JP2003315228A - ピエゾスタック評価装置と評価方法 - Google Patents

ピエゾスタック評価装置と評価方法

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JP2003315228A
JP2003315228A JP2002115323A JP2002115323A JP2003315228A JP 2003315228 A JP2003315228 A JP 2003315228A JP 2002115323 A JP2002115323 A JP 2002115323A JP 2002115323 A JP2002115323 A JP 2002115323A JP 2003315228 A JP2003315228 A JP 2003315228A
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JP
Japan
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piezo stack
stack
load
storage chamber
temperature
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JP2002115323A
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English (en)
Inventor
Etsuro Yasuda
悦朗 安田
Yoshiteru Takemori
義輝 竹守
Yoshiyuki Hayashi
義幸 林
Akira Okada
明 岡田
Akira Fujii
章 藤井
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温から高温まで任意の温度においてピエゾ
スタックを評価できるピエゾスタック評価装置及び評価
方法を提供すること。 【解決手段】 ピエゾスタック20を収納するスタック
収納室2と,ピエゾスタック20に所定の荷重と電圧と
を印加する荷重印加手段40及び電圧印加手段51と,
ピエゾスタック20の変位量を測る変位検出手段30
と,荷重を測る荷重検出手段22と,変位検出手段30
及び荷重検出手段22とを収納し,かつ両者を耐熱温度
以下に保持する計測手段収納室3とを備え,スタック収
納室2と計測手段収納室3とを熱的に分離して構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ピエゾスタックの温度特性等を
評価するピエゾスタック評価装置と評価方法に関する。
【0002】
【従来技術】ディーゼル,ガソリンインジェクタの駆動
素子,各種位置決め装置の変位素子として,圧電材料よ
りなる圧電層と電極材料よりなる電極層とを交互に積層
して構成したピエゾスタックが利用されている。上記ピ
エゾスタックの温度特性等を評価する際に,特公平5−
69372に示すごときピエゾスタック評価装置を用い
ることがある。
【0003】上記ピエゾスタック評価装置は,ピエゾス
タックを収納するスタック収納室と,ピエゾスタックに
印加する軸方向圧縮荷重を検出して検出量に応じた信号
を送出する荷重検出手段と,ピエゾスタックの変位量を
検出して検出量に応じた信号を送出する変位検出手段と
を組み込んだ恒温槽を有する。また,上記ピエゾスタッ
ク評価装置は,上記恒温槽とピエゾスタックに軸方向圧
縮荷重を付与する油圧ユニットとからなる加圧ユニット
部を有する。また,上記ピエゾスタック評価装置は,荷
重検出手段と変位検出手段からの信号を表示する表示手
段,両信号からヤング率等を計算する評価手段,荷重検
出手段からの信号を受けて油圧ユニットの電気式油圧調
整を制御する制御手段を有する。
【0004】上記恒温槽によって,スタック収納室のピ
エゾスタックを所定の温度に制御し,計測手段収納室の
荷重検出手段や変位検出手段もピエゾスタックと同様の
温度に制御する。上記評価装置を用いることで,ピエゾ
スタックの所定の温度における特性を評価することがで
きる。
【0005】
【解決しようとする課題】ところで,上述したようなイ
ンジェクタの駆動素子等として用いるピエゾスタック
は,従来以上に高温環境での利用が想定されるため,例
えば200℃程度での温度特性等を評価したいという要
望がある。しかしながら,一般的な荷重検出手段や変位
検出手段として用いる荷重センサやギャップセンサは耐
熱温度が低くて,70℃程度の環境でのみ荷重や変位の
測定が可能であった。従って,従来構成の評価装置で
は,高温でのピエゾスタックの評価が困難であった。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,低温から高温まで任意の温度においてピ
エゾスタックを評価できるピエゾスタック評価装置及び
評価方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】第1の発明は,ピエゾスタックを所
