JP2003345492A - 携帯電子機器 - Google Patents

携帯電子機器

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JP2003345492A
JP2003345492A JP2002152640A JP2002152640A JP2003345492A JP 2003345492 A JP2003345492 A JP 2003345492A JP 2002152640 A JP2002152640 A JP 2002152640A JP 2002152640 A JP2002152640 A JP 2002152640A JP 2003345492 A JP2003345492 A JP 2003345492A
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portable electronic
electronic device
function
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acceleration
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JP2002152640A
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Yoichi Murakami
陽一 村上
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電子機器を片手で持ったままで、所定の
機能の実行を可能にする。 【解決手段】 機器本体2の表示面に設けられた表示手
段3と、機器本体に設けられた加速度センサー7とを備
え、機器本体が振られたときに、該振られたことにより
生じる加速度を上記加速度センサーにより検出し、その
検出結果に基づいて、所定の機能を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な携帯電
子機器に関する。詳しくは、片手で持ったまま所定の機
能を実行するための指令の入力操作を可能にする技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯可能な機器として、PDA(Person
al Digital Assistant)或いはタブレットPC(Person
al computer)などと称される小型のコンピューターな
どのように、表示手段を備え、手の平に載せて操作する
ことができる携帯電子機器がある。
【0003】このような携帯電子機器にあっては、機器
本体が比較的小型であるために、その入力手段として、
トラックパッド、スタイラスペンなどの接触型入力手段
が一般的に採用されている。
【0004】また、携帯電子機器の表示画面は矩形をし
たものが一般的であり、表示するものの性質に合わせ
て、画面を縦長にして表示する縦長モードと画面を横長
にして表示する横長モードとを切り替え可能にしたもの
がある。
【0005】そして、このような携帯電子機器において
画面表示モードの切り替えを行う場合、上記入力手段を
用いて、その切り替えを行うための設定ウィンドウまで
行き、そこでさらに上記入力手段で所定の入力を行うこ
とにより、画面表示モードの切り替えを行うようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
携帯電子機器を片手で持った状態で、上述したような入
力手段により入力操作をしようとすると、携帯電子機器
を持った手とは反対側の手でトラックパッド或いはスタ
イラスペンを操作するしかなく、両手を使用することを
余儀なくされ、操作性が悪いという問題がある。
【0007】すなわち、両方の手がふさがっている状況
下(例えば、満員電車の車中で一方の手で吊革を掴ん
で、他方の手で携帯電子機器を持っている場合など)で
上記入力操作を行おうとするとき、携帯電子機器を持っ
た手と反対側の手は、使うことができず、結局、その所
定の機能を実行できないことになる。
【0008】また、キーボード、テンキーなどを備えた
携帯電子機器にあっては、これらを操作するには、携帯
電子機器を持った手と反対側の手で行わなくてはなら
ず、同様の問題がある。
【0009】また、上述したような画面表示モードの切
り替えを可能にした携帯電子機器にあっては、その画面
表示モードを切り替える場合、上述した入力手段によ
り、画面表示を見ながら、いくつかの手順に従って操作
しなければならず、極めて面倒な作業であるという問題
がある。
【0010】このような入力作業性が悪いという問題
は、画面表示モードの切替を行う場合に限らず、各種入
力操作を行う場合、例えば、ウェブブラウザにおける直
前に表示していたページに戻る操作、戻る操作が行われ
る前にウェブ上で表示していたページを再び表示させる
操作、或いは電子書籍におけるページを戻す操作又はペ
ージを送る操作などにおいても同様に存在する。
【0011】そこで、本発明は、携帯電子機器を片手で
持ったままでも、所定の機能の実行を可能にすることを
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明携帯電子機器は、
上記した課題を解決するために、機器本体の一の面に設
けられた表示手段と、機器本体に設けられた加速度セン
サーとを備え、機器本体が振られたときに、該振られた
ことにより生じる加速度を上記加速度センサーにより検
出し、その検出結果に基づいて、所定の機能を実行する
ようにしたものである。
【0013】したがって、本発明携帯電子機器は、機器
本体が振られることで、所定の機能が実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明携帯電子機器の各
実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0015】図1乃至図20は本発明携帯電子機器の第
1の実施の形態を示すものであり、表示手段が矩形で、
機器本体の正面形状も矩形をしており、かつ、画面の表
示を縦長にして用いる縦長モードと横長にして用いる横
長モードとを切り替えることができる携帯電子機器に適
用したものである。そして、画面表示モード(縦長モー
ド又は横長モード)の切り替えは携帯電子機器を振るこ
とにより行うようにしたものである。かかる「振る操
作」による画面表示モードの切替については、後で詳述
する。
【0016】携帯電子機器1は、正面形状が矩形を成
し、扁平な箱形をした機器本体2の一方の面(以下、
「表示面」という。)に、正面形状が矩形をした表示手
段3が設けられ、また、機器本体2の表示面と反対側の
面(以下、「背面」という。)に2つの凸部4、4が設
けられて構成されている。
【0017】なお、以下の説明において、機器本体2の
長手方向に延びる側縁2a、2aを長側縁と称し、これ
に直交する短手方向に延びる側縁2b、2bを短側縁と
称する。
【0018】表示手段3の正面形状は機器本体2の正面
形状より一回り小さい矩形をしており、機器本体2の表
示面のうち、表示手段3が形成されていない部分に各種
操作ボタン5、5、・・・が設けられている(図1参
照)。
【0019】なお、表示手段3としては、液晶ディスプ
レイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、エ
レクトロルミネセントディスプレイ(ELD)、発光ダ
イオードディスプレイ(LED)などが考えられるが、
これらに限定されるものではない。
