【書類名】 明細書
【発明の名称】 電気掃除機用吸込具とそれを用いた電気掃除機
【特許請求の範囲】
【請求項１】 床ノズルと、先端を開口させた先端吸気口及び下面を開口させた下面吸気口を形成した吸気ヘッドを備えた小型ノズルとを備え、前記小型ノズルが床ノズルに対して着脱可能に接続され、小型ノズルの床ノズルへの装着時に前記先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通し、前記下面吸気口が閉じ、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に少なくとも下面吸気口が開放されるように構成されてなることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項２】 小型ノズルに上下方向及び回転方向に回動自在な回動連結手段が設けられてなる請求項１に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項３】 小型ノズルの床ノズルからの離脱時に回動連結手段の回転方向への回動をロックする回転方向回動係止手段が設けられてなる請求項２に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項４】 下面吸気口の両側に起毛体が取り付けられてなる請求項１に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項５】 小型ノズルは、円弧状に形成された下面に複数の下面吸気口が円弧軸方向に形成されてなる請求項１又は４に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項６】 円弧状の頂点部位を中心として、その両側に下面吸気口が形成されてなる請求項１又は５に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項７】 小型ノズルの床ノズルからの離脱時に先端吸気口を閉じ、小型ノズルの床ノズルからの装着時に先端吸気口を開く先端吸気口開閉手段が設けられてなる請求項１に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項８】 先端吸気口開閉手段は、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に、先端吸気口を部分的に閉じるように構成されてなる請求項７に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項９】電動送風機が設けられた掃除機本体に空気流路を形成する管路によって吸込具が接続されてなる電気掃除機において、
前記吸込具は、前記管路に連結する連結部と、先端を開口させた先端吸気口及び下面を開口させた下面吸気口を形成した吸気ヘッドと、連結部と吸気ヘッドとの間を上下方向及び回転方向に回動自在に連結する回動連結手段とを備えた小型ノズルが設けられ、この小型ノズルが床ノズルに対して着脱可能に接続され、小型ノズルの床ノズルへの装着時に前記連結部が床ノズルの後方側となり、前記先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通し、前記下面吸気口が閉じ、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に少なくとも下面吸気口が開放されるように構成されてなることを特徴とする電気掃除機。
【請求項１０】 請求項１〜９のいずれか１項記載の電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床ノズルに小型ノズルを装備し、床ノズルによって掃除し難い狭い場所に対応する小型ノズルを床ノズルから離脱させることを可能とし、床ノズルと小型ノズルとを自在に切替えて掃除することができる電気掃除機用吸込具とそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１１は、床移動型の電気掃除機の例を示すもので、先端に床ノズル５０を着脱可能に装着した延長管２は手元ハンドル４に連結され、手元ハンドル４から延出するホース６はホース継ぎ手５によって掃除機本体７に連結されている。このような電気掃除機を用いて掃除を行うとき、床面は幅広の床ノズル５０によって効率よく掃除することができるが、階段や床ノズル５０の平面面積より狭い場所などは床ノズル５０を使用することはできない。一般的に電気掃除機にはすきまノズルやブラシノズルなどの付属ノズルが付属しており、手元ハンドル４から延長管２を外し、任意の付属ノズルを手元ハンドル４に装着して床ノズル５０で使用できない場所の掃除を行うことになる。
【０００３】
しかし、床ノズル５０と付属ノズルとの交換作業は面倒であり、取り外した延長管２とそれにつながる床ノズル５０は床ノズル５０に走行ローラが付いているため壁面に立てかけることができず、置き場所に困るような事態が往々にして発生する。床ノズル５０を狭い場所に適応する小型のノズルと相互に簡単に変換できれば、電気掃除機を用いた掃除作業は楽になる。これを実現する従来技術として、特開２００１−３１４３５８号公報に開示された真空掃除機が知られている。
【０００４】
この真空掃除機（電気掃除機）は吸込具に特徴を有しており、その吸込具は、図１２に示すように、延長管２１３の先端部に上下方向の回動及び回転方向の回動を可能にするボールジョイント２４０を介して中空のブラシノズル２５０が取り付けられ、このブラシノズル２５０が床ノズル２１０の吸込口に連通する開口部２１１ａに着脱できるように構成されている。ブラシノズル２５０が床ノズル２１０に装着された状態では、延長管２１３の先端部に床ノズル２１０が取り付けられた状態になるので、中空のブラシノズル２５０から床ノズル２１０に通じる空気流路が形成され、床ノズル２１０を用いた床面の掃除を行うことができ、必要に応じて押圧部３２０を足で押し下げることにより床ノズル２１０からブラシノズル２５０を離脱させることができる。この構成は床ノズル２１０とブラシノズル２５０とを腰を屈めることなく切り換えることができ、床面の掃除から階段等の狭い場所の掃除に簡単に切り換えることができる利便性を有したものとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に係る電気掃除機では、床ノズル２１０としての使用時の高さが大きくなり、高さの少ない空間に床ノズル２１０が入らなくなるので、床ノズル２１０で掃除できる範囲が狭くなる課題がある。
【０００６】
また、ボールジョイント２４０が床ノズル２１０の鉛直方向にあり、そのボールジョイント２４０に斜め上方向に延長管２１３が接続されて手元から操作されることになるため、床ノズル２１０を方向転換する場合に延長管２１３を回動させる動作が発生しても床ノズル２１０が方向転換する方向に向く動きが発生し難く、床ノズル２１０を用いた掃除が円滑にできない問題点がある。
【０００７】
また、回転方向及び上下方向に回動するボールジョイント２４０を介してブラシノズル２５０が連結されているので、ブラシノズル２５０を床ノズル２１０から離脱させ、ブラシノズル２５０を用いて掃除するとき、ブラシノズル２５０の角度が安定せず、掃除動作がし難い課題がある。
【０００８】