定の温度となす加熱冷却手段と,上記加熱冷却手段を用
いて所定の温度まで加熱または冷却した上記ピエゾスタ
ックを収納するスタック収納室と,上記ピエゾスタック
に所定の荷重と電圧とを印加する荷重印加手段及び電圧
印加手段と,上記ピエゾスタックの変位量を測る変位検
出手段と,上記変位量を得るに要した荷重を測る荷重検
出手段と,上記変位検出手段及び上記荷重検出手段とを
収納し,かつ両者を耐熱温度以下に保持する計測手段収
納室とを備え,上記スタック収納室と上記計測手段収納
室とを熱的に分離して構成し,所定の温度において上記
ピエゾスタックの変位量と該変位量を得るに要した荷重
から上記ピエゾスタックを評価することを特徴とするピ
エゾスタック評価装置にある(請求項1)。
【0008】本発明にかかるピエゾスタック評価装置は
スタック収納室と計測手段収納室とが熱的に分離され
る。従って,上記変位検出手段及び上記荷重検出手段の
耐熱温度にかかわらず任意の温度においてピエゾスタッ
クを評価することができる。
【0009】以上,第1の発明によれば,低温から高温
まで任意の温度においてピエゾスタックを評価できるピ
エゾスタック評価装置を得ることができる。
【0010】また,第2の発明は,請求項1〜8のいず
れか一項にかかるピエゾスタック評価装置を用い,所定
の温度において上記ピエゾスタックの変位量と該変位量
を得るに要した荷重から上記ピエゾスタックを評価する
に先立って,上記ピエゾスタック評価装置にヤング率が
既知の比較材料をピエゾスタックと置き換えて設置し,
該比較材料に対しピエゾスタックを評価する際と同様に
荷重を印加して,該荷重における比較材料の変位量を求
め,上記比較材料の変位量と上記比較材料のヤング率と
から,上記ピエゾスタック評価装置の補正値を求めるこ
とを特徴とするピエゾスタック評価方法にある(請求項
9)。
【0011】ピエゾスタックの評価を行うに先立ち,ヤ
ング率が既知の比較材料を用いて,比較材料に特定の荷
重を印加し,該荷重によって生じる比較材料の変位量を
測定する。荷重を変位量で割ることで得られたヤング率
と比較材料の既知のヤング率との違いから,ピエゾスタ
ック評価の際に不可避に生じる装置の変位に伴う補正値
を得ることができる。
【0012】従って,より正確にピエゾスタックを評価
することができると共に,請求項1〜8の第1の発明に
かかるピエゾスタック評価装置を用いた評価方法である
ため,第2の発明によれば,低温から高温まで任意の温
度においてピエゾスタックを評価できるピエゾスタック
評価方法を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の発明にかかる構成の装置を
用いることで,所定の温度において,ピエゾスタックに
圧縮荷重を加えた場合の変位量を検出することができ,
該変位量からピエゾスタックをアクチュエーターとして
用いた場合の性能を評価することができる。
【0014】すなわち,ピエゾスタックをアクチュエー
タとして用いる場合,アクチュエーターの性能はピエゾ
スタックのヤング率及び電圧印加時の伸縮量に依存して
おり,アクチュエーターを適正に機能させるには,アク
チュエータを生産する際に電圧印加時の伸縮量やヤング
率を評価することが望ましい。第1の発明にかかるピエ
ゾスタック評価装置を用いることで,ピエゾスタックに
荷重を加え,該荷重を加えた際の変位量を測定し,ここ
からヤング率を得ることができる。そして,ピエゾスタ
ックを任意の温度に保持することができるため,ヤング
率の温度依存性を測定することができる。
【0015】また,上記ピエゾスタックの加熱または冷
却は,スタック収納室を所定の温度に加熱または冷却す
ることで行うことができる。そして,上記スタック収納
室はピエゾスタックの評価の際に−40℃〜200℃と
することが好ましい。通常のピエゾスタックの耐寒限
界,耐熱限界は上記範囲にあるため,スタック収納室を
上述にかかる温度範囲に維持することで,実用上に必要
なピエゾスタックの温度特性を評価することができる。
また,スタック収納室が上述の温度範囲に保持された状
態であっても,計測手段収納室は荷重検出手段や変位検
出手段の耐熱温度以下に保持することができるため,各
検出手段の損傷や測定精度の低下などが生じ難い。
【0016】また,スタック収納室と計測手段収納室と
の熱的な分離は,例えば両室をそれぞれ断熱ケースで構
成し,両室をそれぞれ独立の熱源で加熱する(または冷
却装置を用いて冷却する)ことで実現できる。
【0017】または,スタック収納室と計測手段収納室
とを同じ熱源で加熱または冷却し,上記熱源よりも低い
温度に冷却可能な冷熱源を用いて一方を他方より低い温
度とすることができる。反対に上記熱源よりも高い温度
に加熱可能な温熱源を用いて一方を他方より高い温度と
することもできる。これにより,スタック収納室と計測
手段収納室を独立した温度に保持することができる。ま
た,スタック収納室や計測手段収納室を所定の温度とす
