JP2003323326A - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP2003323326A
JP2003323326A JP2002129150A JP2002129150A JP2003323326A JP 2003323326 A JP2003323326 A JP 2003323326A JP 2002129150 A JP2002129150 A JP 2002129150A JP 2002129150 A JP2002129150 A JP 2002129150A JP 2003323326 A JP2003323326 A JP 2003323326A
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JP2002129150A
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Yosuke Uehara
洋介 上原
Noriyuki Yogoshi
紀之 余越
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の情報を分類し、ディレクトリ(又はフォ
ルダ)に格納して管理する情報管理装置に関し、情報を
目的別又は用途別等に応じて分類して管理する実用的な
情報管理装置を実現する。 【解決手段】情報検索処理部が、複数の実体情報11〜15
の中から所定の実体情報に対する複数の検索条件に基づ
き検索した実体情報を該検索条件に対応するディレクト
リ301,302に仮想的に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報管理装置に関
し、特に、複数の情報を分類し、ディレクトリ(又はフ
ォルダとも言う。以後、統一してディレクトリと称す
る。)に格納して管理する情報管理装置に関するもので
ある。
【0002】近年、コンピュータ及び通信の発達に伴
い、その扱う情報の種類は、文書、メール、画像等の様
々なメディア情報(ファイル、以後、情報をファイルと
称することがある。)からネットワーク管理装置におけ
る品質情報、警報情報、及び管理情報等まで多種に渡
り、扱う情報量は拡大し続けている。
【0003】従って、これらの情報を有効に利用する為
には、如何に情報を管理するかが、益々重要になって来
ている。ファイルを管理する方式として、ディレクトリ
にファイルを分類して格納(登録)する方式がある。こ
の方式においては、どの様にファイルを分類するかが重
要である。
【0004】
【従来の技術】図16は、従来のファイル(情報)管理方
式を示している。この方式では、例えば、ユーザが複数
の実体ファイル(文書等)11〜13を管理し易いように整
理するため、実体ディレクトリ21〜23を作成し、これら
の実体ディレクトリ21〜23に、それぞれ、実体ディレク
トリ11〜13を分類して格納している。
【0005】この方式のみでは、例えば、実体ファイル
11が格納されているディレクトリは1つの実体ディレク
トリ21しか存在ぜず、実体ファイル11を異なる分類で柔
軟に管理目的に合った管理を行うことは困難である。す
なわち、例えば、複数の文書(ファイル)を作成日単位
に分類して格納する目的(要求)と、提出先単位に分類
して格納する目的とがあった場合、1つの文書を両方の
目的に分類することは困難である。
【0006】そこで、従来のファイル管理方式では、例
えば、同図に示すように実体ファイル11,13に対して、
それぞれ、シンボリックリンク(同図の破線で示された
リンク)で接続した仮想的なシンボリックリンクファイ
ル11_1,13_1を作成し、これらの仮想ファイル11_1,13
_1を別のディレクトリ31に存在するように見せる。
【0007】また、従来のファイル管理方式では、実体
ディレクトリ21自身にシンボリックリンクした仮想ディ
レクトリ(仮想ファイルを格納したディレクトリ)を作
成する(図示せず)。これにより、ファイルを異なる分
類で管理することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファイル管理方式は、ファイル毎にシンボリックリンク
を設定して実体又は仮想ディレクトリに格納する必要が
あるため、また、新規に管理すべき実体ファイルが発生
する毎に、リンク付けの仮想ファイルを作成する必要が
あるため、複数のファイル(情報)を様々な目的又は用
途別に分類して管理する方式として実用的ではない。
【0009】従って本発明は、複数の情報を分類し、デ
ィレクトリに格納して管理する情報管理装置において、
情報を目的別又は用途別等の検索条件に応じて分類して
管理する実用的な情報管理装置を実現することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】[1]上記の課題を解決す
るため、本発明に係る情報管理装置は、所定の実体情報
に対する検索条件を保持する保持部と、複数の実体情報
の中から該検索条件に基づき検索した実体情報を該検索
条件に対応するディレクトリに仮想的に格納する情報検
索処理部とを備えたことを特徴とする。
【0011】すなわち、保持部は、複数の実体情報の中
から所定の実体情報を検索するための検索条件(フィル
タリング条件)を保持している。情報検索処理部は、複
数の実体情報(以下、実体ファイルで説明する。)の中
から該検索条件に基づき実体ファイルを検出する。そし
て、情報検索処理部は、検出した実体ファイルを該検索
条件に対応するディレクトリに仮想的に、すなわち、仮
想ファイル(情報)として格納する。 [2]また、本発明は、上記の発明において、該保持部
は、複数のディレクトリの各ディレクトリに対応する検