本発明は上記従来技術の課題に鑑みて創案されたもので、床ノズルに小型ノズルを着脱自在に接続して、それぞれのノズルを用いた掃除動作が安定して行い得るようにした電気掃除機用吸込具とそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本願第１発明は、床ノズルと、先端を開口させた先端吸気口及び下面を開口させた下面吸気口を形成した吸気ヘッドを備えた小型ノズルとを備え、前記小型ノズルが床ノズルに対して着脱可能に接続され、小型ノズルの床ノズルへの装着時に前記先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通し、前記下面吸気口が閉じ、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に少なくとも下面吸気口が開放されるように構成されてなることを特徴とする。
【００１０】
上記構成によれば、床ノズルに小型ノズルを装着した状態では、小型ノズルからその先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通するので床ノズルとしての使用が可能である。床ノズルから小型ノズルを離脱させた状態では、少なくとも下面吸気口が開放されるので、小型ノズルを用いて床ノズルでは無理な狭い場所の掃除を行なうことができる。
【００１１】
上記構成において、管路と小型ノズルとの間に、それらを回転方向及び上下方向に回動自在に連結する回動連結手段を設けることにより、手元からの床ノズルの方向転換や掃除角度が自在で、床ノズルを用いた床面の掃除が容易となる。
【００１２】
また、小型ノズルの床ノズルからの離脱時には回動連結手段の回転方向への回動をロックする回転方向回動係止手段を設けると、小型ノズルを用いた掃除動作が安定する。
【００１３】
また、下面吸気口の両側に起毛体を取り付けること好適で、塵埃をかき集める効果や、下面吸気口と掃除面との間に隙間を作り吸塵能力を向上させる効果、掃除面を拭く効果、バンパー効果などを得ることができる。
【００１４】
また、小型ノズルは、円弧状に形成された面に複数の下面吸気口を円弧軸方向に形成することにより、小型ノズルの動き方向の吸塵幅を大きく得ることができる。この下面吸気口は、円弧状の頂点部位を中心として、その両側に下面吸気口を形成することにより、コーナー部の塵埃を吸塵する効果や自在な吸塵角度を得ることができる。
【００１５】
また、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に先端吸気口を閉じ、小型ノズルの床ノズルからの装着時に先端吸気口を開く先端吸気口開閉手段を設け、先端吸気口の開閉により床ノズルと小型ノズルとを使い分ける吸気流路が形成される。下面吸気口は床ノズルに装着されたとき、下面側に床ノズルの装着面が当接して閉じられる。
【００１６】
上記先端吸気口開閉手段は、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に、先端吸気口を部分的に閉じるように構成すると、先端吸気口に吸気機能が残されるので、小型ノズル使用時に先端側からの吸気を形成することができ、吸塵範囲を増加させることができる。
【００２３】
また、本願第２発明は、電動送風機が設けられた掃除機本体に空気流路を形成する管路によって吸込具が接続されてなる電気掃除機において、前記吸込具は、前記管路に連結する連結部と、先端部を開口させた先端吸気口及び側面部を開口させた下面吸気口を形成した吸気ヘッドと、連結部と吸気ヘッドとの間を上下方向及び回転方向に回動自在に連結する回動連結手段とを備えた小型ノズルが設けられ、この小型ノズルが床ノズルに対して着脱可能に接続され、小型ノズルの床ノズルへの装着時に前記連結部が床ノズルの後方側となり、前記先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通し、前記下面吸気口が閉じ、小型ノズルの床ノズルからの離脱時に少なくとも下面吸気口が開放されるように構成されてなることを特徴とする。
【００２４】
上記構成によれば、小型ノズルに形成された下面吸気口及び先端吸気口は、床ノズルからの着脱に応じて開閉し、小型ノズルを床ノズルに装着した状態では先端吸気口が床ノズルの吸込口に連通して床ノズルによる床面の掃除を行なうことができる。床ノズルによって掃除し難い場所を掃除する必要に応じて床ノズルから小型ノズルを離脱させると、下面吸気口が開いて小型ノズルを用いた掃除を行なうことができる。また、小型ノズルを床ノズルに装着したとき、連結部が床ノズルの後方側に位置するので、管路側からの回動操作に応じて床ノズルが方向転換する動作が円滑になされる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【００２７】
本実施形態は、図１に示すような床移動型の電気掃除機１及びその塵埃吸込口となる吸込具３について示すものである。この電気掃除機１は、先端に吸込具３を着脱可能に装着した延長管２は手元ハンドル（手元操作筒）４に連結され、手元ハンドル４から延出するホース６はホース継ぎ手５によって掃除機本体７に連結されている。
【００２８】
上記吸込具３は、図２（ａ）（ｂ）に示すように、前記延長管２に連結するための連結管（連結部）９に回動連結部（回動連結手段）８を介して吸気ヘッド４０が接続された小型ノズル１０を床ノズル１１に着脱自在に装着して構成されている。床ノズル１１に対する小型ノズル１０の着脱は、床ノズル１１に設けられた操作レバー１３を押し下げることにより小型ノズル１０を把持する保持具１２の把持状態が解放されて小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させることができ、小型ノズル１０を用いて狭い場所の掃除ができ、保持具１２内に小型ノズル１０を載せて軽く押圧することにより小型ノズル１０は床ノズル１１に装着され、床ノズル１１を用いて床面の掃除を効率よく行なうことができる。
【００２９】
上記小型ノズル１０は、図３（ａ）（ｂ）（ｃ）に示すように、床ノズル１１への装着方向面となる下側面は円弧状に形成され、円弧軸方向に円弧頂点部位に起毛布（起毛体）１４が貼着され、その両側に下面吸気口１５が開口し、それぞれの脇にも起毛布１４が貼着されている。また、先端側には後述する床ノズル１１の吸込口２３に連通する先端吸気口１６が開口し、小型ノズル１０が床ノズル１１から離脱している状態では、図４に示すように、前記先端開口部１６はバネ付勢された蓋体１８によって下面側の一部を残して閉じられる。尚、１７は後述する床ノズル１１に設けられた回転ブラシを回転駆動するモータ２１に給電接続するための左右一対の給電接点であって、掃除機本体７からの配線リード線がホース６、手元ハンドル４、延長管２を通じて延長管２の先端に配線されており、小型ノズル１０をその連結管９で延長管２に連結するときに、連結管９に設けられた給電部１９が延長管２の先端配線に電気的接続され、給電部１９から小型ノズル１０内を配線して前記給電接点１７に配線接続されている。
【００３０】
上記起毛布１４は、シート面上に細かい毛を密集起毛させたもので、下面吸気口１５の両側を封鎖して下面吸気口１５からの吸塵能力を向上させ、小型ノズル１０の動きに応じて凹部の塵埃を掻き出し、掃除面の塵埃を下面吸気口１５に導き、掃除面を拭く作用効果を発揮すると共に、家具や掃除面を傷つけないバンパーの作用も有するものである。この小型ノズル１０に適用するのに起毛布１４が最も望ましいものであるが、同形状のブラシ、フェルト等を用いることもできる。