【0020】機器本体2の背面のほぼ中央部であって、
上記2つの凸部4と4との間には接触型入力手段(以
下、「トラックパッド」という。)6が設けられている
(図2参照)。なお、トラックパッドは、タッチパッド
と称される場合もある。
【0021】トラックパッド6は、既知のいわゆるノー
ト型パーソナルコンピュータに搭載されているものと同
様に、指先でこれに触れ、指先を移動させることにより
表示手段3内のカーソルの移動を行うことができ、ま
た、指先でトラックパッド6を叩く操作、いわゆるタッ
ピングすることにより、マウスにおけるクリック操作と
同様な機能を実行させることができるようになってい
る。
【0022】また、機器本体2内には傾き検出及び加速
度検出を行うことができる加速度センサー7が設けられ
ている。
【0023】機器本体2の大きさは、片手hでは持ちに
くい大きさ、例えば、縦×横×厚さの寸法が、147mm
×110mm×16mmに形成されている。この大きさは、
機器本体2を片手hで縦長に持ったときに、手の平の母
指球pと親指f以外の指f 、f、f、fの指
先とで把持するには大きく、持てたとしても不安定な状
態となってしまう大きさである。また、機器本体2を片
手hで横長に持ったときには、親指fの指先と親指f
以外の指f、f、f、fの指先とで把持する
のが辛うじて可能であり、片手hで持てるとは言い難い
大きさである。
【0024】機器本体2の背面に設けられた凸部4、4
は、機器本体2の背面において長手方向の中心を線対称
軸として左右対称に形成されており、背面から見て、か
つ、横長に置いてみたときに、左側に見える凸部4L
は、カタカナのほぼ「イ」の字状に形成されている。左
側に見える凸部4Lと右側に見える凸部4Rとは長手方
向に直交する中心線CLについて線対称に形成されてい
るので、左側に見える凸部4Lについてのみ説明し、右
側に見える凸部4Rについてはその各部に左側に見える
凸部4Lの各部に付した符号と同じ符号を付することに
より、その説明を省略する。
【0025】凸部4Lは、機器本体2を横長に置いたと
きに上下方向に延びる垂直部10と、該垂直部10の上
部側縁に接し、中心線方向CL方向(以下、「内側方
向」という。また、該内側方向と反対側の方向を「外側
方向」という。)に延び内側方向にへ行くに従い上方に
変位する内側傾斜部11と、垂直部10の上部側縁に接
し、外側方向に延び外側方向へ行くに従い下方に変位す
る外側傾斜部12とから成る(図2参照)。
【0026】そして、凸部4Lの各部の機器本体2の背
面における形成位置は、以下の通りである。なお、左右
方向における形成位置は機器本体2の長手方向における
中心線CLからの距離で、また、上下方向における形成
位置は機器本体2の下側の長側縁2aからの距離で示す
(図3参照)。
【0027】中心線CLから垂直部10の内側縁10i
までの距離:30mm 中心線CLから垂直部10の外側縁10oまでの距離:
48mm 中心線CLから内側傾斜部11の内側端11iまでの距
離:20mm 中心線CLから外側傾斜部12の外側端12oまでの距
離:65mm 下側の長側縁2aから垂直部10の下側端10dまでの
距離:5mm 下側の長側縁2aから外側傾斜部12の外側端12oの
下部までの距離:30mm 下側の長側縁2aから外側傾斜部12の外側端12oの
上部までの距離:45mm 下側の長側縁2aから内側傾斜部11の内側端11iの
下部までの距離:52mm 下側の長側縁2aから内側傾斜部11の内側端11iの
上部までの距離:61mm。
【0028】なお、各部(垂直部10、内側傾斜部1
1、外側傾斜部12)のうち、上記中心線CL側を向い
た「側」を「内側」、近い側の短側縁2bを向いた
「側」を「外側」とする(図3参照)。
【0029】凸部4の垂直部10の機器本体2の背面か
らの高さは、ほぼ18mmに形成され、その上端部から上
縁に行くに従い、高さが低くなるように傾斜されている
(図4、図5参照)。
【0030】凸部4の内側傾斜部11、外側傾斜部12
の機器本体2の背面からの高さは、ほぼ16mmに形成さ
れ、また、全体としては、垂直部10、内側傾斜部1
1、外側傾斜部12の頂部は丸みを帯びるように形成さ
れており、操作者が指で触れたときに、感触が柔らかく
なるようになっている(図3参照)。
【0031】なお、凸部4の材質は、軟質なプラスチッ
ク、ゴムなど、手触りの柔らかいものが好ましい。
【0032】トラックパッド6は、その大きさが36mm
×48mmで、機器本体2を横長の状態に置いたときに、
縦長の向きになるようになっている。そして、トラック
パッド6の形成位置は、機器本体2の背面のほぼ中央部
に配設され、機器本体2を横長に置いた状態で、下側の
長側縁2aからトラックパッド6までの距離が37mmに
形成されている(図3参照)。
【0033】また、トラックパッド6と上記2つの凸部
4L、4Rとの位置関係は、両者の上述した形成位置の
関係から分かるように、凸部4Lの内側傾斜部11と、
凸部4Rの内側傾斜部11との間にトラックパッド6が
位置される。
【0034】これにより、縦長の状態で持ったときでも
横長の状態で持ったときでも凸部4R又は4Lに中指f
、薬指f、小指fを掛けた状態で、人差し指f
の指先がトラックパッド6に余裕を持った状態で触れる
ことができるようになっている(図2参照)。
【0035】また、トラックパッド6は、その表面が凹
球面状に形成されており、これにより、人差し指f
トラックパッド6を触れながら滑らせることが容易にで
きる。すなわち、携帯電子機器1を持った手hの人差し
指fは、その指の根本が固定的になっているため、人
差し指fが伸びる方向への移動は指を曲げたり伸ばし
たりしなければならない。そして、トラックパッド6が
平面であると指を滑らしにくいが、この実施の形態にあ
っては、トラックパッド6を凹球面状に形成したので、
人差し指fをスムーズに動かすことができる。
【0036】なお、この実施の形態にかかる携帯電子機
器1は、縦長の状態及び横長の状態の両方の向きで持つ
ことができるようにしたものであり、したがって、その
持った手の人差し指fの向きが機器本体2のほぼ長手
方向に伸びる場合(図2に1点鎖線で示す。)とほぼ短
手方向に伸びる場合(図2に2点鎖線で示す。)とがあ
り、その両方の場合に対応させるために、上述したよう
に、トラックパッド6を凹球面状としたが、携帯電子機
器1の持ち方が1つの向きでしか行えない場合には、少
なくともその持った手の人差し指fの伸びる方向にの
み、凹曲面状になっていればよい。なお、凹球面は凹曲
面に含む概念である。
【0037】加速度センサー7は、携帯電子機器1が振
られたことを検出するものである。加速度センサー7と
しては、例えば、URL:http://www.jrm.co.jp/goods
/pdf/sensor/asp_32n-2.pdf(株式会社日本抵抗器製作
所のホームページ)で紹介されたものがある。
【0038】この加速度センサーは、圧電セラミック
(圧電素子)をダイヤフラムとして用い、印加された加
速度にて発生するダイヤフラムの歪みを圧電素子に発生
する電荷として検出するようになっている。
【0039】また、上記加速度センサーは、ダイヤフラ
ムに加速度を伝えるために錘がダイヤフラムに接合され
ており、該錘の重力が常に重力方向に働いているため、
加速度センサー自体の傾き、すなわち、これを備えた機
器(携帯電子機器)の傾きを検出する傾き検出手段とし
ても機能する。
【0040】なお、この実施の形態で用いる加速度セン
サー7は、3軸加速度センサーで、X軸方向、Y軸方
向、Z軸方向の加速度及び水平方向に対するX軸及びY
