JP2003345770A - クラスタシステム及びそのサーバ切替え方法 - Google Patents

クラスタシステム及びそのサーバ切替え方法

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JP2003345770A
JP2003345770A JP2002150426A JP2002150426A JP2003345770A JP 2003345770 A JP2003345770 A JP 2003345770A JP 2002150426 A JP2002150426 A JP 2002150426A JP 2002150426 A JP2002150426 A JP 2002150426A JP 2003345770 A JP2003345770 A JP 2003345770A
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Takao Iwai
孝夫 岩井
Yasubumi Yuda
泰文 湯田
Shinji Yanagi
真治 柳
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NEC Corp
Sumitomo Mitsui Banking Corp
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NEC Corp
Sumitomo Mitsui Banking Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的でありかつ構成サーバの切替えを簡潔
にかつ容易にできる。 【解決手段】 端末サーバ311〜にサービスを提供す
る構成サーバ211〜,221〜を複数のクラスタ21
0〜に備える大規模システムで、管理サーバ10を設
け、管理サーバが、クラスタシステムに無関係に、構成
サーバのアクセスする端末サーバを、負荷情報を有する
管理情報11で把握している。切替条件が発生した際に
管理サーバは負荷を勘案してシステムを再構成し、関係
する構成サーバそれぞれにサービス停止の端末サーバと
サービス開始の端末サーバとを通知する。構成サーバは
端末サーバにサービス停止指示でアクセスを停止し、サ
ービス開始指示でアクセスを開始する。端末サーバは構
成サーバからアクセスを受けている間のみ相互のセッシ
ョンを開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれがサービ
スの提供を受ける複数の端末サーバをまとめて管理しそ
のサービスを提供する複数の構成サーバにより形成され
るクラスタシステム、及び構成サーバを制御して端末サ
ーバが接続する構成サーバを別の構成サーバに切替える
クラスタシステムでのサーバ切替え方法に関し、特に、
多数のクラスタシステムで構成される大規模システムで
あっても経済的でありかつその切替えを簡潔かつ容易に
できるクラスタシステム及びそのサーバ切替え方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクラスタシステムには、
例えば、図9に示されるものがある。
【0003】図示されるシステムは、クラスタ管理サー
バ装置(以後、管理サーバと略称する)100、クラス
タシステム200を構成するクラスタ構成サーバ装置
(以後、構成サーバと略称する)201〜203、及び
クラスタクライアント装置(以後単に、サーバと略称す
る)301〜305で構成される。
【0004】管理サーバ100は、一つのクラスタシス
テムを構成する構成サーバ201〜203が管理するサ
ーバ301〜305の情報を収集して管理する。構成サ
ーバ201は、接続しているサーバ301〜303にサ
ービスを提供するものであり、サーバ301〜303に
問い合わせその情報を収集して管理する。構成サーバ2
02は接続しているサーバ304,305にサービスを
提供するものであり、サーバ304,305に問い合わ
せその情報を収集してこれを管理する。構成サーバ20
3はこのクラスタシステムの予備である。
【0005】したがって、管理サーバ100は、例えば
管理情報101としてシステム構成を把握すると共に各
構成サーバ201〜203からサーバ301〜305そ
れぞれの情報、例えば負荷情報などを受けて把握する。
また、管理サーバ100では構成サーバ201〜203
を管理するので、構成サーバ201〜203の異常を構
成サーバ障害検出手段102が検出して障害の構成サー
バを判断できる。
【0006】管理サーバが構成サーバの障害を検出した
際、障害構成サーバに接続されるサーバを別の正常に稼
働する構成サーバに切替える技術が、例えば、特開20
