JP2003326388A - Wire for gas-shielded arc welding - Google Patents

Wire for gas-shielded arc welding

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JP2003326388A
JP2003326388A JP2002140037A JP2002140037A JP2003326388A JP 2003326388 A JP2003326388 A JP 2003326388A JP 2002140037 A JP2002140037 A JP 2002140037A JP 2002140037 A JP2002140037 A JP 2002140037A JP 2003326388 A JP2003326388 A JP 2003326388A
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Japan
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less
slag
gas
present
arc welding
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Application number
JP2002140037A
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Japanese (ja)
Inventor
Keigo Inui
圭吾 乾
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Akio Kaminaka
明郎 上仲
Hirotaka Namikawa
裕隆 南川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wire for gas-shielded arc welding of which the removability of slag can be improved without reducing the toughness of a weld metal. <P>SOLUTION: The wire for gas-shielded arc welding comprises, by mass, 0.03 to 0.10% C, 0.60 to 2.00% Si, 0.15 to 2.50% Mn, ≤0.03% P, ≤0.03% S, ≤0.03% O and 0.002 to 0.010% B, and the balance Fe with inevitable impurities, wherein the condition of 0.001<([Si%]/[Mn%])×[B%]≤0.005 is satisfied. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスシールドアー
ク溶接用ワイヤ、詳細には溶接金属の靱性を低下するこ
となく、スラグ剥離性を向上させることができるガスシ
ールドアーク溶接用ワイヤに関する。 【0002】 【従来の技術】シールドガスとして炭酸ガス、アルゴン
ガスと炭酸ガスなどを用いるガスシールドアーク溶接法
は、他の溶接法に比して高能率であるため、鉄骨、トラ
ックのフレームなどの溶接に広く使用されている。この
溶接法に使用されるガスシールドアーク溶接用ワイヤ
は、溶接金属の靱性、耐溶接割れ性などが優れていると
ともに、その上を塗装する場合にはスラグ剥離性が優れ
ていることが要求されている。 【0003】このガスシールドアーク溶接法よって生成
するスラグは、主としてSiO2 −FeO−MnO系の
金属酸化物からなっており、非導電性であるため、電着
塗装を行なう場合には、スラグで覆われている部分に塗
装がのらなくなる。そのため、溶接後ビード上に残った
スラグは、塗装前にブラシでこするか、ハンマリングし
て剥離するか、ウオータージェットで洗い落とすかして
いるので、スラグの剥離性が悪いと多大な労力を費やし
たり、ウオータージェットの水圧を高くしたりする必要
があった。 【0004】そこで、本出願人らは、スラグ剥離性が優
れているガスシールドアーク溶接用ワイヤとして、C:
0.12%以下、Si:0.5〜1.6%、必要に応じ
てBi:0.005〜0.020%を含有し、Mn:
1.0%以下、P:0.03%以下、S:0.03%以
下であって、残部がFeおよび不可避不純物からなるも
のを開発し特開昭61−195793号とし特許出願し
た。 【0005】また、C:0.15%以下、Si:0.5
〜2.5%、Mn:1.0%以下、Zr、TiおよびA
lのうちの1種または2種以上を合計で0.05〜1.
0%含有し、さらに必要に応じてBi、SbおよびNb
のうちの1種または2種以上を合計で0.005〜1.
0%含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなるも
のを開発し、特開昭62−124095号とし特許出願
した。 【0006】上記2つの発明は、いずれも高Si−低M
nにすることにより、生成するスラグを一般に薄く、細
かく取り扱いやすいものとしたものである。また、B
i、SbまたはNbを添加したものは、スラグの剥離性
をより容易にするとともに、ピット、ブローホールの発
生を減少させて、溶接金属の機械的な欠陥の発生を防止
したものである。しかし、Biを添加しないものは、ス
ラグの剥離性が十分でないとう欠点があり、またBiな
どを添加したものは、溶接金属の耐溶接割れ性が低下す
るという欠点があった。また、AlおよびTiを添加し
たものは、スラグ剥離性を低下するという欠点があっ
た。 【0007】そこで、上記Biを添加したものの欠点を
改善するものとして、C:0.10%以下、Si:1.
