JP2003344194A - 流体の弾性力測定装置 - Google Patents

流体の弾性力測定装置

Info

Publication number
JP2003344194A
JP2003344194A JP2002156499A JP2002156499A JP2003344194A JP 2003344194 A JP2003344194 A JP 2003344194A JP 2002156499 A JP2002156499 A JP 2002156499A JP 2002156499 A JP2002156499 A JP 2002156499A JP 2003344194 A JP2003344194 A JP 2003344194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
container
plate
force
elastic force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002156499A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiichi Hasegawa
富市 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIIGATA TLO KK
Niigata TLO Corp
Original Assignee
NIIGATA TLO KK
Niigata TLO Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIIGATA TLO KK, Niigata TLO Corp filed Critical NIIGATA TLO KK
Priority to JP2002156499A priority Critical patent/JP2003344194A/ja
Publication of JP2003344194A publication Critical patent/JP2003344194A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】実プラントや空調システム内を流動している流
体の弾性力を、実使用状態において測定し、運転管理を
行い易くすること。 【解決手段】実プラント、または空調システム200の
パイプ204内を流動する流体の一部を連絡管6を介し
て測定部100内に導入する。測定部100は容器3、
その内部に設けてある推力受け用のプレート4、その上
部に配置されているノズル1、流体輸送用のポンプ8、
流量計10から成っている。ポンプ8を駆動して流体3
0をノズル1からジェット2として噴出し、このジェッ
ト2による推力によりプレート4が変位した量を、それ
に連なる力検出部5の力センサー14で検出して弾性力
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は実プラントで流れて
いる流体や空調システム内を流動している熱媒体の弾性
力を実際に使用している状態で測定するための弾性力測
定装置の構成に関するもので、特に流体が高分子融液、
高分子溶液、界面活性剤添加溶液、生体液等の粘弾性流
体である場合に好適な流体の弾性力測定装置を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する先行発明としては、特願
2001−313444号なるものがある。この発明は
大気開放状態において流体の弾性力を測定するもので、
実験室等に液体を持ち込んで測定する場合に有効であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行発明は、実際
のプラントや空調システム内を流動している流体の弾性
力を実使用状態で測定する場合に有効な構成は提供して
いない。
【0004】
【課題を解決するための手段】実プラント、空調システ
ムで流体を輸送しているパイプの一部から連絡管を用い
て測定部にその流体を導入する。この測定部は密閉構造
となっていて、その部の液体中に流体の推力を受けるプ
レート、その推力を受けるための力検出部、流体をプレ
ート面に噴射するノズルから構成されている。流体はジ
ェットとなってノズルからプレート部に噴射するとプレ
ートはその推力を受け、この推力は力検出部に伝達され
る。力検出部には力センサー(半導体素子を利用したセ
ンサー、抵抗歪計など)が設けてあり、推力の大きさに
応じて力センサーの信号量が変わる。あらかじめ推力と
力センサーの信号量を較正しておくことによって流体の
推力を測定でき、換算式を用いて流体の弾性力を知るこ
とが可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の構成図
である。流体輸送部200の一部に設けた連絡管6を介
して、流体輸送部200内の流体30は測定部100に
導入される。流体輸送部200とは、実プラントにおい
てポンプ201を用いて流体(高分子融液、高分子溶
液、界面活性剤水溶液、生体液、汚濁水、水溶液、水な
ど)を一方から他方へ輸送する配管部の場合と、図1に
示すような空調システムの流体の循環路の場合がある。
【0006】図1に示す流体輸送部200はポンプ20
1、熱源部206、利用部(放熱部)205がパイプ
(配管)203、204によって循環路を構成するよう
に連結されていて、その内部に流体30が入っていて、