【００３１】
尚、本実施形態の構成においては、小型ノズル１０の下面吸気口１５は２列に設けられているが、円弧の頂点部位に１列に設け、その両側に起毛布１４を配設するように構成することもできる。
【００３２】
上記床ノズル１１は、図５に内部構成を示すように、所謂パワーノズルとして構成され、ブラシとゴムブレードとを回転軸に取り付けた回転ブラシ２０をモータ２１によって回転駆動し、絨毯等から塵埃を掻き出す機能を備えている。前記モータ２１への給電は、小型ノズル１０が装着されることにより、小型ノズル１０に配設された一対の給電接点１７が床ノズル１１に配設された一対の受電接点２２に摺動接触することによりなされる。
【００３３】
床ノズル１１は、前記回転ブラシ２０を収容した横長の吸込口２３を形成した幅広の吸込部２４と、その中央部分から後方に突出する走行部２５とを設けて、平面形状がＴの字状に形成され、図６に示すように、上面側に走行部２５の後方端から吸込部２４にかけて小型ノズル収納凹部２６が形成されている。小型ノズル収納凹部２６内の前方側には前記吸込口２３に連通する連通口２７が開口されており、小型ノズル収納凹部２６に小型ノズル１０を装着すると、小型ノズル１０に形成された先端吸気口１６の蓋体１８は開き、前記連通口２７と先端吸気口１６との間が連通し、掃除機本体７への空気流路が形成される。
【００３４】
図７は、床ノズル１１に小型ノズル１０を装着した状態を示す断面図で、床ノズル１１に小型ノズル１０が装着されると、小型ノズル収納凹部２６内の前方側から後方側に向けて突出する開閉操作リブ（先端吸気口開閉手段）２８が小型ノズル１０の先端吸気口１６をバネ付勢によって部分的に閉じていた蓋体１８を回動させ、図示するようにバネ付勢に抗して蓋体１８を開き、先端吸気口１６を全開状態にして、吸込口２３から連結管９に至る空気流路を形成する。また、小型ノズル１０の下面吸気口１５は小型ノズル収納凹部２６の底面によって塞がれるので、小型ノズル１０を床ノズル１１に装着した状態では、吸込口２３からの吸気のみとなり、床ノズル１１による吸塵能力が損なわれない。
【００３５】
図６に示すように、床ノズル１１に形成された小型ノズル収納凹部２６は、小型ノズル１０の高さ方向寸法と略同等の深さに形成されており、これに小型ノズル１０を収容すると、図２（ｂ）及び図７に示すように、床ノズル１１の上面から小型ノズル１０が少し出るのみで、家具の下に空いた空間などに床ノズル１１を挿入できる扁平な床ノズル１１に構成することができる。また、床ノズル１１の高さは、図２に示すように小型ノズル収納凹部２６の両側に小回り車輪３６を配設したことによっても高さ減少の効果が得られている。
【００３６】
床ノズル１１に設けられた操作レバー１３を下方に押し下げる（足先で踏む）と、小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させることができる。図４に示すように、先端吸気口１６に設けられた蓋体１８は前記開閉操作リブ（先端吸気口開閉手段）２８による押圧がなくなるので、バネ付勢によって蓋体１８は図示するように先端吸気口１６を閉じる。このとき、蓋体１８の上下方向寸法を先端吸気口１６の開口高さ寸法より小さくしておくことにより、下方を空けた状態で先端吸気口１６を部分的に閉じた状態が得られる。また、下面吸気口１５は開放状態になるので、先端吸気口１６の下方と複数の下面吸気口１５から連結管９に至る空気流路が形成され、小型ノズル１０による集塵機能が得られる。
【００３７】
次に、床ノズル１１に対する小型ノズル１０の着脱構造について、図８及び図９を参照して説明する。
【００３８】
図８及び図９において、床ノズル１１に形成された小型ノズル収納凹部２６内には、その断面形状に沿うように保持具（小型ノズル着脱手段）１２が配設されている。保持具１２はその中央のヒンジ部分で左右一対に接続され、図８に示す解放状態と、図９に示す把持状態とに切り換え操作することができ、その操作は前記操作レバー１３の押し下げにより、図８に示す解放状態、即ち小型ノズル１０の離脱状態とし、保持具１２内に小型ノズル１０を押し入れることにより、図９に示す把持状態、即ち小型ノズル１０の装着状態とすることができる。
【００３９】
図８に示す離脱状態では、保持具１２は中央のヒンジ部分から左右に展開した状態にあり、保持具１２内に小型ノズル１０を押し入れると、ヒンジ部分の中央部に配設された押圧部材２９が小型ノズル１０の円弧側面頂点部位の起毛布１４を前後に分割配置した間（図３参照）で押圧されて下がるので、保持具１２は小型ノズル収納凹部２６の底面側に下り、図９に示すように、小型ノズル１０の吸気ヘッド４０部位を包み込むように把持する。前記押圧部材２９の下降と共に、それに連結された駆動部材３２が支持部材３１に軸支されたロッド３０の一端を押し下げるので、ロッド３０の他端に設けられた操作レバー１３は、図９に示すように上昇位置になる。上記押圧部材２９、ロッド３０、支持部材３１、駆動部材３２は、保持具１２と共に小型ノズル着脱手段３８を構成する。
【００４０】
この保持具１２による小型ノズル１０の装着状態をより確実にするためには、図示するように小型ノズル１０の両側面に外方に付勢された係止ピン３３を設け、これに対応して保持具１２に係止凹部３４を形成すると、小型ノズル１０が保持具１２内に押し入れられたとき、係止ピン３３が係止凹部３４内に嵌り込み、床ノズル１１に対する小型ノズルの安定した装着状態が得られる。尚、保持具１２には、小型ノズル１０に設けられた起毛布１４を収容するための起毛布収納凹部３５が形成され、小型ノズル１０の装着状態で起毛布１４が押し潰されてその機能が損なわれることを防止している。
【００４１】
図９に示す床ノズル１１に対する小型ノズル１０の装着状態から小型ノズル１０を離脱させるには、上昇位置にある操作レバー１３を押し下げると、ロッド３０が支持部材３１を支点として回動し、駆動部材３２により保持具１２のヒンジ部分を押し上げるので、保持具１２が開くと同時に押圧部材２９によって小型ノズル１０が押し上げられ、小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させることができる。
【００４２】
前述したように、小型ノズル１０には吸気ヘッド４０と連結管９との間を上下方向及び左右方向に回動自在に連結する回動連結部８が設けられており、図２及び図７に示すように、小型ノズル１０が床ノズル１１に装着された状態では、図１に示すように連結管９に延長管２を介して連結された手元ハンドル４の上げ下げに対応して回動連結部８は上下回動し、手元ハンドル４を回動させる動き、即ち床ノズル１１の進路方向を左右いずれかの方向に変更するハンドル操作がなされるときには、進路方向に手元ハンドル４を回動させる動きが自然になされるので、回動連結部８に軸の回動が加わると、床ノズル１１の後方側に回動連結部８があるため軸の回動方向に床ノズル１１が回動する動きが働き、スムーズに床ノズル１１の進路変更がなされる。
【００４３】
