A1 (en) Systems and Methods for Providing an Administrative Framework in a Cloud Architecture
CA2407678A1 (en) Performance measurement and management
US7856454B2 (en) Data model for business relationships
US10257069B1 (en) Systems and methods for providing an administrative framework in a cloud architecture
Janssen et al. Towards a flexible ICT-architecture for multi-channel e-government service provisioning
US7865390B2 (en) Modeling of employee performance result data
Ray Cooperative management of enterprise networks
JP2003345974A (ja) マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントプログラム及び記録媒体
US20020188485A1 (en) Enterprise service delivery technical model
US20020188739A1 (en) Enterprise service delivery technical framework
US7471293B2 (en) Method, system, and computer program product for displaying calendar-based SLO results and breach values
JP3868331B2 (ja) データベース登録装置および方法
US20060282241A1 (en) System modeling facilitating method and apparatus
JP2005148985A (ja) マネジメント方法、マネジメント支援システム、マネジメントサーバ、クライアント端末、マネジメントコンピュータ、マネジメントプログラム及び記録媒体
US8020088B2 (en) Visual responsibility matrix for technical designs or solutions
US20030076360A1 (en) Project management system
JP3575423B2 (ja) 企業情報システム及び企業情報管理方法
Tomoda It infrastructure of data center services based on ITIL

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080826