ポンプ201によって流体30が循環されているシステ
ムである。その循環量はポンプ201の回転数を制御す
るか、配管の一部に取り付けたバルブ202の開度を調
節することによって調節される。この流体輸送部200
のパイプ204の一部に連結管6の一端が設けてあり、
その他端は測定部100の容器3に結合されている。測
定部100は容器3、その内部に収納されているプレー
ト4、それに付いている力検出部5、プレート4の上部
に設けてあるノズル1、容器3にその吸い込み端が付い
ていて、途中にポンプ8と流量計10を具備し、他端が
ノズル1に連なっているパイプ7、7−aから構成され
ている。この容器3に連絡管6を介して流体30を導入
するには容器3に付いている逃しパイプ11のバルブ1
2を開くことにより容器3内の空気をパイプ7から外部
へ排出しながら流体30を導入する。ポンプ8を駆動
し、流量計10を用いて所定流量の流体30をノズル1
を介して容器3内に送り返すと、ノズル1の端部で発生
する流体30のジェット2によってプレート4は推力を
受けて移動しようとする。プレート4には板状また棒状
の力検出部5が設けてある。この力検出部5は、測定す
る推力の大きさの範囲を考えて、薄くたわみ易く製作し
ておくことが重要である。その詳細な構造は図4以下に
おいて後述する。 ノズル1から噴出する流体30の流
量及び速度が分かり、またプレート4で受ける推力を測
定すれば、流体30の弾性力を換算式を用いて算出する
ことが可能となる。この実施例において連絡管6の途中
にバルブ19を設けておき、測定中にバルブ19を閉じ
ておいて、測定部100内の流体30に、流体輸送部2
00内の圧力変動が波及しないようにすることも可能で
ある。またこの実施例では容器3に圧力タップ21,パ
イプ7−aに,圧力タップ20を取り付け、それぞれに
リード線(または細管)21−a,20―aを取り付け
て差圧計22に接続し、この差圧と前述の流量を用いて
流体の粘度も測定できるようにしてある。なおこのよう
な構成の測定部100は、単独で使用することも可能
で、他から流体を持ち込んで、容器3内に導入して、弾
性力、粘度の測定ができることは言うまでもない。
【0007】図2は他の実施例の構成図である。これは
容器3に連なるパイプ7の吸い込み端を、ポンプ201
の吐出部のパイプ204に接続して図1に示すポンプ8
を省略し、その代わりにバルブ13をパイプ7部に設け
たものである。バルブ202の開度に対してバルブ13
の開度を調節してパイプ7内を流れる流体30の流量を
変えるようにしたものである。このような方法によって
も、図1と同様にノズル1から噴出するジェット2によ
りプレート4が推力を受けるので、これを測定でき、こ
れを基にして流体の弾性力を知ることが可能である。図
3はパイプ7内を通る流体の流量Qとプレート4が受け
る推力Pとの関係を示したもので、実線は流体がニュ−
トン流体の場合、一点鎖線は粘弾性流体の場合を示して
いる。高分子融液、生体液などの流体は、粘弾性を示
し、運動量ρQV(ρ:密度、Q:流量、V:速度)に
対して推力Pは図示のように正比例しないが、ρQVと
Pを知ることによって弾性力を求めることが可能にな
る。
【0008】図1、図2、図3にて説明したようにプレ
ート4に与える推力を測定して、これから弾性力を求め
るが、図3−aに示す方法によって圧力や温度の影響を
相殺することと、初期時における力センサーの較正がで
きる。図1においてパイプ7部、図2においてパイプ6
部にバルブ9(電磁弁等のように電気入力のON−OF
Fによって開閉が可能なバルブがよい)を新たに設けて
おいて、このバルブをON−OFFをさせることによっ
てプレート4が受ける力が、推力を受けている場合と推
力が零の場合を作り、この推力差ΔPを知り、これを弾
性力に換算する。このような方法により流体輸送部20
0のパイプ204の圧力が変わったり、温度が変わった
りして、流体30もその影響を受け、力検出部5に取り
付けてある力センサーが圧力依存性、温度依存性を受け
る場合に、その影響を相殺すること及び初期較正ができ
る。
【0009】図3−aは前述したバルブ9の開閉を行っ
た時の力検出部5の力センサー14の、時間に対する信
号量の変化を示したものである。P1はバルブ9を開い
ておいてプレート4が推力を受けている時の圧力であ
り、P2はバルブ9を閉めて推力を受けていない場合を
示している。P1とP2のレベルは変わってもP1とP
2との差ΔP1−2を知れば、これを基にして弾性力を
求めることが可能である。
【0010】図4は容器3部の拡大図であり、図5はそ
のA−A’の断面図である。力検出部5はプレート4に
接続されている軸4−aと容器3の内壁との間に設けて
あり、力センサー14は力検出部5の表面に取り付けら
れている。この力センサー14部にはリード線15が付
いていて容器3部のシール16を介して外部に取り出さ
れ、増幅器、計測部に接続される。力検出部5は一枚で
もよく、また複数枚でもよい。複数枚の場合にも、各々
の力検出部5に力センサー14を取り付け、各力センサ
ーの信号量を測定し、その平均値を用いて処理すれば測
定値の信頼性が向上する。力検出部5は上または下に湾
曲したテープ構造にすれば、力センサー14の信号量は
高まる。
【0011】図6は容器3部の他の実施例の構成図であ
り、図7はそのB−B断面図である。これは容器3の底
面に、くら型構造のテープ状の力検出部5を設けたもの
である。このようにすると力検出部5は推力に対して変
