JP2003345501A - 情報入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構で、ペン収納部にペン部材を出し
入れするだけで複数の機能を制御することができるよう
にした情報入力装置を提供する。 【解決手段】 情報を表示する表示部と、表示部にペン
部材１２を用いて指示を入力する入力部と、ペン部材１
２をこの軸方向に挿入して収納するペン収納部１６とを
備えた情報入力装置１０において、ペン収納部１６に挿
入するペン部材１２の軸回りの角度位置が、ペン部材１
２の形状及びペン収納部１６の形状によって複数の所定
角度位置のいずれにも定まるようになっており、ペン収
納部１６に収納されたペン部材１２が複数の所定角度位
置のうちのどの角度位置で収納されたのかを検知する第
１検知部１８が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ペン部材の先端部
で押した画面表示部上の位置を座標検出して、手書き文
字や図形入力を行うことができるタブレットを入力手段
として備える情報入力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、情報処理装置の小型軽量化や多機
能化が進み、ＰＤＡ端末（パーソナル・デジタル・アシ
スタント）や電子手帳等と呼ばれる端末装置が提供され
ている。このような端末装置の一例として、従来は図９
に示すような情報入力装置２がある。

【０００３】この情報入力装置２には、情報入力するた
めのスタイラスペン４（ペン部材）、情報表示のための
画面表示部６、スタイラスペン収納部８が設けられてい
る。特に、この情報入力装置２のように、その本体のス
タイラスペン収納部８にスタイラスペン４を収納して一
体化されている形式のものが多い。

【０００４】このように携帯することのできる情報入力
装置として、特にＰＤＡ端末の機能は、現状はアドレス
帳、スケジュール帳、データ及びファイルの閲覧（ブラ
ウジング）等、ある程度限られているが、今後は機能が
充実、拡大すると予想される。また情報入力装置は、こ
れと同時にさらなる小型化及び多機能化が要求されてい
るが、その反面において、操作性のよい入力手段を確保
する必要がある。

【０００５】そのため、ペン部材で入力操作を行う情報
入力装置に関する従来の技術として、特開平１１−６６
０１１，特開平１１−３２７７７５，特開２０００−２
０７１１６の各公報に記載されているように、ペン収納
部に収納したペン部材を軸回り方向に回転することがで
きるような構造にして、その回転を検出することにより
電源や画面表示部のポインタを制御することができるよ
うにしたものがある。

【０００６】また、特開平７−３０６８３３及び特開２
００１−１１１６６１の各公報に記載されているよう
に、本体装置からペン部材を着脱するときの動作を検出
することにより、ペン入力モードと指入力モードの切替
えや画面表示部を作動させるように制御することができ
るようにしたものがある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
掲げた従来の技術には次のような問題点があった。すな
わち、ペン収納部に収納したペン部材を軸回り方向に回
転することができるようにして、これを検出するように
した情報入力装置においては、必然的に機構が複雑にな
ってしまう。また、本体装置からペン部材を着脱すると
きの動作を検出できるようにした情報入力装置において
は、制御内容が１種類に限られてしまっていた。

【０００８】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、簡
単な機構で、ペン収納部にペン部材を出し入れするだけ
で複数の機能を制御することができるようにした情報入
力装置を提供することを課題とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による情報入力装置は、情報を表示する表示
部と、前記表示部にペン部材を用いて指示を入力する入
力部と、前記ペン部材をこの軸方向に挿入して収納する
ペン収納部とを備えた情報入力装置において、前記ペン
収納部に挿入する前記ペン部材の軸回りの角度位置が、
ペン部材の形状及びペン収納部の形状によって複数の所
定角度位置のいずれにも定まるようになっており、 前記ペン収納部に収納された前記ペン部材が前記複数の
所定角度位置のうちのどの角度位置で収納されたのかを
検知する第１検知部が設けられていることを特徴とした
ものである。

