JP2003326427A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

Info

Publication number
JP2003326427A
JP2003326427A JP2002133660A JP2002133660A JP2003326427A JP 2003326427 A JP2003326427 A JP 2003326427A JP 2002133660 A JP2002133660 A JP 2002133660A JP 2002133660 A JP2002133660 A JP 2002133660A JP 2003326427 A JP2003326427 A JP 2003326427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine tool
moving member
lathe
main body
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002133660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003326427A5 (ja
Inventor
Katsushi Kanehira
克史 金平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takamatsu Machinery Co Ltd
Original Assignee
Takamatsu Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takamatsu Machinery Co Ltd filed Critical Takamatsu Machinery Co Ltd
Priority to JP2002133660A priority Critical patent/JP2003326427A/ja
Publication of JP2003326427A publication Critical patent/JP2003326427A/ja
Publication of JP2003326427A5 publication Critical patent/JP2003326427A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 NC制御装置に関連してその構成を簡単にす
ることができるとともに、その製作コストを低減するこ
とができる工作機械(NC旋盤)を提供すること。 【解決手段】 被加工物を加工するための旋盤本体2
と、旋盤本体2をNC制御するためのNC制御装置と、
旋盤本体2を操作するための機械操作パネル88と、を
備え、NC制御装置がNC本体部及びNC入力ユニット
56を有するNC旋盤。機械操作パネル88及びNC制
御装置のNC本体部は旋盤本体2に固定的に取り付けら
れ、NC制御装置のNC入力ユニット56は旋盤本体2
に着脱自在に取り付けられ、NC入力ユニット56につ
いては、複数台の旋盤本体2で共通して用いることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物を加工工
具を用いて加工する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工物に切削加工などを施すための工
作機械として、例えばNC旋盤が広く用いられている。
このNC旋盤は、所定方向に回転駆動される主軸などを
有する旋盤本体と、旋盤本体をNC制御するためのNC
制御装置と、を備えている。NC制御装置は、NC本体
部及びNC入力部を有し、旋盤本体には、旋盤本体を操
作するための機械操作部が設けられている。このような
NC旋盤においては、機械操作部を入力操作することに
よって、旋盤本体を所要の通りに作動させることができ
る。また、NC制御装置を用いる場合、NC入力部を入
力操作してNC本体部に加工条件などを入力し、NC本
体部に記憶された加工条件に基づいて旋盤本体をNC制
御させて被加工物を所要の通りに加工することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなNC旋盤には、次の通りの解決すべき問題がある。
第1に、従来のNC旋盤では、NC制御装置及び機械操
作部が各旋盤本体に取り付けられ、NC旋盤一つずつ
に、NC制御装置のNC本体部及びNC入力部と機械操
作部とが装備されており、このことに関連して、NC旋
盤の構成が複雑になるとともに、その製作コストが高く
なる問題がある。
【0004】第2に、従来の代表的旋盤の一例では、被
加工物を回転駆動するための主軸は回転自在に旋盤本体
に支持され、この主軸に対して加工工具がX軸方向(被
加工物の径方向)及びZ軸方向(被加工物の軸線方向)
に移動自在に旋盤本体に支持されている。即ち、旋盤本
体のベッド構造には、Z軸方向に往復移動自在に第1の
移動部材が支持され、この第1の移動部材にX軸方向に
往復移動自在に第2の移動部材が支持され、この第2の
移動部材に加工工具が着脱可能に取り付けられる。この
ような構成である故に、第1の移動部材の案内面(スラ
