JP2003316647A - ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム - Google Patents

ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム

Info

Publication number
JP2003316647A
JP2003316647A JP2002121138A JP2002121138A JP2003316647A JP 2003316647 A JP2003316647 A JP 2003316647A JP 2002121138 A JP2002121138 A JP 2002121138A JP 2002121138 A JP2002121138 A JP 2002121138A JP 2003316647 A JP2003316647 A JP 2003316647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
standby list
working set
pages
paged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002121138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3901002B2 (ja
Inventor
Akihiro Sakano
晃弘 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002121138A priority Critical patent/JP3901002B2/ja
Publication of JP2003316647A publication Critical patent/JP2003316647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3901002B2 publication Critical patent/JP3901002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンバイリストの階層化により、低速なI
/O処理を伴うディスクへのハードウェアページアウト
回数を利用頻度の高いものについて改善する。 【解決手段】 ページの切り替えが発生すると、ワーキ
ングセット110に空きがない場合、平均アクセス間隔
≦閾値であれば、第1スタンバイリスト140に空きが
ないと、第2スタンバイリスト150の空きを調べ、空
きがなければ、ページファイル130にページをページ
アウトし、空きがあれば、ページを第2スタンバイリス
ト150へページアウトする。また、第1スタンバイリ
スト140に空きがある場合、ページを第1スタンバイ
リスト140にページアウトする。平均アクセス間隔≦
閾値でなければ、直接第2スタンバイリスト150の空
きを調べ、第2スタンバイリスト150にページアウト
する。これらの管理をセット・リスト管理データ300
を利用して実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページングシステ
ム、ページング方法、および、ページングプログラムに
関し、特に、スタンバイリストを階層化したページング
システム、ページング方法、および、ページングプログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のページング方式で実装されたメモ
リ管理機構はオペレーティングシステム(OS)によっ
て実装に差異があるが、たとえば、マイクロソフト社の
Windows(登録商標)での実装は、書籍「アーキ
テクチャ徹底解説 Microsoft Window
s(登録商標) 2000 上 マイクロソフト公式解
説書 David A.Solomon,Mark
E.Russinovich著/多摩ソフトウエア有限
会社訳 ISBN4−89100−191−7 日経B
Pソフトプレス発行 2001年4月2日」の第7章に
まとめて記載されている(特に7.5節以降)。
【0003】また、「特開平6−236320号公報」
記載の発明は、仮想記憶方式のコンピュータシステムに
おいて、起動要求毎の時間間隔が長く、かつ、応答性能
が重視されるプログラムを主記憶装置からページアウト
する際に、そのプログラムの処理特性に応じてワーキン
グセット保証量とワーキングセット保証時間を更新する
ことによりページアウト量を調整するようにしたメモリ
管理方法」である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術
(書籍記載)の問題点は、ページフォールトの際に人間
が意識するほどの時間がかかる場合があるということで
ある。
【0005】その理由は、ページを単純にLRUで判断
してハードウェアページフォールトを行うからである。
ソフトウェアページフォールトに比してハードウェアペ
ージフォールトはディスクI/Oを伴うため、処理完了
に時間がかかるが、この結果、一時的にページの利用が
多発するような場合にアクセス頻度が高いページでもハ
ードウェアページフォールトしてしまう確率が高くなる
ためである。
【0006】また、「特開平6−236320号公報」
記載の発明の問題点は、スタンバイリストが存在しない
ので、ハードウェアページアウトの発生確率が高いとい
う問題がある。
【0007】本発明の目的は、スタンバイリストを階層
化することにより、低速なI/O処理を伴うディスクへ
のハードウェアページアウト回数を利用頻度の高いもの
について改善することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のページン
グシステムは、ページを格納する主記憶装置上のワーキ
ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
ーキングセットにページインするページを格納する第2
スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
ファイルとを有することを特徴とする。
【0009】本発明の第2のページングシステムは、ペ
ージを格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前
記ワーキングセットからページアウトするページ、前記
ワーキングセットにページインするページを格納する主
記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセッ
ト、前記第1スタンバイリストからページアウトするペ
ージ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットに
ページインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルと、前記
ワーキングセットからページアウトされるページの平均
アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であれば、前記
第2スタンバイリストへページアウトし、閾値以下でな
ければ、前記第1スタンバイリストへページアウトする
処理を行うオペレーティングシステムとを有することを
特徴とする。
【0010】本発明の第3のページングシステムは、ペ
ージを格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前
記ワーキングセットからページアウトするページ、前記
ワーキングセットにページインするページを格納する主
記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセッ
ト、前記第1スタンバイリストからページアウトするペ
ージ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットに
ページインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルと、前記
ワーキングセットからページアウトされるページの平均
アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であれば、前記
第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第2スタン
バイリストへページアウトし、空きがなければ、前記第
2スタンバイリストからページを前記ページファイルへ
ページアウトし、その後、前記ワーキングセットからの
ページを前記第2スタンバイリストへページアウトし、
閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストに空き
があれば、前記第1スタンバイリストへページアウト
し、前記第1スタンバイリストに空きがなければ、前記
第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第1スタン
バイリストからのページを前記第2スタンバイリストへ
ページアウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイ
リストからページを前記ページファイルへページアウト
し、その後、前記第1スタンバイリストからのページを
前記第2スタンバイリストへページアウトし、その後、
前記ワーキングセットからのページを前記第1スタンバ
イリストへページアウトする処理を行うオペレーティン
グシステムとを有することを特徴とする。
【0011】本発明の第4のページングシステムは、ペ
ージごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回数
×前回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾値)}
/(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセス間隔
を含む主記憶上のページディレクトリと、ページを格納
する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワーキン
グセットからページアウトするページ、前記ワーキング
セットにページインするページを格納する主記憶上の第
1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、前記第
1スタンバイリストからページアウトするページ、前記
ワーキングセット、前記ワーキングセットにページイン
するページを格納する第2スタンバイリストと、前記第
2スタンバイリストからページアウトされるページ、前
記ワーキングセットにページインされるページを格納す
る外部記憶装置上のページファイルと、前記ワーキング
セットからページアウトされるページの平均アクセス間
隔が前記閾値以下であれば、前記第2スタンバイリスト
