JP2003325607A - 洗顔マッサージ器 - Google Patents

洗顔マッサージ器

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JP2003325607A
JP2003325607A JP2002139337A JP2002139337A JP2003325607A JP 2003325607 A JP2003325607 A JP 2003325607A JP 2002139337 A JP2002139337 A JP 2002139337A JP 2002139337 A JP2002139337 A JP 2002139337A JP 2003325607 A JP2003325607 A JP 2003325607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引、回転機能を有する防水型洗顔マッサー
ジ器の薄形化、小形化をはかって、持ちやすさや操作性
など使い勝手を向上させるとともに、外観意匠を向上さ
せた洗顔マッサージ器を提供する。 【解決手段】 モータ7および電池8を上部を開口した
容器状の下部ケース2内に収納し、モータ、電池を保持
したモータ支え9の保持部上の蓋部10で下部ケースの開
口を閉塞するとともに蓋部周縁と下部ケース内面とを水
密に嵌合し、蓋部の上部にモータ軸に係合して回転する
回転体38を設けてこの回転体に回転アタッチメント40を
着脱自在に係合するとともに、モータにより駆動される
ポンプ機構19に連通する円筒軸23の端部に吸引アタッチ
メント25を着脱自在に配置し、モータ支えの上方に位置
する電源スイッチ32を上部ケースの外方に設けた操作片
5と水密に連結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗顔マッサージ器
に係り、特に吸引機能および回転機能を有するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】洗顔マッサージ器は種々のものが提案さ
れており、アタッチメントの切り換えにより、ブラシを
回転させて洗顔したり、あるいは吸引により皮膚の油脂
分などの汚れを除去する機能を有したものが商品化され
ている。
【0003】従来のこれら洗顔マッサージ器は、例え
ば、特開昭53−133149号公報に示されているよ
うに、モータによって駆動される回転部材および吸引ポ
ンプ部材を設け、これらにそれぞれ回転アタッチメント
あるいは吸引アタッチメントを装着するものであり、ス
イッチの切り換えによって回転あるいは吸引動作をおこ
なうようにしている。
【0004】前記公開公報に記載の発明においては、ア
タッチメントを装着したままでの水洗い等は意図されて
おらず、防水構成は考慮されていないが、現在において
は、これら洗顔マッサージ器は主に浴室などで使用され
るものであり、使用後の水洗いも含めて防水機能は必然
的に必要となるものである。
【0005】したがって、近年、商品化されたものは、
モータや電池収納部、およびスイッチ部など電気部品の
設置部に対してシールパッキンによる防水機構を備えて
いるものが多くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来構成では、全体構造を簡素化するため、電源スイッ
チ部を、同様に防水構成を必要とするモータや電池部分
とともに下部ケース内に収納設置しており、その結果、
スイッチ部は手元操作が容易なモータ部に対応する下部
ケースの前面に配置されていた。
【0007】上記従来構成の場合、防水機構部を下部に
集中させることで、シール機構は簡素化されるが、前述
のごとく、モータの前部に電源スイッチを配置している
ことから、下部ケースの厚みが増大し全体的に肥大化
し、あるいは、厚みを減らすために設置位置をずらせば
縦長になる。したがって、器機として持ちにくく、また
操作し難くなるばかりでなく、外観意匠的にも薄形にで
きないなどの不具合があった。
【0008】本発明は、上記点に着目してなされたもの
であり、吸引、回転機能を有する防水型洗顔マッサージ
器の薄形化、小形化をはかって、持ちやすさや操作性な
ど使い勝手を向上させるとともに、外観意匠を向上させ
た洗顔マッサージ器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明における洗顔マッサージ器は、
モータおよび電池を収納し上部を開口した容器状の下部
ケースと、前記モータおよび電池を保持した保持部上の
蓋部で前記下部ケースの開口を閉塞するとともに蓋部周
縁と下部ケース内面とを水密に嵌合したモータ支えと、
