JP2003314783A - スラリー溶液タンクにおける計測機器の導管の閉塞防止方法及び閉塞防止装置 - Google Patents

スラリー溶液タンクにおける計測機器の導管の閉塞防止方法及び閉塞防止装置

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JP2003314783A JP2002121666A JP2002121666A JP2003314783A JP 2003314783 A JP2003314783 A JP 2003314783A JP 2002121666 A JP2002121666 A JP 2002121666A JP 2002121666 A JP2002121666 A JP 2002121666A JP 2003314783 A JP2003314783 A JP 2003314783A
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Osamu Shidara
修 設楽
Yoshio Kasahara
儀雄 笠原
Koichi Takahashi
宏一 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導管内での固形物の析出,堆積を有効に防止
することができるスラリー溶液タンクにおける計測機器
の導管の閉塞防止方法を提供する。 【解決手段】 計測機器3からスラリー溶液タンク1の
内部に連通する導管31内に固形物が析出又は堆積し、
導管31を閉塞することを防止する閉塞防止方法であっ
て、導管31に向けて所定量のガスを供給する工程と、
導管31の手前で前記ガスに所定量の液体を添加する工
程と、前記液体が添加された前記ガスを導管31内に注
入する工程とを有し、液体を添加して湿潤にしたガスを
導管31内に注入して導管31内のスラリー溶液を攪拌
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スラリー溶液を貯
蔵するスラリー溶液タンクにおいて、各種の計測機器と
前記スラリー溶液タンクとを連通状態に連結する導管内
に、前記スラリー溶液から析出又は堆積した固形物が前
記導管を閉塞して前記計測機器による計測ができなくな
ることを防止する閉塞防止方法及び閉塞防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】粒状物又は粉状物を溶液媒体中に懸濁さ
せたスラリー溶液を、所定の濃度に保った状態で貯蔵す
るスラリー溶液タンクには、液面のレベルを計測する液
面指示計等の計測機器が設けられている。図2(a)
は、水酸化マグネシウム水溶液を貯蔵するタンク1に設
けられる計測機器の一例にかかり、このタンク1に貯蔵
されたスラリー溶液(水酸化マグネシウム水溶液)2の
液面のレベルを計測するための計測機器130の説明図
である。
【0003】計測機器130は、タンク1の底部近傍か
ら導出された導管131と、この導管131の先端に取
り付けられたダイヤフラム式差圧液面計等の計測部G
と、導管131と計測部Gとの間に設けられたバルブ1
32とを有している。バルブ132を開くと、タンク1
からスラリー溶液2が計測部Gに流れ、スラリー溶液の
液面の高さに応じた圧力が計測部Gに作用する。したが
って、計測部Gの指示を読み取ることによって、スラリ
ー溶液2の液面の高さを知ることができるものである。
【0004】しかしながら、上記構成の計測機器130
においては、計測部Gとタンク1とを連通状に連結する
導管131内で、図2(b)に示すようにスラリー溶液
2中の固形物が析出又は堆積して導管131が閉塞し
(閉塞部を符号2aで示す)、これによって計測不良又
は計測不能が生じるおそれがある。これは、タンク1内
のスラリー溶液2は攪拌プロペラ等で常時攪拌されてい
るものの、導管131内のスラリー溶液2は、タンク1
内のスラリー溶液2を攪拌させてもほとんど移動するこ
とがなく、導管131内で長期にわたって滞留しやすい
ことに起因する。
【0005】そこで、このような固形物の析出や堆積に
よって導管131の閉塞が生じないように、定期的に、
あるいは頻繁に導管131を開放して、内部の清掃を行
うようにしている。しかし、このような作業は面倒であ
るうえ、多大な作業時間とコストを費やしているという
問題がある。そのため、このような閉塞による計測不良
や計測不能を防止するために、導管を傾斜させてタンク
1に取り付けたり、導管131の形状や寸法等の設計を
変更したりする試みが行われているほか、導管131内
で析出又は堆積した固形物を導管131から洗い出すた
めに、液体(水)を導管131内に注入することが試み
られている。
