JP2003339100A - スピーカおよびスピーカシステム - Google Patents

スピーカおよびスピーカシステム

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JP2003339100A JP2002145946A JP2002145946A JP2003339100A JP 2003339100 A JP2003339100 A JP 2003339100A JP 2002145946 A JP2002145946 A JP 2002145946A JP 2002145946 A JP2002145946 A JP 2002145946A JP 2003339100 A JP2003339100 A JP 2003339100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶数次の振動歪を除去した薄型平板スピーカ
を提供する。 【解決手段】 所定の厚さを有し、厚さ方向に着磁され
た板状の永久磁石と、永久磁石からの磁束と鎖交する方
向に電流が流れるようにされたコイル巻回部分が、永久
磁石の厚さ分の空間に位置するように配置されたボイス
コイルと、導電性材料からなり、永久磁石の厚さ方向に
対して直交する方向の振動面が、永久磁石の厚さ方向の
一側と、その振動振幅に応じた分だけ離れた位置となる
ように配置された振動板とを備えてなるスピーカであ
る。ボイスコイルに音声電流を流すことにより、振動板
に電磁誘導による渦電流を発生させ、この渦電流と永久
磁石との間に発生する力により振動板を振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄型の平板スピ
ーカとして好適なスピーカおよびそのスピーカを用いた
スピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】薄型の平板スピーカは、大きな設置スペ
ースをとらないので、種々の用途に用いることができる
と期待される。この種の薄型の平板スピーカとしては、
振動板が比較的大きい場合には、分割振動を抑えるため
に、振動板を複数個のボイスコイルで駆動する方式が取
られていた。
【0003】例えば、図11に示すような、例えば矩形
の平板からなり、その周縁部200aが固定されている
振動板200を、図11に示すような振動板200の中
心位置201において、点的に駆動する場合を考える
と、振動板200は、図12の断面図に示すように振動
をする。
【0004】すなわち、今、図12(A)に示すよう
に、振動板200の中心位置201が上方の駆動力を受
けた場合には、振動板200は、図12(B)に示すよ
うに上に凸となるような形状に変形する。このとき、振
動板200の中心位置201よりもずれた部分202
は、振動板自身の質量のため、すぐには動かず、中心位
置の上方への変位よりも遅れて上方に変位するような動
きをする。
【0005】その後、振動板200の中心位置201が
下方に駆動力を受けると、振動板200の中心位置20
1は、その駆動力により即座に図12(C)に示すよう
に下方に変位するが、中心位置201よりもずれた部分
202は、このときには未だ上向きの慣性を持っている
ので、図12(C)に示すように上方向に動き続けよう
とする。このため、振動板200は、全体として、図1
2(C)に示すように分割振動してしまうのである。
【0006】そこで、従来、振動板200を、中心位置
201のみならず、部分202やその他の部分を同時に
駆動するように、複数個のボイスコイルを用いる平板ス
ピーカが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな複数個のボイスコイルを用いる平板スピーカの場合
には、構造が複雑になると共に、高価格になってしまう
という問題があった。
【0008】この発明は、この問題点を解消することが
できるスピーカを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明によるスピーカは、所定の厚さを有
し、厚さ方向に着磁された板状の永久磁石と、前記永久
磁石からの磁束と鎖交する方向に電流が流れるようにさ
れたコイル巻回部分が、前記永久磁石の厚さ分の空間に
位置するように配置されたボイスコイルと、導電性材料
からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対して直交する方
向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向の一側とは、前