イド面)と第2の移動部材の案内面(スライド面)と
が、例えば水平面上に上下方向に間隔をおいて配置さ
れ、このことに関連して、旋盤本体のベッド構造が複雑
になるとともに、Z軸及びX軸の2軸を配置するための
比較的大きなスペースが必要となり、このことがNC旋
盤の設計上の大きな制約の一つになっている。また、旋
盤本体のベッド構造が複雑になるために、このことに付
随して加工時の熱変形を受け易くなり、安定して高精度
に加工するためにはその対策も必要となる。
【0005】従来の代表的旋盤の他の例では、例えば主
軸がZ軸方向に移動自在に、また例えば加工工具がX軸
方向に移動自在に旋盤本体に支持されている。このよう
な旋盤では、切粉排出性を向上させるために、加工工具
を取り付けるX軸スライド(X軸方向に移動する移動部
材)に一定角度を持たせる構成のものも存在する。この
ような場合、同一平面を基準として所定角度を持たせる
サドル形状のベッド構造か、それ自体に角度を持たせる
ベッド構造が採用されている。それ故に、この場合にお
いてもベッド構造が複雑になり、また2軸をスライドさ
せるためのスペースが大きくなり、これによって大きな
設置スペースが必要となり、更にはベッド構造が複雑に
なることに付随して、加工時に熱変形の影響を受け易く
なる。
【0006】本発明の目的は、NC制御装置に関連して
その構成を簡単にすることができるとともに、その製作
コストを低減することができる工作機械を提供すること
である。
【0007】また、本発明の他の目的は、構成の簡素化
を図ることができるとともに、機械全体の小型化を図る
ことができる工作機械を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工物を加
工するための工作機本体と、前記工作機本体をNC制御
するためのNC制御装置と、前記工作機本体を操作する
ための機械操作パネルと、を備え、前記NC制御装置が
NC本体部及びNC入力ユニットを有する工作機械にお
いて、前記機械操作パネル及び前記NC制御装置の前記
NC本体部は前記工作機本体に固定的に取り付けられ、
前記NC制御装置の前記NC入力ユニットは前記工作機
本体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、NC制御装置はNC本体
部とNC入力ユニットから構成され、NC本体部が工作
機本体に固定的に取り付けられ、NC入力ユニットが工
作機本体に着脱自在に取り付けられ、また、この工作機
本体には、機械操作パネルが固定的に取り付けられる。
従って、各工作機本体にはNC本体部及び機械操作パネ
ルが取り付けられ、機械操作パネルを操作することによ
って工作機本体を所要の通りに作動させることができ
る。また、NC入力ユニットを工作機本体に着脱自在に
取り付けることによって、加工情報を入力することがで
き、入力した加工情報はNC制御装置のNC本体部に記
憶される。そして、このように加工情報を入力した後
は、記憶された加工情報でもって工作機本体を作動させ
ることができる。加工情報を入力した後は、NC入力ユ
ニットを用いなくても工作機本体でもって加工すること
ができ、このNC入力ユニットを他の工作機本体に着脱
自在に取り付けて加工情報の入力に用いることができ
る。このように用いることが可能であるので、NC入力
ユニットについては、複数台の工作機本体に対して一台
あればよく、このことに関連して、工作機械の構成を簡
単にすることができるとともに、その製作コストを低減
することができる。尚、このような工作機械は、例えば
NC旋盤などである。
【0010】また、本発明は、被加工物を加工するため
の工作機本体と、前記工作機本体のベッド構造に第1の
案内支持手段を介して第1の方向に往復移動自在に支持
された第1の移動部材と、前記ベッド構造に第2の案内
支持手段を介して、前記第1の方向に対して実質上直交
する第2の方向に往復移動自在に支持された第2の移動
部材と、を備えており、前記第1の移動部材及び前記第
2の移動部材のいずれか一方には、被加工物を回転駆動
するための主軸が取り付けられ、それらの他方には、被
加工物に加工を施すための加工工具が取り付けられてお
り、前記第1の案内支持手段により案内される第1の移
動部材の案内面は実質上水平であり、前記第2の案内支
持手段により案内される前記第2の移動部材の案内面は
実質上垂直であり、前記第1の移動部材の案内面と前記
第2の移動部材の案内面とが実質上直交していることを
特徴とする工作機械である。
【0011】本発明に従えば、第1の移動部材が第1の
案内支持手段を介して第1の方向に移動自在にベッド構
造に支持され、第2の移動部材が第2の案内支持手段を
介して第2の方向に移動自在にベッド構造に支持され、
第1の案内支持手段による第1の移動部材の案内面と第
2の案内支持手段による第2の移動部材の案内面とが実
質上直交しているので、第1の移動部材の案内面を、例
えば略直方体状に形成したベッド構造の上面部に、また
第2の移動部材の案内面を、例えば直方体状に形成した
ベッド構造の側面部に配置することができ、このことに
関連して、ベッド構造を含む工作機本体を小型化するこ
とができるとともに、その構成を簡素化することができ
る。また、これら案内面の上述した配置により、第1及
