JP2003330737A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2003330737A
JP2003330737A JP2002139408A JP2002139408A JP2003330737A JP 2003330737 A JP2003330737 A JP 2003330737A JP 2002139408 A JP2002139408 A JP 2002139408A JP 2002139408 A JP2002139408 A JP 2002139408A JP 2003330737 A JP2003330737 A JP 2003330737A
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Yuzuru Maya
讓 真矢
Takaaki Haruna
高明 春名
Susumu Okuhara
進 奥原
Kenta Futase
健太 二瀬
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の論理計算機を有するシステムにおい
て、システム回復時間を短縮させることである。 【解決手段】 1台の計算機を複数の論理計算機に分割
し、現用と論理計算機、待機の論理計算機および共通メ
モリから構成される。現用の論理計算機の障害時に、待
機の論理計算機は、共通メモリに格納されているチェッ
クポイントデータを読み出すことにより、障害時のシス
テム回復時間を短縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台の計算機を複
数の論理計算機に分割した計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機システムでは、プロセッサ
単体の性能の向上により、対称型マルチプロセシング技
術(SMP: Symmetric Multi Processing)を用いたマルチ
プロセッサ構成が主流になりつつある。このようなマル
チプロセッサ構成は、メモリやプロセッサなどの計算機
資源が各プロセッサにうまく割り当てられず、プロセッ
サ数の増加と性能の向上率が一致しない。このため、1
台の物理計算機を複数の論理計算機に分割して運用する
構成が一般化しつつある。
【0003】ところで、特開平6-274354等の従来技術に
おいては、1台の計算機を複数の論理計算機に分割した
計算機における論理計算機間のホットスタンバイ方式が
考慮されていない。この従来技術では、ハードウェアの
破壊的な動作、例えば中央プロセッサの停止動作前に、
その動作の開始が、影響を受ける全てのオペレーティン
グシステムに事前に通知されるが、中央プロセッサの処
理を引き継ぐホットスタンバイ方式は考慮されていな
い。
【0004】一方、従来のホットスタンバイ方式では、
同一構成の2台の計算機と共有ディスク装置が用意さ
れ、一方を現用系、他方をそのバックアップ処理を行う
待機系とする。本技術は、特開平4-256134に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のホットスタンバ
イ方式では、共有ディスク装置にチェックポイントデー
タを格納する。しかし、共有ディスク装置は、共通メモ
リと比較してアクセス時間が長いので、障害時のシステ
ム回復時間が長くなるという課題がある。また、現用の
計算機の負荷は高く、待機の計算機の負荷は低い。しか
し、この方式では、待機の計算機は負荷が低いにもかか
わらず、現用の計算機と同一の計算機を用意しなければ
ならず、プロセッサやメモリの計算機資源が、有効に活
用できないという問題がある。
【0006】また、特開平10-240556に開示されている
技術では、同一の2台の計算機と共有メモリを用意し、
一方を現用系として、他方をそのバックアップ処理を行
う待機系として稼動する。そして、共有メモリに、チェ
ックポイントデータを格納する。しかし、この発明で
は、共有メモリのサイズの変更を考慮していないという
問題がある。
【0007】本発明の課題は、複数の論理計算機を有す
るシステムにおいて、システム回復時間を短縮させるこ
とである。もう一つの本発明の課題は、複数の論理計算
機を有するシステムにおいて、プロセッサやメモリなど
の計算機の資源の有効な活用を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、1台の物理
計算機を複数の論理計算機に分割し、主記憶装置、プロ
セッサを複数の論理計算機に割り当てる。そして、論理
計算機は、現用の論理計算機とそのバックアップ処理を
行う待機の論理計算機を設ける。また、主記憶装置は、
各論理計算機に共通のメモリを設け、二重化構成とす