軸の傾きを検出することができるものである。ここで、
機器本体2の長側縁2aに平行な中心軸をX軸、短側縁
2bに平行な中心軸をY軸とし、これらX軸及びY軸に
直交する軸をZ軸とする。
【0041】このような携帯電子機器1を片手hで持つ
場合、次のようにする。
【0042】先ず、携帯電子機器1を横長の状態にして
右手Rhで持つ場合は、右手Rhで凸部4Lを把持する
(図2の1点鎖線参照)。
【0043】先ず、機器本体2の一方(右側)の短側縁
2bに右手Rhの母指球pを当て、右手Rhの中指
、薬指f、小指fの指先を上記凸部4Lの垂直
部10の内側縁10iに掛け、上記母指球pと中指
、薬指f、小指fの指先とで携帯電子機器1を
把持する。図1及び図2において1点鎖線で示した指が
その状態を示す。
【0044】これにより、携帯電子機器1を把持するこ
とができ、かつ、右手Rhの人差し指fはフリーの状
態になるので、その指先をトラックパッド6上に位置さ
せることができる(図2参照)。
【0045】このように、横長の状態にした携帯電子機
器1を右手Rhで持った場合、右手Rhの母指球pを当
てた短側縁2bと中指f、薬指f、小指fの指先
を掛けた凸部4Lの垂直部10の内側縁10iとの間の
距離が43.5mm(図3参照)で、片手hでしっかりと
把持することができる大きさであり、その把持を確実に
為すことができる。
【0046】ここで、携帯電子機器を片手で把持する場
合、確実な把持を可能にする大きさは、その把持の仕方
の相違及び個人差はあるが、一般に、把持する方向の大
きさが100mm以下とされている。これは、手hの親指
とそれ以外の指f、f 、f、fとの間の間
隔を広げるようにして、各指を軽く曲げた状態おいて、
親指fの指先と他の指、例えば中指fの指先との間
の間隔が100mmくらいであるからである(図6参
照)。
【0047】また、持った手hの親指fで携帯電子機
器の操作をしようとする場合には、携帯電子機器の一方
の側縁に母指球pを当て、一方の側縁に対向する別の側
縁に親指f以外の指f、f、f、fの指先を
掛ける持ち方が良い(図7参照)。そして、母指球pと
親指f以外の指f、f、f、fを軽く曲げた
状態における指先との間の間隔が70mmくらいであるた
め、携帯電子機器の把持方向の大きさは70mm以下が良
いとされている(図6、図7参照)。
【0048】したがって、上述した携帯電子機器1の短
側縁2bと凸部4Lの垂直部10の内側縁10iとの間
の距離が43.5mmというのは、携帯電子機器1を片手
で確実に把持することができる大きさである。
【0049】また、携帯電子機器1を縦長の状態にして
右手Rhで持つ場合は、右手Rhで凸部4Rを把持する
(図2の2点鎖線を参照)。
【0050】すなわち、先ず、機器本体2の一方の長側
縁2aに右手Rhの母指球pを当て、右手Rhの中指f
、薬指f、小指fの指先を上記凸部4Rの2つの
傾斜部11、12の垂直部10に接する側と反対側の側
縁11a、12aに掛け、上記母指球pと中指f、薬
指f、小指fの指先とで携帯電子機器1を把持す
る。図1及び図2において2点鎖線で示した指がその状
態を示す。
【0051】これにより、携帯電子機器1を把持するこ
とができ、かつ、右手Rhの人差し指fはフリーの状
態になるので、その指先をトラックパッド6上に位置さ
せることができる(図2参照)。
【0052】このように、縦長の状態にした携帯電子機
器1を右手Rhで持った場合、右手Rhの母指球pを当
てた長側縁2aと中指f、薬指f、小指fを掛け
た両傾斜部11、12の上記側縁11a、12aとの間
の距離が45〜61mmで、上述したように、片手hでし
っかりと把持することができる大きさであり、その把持
を確実に為すことができる。
【0053】そして、このように携帯電子機器1を母指
球pと中指f、薬指f、小指f とで把持した場
合、親指fは機器本体2の表示面側において、比較的
広い範囲でその指先を移動させることができ(図1参
照)、親指fによって上記各種操作ボタン5、5、・
・・を操作することが可能である。また、この状態で、
人差し指fはその指先がトラックパッド6に触れてお
り(図2参照)、人差し指fによってトラックパッド
6の操作を容易に行うことができる。
【0054】なお、携帯電子機器1を左手で把持する場
合には、携帯電子機器1を縦長の状態で使用するには、
凸部4Lを用い(図11参照)、また、携帯電子機器1
を横長で使用するには、凸部4Rを用いる(図10参
照)ようにすればよい。
【0055】また、凸部4R又は4Lに掛ける指は、中
指f、薬指f、小指fの3本に限らず、そのうち
の2本或いは1本であっても良い。
【0056】さらに、上記凸部4、4の形状及び大きさ
は上述したものに限らず、種々のものが考えられる。
【0057】図8乃至図11は、携帯電子機器1を把持
した状態を携帯電子機器1の背面側から見た斜視図であ
り、図8は携帯電子機器1を横長の状態にして右手で持
ったもの、図9は携帯電子機器1を縦長の状態にして右
手で持ったもの、図10は携帯電子機器1を横長の状態
にして左手で持ったもの、図11は携帯電子機器1を縦
長の状態にして左手で持ったものをそれぞれ示す。
【0058】図12は凸部4の変形例を示すものであ
り、この変形例に示す凸部4A、4Aは、L字形を成し
ている。
【0059】また、図13は凸部4の別の変形例を示す
もので、この別の変形例に示す凸部4B、4Bは、T字
形を成している。
【0060】さらに、図14は凸部4のさらに別の変形
例を示すもので、この別の変形例に示す凸部4C、4C
は、X字形を成している。
【0061】上記各変形例で示したような形状の凸部4
A、4B、4Cであっても、機器本体2の長側縁2a又
は短側縁2bとこれら凸部4A、4B又は4Cとを母指
球pと中指f、薬指f、小指fの指先とで把持す
ることにより、携帯電子機器1の把持を確実に為すこと
ができ、片手hでの把持及び操作が可能になる。
【0062】この他、凸部の形状として、I字形、十字
形など種々の形状のものが適用可能であり、本発明にお
ける凸部が上記した形状のものに限られることを意味す
るものではない。
【0063】また、上記実施の形態において示した凸部
4、4A、4B、4Cの大きさを、中指f、薬指
、小指fの3本の指を掛けることができる大きさ
にしたが、凸部の大きさはこのようなものに限られるも
のではなく、例えば、2本の指或いは1本の指が掛かる
大きさでも良い。ただし、2本又は1本の指と母指球p
とにより把持する場合には、携帯電子機器1の把持をよ
り確実なものとするために中指fが掛かる大きさにす
ることが好ましい。
【0064】また、凸部4、4A、4B、4Cの形成位
置は、上記3本乃至1本の所定の指を掛け易い位置にす
ることが好ましい。
【0065】以上に記載のように、本発明携帯電子機器
1にあっては、携帯電子機器1を横長の状態にしても縦
長の状態にしても、片手hでしっかと把持することがで
き、しかも、持った手hの親指fは機器本体2の表示
面側において、その指先を比較的自由に移動させること
ができ、各種操作ボタン5、5、・・・の操作を行うこ
とができる。また、持った手hの人差し指fでトラッ
クパッド6に触れることができ、カーソルの移動、タッ
ピングなどを行うことができ、片手hでの操作性が良好
になる。
【0066】特に、後述するように、振ることにより、
後述する所定の機能が実行されるようにした携帯電子機
器にあっては、携帯電子機器の把持をしっかりさせてお
かなければならないが、この実施の形態にかかる携帯電
子機器1は、振ったときでも、しっかりと把持した状態
を保つことができる。