び第2案内支持手段に関連する設計上の制約も少なくな
り、これら案内支持手段の構成の簡素化を図ることがで
きるとともに、第1及び第2の移動部材を安定して支持
することが可能となる。被加工物を回転駆動するための
主軸は、第1及び第2移動部材の一方に取り付けられ、
加工工具はそれらの他方に取り付けられる。
【0012】また、本発明では、前記ベッド構造は略直
方体形状であり、前記第1の案内支持手段は前記ベッド
構造の上面部に前後方向に実質上対称配置された一対の
第1の案内支持レールから構成され、前記第2の案内支
持手段は前記ベッド構造の側面部に上下方向に実質上対
称配置された一対の第2の案内支持レールから構成され
ていることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、ベッド構造が略直方体形
状であるので、ベッド自体を対称構造にすることがで
き、これによって、加工時の熱変形の影響を少なくし、
高精度の加工を行うことが可能となる。また、第1の案
内支持手段の一対の第1の案内支持レールが前後方向に
実質上対称に配置され、また第2の案内支持手段の一対
の第2の案内支持レールが上下方向に実質上対称に配置
されているので、熱変形の影響を更に効果的に抑えるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う工作機械の一実施形態について説明する。図1
は、本発明に従う工作機械の一例としてのNC旋盤の一
実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1のNC旋盤
において、NC入力ユニットを旋盤本体から取り外した
状態を示す斜視図であり、図3は、図1のNC旋盤の旋
盤本体のベッド構造を示す斜視図であり、図4は、図3
のベッド構造を示す正面図であり、図5は、図3のベッ
ド構造を示す平面図であり、図6は、図1のNC旋盤の
制御系を簡略的に示すブロック図である。
【0015】図1及び図2において、工作機械の一例と
しての図示のNC旋盤は、工作機本体としての旋盤本体
2を備え、この旋盤本体2が工場などの床面に設置され
る。この実施形態では、旋盤本体2の下部はベッド構造
4となっており(図3参照)、このベッド構造4の3面
(前面、後面及び左側面)には側壁部6が一体的に設け
られ、残りの一側面、即ち右側面は取り外し可能な下カ
バー8により覆われている。また、ベッド構造4の左部
上方は上本体部10が取り付けられている。
【0016】図3〜図5をも参照して、この実施形態で
は、ベッド構造4は略直方体状であり、その上面部に第
1の案内支持手段12が設けられ、その右側面部(図3
〜図5において右側の側面部)に第2の案内支持手段1
4が設けられている。第1の案内支持手段12は前後方
向(図3において左下から右上の方向、図4において紙
面に垂直な方向、図5において上下方向)に間隔をおい
て配設された一対の第1の案内支持レール16a,16
bから構成され、かかる第1の案内支持レール16a,
16bは実質上平行に旋盤本体2の左右方向(第1の方
向となる)(図3〜図5において左右方向)に延びてい
る。また、第2の案内支持手段14は上下方向に間隔を
おいて配設された一対の第2の案内支持レール18a,
18bから構成され、かかる第2の案内支持レール18
a,18bが旋盤本体2の前後方向(第1の方向に対し
て実質上垂直な第2の方向となる)に実質上平行に延び
ている。
【0017】一対の第1の案内支持レール16a,16
bには第1の移動部材20がこれらに沿って横方向に移
動自在に支持されている。第1の移動部材20はブロッ
ク状部材から構成され、その一端部(前側端部)が一方
の第1の案内支持レール16aに支持され、その他端部
(後端部)が他方の第1の案内支持レール16bに支持
されている。
【0018】この第1の移動部材20の前後方向中央部
には主軸(図示せず)が回転自在に支持され、この主軸
の先端部に、被加工物をチャッキングするためのチャッ
ク手段22が取り付けられている。第1の移動部材20
の外側面(図3〜図5において左側の側面)には、回転
駆動源としての電動モータ24が取り付けられ、この電
動モータ24が主軸に駆動連結されている。従って、電
動モータ24が作動すると、主軸が所定方向に回転駆動
される。
【0019】また、ベッド構造4側には、第1の駆動源
としての電動モータ26が取り付けられている。電動モ
ータ26は正逆回転可能なモータから構成され、第1の
移動部材20を移動させるための例えばボールねじの如
き第1の移動手段(図示せず)に駆動連結されている。
従って、電動モータ26が所定方向(又は所定方向と反
対方向)に回動すると、第1の移動部材20(主軸、チ
ャック手段22、電動モータ24なども一体に)は一対
の第1の案内支持レール16a,16bに沿って矢印2
8(又は30)で示す横方向に、換言すると主軸の軸線
方向であるZ軸方向(第1の方向)に移動する。このと
き、図3〜図5から理解されるように、第1の案内支持
手段12により案内される第1の移動部材20の案内
面、即ちスライド面は実質上水平な面となる。
【0020】また、一対の第2の案内支持レール18
a,18bには第2の移動部材32がこれらに沿って前