形量が大きくなり、もって力センサー14の信号量が大
きくなる。
【0012】図8は容器3部の他の実施例の構成図であ
る。これはプレート4に連なる軸4−aを、容器3に設
けた細長い小室3−aに挿入し、この小室3−aの外側
に差動トランス17を設けたものである。プレート4が
受けた推力によってプレート4及び軸4−aは下方部に
下がるが、下がった分を差動トランス17に入力を入れ
て持ち上げれば、差動トランス17への入力を検出して
推力を知り、これから弾性力を求めることが可能であ
る。この実施例において軸4−aと小室3−aの間にバ
ネ18を介在させれば、動作が円滑となり信頼性が向上
する。
【0013】図9は容器3部の他の実施例の構成図であ
る。これは流体30の粘度が極めて高い場合に有効なも
のである。図4の実施例に於いて流体30の粘度が高い
とノズル1からのジェット2がプレート4に推力を与え
る際、その応答性が緩慢になり、測定時間が長くかか
る。この場合粘度の高い流体30(シリコン油など、密
度は1.0g/cm3以下)の下方部のプレート4周りに、そ
れより粘度が低く、かつ密度がそれより大きく流体30
と混じり合わない伝達媒体(水、フロリナートやフロン
など、密度は1.0g/cm3以上)31を入れておくとジェ
ット2に基づく推力に対する応答性がよくなる。なお、
この実施例において、力センサー14は、力検出部を構
成する板または棒5の内部に穴14−aを設けてここに
挿入してある。このようにすると、力検出部14は流体
30または伝達媒体31に接触させる必要はなくなり、
外部に取り出して取り替え修理を容易にすることも可能
となる。
【0014】図10は容器3部の他の実施例の構成図で
ある。これは流体30の粘度が高く、密度が大きい場合
に有効なものである。たとえば流体30が汚濁水(密度
は1.0g/cm3程度)のように汚れて粘度が高まり、かつ
密度が大きい場合、図9の容器3を上下方向に逆さに配
置し、ノズル1に対してプレート4を上方向に配置し、
プレート4周りに粘度が低く、かつ流体30より密度が
小さく流体30と混じり合わない伝達媒体31(たとえ
ば灯油等、密度は1.0g/cm3以下)を流体30に上乗せ
するように充填すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば実プ
ラントで流れている流体や空調システム内を流動してい
る熱媒体の弾性力を実際に使用している状態で測定で
き、実プラントや空調システムの運転管理に利用でき、
実用に供して便利となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】本発明の他の実施例の構成図
【図3】力センサーで検出する流体の運動量に対する推
力の関係を示す図
【図3−a】力センサーの時間に対する出力の変化を示
す図
【図4】容器3部の拡大構成図
【図5】図4のA−A’断面図
【図6】容器3部の他の実施例の構成図
【図7】図6のB−B’断面図
【図8】容器3部の他の実施例の構成図
【図9】容器3部の他の実施例の構成図
【図10】容器3部の他の実施例の構成図
【符号の説明】
1 細管またはノズル 2 ジェット 3 容器 4 プレート 5 力検出部 6 連絡管 7 パイプ 8 ポンプ 9 バルブ 10 流量計 11 逃しパイプ 12,13 バルブ 14 力センサー 15 リード線 16 シール 17 差動トランス 18 バネ 19 バルブ 20,21 圧力タップ 22 差圧計 30 液体 31 伝達媒体 100 測定部 200 流体輸送部 201 ポンプ 202 バルブ 203,204 パイプ 205 利用部 206 熱源部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器、その内部に設けた推力受け用のプ
    レート、推力を検出するための力検出部、プレート上部
    に設けたノズル,容器の一部に連なりノズル部に流体を
    戻すためのパイプおよび該パイプの一部に設けた流量計
    から成る測定部の容器内に流体を導入して、該流体の弾
    性力を測定することを特徴とする流体の弾性力測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記容器とそれとは別個の流体輸送部と
    を連絡管を用いて結合し、この連絡管を介して流体輸送
    部の流体を測定部に導入できるように構成した請求項1
    に記載の流体の弾性力測定装置。
  3. 【請求項3】 力検出部は変形しやすく構成した板また
    は棒で、その一部に力センサーを取り付けたもの、ある
    いはプレートについている軸の周りに差動トランス機構
    を設けたものであることを特徴とした請求項1及び請求
    項2に記載の流体の弾性力測定装置。
  4. 【請求項4】 力検出部の付いているプレートの周り
    に、前記流体より粘度の低い伝達媒体を充填したことを
    特徴とする請求項1から請求項3に記載の流体の弾性力
    測定装置。