20〜1.80%、Mn:0.15〜0.85%、B
i:0.03〜0.20%およびB:0.001〜0.
010%を含有し、P:0.03%以下、S:0.03
%以下、Al:0.02%以下、Ti:0.02%以下
であり、残部がFeおよび不可避不純物からなるガスシ
ールドアーク溶接用ワイヤを開発し、特開平6−182
585号とし特許出願した。このガスシールドアーク溶
接用ワイヤは、高Si−低Mnにするとともに、Bを添
加することによりBiを添加することによる欠点、すな
わち耐溶接割れ性の低下を改善したものである。しか
し、上記ガスシールドアーク溶接用ワイヤを使用して溶
接した溶接金属は、スラグの剥離性が良好であるが、靱
性が低下するという問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶接金属の
靱性を低下することなく、スラグ剥離性を向上させるこ
とができるガスシールドアーク溶接用ワイヤを提供する
ことを課題としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、上記ガスシールドアーク溶接用ワイ
ヤを使用して溶接した溶接金属の靱性を低下することな
く、スラグ剥離性を向上させる方法について鋭意研究し
ていたところ、(〔Si%〕/〔Mn%〕)×〔B%〕
を0.001を超え0.005以下にすれば、溶接金属
の靱性を低下することなく、スラグ剥離性を向上するこ
となどの知見を得た。本発明は、これらの知見に基づい
て発明をされたものである。 【0010】すなわち、本発明のガスシールドアーク溶
接用ワイヤにおいては、C:0.03〜0.10%、S
i:0.60〜2.00%、Mn:0.15〜2.50
%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、O:
0.03%以下およびB:0.002〜0.010%を
含有し、0.001<(〔Si%〕/〔Mn%〕)×
〔B%〕≦0.005の条件を満たし、残部がFeおよ
び不可避不純物とすることである。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明のガスシールドアー
ク溶接用ワイヤの成分およびその含有量を限定した理由
を説明する。 C:0.03〜0.10% Cは、溶接金属の強度を向上させるとともに、脱酸を促
進し、またブローホールの発生を抑制するので、それら
のため含有させる元素である。それらの作用効果を得る
ためには0.03%以上含有させる必要があるが、0.
10%を超えるとスパッタが多発し、溶接作業性が低下
するので、その含有量を0.03〜0.10%とする。 【0012】Si:0.60〜2.00% Siは、鋼の製造時に脱酸剤として添加するものである
とともに、ビートの外観を良好にするので、それらのた
めに含有させる元素である。それらの作用効果を得るた
めには0.60%以上含有させる必要があるが、2.0
0%を超えると溶接金属の靱性が劣化するので、その含
有量を0.60〜2.00%とする。 【0013】Mn:0.15〜2.50% Mnは、Siと同様に鋼の製造時に脱酸剤として添加す
るものであるとともに、溶接金属の靱性を向上させるの
で、それらのために含有させる元素である。それらの作
用効果を得るためには0.15%、好ましくは0.70
%以上含有させる必要があるが、2.50%、好ましく
は2.2%を超えるとスラグ剥離性が劣化するので、そ
の含有量を0.15〜2.50%とする。 【0014】P:0.03%以下、S:0.03%以下 PおよびSは、溶接割れを生じ易くするとともに、溶接
金属の靱性を低下する元素であるので、極力少ないほう
が好ましいが、0.03%、好ましくは0.02%以下
であれば影響が少ないので、その含有量を0.03%以
下、好ましくは0.02%以下とする。 【0015】O:0.03%以下 Oは、耐溶接割れ性を低下するとともに、溶接金属の靱
性を低下する元素であるので、極力少ないほうが好まし
いが、0.03%以下であれば影響が少ないので、その
含有量を0.03%以下とする。 B:0.002〜0.010% Bは、耐溶接割れ性を向上させるので、そのために含有
させる元素である。その作用効果を得るためには0.0
02%以上含有させる必要があるが、0.010%を超
えると溶接金属の表面にピットが多く発生するようにな
るので、その含有量を0.002〜0.010%とす
る。 【0016】Al、TiおよびZrは、強力な脱酸作用
を有しているため溶接金属の清浄度を高めるとともに結
晶粒を微細化し、ブローホールの発生を抑制して溶接金
属のの機械的性質を向上させるので、必要に応じて含有
させてもよい。ただし、多くなり過ぎるとスラグの剥離
性を低下するので、その許容量は0.05%以下であ
る。 【0017】さらに、Bi、Sb、Nb、Se、Teお
よびVは、溶接後のスラグの剥離性を良好にして溶接の
作業性を向上させるので、必要に応じて含有させてもよ
い。ただし、多くなり過ぎると溶接金属の機械的性質を
劣化するので、その許容量は0.05%以下である。 【0018】0.001<(〔Si%〕/〔Mn%〕)
×〔B%〕≦0.005 〔Si%〕/〔Mn%〕)×〔B%〕を0.001より
大きくするのは、0.001以下ではスラグの剥離性が
低下するからである。また、0.005以下にするの
は、0.005を超えると溶接金属の靱性が低下するか
らである。 【0019】以上の成分組成を有するガスシールドアー
ク溶接用ワイヤを用い、シールドガスとして炭酸ガス、
アルゴンガスと炭酸ガスなどを用いて通常のガスシール
ドアーク溶接法をすれば、溶接金属の靱性を低下するこ
となく、スラグの剥離性を向上させることができる。 【0020】 【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。本
溶接で用いる溶接ワイヤを用いて開先面にバタリング溶
接した厚さ20mmの市販のJIS SM50A鋼板を
供試母材とし、JIS Z 3111に準拠して表1に
示す本発明例および比較例の成分組成のガスシールドア
ーク溶接用ワイヤを用い、またシールドガスとして炭酸
ガスを用いて下記に示す条件で溶接をした。この溶接し
たものから図1に示すように切り欠き部および破断する
部分が溶接金属からなるように衝撃試験片を採取した。
この試験片を用いてJIS Z2242に準拠して衝撃
試験を行った。その結果を下記表1に示す。 【0021】溶接条件 溶接電流:250A アーク電圧:35V 溶接速度:60cm/min パス間温度:100〜1
50℃ また、スラグ剥離性は、上記溶接したもののスラグが付