る。この共通メモリに、ホットスタンバイ処理に必要な
チェックポイントデータを格納する。
【0009】また、通常の稼動状態では、現用の論理計
算機には、待機の論理計算機より多くのプロセッサとメ
モリを割り当てる。現用の論理計算機で障害が発生する
と、待機の論理計算機は現用の論理計算機が使用してい
たプロセッサやメモリを診断し、正常なプロセッサやメ
モリは、再度、処理を引き継ぐ待機の論理計算機に割り
当てられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した計算機
のシステム構成を示す図である。このシステムは、1台
の物理計算機10、コンソール15、共有ディスク装置
14、及びディスク制御装置16を有する。物理計算機
10は、物理プロセッサ1(11)、物理プロセッサ2
(12)、物理プロセッサ3(13)、主記憶装置30、入
出力プロセッサ(以下、IOP:Input Output Processo
r)24、25、及びサービスプロセッサ(以下、SV
P:Service Processor)26、27から構成される。
【0011】本実施形態では、物理計算機10は、2台
の論理計算機20、21に分割される。現用と待機の論
理計算機20、21は、それぞれ、論理プロセッサ22
と論理プロセッサ23を有する。物理プロセッサ1、物
理プロセッサ2は論理プロセッサ22として稼動し、物
理プロセッサ313は、論理プロセッサ22と論理プロ
セッサ23で共有される。
【0012】また、現用系のOS38と待機系のOS3
9は、それぞれ現用と待機の論理計算機20、21に搭
載される。IOP24、25は2台用意される。一方の
IOP24は現用として、他方のIOP25は待機とし
て稼動する。SVP26、27も同様に2台用意し、一
方のSVP26は現用として、他方のSVP27は待機
として稼動する。
【0013】主記憶装置30は、共通メモリ33、ロー
カルメモリ34、35、ハイパーバイザ用のメモリ34
から構成される。共通メモリ33は二重化構成とし、0
系31−0と1系31−1から構成される。ローカルメ
モリ34、35は、各々に対応する論理計算機20、2
1のみからアクセスされる。
【0014】図2は、メモリ空間を示す図である。ハイ
パーバイザのサイズをa、一方の共通メモリのサイズを
b、論理計算機1のサイズをcとする。主記憶装置30の
物理アドレスにおけるハイパーバイザ32、共通メモリ
33、ローカルメモリ34、35の先頭アドレスは、そ
れぞれ、0、a、a+2×b、a+2×b+cである。
【0015】論理計算機20、21は、自身のローカル
メモリ34、35と共通メモリ33にアクセスすること
が出来る。ローカルメモリ34、35へのアクセスの際
には、論理アドレスが使用される。論理計算機20、2
1の共通メモリ33の先頭アドレスは、0であり、ロー
カルメモリ34、35の先頭アドレスは、b番地とな
る。
【0016】図3は、ハイパーバイザ及び共通メモリ
と、データとの対応関係を示す図である。図4は、ロー
カルメモリ及びリザーブメモリと、データとの対応関係
を示す図である。主記憶装置30は、制御部31とデー
タ部32〜36に分割される。
【0017】データ部32〜36は、ハイパーバイザ3
2、共通メモリ33、ローカルメモリ34、35、及び
リザーブメモリ36に分割される。ハイパーバイザ32
の制御部は、先頭ポインタ40とデータの位置などを示
す制御1(40−1)から制御n(40−n)から構成され
る。データ部32〜33は、制御1(40−1)〜制御n
(40−n)にそれぞれ指定されるデータ1(41−1)〜
データn(41−n)から構成される。
【0018】共通メモリ(A系)33−0、共通メモリ(B
系)33−1、論理計算機20用のローカルメモリ3
4、論理計算機21用のローカルメモリ35、リザーブ
メモリ36も、ハイパーバイザと同様に構成される。
【0019】図5は、制御部の構成を示す図である。制
御1(40−1)は、状態フラグ(40−1−1)、ネクス
トポインタ部(40−1−2)およびデータアドレス部
(40−1−3)を有する。状態フラグ(40−1−1)
は、データが使用中か未使用かを示す。ネクストポイン
タ部(40−1−2)には、次の制御(この場合、制御1
(40−1))のアドレスが格納される。データアドレス
部(40−1−3)には、データの位置を示すアドレスが
格納される。
【0020】共通メモリ33、ローカルメモリ34、3
5、リザーブメモリ36等の他のメモリ領域のポインタ
も、ハイパーバイザ32と同様の構成とする。
【0021】図6は、ハイパーバイザを起動する方法を
示す図である。コンソール15からハイパーバイザ定義
ファイル17が転送される。ハイパーバイザ定義ファイ