索条件を保持し、該情報検索処理部は、各実体情報を検
索した全ての検索条件に対応するディレクトリに仮想的
に格納することが可能である。
【0012】すなわち、該保持部は、複数の検索条件を
保持し、各検索条件には、それぞれ、ディレクトリが対
応している。情報検索処理部は、1つの実体情報を検索
した全ての検索条件に対応するディレクトリに該実体情
報を仮想的に格納する。これにより、複数の検索条件に
対応するディレクトリに、その検索条件で検索される実
体情報を仮想的に格納することが可能になる。
【0013】図1は、本発明の情報管理装置で構成され
たディレクトリ300,301の例を示している。情報管理装
置は、実体ディレクトリ200に格納されている実体ファ
イル11〜15の中から、それぞれ、所定の検索条件、例え
ば、実体ファイルの所有者A、及び所有者Bに対応するデ
ィレクトリ31,32に、所有者Aの実体ファイル11,13,1
4の仮想ファイル11_1,13_1,14_1を格納し、所有者Bの
実体ファイル12,15の仮想ファイル12_1,15_1を格納す
る。
【0014】同様に、情報管理装置は、それぞれ、所定
の検索条件、例えば、テーマC,D,及びEに対応するデ
ィレクトリ41,42,及び43に、テーマCの仮想ファイル1
1_2,12_2を格納し、テーマDの仮想ファイル13_2,14_2
を格納し、テーマEの仮想ファイル15_2を格納する。
【0015】これにより、ファイル毎にシンボリックリ
ンクを設定してディレクトリに格納する従来の情報管理
方式と異なり、検索条件をディレクトリに対応付けて定
義するだけで、自動的にファイル(情報)を目的別又は
用途別(例えば作成者別及びテーマ別)に仮想的に分類
して管理することが可能になる。
【0016】また、1つの実体ファイルを複数のディレ
クトリに仮想ファイルで格納して様々に管理することも
可能である。すなわち、ユーザに対し、1つの実体ファ
イルを様々なディレクトリ(フォルダ)に仮想的に見せ
ることが可能となる。 [3]また、本発明は、上記の発明において、ファイル管
理情報を保持する記憶部を有し、該情報検索処理部は、
該検索した実体情報の識別子を該ファイル管理情報とし
て保持することにより、該仮想的な格納を行うことがで
きる。
【0017】すなわち、情報検索処理部は、該検索条件
に基づき検索した実体情報の識別子(例えば、実体情報
がファイルである場合、ファイル名)をファイル管理情
報に登録する。これにより、実体情報そのものを、ファ
イル管理情報に複写することなく、仮想的にディレクト
リに格納することが可能になる。 [4]また、本発明は、上記の発明において、該情報検索
処理部は、該検索条件に対応するディレクトリと該検索
した実体情報の識別子とを関連付けて該ファイル管理情
報として保持することが可能である。
【0018】すなわち、情報検索処理部は、該検索条件
に基づき検索した実体情報の識別子(例えば、実体情報
がファイルである場合、ファイル名)と、該検索条件に
対応するディレクトリとを関連付けてファイル管理情報
に登録するようにしてもよい。 [5]また、本発明は、上記の発明において、該情報検索
処理部は、さらに、該ファイル管理情報に、各実体情報
の識別子にその実体情報の位置情報を関連付けて登録す
ることができる。
【0019】すなわち、情報検索処理部は、該実体情報
の識別子と、この実体情報の位置情報(すなわち、実体
情報を検索するための情報)とを関連付けてファイル管
理情報に登録する。これにより、ディレクトリに格納さ
れた仮想的な情報から、その実体情報を検索することが
可能になり、仮想情報側から実体情報をアクセスするこ
とが可能になる。 [6]また、本発明は、上記の発明において、該仮想情報
及び該実体情報の双方に対してアクセスする手段をさら
に有し、該アクセス手段が、該仮想情報に対してアクセ
スしたとき、該仮想情報に対応した実体情報に対しても
アクセスすることができる。
【0020】すなわち、仮想情報に対して、例えば、参
照、更新、削除、複写、及びファイル名変更等のアクセ
スを行った場合、該アクセス手段が、アクセスされた仮
想情報に対応した実体情報に対して、参照、更新、削
除、及び複写等のアクセスを実行する。
【0021】この方式で存在するディレクトリに格納さ
れているファイルに対して対アクセスを実行した場合の
振る舞いを以下に記述する。 参照:実体ファイルを参照する。 更新:実体ファイルを更新する。
【0022】削除:実体のファイルが削除されれ、結果
的に仮想ファイルも消える。 複写:実体ファイルをそのまま複写する。 移動:実体ファイルを移動する。 ファイル名変更:検索条件にファイル名がある場合、仮
想的に見える場所から仮想ファイルが見えなくなること
もある。
【0023】なお、新規作成:新規に作成された実体フ
ァイルは、仮想ファイルを格納したディレクトリに作成
される。他のファイルと同様の管理をするためには、実
体の存在する場所で新規に作成することが望ましい。 [7]また、本発明は、上記の発明において、該情報検索
処理部が、さらに、該実体情報の識別子と該実体情報の
属性とを関連付けて該ファイル管理情報として保持する
ことが可能である。
【0024】すなわち、情報検索処理部は、ファイル管
理情報に保持された実体情報の識別子に、実体情報の属
性、例えば、ファイル作成日、更新日、所有者名、プロ
パティ(書込属性等)、又はファイルサイズ等を関連付
けて保持する。これにより、仮想的に保持された情報の
属性は、ファイル管理情報を参照することにより知るこ
とが可能になり、実体情報を参照する必要が無くなる。 [8]また、本発明は、上記の発明において、該ファイル
管理情報に基づき表示情報を作成し、該表示情報を表示
部に表示する情報表示処理部をさらに備えることができ
る。
【0025】すなわち、情報表示処理部は、ファイル管