このモータ支えの蓋部の上部に設けた前記モータの回転
軸に係合して回転する回転体と、この回転体に着脱自在
に係合して回転する上部ケースの開口部に配設した回転
アタッチメントと、前記モータの回転運動により駆動さ
れるエアポンプ機構と、ポンプ室に連通し一端を前記上
部ケースの開口部に臨ませた円筒軸と、この円筒軸の端
部に着脱自在に配置される吸引アタッチメントと、前記
モータ支えの上方に位置するとともに上部ケースの外方
に設けた操作片と水密に連結した電源スイッチとからな
ることを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、吸引、回転機能を有す
る洗顔マッサージ器を防水型とすることができるばかり
でなく、薄形化、小形化が可能となることで、持ちやす
く、且つ操作性など使い勝手を良好にし、外観意匠を向
上させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、電源スイッチを、
モータ支えの蓋部から上方への突出空間内に設けるとと
もに、上部ケース側方の透孔に配置した操作片とシール
体を介して水密に連結したことを特徴としたものであ
り、電気スイッチを下部ケース内に設けることなく上部
ケース内空間に効率良く配置でき、構成部品数も少なく
して安価に製造することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上方への突出空間
の側壁に操作片のスイッチ係止部が挿通する長穴を穿設
し、長穴の周囲に形成した抱持部によって板状シールパ
ッキンとスイッチガイド板を上部ケースの内面側に挟着
することで、操作片を摺動移動可能に保持したことを特
徴とし、少ない部品数で確実な防水機構を有するスイッ
チ部構成が得られる。
【0013】請求項4記載の発明は、回転体の回転軸と
円筒軸とをモータの回転軸に対して直交させ、上部ケー
ス内における横断投影空間部に電源スイッチを配したこ
とを特徴とするものであり、使い勝手のよい部品レイア
ウトを損なうことなく効率的スペースで電源スイッチを
配置することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、下部ケースの下端
に保持台の凸部と係合する凹陥部を形成したことを特徴
とするものであり、簡易な構成で設置スペースをとらず
に、洗顔マッサージ器を立てた状態で安定して保持で
き、意匠的にも新鮮な構成とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって本発明の
1実施形態を説明する。図1は本発明に係る洗顔マッサ
ージ器を示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う縦断
面図であり、図3は上部ケース部分の横断面図、図4は
モータ支え部の下面図、図5は外観を示す斜視図であ
る。
【0016】洗顔マッサージ器(1)は、図5の斜視図
に示すように、下部ケース(2)とその上部に位置する
前後割にした上部ケース(3)から外観を形成してお
り、前ケースおよび後ケースを数カ所の凹凸係合で一体
に係止した上部ケース(3)の前面には、詳細を後述す
る回転アタッチメントや吸引アタッチメントを装着する
開口(4)を設けており、上部ケース(3)の側面に
は、電源スイッチの操作片(5)を配置している。さら
に、図2に示されるように、上部ケース(3)の背面に
は、洗顔マッサージ器(1)の動作を回転か吸引動作に
切り換える切換ノブ(6)を設けている。
【0017】下部ケース(2)は、底部を閉塞し上面を
開口した容器状をなし、横断面を図3に示すように、幅
広薄厚の長円形にして女性が把持しやすい形状にしてお
り、その内部空間には、図1や図4に示すように、モー
タ(7)および電池(8)を収納している。
【0018】(9)は、モータ支えであり、前記下部ケ
ース(2)の上面開口を閉塞するように蓋部(10)を設
けており、この蓋部(10)の周縁を下方に垂下して下部
ケース(2)における開口部近傍の内面との重合部(1
1)を形成するとともに、重合部(11)の両側の一部をさ
らに下方に延出して先端に係止爪(11a)を設け、下部
ケース内面の係止凹部(2a)と係合するようにしてい
る。
【0019】また前記重合部(11)には全周に亙る環状
溝(11b)を形成しており、この環状溝内に紐状の弾性
シールパッキン(12)を配設することで下部ケース
(2)の内面と密着シールし、前記係止爪(11a)と係
止凹部(2a)との係合による位置決め作用と合わせて
下部空間内に水分が浸入することがない防水構造を形成
している。
【0020】モータ支えの蓋部(10)の下方中央には、