記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れた位置となるよ
うに配置された振動板と、を備え、前記ボイスコイルに
音声電流が流れることにより前記振動板に生じる渦電流
と、前記永久磁石からの磁束との間に発生する相互作用
による力により前記振動板を振動させることを特徴とす
る。
【0010】上述の構成の請求項1の発明のスピーカに
よれば、ボイスコイルに音声電流が流れることにより振
動板に生じる渦電流と、永久磁石からの磁束との間に発
生する相互作用による力により振動板が振動する。この
場合に、永久磁石による磁界が比較的広範囲に発生し、
また、渦電流が振動板において比較的広範囲において発
生するため、振動板においては、分割振動が起きにくい
という特徴がある。そして、構成が簡単であり、このた
め、安価に製造することができるという利点がある。
【0011】また、請求項2の発明によるスピーカは、
所定の厚さを有し、厚さ方向に着磁された板状の永久磁
石と、前記永久磁石からの磁束と鎖交する方向に電流が
流れるようにされたコイル巻回部分が、前記永久磁石の
厚さ分の空間に位置するように配置されたボイスコイル
と、導電性材料からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対
して直交する方向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向
の一側とは、前記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れ
た位置となるように配置された第1の振動板と、導電性
材料からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対して直交す
る方向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向の他側と
は、前記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れた位置と
なるように配置された第2の振動板と、前記第1の振動
板および前記第2の振動板の中心位置およびその近傍が
対向する部分は空間とされ、この空間部において、前記
第1の振動板および前記第2の振動板を連結する連結部
材と、を備え、前記ボイスコイルに音声電が流れること
により前記第1の振動板および前記第2の振動板に生じ
る渦電流と、前記永久磁石からの磁束との間に発生する
相互作用により前記第1の振動板および前記第2の振動
板を振動させることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明のスピーカにおいては、厚
さ方向に着磁された永久磁石の厚さ方向の一側には、第
1の振動板が設けられ、永久磁石の厚さ方向の他側に
は、第2の振動板が設けられる。
【0013】ボイスコイルに音声信号電流が供給される
と、第1および第2の振動板に渦電流が誘起され、その
渦電流と永久磁石による磁束とにより、第1および第2
の振動板に直交する方向の力が発生し、これらの第1お
よび第2の振動板が振動する。
【0014】このとき、第1の振動板が、永久磁石に近
づく方向に振動するときには、第2の振動板は、永久磁
石から遠ざかる方向に振動し、また、第1の振動板が、
永久磁石から遠ざかる方向に振動するときには、永久磁
石からの磁力線が弱くなる。つまり、一方の振動板が永
久磁石から遠ざかり、磁力線が弱くなるときには、他方
の振動板が永久磁石に近づき、磁力線が強くなる。ま
た、一方の振動板が永久磁石に近づき、磁力線が強くな
るときには、他方の振動板が永久磁石から遠ざかり、磁
力線が弱くなる。
【0015】振動板が1枚のときには、振動板の振動面
が、永久磁石に近づく方向に振動するときには、永久磁
石からの磁力線が大きくなり、一方、永久磁石から遠ざ
かる方向に振動するときには、永久磁石からの磁力線が
弱くなるというように、振動板の振動に応じて、渦電流
が鎖交する磁力線に強弱が生じるため、振動板の振動に
は、偶数次の歪が発生し、音響品質が劣化するという問
題があるが、請求項2の発明においては、上述のよう
に、2枚の振動板が、互いに相補的な動きをするため、
偶数次の振動歪を除去することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]この発明によ
るスピーカの第1の実施形態を、図1〜図4を参照しな
がら説明する。図1は、この実施形態の薄型平板スピー