る際は,冷媒,熱媒として恒温槽等で所定の温度に保持
した恒温エアーを利用することができる。
【0018】また,スタック収納室と計測手段収納室と
の間は断熱材料で断熱しておくことが好ましいが,熱の
出入りがあっても問題ない場合もある。また,スタック
収納室と計測手段収納室とはそれぞれ恒温槽として構成
することが好ましい。室内全体を所定の温度に保つこと
でより正確な温度特性を評価できる。
【0019】上記荷重印加手段としては,例えば一般的
なプレス装置を用いることができる。上記電圧印加手段
は,所望の電圧を生成可能な可変電源等を用いることが
できる。上記荷重検出手段は,歪ゲージ式や圧電式のロ
ードセルを使用することができる。また,上記変位検出
手段は,荷重を加えることでピエゾスタックに発生する
伸縮量を測定できる静電容量式や渦電流式のギャップセ
ンサを用いることができる。なお,第1の発明にかかる
評価装置は,特にピエゾスタックの材質や構成を選ぶこ
となく評価することができる。
【0020】また,第1の発明にかかるピエゾスタック
評価装置において,上記荷重検出手段で検出した荷重の
値に応じて荷重印加手段からピエゾスタックに加える荷
重の大きさを制御することが好ましい。これにより,設
定荷重と荷重検出手段からのピエゾスタックに加わる荷
重の大きさを示す信号とを比較して,所定の荷重が確実
に印加できるようにフィードバック制御を行うことがで
きる。このフィードバック制御によって,精密に荷重を
制御することが可能となり,荷重を一定値,矩形波状,
三角波状,三角関数状等の任意の波形で加えることがで
きる。
【0021】また,第2の発明において使用する比較材
料はヤング率が既知の物質であれば用いることができる
が,ヤング率が略0に近い剛体などを用いることがより
好ましい。
【0022】次に,上記計測手段収納室に第1の熱媒を
導入することで,上記変位検出手段及び上記荷重検出手
段の耐熱温度以下に保持することが好ましい(請求項
2)。上記第1の熱媒は計測手段収納室を所定の温度に
保持するために導入するが,これを用いることで,計測
手段収納室の全体を均一な温度に保持することができ
る。また,上記第1の熱媒としては所定の温度に加熱ま
たは冷却した空気や窒素等のガスを用いることができ
る。
【0023】上記スタック収納室を断熱ケースから構成
し,上記スタック収納室は上記計測手段収納室内に設置
し,上記断熱ケースにより上記スタック収納室を,上記
第1の熱媒より熱的に分離することが好ましい(請求項
3)。スタックの温度は高い温度から低い温度に保持す
る必要があるため,スタック収納室を小さくするほう
が,スタックの温度を保持するに必要なエネルギーを少
なくすることができ,効率を良くすることができる。
【0024】また,変位検出手段と荷重検出手段との二
つの手段を計測手段収納室は収納する必要があるため,
最低2つの分離した空間を設けるよりは,スタック収納
室を計測手段収納室内に設置することで,装置の構造を
単純にすることができる。
【0025】次に,上記ピエゾスタックを所定の温度と
なす加熱冷却手段は第2の熱媒よりなり,上記第2の熱
媒は,上記スタック収納室に対して外部に設置された外
部恒温槽から上記スタック収納室に対して導入すること
が好ましい(請求項4)。上記第2の熱媒はスタック収
納室を所定の温度に保持するために導入するが,これを
用いることで,スタックを独立した熱源で加熱,冷却す
ることができる。従って,スタックだけを加熱したり冷
却したりするだけでよいため温度調整が容易で,エネル
ギーのロスも少なくすることができる。なお上記第2の
熱媒としては外部恒温槽にて所定の温度に加熱または冷
却した空気や窒素ガス等を用いることができる。
【0026】次に,上記スタック収納室と上記計測手段
収納室とは共に同一の恒温槽の内部に配置することが好
ましい(請求項5)。これにより,装置の全体をコンパ
クト化することができる。
【0027】次に,上記ピエゾスタックと上記変位検出
手段とは同軸上に位置することが好ましい(請求項
6)。これにより,ピエゾスタックの傾きなどによって
検出値が不正確になることを防止して,精度高い検出を
行うことができる。
【0028】次に,上記変位検出手段は外部からの信号
により作動可能であることが好ましい(請求項7)。こ
れにより,変位検出手段を測定可能範囲内に容易に移動
させることができる。環境変化によって変位検出手段と
スタックとの位置関係やその他の状態に変動が生じた際
に,その状態を検知して,外部から信号を送出するよう
構成することで,補正が可能となりより正確な測定を行
うことができる。
【0029】すなわち,加熱するとスタックが熱膨張に
よって伸縮して,スタックに対する変位検出手段の相対
位置などが変動する。変位検出手段とスタックとの位置
関係を常に所定の状態に保持することで,より正確で温
度に依存しない測定が可能となる。
【0030】次に,上記ピエゾスタックを上記スタック
収納室に収納する際に,上記ピエゾスタックの両端に吸
熱板を設けることが好ましい(請求項8)。これによ