【００１０】このような情報入力装置によれば、複雑な
機構を設けたり、不必要なボタン等を増設したりしなく
とも、ペン収納部にペン部材を出し入れするだけで、情
報入力装置が有する各種の機能を制御することができる
ようにすることができる。また、操作も簡単であるため
オペレーターにとっても使い易い。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明
による情報入力装置についての第１ないし第７の実施の
形態のそれぞれの説明において参照する図面は、特にス
タイラスペン及びスタイラスペン収納部についての説明
をするために参照するものであるので、情報入力装置に
設けられている画面表示部（情報入力部）等は図示しな
いものとする。

【００１２】図１は、本発明による情報入力装置の第１
の実施の形態について説明するために参照する図であ
る。同図において、例えばＰＤＡ端末のような情報入力
装置１０の、スタイラスペン１２（ペン部材）は、その
軸方向と直角をなす断面が楕円形になっており、その軸
方向の中間部分に２つの金属板１４がその楕円断面に沿
うようにして固定されている。これら２つの金属板１４
は、スタイラスペン１２の楕円断面の外周部において１
８０°ずらした位相角となるようにして、さらに軸方向
にもずれるようにして配置されている。

【００１３】一方、情報入力装置１０の本体１１に設け
られたスタイラスペン収納部１６（ペン収納部）は、ス
タイラスペン１２を収納することができるように、やは
りその軸方向と直角をなす断面が楕円である孔形状にな
っている。そして、スタイラスペン１２に固定されてい
る金属板１４と軸方向において対応する位置であって、
位相角が同じになるようにして２組の導通接点が第１検
知部１８として設けられている。

【００１４】このような構造にすることにより、スタイ
ラスペン１２は軸回りの角度位置を１８０°回転させて
も、スタイラスペン収納部１６に収納することができ、
また第１検知部１８によって、スタイラスペン１２がい
ずれの角度位置でスタイラスペン収納部１６に収納され
たのかを検知することができる。

【００１５】種々の機能を有する情報入力装置１０は、
第１検知部１８によって検知されたスタイラスペン１２
の収納の角度位置により、その機能の種類を切替えられ
るようにすることができる。

【００１６】例えば、情報入力装置１０が音楽等を再生
する機能及びゲーム機能を有している場合には、オペレ
ーターの選択によりスタイラスペンが０°の角度位置で
収納された場合には、音楽等を再生する機能に切替わ
り、１８０°の角度位置で収納された場合には、ゲーム
機能に切替わるようにすることができる。

【００１７】また、オペレータが情報入力装置１０の画
面表示部を確認することなしに、どのような機能からど
のような機能に切替えるのかを認識することができるよ
うにするため、図２に示すように、スタイラスペン１２
のペン先と反対側の端面及びスタイラスペン収納部１６
の挿入口の近傍に、三角印や矢印及び機能の名称を付す
るようにして、スタイラスペン１２をスタイラスペン収
納部１６に収納したときに一見して分かるようにしても
よい。

【００１８】このような機能の切替えは、音楽等を再生
する機能やゲーム機能に限らず、情報入力装置１０が有
する他の機能に切替わるようにすることとしてもよい。
例えば情報入力装置１０が、メモ帳、アドレス帳、スケ
ジュール帳、データ及びファイルの閲覧、ＧＰＳ（世界
的位置決定システム）、動画及び静止画の再生、録音、
録画、翻訳、辞書、電卓、メール等の通信、時計及びア
ラーム等の機能を有している場合に、スタイラスペン収
納部１６に収納されたスタイラスペン１２の角度位置に
よって、これらの機能のうちのいずれかからいずれかの
機能に切替わるようにすることができる。

【００１９】また上記の切替え機能は、オペレーターが
頻繁に使用する機能をオペレーター自身が特に選択し
て、そのように選択された機能間で切替わることができ
るようにしてもよい。

【００２０】また、スタイラスペン収納部１６に収納さ
れたスタイラスペン１２の角度位置によって、上記に掲
げた各種の機能のそれぞれにおける一定の動作が、制御
されるようにすることとしてもよい。例えば、ゲームの
動作中において、スタイラスペン収納部１６に収納され
たスタイラスペン１２を角度位置を変えて収納し直すこ
とにより、ゲームの効果音が小さくなるようにすること
等、種々の動作の制御が可能である。