カの分解斜視図、図2は、その横断面図、図3および図
4は、その振動原理を説明するための図である。
【0017】この薄型平板スピーカは、フレーム1に対
して、振動板2、ボイスコイル3、永久磁石4が取り付
けられる構造を有している。
【0018】フレーム1は、非磁性体で、かつ、非導電
性の材料、例えば木材の矩形板からなる。この例では、
フレーム1は外形が正方形とされる。そして、フレーム
の中心部には、ボイスコイル3および永久磁石4を配置
するための透孔11が穿かれている。透孔11は、フレ
ーム1の中心位置を中心とする所定の半径を有する。
【0019】なお、フレーム1の、この透孔11の周囲
に穿かれている複数個の透孔12は、フレーム1の強度
を損なわない程度にフレーム1の全体の重量を軽くする
ためのものである。
【0020】そして、フレーム1の、側面(厚さ部分)
には、振動板2をフレーム1に取り付けるためのねじ孔
13が、複数個設けられている。また、フレーム1の、
前記透孔11の周囲には、後述するボイスコイルボビン
5をフレーム1に固定するためのねじ孔14が、複数
個、この例では、4個、等間隔で設けられている。
【0021】ボイスコイル3は、非磁性および非導電性
の材料からなるボイスコイルボビン5に、リング状に巻
回される。この場合、ボイスコイルボビン5の巻き軸の
方向は、フレーム1の厚さ方向に平行な方向とされる。
ボビン5の巻き軸方向の両端には、フランジ部51およ
び52が形成される。
【0022】そして、この例の場合、ボイスコイルボビ
ン5の一方のフランジ部51には、フレーム1に、この
ボビン5を固定するためのねじ孔53を備える突出部5
4が、等間隔で複数個、この例では、4個形成されてい
る。突出部54は、フランジ部51の半径方向の外方に
突出するように形成されている。
【0023】そして、図2に示すように、ボイスコイル
3が巻回されたボイスコイルボビン5は、ボイスコイル
3の部分が、フレーム1の透孔11内に位置するような
状態で、ねじ55がフランジ部51の突出部54のねじ
孔を介して、フレーム11のねじ孔14にねじ込まれる
ことにより、フレーム1に固定される。
【0024】永久磁石4は、円板状の形状を有し、その
厚さ方向に着磁されている。この例の場合、永久磁石4
の半径は、ボイスコイルボビン5の中空部56の半径に
ほぼ等しく選定されている。そして、永久磁石4は、図
2に示すように、ボイスコイルボビン5の中空部56内
に納められる。
【0025】この場合、ボイスコイルボビン5のフレー
ム1に取り付けられない方のフランジ部52は、半径方
向に中空部56側に向かって張り出す張り出し部52a
を有しており、この張り出し部52aにより、中空部5
6内に収納された永久磁石4の周縁部が支持されるよう
にされている。
【0026】一方、ボイスコイルボビン5のフレーム1
に取り付けられる方のフランジ部51には、段差部57
が設けられており、この段差部57に、永久磁石4より
も大径の、リング状の押さえ板6が嵌合される。そし
て、この押さえ板6に形成されたねじ孔61を通じてね
じ62が、ボイスコイルボビン5にねじ込まれることに
より、この押さえ板6がボイスコイルボビン5に固定さ
れ、この固定された押さえ板6により、永久磁石4が、
ボイスコイルボビン5の中空部56内に固定される。
【0027】振動板2は、導電性の材料で構成される。
この例では、振動板2は、導電性、かつ、非磁性の金
属、例えば銅板やアルミニューム板で構成されている。
なお、振動板2は、鉄などの磁性材で構成することもで
きる。
【0028】この例の振動板2は、フレーム1と同形
で、フレーム1よりも僅かに大きい薄い平板を振動面2
aとして備えている。そして、この振動板2の振動面2
aの周縁から、振動板2の振動面2aに直交する方向に
環状の壁部21が形成されている。そして、この壁部2
1の適宜の位置には、さらに、振動板2の振動面2aに
直交する方向に突出する取り付け部22が複数個、図の
例では4個、設けられる。この取り付け部22は、振動
板2の壁部21において、前述したフレーム1の側面の
ねじ孔13が形成されている位置に対応する振動板2の
位置に形成されており、この取り付け部22には、ねじ
孔13と連通するようにされるねじ孔23が形成されて
いる。
【0029】そして、図2に示すように、ねじ24が、
ねじ孔23および13を通して、フレーム1にねじ込ま
れることにより、振動板2が、壁部21の部分におい
て、フレーム1に固定される。この場合に、振動板2の
振動面2aと、永久磁石4とは、振動面2aの振動振幅
に応じた分だけ離れた位置となるようにされる。