理情報に基づき表示情報を作成し、この作成した表示情
報を表示部に表示する。なお、情報表示処理部が、実体
情報も表示部に表示するようにしてもよい。 [9]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
を、該保持部に検索条件指定ファイルの形式で格納する
ことが可能である。
【0026】図2は、検索条件指定ファイル110の例を
示している。ファイル110には、4つの検索条件、(1)FIL
ENAME=c:\*.*(ドライブcに格納された全てのファイ
ル)、(2)URL(Uniform Resource Locator)=http://ww
w.fujitsu.com/*.*/(すなわち、http://www.fujitsu.c
omに格納された全てのファイル)、(3)FILENAME=d:\do
c\test.doc(ドライブdのルート\docに格納された個別
ファイルtest.doc)、(4)FILENAME=d:\test\readme.tx
t(ドライブdのルート\testに格納された個別ファイルr
eadme.txt)が記述されている。 [10]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
指定ファイルに対して該検索条件を設定するための検索
条件指定ファイル管理部を、さらに備えることが可能で
ある。
【0027】これにより、ユーザは、検索条件指定ファ
イル管理部を用いて検索条件を設定することが可能にな
る。 [11]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
指定ファイルを、各ディレクトリに対応する検索条件毎
に作成し、対応するディレクトリに格納してもよい。
【0028】これにより、ファイル検索処理部が、検索
条件ファイルが存在するディレクトリに、該検索条件に
基づき検索した実体情報を該ディレクトリに仮想的に存
在するように格納することが可能である。また、この場
合、検索条件指定ファイルには、検索条件とディレクト
リの対応関係を記述する必要はない。 [12]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
指定ファイルが、全ての検索条件を記述してもよい。
【0029】この検索条件指定ファイルを、例えば、管
理ディレクトリに格納ししておき、ファイル検索処理部
が、管理ディレクトリにアクセスして検索条件指定ファ
イルを参照して、各検索条件を知るようにしてもよい。
なお、この場合、検索条件指定ファイルには、検索条件
とディレクトリの対応関係を記述する必要がある。 [13]また、本発明は、上記の発明において、該実体情報
がメディアファイルであってもよい。
【0030】すなわち、情報管理装置は、実体情報とし
て、例えば、文書ファイル、メールファイル、画像ファ
イル、URL指定のファイル等のメディア情報に対応する
ことが可能である。[14]また、本発明は、上記の発明に
おいて、該検索条件が、該実体情報を指定するローカル
ディレクトリ、ネットワークディレクトリ、及びURLで
あってもよい。
【0031】図3は、実体ファイル11〜14が格納された
ディレクトリ21、実体ファイル15が格納されたディレク
トリ22と、実体ファイル16が格納されたディレクトリ2
3、及び実体ファイル11,13,15,16の仮想ファイル11_
1,13_1,15_1,16_1が格納されたディレクトリ300を示
している。
【0032】検索条件指定ファイル110(この例ではデ
ィレクトリ30に含まれている。)に記述された検索条件
は、実体ファイル11,13,15,16のファイル名とそのデ
ィレクトリで定義されている。同図では、検索条件とし
て、ローカルディレクトリを用いているが、ネットワー
クディレクトリ、又はURL(又はDNS:Domain Name Syst
em)を用いることも可能である。また、ディレクトリ
は、絶対パス名指定、実体情報を特定できる限り相対パ
ス名指定、又は指定配下のディレクトリ全てを含む指定
を行う階層指定することができる。 [15]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
が、個別ファイルを指定することができる。
【0033】すなわち、実体ファイルの内から検索条件
に合ったファイルをフィルタリングして検索するだけで
なく、図2の(3)及び(4)に示すように、検索条件でファ
イルを個々に指定することができる。 [16]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
が、該実体情報の属性又はプロパティであってもよい。
【0034】図3に示したように実体ファイルの検索条
件として、実体ファイルを検索するディレクトリを用い
ことができるが、さらに、同図の“F”に示すように、
実体ファイルの属性又はプロパティである、例えば作成
者名=“uehara”を検索条件17として、ファイル110に
設定することが可能である。
【0035】属性又はプロパティ例として、作成者名の
ほかに、ファイル識別子(ファイル名を含む)、権利者
名、日付(作成日時、更新日時等)、提出先、タイト
ル、コメント、ファイルの種類、ファイルサイズ、及び
書込属性等を扱うことが可能である。
【0036】これにより、例えば、実体ファイルの内か
ら提出先が同じファイルや、作成日が同じファイルを、
それぞれ、同じディレクトリに分類することが可能にな
る。 [17]また、本発明は、上記の発明において、該実体情報
をネットワーク管理情報とすることが可能である。
【0037】すなわち、情報管理装置は、実体情報とし
て、ネットワーク管理システムにおける、例えば、品質