ル17に基づいて、主記憶装置30のハイパーバイザ領
域34が設定される。
【0022】まず、コンソール15は、ハイパーバイザ
の構成定義ファイル17を読み出す。ハイパーバイザプ
ログラムが主記憶装置30の制御部31の該当アドレス
にローディングされる。ハイパーバイザ定義ファイル1
7には、現用と待機の論理計算機20、21における物
理プロセッサ数とローカルメモリ量が定義される。この
場合、現用の論理計算機20には、物理プロセッサ数が
2.5、ローカルメモリ量が3割り当てられる。一方、待機
の論理計算機21には、物理プロセッサ数が0.5、ロー
カルメモリ量が1割り当てられる。最後に、共通メモリ
が2割り当てられる。
【0023】図7は、ハイパーバイザの起動手段を示す
フローチャートである。まず、物理プロセッサ11は、
ハイパーバイザ構成定義ファイル17を読み出す(ステ
ップ100)。次に、物理プロセッサ11は、ハイパー
バイザプログラムを主記憶装置30にローディングする
(ステップ101)。
【0024】物理プロセッサ11の実行開始アドレスを
設定し(ステップ102)、ハイパーバイザが起動される
(ステップ103)。
【0025】次に、物理プロセッサ11〜13とローカ
ルメモリ34〜35が論理計算機20、21として設定
される。この場合、現用の論理計算機20の物理プロセ
ッサ数が2.5なので、物理プロセッサ11と物理プロセ
ッサ12は専用に、物理プロセッサ13は共有に設定さ
れる。また、待機の論理計算機21の物理プロセッサ数
が0.5なので、物理プロセッサ13は共有に設定され
る。
【0026】現用の論理計算機20のローカルメモリ量
が3、待機の論理計算機21のローカルメモリ量が1な
ので、現用と待機の論理計算機20のローカルメモリ量
は、3:1で割り当てられる。
【0027】更に、入出力機器として、IOP24、2
5とSVP26、27が設定される。IOP24、25
は2台用意される。一方のIOP24は現用の論理計算
機20として、他方のIOP25は待機の論理計算機2
1として設定される。SVP26、27も同様に2台用
意し、一方のSVP26は現用の論理計算機20とし
て、他方のSVP27は待機の論理計算機21として設
定される(ステップ104)。最後に、共通メモリ33の
設定を行う。共通メモリのメモリ量は、2として、二重
化構成として、割り当てられる(ステップ105)。
【0028】図8は、共通メモリの制御コマンドを示す
図である。ここで、ハイパーバイザが共通メモリ33を
設定する。共通メモリの制御コマンド18は、二重化書
き18−1、サイズ18−2、及びロケーション18−
3から構成される。本実施形態では、二重化書きは「可
能」、サイズは「b」、ロケーションは「a」に設定され
る。
【0029】以下の3ケースについて、本発明の実施形
態を説明する。これらの場合、コンソール15がハイパ
ーバイザ構成定義ファイルを送る。ハイパーバイザ構成
定義ファイル17には、主記憶装置30と物理プロセッ
サ11〜13の割り当て情報が含まれる。
【0030】ケース1は、現用の論理計算機で障害が発
生した場合、ケース2は、共通メモリ33で障害が発生
した場合、ケース3は、共通メモリ33の拡大と縮小が
要求された場合である。
【0031】まず、ケース1について説明する。図9
は、ケース1についての処理手順を示す図である。現用
の論理計算機20は、aliveメッセージを待機の論理計
算機21に定期的に送信する(ステップ120)。待機の
論理計算機21は、このaliveメッセージを確認するこ
とにより、現用の論理計算機20が正常に稼動している
かどうか常時チェックする(ステップ121)。
【0032】現用の論理計算機20は、チェックポイン
ト時に、チェックポイントデータを共通メモリ30ある
いは共有ディスク装置14に書き込む(ステップ12
2)。ここで、現用の論理計算機20で障害が発生した
とする(ステップ123)。
【0033】aliveメッセージの途絶により、待機の論
理計算機21は、現用の論理計算機20の障害を検出す
る(ステップ124)。待機の論理計算機21は、現用の
IOP24をリセットする(ステップ125)。待機の論
理計算機21は、物理プロセッサ11〜13と主記憶装
置30の診断を行う(ステップ126)。
【0034】待機の論理計算機21は、物理プロセッサ
11〜13とメモリを再設定する。物理プロセッサ11
〜13と主記憶装置30が正常であれば、待機の論理計
算機23は、物理プロセッサ11〜13と主記憶装置3
0を自己に組み込む。物理プロセッサ11〜13と主記
憶装置30に障害が発生していれば、障害の発生した物
理プロセッサ11〜13をシステムから切り離す(ステ
ップ127)。
【0035】更に、待機の論理計算機21は、チェック
