JP2003315220A - 窒素酸化物測定装置 - Google Patents
窒素酸化物測定装置Info
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Abstract
高精度の測定を行う窒素酸化物測定装置を提供する。 【解決手段】 サンプルガス中のNOX を定量分析する
ための窒素酸化物測定装置Dであって、前記サンプルガ
スを採取するための採取部21と、前記サンプルガス中
のドレンを分離するためのドレンセパレータ2と、前記
サンプルガス中のNO2 をNOに変換するためのNO2
コンバータ3と、サンプルガスをさらに冷却するための
二次冷却器7と、NO分析計1とを上流側からこの順に
備え、前記ドレンセパレータ2が高流速冷却型であり、
さらに、前記採取部21からドレンセパレータ2に至る
までのサンプルガスの流路全体を加熱および/または保
温するように構成する。
Description
から排出される排ガスに含まれる窒素酸化物を測定する
ために用いられる窒素酸化物測定装置に関する。
力発電所における燃焼管理では、環境保全の観点からは
窒素酸化物の発生の低減および脱硝反応後のリークアン
モニア量の低減が、また、省エネルギーの観点からは最
適な脱硝のためのアンモニア注入量のコントロールが欠
かせず、このためには、煙道から採取した燃焼排ガス中
の窒素酸化物(NOX )濃度を測定する必要がある。そ
の測定には、窒素酸化物測定装置が用いられる。
ち、一酸化窒素(NO)は、その不活性な物理化学的性
質により、前記窒素酸化物測定装置内の配管の内壁など
への吸着やドレンへの溶解を殆ど起こさないのに対し
て、二酸化窒素(NO2 )は前記吸着や溶解を起こしや
すい性質を持っているのであるが、一般的に、煙道など
から排出される燃焼排ガス中のNOX の大部分はNOで
あり、NO2 は数パーセント程度(5〜10%)に過ぎ
なかったことから、燃焼排ガス中に含まれるNO X の測
定におけるNO2 の濃度管理への要求は厳しいものでは
なかった。そのため、NO2 濃度の測定誤差に対しては
あまり注意が払われず、また、そのような誤差を生じさ
せる原因についても明確にされていなかった。
NG(液化天然ガス)を使用した高温燃焼を伴う複合コ
ンバインド発電プラントが多く設置されるようになり、
同時に脱硝プラント技術の進歩などもあって、NOX 排
出濃度の低減、さらに、前記燃焼排ガス中のNOX 全体
に占めるNO2 の比率が50%以上ともなるケースが増
加し、NO2 濃度の測定誤差を無視できなくなってきて
いる。
は、上記NO2 濃度の測定誤差の主な原因が、(1)サ
ンプリング系を構成する配管や機器内にNO2 が吸着す
ることによって生じるNO 2 のロスと、(2)サンプリ
ング系における望ましくない(意図しない)場所でのド
レンの凝縮・結露と、ドレン、微細ダスト及びNH3 等
の混入によるNO2をNOに変換するためのNO2 コン
バータの変換効率の低下とによって生じるNO2 のロス
との2つにあると考え、これら2つの原因によるNO2
のロスを抑えることができる窒素酸化物測定装置を発明
したのである。
比率が高い場合においても、ガス中NOX 濃度を連続的
に測定できるNOX 濃度の計測装置が示されており、ま
た、上記特許文献2には、サンプリングライン中でのド
レン化を発生させずNO2 の溶解を防止して分析精度の
向上を図れるサンプリング装置が示されている。
度の計測装置では、サンプリングプローブによりサンプ
リングしたガスサンプルが、保温されドレン防止対策が
施された管路を経て、第一NOX コンバータに導入さ
れ、その後、MO 線のコイルが装填された管路を経由
し、除湿器で水分が除去されるのであり、上記(2)の
原因によるNO2 のロスを抑えることは示されている
が、低濃度NOX の精度が要求される煙道のサンプルガ
ス中には脱硝設備に用いられるアンモニアが含まれてお