り,ピエゾスタックに接触する部材を介してピエゾスタ
ックが熱引けを起こすことを防止できる。仮に吸熱板が
なければ,ピエゾスタックの両端の温度が下がってしま
う。なお,上記吸熱板としては金属などの各種熱の良導
体を用いることができる。
【0031】
【実施例】以下に,図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。 (実施例1)本発明にかかるピエゾスタック評価装置に
ついて,図1〜図6を用いて説明する。図1に示すごと
く,本例のピエゾスタック評価装置1は,ピエゾスタッ
ク20を所定の温度に加熱または冷却する加熱冷却手段
と,所定の温度に加熱または冷却した上記ピエゾスタッ
ク20を収納するスタック収納室2と,上記ピエゾスタ
ック20に所定の荷重と電圧とを印加する荷重印加手段
40及び電圧印加手段51と,上記ピエゾスタック20
の変位量を測る変位検出手段30と,上記変位量を得る
に要した荷重を測る荷重検出手段22と,上記変位検出
手段30及び上記荷重検出手段22とを収納し,かつ両
者を耐熱温度以下に保持する計測手段収納室3とを備え
る。
【0032】そして,上記スタック収納室2と上記計測
手段収納室3とを熱的に分離して構成し,所定の温度に
おいて上記ピエゾスタック20の変位量と該変位量を得
るに要した荷重から上記ピエゾスタック20を評価す
る。
【0033】以下,本例のピエゾスタック評価装置1に
ついて詳細に説明する。図1はピエゾスタック評価装置
1の全体を示す概略図で,加圧ユニット部4と計測制御
部5とよりなる。図2に加圧ユニット部4を,図3に計
測制御部5を記載した。図2,図3において,信号線2
21,301,203,204等が連絡する箇所に同じ
符合を記載した。図2においてAと記載した部分におい
て,図2の信号線221と図3の信号線221とはつな
がっている。その他の符合についても同様である。
【0034】図2に示すごとく,上記加圧ユニット部4
は断熱ケース400よりなる恒温槽401と熱風発生器
47と電気式油圧調整490を備えた油圧ユニット49
とよりなる。上記恒温槽401の中に,断熱ケース35
よりなる計測手段収納室3を設ける。上記計測手段収納
室3の内部に荷重印加手段40を設ける。また,荷重印
加手段40に荷重検出手段22及び変位検出手段30を
組み込む。また,断熱ケース25よりなり,ピエゾスタ
ック20を収納するスタック収納室2は荷重印加手段4
0のフレーム29に組み込まれる。なお,上記断熱ケー
ス25,35の内壁は断熱層を備え,該断熱層はシリコ
ーン材料よりなる。
【0035】また,断熱ケース400の外部に熱風発生
器47が設けてある。この熱風発生器47において生成
した温度が略一定の恒温エア361を計測手段収納室3
に導入するよう構成する。この恒温エア361が第1の
熱媒となる。上記恒温エア361を導入するため,熱風
発生器47と断熱ケース400,35とを通過して,計
測手段収納室3に断熱材475で被覆した配管471を
接続する。また,断熱ケース35及び400には,計測
手段収納室3を循環した後のエア362を外部に排出す
るための,配管472を設ける。
【0036】上記荷重印加手段40は,上記ピエゾスタ
ック20に軸方向圧縮荷重を印加して変位を発生させる
ことが可能なプレス装置よりなる。上記油圧ユニット4
9が上記荷重印加手段40の駆動源である。上記荷重検
出手段22は,上記ピエゾスタック20に印加する軸方
向圧縮荷重を検出して検出量に応じた信号を送出するロ
ードセルよりなる。上記変位検出手段30は,上記ピエ
ゾスタック20の変位量を検出し,検出量に応じた信号
を送出する渦電流式のギャップセンサよりなる。
【0037】図4に示すごとく,上記プレス装置40
は,フレーム29の上部292に固定した荷重検出手段
22と当接し,断熱ケース25の上部251を貫通設置
するピストンアッパ43と,フレーム29の内側下部2
91に取り付けた外装筒420に同軸的に挿通し,上記
ピストンアッパ43に対して進退可能に構成した油圧ピ
ストン41と,該油圧ピストン41に同軸的に挿通した
変位端子42とよりなる。なお,変位端子42の下端に
は変位検出手段30と変位端子42とが安定して当接可
能となるように当接板421を配置する。
【0038】上記油圧ピストン41は,断熱ケース40
0の外部に設置した電気式油圧調整490を備えた油圧
ユニット49にて駆動する。この油圧ユニット49から
動力を伝達する油圧配管491は,断熱ケース400,
35,フレーム29を経由して外装筒420に接続す
る。油圧ピストン41を駆動し,ピストンアッパ43に
接近させることで,ピエゾスタック20に対し軸方向の
圧縮荷重を印加する。
【0039】上記ピストンアッパ43のピエゾスタック
20と対面する側と反対側である,フレーム29の上部
292に荷重検出手段22を設置する。また,上記プレ
ス装置40の油圧シャフト42のピエゾスタック20と
対面する側と反対側で,上記フレーム29の外側下部2