ポイントデータを共通メモリ32から読み出し(ステッ
プ128)、最新のチェックポイントから処理を再開す
る(ステップ129)。
【0036】図10は、障害が発生した論理計算機の修
復時の処理手順を示す図である。障害個所の修復が完了
すると(ステップ140)、コンソール15からハイパー
バイザ構成定義ファイル17が転送され、障害の発生し
た旧現用の論理計算機20‐1が作成される(ステップ
141)。
【0037】この際、物理プロセッサ11〜13とロー
カルメモリ34が設定される。そして、障害の発生した
旧現用の論理計算機20‐1は、新現用の論理計算機2
1‐1に、修復完了を通知する(ステップ142)。
【0038】新現用の論理計算機21‐1は、修復完了
を受信すると(ステップ143)、新現用の論理計算機2
1‐1は、旧現用の論理計算機20‐1にaliveメッセ
ージを定期的に送信する(ステップ 144)。旧現用の
論理計算機21‐1)は、このaliveメッセージを確認す
ることにより、現用の論理計算機21−1が正常に稼動
しているかどうか常時チェックする(ステップ145)。
最後に、新現用の論理計算機21‐1は、共通メモリ3
3にチェックポイントデータの書き込みを開始する(ス
テップ146)。
【0039】次に、ケース2の実施例について説明す
る。図11は、共通メモリの障害時の処理手順を示す図
である。現用の論理計算機20は、正常な共有メモリ3
3からデータを読み出し(ステップ144)、正常な共有
メモリと、障害から回復した共通メモリ33に書き込む
(ステップ161、162)。また、1台の論理計算機
が、障害回復用に割り当てられる。
【0040】障害の発生した共通メモリ33は、部品交
換後、新たな領域が割り当てられる。そして、障害回復
のために割り当てられた論理プロセッサ13が、正常な
主記憶装置30から新たに割り当てられた領域にメモリ
の内容をコピーする。
【0041】最後に、ケース3の実施例について説明す
る。図12は、共通メモリの拡大処理前のメモリ構成を
示す図である。図13は、共通メモリの拡大拡大処理後
のメモリ構成を示す図である。
【0042】共通メモリの拡大処理の前は、共通メモリ
(A系)(33−0)と共通メモリ(B系)(33−1)は、それ
ぞれデータ1(51−1、61−1)からデータn(51−
n、61−n)で構成されている。リザーブメモリ36
は、データ1(91−1)からデータ3(91−3)を有す
る。
【0043】共通メモリ(A系)(33−0)について、制
御1(50−1)のデータアドレス部(51−1−3)がデ
ータ1(51−1)のアドレスを指し示し、制御1(50
−1)のネクストポインタ(50−1−2)が次の制御2
(50−2)のアドレスを指し示している。制御n(50−
n)のネクストポインタ(50−n−2)は、先頭ポインタ
50のアドレスを指し示している。このように、共通メ
モリ(A系)(33−0)は、メモリを確保している。
【0044】共通メモリ(B系)(33−1)とリザーブメ
モリ(36)も、共通メモリ(A系)(33−0)と同様にメ
モリを確保している。リザーブメモリ36は、3個のデ
ータを有する。
【0045】ここで、図13を用いて、共通メモリを拡
大する場合を示す。ここでは、データを1個分拡大する
場合を示す。共通メモリ(A系)(33−0)では、リザー
ブメモリ36から制御1(90−1)を確保し、制御n(5
0−n)のネクストポインタ(50−n−2)にリザーブメ
モリ36の制御1(90−1)のアドレスを格納する(ス
テップ200)。リザーブメモリの制御1(90−1)の
ネクストポインタ(90−1−2)に、共通メモリ(A系)
の先頭ポインタ50のアドレスが格納される(ステップ
201)。
【0046】同様に、共通メモリ(B系)(33−1)で
は、リザーブメモリ36から制御2(90−2)が確保さ
れ、制御nのネクストポインタ(60−n−2)にリザーブ
メモリ36の制御2(90−2)のアドレスが格納される
(ステップ202)。リザーブメモリの制御2のネクス
トポインタ(90−1−2)に、共通メモリ(B系)の先頭
ポインタ60のアドレスが格納される(ステップ20
3)。
【0047】リザーブメモリ36では、制御1(90−
1)と制御2(90−2)が使用されたので、制御3(90−
3)のみ残っている。このため、リザーブメモリ36の
先頭ポインタ90のアドレスには、制御3(70−3)の
アドレスが格納され(ステップ204)、制御3のネク
ストポインタ(90−1−3)には、リザーブメモリ先頭
ポインタ90のアドレスが格納される(ステップ20
5)。
【0048】このようにしてリザーブメモリ36からメ
モリを確保することにより、共通メモリ33を拡大する
ことが可能となる。また、共通メモリ33のデータ部を