後方向に移動自在に支持されている。第2の移動部材3
2は直方体状ブロックから構成され、その一端部(上端
部)が一方の第2の案内支持レール18aに支持され、
その他端部(下端部)が他方の第2の案内支持レール1
8bに支持されている。
【0021】この第2の移動部材32の上端面には、被
加工物を加工するための加工工具33(図5参照)が着
脱可能に取り付けられる刃物台ブロック34が取り付け
られており、この刃物台ブロック34は第2の移動部材
32と一体的に移動する。尚、この刃物台ブロック34
には、被加工物に施す加工に対応した所定の加工工具3
3、例えば切削工具が取り付けられる。
【0022】また、ベッド構造4側には、第2の駆動源
としての電動モータ36(図5参照)が取り付けられて
いる。この電動モータ36も正逆回転可能なモータから
構成され、第2の移動部材32を移動させるための例え
ばボールねじの如き第2の移動手段(図示せず)に駆動
連結されている。従って、電動モータ36が所定方向
(又は所定方向と反対方向)に回動すると、第2の移動
部材32(刃物台ブロック34なども一体に)は一対の
第2の案内支持レール18a,18bに沿って矢印38
(又は40)で示す前後方向に、換言すると主軸の径方
向(これと一体的に回転される被加工物の径方向)であ
るX軸方向(第2の方向)に移動する。このとき、図3
〜図5から理解されるように、第2の案内支持手段14
により案内される第2の移動部材32の案内面、即ちス
ライド面は実質上垂直な面となる。
【0023】このNC旋盤は、上述した構成を有する故
に、次の通りの特徴を有する。第1に、第1の案内支持
手段12がベッド構造4の上面部に設けられ、第2の案
内支持手段14がベッド構造4の右側面部に設けられ、
この第1の案内支持手段12による第1の移動部材20
の案内面と第2の案内支持手段14による第2の移動部
材32の案内面とが実質上直交しているので、図3〜図
5から理解されるように、第1及び第2の移動部材2
0,32の占有面積を小さくすることができ、これによ
って、ベッド構造4の簡素化、省スペース化を図り、旋
盤本体2の小型化を達成することができる。
【0024】第2に、上述したように構成することに関
連して、第1の案内支持手段12の一対の第1の案内支
持レール16a,16bをベッド構造4の上面部に前後
方向に実質上対称に配置することができ、また第2の案
内支持手段14の一対の第2の案内支持レール18a,
18bをベッド構造4の右側面部に上下方向に実質上対
称に配置することができ、このように対称配置すること
によって、加工時の熱影響を少なくし、熱変形による加
工精度の低下を抑えることができる。特に、第1の移動
部材20に取り付けられた主軸の軸心に対し一対の第1
の案内支持レール16a,16bを対称配置構造にする
ことによって、またこの主軸に対し第1の移動部材20
を対称配置構造にすることによって、熱変形による影響
を大きく抑えることができる。
【0025】上述した実施形態では、第1の移動部材2
0をベッド構造4の左部上面部に横方向に移動自在に、
また第2の移動部材32をベッド構造4の右側面部に前
後方向に移動自在に配置しているが、このような構成に
限定されず、第1の移動部材20をベッド構造4の右部
上面部に横方向に移動自在に、また第2の移動部材32
をベッド構造4の左側面部に前後方向に移動自在に配置
するようにしてもよい。或いは、これらの構成に代え
て、第2の移動部材32をベッド構造4の前面(又は後
面)に横方向に移動自在に配置するようにしてもよく、
この場合、第1の移動部材20はベッド構造4の上面部
に前後方向に移動自在に配置される。
【0026】また、上述した実施形態では、第1の移動
部材20に主軸(図示せず)を、また第2の移動部材3
2に加工工具33を取り付けているが、これとは反対
に、第1の移動部材20に加工工具33を、また第2の
移動部材32に主軸を取り付けるようにしてもよい。
【0027】次に、主として図6を参照して、このNC
旋盤の制御系について説明する。図示のNC旋盤は、加
工条件を数値制御するためのNC制御装置52を備え、
このNC制御装置52が、例えばコンピュータから構成
されるNC本体部54と、加工情報などを入力するため
のNC入力ユニット56とから構成され、NC本体部5
4は旋盤本体2に固定的に取り付けられ、NC入力ユニ
ット56は旋盤本体2に着脱自在に取り付けられる。N
C入力ユニット56は箱状のユニットハウジング58を
備え、このユニットハウジング58の前面に、各種入力
ボタン60から構成される入力手段62と、液晶表示装
置の如き表示手段64とが設けられている。このユニッ
トハウジング58からは接続ケーブル66,68が延び
ており、これら接続ケーブル66,68の端部にコネク
タ70,72が設けられている。また、ユニットハウジ
ング58の両端部には、その取扱い、例えば取付け、取
外し、持運びなどが容易なように、取っ手74が設けら
れている。
【0028】NC入力ユニット56のこのような構成に
対応して、旋盤本体2の上固定カバー10の上面には、
ユニットハウジング58の形状に略対応した載置凹部7
6が設けられ、この載置凹部76の一部に接続コネクタ
78,80が設けられている。従って、NC入力ユニッ