小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させた状態では、小型ノズル１０が回転方向に動くと扱い難くなるので、回動連結部８の回転方向の動きをロックする回転方向回動係止手段を設けることができる。前記回転方向回動係止手段は、バネ付勢された係止部材を設け、小型ノズル１０が床ノズル１１に装着された状態では、床ノズル１１側に設けた係止解除手段によりバネ付勢に抗して係止部材を回転方向回動の係止状態から外すように構成すると、小型ノズル１０が床ノズル１１に装着された状態では回転方向回動係止手段は機能しないため、床ノズル１１の上下及び回転方向の自在回動が可能となり、小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させると回転方向回動係止手段が機能して小型ノズル１０の回転方向の回動をロックさせることができる。
【００４４】
上記構成になる吸込具３を用いた電気掃除機１は、小型ノズル１０を床ノズル１１に装着した状態にすると、幅広の床ノズル１１により一般的な電気掃除機と同様に床面の掃除を効率よく行なうことができ、床ノズル１１が入らない狭い場所や階段などを掃除する必要に応じて操作レバー１３を足踏みすると、腰を屈めることなく床ノズル１１から小型ノズル１０を離脱させることができ、小型ノズル１０を用いた掃除ができるので、先端ノズルを付け替える面倒な作業は解消される。また、小型ノズル１０を離脱させた床ノズル１１は床面にあるので、任意に床ノズル１１に小型ノズル１０を押し入れると即座に床掃除に変更することができる。
【００４５】
小型ノズル１０を床ノズル１１から離脱させた状態で使用するとき、下面吸気口１５の形成面が円弧状に形成されていることにより、図１０に略図示するように、掃除面に対して自由な角度状態が得られ、特に、図１０（ｂ）に示すように、壁面や家具の立ち上がりのコーナー部分にも下面吸気口１５の吸気が作用してコーナー部分の塵埃を集塵除去することができる。また、小型ノズル１０の先端吸気口１６は、前述したように床ノズル１１からの離脱時に下側面側を残して蓋体１８によって閉じられるので先端吸気口１６の開口面積が縮小する結果、吸気流速が増加し、掃除面に近い側で開口するので、小型ノズル１０は先端側からの集塵効果も得られ、より広範囲の掃除が可能となる。尚、先端吸気口１６は蓋体１８により開口面積全体を閉じるように構成して下面吸気口１５からの吸気能力を増加させることもできる。
【００４６】
また、小型ノズル１０を手元ハンドル４の操作により床ノズル１１に装着するとき、床ノズル１１の後方側に小回り車輪３６が存在し、この小回り車輪３６を支点として床ノズル１１が立ち上がったり、前方に走行してしまうことがないように、小型ノズル１０に設けられた回動連結部８の回動支点より後方に小回り車輪３６が配設されている。
【００４７】
また、手元ハンドル付きの小型掃除機本体に短い管路で吸込具を取り付けたハンドクリーナと称される電気掃除機に本実施形態の構成になる吸込具３を適用することもでき、ハンドクリーナとしての機能を向上させることができる。
【００４８】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明によれば、床ノズルでは対応できない階段や狭い場所の掃除を行なうときには、適応する付属ノズルに差し替える面倒な作業を行なうことなく、小型ノズルを床ノズルから離脱させて床ノズルで対応できない場所の掃除を行なうことができる。すなわち、この小型ノズルの着脱が簡単にできることから、床ノズルと小型ノズルとを随時使い分けて広範囲の場所の掃除が１つの吸込具で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】
実施形態に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図。
【図２】
実施形態に係る吸込具の構成を示す（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図。
【図３】
小型ノズルの構成を示す（ａ）は側面図、（ｂ）下側面図、（ｃ）は正面図。
【図４】
小型ノズルの構成を示す断面図。
【図５】
床ノズルの内部構成を示す平面図。
【図６】
床ノズルに対する小型ノズルの着脱を説明する斜視図。
【図７】
床ノズルに小型ノズルを装着した状態を示す断面図。
【図８】
小型ノズルの着脱構造を説明する離脱状態の図。
【図９】
同上の装着状態の図。
【図１０】
小型ノズルによるコーナー部の吸塵を説明する概略図。
【図１１】
従来技術に係る電気掃除機の構成を示す斜視図。
【図１２】
従来技術に係る吸込具の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
１ 電気掃除機
２ 延長管（管路）
３ 吸込具
４ 手元ハンドル（手元操作筒）
６ ホース（管路）
７ 掃除機本体
８ 回動連結部（回動連結手段）
９ 連結管（管路）
１０ 小型ノズル
１１ 床ノズル
１２ 保持具
１３ 操作レバー
１４ 起毛布
１５ 下面吸気口
１６ 先端吸気口
１７ 給電接点
１８ 蓋体
２０ 回転ブラシ
２１ モータ
２２ 受電接点
２３ 吸込口
２４ 吸込部
２５ 走行部
２６ 小型ノズル収納凹部
２７ 連通口
２８ 開閉操作リブ（先端吸気口開閉手段）
３６ 小回り車輪
３８ 小型ノズル着脱手段
４０ 吸気ヘッド
[Document name] statement
Patent application title: Suction tool for vacuum cleaner and vacuum cleaner using the same
[Claim of claim]
[Claim 1] Floor nozzle,An intake head having a tip intake port with an open tip and a lower surface intake port with a lower surface openedTheSmall nozzle equippedAnd the aboveFrom the floor nozzle of the small nozzle, the small nozzle is detachably connected to the floor nozzle, and when the small nozzle is attached to the floor nozzle, the tip air inlet communicates with the suction port of the floor nozzle, the lower air inlet is closed. A suction tool for a vacuum cleaner, characterized in that at least the lower surface air intake is opened at the time of detachment of.
[Claim 2] For small nozzlesVertically and rotationally rotatableTheThe suction tool for a vacuum cleaner according to claim 1, wherein a pivoting connection means is provided.