【0006】しかしながら、前者のように、タンク1に
合わせて導管131の設計変更を行うことはコストがか
かり、計測機器130が高価になるという問題がある。
後者のように液体(水)を大量にタンク1内に注入する
と、スラリー溶液2の濃度が変化するという不都合があ
る。また、超音波液面計や放射線液面計のように、スラ
リー溶液2と接触しない非接触式の計測機器130の使
用も検討されているが、このような計測機器130は高
価であるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされたもので、固形物の析出,堆積による導管
の閉塞等の問題が長期にわたって生じることがなく、既
存のタンクに簡単な改良を施すだけの低コストで実施す
ることができ、かつ、長期にわたって高い信頼性と計測
精度を維持することができるスラリー溶液タンクにおけ
る計測機器の導管の閉塞防止方法及び閉塞防止装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、スラリー溶液を貯蔵する
スラリー溶液タンクにおいて、計測機器から前記スラリ
ー溶液タンクの内部に連通する導管内に固形物が析出又
は堆積し、前記導管を閉塞することを防止する閉塞防止
方法であって、前記導管に向けて所定量のガスを供給す
る工程と、前記導管の手前で前記ガスに所定量の液体を
添加する工程と、前記液体が添加された前記ガスを前記
導管内に注入する工程とを有する閉塞防止方法としてあ
る。
【0009】このように、空気や窒素ガス等のガスに、
水等の液体を添加し、湿潤状態にした前記ガスを導管に
注入すると、注入されたガスによって導管内のスラリー
溶液が攪拌され、滞留による固形物の析出や堆積を防止
することができる。請求項2に記載の発明は、少なくと
も前記ガスが前記導管に注入されるときに、前記ガスに
含まれる前記液体の成分が過飽和であるように、前記ガ
スに前記液体を添加する方法としてある。
【0010】このようにすると、ガスのみを注入するこ
とによるドライ領域の発生を、過飽和状態になるまで液
体を添加することで有効に防止することができ、導管内
のスラリー溶液から固形物が析出しないようにすること
ができる。請求項3に記載の発明は、前記ガス及び前記
液体の少なくとも一方を所定温度に加熱する方法として
ある。前記ガス及び前記液体の少なくとも一方を所定温
度に加熱することによって、固形物の析出を有効に抑制
することができる。加熱温度としては、40℃〜60℃
程度とするのがよい。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記ガスが不活
性ガスである方法である。このように、前記ガスを不活
性ガスとすることで、可燃性の溶媒を用いたスラリー溶
液の計測機器にも本発明を適用することが可能になる。
請求項5に記載の発明は、前記スラリー溶液が水酸化マ
グネシウム水溶液である方法である。このように、本発
明は、水酸化マグネシウム水溶液のようなスラリー水溶
液に特に適している。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記スラリー溶
液の濃度又は容量に応じて、前記導管に供給するガスの
量及びこのガスに添加する液体の量を予め決定した方法
としてある。前記ガスに前記液体を添加する量は、固形
物の析出を抑制することができるのであればよい。例え
ば、液面高さ5m、容量260mの水酸化マグネシウ
ム40%水溶液を貯蔵するタンクにおいては、1m
h程度の空気に1800cc/h程度の水を添加すると
よい。
【0013】また、請求項7に記載するように、前記ガ
スの注入圧力が、前記導管に注入された前記ガスの圧力
によって前記計測機器に与えられる計測結果への影響
が、前記計測機器の誤差の範囲内になるように、前記ガ
スの注入圧力を調整するのが好ましい。さらに、請求項
8に記載するように、前記液体は、前記スラリー溶液の
溶媒と同じとするのがよい。
【0014】本発明は請求項9,10に記載された装置
の発明によっても達成することができる。すなわち、請
求項9に記載の発明は、スラリー溶液を貯蔵するスラリ
ー溶液タンクにおいて、計測機器から前記スラリー溶液
タンクの内部に連通する導管内に固形物が析出又は堆積
し、前記導管を閉塞することを防止する閉塞防止装置で
あって、前記導管にガスを供給するガス供給手段と、こ
のガス供給手段によって供給されたガスに液体を添加す
る液体添加手段と、前記ガス供給手段から供給されたガ
スに添加する前記液体の量を調整する調整手段と、液体
が添加された前記ガスを前記導管内に注入する注入手段
とを有する構成としてある。また、請求項10に記載す
るように、前記液体及び前記ガスの少なくとも一方を所