リザーブメモリ36にすることでポインタのアドレスを
設定することにより、共通メモリ33を縮小することも
可能となる。また、上記の共有メモリ33の拡大と縮小
の方法は、ローカルメモリ34、35の拡大と縮小にも
適用できる。
【0049】以上、説明したように、本発明では、現用
と待機の論理計算機および共通のメモリを設け、ここ
に、ホットスタンバイ処理に必要なチェックポイントデ
ータを格納し、システム回復時間を短縮させる。また、
現用の論理計算機で障害が発生すると、現用の論理計算
機が使用していたプロセッサやメモリを診断し、正常な
プロセッサやメモリは、再度、処理を引き継ぐ待機の論
理計算機に割り当てる。これにより、プロセッサやメモ
リなどの計算機の資源を有効に活用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、複数の論理計算機を有
するシステムにおいて、システム回復時間を短縮するこ
とが可能となる。また、本発明によれば、システム価格
とシステム回復時間を最適に設定できる。
【0051】また、本発明によれば、システムが有する
プロセッサやメモリなどの資源を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による計算機のシステム構成図である。
【図2】メモリ空間を示す図である。
【図3】ハイパーバイザと共通メモリを示す図である。
【図4】ローカルメモリとリザーブメモリを示す図であ
る。
【図5】制御の構成を示す図である。
【図6】ハイパーバイザを起動する方法を示す図であ
る。
【図7】ハイパーバイザの起動手段の処理手順を示す図
である。
【図8】共通メモリの制御文を示す図である。
【図9】稼動時の処理手順を示す図である。
【図10】修復時の処理手順を示す図である。
【図11】共通メモリの障害回復を示す図である。
【図12】共通メモリの拡大処理前のメモリ構成を示す
図である。
【図13】共通メモリの拡大処理後のメモリ構成を示す
図である。
【符号の説明】
10…物理計算機、20〜21…論理計算機、33…共
通メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥原 進 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウエア事業部内 (72)発明者 二瀬 健太 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 MA12 5B034 BB02 BB11 BB17 DD07 5B098 AA10 GD02 GD04 GD05 GD14 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の論理計算機から構成される計算機シ
    ステムにおいて、 複数のプロセッサ及びメモリを有し、 前記複数のプロセッサ及びメモリの一部が現用の論理計
    算機に割り当てられ、前記複数のプロセッサ及びメモリ
    の他の一部がバックアップ処理を行う待機の論理計算機
    に割り当てられ、前記メモリの他の一部が前記現用と前
    記待機の論理計算機が共有する共通メモリとして割り当
    てられることを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】前記共通メモリは二重化されており、 前記現用の論理計算機は、前記二重化された共通メモリ
    の双方にチェックポイントデータを格納することを特徴
    とする計算機システム。
  3. 【請求項3】前記チェックポイントデータは、チェック
    ポイント時に、前記二重化された共通メモリに格納され
    ることを特徴とする計算機システム。
  4. 【請求項4】前記共通メモリのメモリサイズを拡大ある
    いは縮小する手段と、 待機の動作する場合の定義ファイルとを有することを特
    徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】前記現用の論理計算機で障害が発生する
    と、前記待機の論理計算機は、自身のローカルメモリサ
    イズを拡大し、障害の発生した前記現用の論理計算機の
    メモリを縮小することを特徴とする計算機システム。
  6. 【請求項6】前記現用の論理計算機で障害が発生する
    と、前記待機の論理計算機は、該待機の論理計算機に割
    り当てられる前記プロセッサの数を拡大し、障害の発生
    した前記現用の論理計算機に割り当てられていたプロセ
    ッサの数を減少させることを特徴とする計算機システ
    ム。
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