着したビードの表面を手袋をした手で軽く払って剥離さ
せて採取したスラグ量をAとし、その後金属ブラシで残
存したスラグを全て採取したスラグ量をBとし、A/A
+Bとして求めた。 【0022】 【表1】【0023】これらの結果によると、本発明例は、衝撃
試験値の吸収エネルギーが81〜98Jであり、またス
ラグ剥離率が0.86〜0.99であった。これに対し
て、Si含有量が本発明より少なく、また〔Si%〕/
〔Mn%〕)×〔B%〕(以下「x値」という。)が本
発明より低い0.001である比較例1は、吸収エネル
ギーが168Jで本発明例より高いが、スラグ剥離率が
0.64で本発明例の約74%以下であった。 【0024】x値のみ本発明より低い0.001である
比較例2は、吸収エネルギーが195Jで本発明例より
かなり高いが、スラグ剥離率が0.78で本発明例の約
91%以下であった。B含有量が本発明より少なく、ま
たx値が本発明例より低い0.001である比較例3
は、吸収エネルギーが185Jで本発明例よりかなり高
いが、スラグ剥離率が0.65で本発明例の約76%以
下であった。 【0025】B含有量のみ本発明より少ない比較例4
は、吸収エネルギーが100Jで本発明例よりやや高い
が、スラグ剥離率が0.72で本発明例の約84%以下
であった。x値のみ本発明より高い0.008と0.0
09である比較例5と6は、スラグ剥離率が0.98と
1.0で本発明例と同程度であったが、吸収エネルギー
が42Jと32Jで本発明例の約52%以下と約40%
以下であった。 【0026】x値が本発明より高い0.008であり、
かつNb含有量が本発明より多い0.50%である比較
例7は、スラグ剥離率が1.0で本発明例と同程度であ
ったが、吸収エネルギーが14Jで本発明例の約17%
以下であった。SiおよびMn含有量が本発明より多
く、かつx値が本発明よりやや高い0.006である比
較例8は、吸収エネルギーが71Jで本発明例の約88
%以下であり、またスラグ剥離率も0.74で本発明例
の約86%以下であった。 【0027】 【発明の効果】本発明のガスシールドアーク溶接用ワイ
ヤは、上記構成にしたことにより、溶接金属の靱性を低
下することなく、スラグ剥離性を向上させることができ
るという優れた効果を奏する。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a wire for gas shielded arc welding, and more particularly, to an improvement in slag peelability without reducing the toughness of a weld metal. The present invention relates to a wire for gas shielded arc welding. [0002] A gas shielded arc welding method using carbon dioxide gas, argon gas and carbon dioxide gas as a shielding gas has a higher efficiency than other welding methods, and is therefore used for steel frames, truck frames and the like. Widely used for welding. The gas-shielded arc welding wire used in this welding method is required to have excellent toughness and weld cracking resistance of the weld metal, and also to have excellent slag peelability when coated on it. ing. [0003] slag generated by the gas shielded arc welding process, primarily serves a metal oxide of the SiO 2 -FeO-MnO system, because it is non-conductive, when performing electrodeposition coating, in slag The paint does not spread on the covered part. Therefore, the slag remaining on the bead after welding is rubbed with a brush before painting, peeled off by hammering, or washed off with a water jet. It was necessary to spend and increase the water pressure of the water jet. [0004] Therefore, the present applicants have proposed a gas shielded arc welding wire having excellent slag releasability as follows:
0.12% or less, Si: 0.5 to 1.6%, Bi: 0.005 to 0.020% as required, Mn:
A compound containing 1.0% or less, P: 0.03% or less, S: 0.03% or less, and the balance consisting of Fe and unavoidable impurities was developed and filed as Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-195793. [0005] Further, C: 0.15% or less, Si: 0.5
~ 2.5%, Mn: 1.0% or less, Zr, Ti and A
1 in total or two or more in total from 0.05 to 1.
0%, and if necessary, Bi, Sb and Nb.
One or two or more of them in total of 0.005 to 1.