り、特許文献1に記載のNOX 濃度の計測装置では、除
湿器よりも上流側に設けられている第一NOX コンバー
タが前記アンモニアにより被毒し、コンバータ効率が著
しく低下してしまうおそれがある。
グ装置でも、サンプリングラインに三段構成の除湿手段
を設け、サンプリングライン中でのドレン化を効果的に
阻止するのであり、上記(2)の原因によるNO2 のロ
スを抑えることは示されているが、上記(1)の原因に
よるNO2 のロスを抑えることは示されていないのであ
る。
なされたもので、その目的は、NO 2 の吸着や溶解によ
るロスを極力抑えて高精度の測定を行う窒素酸化物測定
装置を提供することである。
に、本発明の窒素酸化物測定装置は、サンプルガス中の
NOX を定量分析するための窒素酸化物測定装置であっ
て、前記サンプルガスを採取するための採取部と、前記
サンプルガス中のドレンを分離するためのドレンセパレ
ータと、前記サンプルガス中のNO2 をNOに変換する
ためのNO2 コンバータと、サンプルガスをさらに冷却
するための二次冷却器と、NO分析計とを上流側からこ
の順に備え、前記ドレンセパレータが高流速冷却型であ
り、さらに、前記採取部からドレンセパレータに至るま
でのサンプルガスの流路全体を加熱および/または保温
するように構成する(請求項1)。
よるロスを極力抑えて高精度の測定を行う窒素酸化物測
定装置を提供することが可能となる。
するドレンセパレータの内部を通るサンプルガスの流量
の比および/または前記ドレンセパレータ中に形成され
たサンプルガス流路の内表面積に対するドレンセパレー
タの内部を通るサンプルガスの流量の比が大きいとして
もよい(請求項2)。
(cm3 )に対するドレンセパレータの内部を通るサン
プルガスの流量(cm3 /min)の比が、10(1/
min)以上であるとしてもよく(請求項3)、前記ド
レンセパレータ中に形成されたサンプルガス流路の内表
面積(cm2 )に対するドレンセパレータの内部を通る
サンプルガスの流量(cm3 /min)の比が15(c
m/min)以上であるとしてもよい(請求項4)。
とを一体化してあるとしてもよい(請求項5)。この場
合には、上述した効果に加えて、装置全体の構成をより
コンパクトにできるという効果を得ることが可能とな
る。
照しながら説明する。図1は、本発明の第一実施例に係
る窒素酸化物測定装置(以下、測定装置という)Dの構
成を概略的に示す説明図である。測定装置Dは、サンプ
ルガス中のNOX を定量分析するためのものであり、前
記サンプルガスを採取するための採取部21とNO分析
計1とを結ぶサンプリングラインL中に、前記サンプル
ガス中のドレンを分離するためのドレンセパレータ2
と、前記サンプルガス中のNO2 をNOに変換するため
のNO2 コンバータ3と、サンプルガス中のダストを取
り除くためのフィルタ4と、サンプリングラインL内を
流れるサンプルガスの流量を調整するための制御弁5
と、サンプルガスを採取部21からNO分析計1へと流
すためのガス吸引ポンプ6と、NO分析計1へと導入さ
れるサンプルガスをさらに冷却するための二次冷却器7
とを上流側からこの順に備えている。
ングラインLにおける前記採取部21からドレンセパレ
ータ2に至るまでの導入ラインLa全体を加熱および/
または保温するように構成してある。詳しくは、前記導
入ラインLaの上流側部分を、例えば、ヒータ(図示せ
ず)などの加熱手段を備えた加熱配管8により形成し、
下流側部分を、例えば、保温性に優れた材質からなるホ
ットホース9により形成してある。なお、前記加熱配管
8の長さは、例えば約50mであり、前記ホットホース
9の長さは、例えば約1〜5mである。
ガスGが流れている煙道22内に挿入された状態で配置
される採取管を備え、この採取部21によって、燃焼排
ガスGの一部がサンプルガスとして採取される。
であり、図2に示すように、熱伝導性の高い金属製のブ
ロック10と、このブロック10をほぼ上下に貫通する