93に変位検出手段30を設置する。変位検出手段30
は,荷重印加手段40によってピエゾスタック20に荷
重を加えて生じた変位量や,後述する電圧印加手段51
を用い,端子201,202を介して電圧をピエゾスタ
ック20に加えることで(図2参照),該ピエゾスタッ
ク20を伸縮させた際の変位量を測定する。
【0040】また,上記変位検出手段30は調節ナット
により上下調節可能なネジ付きロッド31に固定され,
図示を略したばねにより上方,つまりピエゾスタック2
0の側に付勢可能な構成を有する。従って,評価すべき
ピエゾスタック20の軸方向長さの変化に応じて変位検
出手段30の初期位置を調節し,変位端子42に設置し
た当接板421と変位検出手段30との間の初期ギャッ
プを測定許容範囲内に設定することができる。
【0041】上記ピエゾスタック20はピストンアッパ
43と油圧ピストン41との間に吸熱板451,452
を介して挟持する。吸熱板451及び452にはピエゾ
スタック20のスタックガイド211,212を設置し
て,油圧ピストン41,変位端子42,吸熱板451,
452,ピストンアッパ43,ピエゾスタック20,荷
重検出手段22,変位検出手段30のすべてが同軸上に
並ぶようにする。なお,吸熱板451,452の最大径
は油圧ピストン41やピストンアッパ43よりも大きく
構成するが,広い面積とすることでよりたくさんの熱を
吸収することができる。
【0042】図3に示すごとく,上記計測制御部5は電
圧印加手段51,制御手段52,評価手段54,表示手
段56よりなる。上記表示手段56は変位表示部561
と荷重表示部562を備える。上記評価手段54は荷重
と変位量からピエゾスタック20のヤング率を計算する
構成を有する。上記荷重検出手段22から信号線221
を介して荷重表示部562,評価手段54,荷重比較回
路521へピエゾスタック20の荷重を示す信号が送出
される。また,上記変位検出手段30から信号線301
を介して変位表示部561,評価手段54へピエゾスタ
ック20の変位を示す信号が送出される。なお,信号線
221,301を引き出すための引き出し口408が断
熱ケース400に設けてある。
【0043】上記制御手段52は荷重比較回路521と
荷重制御回路522とを備える。また,上記電圧印加手
段51はピエゾスタック20に対し電圧を印加可能に構
成する。電圧印加手段51は信号線203,204とこ
れに接続した端子201,202を介してピエゾスタッ
ク20に電圧を印加する。なお,信号線203,204
を引き出すための引き出し口409が断熱ケース400
に設けてある。荷重制御回路522は油圧ユニット49
の駆動を制御するため,信号線491を介して電気式油
圧調整490の動きを制御する。
【0044】上記荷重検出手段22,上記変位検出手段
30から信号線221,301を介して荷重を示す信号
が荷重表示部562に,変位を示す信号が変位表示部5
61に送出され,ここで荷重と変位を表示する。また,
途中で信号線221,301は分岐して荷重と変位の信
号は評価手段54にも送出され,ここでヤング率を計算
する。
【0045】また,更に信号線221は分岐して,荷重
の信号は荷重比較回路521に送出される。ここで荷重
の信号を比較検討し,荷重制御回路へ電気式油圧調整弁
490の駆動制御信号を送出する。つまり荷重に応じて
油圧ユニット49を制御して,ピエゾスタック20へ加
える荷重を制御する。
【0046】なお,上記計測制御部5は,具体的にはキ
ーボードからプログラムを入力可能なパーソナルコンピ
ューターからなる。上記計測制御部5はプログラムに応
じてピエゾスタック評価装置1の各部を制御し,演算を
行って,表示手段56に荷重や変位を表示すると同時に
データを記憶する。また,計測制御部5は変位検出手段
30,荷重検出手段22からの出力を増幅する増幅器を
有することもある。
【0047】また,計測制御部5は図示を略したシーケ
ンサーを有し,該シーケンサーが油圧ユニット49,熱
風発生装置47の作動を制御したり,ピエゾスタック評
価装置1の異常を検出して動作を制御するなどの,計測
系以外の操作系について処理を行う。
【0048】また,図5に恒温槽401内の断熱ケース
35の状態を示す。図5に示すごとく,上記断熱ケース
35は恒温槽401に開口した窓部350を備える。
【0049】次に,スタック収納室2や計測手段収納室
3の温度制御について説明する。本例のスタック評価装
置1において,断熱ケース35から断熱ケース25の外
側までの空間が計測手段収納室3であり,ここを変位検
出手段30,荷重検出手段22の耐熱温度以下に制御す
る。また,スタック収納室2は所定の温度におけるピエ
ゾスタック20の特性を評価するために,ピエゾスタッ
ク20を評価したい温度に逐次制御する。
【0050】スタック収納室2,計測手段収納室3にか
かる温度制御は,変位検出手段30の測定精度を高める
ために,所定の精度で行う必要がある。本例にかかるピ
エゾスタック評価装置1では,スタック収納室2とピエ
