JP2003311191A - エアゾールシステム - Google Patents

エアゾールシステム

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JP2003311191A
JP2003311191A JP2002116879A JP2002116879A JP2003311191A JP 2003311191 A JP2003311191 A JP 2003311191A JP 2002116879 A JP2002116879 A JP 2002116879A JP 2002116879 A JP2002116879 A JP 2002116879A JP 2003311191 A JP2003311191 A JP 2003311191A
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JP
Japan
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signal
time
aerosol
valve
injection
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JP2002116879A
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English (en)
Inventor
Shinya Takemoto
真也 竹本
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Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間後の噴射開始時刻の設定が可能で、し
かも目覚まし時計などの他の機能をも奏するエアゾール
システムを提供する。 【解決手段】 目覚まし時刻を設定する時刻設定針2
6、設定された時刻に音響を発するブザー25、ブザー
を停止する操作ボタン23および電磁弁15を作動させ
る信号を発信する手段を有する設定装置11と、加圧状
態で内容物を充填した容器本体31および前記設定装置
11からの信号により容器と外部の連通遮断を行う電磁
弁15を有する噴射装置12とを備えているエアゾール
システム10。容器本体31にはラベンダーなどの芳香
剤を含む内容物が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾールシステム
に関する。さらに詳しくは、日常的な生活に伴って自動
的に噴射を行うエアゾールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なエアゾール製品は、容器本体
と、その容器本体の上部に取り付けたエアゾールバルブ
と、そのエアゾールバルブのステムに取り付けた噴射ボ
タンとを備えており、容器本体の内部には、有効成分を
含む原液と、その原液を噴射するための噴射剤とが充填
されている。そして噴射ボタンを押している間だけエア
ゾールバルブが開き、ステムおよび噴射ボタンを通じて
内容物(エアゾール組成物)を噴射することができる。
【0003】このようなエアゾール製品において、害虫
駆除剤などの人体に悪影響を及ぼす薬剤を噴射する場合
は、使用者が退避する時間を稼ぐため、噴射ボタンを押
した後、1〜2分経過してから噴射を開始する遅延機構
を設けたものが知られている。そのような遅延機構とし
て、たとえばエアゾールバルブと噴口との間に圧力室を
介在し、その圧力室内に充満したガスが一定圧力に達し
たときに噴口とバルブとを連通させる圧力検知タイプの
ものがある。
【0004】また、ゼンマイを巻き込み、その戻りの力
でギヤなどを回転させ、ギヤが所定数だけ回転したとき
にバルブを開くタイマータイプのものがある。なおタイ
マー式のエアゾール製品では、前記オンディレイタイプ
のほか、噴射ボタンを押したときに直ちに噴射を開始
し、所定時間経過後に噴射を停止するオフディレイタイ
プのものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の遅延機構付
きのエアゾール製品は、比較的短時間の遅延機能しか有
しない。また、タイマータイプのものも、設定時間はせ
いぜい1時間程度である。本発明は、日常生活に対して
広く対応することができ、長時間の設定が可能で、しか
も目覚まし効果などの他の機能をも奏するエアゾールシ
ステムを提供することを技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエアゾールシス
テム(請求項1)は、日常生活での規則的な行為に対し
て噴射すべき条件を設定する手段と、設定した条件が満
たされたときに信号を発信する手段とを備えた設定装置
と、加圧状態で内容物を充填した容器本体および前記信
号に基づいて容器と外部の連通/遮断を行うバルブを有
する噴射装置とを備えていることを特徴としている。こ
こにいう「バルブ」は、通常の手動操作用のエアゾール