【0030】つまり、振動面2aの最大振幅時にも、振
動面2aが永久磁石4に接触しないように、振動面2a
が永久磁石4に対して離間するようにされる。この場合
に、この例では、振動板2の振動面2aと、フレーム1
との間には、例えばゴムからなる介挿部材15が設けら
れる。この介挿部材15は、振動板2と、フレーム1と
の間の距離を決めるための部材となる。
【0031】[第1の実施形態のスピーカの振動原理の
説明]上述の構成のスピーカにおいては、ボイスコイル
3に音声信号電流が流されると、振動板2の振動面2a
には、ボイスコイル3に流れる電流と逆向きの渦電流が
誘起され、この渦電流が永久磁石4からの磁力線を切る
ことにより、振動板2を、振動面2aに直交する方向に
振動させる力が発生し、この力により、振動板2の振動
面2aが音声信号に応じて振動する。
【0032】この振動板2の振動面2aの振動原理を、
図3および図4を参照して、さらに詳細に説明する。図
3は、ボイスコイル3が巻回されたボイスコイルボビン
5の中空部56に永久磁石4が納められた状態の断面図
であり、また、図4は、ボイスコイル3に流れる電流と
振動板2aに誘起される渦電流との関係を説明するため
の図である。
【0033】ボイスコイル3に流れる音声信号電流の向
きが、例えば図3に示すような断面図において、ボイス
コイル3の左側の断面では、紙面に垂直で、紙面の表か
ら裏に向かう方向に流れ、ボイスコイル3の右側の断面
では、紙面に垂直で、紙面の裏から表に向かう方向に流
れる向きである場合を考える。つまり、図4において、
実線の矢印101に示す方向にボイスコイル3に電流が
流れた場合である。
【0034】このときには、振動板2には、ボイスコイ
ル3に流れる音声信号電流による変化分を妨げるよう
に、渦電流が発生するので、渦電流の向きは、ボイスコ
イル3の左側の断面近傍では、紙面に垂直で、紙面の裏
から表に向かう方向となり、また、ボイスコイル3の右
側の断面近傍では、紙面に垂直で、紙面の表から裏に向
かう方向となる。したがって、図4において、実線の矢
印102に示す方向に、振動板2に渦電流が生じる。
【0035】そして、この渦電流と、永久磁石4からの
磁力線との作用により、振動板2に対しては、図3にお
いて、実線の矢印103a,103bの方向に力が働
く。
【0036】一方、ボイスコイル3に流れる音声信号電
流の向きが逆となり、図4において、破線の矢印104
に示す方向となったときには、振動板2には、同図にお
いて、破線の矢印105に示す方向に渦電流が生じる。
このため、図3において、ボイスコイル3に流れる音声
信号電流と、振動板2に生じる渦電流の向きが、図3に
示される状態と全く逆になることから、振動板2に対し
ては、図3において、破線の矢印106a,106bの
方向に力が働く。
【0037】以上のようにして、振動板2の振動面2a
は、音声信号に応じて振動をし、当該音声信号に応じた
音声を音響再生する。
【0038】この第1の実施形態のスピーカにおいて
は、永久磁石4による磁界が比較的広範囲に発生し、ま
た、渦電流も振動板2において比較的広範囲において発
生するため、振動板2においては、分割振動が起きにく
いという特徴がある。そして、構成が簡単であり、この
ため、安価に製造することができるという利点がある。
【0039】[第2の実施形態]ところで、以上説明し
た第1の実施形態のスピーカの場合には、次のような問
題点がある。
【0040】すなわち、振動板2の振動面2aが、実線
の矢印103a,103bの方向を力を受けて、永久磁
石4に近づく方向に振動するときには、永久磁石4から
の磁力線が大きくなり、一方、破線の矢印106a,1
06bの方向を受けて、永久磁石4から遠ざかる方向に
振動するときには、永久磁石4からの磁力線が弱くな
る。
【0041】このように、振動板2の振動に応じて、渦
電流が鎖交する磁力線に強弱が生じるため、振動板2の
振動には、偶数次の歪が発生し、音響品質が劣化すると
いう問題がある。第2の実施形態のスピーカは、この偶
数次の歪の問題点を解決したものである。
【0042】この第2の実施形態のスピーカを、図5〜
図7を参照しながら説明する。図5は、この第2の実施
形態の薄型平板スピーカの分解斜視図、図6は、その横
断面図、図7は、その振動原理を説明するための図であ
る。
【0043】図5〜図7において、図1〜図4を用いて
説明したスピーカと同一の構成部分については、同一符
号を付してある。
【0044】この第2の実施形態のスピーカにおいて
は、フレーム1、ボイスコイル3が巻回されたボイスコ