貫通流路11と、この貫通流路11の途中から分岐して
斜め上方にのびる分岐流路12と、前記ブロック10を
冷却するための冷却手段13とを備えている。
形状または立方体形状に形成されている。
の流路であり、その内部には、螺旋状の流路を形成する
ための螺旋流路形成体11aが配置されている。なお、
前記螺旋流路形成体11aも、例えば熱伝導性の高い金
属から形成されている。
における前記貫通流路11の下部付近から分岐してい
る。
ェ素子を用いて形成されており、前記ブロック10の一
面に沿うように固定配置されており、また、前記貫通流
路11は、前記ブロック10における前記冷却手段13
が固定された面に近い位置に形成されている。
は、このドレンセパレータ2内に導入されたサンプルガ
スは、前記貫通流路11を通る間に冷却され、ドレンが
サンプルガスから分離されて、貫通流路11の下方へと
向かうとともに、ドレンが分離されたサンプルガスは、
前記ガス吸引ポンプ6によって吸引されていることか
ら、前記分岐流路12からNO2 コンバータ3に向かう
ことになる。
の内壁と前記螺旋流路形成体11aとによって形成され
た螺旋流路内を通るときに最も冷却されるのであるが、
同時に、前記螺旋流路は貫通流路11の他の部分に比べ
て狭くなっていることから、サンプルガスは高速でこの
螺旋流路を通ることになる。このように、前記ドレンセ
パレータ2は、サンプルガスからドレンを分離するため
の分離部として、前記螺旋流路を有していることを一つ
の特徴としている。
なる。
である。なお、前記二次冷却器7として、前記ドレンセ
パレータ2と同様の構成からなるものを採用してもよ
い。
作について説明する。前記採取部21から採取されたサ
ンプルガスは、まず、前記導入ラインLaを通る。ここ
で、前記導入ラインLaにおいてサンプルガス中のドレ
ンが結露することは、NO2 がそのドレンに溶解する現
象が生じるなどして、NO2 のロスの発生につながるた
め、導入ラインLa全体を前記ドレンの結露が生じない
程度に加熱・保温しておく必要がある一方、導入ライン
Laからそのすぐ下流側にあるドレンセパレータ2にあ
まりに高温のサンプルガスが導入されると、ドレンセパ
レータ2にかかる負担が非常に大きくなるため、サンプ
ルガスの温度をできるだけ下げておくことが望まれる。
なわちドレンセパレータ2の入口付近の温度が55℃以
上(サンプルガス中の水分露点以上、一例として65
℃)となるように、前記ホットホース9を介してドレン
セパレータ2に接続されている加熱配管8の温度を制御
し、ホットホース9を保温することも可能であり、ま
た、ホットホース9自身を55℃以上に制御することも
可能である。このような構成によって、前記導入ライン
Laは適宜の温度となるように加熱・保温されることか
ら、前記導入ラインLa中において、導入ラインLa内
を流れるサンプルガスの温度が下がりすぎてサンプルガ
スに含まれるドレンが結露するというようなことはな
く、また、ドレンが結露しない程度に温度を下げたサン
プルガスをドレンセパレータ2に供給することから、ド
レンセパレータ2にかかる負担を軽減することが可能と
なる。
度を65℃に設定するためには、例えば、前記加熱配管
8の温度が、ドレンセパレータ2の入口の温度よりも数
十度高め(例えば、80〜100℃程度)となるように
制御すればよい。また、前記加熱配管8を加熱するだけ
では前記ドレンセパレータ2の入口の温度を充分に上げ
ることができない場合などには、前記ホットホース9を
加熱するようにしてもよい。
は、約65℃の温度で前記ドレンセパレータ2内へと供
給され、このドレンセパレータ2内でサンプルガス中の
ドレンが分離されることになる。そして、ドレンセパレ
ータ2を出たサンプルガスは、測定装置D内(サンプリ
ングラインL中)にドレンが発生しない温度(例えば、
室温よりも約5℃低い温度)となり、次に、前記NO2
コンバータ3内に導入され、サンプルガスに含まれるN