【0067】次に、携帯電子機器1を振って所定の機能
を実行させる場合について説明する。
【0068】この携帯電子機器1の表示手段3の画面表
示モードの切替(縦長モードと横長モードとの切替)
は、上述したように、携帯電子機器1を振ることにより
行い、かつ、携帯電子機器1が持たれている状態(縦長
の状態か又は横長の状態か)を判断して、画面表示を縦
長モード又は横長モードに切り替えるようにしたもので
ある。
【0069】ここで、携帯電子機器1の長側縁2aに平
行な中心軸をX軸、短側縁2bに平行な中心軸をY軸と
定義する(図15、図16参照)。また、これらX軸及
びY軸に直交する軸、すなわち、表示手段3の表示面に
対して直交する軸をZ軸と定義する。さらに、携帯電子
機器1に対し、図17で示すように、「水平面HとX軸
との成す角φ」及び「水平面HとY軸との成す角θ」を
定義する。
【0070】先ず、携帯電子機器1が所定の機能を実行
させることを意識して振られたもの(以下、「シェイ
ク」という。)であるか又は単に振動などにより振られ
てしまったものかの判断について説明する。
【0071】携帯電子機器1がシェイクされたか否かの
判断は、少なくとも一方向における加速度を上記加速度
センサー7により検出し、該検出結果と予め設定した値
(以下、「閾値」という。)とを比較して、検出結果が
閾値より大きい場合に「シェイクされた」と判断する。
【0072】そして、シェイクされたと判断されたとき
は後述する画面表示モードの切替が行われる。
【0073】具体的には、3つの方向(X軸方向、Y軸
方向、Z軸方向)における加速度をそれぞれ検出して、
これらから以下に示す所定の判断式で算出した値(以
下、「参照加速度値」という。)と予め設定した閾値A
thresholdとを比較してシェイクの有無の判断を行う。
【0074】 判断式 判断結果 √(Ax2+Ay2+Az2)>Athreshold シェイクされた √(Ax2+Ay2+Az2)<Athreshold シェイクされてない 但し、上記式において、 Ax:X軸方向の検出加速度(m2/sec) Ay:Y軸方向の検出加速度(m2/sec) Az:Z軸方向の検出加速度(m2/sec) Athreshold:予め設定した閾値(m2/sec) とする。
【0075】このように、3軸方向の加速度を加味して
判断することにより、振るの方向が限定されずに、単に
「振る」という行為により、その判断を行うことができ
る。
【0076】なお、当たり前ではあるが、閾値の値を小
さく設定しておけば、携帯電子機器1を軽く(弱く)振
るだけでシェイクされたと判断されるが、わずかな振動
でもシェイクされたと判断されてしまう虞がある。逆
に、閾値の値を大きく設定しておけば、軽く振っただけ
ではシェイクされたと判断されず、強く振らなければシ
ェイクされたと判断されることはない。
【0077】また、上記判断式の別の例として、以下の
判断式が考えられる。
【0078】すなわち、Z軸方向のみの加速度を検出し
て、該検出結果の絶対値を参照加速度値とし、該参照加
速度値と予め設定した閾値Athresholdとを比較してシ
ェイクの有無の判断を行う。
【0079】 但し、上記式において、 Az:Z軸方向の検出加速度(m2/sec) Athreshold:予め設定した閾値(m2/sec) とする。
【0080】このように、Z軸方向のみの加速度でシェ
イクの有無の判断するのは、人間が「振る」という行為
を行うときに、該Z軸方向が最も大きな加速度を与える
ことができる方向と考えられるからである。そして、こ
のように、Z軸方向の加速度を検出して「シェイクの有
無」の判断をする場合には、上記加速度センサーは1方
向のみの加速度を検出する加速度センサーで足り、コス
ト低減に寄与する。
【0081】ただし、以下のように、「シェイクの有
無」の判断の他に、振ったときの携帯電子機器1の姿勢
(向き)を参照して、表示画面のモード(縦長モード又
は横長モード)を切り替える場合には、携帯電子機器1
の姿勢を判断するために、携帯電子機器1の水平面に対
する「角度φ」「角度θ」を検出する必要があり、その
ためには、少なくとも2方向(X軸方向、Y軸方向)を
検出することができる2軸加速度センサーが必要であ
る。そして、この実施の形態において使用している加速
度センサー7は3軸加速度センサーであり、2方向(X
軸方向、Y軸方向)の水平面Hに対する「角度φ」「角
度θ」を検出することができる。なお、角度φ及び角度
θは、水平面Hに対して図17に示すような傾きを
「正」の向きとする。
【0082】なお、上述した参照加速度値の定義「√
(Ax2+Ay2+Az2)」や「|Az|」は、本発明の実施
の形態における具体例の一部であり、この他にも「A
x」「Ay」「Az」の適切な組合せにより参照加速度値
を様々に定義することができることは勿論である。
【0083】また、角度φ、角度θを検出するものとし
て、上記した加速度センサー7の代わりに、ジャイロな
どを用いても良い。
【0084】次に、上述した携帯電子機器1の「シェイ
クの有無」の判断で「シェイクされた」との判断が行わ
れた後、持っている携帯電子機器1の姿勢(向き)を参
照して、表示手段3の画面表示モードの切り替えが為さ
れる。なお、画面表示モードの切替は必ず為されるとい
うものでなく、携帯電子機器1が持たれた姿勢(向き)
とそのときの画面表示モードとが不一致である場合に画
面表示モードの切替が為され、両者が一致している場合
にはその切替は為されない。
【0085】携帯電子機器1の姿勢(向き)と画面表示
モードとが一致しているか否かは、例えば、携帯電子機
器1を縦長の状態で持っているときは、縦長モードを
「正」とし、横長モードを「偽」として、また、携帯電
子機器1を横長の状態で持っているときは、横長モード
を「正」とし、縦長モードを「偽」として判断する。そ
して、「偽」の場合のみ、画面表示モードの切替を行う
ようにする。
【0086】そして、携帯電子機器1が縦長に持たれて
いたか横長に持たれていたかの判断は、上記した「角度
φ」と「角度θ」とを比較して行う。これは、一般に携
帯電子機器1を片手に持って正面視する場合、携帯電子
機器1を縦長の状態に持ったときは、θ<|φ|とな
り、携帯電子機器1を横長の状態に持ったときは、θ>
|φ|となるからである。具体的には、以下の表に基づ
き画面表示モードの切替が為される。
【0087】 振るときの機器の姿勢 振った後の表示形態 θ>|φ|のとき Y軸の正の向きを上(横長モード) θ<|φ|かつφ>0のとき X軸の正の向きを上(縦長モード) θ<|φ|かつφ<0のとき X軸の負の向きを上(縦長モード)。
【0088】次に、上述した「シェイクの有無」の判断
及び「携帯電子機器1の姿勢」の判断についてフローチ
ャート図にしたがって説明する(図18乃至図20参
照)。なお、図18に示す例は、第1のアルゴリズム例
であり、該第1のアルゴリズム例にあっては、携帯電子
機器1が振られる直前の「角度θ」及び「角度φ」の関
係に基づいて、適切な方向に表示画面部3の画面表示モ
ードの切り替えが行われる。
【0089】ここで、「直前」とは、携帯電子機器1が
振られた時点から遡って、τ秒前を指し、この「τ秒」
の値は、予め設定されているものとする。
【0090】・ステップ1(S1) 携帯電子機器1を起動する。
【0091】・ステップ2(S2) 携帯電子機器1を起動すると、次に上記加速度センサー
7による各軸方向の加速度及び各方向における傾きの検
出に関し、所定のサンプリング周波数でサンプリングを
行う。
【0092】・ステップ3(S3) このステップ3では、携帯電子機器1がシェイクされた