イルボビン5および振動板2の構成と、フレーム1に対
するこれらボイスコイルボビン5および振動板2の取り
付けに関しては、図1〜図4を用いて説明した前述の第
1の実施形態のスピーカと同一の構成としている。そこ
で、重複説明は避けるため、それらの説明はここでは省
略する。
【0045】この第2の実施形態のスピーカにおいて
は、フレーム1の、振動板2が取り付けられた面側とは
反対側にも、振動板8を取り付ける。この例では、この
振動板8は、振動板2と全く同一に構成される。すなわ
ち、振動板8は、振動板2と同一の材料で、形状を含め
て同一寸法のものとされる。この第2の実施形態におい
ては、振動板8は、前述したように、導電性、かつ、非
磁性の金属、例えば銅板やアルミニューム板で構成され
ている。なお、前述もしたように、振動板2と振動板8
とは、鉄などの磁性材で構成することもできる。
【0046】フレーム1には、この振動板8を固定する
ためのねじ孔16が、その側面部に形成されている。
【0047】一方、振動板8は、振動板2と同様に、フ
レーム1よりも僅かに大きい薄い平板を振動面8aとし
て備えている。そして、この振動板8の振動面8aの周
縁から、振動板8の振動面8aに直交する方向に環状の
壁部81が形成されている。そして、この壁部81の適
宜の位置には、さらに、振動板8の振動面8aに直交す
る方向に突出する取り付け部82が複数個、図の例では
4個、設けられる。この取り付け部82は、振動板8の
壁部81において、前述したフレーム1の側面のねじ孔
16が形成されている位置に対応する振動板8の位置に
形成されており、この取り付け部82には、ねじ孔16
と連通するようにされるねじ孔83が形成されている。
【0048】そして、図示を省略したねじが、ねじ孔8
3および16を通して、フレーム1にねじ込まれること
により、振動板8が、壁部81の部分において、フレー
ム1に固定される。この場合に、振動板8の振動面8a
と、この実施形態の永久磁石40とは、振動面8aの振
動振幅に応じた分だけ離れた位置となるようにされる。
【0049】つまり、振動面8aの最大振幅時にも、振
動面8aが永久磁石40に接触しないように、振動面8
aが永久磁石40に対して離間するようにされる。この
場合に、この例では、振動板8の振動面8aと、フレー
ム1との間には、例えばゴムからなる介挿部材17が設
けられる。この介挿部材17は、振動板8と、フレーム
1との間の距離を決めるための部材となる。
【0050】この場合、介挿部材15と介挿部材17と
は、同一の高さのものとされる。すなわち、振動板2の
振動面2aと振動板8の振動面8aとは、この第2の実
施形態の永久磁石40の厚さ方向の両端面から、等距離
に存在するようにされる。
【0051】そして、この第2の実施形態では、振動板
2と振動板8とは、その振動面2aおよび振動面8aの
中心位置において、連結部材7を介して結合される。こ
の例では、この連結部材7は円柱状の非磁性、かつ、非
導電性の材料、例えば木材により構成されるものであ
り、その中心線方向の長さは、振動板2と振動板8との
間の距離に等しく選定されている。
【0052】この第2の実施形態の永久磁石40として
は、前述の第1の実施形態の永久磁石4と同様の円板状
のものを用いるものであるが、この連結部材7を設ける
スペースを作るために、中心部に連結部材7の径よりも
大きい径の中空部41を備えるものを用いる。
【0053】そして、この中空部41内に連結部材7を
挿入して、振動板2と振動板8とをこの連結部材7に固
定することにより、振動板2と振動板7とを結合するよ
うにする。この結合のため、振動板2の振動面2aの中
心位置には、ねじの挿通孔25が形成され、また、振動
板8の振動面8aの中心位置には、ねじの挿通孔84が
形成されている。
【0054】一方、連付部材7には、その中心線位置に
おいて、両端部から所定の深さのねじ孔71が形成され
ている。
【0055】そして、図6に示すように、ねじ26が挿
通孔25を通して連結部材7のねじ孔71にねじ込まれ
ることにより、振動板2が連結部材7に結合される。ま
た、同様にして、ねじ85が挿通孔84を通して連結部
材7のねじ孔71にねじ込まれることにより、振動板8
が連結部材7に結合される。
【0056】そして、この実施形態のスピーカには、例
えば100Wの高出力の電力増幅器9が、フレーム1上
に設けられている。この電力増幅器の入力端子は、図示
を省略したスピーカ端子に接続される。また、この電力
増幅器の出力端子は、ボイスコイル3に接続される。し
たがって、スピーカ端子に入力された音声信号は、この
電力増幅器9を通じて増幅された後、ボイスコイル3に