バルブのほか、電磁弁、その他容器の内部と外部の連通
/遮断を制御するバルブ、開度を調節できるバルブなど
を含む概念である。
【0007】このようなエアゾールシステムにおいて
は、前記設定手段はあらかじめ所定の時刻を設定するも
のであってもよい(請求項2)。また、前記設定装置の
設定する条件が、特定の行為が行われたこと、またはそ
の行為が行われてから一定時間が経過したことであって
もよい(請求項3)。前記規則的な行為が所定の時刻に
行われる場合は、前記設定装置からの信号に基づいて作
動する注意信号発生手段をさらに備えていてもよい(請
求項4)。「注意信号」としては、通常の目覚まし時計
やアラーム、電話の着信音などの使用者の注意を引く音
響やメロディなどの聴覚信号のほか、部屋の電気をつけ
て明るくする視覚信号、風を送るファンないし扇風機、
エアコンなどによる触覚的刺激、テレビをつける、音楽
をならすなどの総合的な刺激など、その目的に応じた各
種の信号が含まれる。信号の目的は、目覚まし、噴射開
始・終了などの合図、音声による噴射に関係する注意・
警告などがあげられる。目覚ましを目的とする場合は、
寝ているものを覚醒に導く各種の刺激が含まれる。
【0008】さらに前記設定装置の時刻設定手段を複数
の時刻を設定できるものとし、信号発信手段が第1の時
刻にバルブを開く信号を発信し、第2の時刻に注意信号
発生手段に信号を発信するように構成するのが好ましい
(請求項5)。また前記バルブを開く大きさおよび/ま
たは時間を変えることができるものとし、かつ、前記信
号にバルブの開く大きさおよび/または時間の信号を含
ませるようにするのが好ましい(請求項6)。
【0009】さらに前記噴射装置を複数設け、それぞれ
の噴射装置の容器本体に異なる内容物を充填し、前記設
定装置に噴射させる噴射装置を選択する選択手段をさら
に設けるのが好ましい(請求項7)。また前記噴射装置
が容器本体と外部との連通/遮断を制御するエアゾール
バルブを備えており、前記制御手段が、そのエアゾール
バルブを開き状態に維持するロック機構と、エアゾール
バルブと噴口との間に介在される電磁弁とを備えている
ものが好ましい(請求項8)。さらに前記信号発生手段
の発生する信号が音響信号であり、前記制御手段がその
音響信号を検出するマイクロフォンを備えているものが
好ましい(請求項9)。また、前記信号発生手段の発生
する信号を光信号(赤外線、可視光線、紫外線などのウ
ェーブ波)とし、前記噴射装置にその光信号を検出する
検出器を設けることもできる(請求項10)。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明のエアゾールシステム
(請求項1)は、日常生活で規則的な行為に対し、信号
が自動的に発せられ、それに伴ってエアゾール装置の内
容物が噴射される。したがって使用者が意識せずに適切
なタイミングで自然に生活環境が適切なものに変えられ
る。また、設定装置で条件を設定できるので、使用者は
自己の日常生活のスタイルに合わせて適切な環境および
その変化の設計を行うことができる。なお、環境ないし
その変化の設定はモデル的なものを準備しておいてもよ
い。
【0011】前記設定手段があらかじめ所定の時刻を設
定するものである場合(請求項2)は、設定装置で噴射
させたい時刻をあらかじめ設定しておくと、信号発生手
段が前記設定された時刻に信号を発信する。そしてその
信号を受けて噴射装置のバルブが開き、容器本体内の内
容物が噴射される。そのため、たとえば起床時間に合わ
せて、あるいは起床時間に先立って、芳香剤や清涼化
剤、消臭剤などを室内に噴射させることができる。ま
た、少量ずつ長時間噴射を継続させ、一定時間経過後に
停止させることができる。そのため、たとえば帰宅時間
に合わせて芳香剤や消臭剤などを噴射させることができ
る。また、薫蒸剤などの人体に影響がある薬剤の場合
は、帰宅時間より早めに噴射を停止させ、臭いがなくな
った後、あるいは薫蒸剤の効果がなくなった後に帰宅で
きるようにすることができる。また、特定の時間(夜中
など)に活動するゴキブリなどの害虫をターゲットとし
て駆除剤を効果的に噴射することができる。
【0012】前記設定装置の設定する条件が、特定の行
為が行われたこと、またはその行為が行われてから一定
時間が経過したことである場合(請求項3)は、カーテ
ンを開けたとき、扉を開閉したとき、ドアに施錠したと
き、ペットが排便したときなどの、日常生活の所定の行
為に対し、その行為の直後あるいは所定の時間経過後
に、芳香剤、清涼化剤、消臭剤などを噴射させることが
できる。そのため使用者は意識せずに生活環境を快適な
状態に維持することができる。
【0013】前記設定装置からの信号に基づいて作動す
る注意信号発生手段をさらに備えているエアゾールシス
テム(請求項4)の場合は、噴射と共に、あるいは噴射
の開始や終了に先立って、噴射に関連する信号、あるい
は噴射に直接関係しない各種の信号を発生するので、使
用者に対して所定の注意を喚起することができる。注意
信号が目覚まし信号の場合は、寝室内に芳香剤や清涼化