ゾスタック20の温度を−40℃〜200℃の範囲で変
化させ,断熱ケース25内のスタック収納室2でピエゾ
スタック20に荷重を加える。この条件でピエゾスタッ
ク20の変位について測定精度を高めるためには,以下
に記載する2箇所の温度制御が重要である。
【0051】ひとつは変位検出手段30で,変位検出手
段30の出力誤差を0.5μm(150μm変位時)に
抑えるためには,スタック収納室2とピエゾスタック2
0の温度を−40℃〜200℃の範囲で変化させた場合
であっても,変位検出手段30の温度変化が10℃以内
である必要がある。
【0052】もうひとつはフレーム29の左右温度維持
である。つまりフレーム29の左右の熱膨張差による歪
を油圧ピストン41の傾きで吸収できる温度差は8℃以
下である。従って,フレーム29の左右の温度差を8℃
以内とする必要がある。仮にフレーム29が歪んだ場
合,荷重印加手段40,変位検出手段30,荷重検出手
段22,ピエゾスタック20等の間の位置関係が変動
し,ピエゾスタック20の軸上に正しく荷重を加えるこ
とが難しくなる。よって,ピエゾスタック20の片当た
り等による見かけ上のヤング率低下などが生じ,正確な
評価ができなくなるおそれがある。
【0053】上記2箇所の温度制御を実現するため,加
圧ユニット部4に対し,断熱ケース35の壁面に設ける
断熱層の厚み,もう1つは恒温槽401に対する空気導
入量を所定の値に設定する。
【0054】また,図5に示すごとく,上記断熱ケース
35は恒温槽401に開口した窓部350を備える。上
記窓部350は,断熱ケース25に対するエアの出入口
である。恒温槽401が形成する−40℃〜200℃の
恒温エアは断熱ケース25の中を自由に移動できる。断
熱ケース25のスタック収納室2に収納したピエゾスタ
ック20,吸熱板451,452を加熱または冷却でき
る。つまり,本例ではピエゾスタック20を所定の温度
となす加熱冷却手段として恒温槽401内の恒温エアを
利用する。
【0055】次に,温度保持の一例について説明する。
恒温槽401を165℃に保持する。スタック収納室2
も上述したように同じ温度165℃になる。断熱ケース
35の計測手段収納室3に温度40℃の空気が導入され
た場合,断熱ケース25,35を通じて漏れる熱により
恒温槽401内に導入された空気は加熱され,導出時に
は温度40℃+αとなる。この導入と導出の温度差を前
述した10℃以内に保持するためには,下記に示すよう
に空気の導入量や断熱ケースの厚みで制御することが可
能である。
【0056】ΔT=α℃で吸熱できる熱量から空気導入
量について考察する。 断熱箱に入ってくる熱量Q=k(熱通過率)×温度差×
面積 吸熱可能な空気流量=Q/(比熱×ΔT×比重) このように導入する空気の流量を増やすと断熱ケース3
5の壁面に設ける断熱層が薄くてもよく,流量と断熱層
の厚みは相反する関係になる。
【0057】ただし,断熱ケース35として断熱層の厚
いものを用いた場合,厚みが増大した分,恒温槽401
の内部を狭くするため,ピエゾスタック20の取り付
け,取り外し等,各種の作業性が悪くなる。
【0058】また,スタック収納室2とピエゾスタック
20を温度200℃で評価する場合,ピエゾスタック2
0の端部温度低下防止と荷重検出手段22の温度上昇を
抑える方法について述べる。
【0059】つまり,ピエゾスタック20から,吸熱板
451,452,油圧ピストン41,ピストンアッパ4
3などを経由する熱引けを抑えることにより,ピエゾス
タック20の温度低下を防止する必要がある。また,ピ
ストンアッパ43を通過した熱が荷重検出手段22を耐
熱温度以上に加熱しないようにする必要がある。
【0060】ピストンアッパ43からの熱移動量は(熱
移動量=断面積×熱伝導率×温度差÷長さ)で計算でき
る。また,吸熱板451,452での吸熱量は(吸熱量
=吸熱板の表面積×ヌッセルト数×温度差×熱伝導率×
恒温槽の熱風の速度÷熱風の動粘性係数)から計算でき
る。従って吸熱板451,452の表面積などを設計す
ることによりピエゾスタック20端部での温度低下を防
止できる
【0061】また,荷重検出手段22を保護するために
ピストンアッパ43の材質をジルコニアセラミックで構
成することが好ましい。ジルコニアセラミックの熱伝導
率は金属の1/10であり,より確実に熱引けを防止す
ることができる。
【0062】なお,本例にかかるピエゾスタック評価装
置1で,ピエゾスタック20近傍の温度分布を測定した
結果を表1に記載した。測定箇所はM〜Pの符号で図4
に記載した。同表よりピエゾスタック20はスタック収
納室2と略同じ温度で,吸熱板451,452などを利
用することで,外部との熱の出入りをある程度防止でき
ることが分かった。
【0063】
【表1】
【0064】次に,本例にかかるピエゾスタック評価装
置1の作動について説明する。本例のピエゾスタック評
価装置1はピエゾスタック20に電圧を印加した際のヤ
ング率及び電圧印加時の伸縮量を評価する装置である。
【0065】測定すべきピエゾスタック20を吸熱板4