情報、障害情報、パス情報、又は管理対象装置情報等の
ネットワーク管理情報に対応することも可能である。 [18]また、本発明は、上記の発明において、該検索条件
を該ネットワーク管理情報の属性又はプロパティとする
ことが可能である。
【0038】すなわち、検索条件を、ネットワーク管理
情報の属性又はプロパティ、例えば、ネットワーク装
置、ネットワーク装置の識別子、日付、期間、パス、エ
リア、機種タイプ、利用ユーザ、感知重要度等で設定す
ることが可能である。これにより、ネットワーク管理シ
ステムにおいて、ユーザ側の要求する分類に合わせた管
理ディレクトリを仮想的に存在させ、例えば、(1)管理
対象装置の品質情報を実体情報とし、検索条件を、装置
単位、期間単位、及びパス単位等として管理する方式、
(2)管理対象装置又はパスを実体情報とし、検索条件を
エリア単位、又は機種タイプ単位等として管理する方
式、(3)管理対象装置やネットワークパスで発生した障
害情報を実体情報とし、日付単位、装置単位、パス単
位、又は感知重要度単位等として管理する方式が可能で
ある。 [19]また、本発明は、上記の発明において、該情報検索
処理部が、周期的に検索処理を実行し、該実体情報の変
化を検出して、実体情報を仮想的に格納してもよい。こ
れにより、最新の実体情報を仮想的に格納することが可
能になる。 [20]また、本発明は、上記の発明において、該情報表示
処理部が、周期的に該表示情報を表示部に表示してもよ
い。これにより、最新の実体情報を仮想的に表示部に表
示することが可能になる。 [21]また、本発明は、上記の発明において、シンボリッ
クリンクで該実体情報を仮想的にディレクトリに格納す
る手段を、さらに備えることが可能である。
【0039】これにより、実体情報を、ディレクトリに
本発明の検索条件及び従来のシンボリックリンクを組み
合わせて、仮想的に格納することができ、様々な管理目
的にあった情報管理が可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】実施例(1) 図4は、本発明に係る情報管理装置100で管理されたフ
ァイルシステムの構成例を示している。このファイルシ
ステムは、ディレクトリとファイルとで構成されてい
る。ディレクトリは、階層化することが可能であり、フ
ァイルは、何らかの形でディレクトリに登録されてい
る。
【0041】ディレクトリ200は、実体ファイル11,1
2,…(図示せず)が登録されたディレクトリである。
ディレクトリ300,301には、それぞれ、検索条件指定フ
ァイル110,111が格納されている。これらの検索条件指
定ファイル110,111には、それぞれ、管理目的に合わせ
て定義された検索条件が記述されている。
【0042】ディレクトリ300には、実体ファイル11,1
2,…から、ファイル110に記述された検索条件に従って
フィルタリングされた実体ファイル11,13,15,16の仮
想ファイル11_1,13_1,15_1,16_1が仮想的に格納され
ている。同様に、ディレクトリ301には、仮想ファイル1
1_2,12_2,14_2が仮想的に登録されている。
【0043】図5は、図4に示したディレクトリ200,3
00をより詳細に示している。このディレクトリ200は、
実体ファイル11〜14が登録されたディレクトリ21と、実
体ファイル15が登録されたディレクトリ22と、実体ファ
イル16が登録されたディレクトリ23を含んでいる。
【0044】ディレクトリ300に登録された検索条件指
定ファイル110に記述された検索条件が、例えば、ディ
レクトリ21のパス+A_*.txt、ディレクトリ21のパス名
+B_*.txt、ディレクトリ22のパス名+C_*.txt、ディレ
クトリ23のパス名+D_*.txtが設定されている。この検
索条件に基づき検索された実体ファイル11,13,15,16
の仮想ファイル11_1,13_1,15_1,1_16がディレクトリ
300に仮想的に格納されている。
【0045】図6は、本発明に係る情報管理装置100の
実施例(1)を示している。この情報管理装置100は、検索
条件指定ファイル110、ファイル管理情報130、及びユー
ザ表示情報150を記憶する記憶部(図示せず)、ファイ
ル検索処理部120、及びファイル表示処理部140、及び検
索条件指定ファイル管理部160を備えている。
【0046】検索条件指定ファイル110のファイル名
は、このファイル名から検索条件指定ファイルであるこ
と分かるように、例えば“Property.vlk”のように拡張
子=“vlk”とする。検索条件指定ファイル110は、管理
ディレクトリに格納され、管理目的に対応した各ディレ
クトリの検索条件が各ディレクトリに対応付けされて全
て記述されている。
【0047】なお、検索条件指定ファイルを、仮想情報
を格納するディレクトリ数だけ作成し、各検索条件指定
ファイルに、これに対応するディレクトリの検索条件を
記述し、各検索条件指定ファイルを対応するディレクト
リに格納してもよい。ユーザは、検索条件指定ファイル
管理部160を用いて、各ディレクトリの検索条件情報を
検索条件指定ファイル110に記述することが可能であ
る。
【0048】図7は、管理部160が画面表示した検索条
件(プロパティ)例を示しており、この検索条件は、プ
ロパティの(1)検索周期間隔、(2)フィルタ条件、(3)フ
ァイル個別指定で構成されている。図8は、図7に示し
たプロパティ(1)〜(3)に設定される内容を示している。
プロパティの(1)検索周期間隔は、ファイル検索処理部1
20がフィルタ条件で指定された情報に従って実体ファイ
ルを検索する周期、及びファイル表示処理部140が仮想
情報を表示する周期を指定するものであり、この周期
は、0分間隔〜エンドレスで指定が可能であり、プロパ