3. The electric vacuum cleaner according to claim 2, further comprising: a rotational direction rotation locking means for locking rotation of the small size nozzle in the rotational direction of the rotation connection means when the small size nozzle is separated from the floor nozzle. Suction tool.
4. A suction tool for a vacuum cleaner according to claim 1, wherein a raising body is attached to both sides of the lower surface air inlet.
5. The suction tool for a vacuum cleaner according to claim 1, wherein the small-sized nozzle has a plurality of lower surface air inlets formed in an arc axis direction on the lower surface formed in an arc shape.
6. A suction tool for an electric vacuum cleaner according to claim 1, wherein lower surface air inlets are formed on both sides of an arc-shaped peak portion.
7. The apparatus according to claim 1, further comprising a tip inlet opening / closing means for closing the tip inlet when the small nozzle is detached from the floor nozzle and opening the tip inlet when the small nozzle is attached from the floor nozzle. Vacuum cleaner suction tool.
8. A suction tool according to claim 7, wherein said tip inlet opening / closing means is configured to partially close said tip inlet when said small nozzle is detached from said floor nozzle.
[9]In a vacuum cleaner in which a suction tool is connected by a conduit forming an air flow path to a cleaner body provided with an electric blower,
The suction tool includes a connecting portion connected to the pipe, an air intake head having a lower end air inlet having a tip air inlet open at the front end and a lower surface open, and a vertical direction between the connection portion and the air intake head And a small nozzle provided with rotational connection means rotatably connected in the rotational direction, the small nozzle being detachably connected to the floor nozzle, the connection being made when the small nozzle is attached to the floor nozzle The section is on the back side of the floor nozzle, and the tip intake port communicates with the suction port of the floor nozzle, the lower surface intake port is closed, and at least the lower surface intake port is opened when the small nozzle is detached from the floor nozzle. A vacuum cleaner characterized by having been.
10. The vacuum cleaner using the suction tool for vacuum cleaners of any one of Claims 1-9.
Detailed Description of the Invention
[0001]
Field of the Invention
The present invention equips a floor nozzle with a small nozzle, enables the small nozzle corresponding to a narrow place which is difficult to clean by the floor nozzle to be separated from the floor nozzle, and switches the floor nozzle and the small nozzle freely for cleaning. The present invention relates to a vacuum cleaner suction tool that can be used and a vacuum cleaner using the same.
[0002]
[Prior Art]
FIG. 11 shows an example of a floor moving type vacuum cleaner. The extension pipe 2 to which the floor nozzle 50 is removably attached at its tip is connected to the hand handle 4 and the hose 6 extending from the hand handle 4 is It is connected to the cleaner body 7 by a hose joint 5. When cleaning with such a vacuum cleaner, the floor surface has a wide floor nozzle50Can be cleaned efficiently, but stairs and floor nozzles50Floor nozzles that are narrower than the flat area of the floor50Can not be used. Generally, the vacuum cleaner comes with attached nozzles such as a gap nozzle and a brush nozzle, removes the extension pipe 2 from the hand handle 4 and mounts the optional attached nozzle on the hand handle 4 to make a floor nozzle50It will clean up the place where it can not be used.
[0003]
But the floor nozzle50Replacement work with the attached nozzle is troublesome, the extension pipe 2 removed and the floor nozzle connected to it50The floor nozzle50Because the roller is attached to the roller, it can not stand on the wall, which often causes troubles in the place. Floor nozzle50If you can easily convert the small nozzle and the small nozzle to fit in a narrow place, the cleaning operation using the vacuum cleaner will be easier. As a prior art which implement | achieves this, the vacuum cleaner disclosed by Unexamined-Japanese-Patent No. 2001-314358 is known.
[0004]
This vacuum cleaner (electric vacuum cleaner) is characterized by a suction tool, and as shown in FIG. 12, the vertical rotation and rotation of the distal end of the extension tube 213 is performed as shown in FIG. A hollow brush nozzle 250 is attached via a ball joint 240 which enables the brush nozzle 250 to be detachably attached to an opening 211 a communicating with the suction port of the floor nozzle 210. When the brush nozzle 250 is attached to the floor nozzle 210, the floor nozzle 210 is attached to the tip of the extension tube 213, so that an air flow path communicating from the hollow brush nozzle 250 to the floor nozzle 210 is formed. The floor surface can be cleaned using the floor nozzle 210, and the brush nozzle 250 can be detached from the floor nozzle 210 by depressing the pressing portion 320 with a foot as necessary. This configuration makes it possible to switch between the floor nozzle 210 and the brush nozzle 250 without bending back, and has the convenience of being able to easily switch from cleaning of the floor surface to cleaning of narrow places such as stairs. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the vacuum cleaner according to the prior art, the height at the time of use as the floor nozzle 210 is increased, and the floor nozzle 210 does not enter the space with a small height, so the range which can be cleaned by the floor nozzle 210 is narrowed. There is a problem.
[0006]
Also, when the ball joint 240 is in the vertical direction of the floor nozzle 210 and the extension pipe 213 is connected obliquely upward to the ball joint 240 and operated from the hand, the floor nozzle 210 is turned. Even if the operation of rotating the extension tube 213 occurs, it is difficult for the floor nozzle 210 to move in the direction to turn the direction, and there is a problem that the cleaning using the floor nozzle 210 can not be performed smoothly.
[0007]
Further, since the brush nozzle 250 is connected via the ball joint 240 rotating in the rotational direction and the vertical direction, when the brush nozzle 250 is detached from the floor nozzle 210 and cleaned using the brush nozzle 250, the brush nozzle There is a problem that the angle of 250 is not stable and the cleaning operation is difficult.
[0008]
The present invention has been made in view of the problems of the above-mentioned prior art, and a small nozzle is detachably connected to a floor nozzle so that a cleaning operation using each nozzle can be stably performed. It is an object of the present invention to provide a suction tool and a vacuum cleaner using the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A first invention of the present application for achieving the above object isFloor nozzle,An intake head having a tip intake port with an open tip and a lower surface intake port with a lower surface openedTheSmall nozzle equippedAnd the aboveFrom the floor nozzle of the small nozzle, the small nozzle is detachably connected to the floor nozzle, and when the small nozzle is attached to the floor nozzle, the tip air inlet communicates with the suction port of the floor nozzle, the lower air inlet is closed. At least the lower surface intake port is opened at the time of disengagement.