00−347959号公報に開示されている。
【0007】この公開公報では、管理サーバ100は、
例えば一つの構成サーバ201が障害であることを検出
した場合、把握する情報に基づいて、障害の構成サーバ
201が管理するクライアント装置のサーバ301〜3
03に代わって管理する例えば構成サーバ202,20
3を決める。次いで、管理サーバ100は、把握する情
報、例えば負荷の場合には負荷を均等にするように、こ
の構成サーバ202にはサーバ301、305、また構
成サーバ203にはサーバ302〜304、それぞれを
選択し決定する。次いで、管理サーバ100は、構成サ
ーバ202にはサーバ301,305、また構成サーバ
203にはサーバ302〜304という選択したそれぞ
れを管理するように通知してクラスタシステムを再構成
する。
【0008】したがって、構成サーバ202は、管理サ
ーバ100から指示されたサーバ301を追加して接続
する一方サーバ304を削除して新たに管理するサーバ
301,305の情報を管理サーバ100へ報告する。
構成サーバ203は、管理サーバ100から指示された
サーバ302〜304を追加して管理するサーバ302
〜304の情報を管理サーバ100へ報告する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、多数のクラスタ
システムを構成するような大規模システム、例えば銀行
などの金融機関であれば、各支店に備えられる各種の業
務取引処理端末に対してサービスを提供する複数の構成
サーバが、地域毎に纏められて一つのクラスタシステム
を形成している。クラスタシステム内では予備の構成サ
ーバを備えており、上記構成サーバの障害に対してクラ
スタシステム内で切替えしている。
【0010】このような状況において、上述したクラス
タシステム及びそのサーバ切替え方法では、多数のクラ
スタシステムそれぞれにおいて構成サーバ上のサービス
を他の構成サーバに切り替える場合、それぞれのクラス
タシステム内でしか切り替えることができないため負荷
分散の不自由さ、冗長性・高可用性の低下、複数のクラ
スタシステムそれぞれに予備サーバを置く必要があるな
どのため不経済であるという問題点がある。
【0011】また、例え、複数の構成サーバを一つのク
ラスタシステムにまとめて管理しようとしても、例え
ば、ヒューレットパッカード社(米国のHewlett
−Packard Company又はHP社)(He
wlett−PackardCompany、HPはH
P社の商標又は登録商標)の既存の製品であるMC/S
ervice Guardを用いたクラスタシステムで
は、1クラスタシステムあたり構成サーバは16台が限
度であるように、クラスタシステムには物理的な制限が
あること、及び一つのクラスタシステムにすることによ
る冗長性の欠如・高可用性の低下は免れないという問題
点がある。
【0012】本発明の課題は、このような問題点を解決
し、多数のクラスタシステムを構成する大規模システム
において、一つの管理サーバがシステム構成を経済的に
簡潔かつ容易に管理し、クラスタシステムを跨った構成
サーバの切替えができるクラスタシステムを提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】大規模システムとして
は、通常、全体が二重化されており、二重化された管理
サーバ(クラスタ管理サーバ)、多数のクラスタシステ
ムそれぞれに多数の構成サーバ(クラスタ構成サーバ)
及びサービスの提供を受ける多数の端末サーバが設けら
れている。
【0014】ここでは、各端末サーバは、障害時におけ
る支店全体障害の回避の観点から支店毎に一つ以上設け
られるものであり、各種サービス用の業務取引処理端
末、例えば金融機関のATM装置、行員の業務取引処理
端末などの端末群を模しており、構成サーバからこれら
各種のサービス提供を受けるサービス提供先サーバであ
る。
【0015】クラスタシステムは、例えば所定地域内の
支店に対してサービスを提供する複数の構成サーバによ
り構成されている。構成サーバは、自己が管理する端末
サーバにサービスを提供するサービス提供元サーバであ
る。各端末サーバは、一つの構成サーバに管理される。
構成サーバは管理し得る複数の端末サーバから情報を収
集して管理する。
【0016】本発明における大規模システムで、管理を
簡潔かつ容易にするための特徴は次のとおりである。
【0017】管理サーバは、クラスタシステムの構成と
は無関係に、構成サーバに関してのみを管理する。した
がって、管理サーバは、構成サーバそれぞれに対する端
末サーバの追加・変更・削除を独占的に行うこと、及び
構成サーバそれぞれから端末サーバそれぞれの負荷情報