ティの(2)フィルタ条件は、ファイル収集条件を指定
し、プロパティの(3)ファイル個別指定は、個別に指定
する実体ファイルを記述し、複数の実体ファイルを指定
することが可能である。
【0049】図7の画面例は、(1)検索周期間隔が、
“3分”に設定され、(2)フィルタ条件は、(FILENAME=
c:\a*.txt AND DATE=2001.03.15)OR (FILENAME=c:\*
b.* ANDFILESIZE=12,000K) OR (FILENAME=d:\*.*)で
定義され、(3)ファイル個別指定は、個別ファイル“e:\
doc\test.doc”、“f:\test\readme.txt”、及び“g:\t
emp\demo\test.exe”が設定されていることを示してい
る。
【0050】例えば、フィルタ条件の内のFILENAME=c:
\a*.txt AND DATE=2001.03.15は、ファイル名が、c:\a
*.txt(ディレクトリc:\に含まれ、先頭の文字=“a”
で、その他の文字は問わず、拡張子=“txt”であるフ
ァイル)で、その更正日が“2001.03.15”であるファイ
ルを示している。
【0051】図9は、フィルタ条件定義文及びファイル
個別指定定義文を記述するための基本的な文法例を示し
ており、フィルタ条件は、キーワード(「ファイル指定
文」及び「ファイルの属性又はプロパティ指定文」)と
「演算子」とで構成される。同図(1)は、キーワードの
内の「ファイル指定文」のみで構成されているフィルタ
条件文を示し、同図(2)は、「ファイル指定文」+「演
算子」+「ファイルの属性又はプロパティ指定文」で構
成されたフィルタ条件文を示している。同図(1)又は(2)
のフィルタ条件文を、更に演算子で接続してフィルタ条
件文を構成することも可能である。
【0052】図10は、ファイルを収集するためのフィル
タ条件の定義文例及びファイル個別指定の定義文例を示
しており、この内の項(1)が、ファイル個別指定定義
文、残りの項(2)〜(11)がフィルタ条件の定義文を示し
ている。例えば、項(6)“AND条件でのファイル収集”の
2行目の文は、ファイル名=“C:\a*.txt”であるファ
イルの内の更新日が2001年3月15日以前のものを収集す
ることを意味する。
【0053】また、例えば、項(11)“ファイル属性での
ファイル収集”の2行目の文は、URLが“http://www.fu
jitsu.comに格納された全ファイルの内で属性が“rea
d”であるファイルを収集することを意味する。図11
は、演算子例とその意味を示しており、図10に示された
演算子“AND”,“OR”,“=”,“<”,“>”,
“<=”,“>=”と、その他の文字に関する演算子等
が示されている。
【0054】図12は、図7に示された検索周期間隔毎に
起動されるファイル検索処理部120(図6参照)の動作
手順を示している。検索条件指定ファイルは、全ての検
索条件が記述されている場合の手順を以下に説明する。ステップS100 :処理部120は、拡張子=“vlk”(本発明
の情報管理装置において、検索条件指定ファイルに限定
的に使用する拡張子)のファイル、すなわち、検索条件
指定ファイル(以後、vlkファイルと称することがあ
る。)を検索し、存在した検索条件指定ファイルに記述
された検索条件情報(「フィルタ条件」及び「ファイル
個別指定」)を保存する。
【0055】ステップS110,S120,S130,S120のルー
:処理部120は、vlkファイルが存在する場合、「フィ
ルタ条件」の定義をチェックし、定義が正しくない場
合、例えば、そのフィルタ条件が誤りであることを表示
した後、ステップS120に戻る。そして、処理部120は、
全てのフィルタ条件の定義を確認した後、次のステップ
S140に進む。
【0056】ステップS140,S150,S160,S140のルー
:処理部120は、ディレクトリ200に格納された実体フ
ァイルから「フィルタ条件」に適合する実体ファイルを
検索(収集)する。そして、処理部120は、検索した各
実体ファイルに対応する仮想ファイルの管理情報として
「実体ファイルのファイル名」、「実体ファイルの作成
日・更新日情報」、「実体ファイルの所有者名」、「実
体ファイルのプロパティ(書込属性等)」、「実体ファ
イルのサイズ」、及び「実体ファイルの存在する位置情
報(実体ファイルの絶対パス名)」を、ファイル管理情
報130の記憶エリアに保存する。
【0057】ステップS170,S180:処理部120は、さら
に、「ファイル個別指定」で指定された個別指定ファイ
ルが有る場合、それに対応する仮想ファイルの管理情報
(「実体ファイルのファイル名」等、及び「実体ファイ
ルの存在する位置情報」)を、ファイル管理情報130を
登録するエリアに保存し、次のステップS190に進み、無
い場合、何もせずステップS190に進む。
【0058】ステップS190:処理部120は、全検索条件
(フィルタ条件、ファイル個別指定)について、ファイ
ル管理情報の収集が完了するまでステップS120に戻り、
上記のステップS120〜S180の手順を繰り返し実行した
後、処理を完了する。これにより、各vlkファイルで検
索された実体ファイルに対応した仮想ファイルのファイ
ル管理情報(「仮想ファイル名」等及び「実体ファイル
の存在する位置情報」)がファイル管理情報エリアに保
存されたことになる。
【0059】なお、各仮想ファイルのファイル管理情報
は、検索条件に対応するディレクトリ(すなわち、仮想
ファイルを格納するディレクトリ)に対応付けてファイ
ル管理情報エリアに保存される。図13は、ファイル表示
処理部140(図6参照)の動作手順を示しており、この
処理部140は、処理部120と同様に、図7に示した検索周