51,452の間にセットしプリセット荷重をかける。
次に,上記ピエゾスタック20に対し所定の電圧を印加
する。また,恒温槽401内を所定の温度にセットす
る。
【0066】ピエゾスタック評価装置1の各部が熱平衡
状態に達した後,変位検出手段30の初期セットを行
う。なお,変位検出手段30は測定精度を確保できるギ
ャップ範囲があるため,熱平衡状態に達した状態でギャ
ップをセットする必要がある。このとき恒温槽401を
開くことはできないため,予め恒温槽401内に設置し
たリモート制御用駆動モータ(図示略)を外部から操作
することでギャップをセットする。
【0067】次いで,油圧ピストン41を上昇させ,ピ
エゾスタック20に軸方向荷重を印加する。荷重印加に
伴いピエゾスタック20は圧縮され,荷重検出手段22
によってこの時に印加された荷重と変位検出手段30に
よってピエゾスタック20の変位量を測定する。
【0068】ただし,図6に示すごとく,この時測定し
た変位量はピエゾスタック20の変位量の他,荷重検出
手段22,軸方向にピエゾスタック20に直列に接続さ
れた吸熱板451,452やピストンアッパ43等の他
の部材の変位量が重ねあわされた値となっている。
【0069】そのため,本例のピエゾスタック評価装置
1において,ピエゾスタック20の変わりに剛体のステ
ンレス棒を比較材料としてセットして,本例の測定と同
様の条件(各温度条件等)でステンレス棒に軸方向荷重
を印加する。ステンレス棒は殆ど変位しないため,ステ
ンレス棒を用いた測定から他の部材の変位量が分かる。
なお,ステンレス棒ではなくて予めヤング率の判明した
材料を用いることもできる。
【0070】このように,実際の測定では変位検出手段
30が示す値から,上述したように他の部材の変位量を
差し引く。この演算は計測制御部5で行う。以上の測定
によって得た軸方向荷重とその時の変位量から,各温度
でのヤング率を計測制御部5で求めることができる。つ
まり,ピエゾスタック評価装置1に剛体の比較材料(こ
こではステンレス棒)をピエゾスタック20と置き換え
て設置し,該比較材料に対しピエゾスタック20を評価
する際と同様に荷重を印加して,上記ピエゾスタック評
価装置1の補正値を求めることができる。
【0071】また,本例のピエゾスタック評価装置1を
用いて,ピエゾスタック20の所定の温度で所定の電圧
を印加した際の変位量を測定する方法について説明す
る。評価すべきピエゾスタック20を吸熱板451,4
52にセットし,プリセット荷重をかけた後,変位検出
手段30を所定の間隔にセットする。
【0072】次に,各部の温度が所定の値になるように
恒温槽401の温度をセットする。十分な時間が経過
し,各部の温度が熱平衡状態に達した後に,ピエゾスタ
ック20に電圧を印加する。この電圧印加によってピエ
ゾスタック20は変位するため,変位検出手段30を用
いてその変位量を測定した。なお,この測定において
は,温度変化,荷重変化がない(プリセット以上の荷重
をかけていない)ためヤング率を測定する際に利用した
補正は必要ない。
【0073】以上,本例によれば,ピエゾスタック評価
装置を用いることで,スタック収納室と計測手段収納室
とを熱的に分離することができる。従って,評価手段の
耐熱温度にかかわらず任意の温度範囲においてピエゾス
タックを評価することができる。
【0074】(実施例2)本例にかかるピエゾスタック
評価装置1は図7に示すごとく,スタックの加熱冷却手
段は第2の熱媒よりなり,上記第2の熱媒は,上記スタ
ック収納室2に対して外部に設置された外部恒温槽6か
ら上記スタック収納室2に対して導入する。本例の加圧
ユニット4は,断熱ケース35が剥き出しで,該断熱ケ
ース35内にフレーム29,断熱ケース25がある。そ
して,フレーム29,断熱ケース35を貫通し,外部恒
温槽6とスタック収納室2との間を連結する配管61,
62を有する。配管61,62は断熱材610,620
で覆われている。
【0075】そして,外部恒温槽60内で所定の温度に
保持された空気を第2の熱媒631として,配管61を
介してスタック収納室2に導入し,該スタック収納室2
を循環させつつ,再び配管62を介して外部恒温槽60
に戻してやる。これにより外部恒温槽60と同じ温度に
スタック収納室2の温度を維持することができる。その
他詳細は実施例1と同じ構成であり,実施例1と同様の
作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ピエゾスタック評価装置の
概略説明図。
【図2】実施例1における,ピエゾスタックの加圧ユニ
ット部の説明図。
【図3】実施例1における,ピエゾスタックの計測制御
部の説明図。
【図4】実施例1における,スタック収納室の要部説明
図。
【図5】実施例1における,恒温槽の一部切り欠き斜視
図。
【図6】実施例1における,ピエゾスタックの真の変位
量と変位検出手段の検出値との関係を示す線図。
【図7】実施例2における,外部恒温槽と加圧ユニット
との説明図。
【符号の説明】