【００２１】また、一定の操作を受付けないようにロッ
ク状態にされるようにすることとしてもよい。例えば、
音楽の再生中の誤操作を防ぐのに、曲の早送りや頭出し
の操作をできないようにして、曲の再生をストップする
操作以外の操作を受け付けないようにしてもよい。

【００２２】また、スタイラスペン１２をスタイラスペ
ン収納部１６に所定の角度で収納することにより、情報
入力装置１０の各種の機能が切替えられた後は、スタイ
ラスペン１２を再びスタイラスペン収納部１６から取り
出したときに、その時点において動作している機能の動
作が制御されるようにしたり、またロック状態に移行す
るようにすることとしてもよい。

【００２３】また例えば音楽を再生中に、スタイラスペ
ン１２をスタイラスペン収納部１６から取り出した場合
には、音楽の再生が中止されて、他の曲を選択できるよ
うに、不図示の画面表示部において選曲メニュー画面が
自動的に表示されるようにしたり、またこのような動作
の制御とは別に早送りや頭出しの操作をできないような
ロック状態にしてもよい。

【００２４】或は、一旦音楽の再生を開始してからは、
スタイラスペン１２をスタイラスペン収納部１６から取
り出している間は、他の種類の機能の操作を開始して
も、その音楽を再生し続ける状態を保持するようにして
もよい。

【００２５】また、スタイラスペン１２を再び取り出し
た場合に、上記のように機能の動作が制御されている状
態やロック状態、又はある動作状態を保持しているよう
な状態であっても、その動作の制御等を損わないように
して、他の種類の機能における情報入力を、スタイラス
ペン１２によって行うことができるようにしてもよい。

【００２６】例えば、スタイラスペン１２がスタイラス
ペン収納部１６に収納されている状態で音楽の再生を開
始した後に、スタイラスペン１２を取り出して、音楽の
再生をしている状態を保持したまま、メモ帳機能を使用
することができるようにすることができる。

【００２７】次に、本発明による情報入力装置の第２の
実施の形態について説明する。図３は、本実施の形態に
係る情報入力装置２０を説明するために参照する図であ
る。この情報入力装置２０のスタイラスペン２２は、そ
の軸方向と直角をなす断面が矩形になっており、角部が
安全のために丸められている。スタイラスペン収納部２
６は、このスタイラスペン２２を収納することができる
ように、やはりその軸方向と直角をなす断面が矩形であ
る孔形状になっている。

【００２８】スタイラスペン２２及びスタイラスペン収
納部２６をこのような矩形の形状にすると共に、前記第
１の実施の形態と同様の金属板１４や第１検知部１８を
用いることにより、本実施の形態に係る情報入力装置２
０は、前記第１の実施の形態に係る情報入力装置１０と
同様の効果を得ることができる。

【００２９】また参照するための図面は省略するが、ス
タイラスペンの形状及びスタイラスペン収納部の孔形状
の断面を平行四辺形やひし形としても、前記第１の実施
の形態に係る情報入力装置１０と同様の効果を得ること
ができる。

【００３０】次に、本発明による情報入力装置の第３の
実施の形態について説明する。図４は、本実施の形態に
係る情報入力装置３０を説明するために参照する図であ
る。この情報入力装置３０のスタイラスペン３２は、そ
の軸方向と直角をなす断面が正三角形になっており、角
部が安全のために丸められている。スタイラスペン収納
部３６は、スタイラスペン３２を収納することができる
ように、やはりその軸方向と直角をなす断面が正三角形
である孔形状になっている。

【００３１】前記第１及び第２の実施の形態に係る情報
入力装置１０，２０においては、２種類の機能の切替が
可能であったのに対し，本実施の形態に係る情報入力装
置３０においては、３種類の機能の切替えを可能とする
ことができるので、情報入力装置としての操作性をさら
に向上させることができる。

【００３２】また参照するための図面は省略するが、ス
タイラスペンの形状及びスタイラスペン収納部の孔形状
の断面を、正三角形のみならず正四角形や正五角形等の
正多角形とすることにより、切替えることができる機能
の種類を増やすことができる。