回転駆動するモータ(7)を取り付けている。モータの
回転軸(7a)は、蓋部(10)の中央開口(10a)を貫
通するとともに開口(10a)との間隙はモータ軸ガスケ
ット(13)でシールし、中央から上方へ突出させて小径
の駆動ギア(15)を固着している。
【0021】モータ支えの蓋部(10)におけるモータ
(7)保持部の左右には円筒形状の電池保持体(16)を
設け、2本の電池(8)を挿入方向を変えて収納すると
ともに、下部ケース(2)の下方に形成したリブに取り
付けた板状端子バネ(17)によって2本の電池(8)を
直列接続となるように保持している。
【0022】前記駆動ギア(15)の上部における前記モ
ータ(7)の回転軸(7a)には、偏心して回動するポ
ンプ弁ブッシュ(18)を固着しており、ポンプ弁ブッシ
ュ(18)には上部カバー(3)の背方に位置する弾性ゴ
ムで成形されたダイヤフラム(19)が取り付けられてい
る。このダイヤフラム(19)の開口側をポンプカバー
(20)で閉塞することにより内部にポンプ室(21)を形
成し、モータ(7)の駆動によるポンプ弁ブッシュ(1
8)の偏心回転でダイヤフラム(19)に往復運動を与え
て、ポンプ室(21)がポンプ動作をおこなうようにして
いる。
【0023】また、モータ支え(9)の蓋部(10)の上
部には、蓋部と一体に基板部(22)を立設しており、基
板部(22)における上部ケースの開口(4)に対向する
部位には、開口(4)に指向して円筒軸(23)を一体成
形し、吸引アタッチメント(25)や、図6に示す回転ア
タッチメント(40)を装着している。
【0024】円筒軸(23)は、その長さ方向に亙って内
面に前記ポンプ室(21)と連通する空気通路(27)を設
けており、その先端外周には環状溝を設けてこれにリン
グ状の弾性パッキン(28)をはめ込み、吸引アタッチメ
ント(25)の固定軸孔(25a)を気密に、且つ、着脱自
在に嵌着するようにしている。
【0025】図7に斜視図を示す吸引アタッチメント
(25)は、前記固定軸孔(25a)と連通する透孔(25
b)を穿設したカップ状の基台(25c)の開口端縁に、
同じくカップ状で弾性体からなり、底面に前記透孔(25
b)に連通する数個の小孔(26a)を設けたゴムキャッ
プ(26)を取着したものである。
【0026】また、要部の詳細縦断面図である図8に示
すように、前記ポンプ室(21)の背面を形成するポンプ
カバー(20)面には、空気口(20a)が形成されてお
り、この空気口(20a)には開口を閉塞するシール体
(29a)を貼りつけた断面をく字状に折曲した板体(2
9)を配設している。さらに、板体(29)に対応する上
部ケース(3)には、上下に摺動する切換ノブ(6)を
設けて吸引と回転動作の切り換えをおこなうようにして
おり、切換ノブ(6)の移動とともに切換ノブの上部ケ
ース(3)内面側に取り付けたレバー(30)が移動する
ことで、前記折曲板体(29)をシーソー動作で回動させ
るようにしている。
【0027】そして、切換ノブ(6)を下方に摺動させ
た際には、板体(29)の回動でシール体(28)が空気孔
(20a)を閉塞することで、ダイヤフラム(19)のポン
プ作用による吸引アタッチメント(25)での吸引作用を
おこない、逆に、切換ノブ(6)を上方に移動させた場
合は、空気口(20a)を開放させることででダイヤフラ
ム(19)を往復させずポンプが働かないようにしてい
る。
【0028】基板部(22)の一側には、その要部詳細断
面を図9、および分解斜視図を図10に示すように、蓋部
(10)から上方への突出空間を一体に形成してスイッチ
収納部(31)を隣設している。このスイッチ収納部(3
1)は前記下部ケース(2)の内部空間と連通する空間
であり、電源スイッチ(32)を収納固定している。
【0029】電源スイッチ(32)は、前記上部ケース
(3)側面における前後分割した接合部分に形成した透
孔(33)に対向して設けられており、前記モータ支え
(9)の上方への突出空間であるスイッチ収納部(31)
の側壁に操作片(5)のスイッチ係止部(5a)が挿通
する長穴(31a)を穿設し、長穴の上部および下方には
抱持片(31b)を一体に突設している。
【0030】操作片(5)のスイッチ係止部(5a)に
は、長穴(31a)側に環状リブを設けた板状シールパッ
キン(34)を設け、透孔(33)側には硬質板からなるス
イッチガイド(35)を上部ケース(3)の内面側に挟着
することで、電源スイッチ(32)に対して操作片(5)
を上下に摺動移動可能に保持しており、前記板状シール
パッキン(34)には、スイッチ係止部(5a)を嵌挿さ
せた孔(34a)の周縁に環状の凹凸条(34b)からなる
蛇腹構造を形成することによって、操作片(5)の摺動