ト56側の接続コネクタ72,74と旋盤本体2側の接
続コネクタ78,80とを相互に接続し、NC入力ユニ
ット56を旋盤本体2の載置凹部76に収容載置するこ
とによって、図1に示すように、このNC入力ユニット
56を旋盤本体2に着脱自在に取り付けることができ
る。尚、上述したとは反対に、NC入力ユニット56を
旋盤本体2の載置凹部76から取り出し、NC入力ユニ
ット56側の接続コネクタ70,72と旋盤本体2側の
接続コネクタ78,80との接続を解除することによっ
て、NC入力ユニット56を旋盤本体2から取り外すこ
とができる。
【0029】旋盤本体2には、更に、各種リミットスイ
ッチ82(例えば、チャック手段22を開閉を検知する
ためのリミットスイッチなど)からの信号を受けるとと
もに各種ソレノイド84(例えば、油圧シリンダ、空圧
シリンダの油圧、空圧を制御するためのソレノイドバル
ブなど)を作動制御するための制御手段86が設けられ
ており、この制御手段86はコンピュータ、シーケンサ
などから構成される。また、旋盤本体2の所定部位(こ
の実施形態では、上固定カバー10の前面)には機械操
作パネル88が固定的に設けられ、この機械操作パネル
88には各種入力ボタン90から構成される入力手段9
2が設けられている。
【0030】この形態では、NC入力ユニット56を上
述したように旋盤本体2に取り付けると、NC入力ユニ
ット56とNC本体部54とが接続ケーブル66及び接
続コネクタ70,78を介して接続され、NC入力ユニ
ット56の入力手段62により入力した加工情報は、N
C本体部54のメモリ94に記憶され、NC加工を行う
場合、このメモリ94に記憶された加工情報に基づいて
被加工物に対する加工が行われる。また、かく装着する
と、NC入力ユニット56と制御手段86とが接続ケー
ブル68及び接続コネクタ72,80を介して接続され
る。また、機械的操作パネル88は制御手段86に接続
されている。
【0031】旋盤本体2には、更に、I/Oユニット9
6、スピンドルドライブユニット98及びサーボドライ
ブユニット100が設けられている。I/Oユニット9
6は、NC本体部54と制御手段86とを接続するイン
ターフェースであり、このI/Oユニット96を介して
NC制御部54からの加工情報が制御手段86に送給さ
れる。スピンドルドライブユニット98は、NC本体部
54からの加工情報に基づいて電動モータ24(主軸を
回転駆動するためのもの)を作動制御し、またサーボド
ライブユニット100は、NC本体部54からの加工情
報に基づいて電動モータ26,36(第1及び第2の移
動部材20,32を移動制御するためのもの)を作動制
御する。
【0032】このNC旋盤では、NC制御装置52に関
連して、次の通りの特徴を有している。即ち、NC制御
装置52のNC本体部54が旋盤本体2に固定的に設け
られ、そのNC入力ユニット56が旋盤本体2に着脱自
在に取り付けられる。NC入力ユニット56により加工
情報を入力すると、この入力情報はNC本体部54のメ
モリ94に記憶され、入力した加工情報を用いて加工す
る間は、新たな加工情報を入力する必要はなく、NC入
力ユニット56を用いることなくメモリ94に記憶され
た情報を用いて加工を行うことができる。このようなと
き、NC入力ユニット56を旋盤本体2から取り外して
他の同様のNC旋盤の旋盤本体2に取り付け、この旋盤
本体2についての加工情報を入力するNC入力ユニット
56として利用することができる。従って、複数台の旋
盤本体2に対して一台のNC入力ユニット56があれば
よく、これによって、NC入力ユニット56の使用台数
を旋盤本体2の台数より少なくすることが可能となり、
このことに関連して、NC旋盤を複数台使用する場合に
おけるシステム的構成を簡略化することができるととも
に、そのトータルコストを低減することができる。ま
た、加工中においては、NC入力ユニット56を旋盤本
体2から取り外して保管することも可能となり、これに
よって、悪い設置環境から電装部品を保護することがで
き、電装部品の故障低減にもつながる。
【0033】以上、本発明に従う工作機械の一例として
のNC旋盤に適用して説明したが、本発明は、このよう
なNC旋盤に限定されることなく、工作機械に広く適用
することができる。
【0034】また、上述した実施形態では、一つのNC
旋盤に、NC制御装置に関連する発明と、第1及び第2
移動部材の支持構造に関連する発明とを組み合わせて適
用しているが、これら二つの発明を別個に単独で適用す
ることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1の工作機械によれば、
工作機本体にはNC本体部及び機械操作パネルが取り付
けられ、機械操作パネルを操作することによって工作機
本体を所要の通りに作動させることができる。また、N
C入力ユニットを工作機本体に着脱自在に取り付けるこ
とによって、加工情報を入力することができ、入力した
加工情報はNC制御装置のNC本体部に記憶される。そ
して、このように加工情報を入力した後は、記憶された
加工情報でもって工作機本体を作動させることができ
る。加工情報を入力した後は、このNC入力ユニットを
他の工作機本体に着脱自在に取り付けて加工情報の入力