【００３３】次に、本発明による情報入力装置の第４の
実施の形態について説明する。図５は、本実施の形態に
係る情報入力装置４０を説明するために参照する図であ
る。この情報入力装置４０のスタイラスペン４２は、そ
の後端側の外周の２箇所に軸方向と平行となるようにキ
ー形状の突起４４が一体的に形成されている。これらの
突起４４同士は、互いに軸回り方向に１８０°ずらした
位相角に配置されるようにして形成されている。

【００３４】一方、スタイラスペン収納部４６は、この
スタイラスペン４２の突起４４を収納することができる
ように、その軸方向に溝部４８ａが２箇所形成されてお
り、またスタイラスペン４２を軸回り方向に９０°回転
させた状態でも突起４４を収納することができるように
溝部４８ｂが２箇所形成されている。

【００３５】溝部４８ａ，４８ｂにおけるスタイラスペ
ン収納部４６の挿入口と反対側の端部には、スタイラス
ペン４２の突起４４を検知することができる光学式セン
サーが第１検知部４９として設けられている。

【００３６】スタイラスペン４２及びスタイラスペン収
納部４６を、このような構造にすることにより、本実施
の形態に係る情報入力装置４０は前記第１ないし第３の
実施の形態に係る情報入力装置１０，２０，３０と同様
の効果を得ることができる。

【００３７】なお、本実施の形態におけるスタイラスペ
ン４２はその突起４４を後端側の外周に形成したが，同
様の技術的思想に基づいて他の部分に形成してもよく、
また２箇所に限定する必要もない。またスタイラスペン
４２の突起４４の形状は、キー形状に限らず，スタイラ
スペン４２をスタイラスペン収納部４６に収納すること
に支障とならない形状ならば、どのような形状としても
よい。

【００３８】また本実施の形態におけるスタイラスペン
収納部４６は、形成される溝部を溝部４８ａ及び４８ｂ
の２組としたが、スタイラスペン収納部４６に形成され
る溝部を増やすことにより，切替えることができる機能
の種類を増やすことができる。

【００３９】次に、本発明による情報入力装置の第５の
実施の形態について説明する。図６は、本実施の形態に
係る情報入力装置５０を説明するために参照する図であ
る。この情報入力装置５０のスタイラスペン５２は、そ
の後端側の側部に軸方向と平行となるようにクリップ部
分５４が設けられている。

【００４０】このようにクリップ部分５４の設けられた
スタイラスペン５２は、前記第４の実施の形態における
スタイラスペン４２の突起４４を１箇所に設けたものに
相当するものとして考えることができる。従って、前記
第４の実施の形態に係る情報入力装置４０と同様の効果
が得られるとともに、一般的なペン形状の物品によく用
いられているクリップ部分を利用することができるの
で、前記第４の実施の形態に係るスタイラスペン４２の
突起４４のようにわざわざ形成する必要がない。

【００４１】一方、スタイラスペン収納部５６は、情報
入力装置５０の本体５１のレイアウトの都合などによ
り、その２箇所に形成されている溝部５８ａ，５８ｂの
うちの一方の溝部５８ａが、その長さ方向に沿って外部
に開放されるようにしてもよい。

【００４２】次に、本発明による情報入力装置の第６の
実施の形態について説明する。図７は、本実施の形態に
係る情報入力装置６０を説明するために参照する図であ
る。

【００４３】本実施の形態に係る情報入力装置６０は、
上記第５の実施の形態に係る情報入力装置５０の他の実
施例に相当するものである。第５の実施の形態における
スタイラスペン収納部５６は２箇所に溝部５８ａ，５８
ｂを形成したが、本実施の形態におけるスタイラスペン
収納部６６はその溝部６８ａ，６８ｂ，６８ｃのように
溝部を増やすことにより、切替えることができる機能の
種類を増やすことができる。またスタイラスペン収納部
６６に形成される複数の溝部は等角度に配置されなくと
もよい。