定温度に加熱する加熱手段を有する構成としてある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の閉塞
防止装置の構成を説明する概略図である。閉塞防止装置
は、導管31に所定量の空気を供給する空気供給手段4
と、この空気供給手段4によって供給された空気に所定
量の水を添加する水供給手段5と、水が添加された空気
を配管8を経て導管31に注入する注入手段とを有して
いる。
【0016】空気供給手段4から供給された空気は配管
43及び配管8を経て導管31に注入され、水供給手段
5から供給された水は配管53を経て、配管8の末端に
設けられた水添加部6で、配管43と合流している。こ
の水添加部6では、所定量の空気に所定の水が添加さ
れ、水が添加された空気を配管8に送り出している。ま
た、この実施形態の閉塞防止装置は、水添加部6の手前
で水を所定温度に加熱する加熱手段としてのヒータ7を
有している。以下、各手段を詳細に説明する。
【0017】[空気供給手段]空気供給手段4は、エア
コンプレッサ等の空気供給源APと、この空気供給源A
Pによって供給された空気を配送する配管43の途中に
設けられ、空気供給源APから供給される空気の量を調
整するための調整バルブ41及び流量計42とを有して
いる。そして、この調整バルブ41を操作して、空気供
給源APからの空気の供給量を調整することができる。
【0018】なお、この実施形態では、空気供給源AP
による空気の配送圧力によって、水が添加された空気を
配管8から導管31に注入している。そのため、この実
施形態では、空気供給源APが、導管31に空気を注入
するための注入手段を構成している。導管31への空気
の注入圧力は、空気供給源APの配送圧力を調整するこ
とで調整することができるが、調整バルブ41を操作し
て空気の供給量を調整することによっても調整すること
ができる。なお、計測部Gによって高精度な計測を行う
ために、導管31への空気の注入圧力は、計測部Gの計
測結果に悪影響を与えないもの、すなわち、空気を注入
しても、計測部Gの計測誤差が許容の範囲内に収まるも
のであるのが好ましい。例えば、±1%の範囲内の計測
誤差を有する計測部Gにおいては、注入された空気によ
って計測部Gの計測結果に与える影響が、前記計測誤差
の20%程度の範囲内(計測部Gの計測結果に対して
0.2%の範囲内)に収まるように、注入圧力を調整す
るとよい。
【0019】[水供給手段]水供給手段5は、水を取り
入れて配管53に供給する水供給源WSと、配管53の
途中に設けられ、配送される水の量を計測する流量計5
2と、この流量計52と水供給源WSとの間に設けられ
た流量調整バルブ51とを有している。水供給源WSか
ら供給される水の量は、タンク1内のスラリー溶液2の
濃度に影響を与えない程度のものであり、かつ、導管3
1の内部にドライ領域を形成しないようにし、これによ
って固形物が析出しない程度に空気を湿潤にすることが
できるものであればよい。水添加部6に供給される水の
量は、流量計52の計測結果に基づいて流量調整バルブ
51を操作することで調整することができる。
【0020】[水添加部]水添加部6は、配管43から
配送されてきた空気に、配管53から配送されてきた水
を添加し、少なくとも導管31に導入される際の空気を
湿潤状態にするものである。好ましくは、空気中の水分
が過飽和状態になる程度まで、空気に水を添加できるも
のであるのがよい。この水添加部6における水の添加方
法としては、種々のものが挙げられる。例えば、配管5
3の末端で水をミスト状に水添加部6内に噴霧し、この
噴霧雰囲気中に配管43から供給された空気を通過させ
るようにしてもよいし、配管53内の水に、配管43か
ら配送されてきた空気を吹き出すようにしてもよい。加
熱手段であるヒータ7によって水を40℃〜60℃に加
熱し、加熱された水から発生する水蒸気の雰囲気中に、
配管43から供給されてきた空気を通過させるようにし
てもよい。
【0021】[配管8]配管8は、導管31の手前で分
岐している。そして、その一方が、空気を導管31に注
入するための注入配管81として構成され、他方が、空
気を外気中に放出するドレン配管82として構成されて
いる。注入配管81及びドレン配管82の途中には、そ
れぞれバルブ83,84が設けられていて、このバルブ
83,84のいずれかを操作することで、配管8から供
給された空気を、導管31及び外気のいずれか一方に流
すことができるようにしている。注入配管81から注入
された空気は、図1(b)に示すように、気泡Aとなっ
て導管31内のスラリー溶液2を攪拌する。さらに、気
泡Aは、導管31からタンク1内へ流れ、スラリー溶液