剤などの目覚めを快適にする薬剤を噴射すると共に、音
響や明るい光などの目覚めを惹き起こす注意信号を発生
することができる。それにより快適な目覚めが得られ
る。
【0014】前記設定装置の時刻設定手段が複数の時刻
を設定できるものであり、信号発信手段が第1の時刻に
バルブを開く信号を発信し、第2の時刻に注意信号発生
手段に信号を発信するものである場合(請求項5)は、
あらかじめ芳香剤や清涼化剤などを室内に噴射してお
き、充分な薫香などがただよってから、音響などの注意
信号を発生させることができる。それにより、たとえば
目覚まし刺激とする場合は、一層快適な目覚めが得られ
る。
【0015】前記バルブが開く大きさおよび/または時
間を変えることができるものであり、かつ、前記信号が
バルブの開く大きさおよび/または時間の信号を含んで
いるエアゾールシステム(請求項6)の場合は、バルブ
の開く大きさや噴射時間をあらかじめ設定装置で設定し
ておくことにより、噴射量をあらかじめ設定しておくこ
とができる。そのため、不必要な噴射を避けることがで
き、また、必要な分量の噴射量を容易に得ることができ
る。
【0016】前記噴射装置を複数備えており、それぞれ
の噴射装置の容器本体に異なる内容物が充填されてお
り、前記設定装置に噴射させる噴射装置を選択する選択
手段が設けられているエアゾールシステム(請求項7)
では、設定により噴射する内容物を変えることができ
る。そのためたとえば日によって好みの薫りと共に目覚
めることができる。
【0017】前記噴射装置が容器本体と外部との連通/
遮断を制御するエアゾールバルブと、そのエアゾールバ
ルブを開き状態に維持するロック機構と、エアゾールバ
ルブと噴口との間に介在される電磁弁とを備えている場
合(請求項8)は、エアゾールバルブの手動操作で任意
に噴射することができる。さらにあらかじめエアゾール
バルブを開いた状態にロックしておき、一定時刻に電磁
弁を開かせることにより、所定時間後に自動的に噴射を
開始させることができる。その後は手動でロックを解除
することにより、噴射を任意に停止させることができ
る。
【0018】前記信号発生手段の発生する信号が音響信
号であり、前記噴射装置がその音響信号を検出するマイ
クロフォンを備えている場合(請求項9)は、信号発生
手段の音響信号で使用者に注意を喚起することができ
る。すなわち信号発生手段と注意信号発生手段を兼用す
ることができる。それにより音響信号で睡眠中の使用者
を目覚めさせたり、エアゾールシステムから離れた場所
にいる使用者や周囲に人に対して噴射中であること、あ
るいはこれから噴射することを知らせることができる。
噴射装置のマイクロフォンは、その音響信号を検出し、
前述のようにバルブを開いて内容物を噴出する。したが
って音響信号が到達する範囲内であれば、設定装置と噴
射装置とを離して配置することができ、その間にコード
などを連結する必要がない。
【0019】前記信号発生手段の発生する信号を光信号
(赤外線、可視光線、紫外線などのウェーブ波)とし、
前記噴射装置にその光信号を検出する検出器を設ける場
合は(請求項10)、ガラス越しなど、音響が届きにく
い場所同士での通信が可能である。とくに光信号として
部屋の照明やスポットライト、表示ランプ、光ビーム、
レーザービームなどの可視光を利用する場合は、使用者
の注意を喚起する信号を発生する注意信号発生手段と兼
ねさせることができ、使用者や周囲の人に噴射の開始、
終了などを知らせることができる。可視光でない場合で
も、発光していることを表示するための発光ダイオード
などの表示ランプを設けることにより、同様の作用効果
がある。可視光や表示ランプは光源自体を移動させた
り、ビームを発射する光源を首振りさせたりすることに
より、一層注意を喚起することができる。前記信号発生
手段の発生する信号を電波とし、前記噴射装置にその電
波を検出する受信機を設ける場合は、設定装置と噴射装
置をかなり離れて配置することができ、携帯電話などを
介した通信も可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のエアゾールシステムの実施の形態を説明する。図1は
本発明のエアゾールシステムの一実施形態を示す正面
図、図2a〜eはそのエアゾールシステムの作用を示す
タイムチャート、図3は本発明に関わる噴射装置の他の
実施形態を示す要部断面正面図、図4および図5はそれ
ぞれ本発明のエアゾールシステムの他の実施形態を示す
正面図、図6および図7はそれぞれ本発明のエアゾール
システムのさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【0021】図1に示すエアゾールシステム10は、時
計の形態を備えた設定装置11と、噴射装置12と、そ
れらを接続するコード13を備えている。噴射装置12
はエアゾール製品14と、そのエアゾール製品に取り付
けた電磁弁15とを備えている。電磁弁15は請求項1
にいうバルブである。
【0022】前記設定装置11は、箱状の本体21と、