供給される。
【0057】この電力増幅器9は、この実施形態のスピ
ーカの特性に合わせて設計されるものである。また、電
力増幅器9は、電磁シールド部材からなるカバーにより
覆われて、シールドされている。
【0058】その他の構成は、前述した図1および図2
に示したものと同様である。
【0059】以上のように、2枚の振動板2および8
を、ボイスコイル3および永久磁石40が設けられたフ
レームの両側に配置した構造としたことにより、この第
2の実施形態のスピーカによれば、ボイスコイル3に音
声信号電流が流れることにより、振動板2および8に渦
電流が発生する。
【0060】ボイスコイル3に流れる電流の向きが、例
えば図7の原理図において、ボイスコイル3の左側の断
面では、紙面に垂直で、紙面の表から裏に向かう方向に
流れ、ボイスコイル3の右側の断面では、紙面に垂直
で、紙面の裏から表に向かう方向に流れる向きである場
合を考える。
【0061】このときには、振動板2および振動板8に
は、ボイスコイル3に流れる音声信号電流による変化分
を妨げるように、渦電流が発生するので、渦電流の向き
は、ボイスコイル3の左側の断面近傍では、紙面に垂直
で、紙面の裏から表に向かう方向となり、また、ボイス
コイル3の右側の断面近傍では、紙面に垂直で、紙面の
表から裏に向かう方向となる。
【0062】そして、この渦電流と、永久磁石4からの
磁力線との作用により、振動板2に対しては、図7にお
いて、実線の矢印111a,111bの方向に力が働
く。また、振動板8に対しては、図7において、実線の
矢印121a,121bの方向に力が働く。
【0063】一方、ボイスコイル3に流れる音声信号電
流の向きが逆となると、振動板2および振動板8には、
図7とは、逆向きの方向に渦電流が生じる。このため、
図7において、ボイスコイル3に流れる音声信号電流
と、振動板2および振動板8に生じる渦電流の向きが、
図7に示される状態と全く逆になることから、振動板2
に対しては、図7において、破線の矢印112a,11
2bの方向に力が働き、振動板8に対しては、図7にお
いて、破線の矢印122a,122bの方向に力が働
く。
【0064】以上のようにして、振動板2の振動面2a
および振動板8の振動面8aは、音声信号に応じて振動
をし、当該音声信号に応じた音声を音響再生する。この
とき、一方の振動板が永久磁石から遠ざかり、磁力線が
弱くなるときには、他方の振動板が永久磁石に近づき、
磁力線が強くなるようになり、また、一方の振動板が永
久磁石に近づき、磁力線が強くなるときには、他方の振
動板が永久磁石から遠ざかり、磁力線が弱くなるように
なる。
【0065】したがって、両振動板2および8は、それ
ぞれの振動に伴なう磁力線の強弱の変化を、補うように
振動することになるので、各振動板2,8の偶数次の歪
を除去するように作用する。すなわち、この実施形態の
スピーカでは、2枚の振動板2および8を備えることに
より、偶数次の振動歪を除去することができる。
【0066】なお、以上の第2の実施形態では、振動板
2と振動板8とは、同一材料、かつ、同一寸法のものを
用いたが、振動板2についての偶数次の振動歪を軽減除
去する目的のためであれば、振動板8は、振動板2より
も小さいものとしてもよい。その場合には、振動板8は
連結部材7に取り付けて固定するだけで、フレーム1に
固定しなくても良い。
【0067】なお、上述の説明では、永久磁石は、ボイ
スコイルボビンの巻き軸の中空部に配置して、ボイスコ
イルが永久磁石の外側に巻回されるようにしたが、永久
磁石をリング状として、ボイスコイルが巻回されたボイ
スコイルボビンを、永久磁石の中空部内に配置するよう
に構成することもできる。
【0068】[第2の実施形態のスピーカを応用したス
ピーカシステムの構成]上述の第2の実施形態のスピー
カは、振動板2と振動板8とを同一材料で、かつ、同一
寸法で構成したので、振動板8の振動により、振動板2
の振動による再生音声に対して全く逆相の再生音声を得
ることができる。そこで、このことを利用して、聴者の
前後を結ぶ直線上に、スピーカを配置するだけで、左右
2チャンネルのステレオ再生を行うことができるスピー
カシステムを実現することができる。
【0069】図8は、このスピーカシステムの第1の例
を説明するためのスピーカ配置図であり、図9は、この
スピーカシステムを構成するスピーカに供給する音声信
号を生成する装置を説明するためのブロック図である。
【0070】この例のスピーカシステムにおいては、上
述の図5〜図7を用いて説明した実施形態の構造を備え
る薄型平板スピーカ200と、通常の全帯域用のスピー