期間隔毎に起動される。処理部140の動作手順を以下に
説明する。
【0060】ステップS200,S210:処理部140は、ファ
イル検索処理部120がファイル管理情報エリアに保存し
たファイル管理情報130を検索し、ファイル管理情報
(「仮想ファイル名」等及び「実体ファイルの存在する
位置情報」)が無い場合、処理を終了し、有る場合、次
のステップS210に進む。
【0061】ステップS220,S230,S220のループ:処理
部140は、ファイル管理情報130の保存された全てのファ
イル管理情報を読み出し、表示用のデータに加工する。ステップS240,S250,S240のループ :処理部140は、全
ての表示用のデータをビューア(表示部)に表示する。
【0062】ステップS260:処理部140は、仮想ファイ
ルが表示されたディレクトリと同一のディレクトリの他
の実体ファイル(例えば、vlkファイル)を表示する。
これにより、実体ファイルの仮想ファイルが、検索条件
に対応するディレクトリに対応付けられてビューアに表
示されることになる。このとき、該ディレクトリに存在
する実体ファイル(vlkファイル等)も合わせて表示さ
れる。
【0063】実施例(2) 本発明の情報管理装置100の実施例(2)を以下に説明す
る。本発明の情報管理装置100は、実施例(1)と同様に、
ネットワーク管理システム(NMS:Network Management S
ystem)における管理対象情報を検索条件に基づき分類
し、仮想ディレクトリ(仮想ファイルを格納するディレ
クトリ)に表示することができる。
【0064】このような機能によれば、保守者(ユー
ザ)は、自由に用途に合わせた分類を検索条件に設定す
ることで、管理対象情報を様々に分類して管理すること
が可能になる。図14は、ネットワーク管理システムが収
集した警報情報EVENT_TABLEの例を示している。この警
報情報EVENT_TABLEは、複数の装置から通知された障害
情報(イベント情報)をまとめて格納したものであり、
例えば、1つの場所に列情報と行情報を持って、管理さ
れるデータベース、一般的なファイルシステム、又はメ
モリ情報で管理されている。
【0065】また、警報情報(以後、イベントテーブル
と称することがある。)EVENT_TABLEは、実体の障害情
報(以後、実体情報と称することがある。)で構成さ
れ、各実体情報は、イベント識別子ID、イベントが発生
した日時を示す日付EVENT_TIME、イベント種別EVENT_TY
PE、装置識別子NE_ID、装置種別NE_TYPE、及び障害情報
の重要度を示す感知重要度SEVERITYで構成されている。
【0066】図15は、本発明の情報管理装置が、図14に
示したイベントテーブルEVENT_TABLEにおける実体情報
を、それぞれ、「日付EVENT_TIME」単位、「装置種別NE
_TYPE」単位、又は「感知重要度SEVERITY」単位に分類
した実体情報に対応する仮想情報を仮想ディレクトリ40
0〜402に格納してユーザに見せる動作例を示している。
【0067】ここで、仮想ディレクトリ400は、日付EVE
NT_TIMEで分類したディレクトリであり、下位階層の仮
想ディレクトリ51,52で構成され、仮想ディレクトリ40
1は、装置種別NE_TYPEで分類したディレクトリであり、
下位階層の仮想ディレクトリ53,54で構成され、仮想デ
ィレクトリ402は、感知重要度SEVERITYで分類したディ
レクトリであり、下位階層の仮想ディレクトリ55〜57で
構成されている。
【0068】イベントテーブルEVENT_TABLEが、データ
ベースで管理されている場合の動作例を以下に説明す
る。各仮想ディレクトリ51〜57は、イベントテーブルEV
ENT_TABLEにアクセスする構造化照会言語(SQL:Structu
red Query Language)で記述された検索条件文を含む検
索条件指定ファイル(図示せず)を格納している。
【0069】なお、実施例(1)と同様に、全の検索条件
文を記述した1つの検索条件指定ファイルを所定の管理
ディレクトリに格納してもよい。各仮想ディレクトリ51
〜57に格納されている検索条件指定ファイルに記述され
ているSQL文を以下に示す。
【0070】仮想ディレクトリ51:select * from EVEN
T_TABLE where EVENT_TIME ='2001/5/29';仮想ディレク
トリ52:select * from EVENT_TABLE where EVENT_TIME
='2001/6/10';仮想ディレクトリ53:select * from EV
ENT_TABLE where NE_TYPE ='NE1';仮想ディレクトリ5
4:select * from EVENT_TABLE where NE_TYPE ='NE3';
仮想ディレクトリ55:select * from EVENT_TABLE wher
e SEVERITY ='MAJ';仮想ディレクトリ56:select * fro
m EVENT_TABLE where SEVERITY ='CLR';仮想ディレクト
リ57:select * from EVENT_TABLE where SEVERITY ='M
inor';情報管理装置100は、ユーザが仮想ディレクトリ5
1〜57にアスセスしたとき、各仮想ディレクトリ51〜57
で、それぞれ上記のSQL文を実行し結果をユーザに見せ
る。各仮想ディレクトリ51〜57が、格納する仮想情報に
対応する実体情報のイベント識別子IDを以下に示す。
【0071】仮想ディレクトリ51:イベント識別子ID=1
の実体情報の仮想情報 仮想ディレクトリ52:イベント識別子ID=2,3の実体情
報の仮想情報 仮想ディレクトリ53:イベント識別子ID=1,2の実体情
報の仮想情報 仮想ディレクトリ54:イベント識別子ID=3の実体情報の
仮想情報 仮想ディレクトリ55:イベント識別子ID=1,4,5の実体
情報の仮想情報 仮想ディレクトリ56:イベント識別子ID=2の実体情報の
仮想情報 仮想ディレクトリ57:イベント識別子ID=3の実体情報の
仮想情報 これにより、例えば、ユーザは、仮想ディレクトリ52を
見ることにより、2001年6月10日に発生した障害情報の
みを確認することが可能であり、仮想ディレクトリ55を
見ることにより、感度重要度の高い障害情報のみを確認
することが可能である。
【0072】同様に、例えば、管理対象装置の品質情報
を実体情報とし、検索条件を、装置単位、期間単位、及
びパス単位等として管理すること、管理対象装置又はパ
スを実体情報とし、検索条件をエリア単位、又は機種タ
イプ単位等として管理することも可能である。
【0073】(付記1)所定の実体情報に対する検索条
件を保持する保持部と、複数の実体情報の中から該検索
条件に基づき検索した実体情報を該検索条件に対応する
ディレクトリに仮想的に格納する情報検索処理部と、を
備えたことを特徴とする情報管理装置。
【0074】(付記2)上記の付記1において、該保持
部は、複数のディレクトリの各ディレクトリに対応する
検索条件を保持し、該情報検索処理部は、各実体情報を
検索した全ての検索条件に対応するディレクトリに仮想
的に格納することを特徴とした情報管理装置。
【0075】(付記3)上記の付記1において、ファイ
ル管理情報を保持する記憶部を有し、該情報検索処理部
は、該検索した実体情報の識別子を該ファイル管理情報
として保持することにより、該仮想的な格納を行うこと
を特徴とした情報管理装置。
【0076】(付記4)上記の付記1において、該情報
検索処理部は、さらに、該ファイル管理情報に、各実体
情報の識別子にその実体情報の位置情報を関連付けて登
録することを特徴とした情報管理装置。 (付記5)上記の付記3において、該仮想情報及び該実
体情報の双方に対してアクセスする手段をさらに有し、
該アクセス手段が、該仮想情報に対してアクセスしたと
き、該仮想情報に対応した実体情報に対してもアクセス
することを特徴としたファイル管理装置。
【0077】該ファイル管理情報に基づき表示情報を作
成し、該表示情報を表示部に表示する情報表示処理部を
さらに備えたことを特徴とする情報管理装置。 (付記6)上記の付記3において、該仮想情報及び該実
体情報の双方に対してアクセスする手段をさらに有し、
該アクセス手段が、該仮想情報に対してアクセスしたと
き、該仮想情報に対応した実体情報に対してもアクセス
することを特徴としたファイル管理装置。
【0078】(付記7)上記の付記3において、該情報
検索処理部が、さらに、該実体情報の識別子と該実体情
報の属性とを関連付けて該ファイル管理情報として保持
することを特徴とした情報管理装置。 (付記8)上記の付記3において、該ファイル管理情報
に基づき表示情報を作成し、該表示情報を表示部に表示
する情報表示処理部をさらに備えたことを特徴とする情
報管理装置。
【0079】(付記9)上記の付記1において、該検索
条件が、該保持部に検索条件指定ファイルの形式で格納
されることを特徴とした情報管理装置。 (付記10)上記の付記9において、該検索条件指定フ
ァイルに対して該検索条件を設定するための検索条件指
定ファイル管理部を、さらに備えたことを特徴とする情
報管理装置。
【0080】(付記11)上記の付記9において、該検
索条件指定ファイルが、各ディレクトリに対応する検索
条件毎に作成され、対応するディレクトリに格納されて
いることを特徴とした情報管理装置。 (付記12)上記の付記9において、該検索条件指定フ
ァイルが、全ての検索条件を記述していることを特徴と
した情報管理装置。
【0081】(付記13)上記の付記1において、該実
体情報が、メディアファイルであることを特徴とした情
報管理装置。 (付記14)上記の付記13において、該検索条件が、
該実体情報を指定するローカルディレクトリ、ネットワ
ークディレクトリ、及びURLであることを特徴とした情
報管理装置。
【0082】(付記15)上記の付記13において、該
検索条件が、個別ファイルを指定することを特徴とした
情報管理装置。 (付記16)上記の付記13において、該検索条件が、
該実体情報の属性又はプロパティであることを特徴とし
た情報管理装置。
【0083】(付記17)上記の付記1において、該実
体情報が、ネットワーク管理情報であることを特徴とし
た情報管理装置。 (付記18)上記の付記17において、該検索条件が、
該ネットワーク管理情報の属性又はプロパティであるこ
とを特徴とした情報管理装置。
【0084】(付記19)上記の付記1において、該情
報検索処理部が、周期的に検索処理を実行し、該実体情
報の変化を検出して、実体情報を仮想的に格納すること
を特徴とした情報管理装置。 (付記20)上記の付記8において、該情報表示処理部
が、周期的に該表示情報を表示部に表示することを特徴
とした情報管理装置。
【0085】(付記21)上記の付記1において、シン
ボリックリンクで該実体情報を仮想的にディレクトリに
格納する手段を、さらに備えたことを特徴とする情報管
理装置。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報管理
装置によれば、複数の検索条件に基づき検索した実体情
報を各検索条件に対応するディレクトリに仮想的に格納
するように構成したので、従来の技術では実現が困難で
あった、情報を複数の目的別又は用途別等に応じて分類
して管理する実用的な情報管理装置を実現することが可
能になる。
【0087】また、本発明においては一般的なファイル
システムでのファイル収集以外に、メールアプリケーシ
ョンでのメール管理(メールを格納し、管理する機
能)、画像管理ソフトなど複数の情報を扱うアプリケー
ションにも適用可能である。例えば、メール管理の場
合、受信したメールを受信ディレクトリに実体として残
したまま、ユニークな名称のディレクトリ(名前/メー
ルアドレス/受信日等)へ振分けることが可能となる。
【0088】受信ディレクトリ内に格納された1つの実
体(1受信メール)を操作することにより振分け先にリ
ンクされる仮想ファイルを操作(更新/削除等)出来る
メリットがある。また、画像管理ソフトも同様に実体フ
ァイル操作(更新/削除等)を行うことで仮想ファイル
への反映が可能である。
【0089】また、ネットワーク管理システム製品等に
おいて、管理する装置情報、ネットワークパス情報、又
は障害情報を、目的(検索条件)に応じたディレクトリ
に格納することで、情報をユーザ側の要求に柔軟に対応
したグループ化して見せることが可能になる。
【0090】例えば、障害情報、設備情報、パス情報、
又は品質情報等管理対象情報を、個別の検索を実施する
ことなく、ユーザの要求にあわせた検索条件に基づき自
動的なフィルタリングで仮想ディレクトリに分類するこ
とで、管理することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報管理装置で構成されたファイ
ルシステム例を示した図である。
【図2】本発明に係る情報管理装置における検索条件指
定ファイル例を示した図である。
【図3】本発明に係る情報管理装置におけるファイル属
性を用いたファイル管理例を示した図である。
【図4】本発明に係る情報管理装置で管理されたファイ
ルシステム構成例を示した図である。
【図5】本発明に係る情報管理装置で管理されたファイ
ルシステム構成例をより詳細に示した図である。
【図6】本発明に係る情報管理装置の実施例(1)を示し
たブロック図である。
【図7】本発明に係る情報管理装置における検索条件指
定ファイル管理部による検索条件指定ファイルの表示例
を示した図である。
【図8】本発明に係る情報管理装置における検索条件指
定ファイル管理部による検索条件の指定項目をまとめた
図である。
【図9】本発明に係る情報管理装置において記述される
検索条件文の文法例を示した図である。
【図10】本発明に係る情報管理装置において記述され
る検索条件文の例を示した図である。
【図11】本発明に係る情報管理装置において記述され
る検索条件文で使用される演算子例を示した図である。
【図12】本発明に係る情報管理装置におけるファイル
検索処理部の動作手順例を示したフローチャート図であ
る。
【図13】本発明に係る情報管理装置におけるファイル
表示処理部の動作手順例を示したフローチャート図であ
る。
【図14】本発明に係る情報管理装置の実施例(2)にお
ける警報情報例を示した図である。
【図15】本発明に係る情報管理装置の実施例(2)にお
けるディレクトリ構成例を示したブロック図である。
【図16】従来の情報管理装置におけるシンボリックリ
ンクを用いたファイル格納例を示した図である。
【符号の説明】
11〜16 実体情報、実体ファイル 11_1〜16_1,11_2〜14_2 仮想ファイル 20〜23,30〜32,40〜43,51〜57 ディレクトリ 100 情報管理装置 110,111 検索条件指定ファイル 120 ファイル検
索処理部 130 ファイル管理情報 140 ファイル表
示処理部 150 ユーザ表示情報 160 検索条件指
定ファイル管理部 200,300,301,400〜402 ディレクトリ、フォルダ A,B 所有者 C,D,E テーマ EVENT_TABLE 警報情報、イベントテーブル EVENT_TIME 日付 EVENT_TYPE イベ
ント種別 ID イベント識別子 NE_ID 装置識別
子 NE_TYPE 装置種別 SEVERITY 感知重
要度 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の実体情報に対する検索条件を保持す
    る保持部と、 複数の実体情報の中から該検索条件に基づき検索した実
    体情報を該検索条件に対応するディレクトリに仮想的に
    格納する情報検索処理部と、 を備えたことを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該保持部は、複数のディレクトリの各ディレクトリに対
    応する検索条件を保持し、 該情報検索処理部は、各実体情報を検索した全ての検索
    条件に対応するディレクトリに仮想的に格納することを
    特徴とした情報管理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 ファイル管理情報を保持する記憶部を有し、 該情報検索処理部は、該検索した実体情報の識別子を該
    ファイル管理情報として保持することにより、該仮想的
    な格納を行うことを特徴とした情報管理装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 該情報検索処理部は、さらに、該ファイル管理情報に、
    各実体情報の識別子にその実体情報の位置情報を関連付
    けて登録することを特徴とした情報管理装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、 該仮想情報及び該実体情報の双方に対してアクセスする
    手段をさらに有し、 該アクセス手段が、該仮想情報に対してアクセスしたと
    き、該仮想情報に対応した実体情報に対してもアクセス
    することを特徴としたファイル管理装置。
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