へページアウトし、前記閾値以下でなければ、前記第1
スタンバイリストへページアウトする処理を行うオペレ
ーティングシステムとを有することを特徴とする。
【0012】本発明の第5のページングシステムは、ペ
ージごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回数
×前回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾値)}
/(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセス間隔
を含む主記憶上のページディレクトリと、ページを格納
する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワーキン
グセットからページアウトするページ、前記ワーキング
セットにページインするページを格納する主記憶上の第
1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、前記第
1スタンバイリストからページアウトするページ、前記
ワーキングセット、前記ワーキングセットにページイン
するページを格納する第2スタンバイリストと、前記第
2スタンバイリストからページアウトされるページ、前
記ワーキングセットにページインされるページを格納す
る外部記憶装置上のページファイルと、前記ワーキング
セットからページアウトされるページの平均アクセス間
隔が前記閾値以下であれば、前記第2スタンバイリスト
に空きがあれば、前記第2スタンバイリストへページア
ウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイリストか
らページを前記ページファイルへページアウトし、その
後、前記ワーキングセットからのページを前記第2スタ
ンバイリストへページアウトし、前記閾値以下でなけれ
ば、前記第1スタンバイリストに空きがあれば、前記第
1スタンバイリストへページアウトし、前記第1スタン
バイリストに空きがなければ、前記第2スタンバイリス
トに空きがあれば、前記第1スタンバイリストからのペ
ージを前記第2スタンバイリストへページアウトし、空
きがなければ、前記第2スタンバイリストからページを
前記ページファイルへページアウトし、その後、前記第
1スタンバイリストからのページを前記第2スタンバイ
リストへページアウトし、その後、前記ワーキングセッ
トからのページを前記第1スタンバイリストへページア
ウトする処理を行うオペレーティングシステムとを有す
ることを特徴とする。
【0013】本発明の第1のページング方法は、ページ
を格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワ
ーキングセットからページアウトするページ、前記ワー
キングセットにページインするページを格納する主記憶
上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、
前記第1スタンバイリストからページアウトするペー
ジ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットにペ
ージインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利用
し、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
ジの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であれ
ば、前記第2スタンバイリストへページアウトし、閾値
以下でなければ、前記第1スタンバイリストへページア
ウトする手順を含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第2のページング方法は、ページ
を格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワ
ーキングセットからページアウトするページ、前記ワー
キングセットにページインするページを格納する主記憶
上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、
前記第1スタンバイリストからページアウトするペー
ジ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットにペ
ージインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利用
し、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
ジの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であれ
ば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第
2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけれ
ば、前記第2スタンバイリストからページを前記ページ
ファイルへページアウトし、その後、前記ワーキングセ
ットからのページを前記第2スタンバイリストへページ
アウトし、閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリ
ストに空きがあれば、前記第1スタンバイリストへペー
ジアウトし、前記第1スタンバイリストに空きがなけれ
ば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第
1スタンバイリストからのページを前記第2スタンバイ
リストへページアウトし、空きがなければ、前記第2ス
タンバイリストからページを前記ページファイルへペー
ジアウトし、その後、前記第1スタンバイリストからの
ページを前記第2スタンバイリストへページアウトし、
その後、前記ワーキングセットからのページを前記第1
スタンバイリストへページアウトする手順を含むことを
特徴とする。
【0015】本発明の第3のページング方法は、ページ
ごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回数×前
回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾値)}/
(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセス間隔を
含む主記憶上のページディレクトリと、ページを格納す
る主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワーキング
セットからページアウトするページ、前記ワーキングセ
ットにページインするページを格納する主記憶上の第1
スタンバイリストと、前記ワーキングセット、前記第1
スタンバイリストからページアウトするページ、前記ワ
ーキングセット、前記ワーキングセットにページインす
るページを格納する第2スタンバイリストと、前記第2
スタンバイリストからページアウトされるページ、前記
ワーキングセットにページインされるページを格納する
外部記憶装置上のページファイルとを利用し、前記ワー
キングセットからページアウトされるページの平均アク
セス間隔が前記閾値以下であれば、前記第2スタンバイ
リストへページアウトし、前記閾値以下でなければ、前
記第1スタンバイリストへページアウトする手順を含む
ことを特徴とする。
【0016】本発明の第4のページング方法は、ページ
ごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回数×前
回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾値)}/
(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセス間隔を
含む主記憶上のページディレクトリと、ページを格納す
る主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワーキング
セットからページアウトするページ、前記ワーキングセ
ットにページインするページを格納する主記憶上の第1
スタンバイリストと、前記ワーキングセット、前記第1
スタンバイリストからページアウトするページ、前記ワ
ーキングセット、前記ワーキングセットにページインす
るページを格納する第2スタンバイリストと、前記第2
スタンバイリストからページアウトされるページ、前記
ワーキングセットにページインされるページを格納する
外部記憶装置上のページファイルとを利用し、前記ワー
キングセットからページアウトされるページの平均アク
セス間隔が前記閾値以下であれば、前記第2スタンバイ
リストに空きがあれば、前記第2スタンバイリストへペ
ージアウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイリ
ストからページを前記ページファイルへページアウト
し、その後、前記ワーキングセットからのページを前記
第2スタンバイリストへページアウトし、前記閾値以下
でなければ、前記第1スタンバイリストに空きがあれ
ば、前記第1スタンバイリストへページアウトし、前記
第1スタンバイリストに空きがなければ、前記第2スタ
ンバイリストに空きがあれば、前記第1スタンバイリス
トからのページを前記第2スタンバイリストへページア
ウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイリストか
らページを前記ページファイルへページアウトし、その
後、前記第1スタンバイリストからのページを前記第2
スタンバイリストへページアウトし、その後、前記ワー
キングセットからのページを前記第1スタンバイリスト
へページアウトする手順を含むことを特徴とする。
【0017】本発明の第1のページングプログラムは、
ページを格納する主記憶装置上のワーキングセットと、
前記ワーキングセットからページアウトするページ、前
記ワーキングセットにページインするページを格納する
主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセ
ット、前記第1スタンバイリストからページアウトする
ページ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセット
にページインするページを格納する第2スタンバイリス
トと、前記第2スタンバイリストからページアウトされ
るページ、前記ワーキングセットにページインされるペ
ージを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利
用し、前記ワーキングセットからページアウトされるペ
ージの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であ