か否かの判断がされる。すなわち、上記参照加速度値と
上記閾値との比較がなされ、参照加速度値>閾値の場合
は、上述したように、シェイクされたと判断され、ステ
ップ4に進む。また、参照加速度値≦閾値の場合は、シ
ェイクされていないと判断され、ステップ3に戻る。こ
のタイミングは、上記サンプリング周波数に基づいて為
される。
【0093】・ステップ4(S4) ステップ4では、振られる前の携帯電子機器1の姿勢
(縦長か横長かの向き)の判断が為される。なお、振ら
れる前とは、例えば、振る操作のτ秒前であり、τ秒と
は1秒乃至数秒の範囲が好ましい。これは、携帯電子機
器1が持ち替えられてから振られるまでの間の携帯電子
機器1の姿勢(向き)を判断するためである。また、τ
秒前の携帯電子機器1の姿勢(角度φ、角度θ)につい
ては、図示しない記憶手段により、これら角度を予め記
憶しておき、上記ステップ3の処理の前段として処理す
るようになっている。
【0094】そして、ステップ4において、θ>|φ|
のとき、ステップ5に進む。また、θ≦|φ|のとき、
ステップ6に進む。
【0095】・ステップ5(S5) Y軸の正の向き(+Y)を上側として、画面表示モード
を横長モードにする。そして、上記ステップ3に進む。
ステップ3に戻すのは、加速度センサー7により、「シ
ェイクの有無」及び「携帯電子機器1の姿勢」を、常時
検出し、適切な画面表示モードを形成するためである。
【0096】・ステップ6(S6) ステップ6では、振られる前の携帯電子機器1の姿勢に
ついてX軸の正(+)が上側か下側かの判断が為され
る。すなわち、当該携帯電子機器1は、縦長の状態で持
つ場合、X軸方向の正(+)を上側とする持ち方と、X
軸方向の負(−)を上側とする持ち方とがあり、振られ
る前に何れの持ち方であったのかの判断を行う。そし
て、振られる前の携帯電子機器1の姿勢がφ>0のとき
(X軸の正の向き(+X)が上側)は、ステップ7に進
み、また、φ<0のとき(X軸の負の向き(−X)が上
側)は、ステップ8に進む。
【0097】・ステップ7(S7) 画面表示モードをX軸の正の向き(+X)を上側とした
縦長モードにする。そして、上記ステップ3に進む。ス
テップ3に戻すのは、前述の理由による。
【0098】・ステップ8(S8) 画面表示モードをX軸の負の向き(−X)を上側とした
縦長モードにする。そして、上記ステップ3に進む。ス
テップ3に戻すのは、前述の理由による。
【0099】上記第1のアルゴリズム例によれば、加速
度センサー7のサンプリング中に一瞬でも、上記「参照
加速度値>閾値」の状態が生じたときは、「シェイクさ
れた」と判断され、携帯電子機器1の振られる直前(τ
秒前)の状態を参照して画面表示モードの切替が行われ
る(図18参照)。
【0100】なお、θ>|φ|のときに、φ>0かφ<
0かのいずれかであるかの判断をしないのは、携帯電子
機器1を片手で持つ場合、各種操作ボタン5、5、・・
・を画面表示部3の下側に位置させた向きにするのが一
般的である。したがって、その逆の持ち方(各種操作ボ
タン5、5、・・・を横長モードで上側に位置させる持
ち方)にすることはこの実施の形態においては考慮して
いない。もちろん、本発明において、このように持ち方
を考慮する場合には、θ>|φ|のときに、φ>0かφ
<0かのいずれかであることの判断を行うようにするこ
ともできる。
【0101】図19に示すフローチャート図は、第2の
アルゴリズム例を示すものであり、ある予め設定された
時間tの期間、上記「参照加速度値>閾値」の状態が維
持された場合に「シェイクされた」と判断するものであ
る。
【0102】なお、このフローチャート図に示す第2の
アルゴリズム例は、上記第1のアルゴリズム例と比較し
てステップ3の処理内容が異なるだけなので、これをス
テップ3′として、このステップ3′のみについて説明
する(図19参照)。
【0103】・ステップ3′(S3′) このステップ3′では、携帯電子機器1がシェイクされ
たか否かの判断が為される。この判断は、参照加速度値
>閾値の状態が所定時間(t)継続されたか否かで行わ
れる。そして、上記状態(参照加速度値>閾値の状態)
が所定時間(t)継続された場合にシェイクされたと判
断して、ステップ4に進む。また、参照加速度値≦閾値
の場合及び、上記状態(参照加速度値>閾値の状態)に
なったとしてもその状態が所定時間(t)の期間継続さ
れなかった場合には、シェイクされていないと判断さ
れ、ステップ3′に戻る。
【0104】これにより、人為的な振られたことにより
加速度が検出されたのか、不測の事態により加速度が検
出されたのかの判断をすることができる。
【0105】すなわち、人為的に携帯電子機器1を振っ
た場合(操作者が意識的に画面表示モードを切り替えよ
うとした場合)は、それによる加速度が比較的長く継続
すると考えられる。一方、例えば、携帯電子機器1を誤
って何かに衝突させてしまったときの加速度は比較的短
い期間しか継続されないと考えられる。そこで、その加
速度に関し、参照加速度値>閾値の状態が所定時間継続
されたか否かを判断することで、当該参照加速度値が人
為的なものによって得られたものであるか、不測の事態
によって得られたものであるかの判断をすることができ
る。
【0106】図20に示すフローチャート図は、さらに
別のアルゴリズム例を示すものであり、携帯電子機器1
の所定の部位に触れている場合のみ、上記画面表示モー
ドの切替を行うようにしたものである。
【0107】なお、このフローチャート図に示す第3の
アルゴリズム例は、上記第1のアルゴリズム例と比較し
て第1のアルゴリズム例におけるステップ3とステップ
4との間に別の処理(ステップ10)が追加されただけ
なので、このステップ10についてのみ説明する(図2
0参照)。
【0108】・ステップ10(S10) このステップ10では、携帯電子機器1が振られたとき
に、携帯電子機器1の所定の部位を指先などで触れてい
たか否かの判断をする。所定の部位とは、上記実施の形
態においては、例えば、トラックパッド6である。所定
の部位としては、各種操作ボタン5、5、・・・や別の
キーボタンなどであっても良い。
【0109】そして、例えば、トラックパッド6に触れ
ている場合には、ステップ4に進む。トラックパッド6
に触れていない場合には、ステップ3に戻る。
【0110】しかして、第3のアルゴリズム例にあって
は、加速度センサー7による加速度の検出により、シェ
イクされたと判断されても、指でトラックパッド6を触
れていない場合には、画面表示モードの切替は為されな
い。
【0111】これは、例えば、携帯電子機器1を誤って
落とした場合など、予期せぬ事態によって「シェイクさ
れた」と判断されても、「画面表示モードの切替」が為
されないようにするためである。
【0112】これにより、意識的にトラックパッド6に
触れ、かつ、振らなければ画面表示モードの切替が為さ
れず、したがって、不測の動作で画面表示モードが切り
替わることはない。
【0113】なお、このステップ10を、上記第1のア
ルゴリズム例におけるステップ3とステップ4との間に
介在させたものについて説明したが、上記第2のアルゴ
リズム例におけるステップ3′とステップ4との間に介
在させても良いのは勿論である。
【0114】以上に説明したように、携帯電子機器1の
画面表示モードの切替操作を「振る」という操作を入力
手段として行うようにしたので、携帯電子機器1を片手
hで持ったまま、画面表示モードの切替操作を容易に為
すことができ、携帯電子機器1の操作性が向上する。
【0115】次に、本発明携帯電子機器の第2の実施の
形態について説明する。この第2の実施の形態にかかる