O2 がNOへと変換されることになる。
ス中のダストを除去するための前記フィルタ4と、サン
プルガスをさらに冷却するための前記二次冷却器7を通
った後、NO分析計1に送られることになる。なお、前
記二次冷却器7から出た直後のサンプルガスの温度は、
約2.5〜5℃となるように構成されている。
ドレンセパレータ2の上流側、すなわち導入ラインLa
を加熱・保温することにより、採取部21からドレンセ
パレータ2までの間において、サンプルガス中のドレン
やNO2 が配管内に結露したり付着することを防止でき
るのであり、言い換えれば、前記サンプリングラインL
において、サンプルガス中のドレンを分離するためのド
レンセパレータ2以外の望ましくない(意図しない)部
分でドレンが凝縮・結露することを防止し、サンプルガ
スからのドレンの分離をドレンセパレータ2において集
中的に行えることから、ドレンの結露が広範な望ましく
ない(意図しない)部分で生じる従来の装置に比して、
NO2 のロスがより少なくなるのであり、ひいては高精
度の測定を行うことが可能となる。
て、前記採取部21より採取したサンプルガス中のドレ
ンを分離することから、サンプルガスに含まれるドレン
及びNH3 等が前記NO2 コンバータ3を構成する触媒
を劣化させることを防止して、NO2 コンバータ3の変
換効率の低下を抑えることができ、これによっても、N
O2 のロスを極力抑え、ひいては高精度の測定を行うこ
とが可能となる。
パレータ2は、ドレンに溶解するサンプルガス中のNO
2 の量を最小限に抑えるために一般的なドレンセパレー
タに比してその内部を流れるガス(サンプルガス)の流
速を高くしてある高流速冷却型であり、詳しくは、ドレ
ンセパレータ2の内容積に対するドレンセパレータ2の
内部を通るサンプルガスの流量の比(ドレンセパレータ
2の内部を通るサンプルガスの流量/ドレンセパレータ
2の内容積)と、前記ドレンセパレータ2中に形成され
たサンプルガス流路の内表面積(接ガス面積)に対する
ドレンセパレータ2の内部を通るサンプルガスの流量の
比(ドレンセパレータ2の内部を通るサンプルガスの流
量/ドレンセパレータ2中に形成されたサンプルガス流
路の内表面積)がともに大きくなるように構成されてお
り、具体的には、前記ドレンセパレータ2の内容積(c
m3 )に対するドレンセパレータ2の内部を通るサンプ
ルガスの流量(cm3 /min)の比が、10(1/m
in)以上となり、前記ドレンセパレータ2中に形成さ
れたサンプルガス流路の内表面積(cm2 )に対するド
レンセパレータ2の内部を通るサンプルガスの流量(c
m3 /min)の比が、15(cm/min)以上とな
るように構成されている。
ータ2を用いることにより、サンプリング系を構成する
配管や機器内(本実施例ではドレンセパレータ2内)に
NO 2 が吸着することによって生じるNO2 のロスを低
減することができるのである。このことを明らかにする
ために、本実施例のドレンセパレータ2に相当する構成
を有するドレンセパレータa1,a2と、従来の2種類
のドレンセパレータb,cとのNO2 ロス(%)の比較
実験を行った。
高流速冷却型のものであり、図2に示すような構成から
なるものであるが、ドレンセパレータa1は、その内容
積が5.6(cm3 ),前記接ガス面積が38(c
m2 )であり、一方、前記ドレンセパレータa2は、そ
の内容積が11.0(cm3 ),前記接ガス面積が50
(cm2 )である。
示すように、ガラス製で、ドレンの分離を行うための分
離部が径の大きいほぼ球形状に形成されているととも
に、冷却手段としてファン(図示せず)を有するもので
あり、その内容積は270.0(cm3 ),前記接ガス
面積は200(cm2 )となっている。一方、前記ドレ
ンセパレータcは、図3に示すように、PVC製で、ド
レンの分離を行うための分離部が径の大きい円筒形状に
形成されているとともに、冷却手段を有さないものであ