カユニットを、バッフル板に取り付けた、例えば密閉型
やバスレフ型などの一般型スピーカ300とを用いて構
成する。
【0071】そして、図8の例においては、薄型平板ス
ピーカ200は、聴者400の正面前方において、振動
板2および振動板8の振動方向が、聴者400の前後を
結ぶ直線に対してほぼ直交する方向となるように配置す
る。また、一般型スピーカ300は、スピーカユニット
301の振動板を聴者400に向けて、当該振動板の振
動方向が、聴者400の前後を結ぶ直線方向となるよう
に配置する。
【0072】そして、一般型スピーカ300には、左チ
ャンネルの音声信号Lと、右チャンネルの音声信号Rと
の和の信号(L+R)を供給するようにし、また、薄型
平板スピーカ200には、右チャンネルの音声信号Rと
の差の信号(L−R)を供給するようにする。
【0073】すなわち、図9に示すように、左チャンネ
ルの音声信号Lと、右チャンネルの音声信号Rとは、こ
の例のスピーカドライブ信号生成用のアダプタ500に
供給される。アダプタ500は、加算回路501と、減
算回路502とを備え、左チャンネルの音声信号Lと、
右チャンネルの音声信号Rとは、これら加算回路501
と、減算回路502とに、共に供給される。
【0074】したがって、加算回路501から和の信号
(L+R)が得られ、この和の信号(L+R)が電力増
幅器503を通じて一般型スピーカ300に供給され
る。また、減算回路502から差の信号(L−R)が得
られ、この差の信号(L−R)が電力増幅器504を通
じて薄型平板スピーカ200に供給される。電力増幅器
504は、スピーカ200に電力増幅器9が設けられる
場合には、省略される。
【0075】このような構成においては、一般型スピー
カ300からは、和の信号(L+R)に応じた左右のチ
ャンネルの音声の和が放音され、聴者400の左右の耳
に届く。
【0076】一方、平板薄型スピーカ200において
は、振動板2からは、差の信号(L−R)に応じた左右
のチャンネルの音声の差が放音され、聴者の左耳に届
く。また、振動板8からは、振動板2とは逆相の差の信
号(R−L)に応じた左右のチャンネルの音声の差が放
音され、聴者の右耳に届く。
【0077】したがって、聴者の左耳においては、 (L+R)+(L−R)=2L なる音響合成がなされて、左チャンネルの音声Lが聴取
される。また、聴者の右耳においては、 (L+R)+(R−L)=2R なる音響合成がなされて、右チャンネルの音声Rが聴取
される。
【0078】こうして、この例のスピーカシステムにお
いては、2個のスピーカを、聴者の正面前方に重なるよ
うに配置することにより、左右2チャンネルのステレオ
音声を聴取することができる。したがって、左右各チャ
ンネル用の2個のスピーカを左右に配置することができ
ないようなスペースであっても、この例のスピーカシス
テムによれば、ステレオ音声を聴取することができるも
のである。
【0079】図8の例は、一般型スピーカ300と、薄
型平板スピーカ200との両方を、聴者の前方に配置し
た場合であるが、図10に示すように、一般型スピーカ
300は、図8の例の場合と同様にして前方に配置し、
薄型平板スピーカ200は、聴者の後方の、聴者の前後
を結んだ直線上において、前述の図8の場合と同様に、
振動板2および振動板8の振動方向が、聴者400の前
後を結ぶ直線に対してほぼ直交する方向となるように配
置するようにしても、上述と同様にして、聴者の左およ
び右の耳には、音響合成により、左チャンネルの音声お
よび右チャンネルの音声が分離されて聴取される。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、薄型平板スピーカとして、分割振動が起きにくく、
また、構成が簡単なものを提供することができる。さら
に、この発明によれば、薄型平板スピーカとして、偶数
次の振動歪を除去したものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスピーカの第1の実施形態の分
解斜視図である。
【図2】この発明によるスピーカの第1の実施形態の断
面図である。
【図3】この発明によるスピーカの第1の実施形態の動
作原理を説明するための図である。
【図4】この発明によるスピーカの第1の実施形態の動
作原理を説明するための図である。
【図5】この発明によるスピーカの第2の実施形態の分
解斜視図である。
【図6】この発明によるスピーカの第2の実施形態の断
面図である。
【図7】この発明によるスピーカの第2の実施形態の動
作原理を説明するための図である。
