JP2003336896A - ヒートポンプ給湯器 - Google Patents

ヒートポンプ給湯器

Info

Publication number
JP2003336896A
JP2003336896A JP2002146072A JP2002146072A JP2003336896A JP 2003336896 A JP2003336896 A JP 2003336896A JP 2002146072 A JP2002146072 A JP 2002146072A JP 2002146072 A JP2002146072 A JP 2002146072A JP 2003336896 A JP2003336896 A JP 2003336896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat
boiling
heat pump
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002146072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3842170B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Irisawa
一義 入澤
Kaoru Katayama
馨 片山
Hatsuo Yajima
初男 矢島
Eiichi Machida
栄一 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP2002146072A priority Critical patent/JP3842170B2/ja
Publication of JP2003336896A publication Critical patent/JP2003336896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3842170B2 publication Critical patent/JP3842170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプユニットの運転効率を良くし
て、ヒートポンプユニットの成績計数(C0P)を向上
させることができるヒートポンプ給湯器を提供する。 【解決手段】 貯湯槽5の下部から上部に貯湯槽内の湯
水を循環させる沸上用循環路9と、この沸上用循環路9
に設けられる沸上用熱交換器15を通じて沸上用循環路
9内を流通する湯水を沸き上げるヒートポンプユニット
3を設ける。沸上用循環路9に並列的に設けられ放熱用
熱交換器20を有する放熱用循環路23を設ける。この
放熱用熱交換器20の放熱により加熱されるシスターン
24と、このシスターンの熱と熱交換される温水循環路
28と、この温水循環路28に接続される温水熱利用機
器31とを設ける。沸上用循環路9の出口側と放熱用循
環路23の戻り側との接続部分に流量調節弁32を設け
る。温水熱利用機器31に利用された後の戻り側の湯水
に、貯湯槽1内下部の水を流量調節弁32で混合して低
温化し、この低温化された湯水をヒートポンプユニット
3に入力させヒートポンプユニット3運転効率良くし
て、成績係数を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ヒートポンプユニットで集熱し
た熱で貯湯槽の水を沸上げ給湯に利用したり、ヒートポ
ンプユニットで集熱した熱を放熱用熱交換器から放熱し
て温水熱利用機器に利用できるようにしたヒートポンプ
給湯器に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ヒートポンプ給湯器においては、湯
を貯湯する貯湯槽を備え、この貯湯槽の下部から上部に
貯湯槽内の湯水を循環させる沸上用循環路を設け、この
沸上用循環路にヒートポンプユニットの沸上用熱交換器
を配設している。そして、このヒートポンプユニットの
作動により沸上用熱交換器が加熱され、この沸上用熱交
換器にて熱交換されて所定の沸上温度に沸上げられた沸
上用循環路の湯が貯湯槽の上部に送り込まれ、貯湯槽の
上部側から湯が層状に貯湯される。そして、この層状に
貯湯された湯は浴槽や台所に給湯され利用される。一
方、ヒートポンプユニットの作動により沸き上げられた
湯は、沸上用循環路に並列的に設けられ放熱用熱交換器
を有する放熱用循環路に循環され、この放熱用熱交換器
の放熱でシスターン内の湯水を加熱し、この加熱された
シスターン内の湯水に温水循環路内の湯水を循環熱交換
させて、たとえば、床暖房機、パネルヒータなどの温水
熱利用機器に利用されるヒートポンプ給湯器が提案され
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シスターン内
の湯水に温水循環路内の湯水を循環熱交換させて床暖房
機、パネルヒータなどの温水熱利用機器に利用された後
の戻り側の湯水が充分に冷めない状態でヒートポンプユ
ニットに入力されると、ヒートポンプユニットの運転は