携帯電子機器が、上記第1の実施の形態にかかる携帯電
子機器1と相違する点は、所謂ウェブブラウザを搭載す
ること及び携帯電子機器1を振って実行する所定の機能
が上記ウェブブラウザに関する機能であるので、この所
定の機能についてのみ説明する。
【0116】この第2の実施の形態にかかる携帯電子機
器1は、インターネット上のホームページを見るための
ソフトであるウェブブラウザを搭載しており、これを振
ったときに実行される所定の機能が、ウェブブラウザ
(例えば、Microsoft社のInternet Explorer(商品
名))における「戻る機能」と「進む機能」である。
「戻る機能」とはウェブ上で直前に表示していたページ
に戻る機能であり、「進む機能」とは「戻る機能」が実
行される前にウェブ上で表示していたページを再び表示
する機能である。
【0117】そして、「戻る機能」と「進む機能」とを
携帯電子機器1の振る方向の相違に基づき判断して、い
ずれかの機能を実現する。
【0118】具体的には、上記加速度センサー7によ
り、3軸方向の加速度を検出し、以下に記載の判断式か
らその振る操作が「進む機能」又は「戻る機能」のいず
れの行使であるのかを判断して行う。
【0119】 判断式 実行する機能 √(Ax2+Ay2)>A(xy)threshold ウェブブラウザの「進む機能」 |Az|>A(z)threshold ウェブブラウザの「戻る機能」 但し、上記式において、 Ax:X軸方向の検出加速度(m2/sec) Ay:Y軸方向の検出加速度(m2/sec) Az:Z軸方向の検出加速度(m2/sec) A(xy)threshold:予め設定したXY面方向加速度の閾
値(m2/sec) A(z)threshold:予め設定したZ軸方向加速度の閾値
(m2/sec) なお、XY面とはX軸及びY軸を含む面であり、XY面
方向とはXY面に沿う方向であるとする。
【0120】次に、上述した「シェイクの有無」の判断
及び「進む機能又は戻る機能のいずれの行使であるの
か」の判断についてフローチャート図にしたがって説明
する(図21参照)。
【0121】・ステップ11(S11) 携帯電子機器1を起動する。
【0122】・ステップ12(S12) 携帯電子機器1を起動すると、次に上記加速度センサー
7による各軸方向の加速度の検出に関し、所定のサンプ
リング周波数でサンプリングを行う。
【0123】・ステップ13(S13) このステップ13では、携帯電子機器1がXY面方向に
おいてシェイクされたか否かの判断がされる。すなわ
ち、上記判断式の左辺√(Ax2+Ay2)に基づく値(以
下、「ステップ13の参照値」という。)と予め設定し
た値(閾値)とを比較して、ステップ13の参照値が閾
値より大きい場合に「XY面方向においてシェイクされ
た」と判断し、ステップ14に進む。また、ステップ1
3の参照値≦閾値の場合は、XY面方向においてはシェ
イクされていないと判断され、ステップ15に進む。こ
のタイミングは、上記サンプリング周波数に基づいて為
される。
【0124】・ステップ14(S14) ウェブブラウザの「進む機能」を実行する。
【0125】・ステップ15(S15) このステップ15では、携帯電子機器1がZ軸方向にお
いてシェイクされたか否かの判断がされる。すなわち、
上記判断式の左辺|Az|に基づく値(以下、「ステッ
プ15の参照値」という。)と予め設定した値(閾値)
とを比較して、ステップ15の参照値が閾値より大きい
場合に「Z軸方向においてシェイクされた」と判断し、
ステップ16に進む。また、ステップ15の参照値≦閾
値の場合は、Z軸方向においてはシェイクされていない
と判断され、ステップ13に進む。ステップ13に戻す
のは、加速度センサー7により、「シェイクの有無」の
判断及び「進む機能又は戻る機能のいずれの行使である
のか」の判断を常に行い、適切な画面表示モードを形成
するためである。
【0126】・ステップ16(S16) ウェブブラウザの「戻る機能」を実行する。
【0127】しかして、この第2の実施の形態にあって
は、携帯電子機器1をXY面方向に振ったときに、その
加速度の上記ステップ13の参照値が予め設定した閾値
よりも大きい場合に、シェイクされたと判断して、ウェ
ブブラウザの「進む機能」が実行される。
【0128】また、携帯電子機器1をZ軸方向に振り、
その加速度の上記ステップ15の参照値が予め設定した
閾値よりも大きい場合に、シェイクされたと判断して、
ウェブブラウザの「戻る機能」が実行される。
【0129】このように、この第2の実施の形態によれ
ば、振る方向を変えるだけで、ウェブブラウザの「進む
機能」又は「戻る機能」を実行することができ、片手h
で携帯電子機器1を持ったまま、別の手を使わずに、簡
単にウェブブラウザにおけるページの「戻り」及び「進
み」を行うことができる。
【0130】また、振る方向と実行する機能とは、上述
のものに限らず、逆、すなわち、XY面方向に振ったと
きに「戻る機能」を実行し、Z軸方向に振ったときに
「進む機能」を実行するようにしても良い。
【0131】次に、本発明携帯電子機器の第3の実施の
形態について説明する。この第3の実施の形態にかかる
携帯電子機器が、上記第1の実施の形態にかかる携帯電
子機器1と相違する点は、所謂電子書籍を搭載すること
及び携帯電子機器1を振って実行する所定の機能が上記
電子書籍に関する機能であるので、この所定の機能につ
いてのみ説明する。
【0132】この第3の実施の形態にかかる携帯電子機
器1は、電子書籍(イーブック)を搭載しており、これ
を振ったときに実行される所定の機能が、電子書籍にお
ける「ページ送り機能」と「ページ戻し機能」である。
【0133】そして、「ページ送り機能」と「ページ戻
し機能」とを携帯電子機器1の振る方向の相違に基づき
判断して、いずれかの機能を実現する。
【0134】具体的には、上記加速度センサー7によ
り、3軸方向の加速度を検出し、上述した第2の実施の
形態における判断式からその振る操作が「ページ送り機
能」又は「ページ戻し機能」のいずれの行使であるのか
を判断して行う。
【0135】上述した「シェイクの有無」の判断及び
「進む機能又は戻る機能のいずれの行使であるのか」の
判断についてフローチャート図にしたがって説明する
(図22参照)。
【0136】なお、この第3の実施の形態と上記第2の
実施の形態とを比較すると、上記判断式はともに同じ
で、それぞれの判断式に基づき実行される所定の機能
(ステップ14及びステップ16の処理内容)が相違す
るだけなので、これらステップ14、ステップ16に替
えて、ステップ20、ステップ21として、このステッ
プ20及びステップ21のみについて説明する。
【0137】・ステップ20(S20) 電子書籍の「ページ送り機能」を実行する。
【0138】・ステップ21(S21) 電子書籍の「ページ戻し機能」を実行する。
【0139】しかして、携帯電子機器1をXY面方向に
振ったときに、その加速度の上記第2の実施の形態にお
けるステップ13の参照値が予め設定した閾値よりも大
きい場合に、シェイクされたと判断して、電子書籍の
「ページ送り機能」が実行される。
【0140】また、携帯電子機器1をZ軸方向に振り、
その加速度の上記第2の実施の形態におけるステップ1
5の参照値が予め設定した閾値よりも大きい場合に、シ
ェイクされたと判断して、電子書籍の「ページ戻し機
能」が実行される。
【0141】このように、この第3の実施の形態によれ
ば、振る方向を変えるだけで、電子書籍の「ページ送り
機能」及び「ページ戻し機能」を実行することができ、
片手hで携帯電子機器1を持ったまま、別の手を使わず