[0010]
According to the above configuration, the small nozzle is mounted on the floor nozzleSo, smallSince the tip intake port of the nozzle communicates with the suction port of the floor nozzle, it can be used as a floor nozzle. In the state where the small nozzle is separated from the floor nozzle, at least the lower surface air inlet is opened, so that it is possible to clean a narrow place which is not possible with the floor nozzle using the small nozzle.
[0011]
In the above configuration, by providing a rotary connection means for rotatably connecting the pipe and the small nozzle in the rotational direction and the vertical direction, the direction change and cleaning angle of the floor nozzle from the hand can be made freely. Thus, the floor surface can be easily cleaned using the floor nozzle.
[0012]
Further, when the rotation direction rotation locking means for locking the rotation of the rotation connection means in the rotation direction is provided when the small nozzle is separated from the floor nozzle, the cleaning operation using the small nozzle is stabilized.
[0013]
Moreover, it is preferable to attach a raising body to both sides of the lower surface air inlet, and the effect of scraping dust, the effect of making a gap between the lower surface air inlet and the cleaning surface improve dust collecting ability, the effect of wiping the cleaning surface, bumper effect Etc can be obtained.
[0014]
Moreover, the small nozzle can obtain a large dust collection width in the movement direction of the small nozzle by forming a plurality of lower surface intake ports in the arc axis direction on the surface formed in the arc shape. By forming the lower surface intake port on both sides of the lower surface intake port on the both sides of the arc-shaped apex portion, it is possible to obtain an effect of absorbing dust in the corner portion and a free dust collection angle.
[0015]
In addition, a tip inlet opening and closing means is provided which closes the tip inlet when the small nozzle is detached from the floor nozzle and opens the tip inlet when the small nozzle is attached from the floor nozzle. And an intake flow path is formed. When the lower surface intake port is mounted on the floor nozzle, the mounting surface of the floor nozzle abuts on the lower surface side and is closed.
[0016]
When the tip inlet opening / closing means is configured to partially close the tip inlet when the small nozzle is detached from the floor nozzle, the tip inlet port has an intake function, so the tip from the tip side when using the small nozzle. It can form intake and increase the dust collection rangeit can.
[0023]
In the vacuum cleaner according to the second aspect of the present invention, the suction tool is connected to the vacuum cleaner main body provided with the electric blower by a pipe line forming an air flow path, and the suction tool is connected to the pipe line. An intake head formed with a connecting portion, a tip intake port having an open tip end, and a lower surface intake port having a side surface portion open, and the connecting portion and the intake head are rotatably connected in the vertical and rotational directions. A small nozzle provided with a pivotal connection means, the small nozzle being detachably connected to the floor nozzle, the connection portion being on the rear side of the floor nozzle when the small nozzle is mounted on the floor nozzle, The front end intake port is in communication with the suction port of the floor nozzle, the lower surface intake port is closed, and at least the lower surface intake port is opened when the small nozzle is separated from the floor nozzle.
[0024]
According to the above configuration, the lower surface intake port and the tip intake port formed in the small nozzle are opened and closed according to the attachment / detachment from the floor nozzle, and the tip intake port is a suction of the floor nozzle when the small nozzle is mounted on the floor nozzle It communicates with the mouth and the floor surface can be cleaned by the floor nozzle. If the small nozzle is removed from the floor nozzle as necessary to clean a difficult-to-clean area by the floor nozzle, the lower surface air inlet can be opened to perform cleaning using the small nozzle. Further, when the small nozzle is mounted on the floor nozzle, the connection portion is located on the rear side of the floor nozzle, so that the operation of changing the direction of the floor nozzle in accordance with the turning operation from the pipeline side is smoothly performed.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention. The embodiment described below is an example embodying the present invention, and does not limit the technical scope of the present invention.
[0027]
This embodiment shows a floor moving type vacuum cleaner 1 as shown in FIG. 1 and a suction tool 3 serving as a dust suction port thereof. In the vacuum cleaner 1, an extension pipe 2 to which a suction tool 3 is detachably attached at its tip is connected to a hand handle (hand operation cylinder) 4, and a hose 6 extending from the hand handle 4 is vacuumed by a hose joint 5. It is connected to the main body 7.
[0028]
As shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the suction tool 3 is connected to the connecting pipe (connecting portion) 9 for connecting to the extension pipe 2 via a rotating connecting portion (rotating connecting means) 8. The small nozzle 10 to which the intake head 40 is connected is detachably mounted on the floor nozzle 11. When the small nozzle 10 is attached to or removed from the floor nozzle 11, the holding state of the holder 12 for holding the small nozzle 10 is released by depressing the operation lever 13 provided on the floor nozzle 11, and the small nozzle 10 is detached from the floor nozzle 11. The small nozzle 10 can be cleaned and the narrow place can be cleaned using the small nozzle 10. The small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11 by placing the small nozzle 10 in the holder 12 and lightly pressing it. The floor can be cleaned efficiently.
[0029]
As shown in FIGS. 3 (a), (b) and (c), the lower surface of the small nozzle 10, which is the mounting direction surface to the floor nozzle 11, is formed in a circular arc. A blanket (hair raising body) 14 is attached, and a lower surface intake port 15 is opened on both sides thereof, and a raised blanket 14 is attached to each side. Further, in the state where the distal end suction port 16 communicating with the suction port 23 of the floor nozzle 11 described later is opened on the distal end side and the small nozzle 10 is separated from the floor nozzle 11, as shown in FIG. The opening 16 is closed by the spring-loaded lid 18 leaving a part on the lower surface side. Reference numeral 17 denotes a pair of left and right feed contacts for feeding and connecting a motor 21 for rotationally driving a rotary brush provided on the floor nozzle 11 described later, and the wire lead wire from the cleaner body 7 is a hose 6, hand When the small nozzle 10 is wired to the tip of the extension pipe 2 through the handle 4 and the extension pipe 2 and the small nozzle 10 is connected to the extension pipe 2 by the connection pipe 9, the power feeding portion 19 provided on the connection pipe 9 is the extension pipe 2 The small-sized nozzle 10 is internally wired from the feeding portion 19 and is wire-connected to the feeding contact 17.
[0030]
The raised blanket 14 is made by finely raising fine hair on the seat surface, and blocks both sides of the lower air intake port 15 to improve the ability to absorb dust from the lower air intake port 15 according to the movement of the small nozzle 10. The dust on the recessed portion is scraped off, the dust on the cleaning surface is guided to the lower air inlet 15, and the cleaning surface is wiped to exert an operation effect, and also has the function of a bumper that does not damage the furniture or the cleaning surface. A raised blanket 14 is most desirable for application to the small nozzle 10, but a brush, felt or the like of the same shape can also be used.