A compound containing 0% and the balance consisting of Fe and inevitable impurities was developed, and a patent application was filed as Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-124095. The above two inventions are both high Si-low M
By setting it to n, the generated slag is generally thin, fine, and easy to handle. Also, B
In the case where i, Sb or Nb is added, the slag is more easily peeled, and the occurrence of pits and blow holes is reduced, thereby preventing the occurrence of mechanical defects in the weld metal. However, those to which Bi was not added had a drawback that slag peeling properties were not sufficient, and those to which Bi and the like were added had a drawback that the weld crack resistance of the weld metal was reduced. Further, those to which Al and Ti are added have a disadvantage that slag removability is reduced. [0007] In order to improve the disadvantages of the above-mentioned Bi-added products, C: 0.10% or less, Si: 1.
20-1.80%, Mn: 0.15-0.85%, B
i: 0.03 to 0.20% and B: 0.001 to 0.
010%, P: 0.03% or less, S: 0.03%
%, Al: 0.02% or less, Ti: 0.02% or less, and the balance is made of a gas shielded arc welding wire composed of Fe and unavoidable impurities.
Patent No. 585 was filed. This wire for gas shielded arc welding has high Si-low Mn, and has improved the defect caused by adding Bi by adding B, that is, the decrease in welding crack resistance. However, the weld metal welded using the above-mentioned gas shielded arc welding wire has a problem that although the slag is easily peeled, the toughness is reduced. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a wire for gas shielded arc welding capable of improving slag removability without reducing the toughness of a weld metal. In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have developed a method for removing slag without reducing the toughness of a weld metal welded using the above-mentioned gas-shielded arc welding wire. After diligent research on a method for improving the properties, ([Si%] / [Mn%]) × [B%]
Is set to more than 0.001 and 0.005 or less, it has been found that the slag removability is improved without reducing the toughness of the weld metal. The present invention has been made based on these findings. That is, in the wire for gas shielded arc welding of the present invention, C: 0.03 to 0.10%, S
i: 0.60 to 2.00%, Mn: 0.15 to 2.50
%, P: 0.03% or less, S: 0.03% or less, O:
0.03% or less and B: 0.002 to 0.010%, 0.001 <([Si%] / [Mn%]) ×
[B%] ≦ 0.005, with the balance being Fe and unavoidable impurities. Next, the components of the gas-shielded arc welding wire of the present invention and the reasons for limiting the content thereof will be described. C: 0.03 to 0.10% C is an element to be contained for improving the strength of the weld metal, promoting deoxidation, and suppressing the occurrence of blowholes. In order to obtain these effects, it is necessary to contain 0.03% or more.