その本体の前面に設けた表示部22と、上部に設けたセ
ットとストップとを切り換える操作ボタン23とを備え
ている。符号24は電源コードである。本体21の内部
は、電気式の目覚まし時計と実質的に同じであり、電源
回路、発振回路、減数回路、カウンタ、時針駆動回路な
どからなるいわゆるムーブメントを備えている。さらに
目覚まし用のブザー駆動回路および時刻設定回路を備え
ている。さらにこの実施形態では、噴射装置側に信号受
信回路などを備えている。
【0023】さらに前記時針駆動回路からのパルス信号
に基づいて表示部22の時針22aを進めるための時針
駆動要素(振動要素あるいはモータなど)や、前記ブザ
ー駆動回路からの駆動電源で吹鳴するブザー25を備え
ている。表示部22の時刻設定針26は、角度検出器と
連結され、その角度検出器の設定値は前述の時刻設定回
路の入力端子に接続されている。信号発信回路はブザー
駆動回路と共通にすることができ、操作ボタン23によ
って接続が断たれるようにしている。信号発信回路の出
力端子には、コード13を連結するための着脱自在のコ
ネクタが設けられている。なお、通常の電子式の目覚ま
し時計に分岐回路および出力端子やコネクタを設けるこ
とにより、設定装置とすることもできる。また、所定の
設定時刻でオンオフの電気信号を出すタイマーなどを用
いることもできる。
【0024】前記ブザー25の吹鳴パターンは、通常は
1回目の吹鳴開始時刻、2回目の吹鳴開始時刻、吹鳴の
長さなどをそれぞれ設定することにより変化させること
ができる。その場合、使用者が設定するための設定スイ
ッチないしダイヤルを設けておく。しかしたとえば典型
的な基本パターンを定めておき、SROMなどのメモリ
ーに記憶させておくことができる。ブザー25は単音の
電子ブザーでもよく、メモリーに記憶させておいたメロ
ディーや音声を用いることもできる。さらにゼンマイや
モータを駆動源とする機械式のベルなども使用しうる。
【0025】前記エアゾール製品12は、容器本体31
と、その容器本体の上端に取り付けられるエアゾールバ
ルブ32と、そのエアゾールバルブのステム(図3の符
号33参照)に取り付けられる噴射ボタン34と、その
上部に設けられ、上向きに延びるノズル35とを備えて
いる。前記電磁弁15は、噴射ボタン34の上部に設け
られ、その入力用のポートはステムに連結されている。
前記ノズル35は電磁弁の出力用のポートに連結されて
いる。ノズル35の先端には、上を向いた噴射孔36が
設けられている。
【0026】さらにこの実施形態では、容器本体31の
肩部に円筒状のカバー37が設けられ、そのカバー37
には上端で開放されるL字状の係合溝38が形成されて
いる。噴射ボタン34の側面には、その係合溝38と協
働するように突起ないしピン39が突設されている。ピ
ン39と係合溝38とは、噴射ボタン34を押し下げた
状態に維持するロック機構として作用する。
【0027】容器本体31およびエアゾールバルブ32
は、従来公知のものを用いることができる。噴射ボタン
34は下部にステムを受け入れるステム取り付け穴を有
し、その上部に電磁弁取り付け孔を備えている。前記電
磁弁15はステムとノズル35の間に介在され、それら
の連通/遮断を制御するものである。
【0028】ブザー25の吹鳴パターンと電磁弁15の
開閉の信号は、共通にすることもでき、別個にすること
もできる。また、電磁弁15は単に全閉か全開かを切り
換えるオン−オフ制御タイプのものでもよく、電圧に応
じて開度が変化する比例制御タイプのものであってもよ
い。なお単純なオン−オフ制御の電磁弁を複数個並列に
設け、開く電磁弁の個数を段階的に制御することによ
り、全体の噴出量を増減させることもできる。
【0029】容器本体31内には、芳香剤(アロマ)、
消臭剤、清涼化剤、空間に漂う花粉やホコリなどを沈降
させる空間処理剤、害虫駆除剤などの薫蒸剤、害虫やカ
ラス、猫などの動物の忌避剤などの有効成分を含む原液
と、その原液を噴射させる、液化石油ガスやジメチルエ
ーテルなどの液化ガス、チッ素や炭酸ガス、圧縮空気な
どの圧縮ガスなどの噴射剤が充填されている。
【0030】図2a〜eは前述のブザーの制御パターン
と電磁弁の開閉制御の関係を示すタイムチャートであ
る。図2aの場合は、セット時刻Tsから睡眠時間など
の一定の時間T0が経過した後、図1のブザー25およ
び電磁弁15に共通の信号を送る場合を示している。始
めに設定装置で起床時刻Tkをセットするとき、同時に
図1の噴射ボタン34を押し下げて回転させ、ピン39
を係合溝38に係合させておく。それによりエアゾール
バルブ32が常時開の状態にロックされる。そのため電
磁弁15が開いたときにただちに噴射が開始する。販売
経路あるいは噴射装置12を使用しないときは、噴射ボ
タン34を逆に回転させてロックを解除しておく。それ
により漏れをできるだけ少なくすることができる。
【0031】図2aの実施形態では、一定時間T0が経
過したときにブザー25が吹鳴し(符号BZ参照)、同
時に電磁弁15が開き内容物を噴射する(符号SP参
照)。そして図1の操作ボタン23が押されると、ブザ