方向に対して柔軟に弾性変形し、上部ケースの透孔(3
3)からの浸入水があってもスイッチ収納部(31)内に
浸入することを防止している。
【0031】以上の構成により、スイッチ収納部(31)
のみならず、モータ(7)や電池(8)の収納部への水
の浸入を防止しており、この洗顔マッサージ器(1)を
誤って浴槽など水中に落とした場合もなんら問題はな
い。また、操作片(5)あるいは上部ケースの前面開口
(4)からケース内部に水分が入ることもあるが、この
ような場合は、図8に示す上部ケースの背面に形成した
水抜き穴(37)から水抜きしてやればよい。
【0032】なお、前記電源スイッチ(32)の操作片
(5)は、長穴(31a)の中央部位置をオフ点とし、上
方への摺動でモータ(7)を高速回転し、下方移動で低
速回転に切り換えるようにして、各アタッチメント(2
5)(27)の吸引力や回転速度を変化させてもよい。
【0033】しかして、前記モータ(7)の駆動ギア
(15)には、モータの回転軸に対して直交し、上部ケー
ス(3)の前面の開口(4)に回転軸を指向した大径の
傘状回転ギアからなる回転体(38)の周縁に設けたギア
(38a)が係合している。この回転体(38)は、図6、
および図8にその詳細を示すように、前記基板部(22)
から前方に延出する円筒軸(23)にブッシュ(39)を介
してその回転軸を固着しており、駆動ギア(15)の回転
方向を上部ケースの開口(4)に面する前方向の回転に
変更するものである。
【0034】この回転体(38)に、上部ケースの開口
(4)を介して洗顔あるいはマッサージ機能を有する回
転アタッチメント(40)を着脱自在に係合して取着する
ものであり、図6には、ボールマッサージャー(41)を
取り付けた例を示している。回転アタッチメント(40)
は、図11に示すように、表面に複数のボール(41a)を
半球状に回動自在に突出させるようにしたボールマッサ
ージャー(41)や、図12やその断面図である図13に示す
ように、回転表面にブラシ(42a)を植設した洗顔ブラ
シ(42)であり、回転体(38)の回転軸近傍に形成した
係合凹部(38b)に弾性変形して係合する係合凸部(41
b)(42b)を形成してなり、回転体(38)の回転にと
もなって回転駆動することで、顔表面を洗顔し、またマ
ッサージするものである。
【0035】下部ケース(2)の下端には、凹部(2
b)を形成している。この凹部(2b)は、図6、およ
び斜視図を図14に示すように、保持台(43)に洗顔マッ
サージ器本体(1)を保持するものであり、保持台(4
3)の内面形状を下部ケース(2)の下端形状に合致さ
せるとともに、保持台(43)の内面凹陥部(43a)に形
成した凸起(43b)と前記凹部(2b)とを係合させる
ことにより、きわめて簡易な構成で設置スペースをとら
ずに洗顔マッサージ器(1)を安定して立設保持でき、
意匠的にも新鮮な構成とすることができる。
【0036】なお、図3に示すように、前記スイッチ収
納部(31)は、上部ケース(3)内における回転体(3
8)裏側の前記基板部(22)の側部投影空間に配置して
おり、従来は使用されていない空間を有効に活用したも
のであり、他の部品配列になんら機能上の影響を与える
ものではない。
【0037】上記構成による洗顔マッサージ器(1)を
組み立てるには、以下のようにおこなう。まず、モータ
支え(9)の蓋部(10)の下方においては、モータ
(7)の回転軸(7a)との間隙をシールパッキン(1
3)でシールするとともに、電源スイッチ(32)、モー
タ(7)および電池保持体(16)より2本の電池を取り
付ける。蓋部(10)上部においては、上方に突出する回
転軸(7a)に駆動ギア(15)およびダイヤフラム(1
9)が形成されたポンプ弁ブッシュ(18)を取着する。
【0038】そして、ダイヤフラム(19)の背部にポン
プカバー(20)をネジ固定し、基板部(22)の前面にお
ける円筒軸(23)にブッシュ(39)を介して回転体(3
8)を嵌入固定することで駆動機構部分の一体化が完了
する。
【0039】次に、一体化した前記組立体を下部ケース
(2)内に嵌入する。このときモータ支え(9)の環状
溝(11b)に配設した紐状シールパッキン(12)が下部
ケース(2)の内側内面に密着しつつ嵌入するため、下
部ケース(2)の内部はシールパッキン(12)により確
実に防水シールされる構成となる。
【0040】スイッチ収納部(31)の長穴(31a)に
は、図9および分解図を図10から明らかなように、板状
シールパッキン(34)、スイッチガイド(35)を介して
操作片(5)を抱持片(31b)との係合により取り付
け、この状態で、前後に分割形成した上部ケース(3)
を数カ所の係止爪(3a)による凹凸係合でモータ支え