【図8】この発明によるスピーカシステムの実施形態を
示す図である。
【図9】図8の実施形態のスピーカシステムにおいて、
各スピーカに供給する音声信号を生成する回路を示すブ
ロック図である。
【図10】この発明によるスピーカシステムの他の実施
形態を示す図である。
【図11】従来の薄型平板スピーカの振動板の駆動方法
を説明するための図である。
【図12】従来の薄型平板スピーカの振動板の振動状態
を説明するための図である。
【符号の説明】
1…フレーム、2,8…振動板、3…ボイスコイル、
4,40…永久磁石、5…ボイスコイルボビン、6…押
さえ板、7…連結部材、9…電力増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の厚さを有し、厚さ方向に着磁された
    板状の永久磁石と、 前記永久磁石からの磁束と鎖交する方向に電流が流れる
    ようにされたコイル巻回部分が、前記永久磁石の厚さ分
    の空間に位置するように配置されたボイスコイルと、 導電性材料からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対して
    直交する方向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向の一
    側とは、前記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れた位
    置となるように配置された振動板と、 を備え、 前記ボイスコイルに音声電流が流れることにより前記振
    動板に生じる渦電流と、前記永久磁石からの磁束との間
    に発生する相互作用による力により前記振動板を振動さ
    せることを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】所定の厚さを有し、厚さ方向に着磁された
    板状の永久磁石と、 前記永久磁石からの磁束と鎖交する方向に電流が流れる
    ようにされたコイル巻回部分が、前記永久磁石の厚さ分
    の空間に位置するように配置されたボイスコイルと、 導電性材料からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対して
    直交する方向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向の一
    側とは、前記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れた位
    置となるように配置された第1の振動板と、 導電性材料からなり、前記永久磁石の厚さ方向に対して
    直交する方向の振動面が、前記永久磁石の厚さ方向の他
    側とは、前記振動面の振動振幅に応じた分だけ離れた位
    置となるように配置された第2の振動板と、 前記第1の振動板および前記第2の振動板の中心位置お
    よびその近傍が対向する部分は空間とされ、この空間部
    において、前記第1の振動板および前記第2の振動板を
    連結する連結部材と、 を備え、 前記ボイスコイルに音声電が流れることにより前記第1
    の振動板および前記第2の振動板に生じる渦電流と、前
    記永久磁石からの磁束との間に発生する相互作用により
    前記第1の振動板および前記第2の振動板を振動させる
    ことを特徴とするスピーカ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のスピーカにおいて、 前記第1の振動板および前記第2の振動板は、同一の材
    料で、同一寸法のものとされてなることを特徴とするス
    ピーカ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載のスピーカ
    において、 音声信号を増幅して前記ボイスコイルに供給するための
    電力増幅器を内蔵することを特徴とするスピーカ。
  5. 【請求項5】請求項2に記載のスピーカと、他のスピー
    カとからなり、 前記請求項2に記載のスピーカのボイスコイルに、左チ
    ャンネルの音声信号と右チャンネルの音声信号との差の
    信号の信号電流が流され、前記他のスピーカのボイスコ
    イルに、左チャンネルの音声信号と右チャンネルの音声
    信号との和の信号の信号電流が流されることを特徴とす
    るスピーカシステム。
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