ーが停止し、同時に電磁弁15が閉じる。それによりた
とえばブザーの吹鳴で使用者を睡眠から覚醒させること
ができ、同時にラベンダーやミント、メントールなどの
使用者の意識をすっきりとさせる香料や清涼化剤などを
噴射装置がら噴射させることができる。使用者はそれに
よって快適に目覚めることができる。
【0032】この実施形態ではさらにブザーの吹鳴が停
止した後、さらに一定時間Tbが経過した後に再度ブザ
ー25の吹鳴BZ2および噴射SP2が行われる。そし
てたとえば設定装置11の裏面にある完全停止レバーな
どが操作されるまで、何度も繰り返してブザーの吹鳴と
噴射が繰り返される。なお、ブザーの吹鳴BZおよび噴
射SP、SP2は、操作ボタン23が押されなくても、
所定時間経過後に停止させ、その後、所定時間経過後に
再度吹鳴・噴射を開始するようにしてもよい。その場合
は、後になるほど吹鳴・噴射の時間を長くするのが好ま
しい。それによりなかなか起きられない使用者も、強制
的に起こされることになる。
【0033】図2bはブザーの音量および電磁弁の開度
が電気信号、たとえば電圧により変化する場合を示して
いる。このものは後になるほど、ブザーの音量(縦方向
の長さで表示)が大きくなるよう、そして噴射量(縦方
向の長さで表示)が増加するように制御パターンが定め
られている。このものも目覚めにくい使用者に、強く覚
醒を働きかけることができる。
【0034】図2cは、ブザーの吹鳴BZが開始する時
刻より所定の時刻Tpだけ前に、あらかじめ噴射SPを
開始させる制御パターンを示している。このパターンで
は、使用者が目覚ましのブザーによって起こされる前
に、室内にたとえば柑橘系や森林の芳香が充満し、きわ
めて爽快な目覚めが得られる。なお、噴射SPはブザー
の吹鳴BZの開始と共に停止させてもよく、また、ブザ
ーの吹鳴BZと同時に停止させてもよい。
【0035】図2dは不在時間を利用して外出中に害虫
駆除剤などの薫蒸剤を噴射する場合を示している。この
パターンではブザーをならさず、使用者がセットした時
刻Tsからいくらか遅れて噴射SPが開始し、帰宅予定
時刻Tbより所定時間Tp前に噴射SPを停止するパタ
ーンとされている。噴射の開始を遅らせるのは使用者が
退避する時間を得るためである。帰宅時刻より速く停止
させるのは、帰宅したときには薫蒸剤の効果が消えて人
体への影響がなくなっているようにするためである。逆
に帰宅時刻をセットしておき、帰宅時刻のいくらか前に
芳香剤や清涼化剤、空間処理剤などを噴霧させておき、
帰宅時間にもっとも効果的にそれらの薬剤の効果が顕れ
るようにすることもできる。またブザーを鳴らして噴射
中であることを使用者や周囲の人に知らせるようにして
もよい。
【0036】図2eの噴射パターンの場合は、所定の時
間内中、間欠的に噴射と停止を繰り返すようにしてい
る。このようにすると、一度の噴射で薬剤の効果が持続
している間は電磁弁を閉にして噴射を停止させ、効果が
薄れてきたときに次の噴射を行わせることができる。そ
れにより薬剤の効果を長時間維持することができ、しか
も薬剤の噴射量を抑制することができる。なお、エアゾ
ールバルブとして微量噴射バルブを採用し、同様の効果
を得ることもできる。
【0037】また、特定の時間、たとえば夜中に活動す
るゴキブリなどの害虫を駆除するため、その時間に駆除
剤を噴射し、使用者が起きてくる前に噴射を停止させる
ことができる。それにより適切な時間帯に人体に有害な
駆除剤を噴射させることができ、その効果がなくなって
から起床することができる。
【0038】図3に示す噴射装置40は、直径が高さよ
り大きい寸法の容器本体31を有するエアゾール製品1
4を備えている。すなわちこのエアゾール製品14は、
前述のように設定装置からの信号で電磁弁15を開いて
噴射するので、使用者が手に持って操作する必要がな
い。そのため手に持ちやすい細長い円筒状にする必要が
ない。さらに床面やベッドサイドテーブルに載置した状
態で使用するので、このような安定した形状が好まし
い。他の点は図1の噴射装置の場合と同じである。
【0039】図4に示すエアゾールシステム41は、設
定装置11から噴射装置12へ電波による無線信号を送
るようにしている。噴射装置12には電波の受信機や、
受信した信号に基づいて電磁弁15を制御する制御回路
を備えている。なお、電波に代えて赤外線、可視光線、
紫外線などの光信号、超音波などの信号でもよい。その
場合は噴射装置12に光センサや超音波受信機などの検
出器を設けておく。このようにするとコードを省略する
ことができるので、設定装置11を使用者の枕元や室
外、屋外など、好みの場所に移動させるのができるので
便利である。さらに光信号の場合は、可視光線にする
と、ガラス越しなどの音響が届きにくい場所にも信号を
伝えることができる。
【0040】さらにこの実施形態では、噴射装置12が
複数基用いられており、設定装置11には、どの噴射装
置を作動させるかの選択ボタン43が設けられている。
なお、噴射装置12側に設けられる受信機44は1セッ
トとし、選択された噴射装置12の電磁弁15を操作す
