JP2003321353A - ビタミン含有製剤 - Google Patents
ビタミン含有製剤Info
- Publication number
- JP2003321353A JP2003321353A JP2002129818A JP2002129818A JP2003321353A JP 2003321353 A JP2003321353 A JP 2003321353A JP 2002129818 A JP2002129818 A JP 2002129818A JP 2002129818 A JP2002129818 A JP 2002129818A JP 2003321353 A JP2003321353 A JP 2003321353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vitamin
- oil
- soluble
- pharmaceutical preparation
- preparation containing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
性ビタミン含有溶液を充填してなるビタミン含有製剤。 【効果】 本発明製剤は、長期間保存しても油溶性ビタ
ミン含量が低下せず、かつ取り扱い性が良好である。
Description
ミンE等の油溶性ビタミン溶液を長期間安定に保つこと
のできる製剤に関する。
剤は、ガラス製容器にこれら有効成分含有液を充填して
製剤とされていた。しかし、ガラス製容器は重く、破損
しやすいことから、流通性、取り扱い性、安全性等の点
から、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂製容器が
使用されている。ところが、ポリプロピレンやポリエチ
レン製の容器にビタミン含有溶液を充填するとガラス製
の容器に比べ経時的に含量が低下してしまうという問題
がある。これに対し、最近、よりビタミン含量低下の少
ない環状ポリオレフィン類製の容器が開発され、実用化
されている。
オレフィン類製の容器であっても油溶性ビタミン溶液を
充填した場合の経時安定性は未だ十分でなくさらに安定
な非ガラス製容器充填ビタミン含有製剤が望まれてい
た。
の樹脂製容器に油溶性ビタミン含有溶液を充填して経時
安定性について検討してきたところ、ポリエチレンナフ
タレート製容器を用いれば、ガラス製容器と同等のビタ
ミン経時安定性に優れた製剤が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
レート製容器に油溶性ビタミン含有溶液を充填してなる
ビタミン含有製剤を提供するものである。
リエチレンナフタレート製容器に油溶性ビタミン含有溶
液を充填してなる。ポリエチレンナフタレート製容器と
しては、ポリエチレンナフタレートが好ましいが、特に
限定されるものではなく、必要に応じてポリエステルな
どのポリエチレンナフタレートと親和性の良い高分子と
配合してもよい。
ては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン
Kなどが挙げられるが、特にビタミンA及び/又はビタ
ミンEを含有するのが好ましい。ビタミンAとしては、
ビタミンAとして作用する成分、例えば酢酸レチノー
ル、パルミチン酸レチノール、ビタミンA油などが挙げ
られる。ビタミンEとしては、ビタミンEとして作用す
る成分、例えばトコフェロール、酢酸トコフェロール、
コハク酸トコフェロールカルシウム、ニコチン酸トコフ
ェロールなどが挙げられる。ビタミンDとしては、ビタ
ミンDとして作用する成分、エルゴカルシフェロール
(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミン
D3)などが挙げられる。ビタミンKとしては、ビタミ
ンKとして作用する成分、フィトナジオン(ビタミンK
1)、メナテトレノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビ
タミンK3)などが挙げられる。本発明は経時安定性に
優れた油溶性ビタミン溶液に関するものであり、油溶性
ビタミン含有溶液の油溶性ビタミン含有量は、特に限定
されないが、ビタミンAは、0〜1000000IU/
g、好ましくは100〜30000IU/g、特に50
0〜3000IU/g含有するのが好ましい。ビタミン
Eは、0.1〜200mg/g、特に0.5〜3.0mg/
g含有するのが好ましい。ビタミンDは、0〜1000
00IU/g、特に150〜1200IU/g含有する
のが好ましい。ビタミンKは、0〜50mg/g、特に
0.2〜15mg/g含有するのが好ましい。
外に、水溶性ビタミン、微量元素(微量金属)、生薬、
電解質、アミノ酸などを含んでいてもよい。
精製水、注射用水、アルコール(エタノール、変性アル
コール、メタノール、ブタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、イソステアリルアルコール、ベンジルアルコール
など)、多価アルコール(プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、グリセリンなど)、シリコン油、動物
油(肝油、魚油など)、スクワラン、スクワレン、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、アセトン、メチルピロリ
ドン、クエン酸トリエチル、トリアセチン、オクチルド
デカノール、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸オ
レイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デ
シル、オレイン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、
イソオクタン酸エチル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、POEソルビタ
ン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油誘導体、POE
ヒマシ油誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、しょ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシル
40、大豆レシチン、ラウリル硫酸ナトリウム、POE
オレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEセ
チルエーテル、アジピン酸ジエチル、セバシン酸ジエチ
ル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロ
ピル、フタル酸ジブチル、植物油、中鎖脂肪酸トリグリ
セリド、グリセリン脂肪酸エステル、流動パラフィン、
ブドウ糖、安息香酸ベンジル、イソパラフィン、オレイ
ン酸、キシレン、クロタミトン、酢酸エチル、石油ベン
ジル、メチルエチルケトン、メチルナフタレンなどが用
いられる。
用製剤、経口用製剤(液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ
剤、エリキシル剤、酒精剤、リモナーデ剤など)、外用
製剤(軟膏剤、眼軟膏剤、ローション剤、芳香水剤、リ
ニメント剤など)、坐剤、点眼剤などが挙げられるが、
注射剤及び輸液用製剤が好ましい。このうち、油溶性ビ