圧縮機が過負荷状態となり運転を停止させたり、また、
そのまま運転させると成績係数(COP)の低下になる
などの問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ヒートポンプユニットにより加熱され、床暖房
機、パネルヒータなどの温水熱利用機器に利用された後
の戻り側の湯水に、貯湯槽内下部の水を混合して低温化
し、この低温化された湯水をヒートポンプユニットに入
力させることにより、ヒートポンプユニットの運転効率
良くして、ヒートポンプユニットの成績係数を向上させ
ることができるヒートポンプ給湯器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のヒートポ
ンプ給湯器は、貯湯槽と、この貯湯槽の下部から上部に
貯湯槽内の湯水を循環させる沸上用循環路と、この沸上
用循環路に設けられる沸上用熱交換器を通じて沸上用循
環路を流通する湯水を沸き上げるヒートポンプユニット
と、前記沸上用循環路に並列的に設けられ放熱用熱交換
器を有する放熱用循環路と、この放熱用熱交換器の放熱
により加熱されるシスターンと、このシスターンの熱と
熱交換される温水循環路と、この温水循環路に接続され
る温水熱利用機器とを備えたヒートポンプ給湯器におい
て、前記沸上用循環路の出口側と前記放熱用循環路の戻
り側との接続部分に流量調節弁を設けたものである。
【0006】そして、この構成により、ヒートポンプユ
ニットの運転により沸上用熱交換器を通じて沸上用循環
路を流通する湯水を沸き上げて貯湯槽内の湯水が沸上げ
られる。一方、ヒートポンプユニットの運転により放熱
用循環路内の湯水が加熱され、放熱用熱交換器で放熱さ
れ、床暖房機、パネルヒータなどの温水熱利用機器に利
用される。そして、温水熱利用機器に利用された後の戻
り側の湯水に、貯湯槽内下部の水を流量調節弁で混合し
て低温化し、この低温化された湯水をヒートポンプユニ
ットに入力させることにより、ヒートポンプユニットの
運転効率良くして、ヒートポンプユニットの成績係数を
向上させ、浴槽内の湯水の沸上げと、温水熱利用機器の
利用が効率良く行なえる。
【0007】請求項2記載のヒートポンプ給湯器は、請
求項1記載のヒートポンプ給湯器において、放熱用循環
路の戻り側と貯湯槽下部との間に開閉弁を有するバイパ
ス路を設けたものである。
【0008】そして、この構成により、温水熱利用機器
のみの利用時に、バイパス路側の開閉弁を開放して温水
熱利用機器に利用された後の戻り側の湯水を貯湯槽の下
部に戻すとともに、貯湯槽下部の低温水をヒートポンプ
ユニットに入力循環させることにより、ヒートポンプユ
ニットの運転効率良くして、ヒートポンプユニットの成
績係数を向上させることができ、温水熱利用機器の利用
が効率良く行なえる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0010】
【実施例】図1に示すように、ヒートポンプ給湯器1
は、貯湯ユニット2と、ヒートポンプユニット3と、温
水熱熱交換ユニット4とを備えている。
【0011】貯湯ユニット2は、貯湯槽5を備え、この
貯湯槽5は、先止押上式の給湯方式を採用しており、貯
湯槽5の下部には減圧弁6を介して水道水を給水する給
水管7が接続されているとともに、上部には沸き上げた
湯を風呂場などの給湯先に給湯する給湯管8が接続され
ている。
【0012】貯湯槽5には、貯湯槽5の下部から出て貯
湯槽5の上部に戻る沸上用循環路9が接続されている。
この沸上用循環路9の中間部は貯湯ユニット2から出て
ヒートポンプユニット3内に配置され、このヒートポン
プユニット3内において貯湯槽5の下部の湯水を沸上用
循環路9内に強制的に引き込んで貯湯槽5の上部に循環
させる沸上用循環ポンプ10が配設されている。
【0013】貯湯槽5の側面下部には、貯湯槽5の下部
側に一定量の水領域を残して沸上げる貯湯槽5の湯水温
度を検知する湯温センサ11が配設されている。また、
12は補助ヒータで、この補助ヒータ12はヒートポン
プユニット3で沸上げができない場合に通電して貯湯槽
5内の湯水の沸上げを行う時に使用される。
【0014】ヒートポンプユニット3は、冷媒が充填さ
れた冷媒回路13を有し、この冷媒回路13には、圧縮
機14、凝縮器として機能する沸上用熱交換器15、膨
張弁16および蒸発器17が順に接続されている。ま
た、沸上用熱交換器15には沸上用循環路9の中間部が
挿通され、この沸上用循環路9内を流通する湯水と沸上
用熱交換器15内の冷媒との間で熱交換して湯水を所定
の沸上温度に沸き上げる。また、蒸発器17には、外気
を蒸発器17に送る送風ファン18および、この送風フ
ァン18を回転させる送風モータ19を備えている。
【0015】温水熱熱交換ユニット4は、沸上用循環路
9に並列的に接続される放熱用熱交換器20、熱交循環
ポンプ21および、熱交温度センサ22を備えた放熱用
循環路23と、放熱用熱交換器20を内蔵し、この放熱
用熱交換器20の放熱により熱交換して加熱される上方
を大気に開放したシスターン24、温水循環ポンプ2