を得て保有することにより、構成サーバそれぞれにおけ
る端末サーバそれぞれの負荷情報を保有する。端末サー
バの配分指定は、オペレータによる入力、構成サーバの
障害による切替え、各構成サーバ負荷の不均衡等のそれ
ぞれにより発生する。また、このような構成のため、複
数のクラスタシステムそれぞれではなく、複数クラスタ
システムに対して共通に予備の構成サーバを備えること
ができる。
【0018】管理サーバは更に、管理対象である構成サ
ーバのみを管理し、この構成サーバの状態情報、例えば
運用中・障害中・休止中などをサーバ情報として保持し
ている。したがって、管理サーバは、このようなサーバ
情報に基づいて端末サーバの選択を決定し、関係する構
成サーバに管理を指示している。
【0019】管理情報及びサーバ情報は符号又は番号で
保有されている。
【0020】次いで、構成サーバは、管理サーバから受
ける指示に基づいた端末サーバとのみアクセスしてセッ
ションを開き、情報の授受を行なってこの端末サーバを
管理する。構成サーバは管理サーバに対して端末サーバ
の負荷情報のみを報告する。
【0021】また、構成サーバは指定されてアクセスす
る端末サーバとの間で定期的にハートビート信号といわ
れる信号を授受してアクセスを継続している。すなわ
ち、構成サーバは、管理すべき端末サーバの指示を管理
サーバから受けた際にはこの端末サーバへアクセス開始
を要求するハートビート信号を送り、端末サーバから応
答信号を受けることによりセッションを開き、すなわち
相互の通信を成立させている。
【0022】端末サーバでは、ハートビート信号を一定
期間受けない場合にアクセス停止と判断して、それまで
セッションを開いていた構成サーバとのアクセスを解消
してセッションを閉じる。端末サーバは、改めてハート
ビート信号を受けた際に、アクセス開始と判断してこの
信号を発した構成サーバと新しいセッションを開き、相
手の構成サーバにサーバ情報を送出する手順となる。
【0023】また、一つのクラスタシステムでは、従来
同様、構成サーバ間も、定期的に信号交換して障害の構
成サーバを検出することができる。したがって、管理サ
ーバは障害発見を構成サーバから受けることができる。
【0024】構成サーバの障害などで、構成サーバが管
理する端末サーバを組み替えてシステムを再構成する際
には、まず、管理サーバは組み替え条件を受けてこの条
件に従った新たなシステム構成を作成する。次いで、管
理サーバは、この新たなシステム構成に従って構成サー
バそれぞれが管理するべき端末サーバを構成サーバそれ
ぞれに通知してアクセスを指示する。構成サーバそれぞ
れは管理サーバからの指示に基く端末サーバにアクセス
してセッションを開き、情報を収集して保有する。構成
サーバそれぞれは例えば負荷情報などの所定の情報のみ
を構成サーバに伝達する。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図であるが、図示するように構成を簡略化して説
明の便を図る。
【0027】図1のシステムでは、一つの管理サーバ1
0、クラスタシステム210,220、及び端末サーバ
311〜318が示されている。クラスタシステム21
0は構成サーバ(クラスタ構成サーバ)211〜21
3、クラスタシステム220は構成サーバ221〜22
3、それぞれにより、例えば地方エリア毎に構成されて
いる。
【0028】管理サーバ10と各構成サーバ211〜2
13,221〜223とはネットワークでリンクしてい
る。各構成サーバ211〜213,221〜223は端
末サーバ311〜318と共に識別子(ID)番号によ
り管理される。ID番号は例えばここで付与される番号
符号である。
【0029】管理サーバ10は管理情報11として構成
サーバ211〜213,221〜223それぞれがアク
セスする端末サーバのID番号とそれぞれの負荷情報と
を、構成サーバ211〜213,221〜223それぞ
れから受けて保有している。また、管理サーバ10は、
サーバ管理対象テーブル12を有し、管理対象の構成サ
ーバを列挙して、それぞれの稼働可否状態を状態情報と
して、また提供可能なサービスを機能情報として保有し
ている。
【0030】図示されていないが、端末サーバ311〜
318のうち、必要なもの、例えば障害の構成サーバか
ら他の構成サーバに切替えるものについての情報を、必
要な時点で得て利用することもある。
【0031】管理サーバ10が管理情報11とする構成
サーバと端末サーバとの構成は、最初は運用オペレータ
の入力により作成される。その後は、構成サーバの障
害、又は構成サーバ負荷の不均衡の際に、管理サーバ1
0により自動的に作成される。自動作成に当たって、管