に、簡単にページの送り及びページ戻しを行うことがで
きる。
【0142】また、振る方向と実行する機能とは、上述
のものに限らず、逆、すなわち、XY面方向に振ったと
きに「ページ戻し機能」を実行し、Z軸方向に振ったと
きに「ページ送り機能」を実行するようにしても良い。
【0143】なお、上述した携帯電子機器1を振って所
定の機能を実現させる各実施の形態のほか、例えば、コ
ンピューターOS(operating system)において複数の
ウィンドウを表示手段3に表示させている場合に、その
ウィンドウの画面表示の切り替えを行うようにしても良
い。
【0144】例えば、Microsoft社のWindows 98(商品
名)などで採用されているウィンドウの切替機能は、
「Alt」キーを押しながら「Tab」キーを押すか又は「Al
t」キーと「Shift」キーを押しながら「Tab」キーを押
すと画面上に表示されているウィンドウを切り替えるこ
とができる機能であるが、かかる機能を上記携帯電子機
器1を振ることにより実行することが考えられる。
【0145】この場合、単に携帯電子機器1を振る操作
を「Alt」キーを押しながら「Tab」キーを押す操作に相
当する操作とし、また、トラックパッド6に触れている
状態で振る操作を「Alt」キーと「Shift」キーを押しな
がら「Tab」キーを押す操作に相当する操作とすること
が考えられる。
【0146】さらに、振る方向を異ならせることによ
り、「Alt」キーを押しながら「Tab」キーを押す操作
と、「Alt」キーと「Shift」キーを押しながら「Tab」
キーを押す操作とを区別するようにしても良い。
【0147】なお、上記した各実施の形態において、機
器本体を振ることにより実行される所定の機能を、画面
表示モードの切替機能、ウェブブラウザにおける「戻す
機能」「進む機能」或いは、電子書籍における「ページ
送り機能」「ページ戻し機能」としてが、本発明はこれ
に限らず、各種の機能としても良い。要は、本発明は機
器本体を振る操作が携帯電子機器の入力操作となればよ
い。
【0148】この他、上記した各実施の形態において示
した各部の具体的な形状乃至構造は、いずれも本発明を
実施するに当たって行う具体化のほんの一例を示したも
のに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されることがあってはならないものである。
【0149】
【発明の効果】以上に記載のところから明らかなよう
に、本発明携帯電子機器は、機器本体の一の面に設けら
れた表示手段と、機器本体に設けられた加速度センサー
とを備え、機器本体が振られたときに、該振られたこと
により生じる加速度を上記加速度センサーにより検出
し、その検出結果に基づいて、所定の機能を実行するよ
うにしたことを特徴とする。
【0150】したがって、本発明携帯電子機器にあって
は、携帯電子機器を片手で持ったままで、所定の機能を
実行させることができ、携帯電子機器の操作性を向上さ
せることができるとともに、画面表示を確認しながらの
入力を必要としないため、入力操作の簡略化を図ること
ができる。
【0151】請求項2に記載した発明にあっては、上記
加速度センサーにより検出された加速度が予め設定され
た閾値を越えたときに、上記所定の機能を実行するよう
にしたので、人為的に振ったことにより加速度が検出さ
れたのか、不測の事態により加速度が検出されたのかの
判断をすることができ、操作者の意思を忠実に反映させ
ることができ、使い勝手を向上させることができる。
【0152】請求項3に記載した発明にあっては、機器
本体の所定の部位が触れられた状態で振られたときにの
み、上記所定の機能を実行するようにしたので、例え
ば、携帯電子機器を誤って落とした場合など、予期せぬ
事態によって「加速度が検出された」と判断されても、
所定の機能が実行されないようにすることができ、使い
勝手を向上させることができる。
【0153】請求項4及び請求項5に記載した発明にあ
っては、表示手段はその正面形状が矩形を成すととも
に、該表示手段による表示を縦長にして見る縦長モード
と、横長にして見る横長モードとを有し、上記所定の機
能を縦長モードと横長モードとを切り替える画面表示モ
ード切替機能としたので、振るという簡単な動作で縦長
モードと横長モードとを切り替えることができる。
【0154】請求項6及び請求項7に記載した発明にあ
っては、機器本体の縦長方向における軸の水平面に対す
る傾きと、機器本体の横長方向における軸の水平面に対
する傾きとを検出する傾き検出手段を備え、該傾き検出
手段により振られたとき又は振られた直前の機器本体の
傾き状態を検出し、その検出結果に基づく機器本体の傾
き状態を参照して、上記表示手段の画面表示モードを決
定するようにしたので、操作者が機器本体を持った状態
を意識しなくても、適切な画面表示モード(縦長モード
又は横長モード)に切り替えることができる。
【0155】請求項8に記載した発明にあっては、イン
ターネット上のホームページを見るためのソフトである
ウェブブラウザを搭載し、上記所定の機能を、表示手段
がウェブ上の直前に表示していたページに戻る機能又
は、該戻る機能が実行される前に表示手段でウェブ上の
表示していたページを再び表示する進む機能としたの
で、機器本体を振るだけで、ウェブブラウザのページの
切替が容易になり、使い勝手を向上させることができ
る。
【0156】請求項9に記載した発明にあっては、少な
くとも2方向の加速度を検出し、これら2方向のそれぞ
れの加速度の検出結果に基づき、上記2方向の加速度の
うち一方の加速度を検出したときに上記ウェブ・ブラウ
ザのページの「戻る機能」を実行し、他方の加速度を検
出したときにウェブ・ブラウザのページの「進む機能」
を実行するようにしたので、機器本体を振る方向を変え
るだけで、戻る機能と進む機能とを使い分けることがで
き、使い勝手を向上させることができる。
【0157】請求項10に記載した発明にあっては、電
子書籍を搭載し、上記所定の機能が、電子書籍における
ページ戻し機能、又はページ送り機能としたので、機器
本体を振るだけで、電子書籍において、ページの戻し又
は送りが容易になり、使い勝手を向上させることができ
る。
【0158】請求項11に記載した発明にあっては、少
なくとも2方向の加速度を検出し、これら2方向のそれ
ぞれの加速度の検出結果に基づき、上記2方向の加速度
のうち一方の加速度を検出したときに上記電子書籍にお
ける「ページ戻し機能」を実行し、他方の加速度を検出
したときに電子書籍における「ページ送り機能」を実行
するようにしたので、機器本体を振る方向を変えるだけ
で、ページ戻し機能とページ送り機能とを使い分けるこ
とができ、使い勝手を向上させることができる。
【0159】請求項12に記載した発明にあっては、上
記表示手段が設けられた面と反対側の背面に1以上の指
掛け用の凸部を形成し、上記機器本体の少なくとも一方
の側縁と上記凸部の指が掛かる部位との間の間隔を、人
間の手の母指球と親指以外の指の軽く曲げた指先との間
の間隔とほぼ同じにしたので、機器本体の一方の側縁に
母指球を当て、上記凸部に1以上の指の指先を当てて把
持することにより、片手で持ちにくい大きさであって
も、しっかりと把持することができ、また、その把持を
確実なものにすることができる。これにより、携帯電子
機器の大きさを大きくすることができ、それに応じて表
示手段も大きなものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図20と共に、本発明携帯電子機器の
第1の実施の形態を示すものであり、本図は正面図であ
る。