5、放熱用循環路23内の温水温度を検知する温水温度
検知センサ26および、フロースイッチ27を備えた温
水循環路28と、シスターン24に電磁弁29を通じて
水道水を給水する給水路30とから構成されている。そ
して、温水循環路28に床暖房機、パネルヒータなどの
温水熱利用機器31が接続される。
【0016】32は流量調節弁で、この流量調節弁32
は、沸上用循環路9の出口側と放熱用循環路23の戻り
側との接続部分に設けられ、放熱用循環路23の戻り側
の配管よりヒートポンプユニット3の沸上用熱交換器1
5に入力される湯水に、貯湯槽5下部の低温水を所定量
混合して低温化させるものである。
【0017】33はバイパス路で、このバイパス路33
は、放熱用循環路23の戻り側と貯湯槽5下部との間に
開閉弁34を介して接続され、温水循環路28に床暖房
機、パネルヒータなどの温水熱利用機器31の利用時
に、開閉弁34を開放して貯湯槽5下部の水をヒートポ
ンプユニット3の沸上用熱交換器15に入力循環させる
ものであ。
【0018】35はリモコンを示し、このリモコン35
は、台所などの壁面に配設されて貯湯ユニット2、ヒー
トポンプユニット3および、温水熱熱交換ユニット4を
動作するもので、これら各ユニットを始動させたり切変
えるスイッチ類、これらの運転状態を表示する表示手段
などを有している。
【0019】36は運転制御手段としての制御装置で、
この制御装置36は、リモコン35の操作で流量調節弁
32を切換えて、ヒートポンプユニット3に貯湯ユニッ
ト2を接続して貯湯槽5の湯水の沸上げを制御したり、
ヒートポンプユニット3に、貯湯ユニット2と温水熱熱
交換ユニット4の両方を接続して貯湯槽5の湯水を沸上
げながら、温水熱熱交換ユニット4を運転して温水熱利
用機器を運転したり、ヒートポンプユニット3に、温水
熱熱交換ユニット4を接続して温水熱熱交換ユニット4
のみを運転する制御を行なうようになっている。
【0020】また、制御装置36は、貯湯槽5の湯水の
沸上げ時に、湯温センサ11が沸上げを検知して湯温信
号を入力し、沸上げを完了させたり、温水熱熱交換ユニ
ット4を運転させて温水熱利用機器を運転する時に、熱
交温度センサ22が放熱用循環路23の湯水の温度低下
を検知して湯温信号を入力し、熱交循環ポンプ21を駆
動させたり、温水温度検知センサ26が温水循環路28
の温水温度の低下を検知して温水温度信号を入力し、温
水循環ポンプ25を駆動させるなどの制御を行なうよう
になっている。
【0021】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0022】先ず、図1により貯湯槽5内の水を沸上げ
る作用について説明する。
【0023】給水管7から貯湯槽5内に水道水が貯留さ
れる。そして、リモコン35の操作により制御装置36
が制御され、ヒートポンプユニット3の圧縮機14を駆
動する。これにより矢印で示すように、冷媒は、冷媒回
路13の圧縮機1、凝縮器15、膨張弁16、蒸発器1
7の順に流れる。蒸発器7で大気熱を集熱し気化された
冷媒は圧縮機14に送られ、圧縮機14で圧縮されて出
た高温高圧の冷媒ガスは、沸上用熱交換器15で沸上用
循環路9内の水と熱交換される。
【0024】一方、流量調節弁32が沸上用循環路9側
に切換えられるとともに、循環ポンプ10が駆動され、
矢印で示すように貯湯槽5下部の水が沸上用循環路9側
を通じて沸上用熱交換器15で沸上用循環路9内の水が
熱交換され矢印で示すよう湯水となって貯湯槽1上部に
入り、これを繰返して貯湯槽5の上部から設定温度の約
60℃〜90℃の湯水が順次積層され貯湯槽5の水が沸
き上げられる。そして、湯温センサ11が、沸上げ時の
湯水温度を検知する湯温センサ11の位置で沸上げを検
知したら沸上げが完了する。したがって、貯湯槽5の下
部に一定量の水領域が形成される。
【0025】なお、この貯湯槽5内の水の沸上げ時には
流量調節弁32が沸上用循環路9側に切換っているた
め、放熱用循環路23側に湯水は流れない。そして、こ
のように、貯湯槽5内に積層された湯水は、給湯管8を
通じて例えば台所や浴槽に送られ給湯に供される。
【0026】次に、ヒートポンプユニット3を運転し、
貯湯槽5内の湯水を沸上げながら、床暖房機、パネルヒ
ータなどの温水熱利用機器31を利用する作用について
図2により説明する。
【0027】リモコン35の操作により制御装置36が
制御され、電磁弁29を開放して給水路30から水道水
をシスターン24内に所定量給水する。また、制御装置
36が流量調節弁32を動作させて、貯湯槽1下部領域
から出る水量と放熱用循環路23の戻り側の湯量が適度
の混合比で混合され所定の湯温になって流量調節弁32
に入るように流量調節弁32の開放角度が調節される。
そして、制御装置36によりヒートポンプユニット3、
貯湯ユニット2および、温水熱熱交換ユニット4が夫々
運転制御される。
【0028】すなわち、ヒートポンプユニット3が貯湯
槽5内の水の沸上げ時に説明したと同様な作用により冷
媒回路13を動作させる。そして、沸上用循環ポンプ1
0が駆動され貯湯槽5下部より出た水は沸上用熱交換器