1...ピエゾスタック評価装置, 2...スタック収納室, 22...荷重検出手段, 3...計測手段収納室, 30...変位検出手段, 4...加圧ユニット部, 5...計測制御部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹守 義輝 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 林 義幸 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 岡田 明 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 藤井 章 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2G061 AA02 AB01 AC03 AC04 BA20 CA05 CB02 DA01 DA03 EA01 EA02 EC02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾスタックを所定の温度となす加熱
    冷却手段と,上記加熱冷却手段を用いて所定の温度まで
    加熱または冷却した上記ピエゾスタックを収納するスタ
    ック収納室と,上記ピエゾスタックに所定の荷重と電圧
    とを印加する荷重印加手段及び電圧印加手段と,上記ピ
    エゾスタックの変位量を測る変位検出手段と,上記変位
    量を得るに要した荷重を測る荷重検出手段と,上記変位
    検出手段及び上記荷重検出手段とを収納し,かつ両者を
    耐熱温度以下に保持する計測手段収納室とを備え,上記
    スタック収納室と上記計測手段収納室とを熱的に分離し
    て構成し,所定の温度において上記ピエゾスタックの変
    位量と該変位量を得るに要した荷重から上記ピエゾスタ
    ックを評価することを特徴とするピエゾスタック評価装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記計測手段収納室
    に第1の熱媒を導入することで,上記変位検出手段及び
    上記荷重検出手段の耐熱温度以下に保持することを特徴
    とするピエゾスタック評価装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記スタック収納室
    を断熱ケースから構成し,上記スタック収納室は上記計
    測手段収納室内に設置し,上記断熱ケースにより上記ス
    タック収納室を,上記第1の熱媒より熱的に分離するこ
    とを特徴とするピエゾスタック評価装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記ピエゾスタックを所定の温度となす加熱冷却手段は
    第2の熱媒よりなり,上記第2の熱媒は,上記スタック
    収納室に対して外部に設置された外部恒温槽から上記ス
    タック収納室に対して導入することを特徴とするピエゾ
    スタック評価装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記スタック収納室と上記計測手段収納室とは共に同一
    の恒温槽の内部に配置することを特徴とするピエゾスタ
    ック評価装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記ピエゾスタックと上記変位検出手段とは同軸上に位
    置することを特徴とするピエゾスタック評価装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記変位検出手段は外部からの信号により作動可能であ
    ることを特徴とするピエゾスタック評価装置
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記ピエゾスタックを上記スタック収納室に収納する際
    に,上記ピエゾスタックの両端に吸熱板を設けることを
    特徴とするピエゾスタック評価装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項にかかるピ
    エゾスタック評価装置を用い,所定の温度において上記
    ピエゾスタックの変位量と該変位量を得るに要した荷重
    から上記ピエゾスタックを評価するに先立って,上記ピ
    エゾスタック評価装置にヤング率が既知の比較材料をピ
    エゾスタックと置き換えて設置し,該比較材料に対しピ
    エゾスタックを評価する際と同様に荷重を印加して,該
    荷重における上記比較材料の変位量を求め,上記比較材
    料の変位量と上記比較材料のヤング率とから,上記ピエ
    ゾスタック評価装置の補正値を求めることを特徴とする
    ピエゾスタック評価方法。
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