り、その内容積は320.0(cm3 ),前記接ガス面
積は280(cm 2 )となっている。
2,b,cについて、それぞれサンプルガスを2000
(cm3 /min)で流したときのNO2 のロスについ
ての比較結果を表1に示す。
る高流速冷却型のドレンセパレータa1,a2のほう
が、従来のドレンセパレータc,bに比して、NO2 の
ロスが少ないことがわかる。
1,a2,b,cについて、ドレンセパレータの内容積
に対するドレンセパレータの内部を通るサンプルガスの
流量の比(以下、流量−容積比という)と、ドレンセパ
レータ中に形成されたサンプルガス流路の内表面積(接
ガス面積)に対するドレンセパレータの内部を通るサン
プルガスの流量の比(以下、流量−内表面積比という)
とを示している。各ドレンセパレータa1,a2,b,
cの流量−容積比はそれぞれ、357.1(1/mi
n),181.8(1/min),7.4(1/mi
n),6.3(1/min)であり、各ドレンセパレー
タa1,a2,b,cの流量−内表面積比はそれぞれ、
52.6(cm/min),40(cm/min),1
0(cm/min),7.1(cm/min)である。
2,b,cについて、各流量−容積比を横軸にとり、N
O2 のロス値(%)を縦軸にとったグラフを図4に示
す。図4に示すグラフは、前記流量−容積比とNO2 の
ロス値との関係を示すためのものであり、このグラフか
らわかるように、前記流量−容積比を大きくするほど、
NO2 のロスが少なくなるのであり、NO2 ロスを2.
5%以下に抑えるためには前記流量−容積比を10(1
/min)以上とすることが望ましい。
2,b,cについて、各流量−内表面積比を横軸にと
り、NO2 のロス値(%)を縦軸にとったグラフを図5
に示す。図5に示すグラフは、前記流量−内表面積比と
NO2 のロス値との関係を示すためのものであり、この
グラフからわかるように、前記流量−内表面積比を大き
くするほど、NO2 のロスが少なくなるのであり、NO
2 ロスを2.5%以下に抑えるためには前記流量−内表
面積比を15以上とすることが望ましい。
関係および前記流量−内表面積比とNO2 ロスの関係は
いずれも、ドレンセパレータの種類や規格、用いるサン
プルガスなどによっても左右され、図4および図5に示
すように、種類の異なるドレンセパレータa1,a2,
b,cを対象としたグラフのプロットには、ある程度の
バラツキが生じるのである。
置D2 の構成を概略的に示す説明図である。なお、上記
第一実施例に示したものと同一構造の部材については、
同じ符号を付し、その説明を省略する。測定装置D
2 は、第一実施例の測定装置Dに比して、前記ドレンセ
パレータ2と二次冷却器7とが一体化してある点で異な
る。
は、二系列ドレン冷却器14に組み込まれている。この
二系列ドレン冷却器14は、図7に示すように、熱伝導
性の高い金属製のブロック15と、このブロック15を
ほぼ上下に貫通し、かつ互いにほぼ平行な二つの貫通流
路16,17と、前記貫通流路16の途中から分岐して
斜め上方にのびる分岐流路18と、前記貫通流路17の
途中から分岐して斜め上方にのびる分岐流路19と、前
記ブロック15を冷却するための冷却手段20とを備え
ている。
形状または立方体形状に形成されている。
の流路であり、その内部には、螺旋状の流路を形成する
ための螺旋流路形成体16aが配置されている。なお、
前記螺旋流路形成体16aも、例えば熱伝導性の高い金
属から形成されている。
の流路であり、その内部には、螺旋状の流路を形成する
ための螺旋流路形成体17aが配置されている。なお、
前記螺旋流路形成体17aも、例えば熱伝導性の高い金
属から形成されている。
における前記貫通流路16の下部付近から分岐してい
る。
における前記貫通流路17の下部付近から分岐してい
る。
ェ素子を用いて形成されており、前記ブロック15の一
面に沿うように固定配置されており、また、前記貫通流