に用いることができ、従って、複数台の工作機本体に対
してNC入力ユニットが一台あればよく、このことに関
連して、工作機械のシステム的構成を簡単にすることが
できるとともに、そのトータルコストの低減をも図るこ
とができる。
【0036】また、本発明の請求項2の工作機械によれ
ば、第1の移動部材が第1の案内支持手段を介して第1
の方向に移動自在にベッド構造に支持され、第2の移動
部材が第2の案内支持手段を介して第2の方向に移動自
在にベッド構造に支持され、第1の案内支持手段による
第1の移動部材の案内面と第2の案内支持手段による第
2の移動部材の案内面とが実質上直交しているので、ベ
ッド構造を含む工作機本体を小型化することができると
ともに、その構成を簡素化することができる。また、こ
のように構成することによって、第1及び第2案内支持
手段に関連する設計上の制約も少なくなり、これら案内
支持手段の構成の簡素化を図ることができる。
【0037】更に、本発明の請求項3の工作機械によれ
ば、ベッド構造が略直方体形状で、第1及び第2の案内
支持レールが実質上対称配置されているので、加工時の
熱影響を少なくし、高精度の加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う工作機械の一例としてのNC旋盤
の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のNC旋盤において、NC入力ユニットを
旋盤本体から取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のNC旋盤の旋盤本体のベッド構造を示す
斜視図である。
【図4】図3のベッド構造を示す正面図である。
【図5】図3のベッド構造を示す平面図である。
【図6】図1のNC旋盤の制御系を簡略的に示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 旋盤本体 4 ベッド構造 12 第1の案内支持手段 14 第2の案内支持手段 16a,16b 第1の案内支持レール 18a,18b 第2の案内支持レール 20 第1の移動部材 32 第2の移動部材 33 加工工具 52 NC制御装置 54 NC本体部 56 NC入力ユニット 70,72,78,80 接続コネクタ 86 制御手段 88 機械操作パネル 96 I/Oユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を加工するための工作機本体
    と、前記工作機本体をNC制御するためのNC制御装置
    と、前記工作機本体を操作するための機械操作パネル
    と、を備え、前記NC制御装置がNC本体部及びNC入
    力ユニットを有する工作機械において、 前記機械操作パネル及び前記NC制御装置の前記NC本
    体部は前記工作機本体に固定的に取り付けられ、前記N
    C制御装置の前記NC入力ユニットは前記工作機本体に
    着脱自在に取り付けられることを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 被加工物を加工するための工作機本体
    と、前記工作機本体のベッド構造に第1の案内支持手段
    を介して第1の方向に往復移動自在に支持された第1の
    移動部材と、前記ベッド構造に第2の案内支持手段を介
    して、前記第1の方向に対して実質上直交する第2の方
    向に往復移動自在に支持された第2の移動部材と、を備
    えており、 前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材のいずれか
    一方には、被加工物を回転駆動するための主軸が取り付
    けられ、それらの他方には、被加工物に加工を施すため
    の加工工具が取り付けられており、 前記第1の案内支持手段により案内される第1の移動部
    材の案内面は実質上水平であり、前記第2の案内支持手
    段により案内される前記第2の移動部材の案内面は実質
    上垂直であり、前記第1の移動部材の案内面と前記第2
    の移動部材の案内面とが実質上直交していることを特徴
    とする工作機械。
  3. 【請求項3】 前記ベッド構造は略直方体形状であり、
    前記第1の案内支持手段は前記ベッド構造の上面部に前
    後方向に実質上対称配置された一対の第1の案内支持レ
    ールから構成され、前記第2の案内支持手段は前記ベッ
    ド構造の側面部に上下方向に実質上対称配置された一対
    の第2の案内支持レールから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の工作機械。
JP2002133660A 2002-05-09 2002-05-09 工作機械 Pending JP2003326427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133660A JP2003326427A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133660A JP2003326427A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 工作機械