タミン含有溶液を予め充填したシリンジ型製剤がより好
ましい。このシリンジ型製剤は、使用時に注射針を取り
付けて使用する形態でもよいし、予め注射針が取り付け
られた形態でもよい。特に、予め注射針が取り付けられ
た形態、すなわち針付きシリンジ型製剤が好ましい。
れた油溶性ビタミン含有溶液を、各種の形態に成型され
たポリエチレンナフタレート製容器に充填することによ
り製造することができる。
明は何らこれに限定されるものではない。
ェロール1mg/mL)を、ガラス又は各種の樹脂で成型し
た容器に充填し、25℃1ヶ月保存した。保存後のそれ
ぞれのビタミン含量を液体クロマトグラフ法により測定
し、経時安定性を評価した。その結果を表1に示す。な
お、表1には、初期含量に対する相対%で示した。
は、ポリエチレンナフタレート製容器に充填された場
合、ガラス製容器と同等の経時安定性を有し、その安定
性はポリプロピレンや環状ポリオレフィン樹脂に比べて
顕著に優れていた。
ビタミン含量が低下せず、かつ取り扱い性が良好であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリエチレンナフタレート製容器に油溶
性ビタミン含有溶液を充填してなるビタミン含有製剤。 - 【請求項2】 油溶性ビタミンが、ビタミンA、ビタミ
ンD、ビタミンE及びビタミンKから選ばれるものであ
る請求項1記載のビタミン含有製剤。 - 【請求項3】 製剤が、注射剤又は輸液剤である請求項
1又は2記載のビタミン含有製剤。 - 【請求項4】 製剤が、シリンジ型製剤である請求項1
〜3のいずれか1項記載のビタミン含有製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129818A JP2003321353A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | ビタミン含有製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129818A JP2003321353A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | ビタミン含有製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321353A true JP2003321353A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002129818A Pending JP2003321353A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | ビタミン含有製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003321353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005247803A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Zeria Pharmaceut Co Ltd | 点眼剤及びその容器 |
-
2002
- 2002-05-01 JP JP2002129818A patent/JP2003321353A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005247803A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Zeria Pharmaceut Co Ltd | 点眼剤及びその容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2569949T3 (es) | Formulaciones farmacéuticas que comprenden un péptido complejado con una dicetopiperazina | |
Bouchoud et al. | Compatibility of intravenous medications with parenteral nutrition: in vitro evaluation | |
CN100569230C (zh) | 含有双氯芬酸钠和β-环糊精的可注射药物组合物 | |
AU2010212478B2 (en) | Non-aqueous single phase vehicles and formulations utilizing such vehicles | |
NL8403618A (nl) | Werkwijze voor het percutaan toedienen van metoclopramide. | |
AU2003248692A1 (en) | Antifungal parenteral products | |
US3914419A (en) | Two compartment one unit consecutively injectable liquid vitamin package | |
JP2002356420A (ja) | 安定な水性液剤 | |
CA2934859A1 (en) | Stable compositions of peptide epoxy ketones | |
CN107205920A (zh) | 可注射丁丙诺啡制剂 | |
JP2024109878A (ja) | 液体ベンダムスチン医薬組成物 | |
CN104507467B (zh) | 含紫杉烷系活性成分的液体组合物、其制造方法及液体制剂 | |
CN102225048A (zh) | 一种姜黄素类化合物注射溶液及其静脉注射剂 | |
JP5226220B2 (ja) | 非経口投与を目的とするビンフルニンの医薬組成物、その調製方法およびその使用 | |
CN102421426A (zh) | 肠胃外给药的对乙酰氨基酚 | |
JP2003321353A (ja) | ビタミン含有製剤 | |
CZ104197A3 (en) | Pharmaceutical preparation | |
HRP20141217T1 (hr) | G-csf tekuä†a formulacija | |
US5124152A (en) | Parenteral formulation of metolazone | |
JPH0651637B2 (ja) | ペプタイドの吸着防止組成物 | |
CN102488664B (zh) | 一种含12种维生素的药物组合物 | |
Chapman | Parenteral products | |
US10772895B2 (en) | Pharmaceutical composition | |
CN108430454A (zh) | 氟维司群组合物 | |
CA2991388A1 (en) | Enhanced stability ketorolac formulations and methods and devices for use with same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20050421 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050414 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090428 |