JP2003334103A - 防滑性履物底 - Google Patents

防滑性履物底

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JP2003334103A
JP2003334103A JP2002145942A JP2002145942A JP2003334103A JP 2003334103 A JP2003334103 A JP 2003334103A JP 2002145942 A JP2002145942 A JP 2002145942A JP 2002145942 A JP2002145942 A JP 2002145942A JP 2003334103 A JP2003334103 A JP 2003334103A
Authority
JP
Japan
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outsole
sole
footwear sole
slip
sheet member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002145942A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Kitamura
克司 北村
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KORUBITTO KK
Original Assignee
KORUBITTO KK
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の形状やデザインが制約されることが少
なく、かつ底に多数の機能を持たせることが両立する防
滑性履物底を提供する。 【解決手段】 履物底の一般に横方向に互いに間隔を置
いて延びる多数のジグザグ状もしくは波形の切目をカッ
トしたエラストマーシート部材が、切目をカットした面
を外側にして歩行面との接触区域を覆うようにあらかじ
めプレス成形した本底へ固着されていることを特徴とす
る防滑性履物底。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、典型的には靴である履
物の防滑性底に関するが、防滑性のサンダル等の他の履
物の底にも利用することができる。
【0002】
【背景技術および課題】靴類等の履物に耐滑性が要求さ
れる状況はさまざまである。しかしながら靴本来の機能
例えば着用快適性を低下させることなくすべての情況に
適応できる防滑性を靴に付与することは困難である。例
えばゴルフシューズやサッカーシューズのような鋲また
は突起によって防滑性を付与した靴は、堅い平滑な濡れ
た表面を歩行する場合に適しないし、着用快適性も失わ
れる。
【0003】そのような情況の一つに、濡れた船舶の甲
板のような比較的堅く、平滑な濡れた表面を歩行する場
合の防滑性がある。このような情況において最も効果を
発揮する構造はカッティングソールと呼ばれる構造であ
る。これはエラストマーで成形した底の幅方向に一定間
隔を置いて延びる多数のジグザグ状もしくは波形の切目
もしくはスリットをカットしたものである。カッティン
グソールは突条と溝を交互に設けた防滑構造よりも平坦
な表面に対する有効接触面積が大きいのでグリップ力を
最大に保つことができる。一方、排除された水は切目も
しくはスリットに沿って横方向に逃げることができるの
で濡れた甲板などにおいて効果的に防滑性を発揮する。
勿論着用快適性も失われない。
【0004】従来の技術によると、カッティングソール
を有する靴は、本底の加硫成形と同時にアッパーを接着
し、切目をカットする前または後でアッパーと底部との
接着を強化するため底とアッパーの両方にまたがって底
の周縁に薄いフォクシングテープを巻いてつくられてい
た。しかしながらこのような従来技術では靴の形やデザ
インが限定され、例えば足を堅固にホールドするスポー
ツシューズタイプや通気性を有するサンダルのようなア
ッパーを有する履物に適用することは困難であった。ま
た、底全体がカッティングソールに適した材質でつくら
れているため、底にこれと両立困難な性能を持たせるこ
とは困難であった。本発明は従来技術の持つこれらの困
難を解決する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、あらかじめプ
レス成形した本底の所要区域へカッティングソールを接
着することによって前記課題を解決する。そのため本発
明は、履物底の一般に横方向に互いに間隔を置いて延び
る多数のジグザグ状もしくは波形の切目をカットしたエ
ラストマーシート部材(以後「カッティングソール部
材」という。)が、切目をカットした面を外側にして歩
行面との接触区域を覆うようにあらかじめプレス成形し
た本底へ固着されていることを特徴とする防滑性履物底
を提供する。
【0006】本底とカッティングソールとを分離するこ
とにより、履物全体の形状やデザインが限定されること
なく、また異なる材料を使ってカッティングソールに求
められる性能と両立しない性能を本底に持たせることが
可能になる。
【0007】
【好ましい具体例】歩行時履物底が、歩行面と接触する
区域は土踏まず区域を除く爪先側および踵側の底表面の
ほぼ全体である。この区域にカッティングソール部材を
固着する態様にはいくつかある。
【0008】図1および2に示した具体例においては、
アッパー2と一体にプレス成形された本底1の歩行面と
接触する区域すなわち土踏まずを除く爪先側と踵のほぼ
全面にカッティングソール部材3が接着される。この場
合は図2の断面図から明らかなように、カッティングソ
ール部材3の周縁は露出している。
【0009】図3に示した具体例においては、本底1の
歩行面接触区域よた輪郭の小さいカッティングソール部
材3が本底1の爪先側および踵側に設けられたくぼみ4
内に嵌合され、接着される。このくぼみ4の深さはカッ
ティングソール3の厚みにほぼ等しい。従ってカッティ
ングシート部材3とこれに隣接する本底1部分との間に
高低差を生じないか、または好ましくはカッティング部
材3の方が隣接する本底部分よりも僅かに盛り上がって
いる。
【0010】図4および5は、図3の線IV−IVに沿った
断面図である。図4の具体例においては本底1は単一の
素材で作られている。図5の具体例では本底1は異なる
素材のアウトソール5とミッドソール6によって構成さ
れ、カッティングソール部材3を収容するくぼみ4はア
ウトソール5に設けられる。
【0011】簡略化のため、図1および3においてはジ
グザグ状の横方向に延びるカッティング7はその一部分
のみを示したが、これらはカッティングソール部材3の
全面に設けられていることを認識すべきである。
【0012】本発明によれば、カッティングソール部材
をあらかじめプレス成形された本底へ固着するようにし
たため、履物全体の形状やデザインの選択の幅が広が
り、また本底にカッティングソールのみでは達成し得な
かった性能、例えば剛性や耐摩耗性を持たせることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カッティングソールを本底に固着した第1の
具体例による本発明の履物底の平面図。
【図2】 図1の線II−IIに沿った断面図。
【図3】 第2の具体例による本発明の履物底の平面
図。
【図4】 図3の線IV−IVに沿った断面図。
【図5】 第3の具体例による本発明の履物底の図4に
類似の断面図。
【符号の説明】
1・・・本底 2・・・アッパー 3・・・カッティングソール部材 4・・・くぼみ 5・・・アウトソール 6・・・ミッドソール 7・・・ジグザグ状スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】履物底の一般に横方向に互いに間隔を置い
    て延びる多数のジグザグ状もしくは波形の切目をカット
    したエラストマーシート部材が、切目をカットした面を
    外側にして歩行面との接触区域を覆うようにあらかじめ
    プレス成形した本底へ固着されていることを特徴とする
    防滑性履物底。
  2. 【請求項2】前記エラストマーシート部材は接触区域の
    全体を覆っている請求項1の防滑性靴底。
  3. 【請求項3】本底は接触区域において前記エラストマー
    シート部材の厚みにほぼ相当する深さのくぼんだ区域を
    有し、前記エラストマーシート部材はこのくぼんだ区域
    に隣接する本底部分と面一又は僅かに盛り上がって固着
    されている請求項1の防滑性履物底。
  4. 【請求項4】本底は素材の異なるミッドソールとアウト
    ソールの二層構造であり、前記くぼんだ区域はアウトソ
    ールに設けられている請求項3の防滑性履物底。
JP2002145942A 2002-05-21 2002-05-21 防滑性履物底 Pending JP2003334103A (ja)

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