れば、前記第2スタンバイリストへページアウトし、閾
値以下でなければ、前記第1スタンバイリストへページ
アウトする手順をコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0018】本発明の第2のページングプログラムは、
ページを格納する主記憶装置上のワーキングセットと、
前記ワーキングセットからページアウトするページ、前
記ワーキングセットにページインするページを格納する
主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセ
ット、前記第1スタンバイリストからページアウトする
ページ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセット
にページインするページを格納する第2スタンバイリス
トと、前記第2スタンバイリストからページアウトされ
るページ、前記ワーキングセットにページインされるペ
ージを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利
用し、前記ワーキングセットからページアウトされるペ
ージの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以下であ
れば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記
第2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけれ
ば、前記第2スタンバイリストからページを前記ページ
ファイルへページアウトし、その後、前記ワーキングセ
ットからのページを前記第2スタンバイリストへページ
アウトし、閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリ
ストに空きがあれば、前記第1スタンバイリストへペー
ジアウトし、前記第1スタンバイリストに空きがなけれ
ば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第
1スタンバイリストからのページを前記第2スタンバイ
リストへページアウトし、空きがなければ、前記第2ス
タンバイリストからページを前記ページファイルへペー
ジアウトし、その後、前記第1スタンバイリストからの
ページを前記第2スタンバイリストへページアウトし、
その後、前記ワーキングセットからのページを前記第1
スタンバイリストへページアウトする手順をコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0019】本発明の第3のページングプログラムは、
ページごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回
数×前回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾
値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセ
ス間隔を含む主記憶上のページディレクトリと、ページ
を格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワ
ーキングセットからページアウトするページ、前記ワー
キングセットにページインするページを格納する主記憶
上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、
前記第1スタンバイリストからページアウトするペー
ジ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットにペ
ージインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利用
し、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
ジの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれば、前記第
2スタンバイリストへページアウトし、前記閾値以下で
なければ、前記第1スタンバイリストへページアウトす
る手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】本発明の第4のページングプログラムは、
ページごとのページ切り替え回数、{ページ切り替え回
数×前回の平均アクセス間隔+(システム時刻−閾
値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う平均アクセ
ス間隔を含む主記憶上のページディレクトリと、ページ
を格納する主記憶装置上のワーキングセットと、前記ワ
ーキングセットからページアウトするページ、前記ワー
キングセットにページインするページを格納する主記憶
上の第1スタンバイリストと、前記ワーキングセット、
前記第1スタンバイリストからページアウトするペー
ジ、前記ワーキングセット、前記ワーキングセットにペ
ージインするページを格納する第2スタンバイリスト
と、前記第2スタンバイリストからページアウトされる
ページ、前記ワーキングセットにページインされるペー
ジを格納する外部記憶装置上のページファイルとを利用
し、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
ジの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれば、前記第
2スタンバイリストに空きがあれば、前記第2スタンバ
イリストへページアウトし、空きがなければ、前記第2
スタンバイリストからページを前記ページファイルへペ
ージアウトし、その後、前記ワーキングセットからのペ
ージを前記第2スタンバイリストへページアウトし、前
記閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストに空
きがあれば、前記第1スタンバイリストへページアウト
し、前記第1スタンバイリストに空きがなければ、前記
第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第1スタン
バイリストからのページを前記第2スタンバイリストへ
ページアウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイ
リストからページを前記ページファイルへページアウト
し、その後、前記第1スタンバイリストからのページを
前記第2スタンバイリストへページアウトし、その後、
前記ワーキングセットからのページを前記第1スタンバ
イリストへページアウトする手順をコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】本発明の第1の実施の形態が適用される装
置(たとえば、コンピュータ)は、時刻情報を取得する
機能と、ページング方式をメモリ管理機構とするオペレ
ーティングシステム(以降、OSと記す)とが動作して
いるものとする。また、時刻情報は、システムで次の要
件を満たすものとする。 [時刻情報の要件] ・たとえば、Windows(登録商標)のアプリケー
ションインタフェース(API)のように、コマンドに
より取得できる。
【0023】・システムにおいて、一意(構造体でもか
まわない)で計算と比較が可能なデータである。
【0024】・データの分解能はカンタム値(プロセッ
サへのディスパッチの最小時間)である。
【0025】・前記分解能単位で計時機能(時刻ととも
に恒常的に変化する)がある。
【0026】通常、時計機能は、タイマやクロックのよ
うにプロセッサとは独立しているのでプロセッサに問題
があっても計時は可能である。データとしては現在の時
刻をカンタム値の分解能で表現したもの、またはシステ
ムが起動してからのカンタム値の分解能で測定可能な経
過時間が該当する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。
【0028】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、OSにより動作するコンピュータのメモリ領域
に設けられるワーキングセット110と、ワーキングセ
ット110に対応する第1スタンバイリスト140と、
第2スタンバイリスト150と、システム時刻データ
(S)160と、閾値データ(T)170と、ページテ
ーブル180と、ページディレクトリ190と、ハード
ディスク等の外部記憶装置に設けられるページファイル
130と、セット・リスト管理データ300とから構成
される。
【0029】ワーキングセット110には、プロセスに
より使用される命令語、データ等を含むページが格納さ
れる。
【0030】ワーキングセット110、第1スタンバイ
リスト140、第2スタンバイリスト150、および、
ページファイル130は、ページを配置する構成であ
る。また、システム時刻データ(S)160は、記時刻
情報の要件を満たすデータであり、閾値データ(T)1
70は、システム時刻データ(S)160と比較・計算
可能なデータである(いずれもシステムで単一である必
要がある)。ここで、システム時刻データ(S)160
は、起動からの総時間でもよければ、現在の時刻でもよ
い。
【0031】図2は、ページを管理するページテーブル
180、ページディレクトリ190の構成を示す説明図
である。
【0032】図2を参照すると、ページテーブル180
は、複数のページテーブルエントリ(PTE)を含み、
ページディレクトリ190は、複数のページディレクト
リエントリを含んで構成される。
【0033】また、ページディレクトリエントリは、ペ
ージ固有の平均アクセス間隔(A)200、最終更新時
間(L)210、および、ページ切り替え回数(n)2
20を格納する。
【0034】次に、ページディレクトリ190、ページ
テーブル180について図面を参照して説明する。
【0035】図6は、ページディレクトリ190のペー
ジディレクトリエントリの内容を示す説明図である。
【0036】図7は、ページテーブル180のページテ
ーブルエントリの内容を示す説明図である。
【0037】図2に示すように、ページディレクトリ1
90は、ページテーブル180のページテーブルエント
リの位置を表すページディレクトリエントリ(PDE)
の配列である。
【0038】図6を参照すると、たとえば、ページディ
レクトリエントリ(PDE)は、ページテーブルエント
リ(PTE)の位置を示す情報、および、ページの状態
を示す情報(A、L、n)を含む。
【0039】図7を参照すると、ページテーブル180
のページテーブルエントリ(PTE)は、たとえば、ペ
ージ番号、その他の情報を含む。
【0040】プロセスが作成されると、各プロセスに対
応したページディレクトリ190と、ページテーブル1
80とが一つずつ作成される。作成されたページディレ
クトリ190のページディレクトリエントリ(PDE)
は、プロセス固有のページテーブルエントリ(PT