【００４４】次に、本発明による情報入力装置の第７の
実施の形態について説明する。図８は、本実施の形態に
係る情報入力装置７０を説明するために参照する図であ
る。

【００４５】この情報入力装置７０のスタイラスペン収
納部７４は、スタイラスペン７２をこの先端部７２ａ及
び後端部７２ｂのいずれからでも収納することができる
ような形状になっている。スタイラスペン収納部７４の
挿入口側と反対側の端部には、スタイラスペン７２が先
端部７２ａ又は後端部７２ｂのいずれから挿入されて収
納されたのかを検知する機械的スイッチが第２検知部８
０として設けられている。

【００４６】第２検知部８０は、スタイラスペン７２が
先端部７２ａから挿入された場合に、その先端部７２ａ
のペン先を検知することができるようにした検知部８０
ａと、スタイラスペン７２が後端部７２ｂから挿入され
た場合に、スタイラスペン７２の後端部７２ｂの端面周
部を検知することができるようにした検知部８０ｂによ
り構成されている。

【００４７】また、スタイラスペン７２の先端部７２ａ
又は後端部７２ｂのいずれから挿入されたのかを検知す
るための第２検知部８０の設置箇所は、上記と同様の技
術的思想に基づくものであれば、スタイラスペン収納部
７４の挿入口側と反対側の端部以外の箇所であってもよ
い。

【００４８】また本実施の形態に係る情報入力装置７０
の構造と、前記第１ないし第３の実施の形態に係る情報
入力装置１０，２０，３０の構造とを組み合わせること
により、切替えることができる機能の種類をさらに増や
すことができる。

【００４９】なお、以上に説明した第１ないし第７の実
施の形態において設けられている第１検知部１８，４９
及び第２検知部８０は、それぞれの実施の形態におい
て、導通接点、光学式センサー、機械的スイッチを用い
ることとしているが、これらに限定する必要はなく、収
納されたスタイラスペンの角度位置及びその先端部又は
後端部から挿入されたのかを検知することができるもの
であれば、それぞれ導通接点、光学式センサー、機械的
スイッチのいずれを用いてもよく、或はそれら以外の形
式のセンサーを用いてもよい。

【００５０】また前記実施の形態の説明においては、特
に第１の実施の形態について具体的かつ詳細に説明した
が、同様の技術的思想を第２ないし第７の実施の形態に
利用することができることはいうまでもない。すなわ
ち、第２ないし第７の実施の形態に係る情報入力装置２
０，３０，４０，５０，６０，７０において、スタイラ
スペン２２，３２，４２，５２，６２，７２をスタイラ
スペン収納部２６，３６，４６，５６，６６，７４に所
定の角度で収納することにより、或は、その先端部又は
後端部から収納することにより、各種の機能の切替えを
することができることの他に、その切替わる機能をオペ
レーター自身が選択するようにしてもよい。

【００５１】また、情報入力装置が有する各種の機能の
切替えのみならず、それらの機能のそれぞれにおいてそ
の機能の一定の動作が制御されるようにすること、又は
ロックされるようにすることとしてもよい。

【００５２】また、スタイラスペン２２，３２，４２，
５２，６２，７２をスタイラスペン収納部２６，３６，
４６，５６，６６，７４に所定の角度で収納することに
より、或は、その先端部７２ａ又は後端部７２ｂから収
納することにより情報入力装置の各種の機能が切替えら
れた後に、再びスタイラスペンを取り出した場合には、
その時点において動作している機能の動作が制御される
ようにすること、ロックされるようにすること、又はそ
の動作状態を保持して他の種類の機能の操作をすること
ができるようにしてもよい。

【００５３】また、前記実施の形態においてはＰＤＡ端
末のような情報入力装置について説明したが、これに限
定することなく、電子手帳その他のどのような情報入力
装置にも、本発明は適用することができることはいうま
でもない。

【００５４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報入力
装置によれば，ペン部材をペン収納部に収納する際に，
複数の所定角度のうちのどの角度位置で収納されたの
か、或は、ペン部材の先端部又は後端部のいずれから挿
入されたのかを検知することにより、複雑な機構を設け
たり、不必要なボタン等を増設したりすることなく、各
種の機能の切替え及びそれらの機能の動作や操作を制御
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る情報入力装置
１０の部分斜視図である。