2中を上昇してスラリー溶液2の液面から大気中に放出
されるので、気泡Aとともに導管31内のスラリー溶液
2がタンク1側に移動する。そして、これらにより、導
管31内における固形物の堆積や析出が有効に抑制され
る。
【0022】[方法の発明の説明]次に、上記構成の閉
塞防止装置を用いた閉塞防止方法の一実施形態を、具体
例を挙げながら説明する。この実施形態では、タンク1
内に、液面高さ約5m,約260mの水酸化マグネシ
ウム40%の水溶液を貯蔵しているものとして説明す
る。この実施形態で空気供給手段4から供給される空気
の量は、標準状態(大気圧下)で1m/hとし、この
空気に対して添加される水の量は、1800cc/hと
した。
【0023】この水の量は、少なくとも導管31に注入
される際の空気を過飽和状態にして、導管31内にドラ
イ領域を形成しないものである。また、この水の量は、
40%の濃度の水酸化マグネシウム水溶液に対し、±1
%の範囲内の濃度変化にとどめることができる量であ
る。水は、空気に添加する前に、ヒータ7で加熱しても
よい。この加熱温度は、40℃〜60℃の範囲内とする
のが好ましい。このように、水を加熱して空気に添加す
ることで、固形物の析出をより有効に抑制することがで
きる。もちろん、水と空気の両方を加熱してもよいし、
空気のみを加熱してもよい。
【0024】注入配管81から導管31に注入される際
の空気の注入圧力は、10mmAq(0.1KPa)以下と
なるようにした。この注入圧力が計測部Gに与える影響
は、計測部Gの計測誤差の許容範囲(1%)に対して約
20%の範囲内(計測部Gの計測結果に対して0.2%
の範囲内)のものである。すなわち、空気の注入圧力
は、液面高さ5mの水酸化マグネシウム水溶液に換算し
て、約10mmの計測誤差を与える程度のものである。
計測部Gの計測誤差の許容範囲は約50mmであるか
ら、注入された空気によって計測結果にこの程度の影響
があっても、計測部Gの計測誤差を常に許容の範囲内に
保つことができる。
【0025】上記条件で試験を行った結果、それまで年
間100時間程度を費やしていた閉塞防止のための作業
が、試験開始から1年間で実質的に0となり、その効果
が確認できた。また、試験開始から1年経過後に導管3
1を開放して内部の状況を確認したところ、ある程度の
固形物の堆積は認められたが、導管31に閉塞を生じさ
せたり、計測部Gの計測結果に悪影響を与えたりするも
のではなかった。このように、本発明では、現状の計測
機器に簡単な改良を施すだけの低コストで実施すること
ができ、かつ、大きな効果を得ることができるものであ
る。
【0026】本発明の好適な実施形態について説明した
が、本発明は上記の説明により何ら限定されるものでは
ない。例えば、本発明はスラリー溶液の液面を計測する
計測機器に限らず、他の計測機器にも適用が可能であ
る。また、上記の説明では、スラリー溶液として水酸化
マグネシウム水溶液を例に挙げ、ガスとしての空気に液
体として水を添加するものとして説明したが、本発明は
水酸化マグネシウム水溶液以外のスラリー溶液にも適用
が可能であり、また、空気以外のガス、水以外の液体を
用いることも可能である。この場合は、スラリー溶液の
溶媒と同じ成分の液体を用いるとよい。また、スラリー
溶液が可燃性のものである場合は、窒素ガス等の不活性
ガスを用いるとよい。さらに、導管31に空気を注入す
る空気注入手段は空気供給源APであるとして説明した
が、ポンプ等の空気注入手段を配管8に設けてもよい
し、水供給手段WSをポンプ等で構成して、注入手段と
して用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、固形物の析出や堆積に
よる導管の閉塞を、液体を添加して湿潤にしたガスで有
効に防止することができ、導管を開放して行う清掃や点
検等の作業の頻度を著しく減少させることができ、か
つ、高精度の計測結果を長期にわたって維持することが
できる。また、既存のタンクに簡単な改良を施すだけで
低コストで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閉塞防止装置の構成を説明する概略図
である。
【図2】本発明の従来例にかかり、水酸化マグネシウム
水溶液を貯蔵するタンクに設けられ、このタンク内のス
ラリー溶液の液面のレベルを計測するための計測機器の