15で熱交換され、この熱交換されて約60℃〜90℃
に沸上げられた湯水は沸上用循環路9を上昇し、沸上用
循環路9の上部で分岐し、一部は貯湯槽5の上部より積
層貯湯される。
【0029】一方、沸上用循環路9から分岐された湯水
は、放熱用循環路23内に流れ放熱用熱交換器20から
放熱される熱により熱交換されてシスターン24内の水
が約約60℃の湯温に加熱される。そして、この放熱用
熱交換器20からの放熱により加熱されたシスターン2
4内の湯水と熱交換された温水循環路28内の湯水によ
り床暖房機やパネルヒータなど温水熱利用機器31から
放熱して室内の暖房に供される。そして、この温水熱利
用機器31からの放熱により温水循環路28内の温水温
度の低下を温水温度検知センサ26が検知したら、温水
循環ポンプ25が駆動されシスターン24内に冷めた温
水が送くられる。これにより、冷めた温水は温水循環路
28内の温水は再びシスターン24内で加熱されて温水
熱利用機器31から放熱される。
【0030】一方、温水熱利用機器31の利用に供され
約50℃に冷めた放熱用循環路23内の戻り側の湯水
は、放熱用循環路23内の戻り側の湯水温度の低下を熱
交温度センサ22が検知したら熱交循環ポンプ21を駆
動し、湯量調節弁32を通じ、貯湯槽5の下部に貯留さ
れている冷水と混合されてヒートポンプユニット3の沸
上用熱交換器15に入り沸上用熱交換器15で再加熱し
て沸上循環路9から放熱用循環路23を通じて放熱用熱
交換器20からシスターン24内の温水が再加熱され
る。
【0031】この場合、放熱用循環路23内の戻り側か
ら沸上用熱交換器15に戻される湯水温度は約50℃程
度であり、そのままヒートポンプユニット3の沸上用熱
交換器15に入れると、ヒートポンプユニット3の運転
は圧縮機14が過負荷状態となり運転を停止させたり、
またヒートポンプユニット3の成績係数(COP)が悪
くなる。しかし、ヒートポンプユニット3の沸上用熱交
換器15に入る湯水を貯湯槽5の下部に貯留されてい
る、例えば約10℃の冷水と混合して約30℃の湯水温
度にして入るようにしたため、ヒートポンプユニット3
の圧縮機14の運転は成績係数(COP)を大きくして
運転効率を向上させることができる。なお、ヒートポン
プユニット3の沸上用熱交換器15に入る湯水温度は低
ければ低いほど、ヒートポンプユニット3の成績係数
(COP)が向上する。
【0032】次に、ヒートポンプユニット3を運転し、
床暖房機、パネルヒータなどの温水熱利用機器31のみ
を運転して利用する作用について図3により説明する。
【0033】リモコン35の操作により制御装置36が
制御され、流量調節弁32を動作させて、貯湯槽5下部
とヒートポンプユニット3の沸上用熱交換器15のみが
流通するように切換える。また、制御装置36がバイパ
ス路33の電磁弁34を開放する。そして、制御装置3
6によりヒートポンプユニット3および、温水熱熱交換
ユニット4が夫々運転制御される。
【0034】すなわち、ヒートポンプユニット3が貯湯
槽5内の水の沸上げ時に説明したと同様な作用により冷
媒回路13を動作させる。そして、沸上用循環ポンプ1
0が駆動され貯湯槽5下部より出た水は沸上用熱交換器
15で熱交換され、この熱交換されて約60℃〜90℃
に沸上げられた湯水は沸上用循環路9を上昇し、放熱用
循環路23に入り放熱用循環路23内に流れ放熱用熱交
換器20から放熱される熱により熱交換されてシスター
ン24内の水が約60℃の湯温に加熱される。そして、
この放熱用熱交換器20からの放熱により加熱されたシ
スターン24内の湯水と熱交換された温水循環路28内
の湯水により床暖房機やパネルヒータなど温水熱利用機
器31から放熱して室内の暖房に供される。そして、こ
の温水熱利用機器31からの放熱により温水循環路28
内の温水温度の低下を温水温度検知センサ26が検知し
たら、温水循環ポンプ25が駆動されシスターン24内
に冷めた温水が送くられる。これにより、温水循環路2
8内の冷めた温水は再びシスターン24内で加熱されて
温水熱利用機器31から放熱される。
【0035】一方、温水熱利用機器31の利用に供され
約50℃に冷めた放熱用循環路23内の戻り側の湯水
は、放熱用循環路23内の戻り側の湯水温度の低下を熱
交温度センサ22が検知したら熱交循環ポンプ21を駆
動し、開放された電磁弁34を通じてバイパス路33か
ら貯湯槽5下部に戻される。そして、湯量調節弁32を
通じ、貯湯槽5の下部に貯留されている冷水をヒートポ
ンプユニット3の沸上用熱交換器15に入れ、沸上用熱
交換器15で再加熱して沸上循環路9から放熱用循環路
23を通じて放熱用熱交換器20からシスターン24内
の温水が再加熱される。
【0036】この場合、ヒートポンプユニット3の沸上
用熱交換器15に入る湯水は貯湯槽5の下部に貯留され
ている、例えば約10℃の冷水がヒートポンプユニット
3の沸上用熱交換器15に入るため、ヒートポンプユニ
ット3の圧縮機14の運転は成績係数(COP)を大き
くして運転効率を向上させることができる。
【発明の効果】請求項1記載のヒートポンプ給湯器によ
れば、ヒートポンプユニットの運転により放熱用熱交換