E)、もしくは、システム共有のページテーブルエント
リ(PTE)の位置の情報を持っている。このシステム
共有のページテーブル180は、あらかじめ存在し、各
プロセスから共有可能である。
【0041】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図面を参照して説明する。
【0042】以下の動作は、すべて、OSにより実施さ
れる。
【0043】プロセスが作成(プログラムが起動)され
ると、ページディレクトリ190が作成される(個々の
ページディレクトリエントリがページやページテーブル
180のテーブルエントリに1対1対応しているのに対
し、ページディレクトリ190全体は、プロセスに1対
1対応している)。ページディレクトリ190のページ
ディレクトリエントリ、ページテーブル180のページ
テーブルエントリは、ページが作成されると追加され
る。ページは、作成時は、ワーキングセット110に割
り当てられる。
【0044】ページディレクトリエントリのページ固有
の平均アクセス間隔(A)200、最終更新時間(L)
210、および、ページ切り替え回数(n)220は、
初期状態では次の値をとる(作成された直後のページは
ワーキングセット110に含まれることを前提にしてい
るため)。
【0045】A=0 (1a)。
【0046】L=0 (1b)。
【0047】n=0 (1c)。
【0048】次に、ページフォールト時の動作のうち、
ページアウトの動作について説明する。ページアウトと
は、ワーキングセット110から第1スタンバイリスト
140への移動、第1スタンバイリスト140から第2
スタンバイリスト150への移動、および、第2スタン
バイリスト150からページファイル130への移動を
意味する。
【0049】図3は、本発明の第1の実施の形態のペー
ジアウトの動作を示すフローチャートである。
【0050】図3を参照すると、ページアウトが必要に
なった場合に、まず、OSが、ワーキングセット110
からページアウトすべきページをLRU等のアルゴリズ
ムにより決定する(図3ステップS1)。次に、ページ
アウトすべきと決定されたページの平均アクセス間隔
(A)200とシステムの閾値データ(T)170とを
比較して(図3ステップS2)、次の式を評価し、正し
ければ(図3ステップS2/Yes)、第1スタンバイ
リスト140への移動を開始し、正しくなければ(図3
ステップS2/No)、第2スタンバイリスト150へ
の移動を行う処理に進む。
【0051】A≦T (2)。
【0052】第1スタンバイリスト140への移動の場
合、まず、移動したいページが移動可能であるかどう
か、すなわち、第1スタンバイリスト140に空きが存
在するかどうかを調べる(図3ステップS3)。第1ス
タンバイリスト140に空きが存在する場合は(図3ス
テップS3/Yes)、ワーキングセット110からの
ページを第1スタンバイリスト140に移動する(図3
ステップS5)。
【0053】第1スタンバイリスト140に空きがない
場合は(図3ステップS3/No)、まず、空きを作っ
てから移動処理を行う。空き領域を作るために第1スタ
ンバイリスト140の内部からLRU等で第2スタンバ
イリスト150にページアウトされるページを決定する
(図3ステップS4)。
【0054】次に、第1スタンバイリスト140から第
2スタンバイリスト150にページの移動が可能である
かどうか、すなわち、第2スタンバイリスト150に空
きが存在するかどうかを調べる(図3ステップS6)。
第2スタンバイリスト150に空きが存在する場合には
(図3ステップS6/Yes)、第1スタンバイリスト
140からのページを第2スタンバイリスト150に移
動する(図3ステップS9)。
【0055】第2スタンバイリスト150に空きが存在
しない場合には(図3ステップS6/No)、空き領域
を作るために第2スタンバイリスト150の内部からL
RU等でページファイル130にページアウトされるペ
ージを決定し(図3ステップS7)、決定されたページ
をページファイル130に移動する(図3ステップS
8)。次に、再度、ステップS6に戻り、第2スタンバ
イリスト150に空きが存在するので(図3ステップS
6/Yes)、第1スタンバイリスト140からのペー
ジを第2スタンバイリスト150に移動する(図3ステ
ップS9)。
【0056】次に、ステップS3に戻り、第1スタンバ
イリスト140に空きが存在するので(図3ステップS
3/Yes)、ワーキングセット110からのページを
第1スタンバイリスト140に移動する(図3ステップ
S5)。
【0057】また、A≦Tでなかった場合(図3ステッ
プS2/No)、第2スタンバイリスト150に空きが
存在するかどうかを調べる(図3ステップS6’)。第
2スタンバイリスト150に空きが存在する場合には
(図3ステップS6’/Yes)、ワーキングセット1
10からのページを第2スタンバイリスト150に移動
する(図3ステップS9’)。
【0058】第2スタンバイリスト150に空きが存在
しない場合には(図3ステップS6’/No)、空き領
域を作るために第2スタンバイリスト150の内部から
LRU等でページファイル130にページアウトされる
ページを決定し(図3ステップS7’)、決定されたペ
ージをページファイル130に移動する(図3ステップ
S8’)。次に、再度、ステップS10に戻り、第2ス
タンバイリスト150に空きが存在するので(図3ステ
ップS10/Yes)、ワーキングセット110からの
ページを第2スタンバイリスト150に移動する(図3
ステップS9’)。
【0059】以上において、ワーキングセット110、
第1スタンバイリスト140、第2スタンバイリスト1
50にどのページが格納されているかどうか、空きがあ
るかどうかは、セット・リスト管理データ300により
管理される。たとえば、セット・リスト管理データ30
0は、ワーキングセット110、第1スタンバイリスト
140、第2スタンバイリスト150対応に、それらに
格納されているページ番号(ページを識別するために一
意につけられた番号)を保持する。OSは、このセット
・リスト管理データ300を参照することにより空きが
あるかどうかを判断できる。また、上述したように、L
RUを適用することにより、リプレースの管理もでき
る。
【0060】次に、ページフォールトの発生の有無にか
かわらず新しいページを作成する際、ワーキングセット
110内で発生するページの切り替えについて説明す
る。
【0061】図4は、ページ切り替えにおける統計情報
の更新の動作を示すフローチャートである。
【0062】OSが、プロセッサにディスパッチされた
タスクが使用するページに切り替える(コンテキスト・
スイッチの一つ)。
【0063】図4を参照すると、OSは、統計情報の初
期化処理を実施する。すなわち、現在ディスパッチされ
ているタスクが使用しているページ(切り替え前のペー
ジ)について、ページディレクトリ190の対応するペ
ージディレクトリエントリの最終更新時間(L)210
にシステム時刻データ(S)160の値を格納する(図
4ステップS10、)。以降、矢印(←)は、代入を表
す。Sは、各々図1で示されるシステム時刻データ
(S)160である。
【0064】 L←S (3)。
【0065】次に、コンテキスト・スイッチされたペー
ジ(切り替え後のページ)に対し平均アクセス間隔
(A)200とページ切り替え回数(n)220とを計
算し、ページディレクトリ190の対応するページディ
レクトリエントリに格納する(図4ステップS11)。
計算は、次の(4a)、(4b)式でこの順に行われ
る。Tは、各々図1で示される閾値データ(T)170
である。
【0066】 A←{n×A+(S−T)}/(n+1) (4a)。
【0067】 n←n+1 (4b)。
【0068】ここで、初めて切り替わる場合には、A=
0、n=1であるから、A=(S−T)/2、n=2と
なる。
【0069】以上の処理後に、ページの切り替えが発生
し、ワーキングセット110に空きが無い場合に、ペー
ジフォールトが発生し、ページアウト・ページインの処
理が行われる。ワーキングセット110に空きがあるか
どうか調べ(図4ステップS12)、空きがあれば(図
4ステップS12/Yes)、後述するページインの処
理を実施する。空きがなければ(図4ステップS12/
No)、図3に示すページアウトの処理をステップS1
から実施し、その後、ステップS12に戻り、ワーキン
グセット110に空きがあるので(図4ステップS12
/Yes)、後述するページインの処理に進む。
【0070】次に、ページインの動作について図面を参
照して説明する。
【0071】図5は、本発明の第1の実施の形態のペー
ジインの動作を示すフローチャートである。
【0072】ページインは、新規にページが作成される
場合、あるいは、ページアウトされたページをワーキン
グセット110に移動する場合に発生するもので、ペー
ジフォールトのきっかけとなる動作である。既存ページ
のワーキングセット110への移動の場合、第1スタン
バイリスト140、第2スタンバイリスト150、ペー
ジファイル130の順にワーキングセット110へ移動
するページが存在するかどうかを検索する。
【0073】図5を参照すると、まず、第1スタンバイ
リスト140を検索する(図5ステップS13)。ペー
ジインすべきページが第1スタンバイリスト140に検
出されれば(図5ステップS13/Yes)、検出され
たページをワーキングセット110に移動する(図5ス
テップS14)。ページインすべきページが第1スタン
バイリスト140に検出されなければ(図5ステップS
13/No)、第2スタンバイリスト150を検索する
(図5ステップS15)。
【0074】ページインすべきページが、第2スタンバ
イリスト150に検出されれば(図5ステップS15/
Yes)、検出されたページをワーキングセット110
に移動する(図5ステップS16)。ページインすべき
ページが、第2スタンバイリスト150に検出されなけ
れば(図5ステップS15/No)、ページファイル1
30を検索し、ページファイル130から、ページイン
すべきページをワーキングセット110に移動する(図
5ステップS17)。ここで、ページファイル130に
も検出されないということは原理的にはありえない。
【0075】以上では、平均アクセス間隔(A)20
0、最終更新時間(L)210、ページ切り替え回数
(n)220をPDEに保持したが、ページディレクト
リ190のエントリPDEとページテーブル180のエ
ントリPTEとは一対一対応しているので、ページテー
ブル180のPTEに保持させることも可能である。
【0076】次に、ハードウェアページフォールト回数
が減ることについて説明する。
【0077】従来の技術について以下のように設定する
(1つだけ存在するスタンバイリストを第0スタンバイ
リストとする)。
【0078】vi:ワーキングセット110に滞留す
る、または、から移動する確率(iの意味;0:ワーキ
ングセット110に滞留、1:第0スタンバイリストに
移動)。
【0079】ai:第0スタンバイリストに滞留する、
または、から移動する確率(iの意味;0:第0スタン
バイリストに滞留、1:ワーキングセット110に移
動、2:ページファイル130にページアウト)。
【0080】 Σvi=1(0≦i≦1) (5a)。
【0081】 Σai=1(0≦i≦2) (5b)。
【0082】次に、本発明の第1の実施の形態におい
て、以下の設定とする。
【0083】wi:ワーキングセット110に滞留す
る、または、から移動する確率(iの意味;0:ワーキ
ングセット110に滞留、1:第1スタンバイリスト1
40に移動、2:第2スタンバイリスト150に移
動)。
【0084】bi:第1スタンバイリスト140に滞留
する、または、から移動する確率(iの意味;0:第1
スタンバイリスト140に滞留、1:ワーキングセット
110に移動、2:第2スタンバイリスト150に移
動)。
【0085】ci:第2スタンバイリスト150に滞留
する、または、から移動する確率(iの意味;0:第2
スタンバイリスト150に滞留、1:ワーキングセット
110に移動、2:ページファイル130にページアウ
ト)。
【0086】 Σwi=1(0≦i≦2) (6a)。
【0087】 Σbi=1(0≦i≦2) (6b)。
【0088】 Σci=1(0≦i≦2) (6c)。
【0089】以下の式が成立する。
【0090】 v0=w0 (7a)。
【0091】 v1×a0=(w1×b2+w2)×c0 (7b)。
【0092】 v1×a1=w1×b1+w2×c1 (7c)。
【0093】 v1×a2=(w1×b2+w2)×c2 (7d)。
【0094】 1−a0=(1−b0)×(1−c0) (7e)。
【0095】ここで、(7a)、(7b)、(7c)、
(7d)、(7e)式は、従来の技術と、本発明の第1
の実施の形態とで、ページが、それぞれ、ワーキングセ
ット110に存在する確率、第0スタンバイリストに存
在する確率(第1スタンバイリスト140+第2スタン
バイリスト150に存在する確率)、ページファイル1
30に存在する確率は、等しいことから導出される。た
だし、第0スタンバイリストに存在する確率は、第1ス
タンバイリスト140に存在する確率と第2スタンバイ
リスト150に存在する確率との合計とする。
【0096】(7b)、(7d)式から、次式を得る。
【0097】 a2/c2=a0/c0 (8)。
【0098】(7e)式を展開すると、次式を得る。
【0099】 a0−b0−c0+b0×c0=0 (9)。
【0100】結果として、次の式を得る。
【0101】 a0/c0>1 (10a)。
【0102】 a2/c2>1 (10b)。
【0103】(10b)式より、従来の技術よりも、ハ
ードウェアページフォールトの発生回数が低くなってい
ることがわかる。
【0104】次に、本発明の第2の実施の形態について
図を参照して説明する。
【0105】本発明の第2の実施の形態は、本発明の第
1の実施の形態の動作のステップ(図3、図4、図5)
の手順を含む方法である。
【0106】次に、本発明の第3の実施の形態について
図を参照して説明する。
【0107】本発明の第3の実施の形態は、本発明の第
2の実施の形態の動作のステップ(図3、図4、図5)
の手順をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0108】
【発明の効果】本発明の効果は、低速なI/O処理を伴
うディスクへのハードウェアページアウト回数を利用頻
度の高いものについて改善できることである。
【0109】その理由は、第1スタンバイリスト−第2
スタンバイリスト間のページの移動がLRU等で選択さ
れたページについて発生することにより、アクセス間隔
の短いページについては、ハードウェアページフォール
トする確率が相対的に減るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】ページテーブル、ページディレクトリの構成を
示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のページアウトの動
作を示すフローチャートである。
【図4】ページ切り替えにおける統計情報の更新の動作
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態のページインの動作
を示すフローチャートである。
【図6】ページディレクトリのページディレクトリエン
トリの内容を示す説明図である。
【図7】ページテーブルのページテーブルエントリの内
容を示す説明図である。
【符号の説明】
110 ワーキングセット 130 ページファイル 140 第1スタンバイリスト 150 第2スタンバイリスト 160 システム時刻データ(S) 170 閾値データ(T) 180 ページテーブル 190 ページディレクトリ 200 平均アクセス間隔(A) 210 最終更新時間(L) 220 ページ切り替え回数(n) 300 セット・リスト管理データ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページを格納する主記憶装置上のワーキ
    ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
    するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
    ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
    記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
    ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
    ーキングセットにページインするページを格納する第2
    スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
    ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
    ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
    ファイルとを有することを特徴とするページングシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 ページを格納する主記憶装置上のワーキ
    ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
    するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
    ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
    記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
    ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
    ーキングセットにページインするページを格納する第2
    スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
    ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
    ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
    ファイルと、前記ワーキングセットからページアウトさ
    れるページの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以
    下であれば、前記第2スタンバイリストへページアウト
    し、閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストへ
    ページアウトする処理を行うオペレーティングシステム
    とを有することを特徴とするページングシステム。
  3. 【請求項3】 ページを格納する主記憶装置上のワーキ
    ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
    するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
    ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
    記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
    ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
    ーキングセットにページインするページを格納する第2
    スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
    ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
    ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
    ファイルと、前記ワーキングセットからページアウトさ
    れるページの平均アクセス間隔が事前に設定した閾値以
    下であれば、前記第2スタンバイリストに空きがあれ
    ば、前記第2スタンバイリストへページアウトし、空き
    がなければ、前記第2スタンバイリストからページを前
    記ページファイルへページアウトし、その後、前記ワー
    キングセットからのページを前記第2スタンバイリスト
    へページアウトし、閾値以下でなければ、前記第1スタ
    ンバイリストに空きがあれば、前記第1スタンバイリス
    トへページアウトし、前記第1スタンバイリストに空き
    がなければ、前記第2スタンバイリストに空きがあれ
    ば、前記第1スタンバイリストからのページを前記第2
    スタンバイリストへページアウトし、空きがなければ、
    前記第2スタンバイリストからページを前記ページファ
    イルへページアウトし、その後、前記第1スタンバイリ
    ストからのページを前記第2スタンバイリストへページ
    アウトし、その後、前記ワーキングセットからのページ
    を前記第1スタンバイリストへページアウトする処理を
    行うオペレーティングシステムとを有することを特徴と
    するページングシステム。
  4. 【請求項4】 ページごとのページ切り替え回数、{ペ
    ージ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(システ
    ム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う