説明図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 スラリー溶液 3,130 計測機器 31,131 導管 32,132 バルブ 4 空気供給源 41 調整バルブ 42 流量計 43 配管 5 水供給手段 51 流量調整バルブ 52 流量計 53 配管 6 水添加部 7 ヒータ(加熱手段) 8 配管 81 注入配管 82 ドレン配管 83 バルブ 84 ドレンバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F17D 3/12 G01F 23/14 G01F 23/14 B08B 9/02 Z Fターム(参考) 2F014 AA10 AB01 BA03 3B116 AA12 AA33 AB53 BB47 BB82 3E070 AA02 AB04 CA03 CB03 3J071 AA15 BB14 CC07 DD26 DD36 FF16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリー溶液を貯蔵するスラリー溶液タ
    ンクにおいて、計測機器から前記スラリー溶液タンクの
    内部に連通する導管内に固形物が析出又は堆積し、前記
    導管を閉塞することを防止する閉塞防止方法であって、 前記導管に向けて所定量のガスを供給する工程と、 前記導管の手前で前記ガスに所定量の液体を添加する工
    程と、 前記液体が添加された前記ガスを前記導管内に注入する
    工程と、 を有することを特徴とするスラリー溶液タンクにおける
    計測機器の導管の閉塞防止方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記ガスが前記導管に注入さ
    れるときに、前記ガスに含まれる前記液体の成分が過飽
    和であるように、前記ガスに前記液体を添加することを
    特徴とする請求項1に記載のスラリー溶液タンクにおけ
    る計測機器の導管の閉塞防止方法。
  3. 【請求項3】 前記ガス及び前記液体の少なくとも一方
    を所定温度に加熱することを特徴とする請求項1又は2
    に記載のスラリー溶液タンクにおける計測機器導管の閉
    塞防止方法。
  4. 【請求項4】 前記ガスが不活性ガスであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のスラリー溶液タ
    ンクにおける計測機器の導管の閉塞防止方法。
  5. 【請求項5】 前記スラリー溶液が水酸化マグネシウム
    水溶液であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のスラリー溶液タンクにおける計測機器の導管の
    閉塞防止方法。
  6. 【請求項6】 前記スラリー溶液の濃度又は容量に応じ
    て、前記導管に供給するガスの量及びこのガスに添加す
    る液体の量を予め決定したことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のスラリー溶液タンクにおける計測
    機器の導管の閉塞防止方法。
  7. 【請求項7】 前記ガスの注入圧力が、前記導管に注入
    された前記ガスの圧力によって前記計測機器に与えられ
    る計測結果の影響が、前記計測機器の誤差の範囲内にな
    るように、前記ガスの注入圧力を調整したことを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載のスラリー溶液タン
    クにおける計測機器の導管の閉塞防止方法。
  8. 【請求項8】 前記液体が、前記スラリー溶液の溶媒と
    同じものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載のスラリー溶液タンクにおける計測機器の導管
    の閉塞防止方法。
  9. 【請求項9】 スラリー溶液を貯蔵するスラリー溶液タ
    ンクにおいて、計測機器から前記スラリー溶液タンクの
    内部に連通する導管内に固形物が析出又は堆積し、前記
    導管を閉塞することを防止する閉塞防止装置であって、 前記導管にガスを供給するガス供給手段と、 前記導管の手前で前記ガスに液体を添加する液体添加手
    段と、 前記ガス供給手段から供給されるガスの量を調整するガ
    ス調整手段及び前記ガス供給手段から供給されたガスに
    添加する前記液体の量を調整する液体調整手段と、 液体が添加された前記ガスを前記導管内に注入する注入
    手段と、 を有することを特徴とするスラリー溶液タンクにおける
    計測機器の導管の閉塞防止装置。
  10. 【請求項10】 前記液体及び前記ガスの少なくとも一
    方を所定温度に加熱する加熱手段を有することを特徴と
    する請求項9に記載のスラリー溶液タンクにおける計測
    機器の導管の閉塞防止装置。
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