るようにしている。各噴射装置12は、図1の噴射装置
12と同様であり、容器本体31、カバー37、電磁弁
15などを備えている。そしてそれぞれの容器本体31
には、異なる芳香剤を含む内容物が充填されている。そ
れにより使用者は、日毎に異なる香り、たとえばラベン
ダー、ジャスミン、柑橘系などの香りをセットの時に選
択することができる。さらに香りに対する慣れが少なく
なり、香りによる爽快感や覚醒効果が高くなる。
【0041】図5に示すエアゾールシステム46では、
設定装置11として通常の目覚まし時計を採用してい
る。他方、噴射装置12は、マイクロフォン47と、そ
のマイクロフォンが目覚まし時計の音を所定時間継続し
て検出したときに電磁弁15を作動させる制御装置48
を備えている。制御装置48は、検出すべき音の周波
数、波形など、目覚まし時計の出す音の特徴を記憶する
メモリーと、記憶していた特徴と実際に検出した音とを
比較する判断回路と、特徴が一致したときに電磁弁に信
号を発する回路とを備えている。メモリーにはあらかじ
め目覚まし時計のベルなどの音の特徴をマイクロフォン
47を経由して記憶させておく。他の点は図1の場合と
同様である。このものは、設定装置11は電池式、ある
いはゼンマイ式などの通常の目覚まし時計でよい。その
ため噴射装置のみ購入すれば、図1などのエアゾールシ
ステムと同様のシステムを構成することができる。
【0042】図5のエアゾールシステムの場合、目覚ま
し用としてだけでなく、薫蒸剤などを多量に噴射したい
ときなどに、音により噴射していることを使用者や周囲
の人に知らせることにも使用することができる。また、
設定装置11として、電話やパソコンを用い、特定の電
話番号からの電話や、特定のメールアドレスからのメー
ルなどを受信したときに特定の着信音を発するように設
定しておき、また制御装置も特定の着信音に反応するよ
うに設定しておくと、外出先から電話をかける、メール
を送るなどにより、噴射装置から噴射させることができ
る。さらにメール送信時刻を設定しておくと、その設定
時刻に噴射させることができる。この場合、送信時刻設
定用の携帯電話やパソコン自体を設定装置とすることが
できる。
【0043】前記実施形態では噴射装置の噴射の制御を
電磁弁で行っているが、ソレノイドアクチュエータなど
の電気式の駆動手段で噴射ボタンを直接押すようにする
こともできる。また、エアゾールバルブを省略して、電
磁弁のみで噴射の制御を行うこともできる。
【0044】図1などの実施形態では、設定装置11に
ブザー25を設けているが、照明や振動、あるいは送風
機など、他の注意信号手段を採用することもでき、それ
らを併用することもできる。送風機の場合は、噴射剤か
ら噴射された内容物を、その送風に乗せて使用者の枕元
などに送るようにしてもよい。その場合は狭い範囲に内
容物を噴霧することができるので、噴霧による覚醒効果
などが高くなる利点がある。
【0045】前記実施形態では、設定装置11と噴射装
置12とを分離し、両者をコードで連結しているが、両
者を一体化することもできる。また、図1の場合では、
電磁弁を操作する電源の入り切りの電圧自体が信号にな
っている。しかし逆に噴射装置12の側に電源を含めた
制御回路を設け、設定装置11には単にオン−オフなど
の接点信号を用いるようにしてもよい。
【0046】前記実施形態では設定した時刻に合わせて
噴射が始まり、あるいは停止するようにしているが、生
活での規則的な行為に対して噴射の開始および/または
停止を行うように設定するようにしてもよい。その場合
は、設定装置に上記生活の行為を検出するセンサあるい
はスイッチを設けておき、そのセンサないしスイッチの
出力を設定装置が取り込み、直ちに、あるいは一定時間
後に噴射装置に噴射信号を送り、ついで停止信号を送る
ようにすればよい。なお、噴射装置またはエアゾールバ
ルブ自体に、一定時間後に噴射を開始する遅延機構、あ
るいは一定時間後ないし一定量の噴射後に噴射を停止さ
せる一定時間噴射機構または定量バルブなどを用いる場
合は、設定装置側では噴射開始の信号のみを発信すれば
よい。
【0047】図6に示すエアゾールシステム50は、前
述の場合と同じ設定装置11および噴射装置12を備え
ており、さらに設定装置11には室内の明るさを検出す
る光センサー51が連結されている。光センサー51の
出力は、たとえば設定装置11の制御回路に接続し、光
センサー51の出力が設定値を超えたときに噴射装置1
2の電磁弁15に開く信号を送るようにする。光センサ
ー51と設定装置11の接続は有線でも無線でもよい。
停止の信号は、噴射の開始から一定時間後に発信すれば
よい。ただし光センサー51が検出する光が前記設定値
あるいは他の設定値より下がったときに停止するように
することもできる。
【0048】前記光センサー51は、たとえば窓52の
近辺や、玄関のドア53の近辺に配置する。その場合
は、朝起きると窓52やカーテン54を開ける、外出時
に玄関のドア53を開ける、などの日常生活に基づい
て、使用者が意識せずに自然と噴射装置12のエアゾー