【図2】背面図である。
【図3】主要各部の寸法例を示した背面図である。
【図4】底面図である。
【図5】側面図である。
【図6】一般的な携帯電子機器を縦長の状態で把持した
状態を示す正面図である。
【図7】人間の手の大きさを説明するためのもので、指
を軽く曲げた状態の手の正面図である。
【図8】図9乃至図11と共に、本発明携帯電子機器を
把持した状態を携帯電子機器の背面側から見た斜視図で
あり、図8は携帯電子機器を横長の状態にして右手で持
ったものを示す。
【図9】携帯電子機器を縦長の状態にして右手で持った
ものを示す。
【図10】携帯電子機器を横長の状態にして左手で持っ
たものを示す。
【図11】携帯電子機器を縦長の状態にして左手で持っ
たものを示す。
【図12】凸部の変形例を示す背面図である。
【図13】凸部の別の変形例を示す背面図である。
【図14】凸部のさらに別の変形例を示す背面図であ
る。
【図15】図16及び図17と共に、画面表示部の各軸
の方向を説明するための概略図であり、本図は正面図で
ある。
【図16】斜視図である。
【図17】携帯電子機器を少し傾けた状態の斜視図であ
る。
【図18】図19及び図20と共に、第1の実施の形態
におけるアルゴリズム例を示すものであり、本図はその
第1のアルゴリズム例を示すフローチャート図である。
【図19】第2のアルゴリズム例を示すフローチャート
図である。
【図20】第3のアルゴリズム例を示すフローチャート
図である。
【図21】第2の実施の形態にかかる携帯電子機器のア
ルゴリズム例を示すフローチャート図である。
【図22】第3の実施の形態にかかる携帯電子機器のア
ルゴリズム例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
…親指、f…人差し指、f…中指、f…薬
指、f…小指、h…手、p…母指球、1…携帯電子機
器、2…機器本体、2a…長側縁(側縁)、2b…短側
縁(側縁)、3…表示手段、4…凸部、4L…凸部、4
R…凸部、6…トラックパッド(機器本体の所定の部
位)、7…加速度センサー、10i…内側縁(凸部の指
が掛かる部位)、11a…側縁(凸部の指が掛かる部
位)、11i…内側端(凸部の指が掛かる部位)、12
a…側縁(凸部の指が掛かる部位)、12o…外側端
(凸部の指が掛かる部位)、4A…凸部、4B…凸部、
4C…凸部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の一の面(以下、「表示面」と
    いう。)に設けられた表示手段と、機器本体に設けられ
    た加速度センサーとを備え、 機器本体が振られたときに、該振られたことにより生じ
    る加速度を上記加速度センサーにより検出し、その検出
    結果に基づいて、所定の機能を実行するようにしたこと
    を特徴とする携帯電子機器。
  2. 【請求項2】 上記加速度センサーにより検出された加
    速度が予め設定された値(以下、「閾値」という。)を
    越えたときに、上記所定の機能を実行するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 【請求項3】 機器本体の所定の部位が触れられた状態
    で振られたときにのみ、上記所定の機能を実行するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機
    器。
  4. 【請求項4】 表示手段はその正面形状が矩形を成すと
    ともに、該表示手段による表示を縦長にして見る縦長モ
    ードと、横長にして見る横長モードとを有し、 上記所定の機能が縦長モードと横長モードとを切り替え
    る画面表示モード切替機能であることを特徴とする請求
    項1に記載の携帯電子機器。
  5. 【請求項5】 表示手段はその正面形状が矩形を成すと
    ともに、該表示手段による表示を縦長にして見る縦長モ
    ードと、横長にして見る横長モードとを有し、 上記所定の機能が縦長モードと横長モードとを切り替え
    る画面表示モード切替機能であることを特徴とする請求
    項2に記載の携帯電子機器。
  6. 【請求項6】 機器本体の縦長方向における軸の水平面
    に対する傾きと、機器本体の横長方向における軸の水平
    面に対する傾きとを検出する傾き検出手段を備え、 該傾き検出手段により振られたとき又は振られた直前の
    機器本体の傾き状態を検出し、 その検出結果に基づく機器本体の傾き状態を参照して、
    上記表示手段の画面表示モードを決定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
  7. 【請求項7】 機器本体の縦長方向における軸の水平面
    に対する傾きと、機器本体の横長方向における軸の水平
    面に対する傾きとを検出する傾き検出手段を備え、 該傾き検出手段により振られたとき又は振られた直前の
    機器本体の傾き状態を検出し、 その検出結果に基づく機器本体の傾き状態を参照して、
    上記表示手段の画面表示モードを決定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  8. 【請求項8】 インターネット上のホームページを見る
    ためのソフトであるウェブブラウザを搭載した携帯電子
    機器であって、 上記所定の機能が、表示手段がウェブ上の直前に表示し
    ていたページに戻る機能(以下、「戻る機能」とい
    う。)又は、該戻る機能が実行される前に表示手段がウ
    ェブ上の表示していたページを再び表示する機能(以
    下、「進む機能」という。)であることを特徴とする請
    求項1に記載の携帯電子機器。
  9. 【請求項9】 少なくとも2方向の加速度を検出し、こ
    れら2方向のそれぞれの加速度の検出結果に基づき、上
    記2方向の加速度のうち一方の加速度を検出したときに
    上記ウェブ・ブラウザのページの「戻る機能」を実行
    し、他方の加速度を検出したときにウェブ・ブラウザの
    ページの「進む機能」を実行するようにしたことを特徴
    とする請求項8に記載の携帯電子機器。
  10. 【請求項10】 電子書籍を搭載した携帯電子機器であ
    って、 上記所定の機能が、表示手段が表示している電子書籍に
    おけるページを戻す機能(以下、「ページ戻し機能」と
    いう。)又は、ページを送る機能(以下、「ページ送り
    機能」という。)であることを特徴とする請求項1に記
    載の携帯電子機器。
  11. 【請求項11】 少なくとも2方向の加速度を検出し、
    これら2方向のそれぞれの加速度の検出結果に基づき、
    上記2方向の加速度のうち一方の加速度を検出したとき
    に上記電子書籍における「ページ戻し機能」を実行し、
    他方の加速度を検出したときに電子書籍における「ペー
    ジ送り機能」を実行するようにしたことを特徴とする請
    求項10に記載の携帯電子機器。
  12. 【請求項12】 上記表示手段が設けられた面と反対側
    の面に1以上の指掛け用の凸部を形成し、 上記機器本体の少なくとも一方の側縁と上記凸部の指が
    掛かる部位との間の間隔を、人間の手の母指球と親指以
    外の指の軽く曲げた指先との間の間隔とほぼ同じにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
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