If it exceeds 10%, spatters occur frequently and the welding workability deteriorates, so the content is made 0.03 to 0.10%. Si: 0.60 to 2.00% Si is added as a deoxidizing agent during the production of steel and improves the appearance of beets. Therefore, Si is an element to be contained therein. In order to obtain these effects, it is necessary to contain 0.60% or more.
If it exceeds 0%, the toughness of the weld metal deteriorates, so the content is set to 0.60 to 2.00%. Mn: 0.15 to 2.50% Mn is added as a deoxidizing agent in the production of steel, like Si, and also improves the toughness of the weld metal. Element. 0.15%, preferably 0.70% in order to obtain those effects.
%, But if it exceeds 2.50%, preferably 2.2%, the slag removability deteriorates, so the content is made 0.15 to 2.50%. P: 0.03% or less, S: 0.03% or less Since P and S are elements that easily cause weld cracking and lower the toughness of the weld metal, it is preferable that P and S be as small as possible. If the content is 0.03% or less, preferably 0.02% or less, there is little effect, so the content is made 0.03% or less, preferably 0.02% or less. O: 0.03% or less O is an element that lowers the weld crack resistance and the toughness of the weld metal. Therefore, it is preferable that O is as small as possible. Since it is small, its content is set to 0.03% or less. B: 0.002 to 0.010% B is an element contained for improving the weld crack resistance. To obtain the effect, 0.0
It is necessary to make the content 0.2% or more, but if it exceeds 0.010%, many pits will be generated on the surface of the weld metal. Therefore, the content is made 0.002 to 0.010%. Since Al, Ti and Zr have a strong deoxidizing action, they enhance the cleanliness of the weld metal, refine the crystal grains, suppress the occurrence of blowholes, and improve the mechanical properties of the weld metal. May be contained, if necessary. However, if the amount is too large, the slag removability decreases, so the allowable amount is 0.05% or less. Further, Bi, Sb, Nb, Se, Te and V may be contained as necessary, since they improve the slag peelability after welding and improve the workability of welding. However, if the amount is too large, the mechanical properties of the weld metal deteriorate, so the allowable amount is 0.05% or less. 0.001 <([Si%] / [Mn%])
× [B%] ≦ 0.005 [Si%] / [Mn%]) × [B%] is made larger than 0.001 because if it is 0.001 or less, the removability of the slag decreases. Further, the reason for setting the content to 0.005 or less is that if the content exceeds 0.005, the toughness of the weld metal decreases. Using a gas-shielded arc welding wire having the above composition, carbon dioxide gas as a shielding gas,
If a normal gas shielded arc welding method is performed using argon gas and carbon dioxide gas, the slag removability can be improved without lowering the toughness of the weld metal. Next, an embodiment of the present invention will be described. A commercially available JIS SM50A steel sheet having a thickness of 20 mm and subjected to buttering welding on a groove surface using a welding wire used in the main welding was used as a test base material. Welding was performed under the following conditions using a gas shielded arc welding wire having a component composition and using carbon dioxide gas as a shielding gas. As shown in FIG. 1, an impact test piece was sampled from the welded metal so that the notch and the part to be broken consisted of a weld metal.