ル製品から噴射が行われる。すなわち窓52やカーテン
54あるいはドア53を開けると、外からの光が室内に
入り、光センサー51がその光を検出し、設定装置11
を経由して噴射装置12のエアゾール製品14から、芳
香剤や清涼化剤などが噴射される。
【0049】また、光センサー52を窓の外やベランダ
などの室外に配置して室内側に向けておき、犬猫用忌避
剤を充填したエアゾール製品14を使用した噴射装置1
2を室外に配置しておくこともできる。その場合は、暗
くなるとカーテンを閉めるという生活行為に基づき、室
内からの漏れる光がなくなり、光センサー52がそのこ
とを検出する。それにより設定装置11を介して噴射装
置12を操作し、犬猫用忌避剤が噴射される。その場合
は微量噴射を継続して行うのが好ましい。犬や猫は暗く
なるとベランダに入って来易くなるので、これを防ぐこ
とができる。
【0050】また浴室やトイレの電気照明の近辺に光セ
ンサーを配置しておき、電気をつけるとセットされ、電
気が消えると噴射するように構成することもできる。そ
の場合は使用者が入室している間は噴射が行われず、退
室すると同時に、あるいは一定時間をおいて噴射され
る。たとえば浴室の場合は、入浴後、浴室内の電気照明
を消すと、防かび剤や芳香剤などを含むエアゾール組成
物を噴射させれば、つぎに入る使用者が快適になる。ト
イレの場合は、トイレから出た後、電気照明を消すと芳
香剤や消臭剤などを含むエアゾール組成物を噴射するよ
うにする。
【0051】また、冷蔵庫の扉を開けると内部照明が点
灯するが、光センサーを内部照明の光を検出するように
設置しておき、冷蔵庫の内部に消臭剤などを噴射する噴
射装置を設置してもよい。その場合は冷蔵庫の扉を開く
と内部照明が点灯し、消臭剤などを含むエアゾール組成
物が噴射される。
【0052】なお、光センサーは、自然光や人工照明な
どの元々ある光を単に受けるだけでなく、たとえば人が
通る通路を遮るように発射された光ビームを受けるよう
に配置してもよい。その場合は、その通路を人が通った
ことを光センサーが検出し、それに基づいて芳香剤、消
臭剤、清涼化剤などのエアゾール組成物を噴射させるこ
とができる。なお、特定の条件(たとえば特定の時間
帯)の下でビームを発射させるようにすると、その条件
と人が通ったという条件の両方の条件が満たされたとき
に噴射させることができる。
【0053】生活上の行為を検出するセンサーとして、
温度センサー、湿度センサー、音響センサーなど、種々
の物理量を検出するセンサーを用いることもできる。た
とえば温度センサーを用いる場合は、入浴後、浴室内の
温度が下がると、芳香剤などのエアゾール組成物を噴射
する、外出後、閉め切った部屋の温度が上がると消臭剤
などのエアゾール組成物を噴射させる、冷蔵庫の扉をあ
けると温度が上昇し、それを検出させて消臭剤などのエ
アゾール組成物を噴射させる、などの使用方法がある。
また、灰皿の近辺の温度を検出し、温度が上昇するとタ
バコの臭いを消す消臭剤を噴射する、といった用い方も
できる。
【0054】前記実施形態では、時計の機能(タイマー
機能)を備えた設定装置にセンサーからの信号を入力し
ている。それにより前述したタイマーの機能による設定
時刻の噴射と、生活行為に起因する噴射とを両方行うこ
とができる。しかし設定装置には必ずしも時計機能を設
ける必要はなく、単に生活行為を直接的または間接的に
検出するセンサーからの信号に基づいて噴射装置に噴射
・停止の信号を送るものであってもよい。
【0055】さらに前記実施形態では、センサーなどに
よる電気信号や、設定装置が発する電気信号を噴射装置
に送るようにしているが、電気信号に限るものではな
く、光信号、あるいは音響信号、ケーブルなどを用いた
機械的な信号を採用することもできる。さらに生活行為
に基づいて機械的な変化を生ずる機構を構成し、その機
械的な運動に基づいて噴射装置のバルブを直接開閉する
ように構成してもよい。
【0056】図7に示すエアゾールシステム60は、水
洗トイレの水タンク61に水流を検出する検出機構62
を設け、その検出機構62の運動を出力信号としてエア
ゾール製品63から内容物を噴出させるものである。こ
の検出機構62は、水タンク61の上部の蛇口から流出
する水を受けるスプーン状の受け部材64と、その受け
部材を傾動自在に支持し、かつ、元の状態に戻るように
バネなどで付勢されている支持部材とからなる。支持部
材は水タンク61あるいは壁65などに取り付けられて
いる。支持部材としては、ティルト型バルブを備えたエ
アゾール製品63を用いるのが好ましい。その場合は受
け部材64をバルブの操作部材66に直接取り付けるこ
とができる。
【0057】このものは、受け部材64に落下する水の
重みで受け部材64が傾き、それによりバルブのステム
が傾き、エアゾール製品63から消臭剤などのエアゾー
ル組成物を噴射する。なお、支持部材としてバネで元の
位置に戻るように付勢されたレバーを用いることもで
き、あるいはバネ自体を支持部材とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアゾールシステムの一実施形態を