[0031]
In the configuration of the present embodiment, the lower surface intake ports 15 of the small-sized nozzle 10 are provided in two rows, but are provided in one row at the apex of the arc and the raised blankets 14 are disposed on both sides thereof. It can also be configured.
[0032]
The floor nozzle 11 is configured as a so-called power nozzle as shown in FIG. 5 as an internal configuration, and a rotary brush 20 having a brush and a rubber blade attached to a rotary shaft is rotationally driven by a motor 21 to remove dust from carpets and the like. It has a function to scrape out. When the small nozzle 10 is attached to the motor 21, the pair of feeding contacts 17 disposed in the small nozzle 10 comes in sliding contact with the pair of receiving contacts 22 disposed in the floor nozzle 11. It is done by
[0033]
The floor nozzle 11 is provided with a wide suction portion 24 in which a horizontally long suction port 23 accommodating the rotating brush 20 is formed, and a traveling portion 25 projecting rearward from the central portion thereof, and the planar shape is T-shaped As shown in FIG. 6, the small-sized nozzle housing recess 26 is formed on the upper surface side from the rear end of the traveling portion 25 to the suction portion 24. A communication port 27 communicating with the suction port 23 is opened on the front side in the small-sized nozzle housing recess 26. When the small-sized nozzle 10 is mounted on the small-sized nozzle housing recess 26, the tip suction port formed on the small-sized nozzle 10 The lid 18 is opened, and the communication port 27 and the tip air inlet 16 communicate with each other to form an air flow path to the cleaner body 7.
[0034]
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11. When the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11, FIG. Opening / closing operation rib (tip intake opening and closing means) 28 rotates the lid 18 which partially closes the tip intake port 16 of the small nozzle 10 by spring biasing, and resists spring biasing as illustrated. The lid 18 is opened, and the tip intake port 16 is fully opened to form an air flow path from the suction port 23 to the connecting pipe 9. Further, since the lower surface intake port 15 of the small nozzle 10 is closed by the bottom surface of the small nozzle housing recess 26, in the state where the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11, only suction from the suction port 23 is obtained. Dust absorption capacity is not impaired.
[0035]
As shown in FIG. 6, the small nozzle housing recess 26 formed in the floor nozzle 11 is formed to have a depth substantially equal to the dimension of the small nozzle 10 in the height direction, and when the small nozzle 10 is housed therein As shown in FIG. 2 (b) and FIG. 7, the flat nozzle 11 can be inserted into a space or the like opened under furniture only by the small nozzle 10 slightly coming out of the upper surface of the floor nozzle 11. can do. Further, the height of the floor nozzle 11 can also be reduced by providing the small turning wheels 36 on both sides of the small nozzle housing recess 26 as shown in FIG.
[0036]
When the control lever 13 provided on the floor nozzle 11 is pressed downward (stepped on with the foot), the small nozzle 10 can be detached from the floor nozzle 11. As shown in FIG. 4, since the lid 18 provided at the tip intake port 16 is not pressed by the opening / closing operation rib (tip intake port opening / closing means) 28, the lid 18 is tipped as shown by a spring bias. Close the intake port 16. At this time, by setting the dimension in the vertical direction of the lid 18 smaller than the opening height dimension of the tip intake port 16, it is possible to obtain a state in which the tip intake port 16 is partially closed with the lower part open. Further, since the lower surface intake port 15 is in the open state, an air flow path extending from the lower end of the tip intake port 16 and the plurality of lower surface intake ports 15 to the connecting pipe 9 is formed, and the dust collecting function by the small nozzle 10 is obtained.
[0037]
Next, the mounting and demounting structure of the small nozzle 10 with respect to the floor nozzle 11 will be described with reference to FIGS. 8 and 9.
[0038]
In FIGS. 8 and 9, in the small-sized nozzle housing recess 26 formed in the floor nozzle 11, a holder (small-sized nozzle attachment / detachment means) 12 is disposed along the cross-sectional shape. The holder 12 is connected to the left and right pair at the central hinge portion, and can be switched between the released state shown in FIG. 8 and the held state shown in FIG. 9 by pressing the operation lever 13. By holding the small nozzle 10 into the holder 12 in the released state shown in FIG. 8, ie, the separated state of the small nozzle 10, the grasped state shown in FIG. 9, ie, the attached state of the small nozzle 10 can be obtained.
[0039]
In the separated state shown in FIG. 8, the holding tool 12 is in a state developed from the central hinge part to the left and right, and when the small nozzle 10 is pushed into the holding tool 12, a pressing member disposed at the central part of the hinge part Since 29 is pressed down while the raised blanket 14 at the top of the arc side face of the small nozzle 10 is divided forward and backward (see FIG. 3), the holder 12 descends to the bottom side of the small nozzle housing recess 26, FIG. As shown in FIG. 1, the suction head 40 of the small nozzle 10 is gripped so as to wrap around. Since the drive member 32 connected thereto depresses one end of the rod 30 pivotally supported by the support member 31 with the lowering of the pressing member 29, the operation lever 13 provided at the other end of the rod 30 is shown in FIG. Ascending position. The pressing member 29, the rod 30, the support member 31, and the drive member 32 constitute a small nozzle attaching / detaching means 38 together with the holder 12.
[0040]
In order to make the mounting state of the small nozzle 10 by the holder 12 more reliable, as shown in the drawing, locking pins 33 biased outward are provided on both side surfaces of the small nozzle 10, correspondingly When the locking recess 34 is formed in the holder 12, when the small nozzle 10 is pushed into the holder 12, the locking pin 33 fits into the locking recess 34, and the stable mounting of the small nozzle on the floor nozzle 11 The state is obtained. In addition, a raised blanket storage recess 35 for storing the raised blanket 14 provided in the small nozzle 10 is formed in the holder 12, and the raised blanket 14 is crushed in a mounted state of the small nozzle 10, and the function is It prevents it being damaged.
[0041]
In order to dismount the small nozzle 10 from the mounting state of the small nozzle 10 to the floor nozzle 11 shown in FIG. 9, when the control lever 13 in the raised position is depressed, the rod 30 pivots with the support member 31 as a fulcrum. Since the hinge portion of the holder 12 is pushed up by 32, the small nozzle 10 is pushed up by the pressing member 29 at the same time as the holder 12 is opened, and the small nozzle 10 can be separated from the floor nozzle 11.