(9)上に組み付けることで洗顔マッサージ器本体
(1)の組立を完了する。
【0041】そして、使用の際は、用途に応じて、吸引
アタッチメント(25)やボールマッサージャー(41)あ
るいは洗顔ブラシ(42)などの回転アタッチメント(4
0)を上部ケース開口部(4)の円筒軸部(23)に嵌
入、あるいは回転体(38)に係合させればよいものであ
る。
【0042】次に、本発明の動作について説明する。洗
顔ブラシ(42)やボールマッサージャー(41)などの回
転アタッチメント(40)を使用する場合は、上部ケース
(3)背面の切換ノブ(6)を上方に移動させた状態で
電源スイッチ(32)の操作片(5)を摺動しモータ
(7)を駆動させる。モータ駆動により駆動ギア(15)
が回転し、このギアにかみ合っているギア(38a)によ
り回転体(38)が円筒軸(23)を中心軸として回転する
ことで、回転体の回転軸近傍の係合凹部(38b)に係合
しているアタッチメントの係合凸部(41a)(42a)に
よって回転アタッチメント(40)が回転する。
【0043】回転アタッチメントが洗顔ブラシ(42)の
場合は、あらかじめブラシ(42a)部分に石鹸をつけて
おき、顔など皮膚面にブラシ部分を押し当てることで洗
顔をおこなう。洗顔が終了すれば、そのまま洗面器の湯
中で回転を継続すれば、ブラシ部の洗浄も容易におこな
うことができる。また、回転アタッチメント(40)を変
える場合には、電源スイッチ(32)をオフにするととも
に前記係合部(38b)(41a)の凹凸の係合関係を解除
して取り外し、他のアタッチメントを同様に取り付けれ
ばよい。
【0044】このとき、モータ(7)の回転により、ポ
ンプ弁ブッシュ(18)が回動しダイヤフラム(19)が往
復運動をおこなうが、前記切換ノブ(6)のレバー(3
0)が上方にあるため、折曲板体(29)のシール体(29
a)はポンプ室(21)の空気孔(20a)を閉塞していな
いためポンプ動作はおこなわれない。
【0045】また、吸引作用をおこなう場合には、上部
ケース(3)背面の切換ノブ(6)を下方に移動させ
て、図2に示す吸引アタッチメント(25)の固定軸孔
(25a)を基板部(22)の円筒軸(23)の先端にリング
状パッキン(28)を利用して嵌着する。
【0046】この状態で操作片(5)を摺動して電源ス
イッチ(32)をオンし、吸引アタッチメント(25)のゴ
ムキャップ(26)の周縁部を皮膚面に密着させれば、モ
ータ(7)の回転によりポンプ弁ブッシュ(18)が偏心
して回転し、これによってダイヤフラム(19)が往復運
動してポンプ作用をおこなう。
【0047】ポンプ作用は、ダイヤフラム(19)が往復
動で圧縮された後引っ張られ、ポンプ室(21)の容積が
膨張する際の負圧により、円筒軸(23)の空気通路(27)
から吸引カップ基台(25c)の内部空気を引き込み、皮
膚表面の油脂分などの汚れを吸引除去するものである。
吸引された空気は次のダイヤフラム(19)の圧縮時に基
板部(22)に形成した排気弁から外部に排出されるもの
であり、以降この吸引排気作用を継続する。
【0048】上記吸引動作の場合も、吸引アタッチメン
ト(25)を取り付けたままで洗浄することができるもの
であり、上部ケースの開口(4)から湯水が浸入しても
電源スイッチ(32)やモータ(7)など電気部品を収納
している下部ケース(2)内などにはシールパッキン
(12)やモータ軸ガスケット(13)、板状シールパッキ
ン(34)により充分な防水構成が採用されているため故
障の危険がない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、吸引、回転機能を有する洗顔マッサージ器を簡
単な構成で防水型とすることができるばかりでなく、薄
形化、小形化が可能となることで、持ちやすく、且つ操
作性など使い勝手を良好にし、外観意匠を向上させるこ
とができる。
【0050】請求項2の発明によれば、電気スイッチを
下部ケース内に設けることなく上部ケース内空間に効率
良く配置でき、構成部品数も少なくして安価に製造する
ことができ、請求項3の発明によれば、少ない部品数で
確実な防水機構を有するスイッチ部構成が得られる。
【0051】請求項4の発明によれば、使い勝手のよい
部品レイアウトを損なうことなく効率的スペースで電源
スイッチを配置することができる。
【0052】請求項5の発明によれば、洗顔マッサージ
器を、簡易な構成で設置スペースをとらずに、立てた状
態で安定して保持でき、意匠的にも新鮮な構成とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗顔マッサージ器の1実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図2における上部ケース部分の横断面図であ