示す正面図である。
【図2】 そのエアゾールシステムにおける設定装置の
概略回路図である。
【図3】 図3a〜eはそれぞれそのエアゾールシステ
ムの作用を示すタイムチャートである。
【図4】 本発明に関わる噴射装置の他の実施形態を示
す要部断面正面図である。
【図5】 本発明のエアゾールシステムの他の実施形態
を示す正面図である。
【図6】 本発明のエアゾールシステムのさらに他の実
施形態を示す斜視図である。
【図7】 本発明のエアゾールシステムのさらに他の実
施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 エアゾールシステム 11 設定装置 12 噴射装置 13 コード 14 エアゾール製品 15 電磁弁 21 本体 22 表示部 22a 時針 23 操作ボタン 24 電源コード 25 ブザー 26 時刻設定針 31 容器本体 32 エアゾールバルブ 33 ステム 34 噴射ボタン 35 ノズル 36 噴射孔 37 カバー 38 係合溝 39 ピン 40 噴射装置 41 エアゾールシステム 42 噴射装置 43 選択ボタン 44 受信機 46 エアゾールシステム 47 マイクロフォン 48 制御装置 50 エアゾールシステム 51 光センサー 52 窓 53 ドア 54 カーテン 60 エアゾールシステム 61 水タンク 62 検出機構 63 エアゾール製品 64 受け部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 AA01 AA07 AA12 AA16 CB07 CB47 CB53 CB65 CB66 CC02 CC21 CC31 DA62 DA63 EA01 FA01 FA04 FA08 FA11 FA13 FA14 3E014 PB07 PD01 PD02 PE14 PE16 PE21 PE22 PE30 PF07 PF09 4F033 RA02 RC03 RC24 4F035 AA02 BA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日常生活での規則的な行為に対して噴射
    すべき条件を設定する手段と、設定した条件が満たされ
    たときに信号を発信する手段とを備えた設定装置と、加
    圧状態で内容物を充填した容器本体および前記信号に基
    づいて容器と外部の連通/遮断を行うバルブを有する噴
    射装置とを備えたエアゾールシステム。
  2. 【請求項2】 前記設定手段があらかじめ所定の時刻を
    設定するものである請求項1記載のエアゾールシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記設定装置の設定する条件が、特定の
    行為が行われたこと、またはその行為が行われてから一
    定時間が経過したことである請求項1記載のエアゾール
    システム。
  4. 【請求項4】 前記設定装置からの信号に基づいて作動
    する注意信号発生手段をさらに備えている請求項2記載
    のエアゾールシステム。
  5. 【請求項5】 前記設定装置の時刻設定手段が複数の時
    刻を設定できるものであり、信号発信手段が第1の時刻
    にバルブを開く信号を発信し、第2の時刻に注意信号発
    生手段に信号を発信するものである請求項4記載のエア
    ゾールシステム。
  6. 【請求項6】 前記バルブが開く大きさおよび/または
    時間を変えることができるものであり、かつ、前記信号
    がバルブの開く大きさおよび/または時間の信号を含ん
    でいる請求項1のエアゾールシステム。
  7. 【請求項7】 前記噴射装置を複数備えており、それぞ
    れの噴射装置の容器本体に異なる内容物が充填されてお
    り、前記設定装置に噴射させる噴射装置を選択する選択
    手段が設けられている請求項1記載のエアゾールシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記噴射装置が容器本体と外部との連通
    /遮断を制御するエアゾールバルブと、そのエアゾール
    バルブを開き状態に維持するロック機構と、エアゾール
    バルブと噴口との間に介在される電磁弁とを備えている
    請求項1記載のエアゾールシステム。
  9. 【請求項9】 前記信号発生手段の発生する信号が音響
    信号であり、前記噴射装置がその音響信号を検出するマ
    イクロフォンを備えている請求項1記載のエアゾールシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記信号発生手段の発生する信号が光
    信号であり、前記噴射装置がその光信号を検出する検出
    器を備えている請求項1記載のエアゾールシステム。
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