【図２】スタイラスペン収納部１６にスタイラスペン１
２を収納した状態を示す、図１におけるＡ−Ａ矢視図で
ある。

【図３】本発明の第２の実施の形態に係る情報入力装置
２０の部分斜視図である。

【図４】本発明の第３の実施の形態に係る情報入力装置
３０の部分斜視図である。

【図５】本発明の第４の実施の形態に係る情報入力装置
４０の部分斜視図である。

【図６】本発明の第５の実施の形態に係る情報入力装置
５０の部分斜視図である。

【図７】本発明の第６の実施の形態に係る情報入力装置
６０の部分斜視図である。

【図８】本発明の第７の実施の形態に係る情報入力装置
７０の概略断面図である。

【図９】従来の情報入力装置２の斜視図である。

【符号の説明】

２ 情報入力装置 ４ スタイラスペン ６ 画面表示部 ８ スタイラスペン収納部 １０ 情報入力装置 １１ 本体 １２ スタイラスペン １４ 金属板 １６ スタイラスペン収納部 １８ 第１検知部 ２０ 情報入力装置 ２２ スタイラスペン ２６ スタイラスペン収納部 ３０ 情報入力装置 ３２ スタイラスペン ３６ スタイラスペン収納部 ４０ 情報入力装置 ４２ スタイラスペン ４４ 突起 ４６ スタイラスペン収納部 ４８ａ，４８ｂ 溝部 ４９ 第１検知部 ５０ 情報入力装置 ５１ 本体 ５２ スタイラスペン ５４ クリップ部分 ５６ スタイラスペン収納部 ５８ａ，５８ｂ 溝部 ６０ 情報入力装置 ６２ スタイラスペン ６６ スタイラスペン収納部 ６８ａ，６８ｂ，６８ｃ 溝部 ７０ 情報入力装置 ７２ スタイラスペン ７２ａ 先端部 ７２ｂ 後端部 ７４ スタイラスペン収納部 ８０ 第２検知部 ８０ａ，８０ｂ 検知部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報を表示する表示部と、 前記表示部にペン部材を用いて指示を入力する入力部
   と、 前記ペン部材をこの軸方向に挿入して収納するペン収納
   部とを備えた情報入力装置において、 前記ペン収納部に挿入する前記ペン部材の軸回りの角度
   位置が、ペン部材の形状及びペン収納部の形状によって
   複数の所定角度位置のいずれにも定まるようになってお
   り、 前記ペン収納部に収納された前記ペン部材が前記複数の
   所定角度位置のうちのどの角度位置で収納されたのかを
   検知する第１検知部が設けられていることを特徴とする
   情報入力装置。
2. 【請求項２】 前記ペン部材の側部に平行に設けられた
   クリップ部分が前記ペン収納部に形成された複数の溝部
   のいずれかに収納されることによってペン部材が複数の
   所定角度位置のいずれかに定まるようにした請求項１に
   記載の情報入力装置。
3. 【請求項３】 前記ペン収納部に収納された前記ペン部
   材が前記複数の所定角度位置のうちのどの角度位置で収
   納されたのかを前記第１検知部が検知することにより、
   前記情報入力装置が有する各種の機能又はその動作が、
   制御又は切替えられるようにした請求項１又は請求項２
   に記載の情報入力装置。
4. 【請求項４】 情報を表示する表示部と、 前記表示部にペン部材を用いて指示を入力する入力部
   と、 前記ペン部材をこの軸方向に挿入して収納するペン収納
   部とを備えた情報入力装置において、 前記ペン部材をこの先端部及び後端部のいずれからでも
   前記ペン収納部に挿入することができるようにペン部材
   及びペン収納部の形状が形成されており、 前記ペン収納部に前記ペン部材がこの先端部及び後端部
   のいずれから挿入されたのかを検知する第２検知部が設
   けられていることを特徴とする情報入力装置。
5. 【請求項５】 前記ペン収納部に前記ペン部材がこの先
   端部及び後端部のいずれから挿入されたのかを第２検知
   部が検知することにより、前記情報入力装置が有する各
   種の機能又はその動作が、制御又は切替えられるように
   した請求項４に記載の情報入力装置。