器が加熱され、貯湯槽の湯水の沸上および、床暖房機、
パネルヒータなどの温水熱利用機器に利用される。ま
た、温水熱利用機器に利用された後の戻り側の湯水に、
貯湯槽内下部の水を流量調節弁で混合して低温化し、こ
の低温化された湯水をヒートポンプユニットに入力させ
ることにより、ヒートポンプユニットの運転効率良くし
て、ヒートポンプユニットの成績係数を向上させ、浴槽
内の湯水の沸上げと、温水熱利用機器の利用が効率良く
行なえる。
【0037】請求項2記載のヒートポンプ給湯器によれ
ば、温水熱利用機器のみの利用時に、バイパス路側の開
閉弁を開放して温水熱利用機器に利用された後の戻り側
の湯水を浴槽の下部に戻すとともに、貯湯槽下部の低温
水をヒートポンプユニットに入力循環させることによ
り、ヒートポンプユニットの運転効率良くして、ヒート
ポンプユニットの成績係数を向上させることができ、温
水熱利用機器の利用が効率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すヒートポンプ給湯器
の構成及び、貯湯槽内の水の沸上げ状態を説明する説明
図である。
【図2】同上、ヒートポンプ給湯器を貯湯槽内の水の沸
上げと、温水熱利用機器を同時に利用している状態を説
明する説明図である。
【図3】同上、ヒートポンプ給湯器を温水熱利用機器の
みに利用している状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ヒートポンプ給湯器 2 貯湯ユニット 3 ヒートポンプユニット 4 温水熱熱交換ユニット 5 貯湯槽 8 給湯管 9 沸上用循環路 10 沸上用循環ポンプ 11 湯温センサ 13 冷媒回路 20 放熱用熱交換器 21 熱交循環ポンプ 22 熱交温度センサ 23 放熱用循環路 24 シスターン 25 温水循環ポンプ 26 温水温度検知センサ 28 温水循環路 31 温水熱利用機器 32 流量調節弁 33 バイパス路 34 開閉弁
フロントページの続き (72)発明者 町田 栄一 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 Fターム(参考) 3L070 BB14 BC03 BC14 BC22 BC32 CC05 CC07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯槽と、この貯湯槽の下部から上部に
    貯湯槽内の湯水を循環させる沸上用循環路と、この沸上
    用循環路に設けられる沸上用熱交換器を通じて沸上用循
    環路を流通する湯水を沸き上げるヒートポンプユニット
    と、前記沸上用循環路に並列的に設けられ放熱用熱交換
    器を有する放熱用循環路と、この放熱用熱交換器の放熱
    により加熱されるシスターンと、このシスターンの熱と
    熱交換される温水循環路と、この温水循環路に接続され
    る温水熱利用機器とを備えたヒートポンプ給湯器におい
    て、前記沸上用循環路の出口側と前記放熱用循環路の戻
    り側との接続部分に流量調節弁を設けたことを特徴とす
    るヒートポンプ給湯器。
  2. 【請求項2】 前記放熱用循環路の戻り側と前記貯湯槽
    下部との間に開閉弁を有するバイパス路を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯器。
JP2002146072A 2002-05-21 2002-05-21 ヒートポンプ給湯器 Expired - Fee Related JP3842170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146072A JP3842170B2 (ja) 2002-05-21 2002-05-21 ヒートポンプ給湯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146072A JP3842170B2 (ja) 2002-05-21 2002-05-21 ヒートポンプ給湯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003336896A true JP2003336896A (ja) 2003-11-28
JP3842170B2 JP3842170B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=29705164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002146072A Expired - Fee Related JP3842170B2 (ja) 2002-05-21 2002-05-21 ヒートポンプ給湯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3842170B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020100A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Denso Corp 貯湯式給湯暖房装置