    平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレクトリ
    と、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセット
    と、前記ワーキングセットからページアウトするペー
    ジ、前記ワーキングセットにページインするページを格
    納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキ
    ングセット、前記第1スタンバイリストからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキング
    セットにページインするページを格納する第2スタンバ
    イリストと、前記第2スタンバイリストからページアウ
    トされるページ、前記ワーキングセットにページインさ
    れるページを格納する外部記憶装置上のページファイル
    と、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
    ジの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれば、前記第
    2スタンバイリストへページアウトし、前記閾値以下で
    なければ、前記第1スタンバイリストへページアウトす
    る処理を行うオペレーティングシステムとを有すること
    を特徴とするページングシステム。
  5. 【請求項5】 ページごとのページ切り替え回数、{ペ
    ージ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(システ
    ム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う
    平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレクトリ
    と、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセット
    と、前記ワーキングセットからページアウトするペー
    ジ、前記ワーキングセットにページインするページを格
    納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキ
    ングセット、前記第1スタンバイリストからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキング
    セットにページインするページを格納する第2スタンバ
    イリストと、前記第2スタンバイリストからページアウ
    トされるページ、前記ワーキングセットにページインさ
    れるページを格納する外部記憶装置上のページファイル
    と、前記ワーキングセットからページアウトされるペー
    ジの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれば、前記第
    2スタンバイリストに空きがあれば、前記第2スタンバ
    イリストへページアウトし、空きがなければ、前記第2
    スタンバイリストからページを前記ページファイルへペ
    ージアウトし、その後、前記ワーキングセットからのペ
    ージを前記第2スタンバイリストへページアウトし、前
    記閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストに空
    きがあれば、前記第1スタンバイリストへページアウト
    し、前記第1スタンバイリストに空きがなければ、前記
    第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第1スタン
    バイリストからのページを前記第2スタンバイリストへ
    ページアウトし、空きがなければ、前記第2スタンバイ
    リストからページを前記ページファイルへページアウト
    し、その後、前記第1スタンバイリストからのページを
    前記第2スタンバイリストへページアウトし、その後、
    前記ワーキングセットからのページを前記第1スタンバ
    イリストへページアウトする処理を行うオペレーティン
    グシステムとを有することを特徴とするページングシス
    テム。
  6. 【請求項6】 ページを格納する主記憶装置上のワーキ
    ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
    するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
    ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
    記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
    ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
    ーキングセットにページインするページを格納する第2
    スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
    ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
    ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
    ファイルとを利用し、前記ワーキングセットからページ
    アウトされるページの平均アクセス間隔が事前に設定し
    た閾値以下であれば、前記第2スタンバイリストへペー
    ジアウトし、閾値以下でなければ、前記第1スタンバイ
    リストへページアウトする手順を含むことを特徴とする
    ページング方法。
  7. 【請求項7】 ページを格納する主記憶装置上のワーキ
    ングセットと、前記ワーキングセットからページアウト
    するページ、前記ワーキングセットにページインするペ
    ージを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前
    記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストからペ
    ージアウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワ
    ーキングセットにページインするページを格納する第2
    スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストからペ
    ージアウトされるページ、前記ワーキングセットにペー
    ジインされるページを格納する外部記憶装置上のページ
    ファイルとを利用し、前記ワーキングセットからページ
    アウトされるページの平均アクセス間隔が事前に設定し
    た閾値以下であれば、前記第2スタンバイリストに空き
    があれば、前記第2スタンバイリストへページアウト
    し、空きがなければ、前記第2スタンバイリストからペ
    ージを前記ページファイルへページアウトし、その後、
    前記ワーキングセットからのページを前記第2スタンバ
    イリストへページアウトし、閾値以下でなければ、前記
    第1スタンバイリストに空きがあれば、前記第1スタン
    バイリストへページアウトし、前記第1スタンバイリス
    トに空きがなければ、前記第2スタンバイリストに空き
    があれば、前記第1スタンバイリストからのページを前
    記第2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけ
    れば、前記第2スタンバイリストからページを前記ペー
    ジファイルへページアウトし、その後、前記第1スタン
    バイリストからのページを前記第2スタンバイリストへ
    ページアウトし、その後、前記ワーキングセットからの
    ページを前記第1スタンバイリストへページアウトする
    手順を含むことを特徴とするページング方法。
  8. 【請求項8】 ページごとのページ切り替え回数、{ペ
    ージ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(システ
    ム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う
    平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレクトリ
    と、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセット
    と、前記ワーキングセットからページアウトするペー
    ジ、前記ワーキングセットにページインするページを格
    納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキ
    ングセット、前記第1スタンバイリストからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキング
    セットにページインするページを格納する第2スタンバ
    イリストと、前記第2スタンバイリストからページアウ
    トされるページ、前記ワーキングセットにページインさ
    れるページを格納する外部記憶装置上のページファイル
    とを利用し、前記ワーキングセットからページアウトさ
    れるページの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれ
    ば、前記第2スタンバイリストへページアウトし、前記
    閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストへペー
    ジアウトする手順を含むことを特徴とするページング方
    法。
  9. 【請求項9】 ページごとのページ切り替え回数、{ペ
    ージ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(システ
    ム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に従う
    平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレクトリ
    と、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセット
    と、前記ワーキングセットからページアウトするペー
    ジ、前記ワーキングセットにページインするページを格