[0042]
As described above, the small-sized nozzle 10 is provided with the pivotal connection portion 8 for pivotally connecting the intake head 40 and the connection pipe 9 in the vertical direction and the lateral direction, as shown in FIGS. 2 and 7. As shown, in the state where the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11, as shown in FIG. 1, the rotational connection portion corresponding to the raising and lowering of the hand handle 4 connected to the connection pipe 9 via the extension pipe 2. 8 moves up and down to rotate the hand handle 4, that is, when handle operation is performed to change the course direction of the floor nozzle 11 to either left or right, the movement to turn the hand handle 4 in the course direction Is naturally made, so that when the rotation of the shaft is added to the rotation connection portion 8, the movement of the floor nozzle 11 in the rotation direction of the shaft is performed because the rotation connection portion 8 is on the rear side of the floor nozzle 11. Works smoothly and the course change of the floor nozzle 11 is It is.
[0043]
In the state where the small nozzle 10 is separated from the floor nozzle 11, if the small nozzle 10 moves in the rotational direction, it becomes difficult to handle, so rotational direction rotation locking means for locking the movement of the rotational connection portion 8 in the rotational direction is provided. be able to. The rotation direction rotation locking means is provided with a spring-loaded locking member, and in a state where the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11, the spring release is performed by the locking release means provided on the floor nozzle 11 side. If the locking member is configured to be released from the locked state of rotation in the rotational direction against the movement, the rotation direction rotation locking means does not function in a state where the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11. 11. The free rotation of the small nozzle 10 from the floor nozzle 11 becomes possible by freely rotating the small nozzle 10 up and down and the rotational direction of the small nozzle 10 functions to lock the rotation of the small nozzle 10 in the rotational direction. it can.
[0044]
When the small nozzle 10 is mounted on the floor nozzle 11, the vacuum cleaner 1 using the suction tool 3 configured as described above cleans the floor surface by the wide floor nozzle 11 in the same manner as a general vacuum cleaner. The step can be performed efficiently, and the small nozzle 10 can be detached from the floor nozzle 11 without bending back when stepping on the operation lever 13 as necessary to clean a narrow place, stairs, etc. where the floor nozzle 11 does not enter. Since the cleaning can be performed using the small nozzle 10, the troublesome work of replacing the tip nozzle is eliminated. Further, since the floor nozzle 11 from which the small nozzle 10 is detached is on the floor surface, when the small nozzle 10 is arbitrarily pushed into the floor nozzle 11, the floor can be immediately changed to floor cleaning.
[0045]
When the small-sized nozzle 10 is used in a state of being separated from the floor nozzle 11, the formation surface of the lower surface intake port 15 is formed in an arc shape, so that the cleaning surface is free as shown schematically in FIG. In particular, as shown in FIG. 10 (b), the intake of the lower air intake port 15 acts on the wall and the corner of the rising edge of the furniture to collect and remove dust in the corner. it can. Further, as described above, the tip intake port 16 of the small nozzle 10 is closed by the lid 18 with the lower side left at the time of detachment from the floor nozzle 11 and the opening area of the tip intake port 16 is reduced. Since the small nozzle 10 is opened on the side close to the cleaning surface, the small nozzle 10 can also obtain the dust collecting effect from the tip side, and a wider range of cleaning becomes possible. The tip end intake port 16 can be configured to close the entire opening area by the lid 18 to increase the intake capability from the lower surface intake port 15.
[0046]
In addition, when the small nozzle 10 is attached to the floor nozzle 11 by operating the hand handle 4, the small rotating wheel 36 exists on the rear side of the floor nozzle 11, and the floor nozzle 11 stands up with the small rotating wheel 36 as a fulcrum A small wheel 36 is disposed rearward of the pivot point of the pivot connection 8 provided on the small nozzle 10 so as not to travel.
[0047]
Moreover, the suction tool 3 which becomes a structure of this embodiment can also be applied to the vacuum cleaner called a hand cleaner which attached the suction tool by the short pipe line to the small-sized vacuum cleaner main body with a handle. Can improve the function of
[0048]
【Effect of the invention】
As described above, the present inventionAccording to the floor NozWhen cleaning stairs or narrow places that can not be handled by the robot, you can remove small nozzles from the floor nozzle and clean the places that can not be handled by the floor nozzle, without performing the troublesome work of replacing the attached nozzles. .That is,Since the small nozzle can be easily attached and detached, the floor nozzle and the small nozzle can be used as needed to clean a wide area with one suction tool.
Brief Description of the Drawings
[Fig. 1]
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS The perspective view which shows the whole structure of the vacuum cleaner which concerns on embodiment.
[Fig. 2]
(A) is a top view which shows the structure of the suction tool which concerns on embodiment, (b) is a side view.
[Fig. 3]
(A) is a side view showing the configuration of the small nozzle, (b) a lower side view, and (c) a front view.
[Fig. 4]
Sectional drawing which shows the structure of a small nozzle.
[Fig. 5]
The top view which shows the internal structure of a floor nozzle.
[Fig. 6]
The perspective view explaining attachment and detachment of the small-sized nozzle to a floor nozzle.
[Fig. 7]
Sectional drawing which shows the state which mounted | wore the small nozzle with the floor nozzle.
[Fig. 8]
The figure of the removal | restoration state explaining the attachment or detachment structure of a small nozzle.
[Fig. 9]
The figure of the wearing state same as the above.
[Fig. 10]
Schematic explaining the dust absorption of the corner part by a small nozzle.
[Fig. 11]
The perspective view which shows the structure of the vacuum cleaner which concerns on a prior art.
[Fig. 12]
The perspective view which shows the structure of the suction tool which concerns on a prior art.
[Description of the code]
1 Vacuum cleaner
2 Extension pipe (pipe line)
3 suction tool
4 Hand handle (hand operation tube)
6 hose (pipe line)
7 Vacuum cleaner body
8 Rotational connection (rotational connection means)
9 Connection pipe (pipe line)
10 Small nozzle
11 floor nozzle
12 Holders
13 Operating lever
14 Raised blanket
15 bottom air intake
16 tip air intake
17 feeding contacts
18 lid
20 rotating brushes
21 motor
22 Power contact
23 suction port
24 suction section
25 running section
26 Small nozzle storage recess
27 Communication port
28 Opening / closing operation rib (tip inlet opening / closing means)
36 small wheel
38 Small-sized nozzle attachment and detachment means
40 intake head