JP2002156499A 2002-05-29 2002-05-29 流体の弾性力測定装置 Pending JP2003344194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156499A JP2003344194A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 流体の弾性力測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156499A JP2003344194A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 流体の弾性力測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003344194A true JP2003344194A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29772690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002156499A Pending JP2003344194A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 流体の弾性力測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003344194A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103926031A (zh) * 2014-04-24 2014-07-16 中南大学 直线电机的推力检测方法及检测系统
CN105784232A (zh) * 2016-03-24 2016-07-20 北京航空航天大学 一种具有阻尼系统的微小推力测量装置
CN106383002A (zh) * 2016-09-08 2017-02-08 上海卫星工程研究所 小推力高精度电磁作动器输出力测试系统和方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103926031A (zh) * 2014-04-24 2014-07-16 中南大学 直线电机的推力检测方法及检测系统
CN105784232A (zh) * 2016-03-24 2016-07-20 北京航空航天大学 一种具有阻尼系统的微小推力测量装置
CN106383002A (zh) * 2016-09-08 2017-02-08 上海卫星工程研究所 小推力高精度电磁作动器输出力测试系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102240813B1 (ko) 절대 압력 및 차압 변환기
JP4959565B2 (ja) 低流量動作を可能にするためのhplc定流量ポンプの閉ループ流量制御
AU773865B2 (en) Self-normalizing flow sensor and method for the same
US7918238B2 (en) Flow controller and its regulation method
US4790194A (en) Flow measurement device
JP2009205701A (ja) マイクロ流体回路におけるより高い圧力を制御するプログラム可能追跡圧力レギュレータ
US10639662B2 (en) Apparatus and method for dispensing or aspirating fluid
CA2501530C (en) Continuous flow chemical metering apparatus
KR20030090485A (ko) 비오염 본체를 가진, 화학적 불활성의 흐름 제어장치
US8881579B2 (en) Method and device for determining viscosity utilizing gravity feed
BRPI0214113B1 (pt) Sistemas de distribuição de fluido
EP3376182A1 (en) Fluid dispensing system and method
EP1927842A3 (en) Alternative pressure viscometer device
WO2006124877B1 (en) System for controlling flow into chromatographic column using transfer line impedance
US8444015B2 (en) Fluid dispensing apparatus
US5806716A (en) Mass flow, fluid measuring and dispensing system
JP2003344194A (ja) 流体の弾性力測定装置
CA2770478C (en) Method and system for controlling liquid levels
EP0973018A2 (en) Liquid level monitor
US6378329B1 (en) Method for determining the variable concentrations of ice in binary ice volumes
JP2008309743A (ja) 粘度測定装置、粘度測定方法
JP3373453B2 (ja) 自動分注装置
JP2003254811A (ja) 差圧式液位測定装置
WO2005069342A3 (en) Liquid flow sensor for x-ray tubes
KR101803188B1 (ko) 유량 측정 장치 및 이를 이용한 유량 측정 방법