    納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワーキ
    ングセット、前記第1スタンバイリストからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキング
    セットにページインするページを格納する第2スタンバ
    イリストと、前記第2スタンバイリストからページアウ
    トされるページ、前記ワーキングセットにページインさ
    れるページを格納する外部記憶装置上のページファイル
    とを利用し、前記ワーキングセットからページアウトさ
    れるページの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれ
    ば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第
    2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけれ
    ば、前記第2スタンバイリストからページを前記ページ
    ファイルへページアウトし、その後、前記ワーキングセ
    ットからのページを前記第2スタンバイリストへページ
    アウトし、前記閾値以下でなければ、前記第1スタンバ
    イリストに空きがあれば、前記第1スタンバイリストへ
    ページアウトし、前記第1スタンバイリストに空きがな
    ければ、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前
    記第1スタンバイリストからのページを前記第2スタン
    バイリストへページアウトし、空きがなければ、前記第
    2スタンバイリストからページを前記ページファイルへ
    ページアウトし、その後、前記第1スタンバイリストか
    らのページを前記第2スタンバイリストへページアウト
    し、その後、前記ワーキングセットからのページを前記
    第1スタンバイリストへページアウトする手順を含むこ
    とを特徴とするページング方法。
  10. 【請求項10】 ページを格納する主記憶装置上のワー
    キングセットと、前記ワーキングセットからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセットにページインする
    ページを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、
    前記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストから
    ページアウトするページ、前記ワーキングセット、前記
    ワーキングセットにページインするページを格納する第
    2スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストから
    ページアウトされるページ、前記ワーキングセットにペ
    ージインされるページを格納する外部記憶装置上のペー
    ジファイルとを利用し、前記ワーキングセットからペー
    ジアウトされるページの平均アクセス間隔が事前に設定
    した閾値以下であれば、前記第2スタンバイリストへペ
    ージアウトし、閾値以下でなければ、前記第1スタンバ
    イリストへページアウトする手順をコンピュータに実行
    させることを特徴とするページングプログラム。
  11. 【請求項11】 ページを格納する主記憶装置上のワー
    キングセットと、前記ワーキングセットからページアウ
    トするページ、前記ワーキングセットにページインする
    ページを格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、
    前記ワーキングセット、前記第1スタンバイリストから
    ページアウトするページ、前記ワーキングセット、前記
    ワーキングセットにページインするページを格納する第
    2スタンバイリストと、前記第2スタンバイリストから
    ページアウトされるページ、前記ワーキングセットにペ
    ージインされるページを格納する外部記憶装置上のペー
    ジファイルとを利用し、前記ワーキングセットからペー
    ジアウトされるページの平均アクセス間隔が事前に設定
    した閾値以下であれば、前記第2スタンバイリストに空
    きがあれば、前記第2スタンバイリストへページアウト
    し、空きがなければ、前記第2スタンバイリストからペ
    ージを前記ページファイルへページアウトし、その後、
    前記ワーキングセットからのページを前記第2スタンバ
    イリストへページアウトし、閾値以下でなければ、前記
    第1スタンバイリストに空きがあれば、前記第1スタン
    バイリストへページアウトし、前記第1スタンバイリス
    トに空きがなければ、前記第2スタンバイリストに空き
    があれば、前記第1スタンバイリストからのページを前
    記第2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけ
    れば、前記第2スタンバイリストからページを前記ペー
    ジファイルへページアウトし、その後、前記第1スタン
    バイリストからのページを前記第2スタンバイリストへ
    ページアウトし、その後、前記ワーキングセットからの
    ページを前記第1スタンバイリストへページアウトする
    手順をコンピュータに実行させることを特徴とするペー
    ジングプログラム。
  12. 【請求項12】 ページごとのページ切り替え回数、
    {ページ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(シ
    ステム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に
    従う平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレク
    トリと、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセ
    ットと、前記ワーキングセットからページアウトするペ
    ージ、前記ワーキングセットにページインするページを
    格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワー
    キングセット、前記第1スタンバイリストからページア
    ウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキン
    グセットにページインするページを格納する第2スタン
    バイリストと、前記第2スタンバイリストからページア
    ウトされるページ、前記ワーキングセットにページイン
    されるページを格納する外部記憶装置上のページファイ
    ルとを利用し、前記ワーキングセットからページアウト
    されるページの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれ
    ば、前記第2スタンバイリストへページアウトし、前記
    閾値以下でなければ、前記第1スタンバイリストへペー
    ジアウトする手順をコンピュータに実行させることを特
    徴とするページングプログラム。
  13. 【請求項13】 ページごとのページ切り替え回数、
    {ページ切り替え回数×前回の平均アクセス間隔+(シ
    ステム時刻−閾値)}/(ページ切り替え回数+1)に
    従う平均アクセス間隔を含む主記憶上のページディレク
    トリと、ページを格納する主記憶装置上のワーキングセ
    ットと、前記ワーキングセットからページアウトするペ
    ージ、前記ワーキングセットにページインするページを
    格納する主記憶上の第1スタンバイリストと、前記ワー
    キングセット、前記第1スタンバイリストからページア
    ウトするページ、前記ワーキングセット、前記ワーキン
    グセットにページインするページを格納する第2スタン
    バイリストと、前記第2スタンバイリストからページア
    ウトされるページ、前記ワーキングセットにページイン
    されるページを格納する外部記憶装置上のページファイ
    ルとを利用し、前記ワーキングセットからページアウト
    されるページの平均アクセス間隔が前記閾値以下であれ
    ば、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前記第
    2スタンバイリストへページアウトし、空きがなけれ
    ば、前記第2スタンバイリストからページを前記ページ
    ファイルへページアウトし、その後、前記ワーキングセ
    ットからのページを前記第2スタンバイリストへページ
    アウトし、前記閾値以下でなければ、前記第1スタンバ
    イリストに空きがあれば、前記第1スタンバイリストへ
    ページアウトし、前記第1スタンバイリストに空きがな
    ければ、前記第2スタンバイリストに空きがあれば、前
    記第1スタンバイリストからのページを前記第2スタン
    バイリストへページアウトし、空きがなければ、前記第
    2スタンバイリストからページを前記ページファイルへ
    ページアウトし、その後、前記第1スタンバイリストか
    らのページを前記第2スタンバイリストへページアウト
    し、その後、前記ワーキングセットからのページを前記
    第1スタンバイリストへページアウトする手順をコンピ
    ュータに実行させることを特徴とするページングプログ
    ラム。
JP2002121138A 2002-04-23 2002-04-23 ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム Expired - Fee Related JP3901002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121138A JP3901002B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121138A JP3901002B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003316647A true JP2003316647A (ja) 2003-11-07