理サーバ10は管理情報11から各構成サーバの負荷が
均等になるように端末サーバを選択する。また、自動作
成の際には、管理サーバ10はクラスタシステムの構成
に無関係に端末サーバを選択する。
【0032】また、各構成サーバ211〜213,22
1〜223と各サーバ311〜318との間もネットワ
ークでリンクしている。それぞれの間のデータはこれら
リンクされるネットワークを介して伝達される。なお、
セッションを開いた端末サーバからその詳細データを収
集して保有し、管理している。
【0033】各構成サーバ211〜213,221〜2
23は、管理サーバ10から受ける指示に基づいた端末
サーバとのみアクセスし、情報の授受を行なって記憶
し、この端末サーバを管理する。構成サーバは管理サー
バに対して自己が管理する端末サーバの負荷情報のみを
報告する。
【0034】図示されるように、構成サーバ211は端
末サーバ311〜313、構成サーバ212は端末サー
バ314,315、構成サーバ221は端末サーバ31
6,317、構成サーバ222は端末サーバ318、そ
れぞれとアクセスしてセッションを開いている。構成サ
ーバ213,223は予備のため備えられる。予備の構
成サーバ213,223はクラスタシステム210,2
20のそれぞれに設けられているが、上述したように、
管理サーバ10はクラスタシステム210,220の構
成とは無関係に端末サーバ311〜318を再構成す
る。従って、予備の構成サーバは、システム上では各ク
ラスタシステムに配備されるように図示されているが、
配備するクラスタシステムを限定して配備数を削減する
ことができる。
【0035】構成サーバ211〜213,221〜22
3は指定されてアクセスする端末サーバとの間で定期的
にハートビート信号といわれる信号を授受してアクセス
を継続している。すなわち、構成サーバ211〜21
3,221〜223は、管理すべき端末サーバの指示を
管理サーバ10から受けた際にはアクセスするためこの
端末サーバへハートビート信号を送り、端末サーバから
応答信号を受けることによりセッションを開き、すなわ
ち相互の通信を成立させている。
【0036】端末サーバ311〜318それぞれでは、
ハートビート信号を一定期間受けない場合、それまでの
構成サーバとのアクセスは解消したと判断してセッショ
ンを閉じる。したがって、端末サーバ311〜318
は、改めてハートビート信号を受けた際にアクセス開始
と判断し、この信号を発した構成サーバと新しいセッシ
ョンを開き、相手の構成サーバにサーバ情報を送出する
手順となる。
【0037】次に、図1に図2及び図3を併せ参照し
て、オペレータによる構成サーバの切替え動作手順、例
えば保守のため、構成サーバ211のサービスを停止す
る場合について説明する。すなわち「クラスタシステム
210の構成サーバ211がサービスを提供中の端末サ
ーバ311〜313を、クラスタシステム220のサー
バ223に切替える」場合である。
【0038】このような場合、オペレータは、管理サー
バ10に切替元構成サーバ211と切替先構成サーバ2
23とのみを通知する。管理サーバ10は、オペレータ
から受付けた指示に基き、切替元構成サーバ211と切
替先構成サーバ223とを選択(手順S1)する。
【0039】次いで、管理サーバ10は、切替元構成サ
ーバ211にサービスの停止を指示(手順S2)する。
構成サーバ211は、サービス停止の指示を受けてサー
ビス提供先の端末サーバ311〜313へのアクセスを
停止(手順S3)する。
【0040】また、管理サーバ10は、切替先構成サー
バ223にサービスの開始を指示(手順S4)する。構
成サーバ223は、サービス開始の指示を受けてサービ
ス提供先の端末サーバ311〜313へのアクセスを開
始(手順S5)する。
【0041】端末サーバ311〜313は、手順S3に
より切替元構成サーバ211からのアクセス停止を所定
時間により検出する一方、切替先構成サーバ223から
アクセスの開始を受けるので、切替元構成サーバ211
と開いていたセッションを切替先構成サーバ223に切
替えて、サービスの提供を連続的に受けることができ
る。
【0042】次に、図1に図4及び図5を併せ参照し
て、構成サーバの負荷が不均衡である場合、均等化のた
めの切替え動作手順について説明する。
【0043】負荷の不均衡は、管理サーバ10が構成サ
ーバ211から過大負荷の通知を受けた場合、又は管理
サーバ10が保有する負荷情報から自分で検出した場合
などがある。
【0044】管理サーバ10は、過大負荷の構成サーバ
211を検知(手順S11)した場合、管理情報11の
負荷情報で負荷のバランスをみて端末サーバ311を残
し、端末サーバ312を構成サーバ213、また端末サ