Using this test piece, an impact test was performed according to JIS Z2242. The results are shown in Table 1 below. Welding conditions Welding current: 250 A Arc voltage: 35 V Welding speed: 60 cm / min Temperature between passes: 100-1
50 ° C In addition, the slag peeling property is as follows. The slag amount obtained by gently wiping the surface of the welded bead to which the slag adhered with a gloved hand and separating the slag was taken as A, and then collecting all the remaining slag with a metal brush. A / A
+ B. [Table 1] According to these results, in the example of the present invention, the absorption energy of the impact test value was 81 to 98 J, and the slag peeling ratio was 0.86 to 0.99. On the other hand, the Si content is lower than that of the present invention, and [Si%] /
Comparative Example 1, in which [Mn%]) × [B%] (hereinafter referred to as “x value”) is 0.001 lower than the present invention, has an absorption energy of 168 J, which is higher than that of the present invention. 0.64, which was about 74% or less of the examples of the present invention. Comparative Example 2, in which only the x value is 0.001 lower than that of the present invention, has considerably higher absorbed energy at 195 J than that of the present invention, but has a slag peeling rate of 0.78 and is about 91% or less of the present invention. there were. Comparative Example 3 in which the B content is lower than that of the present invention and the x value is 0.001 lower than that of the present invention.
Has an absorption energy of 185 J, which is considerably higher than that of the examples of the present invention. Comparative Example 4 in which only the B content is lower than that of the present invention
Has an absorption energy of 100 J, which is slightly higher than that of the examples of the present invention. Only the x value is higher than the present invention by 0.008 and 0.0
In Comparative Examples 5 and 6, which were 09, the slag peeling ratios were 0.98 and 1.0, which were almost the same as those of the present invention, but the absorbed energy was 42 J and 32 J, which was about 52% or less of the present invention. 40%
It was below. The x value is 0.008, which is higher than the present invention,
In Comparative Example 7 in which the Nb content was 0.50%, which was higher than that of the present invention, the slag peeling rate was 1.0, which was almost the same as that of the present invention. %
It was below. Comparative Example 8 in which the content of Si and Mn is greater than that of the present invention and the x value is 0.006, which is slightly higher than that of the present invention, has an absorption energy of 71 J and is about 88
%, And the slag removal rate was 0.74, which was about 86% or less of the examples of the present invention. The wire for gas shielded arc welding of the present invention having the above-mentioned structure has an excellent effect that the slag peeling property can be improved without lowering the toughness of the weld metal. Play.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例における衝撃試験片の作製およ
び採取方法を説明するための説明図である。
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram for explaining a method for producing and collecting an impact test piece in an example of the present invention.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上仲 明郎 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 南川 裕隆 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内   ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page    (72) Inventor Akio Kaminaka             Aichi Prefecture Nagoya City Minami-ku Daidocho 2-chome 30             Daido Steel Co., Ltd. (72) Inventor Hirotaka Minamikawa             Aichi Prefecture Nagoya City Minami-ku Daidocho 2-chome 30             Daido Steel Co., Ltd.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 質量%で(以下同じ)、C:0.03〜
0.10%、Si:0.60〜2.00%、Mn:0.
15〜2.50%、P:0.03%以下、S:0.03
%以下、O:0.03%以下およびB:0.002〜
0.010%を含有し、0.001<(〔Si%〕/
〔Mn%〕)×〔B%〕≦0.005の条件を満たし、
残部がFeおよび不可避不純物からなることを特徴とす
るガスシールドアーク溶接用ワイヤ。
Claims 1. In mass% (the same applies hereinafter), C: 0.03 to
0.10%, Si: 0.60 to 2.00%, Mn: 0.
15 to 2.50%, P: 0.03% or less, S: 0.03
%, O: 0.03% or less and B: 0.002 to
0.010%, and 0.001 <([Si%] /
[Mn%]) × [B%] ≦ 0.005,
A wire for gas shielded arc welding, the balance being Fe and unavoidable impurities.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221297A (en) * 2007-03-14 2008-09-25 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd Copper-plated solid wire for carbon dioxide gas-shielded arc welding of galvanized steel sheet

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JP2008221297A (en) * 2007-03-14 2008-09-25 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd Copper-plated solid wire for carbon dioxide gas-shielded arc welding of galvanized steel sheet

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