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004214316A Division JP4440028B2 (ja) 2004-07-22 2004-07-22 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003326427A true JP2003326427A (ja) 2003-11-18
JP2003326427A5 JP2003326427A5 (ja) 2005-04-07

Family

ID=29696556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002133660A Pending JP2003326427A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003326427A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254174A (ja) * 2008-07-14 2008-10-23 Takamatsu Machinery Co Ltd 機械加工装置
JP2016515948A (ja) * 2013-03-15 2016-06-02 マイクロルーション・インコーポレイテッドMicrolution Inc. マイクロ旋盤機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254174A (ja) * 2008-07-14 2008-10-23 Takamatsu Machinery Co Ltd 機械加工装置
JP2016515948A (ja) * 2013-03-15 2016-06-02 マイクロルーション・インコーポレイテッドMicrolution Inc. マイクロ旋盤機械
US9539684B2 (en) 2013-03-15 2017-01-10 Microlution Inc. Micro turning machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2745959B1 (en) Machine tool with lathe tool and scraping cutter
US8769791B2 (en) Machine tool
US6357094B1 (en) Machine tool
EP3199299B1 (en) Machine tool system and workpiece conveyance method
US8776357B2 (en) System and method of synchronized machining
US20070196192A1 (en) Machine tool comprising an adjustable clamping table for workpieces
JP2008264891A (ja) ユニバーサルヘッドおよびこれを有する工作機械
EP2745961B1 (en) Method for machining metallic member using lathing and milling
JP2005028482A (ja) 旋盤
KR20160101190A (ko) 5축 가공 장치
EP2687307B1 (en) Method for machining curved surface using lathe
TW201916954A (zh) 車床
US20080271302A1 (en) Machining center
JP2000033600A (ja) プリント回路基板を機械加工するための少なくとも2つの機械加工ヘッドを備えたドリル装置
CN111212698B (zh) 安装有工具单元的车床
JP2009178804A (ja) ボーリングバーマガジンを有する工作機械およびボーリングバーマガジン
JP4440028B2 (ja) 工作機械
JP2003326427A (ja) 工作機械
EP2745960B1 (en) Method for machining metallic member using lathing and milling
JP2001198751A (ja) 縦型工作機械
KR20150121877A (ko) 2개의 스핀들을 구비한 공작기계의 갠트리 로더
JPH10315077A (ja) 横形マシニングセンタ
JP2007094458A (ja) 数値制御装置
JP3165158U (ja) ボーリングバーマガジンを有する工作機械
EP2687308B1 (en) Lathe for machining curved surfaces

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

A975 Report on accelerated examination

Effective date: 20040607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041118