JP3901002B2 JP3901002B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=29537168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002121138A Expired - Fee Related JP3901002B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3901002B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004133934A (ja) * 2002-10-04 2004-04-30 Microsoft Corp プロアクティブなメモリ管理の方法および機構
JP2005276198A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 複数のメモリ・バッファ・サイズを均衡させるためのシステムおよび方法
US8909861B2 (en) 2004-10-21 2014-12-09 Microsoft Corporation Using external memory devices to improve system performance
US8914557B2 (en) 2005-12-16 2014-12-16 Microsoft Corporation Optimizing write and wear performance for a memory
US9032151B2 (en) 2008-09-15 2015-05-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Method and system for ensuring reliability of cache data and metadata subsequent to a reboot
US9361183B2 (en) 2008-09-19 2016-06-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Aggregation of write traffic to a data store
US9979787B2 (en) 2014-07-09 2018-05-22 Buffalo Inc. Information processing system, network storage device, and non-transitory recording medium

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004133934A (ja) * 2002-10-04 2004-04-30 Microsoft Corp プロアクティブなメモリ管理の方法および機構
JP4724362B2 (ja) * 2002-10-04 2011-07-13 マイクロソフト コーポレーション プロアクティブなメモリ管理の方法および機構
JP2005276198A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 複数のメモリ・バッファ・サイズを均衡させるためのシステムおよび方法
US9317209B2 (en) 2004-10-21 2016-04-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Using external memory devices to improve system performance
US8909861B2 (en) 2004-10-21 2014-12-09 Microsoft Corporation Using external memory devices to improve system performance
US9690496B2 (en) 2004-10-21 2017-06-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Using external memory devices to improve system performance
US8914557B2 (en) 2005-12-16 2014-12-16 Microsoft Corporation Optimizing write and wear performance for a memory
US9529716B2 (en) 2005-12-16 2016-12-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Optimizing write and wear performance for a memory
US11334484B2 (en) 2005-12-16 2022-05-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Optimizing write and wear performance for a memory
US9032151B2 (en) 2008-09-15 2015-05-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Method and system for ensuring reliability of cache data and metadata subsequent to a reboot
US10387313B2 (en) 2008-09-15 2019-08-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Method and system for ensuring reliability of cache data and metadata subsequent to a reboot
US9361183B2 (en) 2008-09-19 2016-06-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Aggregation of write traffic to a data store
US9448890B2 (en) 2008-09-19 2016-09-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Aggregation of write traffic to a data store
US10509730B2 (en) 2008-09-19 2019-12-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Aggregation of write traffic to a data store
US9979787B2 (en) 2014-07-09 2018-05-22 Buffalo Inc. Information processing system, network storage device, and non-transitory recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3901002B2 (ja) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6956507B2 (en) Method and apparatus for morphing memory compressed machines
US8930659B2 (en) Computer system, memory management method and program thereof
JP2856620B2 (ja) コンピュータ・システムにおけるメモリ管理方法及び装置
US9075721B2 (en) Computer readable recording medium having stored therein information processing program, information processing apparatus and information processing method
US9298472B2 (en) High-speed restart method, information processing device, and program
US20020049871A1 (en) Method and system for virtual memory compression in an embedded system
US20070094476A1 (en) Updating multiple levels of translation lookaside buffers (TLBs) field
US6195107B1 (en) Method and system for utilizing virtual memory in an embedded system
JP2001331351A (ja) 計算機システム、及びその障害回復方法並びにダンプ取得方法
US10108553B2 (en) Memory management method and device and memory controller
JP2000276404A (ja) 仮想記憶装置および仮想記憶方法、並びに記録媒体
CN104885063A (zh) 针对转译后备缓冲器(tlb)的重叠检查
US8543791B2 (en) Apparatus and method of reducing page fault rate in virtual memory system
JP2003316647A (ja) ページングシステム、ページング方法、および、ページングプログラム
JP2002073378A (ja) 計算機システムのダンプ取得方法および装置
CN115705152A (zh) 使用存储器内日志在非易失性存储器装置中的元数据管理
US6810473B2 (en) Replacement algorithm for a replicated fully associative translation look-aside buffer
US20100161934A1 (en) Preselect list using hidden pages
JP6604241B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2002032264A (ja) キャッシュメモリ装置及びそれを用いた中央演算処理装置
EP1103898A2 (en) Microprocessor and memory
JPH11338775A (ja) キャッシュページの管理方法およびキャッシュページの管理プログラムを記憶した媒体
JPH0784886A (ja) キャッシュメモリ制御方法およびキャッシュメモリ制御装置
JP2002207613A (ja) 履歴採取装置及び履歴採取方法
JP4494950B2 (ja) テーブル切替プログラムおよびコンピュータシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees