JP2003316507A - タッチペン - Google Patents

タッチペン

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JP2003316507A
JP2003316507A JP2002120703A JP2002120703A JP2003316507A JP 2003316507 A JP2003316507 A JP 2003316507A JP 2002120703 A JP2002120703 A JP 2002120703A JP 2002120703 A JP2002120703 A JP 2002120703A JP 2003316507 A JP2003316507 A JP 2003316507A
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Takao Tazawa
孝雄 田澤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の人に不快感を与えることなくタブレッ
トなどの対象物の表面に適正な押圧力にて押圧されたか
否かを使用者に知覚させることができるタッチペンを提
供する。 【解決手段】 タッチペンを、中空軸状の本体1と、本
体1内に収納された検出部2、外力発生部3及び電源部
4とから構成する。検出部2は、本体1の先端部に出入
可能に備えられた導電性のペン先5を可動接点とする押
し釦スイッチをもって構成され、外力発生部3と電源部
4とを接続する電気回路に介設される。ペン先5が対象
物に当接され、検出部2が導通状態に切り換えられる
と、外力発生部が駆動され、本体1に外力が付与され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン入力式の座標
入力装置などに適用されるタッチペンに係り、特に、使
用者に所要の力覚を与える手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、タッチペンの先端部にてタブ
レットの表面を押圧し、タッチペンの押圧位置をタブレ
ットにて検出する座標入力装置が知られている。
【0003】この種の座標入力装置に用いられるタッチ
ペンとしては、単なる棒状のものが多く利用されている
が、単なる棒状のタッチペンを用いると、タブレットの
表面が適正な押圧力にて押圧されたか否かを使用者が知
覚しにくいので、押圧力が不足して所望の座標入力を行
えなかったり、反対に押圧力が大きすぎてタブレットの
表面を損傷するといった不都合を生じやすい。
【0004】かかる不都合を解消するため、従来より、
タブレットの表面が適正な押圧力にて押圧された場合
に、それを使用者に光で知覚させるためのランプや音で
知覚させるためのブザーを備えたタッチペンが提案され
ている。この種のタッチペンを用いれば、使用者はタブ
レットの表面を適正な押圧力にて押圧できたことをラン
プからの光やブザーからの音によって知覚することがで
きるので、押圧力の過不足を防止でき、安定な座標入力
が可能になると共に、タブレットの表面の損傷を防止す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ランプやブ
ザーを備えたタッチペンは、公衆の中で使用した場合に
周囲の人に不快感を与えるおそれがあるので、使用場所
や使用時間が制限されるという問題点がある。
【0006】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その目的は、周囲の人
に不快感を与えることなくタブレットなどの対象物の表
面に適正な押圧力にて押圧されたか否かを使用者に知覚
させることができるタッチペンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、タッチペンを、使用者が手で持って操作
するのに好適な大きさの中空軸状に形成された本体と、
当該本体内に収納された検出部及び外力発生部並びに電
源部とを有し、前記検出部にて前記本体の対象物への接
触が検知されたとき、前記電源部より前記外力発生部に
電力を供給して前記外力発生部を起動させ、当該外力発
生部にて発生した外力を前記本体に伝達するという構成
にした。
【0008】このように、本体内に外力発生部を備え、
検出部にて本体の対象物への接触が検知されたときに当
該外力発生部を起動させ、それによって発生した外力を
本体に伝達するという構成にすると、使用者は対象物の
表面を適正な押圧力で押圧できたことを外力発生部にて
発生した外力により知覚することができるので、押圧力
の過不足を防止でき、座標入力装置に適用した場合に
は、安定な座標入力が可能になると共にタブレットの表
面の損傷を防止することができる。また、外力発生部で
発生した外力にて使用者に対象物の表面を適正な押圧力
で押圧できたことを知覚させるので、公衆の中で使用し
た場合にも周囲の人に不快感を与えることがなく、タッ
チペンの利便性を高めることができる。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記本体内に前記検出部からの信号を取り込んで前
記電源部から前記外力発生部への電力の供給を制御する
制御部を備え、当該制御部には、前記外力発生部を駆動
するための制御データを記憶するという構成にした。
【0010】このように、本体内に検出部からの信号を
取り込んで電源部から外力発生部への電力の供給を制御
する制御部を備え、当該制御部には外力発生部の制御デ
ータを記憶するという構成にすると、制御部に記憶され
た制御データによって外力発生部を駆動することができ
るので、使用者が知覚しやすい任意の力覚を本体に与え
ることが可能になり、タッチペンの実用性をより高める
ことができる。
【0011】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記制御部に複数の前記制御データを記憶すると共
に、前記本体の外面に前記制御部に記憶された複数の前
記制御データのいずれかを選択する力覚選択スイッチを
備えるという構成にした。
【0012】このように、制御部に複数の外力発生部の
制御データを記憶し、本体の外面に力覚選択スイッチを
備えると、使用者が必要に応じて本体に与えられる力覚
を適宜選択することができるので、タッチペンの実用性
をより高めることができる。
【0013】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記本体の先端部にペン先を出入可能に設け、前記
検出部として前記ペン先を可動接点とする押し釦スイッ
チを備るという構成にした。
【0014】このように、本体の先端部にペン先を出入
可能に備えると共に、検出部として当該ペン先を可動接
点とする押し釦スイッチを備えると、検出部の構成を極
めて簡単なものにすることができ、力覚付与タイプのタ
ッチペンの製造コストを安価なものにすることができ
る。
【0015】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記本体の先端部に導電性のペン先を固着し、前記
検出部として当該ペン先を電極とする無接点スイッチを
備えるという構成にした。
【0016】このように、本体の先端部に導電性のペン
先を固定すると共に検出部として当該ペン先を電極とす
る無接点スイッチを備えると、対象物に本体の先端部を
押圧したときに本体の先端部が動作しないので、従来よ
り多用されている棒状のタッチペンと同様の使用感を得
ることができ、力覚付与タイプのタッチペンの使用感を
良好なものにすることができる。
【0017】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記本体の先端部に導電性のペン先を設けると共
に、前記本体内に前記検出部及び電源部と電気的に接続
された発信回路を備え、前記検出部にて前記本体の対象
物への接触が検知されたとき、前記発振回路より前記ペ
ン先に所定周波数の電圧を出力するという構成にした。
【0018】このように、本体の先端部に導電性のペン
先を設けると共に本体内に発信回路を備え、発振回路よ
りペン先に所定周波数の電圧を出力すると、いわゆる静
電容量式の座標入力装置に適用可能なタッチペンとする
ことができる。また、検出部にて本体の対象物への接触
が検知されたときのみ、発振回路よりペン先に所定周波
数の電圧を出力することによって、消費電力の低減を図
ることができる。
【0019】また、前記目的を達成するため、本発明
は、前記外力発生部として回転モータ又はソレノイドの
いずれかを備えたことを特徴とする。
【0020】このように、外力発生部として回転モータ
又はソレノイドを備えると、本体内に固定された回転モ
ータの回転軸に所要の重錘を偏心して固着するか、ソレ
ノイドの駆動軸に所要の重錘を固着するだけで、回転モ
ータ又はソレノイドの駆動時に本体に外力を付与するこ
とができ、回転モータ又はソレノイドと本体とをつなぐ
動力伝達機構を設ける必要がないので、外力発生部の構
成を簡略化することができ、力覚付与タイプのタッチペ
ンの製造コストを安価なものにすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、第1実施形態例に係るタッ
チペンの構成を図1乃至図3に基づいて説明する。図1
は第1実施形態例に係るタッチペンの断面図、図2は第
1実施形態例に係るタッチペンに備えられる外力発生部
の第1例を示す要部断面図、図2は第1実施形態例に係
るタッチペンに備えられる外力発生部の第2例を示す要
部断面図である。
【0022】図1に示すように、本例のタッチペンは、
中空軸状の本体1と、当該本体1内に収納された検出部
2、外力発生部3及び電源部4とから主に構成されてお
り、本体1は、絶縁性プラスチックなどの絶縁材料を用
いて使用者が手で持って操作するのに好適な大きさに形
成されている。前記本体1の先端部には、導電性のペン
先5が出入可能に取り付けられており、当該ペン先5と
前記本体1との間には当該ペン先5を常時外向きに付勢
するためのスプリング6が設定されている。
【0023】検出部2は、前記導電性のペン先5を可動
接点とする押し釦スイッチをもって構成されており、外
力発生部3と電源部4とを接続する電気回路に介設され
ている。この検出部2の本体側には、前記導電性のペン
先5によって断続される固定接点2a,2bが備えられ
る。
【0024】外力発生部3は、図2に示すように回転モ
ータ7の回転軸7aに所要の重錘8を偏心して固着した
ものや、図3に示すようにソレノイド9の駆動軸9aに
所要の重錘10を固着したものが用いられる。これらの
外力発生部3は、本体1に固着される。
【0025】電源部4としては、一次電池又は二次電池
が用いられ、特に好ましくは、小型軽量であることから
ボタン電池が用いられる。
【0026】本例のタッチペンは、導電性のペン先5が
座標入力装置などの対象物の表面に当接されたとき、そ
の押圧力によってペン先5がスプリング6の弾性力に抗
して本体1内に押し込まれ、当該導電性のペン先5と検
出部2に備えられた固定接点2a,2bとが接触して、
固定接点2a,2bが電気的に導通される。したがっ
て、電源部4の電力が外力発生部3に供給され、外力発
生部3が駆動されて、外力発生部3にて発生した外力が
本体1に伝達される。外力発生部3が回転モータによっ
て構成されている場合には、回転モータに備えられた回
転軸7a及び重錘8の回転に伴う振動が本体1に与えら
れ、外力発生部3がソレノイドによって構成されている
場合には、ソレノイドに備えられた駆動軸9a及び重錘
10の移動に伴うクリック感触が本体1に与えられる。
【0027】なお、前記第1実施形態例においては、ペ
ン先5の全体を導電体にて形成したが、かかる構成に代
えて、ペン先5を絶縁体にて形成し、当該絶縁性のペン
先5の一部に固定接点2a,2bを導通するための導電
部を設けるという構成にすることもできる。
【0028】本例のタッチペンは、スプリング6によっ
て保持されたペン先5を備えると共に本体1内に外力発
生部3を備え、ペン先5を可動接点とする検出部2にて
本体1の対象物への接触が検知されたときに外力発生部
3を起動させ、それによって発生した外力を本体1に伝
達するので、使用者は対象物の表面を適正な押圧力で押
圧できたことを外力発生部3にて発生した外力により知
覚することができ、対象物に対するタッチペンの押圧力
の過不足を防止することができる。よって、このタッチ
ペンを座標入力装置に適用した場合には、安定な座標入
力が可能になると共に、タブレットの表面の損傷を防止
することができる。また、外力発生部3で発生した外力
にて使用者に対象物の表面を適正な押圧力で押圧できた
ことを知覚させるので、公衆の中で使用した場合にも周
囲の人に不快感を与えることがなく、タッチペンの利便
性を高めることができる。さらに、検出部2として、ス
プリング6によって保持されたペン先5を可動接点とす
る押し釦スイッチを備えたので、検出部2の構成を極め
て簡単なものにすることができ、力覚付与タイプのタッ
チペンの製造コストを安価なものにすることができる。
加えて、外力発生部3として、回転軸7aに所要の重錘
8を偏心して固着した回転モータ7や駆動軸9aに所要
の重錘10を固着したソレノイド9を用いたので、外力
発生部3の構成を簡略化することができ、この点からも
力覚付与タイプのタッチペンの製造コストを安価なもの
にすることができる。
【0029】次に、第2実施形態例に係るタッチペンの
構成を図4乃至図6に基づいて説明する。図4は第2実
施形態例に係るタッチペンの断面図、図5は第2実施形
態例に係るタッチペンに備えられる電気系のブロック
図、図6は第2実施形態例に係るタッチペンの制御部に
記憶される外力発生部制御データの一例を示すグラフ図
である。
【0030】図4及び図5に示すように、第2実施形態
例に係るタッチペンは、本体1内に外力発生部3の駆動
を制御する制御部11を備えると共に、本体1の外面に
制御部11に記憶された外力発生部制御データを切り替
えるための力覚選択スイッチ12を備えたことを特徴と
する。制御部11は、図5に示すように、検出部2及び
力覚選択スイッチ12からの信号を取り込み、制御部1
1に記憶された外力発生部制御データにしたがって電源
部4から外力発生部3への電力の供給を制御し、外力発
生部3の駆動を制御する。制御部11には、図6
(a),(b)に示すように、外力発生部3に大きな振
動(外力)を発生させる外力発生部制御データと外力発
生部3に小さな振動(外力)を発生させる外力発生部制
御データとが記憶されており、いずれの外力発生部制御
データに基づいて外力発生部3を駆動させるかを力覚選
択スイッチ12で選択できるようになっている。その他
の部分については、第1実施形態例に係るタッチペンと
同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説
明を省略する。
【0031】本例のタッチペンは、本体1内に検出部2
及び力覚選択スイッチ12からの信号を取り込んで電源
部4から外力発生部3への電力の供給を制御する制御部
11を備え、外力発生部3の駆動を制御部11に記憶さ
れた外力発生部制御データに基づいて制御するようにし
たので、使用者は、力覚選択スイッチ12を操作するこ
とにより、例えば乗物の中では外力発生部3に大きな振
動(外力)を発生させる外力発生部制御データを選択
し、オフィスでは外力発生部3に小さな振動(外力)を
発生させる外力発生部制御データを選択することによっ
て、使用状況に応じた最適な外力をタッチペンに付与す
ることができ、力覚付与タイプのタッチペンの実用性を
より高めることができる。
【0032】なお、本実施例においては、制御部11に
複数の外力発生部制御データを記憶し、力覚選択スイッ
チ12を操作することによって使用者が所望の外力発生
部制御データを選択するようにしたが、かかる構成に代
えて、力覚選択スイッチ12を省略し、制御部11に1
種の外力発生部制御データのみを記憶することもでき
る。この場合にも、制御部を備えていると、単に回転モ
ータの回転に伴う振動やソレノイドの駆動に伴うクリッ
ク感触をタッチペンに付与するのではなく、外力発生部
制御データによって制御された使用者がより知覚しやす
い任意の力覚をタッチペンに付与することができるの
で、力覚付与タイプのタッチペンの実用性をより高める
ことができる。
【0033】次に、第3実施形態例に係るタッチペンの
構成を図7に基づいて説明する。図7は第3実施形態例
に係るタッチペンの断面図である。
【0034】図7に示すように、第3実施形態例に係る
タッチペンは、導電性のペン先5に所定周波数の電圧を
出力するための発信回路13を備え、当該発振回路13
への電源の供給を導電性のペン先5を可動接点とする検
出部にて断続することを特徴とする。発信回路は、コイ
ルや低消費電力トランジスタ等で構成され、電源部4か
らの電力によって駆動される。その他の部分について
は、第1実施形態例に係るタッチペンと同じであるの
で、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0035】本例のタッチペンは、導電性のペン先5が
座標入力装置などの対象物の表面に当接されたとき、そ
の押圧力によってペン先5がスプリング6の弾性力に抗
して本体1内に押し込まれ、当該導電性のペン先5と検
出部2に備えられた固定接点2a,2bとが接触して、
固定接点2a,2bが電気的に導通される。これによっ
て、電源部4の電力が外力発生部3に供給されて外力発
生部3が駆動されると共に、電源部4の電力が発振回路
13に供給されて発振回路13が駆動され、導電性のペ
ン先5に当該発振回路13にて発生された所定周波数の
電圧が出力される。したがって、本例のタッチペンは、
静電容量式の座標入力装置に適用することができる。
【0036】次に、第4実施形態例に係るタッチペンの
構成を図8に基づいて説明する。図8は第4実施形態例
に係るタッチペンの断面図である。
【0037】図8に示すように、第4実施形態例に係る
タッチペンは、導電性のペン先5と本体1の先端部に固
定すると共に、検出部2として、当該導電性のペン先5
を電極とする無接点スイッチを用いたことを特徴とす
る。無接点スイッチとしては、ホール素子を利用したも
のや静電容量の変化を利用したものなどを用いることが
できる。その他の部分については、第1実施形態例に係
るタッチペンと同じであるので、対応する部分に同一の
符号を付して説明を省略する。
【0038】本例のタッチペンは、検出部2として導電
性のペン先5を電極とする無接点スイッチを用いたの
で、導電性のペン先5が座標入力装置などの対象物の表
面に当接されたときに検出部2が導通状態に切り替わ
り、電源部4の電力が外力発生部3に供給される。これ
により外力発生部3が駆動され、外力発生部3によって
発生した外力が本体1に伝達されるので、使用者は対象
物の表面にタッチペンを適正な押圧力で押圧できたこと
を知覚することができる。そして、本例のタッチペン
は、本体1の先端部に導電性のペン先5を固定したの
で、従来より多用されている棒状のタッチペンと同様の
使用感を得ることができ、力覚付与タイプのタッチペン
の使用感を良好なものにすることができる。
【0039】なお、前記各実施形態例においては、検出
部2として押し釦スイッチ又は無接点スイッチを用いた
が、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、ホ
ール素子や歪センサなどを利用した他の手段を用いるこ
とも可能である。
【0040】図9は検出部2としてホール素子を備えた
ものを用いた場合の実施形態例を示すタッチペンの要部
断面図であって、スプリング6の弾性力によって一方向
に付勢されたペン先5の一部に磁性体22を設けると共
に、当該ペン先5を保持する本体1の所定部分にホール
素子21を設けてなる。本例のタッチペンは、ペン先5
の動作量に応じた起電力がホール素子21より出力され
るので、図示しない検出部にて当該起電力を検出するこ
とにより、座標入力装置に対するタッチペンの押圧力を
制御することができる。
【0041】図10は検出部2として歪センサを備えた
ものを用いた場合の実施形態例を示すタッチペンの要部
断面図であって、弾性を有するペン先5の一端を本体1
に固定し、本体1に対して弾性変形可能な部分に歪セン
サ23を設け、当該歪センサ23の周囲を保護カバー2
4にて被覆してなる。本例のタッチペンは、ペン先5に
作用する押圧力に応じて歪センサ23の抵抗値が変化す
るので、図示しない検出部にて当該抵抗値の変化を検出
することにより、座標入力装置に対するタッチペンの押
圧力を制御することができる。なお、抵抗値の検出感度
を上げるため、ペン先の一部に小さな負荷で容易に弾性
変形する容易変形部を設け、当該容易変形部に歪センサ
を設定するという構成にすることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタッチペ
ンは、本体内に外力発生部を備え、検出部にて本体の対
象物への接触が検知されたときに当該外力発生部を起動
させ、それによって発生した外力を本体に伝達するの
で、使用者は対象物の表面を適正な押圧力で押圧できた
ことを外力発生部で発生した外力により知覚することが
でき、押圧力の過不足を防止することができる。よっ
て、このタッチペンを座標入力装置の入力ペンとして適
用した場合には、安定な座標入力が可能になると共にタ
ブレットの表面の損傷を防止することができる。また、
外力発生部で発生した外力にて使用者にタッチペンを対
象物の表面に適正な押圧力で押圧できたことを知覚させ
るので、公衆の中で使用した場合にも周囲の人に不快感
を与えることがなく、タッチペンの利便性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係るタッチペンの断面図であ
る。
【図2】第1実施形態例に係るタッチペンに備えられる
外力発生部の第1例を示す要部断面図である。
【図3】第1実施形態例に係るタッチペンに備えられる
外力発生部の第2例を示す要部断面図である。
【図4】第2実施形態例に係るタッチペンの断面図であ
る。
【図5】第2実施形態例に係るタッチペンに備えられる
電気系のブロック図である。
【図6】第2実施形態例に係るタッチペンの制御部に記
憶される外力発生部制御データの一例を示すグラフ図で
ある。
【図7】第3実施形態例に係るタッチペンの断面図であ
る。
【図8】第4実施形態例に係るタッチペンの断面図であ
る。
【図9】検出部としてホール素子を備えたものを用いた
場合の実施形態例を示すタッチペンの要部断面図であ
る。
【図10】検出部として歪センサを備えたものを用いた
場合の実施形態例を示すタッチペンの要部断面図であ
る。
【符号の説明】 1 本体 2 検出部 3 外力発生部 4 電源部 5 ペン先 6 スプリング 7 回転モータ 8,10 重錘 9 ソレノイド 11 制御部 12 力覚選択スイッチ 13 発信回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が手で持って操作するのに好適な
    大きさの中空軸状に形成された本体と、当該本体内に収
    納された検出部及び外力発生部並びに電源部とを有し、
    前記検出部にて前記本体の対象物への接触が検知された
    とき、前記電源部より前記外力発生部に電力を供給して
    前記外力発生部を起動させ、当該外力発生部にて発生し
    た外力を前記本体に伝達することを特徴とするタッチペ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記本体内に前記検出部からの信号を取
    り込んで前記電源部から前記外力発生部への電力の供給
    を制御する制御部を備え、当該制御部には、前記外力発
    生部を駆動するための制御データを記憶したことを特徴
    とする請求項1に記載のタッチペン。
  3. 【請求項3】 前記制御部に複数の前記制御データを記
    憶すると共に、前記本体の外面に前記制御部に記憶され
    た複数の前記制御データのいずれかを選択する力覚選択
    スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載のタ
    ッチペン。
  4. 【請求項4】 前記本体の先端部にペン先を出入可能に
    設け、前記検出部として前記ペン先を可動接点とする押
    し釦スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のタッチペン。
  5. 【請求項5】 前記本体の先端部に導電性のペン先を固
    着し、前記検出部として当該ペン先を電極とする無接点
    スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載のタ
    ッチペン。
  6. 【請求項6】 前記本体の先端部に導電性のペン先を設
    けると共に、前記本体内に前記検出部及び電源部と電気
    的に接続された発信回路を備え、前記検出部にて前記本
    体の対象物への接触が検知されたとき、前記発振回路よ
    り前記ペン先に所定周波数の電圧を出力することを特徴
    とする請求項1に記載のタッチペン。
  7. 【請求項7】 前記外力発生部として回転モータ又はソ
    レノイドを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載のタッチペン。
JP2002120703A 2002-04-23 2002-04-23 タッチペン Withdrawn JP2003316507A (ja)

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