路17は、前記貫通流路16に比して、前記ブロック1
0における前記冷却手段20が固定された面に近い位置
に形成されている。これによって、前記貫通流路17の
内部のほうが、前記貫通流路16の内部よりも低温とな
るのである。
4では、前記ブロック15と、貫通流路16と、分岐流
路18と、冷却手段20とで、前記ドレンセパレータ2
が構成されており、また、前記ブロック15と、貫通流
路17と、分岐流路19と、冷却手段20とで、前記二
次冷却器7が構成されている。
レータ2および二次冷却器7の動作については、上記第
一実施例におけるドレンセパレータ2と同様であること
から、その説明を省略する。
た約65℃のサンプルガスは、前記貫通流路16および
分岐流路18を通ってドレンセパレータ2を出た直後に
は、室温より約5℃低い温度となり、サンプルガス中の
水分はその温度飽和にまで除湿され、除湿されるドレン
にNH3 は溶解して除去される。前記NO2 コンバータ
4を経て送られてきたサンプルガスは、前記貫通流路1
7および分岐流路19を通って二次冷却器7を出た直後
には、約2.5〜5℃となるのである。
記第一実施例の測定装置Dによって得られる効果に加え
て、前記ドレンセパレータ2と二次冷却器7とを一体化
してあることから、装置全体の構成をよりコンパクトに
できるという効果を得ることが可能となる。
る本発明によれば、NO2 の吸着や溶解によるロスを極
力抑えて高精度の測定を行える窒素酸化物測定装置を提
供することが可能となる。
の構成を概略的に示す説明図である。
概略的に示す部分透視斜視図である。
のドレンセパレータの構成を概略的に示す説明図であ
る。
示すグラフである。
的に示すグラフである。
の構成を概略的に示す説明図である。
を概略的に示す部分透視斜視図である。
ンバータ、7…二次冷却器、21…採取部、D…窒素酸
化物測定装置。
Claims (5)
- 【請求項1】 サンプルガス中のNOX を定量分析する
ための窒素酸化物測定装置であって、前記サンプルガス
を採取するための採取部と、前記サンプルガス中のドレ
ンを分離するためのドレンセパレータと、前記サンプル
ガス中のNO 2 をNOに変換するためのNO2 コンバー
タと、サンプルガスをさらに冷却するための二次冷却器
と、NO分析計とを上流側からこの順に備え、前記ドレ
ンセパレータが高流速冷却型であり、さらに、前記採取
部からドレンセパレータに至るまでのサンプルガスの流
路全体を加熱および/または保温するように構成するこ
とを特徴とする窒素酸化物測定装置。 - 【請求項2】 前記ドレンセパレータの内容積に対する
ドレンセパレータの内部を通るサンプルガスの流量の比
および/または前記ドレンセパレータ中に形成されたサ
ンプルガス流路の内表面積に対するドレンセパレータの
内部を通るサンプルガスの流量の比が大きい請求項1に
記載の窒素酸化物測定装置。 - 【請求項3】 前記ドレンセパレータの内容積(c
m3 )に対するドレンセパレータの内部を通るサンプル
ガスの流量(cm3 /min)の比が、10(1/mi
n)以上である請求項1または2に記載の窒素酸化物測
定装置。 - 【請求項4】 前記ドレンセパレータ中に形成されたサ
ンプルガス流路の内表面積(cm2 )に対するドレンセ
パレータの内部を通るサンプルガスの流量(cm3 /m
in)の比が15(cm/min)以上である請求項1
〜3のいずれかに記載の窒素酸化物測定装置。 - 【請求項5】 前記ドレンセパレータと二次冷却器とを
一体化してある請求項1〜4のいずれかに記載の窒素酸
化物測定装置。
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JP2002299300A JP2003315220A (ja) | 2002-02-19 | 2002-10-11 | 窒素酸化物測定装置 |
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