る。
【図4】図2におけるモータ支え部の下面図である。
【図5】本発明の洗顔マッサージ器の外観を示す斜視図
である。
【図6】図2の洗顔マッサージ器に回転アタッチメント
および保持台を取り付けた縦断面図である。
【図7】図2における吸引アタッチメントの斜視図であ
る。
【図8】図2の要部の拡大断面図である。
【図9】図1における電源スイッチ部の要部を示す拡大
断面図である。
【図10】図9に示す電源スイッチ部の分解斜視図であ
る。
【図11】回転アタッチメントのボールマッサージャーを
示す斜視図である。
【図12】回転アタッチメントの洗顔ブラシを示す斜視図
である。
【図13】図12に示す洗顔ブラシの断面図である。
【図14】洗顔マッサージ器の保持台を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…洗顔マッサージ器 2…下部ケース 2a…
係止凹部 2b…凹部 3…上部ケース 3a…
係止爪 4…開口 5…操作片 6…切
換ノブ 7モータ 7a…回転軸 8…電
池 9…モータ支え 10…蓋部 10a…
中央開口 11…重合部 11a…係止爪 11b…
環状溝 12…シールパッキン 13…モータ軸ガスケット 15
…駆動ギア 16…電池保持体 17…板状端子バネ 18…ポ
ンプ弁ブッシュ 19…ダイヤフラム 20…ポンプカバー 20a…
空気孔 21…ポンプ室 22…基板部 23…円
筒軸 25…吸引アタッチメント 25a…固定軸孔 25b…
透孔 25c…基台 26…ゴムキャップ 26a…
小孔 27…空気通路 28…リング状パッキン 29…板
体 29a…シール体 30…レバー 31…ス
イッチ収納部 31a…長穴 31b…抱持片 32…電
源スイッチ 33…透孔 34…板状シールパッキン
34a…孔 34b…環状凹凸条 35…スイッチガイド 37…水
抜き孔 38…回転体 38a…ギア 39…ブ
ッシュ 40…回転アタッチメント 41…ボールマッサージャ
ー 41a…ボール 42…洗顔ブラシ 42a…
ブラシ 41b、42b…係合凸部 43…保持台 43a…
内面凹陥部 43b…凸起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータおよび電池を収納し上部を開口し
    た容器状の下部ケースと、前記モータおよび電池を保持
    した保持部上の蓋部で前記下部ケースの開口を閉塞する
    とともに蓋部周縁と前記下部ケース内面とを水密に嵌合
    したモータ支えと、このモータ支えの蓋部の上部に設け
    た前記モータの回転軸に係合して回転する回転体と、こ
    の回転体に着脱自在に係合して回転する上部ケースの開
    口部に配設した回転アタッチメントと、前記モータの回
    転運動により駆動されるエアポンプ機構と、ポンプ室に
    連通し一端を前記上部ケースの開口部に臨ませた円筒軸
    と、この円筒軸の端部に着脱自在に配置される吸引アタ
    ッチメントと、前記モータ支えの上方に位置するととも
    に上部ケースの外方に設けた操作片と水密に連結した電
    源スイッチとからなることを特徴とする洗顔マッサージ
    器。
  2. 【請求項2】 電源スイッチを、モータ支えの蓋部から
    上方への突出空間内に設けるとともに、上部ケース側方
    の透孔に配置した操作片とシール体を介して水密に連結
    したことを特徴とする請求項1記載の洗顔マッサージ
    器。
  3. 【請求項3】 上方への突出空間の側壁に操作片のスイ
    ッチ係止部が挿通する長穴を穿設し、長穴の周囲に形成
    した抱持部によって板状シールパッキンとスイッチガイ
    ド板を上部ケースの内面側に挟着することで、操作片を
    摺動移動可能に保持したことを特徴とする請求項2記載
    の洗顔マッサージ器。
  4. 【請求項4】 回転体の回転軸と円筒軸とをモータの回
    転軸に対して直交させ、上部ケース内における横断投影
    空間部に電源スイッチを配したことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の洗顔マッサージ器。
  5. 【請求項5】下部ケースの下端に保持台の凸部と係合す
    る凹陥部を形成したことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の洗顔マッサージ器。
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