ーバ313を構成サーバ223それぞれに対応させて組
合せを選択(手順S12)する。
【0045】次いで、管理サーバ10は、切替元構成サ
ーバ211に切替する端末サーバ312,313へのサ
ービス停止を指示(手順S13)する。構成サーバ21
1は、このサービス停止の指示を受けて対象となるサー
ビス提供先の端末サーバ312,313へのアクセスを
停止(手順S14)する。
【0046】また、管理サーバ10は、切替先構成サー
バ213,223それぞれに対象の各端末サーバ31
2,313へのサービス開始を指示(手順S15)す
る。構成サーバ213,223は、サービス開始の指示
を受けて対象となるサービス提供先の端末サーバ31
2,313へのアクセスを開始(手順S16)する。
【0047】端末サーバ312,313それぞれは、手
順S14により切替元構成サーバ211からのアクセス
停止を所定時間により検出する一方、切替先構成サーバ
213又は223からアクセスの開始を受けるので、切
替元構成サーバ211と開いていたセッションを切替先
構成サーバ213,223に切替えて、サービスの提供
を連続的に受けることができる。
【0048】次に、図1に図6及び図7を併せ参照し
て、一つの構成サーバが障害の場合の自動切替え動作手
順について説明する。
【0049】構成サーバ211の障害は、同一クラスタ
システム21内の正常動作する構成サーバ212,21
3により検出され、管理サーバ10へ通知される。
【0050】管理サーバ10は、構成サーバ211の障
害を検知(手順S21)した場合、管理情報11の負荷
情報で負荷のバランスをみて、構成サーバ211からサ
ービスを受けていた端末サーバ311,312を構成サ
ーバ213、また端末サーバ313を構成サーバ223
それぞれに対応させて組合せを選択(手順S22)す
る。
【0051】次いで、管理サーバ10は、切替先構成サ
ーバ213,223それぞれに対象の各端末サーバ31
1〜313へのサービス開始を指示(手順S23)す
る。構成サーバ213,223は、サービス開始の指示
を受けて対象となるサービス提供先の端末サーバ311
〜313へのアクセスを開始(手順S24)する。
【0052】端末サーバ311〜313それぞれは、障
害により構成サーバ211からのサービスを既に停止さ
れているが、手順S24により切替先構成サーバ213
又は223からアクセスの開始を受けるので、改めてセ
ッションを開き、サービスの提供を受けることができ
る。
【0053】次に、図1に図6及び図8を併せ参照し
て、管理サーバ10がサーバ管理対象テーブル12を用
いた場合の障害構成サーバ211に対する切替え動作手
順について説明する。
【0054】管理サーバ10は、構成サーバ211の障
害を検知(手順S31)した際、サーバ管理対象テーブ
ル12における障害構成サーバ211の状態情報で「運
行」を「障害」に変更し、サーバ管理対象テーブル12
を検索して障害構成サーバ211が管理対象か否か及び
自動切替え対象か否かを調査(手順S32)する。
【0055】障害構成サーバ211が管理及び自動切替
えの対象(手順S33のYES)である場合、自動切替
えを実行するために、管理サーバ10は切替先の構成サ
ーバとして障害以外で管理対象の例えば残る構成サーバ
212,213,221〜223全てをサーバ管理対象
テーブル12で自動切替えの対象か、及び稼働運行可能
かを調査(手順S34)する。
【0056】次いで、管理サーバ10は、自動切替えの
対象で稼働運行可能(手順S35がYES)の切替先構
成サーバ、例えば上記構成サーバ212,213,22
1〜223全ての負荷調査を行なう。更に、管理サーバ
10は、障害構成サーバ211からサービスを受けてい
た端末サーバ311〜313を構成サーバ212,21
3,221〜223それぞれで均等負荷になるように対
応付け(手順S36)して、切替先の構成サーバ21
2,213,221〜223それぞれに対応する端末サ
ーバ311〜313のサービス開始を指示(手順S3
7)する。
【0057】均等負荷のため構成サーバのサービス提供
先が変更する場合には、管理サーバは、上述したよう
に、切替元構成サーバには対象端末サーバへのサービス
停止、また切替先構成サーバには対象端末サーバへのサ
ービス開始を指示する。
【0058】したがって、構成サーバは上述したよう
に、このサービス停止の指示を受けて対象となるサービ
ス提供先の端末サーバへのアクセスを停止する。一方、
構成サーバは、このサービス開始の指示を受けて対象と
なるサービス提供先の端末サーバへのアクセスを開始す
る。各端末サーバは、アクセスの停止でその構成サーバ
とのセッションを閉じ、アクセスの開始でその構成サー
バとのセッションを開く。
【0059】上記手順S33が「NO」又は手順S35
が「NO」の場合には自動切替えの処理は中止される。
【0060】上記説明では、図示して限定された構成サ
ーバと端末サーバとが切替えられているが、切替元とな
る構成サーバ又は切替先となる構成サーバは、一つでも
複数でもよい。
【0061】上記説明では、図示された機能ブロックお
よび手順を参照しているが、機能の分離併合による配分
または手順の前後入替えなどの変更は上記機能を満たす
限り自由であり、上記説明が本発明を限定するものでは
ない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、管
理サーバが多数のクラスタシステムで構成される大規模
システムにおいても全ての構成サーバとその構成サーバ
がサービス提供する端末サーバとをID番号のみで把握
できるので、切替元と切替先との構成サーバを大規模シ
ステムの全ての構成サーバから選択することができる。
【0063】構成サーバがアクセスしない端末サーバは
自動的にセッションを閉じ、アクセスする端末サーバの
みが相互間でセッションを開くことができるので、障害
で切替える際に切替先構成サーバのみにアクセス開始を
指示すればよく、切替処理が簡潔で容易である。
【0064】また、本発明による管理サーバは、障害を
クラスタシステム内で稼働中の構成サーバから受けるこ
と、又は過大負荷をその構成サーバから受けることがで
きるので、このような状態に対して余分な検出機能を持
つ必要がなく、構成が簡素化される。
【0065】又、管理サーバは、サーバ管理対象テーブ
ルのような構成サーバに関する最少の管理情報を保有す
ることにより、切替対象を限定することができ、更に機
能情報を有する場合には構成サーバと端末サーバとの組
み合わせで切替を選択できるという機能追加も期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1でオペレータ指示による構成サーバの切替
えを説明するブロック接続の一形態を示す図である。
【図3】図2に対する動作手順の一形態を示すシーケン
スチャートである。
【図4】図1で負荷不均衡における構成サーバの切替え
を説明するブロック接続の一形態を示す図である。
【図5】図4に対する動作手順の一形態を示すシーケン
スチャートである。
【図6】図1で障害の構成サーバに対する切替えを説明
するブロック接続の一形態を示す図である。
【図7】図6に対する動作手順の一形態を示すシーケン
スチャートである。
【図8】図1でサーバ管理対象テーブルの情報を用いた
管理サーバの動作手順の一形態を示すフローチャートで
ある。
【図9】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 管理サーバ 11 管理情報 12 サーバ管理対象テーブル 210、220 クラスタシステム 211〜213、221〜223 構成サーバ 311〜318 端末サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯田 泰文 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 株 式会社三井住友銀行内 (72)発明者 柳 真治 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 株 式会社三井住友銀行内 Fターム(参考) 5B045 BB28 BB42 BB49 GG04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれがサービスの提供を受ける複数
    の端末サーバをまとめて管理しそのサービスを提供する
    複数の構成サーバにより形成されるものであって、少な
    くとも一つの管理サーバを備え、 前記管理サーバは、クラスタシステムの構成とは無関係
    に、前記構成サーバそれぞれの管理すべき前記端末サー
    バを決定して該構成サーバに通知し、 前記構成サーバは前記管理サーバから通知された端末サ
    ーバのみにアクセスしセッションを開くと共に該端末サ
    ーバと情報交換してその情報を保有すると共に管理し、
    かつ前記端末サーバは、アクセスを受けている前記構成
    サーバとのみセッションを開いて情報交換し、アクセス
    停止の構成サーバとはそのセッションを閉じていること
    を特徴とするクラスタシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記管理サーバは、
    前記構成サーバそれぞれに対する端末サーバの追加・変
    更・削除を独占的に行うこと、及び前記構成サーバそれ
    ぞれから端末サーバそれぞれの負荷情報を得て保有する
    ことにより、前記構成サーバそれぞれにおける端末サー
    バそれぞれの負荷情報を把握しており、前記構成サーバ
    の管理すべき前記端末サーバを決定する際には、対象と
    する複数の構成サーバそれぞれの負荷を均等に近づける
    ことを特徴とするクラスタシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記管理サーバは、
    オペレータからクラスタシステムの構成条件の指示を受
    けた際には、指示された条件に基いて少なくとも一つの
    構成サーバの管理すべき前記端末サーバを決定し少なく
    とも変更のあったアクセスに対してのみそれぞれの構成
    サーバに通知してアクセスの停止/開始を指示すること
    を特徴とするクラスタシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記管理サーバは、
    前記構成サーバから自己の属するクラスタシステム内の
    構成サーバに関し障害通知を受けた際には、障害とされ
    た構成サーバを除く他の構成サーバの管理すべき前記端
    末サーバを決定し少なくとも変更のあったアクセスに対
    してのみそれぞれの構成サーバに通知してアクセス開始
    を指示することを特徴とするクラスタシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記管理サーバは、
    前記構成サーバそれぞれに対する端末サーバの追加・変
    更・削除を独占的に行うこと、及び前記構成サーバそれ
    ぞれから端末サーバそれぞれの負荷情報を得て保有する
    ことにより、前記構成サーバそれぞれにおける端末サー
    バそれぞれの負荷情報を把握しており、管理すべき前記
    構成サーバそれぞれでの負荷状態が不均衡であることを
    検出した際には、該複数の構成サーバそれぞれの負荷を
    均等に近づけるように、該構成サーバの管理すべき前記
    端末サーバを決定することを特徴とするクラスタシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記管理サーバは、
    管理対象の構成サーバに自動切換えの可否及び稼働運用
    可否の情報を付加して保有し、クラスタシステムの構成
    を変更する際には、切替元となる構成サーバが管理対象
    及び自動切替えであり、かつ切替先の構成サーバが自動
    切替え可及び稼働運用可の条件で、前記構成サーバの管
    理すべき前記端末サーバを決定することを特徴とするク
    ラスタシステム。
  7. 【請求項7】 それぞれがサービスの提供を受ける複数
    の端末サーバをまとめて管理しそのサービスを提供する
    複数の構成サーバにより形成されるクラスタシステムに
    少なくとも一つの管理サーバを備え、 前記管理サーバが、構成サーバが管理する端末サーバを
    組み替えてシステムを再構成する指示を受けた際には、
    受けた組み替え条件に従った新たなシステム構成を作成
    する手順と、 前記管理サーバが、この新たなシステム構成に従って構
    成サーバそれぞれの管理するべき前記端末サーバを該構
    成サーバそれぞれに通知してアクセスの停止/開始を指
    示する手順と、 前記構成サーバそれぞれが、前記管理サーバからの指示
    に基く端末サーバにアクセスしてセッションを開き、情
    報を収集し保有すると共に所定の情報のみを前記管理サ
    ーバに伝達する手順と、 前記端末サーバは、前記構成サーバからアクセスを受け
    ている間はセッションを開き、アクセスの停止でセッシ
    ョンを閉じる手順とを有することを特徴とするクラスタ
    システムでのサーバ切替え方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記管理サーバに伝
    達する情報に負荷情報を含み、前記構成サーバにおける
    障害及び負荷の不均衡の少なくとも一方でクラスタシス
    テムの構成変更をする際には、変更後の再構成で稼働す
    る構成サーバそれぞれの負荷を均等に近づけるように構
    成を決定する手順を更に有することを特徴とするクラス
    タシステムでのサーバ切替え方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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