JP2008032291A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Denso Corp ヒートポンプ式給湯暖房装置
CN101978219B (zh) * 2008-04-03 2013-08-07 株式会社天实库 电热水循环暖气系统
JP2019035562A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 リンナイ株式会社 給湯暖房システム
CN114353169A (zh) * 2021-12-29 2022-04-15 河南三张节能环保工程有限公司 一种应用于热泵干燥的余热利用装置及液位控制方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335278B1 (ko) * 2012-07-19 2013-11-29 에스에이비(주) 이원 사이클 히트 펌프 시스템
CN104728820B (zh) * 2013-12-18 2016-09-07 苟仲武 热泵电汽水锅炉

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020100A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Denso Corp 貯湯式給湯暖房装置
JP2008032291A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Denso Corp ヒートポンプ式給湯暖房装置
CN101978219B (zh) * 2008-04-03 2013-08-07 株式会社天实库 电热水循环暖气系统
JP2019035562A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 リンナイ株式会社 給湯暖房システム
CN114353169A (zh) * 2021-12-29 2022-04-15 河南三张节能环保工程有限公司 一种应用于热泵干燥的余热利用装置及液位控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3842170B2 (ja) 2006-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101329509B1 (ko) 히트펌프 연동 온수 순환 시스템 및 제어 방법
JP5920251B2 (ja) 暖房給湯装置
KR101201131B1 (ko) 복합 냉난방 온수 장치
JP5245217B2 (ja) 貯湯式給湯暖房装置
JP2003336896A (ja) ヒートポンプ給湯器
JP2004317093A (ja) ヒートポンプ給湯暖房装置
JP4114930B2 (ja) ヒートポンプ給湯暖房装置
JP6065606B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
CN105823269B (zh) 热泵系统
JP2004183908A (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2004132610A (ja) 暖房システム及び暖房システム付き住宅
KR100877056B1 (ko) 하이브리드 히트펌프 시스템
JP4194213B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP2003056905A (ja) 給湯装置
JP3857221B2 (ja) ヒートポンプ給湯暖房装置
KR20100016752A (ko) 히트펌프 연동 온수 순환 시스템 및 제어 방법
JP4169454B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP4144996B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP4133593B2 (ja) 貯湯式給湯暖房装置
JP2002089867A (ja) ヒートポンプを用いた給湯暖房システム
JP4194212B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP2004225952A (ja) ヒートポンプ給湯暖房装置
JPH07151359A (ja) 冷媒循環式空調システム
JP4194215B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP3883184B2 (ja) ヒートポンプ給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060809

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees